映画業界の搾取や性暴力に迫った映画『アシスタント』の監督キティ・グリーンと主演ジュリア・ガーナーが再タッグを組んだ『ロイヤルホテル』が7月26日(金)に公開決定。ティザーポスターも解禁された。ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人は、旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、バーテンダーとして働くことに。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていたのは、飲んだくれの店長(ヒューゴ・ウィーヴィング)や荒々しい客たちが起こすパワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく…。本作は、オーストラリアの荒野にたたずむ、さびれたパブ「ロイヤルホテル」を舞台に、ワーキング・ホリデーに来た女性2人に襲い掛かる身の毛もよだつ悪夢を描いた新感覚のフェミニスト・スリラー。2016年に『Hotel Coolgardie』(原題)としてドキュメンタリー映画化された、オーストラリアに実在するパブがモデルとなっている。このドキュメンタリーは、ノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働く中でハラスメントを受ける様子を詳細に記録。本作を手掛けたキティ・グリーン監督は、審査員を務めた映画祭でこのドキュメンタリー映画を目にし、そこからインスピレーションを受け『アシスタント』(19)の主演ジュリア・ガーナーやスタッフを再集結させて作り上げた。2023年9月に第50回テルライド映画祭、続く第48回トロント国際映画祭でも上映され好評を博し、『燃ゆる女の肖像』『パラサイト 半地下の家族』などのヒットが続く新進気鋭の映画スタジオ「NEON」配給により2023年10月に全米公開。限定公開ながらもクリーンヒットとなり、ラストシーンが物議を醸した話題作。今回解禁する日本版ティザーポスターは、ジュリア演じるハンナと、『マトリックス レザレクションズ』『グレイマン』などのジェシカ・ヘンウィック演じるリブがアルバイトをすることになるロイヤルホテルという名のパブにたどり着き、異様な雰囲気が漂う店に戸惑う場面を表している。ロイヤルと名の高貴さとは真逆の廃墟のような店構えと灰色の空が象徴的。併せて解禁となった場面写真は、ロイヤルホテルを背景に、額から血を流すハンナと険しい表情のリブが佇む様子を切り取ったものとなっている。メガホンをとったグリーン監督は、本作の舞台にもなったオーストラリア・メルボルン出身。『Ukraine Is Not a Ukraine Is Not a Brothel』(13)でドキュメンタリー監督としてデビュー。Netflixオリジナル『ジョンベネ殺害事件の謎』(17)を手掛け、2017年に巻き起こった#Me Too運動に自身初の劇映画の題材を見出し、職場におけるハラスメント問題を題材にした『アシスタント』で初の劇映画作品を作り上げた。同作は、日本でも2023年に公開されヒットを記録。今回も再び、職場でのパワハラ、性的虐待を題材にした作品を作り上げている。『ロイヤルホテル』は7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アシスタント 6月16日新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2019 Luminary Productions, LLC. All Rights Reserved.
2024年04月12日イケメンだから許されるわけじゃない!残念な男性の特徴男性の中には「イケメンなら何でも許される」という考えを持つ人もいるようです。ここでは「イケメンだから許されるわけじゃない」残念な男性の特徴を紹介します。「イケメンを自覚した行動」「イケメンであることに自覚的な人は、自分がイケメンだから何でも許されると思っていることがあります。少しなら許せますが、ひどい行動をしていると人間性に欠けると感じますね」(26歳)自分がイケメンであることを自覚している男性は、彼女が去っても「次を探せばいい」と思っていることもあるようです。しかし、こうした男性は彼女を大切にしない傾向もあるので、注意が必要です。「同じ服を着ている」「イケメンなので、派手じゃない服でもかっこいいと感じますが、それにも限度があります。3回会って3回同じ服では、たとえイケメンでも引いてしまいます。『服を洗わないの?』と思ってしまいます」(29歳)また、こうした男性は面倒くさがりな可能性があるため、付き合うと家事代行のように使われてしまうおそれがあります。「他の友達を見下す」「自分がイケメンだと思っていて、友達をばかにするような態度をとる男性は冷めてしまいます。外見だけで判断する女性もいますが、そうした人は表情が卑屈で苦手です」(28歳)女性同士でも「自分より美しい人とは友達にならない」と考える人もいるようです。同じように、自分と同じぐらいのルックスを持つ人としかつるまない男性は、つまらない印象を与えるかもしれません。顔だけにだまされるのは危険かも適切な人間関係を築くためには、見た目だけでなく、男性の行動も見極めることが重要です。男性を評価するときには、顔以外の要素も考慮しましょう。(Grapps編集部)
2024年02月16日あーもう、大好きすぎるっ♡男性が許してしまう「かわいいワガママ」とは?可愛らしくも見える女性のわがまま。今回は男性たちに、つい許してしまう可愛いいわがままについて聞いてみました。[nextpage title="0i00j00L0~0~"]大切なポイントをおさえて「僕の彼女は気まぐれな性格で、デートの予定も急にキャンセルされるなど、ときどきイライラすることがあります。でも、記念日や誕生日など、大切な日には必ず会いに来てくれます。それがすごく嬉しくて、日常のわがままも許せるんですよね」(27歳/男性)同じわがままでも、大切なポイントを押さえているからこそ、許されるのでしょう。ただ、気まぐれでわがままがすぎると、男性は振り回されていると感じてしまうでしょう。「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える「彼女はとてもわがままで、最近も『ハンバーガーが食べたい』とLINEが来たので、テイクアウトして持っていったら『気分が変わってピザを急に食べたくなった』と言われて。当然私はムッとしていたのですが『ごめんね』と彼女が謝ってきたので、つい許してしまいました」(25歳/男性)「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと言える女性は、許されやすくなるかもしれません。ただし、謝れば何でも許されるというわけではないので、注意しましょう。[nextpage title="u7`'0L`00Z10W0f0W0~0F00L0~0~0o"]かわいく甘えてくる「彼女は気まぐれでちょっと自己中だけど、なぜか憎めないんです。それは、彼女の甘え方がとてもかわいいから。デートの日に『頭が痛い』と急なキャンセルをしてきたんですが、その夜に『寂しいから、今来てほしい』と電話がきて。そのときも『もし来てくれたら、すごくうれしいな』って甘い声で言われたので、つい行きたくなりました」(30歳/男性)同じわがままでも、言い方によっては受け手の印象が変わるかもしれません。甘えられることが好きな男性は、かわいい言い回しで甘えられれば、許してしまうと思います。「これをやって!」と言うよりも「これをしてほしいな」と伝えることで、わがままを許せるのかもしれません。なによりも相手を思いやる心が大切許されるわがままには、常に愛される要素が含まれているようです。「やってもらうことが当たり前」ではなく「やってくれていること」に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。もしあなたがわがままを言いすぎたら、彼も愛想が尽きるかもしれません。そのため、思いやりの心を持ち続けることが何よりも大切です。(愛カツ編集部)
