さいたま市を舞台に3年に1度開催される「さいたま国際芸術祭」。その3回目となる「さいたま国際芸術祭2023」が、10月7日(土)〜12月10日(日)に開催される。気候変動、社会格差、人々の分断などさまざまな問題を抱える現在、「わたしたち/We」をテーマに、この世界をあらたな目線でもう一度「みる」ことにつながる芸術祭を目指す。メイン会場となる旧市民会館おおみやでは、現代アートチーム 目 [mé] のディレクションで、訪れるたびに何かが変化している「動き続ける会場」そのものを見せていく。参加アーティストは国内外からアーニャ・ガラッチオ、ミハイル・カリキス、今村源、L PACK.ほか、盆栽師の平尾成志など多彩な面々。例えば、映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』でも知られる全盲の写真家・白鳥建二の作品からは、「みる」とは何かをあらためて考えさせられるだろう。大ホールでは、テレンス・マリック、グザヴィエ・ドラン、小田香らの映画を上映、音楽コンサートやパフォーミングアーツの公演、市民文化団体による公演などさまざまな演目が展開される。先頃ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した濱口竜介監督『ハッピーアワー』の上映もある。オープニングはテリー・ライリー、クロージングはジム・オルークのコンサートも行われ、そのリハーサルの一部も公開される。ファッションにおける身体性を追求するダンサーで振付師のエム・ジェイ・ハーパーが、編集者の川島拓人らと展開するファッションショーも楽しみだ。また、例えば絵に描いたような画家の格好をした人など、パフォーマンスなのか偶然の産物なのかわからなくなるような、「SCAPER」と称される風景の見方を変える仕掛けが市内各所に現れる。この「SCAPER」ほか、市民も多数参加して作られる芸術祭。みる人=「わたし」によって異なる体験が集まり、「わたしたち」が豊かな膨らみを見せるような機会となりそうだ。<開催情報>「さいたま国際芸術祭2023」会期:2023年10月7日(土)~12月10日(日)会場:旧市民会館おおみや(メイン会場)※メイン会場のほか、市内の文化施設やまちなかでも関連プロジェクトを展開メイン会場開館時間:10:00~18:00、金土20:00までメイン会場休館日:月曜(祝日の場合開館翌日休)料金:1DAYチケット一般2,000円、さいたま市民1,500円/フリーパス一般5,000円、さいたま市民3,500円公式サイト:
2023年09月26日能登半島の先端に位置する珠洲(すず)市を舞台とする奥能登国際芸術祭。2017年にスタートし、3年に一度開催される本祭は、アーティストが珠洲という場所に根差した表現をすることで注目を集めてきた。卓球はコミュニケーションツールだと考えた作家による一枚石の卓球台。浅葉克己〈日本〉「石の卓球台第3号」Photo:Kichiro Okamura珠洲市は三方を海に囲まれた、まさにさいはての地。奈良時代には日本を訪問した異国の渤海使(ぼっかいし)が到来。また江戸時代には、北前船の発祥地としても知られる日本海の海上交通の要所でもあった。かつて日本海に開かれた“先端”だった歴史があり、祭りや食をはじめとする豊かな文化が今も残されている。培われてきた歴史や文化に視点を向ければ、未来を開く場所になるという発想が、この芸術祭の出発点になっている。3回目となる今回は、世界の14の国と地域から59組のアーティストが参加。会場には10のエリアがあり、それぞれが持つ独自の祭りや文化、歴史にちなんだアートが展示される。例えば、日本海の荒波に侵食された岩礁が多く存在する大谷エリアは、揚げ浜式製塩が500年以上前から継承されてきた。そのエリアには塩田用の砂を運ぶために使われた砂取舟を置き、赤い糸を空間いっぱいに張り巡らし、職人たちの歴史や記憶を紡いだ塩田千春の作品が設置されている。さらに今年は劇場型歴史民俗博物館「スズ・シアター・ミュージアム」の敷地内に「潮騒レストラン」など新施設も登場。また演劇や舞踏、朗読劇の他、木工、絵本作りなどのワークショップなど、イベントが多いのもこの芸術祭の特徴のひとつ。これは、珠洲の文化を五感で体感することができるという新趣向だ。本祭は、アートを入り口に地域文化のファンを増やす、画期的な地方創生ともいえそうだ。過去の歴史や文化を大切にした作品何度も消滅の危機を乗り越えた揚げ浜式塩田の逸話を作品化。塩田千春〈日本/ドイツ〉「時を運ぶ船」©JASPAR,Tokyo,2023 and Chiharu ShiotaPhoto:Kichiro Okamura珠洲の自然や風土を楽しめるレストランの設計は建築家・坂茂。パフォーミングイベントも充実ひびのこづえ×島地保武×小野龍一×スズによるダンスパフォーマンスも。「踊りの起源」への調査とこだわりを追求する田中泯による即興の踊りも。田中泯〈日本〉「場踊り」撮影:平間至《村のドン・キホーテ》(東京)2020年奥能登国際芸術祭2023石川県珠洲市全域9月23日(土)~11月12日(日)9時30分~17時木曜休作品鑑賞パスポートは一般3300円ほか。TEL:0768・82・7720(奥能登国際芸術祭実行委員会)※『anan』2023年9月27日号より。写真・奥能登国際芸術祭実行委員会提供文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年09月23日能登半島(石川県)の先端に位置する珠洲市全域で開催されてきた「奥能登国際芸術祭」。その3回目となる「奥能登国際芸術祭2023」が9月23日(土)〜11月12日(日)に開かれる。三方を海に囲まれ、「さいはての地」とも呼ばれる珠洲は、かつて日本海に開かれた「先端」としての歴史があり、祭りや食など里山・里海の豊かな文化も残る農漁村だ。塩田千春、トビアス・レーベルガーら国内外のアーティストがこの土地と向き合い、これまでに制作された恒久展示作品に、今回は40組による新作が加わり、14の国と地域から計59組のアーティストの作品やパフォーミング・アーツが展開される。2021年に旧小学校の体育館を改修し、珠洲市の家々に眠っていた生活用具の数々を民俗・人類学的視点から保存・展示する「スズ・シアター・ミュージアム」では、「珠洲の大蔵ざらえ」プロジェクトの中心となった南条嘉毅をはじめ、三宅砂織や竹中美幸ら気鋭のアーティストが生活用具に新たな命を吹き込んだ作品群も見られる。また、田中泯の「場踊り−歩む」(9月22・23・24日)、詩人の大崎清夏が珠洲の暮らしを採話して書き下ろした物語を、長塚圭史の演出、阿部海太郎の音楽のもと、常盤貴子が朗読する『さいはての朗読劇 うつつ・ふる・すず』(9月29・30日)の公演もある(チケットは完売)。イラン生まれ、アメリカ在住のシリン・アベディニラッドは、漂着物であるシーグラスから発想し、かつての漁具倉庫でインスタレーションを行う。漁網を蔵の天井に張り巡らし、酒瓶のかけらに光を当て、床にカラフルな影を投影し、人間の存在の儚さを表現する。ドニプロ(旧ロシア、現ウクライナ)生まれ、ロシア在住のアレクサンドル・ポノマリョフは、古いパーゴラ(東屋の支柱)のある場所に、地元の酒造所で使われなくなった酒タンクを利用し、帆柱、帆桁、帆網を駆使して船をモチーフとした音も鳴るインスタレーションを制作する。また、アーティスト・コレクティブ「SIDE CORE」は、観客が実際に風力発電所に足を運び、土木やインフラをめぐる「空間や時間のスケール感」を体感するインスタレーションを展開する。今年5月の奥能登地震で被災した珠洲市では、街の復旧を進めながら、会期を変更して芸術祭の準備を進めてきた。応援を込めてぜひ訪れてほしい。<開催情報>「奥能登国際芸術祭2023」会期:2023年9月23日(土)~11月12日(日)会場:石川県珠洲市全域(247.20km²)休館日:木曜パスポート料金:一般3,300円、大学1,650円、高中小550円公式サイト:
2023年09月22日「インクルーシブ教育」を推進するための指針を、教育リーダーズから学ぶ2022年に国連から日本へと推進が通達されたこともあり、昨今大きな注目を集めている「インクルーシブ教育」。インクルーシブ教育とは、文部科学省で下記のように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。障害のある子もそうでない子も、共に学ぶための仕組みづくり。しかし実際の市区町村、学校教育の現場では、対応のノウハウが欠如していたり、人員が足りなかったり、推進が難しい現状もあるという声も散見されています。そんな中でも、すでにインクルーシブ教育を先駆けて推進している人たちがいます。彼らはインクルーシブ教育をどう捉え、何を考え、推進を実現してきたのでしょうか?この連載では、そんな彼らを「教育リーダーズ」と位置付け、その言葉に耳を傾けることで推進のヒントとなる”指針のカケラ”を集めていきたいと思っています。第一回は、神奈川県葉山町教育委員会の教育長である、稲垣一郎氏にお話を伺いました。Upload By 発達ナビ編集部プロフィール:稲垣一郎 氏東京目黒生まれ。早稲田大学を修了後、私学の教員、その後に県立高校の教員を経て、特別支援学校の高等部で3年間知的部門に勤めた後に、県の教育委員会で教育行政に12年携わる。教頭、副校長として通信制、専門学科を経て横浜北部学区の荏田高校で校長職、湘南高校で5年間校長職、2021年4月から葉山町の教育長に就任。Upload By 発達ナビ編集部インクルーシブ教育という言葉すらない、多様な人が自然に共にいる未来を目指すーー本日はよろしくお願いいたします。稲垣さんのご経歴を拝見したのですが、特別支援学校での指導経験もあるそうですね。はい、当時は養護学校と呼ばれていましたね。その前にいた学校で、下肢に障害がある生徒を担任した時に、障害のあるお子さんについてもっと知らなければいけないなと感じまして。インクルーシブなんて概念はない時代でしたけど、希望を出して知的障害のあるお子さんが通われる特別支援学校へ赴任することになりました。ーーそれまで指導してきた生徒とは、接するうえで異なる部分もあったのでは?そうですね、そこで自閉的傾向のあるお子さんのいるクラスを受け持ったんです。その子は自分の殻に閉じこもる傾向のあるお子さんで、入学式の日は体育館にすら行ってくれなかったんですよね。「そろそろ行ってみねえか?」なんて2人で話して、それで私たちの入学式は終わりましたよ(笑)。ーー前途多難なはじまりを経て、そこでの経験はどのような糧となったのでしょうか。そんな子どもたちと接することで気付かされたのは、「教師の意思で何かを無理矢理してもらう考え方は、この子たちには通用せんな」ということでしたね。でも、一人ひとりスピードは違えどちゃんと成長していくので焦る必要はなくて、保護者の方と小さな成長の喜びを共有することが大切。教育とは常に待つことである、そんなことを学ばせてもらいました。Upload By 発達ナビ編集部ーー以降のキャリアでは教育行政などに関わられた後に、名門と名高い湘南高校の校長に就任されます。湘南高校は中学校でオール5の生徒が集まるような学校だったのですが、当然ここに来ると順位がついてしまうんですよね。でもそこで見た光景は、成績上位の子どもが下位の子どもを馬鹿にしない風景でした。ーーなぜそのような風景が見られたのでしょうか。成績が下位の子でも、歌が上手かったりバスケが上手かったり、誰しも特別に得意なことがあるんです。それを認め合う姿を見て、これこそ完全にインクルーシブでオルタナティブなんだと感じましたね。葉山でもその姿を現場で何度も伝えているんです。ーーなるほど。一方で湘南高校の例とは異なり、日本の教育はこれまで「分断」の道を辿ってきたかと思います。障害があれば、特別支援学級や通級に行くものだと捉えている人が多いですよね。そうですね。例えば欧米では当たり前に、街で目が見えない人がいたら手を差し伸べるなど、誰かが困っていたら誰かが支援することが自然と根付いているように思います。でも、日本では障害がある人とない人で、そもそもの教育の場から区別してきてしまった。最近やたらとインクルーシブ教育という言葉を聞くようになったのは、そんな日本の分断されてきた背景があるからこそ。だから、インクルーシブ教育なんて言葉がいつか存在しなくなるほど、ごく自然に多様な人が一つの場所に混ざり合う社会にしていくことが求められているんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部進む方向を示して目線を合わせ、取り組みを常に見える化し不信感を取り除くーーそして、現在に繋がる葉山町教育長としての取り組みが始まります。葉山に来て3年目ですが、人的な配置も含めて教育への支援が非常に手厚いと感じています。特に小・中学校に入っている教員ではない支援員さんはその多くが町の保護者の方で、葉山の教育に何らかの形で参画をしたいと思ってくれていることを非常に有り難く感じますね。元々PTAの役員をしていた方が集まってできた、学校を支援する組織もあります。そういう方々の個別の相談にもいつでも乗るように意識しています。ーー町の人が主体的に教育に参加されているのは素敵です。葉山町に来られてから、具体的にはまずどのような課題に取り組まれましたか?この町は先生も教育委員会もみんな熱心なので全方向に一生懸命取り組まれていて、その反面でどこに向かっているのかが見えないところがありました。だからまず、選択と集中をしていくために指針をつくったんです。これを見れば葉山の教育方針が分かるというものをつくりました。葉山町支援教育推進指針「葉山町支援教育推進指針」共生社会の実現に向けたインクルーシブな環境づくり 、社会情勢や教育的ニーズを踏まえた継続的な「あり方」の検討をベースに、 「すべての児童・生徒ができるだけ共に学び共に育つ仕組みづくり」、「多様かつ個別の教育的ニーズに合わせた連続性のある教育の実現」、「切れ目ない支援体制の構築」について示したもの。ーー指針をつくるうえで、特に意識されたことはあるのでしょうか。指針の受け手である子どもたちと保護者の方にとって、どういう教育理念を持っていたとしても反対するレベルのものは入れないようにしています。町や子どもたちに対する眼差しを持って、誰もが根本で共感できて目線を合わせることができるラインで選定しています。議論や対話をする必要があるのは教員ですが、そこはちゃんと議論をして解決していきますね。ーー誰もが共感できる指針。その後はどうしたんですか?指針はスタートラインでしかないので、その後に会議体を持つことにしました。各学校の支援担当の先生や校長先生、加えて外部の識者を呼んで、何が課題で今後はどこに進んでいくかを現場と識者が融合して話す場を年3回つくっています。ほかにも毎月校長会議があって、そこでディスカッションもしますし、校長先生や現場の先生を個別に呼んで話すこともしょっちゅうあります。教育長室の扉は常に町に対して開いているんです、もちろん飲みの場も多いのですが(笑)。Upload By 発達ナビ編集部ーー教育長と現場の距離が近いんだなと感じます。さて、インクルーシブ教育という視点でのテーマとなりますが、葉山町として具体的に取り組まれていることを教えてください。私が就任する以前からあるのですが、不登校のお子さんが小学生も中学生も通うことができる「ヤシの実教室」という教育支援教室がありますね。小学校の一部の場所を活用していて、自由をモットーに自分たちのやりたいことをして良い場なんです。通った時間については、所属する小・中学校の出席にあてられるようになっています。この教室に通って、気付けば学校に戻っているお子さんもいますね。また、「ことば・きこえの教室」という場もあります。言葉や聞く力、コミュニケーションについて心配のあるお子さんと保護者の方から相談を受け、必要な指導や支援を行う教室です。特別支援学級の対象ではないけれど、課題を抱えているかもしれないお子さんが通って、適切な個別指導が受けられるようになっています。個別課題がクリアできればこの教室からは卒業します。Upload By 発達ナビ編集部ーー分断ではなく、支援が必要な子どもたちのための場が設けられていると。さらに、どの学校にも支援級があります。土地柄オルタナティブスクールも多くて、年に1回程度お互いの活動を報告する会議で連携を取りながら、町全体として子どもの居場所づくりに取り組んでいるんです。ーー葉山町の特長の一つとして、教育長はSNSでの発信も多くされていますよね。そうですね。組織として動くだけではなく、それを町の人々に届けることも大切と思っています。だからSNSを通しても、私の考えは常にオープンにするようにしていますね。新しいことに取り組む際に、見えないことが不信感につながると考えているので、発信は大事なことです。結局のところ私たちがやっていることに革新的なことはなくて、進むべき道を明確にし、そして教育現場で今何が行われているかをちゃんと見える化していく地道な作業をしているだけ。でも、それこそがきっと推進のためには必要なことなんですよね。稲垣教育長のnote短期的ではなく、中・長期的な視点で、一人ひとりの学びと成長に向き合うーーインクルーシブ教育を推進する中で、具体的にどんな困難がありましたか?困難……。家が少し遠いので、毎日通勤するのが大変なことくらいですかね(笑)。というのは半分本気で半分冗談で、物事を推進する中でハードルがあったり人と人との軋轢が生まれたりするのは当たり前のことなので。だから、ハードルがあるから推進できないとあきらめるのではなく、そういうものだと開き直ってでも力強く進めることが必要なんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーーそれでも、組織の中の一部には不安な空気もあったかと思います。それは当然あると思うので、だから単純に言うと「稲垣があれだから仕方ないよね」と私を悪者にしてあきらめてもらって、それで進んでいけばと。結果それが町のためになったら何よりです。ーーインクルーシブ教育推進のために、今まさに取り組んでいることも教えてください。実証実験として、LITALICOの教育ソフトの導入を進めています。誰もが凹凸があり、好き嫌いがあり、勉強の得意苦手があるので、自分をどう活かしていくかを子どもたち自身が理解していくことが大切だと考えているんです。支援が必要なお子さんの指導においても、教員の経験や感覚だけではなく、明確な軸を持てるのが良いと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーー先生や生徒にとって必要な体制を揃えていかれるのですね。はい。そして今年、この3年間で各校の校長先生とも話し練ってきた葉山町としてのスクールミッションを出します。これは教育委員会が葉山の学校に対しての指針となる3本柱と考え方を明確にしたもので、このミッションを受けて各学校がスクールポリシーを出す計画になっています。各学校での個性を最大限活かしながら、目線の先はしっかりと葉山町全体で足並みを揃えていくための取り組みです。Upload By 発達ナビ編集部ーーなるほど。「楽校」という言葉からも葉山町の目指す方向がイメージできます。そして、インクルーシブ教育の考え方にも繋がるのですが、葉山の長柄小学校と南郷中学校を小中一貫校として統合します。昔から中1ギャップという考え方がありますが、葉山でも例外ではなく中学から学校に行かなくなる子たちが増えてしまう現状があるんです。だから、義務教育の6年+3年を一連の流れで考えることで、中・長期的な視点で少しでも成長を滑らかに支援していきたいと思っています。9年間で同一の指導方針を持てることは、子どもたちが夢を見つけて進路を決めるうえでも良いことです。それに、中学校の先生が小学校に来てもいいし、小学校の先生が教えた子がどうなったか見に行く、そんな交流も生まれると思います。何より生徒も喜ぶし、先生も喜ぶ、それが日常化していってほしいですね。ーーなるほど。それではインクルーシブ教育を推進する中で、変わってきた印象はありますか?一番変わったのは組織だと思います。結局教育長としての仕事も組織論として捉えることが多くて、どう職員室をマネジメントするかが大切だと捉えているんです。インクルーシブはもちろんですが教育には答えがないので、仕事においてたとえしくじってしまっても挑戦してもらうことを大切にしています。成功することが至上命題という考え方を捨てて、結果が元々目指していた場所から変わってしまってもそれで良いとすることが必要。当初はネガティブな捉え方もあったかと思うのですが、前向きな発言が波及してきて組織全体として挑戦を積み上げられているという実感がありますね。Upload By 発達ナビ編集部ーーさまざまな視点でお話をいただきありがとうございました。最後に、今後のビジョンを教えてください。ポリシーをつくることでブレない教育理念がちゃんとあって、そこに向けてきちんと学校が自走していくことが今後の理想だと思っています。そしていつか、子どもたちがこの町に戻ってきてもらって、新しいサイクルを生んでくれたら理想です。子どもたちが成長して20年後に振り返った時に、小・中学校の大切な時間を葉山で過ごせてよかったなと思ってもらえたら、それ以上のことはありません。この連載を重ねることで、皆さまの中でインクルーシブ教育への解像度が上がりますように稲垣さんは謙遜をされていましたが、隣に寄り添っていた教育委員会の課長は「今の教育長ほど一人ひとりの声に耳を傾け、寄り添っている人を見たことがない」とおっしゃっていました。その姿勢こそが先生方や保護者の方の教育へのモチベーションにも繋がり、同じ目線で進んでいくための原動力になっているようにも感じられました。Upload By 発達ナビ編集部これから全国の教育リーダーズの話を取材し、皆さんにお伝えしていきます。インクルーシブ教育の取り組みを知ることで指針を集め、今まさに実践されている、実践しようとしている方のヒントになりますように。ここまで読んでいただきありがとうございました。
