「身動ぎ」って「みうごぎ」?普段使い慣れている漢字でも、送り仮名が少し変わるだけで読めなくなることもありますよね。今回は「身動ぎ」のような難読漢字を4つご紹介。いくつ読めるか確認してみて。(1)「乃至」「のいた」と読みたくなってしまう「乃至」。なんて読む漢字だと思いますか?これは普段の生活の中でも比較的耳にすることが多い言葉です。正解は「ないし」と読みますよ。数量などを示すときに、上下の限界を述べて間を省略するのに使います。一般的には、「あるいは」「または」などの意味合いで使われるイメージですが、法律用語としては「~から~まで」になるようです。(2)「芥子」「芥川賞」でおなじみの「芥」ですが、この場合は「あくたし」ではありませんよ!「芥子」は「けし」と読みます。「芥子」とは5月ごろに花を咲かせる植物の名前です。なんとなく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。紫や白、紅などの花が咲きますよ。薬用としても知られている植物で、よく知られている「モルヒネ」の原料となっている麻薬でもあり、日本では法律で栽培が禁止されているんだとか。「ケシ」はほかにも「罌粟」という漢字で表されることもありますよ。(3)「案山子」「案山子」は「あんざんこ」「あんやまこ」などという読みが浮かびますが、実はまったく違うんです。これは「かかし」と読みますよ。かかしと聞くと、田んぼや畑の中に立っている人形を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そう!実はそのかかしの漢字なんです。漢字からはなかなか想像できませんよね。(4)「身動ぎ」最後は冒頭でご紹介した「身動ぎ」です。これは「みうごぎ」ではなく「みじろぎ」ですよ。これが正しく読めた人はかなりすごい!「身動ぎ」は漢字の通り、体をすこし動かすことを意味しています。普段は「みうごき」と言ってしまうことがほとんどだと思いますが、こんな言葉もあると知っておくといいかもしれませんね…!難読漢字、いくつ読めた?今回は「乃至=ないし」「芥子=けし」「案山子=かかし」「身動ぎ=みじろぎ」この4つの漢字をご紹介しました。どれも難しいですが、これを機にぜひ覚えてみてくださいね。"
2021年06月24日みなさんは、「拱く」の読み方が分かりますか?わからない人は要チェック♪今回ご紹介する難読漢字は、大人なら知っておきたいものを集めました。「拱く」を読むことができた人も、ほかの3つを読むことができるかチェックしてみてくださいね。(1)「仄聞」「仄聞」は、「そくぶん」と読むのが正解です!「仄聞(そくぶん)」とは、”ちらっと聞くこと”や”うわさに聞くこと”という意味になります。主に人から聞いたことに対して使われることが多いです。たとえば、うわさで聞いたことを話題に出すときの、「うわさで聞いたところによると」という言い回しがありますよね。そのときに、「仄聞(そくぶん)したところによると」という使い方ができます。(2)「科白」「科白」は、「せりふ」と読むのが正解です!「科白(せりふ)」とは、”劇などの登場人物が発する言葉のこと”で、劇などで役者が声に出している言葉や、漫画などでふきだしに書かれている文字を指します。現代では「セリフ」とカタカナで表記することが多く、漢字でも「台詞(せりふ)」が使われていることが多いです。「科白」と「台詞」のふたつの漢字表記は、どちらも中国語が由来になっています。(3)「参差」「参差」は、「しんし」と読むのが正解です!「参差(しんし)」とは、”高さや長さが異なってそろわないこと”や、”互いに入り混じるさま”という意味になります。現代ではあまり使われることがない言葉で、昭和初期頃までの小説などを読んでいると、「参差(しんし)」という言葉に出会うことがあるかもしれません。(4)「拱く」「拱く」は、「こまねく」と読むのが正解です!「拱く(こまねく)」とは、”腕組みをする”ことや、”何もしないで傍観する”ことです。もともとは「拱く」と書いて「こまぬく」と読む言葉で、これが音変化したのが「こまねく」です。どちらも同じ意味で使うことができる言葉です。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した漢字はどれも難しいものばかりでしたが、大人なら覚えておきたい漢字を集めています。読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。意味も一緒にチェックすることで、難読漢字でも覚えやすくなりますよ。"
2021年06月24日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「母衣」という漢字は、なんと読むかわかりますか?「ははごろも」ではありませんよ。「土竜」「太占」「向日葵」いくつ読めるか挑戦してみてください。土竜=もぐら「土竜」は「もぐら」と読みます。モグラ科の哺乳類で、体長は約15cm。一生のほとんどを地中で過ごし、目は退化して小さく視力はほとんどありません。大きな手と鋭い爪を持ち、地中にトンネルを掘り巣を作ります。トンネルの中には、食糧貯蔵庫・水飲み場・休憩室・避難所などがあるのだそう。「土」を掘ったあとのトンネルが「竜」のように見えるのが、「土竜」の由来です。太占=ふとまに「太占」は「ふとまに」と読みます。古代の日本で行われた占いの一種で、雄鹿(おじか)の肩甲骨(けんこうこつ)を使用します。ウワミズザクラの古名「波波迦(ははか)」の樹皮を炭火にしたもので雄鹿の肩甲骨を熱し、骨の表面に出る割れ目の模様で占います。鹿の骨を使うことから、「鹿占(しかうら)」とも呼ばれています。向日葵=ひまわり「向日葵」は「ひまわり」と読みます。キク科の一年草の植物。花が太陽を追うように動くことが「向日葵」の由来で、英語では太陽の花を意味する「サンフラワー」、フランス語では太陽を意味する「ソレイユ」と呼ばれています。向日葵の性質にちなんで、「私はあなただけ見つめている」という素敵な花言葉があります。漢字は漢名の「向日葵(こうじつき)」に由来。昔は「日廻り」と表記していたそうですよ。母衣=ほろ「母衣」は「ほろ」と読みます。武士の道具のひとつで、甲冑(かっちゅう)の補助武具。兜や鎧の背に布を張って、風で風船のように膨らませ、後方からの矢や投石を防御します。「母衣」は誰でも着用できるというわけではなく、戦国時代には「母衣」の着用が許された人たちの集団を「母衣衆」と称しました。難読漢字いくつ読めた?「土竜」「太占」「向日葵」「母衣」4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「母衣」は「ほろ」と読み、武士の道具のひとつということがわかりました。普段使うことは少ないかもしれませんが、いい機会なのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月24日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「鮇」という漢字は、なんと読むかわかりますか?今回は魚と両生類に関する漢字です。「鯢」「鰘」「鰱」いくつ読めるか、ぜひ挑戦してください。鮇=いわな「鮇」は「いわな」と読みます。サケ目サケ科イワナ属の魚。分類上ではイワナ属の一種に「鮇」という和名がつけられていますが、一般的にはカラフトイワナと呼ばれている「オショロコマ」も含め、広義の「鮇」として扱われています。九州地方では「エノハ」、山陰地方では「ゴギ・タンブリ」、和歌山県では「キリクチ」など、地方によって呼び方が異なります。「鮇」以外に、「岩魚」「嘉魚」「(魚へんに岩)」と表記することもあります。鯢=さんしょううお「鯢」は「さんしょううお」と読みます。「鯢」は、カエルやイモリと同じ両生類の仲間です。泳ぐ姿が魚に似ていて、ヌルヌルとした手触りがドジョウに似ていることから、「ウオ」と名付けられています。古くは「椒魚(はじかみいお)」と呼ばれ、「鯢」以外に「山椒魚」と表記することもあります。体に「山椒(さんしょう)」に似た香りがある種がいることが、「山椒魚」の由来。世界最大の両生類のひとつであるオオサンショウウオは、国の特別天然記念物に指定されています。鰘=むろあじ「鰘」は「むろあじ」と読みます。スズキ目アジ科の海水魚の一種で、外洋に面した沿岸部や島周辺に生息する魚です。真あじより血合肉が多く脂肪分が少ないことから、干物にされることが多く、有名なのが伊豆諸島で作られる「くさや」です。くさやに使う「くさや液」を「魚室(むろ)」と読んでいたことが、「むろあじ」の由来と考えられています。