2024年01月27日多くの人が、愛するパートナーとの結婚生活に憧れを抱くものですよね。しかし中には、理想とかけ離れた最悪な結婚生活が待ち受けていた……なんて人もいるようです。今回は実体験をもとに描かれた、サレ妻マリコさん(@kusodan_gotohell)の漫画【信じていたのに、結婚してから豹変した夫】よりワンシーンをお届けします。漫画家名:サレ妻マリコ原作:リンさん(マリコのInstagramから応募)漫画:白米お米様※この漫画にはDVの表現がありますのでご注意ください。もしDVの被害に遭ったら、また周りの人が遭っていたら、内閣府の「DV相談プラス」までご相談を。モラハラ気質な夫妻のリンをほったらかして、結婚後も独身男性のように遊び歩いているマサル。家事をお願いしても、何かと理由をつけてリンに家事を押し付けてきます。リンも働いているのに、お金の管理は全てマサルで自由にできるお金もろくに渡してくれません。ある日、わざわざ外で電話するマサルに“誰と電話していたのか”を聞いたリン。するとマサルはいきなり怒鳴りだし……。怒りすぎて怪しい……暴力をふるってきて……怒鳴り散らし……警察が家に……夫の本性……誰と電話していたかを聞いただけなのに、暴力までふるうマサルに恐怖を感じたリン。そしてやはりマサルは浮気をしていると知り、リンは離婚を決意します。その後、リンは夫から慰謝料をもらい、離婚することができるのでした……。結婚後に変わった夫……あなただったらこんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/白米お米)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年01月19日男性が思わず【別れを考える】女性の特徴男性のなかには、女性のワガママや気まぐれを許してくれる人もいますが、その優しさに甘えすぎると、彼にとって負担になってしまうこともあります。今回は男性が思わず別れを考えてしまう女性の特徴を紹介します。ヒステリックな一面がある「元カノは思い通りにならないとすぐに怒って手に負えなくなるタイプでした。物を投げたり、暴言を吐いたり。『別れたい』と言ったら一気にキレて大変だったので、徐々に連絡を絶って別れることにしました」(28歳)突然激怒する理由の一つは、イライラを溜め込みすぎていることかもしれません。相手の好みに合わせて無理に振る舞うのではなく、自分の本音をその場で伝えることも大切です。家族を巻き込む「少しケンカしただけで彼女のお母さんが出てきてしまったんです。常に報告されているようで、正直嫌になりました。最終的には彼女とお母さんの前で、半泣きで『もう無理だから別れましょう』とお願いしました」(22歳)彼を責めるために親を巻き込むことはNGです。彼も言いたいことが言えず「面倒くさい子と付き合ってしまった」と思われるかもしれません。自分の理想を押しつけがち「元カノは自分に合わせて、26歳までに結婚して30歳までに子どもが2人、タワマンに住んで週末はレストランで食事、年に2回は旅行に行くという具体的な理想を持っていました。しかし、自分の給料では無理だと言った悟った瞬間に別れを選びました」(29歳)理想やスペックに囚われず、彼の性格や相性に重点を置いてみましょう。そうすると、自分の考え方も変わってくるかもしれません。危険な存在だと思われないために…自分のことだけに必死になる女性は、危険な存在と認識されてしまう可能性があります。相手が本音を言えると思ってもらえるような、2人だけの特別な関係を築くことを心掛けましょう。(愛カツ編集部)
2023年12月28日ブラック企業の事情とは……?@yuyuyuko0202さんの『ブラック企業の事情』より衝撃のワンシーンをお届けします。飲み会の席で上司から暴力をうけたさんちゃん……。翌日、加害者である上司、野村さんの謝罪を仕方なく聞きに行きました。戻ってきたさんちゃんは、会社にセクハラ・パワハラがあったことを報告しないと言い出しました……。その理由は……謝罪と見せかけて……牽制と保身のため……この漫画に読者は『結局本当は謝罪の気持ちなんてなくて、自分を守ることしか頭にないのが見え見えで浅はかな考えに呆れました。』『結局は保身ですよね。こういうことがあるから、ハラスメントがなくならないのだと思いました。』『ひどいことをされたのになかったことにしてくれなんて言われたくないですよね。本当に傷付いたのにもう一度傷付けられることになって可哀想です。全く反省の色が見えません。』など、反省する様子のない野村さんや周りの社員の対応に呆れる声が多く集まりました。さんちゃんは、揉み消そうとする同僚たちに一体どんな感情を抱いたのでしょうか……。すべては自分のため……野村さんの言動は、何にも反省もしていない、反省しようとも思っていないことを反映しているようなものですね。もし会社の飲み会でハラスメントに遭ったら、あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuyuyuko0202)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年09月08日私の父親は、気に入らないことがあるとすぐに怒鳴り散らしたり暴力をふるったりする人でした。特に子どもに求める学力のレベルが高く、勉強が原因で叩かれることが当たり前の家庭で育ちました。自分が親になってみて、反面教師にしようと思うことがたくさんあります。 年齢以上のレベルを求める父父自身は家庭の事情でレベルの高い学校に通うことができなかったため、子どもである私と弟に過剰な期待をかけていたようです。 5歳になってひらがなが読めるようになると、新聞を毎日読み上げさせられるようになりました。大人が読む物ですから、もちろん漢字にふりがなはふっていません。漢字の読み方がわからないと1度は教えてくれますが、2度目に同じ漢字が読めないと頬を平手打ちです。小学校4年生くらいまで続いたと思います。つらくて泣きながら読みました。 弟への罪悪感私は女の子だったので、まだ手加減していたようです。男の子には容赦がなく、2歳下の弟は私よりも高い学力レベルを要求され、さらにひどい暴力をふるわれていました。恐ろしいのはそれが当たり前になってしまっていたことです。 私は進学し、弟よりも先に家を出ました。私がいなくなった家では、父のターゲットは弟ひとり。どんなにつらい目にあったことだろうと思います。しかし、当時の私は進学できた安心感と家を出られるうれしさで、弟のことなど考えていませんでした。その罪悪感は、今でも持ち続けています。 母親との喧嘩がつらい一方、母は子どもに声を荒げたことがなく、とてもやさしい人でした。父と母の立場は対等だったようで、父は子どもには日常的に手を上げましたが、母を叩いているところは見たことがありません。母はよく父と大きな声で口喧嘩をしていましたが、それでも子どもへの暴力を止めることはできませんでした。慣れてしまっていたのだと思います。 子どもの私は、両親の喧嘩が嫌でたまりませんでした。2人は「親の責任」を果たすために、ののしり合いながらも一緒に生活し、弟が成人したあとに離婚しました。子どものせいにしないで、自分たちの責任でさっさと別れたらよかったのにと思います。 親ですから尊敬できる部分もあります。しかし、しつけと称して暴力をふるったこと、子どもへの過剰な期待、毎日のように起こる夫婦喧嘩という点に関しては、確実に毒親だったと思います。私は子育てに関して、何があっても絶対に暴力をふるわないこと、子どもの前で夫婦喧嘩をしないことの2つだけは、絶対に守ろうと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:武田沙季子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年08月19日性格の差はあれど、ペットは自分をかわいがってくれる人、特に飼い主のことは大好きでしょう。そんな飼い主の愛情をひとり占めしたいと思うペットは少なくないようです。愛猫の前でぬいぐるみをかわいがったら?エイブラム・イングルさんには愛してやまない大切な存在がいます。それは猫のカートくん。子猫の頃から育ててきたカートくんを、エイブラムさんは我が子のようにかわいがっています。そんなカートくんも、エイブラムさんのことが大好き。そこで彼は、カートくんにちょっとしたいたずらを仕掛けることにしました。カートくんの目の前で、カートくんにそっくりの猫のぬいぐるみをなでるエイブラムさん。本物のカートくんには目もくれず、ぬいぐるみに向かって「すぐ戻ってくるよ」といってその場を去ります。するとカートくんの反応は…こちらをご覧ください。@abramengkurt and this stuffed animal bruh♬ Smoked out Phonk「ニャんだお前!こうしてやる!」カートくんがぬいぐるみに襲いかかった!大好きなエイブラムさんを取られたような気持ちになって、ぬいぐるみに嫉妬したのかもしれませんね。この動画を見た人たちは爆笑し、カートくんへの共感の声が上がっています。・ははは!カートは暴力を選んだね。・分かるよ、カート。邪魔者は消さないとな。・飼い主さんがいなくなるまで待っているところが面白い。・カートの表情が最高だ。めっちゃ怒ってる!エイブラムさんは、カートくんによく似た猫のぬいぐるみをいくつか持っています。カートくんはどれもお気に召さないそうですが、中でも動画に出てきたぬいぐるみがもっとも嫌いなのだとか。ちょっぴりかわいそうないたずらですが、きっとこの後カートくんはエイブラムさんにたっぷりとかわいがってもらったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年06月27日日本スポーツ界に、連綿と続く体罰の連鎖。競技を問わず、指導者の体罰、暴力、暴言は、令和に入っても後を絶ちません。2023年3月、日本バレーボール協会は「暴力撤廃アクション」を発表。川合俊一氏が会長に就任以降、改革を進めるべく、様々なアクションを起こしています。インタビュー後編では、川合会長に「暴力指導がなくならない理由」と「暴力指導では、トップレベルの選手が出て来ない理由」をうかがいました。(取材・文鈴木智之)日本バレーボール協会の川合俊一会長(C)新井賢一<<前編:それって指導?暴力?バレーボール協会が取り組む暴力撤廃アクション、暴力と指導の間にある「未暴力」とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「東洋の魔女」時代に練習は厳しいものというイメージがついてしまった2023年に入っても、バレーボール強豪高の監督が部員に暴力を振るい逮捕されたり、解任されるニュースが報じられるなど、体罰は根強く残っています。