米Evernoteと日本経済新聞社(日経)は10日、両社が資本・業務提携に合意したと発表した。Evernoteは日経から2,000万ドルの出資を受ける。また、2015年初頭より、Evernoteと「日本経済新聞 電子版」のサービス上で、キーワードや文脈にマッチしたコンテンツを自動配信する「コンテキスト」機能が提供される。「コンテキスト」機能は、Evernoteのユーザーが作成するノートの内容を分析し、関連する他のノートやパートナーの情報・記事を自動的に表示する機能。例えば、Evernoteで業界レポートを作成している際、その業界のニュース記事がEvernoteに配信される。配信記事は、日経電子版の朝刊、夕刊、電子版の独自記事などが対象。自動配信されたコンテンツはEvernote内に保存したり、ノート作成時に引用したりできる。同機能は、Evernoteプレミアム会員、有料の「日本経済新聞 電子版」会員向けに提供され、「日本経済新聞 電子版」で記事を閲覧する際は、Evernoteに保存した取引先の名刺などのノートが表示される。Evernoteに関連記事を配信するサービスは米国でも行われているが、米国以外のサービス提供は今回が初。
2014年11月10日米Appleはこのほど、iMessageの登録解除方法を記したウェブページを公開した。手順に従うことで、非iOS搭載端末に乗り換えた場合に、iPhoneから送られたSMS、テキストメッセージが受信できなくなる問題に対処する。iMessageを巡る不具合については、iPhoneからAndroid端末に乗り換えた場合、自身の端末に送信されるはずのSMS等が受信できず、メッセージを送信した他のiPhoneユーザーも把握できない現象が確認されていた。この問題に直面した米カリフォルニア州在住の元iPhoneユーザーは今年5月、Appleを相手取り、訴訟を起こしていた。今回公開されたウェブページはこの問題に対処するものとなる。解決法は2種用意されている。ひとつはiPhoneを持っている場合で、SIMカードをiPhoneに移し、iMessageをオフにすることで不具合を解消する。もうひとつは、すでにiPhoneを手放している場合で、同ウェブページ上に現在の利用端末の電話番号を入力し、Appleから送られた確認コードを同ウェブページに入力することで対処可能とする。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月10日米エバーノートは10日、日本経済新聞社と資本・業務提携すると発表した。米エバーノートは、日本経済新聞社より2,000万ドル(約23億円)の出資を受け入れる。提携第一弾として「Evernote」のユーザーが作成するノートの内容に応じて、関連する「日本経済新聞 電子版(以下日経電子版)」のコンテンツを「Evernote」上に配信する「コンテキスト」サービスを2015年初頭より提供する。「コンテキスト」は、「Evernote」上でユーザーが作成したノートの内容を分析して、それに関連する他のノートやコンテンツパートナーの情報・記事を自動的に表示する機能。日本経済新聞社と業務提携したことで、ノートの内容に応じた「日経電子版」のコンテンツが自動的に「Evernote」上に配信される。配信されたコンテンツは、「Evernote」内に保存・引用できる。また今後は、「日経電子版」を読む際には、ユーザーが過去に「Evernote」内に作成したノートや共有したノートから、閲覧中の記事に関連するものを「日経電子版」上に表示する機能も追加される。「コンテキスト」は、英語圏向けに米ダウ・ジョーンズや米TechCrunchなどがすでに提供しているが、米国以外のメディアとしては日本経済新聞社が初となる。なお、「コンテキスト」などの機能を利用するには、「Evernote」、「日経電子版」双方の有料会員登録が必要。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月10日米Facebookは、ニュースフィードに表示する投稿を調節する新機能を追加した。これによりフォロー/再フォロー、表示の調整などが可能となる。新機能は、デスクトップ版ではすでに利用できるが、モバイル版では数週間のうちに利用可能となる。ニュースフィードではすでに、「いいね!」ボタンを押すなどユーザーの行動に応じて表示される投稿が調節されている。今回発表された新機能では、ニュースフィード設定で過去1週間で最も多く投稿を閲覧した友達、ページ、グループが表示されるようになった。フォローをやめた友達も表示され、そこから再フォローの設定も可能となる。また、ニュースフィードに表示された投稿で、今後表示したくないものや興味のないものについては、投稿の右上の矢印アイコンから「非表示にする」を選択すると、「このユーザーからの投稿表示を少なくする」を選択できる。これを選択すると、さらに「フォローをやめる」を選択できる。再フォローは、ニュースフィード設定より可能となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月10日米Microsoftは、「Lumia」シリーズの新端末を11日(米国時間)に発表すると公式ブログにて予告した。同ブログは、「もっとLumiaを見たい?」というタイトルの記事を載せ、詳細は11日にブログ上で公開するとしている。同社は10月に、「Lumia」シリーズの名称を「Nokia Lumia」から「Microsoft Lumia」に変更しており、11日に発表される新端末は、名称変更後初のモデルとなると見られる。同ブログの本文には、「Microsoftは、全ての人々に日常的なモバイル技術を提供します。詳細はこのブログで11月11日に」と記載されている。また端末の一部も公開されており、オレンジ色の縁とカメラのレンズが確認できる。
