ジェニファー・アニストンが、スマート・ウォーターの新しいテレビCMで妊婦姿になった。ブラッド・ピットと結婚している頃から、いつ子供を生むのかと質問され続けてきたが、そんな状況をあえて笑いのネタにした。その他の情報コマーシャルは、約2分半。アニストンの家のセキュリティテープが盗まれたという設定だ。外に出る時はコルセットで締め付けているが、自宅の中に入った瞬間、コルセットをはずして大きなお腹を披露。「三つ子ちゃん、どうしている? 喉が渇いているでしょう?」とお腹の子たちに声をかけて、アニストンはスマート・ウォーターを飲む。庭のプールの水も、すべてスマート・ウォーター。ジミー・キメル演じる彼女の息子がプールで遊びたいと言い、「2階に行って昼寝をしなさい」というシーンもある。アニストンは2007年からスマート・ウォーターのイメージパーソンを務め、これまでにもビルボードや数々の広告に登場している。アニストンに出産経験はなく、彼女がいつ子供をもつのかは、メディアの長年の関心事だ。現在の婚約者ジャスティン・セローとつきあい始めた時も、「結婚よりも先に子供を作ろうと決めて努力している」という報道がさかんに流れたが、現在も彼女が妊娠している様子はない。文:猿渡由紀
2012年09月19日6日から開催されていたトロント映画祭が、現地時間16日に閉幕した。観客賞を受賞したのは、デビッド・O・ラッセル監督の『Silver Linings Playbook』。園子温監督の『希望の国』は、今年新設されたNETPAC賞を受賞した。その他の写真カンヌやヴェネチア映画祭と違い、トロント映画祭では、映画祭が選んだ審査員が話し合って賞を決めることはしない。観客もチケットを買って映画を観られるオープンな映画祭で、観客が投票する観客賞が最高賞となる。『アメリカン・ビューティ』『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』など、トロントで観客賞を取った映画がオスカーで作品賞を取ったケースは多く、近年、トロントの動向はますます注目されている。『Silver Lining Playbook』は、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロらが出演し、家族の関係を描く、笑いと感動にあふれる物語。次点はベン・アフレックが監督する『アルゴ』。1979年に起こったイランにおけるアメリカ人捕虜救出の裏側にあった本当の作戦を描く、スリル満点の娯楽作だ。また、ミッドナイト・マッドネス部門で上映された作品を対象にする観客賞は、マーティン・マクドナー監督の『Seven Psychopaths』に贈られた。園子温監督の『希望の国』が受賞したNETPAC賞は、Network for the Promotion for Asian Cinemaが選出するもので、今年新設されたもの。トロントでワールドプレミア、あるいは海外プレミアをしたアジア映画の中から選ばれる。『希望の国』は10月20日(土)、『アルゴ』は10月27日(土)日本公開。『Silver Lining Playbook』の日本公開は未定。『希望の国』10月20日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー『アルゴ』10月27日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文:猿渡由紀
2012年09月19日ケイティ・ホームズがスタイリストのジーン・ヤングと共に設立したブランド「ホームズ&ヤング」が、ニューヨーク・ファッションウィーク(別名メルセデス・ベンツ・ファッションウィーク)に初登場した。本格的なショーではないが、これまでよりステップアップした形でのお披露目だ。「ホームズ&ヤング」の2013年春夏コレクションを見ようと、現地時間12日、リンカーン・センターに特設されたテントには、多くのバイヤーやファッションエディターなどが出席。今回のプレゼンテーションは、モデルがキャットウォークを歩く形式ではなく、ゲストたちが静止したモデルたちの間を歩いて回るスタイル。メイクはホームズのスポークスパーソンを務めるボビー・ブラウンが担当した。黒の革ジャケットと黒のパンツ、白のブラウスというスタイルで現れたホームズは、「これまではホテルの部屋でバイヤーだけを相手に服を見せていた。ブランドは成長しているけれども、そこからいきなりビッグなショーに移行するより、このほうが自然だと思った」と語っている。『ニューヨーク・タイムズ』紙のファッションエディターは、「どれも、とてもケイティらしい」とコメント。『InStyle』誌は黒と白のドレス、『GLAMOUR』誌はネイビーのジャケットを褒め称えた。文:猿渡由紀
2012年09月13日トム・クルーズとケイティ・ホームズの娘スリちゃん(6)が、アメリカ時間11日に、小学生になった。学校はニューヨークにある新設の私立校だ。スリちゃんが通うのは、ニューヨークのチェルシー地区に今週開校したばかりのアベニューズ・スクール。高校まで一貫して通える私立校で、今年、700人以上の生徒が入学したという。スリちゃんは、白のワンピースにピンクのヘアバンド、ピンクのバックパックというスタイルで初登校。ホームズが運転する車が学校の駐車場に到着すると、パパラッチや他の生徒の親が、待っていましたとばかりにカメラを向けた。ホームズはこの秋、新作劇『Dead Accounts』でブロードウェイのステージに立つ。共演は2度トニー賞に輝くノバート・レオ・バッツ、演出は3度トニー賞を受賞したジャック・オブライエン。一方クルーズは、10月から、桜坂洋の同名小説を映画化する『All You Need Is Kill』の撮影に入る。監督はダグ・リーマン、共演はエミリー・ブラント。文:猿渡由紀
