『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』の公開を記念して、4日(土)からニコニコ生放送で両シリーズの過去作を放送する“さだかや映画祭”が開催される。また、11日(土)には映画を手がけた白石晃士監督が手がける“コワすぎ!”シリーズとのコラボ企画『生でコワすぎ!『貞子vs 伽椰子』公開記念SP 恐怖の現場へ生潜入!』が放送される。『貞子vs伽椰子』/その他の画像『貞子vs伽椰子』は、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる長い髪が強烈な印象を残す貞子、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子が激突するホラー作品で、映画祭では若き日の貞子を描いた『リング0 バースデー』や、口コミで驚異的なヒットを記録したオリジナルビデオ版の『呪怨』など人気作を4日(土)から17日(土)まで連日21時から放送する。また、11日(土)は20時から生放送を行い、貞子、伽椰子らが登場。白石監督が手がけたホラー作品『カルト』も放送される。ニコニコ生放送さだかや映画祭6月4日(土) 『貞子3D』6月5日(日) 『呪怨~終わりの始まり~』6月6日(月) 『貞子3D2』6月7日(火) 『呪怨 -ザ・ファイナル-』6月8日(水) 『リング0 バースデー』6月9日(木) 劇場版『呪怨』』6月10日(金) 『リング』6月12日(日) 劇場版『呪怨2』6月13日(月) 『らせん』6月14日(火) オリジナルビデオ版『呪怨』6月15日(水) 『リング2』6月16日(木) オリジナルビデオ版『呪怨2』6月17日(金) 貞子3D&リングシリーズ、呪怨シリーズ一挙放送連日21時から放送『生でコワすぎ!『貞子vs伽椰子』公開記念SP 恐怖の現場へ生潜入』6月11日(金) 20時から『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年06月02日又吉直樹(ピース)の芥川賞受賞作を実写化するNETFLIXのオリジナルドラマ『火花』がついに完成。約530分に及ぶ全10話が、6月3日から日本をはじめ全世界190の国と地域で同時配信される。文字通り世界中が注目するなか、4カ月間にわたる撮影で火花を散らした林遣都と波岡一喜。二人の胸に今、去来するものは?その他の画像売れないお笑いコンビの徳永(林)が、独自のお笑い論をもつ天才肌の先輩芸人・神谷(波岡)に弟子入りし、「お笑いとは?生きるとは?」とあがきながら、人生を模索する。累計250万部を突破する大ベストセラーの実写版出演に、林は「二度とないチャンス。必ず“残る”ものにしたいという強い思いで、すべてを注ぎました」と振り返る。一方の波岡は「僕ら世代で、『火花』出演がうらやましくない俳優はいない。逆に『自分でいいのか』という不安や焦りもありました」と本音を明かす。二人は08年公開の青春映画で共演した経験があり「それ以来、すごく可愛がってもらっているので、自然と(劇中の)師弟関係も生まれた」(林)、「初対面じゃないから、お互い『はじめまして…』をすっ飛ばして、役に入り込めた」(波岡)。インタビューの席では、波岡が「遣都は声ちっちゃいから、レコーダーもっと近づけたほうがいいですよ」と筆者に促してくれる場面も。役作りの重要なカギである関西弁に話題が及べば、「僕は関西出身なので…」(林)、「関西言うても、遣都は滋賀やけどな」(波岡)と丁々発止のやり取りで、取材を盛り上げる。ちなみに波岡は大阪出身。二人が適役であると再確認する瞬間だ。日本映画界の先端をひた走る廣木隆一をはじめ、白石和彌(『凶悪』)、沖田修一(『横道世之介』)ら実力派の監督が演出を手がけており、林は「他の現場では、体験できないことばかり。順撮りなので、感情面でも濃密に役と向き合えた」と強い達成感を示す。配信開始と同時に一気に全話楽しめるのがNETFLIXの大きな特徴で、波岡は「テレビだと次回も見てもらうために、どうしても1話毎に山場が必要になってくる。でもNETFLIXなら、全話いっぺんにドンでしょ(笑)。見る人それぞれの楽しみ方ができるし、演じる側も9時間近い映画を一本撮った感覚なんですよ」と新たなコンテンツメディアの登場に、期待を寄せた。取材・文・写真:内田 涼NETFLIXオリジナルドラマ『火花』6月3日(金)から全世界同時配信(ストリーミング)
2016年06月02日第二次世界大戦下、「命のヴィザ」を発給し、6000人ものユダヤ難民の命を救った杉原千畝。彼の半生を描いた映画『杉原千畝 スギハラチウネ』が、DVD&ブルーレイで発売される。チェリン・グラック監督に話しを聞いた。その他の画像「杉原千畝には、自伝がないんです。それが、彼のキャラクターの一番のヒントだと思います」。終戦から70年の節目に当たる2015年の公開に向け、杉原千畝の半生を映画化しようと考えたのは、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』(2011)の制作チームだった。同作で脚本・米国監督を担当したチェリン監督と、本作で主演を務めた唐沢寿明との出逢いも、この作品だったそうだ。「『杉原千畝 スギハラチウネ』の監督が僕に決まる前に、唐沢さんが千畝を演じることが決まっていたんです。それで彼が、『せっかく撮るなら、監督は歴史の重みを知っているチェリンがいい』と推薦してくれたようなんです。僕は父親がユダヤ人で、母親は日系アメリカ人だしね。千畝の作品を撮るチャンスをくれたことが、すごく嬉しいです」。唐沢との映画作りについて、監督はこう続けた。「唐沢さんとは、多くを説明しなくても、お互いの考え方が伝わり合うんだ。この作品は、オーバーリアクションではなくて、なるべくナチュラルに描きたいと思っていたんです。何か分からないけれど感じる、という方が、この作品を描くにあたっては、いいと思うしね。『僕らの千畝は、唐沢さん』と言いきれるくらい、魅力的に演じてくれました」。映画では、ヴィザ発給に関しては事実そのままに描きながらも、人物像には少し脚色を加えている。「例えば、ペシュを千畝の右腕として描いたけど、実際には、4、5人程のポーランド情報委員が入れ替わりで千畝の助手をしていたみたい。イリーナ(満州時代の同僚女性)も映画特有な描き方です。映画はエンターテインメント。実話を伝えるというのは、ある意味では教育だけど、まずは面白くないとね!」。千畝の出身地である岐阜県八百津町は、2017年の登録を目指し、彼が発給したヴィザを国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請中だそうだ。そして、今もなお、多くのユダヤ系観光客が、同県・杉原千畝記念館に足を運んでいるという。「『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』のときも、『日本の若い人に、誇りを持てる日本人がいたということを知らせるべきだ』というアメリカ人の発言で制作が始まったんです。この映画もまた、杉原千畝という一人の男の生き様を通して、若い人たちに、何か感じてもらうきっかけになれば、と思っています」。取材・文・写真:小杉由布子『杉原千畝 スギハラチウネ』ブルーレイ&DVD6月2日(水)発売ブルーレイ(愛蔵版):7000円+税ブルーレイ(通常版):4700円+税DVD(愛蔵版):6000円+税DVD(通常版):3800円+税発売・販売元:ポニーキャニオン