2014年11月10日ソフトバンクテレコムと米RichRelevance(米リッチレリバンス)11月6日は、リッチリバレスが提供するクラウドベースのEコマース・テクノロジー「オムニチャネル・パーソナライゼーション・ソリューション」の日本市場での販売を共同で行うことに合意したと発表した。リッチレリバンスは、独自のビッグデータ分析技術と125以上の機械学習型の予測アルゴリズム、可用性の高いクラウド型のインフラ基盤を活用し、個々の顧客にとって価値があると思われるコンテンツを提示するパーソナライゼーションソリューションを提供する。今回、共同で提供するソリューションは、ECサイトを中心にさまざまな販売チャネルにおいて収集される顧客に関する膨大なデータと、商品・サービスの属性情報をもとに、個々の顧客に合わせた最適なコミュニケーション方法でパーソナライズされた情報をリアルタイムで届けるサービスとなる。顧客にとって本当に関心や興味が高い情報を提供するため、売り上げ増加という直接的な効果のほか、Webサイトや商品のファンを増やし、オムニチャネル全体でのリピート率の向上が期待できるという。また、商品構成や仕入・在庫計画、重点販売商品などのマーチャンダイジング戦略を必要に応じて組み入れていくことができるため、自動化されたリアルタイム・パーソナライゼーションとマーケティング戦略との最適なバランスを実現する。なお、同ソリューションは、既存のシステム改修が不要で、ECサイト運営者に負荷をかけることなく簡単に導入できる。今回の提携を通じソフトバンクテレコムは、インターネットやモバイルを活用した事業成長を図るアパレルや家電、化粧品、日用品、オフィス用品などの総合小売業など流通・サービス業の顧客企業に対して、リッチレリバンスと共同でマーケティング活動および営業活動を展開する考えだ。
2014年11月08日米Amazonは11月6日、筒状の音声アシスタント「Amazon Echo」を発表した。マイクとスピーカーを備え、音声コマンドによる情報検索、音楽再生などが可能。設定にAndroidスマートフォンなどを使用する。招待制での発売となり、価格は199ドル、Prime会員は期間限定で99ドル。家庭のWi-Fiに接続すると音声制御で動作するデバイスで、「Will it rain tomorrow?(明日は雨?)」などのように話しかけるとそれに対して回答する。情報、音楽、ニュース、天気情報などのほか、Wikipedia検索を行うことができる。Amazon Musicライブラリ、Prime Musicなどの音楽も再生できる。設定はFire OS、Android、ブラウザ(デスクトップとiOS)で動作するアプリで行う。端末は常時オンの状態で、最初に"Alexa"と発すると動作を開始する。サイズは直径が3.27インチ(約8.3センチメートル)、高さが9.25インチ(約23.5センチメートル)の筒状。音声認識では、上部に7個のマイクアレイを備える。マイクは端末上部のボタンによりオフ・オンが可能。ビームフォーミング技術を利用したセンサーにより、音声が発せられる距離や場所を問わずに360度対応できるという。ノイズキャンセレーションも備え、背景に音楽が流れているような状態でも声を聞き分けられるという。AmazonのクラウドサービスAmazon Web Servicesと接続することで、使えば使うほど検索パターン、ボキャブラリー、個人の嗜好を学び、より適切な回答をする学習機能もある。スピーカーとしての機能もあり、Bluetooth経由でスマートフォン側のiTunesなどの音楽サービスにある楽曲をストリーミングできる。内部には低音用として2.5インチのウーファー、高音用として2インチのツイーター、それにウーファーを補強するリフレックスポートを備える。ボリュームは上部のダイアルで調節できる。目覚まし/アラーム、タイマー、To-Doリストなどの機能もある。Amazonによると、自動アップデートにより今後も機能を拡充していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月07日米Amazon.comは11月6日(現地時間)、音声アシスタント機能を搭載した円筒型のワイヤレススピーカー「Amazon Echo」を発売した。一般会員向け価格は199ドル、プライム会員向け価格は期間限定で99ドル。招待者のみ購入可能となっているが、販売ページから招待のリクエストメールを送信できる。Amazon Echoは直径が約83mm、高さが約235mmの円筒型で、Wi-FiとBluetooth接続に対応したワイヤレススピーカー。7基のアレイマイクと音声認識機能を備えており、ハンズフリーで操作できるほか、音楽やニュース情報を引き出したり、スケジュールの登録などを行える。たとえば、「Bruno Marsの曲をかけて」「プレイリスト、"ディナーパーティー"を再生して」「週末のロサンゼルスの天気は?」「Wikipediaのアブラハム・リンカーンを」「ジェラートを買い物リストに加えておいて」「8時に目覚ましアラームをセットして」、といったオーダーに答える。この音声アシスタント機能はアップデートにより、機能を順次追加していくという。スピーカーユニットは、2.5インチのウーファーと2インチのツイーターを下向きに搭載した2ウェイ構成。無志向性で360度方向にサウンドを鳴らす。電源はACアダプタを使用する。ハンズフリー操作により、Amazon MusicやPrime Musicをはじめ、iHeartRadio、 TuneInといったサービスにアクセスが可能。また、スマートフォンやタブレット経由でSpotifyやiTunesなども利用できる。