川合俊一会長は「バレーボールの場合"東洋の魔女"の時代に、バレーの練習は厳しいものなんだというイメージがついてしまったんです」と、その一因を述べます。「それを全国の監督が見て、きついイコールひっぱたく、きついイコール『なにやってんだ!』と怒鳴ることだと解釈し、体罰に発展していった経緯があります」体罰を含む暴力指導はあってはならないことですが、それによって選手の成長やチームの強化につながった経験を持つ人がいるのも事実。川合会長は言います。「僕はバレーボールを始めたとき、やる気のない子どもでした。当時の監督が、練習をちゃんとしなかったり、試合に負けるとビンタをするような人で、『ミスをしたらビンタされるんだ』と思うと必死にやるようになるし、その結果、上達もしたんですよね」川合会長は暴力的な指導によって自身の上達につながった経験を認めた上で「それでも、絶対にあってはいけない」と語気を強めます。「僕のように、体罰や暴力的な指導で伸びる子もいるかもしれないけど、本当に能力のある子は頭がいいから、ミスや連帯責任で殴られるなんてバカバカしいと感じて、辞めてしまうんです。体罰をすると、チームの平均値は上がります。全体の下の方にいる選手は殴られるのが嫌で、一生懸命練習するようになるから。そうすると、下のレベルは上がるかもしれないけど、飛び抜けてすごい選手がいなくなるんです」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■誰かにやらされてやるのではなく、自分たちで考えて取り組むことで伸びる川合会長は、世界のスポーツ界でトップに立つ選手を例にあげます。「野球の大谷翔平選手やゴルフの松山英樹選手など、スポーツでトップになる選手って、自分で考えて行動することのできる選手です。簡単に言えば、頭がいい選手。もし彼らが暴力的な指導を受けていたら、いまのようなスターにはなっていないでしょう」周囲から抜きん出るためには、自分で課題をみつけて、それを克服するために考えて取り組む力が不可欠です。暴力的な指導で選手を「やらせて」も、その能力は身につきません。「私がバレーボール選手として、一番成長したのが高校3年生のときでした。というのも、監督が月に1日しか練習に来なかったんですね。その他の日は、3年生が中心になって練習をしていました。監督が来ないとなると、練習を休みたいと思わなくなるんです」当時、川合会長が通っていた高校は、バレーボール部にも関わらず、屋外の土のコートで練習していたそうです。「コートが外なので、雨が降ると練習ができないんです(笑)。体育館を使えるのは、日曜日の午前中だけ。どうしたかというと、チームメイトの父親のツテを頼って、遠方にある幼稚園の体育館を借りて練習していました。それも、自分たちで『使わせてください』と交渉して」体育館で練習ができる時間は貴重なので「めちゃくちゃ集中して練習するようになった」そうで、「僕個人もチームメイトもすごく成長しました」と振り返ります。「その結果、1年生のときは東京都でベスト4だったのが、3年生のときは関東大会で優勝しました。誰かに言われてやらされるのではなく、自分たちで考えて取り組むことで、伸びていくんですよね」■今の時代、指導者も大変常にアップデートしないといけない川合会長は「いまの時代の指導者は、大変だと思います」と話します。「極端に言うと、昔はやる気がない選手がいたら、殴ってやらせればよかった。でもいまの時代は、選手に話をして理解して納得させて、やる気を出させなければいけません。そのためには、指導者が学ぶこと。考え方をアップデートさせなければいけない時代に来ているんです」バレーボール協会は講習会やWebサイトを通じて、指導に対する考えを積極的に発信し、指導者への啓蒙活動を続けています。「だけど、時間はかかりますよ。何か一つの時代があって、それが変わるって大変なことですから。スポーツ界が体罰禁止と声をあげ始めたのが、ここ10年ぐらいですよね。当時、体罰をしていた人が40歳だとして、まだ50歳。なかなか一気には変わらないです。それでも、バレーボール協会としてもそうですし、私としても、指導者に会うたびに『バレーボールの指導とはね――』と言い続けていくしかないんです」■ミスにいちいち怒っていたら競技が成り立たない川合会長は「バレーボールはミスありきのスポーツ。ミスのたびに怒っていたり、イライラしてもしょうがない」と諭すように言います。「我々はイライラするスポーツの指導者なんだから。ミスしたからって、いちいち怒っていたら、バレーボールという競技は成り立ちませんよ」これはサッカーも同じでしょう。足を使ってプレーする時点で、ミスをする可能性は大いにあります。「ミスをするのは当たり前で、じゃあどうすればミスをしなくなるんだろうと考えるのが、指導者の仕事です。選手がミスをするのであれば『自分が指導できていなかったんだな』と、自身の指導内容に目を向けてほしい。バレーボール協会としても、指導をアップデートするための情報提供は続けていきますから」■競技団体を超えて暴力をなくすことがスポーツの価値を高める川合会長はサカイク読者に向けて、バレーとサッカーの垣根を越えて、次のようなメッセージをくれました。「残念ですが、いまなおスポーツ界には暴力、未暴力があります。スポーツや競技団体の垣根を越えて、暴力をなくそうと努力することは必要だと思いますし、それがスポーツの価値を高めることにつながると思います。ぜひスポーツ界で連携して、暴力をなくしていきましょう」バレーボール協会『暴力撤廃アクション』の詳細はこちら>>サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年06月20日日本スポーツ界に、連綿と続く体罰の連鎖。競技を問わず、指導者の体罰、暴力、暴言は、令和に入っても後を絶ちません。2012年の『桜宮高校バスケットボール部体罰自殺事件』後、スポーツ界は様々なアクションを起こしてきましたが、スポーツ指導者の体罰がニュースになるなど、いまだ強くはびこっています。2023年3月、日本バレーボール協会は「暴力撤廃アクション」を発表。川合俊一氏が会長に就任以降、改革を進めるべく、様々なアクションを起こしています。そこで今回は川合会長に「なぜ、いま暴力撤廃アクションを発表したのか」「指導者の暴力をなくすために、どうすればいいか」をうかがいました。バレーボール協会が立ち上げた、新たな施策も含めて紹介します。(取材・文鈴木智之写真・新井賢一)日本バレーボール協会の川合俊一会長(C)新井賢一サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■選手への暴力撤廃に向けた取り組みを強化2022年3月に、バレーボール協会会長に就任した川合俊一氏。現役時代は日本代表の主将を務め、ロサンゼルス五輪、ソウル五輪に出場。引退後はタレントとして活躍し、2015年からはトヨタ自動車ビーチバレーボール部でゼネラルマネージャーを務めるなど、スポーツ内外の知見が豊富な人物です。川合氏が会長就任以降、「トヨタ自動車での経験を活かして」(同会長)、コンプライアンス・ガバナンス強化に着手。指導者による選手への暴力撤廃に向けて、取り組んでいます。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■協会がアクションを発表したことで声を上げやすくなる2023年に入っても、指導者による暴力は起きており、2月には、市立船橋高校男子バレー部の監督が生徒への暴行容疑で逮捕。3月には、前年度の高校選手権で優勝した日本航空高校の監督が、部員に暴行(平手打ち)をしたとして解任されるなど、指導の名のもとに暴力を振るう事件が立て続けに起きています。現状について、川合会長は次のように感想を述べます。「指導者の体罰が表面化していますが、これはバレーボールに限ったことではなく、他のスポーツにも、表に出ていないだけで、体罰や暴力、暴言はあるでしょう。ただ、バレーボール協会として、暴力撤廃アクションを発表したことで、暴力や暴言を受けている人が声をあげやすくなっている面はあると思います」■暴力と指導の間にある「未暴力」とは暴力撤廃アクションには「バレーボールの世界から暴力・体罰・ハラスメントを撤廃する」「暴力と指導の間にある未暴力に向きあう」というコンセプトがあります。未暴力とは、暴力と指導の間にある、明らかな暴力とは判断しづらいもののことで、将来的に暴力へと発展する危険性があるものを指します。日本バレーボール協会は、2023年3月25日発行の日本経済新聞に"それって、指導ですか? 暴力ですか?"という全面広告を掲載。指導現場で起こり得る事例を、指導者、選手の立場から記載し、「未暴力」の危うさを、指導者や選手に気づいてもらうことをテーマにしています。ポスターには、次のような例が並んでいます。【指導者】試合後、集中が足りない選手に自覚を促すために、みんなの前で指導した→【選手】負けた後、チーム全員の前で「お前のせいだ」とコーチに責められました【指導者】体罰にならない範囲で、気合を入れ直してもらうために、大声で喝を入れた→【選手】バレーボールを壁にたたきつけて「たるんでる!」と大声で怒鳴られました川合会長は言います。「これを見た指導者に『自分がしているのは暴力ではないか』と振り返り、選手の側は『練習の中で、自分が受けた仕打ちは暴力ではないか』と気づいてもらうことが、暴力撤廃の第一歩だと思っています」■暴力と指導の間にある「未暴力」とはバレーボール協会は指導者、選手への啓蒙とともに、教育委員会を通じて、暴力・暴言・ハラスメントを行っている指導者へ聞き取り調査を行うなど、新たな取り組みを開始しました。