2016年06月02日第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の処女小説を実写化する日本発のNETFLIXオリジナルドラマ『火花』(全10話)が、6月3日(金)より世界190カ国で同時配信される。それに先がけ東京と大阪で開催された全話イッキ観試写会では、観客から「期待以上に豪華で映画のよう」「(530分)目が離せずあっと言う間に観終わってしまった」など、「期待以上の出来」という感想が多数寄せられた。その他の写真NETFLIXオリジナルドラマ『火花』は、漫才の世界に身を投じた青年たちの十年を描いた群像劇。“お笑い”にかける芸人たちのストイックで純粋な情熱を映しながら、生きることの意味、愛しさを謳いあげる人生讃歌になっている。林遣都と波岡一喜が主演を務め、売れない芸人の徳永(林)と先輩芸人の神谷(波岡)、それぞれの歩みを主軸に物語は進行する。主人公ふたりは、売れないお笑いコンビ・スパークスと、激烈で独特なネタを披露するあほんだらという別々のコンビを組んでおり、劇中ではそれぞれが漫才をする場面が度々、登場する。アンケートでは「感動した!」という声が多く、特にキャストについて、「演技が素晴らしく上手!」「(林演じる主人公の)徳永が又吉さんに見えた」「漫才がだんだん上達していく過程がすごかった」と、芸人さながらの漫才を披露したふたりを絶賛するコメントが寄せられ、「ライブシーンに震えた」「ラストライブに感動。ボロボロ泣いた」など、最終話に関する感想も目立った。そのほか全体を通して「主人公の心情が伝わってきて、本当にステキな作品」「おもしろいだけじゃなく社会の厳しさや現実的なところもあって親しみが持てる」「自分の大切な人や大切な事について考えさせられた」と、人間関係の描写や、登場人物の心情を丁寧に描いているところに、共感が持てるとの声もあり、全10話を鑑賞した満足度は、東京会場が90.5%、大阪会場が90.6%という結果になった。また、本作は廣木隆一監督、白石和彌監督、沖田修一監督ら映画界で活躍する監督たちが手がけていることでも注目を集めており、ぴあ映画生活が映画ファン向けに独自でとったアンケート調査では、「映画並みのクオリティ! 画力、洗練されたセリフの数々、全体に満ちる日本人特有のわびさび、全てに対してこだわりが凄くて、これがドラマというなんてもったいない!」「監督が1話ごとに違うので印象の違いがおもしろかった。監督ごとのテンポの違いがその話と合っていてよかった」「監督の個性がうまく合わさっていて違和感がない」「普段見ているドラマよりも人の気持ちを繊細に描いた“完璧”な作品」などの声が寄せられ、映画ファンからも好評を集めた。NETFLIXオリジナルドラマ『火花』6月3日(金)全世界同時配信
2016年06月01日『ゆれる』『夢売るふたり』の西川美和監督が本木雅弘を主演に迎えた映画『永い言い訳』の予告映像が公開され、劇中挿入歌を手嶌葵が歌うことが発表された。本作は直木賞候補となった西川監督自らの小説を基に、“妻が死んでも泣けなかった男”の喪失と再生を描いた人間ドラマだ。『永い言い訳』/予告映像が公開本作の主人公は人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木)。妻を不慮の事故で亡くすが、そのとき不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできずにいた。そんなある日、妻と一緒に亡くなった妻の親友の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、幼い彼らの面倒を見る中で、虚しかった日々に輝きを取り戻していく。映像には、遺骨を抱いた幸夫が神妙な表情でマスコミの前に登場するも、車中で髪型を気にする遺族らしからぬ姿や、遺族への説明会で陽一と出会い、彼の子供たちと過ごす穏やかな幸夫の表情が映し出される。しかしそんな日々も束の間、「ちゃんと泣きましたか」と問われた幸夫は言葉に詰まってしまう。妻が死んでも“泣けなかった”幸夫は、他人に八つ当たりしたり、カメラマンに暴言を吐いたりと、複雑な思いを露にしていく。映像の終盤には、どうしようもない幸夫の感情を包み込むように優しく、手嶌が歌うオペラ楽曲『オンブラ・マイ・フ』が流れてくる。西川監督は「冬の夜の澄み切った空気のような手嶌版『オンブラ・マイ・フ』は全てを洗い流し、主人公を再出発に導いてくれる見事な“最終兵器”となってくれたと感じています。自分が作った映画なのに、手嶌さんの声が聴こえ始めるとあやうく涙腺が緩みそうになるので、たいへん危険です」と語る。一方、手嶌は「ご依頼を頂いた時は、まさかオペラの曲だなんて!と正直驚きましたが、私なりに大切に歌わせていただきました。たくさんの方にご覧になっていただきたいなと思います」とコメントを寄せている。『永い言い訳』10月14日(金)全国ロードショー
2016年05月31日春の草花のように恋の結実を描いた恋愛映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が公開される。原作は、『図書館戦争』シリーズや、『阪急電車』、『県庁おもてなし課』など、次々と人気作を生み出す小説家・有川浩の同名小説。主人公の樹を、岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)が爽やかに演じ、ヒロインさやかを、高畑充希が熱演した。その他の写真さやかの前に突如として現れた樹は、「お嬢さん、よかったら僕を拾ってくれませんか。噛みませんし、しつけのできた良い子です」という、通常では口にできないような台詞を言う。他にも本作では、キュンとすることを樹が度々言うのだが、それには演じた岩田も「かゆい。かゆい!普段絶対に言わないですよね」と苦笑するほど。高畑も「彼氏とか彼女がこれ言っていたら笑っちゃいますよね」と声を出して笑っていたが、「カメラがまわる前には『どうやって言えばいいのかな~』と悩んでいたのに、いざカメラがまわると成立させてしまっていました」と、岩田の樹ぶりを讃えた。「あまりファンタジックな恋愛映画を観てこなかった」というふたりだが、岩田は本作のオファーを受け、同ジャンルの作品を国内外問わず貪欲に見て勉強をしたそうだ。一方、高畑からは、「この作品を胸キュン映画だと思わないようにしました」という思いがけない回答がかえってきた。「胸キュン映画って、急に『壁ドン!』みたいに、明確な山場シーンがあることが多いと思うのですが、この作品の場合、じわじわと変化していく、樹とさやかの1対1の距離感が重要なお話だと思ったんです」。仕事もプライベートもうまくいかず、自炊とは無縁だったさやかは、樹が作った朝食の美味しさとあたたかさに、思わず涙を流す。そしてそれをきっかけに、ふたりは距離を縮めていく。共に採取しにいった野生植物を調理したり、樹が朝食やお弁当を作ったり、食に関するシーンの多い映画だったが、ふたりの恋愛観からはどう見えたのだろうか。「食卓を囲んだり、一緒に料理を作ったり、お弁当がふたりを繋げたり。ただいま、おかえりって挨拶をしたり。当たり前かもしれないけれど、そんな当たり前がいいですね。ふたりのような結婚生活に憧れます」(岩田)「本当に、この作品を見ると結婚したくなります。朝日が入る部屋で、対面しながら朝ご飯を食べられたら、一日頑張ろうって思えますし。人と住むっていいですね。是非、少子化対策にオススメしたい映画です!(笑)」(高畑)『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』6月4日(土)全国ロードショー取材・文・写真:小杉由布子岩田剛典 ヘアメイク:槌田美希(DIFINO akasaka) スタイリスト:ジャンボ(SPEED WHEELS)高畑充希 ヘアメイク:市岡愛(PEACE MONKEY) スタイリスト:大石裕介(DerGLANZ)
