お笑いタレント・木村祐一(53)の妻で女優の西方凌(36)が11月29日、第1子となる女児を出産した。所属事務所が30日に発表した。西方は29日夕方に都内病院で出産。母子ともに健康とのこと。2日は連名で、「新しい命を授かり、大変な喜びを感じております。今後ともお引き立てのほどをよろしくお願い申し上げます」とコメントを発表し、「僕に似てます」と木村似であることを明かした。木村と西方は、2012年5月に結婚。西方は不妊治療を行っていたことを自身のブログで報告しており、今年7月に第1子の妊娠を発表した際には、「11月末に迎える新しい家族をお腹に感じながら、幸せな日々を過ごしております」とつづっていた。
2016年12月01日高校競泳を舞台にした同名人気漫画をTVドラマ化・舞台化する「男水!」。先日のメインキャストが集結したキックオフイベントも大盛況をおさめる中、彼らの鍛え上げた肉体が躍動するキービジュアルが解禁となった。白泉社・花とゆめ「花LaLaonline」で大人気連載中、木内たつや原作による高校部活漫画が原作となる本作。2017年1月にドラマ化、さらに5月には舞台化となる連動企画となっており、2.5次元舞台の主演級俳優たちが競演を魅せることでも話題。すでにドラマ撮影はスタートしており、松田凌が演じる主人公・榊秀平が率いる東ヶ丘高校には、エースの篠塚大樹役の宮崎秋人、オネエ系・小金井晴美役の赤澤燈ほか、滝結太役の佐藤永典、原田ダニエル役の神永圭佑、そしてコーチ・川崎亮也役に廣瀬智紀が参戦。対する強豪校・龍峰高校には、エースの藤川礼央役に安西慎太郎を迎え、平光希役の小澤廉、仁科譽役の黒羽麻璃央、神宮一虎役の池岡亮介らが、個性豊かなキャラクターを演じている。解禁となった本ビジュアルでは、メインキャストたちの鍛え上げた肉体による水着姿が初披露!松田さんを筆頭に、より高みを目指していく競泳男子たちのキラキラとした躍動感とピュアな想いを見事に表現したものとなっている。また、着用しているジャージ・水着はスポーツメーカーミズノ社とのコラボにより、漫画の衣裳を忠実に再現。彼らの意気込みあふれる演技を後押しする。ドラマ「男水!」は2017年1月21日(土)24時55分~より日本テレビほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日「LUPIN THE IIIRD」シリーズ第2弾『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』。この度、現在製作中であるという本作から、場面写真が到着した。2014年に公開された『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』以来となるシリーズ第2弾となる本作は、前作のアダルトでヤバイ香りに満ちた世界を引き継き、孤高の剣士・石川五ェ門を主役に描く。監督・作画監督の小池健を始め、『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を生んだスタッフが再集結。そしてキャストには、今回の主役石川五ェ門役の浪川大輔を始め、ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役・小林清志、峰不二子役・沢城みゆき、銭形警部役・山寺宏一ら豪華声優陣が集結している。今回到着したのは、若く血気盛んな五ェ門と、お宝を前にして不適な笑みを浮かべるルパン三世の姿を捉えた場面写真。そして今回はそれだけでなく、若きルパン一味の前に立ちはだかる謎の敵キャラクターの場面写真も解禁された。浄園プロデューサーは「前作の『次元大介の墓標』をはるかにしのぐ作画枚数、五ェ門を中心としたアクションシーンが満載!ルパン三世の歴史においてもこれ以上の『五ェ門回』はないと自負しております」と自信を見せ、敵キャラクターについては、「かつてたった一人で二千人の兵士を亡き者にしたという伝説の兵士で“バミューダの亡霊”の異名を持つ男が、本作では五ェ門の前に立ちはだかります。これ以上は、もうちょっと待ってください(笑)」とコメントを寄せている。『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』2017年2月4日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月25日日本テレビ系ドラマ『男水!』(2017年1月スタート)のプロジェクト壮行会が13日、日テレタワー大屋根広場で行われ、俳優の松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介、廣瀬智紀が登場した。同作は白泉社・花とゆめ「花LaLaonline」で連載中の木内たつや原作コミックを実写化。高校の弱小水泳部を舞台に、男子高校生たちの青春を描く。メインキャストは主に2.5次元舞台で活躍する俳優たちを集め、同キャストで舞台版も製作する。松田は「こうやって舞台を中心に活動させていただいている役者さん、本当に魅力的な役者さんが多い」と背景を説明しながら、同作出演メンバーについて「ある種選抜されたメンバーなんじゃないかなと思っているんです」と斬りこむ。「そういった自負を持ってやりたいとは思っていますね。強く、飛び出していく感じで」と熱く語った。舞台と映像というフィールドの違いについて、佐藤は「稽古や本番で何回もできるわけではないので、1回1回勝負かなと思います。立ってるだけでも、まばたき一つでもすごく大事で、難しいんじゃないかなと思います」と語る。また小澤が「監督さんに結構言われたのは、動き方に舞台のクセがついちゃったりとか」と撮影を振り返り「映像向けに気をつけていきたいなと思ってます」とポイントを説明。黒羽も「いやいいこと言った。リアルにね、高校生をやろうぜ! それは伝わるよね」と頷いていた。この日初めて劇中衣装で現れたメンバー達だが、コーチ役の廣瀬はワイルドな革ジャン姿。これまでは生徒役が多かったため「コーチ役ということは、自分の中でもチャレンジだなという印象」と表した。一方、“オネエ”役で”紅一点”という立ち位置の赤澤は、ピンクのTシャツでアピール。ファンに向かって「皆さんをある種ライバルだと思って頑張っていきたいと思います」と宣言した。水泳がテーマの作品だが、経験者の池岡はメンバーから「うますぎ」と絶賛され「9年間くらいやってましたね。みんなから褒められたくて、たくさん泳いでます」と笑顔に。また、バタフライを褒められた宮崎は「コーチの方にマンツーマンで教えていただいて、自分でも世界水泳やオリンピックの映像を見ながら今やっております」と、研究熱心な様子を見せた。一方、経験のない安西は「僕は初めて水泳をやったんですけど、水泳というスポーツの面白さ、人間ドラマがつまっていると思います」と、初挑戦という視点からの見所を語った。最後に松田は、「スマートなことがかっこいい、ということが常識になっている世の中ですけど、泥臭くて熱くてもいいんじゃないか」と語り、「常識を越えていかないと、僕たちが舞台界からいろんなところに飛び込んでいく道は作れないんじゃないかなと思ってます」と熱弁。観客からは大きな拍手が起こっていた。
2016年11月13日俳優・神永圭佑が、松田凌主演の日本テレビ系ドラマ『男水!』(2017年1月スタート)に出演することが11日、わかった。同作は白泉社・花とゆめ「花LaLaonline」で連載中の木内たつや原作コミックを実写化。高校の弱小水泳部を舞台に、男子高校生たちの青春を描く。メインキャストは主に2.5次元舞台で活躍する俳優たちを集め、同キャストで舞台版も製作。テレビだけでなく、生の芝居も楽しむことができる。今回新たにキャスト発表になった神永は、松田演じる榊秀平が部長を務める、東ヶ丘高校の水泳部メンバー・原田ダニエル役を演じる。これまでに、ミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』、なかよし60周年記念ミュージカル『リボンの騎士』等でメインキャストとして活躍、ミュージカル『Dance with Devils~D.C~』では主役の鉤貫レムを演じた。また、黒羽麻璃央演じる仁科誉が部長を務める龍峰高校水泳部のメンバーとして、齊藤教兵、奈須田雄大、津嘉山寿穂、櫻井圭佑、上村海成の出演が発表となった。両校の教師役として、大浦龍宇一とモロ師岡が脇を固める。13日15時から行われる「男水!壮行会」イベントは、ニコニコ生放送により配信される。
