2021年8月12日 20:00
山田裕貴主演・志磨遼平(ドレスコーズ)のオリジナル楽曲&生演奏で寺山修司の音楽劇『海王星』が上演決定! キャストコメントも到着
寺山修司が「天井棧敷」結成前の1963年に書いた未上演の音楽劇『海王星』が、東京・PARCO劇場で2021年12月に初演される。
『中国の不思議な役人』(1977)、『青ひげ公の城』(1979)をPARCO劇場に書き下ろし、演出するなど同劇場ともゆかりの深い寺山修司。『海王星』は、出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者の甘く哀しい祝祭劇で、寺山の詩的な音律が映える台詞と、想像力をかきたてる魅惑的で怪しい登場人物によって彩られる世界は、まさに「寺山ワールド」の原点といえる。
主人公となる息子・猛夫を演じるのは大ヒット映画『東京リベンジャーズ』など注目度&人気爆発中の山田裕貴、父・彌平の婚約者・魔子をPARCO劇場『藪原検校』での好演も記憶に新しい松雪泰子、そして彌平を2015年の『タンゴ・冬の終わりに』以来のPARCO劇場出演となるユースケ・サンタマリアが演じる。演出を手がけるのは、昨年、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞及び、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し今もっとも勢いにのる眞鍋卓嗣がPARCO劇場初進出。かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの影響を大きく受けた志磨遼平(ドレスコーズ)