菅義偉首相(72)が5月13日、高齢者のワクチン接種について会見で言及。そこで“7月末までの完了は不可能”と回答した自治体が複数あったことについて「ショックだった」と発言した。ネットでは厳しい声が相次いでいる。菅首相は先月23日、高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種を7月末までに終わらせるとの目標を掲げた。ところが政府が調査したところ、全国で14%以上もの自治体が“7月末までに終わらない”と回答した。そこで『毎日新聞』によると菅首相は「報告を受けてショックだった」と苦笑。そして「7月いっぱいで終えることができるよう、ぜひ協力してほしい」と述べたという。「ショックだった」とあたかも“青天の霹靂”のように話すが、かねてからこの目標は疑問視されていた。『NHK NEWS WEB』によると先月26日に野党が開いた会合で、“7月終了”という目標について甲府市の担当者は「国から事前に連絡はなく報道で知り驚いている」とコメント。そして“7月末までに高齢者向けの接種を終えるのは困難”との見通しを示したという。「当時、野党が『菅首相は自治体の実態を踏まえないまま根拠なく“7月末”と言ったのでは』と政府の担当者に問いただしました。しかし、政府側は『自治体から課題を聞いて、必要な支援を行っていく』と述べるに留めました」(全国紙記者)■「他人事」「無責任」「間抜け」と非難轟々さらに菅首相は今月7日、“高齢者への接種を7月中に終わらせるためにワクチンを1日100万回打つ”などと会見で豪語した。「しかし、“1日100万回接種”という目標について菅首相は『インフルエンザ接種が1日60万回ほど。今回はそれよりはるかに広い体制をとっている』と答えるのみ。具体策について語らなかっただけでなく、今月10日には加藤勝信官房長官(65)が『100万という数字は7月末という期限から逆算して弾き出した』と説明。ネットでは『机上の空論だ』と揶揄されていました」(前出・全国紙記者)「報告を受けてショックだった」と話した菅首相だがーー。Twitterでは非難する声がこう上がっている。《早く接種して欲しかったのなら、もっと早くに指針や配送時期を明確にすべきだった。国の準備は終わったから後はよろしく、国が決めた締め切りは守ってね、なんて無責任すぎるのでは?》《どこまでも他人事ですね》《国のトップがこういう無責任な発言をしている訳だから、五輪についても安心安全と言われても信用できない》《危機に直面した一国の首相のコメントとして、これほどまでに間抜けなものがあるでしょうか?》
2021年05月14日東京・銀座 蔦屋書店は、お香と本の組み合わせが楽しめるイベント「お香とあなたのものがたり」を2021年5月10日(月)から5月31日(月)まで開催する。“お香と本”を一緒に提案する「お香とあなたのものがたり」「お香とあなたのものがたり」は、蔦屋書店のコンシェルジュがセレクトしたお香と、その香りにマッチする物語を一緒に提案するイベント。「ハクロ(HAKURO)」「セン(SENN)」「グラース・トウキョウ(GRASS TOKYO)」「カウフハオス(KAUFHAUS)」のお香(インセンス)や6ブランドからセレクトしたお香、「チェスカリコ(ceskariko)」「ハヤトツツミ(hayatotsutsumi)」のお香立てなどを販売する。『宮沢賢治詩集』×「incense 燈/熄」希望と休息をイメージしたセンのお香「incense 燈/熄」は、今もなお多くの人から愛され続ける『宮沢賢治詩集』とセットで提案。心穏やかになる2種類の香りが入っているので、その日の気分によって使い分けることが出来る。山田詠美の小説『晩年の子供』×ザクロをイメージしたお香豊潤に実るザクロをイメージしたハクロのお香「POMEGRANATE INCENSE STICKS 」は、直木賞受賞作家・山田詠美の小説『晩年の子供』と共に。官能的な香りが特徴のお香と艶やかで儚い物語が絶妙にマッチし、不思議な世界観が楽しめる。『アトリエ雑記』×紙のお香その他、3種類の天然植物をセットにしたカウフハオスのお香「RYOKO / POW-WOW」は作家・小山清の随筆集『風の便り』と、アロマをブレンドするときに使うムエット(試香紙)をモチーフにしたデザインの紙のお香「ペーパーインセンス / ブラックカラント(Blackcurrant)」は画家・牧野伊三夫の何気ない日々の生活が綴られた書籍『アトリエ雑記』と一緒に提案する。詳細「お香とあなたのものがたり」開催期間:2021年5月10日(月)~5月31日(月)会場:店頭・オンラインストア住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス 6F参加ブランド:カウフハオス、グラース・トウキョウ、セン、チェスカリコ、ハクロ、ハヤトツツミ※五十音順アイテム例:・ペーパーインセンス / ブラックカラント 1,760円(税込)・『アトリエ雑記』 1,980円(税込)・incense 燈/熄/香立て 3,960円(税込)・『新編宮沢賢治氏詩集改訂版』 605円(税込)※実店舗の展開はギンザ シックスの休業明けからの開始を予定している。営業開始日は店舗HPにて確認。※一部の商品は店頭のみの展開となる。【問い合わせ先】TEL:03-3575-7755(営業時間内)info.ginza@ccc.co.jp
2021年05月13日菅義偉首相(72)が4月30日、「5連休は不要不急の外出や帰省など控えて」と呼びかけた。しかし、「支離滅裂だ」などと厳しい声が上がっている。菅首相は同日、「東京や大阪では人出が減少し始めているが、感染者数は高止まりが続いている。引き続き酒の提供の停止、人流を抑える対策が必要だ」とコメント。そして「あすから5連休に入る。不要不急の外出、行楽、帰省を控えていただきたい。国民に心からお願いを申し上げたい」と総理大臣官邸で話した。しかし遡ること、昨年4月。当時の安倍晋三首相(66)のもと、政府は「Go To キャンペーン」を決定。特に波紋を呼んだのは、観光業などへの需要を喚起するという名目の「Go To トラベル」。そして1度目の緊急事態宣言が終了した直後に、税金を使ってまで“旅行せよ”と政府は唱えていたのだ。また菅首相も同年12月、「いつの間にかGo Toが悪いことになってきちゃったんですけど、移動では感染しないという提言もいただいていた」とニコニコ生放送で発言していた。しかし、その3日後に突然「Go To キャンペーン」を停止すると発表した。そして現在、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、多くの国民が東京五輪に不信感を募らせている。しかし菅首相は先月30日、東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本看護協会に“大会の医療スタッフとして看護師約500人の確保を要請したこと”について「休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている」と発言。7月開催への意欲を示している。「旅行に行け」と言ったかと思えば、「5連休は外出を控えて」と発言。しかし多くの人の行き来が予想される東京五輪については、何としても開催しようとしているーー。そうした軸のブレた菅首相の言動に、ネットではこんな声が上がっている。《菅首相が連休に「行楽や帰省は控えて」だと!よく言うわ!昨年夏休みの始まる前にはGoToトラベルやGoToイートを盛んに宣伝しまくっていたのだ!》《「あすから5連休、不要不急の行楽や帰省を控えて」いや、不要不急の五輪を押し通そうとしている人に言われても…》《不要不急の行楽?ん?五輪のことだよね??》《施策、発言が支離滅裂だ》
2021年05月02日《IOCはGHQなの?》《進駐軍が上陸してきて、無理やり五輪を開催でもするんでしょうか?》いまツイッター上では菅義偉首相(72)にこんなツッコミが相次いでいる。「東京オリンピックですけれども、これの開催はIOCが権限を持っております。IOCが東京大会を開催することを、既に世界のそれぞれのIOCの中で決めています」4月23日の会見でこう語った菅首相。東京新聞の記者に「国民の命よりも五輪を優先させていないか」と問われてのことだった。“五輪の開催も中止も、権限はIOC(国際オリンピック委員会)にあるので政府は決められない”というお決まりの逃げ口上。すかさず、フリージャーナリストの江川紹子さんが「IOCは日本国民の命や健康に責任を持っていない」と追及したのだが……。「IOCがそれぞれの国のオリンピック委員会と協議した上で(開催を)決定しています。<中略>開催する方向で今、動いています」やはり菅首相は決定権がIOCにあると繰り返すだけで、質問には正面から答えない。江川さんのさらなる質問の声は内閣広報官によって妨害された。ツイッター上では会見を見た人からこんな呆れ声が。《記者の質問「国民の命より五輪が優先されていないか」に対して「五輪の開催はIOCが権限を持っている」はひどい。これじゃ、日本は主権国家たることを放棄してるように見えちゃう》政治学者の山口二郎法政大学教授はこうツイートした。《菅は主権国家の権力者ではない。もしそうならオリンピック開催の権限はIOCにあるなどという責任転嫁をしないはず》■「成功したら菅首相のおかげ、感染拡大はIOCのせい」日本国内で行われ、多額の税金が支出されている東京五輪。新型コロナウイルスの感染拡大を招くリスクがあるイベントであるにもかかわらず、五輪の開催についてはIOCがいっさいの権限を有するために、自らに開催の可否は決める責任はないと日本政府は繰り返し主張してきた。一方で、緊急事態宣言下で多くのイベントが中止や延期を余儀なくされるなかでも、聖火リレーは強行。さらに、選手や大会関係者の入国時の特例措置も決まるなど、東京五輪についての“特別扱い”は続いている。冒頭のように、IOCはまるで日本政府にとって超法規的な上部団体のようだとして、太平洋戦争の敗戦後に日本を占領下に置いていたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)になぞらえる人も多い。実際に、菅首相や政府関係者の発言からは、IOCは当時の日本にとってのGHQのように、決して逆らえない存在であるかのようにも聞こえる。しかし、スポーツライターはこう指摘する。「IOCが軍事力を背景に無理やり五輪を開催でもするのでしょうか?中止や延期の権限がIOCにあるからといって、開催国の意向を無視して五輪はできません。日本側が難しいといえば、その判断は尊重される。菅首相は実質的に中止の決定権を持ちながらも、それを放棄するのは責任逃れというほかありません」日本側が中止を求めた場合、巨額の違約金を求められるという声も出ているが……。「全世界的にコロナが流行する前代未聞の状況下で、本当に(違約金を)求められるのか、求められるとしたらいくらなのかも明らかにされていません。いずれにせよ、お金を取られる“かもしれない”から、国民の健康と生命を危険にさらしても五輪を強行する、というのは常識的な判断ではない。もし、違約金を開催の理由にするなら、その金額を明らかにしたうえで、国民の声を聞くべきです」(前出・スポーツライター)「菅首相は自らが責任を負わない形で五輪が開催されてほしいというのが本音」だと語るのは、与党議員の元秘書だ。「もちろんIOCはGHQではありませんので(笑)、日本が開催は無理といえばそれが通ることは菅首相もわかっています。実際は東京五輪を行って、お祭りムードの余韻のなかで衆議院選挙に突入したいというのが本音でしょう。なんとなく現状を肯定するような雰囲気があれば、与党に票が流れますから。五輪が滞りなく終われば菅首相の功績、仮に感染拡大の要因となれば開催権をもつIOCのせい、ということにしたいのでしょう」国民の生命と健康に関する責任を自ら放棄するのは、主権国家の総理大臣にふさわしくない行いであることだけは間違いない。
