2月24日(金) より角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほかで全国公開されるドキュメンタリー『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』より、TBS DOCSチェアマンである爆笑問題・太田光のメッセージ映像が公開された。1967年2月の放送直後から抗議が殺到し、閣議でも偏向番組や日の丸への侮辱として問題視され、郵政省がTBSを調査するに至ったTBSドキュメンタリー史上最大の問題作『日の丸』。本作は、時代の寵児・劇作家の寺山修司が構成を担当し、普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を人々に投げかけた同ドキュメンタリーを、半世紀の時を経て『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』として現代に蘇らせた作品だ。公開されたメッセージ映像では、太田が本作を観た感想や作品から感じ取ったことを話す様子が収められ、映像の中で太田は「テレビが変わろうとしていた時代のキッカケになったような番組」だと『日の丸』のことを評論。「どう表現するかというのは、テレビマンとして色々考えていたんだろうと思うと、その時代の事は凄く興味があるので、それを今やってみてどうなるか」と、本作の面白かった点をあげ、さらに「とにかくアポなしで、(一般の人に)パッと質問を矢継ぎ早にぶつける映像を見るだけでも興味深い。寺山さんが考えていた問題定義とは、一体どこなんだろう」と寺山が『日の丸』に込めた本意について考えを巡らせた。そして、「日本人って、無関心である人が大半で、ふわっとしてるんだよね。国家とか祖国ってものに対して、強い思いをあまり持ってない。僕はそこが日本人のしたたかさであり、あやふやさで、外国からは非難されるけど、そこが日本人の良さだと思う」と、激動の時代を経てきた日本人について語った。最後は「あなたにとって日の丸とは何か?という質問を過去と未来の日本人に問い続け、そして日本人がどう変わったのか、あるいは変わってないのか、ということを感じさせてくれる映画となっております」とメッセージを締めくくった。TBS DOCSチェアマン太田光 メッセージ映像<作品情報>『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』2023年2月24日(金) 全国公開監督:佐井大紀出演:高木史子/シュミット村木眞寿美/金子怜史/安藤紘平/今野勉語り:堀井美香/喜入友浩(TBSアナウンサー)公式サイト:
2023年01月24日菅田将暉主演の人気ドラマを映画化する『ミステリと言う勿れ』で描かれるエピソードが、ファン待望の通称“広島編”であることが解禁され、原作者・田村由美が描き下ろしたイラストが公開された。放送終了後のSNSでは続編を期待する多くの声があげられ、さらに2022年日本民間放送連盟賞・番組部門 テレビドラマにて「優秀賞」を受賞したドラマ「ミステリと言う勿れ」。昨年、映画化発表がされた際には「続編を待ち望んでいました!めちゃくちゃ楽しみ!」「大好きな整くんにスクリーンで会えるなんて最高です!」など映画化を喜ぶ多くの声でSNSは盛り上がった。原作コミックス2巻から4巻で描かれている通称“広島編”では、広島を訪れた主人公の久能整(菅田将暉)が狩集家の一族の遺産相続の謎に巻き込まれるというストーリー。ドラマシリーズでも描かれなかったエピソードを、映画ならではのスケールの大きさと繊細かつ見ごたえのある濃厚な物語で紡ぐ。原作ファンの間でも特に高い人気を誇るエピソードであり、映画化が解禁された際にもSNSでストーリーに関する予想合戦が繰り広げられ、広島編の映画化を望む多くの声が挙げられていた。また、今回の広島編の解禁につき、広島の路面電車の前に佇む整のバックショット、さらには田村由美描き下ろしイラストも公開。後ろ姿の整と広島の街を走る路面電車・広電の哀愁が漂う雰囲気は漫画の中からそのまま出てきたかのように錯覚するほどの完成度で、見る人の心を温かく解きほぐすようなビジュアルに。描き下ろしのイラストでは整と広島編で描かれる狩集家をはじめとした個性豊かなキャラクターたちが大集合した豪華なイラストとなっており、今後解禁される俳優陣にも期待が高まる。『ミステリと言う勿れ』は秋、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年秋、全国東宝系にて公開予定©田村由美/小学館©フジテレビジョン
2023年01月24日透明感のある歌声と確かな歌唱力に加え、抜群の表現力を持ち、今ミュージカル界で最も信頼の厚い俳優のひとりである田村芽実さん。いま臨んでいるのは、アメリカンガールズコメディ映画を同名ミュージカル化した『MEAN GIRLS』。「人とどう向き合うかを描いた作品だからこそ、人間くさく演じたい」「原作の映画は以前から観ていたんですが、カラフルだしポップだし、女の子たちのキラキラだったり、逆に陰湿な生々しさもあって。コミカルだけどハッピーで、総じて好きな作品だったんです。今回その印象的なシーンやセリフがミュージカルになって、音楽の魅力が上乗せされて、映画とはまた違った面白さが生まれていると思います」作品は、アフリカ育ちの主人公・ケイディ(生田絵梨花)が初めてスクールカーストに直面し、翻弄される中で成長していくストーリー。田村さんが演じるのは、アートフリークで学校のはみ出し者のジャニス。「ミュージカルではストーリーテラー的立ち位置のキャラクターで、私が客席に呼びかけるところから物語が始まるんです。演出の小林(香)さんもおっしゃっていましたが、学園ドラマながら、人とどう向き合うかを描いた作品なんですね。社会の中で自分のアイデンティティを保ち、どう自分らしく生きるかが作品の核になる部分なので、泥くさく人間くさく演じたいと思っています」どんな役も、魅力的なキャラクターとして、ときに愉快に、ときに笑っちゃうほど憎らしく、ときにエモーショナルに演じてくれる人。「まず台本を読んで役の感情の通り道を探すようにしています。心情の変化がどこであるか、その人の正義がどこにあるのか。そこから稽古場に臨んで、演出家さんの意図を酌んだものに修正して…。最終的にはお芝居をする相手のセリフや表情、空気感から汲み取ったものから、心を動かすことを大事にしています」幼い頃からミュージカルに憧れ、アイドルの道を断って今の道へ。「ミュージカル『レ・ミゼラブル』にアンサンブルで出たいというのが夢で、何も持たずに事務所を飛び出しました。あれから少しずつ一歩一歩前に進んできたので、今が奇跡とは思わないけれど、こんなふうにミュージカルに出られていることに自分でもびっくりしています」『MEAN GIRLS』アフリカからアメリカに越してきたケイディ(生田)。これまで自宅学習で学校に通ったことがなく、当初は馴染めずにいたが、ある日、校内の人気者集団・プラスティックスに誘われて…。1月30日(月)~2月12日(日)池袋・東京建物 Brillia HALL脚本/ティナ・フェイ音楽/ジェフ・リッチモンド作詞/ネル・ベンジャミン演出・上演台本・訳詞/小林香出演/生田絵梨花、田村芽実、石田ニコル、内藤大希、松原凜子、松田るか、小野塚勇人(劇団EXILE)、中谷優心、黒須洋嗣、壮一帆ほかS席1万3500円A席9500円B席5000円ほかチケットスペース TEL:03・3234・9999福岡、大阪公演あり。たむら・めいみ1998年10月30日生まれ、群馬県出身。元アンジュルムメンバー。主な出演ミュージカルに『ジェイミー』『ヘアスプレー』など。ソロ歌手としても活躍中。ワンピース¥49,500(フミクinfo@fumiku.tokyo)トップスはスタイリスト私物※『anan』2023年1月25日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・小堂真里 インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年01月23日2月24日(金) より角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国公開されるドキュメンタリー『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』の予告編が公開された。1967年2月の放送直後から抗議が殺到し、閣議でも偏向番組や日の丸への侮辱として問題視され、郵政省がTBSを調査するに至ったTBSドキュメンタリー史上最大の問題作『日の丸』。時代の寵児・劇作家の寺山修司が構成を担当し、普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を人々に投げかけた作品が、半世紀の時を経て『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』として現代に蘇る。手掛けたのは、本作が初ドキュメンタリーとなる若干28歳の佐井大紀。「現代で同じ質問をしたら、果たして?」 という思いから自ら街頭に立ち、インタビューを敢行。1967年と2022年の2つの時代を対比させることにより「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせる。予告編では「TBSドキュメンタリー史上最大の問題作が現代に蘇る」というセンセーショナルなナレーションとともに、街ゆく人に「日の丸の赤は何を意味しているか」や「祖国と家庭どちらを愛しているか」といった、挑発的で無機的なインタビューを矢継ぎ早に行う様子が切り取られる。真摯に答える人、いらだちを露わにする人など、映し出されるのは過去、そして現代の日本と日本人の姿。「国家」とは何かを追い続けていた寺山による「挑発」に込められた思惑や驚異のトリックが、当時を知る関係者から赤裸々に語られる。『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』60秒予告<作品情報>『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』2023年2月24日(金) 全国公開監督:佐井大紀出演:高木史子/シュミット村木眞寿美/金子怜史/安藤紘平/今野勉語り:堀井美香/喜入友浩(TBSアナウンサー)公式サイト:
