「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2より、5月放送予定の4作品のキービジュアルと場面写真が公開された。「1話15分」というコンパクトなサイズに、笑いあり、涙あり、SF、コメディー、ミステリーなど多様な魅力が詰まった「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」。5月は、タイムマシンを作ることに熱中する友人の得たものに注目の「あいつのタイムマシン」(5月5日放送)、家に居場所がない頑固老人が急死し、天国から見たものを描く「じじぬき」(5月12日放送)。「じじぬき」宇宙の果てを目指す孤独で壮大な旅を描く、森山未來&成海璃子出演の「旅人還る」(5月19日放送)、浪人生が宇宙人からのとんでもない要求に翻弄される、一ノ瀬ワタル、斎藤工ら出演の「いけにえ」(5月26日放送)がラインアップ。「いけにえ」キービジュアルは、原作漫画の扉絵に出演者が入り込んだユーモラスな仕上がりとなっている。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2は毎週日曜日21時45分~NHKBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月18日大きな事件は起こらない。しかし、何気ない小さな出来事が積み重ねられるうち、気づけば不思議な場所に迷い込んだ感覚にさせるのが劇作家・倉持裕さんの劇作の魅力。藤間爽子さんが出演する舞台『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』もまた、大きな屋敷に招かれた主人公・野坂が、強く引き留められるわけでもないのになぜか帰る機会を見失ってしまうという不思議な物語だ。「摩訶不思議なテイストですが、人間の本質もしっかり描かれています」「最初にお話を伺ったとき、主人公が屋敷から出られないというだけで、どう話を進めていくんだろうというところに興味が湧きました。私が演じるのはお屋敷の奥様で、今までそういう役をやったことがなかったので、挑戦にもなると思って」お屋敷の主人に扮するのは山崎一さん。歳の離れたこの夫婦が、絶妙な意味深さで主人公を翻弄する。「当初は魔性の女性をイメージしていたんですが、台本を読んでみたら、どこにでもいそうなチャーミングな女性でした。だから今は役を作り込むというよりは、わりと自分に近いところで演じている感じです。摩訶不思議なテイストではありますが、それだけじゃなく、人間の本質みたいなものがしっかり描かれている気がするんです。例えば、帰りたいのになんだか帰れないときとか、本当は好きなのにわざと突き放してしまったり、思っていることと真逆のことを言ってしまったりって、私にもあること。倉持さんが、そういう人間の行動に着眼点を置かれたのがすごく面白いなと思いますし。セリフを読んでいると、時おりグサッと刺してきたり、ハッとさせられたりすることもあって。ただ不思議な話では終わらない面白さや、共感する部分が入っているなと思います」倉持さんからは禁欲がテーマの一つになっている、とも。「登場人物それぞれみんな欲を持っていて、表には出さないけれどどこか滲み出てしまう。そこになにかエロスのようなものがあったりするのでは、とおっしゃっていました。今はなんでも言いたいことが言える世の中だから、リアリティを持たせるために時代を昭和初期の頃に設定したのだそう。今の時代の、誰でもなんでも言える風潮は素晴らしいことではあるけれど、昔の日本人の、言いたいことがあっても抑えているからこそより重くなったり、フツフツと湧き上がるみたいなことってある気がするんです。この作品では、そんな隠しきれない想いが重く息苦しい雰囲気にはなるけれど、そこが面白かったり滑稽に見えたりするんじゃないかと思っています」野坂自身、本当に帰りたいのか、本心では帰りたくないのか、物語が進むほど謎は深まるばかり。その男を演じるのが林遣都さん。「稽古初日の段階ですでに台本を読み込んでセリフを入れてこられていて結構焦ります(笑)。遣都さんは主人公っぽいというか、つい追いたくなってしまう華やかさと陰とをお持ちの方で、まさに“野坂さん”という感じなので楽しみですね」M&Oplaysプロデュース『帰れない男~慰留と斡旋の攻防』危ういところを助けたことから、瑞枝(藤間)から屋敷に誘われた野坂(林)。当初はすぐに帰るつもりだったが、なぜか1日2日と過ぎてゆき、やがて野坂の友人・西城(柄本)が心配して迎えに来るが…。4月13日(土)~5月6日(月)東京・本多劇場作・演出/倉持裕出演/林遣都、藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一全席指定8000円U‐25チケット5500円(観劇時25歳以下対象)M&OplaysTEL:03・6427・9486名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演あり。ふじま・さわこ1994年8月3日生まれ、東京都出身。近作に映画『夜明けのすべて』。6月には出演映画『九十歳。何がめでたい』が公開。日本舞踊家・藤間紫としても活動。※『anan』2024年4月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・坂本志穂(グラスロフト)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年04月17日「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2の全8作品が発表され、出演者も明らかになった。本作は、藤子・F・不二雄が大人向けに描いた刺激的でシュールな、味わいのあるSF短編漫画を実写化するシリーズ。1話15分完結という、忙しい現代人にも観やすいサイズとなっている。すでに発表されている4作品に加え、今回新たに「旅人還る」「マイシェルター」「じじぬき」「3万3千平米」の制作が決定。宇宙の果てを目指す、孤独で壮大な旅に出た男の物語「旅人還る」には、森山未來と成海璃子。マイホームを建てようとする男が、核への恐怖に囚われていく「マイシェルター」には、浜野謙太、安達祐実、田辺誠一。家に居場所がない頑固老人が、ある日急死し、天国から見たものを描く「じじぬき」に泉谷しげる、原田美枝子、池谷のぶえ、マキタスポーツ。夢のマイホームのために汲々とする男のもとに、キテレツな男が現れる「3万3千平米」に山寺宏一、劇団ひとりが出演。そして、前回発表の4作品、不思議な能力を持った少女が、家族の危機を救う「アン子 大いに怒る」に新井美羽、皆川猿時、青木崇高、荻野目洋子。老人が謎の巨大な鉄人の主になる一晩の物語「鉄人をひろったよ」に風間杜夫、犬山イヌコ。浪人生が、宇宙人からのとんでもない要求に振り回される「いけにえ」に一ノ瀬ワタル、松井愛莉、斎藤工。タイムマシンを作ることに血道を上げる男と友人の物語「あいつのタイムマシン」に渡辺大知、奥野瑛太が参加する。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2は4~5月、NHKBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年02月21日「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1が、12月10日(日)より一挙放送されることが決定した。来春からは、BSでシーズン2の放送も決定している本シリーズは、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄が残した数々の傑作SF短編を実写化したドラマ。およそ半世紀も前に描かれていながら、まるで21世紀の世界を予見していたかのような物語は、いずれも人間の身勝手な欲望や恐ろしい本性を突き、不安に満ちた現代に生きる私たちの心をつかむ。また、1話15分完結というサイズも見やすい、珠玉の少し(S)不思議(F)なドラマだ。シーズン1は、「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」「テレパ椎」「昨日のおれは今日の敵」「親子とりかえばや」「流血鬼」「どことなくなんとなく」「イヤなイヤなイヤな奴」の全9作品(全11回、2作は前後編あり)。水上恒司、富田望生、堀田真由、竜星涼、西野七瀬、増田貴久、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人らが出演している。「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1は12月10日(日)1時25分~NHK総合テレビにて再放送(9日深夜)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日神奈川県川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムは、「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 『好き』から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界」を2024年10月下旬まで開催する。藤子・F・不二雄の“好き”を描いたまんがに着目2023年12月1日に生誕90周年を迎える藤子・F・不二雄。「僕は、すべてにおいて『好き』であることを優先させてきました」という言葉通り、子どものころに夢中になった物語、衝撃を受けた手塚治虫のまんが、ディズニーのアニメーション映画、西部劇やSF映画、UFOや未確認生物、歴史や遺跡、そして恐竜など、藤子の数々の“好き”はまんがの中でも表現されてきた。「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 『好き』から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界」では、そんな藤子の“好き”が、特に色濃く描かれている原画を紹介。漫画『ドラえもん』の「恐竜さん日本へどうぞ」や、『T・Pぼん』の「トロイが亡びた日」など、まんがの中に描かれた様々なモチーフを通して、藤子の“好き”を感じ取ることができる。【詳細】「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 『好き』から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界」会期:2023年11月1日(水)~2024年10月下旬(予定)※会期を3回に分けて、約4か月ごとに展示原画を入れ替え。場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 2F展示室Ⅱ住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1開館時間:10:00~18:00休館日:火曜日※臨時休館、火曜特別開館あり。チケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子ども(4歳以上) 500円※3歳以下無料。※入館は日時指定による事前予約制。※チケットの購入方法については公式サイトを確認。※画像はイメージ。※手塚治虫の「塚」の字は、正しくは旧字体(塚にヽのある字)。【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 問い合わせダイヤルTEL:0570-055-245(9:30~18:00 / 年末年始のぞく)
2023年11月05日株式会社バンダイ キャンディ事業部は、藤子・F・不二雄 生誕90周年を記念して、有名作品がラインナップに勢ぞろいしたステッカーとグミがセットになった「FUJIKO・F・FUJIO 90th ANNIVERSARY グミ」(194円 税込)を2024年3月4日(月)より全国のお菓子売り場等にて販売開始いたします。(発売元:株式会社バンダイ)商品詳細ページ: FUJIKO・F・FUJIO 90th ANNIVERSARY グミ■商品特長本商品は、藤子・F・不二雄 生誕90周年の特別商品で、藤子・F・不二雄作品のキャラクターが勢ぞろいしたステッカーとグミがセットになった商品です。商品に付属するステッカーは、代表作「ドラえもん」をはじめ、「キテレツ大百科」や「パーマン」、「チンプイ」などに登場するキャラクターの90周年記念アートで、たくさんのキャラクターを集めることができる全20種です。グミは有名キャラクターや可愛いモチーフを再現した形のグレープ味です。美味しく可愛いお菓子におしゃれなおまけが付いた楽しい商品です。ステッカー(イメージ)■商品概要・商品名 :FUJIKO・F・FUJIO 90th ANNIVERSARY グミ( )・種類 :ステッカー全20種・内容 :グミキャンディ、ステッカー1枚・希望小売価格:194円(税込)・発売日 :2024年3月4日(月)~※店頭での商品のお取り扱い開始日は、店舗によって異なる可能性があります。※一部店頭ではお取り扱いのない場合があります。※画像はイメージです。※画像は一例です。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※画像と実際の商品とは多少異なりますのでご了承ください。※色・グミデザインはランダムです。全ての種類が必ず入っているわけではありません。・販売ルート :全国の量販店、スーパー、コンビニエンスストアのお菓子売場等、バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )、他◎プレミアムバンダイでの予約は12個セットのみとなります。・対象年齢 :6才以上・発売元 :株式会社バンダイ(C) Fujiko-Pro■『藤子・F・不二雄』プロフィール本名、藤本弘(ふじもと ひろし)。1933年12月1日、富山県高岡市に生まれる。1951年、『天使の玉ちゃん』でまんが家デビュー。1954年、小学校の同級生だった安孫子素雄とともに上京し、“藤子不二雄”として本格的に活動する。