2023年09月20日文化庁参事官(芸術文化担当)付が主催する芸術選奨は、演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術(A・B)、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の12部門において、昭和25年度から毎年、優れた業績をあげた方又はその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた方を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞を贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資するものです。この度、2023年9月15日(金)に芸術選奨のポータルサイトを開設しました。過去の受賞者や授賞対象となった作品等について掲載していますので、ぜひご覧ください。令和4年度(第73回)芸術選奨贈呈式サイトリンク: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月15日開催中の東京芸術祭2023で、10月11日(水)〜22日(日)の期間、『EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo〜時を越える舞台映像の世界〜』の開催が決定し、この度上映される4作品が発表された。会場は東京芸術劇場シアターウエスト。発表された4作品は、た組『綿子はもつれる』(2023年上演)、マームとジプシー『cocoon』(2022年上演)、公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団『くるみ割り人形』(2022年上演)、維新派『トワイライト』(2015年上演)と、非常にバラエティ豊かである。た組『綿子はもつれる』より撮影:岡本尚文EPADは、文化庁や広く舞台芸術界と連携して進める、舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業。2020年より舞台に関わる資料の収集・デジタルアーカイブ化やそれらの利活用のサポートを行なってきた。舞台美術の質感や劇場での生の空気感も含めて「100年後の未来に残せないか?」という思いから超高精細8K映像での収録や立体音響での編集を行うなど、最新技術を使用しながら舞台映像を残している。マームとジプシー『cocoon』より撮影:岡本尚文「上演された時間」を残していく取り組みとして、今年度からはその映像を使用して劇場での上映会に本格的に取り組んでいる。今年の7月には渋谷・PARCO劇場にて、三谷幸喜やいのうえひでのり、野田秀樹など超豪華演出家による過去作・最新作を大スクリーンで上映。いずれのプログラムも好評を博した。スターダンサーズ・バレエ団『くるみ割り人形』」より撮影:HASEGAWA PHOTO Pro.そしてこの度、東京芸術祭2023内での上映会『EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo〜時を越える舞台映像の世界〜』を開催。消えゆく舞台作品を未来と世界に伝えるため、最新の技術を使用し、舞台映像で「劇場空間」を再現できるのか……ぜひ体感して欲しい。維新派『トワイライト』より上映ラインアップの詳細は以下。た組『綿子はもつれる』2023年上演作・演出:加藤拓也出演:安達祐実平原テツ鈴木勝大田村健太郎秋元龍太朗天野はな佐藤ケイ【あらすじ】綿子と悟の夫婦関係は破綻していたが、綿子と不倫相手のある出来事によって、夫婦は再構築を始める。マームとジプシー『cocoon』2022年上演原作:今日マチ子(「cocoon」秋田書店)作・演出:藤田貴大出演:青柳いづみ菊池明明小泉まき大田優希荻原 綾小石川桃子佐藤桃子猿渡 遥須藤日奈子高田静流中島有紀乃仲宗根葵中村夏子成田亜佑美石井亮介内田健司尾野島慎太朗【あらすじ】島の女子校に通い、賑やかな学校生活を送る主人公のサンと同級生の少女たち。戦況の悪化により、看護隊として軍事活動に協力することになり、日に日に死と隣り合わせの日々へと変化していく。公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団『くるみ割り人形』2022年上演演出・振付鈴木 稔出演:塩谷綾菜林田翔平鴻巣明史東秀昭周防サユル前田望友紀佐竹永吉海老原詩織早乙女愛毬東真帆山内優奈井後麻友美岩崎醇花冨岡玲美加地暢文佐野朋太郎西澤優希渡辺大地関口啓秋山和沙鈴木就子友杉洋之福原大介榎本文若宮嘉紀金子紗也橋本まゆり南亜紗子天木真奈美荻野曰子岸川まや関口武比嘉正田平敬生大野亜子大野大樹小川咲良齋藤柚佳柴垣南実仲田怜希永田一真中根望来山室泰史西原友衣菜宮司知英森田理紗石山沙央理仲田直樹久野直哉愛澤佑樹井上興紀天上遼太郎大野大輔岩本悠里和田瞬石川聖人小澤倖造野口煕子角屋みづき喜入依里杉山桃子フルフォード佳林小山恵美新井香乃青山悠希髙橋麗/田中良和テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラゆりがおか児童合唱団【あらすじ】舞台はドイツのとある街。クリスマスを迎えてにぎわうクリスマスマーケットで、ごく普通の家で暮らす一人の少女クララに起こる不思議な物語。人形の世界に迷い込んでしまったクララが、家族の愛と温かさに気づき、大人への階段を一歩登る。維新派『トワイライト』2015年上演構成・演出:松本雄吉音楽・演奏:内橋和久出演:森正吏金子仁司井上和也福田雄一うっぽ石本由美平野 舞吉本博子今井美帆桑原杏奈奈良郁松本幸恵長田紋奈石原菜々子伊吹佑紀子松本はるか坂井遥香松永理央衣川茉李平山ゆず子室谷智子山辻晴奈下村唯樽谷佳典伊藤拓也池田遼大石英史松井壮大新井郁福井裕孝松田翔三澤一弥中田美優日下七海かきのはなら柴山美保中川翠村上陸森桃子山下あかり山下裕英山本深雪吉田汐里【あらすじ】伊勢をめざす旅に出た少年ワタル。奈良の山中で道に迷ったワタルは、不思議な生き物を見かける。導かれるままに辿りついた曽爾村で、ハルという腕白な子どもに出会う。2人は、村祭りで一緒に獅子舞を見たり、秘密の洞窟を探検したり、ワタルは迷子になっていたことも忘れ、ハルと村中を巡る。彼らを傍で静かに見つめているのは、成長して曽爾村を再び訪れたワタル。成長した彼もまた人生の岐路に立っていた。なお、EPADとバリアフリーな劇場体験を目指す「THEATRE for ALL」があらゆる人にひらく豊かな鑑賞体験として、舞台芸術のバリアを取り除く『EPAD × THEATRE for ALL ユニバーサル上映会』も開催。手話・字幕・音声ガイドがついている会や、おしゃべりや音をたてたり、身体が動いていても大丈夫な会など、さまざまな理由で劇場での公演に行きづらいと感じる人やそのご家族が安心して鑑賞することのできる上映会も、期間中に実施される。〈上映会情報〉『EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo 〜時を越える舞台映像の世界〜』期間:2023年10月11日(水)〜22日(日)会場:東京芸術劇場 シアターウエスト公式サイト【EPAD】
2023年09月06日2023年9月1日(金) から10月29日(日) にかけて、いよいよ「東京芸術祭 2023」が開催される。東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指し、毎年秋に豊島区池袋エリアを中心に開催しているこの芸術祭。今回の開催で8年目を迎える。この“都市型総合芸術祭”、今年は舞台芸術の上演・配信・地域を巻き込む催しなどからなる「東京芸術祭プログラム」と、⼈材育成と教育普及の枠組みである「東京芸術祭ファーム」の2本の柱の構成に再編され、全19プログラムが池袋周辺エリアを中心に展開する。ディレクター・宮城聰は開催に際し、「今の日本をいっそ『落ち目の国』とていぎしてしまうのではどうでしょう」と提案。「落ち目から復活できた国はどんな国かと見てゆくと、それは『人間は楽しむために生きていいんだ』という考えが堂々と認められている国だ、ということに気づきます(中略)お祭りのないところにお祭りを作るのは、いまや行政の仕事だと言っていいでしょう。今の日本の状況を根底から変えるには、国民が国に対して『人生を楽しませろ!』と堂々と要求していいはずです」とメッセージを寄せた。■ディレクター・宮城聰 コメント世界を反転させて陽気になる⽅法明⽇は今⽇より良くなる、と思っている⼈が、減ってしまった気がします。⽇本という国のイメージが、たとえば「全体として古くなった服」のような感じで、どこかの⽳を修繕すればV字回復する、とは思えない。ホツれを直そうとすると別のところが薄くなって⽳があく。そういう感じかもしれません。もしそうなら、最上の策はみんなで我慢すること、となりそうですが、明⽇が今⽇より良くなると思えずに我慢していても何も⽣まれないんじゃないかと⼼配になります。そこで提案したいのですが、今の⽇本をいっそ「落ち⽬の国」と定義してしまうのはどうでしょう。そんなことしたら⼀層元気がなくなるぞというご意⾒もあるかと思いますが、でも「落ち⽬」を経験 した国って、歴史上にいくつもありますよね。 ⽇本以外にも⾊々な前例があると知れば、⼼に余裕 ができるのではと思うのです。⼼に余裕ができる。ここからいきなり結論に⾶びますが、落ち⽬から復活できた国はどんな国かと⾒てゆくと、それは「⼈間は楽しむために⽣きていいんだ」という考えが堂々と認められている国だ、ということに気づきます。たしかに、⽣きていて楽しい、と思える国は滅びないですよね。この楽しみを次世代にも、と⼈々が思うから。みんなで我慢する、の真逆の策です。で、⼈間が⼈⽣を楽しむために発明した “⼈類の知恵” が、「お祭り」です。 誰でも参加できるお祭り。そしてお祭りのないところにお祭りを作るのは、いまや⾏政の仕事だと⾔っていいでしょう。 今の⽇本の状況を根底から変えるには、国⺠が国に対して「⼈⽣を楽しませろ!」と堂々と要求していいはずです。そしてまたいきなりですが。今年の秋、東京は、ちょっと頑張って、東京芸術祭をやります。19のラインアップの詳細は以下(一部プログラムは8月から実施)。<「東京芸術祭 2023」19ラインアップ>【東京芸術祭プログラム】SPAC-静岡県舞台芸術センター野外劇『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜』Photo by K.Miura演出:宮城 聰台本:久保⽥梓美⾳楽:棚川寛⼦⽇程:未定会場:未定芸劇オータムセレクション東京芸術劇場 Presents ⽊ノ下歌舞伎『勧進帳』監修・補綴:⽊ノ下裕⼀演出・美術:杉原邦⽣[KUNIO]出演:リー5世坂口涼太郎高山のえみ岡野康弘亀島一徳重岡漠大柿友哉スウィング:佐藤俊彦大知⽇程:9⽉1⽇(⾦)〜24⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイーストロロ『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』テキスト・演出:三浦直之(ロロ)出演:大場みなみ北尾亘(Baobab) 田中美希恵端田新菜(ままごと)福原冠(範宙遊泳)ほか⽇程:10⽉7⽇(⼟)〜15⽇(⽇)会場:東京芸術劇場シアターイースト芸劇オータムセレクション太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)『⾦夢島 LʼÎLE DʼOR Kanemu-Jima』作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)演出:アリアーヌ・ムヌーシュキン(2019年京都賞受賞)創作アソシエイト:エレーヌ・シクスー⾳楽:ジャン=ジャック・ルメートル⽇程:10⽉20⽇(⾦)〜26⽇(⽊)※23⽇(⽉)休演会場:東京芸術劇場 プレイハウスくらしチャレンジクラブPhoto:金川晋吾ディレクション:阿部健⼀⽇程:9⽉1日(金)〜10⽉29日(日)※⼀部プログラムを8 ⽉から実施(予定)会場:豊島区内各所とおくのアンサンブルコンセプト・演出・作曲:とくさしけんご⽇程:10⽉7日(土)・14日(土)上旬会場:メトロポリタンプラザビル自由通路(JR池袋駅) /東京芸術劇場アトリウム東京芸術劇場 ほか 池袋エリア周辺東京芸術祭ひろば⽇程:10⽉11⽇(水)〜22⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 アトリエイーストEPAD Re LIVE THEATER~時を越える舞台映像の世界~⼀般社団法⼈EPAD⽇程:10⽉11⽇(⽔)〜22⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターウエストアトカル・マジカル学園アートサポート児童館ディレクション:多⽥淳之介⽇程:10⽉13⽇(⾦)〜20⽇(⾦)会場:東京芸術劇場 アトリエウエストアトカル・マジカル学園かぞくアートクラブディレクション:YORIKO⽇程:10⽉14⽇(⼟)、15⽇(⽇)、21⽇(⼟)、22⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 アトリエウエストパフォーマンス展望室構成・演出:居間 theater⽇程:10⽉21⽇(土)〜29⽇(日)(予定)※23日(月)は休演会場:ロサ会館 R階東京芸術祭×愛知県芸術劇場× Dance Base Yokohamaパフォーミングアーツ・セレクション2023 in Tokyo・柿崎⿇莉⼦ 新作 『Can’t-Sleeper』演出・振付:柿崎⿇莉⼦共同振付:アリス・ゴドフリー出演:柿崎⿇莉⼦、栗 朱⾳・島地保武 × 環ROY 新作『あいのて』演出・振付:島地保武演出・⾳楽:環ROYドラマトゥルギー:⻑島 確出演:島地保武、環ROY⽇程:10⽉21⽇(⼟)〜22⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイーストテアター・エカマトラ『マライの⻁』を巡るトーク(事前上映つき)⽇程:10⽉21⽇(⼟)、27⽇(金)会場:東京芸術劇場 シンフォニースペース【東京芸術祭ファーム】公開レクチャーラボ 公開レクチャー「舞台芸術と社会――価値、フェアネス、プロセス」講師:林 ⽴騎(翻訳者・演劇研究者/那覇⽂化芸術劇場なはーと)⽇程:8⽉23⽇(⽔)※公演終了オンライン配信(Zoom)Asian Performing Arts CampIn-Tokyo Sharing Session登壇者:Asian Performing Arts Camp参加者:莊義楷(チャン・イー・カイ)、スジャトロ・ゴッシュ、花形槙、薛祖杰(シュエイ・ツーチェ)、大貫友瑞モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター):⼭⼝惠⼦、ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ⽇程:10⽉9⽇(⽉・祝)会場:東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト制作アシスタント今後、国際的なフィールドで活動していきたいと考えている⽇本国内の舞台制作者が、国際的なプロジェクトのマネジメント経験を積むプログラム。参加者は、東京芸術祭ファーム「Asian Performing Arts Camp」の制作チームとして、海外アーティストの招聘業務や様々なバックグラウンドをもつ作り⼿たちのディスカッションを通じた学びの現場で、制作補助業務を⾏います。アートトランスレーターアシスタント⽇本語⇔英語の通訳・翻訳業務を通じて、創作現場のコミュニケーションをサポートしながら、 実践に根ざしたノウハウを学ぶプログラム。コミュニケーションデザインチームのもと、アートトランスレーターアシスタントとして東京芸術祭ファーム 「Asian Performing Arts Camp」の現場で活動します。ファーム編集室 アシスタントライター舞台芸術をつくり、届けるプロセスに「書く」を通じて参加する、実践的プログラム。「Asian Performing Arts Camp」のプログラムに⽴ち合い、その記録としての記事執筆を担当します。スクール舞台芸術を通して、考え、交流する学⽣のためのプログラム。 東京芸術祭に参加しているアーティストやスタッフなど舞台芸術に携わるプロフェッショナルと学⽣との対話、舞台芸術に関⼼がある学⽣間の交流の機会を提供します。<イベント情報>東京芸術祭 20232023年9⽉1⽇(金)〜2023年10⽉29⽇(日)会場:東京芸術劇場、ロサ会館、東京都豊島区池袋周辺エリアほか主催:東京芸術祭実⾏委員会[公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団(東京芸術劇場・アーツカ ウンシル東京)、東京都]協賛:アサヒグループジャパン株式会社※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。公式サイト
2023年09月01日神戸・六甲山で現代アート作品が楽しめる芸術祭『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond』が8月26日(土)に開幕、公募と招待のアーティスト計50組による絵画や彫刻など幅広いジャンルの作品が、六甲山上の9会場で展開されている。『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 鑑賞パスポート引換券』 チケット情報14回目の開催となる今年は、初めて『表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation』というテーマが設定され、各作品とその先にあるものを感じて欲しいというメッセージが込められている。今年はROKKO森の音ミュージアムが同芸術祭の拠点となり、ミュージアム内のSIKIガーデンを拡張した野外アート作品展示ゾーンが新設、一部作品は会期終了後も展示される。また新しく「トレイルエリア」を設定、六甲山の豊かな自然の中で山歩きと作品鑑賞が同時に楽しめる。このエリアの注目作品は、中﨑透の「Sunny Day Light/ハルとテル」。戦前から残る古い山荘を舞台に、実際の恋の物語をインスタレーションとして展開しロマンティックな追体感型作品として話題になっている。公募大賞グランプリに選ばれたのは、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)に展示されている五月女かおるの「食事の風景」。ワイヤーだけで織り込まれた牛5頭の食事風景を表現。一見微笑ましい風景だが、食用牛として人間に食べられてしまうことや食べる人間との関係性を鑑賞者に想像させ感慨深い。また、同作品は兵庫県神戸県民センター長賞も受賞し、異例のW受賞となった。森の音ミュージアムの湖面に設置されたドーム型の作品、コニシユウゴ(たま製作所)の「Moon Plants」は、外壁が特別に配合した樹脂でできており、夜になると月のように柔らかな光を放つ。内部には睡蓮が入った水槽などがあり、全体を通し植物の循環を表現。公募大賞で準グランプリを受賞した。ほかにも各会場では、インパクトのある作品が六甲山の自然と調和しながら展示されており、天候や時季によりまた違った感覚を楽しめそう。9会場をゆっくり周遊・鑑賞するなら、数回に分けて気軽に訪れよう。また9月23日(土・祝)からは、土日祝限定で「ひかりの森~夜の芸術散歩~」がROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園で開催され、幻想的な六甲山上の夜も楽しめる。同芸術祭は11月23日(木・祝)まで。周遊には、会期中に有料会場全てに入れるお得な「鑑賞パスポート」の購入がおすすめ。チケットぴあで好評発売中。取材・文・撮影/滝野利喜雄