2016年11月11日俳優・小園凌央が10日、舞台『あずみ~戦国編』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、川栄李奈、鈴木拡樹、早乙女友貴、小園凌央、有森也実、星田英利、構成・演出の岡村俊一とともに登場した。同作は小山ゆう原作の同名漫画を舞台化。幼い頃より刺客として育った美しい少女・あずみ(川栄)が、運命に抗いながらも、戦いに身を投じていく。小園は、あずみを敵と知らず好きになってしまう豊臣秀頼を演じた。タレント・ヒロミと松本伊代の息子というサラブレッドの小園だが、演出の岡村は「小園は下手です。ものすごい下手です!」と酷評。しかし「独特の味とかがあるし、舞台上で成長する役」と、期待をかけられていた。小園は「毎日今のようなことを言われ続けて、この1カ月間メンタルも強くなりました」とタフな姿を見せ、秀頼の母・淀君役の有森は「この初々しさは今しか見られないので!」とフォロー。小園は「秀頼成長記という感じで見てもらえたら嬉しいです」と希望を語った。川栄から「すごく天然な人、不思議な人です」と評された小園は「ずっとバカにしているんですよ僕のこと!」と憤慨。殺陣については、早乙女から「独特の個性があっていいんじゃないでしょうか」、鈴木から「必死に練習してる姿を見てますので、素晴らしいなと思います」と見守られていた。また小園は両親の来場について、母・松本は「多分毎日来るんじゃないですかね」と予想した。しかし父・ヒロミについては「父君は僕には予想できないですね。来てくれたら嬉しいんですけど、どうなることやら」と懐疑的な様子を見せた。
2016年11月10日モデルの石川恋が1日、オフィシャルブログを更新し、同日付で所属事務所を「TEN CARAT」に移籍したことを発表した。これまでグラビアアイドルやタレントなどの活動もしてきたが、今後はモデル・女優業に専念していくと意気込みを示している。石川は、これまで所属していた「allure」から、田中麗奈、香里奈、高良健吾、中条あやみらが所属する「TEN CARAT」に移籍。ブログでは「今回このタイミングで移籍を決意した理由は、今後の人生を、19歳で芸能界に入った時点からずっと目標として持ち続けていたモデル、また、女優として生きて行きたいと強く思ったからです」と明かした。現在の心境は「正直希望と不安が半々です!(笑) たくさんの有名な俳優さん、女優さん、モデルさんがいる中で自分が勝負して行けるのか、、やっぱり不安の方が少し大きいかも」と吐露。それでも、「やるしかないです。頑張るしかないです」と決意を示している。一方で、これまで所属してきた事務所については「この3年間、どんな時も側で支えてくださったallureのマネージャーの皆さまと離れてしまうのは正直とても寂しいです」と名残惜しさもある様子。その上で、「今回のこの決断についても応援してくださり、移籍に関しては円満に事を進めてくださいました」と円満退社であることを報告し、「本当に、本当に感謝しています。allureという事務所で皆さまと一緒に今まで歩んでこれて良かった」と、感謝の気持ちをつづっている。ブログの最後には「ファンの皆さまのため、allureでお世話になった皆さまのため、新しくお世話になるTEN CARATの皆さまのため、お仕事関係者の皆さまのため、家族のため、、そして自分のために。良い変化を続けて行き、キラキラした素敵な女性になれるよう、またここから改めて頑張って参ります」とメッセージを寄せた。
2016年11月01日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日安西慎太郎主演の舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』 が、2017年1月に上演される。本作は、2009年の初演以来、劇団「東京フェスティバル」が再演を重ねてきた、きたむらけんじ代表作。全国初の心身障害者雇用モデル工場となった日本理化学工業が初めて知的障害者を雇用した時の物語を描く。舞台『幸福な職場』チケット情報主演の安西、松田凌、谷口賢志に話を聞いた。本作への出演について「すごく嬉しい」(安西)、「早く稽古したい」(松田)、「楽しみしかない」(谷口)と口々に語る3人。谷口は「お話をいただいたときに安西慎太郎の名前を見て、とにかく嬉しくて。それに松田凌くんや中嶋しゅうさん、世田谷パブリックシアターで6人芝居でって…最初からおいしいケーキが届いてるのに、どんどんいいものがトッピングされてくみたいな情報しか来ない(笑)」、松田も「主演が他の役者だったら悔しかったと思います。しんた(安西)は、演技力と人間力が好きで、彼とだったらやりたいって思わせてくれる役者さん。今回、ガッツリ芝居で絡めるのがすごく嬉しいです」と共演を喜ぶ。本作の印象を、安西は「前段階の情報に障害を持たれてる方を初めて雇用した会社っていうのがあって、重かったりしっとりした感じかと思っていました。でも逆で、障がいを持たれている方が入ってきたから人間関係が渦巻いていくし、ところどころコミカルで楽しくて、ほっこりするような作品です」と話す。谷口「“泣く”という意味での感動的な作品なのかなと思ったのですが、そこが軸ではない。働くことは普遍的なテーマで、その普遍的なことがある種の小さい奇跡でつながっていくお話です。個人的な話ですが、僕は、障害者の方に対して無駄にやさしくしてないかとか、余計に明るくしてないかとか、もしくは避けてはいないかとか、自問自答することがあります。そんな中でこの作品に携わって、僕自身も何か広がるものがあると思うので、そこも楽しみです」松田「押し付けで奇跡を与えるわけではなく、だけど人生が少し変わる要素を確実に皆さんに届けられる作品だと思っています。必ずなにか持ち帰って頂けるんじゃないかなと思いますので、ぜひ観に来てください!」安西「実際に起きたことなので、強い責任をもって、キャスト6人、そしてきたむらさんをはじめとするスタッフの皆さんで素敵な作品を届けたいなという一心でやります。皆さんぜひ楽しみにしていてください!」公演は2017年1月26日(木)から29日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文:中川實穗
2016年10月28日俳優の松田凌が、2017年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『男水!(ダンスイ)』主演を務めることが17日、わかった。同作は白泉社・花とゆめ「花LaLaonline」で連載中の木内たつや原作コミックを実写化。高校の弱小水泳部を舞台に、男子高校生たちの青春を描く。メインキャストは主に2.5次元舞台で活躍する俳優たちを集め、同キャストで舞台版も製作。テレビだけでなく、生の芝居も楽しむことができる。主役・榊秀平役を『仮面ライダー鎧武』、ミュージカル『薄桜鬼』などに出演の松田凌、篠塚大樹役を、舞台『弱虫ペダル』、ライブ・ファンタジー『FAIRY TAIL』に出演する宮崎秋人、藤川礼央役をミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、舞台『戦国無双~関ヶ原の章~』出演の安西慎太郎が務める。また、主人公たちの高校にやってくる元競泳選手のコーチ・川崎亮也を、舞台『弱虫ペダル』、舞台『ダイヤのA The LIVE』等で活躍する廣瀬智紀が演じる。さらに赤澤燈(東ヶ丘高校 小金井晴美役)、佐藤永典(東ヶ丘高校 滝結太役)、小澤廉(龍峰高校 平光希役)、黒羽麻璃央(龍峰高校 仁科誉役)、池岡亮介(龍峰高校 神宮一虎役)が出演する。日本テレビ 渡部智明プロデューサーは「2.5次元舞台には、地上波テレビには出ていない、素敵な役者達がたくさんいます。そんな人達と、最近の深夜ドラマにはなかった男だらけの熱い部活ドラマをやってみたいと思いました」と製作意図を明かした。松永洋一監督は「本番まで鍛えてあげた身体を水中に浸し、筋肉の躍動(スイミング)と共に熱いエネルギー(芝居)を放出する俳優さんたちを美しく撮ることが、実写『男水』のテーマになります」と、作品テーマを語り、「ご期待ください」と視聴者へアピールした。■出演者コメント・松田凌(榊秀平役)榊 秀平を演じさせて頂きます松田 凌です。ドラマ、舞台と自分にとって挑戦であり新たな魅力を引き出す一歩であると思います。僕らが織り成す爽やかでも熱い青春を監督をはじめ最高のスタッフとキャストでお届けします。乞うご期待。よろしくお願いします!・宮崎秋人(篠塚大樹役)今回篠塚大樹役を演じさせていただきます。何度も共演してる役者や、プライベートから仲良くしてる役者達が多く、このメンバーとドラマで共演できることがとにかく嬉しいです。競泳の話なのでしっかりと綺麗に速く泳げるようになるために日々練習しております。正直、かなり難しいですがこれも見所の1つだと思うので楽しみにして欲しいです。・安西慎太郎(藤川礼央役)『男水!』ドラマ&舞台出演に、嬉しくてとてもわくわくしています。僕が演じる藤川礼央はバタフライの選手で、水泳の臨場感やかっこよさを出せるように、現在猛練習中です!男臭さ、熱さ、美しさと、皆さんをドキドキさせたいです! ドラマからそして舞台と違った楽しみ方もできると思いますので、是非期待してて下さい!!・廣瀬智紀(川崎亮也役)川崎亮也役を務めさせて頂きます廣瀬智紀です。原作の持つ水泳の熱さを映像で一生懸命表現できるよう頑張りたいと思います。スポ根系で熱いこのような作品に出演できることはとても嬉しいですし、舞台を中心に仕事をしてきた自分たちだからこそできる作品作りを心がけたいと思います。一緒に盛り上げて応援して頂けたら嬉しいですっ!!(C)男水!製作委員会
