戸塚純貴が日本各地の純喫茶に迷い込む、「孤独のグルメ」のスタッフによる新感覚☆ドラマ形式のグルメガイド番組「純喫茶に恋をして」が、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにてスタートすることが決定。全8話制作予定、毎週1話ずつ3月まで放送される。かつてどの街にも存在した、レトロでかわいい喫茶店。戸塚さんが、売れない漫画家で妄想家のアラサー男子・烏山純平に扮し、彼が日本各地の純喫茶迷い込み、そこで様々なドラマが起こる――。番組では、お店の魅力を伝えながら、ドラマのストーリーの中で看板メニューを紹介。初回に純平が訪れるのは、本の街・神保町で60年以上愛される老舗の喫茶店「さぼうる」。第2話以降では、五反田の「トゥジュール デビュテ」や阿佐ヶ谷の「gion」など雰囲気のあるお店ばかりが登場予定だ。台本を覚えるときなど、普段から純喫茶に行くという戸塚さんは「今回の番組で名店を紹介する形で携われるというのが本当に嬉しいです。色んなお店に行けると思うので、そのお店のよさ、持っている個性をそのまま皆さんにお伝えしたいと思います」と出演への喜びと意気込みを語っている。「純喫茶に恋をして」は2月8日(土)10時30分~フジテレビTWO ドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartにて放送・配信開始。(cinemacafe.net)
2020年01月17日「週末喫茶部」第6回目の今回は、いつもとはちょっと構成を変え、“美味しいケーキ”が食べられる喫茶店(一部、ケーキのテイクアウトができるお店も)4件をご紹介。どのお店も、都内のお馴染みの神社や寺院の付近にあるので、初詣をはじめ、参拝の帰りに立ち寄れたらいいなあなんて思いながら選びました。ただ、足を運ぶ前には、各店の年末年始の営業情報も要チェックです。“絶品ケーキ”、食べに行こう。1. TIESat 湯島天満宮今年も待ってましたー! と、ファン多数。ホイップクリームの帽子をかぶった苺がチャーミング。タイズ 季節限定 苺のショートケーキ(480円)某人気カフェで働くスタッフたちがこぞって“ケーキが最高! ”と、推していたこともあって気になっていた「タイズ(TIES)」。最寄りの神社は湯島天満宮です。今回は、「季節限定 苺のショートケーキ」と「カシス」をチョイス。まず、ショートケーキひと口目で皆がタイズを推す気持ちに共感。これすっごく“ふわトロ”。とろける系クリーム好きにはたまらないはず…! (私はとろける系好き)油膜感は一切なし、甘さ控えめでミルキーなクリーム。ケーキの基盤となるソフトなジェノワーズ生地は本当にほわほわで、すごく美味しいです。国産イチゴを使用した季節限定メニューなので、気になる人は今すぐ行ってみよう。ケーキはテイクアウトもできますよ。タイズ カシス(480円)、リキュールカフェ(900円)酸味のあるカシスムースの中に、バニラの香りが漂うキルシュのババロアが。ベイリーズの香りが漂うリキュールカフェも冬におすすめ。【店舗情報】タイズ(TIES)住所: 東京都文京区湯島4-1-13営業時間:12:00〜18:00(LO17:30 / 月・火・水曜定休)※年末年始休:12月30日〜2020年1月3日TEL:03-3818-03932. しろたえat 日枝神社これは、もう赤坂界隈お持たせの鉄板銘菓かも。でも、やっぱり美味しいから選びました。しろたえ レアチーズケーキ(270円)軽やかな真っ白さに惹かれる「しろたえ」の「レアチーズケーキ」。最寄りの神社は日枝神社。丸の内線 赤坂見附駅から徒歩4分という立地もgoodです。個人的にはレアチーズケーキなら、これがダントツで好き。時々出会うレアチーズのぷるんとしたゼラチン的な食感は一切なくて、こっくりとなめらかなクリームチーズ感がたまりません。ビスケットの土台のほの甘さがクリームチーズの酸味とマッチ。トップに添えられたパンプキンシードで上品におめかし。小ぶりなサイズ感もいいな、もうちょっと食べたい、って一瞬思う。でも濃厚だからこそ、きっとこのサイズがベストなんだと思います。謹賀新年、まっさらな新しい年明けにぴったりな白く美しい佇まいのケーキを食べませんか?10時半のオープン時には行列で、私たちも列に並んで先ほどのレアチーズケーキと、もう一つの名物であるシュークリームを買ったのですが、この日(12/21)は、クリスマス前ということで喫茶は利用できませんでした。店舗の2階に喫茶室があります。【店舗情報】しろたえ住所: 東京都港区赤坂4-1-4営業時間:10:30~20:30(祝日 ~19:30 / 日曜定休)喫茶利用は10:30~19:30※年末年始休:12月31日〜2020年1月5日TEL:03-3586-90393. ローヤル珈琲店at 浅草寺レモンってどうしてこんなに惹かれるのだろう? 明るくてフレッシュなのに情緒的なの、魅力的だな。ローヤル珈琲店 鎌倉山チーズケーキ(400円)、レモンティー(530円)浅草寺へと続く、仲見世商店街の3つ隣の路地にある「ローヤル珈琲店」。こちらでは、「鎌倉山チーズケーキ」を選びました。低温でじっくりと焼き上げられたベイクドチーズケーキは、一般的なベイクドチーズケーキとはちょっと異なり、レアな口当たり。土台となるビスケットやタルト生地がないところもポイント。それってどうなの? と思う人もいるかもしれない、でもね、シンプルにチーズ味を堪能できるんですね。レモンが添えられているところもポイントで、まず半分はそのまんまの味を楽しむ、そのあと半分は、ぜひ、レモン果汁をかけて楽しんでみてほしい。味に変化がでるのはもちろんだけど、そのフレッシュな香味がなんともロマンティックなのです。レモン好きなら、レモンティーとのペアリングでいかがでしょう?ローヤル珈琲店といえば、このホットサンドは外せない。具は5つのレシピから選べるんだけれど、まずはコーンビーフがおすすめ。アスパラ入りです。2人でシェアするのもいいですよ。サラダとコンソメポテトチップスの付け合わせもgoodなのです。ローヤル珈琲店 ホットサンド(各種530円)【店舗情報】ローヤル珈琲店住所: 東京都台東区浅草1-39-7営業時間:8:30~20:00※年末年始の営業については要確認。TEL:03-3844-30124. カフェ レ ジュ グルニエat 明治神宮クラシカルで上質なネイビーのメルトンコートが似合う店だと思う。大人のデートにも良さそうです。カフェ レ ジュ グルニエ ガトーショコラ(450円)、オレグラッセ(650円)ザ・明治神宮の付近という事でもないのですが、明治神宮の参道に由来する“表参道”の駅近くにある素敵な老舗店なので「カフェ レ ジュ グルニエ(Cafe Les Jeux Grnie)」を今回の4選に。意外とこのエリア、どこでお茶しよう? ってなりませんか。ちょっと静かなカフェで大人の時間を過ごしたい、そんな時にぜひ選びたいお店。メニューがアール・ヌーヴォー調なデザインのところも良いです。ここでは「ガトーショコラ」をご紹介。上部をグラサージュされた艶やかなガトーショコラの生地は、甘さ控えめながら、カカオの風味がしっかり感じられる一品。添えられた生クリームも甘くなく、純粋にミルク感を楽しめます。一緒にオーダーしたオレグラッセは、甘めのドリンク。この美しいセパレートを眺めていたいのですが、良く混ぜて。やわらかな生クリームが入ったスリールグラッセ。とってもクリーミーで、デザートドリンクとしても楽しめそう。これ自体は甘くないので、お好みで別添えのシロップを入れて。カフェ レ ジュ グルニエ スリールグラッセ 氷の微笑(650円)【店舗情報】カフェ レ ジュ グルニエ住所: 東京都港区南青山5-9-5 村山ビル 2F営業時間:11:00~22:30(日曜 12:00〜21:30)※年末年始の営業については要確認。TEL:03-3499-6297どの店も本当にオススメのお店を厳選しています。ぜひ、足を運んでみてくださいね。以上、週末喫茶部でした。photography : NATSUME TEZUKA──「週末喫茶部」とは?FASHION HEADLINE エディター・鈴木と、フォトグラファー・手塚棗による喫茶レポートユニット。毎回テーマを設けて、2人が気になるお店を訪ねながら、一押しメニューやこだわり、店舗のムードなどを記録している。現在は月1で活動中。