2023年08月31日六甲山観光株式会社(本社:神戸市社長:寺西公彦)は、現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を~11月23日(木・祝)まで開催しています。本芸術祭は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、14回目を迎える今年は、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示を行うなどの新施策により内容を大幅に拡充しております。本芸術祭の関連イベントとして、ROKKO森の音ミュージアムと六甲高山植物園では、9月23日(土・祝)から11月23日(木・祝)までの土日祝日限定で夜間営業を行い、自然の中で夜間限定作品等を鑑賞できる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」を開催します。光や映像を使った作品を展開しているアーティスト、高(※1)橋匡太による体験型アート作品や、「時間・記憶」などをテーマに作品を制作している赤坂有芽による映像作品を展示します。このほか、両施設のアート作品をライトアップして展示します。「ひかりの森~夜の芸術散歩~」夜間限定作品■高(※1)橋匡太≪ひかりの実in SIKIガーデン≫ROKKO森の音ミュージアム本作品は笑顔が描かれた果実袋の中に、LEDの小さな光を入れて木々に取り付け、あたたかな夜景を作り出します。今年は神戸市内の小中学生などが参加し約5,000の≪ひかりの実≫を会期を分けて2,500ずつ展示します。一人ひとりが参加することによって夜景が作られ、沢山の笑顔と癒やしの風景を創る展示作品です。エリア内を音楽家mica bando作曲による、やさしいハーモニーの音楽が満たしてあたたかな光と音に包まれる空間を作ります。「ひかりの実」ワークショップ開催【開催日時】10月28日(土)11:00~16:00(予定数に達し次第終了)※雨天時は10月29日(日)に順延【場所】ROKKO森の音ミュージアム内 SIKIガーデン【参加費】無料(施設入場料は別途必要)【内容】お客様に笑顔を果実袋に描いていただき、中にLEDの灯りを組み込んだ後、樹木に飾り付けます。会期末まで作品の一部として展示します。■高(※1)橋匡太≪キラ★キラ★キラリー~夜の絵具を探せ!~≫六甲高山植物園本作品は、来園者が園内を巡って、キラキラ光る色のかけらを集める体験型のアート作品です。園内にある5箇所の「光の泉」(写真(1))を全て周り、ゴール地点(写真(2))へ行くと、光と音楽(mica bando作曲)の特別な演出(写真(3))が鑑賞できます。来園者が能動的に作品と関わることで、より印象的な体験ができる作品です。小さなお子様を含めた幅広い世代の方にお楽しみいただけます。アーティスト名:高(※1)橋匡太(たかはしきょうた)1970年 京都府生まれ・在住1995年 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。京都市京セラ美術館、東京駅100周年記念ライトアップ、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品を創り出す。多くの人とともに作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。■赤坂有芽≪柔らかな外皮≫六甲高山植物園「時間・記憶」などをテーマに作品を制作している赤坂有芽が夜の六甲高山植物園に浮かび上がる映像インスタレーションを展開します。アーティスト名:赤坂有芽(あかさかゆめ)1985年 東京都生まれ2009年 東京藝術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 修了「時間・記憶・アニミズム」をテーマにリサーチを行い、そこから得たイメージやドローイング等の素材をもとに映像やビデオインスタレーションを制作している。主な活動に、Katsurao AIR参加(福島県葛尾村/2022)、個展「△と布置」(ASK? art space kimura/東京/2021)、瀬戸内国際芸術祭(小豆島/香川/2013,2016)、六甲ミーツ・アート芸術散歩(六甲山/兵庫/2012,2017)、群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館/群馬/2008,2010)、小豆島アーティストインレジデンス in Spring(小豆島/香川/2010)など。◆ひかりの森~夜の芸術散歩~ 開催概要【会期】2023年9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土日祝。【開催時間】17時~20時(19時パスポート販売終了、19時30分最終入場)【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園【料金】ナイトパス 大人1,900円、小人950円Web割ナイトパス付鑑賞パスポート 大人3,900円、小人1,600円ナイトパス付鑑賞パスポート 大人4,000円、小人1,700円※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場≪ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア≫への入場と、夜間作品を期間限定で公開する「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。◆六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 beyond 開催概要タイトル:六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 beyondテーマ:表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation会期:2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)開催時間:10:00~17:00※会場により営業時間が異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜日休業(月曜・祝日の場合は火曜に振替休業)会場:神戸・六甲山上の9会場ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)アクセス:阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から市バス16系統で「六甲ケーブル下」下車(約15分~30分)六甲ケーブルで「六甲ケーブル山上駅」下車(約10分)、六甲山上バスで各施設へ。料金:有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」を販売※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)※有料会場≪ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、風の教会エリア(旧六甲スカイヴィラ除く)、トレイルエリア(新池、バンノ山荘)≫にそれぞれ会期中1回の入場が可能です。(当日は再入場可)※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場への入場と「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社総合ディレクター/キュレーター:高見澤清隆(※1)高ははしごだか六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月31日神戸の六甲山上で毎年開催されてきた現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩」。2010年に始まり、今までに参加したアーティストはのべ470組以上。街と海を一望できる美しい風景や自然と融合したアートが評判で、関西では人気イベントのひとつになっている。六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond第14回を迎える今年は「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」と名称を新たにパワーアップ。“表現の向こう側(にあるもの)”をキーワードに、国内外のアーティスト50組の作品が集合する。「神戸を代表する観光地・六甲山で開催される本芸術祭は、他の芸術祭とは異なり、アートファンだけではなく一般の観光客が多いのも特徴。ここで初めて現代アートに触れる人も多く、そんな人たちに作品を通じて表現者とその先にあるものに目を向けてもらいたいのです」と総合ディレクター・高見澤清隆さん。新施策の目玉は招待アーティスト枠の拡充だ。招待枠を昨年の22組から32組へ広げ、椿昇や川俣正ら海外でも活躍するアーティストや、森山未來が所属する「Artist in Residence KOBE(AiRK)」の作品も登場。また会場はROKKO森の音ミュージアムを新たな拠点とし、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラス、風の教会など人気の観光スポットが多数。会場間を徒歩で移動しながら作品を楽しめるトレイルエリアも誕生し、山歩きと作品鑑賞が同時に楽しめるのも、本祭の醍醐味となりそうだ。二ノ宮久里那《Transience》2022年 六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅昨年はファブリックや立体作品によって六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅も華やかな展示会場に。髙橋匡太《ひかりの実 in SIKIガーデン》2021年 ROKKO森の音ミュージアム写真:村上美都夜間鑑賞とライトアップが楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も期間限定開催。写真:伊丹豪/ロゴマーク:佐貫絢郁/アートディレクション:芝野健太(株式会社ライブアートブックス)海と山が迫るオンリーワンの都市景観が特徴の神戸。その魅力を映したポスターも話題。六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond神戸・六甲山上の9会場で開催。8月26日(土)~11月23日(木)10時~17時(開場時間は会場により異なる。17時以降も鑑賞できる作品あり)会期中無休鑑賞パスポートは一般前売り2800円ほかTEL:078・891・0048※『anan』2023年8月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年08月28日ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団(制作:株式会社スーパーキッズ)は、2023年10月9日(月・祝)に「秋の芸術祭」(於:東京オペラシティコンサートホール)を開催いたします。2018年にスタートし6回目を数える今年はムソルグスキー『禿山の一夜』、ロッシーニ『ウィリアム・テル序曲』を披露します。コンサート情報: 世界三大珍獣の指揮者たち●幼少期の思い出で終わらせない。生涯クラシック音楽を楽しんでいただくために動物たちによるオーケストラ「ズーラシアンフィル」は親子を中心にオーケストラを楽しんでいただこうという観点から、童謡や民謡などをオリジナルアレンジした《シンフォニック童謡》の世界をお届けしています。「どこかで聞いたことのある」童謡などのメロディーをベースに、シンフォニーの響きの美しさを感じていただき、今までハードルが高かったオーケストラのコンサートを身近に感じていただく工夫をしてまいりました。そんな活動を続けている折、目にとまるのはズーラシアンブラスのコンサートで音楽に興味を持ったお子様が、ズーラシアンブラスを卒業するとともにクラシック音楽を卒業してしまう…といった状況です。クラシック音楽との出会いを、幼少期の思い出として終えてしまうのではなく生涯長く楽しんでいただきたい。そんな思いで、《童謡》からさらに踏み込んだクラシック音楽の世界を覗いていただけるコンサートを開催いたします。「ボレロ」「大序曲1812年」「新世界より」「展覧会の絵」と毎年好評を博してきた本公演。今回はムソルグスキー(リムスキーコルサコフ編曲版)『禿山の一夜』、ロッシーニ『ウィリアム・テル序曲』をお届けします。ズーラシアンフィルならではの《シンフォニック童謡》からも『蝶々コンチェルト』『とおりゃんせ即興曲』他を演奏。川柳を音楽とお芝居で表現しクスッと笑わせる『川柳ブラス』も盛り込み、バラエティ豊かにお送りします。●世界三大珍獣の指揮者トリオが集結ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団は世界三大珍獣と呼ばれるオカピ、コビトカバ、ジャイアントパンダが指揮者の世にも珍しいオーケストラです。本コンサートでは3名の指揮者が勢揃い。ジャイアントパンダがムソルグスキー『禿山の一夜』、コビトカバがロッシーニ『ウィリアム・テル序曲』を、そしてオカピは『とおりゃんせ即興曲』ほか童謡をシンフォニックにアレンジしたズーラシアンフィルならではの楽曲を指揮。それぞれ個性豊かな指揮捌きを披露します。●ミニスコア付きのお席をご用意小学生以上が入場できる2~3階席の一部*では、手遊び歌をシンフォニックに仕立てた『ずいずいずっころばし即興曲』のミニスコアを差し上げます。楽譜を読みながら、演奏を聴くことで意識していなかった音が聞こえてくるかもしれません。音楽鑑賞のひと味違った楽しみ方をご提案します。*B席・C席【公演概要】開催日:2023年10月9日(月・祝)時間 :開場時間 12:45開演時間 13:30場所 :東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(東京都新宿区)料金 :全席指定 S席5,500円 A席5,000円 B席(見切れ席)4,500円C席(見切れ席)3,500円、※1階席(S席)のみ0歳より入場可。3歳以上有料。2歳までは保護者1名につき1名まで膝上鑑賞無料。A,B,C席(2階席、3階席)は未就学児は入場できません。曲目 :ウィリアム・テル序曲、交響詩「禿山の一夜」、とおりゃんせ即興曲、川柳ブラス、ずいずいずっころばし即興曲 ほか【ズーラシアンブラスとは】指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。クラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と2000年に誕生しました。2010年には「横浜観光コンベンション特別功労賞」を、2011年には「キッズデザイン賞」において最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。また多数のCD、DVDのみならず、楽譜もリリースし、金管アンサンブル界の裾野を広げています。「弦うさぎ」(うさぎの弦楽四重奏)「サキソフォックス」(キツネのサックス四重奏)といった動物の仲間たちと行う、親子のためのコンサート「音楽の絵本」は、全国各地のホールで話題となり、海外公演も含め年間約150を数えます。2011年にはオーケストラ「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」を結成。これまでのコンサートから更に一歩踏み出し、慣れ親しんだ音楽をより交響的に紡ぐ「シンフォニック童謡」をテーマに展開。子どもたちのクラシック音楽への興味を一層高めています。「ズーラシアンブラス」は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。【制作コンセプト】素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には「絵本」と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子どもたちへの贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)は、現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を2023年8月26日(土)から11月23日(木・祝)に開催します。本芸術祭は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、14回目を迎える今年は、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示を行うなどの新施策により内容を大幅に拡充しております。今般、招待アーティストとして、東京・神戸を拠点に活動するイラストレーター・アーティスト、遠山敦さんの出展が決定しました。同氏がワークショップに参加したこどもたちと共に創りあげた「ROKKO MEETS BIRD be young/六甲ミーツ・バード 探鳥散歩2023」を旧グランドホテル 六甲スカイヴィラに展示します。また、会期中、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)とのコラボ企画として遠山敦ワークショップ「とりモビールをつくろう!」を開催し、こどもたちが同ワークショップで創った作品も上記作品として展示します。六甲ミーツ・アート芸術散歩は、今後も様々なワークショップや「1日キュレーター」などの企画を通じて、こどもたちが自然の中で現代アートに触れ合える機会を創出してまいります。◆アーティスト(講師)プロフィール遠山 敦(イラストレーター・アーティスト)1970年岐阜県生まれ。自由で抽象的な線画を特徴とする画家。鳥をモチーフとした絵を多く描き作品集「Birdbook」「ColordBirdbook」(Utrechit)他、書籍、ポスター、CDジャケット、テキスタイルデザイン等の仕事を手掛ける。また、「LITTLE FINGERS BIG ART」(トーキョーアーツアンドスペースレジデンシー)、「でっかーーーい窓ガラスに絵を描こう」(新開地アートひろば)、「土と足で遊ぶアート体験」(INAXライブミュージアム)など、日本各地で楽しみながら絵を描くワークショップを企画開催する。絵画教室「りんごアートクラブ」主宰。 ◆ワークショップ開催概要ペンやクレヨンを使って、鳥の体や羽に好きな色や柄を描き、立体的な鳥のモビール作品をつくります。緑色、黄色、空色、桃色...さまざまな色をまとった、自分だけのとりモビールです。絵を描くことの魅力や作品を作り上げる楽しさを学ぶ造形ワークショップです。