2012年09月12日ブレイク・ライヴリー(25)とライアン・レイノルズ(35)が、9日夜、電撃結婚した。結婚式の場所は、映画『きみに読む物語』の撮影が行われたチャールストン郊外のブーン・ホール・プランテーションだ。ライヴリーとレイノルズの出会いは、2011年公開作『グリーン・ランタン』。だが交際を始めたのは昨年秋のこと。撮影が行われた2010年、レイノルズはスカーレット・ヨハンソンと結婚しており、ふたりはあくまで友達だった。レイノルズとヨハンソンは2010年末に離婚を申請。ライヴリーは昨年夏から秋にかけてレオナルド・ディカプリオと交際、破局後にレイノルズとつきあい始めた。今年初めにはニューヨーク州ベッドフォードに家を購入。お互いの家族を訪ねる姿も目撃されており、結婚も近いのではと噂はされていた。結婚式では、ライヴリーの友人、フローレンス・ウェルチがライブ演奏。ドレスはマルケーザで、ウエディングケーキはヴァージニア州からデリバリーされた。ブーン・ホール・プランテーションは古い歴史を誇るプランテーションで、今も使われており、恋愛映画『きみに読む物語』で、アリー(レイチェル・マクアダムス)とノア(ライアン・ゴズリング)が出会うシーンで使われたロマンチックな場所だ。ライヴリーは2010年12月に、ゴズリングと短い交際をしている。文:猿渡由紀
2012年09月11日クリスチャン・ベールが、ガン患者の4歳の男の子とその家族をロサンゼルスに招待し、ディズニーランドで一緒にランチを楽しんだ。男の子の母が、フェイスブックで感激のコメントを掲載している。ベールの招待を受けた男の子は、オハイオ州在住のジェイデン・バーバー。2年前からガンを患っており、骨髄移植が効かなかった時は回復の見込みはないと思われていたが、今になって回復の兆しを見せ始めているという。母シャーリーン・バーバーは、ベールとジェイデンの写真をフェイスブックにアップ。ベールと彼の妻、娘に会った喜びを、「あの3人はこの世の中で最もすばらしい人たち。この旅行の手続きは、全部クリスチャン本人がやってくれました。そして私たちをまるで王様のように扱ってくれたのです。ジェイデンは彼らに会って感激していましたが、彼らもジェイデンに会ったことを同じくらいうれしく思ってくれていたみたいです」と報告した。ベールが一般人に対して善意の姿勢を見せたのは、ここ2ヶ月で2回目。7月に、彼と妻は、コロラド州で起こった乱射事件の被害者を病院まで訪ねている。文:猿渡由紀
2012年09月10日トロント映画祭が、現地時間6日に開幕した。今年の開幕作品は、『LOOPER/ルーパー』。ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、ライアン・ジョンソン監督が、会見で映画への思いを語った。その他の情報本作の舞台となる近未来では、30年後の世界から送り込まれる人間を殺す通称“ルーパー”たちがいた。だが、ある時、すご腕“ルーパー”のジョーが直面した男は、30年後から送られてきた自分だった―。“今”のジョーを演じるのはゴードン=レヴィット。彼の30年後を演じるのはウィリス。ジョンソン監督は、『BRICK〈ブリック〉』に出演したゴードン=レヴィットに早くからこの構想を話しており、彼をイメージしてジョーというキャラクターを書いたと会見で明らかにした。「当時、僕は、フィリップ・K・ディックにはまっていて、彼の作品を連続して読んでいたんだ。短編として書き始めたけど、次第にアイデアが広がっていったのさ」。未来のジョー役をオファーされたウィリスは、「脚本があまりに賢くて、読み終えた直後に、僕はこれに出ると宣言していたよ」とコメント。もし、実際に過去の自分に直面することができたらどんなアドバイスをするかと聞かれると、人生というものはほんの先のことすらわからないものだと指摘した上で、「何事も真剣に取りすぎるなと言うね」と語った。トロント映画祭は現地時間16日まで。『LOOPER/ルーパー』は1月12日(土)日本公開予定。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)日本公開予定取材・文・写真:猿渡由紀
2012年09月07日オスカー狙い作品として期待が寄せられているアン・リー監督の『Life of Pi』から、トビー・マグワイアの出演場面がカットされることがわかった。インド系中心の無名キャストの中で、ひとりだけ浮くというのが理由のようだ。『Life of Pi』は、11月に北米公開が予定されているアドベンチャー大作。マグワイアが演じるのは、主人公をインタビューするライターの役だ。出演時間は短く、すでに撮影は終わっているが、リー監督は編集過程で、この役をもっと名前が知られていない俳優に演じさせることに決めたという。無名キャストばかりの映画であることから、マグワイアのような有名スターが出てくるのは不自然に感じたということだ。マグワイアは、「この役に違う方向性を持たせるというアンの決定を支持します。アンはこの映画について、かなり多くのことを僕と分かち合ってくれました。僕がこれまで観せてもらったかぎりでは、とても美しい作品です」とコメントを発表。一方でリー監督は、「ほかのキャストと統一性を持たせるための決定。トビーのことは尊敬していますし、将来また一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と語った。リー監督とマグワイアは、『スパイダーマン』でマグワイアが有名になる前に97年作の『アイス・ストーム』で組んでいる。マグワイアは、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』にも出演しているが、公開がこの冬から来年夏に延期になっている。文:猿渡由紀
