家族で出掛ける時は、ほぼ車移動の我が家。子連れ旅行につきものである「移動時間中、いかに子供達をグズらせず過ごすか」という問題ももちろん発生します。長時間の移動になると、やはり車内の空気も徐々に変わっていくもので…■時間の経過により変化する車内の様子※構図の関係上、助手席にひなが乗った形にしています「しゅっぱーつ!」というパパの掛け声に、「しんこーう!」と元気よくこたえるひなひよ&私。おしゃべりも弾み、明るい雰囲気。「早起きしたし寝るだろう!」と思いきや、1時間以上経っても元気な子供達。うちはパパに運転を任せきりなので、7:3くらいで私が喋り相手になっているのですが、子供のテンションに合わせて話し続けるのって地味に消耗しますよね…。 ■困ったときのお助けアイテムを活用ここぞの時のためにとっておいた、お菓子や暇潰しアイテムがついに登場!中でも我が家は、タブレットでアニメチャンネルを見るのが鉄板。しかしあまり早くこの手を使ってしまうと見せっぱなしになったり、その後の時間を持て余してしまったりするので、登場させるタイミングの見極めが重要です。それにしても頼れるこのタブレットに、私も夫も絶大なる信頼をよせています。ありがとうタブレット!Zzz…………!! はっ、到着してる…。と、こんな感じで大抵私とひなひよは最終的に夢の中へ。気付くと目的地に到着してます。パパいつもごめんね! ありがとう!
2019年05月24日子どもとのお出かけに必須のママバッグ。しかし意外と重く、常時持ち歩くのは負担になります。そこで、私が自家用車の中に用意した「置きママバッグ」について紹介します。 「置きママバッグ」の中身とは?子どもとの車でのお出かけでは、いつものママバッグも車内に持ち込むので、「置きママバッグ」は、消耗品を中心とした必要最低限の中身にしました。 おむつとビニール袋を数枚ずつ、おしりふき、着替えを1セットのみです。これを小さめのバッグや紙袋に入れ、チャイルドシートの下に常備しておきました。これぐらいの荷物なら車内でもかさばりません。 ママバッグの補充ができて便利!車でのお出かけが予想より長くなったり、うんちやおしっこを予想よりたくさんしたりと、おむつや着替えが足りなくなってしまうなんて経験はありませんか? そんなときでも、「置きママバッグ」の中におむつや着替えのストックがあれば、そこから補充できるので安心です。そして、いざというときに補充できると思うと、いつものママバッグの中身もスリム化できるので助かりますよ。 シーンによってママバッグを使い分け車でのお出かけだといろいろなところへ立ち寄りますが、2つのママバッグがあると、お出かけ先によってバッグを使い分けられるところも魅力です。 食事をしたり買い物をしたりと、長時間のお出かけになるショッピングモールではいつものママバッグを、おむつ替えのために立ち寄ったサービスエリアでは必要最低限の「置きママバッグ」を持って行く……という形で使い分ければ、いつも重いママバッグを持っていなくて済みます。 そのほか、車内が暑くなる季節でなければ、スプーン付きのレトルト離乳食セットなども自家用車内に置いておくと、急きょ外食になったというときに対応できますよ。荷物をすべて持ち歩くのではなく、置きママバッグを活用して、快適にお出かけができるといいですね。著者:石川ゆり三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2019年04月30日今回はマンションの消防設備点検について書いてみます。マンションで実施される設備点検の中でも、排水管清掃と消防設備点検は居住者の協力が必要になります。どんな点検項目があるか、また受けるときのコツについてまとめてみました。■ マンションの設備点検では作業員が室内に入るものがあるYNS / PIXTA(ピクスタ)数多くの家庭が共同生活を送る場であるマンションには多くの機械が設置されており、トラブルの発生を未然に防止するため、それぞれの設備に応じて一定の周期で点検が実施されています。エレベーターや機械式駐車場、給排水設備といったものは委託している管理会社が手配して点検を実施するため、居住者としては特に意識していなくてもいつの間にか完了しているものです。一方で消防設備点検や排水管清掃は専有部も関わってくるため、実施に際しては作業員が室内に入ってきます。■ 消防設備点検はここをチェックする消防設備点検には6か月ごとに行う機器点検と1年に1回行う総合点検があります。機器点検は設備の適正な配置や損傷の有無をチェックする外観点検、簡易な操作で判断出来る事項を確認する機能点検から成り立っています。一方総合点検は設備を実際に作動させたり使用したりして異常がないかを確認します。専有部の点検でチェックするのは以下の事項です。消火器消火器は火災が起きる前の初期消火活動に非常に効果を発揮する重要な設備です。通常は収納やシューズボックス内にしまい込まれている事例が多いため、消防点検のときにのみ日の目を見るという場合が多いのではないでしょうか。容器の変形や破損、安全ピンの有無、ホースの詰まり・ひび割れの有無、使用期限等をチェックし、問題がなければ点検済票に記入します。火災報知器マンションの居室には火災報知器が設置されており、こちらの点検も実施します。通常では棒の先に取り付けた装置を天井の報知機に押し当てるのですが、この装置の中には熱源が入っており、これによって火災報知機を発報させます。このとき、管理室で別の作業員が警報盤をチェックしており、発報がきちんと表示さるか否かを確認します。そのため居室内の作業員と管理室の作業員は「〇〇号室発報させます」「〇〇号室発報確認しました」というように互いに連絡をとりあったりしていました。避難はしごバルコニーに設置されている避難はしごも点検します。避難はしごのフタは上下で連動しており、上階でフタを開けると下階でも開く構造になっています。奥にある赤いレバーを操作するとはしごが一気に下がります。問題ないことが確認されれば手前のハンドルをはしごに設置し、ハンドルを回転させてはしごを収納します。避難はしごの下に物が置かれていると万一の際に避難の障害になるため、フタの下には何も置かないよう注意しましょう。これも点検の際の重要なチェック項目になります。「部屋が散らかっている」はまったく気にしなくていいマンションに住んでいる人のなかには、知らない人はできる限り家に上げたくないという人も多く、「部屋が散らかっていて恥ずかしい」ということで室内の点検を嫌がる方も多いです。ですが、マンションに関わる仕事をしている人は多くの部屋を見てきているため、部屋が多少散らかっているくらい何とも思わないものです。仮に室内が足の踏み場がないような場合であっても、棒の長さを調節することにより廊下からでも報知機まで届かせることができます。点検に協力することは「義務」ではありませんが、消防設備の点検は万一に備えて重要なものですので、可能な限り協力するようにしましょう。
2018年11月30日サロンのシステムトリートメントでセルフメンテナンス化粧品や日用品などのオリジナル商品開発・総合卸を手掛けている株式会社ときわ商会より、美容室で行うシステムトリートメントを自宅で行うことができるヘアメンテナンス商品「ヘアロジックシステムリペア」が販売されている。システムトリートメントとはシステムトリートメントとは、今や10代~30代の女性の内ではオーソドックスとなっている美容室でのヘアメンテナンスの種類で、数種類のトリートメントを用いたり、美容室によっては超音波や熱処理も行ったりしながら内部と外部から髪を補修する施術メニュー。価格は、だいたい3,000円~5,000円。20代の女性に至ってはヘアカラーと同等の比率で利用されており、人気のあるメニューの一つだ。ただシステムトリートメントの効果は、個人差はあるがおよそ1~2週間といわれる。つまり、ツヤのある髪をキープしていくためには、ひと月に2回以上はサロンに通わなければならない。ヘアロジックシステムリペアの特長今回開発された同商品は、サロンのシステムトリートメントを2ステップに凝縮。低分子成分でじっくりと内側から補修する内部補修に特化したステップ1と、高分子成分で1剤を閉じ込め、外側からコーティングしてキューティクルヴェールをかける外部補修に特化したステップ2で、段階的にケアすることが可能だ。他にも、19種類のアミノ酸を配合することで、内部浸透を加速させ補修・保湿力を高めている。またドライヤーのダメージを抑えるため、熱によって補修力を強める「トリプルヒートリペア処方」を実現。熱処理をプラスする美容室さながらの内容だ。週に2回のセルフケアで美容室と同じような効果が得られる「ヘアロジックシステムリペア」。これからますます紫外線が強くなる季節だからこそ、早めに試しておきたい商品かもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ときわ商会 公式サイト※株式会社ときわ商会 プレスリリース(@Press)