【企画名】遠山敦ワークショップ「とりモビールをつくろう!」【日時】8月26日(土)、9月9日(土)、10月14日(土)13:00~16:00※申込不要、随時受付【会場】旧グランドホテル 六甲スカイヴィラ【講師】遠山敦(イラストレーター・アーティスト)【対象】小学校6年生までの方(未就学児参加の場合は保護者同伴でお願いします)【参加】六甲ミーツ・アート芸術散歩2023鑑賞パスポートが必要となります。【主催】六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)※完成した作品は、六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond会場に展示いたしますが、ご希望の方は展示終了後にお持ち帰りいただけます。◆「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023beyond」開催概要タイトル:六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondテーマ:表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation会期:2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)開催時間:10:00~17:00※会場により 営業時間が異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜日休業(月曜・祝日の場合は火曜に振替休業)会場:神戸・六甲山上の9会場ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)関連イベント[ひかりの森~夜の芸術散歩~]夜間作品を期間限定で公開します。【会期】2023年9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土日祝の夜間。【開催時間】17:00~20:00【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園アクセス:阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から市バス16系統で「六甲ケーブル下」下車(約15分~30分)六甲ケーブルで「六甲ケーブル山上駅」下車(約10分)、六甲山上バスで各施設へ。料金:有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」を販売※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)※有料会場≪ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、風の教会エリア(旧六甲スカイヴィラ除く)、トレイルエリア(新池、バンノ山荘)≫にそれぞれ会期中1回の入場が可能です。(当日は再入場可)※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場への入場と「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社総合ディレクター/キュレーター:高見澤清隆六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月21日舞台芸術の祭典「常磐線舞台芸術祭 2023」が、7月31日(月)から8月13日(日)までの14日間に渡り開催され、初回開催にも関わらず延べ来場・参加者数約 5,547人を記録する盛り上がりの末、閉幕した。福島県を中心とした常磐線沿線の各地を舞台に繰り広げられたこの祭典では、上演、ワークショップ、地域を知るツアー、色の企画、コラボレーション企画など多彩な23プログラムが展開された。オープニングイベント「KEYNOTESPEECH」より撮影:冨田了平クロージングイベントより、伊藤キム撮影:冨田了平「常磐線舞台芸術祭」は、東日本大震災によって被災し、物理的な被害をはじめ、未だその爪痕が残る地域で、本来の地域の美しさや魅力を再発見し、体感してもらうことを目的とした芸術祭。震災直後に福島へと活動の拠点を移した作家の柳美里が発起人となり、2018年に計画をスタート。2020年に実施を目指すもコロナ禍での中止を経て、5年越しで開催が実現した。青森中央高校演劇部×福島県の高校生たち『もしイタ〜もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』撮影:冨田了平青年団『銀河鉄道の夜』撮影:金子愛帆渡辺源四郎商店『空に菜の花、地に鉞』撮影:須藤崇規参加者は青森中央高校演劇部、福島県の高校生たち、青春五月党、青年団、津村禮次郎、山本卓卓、渡辺源四郎商店、堀川炎(世田谷シルク)、福名理穂(ぱぷりか)、尾崎世界観(クリープハイプ)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、田島貴男(Original Love)、佐藤厚志、Miya、古川日出男、和合亮一、小松理虔、柳ら。Voice on Voice『JR常磐線夜ノ森駅』柳美里×尾崎世界観撮影:鈴木竜一朗テーマは「つなぐ、」。震災により生まれたさまざまな「分断」を、舞台芸術の力で少しでも「つなぎ」、魅力を再発見してもらいたいという思いが込められ、発起人の柳がプログラム・ディレクターを、平田オリザがフェスティバル・コーディネーターを務めた。常磐線舞台芸術祭実行委員の相馬行胤、古川日出男、柳美里、平田オリザ、和合亮一、小松理虔撮影:冨田了平福島県内の浜通りに位置する常磐線を舞台に、南は茨城県磯原駅から北は宮城県亘理駅まで、さらに浜通りと中通りの境にある福島駅といった様々な会場で開催。東日本大震災と原発事故によって大きな傷を負い、いまだにその痛みが残るこの地域。「地域本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらう」ために企画・開催されたこの祭典は、今後も開催することを目指している。常磐線舞台芸術祭 2023より撮影:金子愛帆なお、運営資金の一部はクラウドファンディングで募り、1,235人の支援者により13,932,000円(予定)が、会期中会場に設置された募金箱では451,311円が支援された。【実行委員による閉幕コメント】■プログラム・ディレクター・柳美里柳美里撮影:冨田了平事務局のみなさん、全てのスタッフのみなさん、公演を行ってくださった団体のみなさん、出演者のみなさん、テクニカルチームのみなさん、実行委員のみなさん、運営コーディネーターのみなさん、地域コーディネーターのみなさん、諸々ご協力くださった地元住民の皆様、お客様、ありがとうございました。福島は初めて、相双地区には来たことがない、という遠方から訪れて、酷暑のなか、磯原から亘理、また福島市へと飛び回ったスタッフの方々は、まさに仕事を遂行する以上の使命感のようなものがなければ、最後まで続けることは出来なかった、と思います。みなさんは、「夢の設営」をされたのだと思います。現実よりも密度の濃い夢の時間を出現させることが出来たのは、スタッフのみなさんお一人お一人が心を尽くし、力を尽くしてくださったからです。大変感謝しております。ありがとうございます。■フェスティバル・コーディネーター・平田オリザ平田オリザ撮影:冨田了平何よりも大きな事故がなく芸術祭が終わったことに安堵しています。この三ヶ月で五回、福島を訪れました。震災後数年間は、ほぼ毎月伺っていましたが、それ以来の頻度となりました。自分の運転するレンタカーで海岸線を南北に走り、浜通りの長さを実感する日々でした。「つなぐ」というコンセプトから、さらに今後に「つながる」何かが残せていれば幸いです。■実行委員・小松理虔小松理虔撮影:冨田了平およそ半月にわたり、福島県浜通り、常磐線沿線を舞台に開催してきました「常磐線舞台芸術祭」、皆さんのおかげで、事故なく無事に閉幕できました。舞台芸術は「観客」が存在して初めて成り立つものです。皆さんが感じ、考え、思い、持ち帰り、解釈する。そこまで含んで舞台芸術なのだとおもいますし、そこにこそ「手繰り寄せる線」が生まれる。どうぞ皆さん、芸術祭で感じたもの、考えたこと、味わったものや見た風景を持ち帰り、皆さんの地元で、それぞれの暮らしや人生のスパイスにしていただけたらうれしいです。そうして、ふくしまは、生き続け、あり続ける。線は、残り続ける。その線をたどり、またこの地を訪れてくれる日を、心待ちにしています!!■実行委員・相馬行胤相馬行胤撮影:冨田了平多くの皆様のご支援とご協力のおかげで常磐線舞台芸術祭を無事に終える事ができました。本当にありがとうございまし た。この地に新たな文化を生んでくださいました皆様に心より感謝申し上げます。私たちはいつでも皆様のお越しをお待ちしております。またお目にかかれる日を楽しみに。■実行委員・古川日出男古川日出男撮影:冨田了平地町でも次のようなフレーズを朗読した。若干改めてここにも載せる。「賛成だとか反対だとか、誰が自分の味方だと か敵だとか、それって何をやっているの?」■実行委員・和合亮一和合亮一撮影:冨田了平そこに舞台空間をどう立ちあげれば良いのか。企画したプログラムのそれぞれにずっと問われ続けてきた歳月でした。 それに応えるべく、たくさんの方と出会い、濃密な打ち合わせを重ねてまいりました。めぐり合ったかけがえのない仲間たちと、新しい何かへと挑もうとした日々が、被災地からの新しい発信の方法のあり方をあらためて教えてくれたように思います。扉を開かせてくれた本芸術祭に、福島人の一人として、深く感謝いたします。写真提供元:常磐線舞台芸術祭 2023<開催情報>常磐線舞台芸術祭 2023開催期間:2023年7月31日(月)〜8月13日(日)※公演終了開催地:福島県、宮城県、茨城県内常磐線沿線、他プログラム・ディレクター:柳美里フェスティバル・コーディネーター:平田オリザプロデューサー:鄭 慶一、柳 丈陽実行委員:小松理虔、相馬行胤、平田オリザ、古川日出男、柳 美里、和合亮一、いわき芸術文化交流館アリオス参加団体・アーティスト:飴屋法水(飴屋法水たち)/青森中央高校演劇部/福島県の高校生たち/尾崎世界観(クリープハイプ)/小松理虔/後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)/佐藤厚志/青春五月党/青年団/田島貴男(Original Love)/津村禮次郎/畑澤聖悟/福名理穂(ぱぷりか)/古川日出男/堀川 炎/Miya/ 森 幸彦/山本卓卓(範宙遊泳)/柳 美里/和合亮一/渡辺源四郎商店/他主催:常磐線舞台芸術祭実行委員会、一般社団法人常磐線舞台芸術祭、一般社団法人OSPA常磐線舞台芸術祭 公式ウェブサイト:
2023年08月18日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)は、現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を2023年8月26日(土)から11月23日(木・祝)に開催します。本芸術祭は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、14回目を迎える今年は、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへの作品展示を行うなどの新施策により内容を大幅に拡充しております。本芸術祭開幕にあたり、8月26日(土)・27日(日)に招待アーティスト「Artist in Residence KOBE(AiRK)」のダンスパフォーマンス作品「Natsue」、「Goddamn Beauty」を、トレイルエリアの新池で展示する招待アーティスト「川俣正」の作品「六甲の浮き橋とテラス」、芸術祭の拠点であるROKKO森の音ミュージアムのSIKIガーデン内特別会場を舞台に実演します。なお、同ダンスパフォーマンス作品を収録した映像作品を、9月16日(土)より、ROKKO森の音ミュージアムのSIKIガーデン内特設ブースにて展示予定です。◆オープニングパフォーマンス概要【タイトル】Rokko Meets Art × Artist in Residence KOBE山頂でのオープニングパフォーマンス【演目】「Natsue」、「Goddamn Beauty」【内容】Artist in Residence KOBE(AiRK)によるダンスパフォーマンス作品の実演。作品「Natsue」は8代目藤間勘十郎が創作した日本舞踊、「Goddamn Beauty」は舞踏の表現を駆使して平等な権利の重要性へのエモーショナルなタブローを実演します。【実演日時】8月26日(土)・27日(日)17:15~19:00 ※雨天決行・荒天中止【実演会場】トレイルエリア内新池及びROKKO森の音ミュージアム内SIKIガーデン特別会場※雨天の場合はトレイルエリア内新池で「Goddamn Beauty」のみ実演【出演】ダニエル・プロイエット【キュレーター】森山未來(AiRK)【参加方法】事前予約制(先着順)(予約開始:8月21日(月)10時)六甲ミーツ・アート芸術散歩公式WEBサイト内、イベントページから8月26日(土)か27日(日)の日付を選択の上、ご予約下さい。(1日分の予約で「Natsue」「Goddamn Beauty」の2公演をご覧いただけます。)当日、10時よりROKKO森の音ミュージアムにて整理券を配布し、同整理券の先着番号順に入場いただきます。(予約されていれば整理券がなくても入場可能です)なお、予約枠に空きがある場合のみ、整理券の配布時にご予約いただくことも可能です。(自由席、定員:60名/回)。【参加費】入場には六甲ミーツ・アート鑑賞パスポートが必要です。(観覧料は無料です。)◆映像作品の展示概要【作品名】Rokko Meets Art × Artist in Residence KOBE山頂でのオープニングパフォーマンス【展示期間】9月16日(土)~11月23日(木・祝)【展示会場】ROKKO森の音ミュージアムのSIKIガーデン内特設ブース<アーティストプロフィール>Artist in Residence KOBE(AiRK)2022年4月より、アーティストやクリエイターが集う文化の港として神戸を更に開いていく為、神戸市中央区北野エリアで運営を開始したアーティスト・イン・レジデンス。神戸市内の文化施設や団体と提携し、招聘されたアーティストを滞在施設として受け入れる「Partnership Program in Kobe」と、自主企画として国内外のアーティストを招聘し、神戸市内でワークショップやイベントを開催するなど、地域とアーティストとの交流を促進する「Program by AiRK」のふたつの活動を軸に、さらなる神戸文化の活性化を目指す。メンバー(写真左より):遠藤豊、森山未來、松下麻理、大泉愛子、小泉亜由美、小泉寛明<出演者プロフィール>ダニエル・プロイエット(Daniel Proietto)アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレスでダンサーとして学ぶ。16歳でチリ、サンティアゴ・バレエ団に入団。その後、さまざまな国々で研鑽を積み、ノルウェー国立舞踊団の中心ダンサーとして活躍後に独立。2007年、ハノーファー国際振付コンクールで振付デビュー作品が第一位を受賞。キューバのバレエ団の50周年記念シーズンに提供した作品「RASA」がDance Europeの年間最優秀作品にノミネートされ、Fedora Van Cleef & Arpels Prizeを受賞。指導者としても世界中でワークショップやレッスンを行う。<アーティストプロフィール>川俣正28歳の若さで第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1982年)の参加アーティストに選ばれ、その後もドクメンタ8(1987年)、ドクメンタ9(1992年)、第3回ミュンスター彫刻プロジェクト(1997年)などの国際展にて高い評価を獲得し、1998年に東京芸術大学先端芸術表現科の設立に主任教授として参画した。2005年にはアーティストでありながら横浜トリエンナーレの総合ディレクターとして大規模な国際展の企画を手がけた。2006年以降、活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等芸術学院にて教授職に就きながら、アーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開する。彼の仕事が関わっていく分野は、建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及ぶ。現在、フランス・パリを拠点に欧州・アジア地域で活動を展開している。◆「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」開催概要タイトル:六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondテーマ:表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation会期:2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)開催時間:10:00~17:00※会場により営業時間が異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜日休業(月曜・祝日の場合は火曜に振替休業)会場:神戸・六甲山上の9会場ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)関連イベント[ひかりの森~夜の芸術散歩~]夜間作品を期間限定で公開します。【会期】2023年9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土日祝の夜間。【開催時間】17:00~20:00【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園アクセス:阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から市バス16系統で「六甲ケーブル下」下車(約15分~30分)六甲ケーブルで「六甲ケーブル山上駅」下車、六甲山上バスで各施設へ。料金:有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」を販売※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)※有料会場≪ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、風の教会エリア(旧六甲スカイヴィラ除く)、トレイルエリア(新池、バンノ山荘)≫にそれぞれ会期中1回の入場が可能です。(当日は再入場可)※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場への入場と「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社総合ディレクター/キュレーター:高見澤清隆六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月18日一般社団法人松井須磨子協会(代表理事:堀川健仁)主催、芸術座結成110周年記念『第1回大正芸術祭』が2023年10月14日 (土)に音楽の友ホール(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter Instagram ■大正芸術祭の理念芸術座結成110周年という記念すべき年に、大正芸術祭を開催させていただくことになりました。大正芸術祭の理念は、「大正時代に芸術座が主催した『芸術座音楽会』の理念を継承し、若手音楽家を応援すること」です。松井須磨子が歌った『カチューシャの唄』や『ゴンドラの唄』は勿論のこと、芸術座のレパートリーを中心に大正時代の名曲を皆様に楽しんでいただきます。