2012年09月06日ラッセル・クロウが、ニューヨーク近辺の海でカヤックをこいでいるうちに迷い、救助される事件があった。ケガはなく、本人は「良い冒険だった」とコメントしている。クロウは、現在、ニューヨークでダーレン・アロノフスキー監督の『ノアの方舟(原題)』を撮影中。撮影が休みの先週土曜日午後、友人と共に、ロングアイランドでカヤックに乗って海に出たが、暗くなってから迷ってしまったらしい。夜10時ごろ、パトロールしていた沿岸警備隊が、助けを求めるクロウに気づいて、彼を近くのハンティントン・ベイまで連れて行ったということだ。日曜日になって、クロウは、救助してくれた人々に対する感謝の言葉をツィート。また、「僕たちは、自分たちがどこにいるか正確にわかっていた」ともコメントし、「すばらしい冒険だった」とつけ加えた。『ノアの方舟(原題)』の撮影は、7月末にスタート。北米公開は2014年3月を予定している。本作は、ノアの箱船の話を壮大なスケールで描く話題作で、クロウは主人公ノアを演じる。ほかにエマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ジェニファー・コネリー、ローガン・ラーマンらが出演する。文:猿渡由紀
2012年09月04日マイケル・クラーク・ダンカンが、アメリカ時間3日に、ロサンゼルスで死亡した。54歳だった。ダンカンは7月に心臓発作で倒れ、治療を受けていた。身長195cmの大きな体とやさしい笑顔で知られるダンカンは、シカゴ出身。ロサンゼルスに移住してからは、ウィル・スミスやジェイミー・フォックスのボディガードを務めていた。ブレイクのきっかけとなったのは、トム・ハンクス主演、フランク・ダラボン監督の『グリーンマイル』。この作品で、オスカー助演男優部門にノミネートされた。ほかの出演作に『アルマゲドン』『デアデビル』『シン・シティ』『アイランド』などがある。ダンカンは、7月13日に心臓発作で倒れ、治療を受けていたが、回復しなかったらしい。婚約者オマロサ・マニゴールトは、「みなさんのお気持ちに感謝します。今はプライバシーを尊重してください。彼の人生を祝う集いについては、また後日、お知らせします」と声明を発表。訃報を受けて、トム・ハンクスは「マイクを失ってとても悲しい。『グリーンマイル』の現場において、彼はとても貴重な発見だった。彼はマジックのような存在で、愛に満ちた人だった」とコメントしている。文:猿渡由紀
2012年09月04日今月17日に撮影開始予定だったジェラルド・バトラー主演作『Motor City』の撮影が、一時的に停止状態に陥った。クルーも解散されたが、映画の製作自体は続行する形で努力が進められているという。『Motor City』は、アルバート・ヒューズが監督を務めるアクション映画。バトラーのほかに、ゲイリー・オールドマン、ミッキー・ローク、エイドリアン・ブロディ、アンバー・ハードらが出演する。バトラー演じる主人公は刑務所から出てきたばかりの男で、復讐しようとするリベンジの物語らしい。プロデューサーはジョエル・シルバー。今月17日の撮影開始を目指して準備が進められていたが、先週末、突然にしてクルーに帰宅命令がおりたという。理由は、北米の配給をするワーナー・ブラザースが、北米公開日を来年3月31日と決めたことにあるらしい。そうなると、ポスト・プロダクションの期間が12週間しかないことになる。プロデューサーたちは、スポークスパーソンを通じ、「複雑なビジュアルエフェクトも必要とされるにも関わらず、ポスト・プロダクションにこれほど短い期間しか与えられないことがわかったため、製作を延期するという決断に達した。クオリティを妥協することなく、この映画を3月31日までに届けることは不可能」とコメントしている。同作品はエメット/ファーラ・フィルムズ、エンヴィジョン・エンタテインメント、フォーサイト・エンタテインメントらが出資するインディーズ映画で、ワーナーは出資していない。文:猿渡由紀
2012年09月03日今、乗りに乗っているライアン・ゴズリングが、ついに監督デビューを果たす。主演には『MAD MEN マッドメン』のクリスティーナ・ヘンドリックスが決まっている。『ラブ・アゲイン』『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』『ドライヴ』など、最近出演作が相次いでいるライアン・ゴズリングは、多忙な合間にも自分の脚本を書き、監督デビューに向けての努力を続けていた様子。タイトルは『How to Catch a Monste』。ファンタジー・ノワールで、モダンなフェアリーテールの要素もあるという。撮影は来年春開始。来月6日にスタートするトロント映画祭で海外の配給権を売る計画だ。主演のヘンドリックスは、ゴズリングと『ドライヴ』で共演しており、現在、アメリカで最もセクシーな女性のひとりとして注目を集めている。また、ゴズリングは、本業である俳優業のほうも、あいかわらず多忙なようで、トロント映画祭では、『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督と再び組む主演作『The Place Beyond the Pines』が世界初上映される。共演はブラッドリー・クーパーとエヴァ・メンデス。そのほか、7月にコロラド州で起きた乱射事件のため延期になった『Gangster Squad』も、来年1月北米公開の予定だ。文:猿渡由紀