鰱=たなご「鰱」は「たなご」と読みます。淡水魚の一種で、銀色にきらめくうろこが美しく、丸みを帯びた体のフォルムがかわいいことから、ペットとしても人気の魚です。ほかの魚との違いは、繁殖する際に二枚貝を産卵床とすることです。産卵期になると、綺麗な虹色の婚姻色に変化するのも「鰱」の特徴です。難読漢字いくつ読めた?魚と両生類に関する難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「鮇」は「いわな」と読むことがわかりました。日常的に使うことは少ないと思いますが、知っていると役立つのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月24日社会人なら知っておきたい難読漢字を4つご紹介します。「行灯」という漢字は、なんと読むかわかりますか?ヒントは、照明器具を意味する言葉です。「等閑」「胡座」「巽」いくつ読めるか挑戦してみてください。等閑=なおざり「等閑」は「なおざり」と読みます。「いいかげん・おろそか・真剣でない」という意味があり、「等閑な練習態度」このような使い方をします。「等閑」のもともとの意味は、「たいして気にとめない」でしたが、転じて「本気でない・いいかげん」という意味になったのだそう。「等閑」と書いて「とうかん」と読むこともあるので、合わせて覚えておいてくださいね。胡座=あぐら「胡座」は「あぐら」と読みます。両膝を左右に開いた状態で、体の前で両足首を交差させる座り方のひとつ。「胡」とは古代中国の北方・西方民族のことで、そこから伝わった座り方なので「胡坐」と呼ばれるようになりました。江戸時代以前の日本では、「胡坐」が男性の正式な座り方だったのだそう。「あ」は「足」、「くら」は高く設けられた場所の意味で、身分の高い人の座席や腰掛けなどを「あぐら」と呼んでいたことに由来します。のんきに何の努力もしないことの例えとして、「胡座をかく」と表現します。行灯=あんどん「行灯」は「あんどん」と読みます。照明器具のひとつで、ロウソクや油脂を燃料として炎を発します。持ち運びできるタイプ、室内に置くタイプ、壁掛けタイプなど、様々な形状があります。もともとは手にさげて持ち運んでいたため、「行灯」の文字があてられたのだそう。これを唐音読みしたのが「あんどん」です。行灯をより持ち運びやすくした「提灯(ちょうちん)」の登場後は、固定して使うものを「行灯」、携帯用を「提灯」と区別するようになりました。巽=たつみ「巽」は「たつみ」と読みます。辰(たつ)と巳(み)の中間であることから、「南東」「南東から吹く強い風」を意味します。江戸城の東南方向にあることから、江戸(東京)深川遊里を指す言葉でもあります。名字の「巽」さんは、全国に11,300人ほど存在していて、大阪府や奈良県を中心に兵庫県・京都府・和歌山県などに分布しています。あなたはいくつ読めた?社会人なら知っておきたい難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「行灯」は「あんどん」と読み、昔の照明器具のひとつということがわかりました。知っていると役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月24日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「斜向い」って、なんと読むかわかりますか?「ななめむかい」ではありませんよ。「踞る」「畏まる」「貶める」いくつ読めるか挑戦してみてください。斜向い=はすむかい「斜向い」は「はすむかい」と読みます。文字通り、斜め前・正面の隣を意味する言葉で「斜向いに座る」このような使い方をします。送り仮名は「斜向い」「斜向かい」どちらも正しいですが、「斜向かい」と表記することが多いようです。京都や大阪を中心とした、一部地域の方言では「はすかい」と言われているそう。同音の「斜交い」は、「ななめ」「ななめに交わる」という意味があります。踞る=うずくまる「踞る」は「うずくまる」と読みます。「膝を曲げて腰を落として低い姿勢をとる」という意味があり、「獣が物陰に踞る」このような使い方をします。「踞」は音読みで「キョ・コ」訓読みで「うずくま(る)・おご(る)」と読みます。畏まる=かしこまる「畏まる」は「かしこまる」と読みます。「慎んだ態度をとる」という意味があり、身分が高い人や目上の人に対してとる言動を表す言葉です。「畏」には「おそれ敬う」という意味があり「畏まりました」という尊敬語には、「あなたのおっしゃることを大事に受け止めました」という意味が含まれています。「畏まる」は「正座する」や「堅苦しい」という意味もあり、そのような姿勢や姿を「畏まった態度」と表現します。貶める=おとしめる「貶める」は「おとしめる」と読みます。「軽蔑する・みさげる・落とす・下落させる」という意味があり、相手が劣っていることをバカにしたり、落ちぶれさせることを表現するときに使う言葉です。笑い者にするという意味の「嘲笑(ちょうしょう)」や「傷つける」が類語で、「相手を貶めるような話し方をする」このような使い方をします。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「斜向い」は「はすむかい」と読み、斜め前を意味する言葉ということがわかりました。知っておくと役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「寧ろ」という漢字は、なんと読むかわかりますか?「ねいろ」ではありませんよ。「惚惚」「咸く」「蓬莱」いくつ読めるか挑戦してみてください。寧ろ=むしろ「寧ろ」は「むしろ」と読みます。ふたつを比べて「あれよりこれを選ぶ・そう言うよりこう言った方がいい」という意味があり、「外出するより寧ろ家で過ごしたい」このような使い方をします。「寧ろ」は漢文でも用いられ、「どちらかといえば○○の方が望ましい」という意味があります。「むしろ」とひらがな表記するケースが多いですが、漢字ではこう書くと覚えておくといいですね。惚惚=ほれぼれ「惚惚」は「ほれぼれ」と読みます。「魂を奪われたようにぼうっとする・うっとりする」という意味があり、「必死に頑張る姿に惚惚する」このような使い方をします。「惚れ惚れ」と表記するのが一般的で、「惚惚」は「ほけほけ」と読むこともあります。「恍恍惚惚(こうこうこつこつ)」という四文字熟語は、「うっとりしている様子・我を忘れてぼうっとしている様子」を表します。咸く=ことごとく「咸く」は「ことごとく」と読みます。「すべて・残らずみんな」という意味があり、「咸く失敗に終わった」このような使い方をします。「ことごとく」は「咸く」以外に、「悉く」「尽く」「畢く」と表記することもありますが、一般的に使われているのは「悉く」です。蓬莱=ほうらい「蓬莱」は「ほうらい」と読みます。不老不死の仙人が住むという古代中国の伝説の山で、東方の三神山のひとつです。日本では浦島伝説のひとつ「丹後国風土記」に、「蓬山」と書いて「とこよのくに」と読む用語が記されているそう。「蓬莱」は全国に2,000人ほど存在する名字でもあり、兵庫県を中心に大阪府や神奈川県などに分布しています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「寧ろ」は「むしろ」と読み、「ふたつを比べてこちらの方がいい」ということを表現するときに使う言葉です。知っておくと役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「畦」って、なんと読むかわかりますか?ヒントは、田んぼでよく見られる光景です。「伯耆」「虞」「蒙昧」いくつ読めるか挑戦してみてください。畦=あぜ「畦」は「あぜ」と読みます。稲作農業において、田と田を区切った境界を意味する言葉です。田んぼに注いだ水が外に漏れないように、まわりを囲った盛り土部分のことで、「畦畔(けいはん)」とも呼ばれています。「畔」も「あぜ」と読み、似たような意味を持ちますが「畔」は、田と田をふたつに分けるという意味があります。ちなみに、田と田の間の細い道は、「畦道(あぜみち)」や「畷(なわて)」と言います。伯耆=ほうき「伯耆」は「ほうき」と読みます。現代の都道府県制となる前の「令制国(りょうせいこく)」のひとつで、現在の鳥取県中部・西部にあたる地域を指します。由来ははっきりわかっていませんが、「箒神(ほうきがみ)」に由来しているのではないかと言われています。現在も「伯耆」がついた地名が残っていて、中でも有名なのは、大山(だいせん)がまるで富士山のように見えることから名付けられた「伯耆富士(ほうきふじ)」です。