そして、大正時代からどんなに時が経っても、先人達が残した芸術的功績を称え敬う、そんな永続性と公共性を持った芸術祭を目指して参ります。一般社団法人松井須磨子協会一般社団法人松井須磨子協会の代表理事を務めております堀川健仁と申します。当法人は、芸術文化振興を目的とし、明治末期から大正時代に活躍した新劇女優・松井須磨子と日本近代演劇の父・島村抱月の顕彰活動を行っております。松井須磨子は坪内逍遥が主宰した文芸協会で日本初の新劇女優となり、後に恋人である早稲田大学文学科教授・島村抱月と共に芸術座を主宰しました。芸術座は100年前のコロナと呼ばれるスペイン風邪罹患による抱月の死去と須磨子の後追い心中により解散します。芸術座は僅か5年半という短い活動ではありましたが、日本演劇史と日本音楽史において後世に与えた影響は計り知れません。松井須磨子と島村抱月の功績をもっと多くの方々に知ってもらいたいという気持ちと、当時のスペイン風邪を彷彿とさせる現在の新型コロナ禍において大打撃を受けている芸術文化活動に微力ながらエールを送りたいという気持ちから、私は新宿区神楽坂で20年以上続く歴史文化祭・神楽坂まち飛びフェスタ2022で「女優・松井須磨子と神楽坂~養家子孫が紡ぐ大正ロマンの世界」(新宿区後援)という松井須磨子顕彰講演会を主催しました。講演「松井須磨子と神楽坂」より「カチューシャの唄の日講演会&コンサート」よりそして、数多くの方々から温かいご声援をいただきまして、芸術座結成110周年である記念すべき2023年に「一般社団法人松井須磨子協会」が誕生し、「第1回大正芸術祭」の開催が決定致しました。何卒温かい応援の程、宜しくお願い申し上げます。当日、皆様にお会いできること、心より楽しみにしております。堀川健仁堀川健仁プロフィール静岡県出身。大正時代の新劇女優・松井須磨子養家子孫。新型コロナ禍における芸術活動支援の旗印の下、2022年10月に松井須磨子顕彰講演会を主催。活動の公共性と永続性のため、芸術座結成110周年という記念すべき2023年に「一般社団法人松井須磨子協会」を設立し、松井須磨子と島村抱月の顕彰活動を行っている。公演概要一般社団法人松井須磨子協会芸術座結成110周年記念第1回大正芸術祭『東京藝術大学卒業生による大正ロマンコンサート』公演日:2023年10月14日 (土)会場:音楽の友ホール(東京都新宿区神楽坂6-30)■出演者ソプラノ・高橋香緒里(東京藝術大学音楽学部声楽科卒業)バリトン・横田定(東京藝術大学音楽学部声楽科卒業)ピアニスト・小池真衣(東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院修了)【司会】鳳真由(元・宝塚歌劇団花組男役スター)【挨拶】堀川健仁(一般社団法人松井須磨子協会代表理事)■プログラムカチューシャの唄、ゴンドラの唄、宵待草、城ヶ島の雨、恋はやさし野辺の花よ、故郷など(計15曲)■公演スケジュール10/14(土)15:30開場16:00開演第1部と第2部の間に幕間休憩有■チケット料金全席自由:3,000円(税込)★カンフェティ席:2,000円(税込)後援:新宿区、早稲田大学演劇博物館 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月16日成田凌が毒舌敏腕キャリアアドバイザーを演じる「転職の魔王様」第5話が、8月14日(月)に放送される。第5話では、葉山奨之がゲスト出演する。本作は、転職希望者が1000万人とも言われるこの時代に、現代に働く全ての人に贈る、爽快エンターテインメント。主題歌は、miletがドラマのために書き下ろした新曲「Living My Life」で、不安や迷いがあるような中でも、自分と向き合いしっかりと自分を愛せるように、という想いが込められている。フジテレビ系連続ドラマ初主演となる成田さんが演じるのは、転職エージェント会社「シェパード・キャリア」のキャリアアドバイザー・来栖嵐(くるす・あらし)。成績優秀な敏腕キャリアアドバイザーだが、求職者の心をへし折るような毒舌を放つため、「転職の魔王様」という異名をつけられている。小芝風花が大卒で入社した大手広告代理店を3年たたずに退職し、来栖の相棒となる未谷千晴(ひつじたに・ちはる)を演じ、千晴の叔母で転職エージェント、シェパード・キャリアを経営する落合洋子に石田ゆり子が出演するほか、藤原大祐、山口紗弥加、おいでやす小田、前田公輝ら豪華キャストが共演している。今回は、20代にして転職を繰り返す求職者で、来栖の過去に関わる因縁の相手、戸松卓郎を俳優・葉山奨之が好演する。第5話あらすじもうすぐ“見習いキャリアドバイザー”として試用期間が終わる千晴(小芝風花)は、洋子(石田ゆり子)から戸松卓郎(葉山奨之)という求職者を一人で担当するよう言われる。戸松は28歳の若さにして、すでに3つの会社を退職。来栖(成田凌)のサポートがないことに不安を覚えながらも千晴は早速面談に臨むが、戸松はどこか投げやりで、度重なる転職が自身のキャリアにとってマイナスになることも自覚していた。戸松の退職理由を聞いた千晴は、そこに一縷の望みを見出そうと必死でフォローするが、当の本人は転職の経験をポジティブな要素として捉えるどころか、「仕事に変な夢とか持ってない」と冷めた様子。困った千晴は思い切って来栖に相談するが、来栖は「手を貸すことはできない」と珍しく感情的な態度を見せ、千晴や広沢(山口紗弥加)を驚かせる。後日、戸松は千晴が紹介した会社の面接を受けるが、ネガティブな言動と自己肯定感の低さが目立ち不採用に。千晴は戸松が自ら成功や幸せから遠ざかろうとしているように感じ、理由を教えてほしいと頼むが、その声は戸松の心に届かない…。するとそこへ偶然来栖が通りかかり、その姿を見た戸松が「どうして、あんたがここにいるんだ」と動揺。実は、2人は顔見知りで、何やらワケありだった…。「転職の魔王様」は毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年08月14日国内はもとより海外観光客も楽しめる新たな劇場コンテンツ「祭シアター『HANA』」が2023年8月4日(金)より秋田県のあきた芸術劇場ミルハス中ホールにて開幕しました。創立以来70年以上、日本の民俗芸能を舞台化し、世界十数か国で好評を博してきたわらび座が、東北6大祭り+ドラマをノンバーバル(非言語)なパフォーマンスで描くこの最新作は、観客も太鼓を打ち鳴らしたり、提灯やうちわを掲げて踊ったり、まさに祭りの一員となる参加型エンターテインメント。国籍・年代を問わず、誰もが楽しめるステージです。祭シアター『HANA』詳細: 桜吹雪と盛岡さんさ踊り観客から熱烈なメッセージが届いています。●ステージと観る側が一体になる舞台最高!!これからも参加型続けてください●とってもエキサイティング 良かった!!!●たくさん笑顔になりました!たくさんワクワクしました!最後は涙が止まりませんでした●It was a beautiful story and so well done with few words.とても美しい物語で、少ない言葉でとてもよくできていました。●The emotion was so well portrayed and you could feel happy anguished sadness everything with them.感情がとてもよく描かれていて、幸せ、苦しみ、悲しみのすべてを彼らと一緒に感じることができました。●The interaction with the crowd made it so worthwhile.群衆との交流はとても価値のあるものでした。●I absolutely love the play. It was so fun and way better and made exciting than I thought it would be. This was the best play I've ever seen. This was such a fun play and it kept me engaged the whole time.私は本当にこの劇が大好きです。 とても楽しくて、思っていたよりもずっと良くて、エキサイティングなものでした。 これは私が今まで見た中で最高の劇でした。 これはとても楽しい劇で、ずっと夢中になっていました。感想アンケートはこちらから→ ■今後の公演日程日程 :8月10日、11日(完売)、12日、13日、14日、16日会場 :あきた芸術劇場ミルハス中ホール上演時間 :75分主催 :秋田県(企業版ふるさと納税活用)企画・制作:一般社団法人わらび座■祭シアター「HANA」舞台の魅力東北6大祭りが咲き誇るスペクタクル東北6大祭りとは、青森ねぶた祭 秋田竿燈まつり 盛岡さんさ踊り 山形花笠まつり 仙台七夕まつり 福島わらじまつり。そのエッセンスが一つの舞台で楽しめます。<言葉なしで描くドラマは2つの命が見た物語>ストーリー若い鬼と、オハナは出会い、恋をした―2つの命が見た、大切な大切な物語。荒野に立つ、一本松。マスクに覆われる毎日。世界で響く、爆撃の音。3度、祭りの声は、音は、光は、大地からかき消された。何も無くなった荒野に湧き上がってくるのは、あの懐かしい音。これは2つの命が見た、祭りの甦りの物語。<舞台の楽しみ方>・太鼓や提灯で参加できる!太鼓シート・提灯シート・うちわシートの3種類の席種によって、異なる体験を楽しめます。・世界の老若男女が楽しめる「祭シアター」は、言葉(セリフ)を用いないパフォーマンスです。若い鬼とこけしの精オハナが出会い、恋に落ちるドラマチックなストーリーで、観る人を物語の世界に引き込みます。国や世代を越えて誰もが楽しめる公演です。・花吹雪舞う劇場空間日本には、世界に誇る祭りと美しい花々があります。「祭シアター」は東北6大祭りと現代的な公演様式の融合により、世界市場でも通用する公演をめざし生み出されました。劇場を包み込む花吹雪をお見逃しなく。全席参加型エンターテイメント■STAFF脚本・構成:横内謙介|演出:栗城宏|音楽監督:渡部絢也|音楽:渡部絢也・小沢剛|振付:ラッキィ池田・彩木エリ・森下彰夫・鈴木潤子|美術:宮本博司|映像:いせきあい|照明:三重野美由紀|音響:佐藤亜希子|衣装:樋口藍・市橋幸恵|小道具:平野忍|舞台監督:仁しづか|演出助手:飯野裕子|振付助手:冨樫美羽|キャラクター原案:いせきあい|宣材イラスト:さいとうゆきこ協力:千葉勝弘、野呂淳一、盛岡さんさ踊り清流、ダンススタジオS.T.Rays■キャラクター紹介とキャスト・鬼/森下彰夫長い年月人間の営みを見つめてきた鬼。オハナと出会い、蘇りの太鼓を打ち鳴らす・オハナ/冨樫美羽人が去った郷に置き去りにされたこけしの精霊。鬼と出会い、生きる喜びが生まれてくる。・おかしこ/三重野葵・小山雄大ユーモアにあふれた道化役のコンビ。舞台の案内人出演 わらび座岡村雄三|小沢剛|渡辺哲|平野進一|瀧田和彦|深谷雅之|尾暮祐樹|丸山有子|黒木いづみ|鈴木潤子|瀬川舞巴|佐々木亜美|遠田雅|久保田美宥|佐藤千明|上平美咲|小松詩乃|黒木真帆|平野つくし|白井晴菜|赤石美友|鬼とオハナの子どもたち武野愛弓|高橋彩花|西沢月奏|三浦琴音|中道愛緒|本田莉星|武石椛|藤田結貴|鬼とオハナの子どもたち(子役8名)舞台写真 撮影:コンドウダイスケ■TICKET INFOチケット料金 [全席指定・税込み]●S席 太鼓シート 5,000円●A席 提灯シート 4,000円●B席 うちわシート 3,000円18歳以下 全席種 2,500円■特設ページはこちら ■お問い合わせインフォメーションデスク(わらび劇場内)0187-44-3915[月-土 9:30-11:30、12:30-17:00]主催 :秋田県(企業版ふるさと納税活用)企画・制作:一般社団法人わらび座後援 :一般社団法人東北観光推進機構、一般社団法人秋田県観光連盟、秋田県教育委員会、青森市、秋田市、盛岡市、山形市、仙台市、福島市 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日阪急交通社(大阪市北区梅田 代表取締役社長 酒井淳)は、神戸・六甲山上にて2023年8月26日(土)から開催される現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を体験し、神戸牛など地元食材を堪能する日帰りバス旅を8月1日(火)に発売します。阪急交通社では、コロナ5類移行後、本格的な行楽シーズンを迎えるにあたり、芸術の秋にふさわしいコンテンツとして、今年は内容をさらに拡充して開催される六甲ミーツ・アート芸術散歩を日帰りツアーに組込みました。ツアー内容は、兵庫県内の観光地やブランド牛などの地産の食材を食し、六甲山の自然とアートを鑑賞する3コースで、添乗員同行で京阪神各地から参加いただけます。すべてのコースに、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」の4有料エリア6箇所に入園できる「鑑賞パスポート」が付いており、ツアーではそのうち2箇所をご案内します。他の4箇所は、個人で会期中に再び訪れて思い思いに散策いただけます。六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond公式サイト 六甲ミーツ・アート芸術散歩は、2010年から毎年開催され今年で14回目を迎えます。今年の会期は2023年8月26日(土)から11月23日(木・祝)までとなっています。大阪・関西万博の開催により、関西の各空港での国内・国際線発着便数の拡大が見込まれ、神戸市のさらなる国際化が進むことが期待されます。芸術散歩では、招待アーティストの拡充や新たに芸術祭の象徴となる拠点を設置するなど、今後関西を代表するアートイベントに成長させる計画があります。阪急交通社は、阪急阪神ホールディングスグループの一員として、これからも沿線の魅力ある観光コンテンツを組み入れた旅行商品を企画することで、新たなニーズを掘り起こし、沿線活性化と関係人口の拡大につとめてまいります。【日帰りバス旅 概要】シャインマスカット・巨峰お持ち帰り ブランド牛食べ比べ 芸術祭 創業75周年大感謝祭 丹波日帰り出発期間:2023年8月26日(土)~10月9日(月・祝)/ 35出発日発着地:京阪神エリア 29地域旅行代金:11,980円(大人おひとり様)ポイント:・芸術祭は、「ROKKO森の音ミュージアム」と、「六甲高山植物園」へ入園・ランチは、神戸牛と丹波牛の食べ比べ、黒豆ご飯、5種類の飲み放題付き・丹波篠山市の城下町を自由散策(約50分間)・出発1週間前までに申込みのお客様に、マスクメロン1玉約1kgお持ち帰り詳細(一例)大阪発 京都発 兵庫発 丹波黒枝豆もぎ取り体験・芸術祭 六甲ミーツ・アート 松茸尽くしと神戸牛 旅の大収穫祭日帰り出発期間:2023年9月16日(土)~11月7日(火)/ 37出発日発着地:京阪神エリア 27地域旅行代金:11,980円~12,980円(大人おひとり様)ポイント:・芸術祭は、「ROKKO森の音ミュージアム」と、「六甲高山植物園」へ入園・神戸の景色を一望できる、六甲ガーデンテラスへご案内・本場丹波の黒枝豆を畑から収穫したての新鮮なまま3株約1kgお持ち帰り・ランチは、5種の松茸料理と神戸牛すき焼きをご用意詳細(一例)大阪発 京都発 兵庫発 六甲ミーツ・アート芸術散歩と360度の星空体験 有馬温泉太閤の湯&神戸ビーフを食す日帰り出発期間:2023年9月1日(金)~11月23日(木・祝)/ 23出発日発着地:京阪神エリア 24地域旅行代金:11,980円(大人おひとり様)ポイント:・芸術祭は、「ROKKO森の音ミュージアム」と、普段非公開の「風の教会」へ入園・最新の投影技術導入の「バンドー神戸青少年科学館」にてプラネタリウム体験・日本三古泉 有馬温泉太閤の湯の入浴と温泉街の自由散策(約90分)・ランチは、ブランド牛と淡路玉ねぎを使用した神戸ビーフ重をご用意詳細(一例)大阪発 京都発 兵庫発 【お問合せ】阪急交通社 トラピックスTEL:0570-01-5589(月~金 9:30~17:30 土・日・祝 ~13:30)阪急交通社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月31日福島県を中心とした常磐線沿線で繰り広げられる、舞台芸術の祭典「常磐線舞台芸術祭 2023」が7月31日(月)にいよいよ開幕。8月13日(日)までの14日間に渡り、常磐線沿線の各地を舞台に、上演・ワークショップ・ツアー、コラボレーション企画など多彩な23プログラムが展開される。「常磐線舞台芸術祭」は、東日本大震災によって被災し、物理的な被害をはじめ、未だその爪痕が残る地域で、本来の地域の美しさや魅力を再発見し、体感してもらうことを目的とした芸術祭。震災直後に福島へと活動の拠点を移した作家の柳美里が発起人となり、2018年に計画をスタート。2020年に実施を目指すもコロナ禍での中止を経て、5年越しで開催が実現した。柳がプログラム・ディレクターを、フェスティバル・コーディネーターは平田オリザが務める。初回のテーマは「つなぐ、」。震災により生まれたさまざまな「分断」を、舞台芸術の力で少しでも「つなぎ」、魅力を再発見してもらいたいという思いが込められている。参加者は青森中央高校演劇部、福島県の高校生たち、青春五月党、青年団、津村禮次郎、山本卓卓、渡辺源四郎商店、堀川炎(世田谷シルク)、福名理穂(ぱぷりか)、尾崎世界観(クリープハイプ)、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、田島貴男(Original Love)、佐藤厚志、Miya、古川日出男、和合亮一、小松理虔、柳ら。「常磐線舞台芸術祭 2023」プログラムラインアップ1、青春五月党『JR常磐線上り列車 -マスク- 』作・演出:柳美里出演:秋元菜々美 / 大内彩加 / 尾﨑宇内(青年団) / 菊池佳南(うさぎストライプ・青年団) / 木村巴秋(青年団) / 久留飛雄己(青年座) / 佐藤真喜子 / 関根颯姫(青春五月党) / 名古屋 愛(青春五月党・青年団) / 緑川史絵(青年団) / 齋藤夏菜子 / 福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部開催日:2023年8月4日(金)~6日(日)会場:福島県・Rain Theatre2、青年団『銀河鉄道の夜』原作:宮沢賢治作・演出:平田オリザ出演:井上みなみ / 永田莉子 / 福田倫子 / 知念史麻 / 髙橋智子開催日:2023年8月1日(火)・2日(水)会場:福島県・勿来市民会館3、『ザ・レディオ・ミルキー・ウェイ』 ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』舞台版原作:宮沢賢治脚本・演出:古川日出男出演:古川日出男 / 管啓次郎 / 小島ケイタニーラブ / 柴田元幸 / 北村恵 / 後藤正文音楽:後藤正文 / 小島ケイタニーラブ映像:河合宏樹開催日:2023年8月1日(火)・2日(水)会場:福島県・新地町文化交流センター(観海ホール)4、青森中央高校演劇部×福島県の高校生たち『もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが 青森の「イタコ」を呼んだら』作・演出:畑澤聖悟出演:青森県立青森中央高等学校演劇部 / 福島県の高校生たち開催日:2023年8月1日(火)会場:福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校多目的ホール「みらいシアター」5、青森中央高校演劇部『ジンコちゃんの世界』作・演出:畑澤聖悟出演:青森県立青森中央高等学校演劇部開催日:2023年8月2日(水)会場:福島県・いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場6、渡辺源四郎商店『空に菜の花、地に鉞』作・演出:畑澤聖悟出演:渡辺源四郎商店開催日:2023年8月5日(土)・6日(日)会場:福島県・新地町文化交流センター(観海ホール)7、青年団 『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』『阿房列車』作・演出:平田オリザ出演:中藤奨 / たむらみずほ / 田崎小春『思い出せない夢のいくつか』作・演出:平田オリザ出演:兵藤公美 / 大竹直 / 南風盛もえ開催日:2023年8月10日(木)~12日(土)会場:福島県・Rain Theatre※同じ舞台セットを使用して2作品を上演(チケットは公演ごとに販売)8、日没を祭れ 2023 第一日『日没、新しい夜明けに』企画:和合亮一演出:佐藤典之出演(1部):千葉清藍、山中 透、和合亮一出演(2部):福島県合唱連盟いわき支部、浪江混声合唱団、ゆめはっと合唱団、全国公募・有志参加者朗読:和合亮一、小田美樹、清野和也、遠藤 航、齋藤瑠偉、大橋奈央、熊谷コウ指揮:西岡茂樹、信長貴富開催日:2023年8月5日(土)会場:福島県・東日本大震災・原子力災害伝承館9、日没を祭れ 2023 第二日『日没よ、鎮まれ。』