若手映像作家の登竜門として注目される“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭”が7月16日(土)から24日(日)の9日間に渡り開催されることが決定し、全上映ラインナップが発表された。2日に都内で記者発表が行われ、主催者で埼玉県知事の上田清司氏は「今年も暑い7月の開催になるが、映像制作に取組む若手クリエイターたちのさらに熱い気持ちを、作品から感じ取っていただきたい」とコメントを寄せた。その他の写真本映画祭は、埼玉県川口市を中心に2004年よりスタートし、今年で13回目を迎える。今年の特別招待作品は、第66回ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した『長江図』を含む中国映画2作品で、上映後には監督やプロデューサーによるQ&Aも行われる。映画祭のメインの「コンペティション」には個性豊かな作品が多数ノミネート。長編部門には過去最多となる88の国と地域から合計919本もの応募があり、第21回ロサンゼルス映画祭で最高賞を受賞した福永壮志監督による『アウト・オブ・マイ・ハンド』をはじめ、日本未公開作を含む厳選した12作品を上映する。短編部門は、高杉真宙、高岡奏輔、津田寛治ら多彩な俳優陣が出演する、若手監督たちによる12作品。アニメーション部門は、国内のアニメーション作家による力作に加え、昨年のヒット作『バケモノの子』『心が叫びたがってるんだ。』が上映される。さらに第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『海街diary』のバリアフリー上映が行われるなど、盛りだくさんの企画が用意されている。オープニング作品は、気鋭監督・熊谷まどかが初長編映画に挑んだ『話す犬を、放す』に決定。本作は映画祭が主体となって製作した作品で、女優としてのキャリアに行き詰る娘と、認知症を発症し、かつての飼い犬の幻視に悩む母との葛藤を描いた人間ドラマだ。熊谷監督は「この作品はレビー小体型認知症を扱っているが、自分ではクスッと笑えるコメディだと思っている。心を込めて作った作品で、手ごたえを感じているのでぜひ期待してほしい」と語っている。開催初日は、本作出演のつみきみほ、田島令子、眞島秀和らがオープニング・セレモニーに登壇する。“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016”会期:7月16日(土)から24日(日)まで会場:SKIPシティ映像ホールほか
2016年06月03日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』の公開を記念して、4日(土)からニコニコ生放送で両シリーズの過去作を放送する“さだかや映画祭”が開催される。また、11日(土)には映画を手がけた白石晃士監督が手がける“コワすぎ!”シリーズとのコラボ企画『生でコワすぎ!『貞子vs 伽椰子』公開記念SP 恐怖の現場へ生潜入!』が放送される。『貞子vs伽椰子』/その他の画像『貞子vs伽椰子』は、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる長い髪が強烈な印象を残す貞子、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子が激突するホラー作品で、映画祭では若き日の貞子を描いた『リング0 バースデー』や、口コミで驚異的なヒットを記録したオリジナルビデオ版の『呪怨』など人気作を4日(土)から17日(土)まで連日21時から放送する。また、11日(土)は20時から生放送を行い、貞子、伽椰子らが登場。白石監督が手がけたホラー作品『カルト』も放送される。ニコニコ生放送さだかや映画祭6月4日(土) 『貞子3D』6月5日(日) 『呪怨~終わりの始まり~』6月6日(月) 『貞子3D2』6月7日(火) 『呪怨 -ザ・ファイナル-』6月8日(水) 『リング0 バースデー』6月9日(木) 劇場版『呪怨』』6月10日(金) 『リング』6月12日(日) 劇場版『呪怨2』6月13日(月) 『らせん』6月14日(火) オリジナルビデオ版『呪怨』6月15日(水) 『リング2』6月16日(木) オリジナルビデオ版『呪怨2』6月17日(金) 貞子3D&リングシリーズ、呪怨シリーズ一挙放送連日21時から放送『生でコワすぎ!『貞子vs伽椰子』公開記念SP 恐怖の現場へ生潜入』6月11日(金) 20時から『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年06月02日ペドロ・アルモドバルが製作し、2015年の第72回ヴェネチア国際映画祭で監督賞となる銀獅子賞に輝いた『エル・クラン』が、9月より日本で公開されることがこのほど、決定した。本作は、1983年にアルゼンチンで実際に起きた、裕福な普通の"家族"が世界を揺るがさせた事件を映画化したもの。周囲からも慕われる父と母、そして息子3人に娘2人の"プッチオ家"が幸せな暮らしをしていた折、金持ちの家を狙った高額の身代金事件が多発する。近所で不安が募る一方、変わらない生活を続けるプッチオ家。彼らの裏には隠された秘密が明らかになり、衝撃的なクライマックスが描かれる。ヴェネチアの銀獅子賞をはじめ、第10回アルゼンチンアカデミー賞では最多5部門(撮影、新人男優、美術、衣装、録音)を受賞する快挙を遂げ、本国アルゼンチンでは大ヒット映画『人生スイッチ』(15年)をオープニングで抜き、動員数300万人を記録。第30回ゴヤ賞のイベロアメリカ映画賞、第40回トロント国際映画祭でPlatform Prize特別賞、第32回マイアミ国際映画祭で観客賞を受けるなど世界の映画祭で評価されたほか、アメリカの映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」でも90%の満足度を得ている。なお、銀獅子賞は、これまで北野武監督(『座頭市』)やキム・ギドク監督(『うつせみ』)、ポール・トーマス・アンダーソン監督(『ザ・マスター』)など各国を代表する監督たちが受賞。そして昨年、本作でメガホンを取ったアルゼンチンのパブロ・トラペロ監督が、その仲間入りを果たした。(C)2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO
2016年05月27日スペインの鬼才ペドロ・アルモドバルが製作を務め、2015年の第72回ヴェネチア国際映画祭にて監督賞にあたる銀獅子賞を受賞したアルゼンチン映画『エル・クラン』が、9月より全国公開されることになった。1983年、アルゼンチンの平和な街。裕福でご近所からも慕われるプッチオ家は父アルキメデスを筆頭に妻、息子3人、娘2人で幸せに暮らしていた。しかし、二男アレハンドロの学校の友達が誘拐され、姿を消してしまう。以降、彼らのまわりで、金持ちだけを狙った身代金事件が多発。犯人が捕まらず近所には不安な空気が流れる中、プッチオ家はいつもと変わらない生活をしていた。だが、ある夕飯の時間、アルキメデスは妻の作った料理を食卓ではなく、なぜか2階の奥にある鍵のかかった部屋へと運んでいく。この家族には、誰にも言えない秘密があった…。アルゼンチンで実際に起きた、ちょっと裕福な普通の“家族”が全世界を震撼させた事件を完全映画化した本作。製作を務めるのは、日本でも絶賛を受けたアルゼンチン映画『人生スイッチ』のプロデュースも記憶に新しいペドロ・アルモドバル。そして、本作で見事、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)に輝いたのは、パブロ・トラペロ。銀獅子賞といえば、過去に北野武監督(‘03/『座頭市』)やキム・ギドク監督(’04/『うつせみ』)、ポール・トーマス・アンダーソン監督(’12年/『ザ・マスター』)など、各国を代表する監督たちが受賞しており、44歳のアルゼンチンの俊英は名だたる監督の仲間入りを果たすことになった。さらに、本国で大ヒットした『人生スイッチ』をオープニング動員記録で抜き、300万人という驚異的な動員数で社会現象化。アルゼンチンアカデミー賞最多5部門受賞や、スペイン・ゴヤ賞イベロアメリカ映画賞受賞など、高い評価を受けている。一見、幸せそうな “プッチオ家”が抱える秘密と、誰もがぶっ飛ぶ(?)とんでもない結末を、ぜひ楽しみにしていて。『エル・クラン』は9月、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日ショッピング・イベント「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト(VOGUE FASHION’S NIGHT OUT) 2017 神戸 in 大丸神戸店」が、2017年3月25日(土)に大丸神戸店および旧居留地エリアにて開催される。2009年からファッション業界の活性化を目的として世界各国で催されている「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト(FNO)」。日本ではこれまで東京と大阪を中心に毎年秋に開催され、その盛り上がりは年々熱を帯びてきている。神戸での開催、さらに春に開催されるのはFNO設立以降初めてのことだ。イベントは、大丸神戸店を中心に旧居留地エリアのショップで開催される。特別なアイテムやサービスが提供されるほか、スペシャルゲストに長谷川潤、 FNOサポーティングゲストにモデルの福士リナと水原佑果、 MCに宮迫博之といったラインナップ。ファッションやショッピングの楽しさを感じることのできる様々な企画が実施される。また、東京・大阪開催の時と同様に、東日本大震災の復興支援または地域貢献につながるチャリティグッズの販売も予定されている。【概要】ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト 2017 神戸 in 大丸神戸店日程:2017年3月25日(土)場所:大丸神戸店及び旧居留地エリア住所:大丸神戸神戸市中央区明石町40番地TEL:078-331-8121開催時間:オープニング・セレモニー:14:00、ショッピング・タイム:15:00~21:00、クロージング・セレモニー:20:00