2018年03月09日毎日乗っている、自転車の安全点検。あなたはできていますか?原則的に車道走行が決められている自転車ですが、そんな道を運転中に突然の不具合が起きてしまっては、大変危険です。今回は初めての方でも日常的にできる、簡単自転車メンテナンス方法をまとめました。通勤や通学で毎日のように使う自転車。ずっと乗っていると、タイヤの空気が抜けてきたり、ブレーキの効きが悪くなってきたり、ちょっとした不具合が起きることは多々あります。お店で点検やメンテナンスを行ってもらうのも良いですが、自分の手でコストをかけずに出来るのならなお良いですね。自分でメンテナンスをしようと思っても、初めての方はどこから取り掛かるべきか迷ってしまうでしょう。今回は、突然の不具合に備えるために、初心者が覚えておきたい簡単な点検とメンテナンス方法を紹介します。これだけ覚えておけば毎日安全に自転車に乗ることができますよ。■目次1.自転車の安全点検・メンテナンスの重要性2.ブレーキの点検・メンテ3.タイヤの点検・メンテ4.チェーン・ギアの点検・メンテ5.その他装備類のチェックまとめ1. 自転車の安全点検・メンテナンスの重要性自転車は車両の扱いとなるため、正しい乗り方が求められます。万が一歩行者と事故を起こせば、歩行者のほうが弱い立場だとされてしまうのです。自転車に乗る以上、本人が怪我をするリスクも存在します。自転車の安全点検やメンテナンスは、自分の命を守るのはもちろん歩行者への配慮にも繋がります。■パンクの多くは空気不足が原因自転車に乗っていて怖い不具合の一つが、パンク。通勤や通学途中に起こってしまうと、仕事や学校に間に合わなくなってしまいます。実はパンクの原因の多くは、タイヤの空気不足です。自転車のタイヤは少しずつ抜けるため、乗る前に適正な空気の量があるか調べる必要があります。■ブレーキは命を守る部品突然ブレーキが利かなくなってしまうと、命の危険性が生じます。ブレーキは効かなすぎも、効きすぎも好ましくありません。ブレーキシューの減り、左右のバランスが重要です。2. ブレーキの点検・メンテブレーキのワイヤーは、使っているうちに伸びてきます。次第にブレーキの利きが悪くなってしまうため、定期的にメンテナンスをしましょう。自転車を購入したばかりはブレーキのワイヤーが伸びやすいため、特に注意して見ておくことが必要となってきます。■アジャスターを回すワイヤーの調節は、アジャスターで行うことができます。ブレーキが効きすぎるときには緩め、ブレーキが利かないときは張るように調節してください。■変速の調整変速の不具合でもワイヤーの調節は必要です。変速できないときにはワイヤーを張り、変速した際に一度に2段階変速する場合はワイヤーを緩めます。■ブレーキシューが減っていないか?ブレーキレバーを引くとタイヤに当たる部分が、ブレーキシューです。ここが減っていると、ブレーキの利きが悪くなります。減っているようなら、専門店に自転車を持ち込み交換してもらってください。左右どちらだけタイヤに当たっている場合もメンテナンスが必要です。3. タイヤの点検・メンテタイヤのトラブルで一番多いのがパンクでしょう。パンクしにくくするために、適切な空気の量が必要です。空気の量が足りていないと、段差などの衝撃でチューブに穴が空いてしまいます。異物がささってパンクするのは防ぐことはできませんが、衝撃によるパンクはメンテナンスで防ぐことが可能です。■空気が入っているかチェックタイヤを指で押しても凹まない程度が適正です。またはサドルに座ってみて、タイヤが潰れなければ十分な空気が入っています。家庭用の自転車の場合は、空気の量を厳密に量る必要はありません。■空気を入れる頻度毎日自転車に乗る方は、2週間に1度空気を入れるのがおすすめです。しばらく乗らない場合は1か月に1度は入れましょう。空気を入れてもすぐに抜けてしまう場合は、タイヤに小さな穴が開いているか、虫ゴムが劣化している可能性があります。■虫ゴムの交換タイヤに空気を入れても数日くらいで抜けてしまうなら、虫ゴムの劣化を疑いましょう。タイヤに異物がささった場合はすぐに空気が抜けますが、虫ゴムの劣化はゆっくりと空気が抜けていきます。黒の蓋を外し、蓋のすぐ下にある口金を回して外します。虫ゴムバルブが見えるので、それを上に引っ張り取り外しましょう。部品を外すと、タイヤの空気が抜けるため、慌てないようにしてください。黒く見える部分が虫ゴムです。ホームセンターの自転車用品コーナーで、虫ゴム単品で売られています。パンク修理セットに付属するものもあります。劣化している場合はこれを交換してください。この部分の交換は簡単で、女性でも作業できます。少しきついため、少しずつ取り付けましょう。4. チェーン・ギアの点検・メンテチェーンはペダルをこいで車輪に力を伝える重要な部分で、油分を与える必要があります。メンテナンスをしてないと、錆びてきたり異音がしたりします。ペダルを漕ぐのが重くなってきたときも、メンテナンスの必要があります。■注油の方法ウエスをチェーンの下に添え、オイルが垂れないようにします。オイルが付着するとブレーキが利かなくなる部分があるため、ウエスを添えて周りに飛び散らないようにしてください。注油はチェーンひとつずつ丁寧に行いましょう。ペダルを回しながら、全てのチェーンに注油します。しばらくしたら余分なオイルを拭き取ってください。余分なオイルが付着していると、チェーンが汚れる原因となります。■ギアへの注油基本的にギアへの注油は不要です。チェーンに注油をしたら、シフトチェンジをしながらペダルを回し、オイルを馴染ませていきます。直接ギアに注油するとオイルが多すぎになるため、避けましょう。■ギアは錆びやすい部分自転車を通勤や通学で使用し雨でも乗る方や、自転車を屋外に置いておく時は、雨でギアが錆びる可能性があります。家庭用の自転車、高価な自転車の違いはなく、どんな自転車でも水に濡れると錆びてしまうのです。全体に錆ついてしまうと交換しか方法がなくなるため注意しましょう。適切に注油をすることで、錆から守ってくれます。■着古した衣類などがおすすめチェーンに注油する場合にタオルを使用するのはおすすめできません。タオルのパイルがチェーンに絡まってしまい、余計な手間がかかるからです。専用のウエスを準備しなくても、着古したシャツをカットしてとっておき、それを使えば使い捨てで使うことができます。5. その他装備類のチェック自転車の安全対策となる装備も簡単にチェックしておきましょう。■ライトが点灯するか自転車のライトの点灯方法は、レバーを押すタイプと、自動点灯タイプがあります。レバー式の場合は足で操作しないで、必ず手で動かしてください。足で操作すると車輪に足を取られる危険性があるため注意しましょう。オートライトは自動でライトが付くタイプです。ライトにセンサーが備え付けられ、暗さを感知して自動点灯します。車輪の中で充電しているため、電池の交換は必要がありません。ライトが付くか調べるには、夕方以降で暗くなってからにしましょう。■ベルが鳴るか?自転車のベルは、道交法第54条で義務付けられています。ロードバイクを通勤や通学用に使用する場合、ベルが付いていないこともあるため注意してください。ベルが付いている家庭用自転車の場合も、ベルが鳴るか点検しましょう。■鍵がかかるか自転車の盗難防止に、カギがかかるかもチェックしておきましょう。盗難防止には、別途チェーンタイプの鍵を付けて2重ロックがおすすめです。まとめ家庭用自転車の点検やメンテナンスでは、ブレーキ、タイヤ、チェーン、ギアをチェックしておきましょう。メンテナンスに自信がない方でも、普段から確認しておくことで不具合を早めに察知できます。自転車の点検やメンテナンスは一度覚えてしまえば難しくはないため、毎日乗る方はぜひ覚えてみてください。
2017年08月06日あなたは車内の掃除、できていますか?たまにしか使わない車も、放置していると次第に汚れが蓄積されていきます。見ている人は見ている、車内のゴミや皮脂汚れ。ご紹介する簡単車内清掃を駆使して、いつでもお客さんを乗せられる、きれいな車を目指しましょう。1日に数分、数時間しか使わない車も、だんだんと汚れてきてしまうもの。特に車内の清掃はおざなりになりがちです。座席の隙間や足元に、気づいたら食べカスや髪の毛がたくさん落ちていたという経験のある方も少なくないのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、自宅でできる車内の清掃方法です。シートの汚れ除去、窓拭き、フロアマットの清掃方法などを詳しく解説していきますよ!■目次1.車内の汚れ2.準備するもの3.シートの掃除4.窓の掃除5.ダッシュボード運転席周辺の掃除6.フロアマットの掃除まとめ1. 車内の汚れ1日に少ししか使わずとも、車の中は意外と汚れているものです。まずはどんな汚れがあるのか見ていきましょう。■フロアマット車の中で最も汚れを蓄積しやすいのがフロアマットです。泥や雨が付着したままの靴で車内に出入りするため、マットには砂埃や泥などが付いています。車内では食べたり飲んだりすることもあるため、フロアマットに食べこぼしが付いていることも。■シートシートは一見汚れていないように見えても、シートとシートベルトの隙間などに、食べこぼしや埃などが入り込んでいます。シートは体に触れる部分のため、汗が染み込みニオイの原因になることもあります。■ひじ掛けや小物入れ車内には楽に運転ができるようにひじ掛けが付いているものや、小物を分けて入れられるポケットが付いています。これらの部分に埃や食べこぼしが入り込んでいないかもチェックしましょう。■シートベルト素手で何度も触れる場所のため、シートベルト本体が皮脂や汗などで黒ずんできます。■天井車内の天井は見逃しがちな場所でしょう。物の出し入れで汚れが付着する場合や、子どもがいると手で触れて皮脂汚れが付いていることがあります。■ダッシュボードハンドル周りやダッシュボードなどは、埃が多く付着している部分です。車外からの空気が入り込み、砂埃で黒く汚れていることがあります。メーターやエアコンなど、細かい部分に汚れがたまっているかチェックしましょう。2. 準備するもの・掃除機・ウエス・中性洗剤・ブラシや綿棒カー用品店に行くとたくさんの掃除グッズが売られています。車内の汚れは家庭とそれほど変わらないため、特別な道具を準備する必要はありません。家庭で使う中性洗剤で落とせるものが多いので、新しく購入しなくても大丈夫。ゴミを吸い取るための掃除機、拭き掃除用のウエス、掃除機では手が届かない場所用に小さなブラシや綿棒があると便利です。3. シートの掃除シートの掃除は、布地なのかレザーなのかによって多少掃除方法が異なります。掃除を始める前に、素材をきちんと確認しておきましょう。■布地の場合シートの隙間に入り込んだゴミを掃除機で吸い取ります。シートは直接肌に触れる部分のため、シート本体を拭き掃除しましょう。汗ジミが付いている場合は、水を含ませ固く絞った布でたたきだすのが一番です。シミがある部分に、中性洗剤を薄めたものを吹き付けます。ベージュのシートなど淡い色の場合は、目立たない部分でシミにならないか確かめてください。