(1部)作・演出:和合亮一、出演:清野和也、他(2部)作・演出・出演:津村禮次郎開催日:2023年8月11日(金)会場:福島県・小高山 同慶寺10、山本卓卓ソロ『キャメルと塩犬』作・演出・音響・照明・映像・出演・企画:山本卓卓原案:古典落語『らくだ』開催日:2023年8月11日(金)会場:福島県・相馬市民会館 多目的ホール11、堀川炎『窓の外の結婚式』日本博2.0「日本の現代舞台芸術の魅力発信」関連企画原作:柳美里演出:堀川炎出演:近藤強、鄭 亜美、石松太一、藤瀬のりこ、倉島 聡(以上、青年団)開催日:2023年8月12日(土)会場:福島県・平中央公園■Voice on Voice常磐線沿線の駅舎周辺でアーティスト同士がコラボレーションする企画。12、『二つの駅舎、ボイス・オン・ボイス』出演:古川日出男×後藤正文開催日:2023年8月3日(木)・4日(金)会場:福島県・JR富岡駅周辺(8月3日) ・JR新地駅周辺(8月4日)13、『JR 常磐線夜ノ森駅』出演:柳美里×尾崎世界観開催日:2023年8月7日(月)会場:福島県・富岡町 夜の森公園周辺14、『浜通りと中通りの境』出演:和合亮一×田島貴男(Original Love)開催日:2023年8月8日(火)会場:福島県・JR福島駅東口周辺15、『荒地の家族』出演:佐藤厚志×Miya開催日:2023年8月9日(水)会場:宮城県・JR亘理駅周辺■演劇ワークショップ16、福名理穂(ぱぷりか)劇作ワークショップ「劇作に触れてみよう」ファシリテーター:福名理穂アシスタント:岡本 唯開催日:2023年8月2日(水)・3日(木)会場:福島県・いわき芸術文化交流館アリオス 大リハーサル室17、山本卓卓(範宙遊泳)ワークショップ講師:山本卓卓開催日:2023年8月10日(木)会場:福島県・相馬市民会館 多目的ホール■ツアー18、原発事故による 旧避難区域内の文化財巡りツアー案内人:森幸彦開催日:8月4日(金)集合場所:福島県・JR大野駅※解散場所:JR原ノ町駅19、ロッコクツアー案内人:小松理虔開催日:8月6日(日)・9日(水)集合場所:福島県・JRいわき駅■食20、酒と話「どんちゃん港」小松理虔がプロデュースする食と対話の企画。開催日:2023年8月5日(土)・2023年8月12日(土)会場:福島県・UDOK.福島県・ Share Place STUDIO B-621、フェスティバル・フードマーケット福島県内の常磐線沿線を中心に、地域の名産物やおいしいものが大集合。開催日:2023年8月4日(金)~6日(日)会場:福島県・JR新地駅周辺オープニング・クロージング22、KEYNOTE SPEECH登壇者:小松理虔 / 相馬行胤 / 平田オリザ / 古川日出男 / 柳美里 / 和合亮一出演:磐城じゃんがら遊劇隊 / 富岡表現塾 / 東北学院大学 有志 / 渡部英夫 / 他開催日:2023年7月31日(月)会場:福島県・小高生涯学習センター(浮舟文化会館) ホール23、クロージングイベント開催日:2023年8月13日(日)会場:福島県・浪江町 中央公園常磐線舞台芸術祭 公式ウェブサイト:※8月14日までクラウドファンディングも実施中。詳細は、 () まで。
2023年07月31日1981年からドイツで3年おきに開催されている国際舞台芸術フェスティバル、世界演劇祭(Theater der Weltテアター・デア・ヴェルト)。16回目となる2023年は、同演劇祭としては初めてプログラム・ディレクターの公募が行われ、世界30か国、70を超える応募の中から、フェスティバル/トーキョーやシアターコモンズのプログラムを手がけてきた相馬千秋と、演劇研究者・岩城京子のコンビによる企画提案の採用が決定。相馬が、初の非西洋人女性としてプログラム・ディレクターに就任した。「世界の複数化」「孵化主義の実践」といった明確なテーマを掲げ、フランクフルトと、隣接するオッフェンバッハの2都市で開催された同演劇祭の開幕から数日間を、駆け足で体感してきた。オープニング作品の会場となったオッフェンバッハのキャピトルシアター撮影:伊達なつめ6月29日、演劇祭のオープニングは、国際金融都市フランクフルトではなく、当方のような外国人には未知の街、オッフェンバッハで行われた。人通りも多くはない街角に建つキャピトルシアターで上演されたのは、市原佐都子作・演出『バッコスの信女―ホルスタインの雌』。人工授精で生まれた巨大ペニスを持つ牛と人間のハーフが登場し、性と生殖にまつわるあらゆる幻想や道徳が唾棄されて、性別どころか人間と動物の境界やヒエラルキーまで曖昧になってゆく。ギリシャ悲劇の換骨奪胎の次元を超えた、挑発に満ちた問題作だ。相馬がパフォーミングアーツ部門のキュレーターを担当したあいちトリエンナーレ2019で初演され、市原が岸田国士戯曲賞を受賞した重要な作品ではあるものの、その過激さをドイツの観客がどう受け取めるかは未知数で、観ていて非常に緊張した。実際に中盤以降、席を立ち出て行く観客も複数いたけれど、終演後の拍手はその反動のように熱く、カーテンコールは4回に及んだ。オープニング作品として上演された、市原佐都子作・演出『バッコスの信女―ホルスタインの雌』カーテンコールの様子撮影:伊達なつめ相馬は、「皆すごく揺さぶられたみたいですね。観た人が、必ず感想を言ってくるんですよ。おもしろくなかったら何も言ってこないはずだから、相当衝撃を受けたんだと思います。市原さんがかなり危険なゾーンを、あえてギリギリまで攻めているということを皆さん理解しているようで、額面通りに受け取って怒り出す人はいなかった。文脈を含めて、しっかり伝わった気がします」と、意図が伝わったことを確信していた。非西洋人の女性として、西洋ー東洋、男性ー女性といった二元論を脱することはもとより、「人間以外の生命や非生命までをも含んだ世界」が複層的に存在すること、すなわち「世界の複数化」を掲げたプログラム・ディレクターにとって、その理解への第一歩を踏み出せたと言えそうだ。フランクフルト応用美術館で観た小泉明郎、サエボーグ、スザンネ・ケネディ&マルクス・ゼルクほか小泉明郎『解放されたプロメテウス』(C)Jörg Baumann翌日からの週末2日間は、演劇祭期間中は深夜まで開館するという、フランクフルト応用美術館へ。ここは今回のテーマのひとつである「孵化主義の実践」を促す場と設定されている。「孵化」(incubation=孵化/潜伏の意)は、新型コロナ蔓延中の2年前の シアターコモンズ21※() でも「孵化/潜伏するからだ」というキュレーション・コンセプトで使われていた言葉だ。パンデミックで誰もが体験した中断や停滞、待機や隔離の時間を、命の誕生までに必要な時間である<孵化>や、病気が現れるまでの<潜伏>期間に重ねることで、「不確定な状態、宙づりの状態」を肯定的に受け入れ、新たな創造につなげ得る有益な時間と考える態度を「孵化主義」と名付けている(と当方は理解した)。※シアターコモンズ:2017年設立。演劇の「共有知」を活用しながら社会の「共有地」を生み出すプロジェクト「孵化のさや」となったフランクフルト応用美術館は深夜まで開館撮影:伊達なつめウズベキスタンのサオダット・イズマイロボ『Zukhra』は、ベッドに横たわる女性が背負う歴史や宿命が夢の断片のように浮かび上がるのを、同じように床に横になり、夢うつつに見つめることで、彼女の感覚に寄り添えそうに思える映像作品。小泉明郎『解放されたプロメテウス』は、不安に苛まれながら浮遊するいくつもの身体が、その母語ではない日本語の声とともに「われわれを知覚せよ」と迫ってくるようなVR作品。以前東京で体験した際と、入管法の改悪を経た今とでは、解像度がまるで異なって見えることに戦慄した。(※後日、今回のために新たに加えた表現があることを知った)そんな鑑賞者の速まる脈拍を鎮めるかのように、「チル・アウト」という休憩室が隣接していた。クッションやソファー、耳栓、遮音のためのヘッドフォンなどが置かれ、完全な仮眠や瞑想も可能なスペースだ。ボーハールト/ファン・デル・スホート (BVDS)『Echo’s Chamber』(C)Jörg Baumann胎児の影が見えるような人工子宮を抱きかかえてみるコレクティヴ・Keikenの『Palu Angel Taizokai』も、遊牧民のゲルのようなテントの中で動物でも植物でもないらしい不思議な生きものの存在を眺めるBvdSの『Echo’s Chamber』も、みな鑑賞者が寝転がってリラックスできるのがデフォルト。「Incubation Pod(孵化のさや)」と命名されたこの建物全体が、硬直した脳や体を休め、義務や使命や社会から離れて時を過ごす場として担保されていると同時に、鑑賞した作品に対する気づきの感度を高めることにも貢献しているような気がした。4日目は、フランクフルト動物園のとなりのスペースでサエボーグの『スーパーファーム』。今回は子どもや若年層を対象とした「ヤング・ワールズ部門」でのエントリーのため、ほんわか素直な「かわいい」ヴァージョンだ。赤ちゃんから老人まで、参加者もみんなシッポや蹄や立った耳のカチューシャを付けて、ラテックスの動物たちと踊ったり、うんちを投げ合ったりして純粋に楽しむ。人間が動物を鑑賞する動物園ではなく、シッポや蹄を付けた動物どうしの交流である点に自覚的だったのは、やはり大人より子どもたちで、その光景の健全さを目に焼き付ける時間となった。サエボーグ『スーパーファーム』参加者はここからツールを選んでみんな動物になる撮影:伊達なつめサエボーグ『スーパーファーム』ブタさんに変身中撮影:伊達なつめそして最後に観たのが、スザンネ・ケネディ&マルクス・ゼルクの『ANGELA(a strange loop)』。スザンネ・ケネディ&マルクス・ゼル『ANGELA(a strange loop)』(C)Jörg Baumannポストヒューマン時代の新世代演劇人として注目の的のケネディが、マルチメディアを手慣れた筆記用具のように使って描くのは、心身不調で機能不全状態にある女性アンジェラに起きる、胎内くぐりのようなイニシエーションの世界。体調が悪い時に悪夢を見てさらに具合が悪くなるように、ストレンジ・ループから抜け出せない切実さは、まさに「不確定な宙づり状態」そのものだ。そしてこれを閉塞ではなく孵化ととらえる当演劇祭の指針が、この4日足らずの鑑賞体験によって、自然と腑に落ちるようになってきていることにも気づいたのだった。プロフィール伊達なつめ(だて・なつめ)演劇ジャーナリスト。演劇、ダンス、ミュージカル、古典芸能など、国内外のパフォーミングアーツを取材し『InRed』『クウネル』『act guide』等の一般誌および専門誌やwebメディアに寄稿。東京芸術劇場企画会議委員。コロナ禍以降の世界4都市(東京・ロンドン・ニューヨーク・ソウル)の舞台芸術界の動向をアーカイブするWEBサイト 「世界ステージ・カレンダー withコロナ」() 運営。
2023年07月26日総合光学機器メーカー株式会社ビクセン(本社:埼玉県所沢市、代表取締役:新妻和重)は、7月23日(日)、葉山一色海岸にある海の家「UMIGOYA」の中にある“カラフルカフェ”で開催されるイベント「ゆかた星見会2023」に協力します。当日は、星のソムリエ®の資格を持つビクセン社員が、天体望遠鏡や双眼鏡を使って夏の星々をご案内します。一色海岸付近は街明かりが少なく夜空が暗いので、きれいに晴れれば“天の川”を確認することができるかもしれません。また今回はメンバーが全員社会人のバンド「つづき」のライブも開催予定。ぜひ浴衣姿で、葉山の海岸に広がる満天の星と素敵な音楽をお楽しみください。「ゆかた星見会2023@カラフルカフェon the beach」日時:2023年7月23日(日)17時30分~(開始:18時00分)会場:葉山一色海岸「UMIGOYA」内カラフルカフェon the beach予約・参加費:予約不要、参加費無料です。カフェでの飲食物の注文をお願いします。※天候不良時、星空観望は中止です。■イベントについてのお問合せカラフルカフェ公式メールアドレスまたは公式ツイッターアカウントからお問い合わせください。問い合わせメールアドレス colorfulcafe@goodagingyells.net 公式Twitterアカウント 本イベントに関するツイート ビクセンでは、参加申し込みやイベント内容についてのお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。<Vixen WEBサイト>株式会社ビクセンが企画・協力・協賛しているイベントは、以下のページでお知らせします。株式会社ビクセン 公式Facebook 公式Twitter また、ビクセンでは星空観望会を始めとする「星を見せるイベント」各種のご依頼を随時承っております。 <株式会社ビクセン会社概要>代表取締役新妻和重創業1949年本社埼玉県所沢市天体望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、フィールドスコープ、ルーペなどの設計、製造を行う光学機器メーカー 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月18日「さいたま国際芸術祭2023」が10月7日(土)より開催される。本芸術祭のテーマは「わたしたち」。気候変動、社会格差、分断など、様々な問題を抱える世界をあらたな目線でもう一度“みる”ことに繋がる芸術祭を目指す。現代アートチーム「目[mé]」のディレクションによる芸術祭メイン会場(旧市民会館おおみや)には、『わたしはロランス』や『たかが世界の終わり』などを監督したグザヴィエ・ドラン、『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督ほか、国内外から多様なアーティストが参加。メイン会場参加アーティスト大ホールでは、音楽コンサートや新作のパフォーミング・アーツ公演、映画作品の上映、市民文化団体による公演など、様々な演目を予定。それらの準備やリハーサルの風景も連日公開される。加えて、メイン会場の各展示室には、美術家や写真家、編集者や盆栽師などによる作品を展示。中には、日によって変化する作品もあるという。上映するのは、ジャンルを問わず芸術祭のテーマを象徴する映画作品6本と、短編アニメーション3本。映画作品上映時には、毎回、オープニングに短編作品『OUR CINEMAS』(小田香監督)を上映する。本日より、メイン会場の前売チケットの販売がスタート。メイン会場・旧市民会館おおみやへの入館には、チケットの購入が必要だ。なお、大ホールで開催される公演は、演目により別途予約が必要な場合も。詳細は、9月上旬に発表予定となる(公演予約開始日:9月7日)。またメイン会場のほか、市内の文化施設やまちなかでも、市民プロジェクトや連携プロジェクトといった芸術祭の関連プロジェクトが展開される。「さいたま国際芸術祭2023」は10月7日(土)~12月10日(日)メイン会場:旧市民会館おおみやにて開催。※メイン会場のほか、市内の文化施設やまちなかでも関連プロジェクトを展開(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日神戸・六甲山上の9会場で8月26日(土)から11月23日(木・祝)まで計90日間開催される芸術祭『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond』の概要が発表された。同芸術祭は2010年スタート以来、毎年充実した内容で開催されてきたが、14回目となる今年は、2025年開催の大阪・関西万博や、神戸空港の国内線発着便の拡大や国際化を見据え、さらに進化・拡大した内容になる。『六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 鑑賞パスポート引換券』チケット情報招待アーティストの招聘は昨年の22組より32組に拡充、公募アーティスト17組と合わせ合計49組のアーティスト作品(記者発表時)が集まる。さらに今年はROKKO森の音ミュージアムが同芸術祭の拠点となり、ミュージアム内のSIKIガーデンを拡張した野外アートエリアが新設、一部は会期終了後も展示される。また各会場を結ぶ遊歩道や山道には多くの作品が展示され、自然の中でアートを身近に楽しめる。ほかにも、俳優・ダンサー森山未來がキュレーションするダンスパフォーマンス(8月26日・27日)や、子供たちが現代アートに直接触れ合えるワークショップ・一日キュレーター(学芸員)体験など、多彩な新企画も開催される。6月23日に行われた記者発表では、総合ディレクターの高見澤清隆より「我々は普段の生活の中で表面・表層を見てつい価値観を決めつけてしまう風潮があるが、作品の表現の先にあるものを感じ考えることこそ、豊かな社会作りにつながるのでは」と、初めての設定となる今年の芸術祭のテーマ『表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation』を発表、作品との新しい触れ合い方を提案した。同芸術祭は8月26日(土)から11月23日(木・祝)まで。9月23日(土・祝)からは、土日祝限定で「ひかりの森~夜の芸術散歩~」がROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園で開催され、幻想的な六甲山上の夜が楽しめる。この機会に夏の終わりから秋にかけての六甲山の自然の移り変わりとともに現代アートを楽しんで。周遊には、会期中に有料施設5会場と夜の作品が楽しめるお得な「ナイトパス付鑑賞パスポート」がおすすめ。前売券は8月25日(金)までチケットぴあで好評発売中(当日券は前売券料金に各+200円)。取材・文・撮影(記者発表会場写真)/滝野利喜雄