2014年11月07日米Amazon.comが「Amazon Echo」という音声アシスタント機能を備えた据え置き型スピーカーを発表した。招待制での販売になっており、米Amazonで招待状のリクエストの受付を開始した。価格は199ドル、Primeメンバーは期間限定で99ドルで購入できる。Echoは直径8.3センチの円筒形で、高さは23.5センチ。2.5インチの低音再生用のスピーカーと2.0インチの高音域用スピーカーを組み合わせた全方向性の小型スピーカシステムを備え、小さな本体でも部屋全体にオーディオを届けられる。無線機能としてWi-FiとBluetoothを搭載しており、単体でAmazon Music Library、Prime Music、TuneIn、iHeartRadioからの音楽の再生をサポートする。またスマートフォンやタブレットで再生している音楽などオーディオを、Bluetooth接続でEchoにストリーミングすることが可能。操作は基本的に音声で行う。上部の7つのマイクとビームフォーミング技術、ノイズキャンセル技術の組み合わせで、Echoはあらゆる方向からの呼びかけを認識する。音楽再生中でも話かけられた言葉を聞き取れるという。Echoを置いた部屋で「Alexa (またはAmazon)」と呼びかけるとEchoの音声アシスタントが反応する。音楽の再生、時間・天気の確認、アラームやタイマーの設定、To-Doリストやショッピングリストの作成、Wikipedia検索などを頼める。Echoの近くにいない時でも、Echo用のアプリ(Fire OS、Android)またはWebブラウザ(PC、iOS)を使って、Echoのアラームや音楽、ショッピングリスト、To-Doリストなどを管理できる。Wi-Fiを通じてインターネットに常時接続し、ユーザーの話し方や言葉、好みなどを学習しながらAmazon Web Servicesを通じてEchoは賢くなる。また自動アップデートによって、Echoの機能やEchoに頼めること、Echoから利用できるサービスが増えていく。
2014年11月07日米Microsoftは11月6日(現地時間)、Androidタブレット用のOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)のプレビュー版「Office for Android tablet Preview」を発表した。Office for Android tabletは「Office everywhere」戦略に従って、iPad用のOfficeアプリと共通したデザインやユーザーインタフェースが採用されている。バージョン1.1までのiOS版Officeアプリのような機能制限はなく、無料でOfficeファイルの表示、閲覧、作成、編集を行える。正式版の提供は2015年の早い時期になる予定だ。プレビュー版の試用希望者は、プレビュープログラムのページから参加を申し込む。動作要件はAndroid 4.4 KitKatで動作する7インチから10.1インチのタブレット。プレビュープログラムに参加している間はシステムアップデートを避ける必要がある。Microsoftは「Office to everyone, everywhere」戦略を着々と進めており、6日にはiOS版のOfficeアプリにiPhone用の「Office for iPhone」を追加した。また、タッチ操作に最適化したWindows 10用のOfficeアプリの開発を正式に認めた。
2014年11月07日米Microsoftは11月6日(現地時間)、iOS版のOfficeアプリにiPhone用の「Office for iPhone」を追加した。価格は無料、AppleのApp Storeから入手できる。また、これまでiOS版のOfficeアプリでOfficeファイルを作成もしくは編集するために必要だったOffice 365の契約が不要になり、全てのユーザーが無料でiOS版Officeの基本機能を全て使用できるようになった。MicrosoftはこれまでiPhone向けに「Office Mobile」というスマートフォン用のOfficeアプリを提供し、iPad向けには「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」という3つのアプリを提供していた。iOS版OfficeはPC版やMac版のOfficeの体験を損なわないようにファイルを表示し、iPadのユーザーインタフェイスでOfficeの基本機能を利用できるようになっていた。バージョン1.2では、iOS版OfficeがiPhoneの画面やユーザーインターフェイスにも対応したユニバーサルアプリになった。iPhoneでは、実際のドキュメントのレイアウトと、iPhoneの画面で読みやすいレイアウトの選択が可能。ユニバーサル化のほか、バージョン1.2ではDropboxが統合された。OfficeアプリからDropbox内のOfficeファイルにアクセスして編集や保存を行える。また、タイトルやキャプションなどチャートエレメントを追加・削除してチャートをカスタマイズできるようになった。Office 365を契約することなく、iOS版のOfficeアプリでOfficeファイルの表示、閲覧、新規作成や編集を行えるようになったが、Office 365の契約者は高度な編集機能やコラボレーションを含むOfficeのフル体験を利用できる。また数カ月中にOffice 365契約者に対して、オンラインストレージOneDriveの容量無制限プランの提供が始まる。Microsoftは「Office to everyone, everywhere」戦略を着々と進めており、6日にはAndroidタブレット用のOfficeアプリ「Office for Android tablet Preview」も発表した。正式版の提供は2015年の早い時期になる予定。また、タッチ操作に最適化したWindows 10用のOfficeアプリの開発を正式に認めた。