虞=おそれ「虞」は「おそれ」と読みます。「悪いことが起こるのではないかという心配」という意味があり、「土砂崩れが起こる虞がある」このような使い方をします。「虞」は「虎の頭」と、「おそれる」という意味がある「かぶりものとして踊り狂う」という象形文字から成り立っています。そこから「心配」や「おそれる」を表す漢字として用いられています。「恐れ」や「怖れ」と違う点は、「恐怖」という意味合いが含まれていないことです。蒙昧=もうまい「蒙昧」は「もうまい」と読み、「知識が低く道理に暗いこと」を意味する言葉です。「無知蒙昧(むちもうまい)」という四文字熟語がありますが、これは「知識や学問がなく、愚かな様子」を表します。「蒙昧」は本来「暗い」という意味があり、何も見えない様子から「道理が理解できない」という意味になったと言われています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「畦」は「あぜ」と読み、田と田の境目を意味する言葉ということがわかりました。知っておくと役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「下総」って、なんと読むかわかりますか?「かそう」ではありませんよ。「周防」「豊後」「但馬」いくつ読めるか挑戦してみてください。下総=しもうさ「下総」は「しもうさ」と読みます。現代の都道府県制となる前の「令制国(りょうせいこく)」のひとつで、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域を指します。古くは「之毛豆不佐(しもつふさ)」と呼ばれていたのが転訛して、「しもうさ」や「しもふさ」になったと言われています。「下総」は、「しもうさ」「しもふさ」どちらの読み方も使われています。周防=すおう「周防」は「すおう」と読みます。令制国のひとつで、現在の山口県東部にあたる地域を指します。7世紀に「周芳国」ができ、7世紀末に「周防国」に改称されました。もとは「すはう」と呼ばれていたのが転訛して「すおう」になった、中盆地を形成した地形を「窄む(すぼむ)」と表現し、読み方が転訛して「すおう」になったなど、語源は諸説あります。豊後=ぶんご「豊後」は「ぶんご」と読みます。令制国のひとつで、現在の大分県にあたる地域を指します。7世紀末に「豊国(とよのくに)」を、「豊前国(ぶぜんのくに)」「豊後国(ぶんごのくに)」に分割。豊後国は、平安時代まで和名で「とよくにのみちのしり」と呼ばれていたのだそう。ちなみに「大分」は、景行(けいこう)天皇がこの地にきたとき、「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきた)と名づくべし」としたことに由来するといわれています。但馬=たじま「但馬」は「たじま」と読みます。令制国のひとつで、現在の兵庫県北部にあたる地域を指します。古事記には「多遅麻国」と記載され、古くは「たぢま」と表記されていました。地名の由来ははっきりわかっていませんが、「谷間」などが語源で「たじま」、九州の「田島(たしま)」からの移住者が多かったからなど、諸説あります。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「下総」は、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域で、「しもふさ」や「しもうさ」と読むことがわかりました。日常的にはあまり使わない漢字ですが、知っておくと役立つのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「本望」って、なんと読むかわかりますか?「ほんぼう」ではありませんよ。「荏胡麻」「韋駄天」「和泉」いくつ読めるか挑戦してみてください。荏胡麻=えごま「荏胡麻」は「えごま」と読みます。シソ科の一年草で、東南アジア原産とされる植物です。日本ではゴマよりも古くから利用されていて、縄文時代には食用加工されていたと考えられています。古名・漢名は「荏(え)」。食べると十年長生きできるといういわれから、地方名は「ジュウネン」と呼ばれています。本望=ほんもう「本望」は「ほんもう」と読み、「本来の望み・もとから抱いている志」という意味があります。簡単な願いではなく、元から抱いている望みを叶えて満足であることを表現する言葉で、「○○なら本望だ」「本望を遂げる」このような形で使います。「ほんぼう」と読み間違えやすいので、注意してくださいね。韋駄天=いだてん「韋駄天」は「いだてん」と読みます。もともとヒンドゥー教の神様(シヴァ神の子・スタンダ)が仏教に取り入れられ、仏法の守護神となったものを意味します。足が速い鬼「捷疾鬼(しょうしつき )」が仏舎利(ぶっしゃり)を盗んで逃げた際、韋駄天が追いかけて取り戻したという言い伝えから、韋駄天は足の速い神・盗難除けの神として知られています。「俊足の代名詞」とされているため、陸上選手を取り上げた大河ドラマで、「いだてん」というタイトルが選ばれたと考えられています。和泉=いずみ「和泉」は「いずみ」と読みます。旧国名のひとつで「五畿(ごき)」に属し、現在の大阪府南部にある地域名です。元は「泉」のひと文字だったそうですが、奈良時代に「国名はすべてふた文字に統一する」という法律ができ、「縁起のよい漢字を入れる」というルールも決められました。その際「平和な泉の国が続きますように」という願いを込めて「和泉」に国名を変えたと言われています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「本望」は「ほんぼう」ではなく、「ほんもう」と読むということがわかりました。日常的に使う言葉もあるので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「汗衫」って、なんと読むかわかりますか?「かんさい」ではありませんよ。「放埒」「唐箕」「焙煎」いくつ読めるか挑戦してみてください。汗衫=かざみ「汗衫」は「かざみ」と読みます。汗を吸い取る薄い肌着を意味する言葉で、元々は「かんさん」と呼ばれていました。平安時代に入ると「かざみ」と呼ばれるようになり、貴族階級の官女や童子などが着用する、初夏の表着のことを意味する言葉になったのだそう。夏用には肩の部分が開いていて、甚平(じんべい)のように紐を通して着る「ゆだち」タイプと、袖括り(そでくくり)のあるタイプが存在します。放埒=ほうらつ「放埒」は「ほうらつ」と読みます。大きく分けると2つの意味があり、1つ目の「勝手気ままに振る舞うこと」という意味のときは、「彼の放埓な振舞いに我慢ができない」このような使い方をします。2つ目の「道理や法から外れている」という意味のときは、「放埓なことをする人とは関わりたくない」このように表現します。唐箕=とうみ「唐箕」は「とうみ」と読みます。臼(うす)などでもみ殻を外した後、風力を起こして穀物を選別する農具の一種です。中国で開発されて日本に伝わったといわれています。東日本型と西日本型があるほか、地域によっても形態が異なります。「箕(み)」の原料である竹は、昔から不思議なパワーを秘めている植物とされ、縁起物として飾り物としても愛用されていたそうです。焙煎=ばいせん「焙煎」は「ばいせん」と読みます。油や水を使わない加熱プロセスのひとつで、乾煎り(からいり)やローストと同じ意味を持つ言葉です。「焙煎」は水分を飛ばしたり、消化しやすい性質に変えるために行う工程で、焙煎したコーヒー豆からはコーヒー、カカオ豆からはチョコレート、ピーナッツからはピーナッツバターが作られます。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「汗衫」は「かざみ」と読み、官女や童子などの初夏の表着のことを意味する言葉ということがわかりました。普段使うことは少ないかもしれませんが、いい機会ですのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月22日みなさんは、「雪崩」の読み方がわかりますか?今回は、なかなか読めない難読漢字を4つ集めました♪4つのうちいくつ読むことができるでしょうか?「雪崩」を読めなかった人も、「雪崩」の答え&ほかの3つの漢字もチェックしてみてください。(1)「統帥」「統帥」は、「とうすい」と読むのが正解です!「統帥(とうすい)」とは、”全員をまとめひきいること・統率すること”という意味です。”統率”と同じ意味の言葉ですが、「統帥(とうすい)」は軍における指揮にのみ使える言葉になっています。