2012年08月30日リンジー・ローハンに、警察が新たな聞き込み要請をしている。6月の車の事故の際、警察に対して虚偽の発言をした疑いだ。今年6月、撮影現場に向かう途中で車の事故を起こした際、ローハンは「自分は運転していなかった」と警察に語ったが、実際には彼女が運転していたことから、虚偽発言の疑いで警察が事情聴取を求めているもの。警察にウソを語るのは犯罪で、1年間刑務所に入れられる可能性もある。またローハンは、18日に、パーティの最中にハリウッドヒルズの個人宅から10万ドル相当の時計、サングラスなどを盗んだ疑いもかかっており、ローハンはその件を否認している。盗んだのはアンドリュー・ナイトという別の人物だと主張しているらしい。ナイトは否定、警察もローハンの線で捜査を進めているようだ。被害者のサム・マジッドは、ローハンに問い正した時、「泥棒に盗まれたらいけないと思って家の中に隠した」と言ったと警察に語っている。ローハンは、昨年、ジュエリー店から2500ドル相当のネックレスを盗んだ疑いで逮捕されており、現在執行猶予中。文:猿渡由紀
2012年08月29日ジェシカ・アルバが、3年半ぶりに髪をブロンドに染めた。まもなく『シン・シティ』続編の撮影に入るためだ。アルバは髪を染める過程をツィッターでファンに報告している。来年10月北米公開予定の『Sin City: A Dame to Kill For』でのアルバの役柄は2005年に公開された2作目と同じ、ストリッパーのナンシー・カラハン。全体はブロンドだが、頭のてっぺんのほうは茶色っぽいのがナンシーのヘア。アルバはL.A.のビバリー・ブルバードにあるエスティロ・サロンでこの髪に変身した。カラーを始める前、アルバは悲しそうな表情の写真と共に、「Bye bye, brown hair」とツィート。それからまもなく、ブロンドになった自分の姿をお披露目した。その翌日には射撃場で銃を撃つ練習をしており、役作りのための準備を着々と進めているようだ。アルバは最近、ロバート・ロドリゲス監督の『Machete Kills』の撮影を終えたばかり。『Sin City…』もロドリゲスとフランク・ミラーの共同監督で、2作連続でロドリゲス作品を撮影することになる。最近作『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』もロドリゲス作品。ふたりの娘の母になってから、映画の仕事はややスローダウンしてきたアルバだが、今年初めには、環境にやさしいベビー用品のウェブサイト「honest.com」を立ち上げている。文:猿渡由紀
2012年08月28日最もホットなアクションスターに成長したクリス・ヘムズワースが、過去4年間所属したエージェンシーを離れ、当分はエージェント無しで行くつもりらしい。ヘムズワースがこれまで所属してきたエージェンシーのIFAは、社長のアイリーン・フェルドマンが直接彼を担当してきたが、ここ2か月ほどの間、ヘムズワースとフェルドマンの間には意見の食い違いが多かったらしい。ヘムズワースはこの後、『マイティ・ソー2』『アベンジャーズ2』が決まっており、さらに先月には、スティーブン・スピルバーグから『Robopocalypse』への主演をオファーされたばかり。『スノーホワイト』の続編も、彼が主役になる可能性が高い。フェルドマンとのいさかいは、『マイティ・ソー2』の交渉をめぐって激しくなり、さらに『Robopocalypse』が追い打ちをかけたという。今、最も期待される俳優とあって、ほかのエージェンシーがこぞって彼を欲しがるのは間違いないが、彼は当分、ほかのエージェンシーとのミーティングを持つつもりはないらしい。ただ、ロア・マネージメントというマネージメント会社には所属しており、ここを離れる予定はない。弟リアム・へムズワースと、ハリウッド進出を計画している兄ルーク・へムズワースもロア・マネージメントに所属している。文:猿渡由紀
2012年08月27日ポール・ハギス監督の次回監督作『Third Person』に、豪華なキャストが集まりつつある。3つの違った話が平行して進むラブストーリーのようだ。現在、出演が決定しているのは、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニスのほか、リーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、ケイシー・アフレック。映画は、恋の始まり、真ん中、終わりなど、違った恋愛のステージにある男女たちを描く人間ドラマ。パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に、別々の物語が平行して展開する。ハギス監督は脚本とプロデュースも兼任。撮影は10月17日、ローマでスタートの予定だ。『クラッシュ』で監督デビューを果たし、作品部門と脚本部門でオスカーを受賞したハギス監督は、その後、『ミリオンダラー・ベイビー』『007/カジノ・ロワイヤル』『硫黄島からの手紙』などの脚本も手がけ、高く評価された。だが、監督第2作目の『告発のとき』、3作目の『スリーデイズ』は不振に終わっている。この夏、北米で爆発的にヒットした『Ted』に出演したクニスは、今、キャリアが絶好調。次回作は来年公開のサム・ライミ監督作『Oz: The Great and the Powerful』だ。『オズの魔法使い』のプレクェルに当たるこのアドベンチャー・ファンタジー映画には、フランコも出演する。ニーソンの次回作は2008年にスマッシュヒットした『96時間』の続編。ワイルドはまもなく北米公開される『The Word』でブラッドリー・クーパー、ゾーイ・サルダナと共演する。文:猿渡由紀