「これまで、暴力に関する通報窓口は、バレーボール協会や都道府県協会、全国連盟など分散していました。まずはそれをバレーボール協会に一元化しました。なぜなら、暴力や体罰をしている指導者が、都道府県協会や全国連盟の要職についている場合、通報したとしても、揉み消されるケースがあるのではないかと感じたからです」暴力や体罰、ハラスメントが起きた場合、最上部の団体であるバレーボール協会に通報し、学校の部活動で問題が起きた場合は、同協会が都道府県の教育委員会に連絡し、調査してもらう流れを作ったそうです。「バレーボール協会には、問題が起きたときに調査をする権利がありません。我々は調査をする組織ではないので、学校の管轄である教育委員会に連絡をして『おたくの県でこういう問題が起きているので調べてください』と、調査してもらうようにしています」他にも、弁護士を入れた、第三者委員会を通じて調査をする方法も始めており、川合会長は「教員の指導者が力を持っていて、教育委員会とつながっている場合は、暴力や暴言が隠蔽されてしまうこともあり得ます。それはあってはならないと考えています」と、言葉に力を込めます。■あからさまな暴力指導にはNOを突き付けるのが望ましいが......あからさまな暴力指導には、確固たる意思でNOを突きつけるのが望ましいですが、なかには、NOと言いたくても言えないケースもあります。川合会長は言います。「僕の知人に『サッカーは体罰のニュースがあまり出ないけど、なくなったの?』と聞いたところ『なくなってなんかいないですよ。指導者にたてつくと、試合に出られなくなるから、子どもも親も我慢しているんですよ』という言葉が返ってきました」さらに、こう続けます。「暴力を受けた子が通報したとすると、チームの中で誰が言ったかは、雰囲気でわかるんですよね。あるいは指導者がクビになったら、チームの人たちから文句を言われる。とくに強くて、結果が出ているチームは、言えるような状況じゃないです。だから、表面化させるのはすごく難しいんです」■せっかく始めたのに指導者が原因で辞めてしまうことがあってはならないそれでも、体罰やハラスメントを受けた人が、声をあげやすい環境を作ること。そして「暴力指導は当然のこと、未暴力のケースも、指導者自身に気づいてもらい、改めてもらう働きかけをしていくしかない」と言います。「バレーボール協会としては、暴力や体罰を見過ごすわけにはいきません。せっかくバレーボールを始めたのに、指導者が原因で辞めてしまうなんてあってはならないことですし、競技人口の減少にもつながります。そのためにも指導者の行いを顧みてもらい、自分がしていることは暴力なのではないか、体罰なのではないかと気づいてもらうことに取り組んでいるところです」次回の川合会長インタビュー後編では「暴力指導がなくならない理由」と「暴力指導では、トップレベルの選手が出て来ない理由」を紹介します。バレーボール協会『暴力撤廃アクション』の詳細はこちら>>サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年06月19日2023年5月23日、鉄道の安全対策や整備の強化などを推進している日本民営鉄道協会が、ウェブサイトを更新。日本全国にある大手民鉄16社の報告を参考に、2022年度に発生した鉄道係員に対する暴力行為の件数や発生状況を発表しました。全国の駅で『駅員への暴力』が増加本来であれば、一方的に他人に暴力をふるうのは、あってはならないこと。しかし同団体によると、駅員への暴力行為は、2022年度だけで計138件も報告されているといいま2022年度に起こった暴力行為は、前年度と比べて12件増加。新型コロナウイルス感染症流行以前の水準に近付く結果となりました。暴力行為が発生する状況は、酩酊した客を介助する際だけでなく、特に理由もなく突然暴力を振るわれるケースも少なくないのだとか。実際に起こった『駅員への暴力』の事例暴力行為が発生しやすい時間帯は、主に22時以降の深夜帯。加害者は飲酒している場合が多いものの、年齢は幅広いといいます。同団体は、実際に報告された事例を4つ紹介しました。【時間帯:朝(始発~9時)】【場所:改札】【客の年齢:50代】【飲酒:あり】旅客より自動改札機に投入した乗車券が出てこないと駅係員に申告があり、駅係員が確認したところ別収箱に回収されていたため、「申し訳ございません」と謝罪した。駅係員は乗車券を返却し、再度自動改札機を通るよう案内した際、旅客に腹を拳で殴られた。「暴力を振るわないでください」と注意したところ、急に激昂し左前額部を拳で殴られた。【時間帯:朝(始発~9時)】【場所:ホーム】【客の年齢:不明】【飲酒:なし】列車が終着駅に到着し、車掌が車内にいた外国人旅客の対応を行った。対応が終了し、折り返しの為ホームを歩いていた際、再度同じ外国人旅客より話しかけられたが、発車時刻が迫っていたため駅係員へ引継ぎをした。乗務員室に向かうため、外国人旅客へ背を向けた際にスーツケースを投げつけられた。【時間帯:夜(17時~22時)】【場所:車内】【客の年齢:40代】【飲酒:あり】旅客が停車中の列車に乗車した際に車内のドアコックを操作したため、駅係員は事情を確認するため旅客にお声がけした。旅客が車内を徘徊し、ほかのお客様に危害を及ぼす恐れがあることから、駅係員は加害者を抑止しようとした際、左胸を拳で強打され負傷した。【時間帯:深夜(22時~終電)】【場所:車内】【客の年齢:50代】【飲酒:あり】列車の終着駅で旅客が車内で寝ていたため、ガードマンが起こしていた。駅係員が加わり声掛けをしたところ、旅客が立ち上がり歩き始めた。付き添って歩いていたところ、突然旅客が駅係員のみぞおちを殴り、さらに顔面を殴ってきた際に拳が駅係員の鼻をかすめ、眼鏡が落下し傷付いた。駅員への暴力行為に、ネットでは怒りの声が続出報告された事例の一部ではありますが、上記の被害はどれも理不尽なものばかり。いうまでもなく、駅員が他人から暴力をふるわれるいわれはありません。きっと多くの駅員が、心身ともに傷付いてきたことでしょう。同団体の発表に対し、ネットからは強い怒りの声が上がっています。・どの事例も酷すぎる…。たとえ酔っていても、何をやってもいいわけはない。・言葉もない…。お店みたく、たちの悪い客は出禁にできればいいのに…。・どうすれば、こういった理不尽な暴力から駅員を守れるのだろう?周囲の客も怖いよね。今回の結果を受け、日本民営鉄道協会は「犯罪である暴力行為をなくし、安全で快適な鉄道を維持するため、引き続き啓発ポスターの掲出などの取り組みを実施します」とコメント。昨今、駅で『酔っていでも暴力はふるってはいけません』といった警告のポスターを目にする機会が増えました。これも、駅員を守るための取り組みなのでしょう。人々の生活を支えている駅員が、安心して業務に取り組むことができる環境になることを、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2023年05月25日あなたはパートナーの浮気を許した経験がありますか?今回は、夫の浮気を許したのに結局裏切られたエピソードをクイズ形式で紹介します。浮気をした夫と冷戦中だったけど…一生懸命謝る夫今回だけ夫を信じてみよう!ここでクイズ!もう浮気しないと誓った夫の裏切り行為とは?ヒント!誠意を感じる謝罪の言葉でしたが、実は嘘でした。みなさんは答えがわかりましたか?浮気相手に会いに行くと衝撃の事実が!正解は…正解は「まだ浮気相手との関係が続いていた」でした。謝罪の言葉は嘘で、浮気を続けていた夫。嘘がバレるのが嫌で逆ギレするなて、ひどい夫ですね…。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年04月25日パートナーの浮気に気づいたとき、みなさんならどうしますか?相手の出方によっては「許す・許さない」の判断が変わる人もいるでしょう。今回は「夫の浮気がバレた夫婦のエピソード」を紹介します。出産のため実家に帰る妻夫は職場の部下と浮気!?ショックを受けた妻は家を飛び出し…帰宅後、夫は…夫のLINEを遡ってみると、妻の里帰り出産中に浮気をしていたことが発覚。ショックのあまり、妻は勢いよく家を飛び出しますが…夫が放った「母親失格」という一言に絶句し、離婚を決意したのでした。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年04月16日妊娠中に、夫の浮気が発覚……。許しがたい行為ですが、赤ちゃんのことを考えると離婚は難しいと思ってしまうかもしれません。今回は、夫の浮気を一度許したことがあるという女性の話を紹介します。夫の浮気から月日が経ち、息子は小学生になりました。主人公は、たまには夫とも出かけたいと思っているようです。子どもも大きくなり誘いを断る夫後日、夫のスマホで見たのは…俺はずっと…我慢しているのは私!夫の浮気からの再構築。しかし夫はずっと、自分を被害者だと思い込んでいたようです。どんな事情があるにせよ、浮気した側が加害者で、この場合は妻子が被害者ですよね。心の中で思うのは自由ですが、口に出してしまっては取り返しがつきません。信頼関係の再構築は難しいと言えるでしょう。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年03月20日あの元カレはやばかった!と今でも思い出す最低な恋愛経験はありますか?浮気されたり暴力を振るわれたり…。今回はそんな最低な彼氏に振り回されてしまった女性の体験談を2選ご紹介します!