2021年04月27日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル・女優の香音さんです。「制服を着て青春を味わえる生徒役もやってみたい!」と語る香音さんの素顔に迫りました。モデル、女優、ブランドのディレクターとマルチに才能発揮!自身初の連ドラにレギュラー出演中。「苺ちゃんは表向きはゆるふわOLだけど、裏では計算高くて腹黒い。ギャップが面白くて、演じるのが楽しいです」。香音さんにもギャップが。「ヒップホップのライブに一人で行ったり、弟とスケボーをしたり。イメージときっと違うかも」。4月から情報番組にチャレンジ。「私らしさを大事にしながら、色々なことに挑戦したいです!」。もうすぐ20歳。「母が私の生まれ年の“かのん”というお酒を用意してくれているので、ちょっとだけ飲んでみたいな」1か月くらい前から日記を始めました。出来事や思ったことを書くと頭の中を整理できて、心に留めておけるんです。疲れも吹き飛ぶ可愛さの颯太くん!名前は家族会議でもなかなか決まらず、ルーレットで母命名の「颯太」に。香りものが大好きでいっぱい集めてます。部屋にディフューザーが3つも。20歳になるので、大人っぽい香りも追加。かのん2001年生まれ。連続ドラマ『高嶺のハナさん』(BSテレ東)にレギュラー出演中。また、今月から『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の水曜シーズンレギュラーに抜擢。※『anan』2021年4月21日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・志田 舞文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年04月20日モデルで女優の香音が18日、カレンダー『香音オフィシャルカレンダー2021.4-2022.3』の発売記念会見を行った。小さな顔にぱっちりとした大きな目、長いまつ毛と少女漫画から飛び出してきたようなキュートなルックスで話題を集め、同世代の女子から憧れ的存在として人気を誇る香音。今年4月からは連ドラ初レギュラーとなるBSテレ東『高嶺のハナさん』で主人公のライバル役を演じて大きな話題に。さらには日本テレビ系の情報バラエティ『ヒルナンデス!』の水曜シーズンレギュラーに決定するなど、目覚ましい活躍を見せている。そんな彼女が、ファン待望となる初めてとなるカレンダーを発売。大人へと変化していく瞬間をとらえた年度版のカレンダーとなっている。オンラインでファンとのイベントを実施した香音は、イベント前に報道陣向けの取材をオンラインで対応した。カレンダーについて「初めてのカレンダーだったのでどういう仕上がりになるのかワクワクしていたんですが、想像していた物よりも遥かに超えたような素敵な出来上がりになっていてすごく嬉しかったです」と満面の笑み。お気に入りのカットは「誕生月の4月と7月に掲載されいてるカット」だといい、「4月と7月はキラキラメイクをしています。すっぴんにキラキラメイクはすごく新鮮で、新しいメイクを取り入れられました」と自信を見せ、「1stカレンダーということでいつもの私と違う姿が見られると思います。月によって色んな表情があったり卓上サイスなので机にも置けるサイズ。このカレンダーを見て皆さんに元気が届けられたらと思います」とアピールした。その香音は4月20日に20歳の誕生日を迎える。取材中に関係者からサプライズでバースデーケーキが手渡されて「本当ですか? うれしい! ありがとうございます」と笑顔を浮かべながら「今年の誕生日は家族で過ごすんですが、母親が私と同じ名前の"香音"というお酒を生まれた年に買っていたみたいで、母からずっと一緒に飲みたいと言われていました。お母さんと一緒に飲むのが夢だったので、母と夢を叶えたいと思います」と誕生日の予定を。20歳の抱負として「3月4月は『高嶺のハナさん』の撮影をさせていただいて、よりお芝居に挑戦したい思いが強くなりました。プライベートでは資格をとりたいです。自分の得意なことを増やしていきたいというのは20歳の節目として思うことはあります」と語っていた。
2021年04月19日褪色防止成分で夏カラーをキープ株式会社セフティの展開するヘアケアブランド夏乃香(なつのか)シリーズがリニューアルし、3月29日(月)から販売を開始した。夏乃香は強い紫外線に晒される夏の髪をダメージから守り、爽やかなクール感で快適な夏髪を叶えるヘアケアシリーズだ。2021年のリニューアルでは、褪色防止成分を配合し夏のカラーヘアーを長持ちさせる。マスクスプレーにもなるリフレッシュミストも夏乃香からリニューアル登場する商品ランナップはリフレッシュシャンプーC<冷凛>、リペアトリートメント<月雫>、スキャルプマッサージジェル<深海>、リフレッシュミスト<夕涼>の4商品。シャンプー&トリートメントは美容成分配合で、髪を紫外線ダメージから守り、シールドテクノロジー機能で速乾性もプラス。メントール、乳酸メンチル、ハッカ油の3種のクール成分で爽やかなクール感が長持ちする。リフレッシュミスト<夕涼>は肌や髪にスプレーするだけでニオイを防ぎ、火照った肌をクールダウンさせるだけでなく、マスクの内側の蒸れや不快感を取り除き、消臭・抗酸化作用が期待できるマスクスプレーにもなるアイテムだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社セフティ公式HP
2021年04月01日京都の老舗お香メーカー「松栄堂」は、“ミッキーマウス”デザインのお香を松栄堂の直営店ほかで発売する。“ミッキーのアイコン”デザインのお香松栄堂は、今から300年ほど前、京都に創業してから、香づくり一筋に歩んできた老舗のお香メーカーだ。香りある豊かな暮らしをキーワードに、さまざまなスタイル、香りのお香を展開している。2020年10月には、ディズニープリンセスをテーマに「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」第1弾のお香を発売。新作はこれに続く「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」第2弾として登場する。モチーフとなったのは、人気キャラクターのミッキーマウス。お香そのものをミッキーマウスのフェイスデザインに整え、ポップに仕上げた。選べる3種の香り気になる香りは、白檀をベースにした2種と、清楚な花の香りの1種の全3種。ミッキーマウスのアートをあしらった専用のお香立ても同時に発売する。【詳細】「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」第2弾※2021年3月上旬現在発売中。取扱店舗:松栄堂の直営店京都店(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)大阪店(大阪市中央区本町3-6-4 本町ガーデンシティ1F)銀座店(東京都中央区銀座7-3-8 銀座七丁目プレイス1F)人形町店(東京都中央区日本橋人形町2-12-2)横浜店(神奈川県横浜市西区北幸1-5-10 JPR横浜ビル1階)札幌店(札幌市中央区南8条西12丁目3-6)公式オンラインストア・DC 白川 15本入 1,430円(税込)※ミッキーのアートをあしらった付属の簡易香立つき。・DC 二条 15本入 1,430円(税込)※ミッキーのアートをあしらった付属の簡易香立つき。・DC 雪柳 15本入 1,430円(税込)※ミッキーのアートをあしらった付属の簡易香立つき。・DC 香立 八角形/正方形/長方形 各880円(税込)
2021年03月12日3月3日、参議院の予算委員会に出席した菅義偉首相(72)。しかし、そこでの答弁が“恐怖政治”と批判を呼んでいる。同委員会で、立憲民主党の森ゆうこ議員(64)は東北新社に勤める菅首相の長男らによる総務省の幹部官僚への接待問題を追及。森氏が総務相の持つ放送事業の許認可権限の重要性についての認識を問うも、菅首相は「総務大臣には放送事業に関する許認可権限がある」とオウム返しするなど、議論は平行線をたどる。続けて、森氏は菅首相が自身の著書『政治家の覚悟―官僚を動かせ―』の中で、第一次安倍内閣で総務大臣を務めた際に「大臣として人事権を行使して官僚のなかに緊張感が生まれた」と綴っていたことに言及。菅首相は、同省の担当課長が、菅首相が構想していたNHK改革の方針と反対の方針を持っていたことを人伝てに聞いたうえで、「それだったら違う人に代わってもらったほうがいいだろう」と更迭した経緯を説明。そのことによって「緊張感が走った」と釈明した。そして、森氏が「何も言えなくなると思ったんじゃないですか?」と詰め寄ると、菅首相は語気を強めてこう答弁した。「それはやはり政策に反対する人については、政治家としてせっかく大臣になったわけですから、自分が掲げてきたそうした政策を実現するということは、当然なことではないでしょうか」また聞きでありながら、“自身の方針に反対する官僚の更迭は当然”と語った菅首相。強権的な菅首相の姿勢には、SNS上で批判が続出した。《逆らうものは飛ばす。それ「独裁」って言いませんか?菅総理が間違ってたら誰が修正するんでしょう?恐怖政治で、イエスマンばかり揃えても、何にもなりませんよ》《「政策に従わない官僚」の更迭は構わないと思いますが、「政策に反対する官僚」の更迭は当然ではないと思います》《わたしが官僚だったら、大臣の意向に沿うようなことしか言えない。それが忖度の始まりで、その結果が今だ》