2014年11月07日米Googleは5日(現地時間)、「Googleマップ」のモバイルアプリを刷新した。配色を鮮やかにし、立体的な「マテリアルデザイン」に沿ったデザインを採用する。数日中にAndroidおよびiOS向けにロールアウトされる。マテリアルデザインは、「Android 5.0 Lollipop」で導入される、新インタフェースのデザイン体系。オブジェクトに陰影を取り入れ立体感をもたせるほか、鮮やかな色の採用で、レイヤーやボタンを従来よりわかりやすくする。新アプリでは、画面下部の情報シートをタップして情報レイヤーを上部に送り、写真やレビューを下部に表示させることができる。また、オンラインのレストラン予約サービス「OpenTable」(米国のみの機能)やハイヤー配車サービス「Uber」と連携し、「Googleマップ」上でレストラン予約や、配車のピックアップ時間、目的地までの料金などを確認できる。
2014年11月06日米Googleは5日、iOSとAndroid向けアプリ「Google Maps」の最新版を発表した。Googleの新しいユーザーインターフェースのデザイン「マテリアルデザイン」に沿うもので、さらに直感的に操作できる。今後数日かけて提供される。最新の「Google Maps」は、「Android 5.0(Lollipop)」に合わせて導入されるユーザーインターフェースのデザイン「マテリアルデザイン」を採用。現実の世界に似た表面や陰影、鮮明な色などが特徴となっている。これまでと比べ、レイヤーやボタンがよりわかりやすくなっている。たとえば、画面の下にある場所の情報をタップすると情報レイヤーが上部に動き、その下に写真やレビューなどが表示されるという。ユーザーインターフェイスに加えて、レストラン予約サービスの「OpenTable」、ハイヤー配車サービス「Uber」とも連携し、「Google Maps」からレストラン予約をしたり、目的地までの行き方の選択肢にUberの待ち時間や予想価格が加わった。なお、「OpenTable」は米国のみでの提供となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月06日グリーの子会社となるGlossomはこのたび、モバイル動画広告事業を手掛ける米AdColonyから動画広告配信プラットフォーム「AdColony」の日本向け独占配信ライセンスを取得した。これにより、動画広告市場へ本格参入する。「AdColony」とは、月間3億人以上のユーザーへ広告配信が可能な動画広告配信プラットフォーム。動画の読み込み時間を短縮し即座に動画再生を行う「Instant-Play」という同社独自の動画広告技術により、スマートフォン上で瞬時に高画質なHD動画広告の表示が可能になっている。読み込み時間の長さによるユーザーのストレスが解消されたことから広告の訴求力向上が見込めるほか、課金形態は完全視聴課金となっており、動画広告が最後まで表示された時点で料金が発生するため、費用対効果も高いという。Glossomによる「AdColony」の提供は、11~12月にテストキャンペーンとして実施され、1~3月期に正式販売となる予定。当面は米AdColonyと同様の広告メニューにて展開し、料金などは12月に発表する。なお、同社は、プラットフォームの提供だけでなく、広告クリエイティブの制作サポートも行っていく考えだ。
2014年11月06日米Dellは5日(現地時間)、Dell Worldにおいて、プロフェッショナル向けのワークスペースコンセプト「smart desk」を公開、ビジネス向けタブレット「Dell Venue 11 Pro 7000 Series」のアップデートを発表した。smart deskは、Ultra HD 5K(5120×2880)の高解像度ディスプレイ「UltraSharp 27 Monitor」と、水平に広がる大きな液晶タッチスクリーンを組み合わせたデュアルスクリーンのデスクトップPC環境だ。クリエイター、デザイナー、アナリストなどをターゲットにしている。情報やコンテンツの閲覧に適した正面のディスプレイ、手元でコンテンツに触れるように作業できるタッチスクリーンというように、目的に応じてディスプレイとタッチスクリーンを使い分けることでプロダクティビティを引き上げ、また新たなワークフローを可能にする。Dellは水平のスクリーンでデジタルコンテンツを操るための新たなツールも開発し、タッチ操作やジェスチャー、デジタルペンとの組み合わせで、インタラクティブゾーンで自然にコンテンツを扱えるようにした。ワークスペースはクラウドと連携し、増加するコンテンツを効率的に管理でき、また複数のsmart deskのコラボレーションを実現する。Dell Venue 11 Pro 7000 Seriesは、タブレットキーボードを接続したり、タブレットドックやディスプレイとの組み合わせでノートPCやデスクトップPCのようにも使用できるタブレットだ。OSはWindows 8.1。11月11日にDell.comで発売される新モデルは、プロセッサにIntel Core Mを搭載する。ファンレスデザインで本体が15%薄くなり (279.8×176.4×10.75ミリ)、重さは733.4グラムから。ディスプレイは10.8インチ(1920×1080)のIPSパネルで、10点マルチタッチに対応する。メモリは4GB DDR3、ストレージは64GB/128GB。ワイアレス機能はIntel 7265デュアルバンド2x2 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.0、NFC。USB3.0ポート、ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャック、micro HDMIポート、microSDカードスロットなどを備える。価格は699.99ドルから。