洗剤がシミになるようなら専用のシミ取りクリーナーを使いましょう。水を含ませ固く絞ったタオルでこすります。ブラシでこすると毛羽立つため避けましょう。最後に乾いた布で拭いて終了です。■レザーシートの場合レザーシートは飲み物をこぼしてもシミにはなりませんが、その代わりベタベタしやすいため、時々拭き掃除が必要です。シートの隙間に入り込んだゴミは掃除機で吸い取っておきましょう。シート全体にレザークリーナーをスプレーし、スポンジで汚れを落とします。水拭きしたら乾いた布で拭きます。最後にレザー専用保護剤を塗ると艶が出やすいです。4. 窓の掃除車の窓がくもる原因は、エアコンや暖房などで窓に汚れが付着していることや、タバコのヤニにあります。汚れが付いたままだとくもりの原因となるため、しっかりと汚れを除去する必要があります。■窓の拭き方ガラスクリーナーで窓を拭いていきます。拭き筋が残ると光が当たったときに目立つため、しっかり拭くようにしましょう。ガラスクリーナーを直接窓に吹きかけて、ウエスで拭き取っていきます。最後に、乾いたウエスで仕上げてください。■皮脂汚れが残る場合しっかり汚れを除去しても窓に光が当たった際にギラギラするなら、皮脂汚れが残っている証拠です。拭き筋が残りにくいガラスクリーナーには、シリコンが含まれていることがあります。そのシリコンがガラスに残るため、ガラスがギラギラしてしまうのです。これを解消するにはシリコンを除去できるもの、つまり脱脂剤が必要となります。カー用品店やホームセンターのカー用品コーナーに置いてあるため、必要なら用意しておきましょう。直接水を含ませ固く絞ったウエスに脱脂剤を吹きかけ、窓を拭きます。ガラスが完全に乾かないうちに、乾いたウエスで拭き取ります。脱脂剤は気化しやすいため、少しずつ小分けにして行うのがポイントです。5. ダッシュボード 運転席周辺の掃除ダッシュボードの汚れがひどくないなら、水拭きでも汚れは十分落ちます。洗剤を使う前にまずは水拭きしてみましょう。柔らかいタオルに水を含ませ固く絞り、それを使って拭き取るだけで埃や排気ガスの汚れも落ちます。■ブラシや綿棒を使って掃除エアコンの吹き出し口など布が入らない部分は、小さなブラシを使って汚れをかきだしていきます。なければ歯ブラシを使ってもOKです。細かい部分ですが、長い間掃除していないと汚れが蓄積しています。■クリーナーを使う場合水拭きしても汚れが落ちなければ、クリーナーを使って除去していきましょう。ダッシュボードに使う洗剤は、樹脂用のクリーナーがおすすめです。家庭用のアルカリ電解水を使ったクリーナーでも落とすことができます。クリーナーはダッシュボードに直接吹きかけ、水拭きします。■艶出しカー用品店に行くと専用の艶出し剤が売られているため、使うこともできます。樹脂パーツは紫外線で経年劣化しやすい部分のため、保護の意味を持つ艶出しはおすすめです。艶出し剤はステアリング、シフトレバーなど、滑ると困る部分には付けないでください。画像は右半分のみ艶出し剤を使ってみました。劣化した樹脂に使うと、汚れや傷が目立たなくなり、艶がアップします。6. フロアマットの掃除フロアマットは車内から取り外し、マットの下に入り込んだ砂埃も掃除機で吸って除去しましょう。マットはダニの発生源ともなるため、数か月に一度は丸洗いしたいものです。■外に出してはたく簡単に掃除をしたいときは、フロアマットを車外に出し、はたきで叩くだけでも効果的です。砂埃が繊維の中まで入り込んでいるため、よく落としましょう。■マットの洗浄方法マットにホースで水をかけていきます。中性洗剤を付けてブラシでこすりましょう。こするのは一方向にして毛羽立ちを防ぎます。最後にホースで水をかけて泡を十分落としてください。フロアマットが完全に乾くまで2~3日かかるため、休日などを利用して洗うようにしましょう。生乾きのまま取り込むとニオイの原因となります。まとめ通勤や通学で毎日車を使う方や、休日のレジャーに使う家庭も、ときどき車内の掃除をしてみましょう。車内が綺麗だと乗っている人の気分も良く、ニオイが気にならなくなるため、ぜひ試してみてください。紹介した方法なら特別な道具が多くないため、取り組みやすいのではないでしょうか。
2017年08月05日今年も6月に入り、暑く感じる日が増えてきましたが、梅雨が明ければ更に暑い日が続くことになります。夏本番は誰もが気を付けていますが、意外と油断しがちなのが、車内環境。エアコンをつけなければかなり高温になり、エアコンをつけていても乾燥しがちになります。このような車内環境に子どもを置いていて、死亡させてしまうような出来事は、残念なことにたびたび発生しています。それは読者の皆さんもご存知でしょうが、どのような罪になり、どのくらいの懲役が科せられるのかは、あまり知られていないようです。Q.自動車内に子どもを置いていて死亡させてしまった場合、どのような罪になりますか?*画像はイメージです:危険性を認識していたのであれば保護責任者遺棄(不保護)致死罪に問われ、危険性を認識していなかったとしても重過失致死罪に問われます。保護者が子どもを真夏の自動車内に置き去りにして死なせた場合、保護責任者遺棄(不保護)致死罪に該当する場合があり、該当する場合3年以上の懲役が科せられます。「保護責任者遺棄(不保護)致死」とは、「老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護」せず、死なせてしまった場合に科せられる犯罪です。親には子どもを保護する責任があります。それを放棄し子どもを遺棄する、あるいは生存に必要な保護を怠れば保護責任者遺棄(不保護)罪に問われ、3ヶ月以上5年以下の懲役となりますが、死亡させてしまったということになると、その罪はかなり重くなります。仮に危険性を認識していたとまでいえない場合、保護責任者遺棄(不保護)罪とまではなりませんが、それでも子どもの発達状況や健康状態・当日の気象状況・駐車場の状況・車内に放置した時間帯によっては子どもが熱中症等に陥るのを未然に防止する義務が保護者に認められます。ですので、こうした義務に違反して自動車に子どもを置き去りにし、子どもを死亡させるに至った場合、重過失致死罪に問われると考えます。6月から8月にかけては気温が上昇し、うだるような暑さになります。自動車を締め切った状態で子どもを放置すれば、生命の危機にさらされてしまうことは、明白です。誰もが分かっていることですが、今回のように発生してしまっている現状があります。子を持つ親の皆さんには、くれぐれもこのようなことがないよう、お願いしたいものです。 *記事監修弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*poosan / PIXTA(ピクスタ)
2017年06月24日特別なニーズにもこたえる、通信制サポート校「しんあい高等学院」って?出典 : 今春から大阪府大阪市に設立される通信制サポート校「しんあい高等学院」。日本でもまだ珍しい発達障害のある子どもたちの受け入れに特化した通信制サポート校です。これまでの通信制サポート校と、一体どのような違いがあるのでしょうか。しんあい高等学院/明蓬館SNEC 大阪・玉造入学試験には作文と心理検査結果の提出、そして子どもと保護者それぞれの面談があります。事前に障害特性・認知特性・学習特性などを見極めたもとで授業カリキュラムを作成していきます。入学前から生徒ひとり一人のニーズを見極め、万全な受け入れ態勢を作っています。もし心理検査を受けたことがない場合は、見学や入学相談とあわせて専門職員による検査を受けることも可能です。SNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)とは、特別支援教育のための通信制サポートシステムです。このシステムは、「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」で有名な東田直樹さんや、学習障害の理解を広げる活動を行っている講演家の南雲明彦さんなど社会で活躍している人たちを輩出した、福岡県にある明蓬館高等学校の日野校長によって発案されました。専門職員による面談・心理検査を通じ、入学前の検査結果をもとに個別のニーズにあわせて支援・指導計画を作成し、学習面を中心に身辺自立や人とのかかわり方、就労観など将来を見据えた訓練を含めてサポートをしていきます。また、進級にともなう試験も点数評価だけでなく各自にあわせた提出課題をつくることで着実に学習の定着をおこなっていけるようにしているのも特徴です。学習環境に関しても、通信制なので年1回(4日間)のスクーリング以外はサポート校への通学と自宅学習を自由に選ぶことができます。ひとクラスで一斉授業を行うのではなく、本人の望む環境で課題に集中することができる点は魅力的です。ただ高校に通うのではなく、それぞれの個性を生かせるような教育を目指しているのです。東田直樹オフィシャルウェブサイト南雲明彦オフィシャルウェブサイトそして何より注目したいのは、高校には臨床心理士・社会福祉士・特別支援の知識を持つ専門スタッフが常駐している点。学力面だけでなく生活支援もあわせたサポートを目的として動いてくれるので、思春期特有の問題があったとしてもすぐに相談できるところが魅力的です。気になる卒業後の進路もしっかりとバックアップする体制をつくっています。大学や専門学校への進学支援はもちろんのこと、就労の際は連携先の企業とのインターンシップ制度を用意していたり就労継続支援へつなぐこともできるようになっているのです。明蓬館高等学校品川・御殿山SNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)学院長にインタビューしました学校を運営するのは法人事業で福祉に15年携わってきた真田明子学院長。今回、発達障害に特化した通信制サポート校を開設するに至った経緯について、発達ナビ編集部がインタビューを行いました。Upload By 発達ナビニュース―なぜ「しんあい高等学院」を設立しようとお考えになったのでしょうか?