2023年01月11日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が15日、都内で行われた「日本中小企業大賞 2022」に出席した。「日本中小企業大賞 2022」は、参画企業と共に日本経済活性化に向けて活動する「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」において実施。“中小企業ならでは”の機動力、発想力、決断力、行動力といったメリットを活かし、自社や業界全体の推進力を高めて結果を残した企業を5部門(ベストプランニング賞、新規チャレンジ賞、スゴイ社員賞、働き方改革賞、SDGs賞)で表彰した。授賞式には、受賞者や審査員に加え、同プロジェクトのアンバサダーを務める市原隼人、紗栄子、滝川クリステル、田村淳、永作博美、藤原紀香、前田敦子、溝端淳平も登壇した。田村は「プロジェクトに携わらせてもらって一番感じているのは、皆さんが見つけた社会の課題や問題を自社でアイデアを出し合って解決していくというプロセスがものすごく感動する。日本の教育に足りてないところってこういうところなんじゃないかなと思っていて、今日登壇された方のコメントや、やっていることを子供たちに聞かせてあげたいなと思いました」とコメント。「今は大人たちだけの開催になっていますが、来年はもっと大きい会場になっていると思いますし、東京ドームとか貸し切って『日本中小企業大賞』をやれるように、逆にならないと。子供たちが皆さんの背中を見ることで、あんな大人になりたいというようなコミュニティに。来年はそういうことにも取り組んでいきたいと思います」とさらなる発展に期待した。そして、「僕も中小企業の経営者というか、田村亮という1人の人間しかいないタレント事務所の社長もやっています。遺書動画のサービスもやっています。新たにキャンピングカー屋さんを来年やろうと思って今、動いています」と新たな事業に向けて動いていることを明かし、「なので来年はこっち(アンバサダー)じゃなくてそっち側(受賞者)に行けたらなと思います」と冗談交じりに話して笑いを誘った。
2022年12月15日東京、文京区の弥生美術館では2023年1月6日(金) より『田村セツコ展』が開催される。1958年のデビュー以来、85歳になった今も活躍し続けている田村セツコは、女性イラストレーターの先駆け的存在。65年という長いキャリアの中で一貫して「カワイイ」を体現し続けてきた。そんな彼女の初期から近作までを紹介する同展は、本企画のために描き下ろした2点を含むイラスト原画約200点に加え、グッズや立体作品、思い出の詰まった品などを展示する。まず1階展示室では「少女の部屋」と題して、70年代に一世を風靡した、手帖やハンカチ、アクセサリーなど、かわいらしいセツコ・グッズがズラリと並ぶ。と同時に、ヒット&ロングセラーの『おちゃめなふたご』(ポプラ社)をはじめ、世代を超えて愛されている名作物語の挿絵の原画なども紹介。透明感のあるカラーイラストはもとより、印刷では表現しきれない鉛筆のあたたかみが感じられるモノクロイラストにも注目だ。また2階展示室では「おばあさんの部屋」として、85歳になってなお現役で活躍し続ける田村セツコの「いま」を、本人プロデュースの展示で紹介する。「不安を抱えていた若いころよりも、できることがたくさん増えた今の方が自由」という「すてきなおばあさん」になった田村セツコの、直筆コメントを添えた作品や思い出の品、また、創刊時から現在進行形で連載を続けているサンリオの機関誌『いちご新聞』の手書きの文字が添えられたイラスト・エッセイなども展示する。リアルタイムに少女時代を過ごした人には懐かしく、また若い世代にはそのあたたかく優しいイラストがかえって新鮮に感じられるに違いない。「進化し続けるすてきなおばあさんで、永遠にあの頃の少女である」田村セツコという人間に、魅了される人は多いだろう。『おちゃめなふたごのさいごの秘密』(ポプラ社1986年)(C)田村セツコ『白髪の国のアリス』より(集英社2022年)(C)田村セツコ/集英社『きらら』9月号表紙(小学館2019年)(C)田村セツコ/小学館田村セツコ近影<開催情報>『田村セツコ展 85歳、少女を描き続ける永遠の少女』会場:弥生美術館会期:2023年1月6日(金)~3月26日(日)時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(1月9日は開館)、1月10日(火)料金:一般 1000円、大高 900円、中小 500円(竹久夢二美術館も観覧可)公式サイト:
2022年12月12日前代未聞の映像実験ドキュメンタリー『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が、2023年2月24日(金)より角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国公開されることが決定した。本作は、劇作家・寺山修司が構成を担当し、1967年に放送されたドキュメンタリーを基にリブートした作品。「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった本質に迫る質問を、街行く人々に次々とインタビューしていくさまを映し出した本作は当時、放送直後から抗議が殺到し、閣議で問題視されるなど、TBSドキュメンタリー史上、最大の問題作とも呼ばれた。「現代に同じ質問をしたら、果たして?」 という思いから立ち上がったのは、本作で初めてドキュメンタリーを手がけることになった若干28歳の佐井大紀。自ら街頭に立ち、1967年と2022年のふたつの時代を対比させることにより、“日本”や“日本人”の姿を浮かび上がらせた。解禁された特報映像では、“日の丸”について矢継ぎ早に質問を繰り出す、2つの時代の街頭インタビューの様子が切り取られている。普段は考えることのないような、挑発的な質問に対するインタビュー対象者の生々しい表情と戸惑いが印象的だ。“国家”とは何かを追い続けていた寺山修司が、この“挑発”に込めた思想や本当の狙いとは?寺山修司没後40年となる2023年によみがえる、“むき出しのドキュメンタリー”に注目だ。映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』特報『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』2023年2月24日(金)公開©TBSテレビ
2022年11月15日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優、歌手の田村芽実さんです。アイドルから俳優、歌手に転身。大舞台で演じ、美声を響かせる!ミュージカル『ヘアスプレー』に出演中。「1960年代アメリカの人種差別が背景にあるお話ですが、コメディタッチで楽しく観ていただけると思います。稽古もずっとヒールでダンスをしているのでしょっちゅう筋肉痛(笑)。歌う場面もたくさん!ミュージカルは音楽があって、会場のみんなをワクワクと明るい気持ちにさせてくれるところが好きです」。実はかなりの読書家。「地方公演のときは絶対に本を持っていくし、ホテルの近くの本屋さんで購入することも。早起きして、喫茶店で朝読書します」レコードを聴くことと読書が私の癒し。昭和歌謡のレコードを部屋の壁に飾ってます。本は寝る前に読むのが習慣。家ではラジオもよく聴いています。毎週聴く森山良子さんの『オールナイトニッポン MUSIC10』が好き。今年からガーデニングを始めました。種から育てた朝顔が庭一面に咲いてます。色んな花を育てるのが楽しい!たむら・めいみ1998年生まれ。アイドル活動を経て、2016年に俳優、歌手の道へ。上演中のミュージカル『ヘアスプレー』では、主人公のライバル・アンバーを演じている。※『anan』2022年9月28日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2022年09月27日全国218カ所のリアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求するハウスコム株式会社〔所在地:東京都港区 代表取締役社長執行役員:田村 穂 プライム市場 コード番号:3275、以下ハウスコム〕は2022年9月6日(火)15:00から「CNET Japan 不動産テックオンラインカンファレンス2022」([ ]に当社代表が「スマートな住まいや街がもたらす暮らしのイノベーション」をテーマに登壇いたします。2022年6月に行った部屋さがしに関する調査の結果や草加にある「ハラッパ団地」での地域によりそうコミュニティに関して当社代表が登壇し、当日は、CNET藤井編集長とのセッションを通して紹介予定です。■講演内容家探しがコミュニティ作りに変化~リアルとメタバース体験価値~ポストコロナ独自調査の結果、家探しは”自分のライフスタイルに合うか”を重視して探すニーズが高まってきています。お客様一人ひとりに最適なライフスタイル提案が行えるようなプラットフォーム構築の取り組みや団地を再生して、同じような価値観を持った人達が住まいの中でコミュニティができる企画の取り組み。また、将来においての取り組みとして、メタバース空間でのライフスタイル体験価値の可能性についてもお話させていただきます。■開催概要イベント:「CNET Japan 不動産テックオンラインカンファレンス2022」開催日時:2022年9月6日(火) 15:00~15:40配信方法:Zoomウェビナーにて開催参加費用:無料参加申込方法:下記URLよりお申込みいただけます。[ ]主催:朝日インタラクティブ株式会社メディアスポンサー:CNET Japan登壇者プロフィール経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。