2014年11月06日米Amazonは4日(現地時間)、プライム会員向けの無制限オンラインフォトストレージ「Prime Photos」を発表した。米国では、プライム会員であれば同日より無料で利用できる。プライム会員向けの拡張機能として提供されるが、米国以外への提供は不明。対応端末はKindle Fireタブレット、Amazon Fire TV、Amazon Fire TV stick、Fire phone、iPhone、iPad、Android端末、PlayStation 3、PlayStation 4、LG・Samsung製smart TVなど。「Prime Photos」はWebサービスに加え、iOSやAndroid向けアプリ、PC向けデスクトップアプリも用意。モバイルアプリでは、対応端末で撮影した写真を自動的にアップロードする設定も行える。利用には、Amazonアカウントでサインインする必要がある。
2014年11月05日米Amazonは4日(現地時間)、米国の「Amazon Prime」会員向け新サービス「Prime Photos」の提供を開始した。同サービスは、写真や画像の保存や閲覧ができる、クラウドストレージサービスで、容量は無制限となっている。「Prime Photos」は、容量無制限の写真用クラウドストレージサービスで、写真や画像のアップロードは、Fire Phone、Fire タブレット、iOS端末、Android端末、Mac、Windowsから可能。また、プレイステーション3、プレイステーション4、Amazon Fire TV、Amazon Fire TV Stickなどからも「Prime Photos」へアクセスすることができる。米国の「Amazon Prime」は年会費99ドルで、音楽ストリーミングサービスや、無料での当日/翌日の配送といったサービスが受けられる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日DropboxとMicrosoft Office間でのシームレスなアクセスがスマートフォン、タブレット、ウェブで可能になる。米Dropboxが現地4日、米Microsoftと戦略的パートナー提携を締結したとで実現する。戦略的パートナー提携により、Microsoft OfficeからDropboxのファイルにアクセスが可能になるほか、Dropboxから様々なMicrosoft Officeのファイルに直接アクセスし、ドキュメントの新規作成や編集が行える。各デバイスでの同期や保存も可能。さらに、Microsoft Officeから、編集や新規作成したファイルのDropboxの共有リンクを送付することもできる。一連の機能はアップデートにより利用可能。iOS、Android版アップデートは数週間以内に行われる。Windows PhoneおよびWindowタブレット向けアプリは数カ月以内にリリースされる予定。また、DropboxのウェブサイトとOffice Online間のウェブ統合は2015年度上半期に提供予定。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日米Amazon.comは11月4日(現地時間)、Amazon Primeユーザー向けの新サービス「Prime Photos」を発表した。写真の保存・管理用にオンラインストレージ「Amazon Cloud Drive」を容量無制限で使用できる。Amazonは同社初のスマートフォン「Fire phone」購入者に写真用の無制限オンラインストレージを提供しており、それをPrimeメンバーにも拡大した形だ。Prime Photosには、iOSデバイス、Androidデバイス、Fireタブレット、Fire phone、PC(Windows、Mac)から写真をアップロードできる。写真はオリジナルの保存が可能。Amazon Cloud Drive内の写真にはアップロードに使用できるデバイスのほか、Amazon Fire TV/Fire TV Stick、PlayStation 3/4、LGまたはSamsungのスマートTVからもアクセスできる。Primeメンバーがサービスを更新しなかった場合、利用できるAmazon Cloud Driveは通常のAmazonユーザーと同じ容量に制限される。ただし、容量枠以上の写真をアップロードしていた場合、3カ月間は全ての写真の閲覧とダウンロードが可能になる。PrimeはAmazonが提供する有料サービスで、米国での会費は99ドル/年。メンバーは、無料の2day配送、音楽ストリーミングサービス「Prime Music」(100万曲以上)、映画・TVドラマのストリーミングサービス「Prime Instant Video」(40,000タイトル以上)、Kindleブックのレンタル(500,000タイトル以上)といったサービスを受けられる。
2014年11月05日大判インクジェットプリンタの製造・販売を手掛ける武藤工業は、米3Dシステムズのプロダクション3Dプリンタシリーズの受注を11月4日より開始したと発表した。今回受注を開始したのは、金属パウダーをレーザービームによって一層ずつ焼結して金属パーツを造形するダイレクトメタル方式の「ProX200」および、耐久性の高いプラスチックやゴム素材を使い分けることで熱可塑性パーツを造形できる「粉末焼結(SLS)」方式の「ProX500」の2機種。共に出力したマテリアルをそのまま製品として利用できる性能をもち、航空宇宙や医療、電子機器や自動車のプロトタイプなどで活用されているという。価格は「ProX200」が5980万円、「ProX500」が4090万円となっており、同社ショールームで両機を展示し、デモンストレーションを行うとのこと。