2016年05月31日「ぴあ」調査による2016年5月27日、28日のぴあ映画初日満足度ランキングは、古谷実の同名漫画を森田剛主演で映画化した『ヒメアノ~ル』がトップに輝いた。2位に二階堂ふみ、山崎賢人がダブルを務めたラブ・ストーリー『オオカミ少女と黒王子』、3位にビージーズの名曲にのせてみずみずしい初恋を描く台湾製ラブ・ストーリー『若葉のころ』が入った。その他の写真1位の『ヒメアノ~ル』は、殺人鬼・森田正一の狂気と、平凡な男・岡田の日常を交差させて描く衝撃作。舞台などでもその演技力が高く評価されている森田は、本作で過去のトラウマを抱えながら無機質な殺人を繰り返すサイコキラーに扮しているが、出口調査では「森田の怪演が迫力があった」「言葉少なく、淡々と殺していく様が逆に現実的」「“無表情”という感情を表していた」「ファンの私でももう二度と見たくないと思えるほど過激で残酷だった」と強い衝撃を受けたようだ。物語は、岡田(濱田岳)と職場の同僚・安藤(ムロツヨシ)と岡田の恋人ユカ(佐津川愛美)の絶妙な三角関係と、森田がユカを狙い、徐々に距離を縮めてくる様が緊張感たっぷりに描かれる。観客は「最初はコメディかと思ったら途中から雰囲気が一切変わり、それからは怖いのひとこと」「映像もストーリーも現実的で生々しすぎてくらくらした。逃げ場がないくらい迫ってきた」と映画の世界観に引き込まれたようで、「見終えた後、日常に戻れてよかった」との声も聞かれた。2位の『オオカミ少女…』は、少女漫画が原作でありながら「CMやツイッターを見て興味を持った」という男性客も多く「期待を裏切られることなく楽しめた」「コメディ調ではなく真面目なシーンもとてもよかった」「思いがけずジーンときた」「夜景や街並みなど風景が素晴らしかった」と好評。原作ファンの女性からは「ヒロインがうらやましい」「キュンキュンした」「こんな人がいたらいいなぁ」などの声があがった。(本ランキングは、5/27(金)、28(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)古谷実・講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会 (C)八田鮎子/集英社 (C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
2016年05月30日八田鮎子の同名人気コミックを実写映画化した『オオカミ少女と黒王子』(廣木隆一監督)で、二階堂ふみと山崎賢人が約6年ぶりに共演を果たした。ともに1994年9月生まれの21歳。今や日本映画界を代表する若手スターとして、飛ぶ鳥を落とす勢いのふたりが取材に応じ、本作に込めた“挑戦”を語った。その他の画像見栄っ張りで架空のカレシ話を語る“オオカミ少女”のエリカ(二階堂)と、腹黒でドSな“黒王子”恭也(山崎)がウソから始まる恋愛を繰り広げるラブ・ストーリー。数々の作品で鮮やかな魅力を放ち、“映画女優”の風格漂う二階堂にとって、少女漫画原作の映画に出演するのは初めての経験で、「恋愛にどっぷり悩む女の子を演じるのも初めて。ジャパニーズカルチャーの漫画原作の実写化に、真正面から勝負するのは大きな挑戦でした」と振り返る。「しかも、念願の廣木組ですからね。映画的な挑戦もたくさんあったし、台本から離れて、俳優部の自然な心の動きを尊重してくださった」一方、山崎は『ヒロイン失格』『orange-オレンジ-』の連続ヒット、女性ファンからの支持も絶大。それだけに恭也という役どころには、「ドSな王子キャラを表面的になぞっただけでは、漫画を超えられない。ただのふざけた男に見えてしまうのでは…と悩みましたね」と少なからず葛藤もあったという。「エリカに対するひどい扱いは、過去の暗い経験が原因だし、その一方で“大人ぶりたい”高校生特有の気持ちもある。キャラが強い分、どんな人物なのか時間をかけて向き合いました」深夜ドラマ『熱海の捜査官』での初共演から約6年。ふたりの成長と躍進は誰の目にも明らかだが、本人同士の感想は?「明るく現場を楽しくしてくれるムードメーカー。そこは以前と変わっていないですね。今回は恭也のドSぶりが強ければ強いほど、エリカという女の子の面白みが出てくるので、変な遠慮はせず、お互いを引き出し合えた気がしますね。ぜひ、ふたりの化学反応を見てもらえれば」(二階堂)「初対面の頃から、周りの同い年とは違った雰囲気があって、とても印象に残っていました。自分をしっかり持っているというか…。逆に当時の自分は子どもで、何も考えていなかった(笑)。今回、久々に共演できて嬉しかったし、映画が終わった後のエリカと恭也の“未来”にいろんな可能性を期待させるのも、ふみちゃんのおかげだなって」(山崎)『オオカミ少女と黒王子』5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2016年05月27日大今良時のベストセラーコミックを、『映画 けいおん!』などを生み出してきた京都アニメーションが映画化する『映画 聲の形』のメインキャストが入野自由と早見沙織に決定し、新ビジュアルも公開になった。その他の画像原作は2013年から2014年にかけて『週刊少年マガジン』に連載され、大きな反響を呼んだ作品で、“退屈すること”を何よりも嫌う石田将也と、小学生の時に彼の学校に転校してきた少女・西宮硝子の物語が描かれる。監督・脚本は『たまこラブストーリー』でタッグを組んだ山田尚子と吉田玲子がそれぞれ担当。『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』の西屋太志がキャラクターデザインを務める。将太役の入野は、これまでに『千と千尋の神隠し』のハクや『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の 宿海仁太を演じており、美保役の早見は『バクマン。』亜豆美保役、『響け!ユーフォニアム』小笠原晴香役を務めている。また、本作の音楽を牛尾憲輔が担当することも発表になった。牛尾はソロユニット“agraph”や、ミト(クラムボン)とのDJユニット“2 ANIMEny DJ’s”などの活動でも知られており、2014年にはアニメ『ピンポン』の音楽も担当している。『映画 聲の形』9月17日(土)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年05月27日『凶悪』の白石和彌監督と綾野剛がタッグを組む『日本で一番悪い奴ら』の公開を記念して、パキスタン人の盗難車バイヤー役で出演しているデニスの植野行雄が、警官姿で全国の映画館をパトロールすることが決定した。その他の画像本作は、“日本警察史上、最大の不祥事”といわれる実際の事件を題材に、ひとりの刑事の歪んだ正義が暴走するエンターテインメント作品。綾野演じる北海道警察の刑事・諸星要一が、おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく様を描く。植野は諸星の悪事を手伝うS(スパイ)で盗難車バイヤーのアクラム・ラシードを演じている。ラシードはYOUNG DAIS演じる麻薬の運び屋のムショ仲間で前科持ちのパキスタン人。小樽で中古車屋を営み、盗難車をロシア人に売っていることからロシアとのパイプを買われ、諸星のSとして拳銃の調達などの手伝いをしていく役どころだ。植野は、5月28日(土)のMOVIXさいたまを皮切りに、警官姿で都内劇場を中心に巡回をする。“銃器犯罪から市民の安全を守るためのパトロール”と称して、ロビーでチラシなどを配布、さらに観客との写真撮影も実施する。どこの劇場に出没するかは、映画公式サイト、twitterにて随時告知され、撮影した写真を共通ハッシュタグ(#日悪を追え)付きでツイートすると、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも実施される。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年05月27日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の劇中画像が到着した。