2016年05月23日角川映画誕生40年記念企画「角川映画祭」が、新宿ほか全国にて順次開催。期間は2016年7月30日(土)から9月2日(金)まで。角川映画祭は、「角川シネマコレクション」を劇場上映する特別企画。大映・角川映画・日本ヘラルド映画の豊富な“昭和の名作”を取り揃えている。ラインナップは、巨匠・市川崑監督の『犬神家の一族』に始まり、1983年の実写映画『時をかける少女』、宮沢りえの映画デビュー作『ぼくらの七日間戦争』まで、パワー溢れる48作品。昭和を生きた世代は当時を懐かしみ、今の若い世代は当時の息吹を感じながら、大スクリーンで名作を堪能してみて。【概要】角川映画誕生40年記念企画「角川映画祭」期間:2016年7月30日(土)~9月2日(金)場所:角川シネマ新宿ほか全国・5回券前売りチケット復刻版のチラシセット・5枚≪『犬神家の一族』『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』『人間の証明』『蘇える金狼』≫が特典としてついてくる。【ラインナップ】1,犬神家の一族2,人間の証明3,野性の証明4,金田一耕助の冒険5,蘇える金狼6,戦国自衛隊7,復活の日8,野獣死すべし9,刑事珍道中10,スローなブギにしてくれ11,ねらわれた学園12,悪霊島13,蔵の中14,セーラー服と機関銃15,化石の荒野16,汚れた英雄17,伊賀忍法帖18,幻魔大戦19,探偵物語20,時をかける少女21,里見八犬伝22,少年ケニヤ23,晴れ、ときどき殺人24,湯殿山麓呪い村25,メイン・テーマ26,愛情物語27,麻雀放浪記28,いつか誰かが殺される29,Wの悲劇30,天国にいちばん近い島31,カムイの剣32,友よ、静かに瞑れ33,結婚案内ミステリー34,早春物語35,二代目はクリスチャン36,キャバレー37,彼のオートバイ、彼女の島38,オイディプスの刃39,時空の旅人40,火の鳥 鳳凰編41,黒いドレスの女42,恋人たちの時刻43,迷宮物語44,花のあすか組!45,ぼくらの七日間戦争他社46,悪魔が来りて笛を吹く47,魔界転生48,蒲田行進曲©KADOKAWA
2016年05月20日「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件をモチーフに描く『日本で一番悪い奴ら』。この度,本作が「第15回ニューヨーク・アジア映画祭」オープニング作品に決定し、主演の綾野剛が同映画祭のライジング・スター賞を受賞することが明らかになった。北海道警察の新米刑事・諸星要一(綾野剛)は、叩き上げの刑事たちの前で 右往左往する毎日をおくっていた。そんな中、署内随一の敏腕刑事・村井(ピエール瀧)から教えられた刑事として認められる唯一の方法、それは“点数”を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別に分類され、熾烈な点数稼ぎに勝利した者だけが組織に生き残る。そのためには裏社会に飛び込み、捜査に協力するスパイ=S(エス)を仲間にし、有利な情報を手に入れろ!こうして、その教えに従った諸星と、彼の元に集まった3人のSたちとの狂喜と波乱に満ちた生活がはじまった。「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、 でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、ありとあらゆる悪事に手を汚した北海道警察の刑事・諸星の行き着く先は――!?『凶悪』の白石監督がメガホンを取る本作。キャストには、綾野さんをはじめ、諸星の捜査協力者で“S”と呼ばれる裏社会のスパイを演じるのは、中村獅童、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)。そのほかピエール瀧、中村倫也、木下隆行(TKO)ら個性豊かな面々が集結している。今回、オープニング作品として上映が決定した「ニューヨーク・アジア映画祭」は、北米有数のアジア映画祭。15回目を迎える今年は、6月22日~7月9日(現地日程)にて開催される。綾野さんが受賞する「ライジング・スター賞」は、世界的な活躍を期待する俳優に贈られる賞で、本作で綾野さんは、“黒い警部”と異名を残す、北海道警察の警部・諸星要一が逮捕されるまでの壮絶な26年間を熱演している。「ライジング・スター賞」は、過去にも2011年に山田孝之(『ミロクローゼ』)、2012年長澤まさみ(『モテキ』)、2014年二階堂ふみ(『私の男』)、2015年染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『TOKYO TRIBE』)が受賞しており、今年で3年連続の受賞となる。本映画祭のディレクター、サミュエル・ジャミエールは、「白石和彌監督の『日本で一番悪い奴ら』で目の当たりにした綾野さんの妥協のない演技が、本年の『スクリーン・インターナショナル』のライジング・スター賞の授賞の決め手でした」と語り、「綾野さんがこれまで演じてきたすべての役柄に、自制と無謀が共存した今作が加わることで、彼のキャリアが完成したといえます。組織的権力の中心にはびこる腐敗を妥協することなく描写した壮絶な主人公の半生は、深作欣二の『仁義なき戦い』のような往年の傑作を想起させます。このような生々しいエネルギーをスクリーンに呼び戻してくれる作品と俳優を発見できたことにワクワクする気持ちが止まりません」と絶賛のコメントを寄せた。なお、ニューヨークのリンカーン・センターで行われるオープニング上映には白石監督が、授賞式には綾野さんが参加する予定だ。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月18日神戸にコスメセレクトショップ誕生5月18日、神戸マルイ2階に日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme(アットコスメ)」がプロデュースする化粧品専門店【@cosme store】がオープンする。【@cosme store】のコンセプトは、「試せる・出会える・運命コスメ」。多くの種類でテスターが用意されており、@cosmeのクチコミランキングでも話題を呼んでいる人気のアイテムもお試し可能。気になっていたコスメやトレンドのメイクを実際に試せる店舗となっている。見逃せない5日間!5月18日から22日までは、神戸店のオープニングキャンペーンとして様々なイベントを開催。メンバーズカードのポイントがアップしたり、AYURA、LISSAGEなどの超お得な限定コスメキットを神戸店限定で販売したり。各日、先着でコスメサンプルやシートマスクなどのプレゼントがもらえるチャンスもあり、とにかくお店に行かなくちゃ損!な5日間だ。スタッフからのアドバイスも店舗では、メイクからスキンケアまで丁寧なカウンセリングを受けることもできる。自分に合ったアイテムの選び方や正しい使い方のレクチャーを受けて、「運命のコスメ」を探し出して。(画像はプレスリリースより)【参考】※@cosme store※株式会社丸井グループプレスリリース