2019年12月29日お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹による初エッセイ集の刊行を記念し、「ずん飯尾のどのみちぺっこり展」が、12月20日から2020年1月6日まで、渋谷パルコ地下1階のGALLERY Xにて開催。「ぺっこり45度」、「ぱっくりピスタ~チオ」、「よろけたついでに由美かおる」など、独自の世界観でギャグを繰り出し続ける、お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹による初のエッセイ集『どのみちぺっこり』(1,400円、PARCO出版)が、12月23日に発売。50歳という節目を迎え、幼少期から今にいたるまでを振り返り、家族、友人、恋人、芸人らとの印象的なエピソードや、ユニークな考え方など、肩の力を抜いて読める“飯尾節”満載の1冊となっている。そんなエッセイ集の刊行を記念した本展では、エッセイ集の先行販売や、展覧会オリジナルグッズの販売も行われる。また、飯尾和樹の誕生日にあたる12月22日の13時からは、相方・やすも登壇するスペシャルトークライブを会場で開催予定。飯尾和樹との2ショット撮影会も実施。本展初日から12月22日正午までに会場でエッセイ集『どのみちぺっこり』を購入した方に限り「イベント参加券」(1,000円)を購入可能。先着50名限定のため、定員になり次第販売は終了となる。年末年始に渋谷のど真ん中でぺっこり、ゴロゴロしに行ってみて。【展覧会情報】ずん飯尾のどのみちぺっこり展会期:12月20日~2020年1月6日会場:渋谷パルコ地下1階 GALLERY X住所:東京都渋⾕区宇⽥川町15-1時間:11:00〜21:00(初日は12:00開場。12月22日12:00〜15:00はイベント開催に伴い閉場。12月31日・最終⽇は18:00閉場)※⼊場は閉場の30分前まで料金:⼀般300円(特典付き)、小学生未満無料休館日:2020年1月1日【書籍情報】『どのみちぺっこり』著者:飯尾和樹販売元:PARCO出版192頁発売日:2019年12月23日予定価格:1,400円
2019年12月12日セレクトリサイクルショップ「パスザバトン(PASS THE BATON)」の京都祇園店に併設される喫茶「お茶と酒 たすき」が、2号店となるテイクアウトショップを、生まれ変わる新生「新風館」にオープンする。オープン日は2020年6月11日(木)を予定。「お茶と酒 たすき」2号店では、“すでにあるものを大切にし、新たな価値を創造する”というパスザバトンのコンセプトのもと、京都の四季折々の素材を使ったクラシカルな“かき氷”を展開。これまで京都祇園店でしか食すことができなかったかき氷を、より気軽に楽しめるようにテイクアウトで提供する。メニューには、新風館限定氷としての酒氷や〆氷もラインナップ。さらに、花見や紅葉シーズンにも最適な、お茶のカクテルや京都のクラフトビールも提供する。京都の街歩きや観光が楽しくなるようなメニューに期待だ。【詳細】お茶と酒 たすき 新風館開業予定日:2020年6月11日(木)住所:京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外
2019年11月16日10月の祝日、月曜日、10時ごろ。今回は、東京・錦糸町駅から徒歩5分の「ニット」へ。ふかふかの厚焼きホットケーキでよく知られるお店ですが、実は喫茶メニューに欠かせない“ナポリタン”もとっても美味しい喫茶店。時には、日々の仕事も、張り詰めた緊張感も、すべて忘れて、大切な人と二人でお茶に出かけてみませんか? かつてニット工場だったという喫茶ニット。その名残からこの店名がついたというヒストリーに惹かれ、この日はニットを着て。これまでに「週末喫茶部」で訪れた喫茶店の中で、格段に柔らかな時間が流れる店、ニット。幸せな日も、悲しい日も、疲れた心を休めたい日も、まだちょっと緊張する純喫茶好きのあの人との待ち合わせにも、おすすめしたい店。マスターのおばあちゃんをはじめ、ニットのスタッフは皆さん本当にソフトな対応。居心地が良いからついつい居座ってしまって、気づけば数時間……なんてことも。ニットを出る頃にはきっと身も心もふんわり満たされていること間違いなし。東京に良いカフェや喫茶は五万とあるけれど、ここは、ちょっとしたオアシスだ。さて、前置きはこのくらいに。だって、本日のお目当て“ナポリタン”がテーブルに到着したからね。「スパゲティー(ナポリタン)」コーヒーまたは紅茶付きで、850円週末喫茶部的、喫茶ニットのナンバーワン推しメニュー(ナポリタンが苦手な本企画スタッフも「一口食べて、ナポリタンの概念覆されたわ」とのこと。)ほかほか、ふわわ〜んと登る湯気は、できたての証。(写真でははっきりと見えないのがちょっと悔しい)銀皿とナポリタン、そしてアランニット。このコントラストにもグッとくる。フォークで巻いて、一口目のナポリタンはきっと感動するはず。しっかり弾力のあるスパゲティは、食べ応えがあって美味しい。ふにゃっとしてソフトな印象があるからカフェや喫茶のナポリタンは苦手、という人もぜひ試してみて。この炒め具合、くせになりそう…! シェアしよう〜って一皿だけ取ったけれど、もう少し食べたかったな、なんて。「ホットケーキ」コーヒーまたは紅茶付きで、830円もちろんニット名物の厚焼きホットケーキもオーダー。一枚20分かけてじっくりと焼き上げる特製メニュー。ちなみに一度に3枚ずつしか焼くことができないそうで、先にオーダーが入ってると次のオーダーは40分待ちになる。(私たちのあとに注文した人たちは60分待ちって言われていた)でも、それでもやっぱり食べてみたいよね。ふかふかのホットケーキ、ぜひこちらもオーダーしてみて。ぜひ、あなたも次の休日は喫茶「ニット」へ。以上、週末喫茶部でした。photography : NATSUME TEZUKA【店舗情報】ニット住所: 東京都墨田区江東橋4-26-12営業時間:8:00~18:00(営業時間・休店日は要確認)TEL:03-3631-3884