1987年にコンビを解消し、“藤子・F・不二雄”として『大長編ドラえもん』を中心に執筆活動を続け、児童漫画の新時代を築く。主な代表作は『オバケのQ太郎(共著)』『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』『SF短編』シリーズなど。代表作『ドラえもん』は、20の地域と17の言語で翻訳※され、今もなお、世界中の子どもたちに、読み続けられている。※2022年8月現在 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月24日実写ドラマ「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」のシーズン2が、来春に放送されることが決定した。「オバケのQ太郎(共著)」「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」など児童漫画の名作の数々を送り出す一方、大人をドキッとさせる刺激的でシュールな味わいのある「SF短編漫画」をもライフワークとし、110を超える名作を残した藤子・F・不二雄。4月から放送された本シリーズでは、そんなSF短編漫画の中から、「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」「親子とりかえばや」「流血鬼」など計10作を12回(2作は前編後編あり)にわたって実写ドラマ化した。今回放送が決定したシーズン2では、8作品を放送する予定。そのうち、4作品を発表。「アン子 大いに怒る」不思議な能力をもった少女が家族の危機を救う「アン子 大いに怒る」、老人が謎の巨大な「鉄人」の主になる一晩の物語「鉄人をひろったよ」、浪人生が宇宙人からのとんでもない要求に振り回される「いけにえ」、タイムマシンを作ることに血道を上げる男と友人の物語「あいつのタイムマシン」。いずれもコミカルでありながら、時に人間の身勝手な欲望や恐ろしい本性を突くドキッとさせる物語で、意外な結末が待ち受けている。「いけにえ」また、6月にBSプレミアム、BS4Kにて放送された「どことなくなんとなく」、「イヤなイヤなイヤな奴(前編後編)」が、NHK総合・夜ドラで放送が決定した。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2は2024年春、NHKBS・BSP4Kにて放送予定。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン1「どことなくなんとなく」は12月11日(月)22時45分~、「イヤなイヤなイヤな奴 前後編」は12月13日(水)前編、14日(木)後編22時45分~NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月04日ジャイアンの誕生日を祝うイベント「ジャイアンバースデーフェア」が、神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムにて、2023年5月31日(水)から6月25日(日)まで開催される。ジャイアンの誕生日を祝うイベントが藤子・F・不二雄ミュージアムで藤子・F・不二雄ミュージアムでは、6月15日のジャイアンの誕生日を祝うイベント「ジャイアンバースデーフェア」を開催。期間中は、ジャイアンに関連する限定グッズやメニューなど、多彩なコンテンツを用意する。ミュージアムショップ「剛田雑貨店」シリーズに新作1階ミュージアムショップでは、「剛田雑貨店」シリーズの新作を販売。紙袋独特のクシャクシャ感を表現した、小物をはじめ、A4サイズの書類なども収納できるサイズの「紙袋風クラッチバッグ」や、「剛田雑貨店」の文字とジャイアンのイラストを配したオレンジカラーの「お祝いタオル」がラインナップする。ジャイアンのラテアートドリンクやチーズケーキなど3階「ミュージアムカフェ」からは、限定メニューが登場。ジャイアンが歌っている様子をラテアートで表したカフェラテは、通常のラテアートドリンクの約2倍のサイズとビッグサイズなのがポイントだ。1杯注文につき、オリジナルコースターが1枚プレゼントされるのも嬉しい。また、ジャイアンらしいボリューム満点のチーズケーキプレート「ボエーケーキ」も展開。ジャイアンの歌声を表現した“ボエ~”の文字や震えた音符を描いたクッキーにも注目だ。さらに、カフェ内には記念撮影用のジャイアンとバースデーケーキも登場。カフェ利用者限定で、写真撮影を楽しむことができる。【詳細】「ジャイアンバースデーフェア」開催期間:2023年5月31日(水)~6月25日(日)場所:藤子・F・不二雄ミュージアム住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1開館時間:10:00~18:00休館日:火曜日、年末年始 ※臨時休館、火曜特別開館ありチケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子ども(4歳以上) 500円※3歳以下無料<グッズ例>・剛田雑貨店 紙袋風クラッチバッグ 2,860円・剛田雑貨店 お祝いタオル 990円<メニュー例>・ジャイアンとカフェラテ 900円・ボエーケーキ 1,400円※オリジナルコースターの配布は6月15日(木)のみ、先着200枚■「チャリティーコンサートチケット」しおりプレゼント6月15日(木)のみ入館者全員にプレゼント。ひとりにつき1枚※画像はイメージ※内容は予告なく変更となる場合あり【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245(9:30~18:00/年末年始のぞく)
2023年05月28日4月からBSプレミアム、BS4Kで毎週日曜夜に放送された「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シリーズが地上波放送されることが決定。さらに、6月にBSプレミアム、BS4Kで放送される新作の放送日程と出演者も発表された。国民的漫画「ドラえもん」の生みの親、藤子・F・不二雄がライフワークとした、大人向けの刺激的でシュールな味わいのあるSF短編漫画を実写ドラマ化した本作。SNSなどでも大きな話題となった7作品(全8回)を地上波でお届け。放送はNHK総合テレビの「夜ドラ」枠で、スタートは5月29日(月)。1話15分完結(一部作品は前編・後編の計30分)という、手軽に見ることのできる短編ドラマながら、現代人の心に刺さるテーマが濃縮されている。さらに、6月にBSプレミアム/BS4Kで放送される新作の放送日程と出演者が決定。彗星が地球に衝突する事態を目前としたパニック模様を描く「箱舟はいっぱい」に永山絢斗、袴田吉彦、さとうほなみ、古田新太。この世の全てに実在感を持てなくなったサラリーマンの物語「どことなくなんとなく」に岡山天音、竜星涼、西野七瀬。宇宙船の密室で繰り広げられる船員たちのギリギリの攻防劇「イヤなイヤなイヤな奴」(前後編)に増田貴久、萩原聖人、野間口徹、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人と、若手からベテランまで実力派の豪華メンバーが揃った。出演者コメント永山絢斗/「箱舟はいっぱい」大山役漫画原作はとても面白くて、ぜひやってみたいと思って飛び込んでみたものの、いざ自分が演じるとなると、いろいろ難しかったです。監督が藤子・F・不二雄先生の熱烈なファンということで身をゆだねて演じました。漫画のコマと同じような構図で撮りたいとおっしゃられるのですが、中々漫画そのもののように表現することはできず、やはり生身の人間が演じるということでそれなりに工夫したつもりです。原作を知らない方にも十分楽しんでいただけると思いますので、お楽しみに!袴田吉彦/「箱舟はいっぱい」細川役藤子・F・不二雄先生の生誕90周年という節目に出演のお話を頂きありがたい思いです。数多くの作品の中から今回、「箱舟はいっぱい」細川役を演じさせて頂きました。1974年に発表されながら、今も現実に起こりうる可能性があるのでは? と考えさせられる不思議な作品。人類の終焉が訪れるという事を実際に自分が知ったらいったいどんな時を過ごしていくのだろうと、考えさせられました。皆さんもこの物語の1人として実在するなら誰とどんな時を過ごしていくのか考えながら観て欲しいです。さとうほなみ/「箱舟はいっぱい」大山の妻役彗星が地球に衝突し、人類が滅亡してしまうかも知れない。何が本当で、誰が嘘をついているのか。「箱舟はいっぱい」は約50年前に描かれたお話で、わたしは出演のお話を頂いてから初めて漫画を拝見しました。彗星に限らず、今の時代にも有り得そうな、意外に身近な内容だと感じ震えました。本多アシタ監督の原作への愛と敬意を存分に受け、永山さん演じる大山もとても愛らしく、楽しませて頂きました。是非お楽しみにお待ちいただければと思います。古田新太/「箱舟はいっぱい」連絡員役藤子・F先生はほんわかした空気の漫画が多いですが、実は非常にブラックな漫画も描く人だということは知っていました。原作を読んで、最後ハッピーエンドに終わらせないぞ、という気概が見えて、ちょっと悪い感じで終わるのがF先生っぽいな、と思いました。演じた連絡員の役は、原作でもかなり間抜けな感じの人なので、そのように演じたほうが、ラストシーンが気味悪くなるのではないかと思って演ました。15分のドラマですが、すごく豪華なキャストで、おいらは東野幸治さんとみっちゃん(清水ミチコ)の架空のテレビ番組を楽しみにしています。岡山天音/「どことなくなんとなく」天地役子供の夢想の様でもあり、どこか現実のすぐそばの物語でもある様な、不思議な感触のお話でした。江口(カン)監督の再解釈で、より原作の奥深さや、歪な様相が増して行く過程がとても興味深かったです。共演者の皆様も以前よりご一緒させていただいている方々で、この奇妙な世界に飛び込む上で、とっても心強かったです。またご一緒出来てうれしかったです。竜星涼/「どことなくなんとなく」友人役友人役のオファーを頂き、はじめてSF短編シリーズを読み進めるうちに、これが幼い頃よく観ていたアニメと同一人物の作品なのかと、衝撃を受けました。ブラックユーモアに溢れていてとてもおもしろい。主人公は誰か? 岡山天音くん? これはやりたい! 2人で山に登りたい! そう思っていたのは僕だけかもしれませんが(笑)。過酷な山での撮影ではありましたが、素晴らしいロケーションのお陰でより壮大な映像になったと思います。藤子・F・不二雄さんのドラマ版の世界観をお楽しみ下さい。西野七瀬/「どことなくなんとなく」天地の妻役藤子・F・不二雄先生の作品といえば「ドラえもん」というイメージがありましたが、「どことなくなんとなく」は、不思議でダークな世界観で、藤子・F・不二雄先生の作品の振れ幅に驚きました。原作に忠実な部分とドラマならではの部分もあり、演じる上で難しいなと感じていましたが、江口監督、そしてこれまでも何度かご一緒している岡山天音さんとの撮影だったこともあって、安心して撮影することができました。ぜひご覧いただけたらうれしいです。増田貴久/「イヤなイヤなイヤな奴」ミズモリ役今回は「実際にはこんな人いないのでは?」と思うくらいギリギリの悪役キャラを演じさせていただきすごく面白かったです。原作漫画は何十回も読み返し、最後のオチに向けて、秘密を抱えたミズモリが、各シーンで何を思い、どのように生きているのかを考えつつ演じました。ミズモリの笑い方は原作通り「フェーヘッヘッ」とやりたいなと思って練習し、現場で監督の前でやったら一発OKでした。豪華なキャストの方々と共演させていただき楽しかったです。ここまでイヤな奴を演じたのは初めてです。どうぞぜひ見ていただいて僕を嫌いになってください!(笑)萩原聖人/「イヤなイヤなイヤな奴」ヒノ役メンバーが男性だけで、普通の人がいない(笑)チームだったので面白かったです。物語は、ボタンの掛け違いだらけなのですが、目的は一つという設定で、チームで演じる醍醐味を味わいました。ヒノは熱血漢のキャラですが、怒りっぽい短気な役は演じていてエネルギーを使います。竹中さんは怒るところも適度に抜きながらなさっていて見ていて楽しそうでしたね(笑)。原作は、昔に描かれた未来の話ですが、やはり人間を描いているので普遍的なテーマになっていると思います。年齢を選ばない作品になると思うので楽しみです。野間口徹/「イヤなイヤなイヤな奴」キヤマ役藤子・F・不二雄の短編作品では、人間の性みたいなものにグッとフォーカスするものがあって、もともと好きでしたので、この仕事が来た時は「やった!」と思いました。うちの子供に原作を読ませて「お父さんどの役やると思う?」と聞いたら「キヤマ」と即答でした。(笑)今回のキャストは気心知れているメンバーでしたので、原作にどこまで寄せるかのさじ加減も近くて、すごくやりやすかったです。原作を知らなくても十分楽しめる作品です。今の時代に自信をもって皆さんにお届けできると思います。浅利陽介/「イヤなイヤなイヤな奴」ドイ役SFが好きで、しかも藤子・F・不二雄先生の作品。絶対に面白い!!と思い作品へ参加させて頂きました。共演者の皆さんも素敵な方々ばかりで、楽しみながら撮影に臨むことが出来ました。中でも竹中直人さんとは、大河ドラマ「秀吉」以来の約26年ぶりに共演ができてとっても嬉しかったです。一緒のシーンでは終始笑いが起きていて、それを耐えることなく素直に笑っていました。撮影現場での楽しさが、視聴者の方々に伝わることを願います!飯島寛騎/「イヤなイヤなイヤな奴」キンダイチ役幼い頃から親しんできた藤子・F・不二雄先生の作品。「イヤなイヤなイヤな奴」は今回のお話を頂いたお陰で出会えた作品でした。50年も前に描いたとは思えないほど現代の人たちにリンクする部分やクスッと笑えるところ、そして人の本質が描かれている描写に圧倒されました。宇宙空間で大人たちが本気でふざけて真面目に作った本作、是非お楽しみにしていて下さい。竹中直人/「イヤなイヤなイヤな奴」船長ツキシマ役とても良いチームで楽しい撮影でした。自分のことを棚に上げて言いますが、キャストがみんな変で面白い!(笑)大河ドラマ「秀吉」で子役のころ共演した浅利君と久しぶりに一緒になれたのもうれしかったですし、増田さんの「フェーヘッヘッ」という笑い方、最高でした。自分が演じた船長には、先入観を持ちたくないのであえて原作漫画は読まずに臨み、監督や周囲に合わせて演じました。少し頼りない船長になっています。みんなアクの強い人ばかりで、間違いなく面白くなると思うので、期待していてください。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」は6月、BSプレミアム/BS4Kにて放送。前シリーズは5月29日(月)22時45分~月曜日から木曜日まで2週にわたってNHK総合テレビ「夜ドラ」枠にて放送予定。同じ週の金曜23時~4話一挙再放送。(text:cinemacafe.net)