2012年08月23日映画監督トニー・スコットの訃報を受けて、デンゼル・ワシントン、トム・クルーズら、親しかった人々が悲しみのコメントを寄せている。また、ABCニュースはスコットが脳腫瘍をわずらっていたと報道したが、遺族は否定、後に「脳腫瘍説には疑いがある」と訂正した。その他の情報スコット監督の最後の作品となった『アンストッパブル』をはじめ、5作品でコラボレーションをしてきたワシントンは、「トニー・スコットは偉大な監督で、すばらしい友人だった。彼がいなくなってしまったなんて信じられない。彼は人生と映画の芸術に情熱をもっていた。その情熱を僕たちと分かち合ってくれた。ご冥福をお祈りします」とコメントを発表。『トップガン』『デイズ・オブ・サンダー』で組んだクルーズも、「トニーは僕の大切な友達だった。彼がいなくなってしまって悲しい。彼は自分らしさを持ったクリエイティビティにあふれる人だった」とし、遺族への思いやりの言葉を添えた。弟の死の知らせを受けて、ロンドンで新作『The Counselor』を撮影していたリドリー・スコット監督は、急遽撮影を中断し、ロサンゼルスに向かっている。撮影は最低でも1週間中止になると見られるが、いつ再開されるかはわかっていない。同作品にはブラッド・ピット、マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ぺネロペ・クルスが出演する。スコット監督が撮影準備をしていたプロジェクトの運命も不明だ。『トップガン』続編は来年にも撮影を開始し、2014年の公開を目指していた。ほかにも、『Narco Sub』『Lucky Strike』、また1968年の西部劇『ワイルドバンチ』などの企画を抱えていた。これらのプロジェクトに関わる人々は、ここ数週間、スコット監督は「仕事への意欲にあふれており、変わったところはまったく見られなかった」と語っている。文:猿渡由紀(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年08月22日現地時間(アメリカ)19日午後、橋から飛び降り自殺をしたトニー・スコット監督。近しい関係の人が匿名でABCニュースに語ったことから、スコット監督が手術が不可能な脳腫瘍をわずらっていたことがわかった。『トップガン』『クリムゾン・タイド』『アンストッパブル』など大ヒット映画で知られるスコット監督(68)は、現地時間19日午後、ロサンゼルス近郊サンペドロで橋から飛び降り、自殺をした。近くに停められていた黒のトヨタプリウスの中には連絡先のリストがあり、後に彼のオフィスで遺書が発見された。遺書は妻と双子の息子たちに宛てられていたという。目撃者の話によると、スコットは、プリウスを橋の上に停めた後、2~3メートルあるフェンスを乗りこえて、ためらいもなく飛び込んだということだ。有名映画監督の突然の自殺に、ハリウッドは大きな衝撃を受けている。先週彼と話したという関係者によると、彼は『トップガン』続編の製作準備に意欲的に取り組んでいたらしい。続編も、1作目同様スコットが監督、トム・クルーズが出演することになっており、クルーズは17日にも役作りのためネバダ州の空軍基地を訪れていたそうだ。また、スコット監督は『トップガン』続編より先に『Narco Sub』というアクション・スリラーを監督する予定で、つい最近は兄リドリー・スコットと共にプロデュースを手がけるクリスチャン・ベール主演作『Out of the Furnace』の撮影を終えたところだった。リドリーと共にプロデュースをするテレビドラマ『グッド・ワイフ』は、今年のエミー賞にも複数部門でノミネートされている。スコット監督はイギリス生まれ。3人兄弟の末っ子で、画家、CM監督を経て映画監督に。2度の離婚歴を持ち、3度目の妻ドナ・ウィルソンとの間に双子の息子をさずかり、ビバリーヒルズに在住していた。文:猿渡由紀
2012年08月21日論議を呼ぶ作品で知られるデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の次回作に、シャイア・ラブーフが出演することになった。セックスシーンは見せかけではなく本当にやるという条件で、ラブーフは了承しているという。『メランコリア』が上映された昨年のカンヌ映画祭の記者会見で、フォン・トリアー監督は、「次はポルノを撮る」と宣言していた。その時は、冗談とも取れる口調だったが、どうやら本気だったようだ。次回作のタイトルは『The Nymphomaniac』で、自分の中に潜んでいた性的欲望に気づいた女性の物語だという。ラブーフは、MTVニュースに対して「この映画は、見ているままのもの。脚本にも『全部本当にやる』と注意書きがある」と語っている。また彼は、フォン・トリアー監督について、「彼はとても危険な監督。彼の映画に出ることが恐ろしくてしかたがない。だからこそ自分はこれをやるべきだと思った」とも語った。フォン・トリアー監督は、過激なバージョンと、やや抑えたバージョン、2パターンに編集するつもりでいるという。『トランスフォーマー』を終えた後、ラブーフは、個性的なインディーズ映画を好んで選んでいるようだ。今年のカンヌ映画祭で上映された『Lawless』はその代表で、禁酒法時代のアメリカを舞台にしたバイオレントなドラマ。共演はトム・ハーディ、ガイ・ピアース、ジェシカ・チャステイン。また、その次に公開が予定されている『The Company You Keep』では、ロバート・レッドフォード、ジュリー・クリスティ、リチャード・ジェンキンスと共演する。文:猿渡由紀