真田明子さん(以下、真田さん):わたしたちは15年間、福祉事業に携わってきました。2006年からは児童デイサービスを開始し発達障害のお子様や親御様と接する機会が増える中で、高校以降の進路があまり用意されてない現状に気付いたんです。そんなとき、明蓬館高等学校のSNECを知り、ぜひ関西でも同じような高校が作れないかと思いたちました。―これまで関西にはSNECのような発達障害のお子さんをサポートするような高校はなかったのですか?真田さん:実は、関西は全国で比べても通信制高校が多い地域なんです。発達障害や不登校のお子様は自然と通信制高校に進学する流れができていたので問題があまり表面化しなかったんですね。ですがその裏で、進学後に最後まで通えずまた不登校になってしまったというケースも、多く発生していたのです。その大きな要因は、お子様の障害ケースに合わせられる専門家がおらず、適切なサポートを受けられなかったからではないかと推測しています。―だから、SNECサポートシステムの通信制サポート校の設立が必要だったんですね。真田さん:そうですね。しんあい高等学院には、臨床心理士や社会福祉士などの専門資格を保有した職員を常に配置しています。教育面だけでなく生活面のサポートも行っており、お子様が困っていればすぐにこちらからフォローを入れられるようにしています。―とても手厚いサポートが受けられるようになっているんですね。なぜ、ここまで万全のサポート体制を敷いているのでしょうか?真田さん:SNECサポートシステムを考案した明蓬館高等学校の日野校長から、以前こう言われました。「多感な思春期こそ大切にしなくてはならない」と。10代に受けた考えや環境は後々大きな影響を及ぼします。この時期をしっかりサポートすることにより生徒たちが安心して社会に出られるようにしたい、と。この考えに非常に感銘を受けまして、本校でもその精神を大切にするため発達障害に詳しい専門スタッフをおくようになりました。今後も本校のように遠隔授業を用いてサポートできるような通信制サポート高校が全国に広がり、より多くの支援を必要としている子どもたちに届けばと考えております。これからの新しい通信制サポート校のカタチに期待出典 : 真田学院長にインタビューした際、このようなこともおっしゃられていました。「海外では不登校という概念自体がない国もあるんです。」学校に通うということ自体を目的とせず、どういう学び方ができるかを本質的に探っていくという考え方が根付いていれば、子どもが「不登校」かどうかを問題とする必要もなくなるのでしょう。しんあい高等学院のように「それぞれの発達にあわせた学び方」を掲げる高校が全国に広がり、新しい学びの選択肢として定着していけば、子どもたちの進路にも新しい道が開けていくのではないでしょうか。しんあい高等学院、入学についての詳細はこちら
2017年03月23日ふだん、子どもと車に乗っているときに、「危ない!」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。ある調査によると、30%近くの人が「危険な目にあったことがある」と答えたそうです。車内で子どもが事故に遭わないよう、注意すべきポイントを押さえておきましょう。■車内で危険な目にあったことがある子ども日本自動車連盟(JAF)が平成22年12月~平成23年1月に行ったインターネット調査(7,048人) 『子どもの車内事故に関するアンケート調査』結果 によれば、28.3%の人が「12歳未満の子どもが車内でケガをしたり危険な目にあったりしたことがある」と回答したそうです。実際にケガをしたのは21.4%、約7,000人の回答者のうち、約400人もの子どもがケガをしているということになります。「自分だけは大丈夫」といった油断や、子どもの好奇心によって思わぬ事故は起こりがちです。そこでどういった事故が多いのかお伝えします。■「すぐそこまでだから」の油断で起きる事故同調査でもっとも多かった事故は、「頭や体を強打した」(35.5%)というものでした。急ブレーキをかけた瞬間に座席に体を打ったりすることはありがちなのですが、なかにはシートベルトをしていなかったという事例も。6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務づけられています。「すぐそこのスーパーまでだから」、「ママ友の車に乗せてもらったから」なんて理由で、チャイルドシートを使用しなかったという経験を持つママの声も聞かれました。ちょっとした距離でも、必ずシートベルト、チャイルドシートを着用するように心がけましょう。■子どもの好奇心が招く事故ついで多かった事故は「ドアに手や足を挟んだ」(25.5%)、「パワーウィンドウに手・足・首などを挟んだ」(16.3%)が続きます。どちらも体の一部をドアなどに挟む事故ですが、最近ではパワーウィンドウによる事故が増えているようです。実際にパワーウィンドウで危ない目に遭ったというママも多く、次のような意見が聞かれました。・「なんか寒いなと思って運転席から窓を閉めようとしたら、後ろからキャーと叫ぶ声が聞こえてハッとしました。ケガはしなかったけど、窓に指をかけていたみたいです」(30歳・小学2年生のママ)・「いつの間にか窓を開けていた息子。操作方法なんか教えていないのに、見よう見まねで覚えていたようです。それ以来、必ずロックをかけるようにしています」(28歳・3歳児のママ)パワーウィンドウによって子どもが首や指を挟まれるという事故が起きていることはニュースでもたびたび見かけます。後ろの座席に子どもだけで座らせていると、運転中には目が届かないことがあります。ボタンひとつで窓が開閉する様子は、子どもにとっておもしろい遊び道具に。またいたずらに操作してしまい、その拍子にケガをしてしまう可能性も…。事故を防ぐためにも、ロック機能を使って、子ども自身が窓の開閉ができないようにする習慣をぜひつけたいものです。最初から窓が開いている状態で車に乗せた場合には、窓を閉めるときに、ひと声かけてから操作するように気を配りましょう。■飲食物による事故同調査での割合は低いのですが、車内で「食べものなどをのどに詰まらせた」(2.6%)、「やけどをした」(0.9%)という事故も発生しているようです。長距離のドライブとなると、子どもにおやつやジュースを与えることは多いと思います。しかし、急ブレーキをかけたときなどに、ホットドリンクがこぼれてしまったということを経験したことがある人はいるでしょう。夫婦そろってのお出かけなら、どちらかが子どもに目をかけることができますが、大人ひとりの場合にはとくに注意が必要です。そんなときには、自由に飲み食いができる環境を作らない、ホットドリンクはSAなどで休憩したときだけにするなど、リスクを減らす工夫をしましょう。■シートベルトやチャイルドシートによる事故身を守るはずのシートベルトやチャイルドシートによる事故も発生しています。チャイルドシートによる事故は、正しく装着されていないことが原因となることも。また、シートを別の車に移し替えたときに、きちんと固定されていないこともあるようです。運転する前には、チャイルドシートがきちんと固定されているかを必ずチェックしましょう。またシートベルトのきつさ、子どもがきちんとシートベルトを装着しているかもこまめに確認してあげましょう。また、子どもが小学生にあがるころには、シートベルトを着用することを嫌がったり、パワーウィンドウのロックを自分で解除してしまうことがあるようです。ママたちはそれを防ぐために、さまざまな工夫を凝らしています。・「音楽やDVDなど、ほかに興味をひかせることでいたずらを防いでいる」(31歳・4歳児のママ)・「オモチャの車とぬいぐるみを使って、事故の怖さを教えた。それがきいたのか、チャイルドシートを嫌がる息子も自分から進んで使いたがるように。大きくなった今でも、シートベルトを自分でつけている」(37歳・小学2年生のママ)子どもがチャイルドシートを嫌がる場合は、体のサイズに合っていない可能性もあります。運転前に乗り心地を確認し、場合によっては買い替えを検討することも必要です。狭い空間でもなんとか楽しく過ごそうと、子どもなりに試行錯誤した結果が事故につながってしまうことも。リスクをなくすだけでなく、飽きさせない工夫をするなど、車内で快適に過ごせるようにしてあげましょう。もちろん、安全運転が第一です!<参考サイト>・日本自動車連盟(JAF) 『子どもの車内事故に関するアンケート調査』結果 (PDF:436KB)
2017年03月04日最後のブルートレイン「北斗星」の車内備品を取り付けたホステル「Train Hostel 北斗星」が、2016年12月15日(木)、JR馬喰町駅直結のビルにオープンする。多くの人に愛され、惜しまれながもその役割を終えた最後のブルートレイン「北斗星」。“旅の道中が楽しくなるホステル”をテーマにした「Train Hostel 北斗星」は、この「北斗星」で実際に利用されていたベッドを設置したホステルだ。ホステルの構成は、1Fフロント、2Fラウンジ・ゲストルーム、3F〜5Fゲストルーム、6Fシャワー・ランドリー。宿泊料金は一泊2,500円〜で、部屋はドミトリー(相部屋)と半個室の2種類。2段ベッドや個室寝台の一部実写パーツを内装に再利用するなど、限られたスペースの中でも細部にまでこだわったユニークな空間を実現している。【施設情報】「Train Hostel 北斗星」オープン日:2016年12月15日(木)住所:東京都中央区日本橋馬喰町 1-10-12アクセス:JR総武線快速「馬喰町駅」4 番出入口直結施設構成:1Fフロント / 2Fラウンジ・ゲストルーム / 3F〜5Fゲストルーム/6Fシャワー・ランドリー規模:敷地面積 106.52㎡/延床面積 693.97㎡(1階駅出入口含む)宿泊人数:78ベッド/ドミトリー形式2段ベッド(一部半個室タイプ)宿泊料金:2,500円/泊〜