2016年05月17日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』が現在開催中のカンヌ映画祭でワールドプレミア上映され、スピルバーグ監督とキャスト陣が登場した。関連動画本作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG』を映画化したもので、ロンドンから巨人たちが暮らす国にやってきた少女ソフィーと、心優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)の交流と冒険を描く。新鋭ルビー・バーンヒルが主人公のソフィーを、アカデミー俳優マーク・ライランスが巨人BFGを演じる。会場には監督だけでなく、バーンヒル、ライランスも登場。スピルバーグ監督は久々のファンタジー作に「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになった」と振り返り、「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕は7人の子供を育てた父親だけど、僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応がよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから原作の世界をもっと広げられるなって思ったんだ」と語った。また、監督に抜擢されたバーンヒルは「今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ」とコメントした。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー
2016年05月16日「第29回東京国際映画祭」が、2016年10月25日(火)から11月3日(木・祝)まで、東京・六本木ヒルズを中心に開催される。今年の目玉は、2つの大きな日本映画特集。1つ目は今年のアニメーション特集として、最新作『バケモノの子』(15)の大ヒットも記憶に新しい映画監督・細田守の特集だ。細田監督の初期の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映となる。2つ目の特集は、近年の日本映画を振り返り、現在の日本を代表する作品の数々を映画祭独自の視点でセレクションするJapan Now部門。今年の特集は、国内外で幅広く活躍し、アジアで絶大な人気を誇る日本を代表する映画監督・岩井俊二だ。ハリウッドやアニメーションなど新しい挑戦を経て、久しぶりに日本で手がけた実写最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が注目を浴びている今年、改めて岩井監督の仕事を振り返る。【開催概要】「第29回東京国際映画祭」開催期間:2016年10月25日(火)〜11月3日(木・祝)会場:六本木ヒルズ(港区)他
2016年05月15日「トゥーストゥース ビアガーデン(TOOTH TOOTH Beer Garden)」が、兵庫・神戸にある神戸国際会館11Fの屋上庭園で開催される。期間は、2017年5月18日(木)から9月24日(日)まで。会場となるのは、プラントハンターとして国内外で注目を集めている、そら植物園代表・西畠清順がプロデュースした屋上庭園「そらガーデン」。今年は「真夏の夜の夢」をテーマに、非日常的なリゾート空間を駅から5分の立地に作り出す。会場では、神戸中心にレストランを展開する「トゥーストゥース」が手掛けた料理と、ビール、ワイン、カクテル、ノンアルコールなどたくさんのドリンクを用意。飲み放題・食べ放題で心ゆくまで仲間たちと時間を楽しむことができる。【イベント詳細】「トゥーストゥース ビアガーデン(TOOTH TOOTH Beer Garden)」開催期間:2017年5月18日(木)~9月24日(日)場所:神戸国際会館11F住所:兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6料金:大人4,000円(税込) ※席120分、飲み放題90分ほか営業時間:平日17:00~23:00、土日祝16:00~23:00(受付21:00まで)【予約・問合せ電話番号】TEL:050-3186-4806
2016年05月09日第18回イタリア・ウディネーゼ ファーイースト映画祭で2冠を達成した映画『モヒカン故郷に帰る』凱旋舞台あいさつイベントが7日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、松田龍平、前田敦子、沖田修一監督が出席した。4月30日にイタリア・ウディネーゼで開催されたファーイースト映画祭に沖田修一監督と松田龍平が出席し、翌日の授賞式でブラック・ドラゴン賞、ブロンズ・マルベリー賞の2冠受賞という快挙を達成した本作。その凱旋イベントに松田龍平、沖田修一監督、そして前田敦子が登壇した。松田は「とても楽しかったですよ。イタリア料理も美味しかったし、景色もすごく綺麗でした」とイタリアを堪能したようだが、授賞式は「ちょっと時間が空いていたので寝てしまい、はっと気づいたら『(授賞して)早く!』と沖田さんに言われ、ぼーっとしている状態でテンションが急にあがりました」とエピソードを披露した。前田は「私はTwitterで知りました。『スゴイ!』と思いリツイートしてお二人に連絡したんですけど」と明かすと、松田は「連絡しないですみません。沖田さんが浮かれちゃっていたので」と話して笑いを誘った。舞台あいさつの最後には、松田が33歳の誕生日をイベントの翌々日(5月9日)に迎えるとあって、サプライズで関係者が松田にバースデーケーキを贈呈。突然の出来事に驚いた松田は「ありがとうございます。もう幸せです。今年は素晴らしい年にしたいな。恥ずかしさがヤバイですね」と赤面していた。2009年公開の映画『南極料理人』、2013年公開の映画『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督が自らオリジナル脚本を担当した本作。瀬戸内海に浮かぶ四島を舞台に、モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、恋人の由佳(前田敦子)を連れて結婚報告のために故郷の広島に帰り、ドタバタ劇を繰り広げる。
2016年05月08日松田龍平が5月7日(土)、主演映画『モヒカン故郷に帰る』がイタリアの「ウディネ ファーイースト映画祭」にて2冠に輝いたことを記念して行われた凱旋舞台挨拶に、共演の前田敦子、沖田修一監督と共に登壇。サプライズで一足早く33歳の誕生日を祝福され、笑顔を見せた。売れないバンドマンが妊娠した恋人を連れて7年ぶりに帰郷するも、そこで頑固な父のガンが発覚!父の最期をできる限り幸福でいっぱいにすべく奮闘するという現代版のホームコメディで、極東発の映画を上映し今回で18回目を迎えるイタリア北部の「ウディネ ファーイースト映画祭」にて、ブラック・ドラゴン賞、ブロンズ・マルベリー賞の2冠に輝いた。映画祭には松田さんと沖田監督がそろって出席していたが、受賞の瞬間について式の開催時刻がかなり遅かったこともあり、松田さんは「寝てしまってた…(笑)」と告白。「気づいたら、沖田さんに『早く!』と言われて、ボーっとした状態でテンションが上がった…」と振り返る。「私も行きたかったです。うらやましい!」と語る前田さんはTwitterで2冠受賞を知ったそうだが「リツイートして2人に連絡した」にもかかわらず、松田さん、沖田監督から返信や反応はなかったという…。松田さんは「連絡しないですいません…」と謝罪するも「沖田さんが浮かれちゃって…(笑)」とあくまで責任は沖田監督に転嫁!その後、2人で祝杯を挙げたのか?と尋ねられると「というか、(イタリアに)着いてからずっとお酒をいただいてたので…」と祝杯以前に飲みっぱなしだったことを明かし「ワインに生ハム…おいしいものを食べました」と満足そうに語った挙句「でもやっぱり、日本食が一番だなと思いました」と語り、会場は笑いに包まれた。ちなみに現地での上映では、松田さんも観客と一緒に鑑賞したが「みなさんの反応を感じながら観て、緊張しました。『ここで笑うのか!』『ここは笑わないんだ』とか(笑)」と述懐。特に、デリバリーのピザのくだりに関しては「(本場の)イタリアなのでドキドキしましたね(笑)」と振り返り、沖田監督も「ピザーラとピザハットが競争するとか、全然わかんないだろうし!」と苦笑していた。舞台挨拶の終盤には、2日後の5月9日(月)に33歳の誕生日を迎える松田さんのために、サプライズで特製のモヒカンの絵が描かれたケーキが登場!松田さんは思わぬ演出に少し戸惑いを見せつつ「ありがとうございます。幸せです」と笑顔を見せ「素晴らしい年にしたいと思います。恥ずかしさがヤバいですが…(苦笑)、頑張ります!」と照れくさそうに語っていた。『モヒカン故郷に帰る』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日GWも気づけば後半戦…。旅行や遠出の予定はないけど、連休中はやっぱり映画を一気見したい!そんな映画好きに、シネマカフェおすすめの映画祭や特別上映の情報をご紹介。■海辺での特別な映画体験神奈川県逗子海岸を会場に実施される野外映画祭「逗子海岸映画祭」が、5月8日(日)まで開催中。「Play with Earth」=“地球と遊ぼう”をコンセプトに、国内外の優れた映画が海岸の手作りの会場で上映される。