2012年08月20日キアヌ・リーブス、真田広之、浅野忠信らが出演する『47RONIN』の公開日が、またもや延期になった。もともとの予定は今年11月。当初の予定よりも1年以上遅れて2013年12月に北米公開の予定となった。ユニバーサル映画が製作する『47RONIN』は、18世紀を舞台にした3Dアクション映画。真田、浅野のほか、菊地凛子、赤西仁、柴咲コウなど、日本のスターが多数出演する。監督はCMを手がけてきたカール・リンシュで、劇場用映画はこれが初めて。予算オーバーを含め、製作上のトラブルはいろいろ噂されてきており、再撮の必要もあるとのことで、今年4月、ユニバーサルは北米公開を11月から来年2月に延期すると発表したが、今月15日、ユニバーサルは、さらに公開を来年クリスマスに延期すると発表。ロンドンで行われるビジュアルエフェクトの作業がオリンピックのせいでできなかったことも理由のひとつにあるらしい。公開の延期には、「出来が悪いのではないか」というネガティブなイメージがつきまとうもの。しかし、本当にひどければ、スタジオはクリスマスという貴重な公開日を割り当てることはしないはず。1年以上待った甲斐があったと思える、良い作品になっていることを期待したいところだ。文:猿渡由紀
2012年08月16日スタンリー・トゥッチ(51)が、エミリー・ブラントの姉でリテラリー・エージェントのフェリシティ・ブラント(31)と極秘結婚していたことがわかった。トゥッチは2009年に妻と死別している。ふたりを引き合わせたのはトゥッチと『プラダを着た悪魔』で共演したエミリー・ブラント。エミリーはトゥッチに好感を持ち、姉を紹介したのだという。ふたりの婚約は8ヶ月ほど前にわかっていたが、極秘結婚していたことは、今月6日、ふたりが結婚指輪をはめてメリル・ストリープの新作映画『Hope Springs』の試写会に出席したことから明らかになった。記者に結婚したのかと聞かれて、トゥッチは「イエス」と答えたらしい。家族や親しい人たちを招いての正式な結婚式も、近いうちに行うつもりでいるようだ。トゥッチは今年、北米で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』に出演。この秋には、第2部にあたる『The Hunger Games: Catching Fire』の撮影に入る。妻ケイト・トゥッチとは1995年に結婚し、3人の子供をもうけたが、乳がんが原因で死別した。文:猿渡由紀
2012年08月09日ケネス・ブラナー監督、クリス・パイン主演で製作される“ジャック・ライアン”シリーズの新作映画に、ケビン・コスナーが出演することになりそうだ。ほかにもコスナーは、リュック・ベッソンからもオファーを受けており、来年夏には“スーパーマン”の新作映画『マン・オブ・スティール(原題)』に出演する。キャリアのピークを越えて久しいケビン・コスナーだが、今年はテレビのミニシリーズ『Hatfields & McCoys』がサプライズヒットし、再び注目を集めた。同番組は今年のエミー賞に22部門でノミネートされている。ケネス・ブラナー監督で新しくよみがえる“ジャック・ライアン”シリーズで、コスナーが演じることになりそうなのは、ライアン(クリス・パイン)の指導者的人物。過去作には登場していない新しいキャラクターだそうだ。ジャック・ライアンは過去にハリソン・フォード、アレック・ボールドウィン、ベン・アフレックらが演じてきた人気キャラクター。原作はトム・クランシーの小説で、映画が作られるのは2002年の『トータル・フィアーズ』以来のこと。一方、リュック・ベッソンがオファーしているのは『Three Days to Kill』というタイトルのアクション・スリラー。コスナーの役は、死を目前にしている殺し屋で、最後の仕事を引き受けながら、娘との関係を修復しようとしている男らしい。ベッソンは、本作ではプロデュースにとどまり、監督はしないらしく、監督は未定。マックGが興味を示しているらしい。来年夏公開の『マン・オブ・スティール(原題)』での役は、クラーク・ケントの父親役。この作品はすでに撮影を終えている。文:猿渡由紀
2012年08月08日マコーレー・カルキンが、ナタリー・ポートマンの結婚式に出席していたことがわかった。今年2月にひどく不健康な状態の写真がマスコミをにぎわせ、最近もまた、ドラッグ中毒で死も近い状態という報道が出たばかりだ。『ホーム・アローン』の子役で有名になったカルキンは、同じく子役としてブレイクしたポートマンと長年の友達で、どちらも31歳と同年齢でもある。カルキンは、『ブラック・スワン』でポートマンが共演したミラ・クニスと8年間も交際していたこともあり、ドラッグにはまったのはクニスとの破局がきっかけという説もあるが、彼のパブリシストは、「彼はドラッグ中毒ではない」と主張している。カルキンは7人兄弟の3番目で、父の意向で、4歳でデビュー。『ホーム・アローン』の大ヒットのおかげで、10歳の時にはすでにミリオネアになっていた。だが、後に父に対する不満を公言するようになり、自分の資産に両親が手をつけられないように法的手段を取ったことで、両親とは今も不和が続いている。また、17歳で結婚するも、2年で離婚。2004年にはオクラホマ州でマリファナ所持の容疑で逮捕されている。現在はニューヨークの高級アパートメントに在住。8階のフロアを全部占領しているらしい。金持ちの若者とつるんで行動することが多く、真偽は不明ながら、ヘロインや痛み止めの処方薬を常用していると言われている。文:猿渡由紀