2023年05月10日藤子・F・不二雄が描いた傑作SF短編漫画の実写ドラマが、4月に7作品を放送。本作に出演するキャストが明らかになった。いずれもコミカルで、人間への温かい視線にあふれながら、一方でパンデミックや生命倫理といったテーマを扱い、未来を予見していたかのような驚愕の物語となっている、藤子さんのSF短編。昨年末「メフィスト惨歌」「定年退食」など、5作品のドラマ化が発表されたが、今回新たに5作品の放送が決定。死んだクラスメートをめぐる怪事件からひも解かれる物語「おれ、夕子」に、鈴木福、田牧そら、柴崎楓雅、山本耕史。ケンカの絶えない父子の心が入れ替わる一日を描く「親子とりかえばや」に、青木柚、吹越満、望月歩が参加。鈴木さんは「すこしふしぎな世界に胸が踊りました」と話し、田牧さんは「少し切なく、でもとても温かい作品」と参加した作品について説明。柴崎さんは「幼少期よりアニメや漫画で慣れ親しんだ藤子・F・不二雄先生の作品の仲間のひとりになれたこと、すごく嬉しく思います」と喜び、山本さんは「各々の立場によって何を感じるかが変わる作品だと思いますが、愛と悲しさとちょっと未来も感じていただければと思います」とコメント。吹越さんは「今回はカラオケで、普段は歌わない若い世代の歌を歌ったのですが、ものすごく聴きこんで練習しました。そのシーンはぜひ注目していただきたいです」とアピールし、青木さんは「現実離れしている展開でも、不思議と色々な世代の方が思いを重ねられるような、ユニークでじんわりあたたかい作品」と語る。望月さんは「親子の関係性が魅力的な作品ですので、ご家族で観(み)ていただけると嬉しいです」と呼びかけている。ほかにも、さらには彗星が地球に衝突する事態を目前としたパニック模様を描く「箱舟はいっぱい」、この世の全てに実在感を持てなくなったサラリーマンの物語「どことなくなんとなく」、宇宙船の密室で繰り広げられる船員たちのギリギリの攻防劇「イヤなイヤなイヤな奴(前後編)」が6月に放送予定。なお、直前にはドラマ出演者も登場するPR特番「藤子・F・不二雄SFワールド探検」が放送される。「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」は4月9日より毎週日曜日22時50分~BSプレミアム/BS4Kにて放送(15分×2話連続)。「藤子・F・不二雄 SF ワールド探検」は3月30日(木)10時30分~BSプレミアム、4月2日(日)22時50分~BSプレミアム・BS4Kにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月27日伝統文化の世界で家元といったら、日本全国にいる多くの弟子を統率する、その道の大家。日本舞踊の流派のひとつである紫派藤間流の家系に生まれ、26歳で三代目藤間紫として家元を継いだ藤間爽子さん。しかし、その格式の高そうな肩書とは違い、朗らかに笑う、親しみやすいかわいらしい人でした。自分の意思でやりたいと思ったのはお芝居でした。――今、舞台『ハムレット』の稽古中だそうですが、意外にもシェイクスピアは初めてだそうですね。藤間爽子(以下、藤間):まさか自分がやるなんて思ってもみなかったです。古典劇は大曲(歌舞伎や舞踊の世界での言い方で大作)ですから、私の中で簡単には触れないもののイメージがあり。でも今、みなさんと読み解いた台本の言葉を、肉体を通して発していると、言葉が自分の腑に落ちていく感覚があるんです。現場には翻訳の河合(祥一郎)先生もいらして、ひとつ質問すれば様々な情報を返してくださる。そのお話の中に発見が多く、謎解きゲームをしているような感覚です。――演出は野村萬斎さんです。藤間:お稽古に入る前からおっしゃっていたのは、シェイクスピアは言葉が主役だから、そのことを忘れないでほしいということ。膨大なセリフ量を感情だけで持っていこうとすると、どうしても成立しない部分があるんです。だからまずは言葉を第一に考えて、そこから感情を乗せていく作業をしようと。ただ、立ち稽古が始まって動いてみると、どうしても感情が先に出てしまうので難しいですね。――ハムレット役は、萬斎さんの息子さんの野村裕基さんです。古典芸能の世界で幼い頃からやってきたという共通点がありますね。藤間:裕基くんはピュアでまっすぐな印象の方。今まで狂言という型の世界でやられてきた方だから、自由に演じていいと言われる今の状況に、最初は戸惑っている様子でした。私もお芝居を始めた頃、「爽子は全部型だから、この先何をやるのかが見える」と言われていたので、裕基くんの姿を見ていると、共感できる部分がとてもあります。かく言う今も、まだ型に縛られているかもしれない。でも、裕基くんが今ひとりでハムレットと向き合っている姿に、私も頑張らなきゃって気持ちになります。――藤間さんは日本舞踊の世界に身を置きながらも、幼い頃から俳優に憧れていらしたそうですね。藤間:俳優なんておこがましいんですが…小さい頃、普段はすごくおとなしいのに、学芸会になると率先して主役をやりたがるような子でした(笑)。その後も演劇部に入って主役をやったり。小さい頃って、褒められるとその気になる。その延長ですよね。家族が喜ぶ姿を見るのが嬉しかったんです。一方、日本舞踊は、私の中では習い事の一環。最初に自分の意思でやりたいと思ったのはお芝居なんです。――人前で演じるという部分では共通していますよね。藤間:だから、日本舞踊の舞台に立つことも嫌いではなかったですよ。おそらく、もともと人前で何かをやってみせることに抵抗はないというか好きだったんでしょうね。――ただ、「演じるのが好き」から「俳優になろう」までには、大きな壁があると思うんですが。藤間:本当に…そうですよね。やっぱりお仕事になると違いますよね。――それでも背中を押したのは?藤間:祖母(初代の藤間紫さん)が亡くなったことが大きかったと思います。この先、舞踊をやっていくんだろうと思いながらも、周りが就職活動をしている中、自分は何も動かないでいいのかという葛藤があって。そんな時にふと、ずっとやってみたかった俳優への想いが湧き上がって、今しかないのかなって。認められたかったんでしょうね。舞踊はできて当たり前でしょっていうのがどこかあるから、自分の力でつかみ取ったもので認められたかったんだと思います。――周りは驚いたでしょうね。藤間:何の実績もないのに急にそんなことを言えば「その前にやらなきゃいけないことがあるでしょ」と止められるのは目に見えていましたから、最初のうちは家族にしか話していませんでした。事務所に入ってからも、俳優ですと言える実績を積むまでは、こそこそオーディションを受けたり、ワークショップに参加したりしていました。――その頃に目指していた俳優像と、今とで変化はありますか?藤間:あまり、この人に憧れて…みたいなことはないんです。ただ、今回の舞台のように和の文化を取り入れたお芝居は、私がやってきた俳優と舞踊の両方を活かせるのですごく嬉しいです。萬斎さんは「見たことのないようなオフィーリアが見たい」とおっしゃるのですが、今、私だからできることを、一生懸命模索しています。――今、映像作品でも活躍中です。最初はこそこそ始めたのがだんだん形になってきている状況を、ご自身ではどう捉えていますか?藤間:今は踊り関係の方々の中にも応援してくださる方がたくさんいて、喜んでくださっているのは嬉しいです。でも自分ではまだまだという気持ちが強いですね。この先、舞踊と俳優業とのバランスもちょっと考えていかないといけない。やりたいことを2つ選んだのだから、そのぶん大変なのは当たり前のこと。片方をやっているからといってもう片方がおろそかになっちゃいけないし、舞踊をやっていることが逃げ道にならないよう、やっていかなきゃと思っています。――幼い頃から好きだったお芝居は、今もやっぱり楽しいですか?藤間:いや…今は“楽しい”はちょっとで“苦しい”が多いかな。もちろん根底に好きというのはありますが、仕事だと思うと、まだまだ自分の未熟さを痛感することの方が多くて。でも“楽しい”が少しでもあれば、それでいいんです。藤間さんがオフィーリア役で出演する『ハムレット』は、3月6日(月)~ 19日(日)世田谷パブリックシアターにて上演。演出は、数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた野村萬斎さん。城に現れた父親で先王の亡霊から死の真相を聞いたハムレットは、死を企てた叔父への復讐を誓う。世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515ふじま・さわこ1994年8月3日生まれ、東京都出身。幼い頃より祖母である紫派藤間流初世家元・藤間紫に師事し、7歳で初舞台を踏む。2017年に連続テレビ小説『ひよっこ』で俳優デビューし、映像や舞台など幅広く活躍。近作に、ドラマ『マイファミリー』『僕の姉ちゃん』、舞台『いとしの儚』など。’23年後期の連続テレビ小説『ブギウギ』に出演。トップス¥19,800(リツコカリタritsukokarita@gmail.com)ワンピース¥39,600(ミントデザインズ TEL:03・6450・5622)イヤーカフ¥24,200リング¥44,00(共にフォーヴィレイム/フォーヴィレイム カスタマーサポートcustomer@fauvirame.com)シューズ¥49,500(アンチショルド/アンチショルド カスタマーサポートcustomer@untishold.com)※『anan』2023年3月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・和田ミリヘア&メイク・坂本志穂インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年03月03日野村萬斎の長男であり弟子でもある狂言師・野村裕基。三代目藤間紫として日本舞踊紫派藤間流の家元を勤めながら、阿佐ヶ谷スパイダースにも所属し、映像作品でも活躍する藤間爽子。伝統芸能の次世代を担うふたりが、『ハムレット』でハムレットとオフィーリアに挑む。演出を手掛けるのは、ハムレットの亡き父王役とハムレットの敵である叔父王役で出演もする萬斎。古典を知る面々が作るからこそ、これまでにない『ハムレット』が生まれそうな予感がする。人間として、古典作品とは大きくつながれる──今回初めて共演されるおふたりですが、お互いにどんな印象をお持ちになりましたか。野村裕基(以下裕基)僕はこれまでもテレビドラマなどで拝見していて、不思議な魅力がある方だなと思っていました。初めてお会いしたビジュアル撮影でも、稽古が始まってからも印象は変わらず。オフィーリアという役は悲劇的な女性像なので、そのちょっとミステリアスな魅力が役にマッチしていくんだろうなと思いながらご一緒しています。藤間爽子(以下爽子)私自身はわかりやすい性格で、ミステリアスからは程遠いんですけれど(笑)。裕基さんは、ビジュアル撮影のときはまだしっかりお話できなかったのですが、それこそビジュアルの面で、背が高くてスラッとしていてなんてスタイルがいいんだろうという印象が大きかったです。今はお稽古をしていく中で、ひとりで真面目にしっかり向き合っていらっしゃる姿が、孤独なハムレットと重なるなと思いながら見ております。──そもそもシェイクスピア作品についてはどう思われていましたか。裕基興味本位で『オセロー』や『タイタス・アンドロニカス』の戯曲をパラパラと読んだことはありました。『タイタス~』はとても残酷なお話なので、こんなグロテスクなことを考えながらロマンス劇や喜劇も書けるなんて、思考が人間離れしているなと思いました(笑)。文学性の高い言葉で、その偉大さを改めて痛感してもいます。『ハムレット』でも、ハムレットが頭の中で考えていることを膨大な言葉で、さまざまな表現で描いているんですよね。それだけ表現のしがいがある戯曲だなと思います。爽子私は、子どもの頃に祖母(初代藤間紫)が出演していた『マクベス』を観たことがありました。あとは『ロミオとジュリエット』を観に行ったくらいで、戯曲を読んだことはなかったのですが、『ハムレット』で触れてみると、「こんな言葉で表すの!?」と思うような理解し難い表現もあったりして、裕基さんがおっしゃったように、天才であり変人だったんだろうなと思います(笑)。古典作品ということで、今の時代の私たちにはわかりにくい部分もありますし、私自身が日本舞踊をやっているからこそ、古典への怖さもありました。でも、皆さんと戯曲を読んで理解しながら進んでいくにつれて面白さも感じられて。演じる側はもちろん、観る側としても、「この感覚わからないわ」ではなく、想像を膨らませば、その中に今の私たちが共感し得るものが散りばめられているんだなと思いました。共感するものがあるから、現代まで残っているのだと思いますし。悲しみや喜びとか、好きという気持ちとか、人間として、作られた時代に関係なく、古典作品とも大きくつながれるような気がします。“家”を背負うふたりだからこそ理解できるハムレットの境遇──では、それぞれの役について、共感できるところや魅力などを聞かせてください。裕基ハムレットはとにかくひとりでペラペラとよくしゃべる人なんです(笑)。だから、セリフを覚えることがまず大変なんですが、河合(祥一郎)先生の翻訳に、演出をする父(野村萬斎)も多少関与しているところもあり、河合先生ご自身も日本の古典への理解もおありなので、そんなに覚えにくい言葉ではないなと感じています。また、ハムレットが「最大の敵は自分だ」と言って、己と闘っているところは、普段、狂言と向き合っている中で、そして今回ハムレットを演じるにあたって、僕自身が感じているものと重なる部分があります。ハムレットが己とどう向き合いどう考えていたのか、かつ、シェイクスピアが何を考えてハムレット像を作っていたのかということを考えながら、気が遠くなりそうな作業ではありますが(笑)、稽古していくつもりです。