2014年11月04日あっぷふぁーむソリューションズはこのほど、「炊きたて品質 米風土(まいふうど)パックごはん 特別優秀賞 鳥取県・三上惇二作 コシヒカリ 93」を発売した。○脱酸素剤や保存料を使用せず炊きたての味を提供同商品は、鳥取県の農家・三上惇二氏が生産するコシヒカリを、電子レンジなどで手軽に調理できるパックごはん。同氏のコシヒカリは、米・食味鑑定士協会が主催する「第15回米・食味分析コンクール国際大会」で93点という高得点で特別優秀賞を受賞した。ごはんは直火でふっくらと炊き上げ、炊きたてのまま空気の代わりにチッソガスを入れて無菌状態でパッキングした。この製法を使使用し米と水のみで炊飯することで、脱酸素剤や保存料を使用することなく、電子レンジで温めた後も臭みがない炊きたてのごはんの風味を味わえるという。賞味期限は180日間を確保した。価格は380円(200g・税別)、12パック4,400円(税別)。
2014年10月31日米IBMとスペインの石油ガス会社であるRepsolは10月31日(現地時間)、コグニティブ・テクノロジーの利用について世界初の共同研究を行うと発表した。両社は、特に油層採掘の最適化と油田の新規獲得におけるRepsolの戦略的意思決定の強化を目的とした、2つのコグニティブ・アプリケーションのプロトタイプを共同で開発していくこととなる。例えば、エンジニアが新規獲得する油田について検討する場合、大量の論文や報告に加えて、地震探査データや油層、設備、採掘などのモデルの確認を行う必要がある。コグニティブ・テクノロジーは、何十万もの論文やレポートを分析して即座に支援を提供し、そのデータをすぐに優先順位付けして特定の決定につなげることができる。これによって、最善の決定を行う上でより円滑に概念モデルや地質学的モデルを構築し、潜在的なリスクや不確実性を明らかにし、トレードオフを可視化して、仮説を探ることができるようになるという。両社が開発を目指す2つのプロトタイプ・アプリケーションでは、コグニティブ・コンピューティング機能を利用して、Repsolが将来の油田獲得におけるリスクや不確実性を低減できるよう支援するとともに、既存の油田の産出量を最大化できるようにすることを目指していく。IBMは「どちらも、Repsolをはじめとするすべての石油・ガス企業のグローバルな事業展開において、効率と有効性に大きな影響を及ぼすことが考えられる」とコメントしている。
2014年10月31日米Dellは10月31日、8型のWindows8.1搭載タブレット「Venue 8 Pro 3000」の販売を開始した。直販価格は32GBモデルの191.99ドル~。本体色をホワイトにしたモデルや、5色のバリエーションがある専用ケースをセットにしたモデルなども用意している。Venue 8 Pro 3000 (32GB)の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735G(4コア/1.33GHz)、メモリが1GB、ストレージが32GB eMMC、ディスプレイが8型液晶(1,200×800ドット、IPS)、OSがWindows 8.1。サイズはW130×D216.2×H9mm、重量は391g。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。500万画素のリアカメラと120万画素のフロントカメラ、USB 2.0(Micro-B)、ヘッドホン/マイク端子を備えている。20GBのDropboxとMicrosoft Office 365を1年間無料で使えるサブスクリプション権が付属する。また、上位機にあたる「Venue 8 Pro 5000」の販売も同時に開始した。Intel Atom Z3745Dを搭載し、Microsoft Office Home & Student 2013が付属している。直販価格は32GBモデルの239.99ドル~。
2014年10月31日米Microsoftは29日(現地時間)、同社初のウェアラブル端末「Microsoft Band」、健康管理プラットフォーム「Microsoft Health」を発表した。リリース時点では米MicrosoftStoreにて数量限定で販売し、199ドル(約22,000円)で提供される。「Microsoft Band」は、GPSや心拍計、紫外線モニタなどを内蔵するフルカラーのタッチスクリーン付き腕輪型ウェアラブル端末。スマートフォンやタブレットなどのBluetooth搭載機器と連携し、心拍数やカロリー、睡眠などをモニタリングして健康管理に役立てるほか、メールのプレビュー表示やカレンダーに登録した予定のアラートにも対応する。Windows Phone 8.1とペアリングした場合、音声アシスト「Cortana」にもアクセスできる。接続はBluetooth 4.0 LE。ディスプレイは1.4インチで、解像度は320×106ピクセル。バッテリ駆動時間は通常使用時で48時間。センサーは心拍計、3軸加速度/ジャイロ、GPS、照度、体温計など。「Microsoft Health」は、健康・フィットネスデータを集め、統合するクラウドサービス。カロリーや心拍数など、Microsoft Healthに保存されたデータは統合され、ユーザーは「最もカロリーを消費するエクセサイズ」などの分析が提供される。31日時点ではAndroid、iOS向けの「Microsoft Health」アプリが公開中。対応OSはAndroid 4.2以降、iOS 7.1以降。Windows PhoneではWindows Phone 8.1 updateで動作する。