被害者の脳に残った“記憶”に潜入し事件を捜査する、警察庁の特別機関・第九のメンバー(岡田将生、松坂桃李、栗山千明ら)にスポットを当てた場面写真だ。その他の写真本作は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーを使って事件を解明する特殊脳内捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くミステリー。劇中の“脳内捜査”は、革新的な新しい捜査手法だが、捜査官が被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の“感情”が自分に移行してしまう危険があり、ダークサイドに引きずり込まれるという大きなリスクを伴うものとして描かれている。このほど公開になった場面写真は、岡田演じる第九の新人捜査官・青木一行が、ある事件の犯人で死刑が執行された露口浩一(椎名桔平)の脳の記憶を脳内捜査で映像化し覗き見るシーン。捜査の目的は、行方不明になっている露口の長女・絹子を探すことだが、青木は予期せぬものを見てしまう。そしてそこから、つながるはずのない事件が次々と連鎖し、捜査官たちの前に“最大の謎”が立ちはだかる。そのほか、薪(生田)と共に第九を立ち上げた、捜査官・鈴木克洋(松坂桃李)の姿や、脳内捜査に嫌悪感を抱きながらも、第九メンバーと共に捜査をする叩き上げの刑事・眞鍋駿介(大森南朋)、鈴木の生前の恋人で、薪とは古くからの友人でもある監察医三好雪子(栗山千明)らの場面写真が公開になった。他人に知られたくない“秘密”を暴く脳内捜査。映画は、他人の記憶に足を踏み入れていく中で、登場人物たちそれぞれの秘密も明かされていき、衝撃の展開が待ち受けるという。『秘密 THE TOP SECRET』8月6日(土) 全国ロードショー
2016年05月27日体感型上映システム・4DX専用に製作されたホラー映画『雨女』の完成披露試写会が5月26日(木)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演の清野菜名とメガホンをとった清水崇監督(『呪怨』シリーズ)が出席した。清野は来場者と一緒に映画を鑑賞し、4DXを初体験。水が降り注ぐエフェクトでびしょ濡れになり、「雨が降りまくりですね」とご機嫌だった。『雨女』/その他の画像雨の日になると、「大雨の中、踏切で電車が過ぎるのを待つ幼い少女の目の前で、女の子を抱いた黒服の女が電車に轢かれる」という悪夢に悩まされる主人公の理佳。実生活では、恋人の浮気に悩まされる彼女は、母親の命日に帰省するが…。清野は「ストーリーに沿って、座席が動いたり、背中に衝撃が来たりして、映画の世界にすっかり入り込ました」と4DXの効果を堪能。撮影は今年2月に行われ、「めちゃくちゃ寒かったです。特にプールのなかで一日中撮影することがあって、あまりの辛さに『監督もやってみてよ』と思った」と恨み節も。清水監督は「相当がんばってくれました」と清野の奮闘をたたえた。「生粋のアナログ人間だから、最初は乗り気じゃなかった」という清水監督だが、「スマホで映像が簡単に見られる時代に、映画館でしか味わえない経験をしてもらえるのが面白いと思った。劇場に足を運んでもらうきっかけになれば」と4DXの意義をアピール。それでも「4DXは疲れて、慣れてしまうこともある」と指摘し、「使用するエフェクトはかなり吟味した」とこだわりを語っていた。取材・文・写真:内田 涼『雨女』6月4日(土)全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX限定公開
2016年05月26日園子温監督が設立したシオンプロダクションの第1作目『ひそひそ星』と、大島新監督が園監督を追ったドキュメンタリー『園子温という生きもの』が現在公開中で、トークイベントがシネマカリテで連日開催されている。そこで園監督を直撃し、20代の時に手掛けたオリジナル脚本を映画化した『ひそひそ星』について、あふれる思いを聞いた。その他の画像『ひそひそ星』は、静謐なモノクロームの映像で綴ったSF作品。宇宙宅配便の配達員をするアンドロイド(神楽坂恵)が、宇宙船で、人間たちの思い出の品を配送していく。福島県の富岡町・南相馬市・浪江町でロケを敢行した。本作を自主制作の映画として撮った理由について園監督は「商業映画として撮るには、特に困難な映画だったから。『地獄でなぜ悪い』(13)や『ラブ&ピース』(15)は、いつか映画化できるかなと思っていたけど、『ひそひそ星』は、無理かなと思っていた」と述懐する。実際に制作が決まった時も、園監督自身、半信半疑だったようだ。「それは初恋の人の思い出みたいなもの。もう1回会いたいかと言えばどうなのかと。僕にとって『ひそひそ星』はジョーカーというか、最後の切り札みたいなもので。作らないことでモチベーションを保っていた。でも作っちゃったから、今は憑きものが落ちたみたいになってしまった。またゼロから映画を作っていきたい」。さらに「これで、ネクストステージに入った。日本で撮るものについては、慎重に撮っていきたい。そして、次は海外で撮りたい。その理由は、制作費が違うから」と今後の展望を述べる。その一方で、自主映画については「他ではひっかからない映画を撮っていきたい」と宣言。また、今後オリジナルのものしか撮らないと宣言した園監督だが「原作ものは、どうしてもやりたいと思えるものがあれば、やりたくなるかもしれない」と語った。この日のトークショーに登壇した水道橋博士は、『ひそひそ星』について「園子温監督のキャリアの中で、1000年という時を超えた時、この1本となっているかも。園監督は元々詩人で、その適性が生きている」と絶賛。また、『園子温という生きもの』の回では、大島新監督も交え、園監督のプライベートな素顔についてのクロストークで会場を沸かせた。『ひそひそ星』『園子温という生きもの』公開中取材・文・写真:山崎伸子
2016年05月25日小松菜奈、菅田将暉が出演する映画『溺れるナイフ』の特報映像とポスター画像が公開になった。本作はジョージ朝倉の同名コミックを実写化した作品で、10代の登場人物の恋愛や挫折、再生を描いた作品だ。特報映像『溺れるナイフ』は、東京で雑誌モデルをしていたが、急に父の故郷の浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになった望月夏芽と、土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取り、長谷川航一朗を主人公にしたラブストーリー。このほど公開になった特報映像は、大自然を背景に、夏芽と航一朗(コウ)がバイクで疾走している幸福な場面や一転してコウが「もう俺に関わらんで」と夏芽を突き放す場面などが登場。短い映像ながら様々な感情、シーンが凝縮された内容になっている。『溺れるナイフ』11月 TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