2019年11月08日ファッションブランドのコエが展開する京都のドーナツ専門店「コエ ドーナツ(koe donuts)」は、京都の人気喫茶店「喫茶マドラグ」とのコラボレーションメニュー「コロナの玉子サンドドーナツ」と「ドーナツメルト プリンアラモード」を、2019年10月8日(火)より販売する。京都の人気喫茶店「喫茶マドラグ」とコラボレーション「オーガニック」「天然由来」「地産地消」をキーワードに、身体にも環境にも配慮した素材を使用したエシカルでバリエーション豊富なドーナツを、隈研吾デザインによる和モダンな空間で提供している「コエ ドーナツ」。マドラグの名物メニューをドーナツサンドに今回は、同じく京都に店を構える「喫茶マドラグ」とのコラボレーションが実現。「コロナの玉子サンドドーナツ」は、半分にカットしたドーナツの間にオムレツ、デミグラスソースとトマトの甘みのある自家製ミートソースを挟み、トロトロのチーズをかけたボリュームたっぷりのドーナツサンド。惜しまれながらも閉店した京都の洋食店「コロナ」から受け継いだマドラグの名物メニュー「厚焼き玉子のサンドイッチ」をアレンジした一品だ。喫茶店の定番「プリンアラモード」風ドーナツ一方の「ドーナツメルトプリンアラモード」は、喫茶店の定番メニュー「プリンアラモード」とドーナツを融合させた“ドーナツアラモード”。マスカルポーネチーズで和えたバナナと栗をドーナツで挟み、仕上げに自家製プリンとフルーツを贅沢にデコレーションした、濃厚な味わいが楽しめるスイーツとなっている。商品情報「コエ ドーナツ(koe donuts)」×「喫茶マドラグ」コラボレーションメニュー発売日:2019年10月8日(火)販売場所:コエ ドーナツ京都(京都府京都市中京区新京極四条上ル中之町557番地 京都松竹阪井座ビル1F)販売時間:11:00~20:00(L.O19:30)価格:・「コロナの玉子サンドドーナツ」950円+税・「ドーナツメルト プリンアラモード」950円+税※「喫茶マドラグ」では提供されない。
2019年10月06日日本フィルの東京定期演奏会の新シーズンは、今年も世界を翔ける山田和樹のこだわりのプログラムからスタートする。フランス音楽と、日本フィルの創立指揮者、渡邉曉雄がはじめた「日本フィル・シリーズ」の新作初演と再演という意欲的なプログラムだ。【チケット情報はこちら】9月6日(金)・7日(木)にサントリーホールで行われる第713回東京定期演奏会<秋季>でフォーカスされているのは、酒の神バッカス。ローマ神話に登場する神でありながら、どこか人間味をも感じさせるバッカスの豪快さをフランス近現代音楽の魔法を使って導き出す。邦人作品では日本の民謡を芸術作品にまで昇華させた、当時30歳の間宮芳生のヴァイオリン協奏曲を現在90歳になった同氏の立会いのもと再演する。ソリストには、9月より日本フィルの新・コンサートマスターに就任する田野倉雅秋を迎え、新シーズンを彩る。そして世界初演となる大島ミチルの新作。映画音楽の分野で世界的に有名な大島が、あえて純粋なコンサートと向き合った作品だ。もう引き戻せないところまで来た人や自然環境・・・そしてそれを越えた先に何が待っているのか?その思いを作品にしたという、管弦楽曲『Beyond the point of no return』。大島は「後戻りできない地点を越えた先が悲観的なものではなく、人間の力によってきっと素晴らしいものであって欲しいとの願いも含めて作曲しました。私にとって純音楽は人そのものなのだと・・・音符ひとつひとつが細胞であり、全てが綿密に絡み合い・・・それらが指揮者やオーケストラによって命を吹きこまれる瞬間を楽しみにしています」と語る。日本フィルからは、「多くの人々に愛され、これからも何度も再演される作品を!」と依頼をした作品。新しい音楽が生まれる瞬間を、見逃せない。そして続く10月の第228回サンデーコンサートでのプログラムにはベートーヴェンをはじめとする超名曲がラインナップ。山田×日本フィルのベートーヴェンといえば、2倍にした管楽器、自由なボウイングなど、遊び心あふれ、躍動感に満ちた演奏の交響曲第1番が記憶に新しいが、今回は交響曲第5番「運命」に挑む。そして2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーに向けて山田が東京混声合唱団、日本フィルとともに取り組んでいる「山田和樹アンセム・プロジェクト」にちなみ、日本フィルのテーマソングともいえるシベリウスのフィンランディアも取り上げる。日本フィルとは挑戦的なプログラムが多い山田マエストロとの古今東西で愛される名曲プログラムも、お聴き逃しなく。全公演、マエストロ・プレトークが行われるところも見逃せないポイントだ。文:山本円
2019年08月28日京都の人気店「喫茶マドラグ」の期間限定カフェが、2019年8月8日(木)から20日(火)までの期間限定で東京・原宿にオープン。「喫茶マドラグ」は、惜しまれつつ閉店した洋食店「コロナ」から受け継いだ、厚焼きの玉子サンドイッチで名を馳せる京都の人気店。厚焼きの玉子サンドイッチは、見た目もさることながら、熱々ふわふわのオムレツの優しい味わいが何よりの魅力で、1度食べると忘れられないほどのインパクトがある。長きにわたって、多くの人に愛されてきたメニューだ。今回の期間限定カフェは、そのサンドイッチを食パンにアレンジした限定トーストを展開。バタートーストの上にトロトロの半熟卵とカリカリのベーコンを乗せてデミグラスとケチャップのソース、マスタードマヨネーズをかけたオープンサンドとして提供する。そのほかメニューには、上品な甘さのキャラメルソースとバニラアイスをあわせたスイーツトーストや、ふっくらした食パンとシャキシャキの野菜がマッチするサラダトーストなどを揃える。ドリンクは、水出しコーヒー、ミルク出しコーヒー、ノンアルコールドリンク、瓶ビールなどを用意している。なお、これらはすべて三菱電機の新製品である「三菱ブレッドオーブン」を使用し、調理されたもの。パンの持つ香りや水分を逃がさず、1枚1枚丁寧に焼き上げることで、耳までふんわり、しっとりした「生トースト」を実現した。【詳細】「喫茶マドラグ ブレッドオーブンカフェ Supported by 三菱電機」期間:2019年8月8日(木)~20日(火) 11:00~18:00 ラストオーダー 17:30場所:TABLE Gallery住所:東京都渋谷区神宮前1-15-4 東郷ビル1.5FTEL:03-6434-0556席数:18席※予約不可。■メニュー価格フード 600円(税込)ドリンク 400円(税込)瓶ビール 700円(税込)※ワンドリンクオーダー制。1ドリンクにつきトースト食パン(ミニサイズ)を提供。
2019年08月05日世界3大スポーツ大会のひとつ、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕まで残り約2か月。姫野和樹選手に大会への意気込みやファンへの思いを語っていただきました。サポーターあっての僕ら。感謝の気持ちは常に忘れずにいたい。外国人選手にも負けない堂々とした体格と、代表きってのイケメンぶり。完全無欠に見える姫野和樹選手だが、壁に当たったことも。「入社1か月で所属チームのキャプテンをやれと言われたときは、チームをどうしていくのか、考えすぎて悩みました。悩んだ末に、まず自分を理解する、と決めて自分を徹底的に見つめ直したら、徐々にチームや他の選手のことも見えてくるように。その経験があるから、代表チームでも、ワールドカップを楽しみに思えます」そんな彼を試合中に支えているのが、大切なサポーターの存在。「姫野コールや応援看板を見つけたりすると、絶対に活躍しようって思える。プレーの合間、会場を眺めて元気をもらっています」日本代表の試合では、総合的なスキルが必要なNo.8を担当。「真っ先に体を張っていくプレーを見てほしいですね。’15年大会の南アフリカ戦の勝利を見て、日本でラグビーをやっててよかった、と感じました。だから、次は自分がグラウンドで代表のプライドを示したい。そのためには、自分たちらしいラグビーをいかに遂行できるかにかかっていると思う。結果を出して、ラグビーをもっと知ってもらいたいですね」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。187cm、108kg。トヨタ自動車ヴェルブリッツではキャプテンを務める。代表キャップ数は9。マイブームは料理。「昨日もハヤシライスを。