なので、クラスや社員を統率することは「統帥(とうすい)」するとは言わないので注意してください。(2)「雪崩」「雪崩」は、「なだれ」と読むのが正解です!「雪崩(なだれ)」とは、山などの斜面に降り積もった雪が重力によってなだれ落ちることです。自然現象のひとつである「雪崩(なだれ)」にはいろいろな種類があり、雪の湿り具合や形態などによって分類されています。雪が多く降る地域では雪崩警報が発表されることがあるので、読めなかった人もテレビなどで見たことがある漢字なのではないでしょうか。(3)「城砦」「城砦」は、「じょうさい」と読むのが正解です!「城砦(じょうさい)」とは、”都市や町の一角に建てられた要塞”のことです。主に都市にいるリーダーや武力集団を守るために建てられるもので、「城砦(じょうさい)」にリーダーの家を兼ねることもあります。世界の有名な「城砦(じょうさい)」には、バルセロナの「シウタデリャ」やシリアの「アレッポ城」などがあります。(4)「無聊」「無聊」は、「ぶりょう」と読むのが正解です!「無聊(ぶりょう)」とは、”退屈なこと”や、”心が楽しまないこと”、”気になることがあって気が晴れないこと”という意味です。「無聊(ぶりょう)をかこつ」という言い回しがあり、これは”することがなく手持ち無沙汰で退屈”という意味になります。また、そのような状態を嘆いているときにも使える言い回しです。読める漢字はありましたか?今回ご紹介したのはどれも難易度が高い漢字ばかりなので、ひとつでも読めた人はすごいです!読めなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月22日みなさんは、「微か」の読み方が分かりますか?「びか」と読むのは間違いで、そう読んでしまった人は要注意!正しくこれを読めなかった人でも、きっと日常会話で使ったことがある言葉ですよ♪それでは、「微か」を含めた難読漢字を4つご紹介していきます。(1)「拭う」「拭う」は、「ぬぐう」と読むのが正解です!「拭う(ぬぐう)」とは、”拭いて綺麗にする”や、”汚点などを除き去る、消し去る”という意味です。たとえば、出てきた汗や涙などを拭くことを「汗を拭う(ぬぐう)」や「涙を拭う(ぬぐう)」と言うことができます。また、失敗などでついてしまった悪評を消し去ることを、「悪評を拭う(ぬぐう)」と表現できます。(2)「微か」「微か」は、「かすか」と読むのが正解です!「微か(かすか)」とは、”やっと感じ取れる程度の、はっきりとは認められないさま”や、”生活ぶりなどが弱々しいさま”という意味です。前者の意味では、よく覚えていない記憶を「微か(かすか)な記憶」と言ったり、少しだけ聞こえる音のことを「微か(かすか)な音」と言ったりすることができます。後者の意味では、収入が少なく細々とした生活のことを「微か(かすか)な生活」と言うことができます。(3)「貢ぐ」「貢ぐ」は、「みつぐ」と読むのが正解です!「貢ぐ(みつぐ)」とは、”金品を与えて助ける”や、”金品を献上する”という意味です。たとえば、対象のアーティストにお金をたくさん使うことを「貢ぐ(みつぐ)」と表現することがあります。「(金品を与える・献上する対象)に貢ぐ」という言い方ができます。(4)「仄か」「仄か」は、「ほのか」と読むのが正解です!「仄か(ほのか)」とは、”わずかにそれとわかるさま”のことで、先にご紹介した「微か(かすか)」という意味がある言葉です。また、”心や意識がぼんやりとしているさま”や、”量や程度がわずかなさま”という意味があります。ぼんやりとしているのが心や意識である場合は、こちらを使った方がニュアンスが出ます。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した漢字はどれも難読でしたが、みなさんも日常会話で使ったことがあるものが多かったのではないでしょうか。読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月22日みなさんは、「勤行」の読み方がわかりますか?「きんこう」と読んでしまった人は、それは間違いなので正しい読み方をチェックしてください♪今回は、難読漢字を全部で4つご紹介します。読める漢字があるかどうか、ぜひ挑戦してみてくださいね。(1)「勤行」「勤行」は、「ごんぎょう」と読むのが正解です!「勤行(ごんぎょう)」とは、仏像などの前で定期的にお経を唱えたり礼拝したりする宗教の儀式のひとつで、いろいろな宗教で行われています。この儀式である「勤行(ごんぎょう)」は、「お勤め」と呼ばれることもあります。また、”勤め励むこと”という意味で使われる場合もあります。(2)「適う」「適う」は、「かなう」と読むのが正解です!「適う(かなう)」とは、”条件や基準などに当てはまる”という意味です。「理に適っている(かなっている)」という使い方をされることが多く、これは理(理屈)に当てはまっていることを意味します。また、「かなう」には「叶う」や「敵う」という漢字表記もありますが、これらはそれぞれ意味が異なります。(3)「払底」「払底」は、「ふってい」と読むのが正解です!「払底(ふってい)」とは、”すっかりなくなること”、”乏しくなること”という意味で、またはそのさまを表します。たとえば、お金がすっかりなくなってしまったことを「お金が払底(ふってい)してしまった」と表現することができます。この「払底(ふってい)」は、入れ物の底を払うという意味からきています。(4)「煩瑣」「煩瑣」は、「はんさ」と読むのが正解です!「煩瑣(はんさ)」とは、”こまごまとしていて、わずらわしいこと”という意味になります。また、そのさまを表すときにも使うことができます。たとえば、とても細かく煩わしいやり取りのことを「煩瑣(はんさ)なやり取り」と表現することができます。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した漢字は、どれもなかなか読めない難易度の高いものばかりでした。それでも現代で使われている言葉なので、知っていると役に立つときがきっときます。読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月22日みなさんは、「妄執」の読み方がわかりますか?「もうしつ」と読んでしまった人は、それは間違いなので正解をチェックしてください!今回は「妄執」を含めた難読漢字を、全部で4つご紹介していきます。みなさんには読むことができるでしょうか?(1)「妄執」「妄執」は、「もうしゅう」と読むのが正解です!「妄執(もうしゅう)」は仏教の用語のひとつで、”心の迷いによって、ある特定の考えに執着する”という意味の言葉です。または、そのような状態になっていることを指します。そのような状態になってしまっていることを、「妄執(もうしゅう)に取り憑かれる」と表現することができます。古くでは、「もうじゅう」とも言われていました。(2)「厭う」「厭う」は、「いとう」と読むのが正解です!「厭う(いとう)」とは、”嫌って避ける、嫌がる”や、”かばう、いたわる”という意味の言葉です。たとえば、成功するために嫌な苦労も避けずに頑張ることを、「成功するためには苦労を厭わない(いとわない)」と表現することができます。”かばう、いたわる”という意味では、健康に対して使われることが多いです。(3)「絡げる」「絡げる」は、「からげる」と読むのが正解です!「絡げる(からげる)」とは、”縄や紐などでくくる”や、”衣服の一部をまくり上げ、帯などに挟む”という意味の言葉です。たとえば、荷物を紐でくくることを「荷物を絡げる(からげる)」と表現することができます。「からげる」の漢字表記には「絡げる」のほかにも「紮げる」がありますが、こちらは現代ではほとんど使われていない漢字です。(4)「風靡」「風靡」は、「ふうび」と読むのが正解です!「風靡(ふうび)」とは、”風が草木をなびかせるように、なびき従わせる”ことです。よく使われる言い回しで、「一世を風靡(ふうび)する」という言葉があります。これは、広い範囲の草木をなびかせるように、あるとき(一世)に大流行するという意味になっています。たとえば、とても有名になって大流行したアーティストのことを、「一世を風靡(ふうび)したアーティスト」と表現することができます。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した難読漢字は、どれも難易度が高いものばかりでした。その中からひとつでも読むことができた人はすごいです♪読めなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月22日みなさんは、「安芸」の読み方がわかりますか?