爽子裕基さんと私は“家”を背負っているという立場があって、そういう独特な世界で生きているという意味では、ふたりとも、王家に生まれたハムレットに共感できる部分があるんじゃないかなと思っていて。例えば、一番近しく思っている人物が一番の敵かもしれないと思うような、普通の人にはあまりない感覚も、私たちなら理解できたり。ハムレットが友だちを最も信頼するのは、私たちならお弟子さんが心の置きどころになるようなことなのかなと思ったり。だから、ハムレットの裕基さんを見ていると、背負わなきゃいけない部分や葛藤が、本当に重なっているなと思います。オフィーリアもやっぱり、父から言われたことに従うという意味で、まさしく家を背負っていますけど、ただ、彼女は本当に純真で真っ直ぐな、ハムレットを好きだという思いだけで動いていく。とても美しいし、最後に狂って社会から開放されたオフィーリアが真実を語るところは、観る方もすごく心打たれるよう演じたいと思います。──おっしゃったようにおふたりは、狂言と日本舞踊という伝統芸能の世界におられます。そんなおふたりだから、シェイクスピアという古典作品へ近づく術みたいなものもお持ちではないかと想像しますがいかがでしょうか。裕基日本とイギリスと国が違うだけで同じ古典なので、古典芸能と通じることも多いのかなと思います。父がシェイクスピア作品をもとにした狂言を作っていて、僕自身も、一昨年初めて、『ウィンザーの陽気な女房たち』が原作の『法螺侍(ほらざむらい)』に出演しました。そこで、シェイクスピアの喜劇は狂言になり得るんだと実感しましたし。父もこれまでにハムレットを2度演じていますので、きっと、狂言で培ったスキルを利用することもできるのかと思っています。爽子私自身は、萬斎さんが演出をされる座組で、私をオフィーリアに選んでくださったのは、やはり日本舞踊をやっているということもあるのではないかと思うので、どこかでそれを生かすことができないかなと探りながら、今、稽古をしています。あと、最初の本読みの段階で、萬斎さんが「言葉が主役です」とおっしゃって。この膨大なセリフを感情だけで言うとお客様が理解できなくなってしまう、理解できるように伝えるにはやはり型が必要なので、一度感情は置いておいてどの言葉を立てるべきかというところからやりましょう、とお話されていたんです。日本舞踊も、型から入って後から感情や個性を出していくやり方なので、私はすんなり入っていけました。裕基ただ、型から入れるのは強みではあるんですけど、同時に弱点にもなりかねないとも思っています。やはり、狂言の技法だけを駆使していると、他の方々のお芝居とマッチしない部分も出てくるのではないかと思うんです。言葉を際立たせるのはすごく大事ですけれど、そればかり意識していると感情が乗らなくて、昨年の「戯曲リーディング『ハムレット』より」のときにも父から指導されたので(笑)。今回は、狂言師というよりひとりの俳優として向き合って、どう感情を表現していけるかが課題です。爽子そもそも、親子で共演するって、あまりないことですよね。不思議です。どんな感じなんですか。裕基普段の狂言の稽古よりもかなり優しいです(笑)。やはり狂言は代々受け継がれてきた決まりごとがありますから、そのレールから外れるのは許されないですけど、今回は自分で考えたものを自由にやっていいので。もちろん、その中にも狂言の技術を生かしてほしいと思っているから、父も僕をハムレットにしているのでしょうし、何がいいのかは、まだまだこれから探っていかなければいけないなと思っています。爽子でも、私にとっての今回の目玉は、やはりこの親子共演で、皆さんにもそこに注目していただけるんじゃないかと思います。有名なあのセリフに込められているもの──『ハムレット』の中には、「生きるべきか、死ぬべきか」という有名なセリフがあります。萬斎さんは、観る人がそれを自分に引き寄せて、人間はどう存在すべきか、どう生きるべきかと考えられるような芝居にしていきたいとコメントされていました。おふたりはこのセリフにどんなことを思われますか。裕基本読みでもそのセリフについてはいろいろ話し合いました。きっと、生きるか死ぬかだけではなくいろんな意味が含まれているのだと思います。父親の仇を殺すのか殺さないのか。オフィーリアに「尼寺へ行け」と言う台詞に関して言うと、彼女を救うのか救わないのか。そして、戦争やコロナがある今の混沌とした世の中に対して、この物語は昔のデンマークの話というだけではないんだという意味で、「to be, or not to be」と、問いかけているような気もします。爽子やるのかやらないのか、右へ行くのか左へ行くのか、人生は全部選択であって、自分で選んで道を切り開いていくんだということを意味しているのかなと、今は思っています。合っているかどうかはわからないですけれど。裕基分岐点に立って考える、葛藤する、そんなセリフのような気がしますよね。さらにハムレットは、「なるようになれ」と思うんです。それは、自暴自棄と解釈することもできるけれども、どうなってもいいから進もうという決意にも捉えられる。爽子本当にこの先何がどうなるかわからないですもんね。だから、そういう言葉がズキッときたりします。裕基世の中を風刺しているようなセリフがゴロゴロあるので、観ている皆さんもきっとゾクッとしてもらえると思います。取材・文:大内弓子撮影:塚田史香スタイリスト=(野村裕基)中川原寛 /(藤間爽子)和田ミリヘアメイク=共に、川口博史衣裳=(藤間爽子)トップス¥75,900・スカート¥104,500(AKIKOAOKI)・イヤリング¥15,400(Jouete)問い合わせ先AKIKOAOKI<作品情報>『ハムレット』2023年3月6日(月)~2023年3月19日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター東京・江戸川区総合文化センター 大ホール公演、大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール公演ありチケット情報:ぴあアプリでは野村裕基さん、藤間爽子さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2023年02月14日「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」の藤子・F・不二雄が描いた、刺激的でシュールなSF短編漫画の実写ドラマ化が決定。来春、15分×12回構成で放送される。「ドラえもん」連載開始前年の1969年、大人向けコミック誌にSF「ミノタウロスの皿」を発表。その衝撃的な内容が評判となり、その後、生涯にわたり、刺激的でシュールな味わいのあるSF短編を多く執筆していた藤子さん。未知のウイルスによる未曽有の災厄、核戦争の脅威、食糧危機と超高齢化、神の領域まで浸食する生命科学技術など、まるで21世紀の世界を藤子さんが予見していたかのような物語が描かれ、ファンにとっては、どれも傑作ぞろいと言われ、長年本格的なドラマ化が待ち望まれていた。そして今回、満を持して10作品を実写ドラマ化。今回そのうちの5作品の内容が明らかになった。コロナ禍を彷彿させる、ウイルスのはびこる世界を描いた「流血鬼」(前後編)には、金子大地、堀田真由、加藤清史郎が出演。「原作を読まれた方にはものすごく再現度の高いドラマになっていると思いますので楽しんでいただけたら嬉しいです」(金子さん)、「私自身これまでにお見せしたことのない姿にも挑戦しているので是非、放送を楽しみにしていてくださると幸いです」(堀田さん)、「よく考えてみれば、我々が生きる現代の生活にも起こりうると思える、あくまで"すこし・ふしぎ"な作品です」(加藤さん)とコメント。締め切りに追われる漫画家がタイムスリップする物語「昨日のおれは今日の敵」には、塚地武雅。人の心の声が聞こえる不思議な実を手にした青年の物語「テレパ椎」に水上恒司が参加。塚地さんは「大変だった分、達成感も一入。忘れられない作品になりました」とふり返り、水上さんは「今回の鳥留梨男は私自身、初めて原作に忠実に芝居を重ねて参りました。こんなにも原作のスケールが大きくなると緊張感が凄まじかったです」と感想を語る。そして、食糧危機に陥った未来の老人の悲哀を描いた「定年退食」に加藤茶と井上順。悪魔との魂の取引をコミカルに描く「メフィスト惨歌」に又吉直樹、鈴木杏、遠藤憲一が出演。加藤さんは「真面目な役でドラマに主演するのはこれが初めてなので、この作品では、僕の真面目な部分、あまり普段見せていない部分を見てほしいな、と思います」と呼びかけ、井上さんは「撮影はとにかく楽しかったです。高齢社会とは言え何時お迎えが来るかも知れないこの時期に、大好きなカトちゃんが醸し出す温かさや安堵感の中に一緒に過ごした時間は、人生の貴重なオマケのようでした」と共演を語る。又吉さんは「この作品はメフィストのキャラが圧倒的に面白いですね。悪魔は人を苦しめる怖い存在っていう決まりを藤子さんが大胆に捉え直しをしているところはやっぱり斬新だなと思います」と印象を明かし、鈴木さんは「又吉さんとご一緒できるという幸運に恵まれてとても嬉しかったです」と喜び、遠藤さんは「一言一句、台詞を繰り返し覚えつつも、一度壊さないとこの役は面白くないと思って、アドリブなのか台本なのか分からないような域に到達するようにしたつもりです」と撮影をふり返っている。「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」は2023年春、BSプレミアム・BS4Kにて放送予定(15分×12回予定)。(cinemacafe.net)
2022年12月09日神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムは、クリスマスイベント「藤子・F・不二雄ミュージアムのクリスマス2022」を2022年12月25日(日)までの期間限定で開催。藤子・F・不二雄ミュージアムのクリスマスイベント藤子・F・不二雄ミュージアムでは、2022年のクリスマスに向けたイベント「藤子・F・不二雄ミュージアムのクリスマス2022」を開催。期間中は、館内をクリスマスの装飾で彩り、華やかなムードを演出する。中でも目玉となるのは、『ドラえもん』に登場するキャラクターたちをイメージしたクリスマスツリーだ。館内4ヶ所に設置し、2階「みんなのひろば」まんがコーナー付近には、ドラえもんをモチーフに、ブルカラーのオーナメントやライトを飾ったツリーを用意する。1階「エントランス」には、のび太イメージのイエローカラーのツリーを、3階「ミュージアムカフェ」前には、しずかちゃんから着想を得たピンクカラーの可愛らしいツリーをセット。2階「きこりの泉」休憩コーナーでは、ジャイアンとスネ夫をモチーフにした、オレンジとグリーンのカラフルなツリーを鑑賞することができる。キャラクターのシルエットを映すガラス窓また2階「みんなのひろば」の大きなガラス窓では、クリスマスを楽しんでいるドラえもんやのび太、パーマン、オバケのQたろうなど個性豊かなキャラクターのシルエットを映し出す。クリスマスツリーのライトアップ芝生に囲まれた3階の「はらっぱ」には、毎年人気を誇る「クリスタルツリー」を設置。夕暮れになると煌びやかな光でライトアップされ、昼間とは違ったロマンティックな雰囲気を楽しむことができる。クリスマス限定のグッズ&メニューさらに期間中は、クリスマス限定のオリジナルグッズやカフェメニューも展開。1階「ミュージアムショップ」では、11月18日(金)から藤子・F・不二雄のキャラクターを描いたオーナメント型キーチェーンセットを販売する。3階「ミュージアムカフェ」は、見ているだけで心が躍るクリスマス柄のラテアートドリンクを提供する。どの絵柄が当たるかは、テーブルに来てからのお楽しみだ。なお藤子・F・不二雄ミュージアムでは、2023年10月中旬まで「藤子・F・不二雄のSF短編原画展ーSukoshi・Fushigiワールドへの招待ー」を開催。クリスマスムードを楽しみながら、原画展を鑑賞してみてはいかがだろうか。【詳細】「藤⼦・F・不⼆雄ミュージアムのクリスマス2022」開催期間:2022年11月9日(水)~12月25日(日)場所:藤子・F・不二雄ミュージアム住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1開館時間:10:00~18:00休館日:火曜日、年末年始 ※臨時休館、火曜特別開館ありチケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子ども(4歳以上) 500円※3歳以下無料<グッズ例>・「Fキャラクターズ オーナメントキーチェーン(3個セット)」2,200円<メニュー例>・「ラテアートドリンク」(アイス/ホット)各650円※絵柄の選択は不可【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245(9:30~18:00/年末年始のぞく)