各日程ごとに多彩な上映作品ラインアップが揃い、ゲスト陣によるライブやパフォーマンスも披露されるほか、異国の市場のような雰囲気で買い物が楽しめる「バザール」やワークショップなど、さまざまな楽しみ方ができる。海辺という特別なロケーションで素敵な映画体験ができそうだ。「第7回逗子海岸映画祭」日程:4月28日(木)~5月8日(日)時間11:00(4/28、5/2、6は17:00開場)会場:逗子海岸■亡き伝説のシンガーの追悼上映去る4月21日に訃報が知らされたプリンスのライブフィルム『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』の緊急追悼上映が、渋谷HUMAXシネマにて5月7日(土)まで開催中。プリンスが、1987年の2枚組アルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」のリリースにあわせて行ったヨーロッパツアーを中心に撮影されたライブフィルムの本作は、プリンスにとっては『プリンス/パープル・レイン』『プリンスアンダー・ザ・チェリー・ムーン』に続く3作目の劇場映画で、自ら監督を務めている。上映は“劇場最高音響”で行われ、一番好きなプリンスのLP、CD持参で鑑賞料金が1000円になるサービスも実施されている。『プリンス/ サイン・オブ・ザ・タイムズ』日程4月30日(土)~5月7日(土)20時40分~会場:渋谷HUMAXシネマ■坂本龍一の映画音楽をスクリーンで名画座・早稲田松竹では、イタリアを代表する巨匠ベルナルド・ベルトリッチ特集上映が5月6日(金)まで開催中。レオナルド・ディカプリオがアカデミー主演男優賞に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』でも音楽を手がける坂本龍一が、アカデミー&ゴールデングローブ賞に輝いた『ラストエンペラー』と、ベルトルッチが29歳で発表した“最高傑作”との呼び声が高い『暗殺の森』が2本立てで上映されている。どちらも歴史的傑作として絶大な評価を得る2作品を劇場で鑑賞できるチャンスだ。日程:4月30日(土)~5月6日(金)時間:「ラスト・エンペラー」12:10/17:15「暗殺の森 デジタル・リマスター版」10:00/15:05/20:10(~終映 22:10)会場:早稲田松竹■ゴジラ映画をイッキ見!7月29日(金)より全国東宝系にて公開される『シン・ゴジラ』の公開記念企画として、ゴジラ映画を一挙上映する「シン・ゴジラ映画総進撃」が、5月7日(土)より神保町シアターにて開催される。29作品の上映リストには、ギャレス・エドワーズが監督したハリウッド版
2016年05月05日阪急電鉄は、神戸・三宮の神戸阪急ビル東館の建て替えを実施。リニューアルオープンは2021年春を目指している。ビル内には、商業施設、オフィスのほか、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定。神戸を訪れるビジネス客や旅行者のホテル需要に応える。最上階となる29階に展望フロアを整備し、港街神戸の魅力ある景観を楽しめる空間を提供。4階から15階を占めるオフィスフロアの最上階には、神戸市が検討されている産学交流拠点も誘致する。また、阪急神戸三宮駅東改札口付近を整備することで、乗り換えの利便性も向上させる。1階部分から2階部分にかけて設けている吹き抜け空間を拡大することで、改札外コンコースをより開放的にするという。なお、外観は旧神戸阪急ビルのイメージを継承し、大きなアーチ状の窓と円筒形の立面を配する。【概要】神戸阪急ビル東館住所:神戸市中央区加納町4丁目2番1号敷地面積:約7,100平方メートル容積率:700%、800%(2つの容積率にまたがる敷地)延床面積:約28,500平方メートル階数:地下3階、地上29階高さ:約120m主な用途:ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等構造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)■施設構成・29階:展望フロア、レストラン延床面積 約650平方メートル・17階~28階:ホテル延床面積 約7,800平方メートル・4階~15階:オフィス延床面積 約11,400平方メートル・地下2階~3階:商業施設延床面積 約5,300平方メートル・地下2階~2階:駅コンコース、地下鉄への連絡通路、他延床面積 約1,900平方メートル・地下3階、16階:機械室約1,450平方メートル
2016年04月29日綾瀬はるかを主演に迎え、同名大人気コミックを実写映画化する『高台家の人々』。この度、イタリアで開催されているヨーロッパ最大のアジア映画祭「第18回ウディネ・ファーイースト映画祭」コンペティション部門の作品として、4月24日(現地時間)に本作が上映され、出演する斎藤工が舞台挨拶を行った。「ごくせん」「デカワンコ」など数々のヒット作で知られる森本梢子による、現在「YOU」(集英社)にて連載中の同名コミックが原作。全国3,000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST50」で第1位に輝く大人気コミックだ。キャストには、口下手で不器用な分“妄想”が大好きな主人公・木絵役の綾瀬さん、木絵の妄想を読み取るイケメンエリート・光正役には斎藤さん、そして水原希子、間宮祥太朗、大地真央、市村正親、坂口健太郎という超豪華キャストに加え、現在放送中の芦田愛菜とW主演のドラマ「OUR HOUSE」にも出演するシャーロット・ケイト・フォックスも登場する。先日24日(現地時間)、会場である新ジョバンニ劇場にて17時30分から行われた上映には、約1,000人を超える観客がつめかけ場内は満席に。客層は幅広く、10代~20代の男女から、ウディネ映画祭に長年通っているという50代~60代の地元の観客まで様々な映画ファンが集結していた。上映前の舞台挨拶では、初のイタリアに、もちろん本映画祭も初参加となる斎藤さんは、イタリア語で「みなさん、こんばんは!」と挨拶。また、ウディネに来た感想を問われると、「劇場のすぐ近くで食べた生ハムがとてもおいしかった」とコメントし、会場内からは歓声が溢れ、和やかでアットホームな雰囲気に包まれていた。さらに最後にはイタリア語で「ウディネ最高!」と大きな声で思いを伝えると、観客からは大きな拍手沸き起こっていた。そして上映後、多くの女性から囲まれた斎藤さんは、笑顔でサインや写真撮影に応じ、イタリアでも日本に劣らない人気ぶりを発揮し、その色気でイタリア女性たちを虜にしていた。すべてを終えた後、斎藤さんは、「3、4階席から笑い声が降ってくるようでした。この作品の大事な“妄想”シーンで、多くの観客が笑ってくれていて、次の“妄想”シーンがいつかいつか待ちわびている様子が伝わってきて嬉しかった」と喜びを語り、「改めて、映画というのは世界の共通言語だと感じましたし、この映画が一つの架け橋なれば」と確かな手ごたえを感じていた。『高台家の人々』は6月4日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月26日18回目の開催となる米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(SSFF & ASIA)」が、6月2日から26日の会期に開催される。今年は、世界100を超える国と地域から集まった約6,000本の作品の中から厳選された約200作品を7つの部門とその他の特別プログラム内で上映。表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、シダックス・カルチャーホール、アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、ブリリア ショートショート シアターの6会場で上映される。今年もメディアパートナーには、13年より同映画祭のメディアパートナーを務めているコンデナスト・ジャパンが決定。雑誌を軸にウェブサイト、SNS、電子雑誌などを通じたコンテンツの発信を行うコンデナスト・ジャパンは、同映画祭のために、ショートフィルムの魅力や歴史、上映作品紹介、イベント情報などの発信に加え、同社の特設ウェブサイトにおいて、SSFF & ASIAとともに『VOGUE JAPAN』や『GQ JAPAN』がセレクトした世界のショートフィルムを配信していく。また、この度上映作品のラインアップも発表。特別上映作品では、アカデミー賞主演男優・女優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオとブリー・ラーソン出演のショートフィルムを国内初上映する。マーティン・スコセッシが監督を務めたディカプリオ出演の『オーディション』は、主役の座を争うディカプリオとロバート・デ・ニーロがカジノで遭遇するというコミカルな設定になっており、ふたりはそれぞれ本人役で出演する他、ブラット・ピットも出演する。ブリー・ラーソン出演の『オモイ想い』は、自身が共同監督としてもクレジットされている作品となっている。