2021年03月05日菅義偉首相(72)の長男・正剛氏が勤める放送関連会社「東北新社」から7万円超の接待を受けていた問題で、内閣広報官の山田真貴子氏(61)が辞職した。各紙によると、2月28日に山田氏は体調不良で入院。入院先から杉田和博副官房長官(79)に辞意を伝えたという。3月1日に開かれた衆院予算委員会では参考人として招致されていた山田氏だが、出席は取りやめとなった。同日の衆院予算委員会は山田氏の辞職手続きのため、30分遅れの開会に。立憲民主党の枝野幸男代表(56)は「先週の段階で『辞めてください』とお願いすべきだったのでは」と菅首相を追及。すると菅首相は「(山田氏が)2週間程度の入院・加療を要する。そういう状況であればやむを得ないと判断した」と答弁したという。「与党内からも、『もっと早く辞めさせるべきだった』との意見が出ています。しかし菅首相が『そのまま専念してほしい』と彼女の続投を望んだことから、“後手の対応”となってしまったようです。もともと総務省にいた山田氏ですが、内閣広報官に任命したのは菅首相。そのため、首相自ら処分を言い渡さなかったのは『任命責任逃れでは』との見方も出ています」(全国紙記者)各メディアによると、同日に記者団から「総務大臣の時に長男を秘書に任命したことが接待問題の発端では」と問われた菅首相。しかし「12年前の話ですよ」と前置きし、「12年間、私は長男と会社のことで話したことはなかった」と“因果関係”を否定したという。「菅首相は第1次安倍内閣で総務大臣を務めた際、正剛氏を大臣政務秘書官に登用。このときをきっかけに、正剛氏は今回処分された吉田真人総務審議官らと人脈を築いたそうです。正剛氏がいる『東北新社』との会食が39回にも及んだのは、菅首相への忖度があったからではないでしょうか」(前出・全国紙記者)日経新聞の世論調査では、“接待問題”をめぐる菅首相の説明に「納得できない」とした回答は69%にのぼったという。「週刊文春」の報道直後も、正剛氏について「私とは完全に別人格。長男にもプライバシーがある」と反論していた菅首相。釈然としない説明を続ける姿勢に、厳しい声が上がっている。《な~にが「やむを得ない」だよ自分の息子のせいだろ》《山田真貴子広報官辞任。当然である。しかし、菅総理及び菅総理の長男は、多くの優秀な官僚を潰しダメにしている。内閣人事局を早くなくしなさい。辞任するのは、官僚だけでなく菅総理自身だろう》《菅長男は秘書官を一緒にやっている。官僚のモラルが低下している。総理の責任は重い》
2021年03月01日日本は世界で最も体外受精の実施件数が多いのに、1回の採卵あたりの出産率は世界最下位―2016年に国際生殖補助医療監視委員会〈ICMART〉が世界60ヵ国を調査したレポートからわかったのは、衝撃的な現実でした。そうしたなか、2020年の菅内閣誕生で不妊治療の保険適用が動き出すなど、不妊治療への世間の注目はますます高まっています。 しかしショッキングな現実が明らかになったものの、決して日本の不妊治療の技術すべてが劣っているわけではありません。赤ちゃんを望む人が赤ちゃんと出会える世の中になるために、日本の不妊治療の仕組みは、一人ひとりの意識はどうすべきなのか? 日本における顕微授精の草分け的存在の浅田レディースクリニック理事長・浅田医師にお話を伺いました。 出産率6.2%、日本の不妊治療の実態日本の体外受精の出産率は世界最下位―その裏付けとなるのは、ICMARTが発表した下記のレポートです。 ※ICMARTが2016年に発表したレポートより、2010年の60ヵ国・地域のデータから抜粋して作成。顕微授精、体外受精を合わせた数値。参考:『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』(講談社ブルーバックス 著:浅田 義正、河合 蘭) 浅田医師(以下、カギカッコはすべて浅田医師の発言):「日本の体外受精からの出産率は、世界でダントツの最下位なんです。採卵件数に対しての出産率が非常に低く、1回の採卵あたりでは出産率6.2%。これは、世界平均20.1%の3分の1にも満たない数値です」 なぜ、日本の不妊治療はこんなにも成績が悪いのでしょうか。その理由は2つ考えられると、浅田医師は語ります。 「まずはそもそも晩婚化が進み、不妊治療を始めるタイミングが遅く、卵子の老化が進んでしまっているからです。もうひとつ、世界では推奨されていない『自然周期採卵』を推奨する風潮も原因だと考えられます」 自然周期採卵とは、体外受精において排卵誘発剤を使わずに採卵する方法。日本ではこの自然周期採卵を“体にやさしい”として推奨するクリニックも多いのです。 しかし浅田医師は「体外受精で自然周期採卵を推奨するのは日本だけ」だと語ります。 「イギリスの不妊治療に関するガイドラインでは、自然周期採卵を患者に勧めてはいけない、とはっきり書いてあるんです。統計的に排卵誘発剤を使って複数の卵子を採卵したほうが妊娠しやすいことは明らかな一方、自然に排卵する卵子はたった1個しかないんですから」 こうした現状を招いてしまうのも、「クリニックごとにバラバラな治療実態」が問題だと浅田医師は指摘。「医師としては、クオリティや品質が統一された生殖医療システムを作っていかなければならない」と語ります。 菅内閣が打ち出す不妊治療の保険適用の課題とは世界と比べ不妊治療の成績が芳しくない現状があるなか、2020年には菅内閣が誕生し「不妊治療の保険適用」が表明された日本。このことについて浅田医師はどう考えているのでしょうか。 「患者さんの費用負担が減ることについては、私は大賛成です」としながらも、課題は多いと語ります。 「まずは不妊治療で現状使用している薬剤や機械を保険適用にするために、治験や手続きのための莫大な時間と費用がかかる点です。 保険適用にするためには使用する薬剤の承認を得ることが必要で、たとえ『明日から体外受精を保険適用にします』ということになっても、保険適用で使用できる薬剤がほとんどなく、事実上治療ができない非常事態になってしまうんです」 さらに、現状の薬が無事に保険適用の承認を得られても、「今後新しい薬が出るたびに承認を得なければならず、不妊治療の技術の進歩に保険が追いつかなくなる可能性もある」と指摘します。 しかし課題がある一方、先ほど問題点として挙げられた「クリニックごとのバラバラな治療実態」については改善が期待されると言います。 「保険適用の過程で、クリニックごとの成績開示の必要性が生じれば、施設のレベル統一につながる可能性もあります。アメリカではクリニックごとの妊娠率・出産率はすべて公開されていますが、日本では日本産婦人科学会に登録して成績を全部出しているクリニックもあれば、登録すらしていないクリニックもある。 今まではこうした現状を議論する場もなかったので、実態が明らかになったのは一歩前進だと思います」 家族を考える、すべての人に伝えたいこと体外受精の成功率が世界最下位というショッキングな現状がありつつも、不妊治療の保険適用をきっかけに制度が見直されつつある日本。枠組みが変わろうとするなか、個人としてはどのような意識を持てばよいのでしょうか。 実際に不妊治療をおこなうカップルはもちろん、不妊治療についてあまり知らない方も含め、将来的に赤ちゃんを迎えたいと願うすべての人に対し、浅田医師からこのようなメッセージがありました。 「まずは正しい知識を持ってほしいですね。妊娠するための女性の体の仕組みや、卵子の老化について。また、今回お話した世界と比較した日本の体外受精の成績や、自然周期採卵を推奨しているのは日本だけ、といったことを知っていれば、どういった方針を持つクリニックに行くべきなのかも判断でき、誤った情報にもまどわされないと思います」 不妊治療というものが日本でも制度から見直され始め、大きな一歩を歩み始めた今。 この時代のうねりのなかで、不妊治療に関する正しい知識を男女問わず世の中の人が当たり前に持ち、制度と意識の両方が変われば日本の不妊治療の成功率も大きく変わるはず。そして赤ちゃんを望む人が赤ちゃんと出会える、そんな世の中になっていけると願っています。 監修者:医師 浅田レディース品川クリニック院長 浅田義正先生名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」および、「健康外来(更年期障害・ホルモン補充療法)」の専門外来を担当後、米国初の体外受精施設に留学。主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事。95年に名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療開始。顕微授精症例の全症例を担当し、同年5月、精巣精子を用いたICSIによる日本初の妊娠例を報告。98年ナカジマクリニック不妊センター開設。2004年浅田レディースクリニック(現・浅田レディース勝川クリニック)開院。10年に浅田レディース名古屋駅前クリニック、18年には浅田レディース品川クリニックを開院。多くの不妊に悩む女性と日々向き合っている。『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』(ブルーバックス、講談社)など著書も多数。著者:ライター 平 理沙子Webライター。ITスタートアップ企業での広報なども経験あり。東京大学卒業後、新卒で娘を出産した一児の母。フェムテックやジェンダー、現在在住するシンガポール情報などを中心に執筆活動をしている。
2021年03月01日首都圏を除く6府県で、緊急事態宣言の解除が決定。菅義偉首相(72)は2月26日、記者団からのぶら下がり取材に応じた。しかし質問に応じる菅首相の“逆ギレ”ぶりが、物議を醸している。各紙によると当初は正式な記者会見が予定されていたが、直前の25日になって見送られたという。菅首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から高額接待を受けたとして、内閣広報官・山田真貴子氏(61)が国会で陳謝した日でもあった。「菅内閣発足で内閣広報官に就任した山田氏は、これまで会見を仕切っていました。しかし接待問題を受け、彼女は月額給与の10分の6にあたる70万5000円を自主返納するだけでした。続投することへの批判が相次ぐなかで会見を開けば、接待問題に焦点が当てられることになるはず。直前の会見見送りはそうした事態を避けようとしているとして、野党などから“山田隠し”との強い批判が上がっています」(全国紙記者)■記者の質問にまさかの“逆ギレ”“異例”となったぶら下がり取材で、菅首相は会見を見送った理由について山田氏の接待問題とは「全く関係ない」と強調。今後の会見について「緊急事態宣言の全体について最後まで状況を見極め、判断を行った後に行うべき」と述べた。質疑応答が始まって約6分が経過したころ、「記者会見をやらなくても国民の協力は得られるか」と問われた菅首相。すると語気を強めて、「あのー、今日こうしてぶら下がり会見をやっているんではないでしょうか」と不快感を露わにし始めた。その様子は、後半になるにつれて顕著となっていった。新型コロナについて「専門家から感染再拡大の懸念が示されています」と意見を求められると、両手をふり下ろすジェスチャーとともに「基準は決めているわけですから!」とコメント。眉間に皺を寄せ、声を荒げたのだ。終盤でも「今度の会見では最後まで答えてもらえるのか」と問われると、「私も時間がありますから」「皆さん、出尽くしているんじゃないですか。先ほどから同じような質問ばかりじゃないでしょうか」と早口で締めくくった。「菅首相にとって山田氏は食い下がる記者を制し、会見を打ち切る“ガードマン”でした。事前に記者から集めた質問をもとに、山田氏が回答書を作成。菅首相はそれを読み上げるだけで済んでいたのです。また彼女は否定していますが、菅首相が昨年10月に出演した『ニュースウオッチ9』(NHK総合)の放送翌日に抗議電話を入れたとも報じられています。不慣れなぶら下がり取材に挑んだ菅首相ですが、与党内部からも『逃げているようだ』と苦言が出ています」(前出・全国紙記者)まさかの“逆ギレ”が露見してしまった菅首相に、呆れる声が上がっている。《質問にろくに答えられてないのだから同じような質問をされるのは当たり前》《身内をかばうために、国民への説明を止めるなんてあり得ない》《菅首相のぶら下がり会見、あたふたすると同時にキレ気味。一国のリーダーの器がないんだよなあ》