2016年11月20日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のグループ会社で、ITシステムの保守サポートや運用サービス、教育事業を手がけるシーティーシー・テクノロジー(CTCテクノロジー)は4月5日、マルチベンダー環境での障害検知・切り分けのためのログ収集を自動化し、効率的なシステム保守を実現するサービス「Avail-I(アベイルワン)」の提供を開始した。価格は年額120万円(税別)~。Avail-Iは、障害の検知や切り分けのためのログ収集など、障害発生に伴うシステム管理者の業務を自動化するサービス。ユーザーのサイトに設置した自動ログ収集サーバを通じ、システムに生じるイベントを監視し、障害や異常を検知した際には、要因特定に必要なログを自動で収集してCTCテクノロジーの管理サーバに送信する。収集した情報に基づき障害機器を特定し、保守契約に準じて保守エンジニアが障害対応を行い、ユーザーが障害を切り分けたり、保守窓口に問い合わせたりする必要がなく、自動化されていることで復旧までの時間を短縮することができる。また、障害発生のインシデントの発行からクローズまでを一元管理し、障害イベントと自動収集したログを調査し、障害機器を特定したうえで保守契約に準じて保守エンジニアの派遣を行う。さらに、製品や脆弱性に関連する警告情報(アラート)の有無を調査して提供するほか、ユーザー専用のポータルサイトをインターネットで提供し、インシデント情報や機器情報を確認できる。CTCテクノロジーは、「リモートオペレーションセンター」からの遠隔運用サービスや、障害情報を発生からクローズまで記録し管理するツール「IT LifeGear」を提供しており、それらのサービス提供で得た技術をもとに今回新サービスを開発。新サービスを企業の情報システム部門を対象に営業展開し、3年間で300件の提供を目指す。今後、同社は継続した開発を実施し、対象機器拡大やアプリケーションレイヤーを含めたシステム可視化など、サービス提供範囲を拡大する予定。また、運用サービスとの連携も強化して、顧客企業でのシステム運用業務の効率化を支援していく方針だ。
2016年04月05日情報通信研究機構(NICT)は3月30日、広域無線システムとWi-SUNによる狭域無線システムの融合実験に成功したと発表した。同研究では、国際標準IEEE Std. 802.22b (物理層運用モード2)規格に準拠した「基地局装置」および「加入者局装置」を開発。同装置を使用し、24.1km離れた2地点間において、上り回線9.7Mbps (加入者局側: 指向性アンテナ)および上り回線4.8Mbps (加入者局側: 無指向性アンテナ)のデータ伝送速度を達成した。この広域無線回線の加入者局側に接続されたWi-SUNルータを介して収集された複数の加速度センサのデータをまとめて、基地局側に常時伝送するとともに、加速度センサの値の変化に応じて、加入者局側で撮られた高精細映像を基地局側へ自動的に伝送開始する実証試験に成功した。こうしたシステムは地震が発生した際に、揺れが発生した地点の映像を自動的に遠距離の地点に伝送することで、現場状況の把握に役立てることができると考えられている。同研究では、広域無線システムの装置4台を使用し、2つの伝送区間で同一チャンネル(帯域: 4.6MHz)を用いた中継伝送を行い、総距離30km以上離れた2地点間において、2.9Mbps(上り/下り回線とも)のブロードバンド無線伝送にも成功しており、中継機能により、新たな周波数帯を使用することなく、伝送距離を伸ばすことが可能になるとしている。研究グループは今後、Wi-SUNによる狭域無線システムとWRANによる広域無線システムとの融合を進めるほか、開発した広域地域無線装置については、利用可能な周波数帯情報を有するデータベースに接続する機能や周波数チャンネルを複数まとめて利用するチャネルアグリゲーション機能の追加、対応周波数帯の拡張などを行うことで、より汎用性のあるブロードバンド無線通信システムにしていく予定だとしている。
2016年03月30日東京急行電鉄(東急電鉄)は、系列の東急バスが所有する路線バスの車内に設置したサイネージに、鉄道の運行情報などを表示する実証実験を、3月31日から5月31日までの予定で実施する。今回の実証実験は、東急の田園都市線・大井町線二子玉川駅と小田急線成城学園前駅を結び、東急バスが運行する「玉07系統」で実施する。運行情報を含む各種の情報は、KDDIが提供する情報配信サービスを利用してサイネージをインターネットに常時接続することで、リアルタイムでの情報更新が可能になるという。東急線各路線の運行情報(「レスキューナウ」提供)を始め、ニュースや天気情報の他、降雪や、台風、地震などの各種警報・注意報などの防災情報も配信するとのこと。バスの利用客が、駅へ向かう途中で東急線の運行情報を把握できる他、防災に必要な情報を適時確認できるとしている。また、広告の配信も併せて行う。なお、今回の実証実験では、配信状況の確認の他、設置機器の安定性・耐久性などを主に検証するという。将来的には、同社が発信する東急線の運行情報や振替情報、駅混雑情報など、利用客に必要な鉄道情報の提供を検討していくとしている。
2016年03月30日システム・テクノロジー・アイは3月29日、マイクロソフトが提供するクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシステム・テクノロジー・アイの学習管理システム「iStudy Enterprise Server」をクラウドにより連携させるサービスを2016年5月より順次提供すると発表した。。「iStudy Enterprise Server」は集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化されている。大規模ユーザーへの対応として複雑な組織管理ができることに加え、システム・テクノロジー・アイが持つ200以上の学習コンテンツを利用することが可能。独自のコンテンツを作成することもでき、柔軟な社内教育や研修環境の実現に貢献するという。連携の第1弾となるサービスとして、Excel Online上で学習コース情報の「iStudy Enterprise Server」への一括登録を可能とするモジュールをOffice ストアにて提供する。Office 365ユーザーは同モジュールを無償で利用することができ、教育計画を設計後に個別入力するといった煩雑な作業の軽減を見込める。今後は、マイクロソフトのクラウド型認証基盤 「Azure Active Directory」を利用した、「Office 365」から「iStudy Enterprise Server」へのシングルサインオンによる研修の受講、テストの開催などの予約情報の「Outlook Online」スケジュールへの登録といった連係機能を順次開発していくという。また、「iStudy Enterprise Server」のインフラを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」へ移行する計画。
2016年03月29日初めての出産。実際に赤ちゃんを産む女性だけでなく、それを支えるパートナー、つまり男性もうろたえてしまうことが少なくないでしょう。本を読んだり、先輩パパに聞いたりしていても、いざ出産の場面になると、思っていたとおりにはいかないものです。出産自体は奥さんと赤ちゃんにまかせるしかありませんが、パパにはその「サポートをする」という重要な役割があります。そこで、出産の際、パパができるサポートについてまとめました。 何はなくとも、ママのそばにいてあげようママのそばにいてあげる。まずはこれが一番です。「そばにいても何もできないし、やることがない」と考えるかもしれませんが、初めてのことで不安なとき、「とりあえず誰かそばにいてくれ」と思った経験はないですか? 初めての出産に向かうママも、それと同じ心境です。また、「そばにいるから」と言っても、ママそっちのけでスマホや読書に夢中になるのは、その場にいないのと一緒です。「そば」というのは物理的な距離だけでなく、心の距離のことでもあります。横にいて手を握るなどして、ママに安心感を与えてあげましょう。 水分補給やマッサージ…お産の間、パパはママの専属マネージャーと思おう陣痛から出産まではフルマラソンにたとえられるほど、肉体的にもハードです。パパは、そんなマラソンランナーであるママと並走している専属マネージャーだと考えると、おのずとサポートできることが見えてくるのでは?走っていると汗をかいて、のどが渇くので、飲み物を渡してあげたり、汗をふいてあげたり。体に痛みを訴えたときは、マッサージをしてほぐしたり。疲れがたまってつらいときは励ましたり。そうしたサポートがあると、ママも無事にゴール=出産にたどり着けるはずです。 乱暴な言葉遣いも「今だけ」と思って我慢を陣痛の長さや強さには個人差があり、強い痛みが短時間にくる人もいれば、それほど強くない痛みが長時間にわたってくる人もいます。しかし、どのようなタイプの陣痛でも、産む直前はかなりの痛みが襲ってきます。そうなると、周囲に気を配る余裕などなくなってしまうもの。ママは我を忘れて、パパに向かって乱暴な言葉づかいをしてしまうことがあるかもしれません。パパはそれを聞いてびっくりしたり、イラッとしたりもするでしょうが、それは決してママの本心ではないのです。余裕のなさゆえの発言だと広い心で受け止めてあげてください。ここまで読むと、「パパは我慢してばかりだなぁ」と思うかもしれませんね。残念ながら、実際のお産自体はママと赤ちゃんに任せるしかなく、パパができることは後方支援しかありません。けれども、お産のとき、パパが支えてくれたことは、ママの心にいつまでもしっかりと残るはず。産後すぐから始まる育児を、夫婦2人で支えあっておこなっていくためにも、そのスタートとなる出産を、夫婦一緒に乗り切っていきましょう。