2023年07月07日六甲山観光株式会社及び阪神電気鉄道株式会社は、現代アートの芸術祭《六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond》を、2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)の期間、神戸・六甲山上の施設で開催いたします。六甲ミーツ・アート芸術散歩は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、2025年の大阪・関西万博の開催、神戸空港の国内発着便数の拡大や国際化をチャンスと捉え、神戸市ならびに阪急阪神ホールディングス株式会社によるサポートのもと、関西を代表するアートイベントに成長させてまいります。14回目を迎える今年はまず、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示を行うなどの新施策により内容を大幅に拡充いたします。概要は次の通りです。写真:伊丹豪/ロゴマーク:佐貫絢郁/アートディレクション:芝野健太(株式会社ライブアートブックス)開催概要タイトル:六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondテーマ:表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation会期:2023年8月26日(土)~11月23日(木・祝)開催時間:10:00~17:00※会場により営業時間が異なります。17時以降も鑑賞できる作品があります。※会期中無休。ただし六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜日休業(月曜・祝日の場合は火曜に振替休業)会場:神戸・六甲山上の9会場ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)※会場は変更となる可能性があります。関連イベント[ひかりの森~夜の芸術散歩~]夜間作品を期間限定で公開します。【会期】2023年9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土日祝の夜間。【開催時間】17:00~20:00【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園アクセス:阪神御影・JR六甲道・阪急六甲から市バス16系統で「六甲ケーブル下」下車(約15分~30分)六甲ケーブルで「六甲ケーブル山上駅」下車、六甲山上バスで各施設へ。料金:有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」を販売※大人(中学生以上)、小人(4歳~小学生)※有料会場≪ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、風の教会エリア(旧六甲スカイヴィラ除く)、トレイルエリア(新池、バンノ山荘)≫にそれぞれ会期中1回の入場が可能です。(当日は再入場可)※ナイトパス付鑑賞パスポートは有料会場への入場と「ひかりの森~夜の芸術散歩~」会場への入場がセットになったパスポートです。主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社総合ディレクター/キュレーター:高見澤清隆問い合わせ:六甲山観光株式会社/六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond事務局 TEL:078-891-0048WEBサイト: 新施策について1. 招待アーティストの拡充日本のみならず海外でも活躍しているアーティストの招聘など、これまで以上に招待アーティストを拡充します。◆椿 昇 Noboru TSUBAKI1953年 京都市生まれ、西宮市在住◆川俣 正 Tadashi KAWAMATA1953年 北海道生まれ、パリ(フランス)在住◆Artist in Residence KOBE(AiRK)プロジェクト:Rokko Meets Art × Artist in Residence KOBE(AiRK)キュレーション:森山未來(AiRK)パフォーマンス:Daniel Proietto2. 芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長ROKKO森の音ミュージアムを当芸術祭の拠点とし、SIKIガーデンを拡張のうえ野外アート作品エリアを新設します。また一部作品を会期終了後も展示することで、会期外でもアート作品を鑑賞できる場を創出します。◆三梨 伸 Nobuo MITSUNASHI1960年 神奈川県生まれ3. 各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示徒歩で移動しながら作品を楽しむトレイルルートを設定し、今まで以上に徒歩による作品鑑賞を楽しめるようにします。◆中崎(※1) 透 Tohru NAKAZAKI1976年 茨城県生まれ、茨城県在住4. こどもたちが現代アートに触れ合える機会の創出ワークショップ等の参加型作品や1日キュレーターなどの新企画を通じて、自然の中でこどもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。ロゴ・メインビジュアルについて◆ロゴロゴマークは、書籍の装丁をはじめ多くのアートワークを手がけるアーティスト・佐貫絢郁さんによる山のモチーフに、「beyond」という文字が登ったり降りたりしているデザインです。一つではなくたくさんのパターンがあることで、人が六甲山に対して抱く様々なイメージや、地域も国籍も超えて多くのアーティストが集まり、多様な表現や来場者を許容する場である芸術祭の姿勢を表現しました。◆メインビジュアル神戸は海と山の迫る東西に細長い地形、それらが緩やかに繋がっていく都市景観を持つ、他の都市にはない特徴のある街です。メインビジュアルでは改めて足元を見つめ直し、芸術祭の舞台である六甲山、そして六甲山を含む神戸という街の魅力を再発見できればと思い制作しました。同時に、美術の表現も鑑賞者の関わり方も多様な現代において、また会場の様々な場所に作品が点在する芸術祭というフォーマットにおいて、メインビジュアルも一つの強い主役を作るのではなく、脱中心的なものであるべきだと考えました。独自の表現手法で注目される気鋭の写真家・伊丹豪さんによる撮り下ろし写真は、海から山まで画面に写るもの全てにピントが合ったイメージであることで、いま自分が立っている場所の手前や奥というヒエラルキーをなるべくフラットにして、六甲山を近くに、そして大きく感じられるイメージとすることを目指しました。「表現の向こう側(にあるもの)」という芸術祭のテーマを街という枠組みに広げて表現したメインビジュアルが、神戸・六甲山のことをよく知っている方もそうでない方にとっても、新鮮な姿として映るよう制作しました。主な出展アーティスト、展示作品椿 昇現代美術家/京都芸術大学教授・東京芸術大学絵画科油画専攻客員教授/京都市立芸術大学美術専攻科修了1989年にタイトルを自ら命名したアメリカでの展覧会「アゲインスト・ネイチャー」への参加など、世界を舞台に活動。2011年から退蔵院襖絵プロジェクト、2018年からは「ARTIST‘S FAIR KYOTO」を構想してディレクターに就任。アートの自立市場構築に取り組んでいる。現在は大学院附属のコマーシャルギャラリー「アルトテック」の代表としてユニバーサルミュージック本社・OCA TOKYO・DMGMORIなどのコーポレートコレクションのマネージメントを多数行う。◆過去の展示作品◆川俣 正28歳の若さで第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1982年)の参加アーティストに選ばれ、その後もドクメンタ8(1987年)、ドクメンタ9(1992年)、第3回ミュンスター彫刻プロジェクト(1997年)などの国際展にて高い評価を獲得し、1998年に東京芸術大学先端芸術表現科の設立に主任教授として参画した。2005年にはアーティストでありながら横浜トリエンナーレの総合ディレクターとして大規模な国際展の企画を手がけた。2006年以降、活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等芸術学院にて教授職に就きながら、アーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開する。彼の仕事が関わっていく分野は、建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及ぶ。現在、フランス・パリを拠点に欧州・アジア地域で活動を展開している。◆過去の展示作品◆中崎(※1) 透1976年茨城生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎(※1)透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。2011年よりプロジェクトFUKUSHIMA!に参加、主に美術部門のディレクションを担当。◆過去の展示作品◆船井 美佐船井美佐は「楽園」と「境界」をテーマに、絵画によるインスタレーションを制作しています。線描による即興のドローイングや、シェイプドキャンバスと鏡によって空間を構成するシリーズがあり、見るものがイメージの境界に入り込むような空間を作り出します。二次元と三次元、想像と現実、過去と未来を交差させることで、みえないものを形に表し、イマジネーションの力で新しい未来を形作ります。◆過去の展示作品◆主な出展アーティストArtist in Residence KOBE(AiRK)、赤坂 侑花、赤坂 有芽、伊丹 豪、nl/rokko project、太田 正明、尾花 賢一、開発 好明、加藤 美紗、川俣 正、川本 亮、北浦 和也、北川 太郎、C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)、久保田 華布☆、黒瀧 舞衣、古賀小由実、コニシユウゴ(たま製作所)、佐藤 圭一、佐俣 和木、鮫島 弓起雄、柴田 まお、菅原 陸、関本 幸治、五月女 かおる、高田優一郎、高(※2)橋 匡太、武田 真佳、橘 宣行、谷口 優花、土屋 さやか、椿 昇、轟木 麻左臣、中崎(※1)透、新山浩+神戸市立科学技術高校、ノセレーナ、蓮沼 昌宏、船井 美佐、水澄、光岡 幸一、三梨 伸、三松 拓真、めだまのわかこ、モリン児、横手 太紀、吉村 衿菜、Lok JANSEN、わにぶち みき、WA!moto.“Motoka Watanabe”※五十音順で記載会場MAP: (※1)崎は大が立。たつさき(※2)高ははしごだか六甲山ポータルサイト 阪神電気鉄道株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月23日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、春の学園祭『2023皐月祭』を実施します。ユーザーイベントの祭典・春の学園祭『2023皐月祭』には、50のユーザー団体および企業が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、春の学園祭『2023皐月祭』の出展団体をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2023皐月祭春の学園祭『2023皐月祭』■ 開始/終了日程5月13日(土) 21:00 ~5月28日(日) 21:00□ 開会式5月13日(土) 21:00~□ 閉会式5月28日(日) 21:15~出展団体のご紹介運動場テントブース・スクリプト研・ネコミミクオリティーズ・「みんなで育てるキャラフレ」同盟・あいはら部・Aⅲ’s(アイス)・カリッシュ事務局・翔栄モード研究所・CCA~シュシュエール~・クイズ研究会・CSSSWWML(元…カメ研?)・舞龍総合事務局・辻蔵さんが好きなことをするサークル・翔栄町ドラマ制作委員会・いいね!プロジェクト推進委員会校舎内部活ブース・ねこねこ写真館・エッセイのようなものを出展しようとする部・小梅の学園祭ゲート展示室・TMG (Towahara Music Gallery)・童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪共催・ネットラジオDJ部・ミニゲーム制作同好会・愛を求めるハリセンうさぎ団(アムド)・翔愛学園鉄道友の会・小説部・しほひな・翔愛さんぽ倶楽部・天文部&天文部・七夕イベント製作委員会・お食事記者倶楽部・オリジナルイラストの会・写真同好会・天使研究会(仮)・ぱんだんすを広める会・ナッツ&プティン部・翔栄交通研究会・一条 蜜希(キャラフレユーザーアイドル)・ストーンマニア協会・ハピネス事務局・黒ノ州~クロノス~・765プロダクション・Ranampia事務所・ゆどうふ・おいでよ♪なぞ部・弁当屋!ほか弁部・キャラフレインディーズ (CFI)・ゆかり王国 翔愛支部・CRF48withあまなっ党・スク水愛好会・翔愛学園ゲーム実況部!(ブースなし参加)ステージイベント・開会式終了直後~24:00|CSSSWWML(元…カメ研?)・5月14日(日)21:00〜22:00|ストーンマニア協会・5月15日(月)22:30〜24:00|ネコミミクオリティーズ・5月16日(火)22:00~23:00|おいでよ♪なぞ部・5月19日(金)22:00~23:00|CCA~シュシュエール~・5月19日(金)23:00~24:00|カリッシュ・5月20日(土)21:00~22:00|TMG (Towahara Music Gallery)・5月20日(土)22:00~23:00|一条蜜希・5月20日(土)23:00~24:00|765プロダクション・5月21日(日)21:00~22:00|童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪・5月21日(日)23:00~24:00|Aⅲ’s(アイス)・5月23日(火)22:00~23:00|Ranampia・5月26日(金)22:00~23:00|天使研究会(仮)・5月26日(金)23:00~24:00|ゆかり王国・5月27日(土)22:00~23:00|キャラフレインディーズ(CFI)・5月27日(土)23:00~24:00|ネットラジオDJ部以上 全49団体が出展キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月11日東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指した都市型の総合芸術祭『東京芸術祭 2023』が、9月から11月にかけて開催されることが決定した。東京芸術祭は、2016年から東京池袋エリアを中心に開催されており、今回が8回目の開催となる。『東京芸術祭 2023』では、世界各地で上演を重ねる宮城聰演出・SPAC-静岡県舞台芸術センターによる『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜』の野外公演、コロナ禍の延期を経て22年ぶり2度目の来日公演となる太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)の『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する木ノ下歌舞伎を主宰する⽊ノ下裕一と演出家の杉原邦生がタッグを組んだ木ノ下歌舞伎『勧進帳』や、ロロ主宰の三浦直之が手がける複数の都市をまたぐ多世代の登場人物による群像劇『プディングオムニバスツアー(仮)』などの上演が予定されている。<開催に寄せて>■東京芸術祭総合ディレクター・宮城聰メッセージ人の孤独を救えるのは人だけ。人間にしかできないことがいよいよ残り少なくなってきた感のあるいま。この国が、このさき良くなる兆候を探すのも難しい。未来に希望の持てない社会で、赤ちゃんを増やしましょうと言われても、なんとも。まあしかし、どの国もたいていは落ち目というものを経験しています。それで滅んだ国もあるけれど、持ち直した国も多いもの。どうやって?こういうときは経済力、軍事力、科学力、といった「力パワー」で測るとなかなか厳しいので、ここはひとつ「生きていて楽しい(国)」を目標にしてみる。すると、自分のいきいき度合いの向上こそ社会全体の目標だということになる。たったひとりでも、自分を覗き込んでくれている人がいれば、人間はかがやく。その照り返しで、覗き込んだ人もかがやく。勇気を出して「私を見て!」と言う人がそこここにいる町。それが、フェスティバル。<イベント情報>『東京芸術祭 2023』『東京芸術祭 2023』ロゴ2023年9月~11月会場:東京都豊島区池袋周辺エリア ほか※プログラム詳細は2023年7月頃公開予定。※内容は予告なく変更する場合があります。東京芸術祭 公式サイト:
2023年04月29日周辺景勝スポットや葉山文化の散策に最適ルーフテラスからの眺めは絶景オーシャンビューリソルグループ(グループ本社:東京都新宿区)のリソル不動産株式会社(以下、リソル不動産)で展開するスイートヴィラシリーズに新たな別荘オーナーが加わり、「スイートヴィラ 葉山Lin House」(神奈川県三浦郡葉山町)を2023年5月12日(金)に開業します。(予約受付は2023年4月28日(金)より開始)リソル不動産では、「暮らすように泊まる。」をコンセプトに滞在を楽しむ旅のスタイルをリソルステイと名付け、その憧れの時間にふさわしい空間を「スイートヴィラ」と呼び、施設拡大を図っています。この度新しくオープンする「スイートヴィラ 葉山 Lin House」は、神奈川県葉山町のシーサイドエリアに位置するルーフテラス付の3階建て貸別荘となります。外観は、海と空の青さとのコントラストが美しい白を基調としたシーサイドリゾートを思わせるデザインで、3LDKの室内は2階がリビング・ダイニング・キッチンスペース、3階が寝室となります。広々としたリビングスペースは、ご家族や親しいお仲間とのひと時がお楽しみいただけるくつろぎスペースで、薪ストーブのあるインテリアが自然の温もりとリゾート感を演出します。当施設の最大の特長である屋上のルーフテラスからは海が一望でき、絶景の眺望がプライベートに楽しめます。また、周辺には風光明媚な景勝スポットや美術館があり、葉山の自然と文化を満喫いただくのには最適な施設となります。密を避ける傾向や休暇の分散長期化、ワーケーションなどで貸別荘需要が高まる中、リソル不動産では、別荘所有オーナーに開業から運営・集客をワンストップで行う仕組みを提案し、多様なスタイルの貸別荘の新規開拓を推進します。同時に、様々な宿泊ニーズに対応しながら新しい別荘の過ごし方を提案し、今後も「リソルステイ」事業の拡大を図ります。「スイートヴィラ 葉山Lin House」の特長■リビング・ダイニング・キッチンスペース広々としたリビング・ダイニングは薪ストーブのあるインテリアが自然の温もりとリゾート感を演出■寝室 [2室]・浴室寝室はダブルベッド×1、シングルベッド×2の計2室(リビングのソファベッドを使用すれば最大5名様までご利用可能)■ルーフテラス開放的な屋上ルーフテラスからは、相模湾が一望できます。【施設概要】■施設名称 :「スイートヴィラ 葉山Lin House」■所 在 地 :神奈川県三浦郡葉山町一色2511-26■交通アクセス<自動車利用の場合>・逗子I.C.より横浜横須賀道路/国道16号経由で約34分<電車利用の場合>・東京駅よりJR横須賀線で逗子駅まで約60分、逗子駅より車で約14分■建物構造 :鉄筋コンクリート造陸屋根3階建■客 室 数 :1棟[3LDK]最大5名様まで■駐車場 :2台■料金 :1棟1泊 60,000円~■周辺情報芝崎海岸、神奈川県立近代美術館[葉山館]、葉山しおさい博物館、葉山しおさい公園、葉山公園、森戸神社、長者ヶ崎(神奈川景勝50選)、一色海水浴場【宿泊予約】■受付開始日:2023年4月28日より■予約方法 :リソルステイ公式HP▶ URL 【リソルステイ事業について】リソル不動産では、「暮らすように泊まる。」をコンセプトに滞在を楽しむ旅のスタイルをリソルステイと名付け、その憧れの時間にふさわしい空間をスイートヴィラと呼び、施設拡大を図っています。自社施設の運営だけでなく、利用頻度の低い別荘オーナーと提携し、開業準備から運営・管理、集客に至る業務をワンストップで代行することで、別荘のホテル化を実現。別荘の有効活用による収益化で空き家化を防ぎ、別荘のサステナビリティを向上につなげます。リソルステイ公式サイト (貸別荘利用者向け)▶ リソルステイオーナーズサイト(別荘オーナー向け)▶ ・リソルホールディングスコーポレートサイト▶ <本リリースに関する問い合わせ先>リソルホールディングス株式会社(RESOLグループ)広報室/高橋 弘毅・長田 和将TEL:03(3342)0331(直通)E-mail : press@resol.jp URL : 公式 Facebook▶ [リソルグループでは、3 つの「やさしい」を推進しています。]▶ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月28日翔愛学園の生徒になって楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、毎年恒例の『学園祭』イベントを実施します。キャラフレが最も盛り上がる年2回の学園祭『2023皐月祭』は、5月13日から5月28日までの期間限定イベントです。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( )にて、春の学園祭『2023皐月祭』開催の日程をお知らせします。春の学園祭『2023皐月祭』春の学園祭『2023皐月祭』翔愛学園の生徒になって楽しむ学園生活コミュニティ『キャラフレ』では、2010年のサービススタートより、年に2回の『学園祭』イベントを実施しています。通算26回目となる今回の学園祭は、バーチャルな学園内でユーザー同士が集まって行っている部活動やサークル活動の中でアイデアを出し合って、創作ストーリーやミニゲームを発表したり、オリジナルアイテムを配布するものです。