2016年05月25日二階堂ふみと山崎賢人が主演を務める映画『オオカミ少女と黒王子』が5月28日(土)より公開されるのを記念して、16分の公開直前スペシャル映像が解禁になった。約6年ぶりの共演となったふたりが、お互いの印象や本作の舞台裏について明かすインタビューや、メイキング映像が収録された見応えのある内容になっている。公開直前スペシャル映像映画は、八田鮎子の人気コミックを原作に、恋愛経験ゼロなのに彼氏がいるとウソをついた“オオカミ少女”のエリカと、彼氏のふりをする代わりに絶対服従という条件を出したドSの“黒王子”恭也の、ウソから始まった恋の行方を描くラブストーリー。スペシャル映像は、原作を知らない人でも簡単にストーリーがわかる解説や、エリカと恭也を取り巻く個性的な登場人物を紹介。さらに、ふたりのインタビュー映像を交えながら、撮影現場で見せるそれぞれの素顔や、監督のもとでふたりがアイディアを出し合いながら撮影が行われていく様子が映し出されている。10代のときにドラマ『熱海の捜査官』で共演した同年代のふたり。インタビューでは、20代になって再び共演した際のお互いの印象や、撮影を通して感じたこと、影響を受けたこと、撮影秘話や、観客に一押ししたいシーンについて語る場面もあり、映画を観る前でも、観た後でもどちらでも楽しめる内容になっている。『オオカミ少女と黒王子』5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年05月25日“ハガレン”こと荒川弘の人気コミック『鋼の錬金術師』が、山田涼介主演、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子らで実写映画化されることが発表になった。ワーナー・ブラザース映画が巨額の予算を投じて手がける本作は、アクションやCG映像にも力を入れ、日本映画の枠を超えたワールドワイドな展開を視野に入れていると言う。その他の写真原作(全27巻)は、世界21カ国で発売されており、全世界でのシリーズ累計部数は7000万部超。これまでTVアニメ化、アニメ劇場版がなどが製作されている。原作者の荒川は「色々なメディア展開をしてきた鋼の錬金術師ですが、なんと実写化!マンガでは豆粒ドチビのすぐキレる主人公なので、山田さんに演じていただくのは、なんだか申し訳ない気分です…!!(あ、ヒロインもすぐキレますね。すみません…)」とコメント。本作は、幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドワードと弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長のストーリーで、『ピンポン』『あしたのジョー』の曽利文彦監督がメガホンを執る。主役のエドワードを演じる山田は原作について「僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います」と話し、「今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか?という気持ちもありました」と告白。アクションについては「できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています」といい、「原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました」と意気込みを語っている。本田翼がエドワードたちの幼馴染で機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役、ディーン・フジオカが兄弟の良き理解者で、若き士官“焔の錬金術師”の名を持つロイ・マスタング役、松雪泰子がふたりの前に立ちはだかるホムンクルス(人造人間)で謀略に長けた“色欲”のラスト役を演じる。そのほか、佐藤隆太(マスタング大佐の親友ヒューズ中佐役)、蓮佛美沙子(マスタングの側近ホークアイ中尉役)、夏菜(ロス少尉役)、大泉洋(本作で重要な役割を担う国家錬金術師のタッカー役)、國村隼(ドクター・マルコー役)、小日向文世(ハクロ将軍役)、本郷奏多(“嫉妬”のエンヴィー役)、内山信二(“暴食”のグラトニー役)、石丸謙二郎(ホムンクルスと共謀するコーネロ教主役)が出演する。撮影は6月に世界観の表現を追求してイタリアロケから開始され、日本での撮影を経て8月下旬に撮影終了を予定している。映画『鋼の錬金術師』2017年冬、全国ロードショー
2016年05月24日「ぴあ」調査による2016年5月20日、21日のぴあ映画初日満足度ランキングは、大ヒットコミックのアニメ化第3弾『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』がトップに輝いた。2位に里見浩太朗が本願寺中興の祖・蓮如上人を演じた歴史アニメ『なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-』、3位にクリエイター・雨宮慶太原作による大ヒットシリーズの劇場版アニメ『劇場版 牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』が入った。その他の写真1位の『機動戦士ガンダム…』は、日本ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインを手掛けた安彦良和が手がけたコミックが原作。のちにジオン公国軍のエースパイロット“赤い彗星”と呼ばれるシャアと、彼の妹、セイラ・マスの運命を決定づけた悲劇の始まりと過去が明かされる展開で「シャアの生き様がすごくよく描かれていた。憎しみや母に対する思いが、絵からも言葉からも伝わった」「ザビ家の兄弟愛に感動した」「前作よりアクションシーンが多くてよかった」「これまでの3作の中で1番面白い」などの声があがった。また、劇場には昔からのアニメファンも多く来場しており、「初代ガンダムの前の物語なのでストーリーが繋がった感じがした」「構成、色、どれをとってもすばらしい」「昔の映画よりもクオリティが上がっていて映像の変化も楽しめた」と好評で、コミックのファンからも「コミックと比較すると違った見方ができる」「戦闘シーンに漫画とは全く違う迫力を感じた」「原作に忠実で最高」などの感想が寄せられた。(本ランキングは、5/20(金)、21(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』公開中
2016年05月23日『呪怨』『輪廻』などJホラー界の鬼才・清水崇監督が手掛ける4DX専用映画『雨女』のWEB限定特番映像がこのほど公開された。『雨女』のWEB限定特番映像4DXシステムを徹底的に研究して生まれた本作は、映像にあわせて降り注ぐ雨、座席の揺れや風の演出によって座席の背後に気配を感じるなど、五感を直接刺激する35分の体感型エンターテインメント。ホラー初出演となる『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名が主演を務め、若き俊英・柳俊太郎や高橋ユウ、ベテラン俳優・田口トモロヲがホラー界の鬼才のもとに集結した。スペシャル動画で清水監督は、「ジトッとドラマをただ見せる、それで生まれる緊迫感がある」と語るよう、派手なアトラクションとして注目されがちな4DXを、本作では臨場感を生み出す装置として使っており、あえて4DXエフェクトの緩急をつけることにより心の底まで恐怖を染み渡らせる。さらに後半には実際に『雨女DX』を体験した女性たちが、恐怖に震え上がる姿が収録されており、何気ないシーンで動く椅子・ポツポツと降りおちる雨・湿った匂いなど、まるで映像の中にいるような感覚になったと語っている。また、4月に行われたマーケティング試写会では、本編及びに4DXの効果について100%の満足度を獲得! 劇場でしか体験できないこの恐怖をぜひこの夏、味わってみてはいかがだろう。『雨女』6月4日(土)全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX限定公開