今回ご紹介する「安芸」を含めた難読漢字4選は、日本の歴史にまつわるものになっています。大人なら日本の歴史をしっかり知っておきたいですよね♪そのためにも、この難読漢字をチェックしてみてください!(1)「上総」「上総」は、「かずさ」と読むのが正解です!「上総(かずさ)」とは、「上総国(かずさのくに)」といってかつて日本の地方行政区分だった、東海道に属する令制国のひとつです。もともとは「かみつふさ」と言われていて、それが音変化して「かずさ」になったと言われています。総国が上と下にわかれて成立し、その上が「上総(かずさ)」となりました。(2)「安芸」「安芸」は、「あき」と読むのが正解です!「安芸(あき)」とは、「安芸国(あきのくに)」という令制国のひとつで、山陽道に属しています。そしてこの「安芸国(あきのくに)」が由来となり、「安芸(あき)」という名前が付けられた旧日本海軍の戦艦があります。現代では、広島の「安芸区(あきく)」や「安芸郡(あきぐん)」、高知の「安芸市(あきし)」や「安芸郡(あきぐん)」など、土地の名前になっています。(3)「豊前」「豊前」は、「ぶぜん」と読むのが正解です!「豊前(ぶぜん)」とは、西海道に属する令制国のことです。豊国(とよのくに)を分割して成立し、「豊前(ぶぜん)」と「豊後(ぶんご)」のふたつが設けられたとされています。また、現代では九州にある市の名前になっていて、「豊前市(ぶぜんし)」として福岡県の東部に位置しています。(4)「長門」「長門」は、「ながと」と読むのが正解です!「長門(ながと)」とは、山陽道に属する令制国のことです。令制国の「長門国(ながとのくに)」が由来となって名付けられた「長門(ながと)」という旧日本海軍の戦艦がとても有名で、旧日本海軍の象徴として長期にわたり親しまれていました。現代では、山口県に「長門市(ながとし)」という地名があります。読める漢字はありましたか?歴史が得意な人なら全部読むことができたかもしれませんね。今回ご紹介した漢字は大人なら知っておきたいものばかりなので、読めなかった漢字は覚えてみてくださいね。"
2021年06月21日みなさんは、「鯲」の読み方がわかりますか?魚偏の漢字は、難読なものが多いことで知られています。そこで今回は、魚偏にフォーカスを当てて難読漢字をご紹介します♪4つご紹介するので、何個読むことができるか挑戦してみてください!(1)「鯲」「鯲」は、「どじょう」と読むのが正解です!「鯲(どじょう)」とは、日本の固有亜種である淡水魚の名前で、細長く筒型の体型をしているのが特徴です。全国的に広く生息している魚で、水田や湿地などに多く見られます。「鯲(どじょう)」は食用としても利用されていて、中国や台湾などにも生息し、東アジア地域でも食用として利用されています。(2)「鱆」「鱆」は、「たこ」と読むのが正解です!「鱆(たこ)」とは、丸い頭に8本の足があり、足にたくさんの吸盤を持っている軟体動物です。「たこ」の漢字表記はさまざまなものがあり、一般的に使われているのは「蛸」という漢字です。そのほかにも、「章魚」や「八爪魚」、「八帯魚」という漢字表記があります。食用としても愛されていて、お刺身やお寿司、たこ焼き、明石焼きの具材として使用されます。ほかにも、煮たり焼いたりさまざまな料理に使われています。(3)「鱈」「鱈」は、「たら」と読むのが正解です!「鱈(たら)」とは、タラ亜科に属する魚類の総称です。日本では、北日本沿岸に生息しています。一般的に「鱈(たら)」は、「マダラ」という種類を指していることがほとんどです。「鱈(たら)」は冷たい海に、大きな群れで生息しています。食用としても愛されている魚で、鍋料理から揚げ物、かまぼこやソーセージなど幅広い料理に使われています。(4)「鱩」「鱩」は、「はたはた」と読むのが正解です!「鱩(はたはた)」とはハタハタ科の魚類の総称で、北日本の海で多く見られます。魚偏に雷と書く「鱩(はたはた)」は、秋田地方では「かみなりうお」と呼ばれています。「鱩(はたはた)」は冬が漁期で、この季節によく雷が鳴ることが呼び名の由来となっています。「はたはた」は、「鱩」のほかに「鰰」と書くこともできます。読める漢字はありましたか?とても難易度が高い難読漢字ばかりでしたが、みなさんは何個読むことができたでしょうか。読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月21日みなさんは、「摩る」の読み方がわかりますか?今回は、難読漢字を4つ集めてみました。どれもとても難しいものばかりなので、ひとつでも読むことができたらすごいです♪みなさんは読むことができるでしょうか。早速挑戦してみてくださいね。(1)「摩る」「摩る」は、「する」または「さする」と読むのが正解です!「する」という読み方では、”物にほかの物を強く当てて動かす(こする)”ことや、”ギャンブルなどでお金を使ってなくす”という意味です。「さする」という読み方では、”手のひらなどで、体や物の表面を繰り返し軽くこする”という意味になります。読み方によって若干意味が異なるので、使う際は注意しましょう。(2)「忍辱」「忍辱」は、「にんにく」と読むのが正解です!「忍辱(にんにく)」は仏教の用語のひとつで、”恥を耐え忍んで心を動かさない”ことです。食べ物の「にんにく」ではないので、間違わないようにしてください♪仏教では「忍辱(にんにく)」と言われていますが、一般的に使われている言葉で言うと「忍耐(にんたい)」にあたります。(3)「打打発止」「打打発止」は、「ちょうちょうはっし」と読むのが正解です!「打打発止(ちょうちょうはっし)」は四字熟語で、”激しい音をたてて、互いにうち合うさま”を表します。また、その激しくうち合うという意味から、”激しく議論をするさま”という意味もあります。「打打」が物同士を何度もぶつける音を表していて、「発止」が硬い物が激しくぶつかり合う音を表しています。(4)「半蔀」「半蔀」は、「はじとみ」と読むのが正解です!「半蔀(はじとみ)」とは、平安時代以降の日本で建築に使われていた”蔀戸(しとみど)”のことです。その”蔀戸”の中でも、上半分を外側に吊り上げ、下半分を嵌め込んでいるもののことを「半蔀(はじとみ)」と言います。また、能の演目にも「半蔀(はじとみ)」という題のものがあります。読める漢字はありましたか?動作を表すものから四字熟語まで、幅広いジャンルの中から難読漢字をお届けしました。読める漢字はあったでしょうか。読めなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月21日みなさんは、「藺草」の読み方がわかりますか?難しい漢字ですが、みなさんも絶対に触れたことがあるものを表しています。今回は、「藺草」を含めた難読漢字を4つご紹介します!読むことができるかどうか、トライしてみてくださいね。(1)「橄欖」「橄欖」は、「オリーブ」と読むのが正解です!「橄欖(オリーブ)」とは、ピクルスやオイルなどの食用として利用されている植物です。実は、「橄欖」は「かんらん」と読むことができ、こちらも別の植物の名前なんです。「オリーブ」と「かんらん」という植物は、果実を食べたり種をオイルにしたりと、その利用方法がとても似ています。そのことから、「オリーブ」にも「かんらん」の漢字表記である「橄欖」が使われることがあるんです。(2)「海鷂魚」「海鷂魚」は、「エイ」と読むのが正解です!「海鷂魚(エイ)」は、板鰓亜綱に属する軟骨魚類の中で鰓裂が体の下に開くものの総称です。平べったい体型をしていて、水族館などでも人気のある魚のひとつですよね。食用としても利用されている魚で、その中でもとくにお酒のおつまみとして「エイヒレ」が人気です。(3)「藺草」「藺草」は、「いぐさ」と読むのが正解です!「藺草(いぐさ)」とは、畳を作るために使われている植物です。「いぐさ」は「藺草」という漢字のほかに、「イ草」と表記されることもあります。また、「トウシンソウ」という別名もあります。一般的に「藺草(いぐさ)」と呼ばれることが多いですが、標準和名では、「藺(い)」という一文字なんです。(4)「鱸」「鱸」は、「すずき」と読むのが正解です!「鱸(すずき)」は、成長とともに名前が変わる出世魚のひとつです。とても大きく肉食の「鱸(すずき)」は、釣り魚としても人気が高い種類です。幼魚のときは「こっぱ」、20cmから30cmくらいのときは「せいご」、40cmから60cmくらいのときは「ふっこ」、それ以上のものを「すずき」と呼びます。ですが、それぞれ地域によって異なるので、統一して決められたものはありません。