その他、世界的注目を集めるフランス人アーティストのJRによるインスタレーションと名優ロバート・デ・ニーロの語りでエリス島の記憶を呼び起こす『エリス』や、イランで最も人気のある監督のひとりであるモフセン・マフマルバフが監督を務める『テナント』をはじめ、『僕はうまく話せない』、『アヴェ・マリア』、『アイ・メット・ザ・ウォルラス』、『乗り出し危険』、『ママ(たち)』、『Two of Five + Coccix Encia 』、『レジ袋の旅』、『ヒナギクの花輪』、『Little Shimajiro』、『World Never Cease』、『7 レターズ』などの作品が上映される。また、6月4日の“ショートフィルムの日”には、写真家のレスリー・キーが初監督した、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のコレクションをフィーチャーしたショートフィルムの上映イベントが行われたり、6月5日には表参道ヒルズ スペース オーで、世界最大のドローン企業DJIによるセミナー「ドローン クリエイティブセミナー ~DJIがもたらす映像クリエイティブの未来~」も予定されている。SSFF & ASIA代表の別所哲也は、「SSFF & ASIAは、映画祭というプラットフォームにおける“価値付け機関”としての役割を意識して活動してきました。また、ファッション界でも活気付くショートフィルムの息吹を感じ、2014年より『Fashion Short of the Year』として、プラダがウェス・アンダーソン監督とコラボレーションした『カステロ・カヴァルカンティ』などを表彰してきました。2015年からは『ファッションショートプログラム』を映画祭内に設置しています。このパートナーシップ関係を機に、ファッション・カルチャー・ライフスタイルなどの分野で先鋭的な情報を発信するコンデナストとともに、時代を切り取るようなショートフィルム・動画コンテンンツの価値を広く提供していきます」とコメントしている。
2016年04月21日「フランス映画祭 2017」が、2017年6月22日(木)から25日(日)まで、東京・有楽町の有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇で開催される。第25回という記念すべき年の団長に決定したのは、2007年以来、2度目の団長を務めることとなるフランスの国民的女優カトリーヌ・ドヌーヴ。そしてオープニング作品には、力強く自由に生きる女性を演じたカトリーヌ・ドヌーヴの最新作『The Midwife(英題)』が決定している。その他、期間中にはバラエティ豊かなフランス映画が多数上映されるほか、監督や俳優たちも数多く来日し、トークイベントなども行われる予定だ。【開催概要】「フランス映画祭 2017」開催期間:2017年6月22日(木)〜25日(日)会場:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇■オープニング作品『The Midwife(英題)』ストーリーフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴと、『大統領の料理人』他で知られ『偉大なるマルグリット』でセザール賞主演女優賞を受賞したカトリーヌ・フロの豪華競演作。実直な性格の助産師・クレール。父親の昔の愛人・ベアトリスから連絡が入り、彼女の余命が僅かであることを知ることに。30年間姿を消していたベアトリスの登場にクレールは動揺し、正反対の性格ゆえに、二人はぶつかり合う。しかし互いの過去の秘密が明かされる時、新たな絆がうまれるー。監督:マルタン・プロヴォ出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、カトリーヌ・フロ2017年12月シネスイッチ銀座ほかロードショー
2016年04月21日現在、開催中の第6回北京映画祭で、2011年にこの世を去った森田芳光監督の特集が行われる。劇場デビュー作『の・ようなもの』や遺作『僕達急行 A列車で行こう』など7作品が上映され、プロデューサーとして森田作品に携わってきた三沢和子氏が現地でトークを行う。その他の情報森田監督は、1978年に現在のPFFの前進にあたる“第2回自主製作映画展”に『ライブイン茅ヶ崎』が入選して注目を集め、1981年に劇場デビュー。その後は文芸大作やコメディ、ミステリーなど幅広いジャンルの作品を発表した。今回、北京で行われる特集では『の・ようなもの』『家族ゲーム』『それから』『(ハル)』『失楽園』『阿修羅のごとく』『僕達急行 A列車で行こう』の7作品と、森田監督がこの世を去った後に監督に縁のあるスタッフ・キャストが集結して製作された『の・ようなもの のようなもの』が上映される。
2016年04月20日「第40回香港国際映画祭」の「I See it My Way」部門へ正式出品され、「AKB48」グループのドキュメンタリー映画では初の海外映画祭出品作品となった『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』。この度、4月3日(現地時間)に行われた記者会見と、舞台挨拶付き上映会に、「NMB48」の山本彩と矢倉楓子、船橋淳監督が登壇した。“アイドル不毛の地”と呼ばれ続けてきた街・大阪。「NMB48」はそんな荒野に誕生し、成功を収めた初の女性アイドルグループと言えるだろう。リリースされたシングル13枚のうち11枚、および2枚のアルバムがオリコンチャートで1位を獲得。難波にある専用劇場での観覧倍率は20倍以上。地元の大阪城ホールはもちろん、東京の日本武道館2DAYSも超満員にした人気ぶり。だが、そんな輝かしい記録は「NMB48」という“日本一泥臭い”アイドルグループを表現するほんの小さな一面でしかない。この映画は、従来のアイドルたちが隠し続けて来た泥臭さ、汗にまみれた人間臭さを隠そうともせず、不格好でも夢にしがみつき、泣いてもがいて勝ち取って来た、5年間におよぶ浪速のオンナたちの闘争の記録である。今回正式出品された「香港国際映画祭」は、1977年より毎年春に開催されるアジア有数の映画祭。今年で40回を迎える本映画祭は、先月21日から今月4日まで開催されており、西島秀俊主演<a href="">『クリーピー』</a>が日本映画としては初のクロージング上映を飾ることでも注目を集めた。3日正午頃、香港国際空港には100人以上ものファンが集結!「NMB48」の山本さんと矢倉さんが現れると大歓声が巻き起こり、香港でも変わらぬ人気の高さをうかがわせた。また、車まで移動する際にも、ファンからのプレゼントやサインの求めにも笑顔で対応しファンとの交流を楽しんでいる様子もあった。その後、 ハイアット・リージェンシー香港へ移動し、50名を超えるテレビや新聞などのマスコミ向け記者会見を舩橋監督とともに行った。夜には、山本さんと矢倉さんが800名の満席の観客の前に現れると映画祭会場は大歓声に包まれた。メンバー、監督ともに自己紹介を広東語で行うと、会場からは歓声と共に拍手が沸き起こり、温かく彼女たちを迎え入れていた。山本さんは「ドキュメンタリー映画を撮ってもらえて日本で公開できただけで驚きだったのですが、この歴史ある香港映画祭でも上映されることになり非常に嬉しく思います。NMB48として48グループの中で1番と呼べるものができたのは本当に良かったと思います」と感謝の気持ちを述べ、矢倉さんも「日本でも舞台挨拶を行ったのですが、それにも負けないくらい香港の皆さんは熱狂的で感動しました。この映画をやっと届けられる事ができてとても嬉しいです」と喜びを語った。また船橋監督は「今日ははじめて日本以外で上映されることを嬉しく思います。アイドルは全く知らなかったので、オファーをもらったときは正直戸惑いましたが、いろいろ調べていくと『大阪』でアイドルとして生きる彼女たちが魅力的に見えて、彼女たちと一緒なら面白いものが作れると感じ、この作品を作りました」と製作の経緯を述べた。そして最後には、山本さんからの突然の提案により観客と共に記念撮影も行われ、涙を流す女性ファンなどもおり、会場は異様な盛り上がりとなった。これを受けて映画祭関係者は、「NMB48のチケットが全作品の中で一番先に完売してたので、盛り上がることは予想してましたが、こんなに盛り上がった舞台挨拶は過去にも例がなくNMB48のパワーを改めて感じました」と予想以上の盛り上がりに驚きを隠せない様子だった。『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月05日神戸ファッション美術館の収蔵品カタログ『DRESS COLLECTION』が、2016年4月1日(金)より神戸ファッション美術館で発売される。2016年で、開館20周年を迎える神戸ファッション美術館。収蔵作品の中でも、選りすぐりのコレクション約100点を、『DRESS COLLECTION』に収録した。