2016年03月29日日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイは28日、両社の製品を用いてセキュアな企業内教育をサポートする両社サービスの共同販売を開始することを発表した。業務効率化や働き方の多様化など、自宅や出張・外出先と働く場所を選ばないワークスタイル変革に取り組む企業が増えている。かたや、IT環境の変化や新事業への取り組みなど、企業内での教育環境の重要性も、従来以上に増している。そんな中、企業が社員に対してどこからでも充実した研修を実施できるように日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイが提携し、互いのメリットを活かせる共同販売を4月1日から開始する。日本ユニシスが提供する「SASTIKサービス」はUSBメモリ型認証キーを挿すだけでセキュアな認証と通信を確保してクラウド環境への接続を実現する。認証には、格納されたデバイスID + 鍵情報(アカウントID、パスワード)による二要素認証、通信にはSSLやリバースプロキシを使ったアクセスを用いる。SASTIKキーを抜くと自動的にローカルPCのキャッシュを削除、特定グループに登録したWebのみに利用を制限できるなど、手軽にセキュアなクラウドへのアクセス環境を構築する。システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」は、独自のe-ラーニングコンテンツも作成できる総合学習管理システムでスキル診断、管理から学習までトータルに企業内教育をサポートできるシステム。オプションでのIT系資格取得コンテンツを200以上揃えるなど大規模な企業での導入事例も数多く、同社Webサイトに掲載してある。今回の共同販売により、日本ユニシスの「SASTIKサービス」から、システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」へと接続する環境を提供。自社のサービスやノウハウを含む機密事項が含まれた場合であっても、充分にセキュアな社外環境での企業内研修が可能になる。
2016年03月28日東京都市大学は3月22日、宇宙用ロボットアームの無反動制御が軌道上での保守点検作業に適用可能であることを動力学シミュレーションによって検証し、従来の方法と比較して作業効率とエネルギー効率の面で非常に優れた性能を発揮することがわかったと発表した。同成果は同大学工学部機械システム工学科の金宮好和 教授らの研究グループによるもので、6月に開催されるロボティクス・メカトロニクス講演会 2016 in Yokohamaで発表される予定。宇宙環境における大型構造物の建造、人工衛星の保守・点検、宇宙デブリの回収などのミッションでは、軌道上ロボットの活用が期待されている。軌道上ロボットの中でも、人工衛星にロボットアームが搭載された浮遊ベースロボットは、1997年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が世界で初めて実験機を打ち上げたほか、2007年には米国国防高等研究計画(DARPA)が実験を行うなど研究が進められている。浮遊ベースロボットの実用化に向けては、ロボットアームの動作により衛星本体に回転運動が生じ、地上基地間の通信障害の原因となることが課題となる。従来はリアクションホイールなどの姿勢制御装置を用いることで、ロボットアームの動作により生じる反動を補償し回転運動を抑制していたが、リアクションホイールは構造上大きな出力を得ることが難しく、ロボットアームを低速で動作させる必要があり、作業効率や緊急時の高速な回避動作などが犠牲となっていた。これに対し、衛星本体に回転運動を生じさせずにロボットアームを制御する無反動制御により、リアクションホイールを必要としない高速な動作を実現できることがJAXAの実験で確認された。ただ、無反動制御の利用においては、ロボットアームの運動可能領域を制限しなければならず、実作業での利用には事前準備が必要となるが、その手法は十分に確立されていなかった。今回の研究では、1997年からJAXAが実施した軌道上実験を参考に、無反動制御の利用に適した実作業の提案とその性能評価を行い、浮遊ベースロボットが頻繁に行う作業として、ロボットアーム手先に搭載されたカメラを用いた目視点検作業に着目し、無反動制御により実現する方法について検討した。性能評価では、従来のロボットアームの制御方法と提案手法を同条件下において比較し、衛星本体に生じる姿勢変化量と運動エネルギーを評価した。性能評価では、従来のロボットアームの制御方法と提案手法を同条件下において比較し、衛星本体に生じる姿勢変化量と運動エネルギーを指標として評価を行った。その結果、無反動制御を実作業で用いることで、姿勢変化を生じさせることなく同様の作業を遂行できることから、作業効率の改善が期待できることを数値シミュレーションで示すことができた。また、エネルギー効率についても、点検作業を複数の条件下で実行した際、リアクションホイールを用いた姿勢維持手法よりも平均で1000分の1程度にエネルギー消費量を削減できることを数値シミュレーションにより確認した。研究グループは、これらの結果から、無反動制御を実作業に用いることで、現在利用されているリアクションホイールでは困難な高効率な作業動作の実現、大幅なエネルギーの削減が期待できるとしている。
2016年03月23日NECは3月9日、タカラトミーに、販売システムの基盤として「NEC Cloud IaaS」の仮想サーバ6台と、会計や物流システムなどの基盤サーバ約100台の運用環境としてハウジングサービスを提供すると発表した。タカラトミーはグローバルでの事業強化を視野に入れ、IT基盤の導入を検討するとともに、基幹業務システムをオンプレミス環境で運用するなかで、事業継続性を向上させるため、災害に備えた対策も検討していたという。今回、タカラトミーはNEC Cloud IaaS(HA)とハウジングサービスの利用に合わせ、システムごとに構築していたバックアップ環境の統合や仮想環境におけるリソース割り当ての最適化などを実施することにより、システム運用管理コストの20%削減を見込んでいる。NEC Cloud IaaSとハウジングサービスはNEC神奈川データセンターから提供されるため、従来のオンプレミス環境での運用と比べ、事業継続性の向上を実現する。ハウジングサービスを提供しているシステムも、段階的にNEC Cloud IaaSへ移行する予定。今回、クラウド基盤サービスに移行した販売システムと、ハウジングサービスに移行した会計・物流などのシステム間で相互にリアルタイムなデータ連携が求められていたが、NEC神奈川データセンターでは、両サービスがLAN接続されているため、システム間での安全・高速なデータ連携を容易に実現するという。
2016年03月10日大東建設不動産は2月24日、民泊サポートシステム「民泊Gateway」をスタートすると発表した。サポートは集合住宅、共同住宅、一戸建てのいずれも可能。このサービスは、民泊運営を賃貸経営における「空室対策を兼ねた効果的な資産運用」と捉え、オーナー自ら運営する場合と第三者に許可を出し運営させる場合のそれぞれのメリットとデメリットを説明し、オーナー自ら運営する場合にはそのサポートを、また第三者に運営させる場合には、その第三者の運営能力を審査するサポートを行うもの。運営能力を審査した結果、運営力が乏しいと判断された場合は、その第三者への運営サポートも行う。さらにオーナー所有の物件で既に無断で民泊運営がされていないかの調査も引き受ける。
2016年02月25日このほど、GitHubにLinuxのBrtfsファイルシステムを扱うためのWindowsドライバ「GitHub - maharmstone/btrfs: WinBtrfs」が登場した。フルスクラッチで開発が進められているWindowsドライバで、現在開発段階にある。最終的にはBtrfsの提供するすべての機能に対応することを目指すとしている。本稿執筆段階で提供されている「WinBtrfs v0.1」の主要な機能は次のとおり。Btrfsファイルシステムの読み書きキャッシュ機能Btrfsパーティションの認識xattr security.NTACLを使ったアクセス制御リストの設定と利用オルタネートデータストリームmixed_backref、default_subvol、 big_metadata、 extended_iref、 skinny_metadataフラグのサポートシンボリックリングLinuxユーザからWindowsユーザへのマッピング現段階ではRAID、圧縮、リロケーション、非同期読み書き機能、ハードリンクなどの機能はサポートされておらず、今後の開発課題とされている。WinBtrfsドライバはGNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 3の下で提供されている。
2016年02月24日システムサポートは2月18日、日本オラクル株式会社が提供する「Oracle Cloud Platform」の利用企業を支援する新サービス4種の提供を開始した。提供が開始されるのは、「Oracle Cloud データベース構築支援サービス」「Oracle Cloud データベース移行支援サービス」「Oracle Cloud データベースバックアップ支援サービス」「チケットサービスfor Oracle Cloud」。Oracle Cloud データベース構築支援サービスでは、初期設定を行い、顧客の要件に合わせてデータベースを構築するほか、OS設定なども行う。価格は1データベース当たり20万円から(税別)。Oracle Cloud データベース移行支援サービスは、Oracle Databaseを利用しており、機器リプレイスを予定している企業などが想定ユーザーで、Oracle Databaseをオンプレミスや他社クラウド環境からOracle Cloud上へ移行するもの。価格は1データベース当たり120万円から(税別)。Oracle Cloud データベースバックアップ支援サービスは、Oracle Database Backup Service」を利用する企業を対象としており、顧客企業のDatabaseのバックアップに関する設計、初期セットアップからバックアップ自動化までの一連の作業を実施する。価格は1データベース当たり30万円から(税別)。チケットサービス for Oracle Cloudは、Oracle Database Cloud ServiceおよびOracle Database Backup Serviceを対象に、保守支援をチケット制で対応するもの。価格は5チケットで40万円(税別)で、半年間有効。対応時間は平日の9時から17時まで。