2016年10月17日松田龍平主演の『ぼくのおじさん』の完成披露試写会が“親子試写”という形式で10月5日(水)に開催。松田さんをはじめ、松田さんの“相棒”を務めた大西利空、真木よう子、山下敦弘監督らが舞台挨拶に登壇した。北杜夫の人気小説を映画化。哲学者を自称するも、兄の一家に居候し、何もしないぐうたらな主人公の姿が小学生の甥っ子の目線で描写される。松田さんは「15歳からこの仕事してますが、とうとう“おじさん”の役が来たかと感激しています」と感慨(?)を口にするが、この日の舞台挨拶でも年長者の貫禄はゼロ…? “甥っ子”利空くんは第一声から「本日はお集まりいただきありがとうございます」としっかりした挨拶!徐々に劇中さながらの気ままなおじさんとしっかり者の甥っ子の構図が見えてくる。本作は、日本とハワイで撮影されたが、日本での撮影でずっと利空くんと一緒だった松田さんは、ハワイでの最初の撮影で利空くんがいないことに「急に不安になりました」と告白。「山下さんも『何の映画を撮ってるかわかんなくなってきた』と言ってました」と不安すぎる大人組の様子を明かすが、利空くんはここでも「初めての海外で不安でしたが、現地のスタッフさんもいて、みなさんすごく優しくて、英語は喋れないけど『ご飯行こう!』と言ってくれたりして嬉しかったです」としっかり者ぶりを発揮!極めつけは松田さんのこの発言。「台本を読んでるときはどんな映画になるかわかんなかったけど、完成した映画を見たら素敵で、そこで初めてコメディ映画だと気づきました。何の映画なのかわかってなくて…。台本を読んでは置いて、読んでは置いて、どうしていいかわかんなくなったりして、監督に聞いたら『ちょっと、おれもわかんないんだよね』と言われた」。これには会場は大爆笑!とはいえ、「わかんない」ことが原動力にもなったようで「チャレンジ精神というか『やってやるぞ!』という気持ちでこういう面白い映画ができた」とも語っていた。また、真木さんは親子試写会ということで、客席に座る子どもたちを前に「お姉さん、これまで銃を撃ったり人を蹴ったりしてきたけど、この映画ではすごくかわいくしたので、そこを見て!」とアピールし、会場の笑いを誘っていた。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2016年10月05日「Acid Black Cherry」のコンセプトアルバムを映画化する『L-エル-』。この度、主演の広瀬アリスと、先日新たに出演が決定した成田凌の熱演シーンの現場レポートが到着した。“色のない街”で生まれ、両親に愛情を注がれて幸せに育った少女エル(広瀬アリス)。ところが両親の突然の事故死により、エルの人生は一変していくこととなる。悲しみに打ちひしがれる幼きエルを得意の絵で元気づけたのは、幼なじみの絵描きの少年オヴェス(古川雄輝)だった。エルとオヴェスは互いを励ましあいながら生きてきたが、成人したエルは“ある選択”を迫られ、突然故郷から去っていき、2人は離れ離れになる。誰かを信じては裏切れられまた誰かを信じては傷つけられ、襲い掛かる運命に翻弄されながら波乱の人生を懸命に生きたエル。そして遠い故郷からエルを想い続けたオヴェス。2人の生涯を綴った壮大な物語が“真実の愛”とは何かを描き出す――。多くのアーティストのミュージックビデオを手掛ける下山天監督が率いる本作には、主人公エル役の広瀬さんをはじめ、古川雄輝、高橋メアリージュン、平岡祐太、古畑星夏ら若手実力派のキャストと共に、前川泰之、田中要次、高橋ひとみら豪華俳優陣が集結。また先日、エルが送る波乱の人生に影響を与える男性の一人で、実直なパン屋役として、新たに成田さんがキャスティングされている。昨日9月29日、都内にて行われた撮影は、主人公エルを演じる広瀬さんと、パン屋役・成田さんによる共演シーン。エルがパン屋と心を通わせ、お互いの想いを伝え合うドラマティックなシーンが撮影され、緊張感ある男女のやりとりの中で見せる表情豊かな広瀬さんの演技に、監督のOKの声が響いた。また成田さんにおいては、自身の役について監督に相談する場面も見受けられ、自分の気持ちに真っ直ぐな人柄であることを意識し、どのように演じるのか、例えば子どもにパンを渡すシーンで、立ったまま渡すのか、しゃがんで渡すのかなど、細やかな動き方や仕草ひとつひとつに対して真剣に向き合う姿が印象的。2人の息はぴったりで撮影は順調に進行していき、緊張を強いられるシーンの連続だったが、休憩時間にはキャスト、スタッフがリラックスして談笑する一幕もあり、温かい雰囲気に包まれた撮影現場だったという。今回の共演に広瀬さんは「成田さんとは年齢が近く、空き時間もお話をしながら楽しく共演させてもらいました!」と話し、成田さんは「広瀬さんが座長として現場を引っ張っている姿に、とても学ばせてもらいました」とコメント。成田さんは、役作りで実際にパンの修行をしたそうだが、撮影までの期間は家にもパン生地を持参して練習したようで、下山監督はその真摯な取り組みに脱帽したと話す。その成果もあり、撮影では吹き替え無しのでのパン作りに挑戦!監督は「とてもリアリティのある撮影が出来ました」と自信を見せている。また成田さんの演技についても、「彼もエルの人生を最後に左右する役。成田凌しか出来ない見事なキャラクターを演じております。お楽しみに」とメッセージを寄せた。下山監督については「粘り強い監督が好きですが、下山監督は細かいところまで妥協をせず、ちゃんと観ていないとわからないようなことも作り込まれるので、とても演じやすかった」(広瀬さん)、「柔らかい人柄ですが、的確に演出して頂きました。今回演じたパン屋の主人は、台詞は多くないのですが色々な感情を出すキャラクターなので、監督ときちんとコミュニケーションを取りながら芝居に挑むことが出来て良かったです!」(成田さん)と2人とも信頼のおける監督だと語っていた。『L-エル-』は11月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月30日人気ロックアーティスト「Acid Black Cherry」の4枚目のアルバムを原作に、広瀬アリス主演で描く『L-エル-』。この度、代役に成田凌が決定し、併せて公開日が11月25日(金)になることが分かった。“色のない街”で生まれ、両親に愛情を注がれて幸せに育った少女エル(広瀬アリス)。 ところが両親の突然の事故死により、エルの人生は一変していくこととなる…。 悲しみに打ちひしがれる幼きエルを得意の絵で元気づけたのが、幼なじみの絵描きの少年オヴェス(古川雄輝)だった。エルとオヴェスは互いを励ましあいながら生きてきたが、成人したエルは“ある選択”を迫られ、突然消え去るように故郷から去っていき、2人は離れ離れになる。誰かを信じては裏切れられまた誰かを信じては傷つけられ、襲い掛かる運命に翻弄されながら波乱の人生を懸命に生きたエル。 そして遠い故郷からエルを想い続けたオヴェス。2人の生涯を綴った壮大な物語が、“真実の愛”とは何かを描き出す。原作は、愛を探し求め続けた一人の女性“エル”の孤独で壮絶な人生を綴った物語と、「Acid Black Cherry」の音楽が絡み合う、壮大なコンセプトアルバム「L-エル-」。 昨年リリースされた本アルバムは、「CDショップ大賞2016」の入賞作品に選出され、総計20万枚以上の驚異的なセールスを記録するなど大きな反響を呼び、アルバムのみならず、書籍化もされるなどミュージックシーンにあって異例の展開をみせている。キャストには、主人公エル役の広瀬さんを始め、古川雄輝、高橋メアリージュン、平岡祐太、古畑星夏ら若手実力派のキャストと共に、前川泰之、田中要次、高橋ひとみら豪華俳優陣が顔を揃える。