「18、19世紀ドレス」や「装飾小物」など、6つの章に分かれて掲載されたファッションの数々。その中の「20世紀ドレス」では、女性の身体を束縛(コルセット)から解放し、20世紀のファッションの方向性を示したポール・ポワレをはじめ、ジャンヌ・ランバン、ガブリエル・シャネル、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランなどから、ティエリー・ ミュグレー、マルタン・マルジェラ、アレキサンダー・マックイーンなど現代デザイナーの作品までが取り上げられている。「ファッション・プレート」の章では、芸術性を高く評価されているファッション誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』をはじめ、『ジュル・デ・ダーム・エ・モード』などより、ポール・イリーブ、ジョルジュ・ルパープ、 ジョルジュ・バルビエなどによる版画(ファッション・プレート)作品をピックアップ。洋服だけでなく、それをどう社会が映し出したのかにも言及している。【詳細】書籍『DRESS COLLECTION』価格:1,500円(税込)発売日:2016年4月1日(金)販売場所:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1仕様:A4、112頁執筆:能澤慧子(東京家政大学教授)、菅野ももこ(東京家政大学博物館学芸員)、三友晶子(東京家政大学博物館学芸員)、中西希和(秋早学園短期大学専任講師)、中村圭美(大阪樟蔭女子大学非常勤講師)、神戸ファッション美術館
2016年04月04日展示会「こどもとファッション ―小さな人たちへのまなざし」が4月23日から6月5日まで、兵庫県・神戸にある神戸ファッション美術館にて開催される。ヨーロッパにおいて長い間、“不完全な小さい大人”として扱われてきた子ども。しかし18世紀半ばには子どもに特別な関心が向けられるようになり、それまで成人の服のミニチュアのように作られてきた子どもの服が子どもの身体的心理的発達に配慮した固有のものとしてデザインされはじめた。そして19世紀後半には独自のスタイルを生み出すようになっていく。同展では、この18世紀後期のヨーロッパの子ども服の誕生とその後の変遷に注目。併せて、明治以降の日本の子ども服を基軸に、絵画、版画、写真などの子どもをめぐる多彩な表現を辿ることにより、時代ごとに変化する子ども観のあり様を改めて感じられる展示会となっている。関連企画として、5月7日の14時から15時30分までは講演会「ランヴァンの子ども服―母から娘へ」を、5月14日、21日の14時から17時まではワークショップ「ファッション・プレートで着せかえを楽しもう!」を開催。4月29日、5月22日の14時から14時30分までは学芸員によるギャラリートークも行われる。【イベント情報】「こどもとファッション ―小さな人たちへのまなざし」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1会期:4月23日~6月5日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般500円、小中高生65歳以上250円休館日:月曜日(祝日の場合は平日休館)
2016年04月03日4月いっぱいでフジテレビを退社する加藤綾子アナウンサー(30)が2日深夜、同局のスポーツ情報番組『スポーツLIFE HERO’S』(毎週土曜24:35~25:15/日曜23:15~24:30)の初回放送に出演した。4月1日に朝の情報番組『めざましテレビ』を卒業した加藤アナは、フリー転向後初のレギュラーとなる『スポーツLIFE HERO’S』で、日曜日のメインキャスターとしてスポーツ番組に初挑戦。初回放送は土曜日だったが加藤アナも出演し、「こんばんは!『スポーツLIFE HERO’S』、記念すべき1回目を迎えました。よろしくお願いします」と笑顔であいさつした。この日は、『ホンマでっか!?TV』でコンビを組む明石家さんまもゲスト出演。サッカー好きでスポーツに詳しく、15年前に前進の『すぽると!』の初回放送にも出演したさんまは、「加藤がスポーツをやることに大反対」と冗談交じりに主張し、マイケル・ジョーダンとモハメド・アリを知らなかった女ですよ。こんなやつにスポーツ番組やらせられるか!」と笑わせた。さんまのイジりに、加藤は「これからの伸びしろをお願いします!」と返し、佐野瑞樹アナも「徐々にね!」とフォローした。その後、フィギュアスケートの世界選手権や、日本復帰後初となる完封を果たした広島・黒田博樹投手の話題などで、さんまと楽しい掛け合いを見せながら番組を進行した加藤。最後に、加藤が「今日はどうでしたか?」と聞くと、さんまは「頑張ってました」と温かい言葉をかけ、さらに、自身にとってのHEROを聞かれると「僕自身です」と答えて周囲をうならせた。
2016年04月03日神奈川県逗子海岸を会場に実施される野外映画祭「逗子海岸映画祭」の本年度開催日が、4月28日(木)~5月8日(日)の11日間に決定した。国内外の優れた映画を、海岸という絶好のロケーションで上映する屋外型の映画祭として開催される同イベント。「Play with Earth」=“地球と遊ぼう”をコンセプトに、逗子エリア出身のクリエイターで構成される「CINEMA CARAVAN」がプロデュースを手掛け、普段は何もない静かな逗子海岸に、手作りの会場が造り上げられる。7回目の開催を迎える今年は、「CINEMA CARAVAN」にとって2度目の参加となる「サンセバスチャン国際映画祭」が行われるスペイン・バスク地方や、2015年に参加したアートフェア「ART|JOG」でのインドネシア、国内では岐阜・白川郷、熊本・天草、徳島県など、「CINEMA CARAVAN」が親交のある世界の国々が各日程のテーマとして掲げられている。上映作品のラインアップには、イーサン・ホーク主演のSF<a href="">『ガタカ』</a>や、青春映画の傑作『スタンド・バイ・ミー』といった作品から、世界的DJジャイルス・ピーターソンを描くドキュメンタリー『ブラジル・バン・バン・バン』、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演作<a href="">『パイレーツ・ロック』</a>などの音楽映画、『サーフフィルム』『スケートボードフィルム』といったスポーツ映画など、多彩な作品が並ぶ。さらに、各日程にはゲスト陣が迎えられ、ライブやパフォーマンスが披露される。ほかにも、異国の市場のような雰囲気で買い物が楽しめる「バザール」や、ゲストが選曲する音楽やトークが堪能できる「RADIO CARAVAN」、ビーチフラッグやビーチフットサルといったスポーツ企画など、さまざまなイベントを開催。さらに、国内外の様々なバックラウンドもつ人々とのコミュニケーションが体感できるイベントや体験型ワークショップなども開催され、今後随時詳細が発表されるそう。GWのお出かけ先としてぜひチェックしてみて。「第7回逗子海岸映画祭」は、4月28日(木)~5月8日(日)逗子海岸にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年04月03日一般社団法人日本eスポーツ連盟は30日、"eスポーツをプロスポーツに"をスローガンとして掲げ、eスポーツのプロゲーマーのサポートや業界の振興などを目的として、同連盟の設立を発表。合わせて、国内でプロゲーマーのアスリートビザ取得を実現したと発表した。eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を使って行なうゲーム全般、特にオンラインによる競技的な対戦ゲームを指す。今回設立された日本eスポーツ連盟は、「プロeスポーツの感動体験を人々と共有し共に成長していく」ことを理念に掲げ発足した連盟。発起人のひとりである、ロジクールのクラスターマーケティングマネージャー・古澤明仁氏は、eスポーツを文化、習慣として根付かせたいと強調し、「まだ国内にないマーケットなので失敗やお叱りの声もあるかもしれないが、より大きな感動の輪につなげる」と熱く語った。eスポーツ市場は、国内でも既に一般社団法人e-sports促進機構、一般社団法人日本eスポーツ協会といった団体が設立されている。日本eスポーツ連盟は「各団体はそれぞれ向かっていくビジョンが異なる。軸の違いがある」とし、「競合しない認識」と説明。同連盟では"プロの支援"に軸を置きつつ、周辺機器や大会運営、プロを目指すユーザーのサポートや教育など、関連業界全体の活性化も図っていくという。連盟の活動方針は、eスポーツライセンスの制度化、チームオーナー育成・サポート、支援企業、教育機関との連携、公認大会の普及促進など。このうち、eスポーツライセンスの制度化については、一定の技量や知識を持つeスポーツアスリートである証明書「ゲーマー・ライセンス」、健全な運営基盤を持つ法人のeスポーツチームである証明書「eスポーツチーム・ライセンス」、法人が運営し、安定した基盤を持つ公正な大会である証明書「公式大会・ライセンス」の3種類を予定する。