なかなかうまいんですよ」※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年07月29日映画『引越し大名!』(8月30日公開)の完成披露試写会が23日に都内で行われ、星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、小澤征悦、正名僕蔵、飯尾和樹(ずん)、犬童一心監督が登場した。同作は『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を映画化。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩をモデルに、お国を救うため知恵と工夫を絞る姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語となる。主演の星野は、周囲から「かたつむり」と呼ばれ、読書好きで書庫番として引っ越し奉行に任命される引きこもり侍・片桐春之介を演じる。春之介の幼馴染であり武芸の達人・鷹村源右衛門を高橋、実在する大名・松平直矩を及川が演じた。撮影の思い出を聞かれた星野は「淡路島ですね」と即答。「最後の結構大変な殺陣シーンがあって、いっちゃん(高橋)がすごく頑張ってくれてるんですけど、砂浜で殺陣をやるんで、みなさんへとへとな状態で。その中でお殿様(及川)はずっとカゴの中にいるので、激アツ」と明かした。去年の猛暑にやられていたという及川だが、「とにかくかっこよくなかった? 一生くん。めちゃめちゃかっこいいよ」と絶賛。日本号、蜻蛉切と並び「天下三槍」と呼ばれた名槍の1つ・御手杵の槍(模擬刀)を使った殺陣シーンに挑戦した高橋は、「槍が重すぎてですね。見ていただけるとわかると思いますけど、3mほどの槍で、先端に行けば行くほど、金属で重い」と苦労を語る。「重みがあるので、振り回している最中に砂浜にズボッと刺さった瞬間は、怪我をしないかと思って、どきどきしながら撮影しました」と振り返った。
2019年07月23日映画『引越し大名!』(8月30日公開)の完成披露試写会が23日に都内で行われ、星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、小澤征悦、正名僕蔵、飯尾和樹(ずん)、犬童一心監督が登場した。同作は『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を映画化。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩をモデルに、お国を救うため知恵と工夫を絞る姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語となる。撮影の時の話を聞かれた高畑は、「撮影の序盤で、源さんにおまんじゅうを投げるシーンがありまして、1回目を投げたら右目にヒットして、『あっ、やっべ!』と思って」とエピソードを披露。「マジまんじゅうだったんだよね」としみじみする星野に、高畑は「絶対顔に当たらないようにしなきゃと思って、2回目は左目に当たっちゃって。『ああもう終わった』と思いました。目があんこまみれになっちゃって、そんなスタートでした」と振り返った。星野は「こういうときはちゃんと当てて欲しいんですよね。気を使って優しいよりもバチーンってほしいから、『どんどんやって』と言ったけど、まさか両目にくるとは思わなかった」と苦笑。「まんじゅうって痛いんですね」と新たな知見を披露し、高畑は「手加減が下手でした」と謝っていた。また、星野が演じた引きこもり侍・片桐春之介が「かたつむり」というあだ名であることから、なぜかキャストへのあだ名づけを無茶振りされた飯尾。「有吉じゃないんですか」と訝しがりつつ、「ほっしーと、高橋さんと、ミッチーさん、キュッと詰めてもらっていいですか?」とお願いし、「3人で、国産ホワイトアスパラです」とまさかのあだ名をつける。さらに、「その生産者」(小澤)、「生産者の三女」(高畑)、「アスパラ泥棒」(犬童監督)、「老犬」(正名)と、アスパラ周りであだ名をつける飯尾に会場は爆笑。「アスパラなんですね、僕」と笑う星野に、飯尾は「三兄弟ですよ、ふるさと納税人気No.1の!」と主張していた。
2019年07月23日女優の広瀬アリスが18日、都内で行われた日本コカ・コーラのコーヒー飲料『ジョージア ジャパン クラフトマン 微糖』発表記念イベントにお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹、ラッパー・Creepy NutsのR-指定、眉村ちあきとともに出席した。同社は、「ジョージア」ブランドからの新商品『ジョージア ジャパンクラフトマン 微糖』を6月17日から新発売。合わせて広瀬が出演する新CM「先輩たるもの」編が制作され、この日から全国で放映がスタートした。新CMについて広瀬は「今回は変顔をしたカットがあると思いますが、ちょっと恥ずかしいなと思いつつ、変顔をやり過ぎてしまってNGがありましたね(笑)」としながら、「すごく自分らしいCMだと思いながら撮影させていただきました。撮影は少ししか時間はありませんでしたが、終わった時に寂しいなと思ったぐらい楽しかったです」と撮影を振り返った。さらに「普段からお淑やかにしたいんですけど、それができずに24年経ってしましました。皆さんに笑わせたりするのが好きなので、変顔とかしたりしています」と笑顔を見せた。イベントの途中からは、日々やりがいを持って働く人たちをオリジナルの歌で応援する「ジョージアワーカーズソング」のキャンペーンに出演している飯尾和樹らも登場。広瀬は飯尾らと1日限りのユニットを組み、働く若者を応援するオリジナルソング「えらいねー!」を歌うことになり、広瀬はタンバリンと歌を担当した。披露する前は「あまり得意ではないんですけど」と謙そんした広瀬だが、見事なリズムと歌声を披露。「過去イチで緊張しました。大事なシーンより変なバクバクで、首から下がとんでもないですよ。震えています(笑)」と汗を拭うも、その広瀬についてタンバリンを担当した飯尾は「ずっと声が出ていましたよ。私はリズム感がないので(広瀬の)タンバリンをチラチラ見てました」と笑いを誘っていた。
2019年06月18日中川晃教、加藤和樹、大原櫻子、そして海宝直人が、WOWOWで生中継される「第73回トニー賞授賞式」でスタジオ生パフォーマンスを披露することが分かった。今年もWOWOWでは、アメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される演劇・ミュージカルにおける世界最高峰のトニー賞授賞式の模様を生中継。1年のブロードウェイを総括するアワードだが、授賞式の見どころは、賞レースの行方だけではない。舞台上で展開される、豪華スターの競演による圧巻のパフォーマンスも大きな注目シーン。そこでWOWOWが放送する日本のスタジオからも、注目俳優たちによる生歌唱パフォーマンスが決定!今秋よりスタートする新作ミュージカル、大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が華麗に対決する「怪人と探偵」から、メインキャストの中川晃教、加藤和樹、大原櫻子が「微笑みの影」(杉本雄治作曲、森雪之丞作詞、島健編曲)を初披露する。また、「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じるほか、「アラジン」「ライオンキング」など数々のミュージカルで主演を務めるミュージカル俳優・海宝直人も、主演ミュージカル「ノートルダムの鐘」より、「陽ざしの中へ」を披露する。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)にて放送。ミュージカル「怪人と探偵」は9月14日(土)~KAAT神奈川芸術劇場<ホール>、10月3日(木)~兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。「海宝直人 CONCERT 2019 『I hope.』 in TOKYO」は8月10日(土)、11日(日)Bunkamuraオーチャードホールにて上演。(cinemacafe.net)