2022年11月20日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)4代家元尾上菊之丞と宗家藤間流(事務所所在地:東京都港区 宗家:藤間勘十郎)八世宗家、藤間勘十郎は2020年7月、コロナ禍においても日本舞踊・伝統芸能の魅力を発信すべくオンラインサロン「K2 THEATRE」をスタートいたしました。2022年12月16日(金)、初めての舞踊公演を日本橋公会堂で開催、2022年11月1日(火)よりチケットを発売いたします。「関の扉」には歌舞伎役者の尾上右近氏も特別出演いたします。URL: 尾上菊之丞と藤間勘十郎 1■K2 THEATRE(ケーツーシアター)とは古典芸能の世界は伝統やしきたりを大切にする、クローズドな世界でもあります。コロナ禍で芸術や文化の意義が問われ、披露の場も縮小されるなか「オンラインサロン」という場で広く門戸を開き、沢山の魅力をお伝えしたい。そんな想いで流派の垣根を超えて、尾上流四代家元、尾上菊之丞と宗家藤間流八世宗家、藤間勘十郎が2020年に立ち上げたサロンです。新作から古典まで撮りおろしの日本舞踊やライブ配信、伝統芸能解説、和楽器演奏、楽屋拝見など“ここでしか観ることのできない”多彩なコンテンツをお届けしています。現代ではなかなかふれる機会のない日本舞踊・伝統芸能の世界を「お好きなときに」「何度でも」「自分のペースで」楽しめる、日本人なら知っておきたい古典芸能サロンです。■「オンラインサロンK2 THEATRE特別舞踊公演」詳細新しい表現の場である「K2 THEATRE」初の舞踊公演です。生の舞台の息遣いを感じていただきたく、全曲古典作品でありながらも、様々な趣向にてご覧いただきます。流儀として大切にしている演目や、衣裳拵えもあれば素踊りもあります。ゲストには尾上右近氏をお迎えして歌舞伎舞踊の大古典を勘十郎さんが練り直した「関の扉」を上演。尾上菊之丞の子供たちも出演いたします。日本舞踊の魅力、生の舞台をお楽しみください。11月中に家元と宗家、尾上右近氏によるインスタライブも実施予定です。一、女夫狐(常磐津) 藤間勘知恵・藤間勘松音・藤間勘光二、二人椀久(長唄) 尾上菊透・尾上菊晴三、漁樵問答(長唄) 尾上菊之丞・藤間勘十郎四、外記猿(上) 羽鳥嘉人汐汲 (下) 羽鳥以知子五、関の扉(常磐津) 藤間勘十郎・尾上右近・尾上菊之丞場所 : 中央区立 日本橋公会堂/東京都中央区日本売蛎殻町1-31-1半蔵門線「水天宮前」A6出口・日比谷線「人形町」A2出口・浅草線「人形町」A5出口日時 : 2022年12月16日(金)午後4時30分開演 ※午後4時開場入場料: 1階席8,000円 2階席6,000円 ※全席指定/税込演奏 : 長唄/唄:日吉小八郎 三味線:東音河野文常磐津/浄瑠璃:常磐津和英太夫 三味線:常磐津菊寿郎囃子/藤舎千穂 連中チケット申込 : チケットに関するお問い合わせ先: 株式会社TOMABUNE03-6812-9592 kanjurou.soke@gmail.com ■K2 THEATRE概要初の舞踊公演を記念し、2022年11月1日より12月末まで、初月無料で「K2 THEATRE」のコンテンツをお楽しみいただけます。名称: K2 THEATRE(ケーツーシアター)概要: CAMPFIREにて入会申込後、Facebookクローズドグループにて視聴&コミュニケーションURL : ※サロンメンバーとしてご登録後、初月無料でご視聴いただけます。■尾上流(おのえりゅう)とは日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさずその魅力を国内外へ伝え続けます。尾上菊之丞■三代目 尾上菊之丞(おのえ きくのじょう) 尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめ様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦。京都芸術大学非常勤講師。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けています。歌舞伎や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」等を振付。OSK日本歌劇団、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を務めています。■■コメント■■「勘十郎さんとはこれまで様々な形で共に力を合わせて歩んで参りました。時に作曲家と役者として、時に浄瑠璃と三味線のコンビとして、また今回の会場となる日本橋劇場にて2008~2014までの7年間「趣向の華」という夏の勉強会の共同主催者として、そして2020年コロナ禍に突入して立ち上げたオンラインサロン「K2THEATRE」の共催者として初めて2人で本業の舞踊公演を開催します。また互いの流儀とも大変関わりの深い尾上右近さんを迎えての舞台を是非ご覧ください!」尾上流 : Instagram: Facebook : Twitter : ■宗家藤間流とは宗家藤間流は日本舞踊の五大流派の一つで、江戸時代から今日まで300年以上の歴史があります。代々、歌舞伎の振付師であり、六世藤間勘十郎は多くの振付作品を残したことで人間国宝に指定されました。彼は衣装や鬘を付けない「素踊り」を積極的に取り入れ、今でも「素踊り」は当流において根幹をなす踊りのスタイルです。歌舞伎舞踊と六世の作品や手法の両方を守り、発展させています。藤間勘十郎■宗家藤間流八世宗家 藤間勘十郎(ふじまかんじゅうろう)1980年生まれ。歌舞伎振付師。宗家藤間流現宗家。2002年、22歳で八世を襲名、翌年に芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞。歌舞伎舞踊の振付以外にもオペラやニコニコ超歌舞伎などの舞台演出等、多方面で活躍。振付師として活動する一方で後進の育成にも力を入れる。また、2007年のフランスや2015年のブラジルなどの積極的に海外公演を行い、日本伝統芸能の魅力を国内外に発信しています。■■コメント■■「藤間勘十郎でございます。この度K2シアター初の舞踊公演にゲストとして尾上右近さんをお迎えし天下転覆を企む悪人とそれを打ち砕く桜の精の奇想天外な物語を描いた歌舞伎舞踊の名作【関の扉】、若返りの水を求め養老乃瀧に現れた樵夫が竜宮城帰りの浦島太郎と出会う【漁礁問答】を上演致します。今まで色々舞台で御一緒してる菊之丞さんと、二人の舞踊公演は実は初めて!!どのような公演になりますか乞う御期待!是非劇場に!」藤間勘十郎HP: Instagram : Facebook : Twitter : YouTube : 尾上右近■歌舞伎役者 尾上右近(おのえ うこん)1992年生まれ。清元宗家七代目 清元延寿太夫の次男。曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父には俳優 鶴田浩二。7歳で歌舞伎座『舞鶴雪月花』の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。12歳で新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役ほかで、二代目尾上右近を襲名。2018年1月清元栄寿太夫を襲名。■■コメント■■「二人のお師匠さんとこのような形でご一緒させていただける日が来たなんて夢のようです。僕も本名の頭文字がKなので、ある意味K3のつもりで励みます!」尾上右近HP: Instagram : Twitter : YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日『ドラえもん』や『キテレツ大百科』などで知られる藤子・F・不二雄が多くの大人ファンを魅了した「SF短編シリーズ」の原画展、『藤子・F・不二雄のSF短編原画展―Sukoshi・Fushigiワールドへの招待―』が、10月22日(土)より、藤子・F・不二雄ミュージアムにて開催される。夢あふれる児童まんがをライフワークとしていた藤子・F・不二雄は、『ドラえもん』の連載が始まる前年の1969年、児童まんがのタッチはほとんど変えず、大人向けに『ミノタウロスの皿』を発表。この作品は多くの読者に衝撃を与え、その後、藤子・F・不二雄のSF読み切りまんがが様々な雑誌で発表されるようになった。のちに藤子・F・不二雄が『ドラえもん』や『キテレツ大百科』などを連載する傍ら描いたこれらの作品群は、「SF短編シリーズ」として主に大人のファンから大人気となった。本原画展では、その「SF短編シリーズ」のまんが原画を、かつてない規模で特集する。「SF」という呼び名について、藤子・F・不二雄は、“僕にとっての「SF」は、サイエンス・フィクションではなくて、「少し不思議な物語」のSとFなのです。”(1989年 藤子不二雄ランド『少年SF短篇』2巻(中央公論社))と語っている。「SF短編シリーズ」の作品はどれも、児童まんがで培った親しみやすい絵柄と読みやすいコマ運びで描かれる物語で、読み切りの短編作品でありながら、読者に深い印象を残す。また、執筆当時のシリアスな社会問題をテーマにした作品は、不思議と今の時代にも通じる普遍性も兼ね備えているのも特徴的だ。さらに、作品によって時折変化する絵のタッチも見どころのひとつとなっている。『藤子・F・不二雄のSF短編原画展―Sukoshi・Fushigiワールドへの招待―』を通して、児童まんがからイメージする藤子・F・不二雄とは異なる、彼の意外な一面を発見してみてはどうだろうか。また、本原画展の開催を記念し、ミュージアムショップやミュージアムカフェでは、第1期の展示作品を中心に新商品や新メニューも展開される予定となっている。【開催概要】『藤子・F・不二雄のSF短編原画展―Sukoshi・Fushigiワールドへの招待―』会期:2022年10月22日(土)~2023年10月中旬(予定)開催場所:展示室II(藤子・F・不二雄ミュージアム 2F)※会期を3回に分けて、約4か月ごとに、展示原画を入替予定。※入館は日時指定による事前予約制です。※入館チケットは全国のローソンでお買い求めください。藤子・F・不二雄ミュージアム公式サイト:
2022年10月11日神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムは、「藤子・F・不二雄のSF短編原画展ーSukoshi・Fushigiワールドへの招待ー」を2022年10月22日(土)から2023年10月中旬まで開催する。「SF短編シリーズ」のまんが原画を展示「藤子・F・不二雄のSF短編原画展ーSukoshi・Fushigiワールドへの招待ー」は、『ドラえもん』や『キテレツ大百科』を連載する傍らで描き続けた、SF読み切りまんがなどの作品群「SF短編シリーズ」のまんが原画を展示する原画展。『ミノタウロスの皿』や『流血鬼』、『ベソとこたつと宇宙船』など、かつてない規模で特集される。“すこし・ふしぎ”なSF短編シリーズのまんが原画“Sukoshi・Fushigiワールドへの招待”とサブタイトルで銘打った今回の原画展。藤子・F・不二雄にとっての「SF」とは“少し不思議な物語”のSとFだという。彼の描く「SF短編シリーズ」は、読み切りの短編小説でありながら、読者に深い印象を残す“少し不思議”な持ち味がある。鑑賞にあたって、『ドラえもん』などの児童まんがで培った親しみやすくポップな絵柄と読みやすいコマ運びではありつつも、作品によって変わる絵のタッチなども要チェックだ。また、『ドラえもん』の話の中から、「SF短編シリーズ」の雰囲気や共通点が見られるものも展示される。第1期の展示作品モチーフのグッズ&カフェメニュー原画展開催に合わせ、ミュージアムショップでは第1期の展示作品を中心に新作オリジナルアイテムを発売。『ミノタウロスの皿』のイラストをあしらった美濃焼きのプレートや、アクリルペンスタンドなど「SF短編シリーズ」の世界観を家でも感じられるアイテムが揃う。さらに、ミュージアムカフェでは、作品をモチーフにしたケーキやドリンクが登場する。【詳細】「藤子・F・不二雄のSF原画展ーSukoshi・Fushigiワールドへの招待ー」第1期会期:2022年10月22日(土)~2023年10月中旬(予定)※会期を3回に分けて、約4か月ごとに転じ原画を入替予定。場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 2F展示室Ⅱ住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1チケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子ども(4歳以上) 500円※3歳以下無料※入館は日時指定による事前予約制。※入館チケットは全国のローソンで購入。<グッズ例>・『ミノタウロスの皿』の皿 1,430円・アクリルペンスタンド(SF短編) 1,980円<カフェメニュー>・『ミノタウロスの皿』~うんと食べなきゃいやよケーキ~ 1,400円・『流血鬼』~紅いカシスフロート~ 680円※画像はすべてイメージ。【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245(9:30~18:00 / 年末年始のぞく)
2022年10月09日俳優のムロツヨシ、女優の藤間爽子が出演する、NTTドコモ「iPhone」の新CM「だったらドコモだ」編が16日より放送される。秋らしいパステルカラーの洋服を着た藤間が街中で新iPhoneの看板を「すごそうだなぁ」と見ていると、ピンク色のロングヘアーの女性に声を掛けられ、振り向くとその女性がムロに突如変身。藤間を驚かすように一瞬でえんじ色のタキシード姿に変身したムロはユーモア溢れるジェスチャーを交えながら新iPhoneのすごさをプレゼンしていく。「すごすごすご〜」と驚きつつも、「欲しいんだけどなぁ〜」とふと我に返る藤間。すると突然「だったらドコモだ」ボタンが現れ、ムロがプッシュすると、新iPhoneが登場。ドコモのオススメのプログラムを紹介すると「だったら買えちゃうかも」と心が動いた藤間は清々しい表情でムロと一緒に街中を歩き出す。○■ムロツヨシ、藤間爽子インタビュー――撮影の感想をお願いします。ムロ:思ったより静かなんですね、って言われることが常々なんですけども、今日はちょっとギアを入れまして。藤間爽子さんギアで。藤間:途中カットしちゃったりして。すみません。ムロ:いえいえこちらこそ。藤間:ありがとうございます。何か鼻をヒクヒクされていて(笑)。ムロ:してないですよ(笑)。藤間:釣られて笑ってしまいました。ムロ:あれはね、僕のせいにしましたが、あれはひくひくしてないですよ。藤間:いえいえ、してました。ムロ:じゃー鼻をひくひくさせた、私のせいです(笑)藤間:すみません(笑)。本当たわいもないお話をさせていただいたんですけど。(CMの中で)うなずくシーンがあって、二人でどううなずくっていう話が。”かみ締めるうなずき”か”余韻を残すうなずき”どっちにするっていう話をしたのがすごく楽しかった。ムロ:うなずきにもいろいろありますからね。素敵でした。“爽子のうなずき”がね。タイトルですよ。呼び捨てにしたいわけじゃないです。“爽子のうなずき”というジャンルが出来上がってますからそれは楽しみにしていただきたいなと思います。――役者としてモチベーションを上げる為に実践していることはありますか?ムロ:僕は朝お風呂に入ったりもしてるんですけども、今流行りのサウナもやったりとか、いろいろやってますかね。あとはこの2年半・3年間行きにくかった海の景色を見に行ったりするのを恥ずかしがらずやるようになりました。一人で海に行ったりしたりしてますね。山を見たり、自然を見に行ってるかな。こういうことができる大人になって良かったから、5年後もこうしていたいなって思うのも必要かなと思いますし。また、新しい舞台作りもしたいですし、したいというよりは“やりたい”が出てこないのかなっていう時期かな、なんて思ったりもしている時ですね。難しいじゃない、今。――今回のCMは「新iPhoneが期待を超えまくる」という内容ですが、「期待を超えまくったな」と感じたことを教えてください。ムロ:藤間爽子さんの“人となり”というのは期待を超えまくってました。ちょっと話しやすいかなと思ってたんですけれども、ここまで相手してくださるとは思わなかったので、そこの期待は超えまくっています。藤間:すごく嬉しいです。私も今回のこの質問には、ムロさんのお芝居とアドリブというか、この場を盛り上げてくれる面白さとか、一気に現場がパッと明るくなる。そのムロさんの姿が本当に素敵だなって思って。――9月になり少し涼しい季節になってきましたが、今年の“秋の夜長”にやってみたいことはありますか?ムロ:秋の夜長にやっぱり打ち上げかな。でもそれはずっと言ってるけど、また姿形を変えた打ち上げの形を見つけてやりたいですね。いろんなスタッフさんとここ3年間ぐらいにお仕事や作品を作り上げたスタッフさん。共演者とか皆さんとね。藤間:私は周りがさっきムロさんもおっしゃってたんですけど、サウナ好きな人が結構周りにいて。皆さん整うっていうんですけど、その整うとはなんぞやと思って、この前初めてちゃんと水風呂に入るのをやりながらサウナしたんですけど、まだそこまで整うっていうことをちょっと体感できなかったんで、ちょっと今暑いし、帰り道もまた汗かくのもちょっと嫌なんで、ちょっと秋涼しくなったらもう1回サウナをやりたいなと。