2021年02月27日モデル・香音(19)の初カレンダー『香音オフィシャルカレンダー2021.4-2022.3』(SDP 1,870円)が、3月28日に発売されることが決定。合わせて、表紙と特典カット4点が公開された。小学生の頃からファッション雑誌『ニコ☆プチ』『nicola』(新潮社)の専属モデルとして活躍し、2019年からはファッション雑誌『Popteen』(角川春樹事務所)の専属モデルを務めている香音。少女漫画から飛び出してきたかのようなキュートなルックスで同世代の女子から憧れの存在として支持されており、昨年は『Popteen』で初の単独表紙を飾ったほかバラエティ番組へも多数出演し、全世代から人気を集めつつある。今回公開されたカットは、今年20歳を迎える香音の姿を捉えた、かわいさの中にも大人の魅力があふれたものばかり。ピュアな表情と華奢で透き通るような眩しい素肌を見せたカットが表紙を飾った。購入場所により絵柄が異なる特典カットは、甘すぎない大人でロマンティックな表情を見せるHMV&BOOKS online・HMV店舗・Loppi購入特典、ノースリーブのワンピースから伸びるすらりとした腕にドキッとするSTARDUST SHOPPERS購入特典、ヒロインオーラ全開の笑顔を見せる楽天ブックス購入特典が公開された。(C)SDP
2021年02月10日女性蔑視発言で問題になっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の進退が問われる中、菅首相(72)は自らの“独立した組織への人事介入”を否定。日本学術会議任命拒否問題との矛盾した姿勢に、ネット上では「ご都合主義」「ダブルスタンダード」と批判が噴出している。8日の衆院予算委員会で、森会長の発言が国益にとってどう働くかを問われると、「国益にとって芳しくない」としつつも、「政府と独立した組織委員会で決めるべきこと」と繰り返し、辞任を進言することを否定した。立憲民主党の早稲田夕季衆院議員が「国益にふさわしくないなら続投すべきではないのではないか」と迫ると、「それは私が判断する問題じゃない。組織委員会で人事を決める。独立した法人としての判断を私は尊重する立場だ」と、あくまで無関係を主張。しかし、菅首相は組織委員会の最高顧問で顧問会議の議長。組織委の定款では、“顧問会議は、当法人の運営に関し、各界からの幅広い意見を踏まえた助言をすることができる”とある。さらに早稲田議員が「総理にしか進言できない」とした上で総理の考えを問うと、「それは組織で決めること。私自身があの組織に対して、国が関係あるからこの人事はどうだこうだと、そういうことはすべきじゃないと思います。やはり、組織委員会というのは現に存在しているわけでありますから、そこでルールに基づいて運営されてますんで、それについて私自身が発言する話じゃないと思います」(菅首相)つまり、「独立した組織に人事への口出しをすることはすべきでない」と明言したのだ。しかし、菅首相は昨年、政府からの独立した審議を法律で定められている日本学術会議が推薦した候補のうち6人の任命を拒否している。これにはネット上でもツッコミの嵐。《ふーん。じゃ何故日本学術会議の人事には介入したの??》《日本学術会議は首突っ込むのに、五輪組織委は「独立した法人で組織の判断を尊重…」って都合良すぎだなw菅政権》《要するに、自分のお仲間は守るが、気に入らない組織には介入するわけだ》《何も悪くない学者は頑なに任命拒否してた癖に、性差別発言森会長の進退は平気でスルー。必死になる所おかしくね?》《日本学術会議の不任命の時と全く違うことを言っている。税金が入っている組織なら国民の意見が反映されなければならないんじゃなかった?》「菅首相は、組織委人事の任命権はなくても最高顧問兼議長として“口出し”はできる立場にいるので、『独立した組織の判断を尊重する立場』というのはちょっと違います。本音では森会長の進退問題に『口出ししたくない』ということでしょう。しかし、いくら逃げの答弁とはいえ、昨年の学術会議の任命拒否の納得のいく理由すら説明ができていない状況で、その舌の根も乾かぬうちにこんな矛盾した発言をすれば国民の顰蹙を買うことは普通なら予想できるはずですが……」(全国紙記者)こんなときこそ“お得意の人事介入”をすれば、わざわざ学術会議問題を蒸し返されることも、国民のさらなる不信を招くこともなかったのにーー。
2021年02月09日菅義偉首相(72)の長男が「国家公務員倫理法」に抵触する可能性のある接待をしたという週刊誌報道について国会で追求された。しかし、菅首相の「明らかに無理がありすぎる逃げ回答」にネットがざわついている。2月4日発売の「週刊文春」は、放送事業会社に務める菅首相の長男が、放送事業の許認可権を握る総務相の幹部に対し接待し、タクシーチケットやお土産を贈与したと報道している。それについて、4日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員と菅首相の間で次のようなやりとりが行われた。ーーまず、今朝発売されました総理のご長男の事案が載っている週刊誌、お読みになりましたか?「全体像は掌握(ママ)しております」(菅首相)ーーお読みになられたのか、巻頭のグラビアの写真等はご覧になられたのか、簡単でございますからお答えください。「それは見てます」(菅首相)ーーモノクロの巻頭カラーでトップ。黒目隠しが入って長髪の方で、タクシーチケットを総務相の官僚に渡していると思しき、この方はどなたですか?「それはわかりません」(菅首相)ーー今、総理、週刊誌のグラビアも写真もご覧になったって言いましたよね。これ、総理のご長男と指摘されている方ですよ。(週刊誌の写真は)ご長男だったのか、そうでなかったのか、お答えください。「正直言って、そうかどうかはわかりません」(菅首相)会場では思わず失笑が起き、ネットでもすかさず総ツッコミ。《長男かどうかわからない親》《自分の息子か分からない?何言ってるんだ??見苦しいぞ》《グラビアは見たが自分の長男かどうかわからないし確認もしていないと>総理》《自分の長男かどうかも分からなくなってしまったスガ総理》■直後の質疑で「長男から電話があった」とその後は何事もなかったかのように、そこにいる全員が当たり前のように渦中の人物が菅首相の長男であることを前提として質疑応答が進んでいく。さらに、「長男に確認はしていない」としつつ、質疑後半では、ヒートアップした総理自身が長男から電話があったことを明かした。「長男から電話があったときに、『会社から色んなことを聞かれたらそこは事実に基づいてしっかり対応するように』ということは申し上げました」これにもネットは大盛り上がり。《長男に話聞いてるじゃねぇかwww》《長男から電話があって泣きつかれた、とw》《長男から電話があったのか。ちゃんと喋ってんじゃん!?》《週刊誌に写ってるのは誰か長男と電話で話した時に確認しなかったの?》同予算委では、この質疑の前に立憲民主党の枝野幸男代表が“女性蔑視発言”をした東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の辞任を求めた際にも、菅首相は「詳細は正直承知していない」と発言し、会場からは「えー!」と驚きの声が上がっていた。「普通に考えれば、長男から週刊誌記事の件で電話があったなら、写真の人物は確認するまでもなく本人でしょう。しかし、菅首相は最近、批判の多い『指摘は当りません』や『お答えを控える』という回答を封印しています。そのためか、知らなければ不自然な事についても『分からない』と解答するなど、無理がありすぎる逃げ方をせざるを得なくなっているのでしょう」(全国紙記者)「正直わからない」「正直承知していない」ーー。正直とは一体なんだろう。こんな答弁は普通の会社や学校では絶対に通用しない。国会でしか通用しない。
2021年02月05日菅義偉首相(72)の長男が総務省の幹部に対して、法律に抵触する可能性のある接待をしたと2月3日に報じられた。その件について菅首相はコメントを求められたが、他人事のような振る舞いがネットで波紋を呼んでいる。「文春オンライン」によると、菅首相の長男は放送事業会社「東北新社」に勤務。しかし昨年10月から12月にかけて、総務省の幹部4名に対して東京都内の料亭などで接待を行い、帰りにはタクシーチケットや手土産を贈与。公務員が利害関係者と会食し、タクシーチケットなどを受け取った場合、「国家公務員倫理法」に抵触する可能性があるという。そんななか同日夜、「NHK NEWS WEB」によると菅首相は長男の違法接待疑惑に対し「私自身は全く承知していない。総務省で適切に対応すると思う」と記者団にコメント。そして「みずから長男に話を聴く考えはあるのか」と問われたところ、菅首相はこう答えたという。「考えていない」自身の長男が違法接待疑惑の渦中にいるなか、「長男に話を聞くという考えはない」とした菅首相。親として、何より一国の総理として問いたださないのだろうか――。ネットでは「他人事すぎる」と、菅首相の発言に驚く声が上がっている。《他人事みたい。他人事なんだろうな》《いくら成人し親の手から離れた子供のこととはいえこの他人事感は行政の長として如何なものか》《自分とこの長男の話なのに超他人事/責任丸投げな見解でびっくり》《世間一般では、責任能力ある息子が何をしでかしても、親とは一線を画すべしと思いますが、菅総理の息子が総務省の偉い人を呼びつけたとなると、そう言う訳にもいかないでしょう》