そして今回、すでに決定していたパン屋の代役として、モデルでありながら、大ヒット公開中の『君の名は。』出演や、10月期放送ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」への出演が決定するなど俳優業でも目覚ましい活躍をみせる成田さんが決定。エルが送る波乱の人生に影響を与える男性の一人で、実直なパン屋役を演じていく。製作サイドは「予期せぬトラブルなどもあり、当初の発表から一部キャストを変更し、再撮影の上公開する運びとなりました。Acid Black Cherryさんが世に出した壮大なコンセプトアルバム『L-エル-』を映画にしたいという想いからスタートしたこのプロジェクト。その志はいまも変わらず、我々映画製作スタッフ、そしてキャストが一丸となって、完成に向けて邁進しております」とコメントを寄せた。『L-エル-』は11月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月27日俳優の小園凌央が、10日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ナカイの窓』(毎週水曜23:59~24:54)に出演し、自身のデビューのきっかけが、同番組MCのSMAP・中居正広だったことを明かした。小園は、タレント・ヒロミの長男で、芸能界入りする前、父の付き人をやっていたそう。その当時、ヒロミが『ナカイの窓』に出演することになり、中居に対してあいさつした際、「迷っているんです。(テレビに)出るかどうか…」と、自らの進路を相談したという。すると、その時の中居は「そこそこの顔してるから、出た方がいい」とアドバイス。これを受け、小園は「SMAPに言われたらやるしかねぇな!」と自信をつけて、芸能界入りを決断したことを明かした。しかし、この話を聞いた中居は「ごめん、あれウソだった!」と、社交辞令であったことを認めて謝罪。「勘違いで入ってきちゃったんだな!」と言われた小園は「えっそうなっちゃいます!?」と困惑を隠さなかった。芸能界の中でも、俳優という道を選択した理由について、小園は「(アイドルをやるにしても)歌もダンスもヘタくそだったので…」と説明。この言葉に敏感に反応した中居は「こんなこと言うのもなんだけど、大丈夫。俺、これで30年近くやってきている」と、実績を踏まえて強調した。一方、父と同じ芸人という道については「小さい頃はなりたかったです」と願望があったそうだが、ある出来事で挫折したそう。それは、小学校の時にヒロミとともに参加した岩城滉一のホームパーティーで、弟と2人でネタを披露したこと。結果、岩城をはじめ誰1人笑わなかったことがトラウマになっているそうで、「芸人だけは絶対なるもんか!」と強い決意を振り返ったが、バカリズムには「(プロの)芸人でも、その舞台は厳しい」と過酷なコンディションに同情されていた。
2016年08月11日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて7月21日、「AKB48 グループ選抜“やり過ぎ”サマー」が初日を迎え、総監督の横山由依をはじめ、AKB48のメンバーがパーク内の会場に登場。オープニングナンバーの「会いたかった」が流れると、観客席で大歓声が起こった。「AKB48 グループ選抜“やり過ぎ”サマー」は、AKB48、NMB48、HKT48、NGT48および各チームの豪華メンバーが、7月21日~9月4日(日)の期間中毎日、15周年を記念した“やり過ぎ”の夏にふさわしいライブを開催するというもの。パーク内ステージ14で実施した記念すべき初回ライブは完売御礼で、大勢のゲストが集結。手が届きそうなほど至近距離にメンバーが登場すると、会場ではわれんばかりの大歓声がわき起こった。この日はパークの人気アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」にも期間限定で搭載中の夏の定番曲「真夏の Sounds good!」や、「ヘビーローテーション」、「Everyday、カチューシャ」といった誰もが知っている大人気楽曲をはじめ、新曲の「LOVE TRIP」まで選りすぐりのヒットナンバーを披露。メンバーが観客席にサプライズ登場する演出も、大いに盛り上がった。また、大ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」の披露時には、エルモ、クッキーモンスターといったパークの人気キャラクターのみならず、観客席にいた子どもたちもステージ上に呼ばれ、メンバーと一緒にダンス。会場は大いに盛り上がった。そして、同ライブのフィナーレには総監督の横山さんが、「わたしたちAKB48選抜グループは、この夏、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに常駐します! “やりすぎUSJ”で“近すぎ”サマーを楽しみましょう!」と毎日開催するイベントの開幕を声高らかに宣言した。写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C) AKS(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.TM / (C) Sesame(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日俳優の小園凌央が、きょう12日(19:56~22:54)に放送される日本テレビ系バラエティ番組『踊る踊る踊る!さんま御殿!! 最強2世が奇跡の集結 美女アスリート浴衣祭』(レギュラーは毎週火曜19:56~20:54)に出演し、父・ヒロミと母・松本伊代の恥ずかしい素顔を暴露する。ヒロミと伊代の長男である小園は今回、「2世芸能人」パートで同番組に初登場。ヒロミが「ママ~ママ~」と甘えた声で、伊代を呼び出したら、息子たちの退席の合図になっていることを明かす。こうしたヒロミの甘えん坊ぶりに、芸人の先輩である明石家さんまもショック。小園はさらに、ヒロミと伊代が起こす大ゲンカのくだらない原因まで暴露する。今夜の放送には他にも、「この夏 目が離せない芸能人が大集合」パートに、乃木坂46の生駒里奈が登場。テレビでやったことのないモノマネをふられて赤面で披露することになり、さすがのさんまも「それは無理だ…」とさじを投げてしまう。「2世芸能人」パートのゲストには、虻川美穂子、小沢一敬、香音、カンニング竹山、神部冬馬、紅蘭、下嶋兄、高橋真麻、高畑こと美、匠、長嶋一茂、愛弥が出演。「この夏 目が離せない芸能人が大集合」パートには、青柳翔、AKIRA、上田まりえ、おかずクラブ、武田玲奈、團遥香、トレンディエンジェル、中川翔子、永野、林家三平。「美女アスリートvs醜女芸人」パートでは、青木愛、浅田舞、尼神インター、伊藤華英、金田久美子、黒木優子、黒沢かずこ(森三中)、坂口佳穗、潮田玲子、永里亜紗乃、ハリセンボン、室伏由佳が登場する。
2016年07月12日松田龍平が親戚の家に居候し万年床で暮らす“おじさん”役を好演する映画『ぼくのおじさん』。この度、本作のティザーポスターが到着した。「自分のまわりにいる大人について」という学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきて――!?原作は、遠藤周作らとともに戦後日本文壇を代表する作家である北杜生。和田誠のイラストも併せて、いまもなお幅広い世代に愛され続ける作品だ。そしてキャストには、主演の松田さんをはじめ、おじさんと同居し見守る甥っ子・雪男役には子役の大西利空、おじさんが一目惚れするヒロインに真木よう子。さらに、戸田恵梨香、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸次重幸、キムラ緑子、銀粉蝶ら、実力派豪華俳優陣が脇を固めている。先日、おじさんワールド全開の特報映像が解禁されたが、今回はついにティザーポスターが到着。ポスターデザインは、和田氏が描いた原作の書影と同一の構図で親しみを感じるデザインで、インテリながら何事もだらしないボサボサ頭の“おじさん”と、整ったサラサラヘアーのしっかりものの“ぼく”との対照的なコンビが目を惹く。そして、その周りには「寝転びながら本を読むおじさん」「苦手なスポーツに挑戦するおじさん」「ブランコに乗るおじさん」など様々なシーンが散りばめられ、怠け者だけど憎めない、かわいらしいおじさんのキャラクターが伝わってくる、どこかほっこりする仕上がりとなっている。なお本ポスターは、7月9日(土)より劇場掛けされるようだ。