2019年05月31日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。第13回目は、数多くのバラエティ番組に出演しているお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹さんが登場。間取り図を見るのが趣味という、自他ともに認める「家好き」の飯尾さんの理想の家について聞いてみました。■ 「リビングは1階がいい!」とタモリさんからアドバイスされました!「住宅雑誌をよく買うので『あ、この家また載ってる』と、分かるほどの家好きです(笑)。街をぶらぶらするロケでは、見かけたモデルハウスにいきなり入ったりすることも。渡辺篤史さんの『建もの探訪』も欠かさず録画してるし、家を見ること自体、一種の娯楽になってるんです」このように話すのは、独自な世界観の芸風でバラエティに引っ張りだこの芸人・飯尾和樹さん。現在、自他ともに認める「家好き」だが、子どもの頃にはすでにその傾向が表れていたという。「子どもの頃、夏休みに親にコテージに連れていってもらっても、遊ぶことより、吹き抜けを見て『なんで、2階をつくらないんだろう?もったいないなぁ』なんて思ってました。僕らが子どもの頃って、変わった外観の家が多かった。丸い窓や、階段のように段差をつけて配置された窓を見て、『家の中はどうなってるんだろう?』って、不思議でしたね」大人になっても、家への想いは増すばかりという飯尾さん。「今でも、建設中のマンションの前を通りかかると、間取り図を見て『あー、3LDKのうち、2部屋は死んでるな』とか、『強引な2Lだなぁ』とか、厳しめに査定したり(苦笑)、家への興味は衰えませんね」そして芸能界の大先輩のアドバイスもあり、至った結論はシンプルなものだった。「L字とかいろいろな形の家があるけど、やっぱり四角形の家が住みやすい。タモリさんから言われたのは、リビングは1階がいいということ。宅配便が届くたび階段を上り下りするのはキツいって(苦笑)。動線が大事なんですね」■ セキュリティーの甘い家!? 実家は世田谷のシンプルな一軒家飯尾さんの実家は、東京・世田谷。シンプルな一軒家だったという。「子どもの頃の自分の部屋は10畳を弟とシェアして、ソファを仕切りにしてました。階段の手すりを滑り下りる“ターザンごっこ”をよくやっては、『柱が壊れる』と父親から怒られたものです(苦笑)」今考えるとセキュリティが甘い家だったと振り返る飯尾さん。屋根に段差があり、いかにも空き巣が入りやすそうだった!?「高校生の頃、夜まで遊んで帰宅が遅くなったとき、そこから家に入っていたくらいですから(笑)。ある夜、いつものように家に忍び込もうとしていたら、下から光が差してきて、目をやるとお巡りさんがいた。『自分の家です!』って言っても、『いいから下りてこい』って……そりゃ、信用しませんよね(苦笑)」■ 飯尾さんの理想の間取り図とは?飯尾さんの理想の間取り図はどんなもなのでしょうか?そこで、実際に「理想の家」の間取り図を、本人に描いてもらいました。それがこちら。「家は四角形がいちばん、と言ったわりに、四角じゃないんですが」といきなり計画変更!?ただ、外壁が階段状なのは「各部屋に多くの日光を採り入れるため」と、機能と日当たりを重視する飯尾さんらしい考えが。さすが「家好き」!■ 飯尾さんが将来住みたい理想の場所とは?最後に、飯尾さんの住みたい場所について聞いてみました。すると、仕事場への移動が大変そうだけど、と前置きしたうえで、海も山もある鎌倉に住みたいんだとか。じつは芸能界では湘南あたりに住んでいる人が多いそう。「藤沢に暮らす友人の芸人は、『引っ越して1年は東京への移動が大変だったけど、慣れた今は最高!』って言うんですよ。歩いてすぐに海だし、自然はいっぱいで、環境のよさが移動の苦労を上回るらしい。まぁ、羽田空港に朝6時集合だと、前乗り(前泊)決定ですけどね(苦笑)」建物について聞くと、「平屋がいい!」と即答した飯尾さん。「料理しながら家族の顔が見えたほうがいいし、ほかの部屋に行くにもリビングを通るようにしたい。子どもが反抗期になったら嫌がられたりして(苦笑)。あと、窓も大事。人間は日光を浴びないと、脳がネガティブになるんです。それと、畳を敷きたい。今、畳の楽屋って少ないけど、横になりたいじゃないですか。平屋に20畳ほどの広いリビングをつくって、畳を敷きつめたいですね。ほとんど『道場』ですけど……」このように、最後まで家についての話が尽きない、家が大好きな飯尾さんでした。飯尾和樹さんお笑い芸人1968年、東京都世田谷区生まれ。お笑いコンビ・ずんのボケ担当。バラエティ番組の雛壇トーク、ロケでは、あらゆる材料を笑いに変える独自の芸風、一発ギャグが芸人から高い評価を受ける。テレビ、ラジオで活躍する一方、映画やドラマでも活躍。2018 年には、『アンナチュラル』(TBS)、朝ドラ『半分、青い。』(NHK)など話題作に出演撮影/山田耕司(扶桑社)住まいの設計2019年2月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「猫だってハッピーにしてほしい!猫と一緒に暮らすための家」 【第二特集】「自分らしいインテリアと暮らしています」
2019年04月30日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日皿盛りデザート専門店「銀座ぶどうの木」と、雑誌『Hanako』がコラボレーションした喫茶スイーツブランド「喫茶店に恋して。」が誕生。2019年4月19日(金)に、JR東京駅 グランスタにオープンする。コラボレーションブランド名は、『Hanako』の人気特集「喫茶店に恋して。」のタイトルにちなんだもの。ブランド誕生を祝したシリーズ第1弾には、『Hanako』の1990年発売号に登場し、一躍ブームを巻き起こした“ティラミス”をモチーフにしたショコラサンド「ティラミスショコラサンド」がラインナップする。エチオピア産コーヒー豆を使用した、優しい味わいの「コーヒーショコラ」と、欧州産マスカルポーネチーズを練りこんだコク深い「マスカルポーネショコラ」は、どちらもキメ細やかな泡でクリーミーに仕上げたショコラ。これらをサクサクの薄焼きクッキーに交互に並べてサンドすれば、ほろ苦い大人の味わいが魅力の「ティラミスショコラサンド」が完成する。「ティラミスショコラサンド」は、その美味しさだけでなく、ギフトにもぴったりな可愛らしいパッケージもポイント。“コーヒーや紅茶を飲みながら、お気に入りの本を読みふける喫茶店のひととき”をテーマにしたパッケージは、文庫本をモチーフにしたデザインで、食べ終わった後でも部屋のインテリアとして楽しむことができそうだ。なお“文庫本”のイラストは、人気イラストレーターの武政諒とたなかみさきが手掛けている。【詳細】「喫茶店に恋して。」オープンオープン日:2019年4月19日(金)場所:JR東京駅構内B1 グランスタ住所:東京都千代田区丸の内1丁目営業時間:営業時間は施設に準ずる。年中無休。価格例:・ティラミスショコラサンド<定番パッケージ>6枚入 788円、12枚入 1,512円、18枚入 2,160円・ティラミスショコラサンド<たなかみさき限定パッケージ>6枚入 788円、12枚入 1,512円※価格は全て税込み■「銀座ぶどうの木」コラボレーション記念ティラミス発売日:2019年4月1日(月)場所:銀座ぶどうの木(東京都中央区銀座5-6-15座STONEビル2F)価格:1,944円(税込)※「喫茶店に恋して。」では販売なし。