2016年02月19日2005年に提供が開始された「Microsoft SQL Server 2005(SQL Server 2005)」だが、5年間の「メインストリームサポート期間」、その後の「延長サポート期間」を経て、2カ月後の2016年4月12日にすべてのサポートを終了する。サポートが受けられなくなると、どんな問題が発生するのだろうか。最も困るのは、脆弱性が発見されても、セキュリティ更新プログラムが提供されないため、ウイルスやスパイウェア、不正な攻撃などにさらされるリスクが高くなることだろう。さらに、「まだ動いているから大丈夫」と思っていたシステムも、サポート終了後は、データ消失や情報漏洩、システムの不具合などが生じても、もう公式サポートに頼れなくなる。安全にシステムを運用するためには、製品のライフサイクルをきちんと把握し、ソフトウェアの更新を計画していく必要があると言える。そこで今回、SQL Server 2005の移行に関して、日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャーの北川剛氏に話を伺った。--まずは、SQL Server 2005の国内での稼働状況について教えてください。--北川氏: 2015年12月時点で約12万台のSQL Server 2005が国内で稼働していました。その後、パートナー企業との連携により大部分の乗り換えが進みましたが、いまだ移行が進んでいない部分もあります。残るSQL Server 2005の多くを占めるのは、パッケージソフトなどの裏側で動く無償版(Express Edition)ですね。--業務の中核を成すデータベースサーバではなく、会社の片隅でひっそりと稼働する小規模なサーバなどが危ないということでしょうか。--北川氏: 普段使っている会計ソフトや給料計算ソフト、宛名管理ソフトや販売管理ソフトのデータベースの裏でSQL Server 2005が使用されているかもしれない、ということです。つまり、自分のPCにインストールしているソフトウェアがSQL Server 2005を使用しており、うっかりサポート切れになっていた、というケースも起きるかもしれません。--仮に、SQL Server 2005を乗り換えないで使い続けた場合、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。--北川氏: 1番の大きなデメリットはセキュリティの問題です。仮に重大な脆弱性が発見されたとしても、一切対策がされなくなります。また、「システムが止まった」「データが壊れた」といったトラブルが生じても、われわれとしてはもうサポートしようがないのです。その点も含め、情報漏洩などの万が一のリスクと影響範囲を考慮しながら移行を検討していただきたいです。--情報漏洩などのセキュリティの問題は企業のコンプライアンスにも関わるため、サポートが提供されたバージョンを使うべきだと思うのですが、具体的に乗り換えるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?--北川氏: 良いことがあるからSQL Server 2005をアップグレードするのではなく、「リスクが起きないために乗り換える」必要があると考えています。つまり、脅威にさらされるリスクを減らすこと自体がメリットです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が提供している脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」利用動向のレポートによると、Windows SQL Server 2005に関する脆弱性対策情報は20件登録されている。これらのうち、深刻度が最も高い「レベルIII 危険」と分類された脆弱性対策情報は85%(17件)となっており、JVN iPedia全体における40.3%という割合と比較して、倍以上の開きがある。これに対し、IPAも「システムの運用・管理者はサポートが終了する前に、移行計画を策定するなどして、対処してください」と強く呼びかけている(1月28日発表)。北川氏: SQL Server 2005からの移行先としては、SQL Server 2014以降を案内しています。SQL Server 2014以降のバージョンは従来バージョンと比べ、暗号化や監査機能などのセキュリティ機能が大幅に強化されているほか、オンプレミスとクラウドの相互を組み合わせたハイブリッド環境での運用に対応するなど、柔軟な導入が可能となり、かなり進化しています。また、暗号モジュールに関するセキュリティ要件の米国標準「FIPS 140-2」や、クレジットカード取引情報を保護するための国際標準「PCI DSS」など、各種のコンプライアンス基準を満たしており、最新版に移行することでよりセキュリティが強固になるのは間違いないだろう。処理能力の向上やリソース管理など大規模な機能向上を図っており、このような観点からも同社は最新版への早急な移行を勧めている。また、今春ローンチ予定のSQL Server 2016のパブリック プレビュー版の公開も行っている。--実際に移行するにあたり、注意すべき点があれば教えてください。--北川氏: SQL Serverには、互換レベルというものが存在します。同じレベルに対応するバージョン同士であれば、そのまま移行できますが、互換レベルが異なると直接移行できない事象もあります。例えば、SQL Server 2005 の互換性レベルは90ですので、SQL Server 2016へ移行すると、対応する100にデータが書き換えられるため、100%の互換ではなくなってしまいます。さらに、SQL Server 2000はSQL Server 2016に直接移行ができないため、一度SQL Server 2005/2008/2008 R2に移行後、SQL Server 2016に移行するなど、ひと手間加える必要があります。これらの移行時に発生する問題を把握できる「アップグレード アドバイザー」を無償で配布しています。また、「Microsoft Assessment and Planning Toolkit(MAPツール)」という診断ツールも提供しています。こちらは、マイクロソフトの各製品のアセスメントツールを1つにまとめたもので、SQL Serverを含めた現状環境の棚卸しを行えます。--SQL Serverの見直しが、ITシステム全体を見直すチャンスにもなるかもしれませんね。--日本マイクロソフトは、SQL Server 2005のサポート終了に伴い、移行に関する情報サイトを開設。「今お使いのシステムの裏で、まだSQL Server 2005 動いていませんか?」というメッセージでユーザーに移行を訴える。サイトでは、パートナー企業紹介や導入事例のコンテンツ、移行に関する相談窓口も設けている。IT部門ではSQL Server 2005を利用していないとしても、人事部や総務部、経理部のPCで人知れずSQL Server 2005が動いているかもしれない。サポートが終了する4月を前に、もう一度「隠れSQL探し」を敢行してはいかがだろうか。
2016年02月18日パナソニックは2月15日、成田空港にてウェアラブルカメラと位置測位技術を活用したインタラクティブ警備システムの実証実験を行うと発表した。同システムは、人が多く集まる場所を狙ったテロなどの凶悪犯罪や混雑による雑踏事故に対する警備の強化を目的に、ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを活用し、警備員の位置と現場映像を防災センターでリアルタイムに集中管理・確認。問題発生時に迅速で的確な対応を可能にする。また、警備に関連する画像やテキストメッセージなどの情報を警備員のスマートフォンに配信・共有することで、正確な情報伝達を行い効率的な警備を実現するとしている。実証実験の概要はウェアラブルカメラなどを装着したパナソニック社員および成田空港の警備員が空港内を移動し、位置測位精度の検証やシステムの有効性の確認を行う。実施期間は2月22日~3月4日まで、実施場所は第2旅客ターミナル1F~4F(一般エリア)となる。2月22日~同26日までは位置測位精度やウェアラブル映像伝送など技術検証を行い、同29日~3月4日の期間で実際の警備員で運用し、ウェアラブルカメラの使用感などを含めシステムの有効性など運用検証を実施する。
2016年02月15日日立ソリューションズは2月15日、施工や保守、点検作業などフィールド業務におけるスマートグラス活用の検証を支援するPoC(Proof of Concept:概念検証)サービスとプロトタイプサービスを同日から提供開始すると発表した。PoCサービスでは、現場の作業員に対して映像と音声を共有してオフィスから遠隔指示する機能や作業状況の録画機能、作業手順を表示する機能などを備えた検証用環境をクラウド環境で提供する。また、プロトタイプサービスでは利用用途に沿ったユーザインタフェースや機能追加を行うサービスを提供する。提供価格は、PoCサービスが税別50万円(首都圏以外は別途交通費が必要)、プロトタイプサービスは個別見積りとなっている。なお、検証対象のスマートグラスの機種は、「Head-Mount-Display RM-L191A」(日立LGデータストレージ)、「MOVERIO BT-200、MOVERIO Pro BT-2000」(セイコーエプソン)、「Telepathy Jumper」(テレパシージャパン)、「Vuzix M100」(Vuzix Corporation)で、これら以外の機種については個別見積りで対応する。