2016年05月20日人気のアプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」が初の舞台化。6月18日(土)より東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕。同公演の千秋楽である6月26日(日)公演において全国劇場でライブビューイングを行うことが決定した。【チケット情報はこちら】「あんさんぶるスターズ!」はアプリのダウンロード数が150万を越え、ユニットCDは毎回オリコンチャートにランクイン、アニメ化も決定している人気作品。主人公(プレイヤー)はプロデュース科の生徒という特別な立場で転校してきた女子生徒。夢ノ咲学院で出会う少年たちと青春のアンサンブルを奏でながら、アイドルというダイヤの原石を磨いていきます。今回初となる舞台では、オリジナルストーリーを展開。総勢17名の登場人物たちが生徒会が絶大な権力を握っている学校の現状を打破しようと奮起する姿を、迫力の演出とライブパフォーマンスで描く。作中のユニット「Trick star」のメンバー、明星スバル役を小澤廉、氷鷹北斗役を山本一慶、遊木真役を松村泰一郎、衣更真緒役を谷水力が務める。『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』ライブビューイングのチケット一般発売は6月12日(日)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は5月21日(土)午前11時から29日(日)午後11時59分まで。■『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』ライブビューイング日時:6月26日(日)上映開始17:00~料金:3600円(税込)
2016年05月20日有川浩のベストセラー小説を岩田剛典&高畑充希のW主演で実写化する映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が6月4日(土)より公開される。ファンから“ガンちゃん”と呼ばれ、EXILE/三代目J Soul Brothersのメンバーとして絶大な人気を誇る岩田。本作のプロデューサーは、岩田を主演に抜擢した理由を“笑顔”だと明かす。その他の写真『植物図鑑』は、運命的に出会った普通のOL・さやかと樹が、その日から期限付きの同居生活をスタートさせる中で、徐々に芽生える恋心を描いた純愛ストーリー。岩田が演じる樹は、子犬のような濡れた目と笑顔で「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 噛みません、しつけのできた良い子です」と出会ったばかりのさやかに懇願したかと思えば、ちゃっかりその日から、さやかの家に転がり込む、相手に警戒心を与えない人懐っこい青年だ。さやかより料理が上手で、植物、とりわけ野草について詳しくて、休日はさやかを土手に引っ張り出し、知らない世界を教えてくれる。その一方で、自分のことはあまり話さないミステリアスな一面もある。樹役について本作の企画・プロデューサーを務める井上竜太氏は、たまたま訪れた三代目JSBのライブで、モニターに映しだされた岩田剛典の笑顔を見て「樹がいた!」と確信し即決したとのこと。メンバーの中でもひときわ清潔感のあるノーブルなルックスをもつ岩田に、原作者の有川も首を縦に振ったという。さやかにとっては、突然現れた“王子様”のような存在になっていく樹を、爽やかに演じきった岩田。公開時には、そのキラースマイルの虜になる観客が続出しそうだ。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』6月4日(土)全国ロードショー
2016年05月20日安倍夜郎の人気コミックを小林薫らで実写化する『深夜食堂』の劇場版第2弾の公開と、ドラマ新シーズンの配信が決定し、豪華キャスト陣が発表になった。映画『続・深夜食堂』は、11月5日(土)に公開され、ドラマ新シーズン(全10話)は、10月21日(金)よりNetflixにて配信される。その他の画像ビッグコミックオリジナルで連載中のコミック『深夜食堂』(既刊15巻)は、繁華街の路地裏で小さな食堂を営むマスターのもとに、味と居心地の良さを求めて集まる人々の悲喜こもごもを描いた人気シリーズ。これまでドラマ全3シリーズと、劇場版が2015年1月に公開された。映画『続・深夜食堂』は、マスター役の小林薫と、ドラマと劇場版を手がけてきた松岡錠司監督が続投。ドラマシリーズでおなじみの常連客(不破万作、綾田俊樹、松重豊、光石研、安藤玉恵、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、中山祐一朗、山中崇、宇野祥平、オダギリジョーと、劇場版に出演した多部未華子、余貴美子)のほか、新たなキャストとして佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、井川比佐志が出演する。映画の撮影は前作同様、美術監督・原田満生による300坪の倉庫の中に組まれた、新宿ゴールデン街を思わせるような街並みのセットで行われ、4月13日にクランクインし、5月12日にクランクアップ。もうひとつの主役となる焼肉定食、焼きうどん、豚汁定食をはじめとした季節感あふれる数々の料理は、これまでにも作品に関わってきたフードスタイリストの飯島奈美が手がけた。ドラマ新シーズンは、Netflixにて全世界190ヶ国同時配信。各話のゲストとして、片岡礼子、近藤公園、岡田義徳、コ・アソン、伊藤麻実子、矢本悠馬、志賀廣太郎、平田満、豊原功補、佐藤B作、新井浩文、森下能幸、緒川たまき、風間トオル、宮下順子らが出演する。ドラマ『深夜食堂』新シリーズ10月21日(金)よりNetflixにて全世界190カ国 同時配信『続・深夜食堂』11月5日(土)全国公開
2016年05月20日『そして父になる』『海街diary』の是枝裕和監督が描き出す最新映画『海よりもまだ深く』。本作は監督が9歳から28歳まで暮らした東京都清瀬市の旭が丘団地で約1か月半に渡って撮影が行われた。主演の阿部寛は撮影前、監督から演技についてではなく、団地での思い出話を聞いていたそうだ。「撮影中も監督の地元というだけあって、撮影ができるのかなと心配になるくらい歓迎されていましたよ」と話す。『海よりもまだ深く』/その他の画像是枝監督4作目となる阿部は、叶わぬ夢ばかりを追い続ける情けない中年男、良多を演じる。良多の特徴はこうだ。小説家でありながら、小説を書く気配はない。その癖、執筆のためのリサーチだといって興信所に務める。妻・響子(真木よう子)に愛想をつかされ離婚させられるも、未練たらたらで、張り込みをするほど。息子(吉澤太陽)へプレゼントをするためにギャンブルへ行けば、あっさり全額負けてしまう。あげくの果てに、お金目当てに団地に暮らす母・淑子(樹木希林)に寄り付いたはずが、淑子にお小遣いを渡して帰ってくる始末。一筋縄のダメ男ではない、彼のちぐはぐな行動は、見ていて憎めない。それどころか愛嬌すら感じてしまう。そんな良多のちぐはぐさを、阿部は「人間味として捉えて演じた」という。「良多にとって、息子の真悟は、愛おしくて仕方がない存在。彼がいるから、響子と繋がっているという希望もあって、良多は懸命に父親になろうとする。子どもといるときには無駄にいろんなことを話している姿が温かくて、『可愛いな、この男』って思いました、すごく泣けました。でも、まさか是枝さんの作品の中で親のお金を盗もうとする男を演じるとは思いませんでしたけど(笑)」。一方で真木は、それを女性目線で語ってくれた。「良多のことは嫌いになって別れたわけではなくて、良多が家庭に向かなかっただけなんですよね。響子にとって息子の真悟は、当たり前にすごく大切だと思います。けれど、それだけでなくて、これから先一緒に生活をしていかなければいけない、という母親としての覚悟は強くあると思うし、そのために将来を選択するという行動は女性らしいなと思います」。また、良多と響子のかすがいである真悟(吉澤)の純朴な表情も映画の要だ。「子役に台本を渡さずに現場で指示をする」という是枝監督の演出方法は、今作でも用いられた。「監督の作品は、やっぱり子どもの表情が魅力。私自身も笑ったり泣いたり、深く共感できました。いろんな想いが詰まっている素晴らしい作品に自分が出演していることがすごく光栄です」(真木)「彼(吉澤)からしたら、すごい役者の大人たちが出ているんだけど、負けていない。それどころか、映像を見たら、真悟の心が大人たちを見守っているかのようでした」(阿部)“なりたかった大人”になれなかった大人たちの、深く温かい物語がいよいよ公開となる。『海よりもまだ深く』5月21日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:小杉由布子