ライセンス料は徴収する方向で現在協議中。また、公認大会に関しては、既存のリーグや大会を「連盟公認」として普及につなげる考えだ。共同理事は、eスポーツ専用施設「e-sports SQUARE AKIHABARA」を運営するSANKOの鈴木文雄代表取締役、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」などを率いるSun-Genceの梅崎伸幸代表取締役、マイルストーンのe-Sports大会プラットフォーム「JCG」代表となる松本順一氏。発足時点の賛同団体・企業は、東京アニメ・声優専門学校、NVIDIA Japan、テクノブラッド、ニデック、しくみ製作所、カジ・コーポレーション、ライフカード。今後広く参加を呼びかけていく。○eスポーツで日本初「アスリートビザ」取得合わせて、同連盟は、梅崎氏率いるプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」へ招聘した韓国人プロeスポーツ選手2名が、入国管理局からプロアスリートビザ(興行ビザ・基準3号)を付与されたと発表した。梅崎氏は「日本で就労可能なビザは複数あるが、いずれも審査基準や申請条件、コストが高く、半年以上にわたるリーグを安定的に戦うため、アスリートビザを取得する挑戦をした」とビザ発行までの背景を説明した。取得にあたっては、「入国管理局にeスポーツとは何かを理解してもらうため、世界各国の記事や映像を日本語化して紹介し、米国ではアスリートビザを発行していると説明した。今回だけでなく、今後のeスポーツシーンで重要になると判断した」(梅崎氏)という。
2016年03月30日4月21日に開幕する映画祭「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」の概要発表会見が15日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われ、木村祐一、千鳥の大悟、横山剣、中野英雄、岡崎朋美、ガレッジセール、木佐彩子、NMB48の白間美瑠、須藤凜々花、太田夢莉、元NMB48の門脇佳奈子らが出席した。今年で8回目を迎える同映画祭は、例年の3月開催から1カ月遅らせて4月に開催時期を変更。4月21日のオープニングを皮切りに計4日間沖縄の各所で行われ、映画にかぎらずお笑いや音楽、スポーツなど様々なイベントが開催される。会見には地元・沖縄出身のガレッジセールのほか、千鳥の大悟、クレージーケンバンドの横山剣や中野英雄、NMB48のメンバーたちが登壇。TV DIRECTOR’S MOVIE部門で出品される『愛MY』に主演した門脇は「今までNMB48でアイドルステージに出演してましたが、2月に卒業してこんなに早く映画の主演が決まるとは思っていませんでした」と驚きを隠せない様子で「高校生役なんですけど、すごい私にハマっていると恵ちゃんが言ってくれました。私も高校を卒業したばかりなので、フレッシュさの気持ちを思い出しながら演じ、演技の楽しさを知りました」と笑顔。ステージイベントに出演するNMB48の須藤は「NMB48はみんな沖縄が大好きで、沖縄の仕事はみんな顔が生き生きとしています。OKN48兼任としてみんなで頑張っていきたいと思います!」と意欲を見せていた。また、10人の女性お笑いタレントの中から1人を選ぶタイアップ企画「ANA×よしもと キャンギャル予想企画 応援して沖縄に行こう」にエントリーしている渡辺は「今予想している最中なんですが、選ばれたらレッドカーペットを歩けるんです! 皆さんが求めていらっしゃるということで、水着かもしれないですよ」とアピール。その渡辺にアダルトグッズ、TENGAの松本光一社長と交際報道があったたんぽぽ・川村エミコについて聞かれると「結構ビックリしました。川村さんってそんなに幸せそうな顔をしてない感じなので、着々と愛を育んでいたのかなという感じですよ」と驚嘆した様子で「相手がTENGAの社長。川村さんのセクシーさが伝わったのかな…。女性用のTENGA! 後輩としてうれしいです」と祝福。自身の恋愛については「何もないですね。何も起きないです(笑)」と苦笑いを浮かべていた。
2016年03月15日花沢健吾の原作を『図書館戦争』『GANTZ』シリーズの佐藤信介が映画化した『アイアムアヒーロー』が、「ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭」にて「観客賞」と「オリエンタルエキスプレス 特別賞」のW受賞を果たした。鈴木英雄35歳。職業は漫画家アシスタント。彼女とは破局寸前。そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる。徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の異形の姿だった。一瞬にして現実の世界は崩壊し、姿を変えて行く。原因不明の感染によって理性を失い、人を襲う謎の生命体“ZQN(ゾキュン)”で街は溢れ、日本中はパニックに陥る。標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。その道中で出会った女子高生・比呂美と元看護師・藪と共に生き残りをかえた極限のサバイバルが始まる――。2009年にビッグコミックスピリッツ(小学館)にて連載が開始され、累計600万部を超える大ベストセラーを記録した人気漫画を、大泉洋、有村架純、長澤まさみら豪華キャストで映画化する本作。本作が出品された「ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭」は、1981年より開催され、SF、ホラー、スリラー、サスペンスといったジャンルに定評があり、シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭(ベルギー)と並んで世界三大ファンタスティック映画祭の一つとして知られている。本作は、去る3月1日(現地時間)にポルトガル第二の都市ポルトにて開催された同映画祭のコンペティション部門にて上映され、主演の大泉さん、佐藤監督、原作の花沢氏が舞台挨拶を行い、観客から熱狂的な賞賛を浴びた。そして3月5日に行われた記者会見にて、コンペティション部門に出品された作品を対象とした各賞が発表。本作は、「観客賞」と優れたアジア映画に贈られる「オリエンタルエキスプレス 特別賞」の受賞を果たした。尚、本作は昨年10月に行われた第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭でも「観客賞」と「最優秀特殊効果賞」のW受賞を果たしており、今回の発表で世界のファンタスティック映画祭で4冠を達成したことになる。同映画祭のディレクターであるベアトリス・パシェコ・ペレイラは、本作について「演出も演技もシナリオのクオリティも高く、コメディの要素との掛け合わせについてもオリジナリティが高い、ということがコンペティションへの選定理由のひとつです。良い映画というのは、いいストーリーといい演出がかみあっているものです。普通の人がスーパーヒーローになり、『アイアムアヒーロー』というタイトル通りにクライマックスに向け、うまく作られている。観客が主人公になったような気分で観ることができる作品だと思います。極私的な感想で言うとクエンティン・タランティーノ作品以上の衝撃でした」と絶賛のコメントをしている。また、主演の大泉さんについては「大泉洋さんのことは、宮崎駿のアニメーションに声優として出演しているので、知っていました。“普通の人”を演技することは、非常に難しい。その上で、普段と違った状況に出くわすという役柄です。時間軸の中で、演技にゆるやかな変化をつけていました。プロフェッショナルで芯のある役者だと思います」と同じく賛辞を送っていた。また、本作は今月3月29日(火)から行われるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭への出品も既に決まっており、ポルトガルにて大泉さんも意気込みを語っていた「世界三大ファンタスティック映画祭制覇」へ王手がかかるかたちとなった。『アイアムアヒーロー』は4月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日大泉洋の主演映画『アイアムアヒーロー』が第36回ポルト映画祭コンペティション部門で上映され、大泉、原作者の花沢健吾、佐藤信介監督がポルトの名所を巡った後、会場に入った。その他の画像大泉らは、上映のあった現地時間3月1日にポルトの名所ドン・ルイス1世橋や、サント・イルデフォンソ教会、カルモ教会を訪問。23時すぎから行われた上映には700人超の観客が集まり、「何としてもポルトガルで笑いをとりたい、という気持ち」で舞台あいさつに臨んだ大泉は「みなさんこんばんは。私はクリスティアーノ・ロナウドです。 …すみません、嘘をつきました。私は大泉洋です」とあいさつし、無事に客席から笑いをとった。上映後の評価も高く、大泉は「上映後は、映画では初めてスタンディングオベーションを経験しました。さらに、ロビーではサイン攻めにあって、次第におもしろくなってきてしまいました。自分がハリウッドのスターにでもなったような気分です」と言い、「世界に通用する映画だと思ってはいましたが、今日観客が熱狂する姿を見て、改めて確信しました。監督と花沢先生のお二人にはとても感謝しています。お中元を贈らなければいけないな……」とコメントした。映画は、原因不明の感染症によって人間が“ZQN(ゾキュン)”になってしまう世界を舞台に、恋人が“ZQN”になってしまった男の奮闘と成長を描いたもの。『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の原作も人気を博している。『アイアムアヒーロー』4月23日(土)公開