2016年02月15日NECマグナスコミュニケーションズ、光波、ナビッピドットコムの3社は2月10日、24GHzレーダを使った人の混雑表示システムを開発したと発表した。同システムは、24GHzのレーダ波を照射し、その反射レベルによって人の混雑状況を把握、数値化し、地図情報クラウドサーバに送信、地図上に表示する仕組み。24GHzのレーダを使うことで、夜間などカメラでは人の状況が把握しにくい場合でも混雑状況を把握できることに加え、個人を特定する情報は取得しないため、プライバシーに配慮したシステムの構築が可能となっている。また、地図上に表示された混雑状況はスマートフォンや、タブレット、ノートパソコンなどブラウザを搭載するデバイスで簡単に表示することができる。これらの特徴から、イベント会場や観光地の出入り口、券売機やトイレなど人が並ぶ場所、ジョギングコースなどでの利用に適しているとする。3社は、今後さまざまなニーズに対応するために実証実験を行うパートナーを募集し、実際のサービスや運用に適したシステムを目指し検証を重ねていくとしており、2020年までに、20億円の出荷を計画している。
2016年02月10日日立製作所は2月8日、COBOLで構築されたシステムのJavaベースのシステムへの移行をワンストップで支援する「COBOLマイグレーションサービス」を2月16日から提供開始すると発表した。同サービスは、日立とレッドハットの製品を組み合わせ、COBOLからJavaへの移行に伴うシステムの現状分析から構築、移行後の運用・保守までを全面的に支援するもの。日立が提供する、ソフトウェアのリソース管理・解析を行うアプリケーション・ライフサイクル・マネジメント(ALM)システム、プログラムの自動生成やテストの自動化を行うアプリケーションフレームワーク「Justware」、レッドハットが提供するビジネスルール・マネジメントシステム(BRMS)「Red Hat JBoss BRMS」から構成されている。具体的には、ALMシステムによりCOBOLで構築された既存システムの設計情報や機能などを解析し、業務上の規則や判断基準などを設定する業務ルール部分と、業務ルールに応じたシステム実行処理を行う業務アプリケーション部分を抽出。その解析結果を基に、業務ルール部分を「JBoss BRMS」で管理すると同時に、業務アプリケーション部分については「Justware」でJavaベースのプログラムを自動生成する。この一連の作業により、従来は手作業で行われてきた既存システムの詳細な分析やプログラミングなどの作業が大幅に削減されるという。同サービスは、現行分析をサポートするフェーズ「現行システム資産分析支援サービス」、構築フェーズをサポートする「システム構築支援サービス」、運用/保守フェーズをサポートする「システム利用状況分析支援サービス」から構成される。価格は個別見積もり。
2016年02月09日ZMPは2月3日、センチオーダーの位置計測が可能な高精度位置計測システム「RTK Position-Z」の最新ソフトウェアをリリースしたと発表した。同システムは、フィールド内に固定する基準局と、車両などに搭載する移動局、アンテナや補正信号送受信機、およびビューワアプリケーションなどのソフトウェアがセットとなっているもので、GPSとGLONASSに対応し、RTK(リアルタイムキネマティック)によりセンチオーダーの位置計測が可能。今回リリースされた最新版のソフトウェアでは、衛星の捕捉状況に加えて無線(Zigbee)によるRTK補正データの取得状況をリアルタイムで表示できるようになり、計測環境の調査・構築がスムーズに進められるようになった。また、計測データを地図上へ重畳表示させることが可能となり、三次元表示を行うビューワも付属する。RTKのための補正データは、無線(Zigbee)による配信と、新たにAndroid端末を利用したインターネット経由での配信にも対応した。価格は、基準局・移動局セットが210万円(税別)から、追加移動局セットが110万円(税別)となっている。
2016年02月04日箱根登山鉄道は、2015年10月10日より、「デジタル列車無線システム」の運用を開始したことを発表した。同システムには、NECのデジタル無線システムが採用されている。列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を、基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。同システムは、デジタル無線を採用することで、伝送路上で音声にノイズが発生しても受信側で修正が可能になっている。これにより、ノイズに強く通話品質の変動が少ない安定した音声通話を実現する。さらに、無線伝送の音声信号にデジタル暗号処理をかけることにより、通信の秘匿性も向上するという。また、複信方式を採用することにより、音声の送信・受信が同時に行えるため円滑な情報伝達が可能となる。そのほか、中央制御装置・基地局間や各基地局間をつなぎ、信号を伝送する「アプローチ回線」に関して、既設の通信メタルケーブル設備を活用することにより、列車無線専用の光ケーブルなどの新設が不要となるとしている。
2016年02月03日システムサポートは、子会社の米STS Innovationを通じ、米ScaleArcが提供するデータベース(DB)ロードバランシングソフトウェア「ScaleArc」の日本国内における販売代理店契約を締結したと発表した。STSは今後日本国内で「ScaleArc」の販売・導入支援を図り、1年間で20件の導入を目指すとしている。「ScaleArc」はアプリケーションとデータベース間で機能するロードバランシングソフトウェア。「ScaleArc」の導入によりアプリケーションを止めることなくフェイルオーバー(高可用性)を実現し、またアプリケーション側の変更を行わずにゼロダウンタイムでのシステムメンテナンス実行やパフォーマンス向上、データベース接続管理を可能としている。通常、レプリケーション機能の活用にはクライアントから実行されるSQL処理のReadとWriteへの振り分けが問題になるが、「ScaleArc」を使用することで既存のアプリケーションに影響を及ぼさず振り分けを行える。また、プライマリDBで異常を検知するとそれを切り離し、スタンバイDBをプライマリDBへ自動的に昇格させる「Auto Fail Over」機能を搭載。このときクエリーはFail Overが完了するまで「ScaleArc」上でキューイングされ、新プライマリDBが稼働後に新たにキューからクエリーが実行される。このため異常時にもDBのダウンタイムが発生しないという。大量に処理されるクエリーについて、その結果をScaleArcへキャッシュするため、DBへはアクセスせずにScaleArcから直接結果を返す。これによりデータベースで実行されるトランザクションを減らすことができ、データベースの負荷の軽減、トランザクションの高速化が可能とのこと。
2016年01月19日米MicrosoftがWindowsのサポートポリシーをアップデートし、最新世代のプロセッサでフルサポートを受けるための要件を最新のWindowsに改めた。Intelの第6世代Core(Skylake)プロセッサから始まり、2017年7月からはSkylakeを搭載したデバイスではWindows 10が必要になる。特に企業ユーザーのWindows 10へのアップグレードを促すのが狙いと見られている。サポートポリシーの変更は、OSとハードウエア、サービスをまとめ合わせて体験を向上させるプラットフォーム戦略に従ったものと言える。最新のプロセッサと、継続的に最新版にアップデートされるWindows 10以降のWindowsの組み合わせによって、プロセッサの能力が存分に引き出され、安全で豊かなユーザー体験が実現する。最新のWindowsは旧世代のプロセッサもサポートするが、Wndows 7やWindows 8.1が今後のプロセッサの機能や能力を十分にサポートできるとは限らない。これからは最新のプロセッサには最新のWindowsが要求されるようになり、「Windows 10 Embracing Silicon Innovation」という公式ブログの記事によると、IntelのKaby Lake、Qualcommの8996、AMDの Bristol Ridgeなど次世代のプロセッサをサポートするWindowsプラットフォームはWindows 10のみになる。既存のWindows 7/8.1ユーザーがSkylake搭載デバイスからスムースにWindows 10へとアップグレードできるように、2017年7月17日までの18カ月間、Microsoftが動作を保証するSkylake搭載デバイスでWindows 7/8.1のサポートを継続する。対象となるSkylake搭載デバイスのリストを間もなく公開する予定で、その後も順次リストをアップデートするという。Windows 7の延長サポートは2020年の1月14日まで、Windows 8.1は2023年の1月10日までであり、Skylakeよりも前のプロセッサではセキュリティ、安定性、互換性のサポートが提供される。Windows 7/8.1サポート対象リストに含まれるSkylake搭載デバイスで引き続きサポートを受けるには、2017年7月17日までにWindows 10にアップグレードしなければならない。それ以降のWindows 7/8.1のサポートは緊急な対策を要するセキュリティアップデートに限られる。
2016年01月18日