2012年08月07日ナタリー・ポートマンと、コレオグラファーでダンサーのベンジャミン・ミルピエが、4日に極秘結婚式を挙げていたことがわかった。ふたりは結婚指輪を今年2月からはめており、結婚式はすでにどこかで極秘になされたものと想像されていただけに、注目を集めている。ウエディングの会場は、カリフォルニア州ビッグ・サーの個人宅。ユダヤの伝統に基づくセレモニーだったという。午後8時に開始され、暗闇の中での式だったと報道されている。それ以上の詳細は明らかになっていない。ポートマン(31)とミルピエ(35)は、『ブラック・スワン』の撮影がきっかけで知り合いに。ふたりの間には13ヶ月になる男の子アレフ君がいる。ポートマンは2010年12月に妊娠と婚約を公にした。『ブラック・スワン』でオスカー主演女優賞に輝いたポートマンは、受賞スピーチで、「(母親という)人生で一番大切な役を与えてくれてありがとう」とミルピエに感謝を捧げている。今年のオスカーに、ふたりは結婚指輪と見られる指輪をはめて出席。プライバシーを重視するポートマンはノーコメントで通したが、ジュエリーデザイナー、ジェイミー・ウォルフがふたりの指輪を作ったことを認めたため、ふたりはすでに極秘に結婚したのだと思われていた。文:猿渡由紀
2012年08月06日大人気歌手のテイラー・スウィフトが、ロバート・ケネディ・Jr.の息子コナー・ケネディと交際を始めたことがわかった。ケネディ一家も、彼女のことは気に入っている様子だ。交際は、スウィフト(22)とコナー(18)が、ケネディ一家のほかのメンバーと一緒にセイリングをする姿が目撃されて発覚。ふたりは仲良く手をつなぎながら、風景を眺めていたという。出会いのきっかけは、コナーの叔母ロリー・ケネディが娘ふたりを連れてスウィフトのコンサートに行ったこと。「私たちは良い友達になり、そこからすべてが始まった」とロリーはコメントしている。彼女はまた「テイラーは素敵な女性。私たちは彼女が大好き」とも語っており、コナーの祖母エセルも、将来、もしスウィフトがケネディ一家の一員になることがあっても歓迎だと示唆した。スウィフトは、過去に、ジョナス・ブラザースのジョー・ジョナス、『トワイライト』シリーズのテイラー・ロートナー、ジェイク・ギレンホール、ジョン・メイヤーなどと交際してきた。歌手としてはあいかわらずの大人気を誇るが、まもなく日本公開のアニメ映画『ロラックスおじさんの秘密の種』では声の演技にも挑戦している。文:猿渡由紀
2012年08月03日恋人クリステン・スチュワートの浮気が発覚し、荷物をまとめてふたりの家を出て行ったロバート・パティンソンが、カリフォルニア州オハイにあるリース・ウィザースプーンのバケーションホームに隠れていることがわかった。スチュワートとの関係を続けるか、絶つかは、まだ決心していないらしい。その他の情報パティンソンとウィザースプーンは、『Vanity Fair』と『恋人たちのパレード』で2度共演している。スチュワートと『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督の浮気の証拠写真がマスコミをにぎわせた時、ウィザースプーンは彼に、オハイの家を隠れ家として提供したようだ。この家は、ウィザースプーンが5年前に700万ドルで購入したもの。テネシー生まれのウィザースプーンが、「ここに来ると、カリフォルニアにいながらテネシーにいる気分になれる」という閑静な場所だ。馬、ブタ、4匹の犬など動物もたくさん飼っているという。現在の夫でタレントエージェントのジム・トスとの結婚式もここで行われた。スチュワートの裏切りにパティンソンはひどく心を傷めており、スチュワートから電話がかかってきても、いっさい取らない状態。近しい人の話によると、彼女と別れるのか、やり直すのか、まだ決められないでいるそうだ。だがふたりには11月に北米公開の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』のプロモーションが控えている。同作品を配給するスタジオは、「俳優たちの私生活についてはコメントしないのがスタジオのポリシーだが、この作品の11 月公開に向けては万全の態勢で行くつもりだ」と、宣伝活動をスローダウンするつもりはないことを主張している。文:猿渡由紀