2021年02月04日2021年1月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が感染拡大して、もうじき1年が経とうとしています。感染拡大を防ぐため国民は外出を自粛せざるを得ない状況になり、外食産業や旅行事業を中心に日本経済は大きな打撃を受けました。経済が傾くというのは、多くの人が職を失うことに繋がります。政府は2020年4月の緊急事態宣言の際、経済回復や支援を目的として国民1人あたりに10万円を支給しました。菅首相の「最終的には生活保護」発言に、梅沢富美男が怒り2021年1月27日に行われた参院予算委員会で、菅義偉総理大臣は特別定額給付金について、二度目の支給は検討していないことを発表。1月現在、感染者数の多い地域を対象に緊急事態宣言が発令されています。飲食店は時短営業も要請されているため、経営者からは悲鳴が上がっている状況です。生活困窮者の対策について意見を求められ、菅総理は「政府には、最終的に生活保護という仕組みもある。しっかりとセーフティーネットを作っていくことが大事」と発言。菅総理の発言に対し、ネットからは「生活保護は生きるための最後の砦(とりで)だ」「簡単に申請が通るものではない」といった批判する声が殺到しました。梅沢富美男「国民をなんだと思ってんだ」同月28日に放送された情報番組『バラいろダンディ』(TOKYO MX系)では、問題視されている菅総理の発言について特集。コメンテーターとして出演している俳優の梅沢富美男さんは、菅総理の発言について怒りをあらわにしました。まあ、余計なこといったよな。「国民をなんだと思ってんだ」と思うよ。うん、たいしたもんだ。そこまでお殿様になれたら本当に立派だね。えらいもんだな、あいつらな。頭の中見てみたいもんだ。本当に。まあ、それを応援している国民がいるんだったら、しょうがないんじゃないの?今度の選挙、見てみな。もしこれでトップだったら「ああ、やっぱりみんな『生活保護受けましょうか』って思ってるんだろうなあ」って思うよ、俺は。バラいろダンディーより引用呆れの感情からか、苦笑しながら強い言葉で菅総理の発言を批判した、梅沢さん。「困窮する人が続出している状況で『10万円は出しません』だなんて、よくいえたな」と、正直な気持ちを明かしました。先述したように、コロナウイルスの感染拡大によって多くの人が生活苦を強いられています。生活は苦しいものの、生活保護の申請は通りづらい人を救う政策が現在求められているといえるでしょう。梅沢さんの発言はネットで拡散され、多くの人からいろいろな意見が上がっています。・政治家の人たちは、役所に行けば簡単に生活保護を受けられるとでも思っているのだろうか。・梅沢さん、よくぞいってくれました。貧困を広げないようにする政策をしてほしい。・失業率を上げないように工夫するのか政治家の仕事のはず。梅沢さんの言葉に同意です。生活保護は条件を満たしていれば誰でも受給することができます。しかし収入が最低生活費以下であっても、家や車といった価値のある資産を所持していると申請が通らない場合もあるのです。菅総理が「最終的に」と前置きをしたのは、そういった事情もくみ取った上でしょう。とはいえ、生活保護を受けざるを得ない状況の人が増えるまで支援がないというのは、不安を感じてしまいます。暗いトンネルをいつ抜けることができるかが分からない、コロナ禍での生活。1人でも多くの人を救う政策を、国民は求めています。[文・構成/grape編集部]
2021年01月31日菅義偉首相(72)は1月27日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対策として国民一律に現金を配る特別定額給付金について「再び支給することは考えていない」と述べた。26日の衆院予算委員会でも「事業者にとって重要な資金繰り、人件費を重点的に支援している」と述べ、直接的な補償を一貫して否定している。そんななか、菅首相のある発言が物議を醸しているのだ。それは27日の参院予算委員会で立憲民主党・石橋通宏議員(55)による「政治は誰のためにあると思いますか」という質問から始まった。この問いに、菅首相は「国民のためです」と答弁。続く「社会的に弱い立場の方々のためにあるとお思いになりますか」との質問にも、「そのように思います」と返答した。さらに石橋議員は、新型コロナウィルスの影響を受けた生活困窮者への対策をめぐってこう追求した。「収入を失って路頭に迷う方々が多数にのぼっています。命を落とされた方が多数にのぼっています。政府の政策は届いているのでしょうか」すると菅首相は、「例えば大事なのは、私は雇用と暮らしだと思っていました。やはり雇用を守り、暮らしをしっかり支えていく」と回答。そして、「政府には最終的には生活保護という仕組みも、そうしたセーフティーネットを作っていくのが大事」と答えたのだ。■新型コロナによる経済対策と生活保護は別物そもそも生活保護は憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という理念に基づく、“最低限度の生活を保障する制度”だ。新型コロナによる経済対策とは、位置付けが異なるのではないだろうか。「生活保護は原則として、不動産・自動車といった資産を処分しなければ受給することができません。もちろん例外もありますが、保護費を住宅ローンに充てるといったことなどは認められていません。ですがコロナの影響で失職し、住宅ローンの返済に悩んでいる人も多いでしょう。預貯金に関しても、最低生活費を上回ると申請は却下されてしまいます。つまり生活困窮者は、『最終的な状況にならなければ助けてもらえない』ということになります。また利用したくても、福祉事務所が親族に援助できるかどうか確認する『扶養照会』がネックに。承諾の範囲を限定的にすればハードルも下がるでしょうが、菅首相は20日の衆院本会議で『扶養照会は必要な手続きだ』と答弁しています。確かに特別定額給付金は1度目とは異なり、今回は『限定的にすべき』といった指摘もあります。ですが生活保護を利用しなくても済むように政策を考えるのが、政府の役割ではないでしょうか」(全国紙記者)厚生労働省は26日、1月22日時点で新型コロナによる解雇や雇い止めは8万3,713人だと発表した。困窮者が増加するなか、“最終手段”である生活保護を平然と提案した菅首相に批判の声が相次いでいる。《特別定額給付金は緊急経済対策の一環だったはずだが。生活保護は福祉政策。趣旨が異なるものを同列に並べて論じるのはおかしい。これは、菅首相の説明がおかしいよ》《この言葉に唖然とした。生活保護がすぐに困ってる人を救ってくれるなら賛成しますが。。本当の最終手段でしょ?その前に手を打たないと!その手前で救わないと!!非常事態にこの発言。。》《そこに行き着く前に、適切な方策を立案し、しっかり実行するのが為政者じゃねぇの?》《「定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある」はぁ?まじで言ってんのか!!政治に国民が殺される》昨年9月、自民党総裁に選出された際、菅首相はこう決意表明していた。「私が目指す社会像。それは自助、共助、公助、そして『絆』であります」果たして、菅首相の言う“公助”とは一体何を指しているのだろうか――。
2021年01月28日60%を超える高い支持率で船出した菅義偉首相だが、NHKの世論調査(1月13日)によると内閣支持率は40%まで急落した。後手後手の新型コロナウイルス対策で国民から愛想を尽かされつつある菅内閣。国民が疑問に思う“なぜ?”の理由を専門家に聞いた!■安倍前首相の聴取はなぜ急に始まった?昨年12月には東京地検特捜部が「桜を見る会」の前夜祭にかかわる事件で安倍晋三前首相を聴取。検察の動きを菅首相は黙認したといわれ、蜜月といわれた2人の関係に亀裂が入ったとも……。元経産官僚で政治経済評論家の古賀茂明さんが解説する。「安倍さんは菅さんのことを少し下に見ていて“健康状態が悪くて辞めたけど、菅とオレは違う”とか“オレだったら解散するけどな”などと吹聴し、まわりも“次の総裁は安倍さんですね”と持ち上げている。そんな安倍さんに釘を刺すつもりで菅さんは検察を動かしたと考えられています。しかも菅首相は、安倍さんの復活の芽を摘んだけど、不起訴になったことで完全には葬らなかった。安倍さんはまだ利用価値があると考えているのでしょう」■会食を止められなかったのはなぜ?緊急事態宣言が出た後は、多少控えているが、菅首相といえばコロナ禍でも連日のように高級ホテルで会食していたことでも話題に。政治評論家の有馬晴海さんがこう指摘する。「菅さんは酒が飲めず、口下手ですが、総理になる前からホテルのレストランで会食を重ね、財界やマスコミ関係者との人脈を作ってきました。そのような努力をしてきたことは評価できます。しかし、今はそうして培った人脈や知見をコロナ対策などの政策に反映するべきとき。しかし、それがまったくできていない。ホテルで人と会っていることで、仕事をした気分になっているだけかもしれませんね」最後に政治アナリストの伊藤惇夫さんが次のように語る。「菅首相は“ブレる”ことを嫌う政治家です。自分が示した方針を曲げることは“負け”に等しいと考えています。平時ならば、一貫した姿勢が評価されることもありますが、このコロナ禍という非常時には柔軟に対応しなければいけません。危機的な状況には不向きな首相だと思います」国民の切実な声に、菅首相が寄り添う日は来るのだろうか?「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月19日感染者が急増しても緊急事態宣言がなかなか出なかったのはなぜ?菅政権の疑問だらけのコロナ政策を検証した――。60%を超える高い支持率で船出した菅義偉首相だが、NHKの世論調査(1月13日)によると内閣支持率は40%まで急落した。後手後手の新型コロナウイルス対策で国民から愛想を尽かされつつある菅内閣。国民が疑問に思う“なぜ?”の理由を専門家に聞いた!■緊急事態宣言はなぜ遅れた?「皆さんの協力をお願いします」菅首相は1月7日に緊急事態宣言を出すことを決めたが、小池百合子東京都知事ら1都3県知事の強い要請に押し切られた形だった。政治アナリストの伊藤惇夫さんが解説する。「菅首相のコロナ対策の姿勢を見ていると経済重視という印象が強い。昨年4月の緊急事態宣言のあとの経済の落ち込みが非常に激しかった。当時、官房長官だった菅さんとしては、今回はなるべく宣言を発出したくないというのがベースにあったようです。知事の要請があって渋々やらざるをえないというのが本音でしょう」■入国の全面制限はなぜできなかった?13日、菅首相はこれまでの方針を大きく変えて“ビジネス往来”の例外措置を停止した。昨年末に新規の外国人の入国を原則停止していたが、中国や韓国など11カ国・地域からのビジネス目的での入国を例外とする措置がとられていた。財界に配慮した菅首相の強い意向だと伝えられているが、国内で英国発の変異種が見つかったことなどもあって、この措置への批判が高まっていた。元経産官僚で政治経済評論家の古賀茂明さんがこう指摘する。