■前回のCNETイベント登壇時レポート不動産テックのハウスコムが目指す「多様性を源泉とした共創」から生み出される新しい変革とは[ ]「CNET Japan Live 2022」:2022年2月21日から3月4日開催■ハウスコムの部屋さがしに関する調査について『2022年度“部屋選び”に関する調査 ~ポストコロナの部屋選び~』「物件はスペックよりもライフスタイルに合うか」で選ぶ。コロナ前と比較して「街の雰囲気」をより重視URL:[ ]■ハウスコムの地域によりそうコミュニティ活性化の取り組みについてハウスコムとアミックスが地域コミュニティ活性化に向け業務提携築50年超の団地を再生した「ハラッパ団地・草加」にて交流の輪を広げる企画スタート~持続可能な社会に向けた「これからを生きるまちづくり」~URL:[ ]■ハウスコム会社概要全国218カ所のリアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求しています。これまでに電子申込やオンライン内見・契約などのテクノロジーを活用した不動産テックサービスを積極的に取り入れることで、お部屋さがしのサポートを強化すると共に、生産性に着目した歩合給制度導入など生産性向上にいち早く取り組むなど、不動産業界の働き方改革においても先行しています。会社名:ハウスコム株式会社(プライム市場 コード番号:3275)代表者:代表取締役社長執行役員 田村 穂所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー9階資本金:4億2463万円営業拠店:218拠点賃貸仲介店舗206店舗(ハウスコム直営183店舗・宅都直営22店舗・FC1店舗)法人営業オフィス3営業所(ハウスコム2営業所・宅都1営業所)売買センター1営業所リフォームコム8営業所(2022年9月2日現在)仲介件数:76,220件(2022年3月期)※ハウスコム単体URL:[ ]このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日玉城裕規と菊池修司のW主演による舞台『HELI-X Ⅲ~レディスピランセス〜』が、6月3日(金)~6月19日(日)、東京と大阪で上演された。その舞台の模様をレポートする。舞台『HELI-X』とは、脚本・毛利亘宏(少年社中)、脚色 / 演出・西森英行(Innocent Sphere)が手がけるオリジナル劇。2020年12月に第1弾が上演され、今作で第3弾を迎えた。物語の舞台は、第3次世界大戦後の極東の島国・大和。遺伝子工学の進歩により、人類は性別を自由に選択できるTRANS(トランス)技術を生み出し、性別の壁を越える新世界が作られた。しかし、施術を受けた者の中にまれに特殊能力を持つ者が誕生し、彼らはHELI-X(ヘリックス)と名付けられて人々に恐れられる存在となってしまう。やがて横行し始めたヘリックスによる犯罪や殺人事件を解決すべく結成されたのが、菊池修司演じるアガタタカヨシが所属する螺旋機関。そして、第1弾のラストでは、かつては追われる側であった玉城裕規演じるゼロも所属を決意し、2人はバディとなる。続く第2弾では、アガタの正体がゼロの元恋人カイだと判明。カイが死んだものとして復讐のためにトランス手術を受けたゼロは衝撃を受け、アガタもまた苦悶する。そんな矢先、ねじ曲げられていた過去の真実が明らかとなり、2人は再び敵と味方に別れてしまうのだった。過去を抱えきれず、何かに取り憑かれたように狂気を剥き出しにするゼロ(玉城裕規)。そして、アガタとカイ、2つの人生を背負い苦しむアガタ(菊池修司)。第3弾では、再びすれ違ってしまった2人の、せつない愛の物語が主軸となり物語が進んでいく。バディ解消後、ますます凶暴化していくゼロ。一方、アガタは司令官であるカンザキより、国際平和連盟なる組織から2人の招かざる客人のやってきたことを知らされ、2人の真の目的を暴くという予想外の使命に翻弄される。片時もゼロへの思いを忘れることはないものの、己の正義が指し示す方に足が向かってしまうのがアガタという男なのだ。2人が見せる強さと弱さ、揺れ動く思いが、ストーリーを右へ左へと揺さぶっていく。アガタの葛藤、ゼロの本心が前作にもまして丁寧に描かれるのだが、今回は、そんな2人の心境をビジュアル化すべく美しい舞台装置も加わり、エンターテインメント性も大いに増した。今作のもう一つの見どころが、国際平和連盟を名乗る新キャストの存在。美しい顔に冷徹の仮面をかぶるミステリアスなセーレを演じるのは彩凪翔。そして、巨大な戦斧を振りかざすスリリングなフルカスを演じるのは天真みちる。2人共、元宝塚歌劇団に所属していたスターであり、奇しくも同期。コンビネーションもバツグンに卓越した名演技を披露し、物語にさらなる緊迫感を呼び込んだ。詳しくは明かせないが、2人はある使命をたずさえていた。その目的はアガタとゼロ、そして全人類に関わる壮大なミッション。一体、敵なのか、味方なのかさえ分からない。その謎こそが物語の鍵であり、観る者への問いかけでもあり…。また、疾走感を増したストーリー性も注目すべきポイントだろう。今作は全員が主人公と言っても過言ではないほど、各キャラクターにスポットが当たり、息を飲む展開が連続する。どの組織にも属さず孤高の戦いを続けてきたクライ(宇野結也)、家族を惨殺され復讐に闘志を燃やすワカクサ(立道梨緒奈)を始め、前作までに語られた因縁に決着をつけていくのだが、1人1人がゼロとアガタを囲む脇役に甘んずることなく、驚きと感動を呼ぶ。これまで命令に従うだけだった、シュンスイ(松田昇大)ら螺旋機関のメンバーたちにも変化が現れていく。また、BlackBloodのレスター(服部武雄)も新たな衣装で再登場し、意外な活躍を遂げる。毎回、注目を浴びる異能力をぶつけ合うバトルシーンも華麗さが倍増した。シデン(後藤大)やイモータル(杉江大志)、前作で深い心の傷をおったサッドネス(星元裕月)なども、これまで見せることのなかった怒り、哀しみ、苦しみを剥き出しにして戦いに挑む。中には予想さえできなかった悲劇までも描かれ、各キャラクターの魅力がここにきて上書きされていった。前作、姿を消していたリュウジン(輝馬)は怪しい魅力を増して舞い戻り、ストーリーに深みを与える。その一方で、ゼロとアガタの思いだけは、ますます複雑に絡まり合っていった。刃を向ける相手も、背中を預ける相手までも目まぐるしく変わっていく。展開に重厚感が増した事で、誰が本当の敵なのかさえ、わからなくなってしまう。ヘリックスが統べる理想の世界を目指すオシリス(平野良)も、前作ではお人好しの顔を見せていた天才科学者のDr.皇(田辺幸太郎《少年社中》)も、信頼を寄せている司令官のカンザキ(久世星佳)さえも衝撃的な過去が明らかになり、その素顔が曖昧になってしまうのだ。何を信じて進むべきか、引くべきか…。大きな疑問と葛藤の末、追い詰められていくゼロとアガタ。救うべきは全人類か愛する人か!?究極の問いが突きつけられたとき、2人は選ぶべき答えを見つけようと激しく足掻く。果たして今度こそ、同じ未来を選ぶのだろうか?第1弾、第2弾以上に、緊迫感が張り詰める第3弾。最後の一瞬まで目が離せなくなること受けあいだ。今作、ゼロとアガタの愛の物語は一つの結論を迎える。しかし、カーテンコールで見せた玉城と菊池の熱い眼差しには、次なる物語への期待が込められているように見えた。舞台『HELI-X』は、まだまだファンの心を捉えたまま離してはくれないようだ。取材・写真・文:浅水美保
2022年06月29日アイドルグループ・櫻坂46の田村保乃、山崎天が出演する、「櫻坂46 新メンバーオーディション」の新CM2本が、13日に公開された。「坂道合同オーディション」から約4年ぶり、櫻坂46に改名後では初となる同オーディション。「咲かない⼈は、いない。」というテーマのもと、未来の櫻坂46メンバーを募集する。新CMは、田村と山崎の目元のアップを映し、これまでの映像を背景に「アイドルとは?」という問いに2人が答える内容。「田村保乃」編では、「10歳で初めてアイドルと出会った」というセリフからスタートし、レッスンやステージでのパフォーマンス映像と共に「誰かの生きる活力になれたらと思う。かつての私がそうだったように」「アイドルは私をつくってくれたもの」と凛々しい視線を向ける。一方、山崎の鋭い視線から始まる「山崎天」編。山崎が「アイドルは、なににでもなれるのが強み」「自由だけど、自由がないこともある」と語り、最後は「アイドルは自由な場所」と力強くメッセージを伝える。
2022年06月13日SNSの発展にともない、被害が増えているネットでの誹謗中傷。深刻な社会問題の1つであり、さまざまな対策がなされているものの、誹謗中傷の被害に苦しむ人は後を絶ちません。「僕に『SNSは向いていない』と伝えてくる人たちへ」2022年5月24日、お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんがTwitterを更新しました。誹謗中傷問題に真っ向から向き合い、意見を発信することも多い田村さんは、「ネットの罵詈雑言を気にするなんて、SNSに向いていない」といった声が送られてくることがあるといいます。田村さんは、そのような意見に対し「本当にSNSに向いていないのは、素性を隠して、罵詈雑言を飛ばしてスッキリしている人たち」と一刀両断しました。ネットの罵詈雑言を気にするなんて…SNS向いてない!と僕に伝えてくる人たちへ…本当にSNSに向いてないのは、素性隠して罵詈雑言を飛ばして、スッキリしてる奴らですよ…こんなの容認して、規約に則ってSNS使ってる人に対して向いてない!というのはお門違い過ぎるぜ!へっ!— 田村淳 (@atsushilonboo) May 24, 2022 許されない行動をしているのは、誹謗中傷をする側。「規約に則り、正しくSNSを使用している人たちに対して、『向いていない』というのはお門違いすぎる」とつづったのです。田村さんの投稿は、同じモヤモヤを抱えていた人たちの心を代弁する形になり、意見に賛同する声が多く見られました。・まさにその通りだと思います。相手を傷付けてスッキリなんて…悲しい世界ですね。・その通りです。相手を考えて発言できないならSNSをやめたほうがいい。・『いいね』を1億回押したいです。SNS上では、相手の顔が見えないため、直接話す時よりも言葉が強くなってしまうのかもしれません。