自分勝手な言い分で浮気した彼女の元カレ彼女はもともと違う学校に通っていましたが、本来の第一志望だった今の学校に編入してきて出会いました。当時の彼女には元の学校に通う恋人がいましたが、相手は「大丈夫。学校が違っても別れないから」と言っていたそうです。しかし彼女が編入試験に合格して学校が別になった直後にその相手は浮気し、結局別れることになったそう。相手は彼女に「近くにいなくて寂しくさせたのが悪い」と言ったのだとか。自分勝手な男もいるのだなと呆れましたが、彼女との出会いのチャンスをくれたことには感謝しています。(男性/学生)浮気の言い訳にイライラ!自分は悪くないと言いたそうな元カレの言い訳は聞いているだけでイライラしてしまいそう。この出会いに感謝して楽しく過ごすのが浮気男への仕返しになるかもしれませんね。浮気&DVで最低だった彼氏当時テニススクールの事務をしていたのですが、彼はスクールのコーチとして働いていました。告白されて付き合うことになったのですが、最初は優しかった彼が少しずつ豹変。お金を無心してきたり、私と会う日にわざわざ「今から別の子とデートしてくる!」と家を出て行ったりするようになったのです。そしてなぜか浮気の写真を見せられ、嫉妬しないと罵声を浴びせられてひどいときは暴力まで。最終的にスクールもやめて彼と別れる決断をしました。(女性/会社員)最低な地雷男…!彼女にわざわざ嫉妬させて満足する奇妙な性格の彼もいるようです。しかも罵声や暴力はひどすぎますね。最低な地雷男のことは早く忘れて、もっと笑顔になれる恋愛を見つけましょう!浮気する彼氏は自分勝手で変わり者の性格の人も多いのかもしれません。きっぱり別れてけじめをつけると、きっとまた前向きな恋愛を楽しめるようになりますよ!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年01月26日私が元夫と離婚したのはDVが原因です。妊娠中にも繰り返される暴力、ひどいときは首を絞められて気を失ったこともありました。離婚を選択する度胸も生活力もなく、精神的にも元夫に依存していた状態だったので、「私は一生、この人と暴力と一緒に生きていくんだ」と思っていました。ですが、娘が生まれて心境が一変! ここでは、妊娠から離婚を決意するまでの私の体験をお話しします。DV彼氏との間に子どもを授かり、結婚当時19歳だった私は、同棲中の彼氏(元夫)との間に子どもを授かりました。子どもを授かる前から殴る蹴るなどの暴力や、包丁を持ち出しての脅し、携帯電話や眼鏡を壊されるということがあったので結婚に不安はありました。 しかし、陽性の妊娠検査薬を見てうれし泣きしている彼氏を見て、子どもを授かった喜びのほうが勝ってしまったのです。そして、その姿を見て「子どももできたし、結婚もするし、暴力も終わるだろう」そんな期待を持っていました。 結婚しても出産してもなくならない暴力ですが、やはり元夫は簡単には変わりませんでした。妊娠初期のころはまったくなくなっていた暴力も、徐々に手を上げられるようになったのです。でも「子どもにとって父親がいないのはかわいそう。子どもが生まれたら暴力も終わるだろう」⋯⋯そう考えて離婚は選択肢にも上がっていませんでした。 毎日元夫の顔色をうかがい、私はこの人がいなくなったらだめになる、元夫も私がいなくなったらだめになる、そう思い込んでいました。そして子どもが生まれましたが、やっぱり暴力はなくならなかったのです。 こんな父親、子どもにとって必要?私はだんだんと、「子どもが大きくなって、パパがママを殴っている姿を見るのは悪影響じゃないか」「子どもにまで手を上げるようになったらどうしよう」と考えるようになりました。そのうち、「暴力を振るう父親はいらないんじゃないか」という結論に至ったのです。 そのとき、子どもは生後2カ月。離婚するなら子どもの記憶に残る前がいいと思いました。離婚までの計画を練り、元夫をなんとか言葉巧みに説得し、2週間後には離婚届を出しました。 離婚後の心境とその後の生活離婚してすぐは「やっと解放された!」という気持ちより、この先、子どもをひとりでちゃんと育て上げられるのか、子どもが片親ということで寂しさを感じるかもしれない……という不安のほうが大きかったです。 ですが、元夫の顔色をうかがう必要がなくなり、私自身よく笑うようになりました。子どもも元気にすくすく育ち、現在は中学生です。私を気づかっての言葉かもしれませんが、「ママがいっつもいてくれるから別に寂しくない」と言ってくれたりもします。 子どもが生まれたことでやっと目が覚め、DV夫と離婚することができました。今は毎日娘と笑顔で過ごすことができていますが、離婚前や離婚したばかりのころはこんなに明るい未来は想像できませんでした。こうして、娘との穏やかな毎日を過ごすことができ、あのときの私の選択は間違っていなかったと胸を張って言うことができます。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年01月20日飼い主からすると、猫の動作はかわいいものばかり。特に、猫の行動の1つである、鼻を相手にくっつける『鼻チュー(鼻キス)』に愛情を感じ、キュンと来る人は多いようです。2匹の猫と暮らす鴻池剛(@TsuyoshiWood)さんも、『鼻チュー』をかわいく思っている1人。ですが、『鼻チュー』後に続く行動に、納得がいっていないようです!『今年特に感じたこと』今年特に感じたこと pic.twitter.com/LNkdUefmLB — 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) December 29, 2022 猫のぽんたくんは『鼻チュー』と殴ることがセット!飼い主である鴻池さんも例外ではなく、猫パンチの餌食となってきたのでした。心が和む瞬間から一転する様子に、人々は吹き出しています。・『鼻チュー』はゴングが鳴る合図だった?・照れ隠しの一撃、うちの子もしてきます!・仲よくしたいのか違うのか、わけが分からないよ!・理不尽でかわいい。前脚の躍動感に笑う。一説によると、『鼻チュー』は愛情表現や挨拶のほかに、相手の情報を収集する際にもするのだとか。もしかしたら、ぽんたくんは相手をしっかりと確認したからこそ、格の違いなど、何かしらを分からせるために殴っているのかもしれません…。残念ながら、人間が猫の振舞いを完全に理解することは困難ですが、理不尽さにも理由はあることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年12月30日カンヌ国際映画祭2020「監督週間」選出ほか世界で論争を呼ぶドキュメンタリー映画『暴力をめぐる対話』から、予告編と監督のダヴィッド・デュフレーヌのコメントが到着した。抑圧され傷を負った市民や、警察関係組織、弁護士、社会学者、心理セラピストほか24人にデモの現場を映した数多の映像を提示して、対話を促し、疑問を語り合っていく本作。この度の予告編では、2018年からフランス政府への抗議が続く黄色いベスト運動における警官隊と市民の衝突の映像を基に、警察の暴力をめぐる出演者たちの白熱した対話が次々と映し出される。「デモ隊の破壊行為を放置するのか?」「みんな警棒で殴られていた」など、傷を負った当事者、警察関係組織、弁護士らが互いの見解を語り合い、正義と呼ばれる「暴力」の原因と結果を考究していく。警官による暴力行為を市民がTwitterに投稿・報告する“Allo Place Beauvau”をWEB上で管理する中で、多くのデモが抑圧の対象となり、死傷者を生む凄惨な武力鎮圧の増大を目の当たりにしたダヴィッド・デュフレーヌ監督。「この映画が遠く離れた地で公開されることを知り、この上ない喜びを感じています。なぜなら、これこそが映画の力だから。人々の意見や視点、そしてその相違を、空間と時間の旅へと送り出すことができるのが映画だからです」とコメント、「私は2012年に別の作品『Fort McMoney』で東京を訪れたこともあったので、なおさらです。最高です」と語る。「日本の警察の行いや市民との関係性についての知識はありませんが、ぜひ知りたいと思っています。この映画が公開されることで、ひょっとしたら反響が得られるかもしれません。一つ確かなことは、全ての民主主義国家は今まさに岐路に立っているということです。国民の前で、警察はどのように振る舞うことができ、またできないのか?警察はどんな秩序を守るのか?改めて、この映画が日本で公開されることを大変嬉しく思います」と明かした。『暴力をめぐる対話』は9月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暴力をめぐる対話 2022年9月24日よりユーロスペースほか全国にて公開© Le Bureau - Jour2Fête – 2020