「菅さんは地方の農家で生まれ、特別頭が切れるわけでも、見た目がいいわけでもない。そんな劣等感から強烈な上昇志向があります。どういうふうにしたら、自分が得するのか、権力を守れるのかというのが一番にある。だから、コロナを防ぐことよりも自分の損得を優先させてしまうのです」■東京五輪に固執しているのはなぜ?迷走ぶりが目立つ菅首相だが一貫しているのは東京五輪への固執。12日のマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏との電話会談で「必ずやり切る」と語ったと報じられた。「菅さんには、これから先、支持率を上げる手段は五輪開催しかありません。オリンピックを開催して国中が盛り上がれば、その流れで総裁選も勝てるし、総選挙も大丈夫だと見込んでいるようです。それに加えて、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の機嫌をうかがうことも重要。いまだに森さんは自民党、特に細田派内で影響力があり、首相の地位を守ってくれる存在。菅さんが東京五輪に固執するのは、アスリートのためではなく、自らの保身のためなのです」(古賀さん)最後に伊藤さんは次のように語る。「菅首相は“ブレる”ことを嫌う政治家です。自分が示した方針を曲げることは“負け”に等しいと考えています。平時ならば、一貫した姿勢が評価されることもありますが、このコロナ禍という非常時には柔軟に対応しなければいけません。危機的な状況には不向きな首相だと思います」「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月19日1月18日から通常国会が始まり、特措法改正など今後のコロナ対応に注目が集まっている。しかし、菅義偉首相(72)の官房長官時代からの悪い口癖である「仮定の質問には答えない」という言葉には、「危機管理の基本と相反する」という指摘がある。ネット上で“仮定おじさん”とまで揶揄される菅首相は、これまでと同じ姿勢で国会を乗り切れるのだろうか。1月7日、首都圏一都三県に2度目となる緊急事態宣言を伝える記者会見で、「延長を想定しているのか」と記者から問われると、菅首相は、「仮定のことについては私からは、答えは控えさせていただきたい。とにかく1カ月でなんとしても感染拡大防止をしたい」と回答。また、8日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)でも、緊急事態宣言の再延長や拡大について問われると、「仮定のことは考えないです」と再び回答した。危機管理を専門とする関西大学特別任命教授の河田惠昭氏は次のように厳しく指摘する。「危機管理の観点では、最悪の場合を考えないといけないんです。最悪の事態を想定して、そうならなかったときに『無駄だった』とする言うのではなく、『ならなくってよかった』と思うことが基本です。最悪の事態を想定しておかず、実際に最悪の事態になってから対策をするのでは遅いんです。『仮定の質問には答えない』という回答は、指導者が言うべき言葉ではありません。このようなことを言うならば、トップをやってはいけません」また、同番組で8日の東京都の感染者数が2日連続で2,000人を超えたことについて聞かれると、菅首相は、年末年始の感染者数増加を「想像もしませんでした」と発言し、緊急事態宣言の発出についても、「やはり年末の1,300人。あの数字を見た時に、判断をしなきゃならないのかなという風に思いました」と、己の見通しの甘さと、出てきた数字を見てから科学的根拠なく突然判断したことを自ら明かしてしまった。「今の政府は見守っているだけなんです。ワクチンが出てくれば解決すると思っている。今どうするかを問われているのに、事が起きてから被害を補填する姿勢で、被害額があまりにも大きくなりそうだとさらに様子をみる。全てが後手で、間違っています。コロナは戦争です。戦争で一番やってはいけないのが、“ピースミール・アタック”、つまり戦力の逐次投入です。様子をみて、兵力を増やしていくやり方で、ガダルカナル戦もこれで失敗しました。政府はまさにこれをやっています」(河田氏)菅首相は、まだ官房長官時代の8月時点でも、「事態が収束した後には、特措法の改正も含めて検証する必要がある」と、驚くべき後手後手の発言をしている。「収束後」では目の前の危機に対応できないのは明らかで、結局今になって国会で慌てて議論を始めている。「危機管理という意識がないから噛み合わないのでしょう。今まではこのやり方で致命傷になっていなかったからです。バランス感覚だけで逐次投入して、第1波も第2波もなんとかなった。その小さな成功体験によって“正常化のバイアス”がかかり、『第3波も大丈夫だろう』と思っているのです。有事において、意思決定をする人がこのように危機管理のイロハがわからない人ではダメなんです」(河田氏)特措法改正の罰則規定を進める一方で、政府は、緊急事態宣言にともなう飲食店の時短営業の新たな対策として、売上が前年より50%以上減少した取引業者に最大で40万円の一時金を支給する方向で調整しているが、「全然足りない」との批判も出ている。「目標を定めて、『いつまでにこうならなかったら、強制力を持った法律に切り替えます』という首相自身の“覚悟”を示さないといけないんです。また、仮に40万円の保障が政府の限界だとしたら、『これ以上の金額を出すと日本の財政が危険』という判断の根拠も出すべきなんです。国民はこの問題が簡単じゃないことは知っています。納得のできる説明を求めているんです。リーダーシップがないのは政治的判断の根拠を示さないからです。専門家は科学データを示していますが、政府の対応はそれに連動していません。政治の世界は科学だけでは判断できませんが、政治的判断の根拠が全く示されないから国民の理解も得られないのです」(河田氏)菅首相がこれからでもすべきことは何だろう。「西村康稔大臣(58)ではなく、危機管理ができる人をトップにすべきではないでしょうか。コロナに対して事実上トップの西村大臣は、『専門家の意見聞いて判断』と言うばかりで、責任者としての自覚がない。『自分ならこうする』と言うべきなんです。できないなら、内閣官房危機管理監や内閣防災担当などをコロナ担当のトップにするのはどうでしょう。イノベーティブなことをするには、勇気とチャレンジ精神が必要です。菅首相自身も、『私はこれからこういうことをします。選挙もします。コロナの問題に政治生命をかけて取り組み、失敗したら首相を辞めます』と言ったらいいんです。それがトップの覚悟を伝えるということです」(河田氏)支持率の低下をみても、これ以上コロナ対策を誤れば現政府として致命的なことに変わりはない。ならばそろそろ覚悟を決めて国会に臨んでもらいたい。
2021年01月18日<「ホテルで朝食」自粛の菅首相、ストレス蓄積?…「静岡県」「秋のどこかで」言い間違い散見>1月14日に公開された読売新聞オンラインのこんな記事が波紋を呼んでいる。会見で「福岡県」を「静岡県」と言い間違えたり、記者との質問に対して適切な回答ができなかったりと失態が相次ぎ、その能力を疑問視する声が高まっている菅義偉首相(72)。同記事はその原因が“激務”と“自粛”によるストレスにあるのではないかと指摘している。記事は<昨年9月の就任以来、首相は1日も完全休養に充てることなく公務をこなしている>と菅首相の激務ぶりをアピール。また日課としていたホテルでの朝食も<首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発令した7日からは、8日連続で見送っている>と説明する。さらに、昨年の12月17日から夜の会食も自粛していることを伝えたうえで、<自民党内からは、会食自粛でストレスを抱えるだけでなく、「集める情報が減れば、判断に影響しかねない」(ベテラン議員)と懸念する声も出ている>と結んでいる。この記事が公開されると、ツイッター上ではこんな声が。《会食自粛がストレスだって!?医療従事者をはじめ、ずっと前からそれに耐えながら働いている人なんていくらでもいるのに》《なぜ会食しないと情報が集められないのか。したければリモートで自分の部屋で弁当食べながらすればいい》《菅義偉「パンケーキを食べられず福岡を静岡と読み間違えるほどのストレスです」国民「朝昼晩ろくに食べられず税金その他で持っていかれます生きるか死ぬかです」 このギャップはなに?》タレントの麻木久仁子(58)はこうツイートした。《一国の宰相ともあろう者が、会食の自粛くらいのことでストレスが溜まり任務の遂行に支障があると?これ、諸外国なら「じゃあやめてください」と言われる話。こんな情報出したらダメでしょ》この記事がここまで反発を呼んだのは、政権に近いとみられている読売新聞のものであることも関係していると思われる。《読売らしい菅ヨイショの酷い記事》《この記事は援護射撃の仕方を間違ってるぞ読売 擁護したいのは分かるけど、こんな中身のない記事ではツッコミどころしか生まない》現在も記事は<かみ合わない質疑・言い間違い続出…会食自粛の首相、ストレス蓄積?>と、なぜかタイトルがやや変えられた状態で公開されている。全国紙政治部記者はこう指摘する。「安倍内閣の末期に似てきましたね。あのときも、コロナ対策の失敗や政権のさまざまな不祥事に批判が集まるなか、安倍晋三前首相に近い議員や官僚、政治評論家たちが首相の激務ぶりや疲弊ぶりをさまざまな場所で喧伝し、政権に近いメディアが言い分をそのまま伝えていました。疲弊ぶりをアピールすることで国民からの同情を集め、“首相は頑張っているのに批判をするな”と批判する側を悪者にしようとしたんですが、結局、支持率は下げ止まらず、健康問題を理由に安倍前首相は退きました。今回、読売新聞がどういう意図で記事にしたのかはわかりませんが、情報をリークした側の目的は同じでしょうね」政権発足時に「安倍首相の取り組みをしっかり継承する」と語っていた菅首相。こんなところは“継承”してほしくないが……。