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月09日AKB48グループ総監督の横山由依が、7月6日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『AKBラブナイト 恋工場』(毎週水曜深夜1:41~1:56、一部地域を除く)の第21話に主演。同棲を解消したカップル役を演じ、"泣き"の演技を披露する。このドラマは、AKB48グループメンバーから選抜された40人が、1話ずつヒロインを務めていくもので、横山は「恋愛ドラマはそんなに経験がないので、想像しながら一生懸命演じました」と意気込みす。部屋で自分の持ち物を整理している途中、感情的になって一心不乱に皿を叩き割るシーンが見どころだ。横山は、今回の出演を受け、自身の理想の恋愛を赤裸々に告白。デートは「相手が運転する車の助手席に乗って夜景をめっちゃ見たいので、夜景の綺麗なところに連れていってくれる人がいいな」、彼氏は「私がコップとかを割っちゃっても冷静に片づけてくれたり、人によって態度を変えない人がいいですね」と次々に語る。結婚については「ウエディングドレスも着たいし、白無垢も着たいですね」と希望があるそうで、元メンバーの結婚式の帰りに「思わず結婚情報誌を買っちゃいました(笑)」と、感化されてしまったそうだ。今回のドラマは、各話に主演するメンバーによる演技バトルが展開され、1位に選ばれると、来春スタートの連続ドラマに主演。『山村美紗シリーズ』などの2時間ドラマが好きな横山は「京都が舞台のサスペンスドラマをやってみたいです」と意欲を示す。ライバルには、SKE48の大場美奈を挙げ、「同期で同い年の美奈が恋愛ドラマでどんな表情をするのかめっちゃ気になります」と、闘争心を燃やした。横山主演作が放送された直後には、AKB48の山田菜々美が主演を務める第22話を、auの「ビデオパス」で配信。母親の再婚によって、同い年の新たな"弟"とひとつ屋根の下で暮らすことになったヒロインを演じる山田は「普段ほとんど怒ることがないので、怒るシーンは見どころです(笑)」と呼びかけている。(C)AKB ラブナイト製作委員会
2016年06月30日スポーツ、演劇、音楽、学術など様々な分野の第一線で活躍する人物にスポットを当てるドキュメンタリー「情熱大陸」の6月26日(日)放送回に「AKB48」の横山由依が登場、AKB48総監督としてグループ全体を率いる新リーダーの苦悩に迫る。2005年に誕生、今年で結成11年目となった「AKB48」。東京・秋葉原を本拠にした「AKB48」のほか愛知(名古屋)に「SKE48」、大阪に「NMB48」、福岡に「HKT48」、そして昨年新潟に「NGT48」が誕生。さらに海外でもインドネシアの「JKT48」、中国の「SHN48」と国内5グループ、海外2グループの計7グループが活動。また今後フィリピンで「MNL48」が始動することになっている。この総勢およそ400名に及ぶ巨大グループの統括役といえるのが“総監督”。この役割を昨年末に初代総監督の高橋みなみから引き継いだのが現在23歳の横山さんだ。全体の指揮だけに留まらずときには嫌われ役となってメンバーを導いていかなければならないことなど“総監督”の役割は一般企業でいう中間管理職のよう。過去に学級委員長はおろか部活のキャプテンさえやったことがないという横山さんは、強いリーダーシップでグループを統率してきた初代の高橋さんと違いおっとりしたイメージが強く、ステージで空回りするスピーチしかできない自分を恥じ、高橋さんと自分を無意識に比較しては苦しむ日々を送っていた。「そこに立っているのが申し訳ない」と語り、「すべてを捨てて、海外に逃亡したいと思ったこともあった」と“衝撃告白”するシーンも。番組では総監督として初めて挑んだ今年の「AKB48選抜総選挙」の裏側や、ライブ、握手会の舞台裏、またインドネシアで現地のグループである「JKT48」とコラボレーションする様子などを紹介。“総監督”としての重圧のなかで巨大グループの舵取りをしながら、自らもアイドルとして輝こうとする様子や、束の間の休日に地元京都の同級生とカラオケを楽しむ素顔など、横山さんの仕事とプライベートに密着、その“素顔”に迫っていく。そこから見えてくるのは「カリスマではないリーダーのあり方」…。グループ屈指の努力家・横山さんの“総監督”という新たな挑戦に挑んだ3か月をお見逃しなく。「情熱大陸」は6月26日(日)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月26日AKB48総監督の横山由依(23)が、26日放送のMBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎週日曜23:00~)に登場。総監督として初めて挑んだ「第8回AKB48選抜総選挙」の舞台裏など、苦悩の3カ月に密着した模様が放送される。初代総監督の高橋みなみに指名され、昨年12月に2代目総監督に就任した横山。グループ400人の指揮をとるのはもちろん、嫌われ役を買って出てメンバーを叱咤激励するのも重要な役目であり、また、個性豊かなメンバーと運営側との間に立つ会社の"中間管理職"のようでもある。前任の高橋のような目立つ存在とは言えず、振り返ると学級委員長はおろか部活のキャプテンさえなったこともないという横山は、「そこに立っているのが申し訳ない」と語る。ステージでは空回りするスピーチしかできない自分を恥じ、高橋と自分を無意識に比較しては苦しむ日々。「すべてを捨てて、海外に逃亡したいと思ったこともあった」と明かす。番組では、総監督として初めて挑んだ総選挙やライブ、握手会の舞台裏からインドネシアで現地JKT48とコラボレーションする様子。さらには、つかの間の休日に地元京都の同級生とカラオケを楽しむ素顔にも密着する。23歳のアイドルが体現する「カリスマではないリーダーのあり方」とは…。総監督という新たなチャレンジをスタートさせたグループ屈指の努力家・横山の多忙な3カ月を追う。(C)TBS
2016年06月25日アイドルグループ・AKB48の横山由依、木崎ゆりあ、小嶋真子、岩立沙穂が、テレビ朝日系ミニ番組『全力坂』(毎週月~木曜深夜1:20~ ※一部地域を除く)に、きょう6日の放送から4日連続で登場し、全力で坂を駆け上がる。今回4人は、18日に行われる『第8回AKB48選抜総選挙』での上位ランクインを祈願して、美少女が坂を全力で駆け上がる同番組に出演。6日の放送で幽霊坂に挑む総監督の横山は「最初に坂を見た時に、その勾配が『けっこう急やなぁ』と思いました(笑)」とビビりながらも、「暑すぎなかったので走りやすかったです」とコメント。総選挙の目標は「7位以内、"神7"です!」と力を込めた。翌7日に蛇坂を激走する木崎は「最初は緩やかだったので『こんなものかな』って思ってたら意外と急で…」と油断があだになったようで、「1週間分くらいの体力を消耗しました」と苦笑い。総選挙は「今回こそ16位以内、選抜メンバーを目指します!」と抱負を語った。8日に安全寺坂を走る小嶋は「撮影でこんなに全力で走ったのが初めてだったので、新鮮でとても楽しかったです」と充実の様子で、「安全寺坂でしっかり勢いをつけたので、このまま総選挙でもいい順位にランクインできたら」と期待。9日に潮見坂を走る岩立は「高校生の通学路が坂道で毎朝走っていたので、その時のことを思い出しました」といい、「今年の総選挙はランクインすることが目標です」と謙虚に話していた。なお、テレビ朝日系列では、総選挙本番終了後、23時15分から"延長戦"特番を生放送する。(C)テレビ朝日