読める漢字はありましたか?どれも難読なものばかりだったので、ひとつでも読むことができた人はすごいです!読めなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月21日みなさんは、「大角豆」の読み方が分かりますか?「おおかどまめ」と読むのは、もちろん間違いです♪今回は、難読漢字を4つご紹介します。どれも難易度が高いものばかりなので、ひとつでも読むことができた人はすごいです…!(1)「大角豆」「大角豆」は、「ささげ」と読むのが正解です!「大角豆(ささげ)」とは、豆の種類のひとつです。アフリカが原産の植物で、「大角豆(ささげ)」と一言に言っても多くの種類があり、日本で知られているのは赤褐色の豆です。ほかにも、白や黒、紫などのいろいろな色の「大角豆(ささげ)」があります。南米では繁栄と幸運を呼ぶ植物とされていて、正月に食べられているのだとか。(2)「鴎」「鴎」は、「かもめ」と読むのが正解です!「鴎(かもめ)」とは、全体的に白色で背中が青灰色、黄色いくちばしが特徴の鳥です。海の近くに生息している鳥で、海という言葉を聞くとセットで連想されるような存在ですよね。「鴎」という漢字は、鳴き声を当て字にしたことが由来となっています。また、「鴎(かもめ)」は英語で「mew gull」と呼ばれることがありますが、そちらも鳴き声を由来としてつけられています。(3)「土筆」「土筆」は、「つくし」と読むのが正解です!「土筆(つくし)」とは、春の山菜として親しまれている植物です。「土筆(つくし)」は「すぎな」という植物から出てくる胞子茎で、春先になると土から「土筆(つくし)」が顔を出します。成長するまで「袴」と呼ばれるもので覆われていて、その姿が「筆」に似ていることが漢字の由来となっています。(4)「蝦虎魚」「蝦虎魚」は、「はぜ」と読むのが正解です。「蝦虎魚(はぜ)」とは、ハゼ科の魚に対する総称です。食用や釣り魚として親しまれていて、多くのものが20センチ以下の大きさです。「蝦虎魚(はぜ)」はハゼ科の総称ではありますが、「まはぜ」という種類を指していることが多いです。読める漢字はありましたか?植物の名前や動物の名前になると、一気に難読レベルが上がりますよね。読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月21日みなさんは、「凡て」の読み方がわかりますか?なかなか読めない難読漢字ですが、きっとみなさんも日常会話で使っている言葉です!今回ご紹介する漢字は、どれも大人なら知っておきたいものばかり。正しく読むことができるか、早速挑戦してみてくださいね♪(1)「独活」「独活」は、「うど」と読むのが正解です!「独活(うど)」とは、山菜や野菜として馴染みのある植物のことです。古くは「うどろ」と呼ばれていて、それが省略されて「うど」になったのではないかという説があります。市場に出回っているものは人工栽培されているものがほとんどで、野生の「独活(うど)」は「やまうど」と言われることがあります。いろいろな料理で親しまれている野菜なので、みなさんも食べたことがあるかもしれませんね。(2)「啄木鳥」「啄木鳥」は、「きつつき」と読むのが正解です!「啄木鳥(きつつき)」は鳥の名前で、木を突いて穴を開けたり、くちばしで木を叩いて求愛したりすることで知られています。その木を叩く音から「きつつき」という名前がついたという説がありますが、はっきりとはわかっていません。「啄木鳥(きつつき)」は、古語の「けら」という名前で呼ばれることもあります。(3)「太占」「太占」は、「ふとまに」と読むのが正解です!「太占(ふとまに)」とは、古くの日本で行われていた占いのひとつです。雄ジカの肩甲骨を樹皮で焼いて、焼いた後に骨の表面に出る模様で吉凶を判断する占いです。鹿の骨を使って占うので、「鹿占(しかうら)」と呼ばれることもあります。また、現代ではほとんど行われていない占いですが、東京都と群馬県にある神社では今でも行われているようです。(4)「凡て」「凡て」は、「すべて」と読むのが正解です!「凡て(すべて)」とは、”どれもこれも”や”みな全部”という意味です。普段日常会話で使われている「全て」と同じ意味です。今ではほとんど使われていない漢字表記ですが、いつも使っている「全て」と同じように使うことができる言葉です。「凡て」のほかにも、「総て」と表記することができます。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した難読漢字を、みなさんはいくつ読むことができましたか?読むことができなかった漢字は、ぜひ覚えてみてくださいね。"
2021年06月20日普段から使っている漢字でも、中には大人になっても読めないような難読漢字がありますよね。そこで今回は、みなさんに難読漢字を4つご紹介します。どれも大人なら知っておきたいものばかりなので、早速みなさんもチェックしてみてくださいね♪(1)「似非」「似非」は、「えせ」と読むのが正解です!「似非(えせ)」とは、”似てはいるが本物ではない”や”にせもの”という意味です。または、”つまらない”や”とるにたりない”という意味もあります。使い方は、名詞の前に「似非(えせ)」と付けます。たとえば、「似てはいるけれども本物ではないもの」のことを、「似非(えせ)〇〇」と表現することができます。(2)「苟且」「苟且」は、「かりそめ」と読むのが正解です!「苟且(かりそめ)」とは、”一時的なこと”や”ちょっとしたこと”、”いいかげんなこと”という意味です。たとえば、完全ではない一時的な処置のことを、「苟且(かりそめ)の処置」と表現することができます。「苟且」の読み方は「こうしょ」と読むこともでき、「こうしょ」と読む場合でも、意味は「かりそめ」と読むときと同じです。(3)「編纂」「編纂」は、「へんさん」と読むのが正解です!「編纂(へんさん)」とは、”多くの文献や原稿などの材料を集め、それをもとに整理・加筆して書物にまとめること”です。書物を作るために材料を集め内容をまとめることを、「書物を編纂(へんさん)する」と表現することができます。(4)「疎ら」「疎ら」は、「まばら」と読むのが正解です!「疎ら(まばら)」とは、”物が少なく、隙間が空いているさま”という意味や、”順序だっておらず、ばらばらであるさま”という意味があります。たとえば、あまり本を置いておらず隙間のある本棚のことを、「疎ら(まばら)な本棚」と表現することができます。ばらばらという意味では、一色の色を塗ろうとしたときに、一色にならずにばらばらの色になることを、「色が疎ら(まばら)になった」と表現することができます。読める漢字はありましたか?みなさんは、今回ご紹介した漢字を読むことができましたか?どれも大人なら知っておきたい漢字ばかりなので、読めなかった漢字は覚えてみてくださいね。"
2021年06月20日みなさんは、「交名」の読み方がわかりますか?「こうめい」と読んでしまいそうですが、その読み方は間違いなんです!今回はみなさんに、難読漢字を4つご紹介します。いくつ読むことができるか、ぜひ挑戦してみてくださいね。(1)「胡座」「胡座」は、「あぐら」と読むのが正解です!「胡座(あぐら)」は座り方のひとつで、両膝を左右に開いて、体の前で両足首を組んで座る座り方のことです。「胡」は古代中国の北方・西方の民族の呼び名のことで、その「胡」から伝わった座り方なので「胡座」と書きます。日本人にとっても、古くは一般的で正式な座り方でした。「胡座(あぐら)」で座ることを、「胡座(あぐら)をかく」と言います。(2)「矯める」「矯める」は、「ためる」と読むのが正解です。「矯める(ためる)」とは、”曲がっているものを伸ばしたり曲げたりして形を整える”や、”曲げてある形を作る”こと、”悪い性質や癖などをなおす、矯正する”という意味があります。たとえば、悪い癖をなおすことを、「悪い癖を矯める(ためる)」と表現することができます。ほかにも、”本当のことをいつわる”ことや、”狙いをつける”という意味もあります。(3)「哩」「哩」は、「マイル」と読むのが正解です!訓読みで「マイル」と読む「哩」は、漢字自体に「マイル」という意味があります。「哩(マイル)」は長さの単位で、1マイルで約1.6キロメートルになります。主に陸上の長さを計測するときに使用される単位で、「哩(マイル)」の中にも”国際マイル”や”法定マイル”など、数種類のものがあります。(4)「交名」「交名」は、「きょうみょう」と読むのが正解です!「交名(きょうみょう)」とは、儀式や歌会、宿番などで文書に人名を書き連ねること、またはその文書のことです。また、実名に対する通称を指すこともあります。「交名(きょうみょう)」は略称で、”交名注文(きょうみょうちゅうもん)”や”交名折紙(きょうみょうおりがみ)”などが正式な名称とされています。また、「散状(さんじょう)」と呼ばれることもあります。読める漢字はありましたか?今回ご紹介した難読漢字を、みなさんはいくつ読むことができましたか?読むことができなかった漢字は、これを機に覚えてみてくださいね。"