2016年05月19日興行収入45億円を突破した大ヒット映画『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』のブルーレイ&DVDが7月20日(水)に発売されることが決定し、主演の小栗旬がコメントを寄せた。その他の画像石井あゆみの人気コミックを原作に、2014年にドラマ化された『信長協奏曲』は、戦国時代にタイムスリップした歴史音痴の高校生・サブローが、戦乱の世を生き抜いていく姿を描いた時代劇。自分と顔がそっくりな信長と出会い、史実を知らないまま“織田信長”として桶狭間、上洛、金ヶ崎、浅井朝倉との戦い…と歴史通りのことを成し、ついに安土城を完成させたサブロー(小栗)。映画は、池田恒興(向井理)をはじめとする家臣や、妻・帰蝶(柴咲コウ)からの信頼を勝ち得たサブローと、彼を怨んで暗殺の機を窺う秀吉(山田孝之)や、彼に嫉妬する本物の信長・明智光秀(小栗)らの思惑が交錯した末に起こる事件“本能寺の変”をメインに、サブローの行末が描かれる。小栗は「一家に1枚。その時代に思いを馳せる。それこそ、タイムスリップするしか本当を知ることが出来ない時を想像し、家族皆で日本人の歴史を語らってみる。そんなことが起きてくれる入口になってくれるかも?なファンタジー。是非。」とコメントを寄せている。『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』ブルーレイ&DVD 7月20日(水)発売<ブルーレイ>スペシャル・エディショ:7600円+税スタンダード・エディション:4700円+税<DVD>スペシャル・エディション:5700円+税スタンダード・エディション:3800円+税発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン
2016年05月19日『凶悪』の白石和彌監督と綾野剛がタッグを組む映画『日本で一番悪い奴ら』が、第15回ニューヨーク・アジア映画祭のオープニング作品に決定し、主演の綾野が同映画祭のライジング・スター賞を受賞することが発表になった。白石監督と綾野は、ニューヨークのリンカーン・センターで行われる同映画祭に参加する予定だ。その他の画像ニューヨーク・アジア映画祭は、リンカーン・センター映画協会とSubway Cinemaが主催する北米有数のアジア映画祭で、現地時間6月22日(水)から7月9日(土)まで開催される。白石監督はオープニング上映に、綾野は授賞式に参加する予定だという。ライジング・スター賞は、これからの世界的な活躍を期待する俳優に贈られる賞で、日本からは過去に、2011年に山田孝之、2012年に長澤まさみ、2014年に二階堂ふみ、2015年に染谷将太らが受賞している。『日本で一番悪い奴ら』は、実際の事件を基に、警察官でありながら、仲間たちとあらゆる悪事に手を染めていく主人公の姿を描いたクライム・エンタテインメント。本作で綾野は“正義の味方、悪を絶つ”の信念をもちながらも、警察によるやらせ逮捕やおとり捜査、拳銃購入や覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に加担していく北海道警察の刑事・諸星要一の26年間を演じている。同映画祭のディレクター、サミュエル・ジャミエール氏は「綾野さんの妥協のない演技が、本年のライジング・スター賞の授賞の決め手」と説明。「綾野さんがこれまで演じてきたすべての役柄に、自制と無謀が共存した今作が加わることで、彼のキャリアが完成したといえます」とコメントし、本作を「組織的権力の中心にはびこる腐敗を妥協することなく描写した壮絶な主人公の半生は、深作欣二の『仁義なき戦い』のような往年の傑作を想起させます」と絶賛。「このような生々しいエネルギーをスクリーンに呼び戻してくれる作品と俳優を発見できたことにワクワクする気持ちが止まりません」と語っている。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年05月18日湊かなえのベストセラー小説を、本田翼と山本美月の出演で映画化する『少女』に、注目の若手女優の佐藤玲(さとうりょう)が出演することが発表になった。佐藤が演じるのは、主人公の由紀と敦子の学校に転校してくる謎に満ちた少女・紫織で、三島有紀子監督は佐藤の演技力の高さに驚き、紫織のシーンを増やしたという。『少女』/その他の画像本作は、高校2年生の桜井由紀と草野敦子が、“人が死ぬ瞬間を見たい”という想いにとらわれ、自らの願望をかなえるために行動する姿を描いたミステリー。紫織はふたりが通う学校の転校生で、自殺した親友の死体を見たと語ったり、されてもいない痴漢行為で相手を脅してお金を巻き上げる謎の少女だ。三島有紀子監督は、紫織役は「自己顕示欲が強く、非常にクレバーで、肌感覚で感じ取る事の出来る感度の良さを持ち合わせていなければ」ならないと考えていたが、思うような俳優が見つからず、何度もオーディションを重ねたという。そこにやってきたのが、佐藤だった。監督は「ひとたび声を発するとその声はお腹に響き、言葉が確実に心に届きました。そして、指の先まで繊細なお芝居をされ、目はギラギラと渇望に満ちていました。この時、『見つけた』と思ったのです」と振り返る。佐藤は、さいたまネクスト・シアターに所属していた時代に、先ごろこの世を去った演出家・蜷川幸雄の舞台『日の浦姫物語』の娘役に抜擢されデビューを果たし、映画『色あせてカラフル』やドラマ『表参道高校合唱部!』、サランラップや大江戸温泉物語のCMに出演。マーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙 Silence』への出演も決定している実力派女優だ。三島監督は「現場での集中力と根性も素晴らしく、紫織のシーンを増やしました。佐藤さんに紫織を演じてもらい本当によかったと心から思います。主演のふたりにも、演技の刺激を受けてもらいたく、彼女と接するように仕向けました」とコメント。愛らしいルックスと、多くの演出家が注目する演技力を兼ね備えた佐藤に今後、さらに注目が集まることになりそうだ。『少女』10月8日(土) 全国ロードショー
2016年05月18日松本光司の人気マンガを白石隼也、鈴木亮平のW主演でドラマ化した『彼岸島』の劇場版が、『彼岸島 デラックス』というタイトルで10月15日(土)より公開されることが決定し、ポスタービジュアルと特報映像が公開になった。特報映像2013年に放送されたドラマ『彼岸島』は、白石と鈴木が兄弟役を演じ、吸血鬼に支配された孤島で、仲間を救うべく、いつ襲われるかわからない恐怖と絶望感に打ち勝ち、脱出を試みるサバイバル・ホラー。映画はその名の通り、恐怖描写やスリル、アクションシーンなどをスケールアップさせた“デラックス”版になるという。ドラマの総監修は、三池崇史が務めたが、映画は、『藁の楯わらのたて』『逆転裁判』などで三池監督のもとで助監督を務めた渡辺武がメガホンを執る。原作はシリーズ化されており、『彼岸島』(全33巻)、『彼岸島 最後の47日間』(全16巻)、『彼岸島 兄貴編』(全1巻)、そして『彼岸島 48日後…』(既刊6巻)はヤングマガジンで連載中だ。映画は『彼岸島』(全33巻)の中盤で描かれる宮本明(白石隼也)と宮本篤(鈴木亮平)の兄弟対決をメインに、なぜふたりが闘うことになるのか、その理由が描かれる。また原作に登場する、吸血鬼が突然変異した“邪鬼”(おに)と呼ばれる巨大モンスターは、最新のCG技術で表情や筋肉の動きなど、細部にまでこだわって再現されるといい、特報映像には、最強の邪鬼とも言われる“姫”と呼ばれる敵が一瞬だけ登場する。ポスタービジュアルは、原作に1万回以上登場する主人公たちの息づかいを表現した擬音にちなんで、作者・松本氏によって書き描き下ろされたさまざま「ハァハァ」が散りばめられている。『彼岸島 デラックス』10月15日(土)新宿ピカデリー他にて全国ロードショー