2016年03月04日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」が全ての日程を終え、2月29日(月)に閉幕した。今年も多くの俳優、映画関係者が訪れ映画祭を大いに盛り上げ、また、コンペティション部門、招待作品の上映でも意外なドラマが…!1990年に始まり、その後、夕張市の財政破綻のあおりを受け一度は中断するも、2007年には有志による「ゆうばり応援映画祭」が開催され、2008年より復活。今年で通算26回目、復活後では9回目の開催となった。オープニングを飾ったのは岡田准一主演の『エヴェレスト 神々の山嶺』という、ゆうばりにぴったりの雪山ムービー!平山秀幸監督が舞台挨拶に登壇したが、過去に2度にわたって同映画祭で審査員を務めた経験がある平山監督の凱旋に温かい拍手と声援に包まれた。映画祭ゲストでは、「ニューウェーブアワード」で勝地涼&杉咲花が来場。また『セーラー服と機関銃 -卒業-』で映画初主演を飾った橋本環奈のゆうばり初参戦に、上映日は会場前に朝から長蛇の列が!このほか、現在放送中の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で注目を浴びている森川葵が、主演映画『ドロメ』を携えて、同じく小関裕太と共に来場。また『ドクムシ』に出演する村井良大、秋山真太郎(劇団EXILE)など、人気の俳優陣が夕張の地を訪れ、多くの若いファンが会場に足を運んでいた。ゆうばりのコンペティション部門は新人発掘の色合いが濃く、これまでもクエンティン・タランティーノ、入江悠、山下敦弘などが同映画祭から巣立っていったが、今年も多彩な才能が集結!グランプリ受賞の『孤高の遠吠』(小林勇貴監督)は、監督が地元の友人の身に起きた事件をベースに、不良の世界に巻き込まれていく少年たちの姿を描いており、俳優として地元の本物の不良たちを起用している。審査員講評で「犯罪的」と言われるように過激な描写を含め、生々しく“反抗者”たちの姿を切り取った。また、審査員特別賞受賞の『脱脱脱脱17』の松本花奈監督は18歳の現役高校生!授賞式の壇上では感激のあまり涙を見せた。さらに翌日の「さよならビュッフェ」で発表された観客投票による「ゆうばりファンタランド大賞」も受賞!本作はもちろん、この恐るべき才能が今後、どのような軌跡を辿っていくのか楽しみだ。そして、授賞式後にさらに会場をわかせたのが、今年のゆうばり最大の問題作と言えるかもしれないキム・ギドク監督の最新作『STOP』。福島の原発事故に遭遇した夫婦のその後をフィクションを交えつつ描いているが、かなり過激な描写が含まれており、熱烈なファンが多いキム・ギドク作品といえども果たして今後、日本で公開できるのか…?急遽、夕張を訪れたギドク監督は、上映後の質疑応答にも登場したが、「原発の問題は日本だけではなく地球全体の問題」と語り、本作に込めた思いや製作過程での苦労を語った。監督は、これまで本作を日本の主要ないくつかの映画祭に出品しようと試みるも通らなかったと明かし、同作の上映に踏み切ったゆうばり映画祭の“勇気”に感謝。映画祭の塩田時敏プログラミング・ディレクターは「ゆうばりにタブーはない!」と言い切ったが、こうした問題作を躊躇なく受け入れるところはまさに同映画祭ならではと言える。また、劇場公開前にひと足早く、招待作品として話題の映画を鑑賞できるのは映画祭ならではの魅力だが、今年は特に、タイムリーかつ話題の作品が多数上映!毎年、映画祭最終日(5日目)は米アカデミー賞の授賞式と重なり、さよならビュッフェの会場やプレスルームでも「○○が獲った!」「▲▲が3部門目!」といった情報が飛び交うが、今年は『ルーム』、『ブルックリン』、『レヴェナント:蘇えりし者』という作品賞をはじめ、主要部門に多数ノミネートされている超話題作が連日上映され、会場は多くの観客で埋まった。『ルーム』のブリー・ラーソンは主演女優賞を獲得!『レヴェナント』でアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が昨年の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き2年連続の監督賞に輝き、そして、レオナルド・ディカプリオが悲願の主演男優賞受賞を果たした。『レヴェナント』が日本の観客のために上映されるのは、このゆうばりが初めてであり、おそらくこの貴重な機会に鑑賞した夕張の人々もレオの受賞を喜んでいるだろう!オープニングの『エヴェレスト』同様に雪の中でのシーンの連続の映画であり、様々な点で同映画祭のクロージングにぴったりの映画となった。「さよならビュッフェ」が終わると、ゲスト、東京から来た報道陣はバスで空港へ。市民の人々やボランティアスタッフが黄色いハンカチを振ってバスを見送るという恒例の光景が繰り広げられた。【受賞一覧】■オフシアター コンペティション部門グランプリ:『孤高の遠吠』(小林勇貴監督)審査員特別賞:『脱脱脱脱17』(松本花奈監督)北海道知事賞:『親切ですね』(ソ・ジェイク監督)シネガー・アワード:『バイバイ、おっぱい』(鋤崎智哉監督)スカパー!映画チャンネル賞:『親切ですね』(ソ・ジェイク監督)スペシャルメンション:『いろんなにおいのワカモノだ』(伊藤祥監督)■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門グランプリ:『かたすみの鱗』(石谷恵監督)審査員特別賞:『イカロスと息子』(眞田康平監督)優秀芸術賞:『フォトグラファー』(ユ・ジェヒョン監督)/『ジョニー・エクスプレス』(ウ・キョンミン監督)/『New』(有馬將太監督)■ゆうばりファンタランド大賞大賞:『脱脱脱脱17』(松本花奈監督)イベント賞:『セーラー服と機関銃 -卒業-』市民賞:フールジャパン鉄ドン人物賞:ジェシー・リー(『レヴェナント 蘇りし者』配給の20世紀FOX映画日本代表)(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」のクロージングセレモニーと授賞式が2月28日に開催され、18歳の現役女子高生で、女優としても活動している松本花奈の監督作『脱脱脱脱17』に審査員特別賞が贈られた。受賞が発表されると松本監督は壇上に上がり、トロフィーと賞状を受け取ったが、感極まって涙!「作ってよかったなと思います!」と涙をぬぐいながら喜びのコメントを口にした。松本監督は1998年生まれの18歳で現在、高校3年生。小さいころから女優としても活動しており、竹内結子主演の映画『サイドカーに犬』では、母親が出て行ってしまった家に突然やってきた奔放な女性(竹内さん)に憧れる小学生の少女を好演。このほか『日輪の遺産』、ドラマ、そして映画にもなった『鈴木先生』、『絶叫学級』などにも出演している。一方で、女優としてだけでなくクリエイターとしても頭角を現しており、2014年に仲間たちと撮った初長編映画『真夏の夢』は高校生のための映画コンクール「映画甲子園」の最優秀作品賞を受賞し、ゆうばり映画祭2015でもフォアキャスト部門にて上映された。その後も、竹友あつきの楽曲「ワレモノ注意」のミュージックビデオが「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」に出品されるなど、10代の新鋭監督として注目を浴びてきた。今回、映画祭のメインの「ファンタスティック オフシアター コンペティション」部門の9作品にノミネートされ、見事に審査員特別賞に輝き、その才能を見せつけた。『脱脱脱脱17』はクラウドファンディングで製作費を集めて製作された高校生活最後を飾る作品。34歳にして、ワケあっていまだに高校生をやっているノブオとそのクラスメートで嘘泣きが得意なリカコによる青春物語が展開する。才能あふれる10代から今後も目が離せない!前作『真夏の夢』は新宿シネマカリテにて特集上映という形で上映されており、本作に関しても今後の展開に注目したい。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年02月29日