2016年06月06日松嶋菜々子が主演を務める、7月期放送のドラマ「営業部長 吉良奈津子」。この度、本作の新たなキャストとして、松田龍平の出演が決定! なお松田さんは、連続テレビ小説「あまちゃん」以来、約3年ぶりの連続ドラマ出演となり、主演の松嶋さんとは本作が初共演となった。吉良奈津子(松嶋菜々子)は、広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクター(以下CD)でバリバリのキャリアウーマン。40歳手前で結婚して出産、育児休暇で職場を離れていた。3年を経て職場復帰したものの、新たに配属された部署はクリエイティブではなく営業だった。かつて自分が活躍していたクリエイティブに戻りたいと要望を出すと、常務からはすでに3年も現場を離れた人間を受け入れる土壌はないと、冷たく返される。ただ、頑張りによっては元の現場に戻す可能性もゼロではないという。その条件を受け入れしぶしぶ営業部に配属された奈津子だったが、そこにいたのは全く奈津子を信頼していないクセものばかりの部下たちだった。家庭と仕事の狭間で悩みが増えていく奈津子。口うるさい姑の手を借りたくないとベビーシッターを頼むが、その彼女の存在が幸せな家庭を崩壊していくきっかけになっていく。会社では自信を打ち砕かれ挫折し、やがて夫との間に大きな溝ができはじめ家庭も危機に…。ドラマは、“女の戦いと再生”、そして “産後復帰した女性が働く”ということを真っすぐに描いた作品。今回松田さんが演じるのは、業界大手の広告代理店「東邦広告」のクリエイティブ局に勤務する優秀なCD・高木啓介役。高木は、若くして大手クライアントのCDを任される才能の持ち主だが、新人時代に当時バリバリのCDだった奈津子の下で担当した“ある仕事”で辛酸をなめさせられた。そんな中復帰してきた奈津子には、いまだに笑顔で乗り切れると思っている勘違い、時代錯誤なところが気に入らず、厳しい言葉をかけるが、一方では心のどこかで成長した姿を見せつけたいと思っているという役どころだ。映画『御法度』にて主役に抜擢され俳優デビューした松田さんは、同作でブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、日本アカデミー賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにし話題に。その後も多くの作品に出演し、『舟を編む』では「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞受賞など、その唯一無二な演技力を見せつけてきた。そんな松田さんだが、松嶋さんとは今回が初共演。「いまから撮影が楽しみです」と共演を待ち望んでいると話している。また、連続ドラマ出演は約3年ぶり。「久々の連続ドラマ出演になるので、体調を崩さないよう、良く食べ、良く寝て撮影に挑みたいと思います」と意気込みをコメントしていた。最高視聴率16.7%、新語・流行語大賞の候補50語にもノミネートされるほどの社会現象を巻き起こした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」を書いた井上由美子が描く世界観の中で、数々の賞を受賞してきた実力派俳優の松田さんと、「やまとなでしこ」などドラマ史に残る話題作に多く出演してきた松嶋さんが、初共演でどのような化学変化を起こすのか、放送を楽しみにしていたい。木曜劇場「営業部長 吉良奈津子」は7月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年06月04日松田龍平を主演に迎え、『もらとりあむタマ子』『味園ユニバース』の山下敦弘監督が“21世紀版の寅さん”を描く『ぼくのおじさん』。このほど、松田さんに一目惚れされる“マドンナ役”に、真木よう子が決定。明るく、カラッとした性格のハワイ在住日系四世の女性を演じることになった。「自分のまわりにいる大人について」というテーマで、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父と専業主婦の母では面白いものが書けそうにない。そこで、家に居候している、ぼくの“おじさん”(松田龍平)を題材にすることに。おじさんは、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある人だった。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がる。最初は乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーにひと目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることになったおじさん。おじさんとぼくはエリーを追いかけ、ハワイへと向かうが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木もやってきて…。原作は、「どくとるマンボウ」シリーズなどで知られる北杜夫の同名小説。北氏のユーモアセンスが遺憾なく発揮され、和田誠のイラストも併せて、いまなお幅広い世代に愛され続ける名作だ。おじさん役を務めるのは、先日、主演作『モヒカン故郷に帰る』がイタリア・ウディネ映画祭で2冠を達成した松田さん。また、おじさんを見守る甥っ子・雪男役には、度重なる選考を見事勝ち抜いた大西利空。監督を、『天然コケッコー』や『苦役列車』など、話題作を次々手掛け、独特な作風でファンを魅了してきた山下敦弘が務め、優しさや寛容さ、そして温かい心を伝える21世紀版『男はつらいよ』を目指していく。そんな本作では、松田さん演じる“おじさん”のロマンスも重要となるが、今回、明るく太陽のようなマドンナ・稲葉エリー役を、『海よりもまだ深く』の公開も控える真木さんが演じることになった。山下監督とは、ドラマ「週刊真木よう子」(’08)以来、8年ぶりのタッグとなる。エリーはハワイ在住の日系四世のため、真木さん自身、映画では初めてとなる英語での長セリフに挑戦。現地の俳優とも話せるように練習し、ハワイでの撮影に臨んだという。真木さんは、「ハワイに行く前はとても不安でしたが、最終日には帰りたくなくなってしまうほど満喫できました(笑)。ハワイの快晴続きの天気はもちろんですが、日本と違って空も広く、ただそこにいるだけで気持ちが朗らかになれました」と語っており、ハワイロケは充実したものとなった様子だ。また、「エリーは典型的な“ザ・マドンナ”」だそうで、「ハワイ育ちのカラッとした性格の彼女は演じていて楽しかったです」と言う。「山下監督は、こちらの集中力が切れていると直ぐに見破ってしまう怖い監督なんです(笑)。でもそれだけ熱心であり、その情熱が現場にも伝わるので、緊張感のある雰囲気のいい現場を作り上げてくださる方ですね。松田龍平さんの演じたおじさんは、すごく素直で、見ているだけで面白い人!おじさんの役にぴったりだなって思います(笑)」と、松田さんの“おじさん”ぶりに太鼓判を押した。また、山下監督も「ひと言で表すとエリーは、おじさんにとって“太陽”のような存在。そんなエリーを真木さんは全力で演じてくれました。芯があって明るい女性という“陽”の部分だけでなく、ハワイの日系四世であるという揺れ動くアイデンティティの“陰”の両方を真木さんは演じてくれて、僕も掴み取れていない複雑で繊細なエリーを見事に体現し、深みを増してくれました」と絶賛。エリーは原作には登場しないキャラクターではあるものの、脚本・企画の須藤泰司氏は、「彼女を通じて原作の大切な部分でもある、太平洋戦争が始まって苦労した日系人の人々、戦争の爪痕の描写を映画に入れようと思いました。原作同様、それが押しつけがましくならない範囲で、エリーから日系人がたどった歴史が見えるような、覚悟ある女性にしました」と、その役どころに込めた意味を明かしている。真木さん演じる“マドンナ”の登場で、“おじさんとぼく”の珍道中がどんなふうに変化していくのか、引き続き注目していて。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月03日ミステリー作家・東野圭吾が描くタイムトラベル・ファンタジー『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を原作とした舞台が、開幕間近だ。2013年にキャラメルボックスにて初演。今回はプロデュース公演となり、主役の三人組を多田直人、松田凌、鮎川太陽が演じる。初日まで残すところ約2週間となった稽古場を取材した。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報この日の稽古は、ステージングの確認からスタート。多田が進行を務め、舞台上の位置取りや芝居のタイミングなどを確かめていく。全キャストが登場するオープニングのシーンでは、複雑な人の流れに混乱が起きないよう、全員が意見を出し合って動きを調整。時間にすれば僅かな場面だが、客席へスムーズに芝居を届けるべく、より良い方法を模索する。芝居のパーツが、一つ一つ丁寧に磨き上げられていく。本作は「手紙」が重要なアイテム。コソ泥を働いた青年3人組が廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を手にする。逃亡中の身でありながら、つい返事を書いてしまう青年たちだったが、その手紙は数十年前の時代を生きた人間が書いたものだった…。時空を超え、過去からの手紙に込められた人々の想い――真相を握るナミヤ雑貨店の店主の懐の深さに、心が温まるストーリーだ。