2016年05月18日『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』の神山健治監督の新作映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の主人公・森川ココネの声を高畑充希が演じることが発表になり、特報映像が公開になった。特報映像映画は、岡山県倉敷で自動車整備工をしている父とふたりで暮らしている高校生・森川ココネが主人公。東京オリンピックを2日後に控えた日から物語が始まり、どこでも昼寝をしては怒られているココネは、いつも同じ夢を見ていることに気づき、彼女の知らなかったココネの家族の秘密が明らかになっていく。ココネを演じる高畑は「声優はこれまで2度やらせていただいたことがあるのですが、表情は自分じゃないのでとても難しいです。私は自分の声はクセが強いように感じているので、声優としてオファーを受けた時は嬉しかった半面『私でいいんだろうか』とも思いました。でも、神山監督が丁寧にキャラクターを伝えてくださったので、できるだけ監督のイメージに合うように、何度でもトライしたいと思います」とコメント。特報映像に登場するココネは岡山弁で話しており、高畑は「方言は難しいですね。岡山の方が聞いても違和感がない音を目指したいです」と語っている。本作は、『猫の恩返し』の森川聡子がキャラクター原案を、コヤマシゲトが“ハーツ”のデザイン原案を、『東のエデン』の佐々木敦子が作画監督を担当。IGポートグループのシグナル・エムディが制作を手がける。『ひるね姫~知らないワタシの物語~』2017年 全国ロードショー
2016年05月17日「ぴあ」調査による2016年5月13日、14日のぴあ映画初日満足度ランキングは、パンティを被ったヒーローの活躍を描くアクション・コメディの続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』がトップに輝いた。2位に名プロデューサー・川村元気の同名小説を佐藤健主演で映画化した『世界から猫が消えたなら』、3位に困窮する宿場町を救うため立ち上がった町人の奮闘を描く時代劇『殿、利息でござる!』が入った。その他の写真1位の『HK/変態仮面…』は、2013年に公開されスマッシュヒットを記録した福田雄一監督作『HK 変態仮面』の第2弾。主演の鈴木亮平、ヒロイン役の清水富美加らに加え、ヒロインに思いを寄せる同級生役で柳楽優弥が参戦している。出口調査では「前作も観た」という観客が多く、「今回も期待を上回る良作」「特撮やCG、アクション、何より変態仮面自身がパワーアップしていて楽しめた」「戦闘シーンの腰や足首の動きのキレ、吠える声など、演技がすごくよかった」などの感想が寄せられた。物語は、主人公・色丞狂介(鈴木)が、パンティを被ることで人間の潜在能力を開花させた“変態仮面”となり、新たな悪に立ち向かっていくが、鈴木は今回、前作よりも体を一回り大きく鍛え上げたという。さらに社交ダンスにも通い、これまでにないアクションにも挑んだそうで、観客からは「変態なんだけどかっこいい!」「肉体美もアクションもよかった」「変態仮面のボディがさらに鍛え上げられていた」「どうやったらあんな体作れるんだろうと隅々まで見てしまった」と大好評だった。昨今、様々な“ヒーロー映画”がある中で、本作は“パンティを被って強くなる”という異色のヒーロー映画だが、観客は「良くも悪くもばかばかしく期待通り」「頭をからっぽにして楽しめる」「笑ってスカッとしたい人におすすめ」「悪役も昔ながらの本当にどうしようもない悪者。深く考えなくてもただただ楽しめる」「こういうヒーロー映画があってもいいと思う」とコメントしている。(本ランキングは、5/13(金)、14(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』公開中
2016年05月16日惣領冬実の大ヒットコミック『MARS』を原作にしたテレビドラマの劇場版『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』の完成披露試写会が5月12日に、都内で行われ、ダブル主演の藤ヶ谷太輔と窪田正孝、共演する飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友、メガホンをとった耶雲哉治監督が出席した。完成披露試写会その他の写真藤ヶ谷演じる零、窪田演じる牧生、飯豊まりえ演じるキラの高校生3人を中心に、ピュアで残酷な恋模様が展開する。ドラマには、窪田が藤ヶ谷に人工呼吸するシーンがあり、「いろんなアングルから撮影するので、計30回くらいキスしましたよ」(藤ヶ谷)、「太輔のくちびるの柔らかは僕しか知らない!」(窪田)。ふたりの怪しげなやりとりに、駆けつけた女性ファンは黄色い悲鳴をあげていた。ふたりの共演は3回目で、藤ヶ谷は「会わない間にいろいろな経験をしていて、それが背中からにじみ出ている」と俳優としての窪田の成長ぶりにしみじみ。一方、窪田は「普段はアーティスト活動もしているから、役者とは違う感性をもっている。その点が零にリンクしている」と藤ヶ谷の魅力を語った。耶雲監督は「単なるラブストーリーではなく、(原作がもつ)ハードな面を引き立てるため、残酷なほど美しい映像を目指した」とコメント。藤ヶ谷と窪田が、それぞれ涙を流すシーンについて「こんな切なく美しい涙があるんだと…。撮影中はカットを忘れるし、編集していても手が止まる。そのせいで、映画の完成が遅れてしまった(笑)」とダブル主演を務め上げた人気俳優にほれぼれしていた。『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』6月18日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年05月12日『凶悪』の白石和彌監督と、綾野剛がタッグを組む『日本で一番悪い奴ら』の場面写真が公開になった。本作は、警察官でありながら、仲間たちとあらゆる悪事に手を染めていく主人公の姿を描いた作品で、タイトル通り“悪い奴ら”が集まりながら、どこか青春映画のような爽やかさがある画像が集まっている。『日本で一番悪い奴ら』/新画像が解禁本作は、北海道警察に勤務する警部が覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受け、警察による“やらせ捜査”や“銃刀法違反偽証”などの不祥事が発覚した実話を描いた稲葉圭昭の著書『恥さらし』を映画化するもの。綾野が“黒い警部”の異名をもつ男・諸星を演じ、中村獅童、YOUNG DAIS、デニスの植野行雄、ピエール瀧らが出演する。このほど公開になったのは、綾野演じる諸星と、“S(エス)”と呼ばれる情報提供者たちが、わいわいと騒ぎながら即席のマトに向かって拳銃を撃って遊ぶ場面や、警察署内と思われる場所で諸星たちがもみ合いになる場面など全6点。『凶悪』にも出演したピエール瀧の“悪い横顔”がおさめられた画像も登場する。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年05月12日