しかし、どのような場面においても、人の心を傷つけるようなメッセージを送ることは許されないことです。その言葉が誰かを傷付ける可能性がないかを考えた上でメッセージを送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月25日アイドルグループ・櫻坂46の田村保乃、守屋麗奈が14日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2022 SPRING/SUMMER」に出席した。2人が登場したのは「Samantha Thavasa」のステージ。これまでグループとしてガルアワに出演したことはあったが、モデルとしては今回が初となった。田村と守屋は2ショットでウォーキング。田村がピンクとパープルと同系色でまとめたスタイルで、守屋は薄いオレンジカラーのシャツワンピースを着用。黒いベルトで全体を引き締めていた。ランウェイトップでは数回投げキッスをし、初々しいガルアワランウェイデビューとなった。また、同じステージにはガルアワ9回目となる土生瑞穂も登場。膨らみのある明るいパープルのトップスとピンクのパンツに合わせたのは、同ブランドの淡い桜色のショルダーバッグ。ステージにトップバッターを飾っていた。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催を延期しており、2019年9月以来2年半ぶりの開催となる。今回のテーマは、“女の子はきらきら輝き続ける”という思いを込めて「STAY GOLD ~Keep on girls story~」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2022年05月14日寺山修司命日に捧ぐ初期短歌や昭和精吾がよんだ弔辞の再現、遺稿の詩などマイクと生演奏で語る90分昭和精吾事務所(代表:こもだまり)主催、寺山修司命日公演詩劇『われに五月を2022』が2022年5月4日 (水・祝) ~2022年5月5日 (木・祝)に高円寺K’sスタジオ(東京都杉並区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter(@showa_terayama) 装置もなく語りだけで情景を鮮明に想起させる昭和精吾の技法による《言語の洪水》を浴びよ!マイクを使い、彼の詩や短歌をたたみかける。寺山修司命日、もっともソリッドな形式で送る詩の激流、『われに五月を』!マイクを用いて語る元 天井桟敷・昭和精吾の技法により、寺山修司の言葉の力を、その情景を鮮明に想起させる昭和精吾事務所。本公演のキャストはこもだまり、西邑卓哲、梶原航、常盤美妃と、オーディション通過者の上入佐 秀平。5日夜の回のみ特別ゲストとして演劇実験室◎万有引力に在籍20年となる森ようこが出演。また、初代代表である故・昭和精吾は映像で、こもだと長篇叙事詩『李庚順』を上演する。劇音楽アルバム「仮面劇・犬神」は今夏全国発売。音楽監督は西邑卓哲(ACM:::/FOXPILL CULT)。ゲストとして J・A・シーザーが 1 曲書き下ろし、吉田達也(ドラム)ほか、声の出演で新高けい子(元 演劇実験室◎天井桟敷)、小林桂太・森ようこ(共に演劇実験室◎万有引力)、 白永歩美(月蝕歌劇団)、紅日毬子(虚飾集団廻天百眼)ら現代のアングラ界の俳優が参加する。本公演にて、音源に収録される新高けい子の音声も一部公開される。※演劇実験室◎天井桟敷、万有引力の「◎」は中が●が正式表記過去公演より過去公演より【演目について】30分にわたって青森の母親殺しを語る『長編叙事詩 李庚順』は、こもだが昭和精吾映像とコラボで。詩人で寺山修司記念館館長・佐々木英明が構成した、初期短歌による『短歌掛け合い〜燃ゆる頬森番海の休暇』。1970年に寺山が主催した告別式で昭和精吾がよんだ弔辞『力石徹よ』と、その時歌われた『あるボクサーの死』の再現。寺山修司の遺稿と言われる詩『懐かしのわが家』などを、次々とマイクで語る。音楽は、昭和精吾が使ってきたJ・A・シーザー楽曲と、音楽監督・西邑卓哲による楽曲とアコギ生演奏で綴る90分。撮影:荒川れいこ[zoisite]/過去公演『氾濫原3』「曽根崎心中」舞台写真昭和精吾事務所1984 年設立。演劇実験室◎天井桟敷伝説のアジテーター[昭和精吾]の唯一無二の語りの 技術を継承する劇団。舞台装置もなく、語りだけで情景を鮮明に想起させる手法は「言語の洪水」と称され、中毒性を持つ。2015 年の昭和精吾の逝去を受け、現在は女優・演出家のこもだまりが二代目代表を務める。 昭和精吾と共に 17 年活動し、技法を継ぐこもだ、イッキ(アクロスエンタテインメント/ なめくじ劇場)に加え梶原 航(航跡)が新加入。音楽家で映像作家の西邑卓哲(ACM::: /FOXPILL CULT)が音楽監督を務める。 J・A・シーザーの楽曲による詩劇のほか、西邑卓哲の楽曲による映像音楽劇を製作。公演概要昭和精吾事務所寺山修司命日公演詩劇『われに五月を2022』公演期間:2022年5月4日 (水・祝) ~2022年5月5日 (木・祝)会場:高円寺K’sスタジオ(東京都杉並区梅里1-22-22パラシオン高円寺B1-100号)作:寺山修司音楽:J・A・シーザー/西邑卓哲構成・演出:こもだまり(昭和精吾事務所/ACM:::)音楽監督:西邑卓哲(昭和精吾事務所/ACM:::/FOXPILL CULT)■出演者こもだまり(昭和精吾事務所/ACM:::)西邑卓哲(昭和精吾事務所/ACM:::/FOXPILL CULT)梶原航(昭和事務所/航跡)常盤美妃(舞台芸術創造機関SAI)上入佐秀平【音声/映像出演】イッキ(昭和精吾事務所/なめくじ劇場/アクロスエンタテインメント)昭和精吾【特別ゲスト】(5日夜のみ)森ようこ(演劇実験室◎万有引力)[協力]テラヤマ・ワールド/寺山修司記念館/アクロスエンタテインメント/ACM:::/FOXPILL CULT/航跡/なめくじ劇場/舞台芸術創造機関SAI/演劇実験室◎万有引力■公演スケジュール5月4日(水祝) 19:005月5日(木祝) 15:00/19:00※開場は、開演の15分前■チケット料金一般前売:3,500円当日:4,000円24歳以下前売:2,500円当日:3,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月27日玉城裕規と菊池修司がW主演を務める舞台「HELI-X(ヘリックス)」のトークイベント第2弾『HELI-X Talk Meeting 2022』が、3月5日(土)、東京・日本教育会館(一ツ橋ホール)にて開催された。舞台「HELI-X」とは、毛利亘宏(脚本)と西森英行(脚色・演出)のタッグが手掛けるオリジナルシリーズ。遺伝子工学の進歩によって性別の壁を乗り越え、ヘリックスと呼ばれる特殊能力者となった者たちを中心に繰り広げられる、スペクタクルな近未来ストーリーである。2020年12月に初演、翌年10月には第2弾「HELI-X Ⅱ 〜アンモナイトシンドローム」を公演。そして、今回行われたトークイベントもまた昨年に引き続き第2回目の開催となる。この日の第一部に登壇したのは主演のゼロ役・玉城裕規さん、アガタタカヨシ役・菊池修司さんを筆頭に、星元裕月さん(サッドネス)、服部武雄さん(レスター)、松田昇大さん(シュンスイ)、輝馬さん(リュウジン)、平野良さん(オシリス)。さらに、次回作からの出演が決まった元・宝塚歌劇団の彩凪翔さん(セーレ)と天真みちるさん(フルカス)の9名。進行は、テレビ番組などでもMCを務めている平野さんが担当し、会場のファン、そして配信を通じて参加した全国のファンを大いに沸かせた。玉城裕規さんが演じるゼロは元女性の殺し屋。細部まで作り込まれたワイルドな衣装も注目だ菊池修司さん演じるアガタは秘密部隊「螺旋機関」の制服をまとってキリリと登場星元裕月さん演じるサッドネスは、ムチを武器に戦う美しくも悲しい役柄だが、この日は満面の笑みを見せてくれた悪の組織を束ねていたボスの息子・レスターを演じる服部武雄さんは第1作目以来の再登場となった松田昇大さんはシュンスイのトレードマークであるピンクのヘアスタイルで元気に登場したリュウジン役の輝馬さんは制服からの衣装チェンジ。イギリスの貴公子のよう!第3作目から出演する元タカラジェンヌの彩凪翔さん。貴婦人のようなドレス姿だが役名のセーレは悪魔の名前同じく元タカラジェンヌの天真みちるさんも悪魔の名前であるフルカスとして次回作から登場となるオシリス役の平野良さんがMC。舞台本番での冷徹な印象とは打って変わり気さくな表情で会場を盛り上げた脚本の毛利亘宏さんはスクリーンでの出演となったイベントは、毛利さんのビデオレターと共に開幕した。ここで初めて新キャスト2名の役名と、その由来が悪魔の名前だと発表。すると彩凪さんと天真さんは「初めて知りました」と、顔を合わせてワクワクとした笑顔を見せた。シリーズ第1作目『HELI-X』を名場面写真ともに紙芝居風に紹介引き続き始まった最初のコーナーは「HELI-Xスチール紙芝居」。まだHELI-Xシリーズを観戦したことがない人たちのために、第1作目の名場面の写真をスクリーンに映し出し、1枚ずつキャストを変えて紙芝居風に紹介した。順番はくじ引きで決定。司会の平野さんの「役者の力量が試されます!」の一言で、皆が個性を爆発させ思い思いのスタイルで朗読を始めるとツッコミと笑いの嵐に。おなじみのキャストたちが盛り上がる中、新メンバーの彩凪さん、天真さんが熱心にスクリーンに見入る姿は印象的だった。第2作目の名シーンを突然再現することになった菊池さんは照れまくり次のコーナーは、第2作目「HELI-X Ⅱ 〜アンモナイトシンドローム」のお気に入りのシーンを紹介する「HELI-X Ⅱ振り返りトーク」。玉城さんのお気に入りは、菊池さんが激しい頭痛でのたうつシーン。本番では菊池さんの名演技が際立つ緊迫の場面だったが、玉城さんが選んだ理由はそれではなく「叫び声が『ニャー!』と聞こえたから(笑)」とのこと。すると、菊池さんは納得できない顔をしつつも、リクエストに応えて再現を試みるのだが、恥ずかしさに耐えかねてもじもじしてしまった。そんなふたりの掛け合いがまるで兄弟同士のじゃれあいようでもあり、会場を和ませた。それぞれの思い出が発表される中、最も人気があったシーンが、司令官カンザキを演じる大御所女優の久世星佳さんと、不思議な万能キャラ・イモータルを演じた杉江大志さんのアドリブシーン。