2021年01月15日菅義偉首相(72)が1月12日、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏(65)と電話会談を行った。しかし、「オリンピックを必ずやりきる」と発言したため厳しい声が相次いでいる。各メディアによると、電話会談でゲイツ氏は新型コロナウイルス感染の克服に向け「東京オリンピック・パラリンピックの開催は世界に大きなメッセージになる」と発言。すると菅首相は「大変重要な問題なので、必ずやりきる」と返答したという。「ゲイツ氏は東京オリンピックに欠かせない人物です。ゲイツ氏が妻のメリンダ氏とともに議長を務めるビル&メリンダ・ゲイツ財団は18年11月、スポーツ庁とのパートナーシップを締結。そして、資金や専門知識などの面で支援していくと発表しました。またゲイツ氏の長女・ジェニファー氏は昨年2月、エジプトの馬術選手であるネイエル・ナサール氏と婚約。ネイエル選手は東京オリンピックに出場することが決まっています」(全国紙記者)東京オリンピックの重要人物であるゲイツ氏に「東京オリンピックを必ずやりきる」と宣言した菅首相。しかし、「やりきる」にはひとまず新型コロナの感染拡大を食い止めなくてはならない。今月7日、1都3県を対象にした緊急事態宣言を発令した菅首相。その際に会見で「1ヵ月後に必ず事態を改善させる」と豪語したものの、「どうすれば改善といえるのか」「改善のために、具体的にどういう道筋を立てているのか」を説明しなかった。また同日の会見では「特措法の改正で実効的な対策を可能にしたい」や「ワクチンをできる限り2月下旬までに接種開始できるよう準備する」など“希望的観測”が目立った。現在各県から緊急事態宣言の要請が相次いでいる上に、感染力が高いとされる変異種の存在も明らかとなっている。何より、世界各国の状況もいまだ不透明だ。そんななか、「オリンピックを必ずやり切る」と発言した菅首相。ネットでは疑問視する声がこう上がっている。《意気込みはいいけど、どうやって?》《「必ずやりきる」って総理一人の力では難しいと思いますが、やりきれる根拠はあるのでしょうか。今のコロナ状況では、おそらく、国民の大部分が開催は難しいと感じていると思います》《「必ずやり切る」というのは各国の極めて厳しい状況、国民の不安、さらには選手の不安も考えれば、首相として極めて不適切な発言だ。言って良いのは「安全に開催できるよう最大限の努力をする」までだろう》《いま国内において苦しんでる方々と会話してほしいです》
2021年01月12日首都圏の1都3県を対象とする緊急事態宣言が発効した1月8日、菅義偉首相(72)が『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出演。各メディアによると生出演ではなく、同日夕方に行われたインタビューのVTRが放送されたという。そんななか、富川悠太アナウンサー(44)に《媚びてる》《報道人としての自覚ゼロ》といった批判が相次いでいるのだ。富川アナは菅首相に「おせちなど食べる時間はあったんでしょうか?」「本当にお忙しいなかお越しいただいて」などと気遣いながらインタビューを開始。その後も菅首相の発言や考えを確認しながら、丁重にインタビューを進めた。例えば東京都の感染者数が2日連続2000人を超えたことについて、富川アナは「率直にこの数字をどう見ていますか?」と質問。すると菅首相は「去年の暮れに1300人という数字を見て、かなり先行き大変だなぁと思いました」と発言。「2日間で2000人超え」に触れなかった菅首相に対して、富川アナは「総理が『静かな年末年始を』と呼びかけた時でしたが、この時に今これだけ増えているというのを想像していましたか?」と追及。すると菅首相は「いやぁ、もう想像していませんでした」と、ようやく答えたのだった。このような危機感の薄い菅首相にも《曖昧》《他人事》と批判は上がっている。だが、なぜ富川アナが視聴者から反感をかってしまったのだろうか。「NHKの有馬嘉男キャスター(55)が昨年10月、菅首相に学術会議問題について追及したことがありました。そのことが首相サイドを怒らせたとして、降板の危機が報じられたばかり。菅内閣は新型コロナウィルス対策を巡って、支持率が低下。各所から批判が噴出しています。そんな今だからこそ、有馬キャスターのように顔色をうかがうことなく“国民の代弁”を期待した視聴者も多かったようです」(スポーツ紙記者)■1代目キャスター古舘伊知郎が託した“報ステ魂”同番組の2代目キャスターとなり、今年で5年目をむかえる富川アナ。番組開始以来、12年間も現場取材をこなしてきたベテランだ。いっぽうで前任者の古舘伊知郎(66)が築いた“報ステ魂”は、衰退しつつあるようだ。「古舘さんが『愚痴を聞いたことがない』と言うほど、富川アナは真面目で人当たり抜群。被災地の住民などに寄り添った、優しいリポートが印象的でした。ただ報道には自信がなかったのか、緊張感が走る現場ではオロオロすることも。菅首相との『おせち』の会話も、緊張をときほぐす“アイスブレイク”だったのでしょう。ですが古舘さんなら、単刀直入に斬り込んでいったでしょうね」(制作関係者)奇しくも『報ステ』と同じ時間帯には、『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)が放送された。冒頭から「結果論と言われることを承知」としたうえで、「なんで去年の段階で緊急事態宣言出さないのか」と政府を批判した古舘。さらに「(感染者が増加する)既成事実作るまで待っていたんですか、と嫌味言いたくなりますね」とも述べた。そんな古舘が『報ステ』を去ったのは、16年3月31日。「無難な言葉で固めた番組は面白くない」「言うべきことは言う」などと“報ステ魂”を受け継いでもらうことを願っていた。そして後任の富川アナには「“乱世の雄”になっていただきたい」と期待を口にしていた。まさに“乱世”とも呼べるコロナ禍――。富川アナは、先輩の訓示を守り抜くことができるのだろうか。
2021年01月10日菅義偉首相(72)が1月7日、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象にした緊急事態宣言を発令した。「1ヵ月後に必ず事態を改善させる」と豪語したものの、その根拠の薄さを指摘する声が相次いでいる。会見で菅首相は飲食店について、協力金に対する支援額の引き上げを発表。さらに雇用を守るために「十分な資金を用意した」といい、「病院が病床を増やした場合、補助を従来の支援に上乗せして実施する」とも発表した。「テレワークを強力に推進したい」と話した菅首相は、20時以降の不要不急の外出自粛なども国民にお願い。「特措法を改正し、罰則などにより強制力を付与することによって、より実効的な対策を可能にしたい」「ワクチンをできる限り2月下旬までに接種開始できるよう準備する」ともいい、最後にこう語った。「1ヵ月後には必ず事態を改善させる。そのためにも内閣総理大臣として私自身、全力を尽くし、ありとあらゆる方策を講じてまいります」菅首相は「1ヵ月後に必ず改善」と豪語したが、どのような状態になれば改善と言えるのだろうか。ネットではこんな声が上がっている。《菅総理は「1か月で事態を改善」と言ってるけど改善とは何を指しているのかが分からない》《数字を出せよ。何をもって「改善」と呼ぶか根拠を言え》《1か月後になって改善してたら、どうだ宣言通りだろうと誇れるし、改善しなかったら「事態の改善ということの定義はない」とか「決意を述べただけだ」とか言うんでしょう?》また「必ず改善」するための具体的な筋道を説明することもなかったため、疑問視する声も上がっている。《どうやって一か月後に事態を改善できるのかの、道筋に説明がない》《具体的な数値目標もなくて、何を根拠に「必ず事態改善させる」などと無責任な事が言えるのだろうか》《マジで根拠は何?「これこれこうやいう対策をこのような戦術と戦略で行い改善させます」という具体例が一切提示されてないのに何を信じろと?》
2021年01月08日「他の方の距離は十分あったが、国民の誤解を招くという意味では真摯に反省している」12月16日、こう話したのは菅義偉首相(72)だ。菅首相は自民党・二階俊博幹事長(81)ら8名で会食。参加者から「野球の話や、秋田の話をした。仕事の話はしていない」など不要不急の会食だったことが明かされ、厳しい声が。そんななか、冒頭のように陳謝したのだった。しかし、ネットではこんな声が。《誤解じゃないでしょ。5人以上の会食は控えてくれって言われてる時に8人で会食してたのは事実なんだから》《「誤解」という言葉の使い方はおかしい。こっち側が間違って解釈してるってこと?》《誤解なんかしていない》また大阪の吉村洋文府知事(45)は8月、会見でうがい薬「イソジン」などを並べ「嘘みたいな本当の話で、嘘みたいな真面目な話をさせていただきたいと思います」と発言。ポビドンヨードのうがい薬が、新型コロナウイルスに効果があるとする研究結果を発表した。しかし、医療業界を中心に「エビデンスが不足している」などの指摘が集中。すると吉村知事は、Twitterで《誤解なきよう申し上げると、うがい薬でコロナ予防効果が見られるものではありません》と弁明した。しかし「誤解のしようがないのでは」と、こちらも言動が問題視された。さらにRADWIMPSの野田洋次郎氏(35)は7月、Twitterにこうつづった。《大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。お父さんはそう思ってる》のちに「優生思想では」との指摘が相次いだが、野田氏は《#個人の見解です》《めちゃめちゃ真面目に返信してくださる人いますが冗談で言っています、あしからず》と投稿。すると《「冗談」とつけたら何言ってもいいわけじゃない》との声がネットで上がっていた。「誤解だ、冗談だ」といって、素直に謝らない人たち。彼らは、なぜそのような言動に至るのだろうか。「素直に謝れないのは、保身に走ったり自尊心を守ったり、ということが考えられます。謝罪は、過ちの責任を受け入れるということ。ですが誤解や冗談とすると、すべての責任を取る必要はなくなります。責任を取ることは、不利益をこうむることだと考えているのではないでしょうか」こう話すのは、心理戦略コンサルタントの山本マサヤ氏だ。山本氏は菅首相や吉村知事のケースを挙げ、「誤解という言葉は便利だ」と話す。「誤解というと、“受け手と食い違った”とも聞こえます。『そうはいったけど、とらえ方次第では?』と投げかけることで、責任をぼやかすことができるのです。彼らは権力を持っていますから、保身のためにそうしたのでしょう。現在はコロナ禍ということもあり、自身の発言の信頼性を揺るがすのはマズいとも考えたのではないでしょうか」続けて山本氏は、「お化け遺伝子」ツイートを削除していない野田氏についてもこう言及した。「『冗談だ』というのは、自身を正当化することになります。いっぽうで『間違えた!』として削除すると自己批判につながり、自尊心を傷つけます。特に野田さんはアーティストですから、自らの投稿を消すことにより抵抗があるのではないでしょうか」山本氏は自尊心にまつわる、ある実験について話してくれた。「謝ると自尊心が傷つくけれど、謝らないことで自尊心が満たされるという実験があります。謝ることで自分の価値が下がったように感じてしまう。いっぽうで『世に屈しないぞ!』と謝らないのならば、『自分は立場が強い、または価値が高い』と感じることができるのです」謝らないことで、地位や自尊心が保てる。これでは、謝らないほうが“自分のため”では?そう投げかけると、山本氏はこう応える。「言い訳をせずに謝るほうが、好感度が高まるという実験があります。たとえ骨折をしていても『骨が折れてるから手伝えない』というよりは、ひとまず『ごめん』と謝ってから『折れてるから手伝えないんだ』と返すほうがいい印象を与えられるというものです。また、素直に謝らない人は“謝ったら負け”と考えているのではないでしょうか。しかし、どこに勝ち負けを置くかを考え直すのも大事なことです。決して、批判に屈しないことだけが勝ちとは限りません」山本氏は素直に謝らない人たちについて、周囲が見守るのも大切だと話す。「『謝れ!』と強制されると、逆に謝らなくなってしまいます。勉強しろと言われてしないのと同じですね。一つの選択肢を押し付けるのではなく、対応や返答の選択肢を与えることも大事ではないでしょうか。たとえば『わたしはこう思うんだけど、どう思う?』『どうしてそんな言動をしたの?』と考えを促すのも大切と言えるでしょう」