2022年09月15日神奈川県の川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムは、「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」第5期の展示を、2022年10月16日(日)まで開催する。「10周年記念原画展」の第5期が開催「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」は、1950年代から1990年代までの年代ごとの漫画原画や、テーマごとの作品を展示する原画展。貴重な作品を通して、藤子・F・不二雄作品の魅力を感じるとることができる。藤子・F・不二雄のまんが原画を年代別に展示第5期では、第1期から第4期とは異なるまんが原画を展示。『ドラえもん』の「スネ夫のおしりがゆくえ不明」や、『パーマン』の「パーマン全員集合!!」、SF短編作品「ある日……」など、貴重な原画の数々を鑑賞することができる。“すこし・ふしぎ”なキャラクターのテーマ展示&カラー原画また、テーマごとの作品を展示するコーナーでは、「居候がやってきた!」と題して、藤子・F・不二雄が描く“すこし・ふしぎ”なキャラクターの作品を紹介。オバケの国のQ太郎とその仲間たちの日常を描いた『オバケのQ太郎』をはじめ、『ドビンソン漂流記』、『ジャングル黒べえ』、『チンプイ』などの原画が登場する。さらに、「大長編ドラえもん」シリーズからは、月間マンガ雑誌『月刊コロコロコミック』で連載された”カラー原画特集”も展開する。コミックスではすべて白黒で掲載されているページを、カラーで鑑賞することができる。新作グッズ&新作カフェメニューもなお、第5期の開催に合わせ、藤子・F・不二雄ミュージアムのミュージアムショップでは、新作グッズを販売。マンガの1シーンをプリントしたユニークなTシャツや、原画展オリジナルのトランプなどを用意している。さらに、ミュージアムカフェでは、『ドラえもん』をモチーフにしたロコモコプレートが新登場する。【詳細】「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」第5期会期:2022年7月9日(土)~10月16日(日)場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 2F展示室Ⅱ住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1チケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子供(4才~小学生) 500円※チケットは事前予約・完全日時指定制。※チケットはローソンのみで販売。ミュージアムでは、入館チケットは販売なし。※障害者手帳持参者はミュージアム入館料が無料。介護が必要な場合、介護者1名まで無料。但し、ミュージアムの入館は日時指定の予約制のため、事前予約及びチケット発行が必要。<グッズ例>無人島へ家出 Tシャツ 4,180円打率一分 Tシャツ 2,750円藤子・F・不二雄 キャラクターズトランプ 1,650円<カフェメニュー例>野菜たっぷり ドラモコプレート 1,800円【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245(9:30~18:00 / 年末年始のぞく)©Fujiko-Pro『オバケのQ太郎』は、藤子不二雄Ⓐとの共著。
2022年07月16日~2018 年にスタートした「日本舞踊の可能性」 の 第4弾!日本最古の漫画「鳥獣戯画EMAKI」とフランツ・カフカの「変身」を上演いたします ~藤間蘭黄が芸術監督を務める 「日本舞踊の可能性」公演は、 2018年の vol.1 初開催以降、映像やピアノ、バレエなど様々なジャンルとのコラボレーションを通して、日本舞踊の潜在能力を見出し てきました。そのシリーズ第4弾として、今回は日本最古の漫画や西洋文学とのコラボレーション作品を上演致します。また、ナビゲーター は人気落語家の桂 吉坊。楽しく日本舞踊の世界に誘います。カンフェティにてチケット発売中 ★本公演特設サイト★ 開催概要日時:2022年11月2日(水)18時~3日(祝・木)14 時~会場:台東区立浅草公会堂 (東京都台東区浅草 1-38-6)アクセス:地下鉄 銀座線浅草駅より徒歩5分 、都営浅草線浅草駅より徒歩7分チケット:S席:¥8,000A席:¥5,000B席:¥2,000パトロネージュシート ¥20,000※パトロネージュシートは(株)代地のみ取り扱い。良席確保、直前見どころ講座等の特典付お問い合せ先 :(株)代地TEL 0358296130E-mail info@daichi-fjm.com 主催:株式会社代地 東京都台東区柳橋 2-1-1 代表取締役 田中裕士(藤間蘭黄)◆プログラムナビゲーター 桂 吉坊Ⅰ「 鳥獣戯画 EMAKI 」 日本最古の漫画とも言われる「鳥獣人物戯画」の世界観を、世代を超えた日本舞踊家が描く作詞・演出・振付 藤間蘭黄、出演 藤間蘭黄、山村 光 ほかⅡ「 変身 」 フランツ・カフカの 同名 小説を バルトークの ピアノ生演奏で表現演出・振付・出演藤間蘭黄、ピアノ 佐藤卓史日本舞踊家 藤間蘭黄 Rankoh Fujima江戸時代から続く日本舞踊の家に生まれ、5歳から祖母、藤間藤子(重要無形文化財保持者)、母蘭景より踊りの手ほどきを受ける。6歳で初舞台。16歳で藤間流名取となり、長唄、能楽、囃子、茶道の研鑽も積む。曽祖母や祖母から伝わる古典の継承とともに、ゲーテの「ファウスト」を一人で演じる『禍神』、オペラ「セビリアの理髪師」の舞台を江戸に移した『徒用心』など創作作品も積極的に発表。2015年には世界ダンサー、ファルフ・ルジマトフ、ロシアの国立バレエ団の芸術監督、岩田守弘との『信長』を世界初演。国内外の公演活動を精力的に行いながら、初心者から師範まで幅広く指導している。2015年芸術選奨文部科学大臣賞。2016 年文化庁文化交流使として10 ケ国14都市で公演、ワークショップ、レクチャーなどの活動を行う。2019年度日本藝術院賞、2020年紫綬褒章。五耀會同人。○ 公式サイト: ○ Instagram:藤間蘭黄 Rankoh FUJIMA◆ 日本舞踊の可能性映像とのコラボレーション、バレエとのコラボレーション、ピアノとのコラボレーション、また西洋文学を題材にとり、あるいは若手女性舞踊家の魅力にスポットをあてるなど、2018年の vol.1以降、様々な可能性を提示し続けている公演シリーズ。◆ 「 鳥獣戯画 EMAKI 」東アジア文化都市北九州実行委員会より 「鳥獣戯画」をテーマに、「市民文化活動者による創作日本舞踊」作品を委嘱され、「未来につなぐ東アジア伝統芸能の饗宴」(2021年8月)初演。配信された映像は、大きな反響を呼び、「日本舞踊の裾野を広げるためのキラーコンテンツにもなりうる名作」(舞踊評論家長野由紀氏)などと称賛された。今回の公演では、10 代から70代までの女性日本舞踊家を選抜、改訂版として再演する。◆「 変 身 」カフカといえば「変身」。男性がある朝突然毒虫になったという物語を、 という日本舞踊の特色を生かして一人で描く。もともとは、2020年の欧州公演ツアー用に予定していた本作品は、2019 年にハンガリーやドイツなどで好評だった『メフィスト・ワルツ』 ドイツの作家ゲーテの「ファウスト」をハンガリー出身のリストのピアノ曲で描いた から構想を得たものであった。その後、感染症の影響で度重なる延期を経て、知人を介して出会ったピアニスト佐藤卓史とともに2021年に日本で試演。本格的な上演となる今回、(株)小倉縞縞から生地提供された小倉織の袴も見所である。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月08日幼少より、祖母の紫派藤間流家元・初代藤間紫に師事し、日本舞踊家として活躍。現在は話題のドラマ『マイファミリー』に出演するなど、俳優としても活動中の藤間爽子さん。祖母も歩んだ舞踊家と俳優の二刀流の道を邁進する。「祖母を真似してということではないのですが、気がついたら同じ道に進んでいました。小さい頃から日本舞踊をやっていたせいか、表に出ることが好きで。学芸会や演劇部でも率先して主役をやるタイプだったんです(笑)」2つの肩書を持つ強みは、「表現の幅が広がる」こと。「俳優業をやることで、演技の引き出しは増えたと思いますし、本番に臨む回数も間違いなく増える。舞踊家は人に教えることが主な仕事で、公演会も、例えば歌舞伎のような長期間ではなく、多くて3日程度。でも、俳優として舞台に出演したら2週間ぐらいお客様の前でお芝居できたりするので、場数を踏めるのも大きいですね」昨年、三代目藤間紫を襲名。26歳という若さで流派を背負う覚悟と責任の重さはいかほどか…。「襲名に関しては、小さい頃からそれとなく言われていて。ただ、14歳のときに祖母が他界し、当時はまだ家元になれる年齢でもないので、二代目を祖父が継承。その後、私は俳優業もスタートさせ、なかなか家元になる覚悟が決まらず、揺れ動いていたんです。でも、正直このまま逃げていても自信を持てるときなんて来ないかもしれないと思ったら、むしろ若さを武器に、皆さんに支えてもらいながらやってしまったほうがいいのかなと、襲名を決意しました」今年1月には襲名披露公演を開催。決意を胸に挑んだ演目は、歌舞伎舞踊の中で女形の最高峰といわれる『京鹿子娘道成寺』。「一つの節目として、あえて高い壁に挑戦したいと思って。でも、本番を迎えるまでは恐怖との戦い。1年ほど前からお稽古に取り掛かり、最後の1か月は毎日稽古場にこもって踊り、自分と向き合う時間を過ごしました。公演を終えて、周りの方々からは『もっと頑張っていかなきゃね』という厳しいお言葉もいただきましたが、それはありがたいこと。現状に満足したら終わりですし、自分も幕が閉じたあと、もう一回やりたいと思った。また30代で踊るぞって」何度でも同じ演目に挑戦したくなる。「それこそが日本舞踊の奥深さであり、醍醐味」と話す。「7月に『藤娘』という演目を踊るのですが、お酒を飲んで酔っ払う振りが出てくる。私は過去に2度踊ったことがあるのですが、最初が小学6年生で、2度目は高校生。酔っ払う感覚はわからず、こんな感じかなと想像して演じていたものが、今は経験を元に演じられる。同じ演目でも年齢によって感じ方も違い、長いスパンで変化を楽しんでいけるのが日本舞踊の面白さなのかなと思います」家元としての一歩を踏み出し、昨年、日本舞踊の配信映像作品でも主演を務めた藤間さん。「『地水火風空 そして、踊』は日本舞踊を盛り上げていこうと考えられた試みで、映像作品の中で踊るというのは私も初めて。普段は引きで見ているものを、手先や足元に寄って撮ったりするので、細部まで見ることができるのは映像ならではの魅力ですし、“日本舞踊ってカッコいいな”と改めて惚れ直しちゃいました(笑)」同時に、劇場空間を飛び出して踊る楽しさを知り、新たな願望も。「去年、『あしかがフラワーパーク』で満開の藤の花を見たのですが、今度踊る『藤娘』をここで踊りたいと思ったんですよね。もちろん日本舞踊は劇場で踊るように考えられているし、実際にはないものをあるように演じる面白さもある。でも、本物の藤の花の前で踊ったり、演目ゆかりの地で作品の背景を感じながら演じるのも楽しいだろうなと思うんです」慣習や固定観念に囚われず、柔軟な視点で日本舞踊を楽しむ。そこには、家元の肩書に縛られず、「一人の人間としてやりたいことをやる」という強い信念が。「責任ある立場ではありますが、自分が楽しいと思えなければ続けられない。日本舞踊をすごく好きだからこそ、嫌いになってしまわないように、楽しむことを大事にしています。私の場合、俳優業もやらせてもらっているので、なかには『責任感が足りない』『舞踊を疎かにして…』と思う方もいるかもしれないけれど、こんな舞踊家がいてもいいんじゃないかなって思うんですよね(笑)」「家元としてのコメントを求められると、正直ドキドキしちゃう」とハニかみながらも、伝統芸能の未来にしっかり目を向けている。「今は『劇団ひまわり』の役者さんに教えるなど、生徒さんを増やす活動も考えています。日本舞踊を通して、所作や礼儀作法、日本人が持つ心の美しさを伝えていけたらいいなと思って。