2022年08月24日私の父親は、気に入らないことがあるとすぐに怒鳴り散らしたり暴力をふるったりする人でした。特に子どもに求める学力のレベルが高く、勉強が原因で叩かれることが当たり前の家庭で育ちました。自分が親になってみて、反面教師にしようと思うことがたくさんあります。 年齢以上のレベルを求める父父自身は家庭の事情でレベルの高い学校に通うことができなかったため、子どもである私と弟に過剰な期待をかけていたようです。 5歳になってひらがなが読めるようになると、新聞を毎日読み上げさせられるようになりました。大人が読む物ですから、もちろん漢字にふりがなはふっていません。漢字の読み方がわからないと1度は教えてくれますが、2度目に同じ漢字が読めないと頬を平手打ちです。小学校4年生くらいまで続いたと思います。つらくて泣きながら読みました。 弟への罪悪感私は女の子だったので、まだ手加減していたようです。男の子には容赦がなく、2歳下の弟は私よりも高い学力レベルを要求され、さらにひどい暴力をふるわれていました。恐ろしいのはそれが当たり前になってしまっていたことです。 私は進学し、弟よりも先に家を出ました。私がいなくなった家では、父のターゲットは弟ひとり。どんなにつらい目にあったことだろうと思います。しかし、当時の私は進学できた安心感と家を出られるうれしさで、弟のことなど考えていませんでした。その罪悪感は、今でも持ち続けています。 母親との喧嘩がつらい一方、母は子どもに声を荒げたことがなく、とてもやさしい人でした。父と母の立場は対等だったようで、父は子どもには日常的に手を上げましたが、母を叩いているところは見たことがありません。母はよく父と大きな声で口喧嘩をしていましたが、それでも子どもへの暴力を止めることはできませんでした。慣れてしまっていたのだと思います。 子どもの私は、両親の喧嘩が嫌でたまりませんでした。2人は「親の責任」を果たすために、ののしり合いながらも一緒に生活し、弟が成人したあとに離婚しました。子どものせいにしないで、自分たちの責任でさっさと別れたらよかったのにと思います。 親ですから尊敬できる部分もあります。しかし、しつけと称して暴力をふるったこと、子どもへの過剰な期待、毎日のように起こる夫婦喧嘩という点に関しては、確実に毒親だったと思います。私は子育てに関して、何があっても絶対に暴力をふるわないこと、子どもの前で夫婦喧嘩をしないことの2つだけは、絶対に守ろうと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:武田沙季子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月15日柴田咲歩は、かつて通っていた小説講座の人気講師・月島光一から性暴力を受けた。7年経ってその被害を週刊誌に告発。記事をきっかけに、当時者はもちろん、その配偶者や家族、仕事関係者、元/現講座生などが、事件をめぐり、さまざまな感情や価値観を吐露していく。さらに、世間の反応なども噴出して…。井上荒野さんが『生皮』で描き出すのは、性暴力をめぐるリアルだ。あるセクハラ告発が立てたさざなみ。心を、関係を、社会を動かしていく。「着想を得たのは数年前、著名な国際ジャーナリストが性暴力で告発されたときですね。人権問題のプロフェッショナルとして知られていたのに、長年にわたって、女性たちの人権を踏みにじる行為を続けていた。その極端さに、『この人はどんなふうに自分で整合性をとっていたのか』と不思議でした。本作でも、月島が見せる小説愛や教え子を育てる熱意に嘘はないと思います。ただ意図的にか無意識的にか、そこに性欲や支配欲みたいなものを混同させてしまい、自分自身でもわからなくなっていくんですよね」セクハラ被害に遭うのは咲歩だけではない。本当はイヤだったと後から気づく者、大したことではないと思い込む者、自分もかつて被害者だったのに、性接待のような状況を進んで作り出してしまう者…。癒えない傷の深さを見せつける。「なるべく傷つかないように生きていきたいのが人。だから被害者は自分を欺き、加害者は正当化する。けれど被害者はどうしても己を騙しきれなくて、それこそ生皮を剥がれたように、何年も何十年も血を流しながら生きているんだと思います」本書で描かれるのは、セクハラやレイプが明るみになったときに、メディアやSNS等を通じて、よく見聞きする光景や言葉だ。ある意味、既視感がありすぎて恐ろしい。「加害者の家族や友人たちは、信頼し続けるのか。まったく部外者なのに中傷する人たちは、何を得るのか。たくさんの疑問が浮かびました。私にとっては『なぜ』が創作のモチベーションなんです。ある出来事をめぐる謎を解きたいと思って書き始める。もちろんそれで答えが明確になるわけではありませんが、少しは近づける。『こんなふうに考える人がいるのだ』と小説内の人物が、生身の人間のように立ち上がってきたとき、たまらなく楽しいんです」『生皮あるセクシャルハラスメントの光景』性暴力問題がメディアやSNSで騒がれるようになり、誰もが無関心ではいられない重いテーマ。私たちと地続きにいる、ごく普通の人が状況によって加害してしまう実相に迫った意欲作だ。朝日新聞出版1980円いのうえ・あれの1961年生まれ。’89年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2008年『切羽へ』で直木賞、’18年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞など、著作、受賞歴多数。※『anan』2022年7月6日号より。写真・土佐麻理子(井上さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年07月04日4月27日に結成の声明を発表し、反響を呼んだ『映像業界から性暴力をなくす会』。なくす会の声明には《極端な過労と睡眠不足によって、気力も体力も失われているところに加害者がつけ込むなど、劣悪な労働環境が性加害・性暴力の温床ともなっているのです》とある。そこで映像業界の実情を知るために、本誌はなくす会のメンバーである羽賀香織氏に取材をした。映像業界で、美術仕事に携わっている羽賀氏。映像業界の劣悪な労働環境についてこう明かした。「テレビ局の正社員は、賃金や休みの取りやすさといった労働条件も恵まれています。そのいっぽうで下請けである美術会社の制作部や美術部、技術部は予算のあるなしに関わらず、撮影期間中はほとんど休みがありません。撮影は、3ヵ月から最大半年にも及びます。その上、低賃金の長時間労働は当たり前。その影響で美術業は常に人手不足です」羽賀氏は「低予算のロケ現場なら、ドライバーの予算を削るために美術会社の人間が運転を担当することもあります」といい、こう続けた。「美術部は撮影日、朝4時に起きて車を運転して現場入り。そして、撮影中はずっと準備に追われます。撮影中も気が休まることはありませんし、他のスタッフが食事をしている間にセットを作ることも。撮影は、深夜1時頃まで行われるのは当たり前。撮影後にセットを解体して、車につめ込んで帰り、倉庫でまた翌日の撮影の準備をします。気づけば朝の3時になっていることも。帰宅しても、その数時間後には家を出なければなりません。睡眠時間4時間以下で毎日働いて、心身ともに限界の状態なんです」少しでも睡眠時間を稼ぐため、スタッフらは車中や会社に泊まることを選ぶ。そこで、性被害に遭うというのだ。「例えば、上司から無理やり関係を迫られるんです。寝ているところを狙われて、身体を触られたり襲われたりします。撮影所の美術ルームや装飾ルームなど鍵のかかる個室で寝ていても、性被害に遭ったというケースも耳にしました。そして被害者は女性だけでなく、男性スタッフの場合もあります。まだまだ男性優位な職場です。男性俳優や男性スタッフが、自分の性体験や女性観をふざけて大声で話すこともしばしば。私はその度、不快な思いをしています」■性器を顔面に乗せられたり、うどんを口移しで食べさせられたり羽賀氏は「劣悪な労働環境と性暴力の深い関係性」について、続けてこう明かす。「監督やプロデューサーの言うことは、理不尽なことでも“絶対”です。彼らに逆らうことは、ときに仕事を失うことを意味します。そこで、上の立場の人間が新人女優にキャスティングをチラつかせて誘ったり。打合せという名目で食事をしたのに、性暴力を働いたり……。若手の俳優やスタッフは飲む席に呼ばれても断りにくい。にも関わらず、性暴力を受けても周囲は誰も庇ってもくれません」そして羽賀氏自身も、性被害の当事者だ。「会社や撮影所で眠っていたら、お風呂から出て来た男性スタッフが裸のまま練り歩くこともしばしば。性器を顔面に載せられたこともあります。またアカデミー賞を受賞したこともある方から『飯を残すな』といわれ、みんなの前でうどんを口移しに食べさせられたこともありました。私が23歳のとき、母親が赤ちゃんに授乳するシーンの撮影で、出演者の母子が遅刻しました。するとリハーサルを少しでも進めるために、私が人形と一緒に母娘のシーンを代わりに演じることに。しかし、リハーサルにも関わらず、服を脱ぐよう命じられました。嫌だと拒んでも許してもらえなかった上に、母娘が到着してからも『半裸で待機していろ』とカメラマンから命じられました。撮影中、母娘に何かトラブルがあった場合、私が人形と本番シーンを撮影する可能性があったからだと思われます。それでも、とても苦痛でした」