お笑いコントのような軽快な掛け合いが、キャストさえ知らされていなかった完全アドリブだったと知らされると会場のファンも驚いた様子に。このアドリブが次回作でも見ることができるのか、期待が高まるところだ。クイズコーナーはチームリーダー2人の素顔がよりあわらになり大盛り上がり!3つ目のコーナーは「HELI-Xクイズ」。玉城チームと菊池チームに分かれ、賞品の高級フルーツをかけて敵味方が入り混じってのクイズバトルを実施した。問題は、一般には知られていない作品裏話や、舞台上の演出などの超難問。両チームは苦戦しつつも和気あいあいと回答。珍回答も飛び出し、舞台本番では見ることのできない自然体の表情や笑い声が飛び交う楽しいひと時となった。賞品の千疋屋の高級フルーツ詰め合わせが登場すると「これ1万円だよ!」と驚く平野さんと星元さん内緒話をするように松田さんに回答を教える玉城さんの姿に、会場から「きゃっ!」と黄色い声がもれる一幕も菊池さんと輝馬さんの螺旋機関コンビは、真剣な表情で着実に正解を重ねていった勝利したのは菊池チーム。終始、ふざけあっていた玉城チームは一問も正解できずがっかりの様子特殊能力がHELI-Xの要だけに、様々な願望が飛び交った続いてはお客様からの質問コーナー。「サッドネスの他人と入れ替わる能力を手に入れたら?」の質問に、服部さんが「ゼロになって、時間を遡って学生時代に戻りたい」と回答すると、なぜかガラケーの話に発展。平野さんはガラケー時代に携帯ショップの販売員だったという意外な話に「ヘ〜!」の声がこだまし、キャストとファンの垣根を越えた一体感が生まれた。また、天真さんのポケモンの能力が欲しいというかわいい回答にも笑いが起きた。これからどんな能力を使えるのか楽しみだという天真さん最新作を紹介したのはキーパーソンになることが期待される新キャストの彩凪さん最後を締め括ったのが、この日、情報解禁となった第3作目『HELI-X Ⅲ〜レディ・スピランセス〜』の予告映像。これまでにないミステリアスな雰囲気に玉城さんが思わず「怖い…」ともらしたほどの迫力のある映像に、キャストたちも釘付けに。よりカッコよさを増した予告映像にキャストたちも釘付け前作のラストシーンで、バディを解消してしまったゼロとアガタ。次回作では再び思いが通じ合うのか?そして、それぞれのキャラクターたちが抱えている苦悩は解決されるのか?悪魔の名前を持つ新たな登場人物セーレとフルカスの能力と目的は?謎と期待が膨らむ中、登壇者たちは次回作への思いを述べた。玉城「予告を初めてみたのですが、3作目のこの世界観に驚いています。一体、どう始まり、どう終わるのか。そしてどこへ向かっていくのか…。不安もありますが、その中にワクワクもあります」菊池「これまで2作を演じて、アガタ、そして玉ちゃん演じるゼロの姿にもいろいろ考えさせられました。これからふたりがどうなっていくのかファンとしても楽しみです」最後に司会の平野さんからファンに向けて「愛してます!」の一言で大団円に。自粛期間での開催のため声援を送ることはできなかったが、言葉をこえるほどの大きな拍手が沸き起きおこりイベントは幕を下ろした。今から6月が待ち遠しくてならない。舞台『HELI-X Ⅲ〜レディ・スピランセス〜』の詳しい情報はこちら★チケット情報はこちら取材・写真・文=浅水美保
2022年03月23日田村薬品工業株式会社( 本社:大阪市中央区道修町2丁目1番10号 T・M・B道修町ビル、代表取締役社長:田村 大作 )は、2022年1月27日から「田村薬品工業 公式通販ショップ」にレシピページを公開いたしました。 背景リモートワークの増加や飲食店の営業時間短縮により、自宅で食事をする機会が増えている昨今、おうち時間を”健康に”楽しくすごしていただきたいという想いから「ハーバル レシピ」を開設いたしました。田村薬品工業は1980年に田村薬草園(奈良県御所市)を開園して以来、生薬やハーブなど薬用植物の栽培・研究を通して、健康を提案しています。植物研究と伝統的な薬膳の考え方を応用した、おいしく簡単なアレンジレシピや薬膳レシピの提案を通して、健康な食生活を応援してまいります。ページ概要「田村薬品工業 公式通販ショップ」で販売している商品を使ったアレンジレシピや、漢方の医食同源の考え方を取り入れた薬膳レシピを紹介するオリジナルレシピページです。現在のレシピに加え、旬のもの、カラダの状態や体質にあったメニューを順次追加してまいります。レシピ例ヤマイモの生姜焼き ヤマイモの生姜焼きアレンジレシピ例ゆず香るさっぱりチキンサラダ ゆず香るさっぱりチキンサラダ田村薬品工業 公式通販ショップ 公式Instagram「@store.tamura」 会社概要商号 : 田村薬品工業株式会社代表者 : 代表取締役社長 田村 大作所在地 : 〒541-0045 大阪市中央区道修町2丁目1番10号 T・M・B道修町ビル設立 : 1948年7月事業内容: 医薬品・医薬部外品の製造並びに販売、食品及び清涼飲料水の製造並びに販売、 医療機器の製造並びに販売、薬草栽培、その他以上に関する業務資本金 : 6000万円URL : 【本サイトに関するお客様からのお問い合わせ先】田村薬品工業 公式通販ショップE-mail: shin-ei@tamura-p.co.jp URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月27日寺山修司といえば、昭和に人気を博した劇作家であり詩人で歌人。軽妙でリリカルな文体で描き出す世界は、どこか妖しく不可思議でありながら、人間くさくてユーモラスでもある。いまだ根強いファンを持つ作家の20代後期の作で未上演となっていた戯曲『海王星』が、山田裕貴さん主演で上演される。寺山修司が書き下ろした未上演の幻の音楽劇が初演。「これまで映画にも舞台にもなっていない戯曲を、みなさんの前でお披露目できるというのは、とても光栄なことです。ただ…めちゃくちゃ難しい。最近自分がお芝居をしていて、どういう気持ちでここにいるのかわからなくなることってなかったんです。でも今回の役に関しては、自分の中で気持ちがうまく繋がらなくて、その状態のままセリフを発するということに、すごく難しさを感じています」そして一拍おいてから「この人がどういう声で話すのか。どんな間で、それがどれくらいの音圧でしゃべるのか。今、呼吸はどうなっていて、心臓のバクバクはどれくらいなのか。そんなところから悩んじゃって…」とも。つまり普段、そこまで追求し演じているということなのだろう。「考えすぎなのかもしれないですけど、一回違うと思い始めると細かいところまで気になってきちゃうんです。共演のみなさんはまず動いてみるということができるのですが、映像の仕事が圧倒的に多い僕には、頭と体を切り離して動くということがなかなかできないんですよね」演じるのは、船の難破で父を亡くした青年・猛夫。ホテルを舞台に、父への想いと、父と再婚するはずだった魔子に惹かれていく自身の恋心との狭間で苦悩する姿が描かれる。「演出の眞鍋(卓嗣)さんから説明していただいたのは、登場人物はみな、追い求める理想像とは違う現在の自分に劣等感を抱いている人たちだということ。その劣等感やコンプレックスを隠すために、夜な夜な集まってドンチャン騒いで寂しさを紛らわしている。理想と現実という両極端のベクトルが反作用を起こして、気持ちの中でゴチャゴチャしてほしい、役としても俳優としても内側にカオスを持っていてほしいと言われました。だから今は、そのカオスを一生懸命やろうとしています」いつだってそうやって悩み考えて考えて、あのどこか生々しさを感じさせる役が生まれてくるのだ。「不器用だからめちゃくちゃ考えるんだと思います。そうしながらやっていくうちに、わからなかった感情に気づいたり、しゃべる声や動きがしっくりくる瞬間があるんです。ただ、しっくりきすぎるのもよくなくて。きれいに見えすぎてしまっていないかということも、疑ってみないといけない。…なんか嫌なんです、“お芝居です”と見えてしまうことが。誰かの人生をのぞいているような感覚で観てもらいたいんです」映画にドラマにと今年最も活躍した俳優のひとりと言っていいだろう。「僕はまだ、こんな作品をやりたいです、と自分から言えるような俳優ではないと思っています。ただ、熱量を持って僕にぜひと言ってくださるならば、できる限り応えたいと思っています。今回の舞台もそう。声をかけてくださった方たちもだし、僕が出てるからと観に来てくださる方々、みんながよかったと思えるものにできたらと思っています。今回くらいカオスを抱えた役を演じるのは、もしかしたら初めてかもしれない。今はまだどう表現したらいいかわからないけれど、だからこそ表現の仕方が見つかった瞬間、すごく気持ちがいいかもしれないです」PARCO PRODUCE 2021 音楽劇『海王星』戦艦の船底にあるホテル。父親が乗った船が難破し、悲しみに暮れる猛夫(山田)の前に、父の婚約者の魔子(松雪)が現れる。互いに惹かれ合うが、死んだはずの父(ユースケ)が生還し…。12月6日(月)~30日(木)渋谷・PARCO劇場作/寺山修司演出/眞鍋卓嗣音楽・音楽監督/志磨遼平(ドレスコーズ)出演/山田裕貴、松雪泰子、清水くるみ、伊原六花、大谷亮介、中尾ミエ、ユースケ・サンタマリアほか全席指定1万3000円ほかパルコステージ TEL:03・3477・5858大阪、富山、宮城、青森、名古屋公演あり。やまだ・ゆうき1990年9月18日生まれ。愛知県出身。最近の出演作に、映画『東京リベンジャーズ』『燃えよ剣』など。主演ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジテレビ系)は今月放送予定。ジャケット¥91,300パンツ¥52,800(共にコモン スウェーデン/ジェムプロジェクター TEL:03・6418・7910)シューズ¥51,700(フェランテ/トゥモローランド TEL:0120・983・522)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年12月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・小林純子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年12月06日寺山修司が「天井棧敷」結成前の1963年に書いた未上演の音楽劇『海王星』が12月6日より、東京・PARCO劇場で初演される。