日本舞踊はハードルが高いと思われがちですが、着物を着てみたい、美しい所作や立ち姿を身につけたい、健康のために体を動かしたい…といった気軽な気持ちで一度触れてみてもらえたらうれしいですね」WEB限定公開の「一問一答」藤間爽子さんに10の質問を投げかけてみました。Q. 朝起きて、一番にすることは?カーテンを開ける。Q. なかなか眠れない夜、何をする?寝れないときは、寝ようと思わないで諦める。かといって、携帯をいじったりもしないでぽけーっと、ベットの中でただボーっとする。Q. 犬派?猫派?どっちもって言いたいけど、犬を飼っているので犬派。Q. タイムマシーンがあったら過去に行きたい?未来に行きたい?過去。おばあちゃんが生きていた頃に、今のこの自分の状態で戻りたい。Q. 宝くじが当たったら、何に使う?額にもよるな(笑)。貯金はするけど、旅行に行きたいです。Q. 愛用のマスクはどんなデザイン?立体型のサンカクになるタイプ。お稽古してるときにマスクすると苦しいのですが、そのタイプだと息を吸いやすいんです。Q. 好きなおにぎりの具は?迷う~。白米もいいけど、ふりかけの混ぜご飯みたいなものも好きです。「まつのはこんぶ」を混ぜたのも大好き。Q. あなたの弱点を教えてください。ジェットコースターが苦手です。地に足がついてないところや、飛行機とかふわふわしてるのも苦手。Q. 子どもの頃の夢は?小学生のときに答えていたのは、「日本舞踊のできる女優さん」。Q. 無人島に持って行くなら?家族とか仲間。物とかいらないので、大切な人と一緒に行きたいです。ふじま・さわこ1994年8月3日生まれ。東京都出身。日本舞踊家として活動する傍ら、劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属し、俳優としても活躍。現在はドラマ『マイファミリー』(TBS系・日曜21時~)に出演中。トップス¥19,800スカート¥46,200(共にシーエフシーエルcfcl.jp)ハートリング¥16,500サファイヤリング¥88,000(共にエナソルーナ)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年5月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・石川美久ヘア&メイク・村上 綾取材、文・関川直子(by anan編集部)
2022年05月18日4月7日、漫画家の藤子不二雄A(本名・安孫子素雄)さんが亡くなった。88歳だった。『忍者ハットリくん』や『怪物くん』、『笑ゥせぇるすまん』など数々の名作を輩出した巨匠の死を悼む声が相次いでいる。昨年4月には、東京都豊島区にある「トキワ荘マンガミュージアム」の記者会見に出席した藤子Aさん。駆け出しの頃に石ノ森章太郎さん(享年60)や寺田ヒロオさん(享年61)ら漫画家仲間たちと過ごしたアパート「トキワ荘」での思い出を語っていた。「藤子Aさんは富山県の禅寺に生まれました。後にコンビを組むことになった藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さんとは、幼い頃に転校先の小学校で出会います。漫画好きの2人はすぐに意気投合し、漫画雑誌を手作りするなどしました。藤子Aさんは高校卒業後、新聞社に務めていましたが、藤子Fさんの誘いで20歳の時に上京。そしてトキワ荘で創作活動に励んだのです」(出版関係者)そんな藤子Aさんは、’13年8月に本誌に登場。漫画家の道に誘ってくれた藤子Fさんとの出会いについて、「彼に会わなかったら、僕は、絶対に漫画家になっていない。彼に会ってますます漫画に夢中になっていった……」と目を細めていた。取材当時は、藤子Aさんの大作ともいえる自叙伝的漫画『愛…しりそめし頃に…』の最終巻が出版された直後だった。この時、すでに“幕引き”を考えていたという藤子Aさんは、「ボクももう年だしねぇ。いつまで連載を続けられるのかはわからないし。それに、今やめると単行本にするのにキリがいいんですよ」と話していた。■「ボクにはプレッシャーというものがない」同作の最終回を描いていた’13年3月、健康が自慢だった藤子Aさんに大腸がんが見つかった。初めは落ち込んでいたという藤子Aさんだったが、すぐさま気持ちを切り替えて、『PARマンの情熱的な日々』に闘病の記録を描くことに。記録用に使い切りカメラを医師に渡して、手術の様子を撮ってもらうなどしたという。最終回の原稿チェックは病室で行われたが、藤子Aさんの様子は“普段通り”だったという。仕事を抱えながらの入院や手術は大変そうに思えるが、藤子Aさんはそんな素振りを見せずこう語っていた。「ボクにはプレッシャーというものがない。うまくいかなかったらどうしようとか、そういうマイナスなことも考えない。自由気ままに生きてきた。遊びを通じて人と出会い、それが仕事につながった。毎日、お酒を飲んでパーティーに行って、ゴルフして。そんな生活ができたのも常にプラス思考だったからです」3時間に及ぶ手術は成功したものの突然の大出血にみまわれ、一時はICUに入っていた藤子Aさん。だがICUを出てからは、驚異的な回復力を見せる。趣味のゴルフで足腰が鍛えられていたため、リハビリでも院内を1周、2周と難なく歩けるように。そして、退院後はゴルフで体力回復を図ったという。藤子Aさんのエッセイ漫画を担当していた編集者は、取材当時、本誌にこう語っていた。「先生はよく『明日できることを今日するな』と言っています。遊ぶときは必死で遊ぶ。ご自分の病気を写真入りでレポートするあたりは、まさしくプロ根性なのですが、そこに悲壮感がないのは、周りを暗くしたくない先生の明るさと優しさだと思います」元気を取り戻した藤子Aさんは、“一生懸命頑張ってきたシニアたちを元気づける漫画”を描く構想を練っていた。その理由について、こう話してくれたのだった。「いまは夢を持つのも難しい時代。明るいことより暗いことが多いしね。でも、だからこそ無理矢理にでもプラス的な思いでいかないと。ボクも笑って生きますよ。間違って同じゴルフクラブを3本も買って、奥さんに怒られながらね(笑)」藤子Aさんが生きる上で大切にしていた“プラス思考”の美学。そこから生み出された作品は、これからも多くの人々に愛され続けるだろう。(※「藤子不二雄A」さんの「A」は○の中にA)
2022年04月08日2022年4月7日、漫画家の藤子不二雄Aさんが亡くなったことが分かりました。88歳でした。産経ニュースによると、同日の朝に川崎市の自宅で亡くなっているのが見つかったといい、警察が死因などを調べているとのことです。1996年に亡くなった、同じく漫画界の巨匠である藤子・F・不二雄さんとともに、共同ペンネーム『藤子不二雄』として活動していた藤子不二雄Aさん。共作の『オバケのQ太郎』『怪物くん』をはじめ、コンビ解消後も『忍者ハットリくん』『笑ゥせぇるすまん』『プロゴルファー猿』などのヒット作品を生み出しました。藤子不二雄Aさんの作品は、世代を超えて愛され続ける名作ばかり。漫画界の巨匠といえる藤子不二雄Aさんの旅立ちに、多くの人が「素敵な作品をありがとうございます」と感謝の気持ちを送っています。きっとこれから生まれてくる人たちにも、藤子不二雄Aさんの作品は漫画の魅力を伝え続けてくれることでしょう。藤子不二雄Aさんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年04月07日神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムは、「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」第3期の展示を、2022年4月4日(月)まで開催する。「10周年記念原画展」第3期がスタート2021年7月からスタートした「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」の第3期が開幕。漫画の原画を年代ごとに展示するコーナーや、テーマごとの特集コーナーが登場し、藤子・F・不二雄作品の様々な魅力を紹介する。尚、2月28日(月)までの期間は、原画の撮影が可能なのも嬉しいポイント。自分のお気に入り原画を撮影して楽しんだり、SNS投稿したりすることができる。『ドラえもん』など漫画作品の原画を年代別に紹介年代別に藤子・F・不二雄の原画を展示するコーナーでは、展示原画を総入れ替え。第1期や第2期とは異なる原画を間近に目にすることができる。例えば、『ドラえもん』からは、おもちをたくさん食べたいドラえもんとのび太が、部屋に田んぼを作って稲を育てる物語「タタミのたんぼ」の原画が登場。加えて、『キテレツ大百科』の「人間植物リリー」や、『有名人販売株式会社』など、多数の作品の原画が勢揃いする。“ヒロイン”が活躍する作品の原画展示&「大長編ドラえもん」カラー扉もまた、ヒロインが活躍するテーマ展示コーナー「Girls ヒロインまんが 魔美&エリ」では、自由で活発な女の子が主人公の作品『エスパー魔美』『チンプイ』の原画を紹介。超能力を使える佐倉魔美と、マール星の王子の婚約相手に選ばれてしまった春日絵里、それぞれのキャラクターの魅力を、原画を通して感じとることができる。さらに、「大長編ドラえもん」シリーズのカラー扉イラストを紹介する展示も。背景、キャラクターをそれぞれ異なる紙に描いたイラストが登場する。プリントされたイラストとはまた異なる、表情豊かな仕上がりに注目だ。キャラクターを象ったモールドなど新グッズ展示に加え、ミュージアムショップでは新作オリジナルアイテムを発売する。愛らしいキャラクターたちの姿をデザインしたシリコンモールドは、バレンタインやホワイトデーに向けたチョコレート&スイーツ作りにぴったり。アクリルの前面と背面にプリントを施した“恐竜の足あと発見”モチーフの二層プリントアクリルキーホルダーも新たに発売される。【詳細】「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」第3期会期:2022年1月29日(土)~4月4日(月) ※予定場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 2F展示室Ⅱ住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1※2月28日(月)までは、2F展示室Ⅱの展示作品の撮影可(土日・祝日を含む。フラッシュ撮影・動画撮影などは禁止)チケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子供(4才~小学生) 500円※チケットは事前予約・完全日時指定制。※チケットはローソンのみで販売。ミュージアムでは、入館チケットは販売なし。※障害者手帳持参者はミュージアム入館料が無料。介護が必要な場合、介護者1名まで無料。但し、ミュージアムの入館は日時指定の予約制のため、事前予約及びチケット発行が必要。■オリジナルグッズ例・シリコンモールド 2,200円 ※2月5日(土)発売予定・二層プリントアクリルキーホルダー(恐竜の足あと発見) 825円 ※2月下旬発売予定・フローティングペン 1,320円・フローティングキーホルダー 880円※すべての画像はイメージ【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム お問い合わせダイヤルTEL:0570-055-245(9:30~16:00)
2022年02月04日CA4LA(カシラ)とドラえもんの作者、藤子・F・不二雄の「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」によるヘッドウェアが、2021年12月1日(水)よりミュージアムショップなどで発売される。ドラえもん作者、藤子・F・不二雄のベレー帽を忠実に再現「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館10周年を記念し登場する今回のアイテムは、実際にミュージアムに展示されている藤子・F・不二雄の私物を忠実に再現したベレー帽だ。裏地にドラえもん&コロ助などキャラクターの総柄シルエットはもちろん、色味も本物同様に仕上げたベレー帽には、アクセントとしてゴールドのドラえもんピンズがあしらわれている。裏地には、コロ助やパーマン、チンプイなど、藤子・F・不二雄作品を代表するキャラクターの総柄を配した。ドラえもん×CA4LAのニットキャップやバケットハットもまた、全国のCA4LA直営店などではドラえもんとCA4LAによるスペシャルアイテムも登場。12月10日(金)を皮切りに順次リリースされる。ラインナップは、ニットキャップのほか、キャップ2型、バケットハット2型、キッズアイテムの全6型。それぞれに、ジャカードや刺繍で細やかに表現したドラえもんを落とし込んだ。第1弾は“びっくり顔”ドラえもんのニットキャップ記念すべき第1弾として登場するのは、フロントに“びっくり顔”のドラえもん刺繍を施した折り返しニットキャップ。折り返し部分をめくるとドラえもんの天敵であるネズミが現れるという、遊び心たっぷりの仕掛けをあしらっている。【詳細】ミュージアムベレー帽発売日:2021年12月1日(水)販売店舗:「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」1F ミュージアムショップ、公式オンラインストア住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1※公式オンラインストアでの発売は12:00~を予定。価格:13,200円■ドラえもん×CA4LA発売日:・2021年12月10日(金)ニットキャップ 9,900円・2021年12月22日(水)キャップ、バケットハット、キッズアイテム販売店舗:全国のCA4LA直営店、オンラインショップ、ZOZOTOWN※商品の詳細は特設サイト上で順次発表。