2012年08月03日ジャック・ニコルソン主演、スタンリー・キューブリック監督で大ヒットした『シャイニング』に、プレクェルと続編の話が同時浮上している。続編小説は確実なようだが、プレクェル映画はまだ構想の段階だ。1980年の『シャイニング』は、ホラー・ミステリーの傑作として映画史上に名を残す作品。30年以上たつ今になって、ワーナー・ブラザースは、この作品の前章に当たるプレクェル映画を考え始めているようだ。スタジオ側は「公式ではない」と主張しているが、すでに『ブラック・スワン』『ゾディアック』を書いたブラッドリー・フィッシャーや、『アバター』『シャッター アイランド』のレータ・カログリディスに脚本についての打診をしているらしい。一方で原作者スティーブン・キングは、すでに続編の執筆を完了。『Doctor Sleep』というタイトルで、アメリカでは来年1月に出版される予定だ。映画化権はまだどこも取得していないが、時間の問題と思われる。続編とプレクェル、どちらが先に出来るのか、またジャック・ニコルソンが演じた狂気の男ジャックの若き日あるいは老後の姿を演じるのはどの俳優になるのか、気になるところだ。文:猿渡由紀
2012年07月30日2010年の『マチェーテ』の続編『マチェーテ・キルズ(原題)』に、レディ・ガガが出演することがわかった。ロバート・ロドリゲス監督によると、ガガのシーンはつい最近撮影し終わったということだ。『マチェーテ』にも、当時すでに警察や裁判所のお世話になりっぱなしだったリンジー・ローハンが出演するなどしていたが、続編にも、人種差別発言が問題となったメル・ギブソンや、レギュラー出演していたテレビ番組から追放されたチャーリー・シーンなど、論議を呼ぶ俳優が出演する。主演は前回に続いてダニー・トレホ。1作目に出演したジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲスも戻ってくる。ほかに今回は、ヴァネッサ・ハジェンズや、ジョニー・デップとの関係が噂されているアンバー・ハードも新登場する。ストーリーの内容、ガガの役どころともに明らかになってはいないが、今回は宇宙規模の大きなスケールになるということだ。3作目も念頭に入れているというロドリゲス監督は、『マチェーテ・キルズ(原題)』を撮影し終わった後、すぐに『シンシティ2』の撮影に入る予定。『マチェーテ・キルズ(原題)』は来年北米公開予定。日本でも来年公開されることが決まっている。『マチェーテ・キルズ(原題)』2013年公開文:猿渡由紀
2012年07月30日二部作の予定で製作されている『ホビット』が、三部作になるかもしれない。撮影を終了したピーター・ジャクソン監督は、3つ分の映画を作るに十分な素材があると判断し、スタジオも大賛成のようだ。しかし決定するには、権利の保持者や出演俳優の同意が必要となる。その他の情報『ロード・オブ・ザ・リング』のプレクエルにあたる『ホビット』は、第一部が今年12月、第二部が来年12月に公開される予定。撮影は2作まとめて行われ、最近終了した。しかし、今になってジャクソン監督が、三部作にしたいと考え始めたようだ。そのほうが当然全体の興行成績がより大きくなるため、配給のニューライン・シネマを傘下に持つワーナー・ブラザースも大賛成。『ハリー・ポッター』に次いで、『ダークナイト』という大ヒットシリーズが終了してしまう今、ワーナーにとっては、まさに大歓迎のニュースと言える。しかしゴーサインが出るためには、出演俳優や、この作品の権利を分かち合うさまざまな人たちの同意を得なければならない。俳優たちは2作分の契約をしているため、3作できるとなると、当然ギャラは再交渉ということになる。マーティン・フリーマン、イアン・マッケランとの交渉は、すでに始まっているらしい。『ハリー・ポッター』や『トワイライト・サーガ』シリーズは、最終章をふたつの映画に分けて成功した。『ハンガー・ゲーム』シリーズも原作は三部作だが、3作目をふたつに分けることが決定している。だが、これらの作品では、ふたつに分割することは最終章の撮影開始前に決められており、『ホビット』のように撮影が終わってから変更されるのは珍しいことだ。文:猿渡由紀
2012年07月27日『トワイライト』シリーズのキュートなカップル、クリステン・スチュワート(22)とロバート・パティンソン(26)の関係に大きな危機が訪れている。スチュワートと『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督の情事が発覚し、その事実を知ってうちのめされたパティンソンは、荷物をまとめてふたりが同居するL.A.の家を出て行ったようだ。その他の情報スチュワートとサンダース監督(41)の情事が明らかになったのは24日のこと。真剣な不倫ではなく、気まぐれの情事だったらしいが、スチュワートとパティンソンは、ハリウッドで最もホットなカップルなだけに、ニュースはたちまち世界をかけめぐった。翌日、スチュワートは『People』誌に対し、「私の大切な人たちに恥ずかしい思いをさせ、また傷つけてしまったことを謝罪します。一時的な気持ちの間違いのせいで、私が愛し、尊敬する人、ロブ(・パティンソン)のことを犠牲にしてしまいました。私は彼のことを愛しています。ごめんなさい」と、パティンソンに対する謝罪文を発表した。追ってサンダース監督も、家族に対する謝罪文を発表している。サンダース監督の妻はモデルで女優のリバティ・ロス(33)。『スノーホワイト』にも、クリステン・スチュワートの実母役で登場している。だがパティンソンはひどく傷ついており、26日には荷物をまとめて家を出て行ったらしい。スチュワートとパティンソンの出会いは『トワイライト~初恋~』での共演。ふたりは私生活でも恋人関係であることを長い間隠していたが、少しずつ公にし始め、最近では外で堂々とキスする姿も目撃されるようになっていた。『トワイライト』シリーズは、今年11月北米公開される『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』で終了する。文:猿渡由紀
2012年07月27日