2021年06月20日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「燥ぐ」という漢字は、なんと読むか分かりますか?ヒントは騒ぐ様子を表す言葉です。「素麺」「独楽」「河豚」いくつ読めるか挑戦してみてください。素麺=そうめん「素麺」は「そうめん」と読みます。小麦を原料とした乾麺の一種で、主に日本や東アジアで食べられています。日本へは中国から伝来したと言われていて、室町時代の文献には「索麺(さうめん)」という名前で記載されているのだそう。「索」は「縄をなう」という意味があり、小麦粉を練って細長く引き伸ばした素麺の製法が由来と考えられています。「さうめん」が転訛して「そうめん」になり、「素」には麺の白さが表されています。独楽=こま「独楽」は「こま」と読みます。円盤や円錐形の銅に、軸を中心として回転させながら遊ぶ伝統的なおもちゃのひとつ。古くは「こまつぶり」「こまつくり」「つむぐり」、円形を意味する「つぶり」などと呼ばれていました。古代朝鮮の「高麗(こま)」から伝来したのが語源で、「こまつぶり」の「つぶり」が省略されて「こま」と呼ばれるようになったと言われています。「独楽」は本来、「独りで楽しむ」という意味がある漢字です。河豚=ふぐ「河豚」は「ふぐ」と読みます。フグ目フグ科の魚の総称で、敵を威嚇するために体を膨らませるのが特徴です。中国では河川にも生息する「メフグ」が親しまれていたことと、膨れた姿が「豚」に見えることが、「河豚」の漢字が当てられた理由と言われています。下関では「ふく」大阪では「てっぽう」長崎では「がんば」など、地域によっていろいろな呼び名があります。燥ぐ=はしゃぐ「燥ぐ」は「はしゃぐ」と読みます。「調子にのってふざける・さわぐ」という意味があり、「子どものように燥ぐ」このような使い方をします。「乾燥」の「燥」が使われている通り、「燥ぐ」には本来「乾燥する」という意味があります。「乾く」の対義語「湿る」は、「気分が沈む・気が滅入る」という意味に派生することから、「乾く」を意味する「燥ぐ」は、騒ぐ・ふざけるといった意味になったのだそうです。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「燥ぐ」は「はしゃぐ」と読み、騒いだりふざけたりする意味があるということが分かりました。ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月20日大人なら知っておきたい難読漢字を4つご紹介します。「法る」という漢字は、なんと読むか分かりますか?「ほうる」ではありませんよ。「直会」「反故」「所以」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。直会=なおらい「直会」は「なおらい」と読みます。神社における祭祀の最後に、神前に供えた神酒(みき)や供え物を下げて行われる宴会のことを意味します。本来は神事を構成する行事で、神霊が召し上がったものを頂くことで、神霊との結びつきを強くすると考えられています。「なおらい」は「直り合い(なほりあひ)」を意味し、祭祀から平時に直る(もどる)ことが語源とされています。反故=ほご「反故」は「ほご」と読みます。「紙を無駄にする」という意味と、「約束をなかったことにする・物事を無駄にする」という意味があります。「反故」は漢語で、「反=裏返す」「故=使用済みの紙」を意味します。紙が貴重品とされていた昔は、裏面も使用していました。そのため書き損じの紙を「反故」と呼びそれが転じて、無駄になったものや不要になったものも、「反故」と呼ぶようになったと言われています。所以=ゆえん「所以」は「ゆえん」と読みます。「そうである理由・根拠」という意味があり、「トップであり続ける所以は…」このような使い方をします。もともとは「ゆえに」という言葉が変化したもので、「このような理由で」「それがこうだったため」ということを表現したいときに使います。「所以」という漢字表記は、中国語から来ています。漢文の訓読をする際に、本来は「もって~するところ」と読むところを、慣用的に「~するゆえん」と読むようになったのが由来なんだそうです。法る=のっとる「法る」は「のっとる」と読みます。「基準として従う・手本とする」という意味があり、選手宣誓でおなじみのフレーズ「スポーツマンシップに法り…」このような使い方をします。「法る」よりも「則る」と表記するのが一般的で、「則(のりと)る」の音変化が語源と言われています。あなたはいくつ読めた?大人なら知っておきたい難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「法る」は「のっとる」と読み、ルールに従うという意味を持つ漢字ということが分かりました。日常会話やビジネスシーンで使う漢字なので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月20日大人なら知っておきたい!難読漢字を4つご紹介します。「除目」という漢字は、なんと読むかわかりますか?「じょもく」でも間違いではありませんが、ほかにも読み方があるんです。「黄昏」「出納」「漸次」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。黄昏=たそがれ「黄昏」は「たそがれ」と読みます。薄暗くなった夕暮れを意味する言葉で、「たそがれどき」の略語です。そこから転じて、「物事が終わりに近づき衰えがみえるころ」という比喩的な表現としても使われています。「たそがれ」の語源は、「誰そ彼」です。薄暗くなり顔の判別がつかなくなる頃、というところからきています。「黄昏」は当て字で、本来は「こうこん」と読むのだそう。出納=すいとう「出納」は「すいとう」と読みます。支出と収入、出し入れという意味があり「出納帳を確認する」このような使い方をします。平安時代に、寺院や役所で品物の出し入れを役職とした者のことを、「出納」と読んでいたのが由来です。昭和初期頃くらいまで「しゅつのう」と読んでいましたが、現在は「すいとう」と読むのが一般的です。漸次=ぜんじ「漸次」は「ぜんじ」と読みます。「次第に・だんだんと・徐々に」という意味があり、少しずつ増えることを「漸次増加する」このように表現します。「漸」は「少しずつ変わる」「次」は続くという意味があり、時間の移り変わりと共に物事が変化していく様子を表します。「暫時(ざんじ)」と似ていますが、「暫時」は「しばらくの間・少しだけ」という意味で、それほど時間がかからないことを表します。除目=じもく「除目」は「じもく」と読みます。平安時代の中期以降に行われた、大臣以外の諸官職を任命する宮中の年中行事のことです。任命の儀式は春と秋にあり、それぞれ「春の除目」「秋の除目」と言います。「じもく」以外に「じょもく」と読むこともあるので、合わせて覚えておいてくださいね。あなたはいくつ読めた?大人なら知っておきたい難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「除目」は「じもく」と読み、宮中の年中行事のひとつということがわかりました。今回ご紹介した漢字の中には、ビジネスシーンや日常会話でよく使う言葉もあるので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月20日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「赤茄子」って、なんと読むかわかりますか?今回はすべて野菜に関する漢字です。「苦瓜」「糵」「青梗菜」いくつ読めるか、ぜひ挑戦してみてください。苦瓜=ゴーヤ「苦瓜」は「ゴーヤ」と読みます。ウリ科の植物で、標準和名は「ツルレイシ」生物学では「ニガウリ」、一般的には「ゴーヤ(ゴーヤー)」と呼ばれています。日本へは中国から渡来し、沖縄・南九州地方で多く栽培されています。「苦瓜」の由来は諸説ありますが、中国語で「苦瓜(クーグア)」と呼ばれていたのが、転訛したのではないかと言われています。赤茄子=トマト「赤茄子」は「アカナス」と読み、「トマト」を意味する漢字です。