昨年の11月に行われた秋の学園祭では56団体もの出展がおこなわれ、たいへん賑わいました。今回も団体ごとに得意分野を活かした、個性豊かな出展ブースが並ぶことでしょう。『キャラフレ』は、基本プレイ無料・アイテム課金のブラウザゲームで、どなたでも手軽に登録し、すぐに楽しんで頂けます。今なら、すでに活動中の部活に参加して、学園祭を創る活動にも間に合います。ご自宅のPCやスマートフォンから学園祭を気軽に体験してください。2023皐月祭 日程2023年5月13(土) 21:00 ~ 5月28日(日)21:00キャラフレ - charafre.net : テントブース出展募集皐月祭期間中は運動場にテントを張り、特設ブースを設けています。特設ブースでは学園を卒業したOB・OG生やカレッジ生徒を中心としたサークルによる出展と、企業や外部団体による期間限定アイテムの販売や交流会、コンテンツ配信をおこないます。※テントブース出展に関するお問い合わせ: info@charafre.net 運動場特設テントブース『2022年度末福袋』販売開始2023年3月31日(金)17:00~桜の開花目前の翔栄町では、毎年恒例の年度末福袋の販売がスタートします。男性・女性でフロアが分かれており、全9種類の福袋が発売されます。福袋は何が入っているか見えませんが、ショップを出なければダブリ無しで購入できます。(ショップを退出するとシャッフルされるため、同じ福袋が当たる可能性があります)女子は新作ワンピースと新作ウィッグ。男子は新作セット服(トップス+ボトムス)と新作ウィッグが必ず入っており、が必ず入っており、500コイン(有料ゲーム内通貨)で2セット分の衣装が揃うお買い得な福袋となっています。2022年度末福袋『イースター収穫祭』2023年4月1日(土) 15:00~ 4月9日(日)いっぱいゲーム内の教会に隣接する『フォレストファーム』で、素材アイテム「たまご」が収穫でき、一定個数を集めて「美術室」へ持っていくと、イースターにちなんだインテリアが作成できます。「たまご」をたくさん集めて自分の部屋をイースターに飾りましょう。『イースター収穫祭』翔愛学園の新学期は4月3日から2023年 4月3日(月)17:00~新学期翔愛学園では、年に3回ある期末試験の成績によって進級することができます。進級条件を満たした生徒には、新学期がはじまる4月3日(月)17:00以降に通知されます。進級するとクラス替えとなります。新しい教室で、新しい友だちを増やしましょう。キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。キャラフレの特徴学園生活コミュニティ「キャラフレ」・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月31日東北芸術工科大学(山形市上桜田/学長:中山ダイスケ)が主催する「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」では、昨年の9月に開催したプログラムのアーカイブを公開しました。メイン会場となった「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」のほか、「文翔館議場ホール」「すずらん商店街・土井ビル」で3Dギャラリーを設置するほか、市街地の各会場でもフォトギャラリーや動画などにより、会期中に実施した多彩なプログラムをパソコンやスマートフォン、タブレットからご覧いただけます。■山形ビエンナーレ2022 アーカイブページ 3Dギャラリーイメージ見どころは、連携企画を除く12会場で、7つのプロジェクトを会場ごとに、43本のフォトギャラリーと14本の動画を掲載している情報量です。特に、大規模会場となった「やまがたクリエイティブシティセンターQ1(キューイチ)」「文翔館議場ホール」「すずらん商店街・土井ビル」の3ヶ所では、デジタルツインプラットフォームのクラウドサービス「Matterport(マーターポート)」を活用して、動画・フォトギャラリー・キャプションなど合計165の情報を埋め込んでいます。「文翔館議場ホール」では、ツアー機能を使い擬似的に順路に沿って場面が移動しますので、実際に会場へ来られた方には当時を振り返りながら、来られなかった方には新規の展覧会として、改めて作品や資料などを鑑賞することが可能です。「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」や「すずらん商店街・土井ビル」では、実施した展示の様子やイベント等のフォトギャラリーと動画が会場ごとに埋め込まれており、マウスやタップ等の操作により自由に会場を巡りながら、各プログラムの記録としてご覧いただくことができます。また、アーカイブの公開に合わせて、次回開催に向けたアンケートを設置しています。コンテンツをご覧いただいたうえで、ぜひアンケートにもご回答ください。■山形ビエンナーレ2022 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月28日毎年ゴールデンウィークに開催され、世界各国から優れた舞台芸術作品を招聘・紹介するSPAC‐静岡県舞台芸術センターによる「ふじのくに⇄せかい演劇祭2023」が今年は4月29日(土・祝)から5月7日(日)まで開催される。去る3月15日に発表された、同演劇祭と駿府城公園をはじめとする静岡の市街地各所にて同時開催される「ふじのくに野外芸術フェスタ2023静岡」の全プログラムを紹介する。開幕を飾るのは中国・フランスを代表する演出家の日本初演作まず注目したいのが、開幕日に上演される2作品。ひとつ目は、せかい演劇祭としては13年ぶりの中国からの招聘作品となる、中国を代表する演出家、孟京輝(モンジンフイ)による『アインシュタインの夢』。アインシュタインが残した手紙や会話の記録などからインスピレーションを得た実験的な作品で、演出の孟京輝は中国で最も歴史ある中国国家話劇院に演出家として所属する傍ら、小劇場の運営や国内の複数の演劇フェスティバルのディレクターを務めている。スピーディな対話や歌唱・生演奏、恋愛メロドラマなどその多彩な作風で若者の共感を得ており、中でも『恋愛的犀牛』(’99年初演)は2,500回の公演を重ね、中国国内で「現代の恋愛バイブル」として知られるなどブームを巻き起こし、観劇がステータスになるほど若者の熱狂的な支持を集めている。『アインシュタインの夢』『アインシュタインの夢』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / 北京・中国公演日時:4月29 日(土・祝)13:30、30日(日)13:30上演時間:75分(途中休憩なし)会場:静岡芸術劇場そしてもうひとつが2014年から2022年までアヴィニョン演劇祭のディレクターを務め、2月に、パリ・シャトレ座のディレクター就任が発表されたばかりのフランスを代表する劇作家・演出家オリヴィエ・ピィによる『ハムレット(どうしても! )』。アヴィニョン演劇祭の市民参加型シリーズ企画として翻訳・演出し、俳優や一般市民、俳優学校の学生らとともにリーディング形式で2021年に上演、大きな評判を呼んだ本作は全10作に及び、そのエッセンスを凝縮したエピソード11が『ハムレット(どうしても!)』として上演される。ピィの演劇を貫くのは「ことばの力が世界を変える」という信念。傑作戯曲を新たな視点で体感できそう。『ハムレット(どうしても! )』(C) Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon『ハムレット(どうしても! )』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / アヴィニョン・フランス公演日時:4月29日(土・祝)17:00、30日(日)17:00上演時間:140分(途中休憩なし)※各回開演25分前よりプレトークありテキスト:ウィリアム・シェイクスピアに基づく翻訳・演出:オリヴィエ・ピィ会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」バラエティ豊かな韓国発の3作品若手演出家の新たな視点による作品から巨匠による意欲作まで、バラエティ豊かな作品が揃った韓国からの招聘作品も見逃せない。韓国の社会問題を細やかに描くスタイルで知られるチョン・インチョルよる演出の『XXLレオタードとアナスイの手鏡』。――大学入試を控えたジュノ。彼はレオタードを着ると幸せを感じるが、友人やガールフレンドには絶対に言えない。ところがある日、レオタード姿の男性の自撮り写真が流出、同級生たちが写真の人物を特定しようと騒ぎはじめた…...。一体誰が、何の目的で拡散させたのか? ――。2014年のセウォル号沈没事故をきっかけに、事故の犠牲となった高校生たちが暮らしていたアンサン市の協力を得て制作され、2015年の初演以来上演を重ね2022年にはロンドンでも上演され話題を呼んだ。「いま」を生きる若者たちの心の機微をポップに描き出す作風に注目だ。『XXLレオタードとアナスイの手鏡』(C)kisoul『XXLレオタードとアナスイの手鏡』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / アンサン・韓国公演日時:5月3日(水・祝)14:00、4日(木・祝)13:00上演時間:90分 ※各回開演25分前よりプレトークあり、5月3日(水・祝)公演終演後アーティストトークあり演出:チョン・インチョル作:パク・チャンギュ会場:静岡芸術劇場ひとりの歌い手が太鼓(プク)のリズムに乗せ、独特の節回しで喜怒哀楽を語る朝鮮の民俗芸能「パンソリ」。その技能保持者でもあるパク・インヘが州(チェジュ)島に伝わる〈家の神々の起源譚〉を、6人の“群唱”による叙情豊かな音楽劇に仕立てた『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』。伝統芸能よりも創作手段としてのパンソリに注目し、活動するパクが、伝統的な家のあり方を映す神話を家族がコミュニケーション不全を乗り越え再生していく物語として昇華する。演劇祭最終日の7日にはパンソリの代表的な曲目や民族楽器の実演など、パンソリへの理解が深まるレクチャーも開催される予定。『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』(C) NA Seungyeol『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:音楽劇 / ソウル・韓国公演日時:5月5日(金・祝)12:30、6日(土)13:00上演時間:95分 ※各回開演25分前よりプレトークあり演出・作・音楽監督:パク・インへドラマトゥルク:イ・ギョンファ会場:舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」「ふじのくにせかい演劇祭2023」最終日に上演されるのが“韓国のピナ・バウシュ”とも評され、2002年FIFAワールドカップオープニングセレモニーの振付を務めるなど、長年にわたり国際的に高い評価を受ける振付家・アン・ウンミ振付・演出の『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』。アン・ウンミが故郷を巡る旅で出会ったグランマたちが自由に踊る姿を記録した映像と、鍛え抜かれたカンパニーのダンサーの身体とが化学反応を起こしポジティブなエネルギーが満ちる本作を、今回は静岡に暮らす“グランマ”たちと共演するスペシャルバージョンで上演する。会見でSPAC芸術監督の宮城は「そんなところにダンスはないよと思われるようなところにわざわざ出向いて、そこにダンスを発見していった。自分とは異なるものの中にリスペクトすべき文化を発見し、それを理解しようとする。アン・ウンミさんの仕事は今非常に重要な仕事じゃないかなと思っています」と称えた。劇場がダンスフロアと化すこと必至の演劇祭フィナーレをぜひ見届けたい。『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』(C)Young-Mo Choe『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:ダンス / ソウル・韓国公演日時:5月7日(日)14:00 / 19:00上演時間:90分 ※各回開演25分前よりプレトークあり振付・演出:アン・ウンミ会場:静岡芸術劇場駿府城公演で上演される『天守物語』、注目アーティストの作品を身近に楽しむ「ストレンジシード静岡」演劇祭と同時開催される、広場や公園、路上など、身近な場所でアートに出会える「ふじのくに野外芸術フェスタ」では今年、宮城演出の代表作『天守物語』が上演される。1996年の初演以来、日本国内のみならずインド、パキスタン、中国、韓国といったアジア各地やヨーロッパなど世界30都市で上演を重ねるうちに、「アジアの文化がいかにダイナミックに交流してきたか。そして地下水のように共有しているものがあるということが実感としてわかってきた」(宮城)という本作を駿府城公園で上演する。宮城演出の特徴である「俳優による生演奏」と「二人一役の手法(ひとつの役を“台詞”を担当する俳優「語り手」と“動き”を担当する俳優「動き手」のふたりで演じる)」をはじめ、アジアの多様な演劇の伝統を現代の新しい創作につなぐ趣向が散りばめられた“祝祭音楽劇”。SPAC公演ならではの特徴として、「時間の感覚だけは現代の人間の時間間隔にマッチするよう意識した」(宮城)というあたりにも注目したい。なお、2日には「東アジア文化都市2023静岡県」春の式典でも上演され、5月27・28日には浜松城公園での野外上演も決定している。『天守物語』(c)MIURA KoichiSPACレパートリー『天守物語』ジャンル / 製作都市・国:演劇 / 静岡・日本公演日時:5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)※各日18:45開演上演時間:65分 ※各回開演35分前よりプレトークあり演出:宮城聰作:泉鏡花音楽:棚川寛子会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場【ストレンジシード静岡2023全ラインアップ】5月4日(木・祝)~6日(土)に開催されるストリートシアターフェス「ステレンジシード静岡2023」では、「ストリートシアターってなんだ?」をテーマに掲げ、「日本では定着していない“ストリートシアター”について参加アーティストと共に考えたい」(ストレンジシード静岡フェスティバル・ディレクター:ウォーリー木下)という今年、一部海外作品を除き、国内アーティストは全て新作を発表。駿府城公園周辺の市民の憩いの場となっている駿府城エリア、静岡の街の中心地となっている市役所エリア、個性あふれる店舗が並び発展をし続けている人宿町、毎日江崎ビルエリアを舞台に、ストレンジシード静岡がプロデュースする作品を含むまさにフェスティバルの核となる「コアプログラム」、ストレンジシード静岡とタッグを組んだアーティストがストリートシアターの魅力を最大限に引き出す作品を上演する「オフィシャルプログラム」、公募により選ばれたストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによる「オープンコールプログラム」の3つのプログラムで展開する。コアプログラムでは、「本物の空、本物の風が起こってる中で、どうやって観客の想像力を使った演劇が作れるかということを試してみたい」と語る、フェスティバル初のウォーリー演出による作品も上演される。[コアプログラム]・『χορός/コロス』(日本)※新作『χορός/コロス』ギリシャ演劇で生まれた「その他大勢」と「殺す」というふたつの意味を持つタイトルで、自身の記憶に今でも残っているという1985年の豊田商事会長の刺殺事件を下敷きにした作品を想定しており、演劇祭ならではの祝祭感のなかにほんの少し毒が入ったような作品になりそうとのこと。公演日時:5月4日(木・祝)~6日(土)※各日11:00開演上演時間:約40分作・演出・構成・美術:ウォーリー木下振付・演出・出演:いいむろなおき、金井ケイスケ、黒木夏海、冨田昌則音楽:吉田能出演:いいむろなおき / 金井ケイスケ / 黒木夏海 / 冨田昌則 / 公募で選ばれた出演者会場:フェスティバルgarden(駿府城公園 東御門前広場)・『Woman with Flower』(韓国)『Woman with Flower』空中パフォーマンスに特化した韓国のカンパニーが、江崎ビルをキャンパスに、ゴッホの絵を手がかりに、ダンサーが空中パフォーマンスにより壁面で絵を描く。公演日時:5月4日(木・祝)、5(金・祝)、6(土)※時間未定上演時間:約30分演出:アン・ウィスク振付:キム・ジジョン / アン・ウィスクテクニカルディレクター:ファン・ソンタクテクニカルアシスタント:キム・ミンテプロデューサー:イ・ランヒ出演:キム・ジジョン / パク・ジェヒョンコ・ギョンミン / イ・ミニョン会場:毎日江﨑ビルきゅうかくうしお、江本純子、マームとジプシーらが静岡の街で創作[オフィシャルプログラム]・きゅうかくうしお『素晴らしい偶然をつないで』ダンサーの辻本知彦、森山未來が立ち上げた、さまざまなジャンルのアーティストで構成される「きゅうかくうしお」。2022に城崎国際アートセンターで創作した作品「醸す」を、人宿町全体にインストール(街をジャックする形で展開)する。メンバーが作品を展開するポイント(店舗や劇場、倉庫、道路等)を辻本と森山が踊りながら繋いでいくパフォーマンス。※辻本知彦の「辻」のしんにょうは点1つが正式表記・江本純子『おでミずむ(仮)』劇団「毛皮族」主宰の劇作家・演出家・俳優、江本純子が、ストレンジシードでは初めて本格的な夜のプログラムを創作。1月から静岡の街をリサーチしており、フェミニズムなど社会的なテーマを扱った、歌などを伴った作品を想定しているとのこと。・マームとジプシー『break-fast』岸田國士戯曲賞や読売演劇大賞優秀演出賞を受賞した藤田貴大が作・演出を務めるカンパニー。公園内の芝生や木々に囲まれたなかで寝泊まりしてそこで朝食を作り、食事をするといったキャンプの形を利用した物語を計画しているとのことで、今後の海外展開も想定したポータブルな新作をプロトタイプで上演する。・tupera tupera(ツペラ ツペラ)いえやすんぷ プロジェクト 『フラワー家康といっしょに ちょんまげ行列』絵本作家としても活躍するユニット。駿府城をつくった徳川家康にちなんで、家康が実はガーデニングを愛していたというエピソードから着想したワークショップを開催する。・エンニュイ『平面的な世界、断片的な部屋 ストレンジシードver.』お笑いコンビ・クレオパトラのメンバーとしても活動する長谷川優貴が主宰する劇団。児童公園を舞台に、公園の風景の中の人たちを切り取って、同時多発的に起きてるものを捉え普段とは違う景色に見せてくれるという。[オープンコールプログラム]・TACT(TAkasaki Community Theater)『スパイダー糸の件』・DANCE PJ REVO『STUMP PUMP SHIZUOKA』・安住の地『わたしが土に還るまで』・ダンスカンパニーデペイズマン『ギガ超獣ギガ』・お寿司『怪獣回しし』ラインアップ発表会見より、左から)草野冴月(ストレンジシード静岡コミュニティディレクター)、宮城聰(SPAC芸術総監督)、ウォーリー木下(演出家・ストレンジシード静岡フェスティバルディレクター)、若林康人(ストレンジシード静岡プログラムディレクター)撮影:平尾正志そのほか関連企画として日本・中国・韓国の演出家たちが自由に語り合う「スペシャルトーク」(4/30)、宮城聰とアーティスト・論客たちが駿府城公園の開放的な空気のもと自由に語らう「広場トーク」(5/5)、舞台芸術公園の入口にオープンする「せかいの劇場ミニミュージアム『てあとろん』」、お茶摘み体験なども開催予定。各公演チケット発売中!※詳細は特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト: ◆ストレンジシード静岡 公式サイト:
2023年03月27日