2022年06月11日4月27日に発表した結成の声明が反響を呼んだ『映像業界における性加害・性暴力をなくす会』。会には女性だけでなく、男性の性被害当事者も参加している。それは映画監督の加賀賢三氏だ。加賀氏は自身の出演した’07年のドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュース』の撮影中に、同作の監督・松江哲明氏から性行為の強要を受けた。苦痛に感じた加賀氏はブログを通して被害を明かし、映像関係者にも苦しみを伝えてきた。さらに公開から10年後となる’17年8月、10周年記念上映の舞台挨拶に呼ばれた加賀氏は、壇上で松江氏に直接告発した。加賀氏は松江氏ともみ合いとなり、イベントはとりやめに。10周年記念上映もその場で中止となった。その後、松江氏は性行為の強要を否定する声明をプロデューサーと連名で発表した。しかし’19年12月、加賀氏のインタビュー記事がきっかけで問題が再燃。そこで松江氏は’17年の共同声明について「事実と異なる内容を発信してしまっていた」と謝罪。’20年1月には自身のnoteで、こう釈明している。「加賀さんを追い詰めていたことも今では猛省しております」「私はまるで『いじめている自覚のないいじめっ子』だったのか、と気づかされました」『童貞。をプロデュース』の一件は、メディアで取り上げられるなど、決して少なくはない反響を呼んだ。いっぽう、その後も松江氏は’18年10月期のドラマ『このマンガがすごい!』(テレビ東京系)や昨年10月期の連続ドラマ『キン肉マン THE LOST LEGEND』(WOWOW)など、話題作への起用が続いている。『童貞。をプロデュース』が公開されてから15年。なぜこうした問題があった上でもなお、映像業界は、松江氏を起用し続けるのだろう?加賀氏に尋ねると、こう答えた。■よほどのことがない限り、目を瞑る「一緒に仕事をしている人が性加害者だと、その利害関係者が『経歴に汚点を残すことになる』と考えるかもしれません。そこで、性加害が起こったと思いたくない人たちの間で『被害者にも落ち度がある』と内輪でバイアスが働いてしまうのではないでしょうか。そのため映像業界の関係者も『大きな問題になってないからそれでいい』と判断し、起用することに疑問を抱かないのではと思います」『なくす会』のメンバーである脚本家の港岳彦氏も、こう語る。「映画監督の榊英雄氏(52)や園子温氏(60)の報道があった際、業界関係者からは『知っていた』などの声がネットでも現場でも相次いでいました。でも、2人とも映像業界で長らく起用され続けていました。僕自身、『榊氏は女癖が悪い』との噂を聞いていました。しかし、それが監督と女優という力関係が影響している性的強要だったにも関わらず、それを問題だと認識できていませんでした。むしろ『そういうものだろう』と思うことで、業界の空気に加担していたのだと思います」また港氏は「問題のある監督が起用され続けるのは、プロデューサーサイドから見てそれなりの理由があるからでしょうね」と続ける。「例えば榊氏を例に挙げると、彼はもともと俳優なので、横のつながりで著名な俳優を連れてくることができる。プロデューサーサイドとしては、通常であれば予算にははまらないようなキャスティングができるので万々歳なんです。また、低予算で作品をきちんと撮りあげてくる手腕も評価されていたのだと思います。園氏のことはよく存じ上げませんが、一般論として、映画の企画書では監督の名前が非常に重要視されます。無名監督だとスルーされるのに、名前を聞いてわかる監督には『500万出します!』という声がすぐに上がる。映画製作はスポンサー探しから始まるので、ネームバリューのある人は重宝されます。園氏はそもそも国内の人気が高く、海外での受賞歴もあり、名前だけでお金が集まるのは当然です。つまり彼が監督することが決まれば、その映画は非常に製作しやすくなる。これらの理由から監督に問題があっても、よほどのことがない限り目を瞑ってしまうのではないでしょうか」■理解されないという悔しさ男性の性被害者である加賀氏は「必ずしも法律が“被害が実際にあったのかどうか”を判断できるわけではありません」と話す。「刑罰をまぬがれている性暴力に対して『実際に起こったことではない』と判断する人たちがいます。しかし、刑罰をまぬがれているということが『被害はなかった』という証明になるわけではありません」そして松江氏の件について「業界が黙殺している」といい、こう続ける。「加害を黙認しているということは、被害者の立場を貶め、その名誉や尊厳を毀損する行為となり得ると私は思います。そのため加害者との利害関係を継続することが二次加害に繋がり、それ自体が強い加害性をもつ可能性があるとも考えています」加賀氏には、二次被害もあったという。「松江氏を告発したことで、『売名だ。金が欲しいんだろ』と言われることもありました。ですが、彼を告発したところで名前が売れたり金銭的な利益につながったりするはずがありません。むしろ、告発することの精神的なリスクやコストが大きすぎます。また『頭がおかしい』と言われたり。加害者を擁護するTwitterの匿名アカウントが僕を貶めるようなことを書いたり。その投稿に、加害者の関係者が“いいね”したり……」さらに“男性の被害者”だからこそ、こんなエピソードもある。「『男のくせに何言っているの?』『タダで女性と性的なことができてラッキーじゃないか』としょっちゅう言われました。『そういう問題じゃないのに』と思っていましたが、当時は男性が性被害に遭った苦しみを吐露しても、今より真剣に受け止められませんでした。ですから、相手も悪意なく“シモの話”として片付けてしまう……。どれほど言葉を尽くしても、言われたことに反論しても、真剣に話を聞いてもらえないんですよね。弁護士さんに相談した時も同じで“理解されない”という悔しさがありましたし、自分の尊厳が損なわれているような気持ちにもなりました」最後に加賀氏は、なくす会を通して映像業界に求めることを語った。「性暴力と労働問題は密接に関わっています。過酷な労働環境が当たり前の現場も多いです。そういった状況を背景とした性暴力も起きています。そして、加害者が起用され続け、性暴力が黙殺されることもあるんです。業界が混沌としているので、まずルールやガイドラインのようなものが必要だと感じています。それは、被害者の孤立化を防ぐことにも繋がると思います」被害者の思いを汲み、少しでも寄り添いたいーー。「なくす会」のファーストカットは、まだ始まったばかりだ。
2022年06月11日2022年6月1日に、2匹の子猫を保護した、@kuro_asari5beeさん。保護当時、子猫はまだ目がうっすらしか開いていない状態でしたが、元気いっぱいに成長中です。時には、やんちゃな一面を垣間見せてくれることもあり、ミルクを催促する姿は言葉を失うほどのかわいさなのだとか…!ひぇ…可愛い…ミルクよこせの乱…可愛い… pic.twitter.com/hPTAV0iM4m — 黒猫あさり (@kuro_asari5bee) June 9, 2022 ケージにしがみつき、ムギュッと顔を押し付ける2匹の子猫のかわいさたるや…。『ミルクよこせの乱』と名付けられた、あまりにもかわいい光景に、多くの人が心をわしづかみにされています。・もはやかわいいの暴力や。・この乱には勝てぬ。・いっぱい飲んで、元気に育つんだよ~!2匹の子猫は、一時的に保護されている状態であり、里親を募集している最中です。保護している投稿者さんによると、2匹は並んで寝るほど仲がよく、2匹を一緒に家族にしてくれる人を探しているとのこと。元気いっぱいな2匹が、新しい家族のもとで、幸せに暮らせる日が1日も早く来てくれるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月10日大人気サレ妻シリーズ、今回はサレ妻まゆ(@sarezuma_mayuuuu)さんの投稿をご紹介!「夫が妊娠させた相手は部下でした」第18話です。産婦人科に行ったことを、なぜ言わないのか問い詰めると夫は逆ギレしてきて…!?夫のDV出典:instagram警察に行こう出典:instagram子どもを1人で育てる覚悟出典:instagram付き合っている頃からDVをしていた夫。まゆさんは前科持ちの夫を警察に突き出すことはできませんでした。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@sarezuma_mayuuuu)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月14日さまざまな種類が販売されているペットフード。猫用のペットフードはチキン風味やシーフード風味など、味が多岐に渡ります。猫が好む味かどうかは、実際に購入し、与えてみないと分からないものです。キャットフード爆食い!?売り場に現れた猫池畑(@dot_kyomu)さんが目撃した、とある猫の写真をご紹介します。その猫は、キャットフード売り場で、好き勝手していたのだとか。クスッと笑ってしまう、2枚の写真がこちらです!キャットフード屋さんのキャットフード爆食いキャットです pic.twitter.com/3Ln67CJMcw — 人間池畑と愛犬たび(4歳1ヶ月) (@dot_kyomu) April 10, 2022 池畑さんは、2022年4月現在、トルコに住んでいます。トルコの一部店舗では、キャットフードを野外で、大胆に販売しているようです。そこに現れた、1匹の猫。数あるキャットフードを、食べ放題のバイキングかのように楽しんでいます!この投稿には「笑った」「ソムリエか?」などの声が寄せられました。・見える範囲で、一番値段の高いキャットフードを食べている!・2枚目の写真、「え?これ、食べちゃだめなの?」って顔してるな。笑った!・キャットフードソムリエかな?この猫におすすめを聞きたい!・まさに『泥棒猫』。これは許す!この猫が好んで食べるキャットフードは、おすすめ商品として売り出すことができそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月12日『海外ねこ散歩』と称して、海外で目にした地域猫の様子をTwitterに投稿している、ねこズ(@nekonekkop)さん。トルコの駅で出会った猫について発信したところ、愛らしい光景に多くの人がハートを撃ち抜かれました。ねこズさんが訪れたのは、毎日のように交通規制が行われているという駅の改札。