2019年03月29日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が出演する、舞台『BACKBEAT』のメインビジュアルが7日、公開された。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノンを演じる。ビジュアルでは、戸塚、加藤、辰巳雄大、JUON、上口耕平による“5人のビートルズ”の姿が初公開。5人の姿を、ハンブルクでスチュアートと出会い恋人となる写真家・アストリッド(夏子)が撮影するビジュアルとなっている。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。
2019年03月07日注目の若手アスリートが魅せるカラダに注目!「情熱と愛情を持った選手になりたい」と力強く語ってくれたのは姫野和樹選手。その表情には、ラグビー界を牽引していくという決意が表れていました。フィジカルの強さでは、誰にも負けない自信がある社会人1年目という異例の若さで名門・トヨタ自動車ヴェルブリッツの主将を務め、日本代表に定着。名実ともにトッププレーヤーに君臨する姫野和樹選手の持ち味は、108kgの強靭な肉体を生かした圧倒的な突破力!「中学1年時の身長は170cmぐらいで、高校の頃には今(187cm)ぐらいありました。ウェイトトレーニングを開始したのも高校から。競輪選手だった父親譲りなのか筋肉がつきやすく、自然とサイズアップしていきました。今ではフィジカルの強さが一番の武器。特に脚は自慢です。試合中に見てほしいプレーは、ボールを持った時のランですかね。どんなにデカい相手にも当たり負けしない強さを間近で見てほしい!」パワーの源は、やっぱり美味しいごはんだそう。「栄養士さんのアドバイスも受けますが、基本的には好きなものを食べるスタイル。大好物のうなぎと焼き肉は、週に1度必ず食べます!てんこ盛りで!」と、くしゃっと笑う姿は少年のよう。その太陽のような性格でチームを引っ張ってきたのかと思いきや、「初めてキャプテンに任命された時はあまりのプレッシャーにラグビーをやめたいと思うこともあったんですよ」と本音が。「ツラい時期は、中学時代の恩師から言われた“常に一流であれ”という言葉を思い出して乗り越えました。当時は一流の定義なんてわからなかったけど、大学時代に“失敗してもすぐに起き上がれる人間が一流”と教えてもらい、そこからはその言葉が支えになっています。今一番心がけているのは、気持ちに余裕を持つこと。そのほうが大好きなラグビーを心から楽しめるとわかったから」そんな芯の強さが垣間見える姫野選手が惹かれる女性像とは?「品がある女性ですね。周りへの思いやりがあって、電車で席を譲るとか当たり前のことを当たり前にできる人。僕のことを立てて一歩下がってついてきてくれるけど、一緒にふざけ合えるような。好きだなぁ、そういう女性(笑)」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。帝京大学卒業後、’17年トヨタ自動車へ。FWのNo.8。昨年トップリーグの新人賞を獲得。日本代表。趣味はサーフィン。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2019年02月18日貸し会議室も利用可能。駅からすぐの喫茶店株式会社銀座ルノアールが、2019年2月12日(火曜日)に「喫茶室ルノアール新橋汐留口駅前店」をリニューアルオープンします。「喫茶室ルノアール新橋汐留口駅前店」は「新橋駅」汐留口の近くにあるお店。席数は94席(うち禁煙席54席)で、ミーティングや会議、商談、各種セミナー・講演会などさまざまなシーンで利用できる貸し会議室も6室完備されています。メニューは「ルノアールブレンドコーヒー」をはじめとするドリンク各種のほか、サンドウィッチ&トースト、ケーキなど。オープンから12時まではモーニング・サービスを利用可能です。専用サーバーのクリーミーな泡立ちによるまろやかな甘みが特徴の「コールドクレマコーヒー」は、さっぱりとした清涼感と独特のアロマを兼ねそなえた水出しコーヒーを使用。フレンチバニラ・マカダミアナッツなどのフレーバーシロップでオリジナルの味を楽しめます。「大正ロマン」から「昭和モダン」へ今回のリニューアルでは、店内インテリアを昭和初期の豊かな時代を思わせる和洋折衷のデザインに一新。落ち着いた雰囲気でくつろげる都会のオアシス「喫茶室ルノアール新橋汐留口駅前店」の営業時間は平日・土曜日が7時から23時。日曜日・祝日は8時から21時となっています。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社銀座ルノアールのプレスリリース/PR TIMES※株式会社銀座ルノアール
2019年02月15日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が、舞台『BACKBEAT』に出演することが30日、明らかになった。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。ビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)にスポットを当て、学生時代からの親友であり彼を敬愛していたジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ピート・ベスト(上口耕平)、そしてハンブルクでの運命的な出会いにより恋人となる写真家のアストリッド・キルヒヘル(夏子)ら、若者たちの揺れ動く心をストレートプレイで、初期ビートルズのサウンドに乗せて描き出す。翻訳・演出はオリジナルミュージカルの作・演出などにも高い評価を得ている石丸さち子が手掛ける。音楽は、自身のアーティスト活動と並行して様々なアーティストへの楽曲提供を行い、また石丸によるオリジナルミュージカル『ボクが死んだ日はハレ』の音楽を担い好評を博した森大輔が手掛ける。さらに鍛治直人、田村良太、西川大貴、工藤広夢、鈴木壮麻、そして1966年にビートルズが初来日公演を行った際に前座を務め、彼らの生の演奏を体感している尾藤イサオと、確かな実力と個性豊かなキャストが集結。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。○戸塚祥太 コメントジョン・レノンの親友であり、ジョンが認めた男、サトクリフを演じることができると知った時は嬉しすぎて、「やった! やったぞ!」と何度も心の中で叫びました。The Beatles関連の作品ということで、沢山の方の大切な記憶や体験、愛おしい楽曲群を汚すことなく、自分に与えられた役割を全うしたいと思います。改めてThe Beatlesの音楽に触れると、中学1年生の時に兄が持っていたベストアルバム「1」を、CDがボロボロになるまで聴いたことをふと思い出しました。訳もなく眠れない夜に寄り添ってくれた音楽を、今度は自分が演奏する番になり、不思議な縁を感じていますが、彼らの音楽をしっかり学んで演奏したいです。