トマトは「赤茄子」以外にも、「蕃茄(ばんか)」「珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)」など複数の別名を持ち、明治後期に日本に渡来した野菜です。熊本の伝統野菜で、細長い形が特徴の「赤茄子」はナスの一種なので、間違えないように気をつけてくださいね。糵=モヤシ「糵」は「モヤシ」と読みます。穀類や豆類の種子を、人為的に発芽させた新芽を指します。米偏と草冠、(つちくれ)、辛(しん)の4つで成り立つ「糵」は、「こうじ」「げつ」とも読み、もともとは穀類などの種子を発芽させたものの総称として使われていました。「糵」以外に、芽を出させることを意味する「萌やし」と表記することもあるので、合わせて覚えておいてくださいね。青梗菜=チンゲンサイ「青梗菜」は「チンゲンサイ」と読みます。中国野菜のひとつで、和名は「体菜(タイサイ)」白軸のものは「白菜(パクチョイ)」と呼ばれています。「青梗菜」の語源は、中国読みした「チンゴンツァイ」に由来します。「梗」は茎や軸の意味があり、青々とした見た目から「青梗菜」と名付けられたと言われています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「赤茄子」は「トマト」を指す漢字ということがわかりました。普段よく食べる野菜も、漢字表記になると読むのが難しかったのではないでしょうか。知っていると役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月19日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「野老山」って、なんと読むかわかりますか?「のろうやま」ではありませんよ。今回はすべて名字に関する漢字です。「田米開」「楽々浦」「母良田」いくつ読めるか挑戦してみてください。野老山=ところやま「野老山」は「ところやま」と読みます。高知県高岡郡越知町にある地名で、全国に180人ほど存在する名字でもあります。東海道に属する伊賀国(いがのくに)、上野天満宮の神官であった野口氏が称したことに由来します。野口氏が高知県に移ったことから、現在野老山さんが1番多い地域は高知県となっています。語源は、祈る山・墓などがある聖山・山芋がある山など諸説あります。田米開=ためがい「田米開」は「ためがい」と読みます。全国に150人ほど存在する珍しい名字で、田米開さんが1番多い地域は栃木県です。栃木県足利市に由来しており、江戸時代ごろ粟谷町では、本来農業の開墾に近い意味を持つ、草分けで農業に従事していたと伝えられています。「田部井」と同じ起源をもつとも考えられています。楽々浦=ささうら「楽々浦」は「ささうら」と読みます。全国に10人ほどしか存在しない希少な名字で、楽々浦さんが1番多い地域は静岡県です。現在の兵庫県、山陰道に属する「但馬国(たじまのくに)」城崎郡楽々浦がルーツとも言われている伝統的な名字です。本来「浦」は内海を表しますが、楽々浦の「浦」は「裏」という意味があるのだそう。母良田=ほろた「母良田」は「ほろた」と読みます。全国に200人ほど存在する名字で、母良田さんが1番多い地域は青森県です。十和田市に90人ほど、中野区・青森市・八戸市・上北郡東北町にそれぞれ10人ほど存在します。詳しい起源はわかっていませんが、福島県・宮城県・岩手県・青森県、この4県を含む「陸奥国(むつのくに)」がルーツと言われているそうです。「ほろた」以外に「ほらた」と読むこともあるので、合わせて覚えておいてくださいね。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「野老山」は「ところやま」と読み、高知県に多く存在する名字ということがわかりました。想像ができないほど、読み方が難しい名字もあったのではないでしょうか。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月19日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「甘橙」って、なんと読むかわかりますか?「かんだいだい」ではありませんよ。今回は、すべてフルーツに関する漢字です。「支那猿梨」「麝香猫果」「八朔」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。甘橙=オレンジ「甘橙」は「オレンジ」と読みます。インドのアッサム地方が原産の柑橘類で、和名は「アマダイダイ」。みかん類の果実は主に「橙(だいだい)」と呼ばれていますが、オレンジはその中でも甘い果実をつけることから、「甘橙」と呼ばれるようになりました。西アジアでは「甘橙」を蒸留した、「オレンジフラワーウォーター」が香料として使われています。支那猿梨=キウイ「支那猿梨」は「キウイ」と読みます。またたび科の果物で、原産地は中国。中国では古くから自生している「支那猿梨」を日本では「さるなし」と呼び、キウイは「獼猴桃」と表記するのが一般的です。猿が好んで食べる果物または、梨と間違えて食べる果物が「支那猿梨」の由来と言われています。麝香猫果=ドリアン「麝香猫果」は「ドリアン」と読みます。「麝香猫果」は中国語で、種名の「zibethinus」はイタリア語の「Zibetto」からきているのだそう。「麝香猫果」は熟すと強烈なにおいがするのが特徴で、「Zibetto」には「麝香猫(じゃこうねこ)」が発する強い香水、「麝香」という意味があります。インドネシアなどでは「果物の王様」と呼ばれているそう。「麝香猫果」以外に、「榴連」と表記することもあるので、合わせて覚えておいてくださいね。八朔=はっさく「八朔」は「はっさく」と読みます。日本原産の柑橘類で、和歌山県は八朔の一大産地として知られています。「八朔」は陰暦の8月1日を表し、その頃から食べられていると伝えられたのが名前の由来です。冬に収穫し、1〜2か月冷暗所で熟成させた後に出荷されるので、実際の食べごろは1月中旬〜4月下旬です。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「甘橙」は、「オレンジ」と読むことがわかりました。よく食べているフルーツも漢字表記になると、読むのが難しいですよね。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月19日読めたらすごい!難読漢字をご紹介します。「九十三」って、なんと読むかわかりますか?今回はすべて名字に関する漢字です。「五百蔵」「得可主」「木庭袋」いくつ読めるか、ぜひ挑戦してみてくださいね。五百蔵=いおろい「五百蔵」は「いおろい」と読みます。戦国時代の武家のひとつを由来とし、現在1,300人ほど存在する名字です。兵庫県南西部にある神戸市西区神出町五百蔵や、高知県香美市香北町五百蔵がルーツと言われています。五百蔵さんは兵庫県に1番多く、高知県、大阪府、東京都が続きます。得可主=えべしゅ「得可主」は「えべしゅ」と読みます。全国に50人ほどしか存在しない珍しい名字です。「恵比寿(えびす)」や「戎(えびす)」と関連があり、信仰や神社、商売に関する意味が由来と言われています。得可主さんが多い地域は宮城県で、東松島市に約20人、遠田郡湧谷町(わくやちょう)・岩沼市・大崎市・宮城郡松島町に約10名ずつ存在します。木庭袋=きばくら「木庭袋」は「きばくら」と読みます。全国に10人ほどしか存在しない、とても希少な名字です。福島県・宮城県・岩手県・青森県を含む4県で成り立つ、かつて存在した「陸奥国(むつのくに)」がルーツ。青森県西部に位置する津軽の豪族からきている名字で、木庭袋さんは青森県だけに存在しています。「木と庭と袋状の土地」という意味もあると言われています。九十三=つくみ「九十三」は「つくみ」と読みます。上記でご紹介した「木庭袋さん」と同じく、全国に10人ほどしか存在しないかなり珍しい名字です。ルーツは定かではありませんが、「九十九(つくも)」という名字から派生したという説があります。九十三さんが多い地域は北海道で、札幌市手稲(ていね)区・釧路市・茅部郡森町(かやべぐんもりまち)などに分布しています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「九十三」は「つくみ」と読み、北海道に存在するとても珍しい名字ということがわかりました。漢字だけでは想像するのが難しく、読めなかった人も多かったのではないでしょうか。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月19日