それに先立ち、フォトコールと記者会見が開催され、出演する山田裕貴、松雪泰子、ユースケ・サンタマリア、音楽・音楽監督を務める志磨遼平(ドレスコーズ)、演出の眞鍋卓嗣が出席した。出港しない船上ホテルで、主人公・猛夫(山田)と父の婚約者・魔子(松雪)が出会い、愛し合うが、そんな2人の前に、海で遭難死したと思われていた父・彌平(ユースケ)が生還し現れる。山田がPARCO劇場の舞台に立つのは初めて。松雪は『藪原検校』、ユースケは『タンゴ・冬の終わりに』以来のPARCO劇場出演となる。山田裕貴山田は「僕ら登場人物の感情の奥の奥、隅の隅まで伝えるには、どうしたら良いか。相当の技量と精神力が必要だなと思うし、集中力を切らさず演じなければいけない」と初日を迎えて緊張した面持ち。「感情がフラットでいられるシーンがないので、苦しいですよ(笑)」と役柄を語り、「若輩者で未熟者で、力不足を感じている日々ですけど、それがやりがいですし、日々進化していく舞台になれば」と闘志を燃やしていた。松雪泰子この言葉に、松雪も「私のバディである山田裕貴くんと一緒に、緊張感を途切れさせず、最後まで表現していくのが大きな役割。そこに集中したい」と共闘を誓い、「これまでの寺山作品とは、また違った印象を受け取っていただける豊かな作品になるよう頑張りたい」と抱負のコメント。ユースケも「もっと違う次元の、今まであまり見たことない感覚になるはず」と手応えを示した他、「眞鍋さんは僕らに優しく真摯に寄り添ってくれる。僕、ガミガミ怒る演出家、嫌いなんですよ!」と暴走する場面もあった。ユースケ・サンタマリア昨年、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞及び、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した眞鍋氏が今回、PARCO劇場初進出を果たし「いよいよ来たかという感じ」と武者震い。「丁寧かつ大胆に練り上げ、作り上げてきた。フォトコールを見て、自分自身、鳥肌が立ち、ゾクゾクしている」と期待を寄せた。眞鍋卓嗣(演出)志磨遼平(音楽・音楽監督)かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの影響を大きく受けた志磨は「残されていた詩に曲をつけるわけで、恐れ多いですけど『作詞:寺山修司/作曲:志磨遼平』という共作ができるなんて、夢にも思わなかった」と感無量。作曲については「キャストの皆さんに当て書きした感覚」だと説明し、「実際にご本人に歌っていただけるのは光栄」と話していた。ドレスコーズによる生演奏も、本公演の大きな見せ場となる。取材・文・写真=内田涼【公演概要】PARCO PRODUCE2021音楽劇『海王星』作:寺山修司演出:眞鍋卓嗣音楽・音楽監督:志磨遼平(ドレスコーズ)出演:山田裕貴松雪泰子清水くるみ伊原六花佐藤誓冨永竜山岸門人澤魁士眼鏡太郎野々山貴之内田慈坪井木の実白木原しのぶ小山雲母片桐美穂金井美樹島ゆいか吉井乃歌大谷亮介中尾ミエユースケ・サンタマリア2021年12月6日(月)~2021年12月30日(木)会場:PARCO劇場※大阪(森ノ宮ピロティホール)、富山(オーバード・ホール)、宮城(東京エレクトロンホール宮城)、青森(弘前市民会館 大ホール)、愛知(名古屋 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール)で公演予定公式WEBサイト
2021年12月06日寺山修司が「天井棧敷」結成前の1963年に書き下ろした『海王星』を、新生PARCO劇場にて初上演。主演の灰上猛夫を演じる山田裕貴に話を訊いた。舞台は嵐で立ち往生中の船上ホテル。亡くなった父・彌平の婚約者・魔子と恋に落ちた猛夫だが、そこに彌平が生きていたという知らせが入り……。脚本を読んだ感想を、山田はこう語る。「物語の描かれ方としては、人間の感情が入り乱れた愛憎劇、というかたちにはなっていると思います。でも僕が脚本を読んだ時にストレートに入ってきたのは、“愛ってなんだろう?”という感情。この世にはこんなにも愛情があふれていて、人を好きになるということは誰もが経験しているけれど、結局“愛ってなに?”と。なんか悩んでしまいましたね」さまざまな“愛”を寺山の美しい言葉の数々で紡ぎ出す本作。中でも山田に響いたというのがこのセリフだ。「魔子さんの『あなたを作ったのは、お父さんなんかじゃない。あなた自身なんだから』というのは、僕自身の人生でも感じたことがあります。父と子の関係というところで、小さいころからコンプレックスというか、普通ではない感覚があって。そこは猛夫とシンクロする部分ですし、この役を生きていくうえでプラスになるかなと。言葉には表せない細かな感情や発する声に滲み出るもの、振り向く時のスピードに至るまで、すべてに影響していくと思います」役が乗り移ったかのような、リアリティのある演技が魅力的な山田。猛夫という役に対する、現段階でのアプローチ方法を訊ねると……。「まず常に思っているのは、“魂まで変われ!”ということです。いつも“俺消えろ!”と思っていて、今回だったら灰上猛夫のことを徹底的に考えたり、彼の気持ちを知ろうとすることが、役づくりではないかなと。やっぱり役者って、人の気持ちがわからないと出来ない仕事なんです」ちなみに本作は音楽劇。ドレスコーズの志磨遼平が音楽を手がける。「今は一切行けていないですが、僕、とにかくカラオケが大好きなんです!だから歌えることへの喜びはとても大きいです。志磨さんの楽曲は、儚く、悲しい感じで、これを舞台上で歌ったらどんな世界になるんだろう?とすごく考えさせられるものばかり。次にこの音がくるんだ!?ここで間が入るんだ!?みたいな面白さもあって。猛夫としてこれをどのように表現していけばいいのか。日々研究していきたいと思います」公演は12月6日(月)開幕のPARCO劇場での東京公演を皮切りに、大阪、富山、宮城、青森、名古屋と各地を巡る。取材・文:野上瑠美子
2021年11月12日日本では毎年、年齢性別問わず数多くの人が自ら命を絶っています。厚生労働省によると、2021年は毎月およそ1500人以上の自殺が確認されているといいます。命を絶った人には、人間関係や金銭の問題、病気など、いろいろな事情や苦しみがあったのでしょう。そういった悩みを抱えているのは、子供も例外ではありません。文部科学省によると、18歳以下の自殺は学校の長期休暇明けにかけて増加する傾向があるといいます。また、2021年8月時点、子供の自殺は暫定値が前年比で4割も増加しているのだとか。子供が自殺をする大きな原因としては、学校でのいじめが挙げられます。まだ行動範囲が狭い子供にとって、学校という狭いコミュニティの与える影響は大きいものです。田村淳、夏休み明けを前に『子供たちへ呼びかけ』2021年の夏休みが終わろうとしている、8月26日。お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、子供たちへ大切なメッセージを送りました。先述したように、子供の自殺は長期休暇明けに増加する傾向があります。今この瞬間も、「学校に行きたくない」と憂うつな気持ちになっている子は全国にいるでしょう。田村さんが子供たちに向けて送った言葉は、そういった子の気持ちを察したものでした。もうすぐ夏休みが終わるコロナの感染が懸念される中各自治体に登校orオンラインの判断が委ねられると…それも気になるけれど夏休み明けの子供の自殺が増えることも心配学校に行きたくない子は無理して学校に行かなくていいよ学校は苦しんでまで行くところではないから自分の命を最優先に— 田村淳 (@atsushilonboo) August 26, 2021 「無理をして学校に行かなくていい。学校は苦しんでまで行く場所ではない」とつづった、田村さん。人間関係の悩みやいじめ被害を明かすことができず、苦しい思いを1人で抱え込んでいる子供は数多く存在します。「つらくても学校に通わないといけない」と思っているからこそ、さらに自分を追い込んでしまうのでしょう。確かに、学校は子供の本業とされています。しかし、学業は命あってのものであり、田村さんがいうように一番優先すべきは人命です。田村さんのような影響力の大きい人がこういったメッセージを発信することで、救える命はあるのではないでしょうか。投稿は拡散され、多くの人が田村さんの意見に共感する声を寄せました。・学び方にも、それぞれに合った方法がある。「学校へ行かない=悪」ではない。・田村さんのメッセージが、1人でも多くの子供の目に留まりますように。・その言葉1つで救える命があると思います。命あってこそ、いろいろ学ぶことができる。文部科学省のウェブサイトでは、夏休み明けの子供たちに向けたメッセージが掲載されています。そこにつづられているのは、苦しい思いをしている人への「遠慮せずに周囲の人やスクールカウンセラー、相談窓口に話してください」といった助言。また、周囲の人への「元気のない人が周囲にいたら、声をかけてあげてください」という呼びかけも掲載されています。思い悩んでいる人は、なかなか周囲の人につらい思いを打ち明かすことができず、1人で抱え込んでしまいます。そのため、周囲の人が変化にいち早く気付くことが重要です。[文・構成/grape編集部]