2014年10月31日米Twitterと米IBMは10月29日(現地時間)、企業や組織が顧客・市場・トレンドを把握し、ビジネスにおける意思決定の伝達手段を変革する、パートナーシップを締結したと発表した。これにより、Twitterのデータが、IBMのクラウド・ベースのアナリティクス、顧客エンゲージメントのプラットフォーム、コンサルティング・サービスと組み合わせられる。両社は、提携の下、3つの領域に注力する。1つ目の領域は「Twitterデータとクラウド上のIBMアナリティクス・サービスとの統合」で、IBMはTwitterのデータを、特定のクラウド・ベースのサービスの一部として提供する予定。サービスの例としては、コグニティブ・サービス「IBM Watson Analytics」、アプリケーション開発者がデータ・サービスをアプリケーションに埋め込めるようにするクラウド・ベースのデータ精緻化サービスがある。2つ目の領域は「エンタープライズを対象としたデータを多用する機能」で、業界や職種を問わずビジネスでの意思決定を向上させるのに役立つアプリケーションを提供する。共同で提供する最初のソリューションでは、顧客エンゲージメント・ソリューション「IBM ExperienceOne」とTwitterのデータを統合して、営業、マーケティング、カスタマー・サービスの専門家が感情や行動をマッピングし、顧客とのエンゲージメントを深めてサポートできるようにする。3つ目の領域は「専門的な企業向けコンサルティング」で、IBMグローバル・ビジネス・サービスの専門家がTwitterのデータにアクセスし、コンサルティング・サービスを提供する。あわせて、両社は共同で業界に特化したソリューションを開発する。
2014年10月31日メガチップスは10月29日、MEMS発振子などをてがける米SiTimeの全株式を取得することで、完全子会社化することを決定したと発表した。同買収は、今後の成長が期待されるモバイル、ウェアラブルなどを含むIoT分野向けに事業を展開していくにあたって、自社製品の拡充を図る目的として行われるもの。SiTimeの子会社化により、MEMS発振子を中心としたタイミングデバイス事業への参入を行うこととなる。なお、買収額は2億ドルで、すべて現金払いにより、SiTimeの株主へ支払いが行われる。これらの資金はメガチップスの手元資金ならびに銀行借り入れによって賄われ、支払いはクロージング後に行われるという。また、クロージングは2014年11月末までになされる予定だという。
2014年10月31日米HPは10月29日(現地時間)、Sproutシステムを搭載したオールインワン・デスクトップPC「Sprout by HP」を米国で発売した。Sproutは、2D/3Dオブジェクトのキャプチャ機能を備えたプロジェクタとマルチタッチに対応するタッチマットを用いて、実際のモノとデジタルの世界を結び、コンテンツに手で触れるように作業できるようにする。同社はSprout by HPをクリエイティビティ・ステーションと呼んでいる。Sprout by HPは、PC、10ポイントのマルチタッチをサポートする23"フルHDディスプレイ(1920×1080)、「HP Illuminator」というDLPプロジェクタ(1024×767)、「HP Touch Mat」という20ポイントのマルチタッチをサポートする20"タッチマットの4つで構成されている。磁石を用いたUSB接続でTouch MatをPC本体に接続。一体化したディスプレイとPC本体の上からIlluminatorが突き出ている。ディスプレイ上のIlluminatorから手元のTouch Matに画像が投影され、Sprout by HPはマルチタッチ対応デュアルスクリーンのデスクトップPCになる。デスクトップPCのディスプレイはコンテンツを閲覧しやすいが、細かいタッチ操作には適していない。Touch Mat側のスクリーンでは、机の上にコンテンツを広げて触れるように作業できる。HPはデュアルスクリーンを結ぶ「HP Workspace」というSprout用のソフトウエア・プラットフォームを用意している。デスクトップPCのディスプレイでイラストや写真などをブラウズし、そのうちの1つに触れて下に移動させるようなジェスチャーをすると、Touch Mat側のスクリーンにコンテンツが移動する。Touch Mat側のスクリーンにキャンバスを広げ、デスクトップPCのディスプレイで選んだ写真やイラストをTouch Mat上で組み合わせてコラージュを作るというような使い方が可能。HPはSprout用のソフトウエアを開発するためのSprout SDKを提供し、またユーザーがSprout向けにデザインされたソフトウエアを見つけられるようにSprout Marketplaceを用意した。Illuminatorは最大14.6メガピクセルのカメラとIntelのRealSense 3Dカメラも搭載し、Touch Matの上に置いた2D/3Dオブジェクトを簡単にキャプチャして取り込める。例えば、ディスプレイに部屋の写真を表示し、Illuminatorでキャプチャした壁紙のサンプルを壁に貼り付けて雰囲気を確認できる。タッチスクリーンは、Adonit Jot Proを使った手書きに対応。キーボードとマウスも付属しており、普通のPCのように操作することも可能だ。PC部分はプロセッサがIntel Core i7-4790S、メモリは8GB DDR3(最大16GB)。ストレージは1TBのSATA HDDと8GBのフラッシュメモリを組み合わせたハイブリッドドライブだ。10/100/1000 Base-T Ethernet、Bluetooth 4.0、Wi-Fi (802.11a/b/g/n)、USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×2、3-in-1メディアカードリーダーなどを搭載する。OSはWindows 8.1。HPのオンラインショップでの価格は1899.99ドルだ。