僕が演じるサトクリフは、みなさんが知っている世界最高のバンド、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのゴールデンメンバーに、「もともと居た」人間です。訳あってThe Beatlesからは離脱しますが、芸術の才能がズバ抜けていて、バンドではベースを担当。演じるにあたり、かなりハードルは高いですが、ROCK and ROLLで今までの自分を壊して、新しい自分、仲間、作品に出会い、それを1人でも多くの方と共有したいです。最高のBACKBEATを奏でるので是非劇場に遊びに来てください。もしよろしければ、Twist and Shoutしちゃってください!○加藤和樹 コメント世界的なバンドで、存在を知らない人はいないThe Beatles。彼らの結成初期の物語である今作に出演するということは音楽に携わる身として、役者として大変光栄なことでもあり、プレッシャーでもあります。しかし、信頼する石丸さち子さん演出の元、個性的で素敵なメンバーたちと唯一無二の作品にできるよう、持てる全てをかけて臨みたいと思います。今のこの時代に、彼らの音楽が、生き様が我々に伝えてくれるものを皆さまに届けられるよう頑張ります。○石丸さち子(翻訳・演出) コメント自分に似た者など、理解できる者など、どこにもいない! と感じる青春の孤独。だからこそ、選ばれた者たちがひとたび出会うと、友情はほとばしるように生まれます。スチュアートは魂の叫びを絵筆に託し、複雑な生い立ちのジョンはロックに夢中になっていました。この二人が運命的に出会い、芸術とロックと愛と友情に揺れて荒ぶる時代を、ライブ演奏とともに描きます。本作は、未来を渇望する若者の繊細な心理を炙り出すストレートプレイですが、音楽は止まることがありません、だってBeatlesの物語ですから。
2019年01月30日加藤和樹と凰稀かなめがW主演を務める『暗くなるまで待って』が現在上演中。その開幕に先駆けゲネプロと囲み取材が行われ、出演者の加藤、凰稀、高橋光臣、猪塚健太、松田悟志と、演出の深作健太が登壇した。【チケット情報はこちら】日本では約10年ぶりの上演となる本作は、1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、ブロードウェイで初演されたサスペンス。舞台となるのは、盲目の若妻・スージー(凰稀)と夫・サム(松田)が暮らすロンドンのアパートの一室だ。サムは空港で預けられたという、実は麻薬入りの人形を持ち帰る。その人形の行方を探すロート(加藤)に命じられたマイク(高橋)とクローカー(猪塚)は、スージーを騙し人形のありかを聞き出そうとするが、彼らの言動に不審を抱いたスージーは少女グローリア(黒澤美澪奈)の協力を得て、男たちに立ち向かう――。囲み取材で加藤は「果たしてこの舞台がどう見えるのか。プレッシャーもあって、いい緊張感です。タイトルになっている暗闇のシーンはもちろん、それぞれの人間性、生きてきた過程のようなものも見どころになっています」、凰稀は「人と人との関わりあいも見どころです。序盤でサムがスージーに“そういうときは「いい子ね、ありがとう」って言うんだ”と話すのですが、その言葉から伝染していくものがある。その流れも見ていただけると面白いと思います」とコメント。深作は「この作品は一昨年亡くなられた演出家の青井陽治先生や、美術の朝倉摂さんをはじめとする多くの先輩たちがつくってきた作品で。それを今自分がこうして演出させていただくことは喜びと同時にプレッシャーを感じています。ですが信頼すべきは素晴らしい役者さん達。みなさんで一緒につくってきました」と振り返った。約2時間5分、ノンストップで繰り広げられる心理戦そして頭脳戦。深作が「ラスト20分の暗闇でのクライマックスは素敵な仕上がりになろうとしています」と話したように、最後の攻防戦は本作の大きな見どころ。しかしそこに辿り着くまでの、彼女の盲目を利用したたくらみをスージーが次々と見破る爽快感や、追い詰められ理性を失っていくロートの姿、スージーとの関わりから生まれるマイクの揺れ、スージーとグローリアの想いの変化なども丁寧に描かれている。ぜひこの生々しいサスペンスを劇場で体感してほしい。公演は2月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、2月8日(金)から10日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、2月16日(土)17日(日)に愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち、2月23日(土)に福岡・福岡市民会館 大ホールを巡演。取材・文・撮影:中川實穗
2019年01月28日project K『僕らの未来』が12月6日、品川プリンスホテル クラブeXで開幕した。本作は2007年に加藤和樹が発表し、作詞も手掛けた楽曲『僕らの未来~3月4日~』を原案にした舞台作品。出演は加藤のほか鎌苅健太、河合龍之介、なだぎ武、吉高志音。チケット情報はこちら学生時代の仲間である樹(加藤)、健(鎌苅)、陽介(河合)も卒業から15年たち、33歳になっている。途上国を旅し日本語を教えている樹が帰国したことで、久しぶりに3人が馴染みのバーに集まった。いまだ自分の夢を信じ強く生きている樹に対し、家族を持ちハウスメーカーの営業として働いている陽介と、夢を叶え映像ディレクターになっているも親の介護の問題を抱えている健は、自分のことばかりを考えて生きていけない現実がある。さらに彼らよりひと世代上のバーのマスター(なだぎ)、バーのバイト店員で高校生のレオン(吉高)らの事情も絡み、それぞれがそれぞれの“夢”と“人生”に向き合うのだが……。夢を追いかけたい10代、夢と現実の間で葛藤する30代、その葛藤を通ってきた40代。どの登場人物も、悩み、人生と向き合っている。とかく、夢を追うことこそが美しく正義であると思われがちだ。だがたとえ、夢を掴む道を進まなかったとしても、それもまたその人の選択であり、どの選択をしたとしても、真剣に向き合った結果なら自信を持っていいんだよ――そう、肯定をしてくれるような作品だ。ある登場人物が言った「夢より大事にしたいもの、大事にしたい人」という言葉はことに胸に響いた。5人の俳優も熱演で、特におせっかいな熱血漢を演じる加藤の姿はまぶしく、チャラさと冷静さを併せ持つ鎌苅、生真面目さと屈折を抱える河合という30代3人のバランスも良い。初日前にはキャストと脚本・演出のほさかようによる会見も。「今の時代だからこそ伝えられる作品。生きることに疲れてしまったり、目標や夢を見失ってしまう若者が増えているこの時代に、とても大事なメッセージを込められたと思っています。生き方を自分で決める、選択をしながら自分らしく生きていくというのがこの作品で一番伝えたいこと」と加藤。なお、加藤、鎌苅、河合は13年前、同じ時期にミュージカル『テニスの王子様』でデビューした仲間でもある。「加藤和樹は人に影響を与えるところも真面目なところも、10年以上前から変わっていない。河合龍之介は僕より4個くらい先を常に見ている。そんなふたりから僕はとても影響を受けています」(鎌苅)、「自分がこの世界に入ってきた時からの仲間だったメンバーと、特別な時間を過ごせています」(河合)と感慨深げに話してもいた。東京公演は12月16日(日)まで同劇場にて。その後12月20日(木)から23日(日・祝)まで大阪ビジネスパーク円形ホールでも上演される。チケットは発売中。