2021年08月26日寺山修司が「天井棧敷」結成前の1963年に書いた未上演の音楽劇『海王星』が、東京・PARCO劇場で2021年12月に初演される。『中国の不思議な役人』(1977)、『青ひげ公の城』(1979)をPARCO劇場に書き下ろし、演出するなど同劇場ともゆかりの深い寺山修司。『海王星』は、出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者の甘く哀しい祝祭劇で、寺山の詩的な音律が映える台詞と、想像力をかきたてる魅惑的で怪しい登場人物によって彩られる世界は、まさに「寺山ワールド」の原点といえる。主人公となる息子・猛夫を演じるのは大ヒット映画『東京リベンジャーズ』など注目度&人気爆発中の山田裕貴、父・彌平の婚約者・魔子をPARCO劇場『藪原検校』での好演も記憶に新しい松雪泰子、そして彌平を2015年の『タンゴ・冬の終わりに』以来のPARCO劇場出演となるユースケ・サンタマリアが演じる。演出を手がけるのは、昨年、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞及び、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し今もっとも勢いにのる眞鍋卓嗣がPARCO劇場初進出。かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの影響を大きく受けた志磨遼平(ドレスコーズ)が作曲を手がける。今回はドレスコーズの生演奏による上演とのことで、そちらも見逃せない。以下、あらすじと演出の眞鍋卓嗣と山田裕貴、松雪泰子、ユースケ・サンタマリアのコメントを紹介。上段左より大谷亮介清水くるみ伊原六花中尾ミエ/下段左より松雪泰子山田裕貴ユースケ・サンタマリア【あらすじ】舞台は、戦艦の船底にある「北海岸ホテル」。嵐で船出を先延ばしにされた怪しげな人々が集まり、かりそめのパーティーに興じている。主人公・猛夫は一人落ち込んでいる。父、彌平の乗る船が嵐で難破し死んでしまったのだ。悲しむ猛夫のもとに、父と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。彌平の思い出を語り合う内に惹かれ合う猛夫と魔子、しかし、死んだはずの彌平が、生還したことにより、悲恋へと舵を切る。恋仇となった仲の良い親子、さらに猛夫を慕う那美と悪魔的少女そばかすの存在が、3人の恋慕を悲劇的に加速させる。そして、魔子の心は揺れるまま、彌平との結婚式を迎える。物語は、この5人を軸に、ブルースを唄う老婆や昆虫採集の少女たちなど寺山修司的な登場人物が現れ、様々な心情を唄い踊り、物哀しい祝祭劇を彩っていく。【眞鍋卓嗣(演出)コメント】この戯曲をはじめて読んだ時、「天井棧敷」創立前の作品ということもあってか、確かに寺山修司だけれども寺山修司じゃないような、そんな感想を持ちました。本家寺山ワールドの偉大さを感じながらも、天井棧敷への道を辿らなかったかも知れないもうひとつのオルタナティブな道を模索するつもりです。山田裕貴さんはじめ魅力的なキャストの皆さん、志磨遼平さんの楽曲と共に現在の私たちのエンターテイメントを目指したいと思います。【山田裕貴コメント】舞台の出演が決まるたび、まだ舞台経験が少ないからでしょうか、独特の緊張感に包まれます。音楽劇ということで、歌もあり、そして、贅沢な生演奏の音に包まれる中で、その音の力を借りながら世界に没入したいです。灰上猛夫という男を生きるにはかなり心や魂をすり減らすことになるだろうなと。愛とはなんなのか、人間は生まれながらに愛情というもの追い求めて、生きていますが、愛を追い求める人間たちはどのように削られ、どのような人生を辿るのか、そんな物語をぜひご覧ください。このようなご時世ではありますが、ぜひ、愛の物語を生で感じていただきたいです。PARCO劇場でお待ちしています。【松雪泰子コメント】寺山修司さんが「天井棧敷」結成前に書き下ろされた幻の音楽劇『海王星』、このたび初演になります。今は、寺山ワールドを体験できる喜びにあふれています。半世紀以上を経た今、寺山さんが生きた時代とは、異なる時代を生きる我々が生み出す『海王星』がどんな世界に立ち上がるのか。キャストの一人として、今から楽しみでなりません。幻想的な世界観を劇場で体感していただく観客の皆様の五感に、いやそれ以上の感覚に届く作品になりますよう稽古に励みたいと思っております。この度、演出家の眞鍋さん、そして音楽を担当される志磨遼平(ドレスコーズ)さん、皆様とのコラボレーションも、とても楽しみにしております。2021年12月、PARCO劇場今年最後の上演になります。劇場にてお待ちしております。【ユースケ・サンタマリア コメント】寺山修司作品に飛び込むのは2度目です。一度目は映画でした。今でも強烈に覚えている。暑い熱い夏の日々でした。因みに山田裕貴君も出演しています。そして、今回2度目の寺山作品。それも舞台上で生身で演じ、歌う、、、勝手に不思議なご縁を感じて震えます。今回は飛び込むというより、浅瀬からゆっくり深く深く潜ってゆく、、、そんなイメージでいきます。是非、PARCO劇場でお待ちしていますね。ブーストを2段階 上げます。上演は2021年12月6日(月)から12月30日(木)まで、東京・PARCO劇場にて。チケット一般発売は10月上旬を予定している。【公演概要】PARCO PRODUCE2021音楽劇『海王星』作:寺山修司演出:眞鍋卓嗣音楽・音楽監督:志磨遼平(ドレスコーズ)出演:山田裕貴松雪泰子清水くるみ伊原六花佐藤誓冨永竜山岸門人澤魁士眼鏡太郎野々山貴之内田慈坪井木の実白木原しのぶ小山雲母片桐美穂金井美樹島ゆいか吉井乃歌大谷亮介中尾ミエユースケ・サンタマリア2021年12月6日(月)~12月30日(木)会場:PARCO劇場※大阪、富山、宮城、愛知ほかで地方公演予定公式WEBサイト
2021年08月12日老若男女問わず愛された田村正和さん(享年77)が鬼籍に入ってから約2カ月。田村さんのキャリアを代表する作品の一つが『古畑任三郎』(フジテレビ系)だ。「第2、第3シーズンの平均視聴率は25%超を記録するなど国民的ドラマに。’06年の『ファイナル』でひとまず完結となりましたが、実は第4シーズンを制作する計画がありました。田村さんもさらなる続編制作に前向きだったそうですが、体力的な理由もあって実現にはいたりませんでした。昨年には、キャストを一新した『2代目古畑』の制作をフジが計画しているという報道もあり、主演候補の一人としてオダギリジョーさん(45)の名前が挙がっていました」(テレビ局関係者)今も続編を望む声が絶えない『古畑』。フジテレビに『2代目古畑』計画について尋ねると、「そのような事実はございません」との回答が。しかし、あるフジテレビ関係者はこう語る。「田村さんの訃報から3日後に追悼番組として『古畑』が放送され、13%超えの高視聴率を記録。再放送としては異例の数字です。この結果を受けて、上層部でも『2代目古畑』の制作が水面下で本格的に検討され始めたと聞いています」『古畑』の脚本を手掛ける三谷幸喜(59)もかねて続編を熱望していた一人だ。昨年、三谷は田村さんにこう“ラブコール”を送っている。《条件が揃えば、僕はいつでも映像版「古畑」の新作を書く準備は出来ていますよ、田村さん》(’20年5月28日『朝日新聞』夕刊)田村さん主演での続編はかなわぬ夢となったが、「2代目古畑」として白羽の矢が立った俳優がいるという。阿部寛(56)だ。「阿部さんは’11年の映画『ステキな金縛り』で三谷作品に初参加。三谷さんならではの脚本と演出にほれ込み、“いつかまた参加したい”と考えていたそうです。三谷さんも法廷でタップダンスを踊る型破りな弁護士を完璧に演じきった阿部さんを『日本を代表するコメディアン』と絶賛。アドリブ力にもたけた阿部さん主演の作品を描きたいとずっと考えていたといいます。そんな関係性からフジ社内でも、“もし『2代目古畑』が実現するとしたら阿部さんを”と推す声が強いそうです」(前出・フジテレビ関係者)正統派の二枚目から三枚目まで演じてスターとなった田村さん。阿部にも通ずるだけに、古畑ファンとしては期待したいところだが。
2021年06月02日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が先月28日、YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』で、動画「田村正和さんに感謝の気持ちをお伝えさせてください」を公開。4月3日に心不全で亡くなった俳優・田村正和さんの知られざる人柄について語った。1999年に放送されたドラマ『美しい人』(TBS系)で、田村さんと共演した宮迫。台本の読み合わせで、共演者の柳沢慎吾が、セリフにあった「最中」という漢字を“もなか”ではなく、“さいちゅう”と読み間違えたそうだが、「芸人魂で、一瞬ツッコもうかと思ったんですけど、そんな空気じゃないんですよ。初めての本読みだから、ものすごい緊張感なんです」というエピソードを披露。その後、主演の田村さんのセリフにも、「最中」が登場したため、「被せてわざと“さいちゅう”って言ってくれるんじゃないかって、ものすごい期待して。なんとなくみんなも期待してた」というが、田村さんは、柳沢に被せることなく、“もなか”と発言。「大スターの役者さんが、被せなんかせーへんかって。周りの人も一瞬、そりゃあ言わないよねっていう空気になった」そうだが、「その瞬間、ちょっと間を置いて『……“さいちゅう”って言った方が良かった?』って。うわー! おしゃれー! って。おしゃれな笑いの取り方で。素敵やろ?」と、懐かしそうに振り返った。チャーミングな一面をのぞかせた田村さんだったが、ドラマ撮影中も、「僕のことを、現場に行くたびにイジってくれた」と言い、「最高に素敵な方やったんですよ。本来なら、俺みたいな若手の芸人が声をかけられるような人じゃないのに、すごくそこを開けてくれるんですよ」「おしゃれで素敵な人で、どんだけ憧れても、あんな人にはなられへん」と、分け隔てなく接してくれた田村さんに感謝。打ち上げの飲み会でも親交を深めたことを明かしつつ、最後は、「本当に残念なのは、どんな形でもいいから、お仕事を一緒にしたかった」と神妙に語っていた。