2020年12月29日「GoToトラベル」の全国一斉停止の発表を行った14日夜、菅義偉首相(72)が銀座のステーキ店で8人の忘年会に出席し、批判が噴出している。さすがに耐えきれなくなったのか、菅首相は16日午後に日本テレビのニュース番組で単独インタビューに応じると、「すぐ帰るつもりが長引いた」と言い訳しながらも「大いに反省している」と述べて幕引きを図った。しかし、ひと足遅すぎた。西村大臣が菅首相に忖度した“珍回答”を世に放った後だったからだ。西村大臣は15日の会見で、会食する際は「クラスター(感染者集団)の8割以上は5人以上だということも頭に置き、長時間、大人数はできるだけ避けていただきたい」と「5人以上の会食は控える」よう呼び掛けていた。それを踏まえ、16日午前の衆院内閣委で野党議員から「5人以上の会食はいいのか悪いのか、結局国民はどっちだ(と思う)」という趣旨で追求されると、西村大臣は次のように説明。「一律にですね、5人以上はダメだということを申し上げているわけではございません。できるだけそれは控えていただきながら、もしどうしてもされる場合には、それは感染防止策を徹底して、アクリル板のある店を選んでくださいとか、換気に注意してくださいとか、こういったことも併せて申し上げております」誰が見ても苦しい発言なのは明らかだが、つまるところ、換気をしてて、アクリル板があって、感染対策をしていれば5人以上でも問題ないということらしい。しかし、菅首相が会食したステーキ店には、アクリル板はなかった。ごく最近この店を利用した常連客によると、「この店には個室にもカウンターにもアクリル板はありません。ただ、他のグループとは接触しないように、個室か、カウンターであれば1グループを貸切で利用させるような対策は取っています」なぜ、わざわざ具体的に「アクリル板」と言ったのだろう。野党の追及は予測できたはず。「アクリル板」と言うならせめて事前に菅首相に確認しておけばよかったものだが…。二階幹事長も、「マスク会食したのか」と記者から聞かれると、「マスクとらなきゃ食事できないじゃないですか」とキレ気味に解答。11月19日に菅首相自らが「ぜひ『静かなマスク会食』をお願いしたい。私もきょうから徹底したい」と国民に呼びかけたのだが、二階幹事長はもしかすると”マスク会食”を知らなかったのかもしれない。さらに、政府の分科会は感染予防対策として「短時間」での会食も呼びかけていた。菅首相は45分の滞在だったと強調するが、110分遅刻しているので会自体は2時間半。いたって普通の長さだ。しかも、今回の参加者は菅首相と二階幹事長のほか、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(80)、俳優の杉良太郎氏(76)、タレントのみのもんた氏(76)、林幹雄幹事長代理(73)と、元宿仁・自民党事務総長(75)、政治評論家の森田実氏(88)。菅首相が国民に自粛を求めた「65歳以上」どころか、全員70代以上の高齢者だ。これまで政府が提唱したことを無視しているような今回の会食。西村大臣は、そんな菅首相を肯定化するためだけに“言い訳”して菅首相を擁護。結局、菅首相がテレビで謝罪に至ったが最初から「首相の会食の感染対策は不十分だった」と言えばよかったのでは――。
2020年12月17日2020年12月14日、菅義偉総理大臣が『GoToトラベル』の全国一斉停止を発表。その直後に、自民党の二階俊博幹事長、タレントのみのもんたさん、福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治さんなどを含む5人以上と会食をしたと報じられています。政府の分科会では、5人以上の飲食は感染リスクが高まると注意喚起しており、忘年会などでは少人数で実施することを提言。今回の菅総理たちの会食は分科会の提言に反しているという声が上がっていますが、加藤勝信官房長官は記者会見で会食の意義を強調し「総理は感染防止対策の徹底に注意を払っている」と説明しました。加藤浩次、『マキシマム ザ ホルモン』ナヲが苦言情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)が、このニュースについて取り上げたところ、コメンテーターたちの発言に注目が集まりました。ロックバンド『マキシマム ザ ホルモン』のドラマーのナヲさんは、今回の報道について「すごく悲しい」とコメント。次のように話していました。すごく悲しいというか、みんな我慢しているのに。子供と学校の関係でいったら、子供たちは我慢しているのに、先生たちはガンガンやっているっていうイメージになっちゃう。それこそ、オンラインでやれたことではないのかなと思ってしまうので、すごく悲しいですね。スッキリーより引用また、番組MCを務める加藤浩次さんは、「店の中でどうなっていたのか、個室が2つあって、4人ずつ分かれていたのかもしれないですけれど」と前置きしつつも、疑問を呈しています。国民のみなさんに呼びかけている上で、5人以上で会食しているけど、我々は感染対策をしているからといったところで、じゃあみんなもいいんじゃないのというメッセージになるような気がするんですけど。スッキリーより引用さらに加藤さんは「なんなんですかね。温度感として、俺らは大丈夫かと思っているんですかね」と首をかしげていました。ネット上では、今回の報道についてさまざまな意見が寄せられています。・ナヲさんのコメントが分かりやすかった。確かにリモートでできたはず。・別に「会食しちゃいけない」っていったわけじゃない。対策していればいいんじゃない?・前から決まっていた行事で延期は難しいんだろうけど、やっぱりいい印象はしないよね。忘年会・新年会について「なるべく普段から一緒にいる人と少人数で開催すること」を前提としている分科会。その上で「ガイドラインを遵守している飲食店を選ぶ」「座の配置は斜め向かいにし、正面や真横は避ける」「会話する時はマスクを着用」など、感染リスクを下げる工夫を政府に提言しています。[文・構成/grape編集部]
2020年12月16日「いつの間にかGoToが悪いことになってきちゃった」こう発言したのは菅義偉首相(72)。これは11日にニコニコ生放送で行われた「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」でのことだ。同番組で、爆発的に感染者が増え続けている新型コロナウイルスについて「これ以上の感染拡大は何としても避けなければいけない」と意気込みを見せた菅首相。しかし、肝煎り政策でもある“GoToキャンペーン”の一時停止については、「考えていない」と否定する姿勢を見せた。その上で、「移動では感染しないという提言もいただいていた」と付言し、冒頭のように本音を吐露していた。11月下旬に感染者が急増している大阪市と札幌市などがGoToトラベルキャンペーンから除外されたものの、感染者は増すばかり。政府の新型コロナ感染症対策分科会も“GoToキャンペーン”の一時停止を提言するなか、見直す素振りさえ見せない菅首相の発言にはSNS上で非難が集中した。《GoTo一時停止考えてないってなんなん???》《GoToが悪者なのではなく適切に判断できない総理が悪いのです》さらに、菅首相は同番組でさらなる舌禍を招いていた。それは番組冒頭でのこと。司会者から視聴者へのメッセージを求められた菅首相は、はにかみながらこう語った。「みなさん、こんにちは。ガースーです」国会答弁や会見でも淡々と発言する菅首相だけに、普段のイメージとは違う面を見せたいという狙いが伺い知れる。しかし、医療体制がひっ迫し、日本中が第3波の恐怖におびえているこの状況下。同番組が放送された一時間前には分科会の尾身会長が会見でさらなる対策を政府に求めていた。そんなタイミングでの“視聴者サービス”には批判が殺到する事態に。《ここまで行くとさすがに無神経の極みとしか言いようがない》《よくもここまで国民の気持ちを知らずに逆なでできると呆れる》《厳しい現状を訴える尾身会長の会見と同時刻に、菅首相が「ニコ生」で「ガースーです」とかやってたの本当に酷いね…》
2020年12月12日12月4日午後6時、総理就任以来、頑なに記者会見を拒んできた菅義偉首相(71)がついに記者会見を開いた。これまでは“合同インタビュー”や官邸内でのぶら下がり質問などには対応してきたが、記者クラブに所属する記者から事前に伝えられていた質問に答えるのがほとんどで、答えたくない質問は無視することも多かった。新型コロナの感染拡大が止まらないなか、就任会見から約3カ月経ってようやく行われた記者会見に、多くの人が注目したが、ツイッター上ではこんな落胆の声が。《官僚のペーパーを棒読みしている。総理の本意や決意が伺い知れない》《え?菅総理お帰り?もう終わり??》「国民の命と暮らしを守ると言いながら、コロナによる自殺者数が急増しているのに、なぜ国民の前でこれまで語らなかったのか?」とか「二階俊博幹事長が全国旅行業協会の会長を務めているから、自民党は旅行業業界を優遇しているのではないか?」などの厳しい質問も出たが、菅首相は「官房長官が会見を開いている」とか「旅行業界が地域経済を支えている」とお茶を濁すだけ。出席者が多いことを理由に質問は1人1問と限定されており、質問者もそれ以上の追及をすることはなかった。その後のスケジュールを理由に、会見はわずか50分で打ち切られたが、記者たちから特に非難の声があがることもなく……。会見を見た人からはこんなツイートが。《昨日の渡部に質問したぐらい菅総理にも質問しろっ!》《渡部さんの記者会見に集まった芸能レポーターをそっくり官邸に連れて行って、あの熱意で菅さんに迫ってほしい》アンジャッシュ・渡部建(48)の謝罪会見は1時間40分にわたった。会見に参加した記者たちは、“質問に答えていない”とか“事実を語っていない”などと渡部を厳しく追求。渡部は脂汗を流しながら、言葉を絞り出していた。一方、菅首相は会見中、しばしば手元の原稿に目を落としており、あらかじめある程度の質問は記者から伝わっていたとみられる。もちろん、菅首相は謝罪会見を開いているわけではないけど……。《渡部が不倫をしようが人が死ぬことはないけれど、コロナ禍で死者が出続けている。なんで、渡部はあれだけ厳しく追及できたのに、菅首相のことは追及しないんでしょうか。どっちの問題の方が大切?》
2020年12月05日