3人組のリーダーを演じる多田は、初演からの続投。多田、松田、鮎川によるダンスシーンでは、カウントが合わずに苦戦する松田と鮎川に多田が助け舟を出す。若手ふたりに優しくアドバイスをする多田は、役柄同様の兄貴肌だ。臆さずに意見を出しつつも、先輩の言葉に熱心に耳を傾ける松田と鮎川は、「現代」に生きる若者を演じるに相応しい素直さを持っている。松田が多田に詰め寄るシーンでは、熱意のあまり松田が間を詰め過ぎ、多田から「もうちょっと、距離開けといてもらえる?」とツッコミも。見ていたキャストから笑いが起こった。鮎川は台本を手にして脚本・演出の成井豊の机前に座り込み、アドバイスを求める。成井が台詞の意図を細やかに解説すると、曇っていた鮎川の表情が「そういうことか!」と晴れ渡った。3人の軽やかな掛け合いも見どころの一つとなりそうだ。ナミヤ雑貨店の店主を演じる川原和久が4年ぶりの舞台出演となる等、注目の俳優たちも本作に集結する。ミュージカル界でも活躍する菊地美香が、人気歌手の役としてその歌唱力を披露する場面も。鯨井康介も加わり、稽古場に美しいデュエットが響き渡った。公演は4月21日(木)から5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。なお、チケットぴあでは「オリジナル・レターセット&お悩み相談付」チケットと「舞台見学&撮影会付」チケットを発売中。取材・文:片桐ユウ
2016年04月13日石橋凌が3月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「Neo Retro Music 2016」の東京公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは石橋の生誕60周年を記念して始動したプロジェクト「R=60 PROJECT」の一環として実施。オープニング・ナンバーは『RESPECT THE NIGHT』。伊東ミキオのピアノと太田惠資のバイオリンをバックに、情感豊かに全身でふりしぼるようなシャウトで、一気に場内の気持ちを鷲づかみにするさまは圧巻。続いてTHE GROOVERSの藤井一彦(g)を呼び込み、ARB時代の名曲『Just a 16』を披露、イントロが奏でられるだけで歓声が沸きあがった。さらにはTHE ROOSTERSの池畑潤二(ds)、HEATWAVEの渡辺圭一(b)も加わり、バンド時代の曲とソロのナンバーを交互に繰り出していく。1977年に結成され日本のロック・シーンに大きな影響を与えたバンド、ARBの曲も、今の石橋が表現することでまた新たな魅力を帯びて輝いていく。映画や小説のように心の琴線に触れる歌世界が、ロックンロールという衝動と融合していく。メンバー紹介の際に、「1980年代、各地のイベントでRCサクセションと共演して凄い人だなと思ってました」と石橋に言わしめた梅津和時(sax)とホーン・セクションも加わった贅沢な編成が素晴らしいアンサンブルを聴かせる。中盤の『形見のフォト』、『ヨロコビノウタを!』を演奏する際には、観客に「歌、手拍子、そして演奏も一緒に」と呼びかけ、たくさんのエッグシェーカーを投げ入れる演出も。それに応えて盛り上がるファンとのコラボレーションが熱い。アンコールで「自分にとって恩人がふたりいる」と切り出した石橋は、デビューのチャンスをくれた福岡KBCラジオのディレクター岸川均氏、俳優になるきっかけとなった松田優作と故人ふたりの名を挙げ『縁のブルース』を披露。さらに「What’s a wonderful world」、「Route66」と不朽の名曲を腕利きのメンバーと共にベテランならではの演奏で魅了した。「最近、国内がまた、きな臭い匂いが強くなってきてます。みんなと一緒にこの歌を歌い続けていきたいと思います」と宣言して『ピカドンの詩』で2時間40分にわたる熱演を締めたこの日のMCで「自分が尊敬する好きなミュージシャンと一緒に、魂が乱舞するカーニバルのような一夜にしたいと思っています」と、石橋の口から直接発表されて場内が大いに盛り上がったが、7月20日(水)に東京・赤坂BLITZでバースデイ・ライブの開催が決定した。チケットの一般発売は4月23日(土)午前10時より。チケットぴあでは独占先行を実施中。受付は3月21日(月・祝)午前11時まで。取材・文:浅野保志(ぴあ)■「SOULFUL CARNIVAL 石橋凌BIRTHDAY LIVE」日時:7月20日(水)開場17:30/開演18:30会場:赤坂BLITZ(東京都)【特電番号】0570(02)9947
2016年03月09日石橋凌が3月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「Neo Retro Music 2016」の東京公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは石橋の生誕60周年を記念して始動したプロジェクト「R=60 PROJECT」の一環として実施。オープニング・ナンバーは『RESPECT THE NIGHT』。伊東ミキオのピアノと太田惠資のバイオリンをバックに、情感豊かに全身でふりしぼるようなシャウトで、一気に場内の気持ちを鷲づかみにするさまは圧巻。続いてTHE GROOVERSの藤井一彦(g)を呼び込み、ARB時代の名曲『Just a 16』を披露、イントロが奏でられるだけで歓声が沸きあがった。さらにはTHE ROOSTERSの池畑潤二(ds)、HEATWAVEの渡辺圭一(b)も加わり、バンド時代の曲とソロのナンバーを交互に繰り出していく。1977年に結成され日本のロック・シーンに大きな影響を与えたバンド、ARBの曲も、今の石橋が表現することでまた新たな魅力を帯びて輝いていく。映画や小説のように心の琴線に触れる歌世界が、ロックンロールという衝動と融合していく。メンバー紹介の際に、「1980年代、各地のイベントでRCサクセションと共演して凄い人だなと思ってました」と石橋に言わしめた梅津和時(sax)とホーン・セクションも加わった贅沢な編成が素晴らしいアンサンブルを聴かせる。中盤の『形見のフォト』、『ヨロコビノウタを!』を演奏する際には、観客に「歌、手拍子、そして演奏も一緒に」と呼びかけ、たくさんのエッグシェーカーを投げ入れる演出も。それに応えて盛り上がるファンとのコラボレーションが熱い。アンコールで「自分にとって恩人がふたりいる」と切り出した石橋は、デビューのチャンスをくれた福岡KBCラジオのディレクター岸川均氏、俳優になるきっかけとなった松田優作と故人ふたりの名を挙げ『縁のブルース』を披露。さらに「What’s a wonderful world」、「Route66」と不朽の名曲を腕利きのメンバーと共にベテランならではの演奏で魅了した。「最近、国内がまた、きな臭い匂いが強くなってきてます。みんなと一緒にこの歌を歌い続けていきたいと思います」と宣言して『ピカドンの詩』で2時間40分にわたる熱演を締めたこの日のMCで「自分が尊敬する好きなミュージシャンと一緒に、魂が乱舞するカーニバルのような一夜にしたいと思っています」と、石橋の口から直接発表されて場内が大いに盛り上がったが、7月20日(水)に東京・赤坂BLITZでバースデイ・ライブの開催が決定した。チケットの一般発売は4月23日(土)午前10時より。チケットぴあでは独占先行を実施中。受付は3月21日(月・祝)午前11時まで。取材・文:浅野保志(ぴあ)■「SOULFUL CARNIVAL 石橋凌BIRTHDAY LIVE」日時:7月20日(水)開場17:30/開演18:30会場:赤坂BLITZ(東京都)【特電番号】0570(02)9947