2014年10月30日10月28日(現地時間)、米NetAppが開催するテクノロジーイベント「Insight 2014」が開幕した。会場は米ラスベガスのホテル(MGM Grand)だ。初日の午前中にはゼネラルセッションが行われ、今後、同社がハイブリッドクラウドに注力していく姿勢を明確にし、「Together We Can Embrace the Hybrid Cloud」(ハイブリッドクラウドを一緒やっていきましょう)と訴えた。これまでのInsightは、NetAppの社員やパートナーが参加してきたが、今年の「Insight 2014」では初めて顧客も参加し、大規模なものになっている。セッションで最初に登壇したのは、米NetApp President and Head of Go-to-Market OperationsのRob Salmon氏だ。同氏はオープニングでパートナーとのエコシステムの重要性を強調し、パートナーに向け、「顧客にもっと何かできることはないかを考えてください」と訴え、「我々は同じチームです」「We Can Together」 のメッセージを伝えた。続いて登壇したのは、米NetApp CEOのTom Georgens氏だ。同氏は、NetAppがなぜハイブリッドクラウドに注力していくのかを説明。 次のように語った。「ITの世界は過渡期を迎えている。ユーザーはリスクやコスト低減のほか、スケールやスピードも追求していかなければならない。最近は、セキュリティ、ソーシャル、クラウド、モビリティ、ビッグデータが大きなトレンドになっているが、これらにおいて、ストレージの世界では、データ管理をしっかりやっていくことが重要だ。 クラウドでは、顧客がAmazonやマイクロソフトのようなハイパースケール クラウド プロバイダを望むのならば、我々はそれを支援しなければならない」「また、ITインフラはビジネスに合わせすぐに利用開始でき、選択したものが合わなければ、すぐに逆方向に行けることも重要だ。それは、既存のオンプレミスではできないが、クラウドならできる。クラウドはオンプレミスのシームレスな拡張版だ。ただ、すべてをクラウドに変えていけばいいのかと言えば、そうではない。クラウドには、セキュリティやパフォーマンス面で懸念がある。そのため、オンプレミスに対しても投資を続けていく必要があり、ハイブリッドクラウドが究極のモデルとなる」そして、NetAppの役割について、「テクノロジーによって、ユーザーに競争優位性を提供することだ」語り、同氏のプレゼンを締めくくった。ユーザーに競争優位性を提供するために、NetAppは何を提供していくのかついては、米NetApp Executive Vice President、Product OperationのGeorge Kurian氏が説明した。同氏は、ハイブリッドクラウドの中心にはデータがあるとした上で、現在のハイブリッドの問題点として、他のクラウドにデータを移行したり、他のクラウドとデータを共有することができない点を挙げた。同氏はその理由として、データをサービスプロバイダが管理している点を指摘し、「Your Data」「Your Cloud」にすべきだとした。そして、「1つのクラウドに統合するのがNetAppだ」と述べた。では、「Your Data」「Your Cloud」にするにはどうすればよいのか?George Kurian氏は、それを実現するのが「Data Fablic」で、そのための基盤として、前日発表した最新ストレージOS「clustered Data ONTAP 8.3」や「Cloud ONTAP」を紹介した。そして最後にGeorge Kurian氏は、「これら将来のアーキテクチャに移行しましょう」と訴えた。
2014年10月29日米Boxの1次販売代理店である三井情報(MKI)は10月28日、ファイル共有サービス「box」において、複数の企業と販売パートナー契約を結んだと発表した。boxは、容量無制限の企業向けクラウド型のファイル共有サービス。シングルサインオンサービス(SSO)と連携するなど、多種多様なAPIを通じて外部サイト・システムとの連携を可能としている。販売パートナー契約を結んだのは、エヌシーアイ、ジェイエスキューブ、電算システム、Too、キヤノンマーケティングジャパン、シヤチハタ(五十音順)の6社。シヤチハタは、電子文書にも紙の書類のように捺印ができる「電子印鑑システム パソコン決裁」を提供している。今回のパートナー契約およびサービス連携により、スマートフォンやタブレット端末で決裁書や申請書を確認し、電子捺印で即座に承認が可能なソリューションを提供。サービス提供開始は2015年春からの販売を予定している。
2014年10月29日米Facebookが10月28日(現地時間)に発表した2014年第3四半期(7月-9月)決算は、モバイル広告が堅調に伸び、売上・利益ともにアナリストの平均予想を上回った。売上高は前年同期比59%増の32億ドルだった。広告収入は全体の92%に相当する29億6000万ドル。広告収入におけるモバイル広告の割合が前期の約62%から約66%に拡大した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は、前年同期の4億2000万ドルから90%増の8億ドルで、1株利益は0.30ドル。非GAAPベースでは11億5000万ドル (1株あたり0.43ドル)だった。2014年9月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は前期比3%増の13億5000万人。そのうちモバイルMAUは同5%増の11億2000万人、またモバイルのみのMAU (モバイルアプリまたはモバイルWebサイトのみ使用)が同14%増の4億6000万人に増加した。WhatsAppの買収に伴う株式報酬など費用が増加しており、第4四半期(10月-12月)は売上高の伸びが40-47%の範囲になると予想している。支出の拡大は2015年も続く見通しだ。9月期決算に関する会見の中でCEOのMark Zuckerberg氏は、次世代の事業の成長に積極的に投資していく意向を示した。今後5年をかけて、WhatsApp、Instagram、検索などを大きな事業へと成長させ、またInternet.orgのような人々とコンピューティングの関わりを変える取り組みも牽引する。
2014年10月29日