2021年11月22日神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムは、「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」を2022年6月30日(日)まで開催。1年間にわたる会期を4つに分け、異なるテーマで展示を実施。第2期の展示が、2022年1月23日(日)まで開催される。藤子・F・不二雄の漫画原画を年代別に展示「藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展」は、1950年代から1990年代まで、各年代ごとに藤子・F・不二雄作品の原画を紹介する展覧会。展示される貴重な漫画原画の多くが「藤子・F・不二雄ミュージアム」では初展示となり、中には本邦初公開となる未発表作品の原画も登場する。2022年1月23日(日)までの第2期展示では、年代別作品の原画をほぼ総入れ替えして展示。『ドラえもん』の「ミチビキエンゼル」の原画や、『エスパー魔美』のクリスマスエピソード「魔美を贈ります」など、第1期開催時とは異なる、新たな作品の数々を目にすることができる。“SFギャグ&アドベンチャー”などテーマ別展示も年代別原画展示に加えて、テーマ展示コーナーにも注目だ。「SFギャグ&アドベンチャーまんが」をテーマにしたコーナーでは、宇宙への旅やタイムトラベルを題材にした漫画作品から人間味あふれるキャラクターや親しみのあるギャグシーンの原画を紹介。『21エモン』『モジャ公』『T.Pぼん』といった作品の原画が登場する。また、『大長編 ドラえもん』ならではの名場面を集めた「出会いの名場面特集」も展開される。新たな仲間や友達との出会いによって繰り広げられる印象的なストーリーを、大きな原画を通して紹介。コマの中に描き込まれた、細かな描写をじっくりと見ることができる。クリスマス・イルミネーション展示に加え、館内では12月25日(土)までの期間、クリスマス・イルミネーションを実施。「ドラえもん」をはじめキャラクターたちをイメージしたクリスマスツリーの装飾や、ライトアップによる3F はらっぱの光の演出「ひかりのはらっぱ」などが登場し、クリスマスの華やいだ雰囲気を盛り上げる。カフェ新作メニュー&新作グッズさらに、ミュージアムカフェでは、「ドラえもん」の顔を描いた“ドリアもん”やメンチカツ、ロールケーキなどをセットにした「ドリアもんプレート」が新登場する。加えて、ミュージアムショップにも新作グッズがラインナップ。ベレー帽や、イラストを配したプレートの3枚セット、感温マグカップなどが新たに揃う。【詳細】藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展開催期間:2021年7月1日(木)~2022年6月30日(木)※会期を第1~4期に分けて展示。〈第1期〉2021年7月1日(木)~10月4日(月)〈第2期〉2021年10月6日(水)~2022年1月23日(日)〈第3期〉2022年1月29日(土)~4月11日(月) ※予定〈第4期〉2022年4月13日(水)~6月30日(木) ※予定会場:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1チケット:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子供(4才~小学生) 500円※チケットは事前予約・完全日時指定制。※チケットはローソンのみで販売。ミュージアムでは、入館チケットは販売なし。※障害者手帳持参者はミュージアム入館料が無料。介護が必要な場合、介護者1名まで無料。但し、ミュージアムの入館は日時指定の予約制のため、事前予約及びチケット発行が必要。■クリスマス・イルミネーション開催期間:11月10日(水)~12月25日(土)■ミュージアムカフェ 特別メニュー「ドリアもんプレート」2,000円提供期間:11月10日(水)~12月20日(月)■ミュージアムショップ 新作グッズ例・ミュージアムベレー帽 13,200円 ※12月1日(水)発売予定・MANGA PLATE(3枚セット) 3,850円 ※11月12日(金)発売【問い合わせ先】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245(9:30~16:00)
2021年11月18日「藤子不二雄(A)展 –(A)の変コレクション–」が、広島県立美術館にて2021年年7月21日(水)から9月26日(日)まで開催される。尚、8月7日(土)から9月12日(日)までの期間は臨時休館。藤子不二雄(A)の不思議な世界観を紹介藤子不二雄(A)は、少年漫画『忍者ハットリくん』や『怪物くん』、ブラックユーモアあふれる『笑ゥせぇるすまん』などで知られる日本を代表する漫画家。また、『ドラえもん』や『パーマン』などを描いた藤子・F・不二雄と漫画ユニットを組んでいたことでも知られている。「藤子不二雄(A)展 –(A)の変コレクション–」では、藤子不二雄(A)ならではの奇妙で不思議な世界観を、原画や未公開作品、制作のヒントとなったアイテムなどとともに紹介。藤子不二雄(A)の貴重な資料やインタビューなどを、一度に楽しめる機会となっている。「トキワ荘」を完全再現した部屋も手塚治虫をはじめとする多くの漫画家達が青春時代を過ごした伝説的なアパートを紹介する「トキワ荘ゾーン」では、伝記的作品の『まんが道』をもとに、藤子不二雄(A)が執筆活動をしていた当時の「トキワ荘」の部屋を完全再現。「トキワ荘」取り壊しの際に記念に保管された実際の「トキワ荘」の壁も展示される。代表作のフォトスポット加えて、『怪物くん』や『プロゴルファー猿』『忍者ハットリくん』といった代表作をダイナミックなフォトスポットとして表現し、物語に入り込んだような感覚を味わえる「ポップゾーン」や、『笑ゥせぇるすまん』の貴重な生原稿や仕掛け満載のフォトスポットを展開する「笑ゥせぇるすまんゾーン」、ブラックユーモアの効いた作品を中心に紹介する「ブラックユーモアゾーン」などを展開。藤子不二雄(A)の“門外不出”スケッチブックも展示「変コレクションゾーン」では、藤子不二雄(A)が大切に収集してきた秘蔵の品々を“変コレクション”と題して展示。発表当時のポスターやグッズの数々をはじめ、雑誌、アニメ、作品制作のヒントになった世界の民芸品、門外不出としていたスケッチブックなど、ファン必見のアイテムが揃う。【詳細】藤子不二雄(A)展 –(A)の変コレクション–会期:2021年年7月21日(水)~9月26日(日) ※会期中無休※8月7日(土)~9月12日(日)は臨時休館。前売券払い戻しに関しては、広島県立美術館公式ウェブサイトにて追って告知。※会期中は、先着順による入場整理券を配付。会場:広島県立美術館場所:広島県広島市中区上幟町2-22開館時間:9:00~17:00(金曜日は20:00まで)※7月21日は10:00~ ※入場は閉館の30分前まで料金:一般 1,400(1,200)円、高・大学生 1,000(800)円、小・中学生 700(500)円※( )内は前売り・20名以上の団体料金。※学生券を購入・入場の際は学生証を提示のこと。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額。手帳を提示のこと。前売券販売所 :広島県立美術館、ローソンチケット(Lコード:61857)、セブンチケット(セブンコード:089-001)、チケットぴあ(Pコード:685-616)、イープラス、広島市・呉市内の主なプレイガイド、画廊・画材店、ゆめタウン広島、中国新聞社読者広報部など※画像はイメージ。実際の展示とは異なる場合あり。■県美×ひろ美 相互割引ひろしま美術館で2021年7月17日(土)~9月5日(日)開催の「ムーミン コミックス展」のチケット(半券可)を受付で提示すると、当日料金より100円割引。1枚につき1名限り。他の割引との併用不可。【問い合わせ先】広島県立美術館TEL:082-221-6246
2021年07月29日「ドラえもん」をモチーフにした新フード&スイーツメニューが、神奈川県・川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムカフェに登場。2021年7月1日(木)より販売される。特大サイズの“もんじゃ味”カレー新メニューの目玉となるのは、藤子・F・不二雄ミュージアム開館10周年を記念した「ドラえもんじゃカレー」。ユニークな“もんじゃ味”のカレーやライス、鈴に見立てた10周年記念ロゴ入りクッキーで、「ドラえもん」のフェイスを再現した。「ドラえもんじゃカレー」は、皿の円周約「129.3㎝」の特大サイズ。「ドラえもん」の身長が129.3㎝、体重が129.3㎏であるという理由から、このサイズを採用している。ふわふわ卵オムライス×ビーフシチューソース「ドラえもん オム・ド・ライス」は、ふわふわ卵のオムライスと濃厚なビーフシチューソースをコンビネーションしたもの。こちらをじっと見つめているかのような「ドラえもん」の表情が愛らしく、食べるのがもったいなくなりそう。チョコレートモンブラン新作スイーツも要チェック。「ドラえもんぶらん」は、にっこり笑顔の「ドラえもん」が目を引くチョコレートフレーバーのモンブランだ。なめらかなチョコレートムースを、軽い口あたりのチョコレートクリームで包み込んでいる。“「ワ」の字で空をいく”を再現したケーキ漫画『ドラえもん』の“「ワ」の字で空をいく”のワンシーンをイメージしたケーキも登場。さっぱりとした味わいの白桃ヨーグルトムースで、のび太のセリフ「ワの字大好き」を表現した。「ワ」の字に座ったのび太はポストカードになっているため、持ち帰ることが可能だ。【詳細】藤子・F・不二雄ミュージアムカフェ 新フード&スイーツメニュー発売日:2021年7月1日(木)メニュー:・ドラえもんじゃカレー 2,450円・ドラえもん オム・ド・ライス 1,550円・ドラえもんぶらん 1,200円・「ワ」の字で空をいくケーキ 780円※チケット持参者のみ、カフェ、ショップの利用可。【問い合わせ先】TEL:03-5725-8916■施設情報「藤子・F・不二雄ミュージアムカフェ」住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号TEL:0570-055-245営業時間:10:00~18:00入館料:大人・大学生1,000円、高校・中学生700円、子ども(4歳以上)500円、3歳以下無料※カフェとギフトコーナー「藤子屋」は平日に限り11:00~17:00。(状況によって変動あり)※チケットは日時指定の予約制。ローソンのみで購入可能。
2021年07月03日「ドラえもん」と「コロ助」をモチーフにした新スイーツ「ドラコロシフォンサンド」が、 神奈川県・川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムカフェに登場。2021年4月21日(水)より販売される。藤子・F・不二雄ミュージアムカフェの新メニュー藤子・F・不二雄ミュージアムカフェは、「ドラえもん」をモチーフにしたアラビアータ「ドラビアータ」や、ひみつ道具「アンキパン」をフレンチトーストに仕上げた「フレンチトーストdeアンキパン」などを提供するミュージアムカフェ。藤子・F・不二雄の漫画の世界を楽しむことができると人気だ。「ドラえもん&コロ助」のふわふわシフォンサンド新メニューの「ドラコロシフォンサンド」は、「ドラえもん」&「コロ助」モチーフのふわふわシフォン生地に、なめらかなクリームを挟んだスイーツ。「ドラえもん」はチョコレート生地にバナナクリームを、「コロ助」はプレーン生地にマンゴークリームをサンドしており、それぞれ異なるフレーバーを楽しむことができる。【詳細】「ドラコロシフォンサンド」1,280円(税込)発売日:2021年4月21日(水)場所:藤子・F・不二雄ミュージアムカフェ住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号営業時間:11:00~17:00※チケット持参者のみ、カフェ、ショップの利用可。※チケットは日時指定の予約制。ローソンのみで購入可能。※入館料:大人・大学生1,000円(税込)、高校・中学生700円(税込)、子ども(4歳以上)500円(税込)、3歳以下無料※美術館の営業時間は10:00~18:00。カフェとギフトコーナー藤子屋のみ、営業時間11:00~17:00。(状況によって変動あり)【問い合わせ先】藤子・F・不二雄ミュージアムTEL:0570-055-245
2021年04月24日日本舞踊家で女優の藤間爽子が28日、都内で行われた「3代目藤間紫継承式 及び初代藤間翔襲名式」に兄で舞踊家の藤間貴彦とともに出席。その後に行われた報道陣向けの会見に登場した。初代藤間紫の孫である藤間爽子が、3代目藤間紫の名跡を相続して紫派藤間流の家元を継承することに。舞踊家としては"3代目藤間紫"、女優の時は"藤間爽子"と使い分けるという。また、爽子の兄、藤間貴彦が初代藤間翔を名乗ることになり、兄妹揃って継承式と改名式を執り行った。舞踊だけでなくドラマや舞台にも出演するなど初代と同じく二足のわらじで活躍中の藤間爽子。初代の遺言に従い、若くして3代目の名前を継いだ藤間は「コロナ禍で緊急事態宣言中ではございますが、継承の儀を執り行うことができてホッと一安心という気持ちと、私には大きすぎる名前を継承したのでこれから頑張らなくてはいけないなと思いました。名前を継いだからと言って急に踊りが上手になるということもありませんが、これから日々精進したいと思います」と決意新たにした。兄の貴彦は2代目市川猿翁より授かった藤間翔に改名。「まだ名前を頂いたばかりで実感は湧いていませんが、とにかく前進して行こうと思っています。名前に相応しい舞踊家になっていきたいと思います」と意欲を見せた。この日は兄妹揃って式を執り行ったが、藤間が「兄弟の中で新しい風が吹き込んだような感覚です。普段は淡白な関係で良い距離感なんですが、一番支えてくれる存在だし一番信頼している存在。そういう関係をずっと続けていけたらと思っています」と兄の目を見つめると、貴彦は「3代目になるのでしっかり後押しして私も精進していきたいと思います」と藤間のサポートを約束するなど、仲の良さをアピールした。初代藤間紫とは6歳の時に初共演したという藤間。初めての共演が最後の共演となったが、「祖母が亡くなるのが早すぎました。もっと色んな祖母の姿を見たかったし、踊っている姿も見たかったですね」と残念がるも「祖母に負けません!祖母に負けぬよう頑張ります!」と初代超えに意欲満々。続けて「祖母が作ってきた紫という色を壊すことなく、さらに私の色を加えていけたらと思います」と3代目としての自覚を示していた。
2021年03月01日