2016年03月09日松田翔太を主演に、4月にドラマ化、今夏には映画化という一大プロジェクトが始動した『ディアスポリス-異邦警察-』。この度先日公開された超特報に続き、松田さん演じる久保塚が映る特報映像が解禁された。本作は、 東京にいる密入国外国人約15万人。悪い奴もいるが、難民認定を受けられず貧しい生活をしている者も大勢いる。そんな彼らが自分たちを守るために秘密組織「異邦都庁(通称:裏都庁)」を作り上げた。そこには金融庁の関与しない銀行、厚労省の認可しない病院、そして異邦警察「ディアスポリス」が存在した。そんな裏都庁で働くただ一人の警察官、久保塚早紀の活躍を描いた物語――。原作は、すぎむらしんいちと『20世紀少年』などの脚本を手掛けたリチャード・ウー(長崎尚志)脚本による同名コミック。監督には、『私の男』でモスクワ国際映画祭グランプリを受賞した熊切和嘉が務め、守屋文雄と共に脚本も担当している。熱狂的な支持を受けながらも、そのキワどすぎる世界観から実写化不可能とされた本作に挑むのは、「花より男子」シリーズや『LIAR GAME』シリーズ、「女帝」など様々な役どころを演じ、強烈な存在感を放つ日本を代表する俳優のひとり、松田さん。自身原作のファンで、主演を熱望していたという松田さんは、複数の言語を操る国籍不明の裏警察・久保塚役をいままでのキャリア全てぶつけて熱演する。そして今回解禁された特別映像は、本作の内容が少し垣間見える映像。松田さん演じる久保塚が警察に引き止められるも「俺も警察なんだよ」と言い放つシーンなど“裏警察”としての存在感を放った姿が映し出されている。『ディアスポリス-異邦警察-』(仮)は2016年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月05日松田龍平がまさかのモヒカン頭となり、前田敦子、千葉雄大、柄本明、もたいまさこと“家族”を演じる『モヒカン故郷に帰る』。本作で、松田さんはデスメタルバンド「断末魔」のボーカルに挑戦、沖田修一監督書き下ろしのオリジナルソングを熱唱していることが分かった。恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田龍平)。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛する相変わらずの頑固おやじ・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)。久しぶりに家族そろったと思いきや、“父親になる”というのに相変わらずのらりくらりの永吉に、治は怒り心頭。いつもの一家総出のド派手な親子ケンカが勃発する。そんな矢先、発覚した親父のがん。なんだかんだ喧嘩してしまうけど…やっぱり家族が集まれば笑顔こぼれる!永吉は不器用ながらも「俺は俺なりに」親孝行に大奮闘するが――。本作は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などで知られる沖田監督がオリジナル脚本を手がけ、瀬戸内海に浮かぶ四島でオールロケが行われた、現代版ホームドラマ。緩やかに流れる“島の時間”の中、親不孝だった息子の最後の親孝行というしんみりしがちなストーリーを、“沖田節”ともいえる温かなユーモアで包み、絶妙なキャスティングの豪華俳優たちがそれぞれ喜々として演じている。そんな本作でモヒカン頭の松田さんが扮するのは、売れないデスメタルバンド、その名も「断末魔」のボーカル!「断末魔ー!!」の“デス声”が鳴り響く、印象的なライブシーンの撮影は広島市内のライブハウスで行われ、撮影時、松田さんはスタッフや監督の期待をはるかに上回る最高のパフォーマンスで観客役のエキストラたちを熱狂させた。「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを見た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と、監督は松田さんの“デス声”によるパフォーマンスを大絶賛。実は2人そろって “デス声”を研究したそうで、「デス声の出し方というのがあって(笑)。劇中でも下手な出し方を続けていると声を潰してしまうって出ていて、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを言うんです」と監督。ライブシーンの前夜、広島のホテルでは、松田さんの練習する“デス声”が響いていたのだとか…。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日「MEN’S NON-NO」のモデルで俳優の成田凌が2月20日(土)、出演映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』を劇場で観客と一緒に鑑賞。その恐怖や撮影現場の様子などについて語った。小野不由美の小説を原作に、部屋に染みついた“穢れ”が、人を介して拡散していく恐怖を描く。成田さんは、かつて居住者の自殺があった“事故物件”に暮らす若者・山本を演じている。成田さんにとっては完成した映画を観るのは2回目となるが「最初に観た後は家に帰りたくなくて、朝まで飲みました(笑)」と映画を観終わっても続く、本作独特の恐怖について語る。この日も観終えて感想を求められると「終わり方ですよね…。終わり方に難が…」と苦笑を浮かべる。本作のプロデューサーは、山本役での成田さんの起用について「キャスティングしていたら部屋に『MEN’S NON-NO』があり、めくっていたら成田さんがいて『この子なら、訳アリの物件に住んでしまうんじゃないか?』と思った」と説明するが、成田さんは「住まないです!安くても無理!怖いです」と語る。ちなみに「同じ『NON-NO』のモデルの柳俊太郎が、訳アリの物件に住んでた」と語り、怪奇現象があって「半年くらい家に帰ってなかった」と明かして映画を観終えたばかりの観客の恐怖をますます煽る。撮影の現場は「和気あいあいとしていた」と語るが、やはりと言うべきか現場や完成した映画の中で怪奇現象が起こっていたよう…。プロデューサーは映画の中で確認できる2か所の怪奇現象を説明。「坂口健太郎くんがタクシーに乗っているシーンで、坂口くんとカメラマンと監督しかいないはずなのに、3人以外の手らしきものが映っている」と語り、さらに「最後の竹内結子さんと橋本愛さんのカフェでのシーンで、窓の外で人が仁王立ちしてます。普通、映画に映る人は助監督が全て、動きを付けたり避けさせたりしてるんですが…」と明かすと、成田さんは「鳥肌が立ってきた…」と落ち着かない表情。撮影前にはお払いが行われたが、成田さんは「3シーンしか出てないので行かなかった」とのことで「カメラマンさんなどスタッフさんはお守りを持ってたけど、おれはもらってない!」と心細そうに語り、会場は笑いに包まれた。『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年02月20日ミュージシャンとしてだけではなく、役者としても、全身全霊“表現者”たることを選び続けて来た石橋凌の最新ツアー「Neo Retro Music 2016」が2月6日、福岡・DRUM LOGOSにて幕を開けた。【チケット情報はこちら】ステージ上には池畑潤二(Ds)、渡辺圭一(B)、藤井一彦(G)、伊東ミキオ(Key)、梅津和時(Sax)という鉄壁不動のメンバーがズラリと顔を揃えている。前回のツアーよりもさらに深く広がった音の世界。今回はオープニングも含めて、ある演出が施されており、圧倒的な声量でフロア全体を包み込む、声そのものの魅力に加えて、時にブルージーに、時にファンキーに、絡み合う楽器同士のアンサンブルが、より豊潤な景色を描いていく。この日演奏されたのは、バンド初期のナンバーから最新のソロ曲まで、これでもか!というくらいにたっぷりと並んだ新旧不問のタイトル20数曲。政治的なものから、“目には見えないもの”について歌った曲まで、いずれも時代を問わない輝きと多くの人の胸を打つ、強くて優しい言葉にあふれた曲ばかり。中でも、エッグシェーカーを会場にバラまき「日頃の鬱憤やストレスを吐き出して帰ってください!」とオーディエンスを煽った後のワンシーンは、実に印象的だった。お決まりのコール&レスポンスに加えて、軽快な手拍子と「ヘイ!」という掛け声が、ある曲において自然発生的に巻き起り、曲後に思わず「嬉しい!やはり私の地元です!」と満面の笑みを浮かべた石橋。その抜群の呼吸をして、より深まったファンとの絆にグッと熱いものがこみ上げてきた瞬間だった。MCでは今年7月に60歳を迎えることに触れ、「R=60 PROJECT」を立ち上げたことを報告。ただ「昔から言われているあの辛気くさい漢字ふた文字は禁句です」「“れ”を“げ”に変えて貰ったら、石橋凌、60歳、感激です」とユーモアたっぷりに笑い飛ばす辺りは、さすが石橋凌といった感じだ。プロジェクトとしては今月3日にリリースしたライヴ・アルバム『LIVE Neo Retro Music 2015』が第1弾で、今回のツアーが第2弾。第3弾としては「全国各地で開催されるイベントやフェスにひとつでも多く出て歌っていく」とのことで、今後の動きにも是非、注目していてほしい。ツアーはこの後、2月9日(火)大阪・心斎橋BIG CAT、2月10日(水)愛知・名古屋BOTTOM LINE、3月6日(日)東京・六本木EX THEATER、3月17日(木)北海道・札幌 cube gardenにて開催。チケットは発売中。取材・文:なかしまさおり
2016年02月09日