2021年06月02日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が先月28日、YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』に出演。4月3日に心不全で亡くなった俳優・田村正和さんとのエピソードを明かした。この日公開された動画「田村正和さんに感謝の気持ちをお伝えさせてください」で、田村さんとの思い出を振り返った宮迫。1999年に放送されたドラマ『美しい人』(TBS系)で、田村さんと共演した宮迫は、「連ドラが初めてで、すごく緊張してて。若手のお笑い芸人が連ドラに出ることが、ほぼほぼなかった時代なので、周りに知り合いも友達もいなかった」と話し、「初めての顔合わせのときに、そうそうたる出演者のみなさんがいる中で、誰とも口をきかない状態で端っこの方にいたんです」と、当時の撮影現場を回顧。慣れない環境で人見知りをしていた宮迫が、リハーサル室に置いてあった椅子に座ると、「なんか周りがヒソヒソ不穏な空気が流れてた」と言い、「当時はまだ尖ってた時代でもあったので、『芸人が場違いな場所にいる』みたいなことを言われてんやろうなと思って」と、誰とも目を合わせずうつむいていたそう。しばらくして、人の気配を感じて顔を上げると、主演の田村さんが目の前に立っており、「おはようございますも言えないくらいビックリして。だって、子供の頃から観てたスーパースターが立ってるわけですよ」と、突然のことに大焦り。すると、田村さんが「それ、僕の椅子」と笑顔で話しかけてきたそうで、「僕、現場のルールを知らなかったんですけど、“田村チェア”っていう田村さんの特別な椅子がどの現場にも置かれてたんです」「『すみません! 僕、全然知らなくて……』って言ったら、『構わない。ただ、僕の椅子に座ってた人は初めてだよ』って。初対面がそれやったんです」と述懐。何も知らずに、“田村チェア”に座ってしまった宮迫だったが、「優しいフォローをしていただいて。その場も盛り上がって、ちょっと俺も打ち解けた感じになって」と、田村さんの優しさに大感激したことを打ち明けていた。
2021年06月01日5月18日に逝去が公表された田村正和さん(享年77)。いまも多くの友人・知人たちが、名優の死を悼み、生前のエピソードを語り続けている。スターは私生活を見せるべきではないという美学を貫いたことから、“人前で食べる姿を見せることは決してなかった”という伝説まで残した田村さん。だが、30年ほど前から交流してきた仕事関係者はこう語る。「実は『正和会』という親睦会を年に数回開催していたのです。正和さんがドラマで仕事をした監督やカメラマンなど、気心の知れた関係者を招いて食事をする会合でした。その会場としてよく指定していたのが『南国酒家』でした」南国酒家は、原宿に本店がある老舗中華料理店。田村さんの一人娘であるAさんは、’01年に南国酒家グループ社長(当時)の子息と結婚し、現在は社長夫人となっている。田村さんは、かつて週刊誌の対談で娘・Aさんとの関係について次のように語っていた。《子供とはあまりつき合わないですね。子供が嫌いだから。とにかくぼくはうるさいのが一番いやだから。(中略)子供って奥さんが面倒みるものでしょ?じかに接するのは母親で、父親っていうのは遠い所から見守るものだと思う》(『ヤングレディ』‘76年4月12・19日合併号)前出の仕事関係者が続ける。「取材などでは“家族には関心がない”というスタイルを見せていましたが、本当はお嬢さんのことを溺愛していました。私にも娘がいたもので、『いくつになっても可愛いから甘やかしてしまう』といった話をすると、田村さんもしみじみと『本当は誰のところにも嫁がせたくなかったんだけど、いまでは良かったと思っているよ』と語ってくれました。娘婿さんのことも可愛がっていて、だから彼がいる南国酒家の原宿店に仕事関係者たちを招いていたのだと思います。田村さんは『ここのものはなんでも美味しいんだよ』と言っていて、本当に美味しそうにラーメンをすすっていた姿が忘れられません」南国酒家のHPによれば、『水菜、チャーシュー入りネギつゆそば』『野菜入りあんかけつゆそば』といった麺類は1400円(税・サ別)からあった。スターであることを忘れ、“愛娘の嫁ぎ先”でラーメンを味わうひとときは、田村さんにとって至福の時間だったことだろう。
2021年05月30日最後まで、スターの姿勢を崩さなかったーー。4月3日、急性心不全のため亡くなった田村正和さん(享年77)。その訃報は、葬儀をすべて終えてから公表され、田村さんの旅立ちは静かなものだった。日本映画界創成期の名優・阪東妻三郎の三男として生まれ、兄弟とともに俳優として活躍した。ダンディーを絵に描いたような人なのに、ドラマ『古畑任三郎』シリーズではちゃめっ気たっぷりな警部補を演じ、10年以上続く大ヒット作に。年を重ねるほどに魅力も増していったが、プライベートは一切公表せず、鉄壁のガードを貫いた。本誌では、田村さんの当たり役だったドラマ『眠狂四郎』の撮影現場に、’72年、’89年と2度にわたり密着。黒のロングコートにスカーフを合わせたおしゃれな私服姿で撮影所に入ってきたり、撮影の合間も物憂げな表情で椅子に座っていたりと、大人の男の色気を感じさせる人だった。【’72年】ドラマ『眠狂四郎』京都ロケ初めて眠狂四郎を演じたのは29歳のとき。当時その美しさが話題に。【’89年】ドラマ『眠狂四郎』撮影密着45歳で2度目の『眠狂四郎』を演じる現場に密着。撮影所へ笑顔で入っていく田村さん。現場にケーキを差し入れるなどの心配りも。【’93年】ドラマ『ローマの休日』イタリアロケあの名作のリメークドラマ撮影のためローマへ。安田成美(54)演じるヒロインとバイクに乗って。田村さんと共演した女優は、こう思い出を振り返る。「一緒に焼き肉屋さんに行っても、私の分ばかり焼いて食べさせてくれて、自分の分は後回し。レディファーストで優しくて、ふだんでも『田村正和』していてカッコよかったです」また、ドラマ関係者は次のように語る。「地方ロケだと、田村さんから『ホテルのカーペットやバスタブを赤にしてほしい』、と要望があったりして、作品はもちろん、現場への気持ちの持っていき方にまでこだわる完璧な人でしたね」俳優の美学を体現したスター・田村正和さんの姿は、私たちの中に輝き続けている。
2021年05月30日4月3日に亡くなった俳優・田村正和さんを偲んで、田村さんの代表作「古畑任三郎」シリーズの第3弾が、5月24日(月)よりカンテレにて放送されることが決定した。「古畑任三郎ファイナル~ラスト・ダンス~」の放送に続き、今回急遽放送が決定したのは、1999年4月13日から放送された田村さんが古畑任三郎を演じる「古畑任三郎」シリーズ第3弾。古畑任三郎が犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で解いていく大人気ドラマシリーズは、毎話登場する犯人=豪華ゲストたちの対決が見どころとなっており、この第3弾では、真田広之、大地真央、津川雅彦、市村正親、福山雅治、江口洋介らが出演している。「古畑任三郎」(シリーズ第3弾)は5月24日(月)~6月7日(月)、15時45分~カンテレにて(関西ローカル)放送。(cinemacafe.net)
2021年05月21日俳優の田村正和さんが亡くなっていたと5月18日に発表された。77歳だった。数々の作品で名演を残してきた田村さん。その中でも’94年から放送され、10年以上続いた主演ドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ)は代表作の一つと言えるだろう。「同作は、田村さん演じる警部補・古畑任三郎が巧みに犯行を解明していくというストーリー。田村さんの存在感はもちろんのこと、犯人を追い詰めていく展開やユーモラスなやりとりも人気の秘訣でした。また犯人役に中森明菜さん(55)や明石家さんまさん(65)、さらにSMAPといった豪華キャストが登場したことも話題に。第3シリーズまで放送され、視聴率20%以上は当たり前。最高で34.4%を記録しました」(テレビ局関係者)そんな同作の脚本を務めたのが三谷幸喜(59)だ。昨年に三谷が『朝日新聞』で寄稿した小説『一瞬の過ち』に、古畑任三郎が刑事役で登場。大きな反響を呼び、いまだ根強いファンがいることを証明した。「三谷さんの書いた脚本を見て、田村さんは古畑任三郎のイメージを膨らましていったそうです。そのため三谷さんは『古畑任三郎は僕と田村さんの共作だ』と話していました。名キャラクターを一緒に編み出してくれて、感謝しきりともいいます」(前出・テレビ局関係者)いっぽう、田村さんは三谷をリスペクトしていたという。「田村さんのマネージャーは当初、刑事ものに難色を示していました。ところが脚本を読んだ田村さんは、『これは面白い!ぜひやりたい』と即答したんです。撮影中も『よくこんな面白い本が書けるな』と感心しきりでした。また『三谷くんが僕の新しい魅力を引き出してくれた』と喜んでいましたね」(前出・テレビ局関係者)名作を作り上げた“同志”である2人。その絆は永遠だ。
2021年05月20日2021年4月3日に心不全のため亡くなった、俳優の田村正和さん。往年のスター俳優の訃報に多くの人が悲しみました。田村さんといえば、数々の名作ドラマに出演。中でも、刑事ドラマシリーズ『警部補・古畑任三郎』(フジテレビ系)は幅広い世代に大人気です。急きょ『古畑任三郎』再放送フジテレビは、追悼特別番組として『新春ドラマスペシャル古畑任三郎ファイナル』を2日間にわたって急きょ放送することを決定。『フェアな殺人者』前編を2021年5月20日、『フェアな殺人者』後編を同月21日、『ラスト・ダンス』を同日20時から放送します。『フェアな殺人者』は、元プロ野球選手のイチローさんが出演しており、『ラスト・ダンス』は俳優の松嶋菜々子さんが出演。『フェアな殺人者』は、瞬間最高視聴率29.6%、『ラスト・ダンス』は32.8%を出すほど注目が集まった作品です。田村さん演じる、古畑任三郎を目に焼き付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日俳優の田村亮が18日、公式サイトを更新。同日に訃報が報じられた兄で俳優の田村正和さんについてコメントを発表した。「兄 田村正和が天国に旅立ちました」と報告した亮は、「4月3日、正和兄貴の奥さんからの突然の知らせで一瞬何の事か理解できず茫然としました。私の妻が3カ月ほど前に兄の奥さんと話をした時も兄は元気で散歩していると聞いていたのに……」と、当時の心情を吐露。続けて「兄は幸せな人生を送ったと思います。仕事でもプライベートでも何事も自分のライフスタイルを崩さず全うしたと思います」と自身の思いをつづり、「葬儀も派手にせず静かに見送ってくれと家族に言っていたそうです」と、正和さんの生前の言葉を明かした。そして最後に「生前、兄に関わって下さった方々に、私からも心より厚く御礼申し上げます。合掌」と、関係者に向けて感謝の意を表しながら追悼した。
2021年05月19日