限られた改札しか使えない理由と原因は…こちらの写真をご覧ください。改札のIC端末をふさぐようにくつろいでいるのは、トルコの猫たち!これでは、改札そのものに問題はなくとも、真ん中以外を通ることはできません…!この駅は交通規制が多くて、早朝はいつも一車線。今日も真ん中しか空いてなかったよ #猫 #海外ねこ散歩 pic.twitter.com/JL6JhylDvA — ねこズ (@nekonekkop) January 25, 2022 きっと、液晶やIC端末の部分がほどよく温かいのでしょう。複数の猫は液晶に体をくっつけて、心地よさそうに眠っています。自由気ままな猫たちによって交通規制がかかってしまいましたが、この寝顔を見ていると、自然と笑顔になれそうですね!愛らしさが詰まった『海外ねこ散歩』に、ネットを通して多くの日本人が心安らぎました。・こ、これは許すしかない…!かわいすぎる。・飼い猫がノートパソコンの上に乗りたがるのと同じなのかも。・笑った!猫のお尻をタッチして改札を通りたい。いつ始まり、どのタイミングで解除されるかは、完全に猫の気分次第な交通規制。世の中には、こういったゆるさも必要なのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年01月28日大人気マンガシリーズ、今回はゆの(@mangakakuyo)さんの投稿をご紹介!「小学校の頃にあったクラスのいじめの話」第10話です。いじめにより、精神が限界なみかんちゃん。先生に相談しようと、ゆのさんは提案しますが…?先生に言ったら…?出典:instagram後日…出典:instagramとんでもない一言が!?出典:instagramこのままでは危険!出典:instagramそこで、私が向かった先は…出典:instagram担任を呼び出し…?出典:instagramいじめっ子の口から、暴力という単語が…!ゆのさんは担任を呼び出し、どうするのでしょうか?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@mangakakuyo)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月11日私が元夫と離婚したのはDVが原因です。妊娠中にも繰り返される暴力、ひどいときは首を絞められて気を失ったこともありました。離婚を選択する度胸も生活力もなく、精神的にも元夫に依存していた状態だったので、「私は一生、この人と暴力と一緒に生きていくんだ」と思っていました。ですが、娘が生まれて心境が一変! ここでは、妊娠から離婚を決意するまでの私の体験をお話しします。DV彼氏との間に子どもを授かり、結婚当時19歳だった私は、同棲中の彼氏(元夫)との間に子どもを授かりました。子どもを授かる前から殴る蹴るなどの暴力や、包丁を持ち出しての脅し、携帯電話や眼鏡を壊されるということがあったので結婚に不安はありました。 しかし、陽性の妊娠検査薬を見てうれし泣きしている彼氏を見て、子どもを授かった喜びのほうが勝ってしまったのです。そして、その姿を見て「子どももできたし、結婚もするし、暴力も終わるだろう」そんな期待を持っていました。 結婚しても出産してもなくならない暴力ですが、やはり元夫は簡単には変わりませんでした。妊娠初期のころはまったくなくなっていた暴力も、徐々に手を上げられるようになったのです。でも「子どもにとって父親がいないのはかわいそう。子どもが生まれたら暴力も終わるだろう」⋯⋯そう考えて離婚は選択肢にも上がっていませんでした。 毎日元夫の顔色をうかがい、私はこの人がいなくなったらだめになる、元夫も私がいなくなったらだめになる、そう思い込んでいました。そして子どもが生まれましたが、やっぱり暴力はなくならなかったのです。 こんな父親、子どもにとって必要?私はだんだんと、「子どもが大きくなって、パパがママを殴っている姿を見るのは悪影響じゃないか」「子どもにまで手を上げるようになったらどうしよう」と考えるようになりました。そのうち、「暴力を振るう父親はいらないんじゃないか」という結論に至ったのです。 そのとき、子どもは生後2カ月。離婚するなら子どもの記憶に残る前がいいと思いました。離婚までの計画を練り、元夫をなんとか言葉巧みに説得し、2週間後には離婚届を出しました。 離婚後の心境とその後の生活離婚してすぐは「やっと解放された!」という気持ちより、この先、子どもをひとりでちゃんと育て上げられるのか、子どもが片親ということで寂しさを感じるかもしれない……という不安のほうが大きかったです。 ですが、元夫の顔色をうかがう必要がなくなり、私自身よく笑うようになりました。子どもも元気にすくすく育ち、現在は中学生です。私を気づかっての言葉かもしれませんが、「ママがいっつもいてくれるから別に寂しくない」と言ってくれたりもします。 子どもが生まれたことでやっと目が覚め、DV夫と離婚することができました。今は毎日娘と笑顔で過ごすことができていますが、離婚前や離婚したばかりのころはこんなに明るい未来は想像できませんでした。こうして、娘との穏やかな毎日を過ごすことができ、あのときの私の選択は間違っていなかったと胸を張って言うことができます。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年01月09日「冷蔵庫のお茶を少しだけ残す」「トイレットペーパーが空になっても取り替えない」など、家族同士だとしても、許されない行為がいくつかあります。のそ子(@nosonoso)さんは、2022年1月6日に、家の中で『許せない事件』を発見しました。その事件の決定的な証拠がコチラ。家族をゆるさない2022(誰だ) pic.twitter.com/BkYU7061lw — のそ子/羊毛フェルト動物本発売中 (@nosonoso) January 6, 2022 これは…重罪です!アルミホイルを使った際、切り取るのに失敗したのでしょう。少しの失敗であれば、許せるものの、ぐるぐると何層先までも破いてしまっています!のそ子さんは、このアルミホイルを発見し「家族を許さない2022」とコメント。同年1月現在、早くも、2022年度『家族の許されざる行為ランキング』にノミネートされたようです。のそ子さんの投稿文には、共感の声が寄せられました。・これは許せない!・アルミホイルだけじゃなく、トイレットペーパーやラップでもこれは重罪です。・血祭りの刑。家庭内の平和を維持するためにも、「自分がよければいい」「誰かが後処理をしてくれるだろう」という行動は控えなければなりませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年01月08日いくら好きだったとしても、暴力を振るう男性を受け入れるのは難しいのではないでしょうか。そんな男性は、束縛の一つの形として暴力を振るうこともあるようです。できるなら、付き合う前に判断して距離を置きたいところ。そこで今回は、「暴力を振るってくる」男性の特徴をご紹介します。■ 細かくて妥協をしない「金銭管理がしっかりしているところに惹かれてつきあいましたが、生活全般においてやたら細かく『まあいいか』がない男性でした。やがて部屋が汚いと言っては不機嫌になり、そのうちわたしに暴力を振るうようになりました」(25歳/派遣事務)おおざっぱすぎる男性も困りますが、自分の細かさについてこれないと暴力を振るうのは論外ですよね。■ 最初は笑顔で近づいてくる「元カレが暴力を振るう人でした。出会ったときは、すごくニコニコとわたしに近寄ってきたんです。それがつきあった途端に、束縛が激しくなり、束縛されるのがイヤだと言えばわたしに手を上げてきて……」(24歳/アパレル)暴力を振るう男性の特長は、詐欺師の特長に似ているのかもしれません。ニコニコ顔で相手がほしいものを持ってやってきて、相手が心を許したと思ったらとたんに手のひらを返すような……。■ こまめに連絡をしてくる「つきあった当初は、こまめに連絡をくれる素敵な男性でした。でもそのうち『今どこにいるの?誰といるの?何時に帰ってくるの?』というメールが来るようになり、言った時間に帰宅しないと手を上げられるようになりました」(26歳/美容師)これは「まめさ≒束縛」ってことで、男性のまめまめしさにうっとりしている場合ではないかもしれません。女性の一部は「わたしだけを見てほしい」という気持ちを「男のまめさ」に投影しがちですが、まめな男性は暴力を振るうタイプな可能性もあるということでしょう。もちろんこの限りではない男性もたくさんいるので、あまり心配しすぎる必要はないでしょう。■ 同性の友だちが異様に少ない「つきあってから、彼に男友だちが少ないことに気がつきました。ほどなくして彼はわたしに手を上げるようになりました」(28歳/IT)女性が男性を見るのと、男性が男性を見るのでは、またちがった評価になるかと思います。「彼の周囲にどういう友だちがいるのか。どれくらいの親友がいるのか?」を見ると、だいたいにおいて判断が狂わないだろうと思います。■ 怒りをコントロールできない男性には注意!「怒りの感情をどうコントロールするか?」ということが、ここ最近テレビなどでも「アンガーマネージメント」という言葉とともに取り上げられています。みずからの怒りをコントロールできない男性に引っかからないよう、ご紹介した4つをぜひ参考にしてみてくださいね。(ひとみしょう/文筆家)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年11月30日