2018年12月07日10月25日(木)今夜の「VS嵐」は女優の波瑠がプラスワンゲストとして参戦。「嵐」チームの一員として、武井壮、飯尾和樹、銀シャリ、菊地亜美、鈴木福ら“左利き”の芸能人らによる「チームサウスポー」と対決。また「嵐」が新曲を披露する。2015年、連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢。その後も「世界一難しい恋」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「お母さん、娘をやめていいですか?」「北風と太陽の法廷」「あなたのことはそれほど」とヒロイン、主演を演じた作品が連続で放送。今年も「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」に「未解決の女 警視庁文書捜査官」、「サバイバル・ウェディング」といったドラマから、映画『コーヒーが冷めないうちに』の公開と常に話題を振りまき続ける人気女優となった波瑠さん。今回は対戦相手が「チームサウスポー」ということでいつもの人気アトラクションも“左利き仕様”にチェンジ。「キッキングスナイパー」ではターゲットが流れてくる方向が逆、「ピンボールランナー」でもランナーが走る向きが逆…と、同じようでいつもと違うアトラクションに、プレイしなれている嵐のメンバーたちは大困惑。またいつも「キッキングスナイパー」で左足でボールを蹴っている櫻井翔の利き足が右足ではないかという疑惑まで浮上…。果たして真相は!?左利きを生かしてチームサウスポーは勝利を手にすることができるのか?いつもと違う感覚に惑わされる嵐の運命は!?また今回は嵐が新曲「君のうた」をパフォーマンス。こちらにも注目だ。今回プラスワンゲストとして参戦した波瑠さんの映画最新作となる『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は10月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。熊本県のグリーンランドリゾートが全面協力し、ありそうでなかった“遊園地”という夢と笑顔を与える仕事の裏側を描くお仕事エンターテインメントとなり、波瑠さん演じる主人公が“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司や、ひと癖もふた癖もある従業員たちに囲まれ成長していく様子を爽やかに描く。彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職したものの、系列会社が運営する地方の遊園地グリーンランドへ配属されることになる波平久瑠美を波瑠さんが演じ、グリーンランドで数々の企画を成功させ“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦には西島秀俊。そのほか中村倫也、橋本愛、岡山天音、深水元基、濱田マリ、柄本明らが脇をかためる。いつもと違うアトラクションに新曲披露と見どころ満載の「VS嵐」は10月25日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年10月25日南海放送は1日、愛媛・松山市の同局本社に、野球マンガ喫茶「どっきり!ホームラン」をオープンし、一般開放した。40席の店内には、75タイトル、約450冊の野球マンガを並べ、喫茶メニュー(コーヒー300 円、ジュース類320円など)を注文すれば、自由に漫画を読むことが可能。マンガの収集は、南海放送ラジオの番組『MOTTO!!~杉作J太郎のどっきりナイトナイトナイト』(毎週土曜日21:00~)に出演し、漫画家としての経歴も持つ杉作J太郎氏が手がけ、『巨人の星』や『ドカベン』など、すでに完結した知名度の高い作品から、連載中で愛媛にもゆかりのある『江川と西本』など、幅広い作品をそろえた。これは、愛媛県などが進める「野球」をテーマとしたスポーツ・文化両面にわたるイベント「えひめ愛・野球博」の一環として行われるもので、9月限定でオープン。16日には「第2回えひめ e-Baseball 大会」が実施され、当日は「パワプロアプリ ファンフェスタ in 愛媛」が同時開催されることになっている。「どっきり!ホームラン」の営業時間は、平日(9:30~17:00)。土・日・祝日は休業だが、16日(10:00~15:00)は開店予定だ。
2018年09月02日今度は、何を、どうやって?----9月は、今年にかぎったことではないが、これが気になる。山田和樹のふる日本フィルである。この列島で、西洋芸術音楽が生まれ育ったヨーロッパからはなれた極東の島国で、どんな「芸術音楽」が、「オーケストラ音楽」が生まれたのかを、山田和樹は掘りおこそうとする。【チケット情報はコチラ】まず三善晃《ピアノ協奏曲》。第二次世界大戦が終結し、まだ海外渡航者がわずかしかいなかった時期にフランスに留学、かの地の音楽を吸収し、書き下ろされた作品だ。いま聴いてもフレッシュで、デリケートでありながらもアグレッシヴな、簡潔な音楽。音色の美しい萩原麻未がソリストなのもうれしい。三善晃とつながりが深いフランスの作品がつづく。プーランクとデュティユー、ともに作品は「交響曲」の体裁をとりつつ、前者は軽妙さをうちだす「シンフォニエッタ=小交響曲」、後者は、「ル・ドゥーブル」、英語でいうなら「ザ・ダブル」を副題に持つ。分身・もうひとつの自分、であり、鏡やエコーといったニュアンスも。これ、指揮者の前に12人からなる小オーケストラが、その背後に通常の三管編成のオーケストラが位置する、文字どおりの「ダブル」。ふたつのオーケストラがモティーフを、音色を、リズムを投げ、投げかえし、いわば共鳴箱のよう。ひびきの点でも、視覚的にも、おもしろい。プーランクとデュティユー、作曲・初演、ともに第二次世界大戦後。いわば19世紀的な「交響曲」の解体と変容がみてとれる。ドイツ・オーストリア流の肩肘張った「交響曲」への批評になってもいよう。唯一、有名曲といえるデュカス《魔法使いの弟子》はどうか。こちらは19世紀の終わり、20世紀にもう片足いれているくらいの1897年の初演、これだけ時代的に「前」である。もしかすると、あまり馴染みのないプログラムに有名な、それも諧謔味のある楽曲をいれようという指揮者のサーヴィスだろうか?いやいや、そうではないらしい。だって、ここには「ストコフスキー編」とあるではないか。山田和樹はわざとディズニー映画『ファンタジア』の、ミッキー・マウスが箒に魔法をかけ、水を運ばせたアニメーションのヴァージョンをひびかせようとしているのだ、きっと。だとすると?そう、だとすると、『ファンタジア』は1940年だから、コンサートにならぶ楽曲たちは1940年代から1960年代にかけてのオーケストラの諸相を提示することになる。それもフランスとかかわりのある作品ばかり。ひとつはハリウッド的なメディアとのかかわりを持ち、もうひとつは留学帰りの極東の作曲家の手によって。どの楽曲も躍動感がある。端的に、ノリがいい。靴のなかであしゆびにリズムをきざませてほしい。テンポのゆっくりした部分でも、そこには緊張感が満ち、ちょっとしたアクセントが加えられるだろう。そのコントラストが、この指揮者、ピアニストの、「いま」の感覚で体感できる。ほかのプログラムでは味わえないテンションを心身に得られるコンサートになるだろう。文:小沼純一
2018年08月09日話題のスポットに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は64年の歴史を持つ東京・新宿の「うたごえ喫茶ともしび」で今、一番人気の5人組男性ボーカルグループ「ベイビー・ブー」に会ってきました!“歌声喫茶”とは’50年代半ばに誕生し、お客さんが一緒に声を合わせて楽しむ場所として当時、大流行。記者が訪れた日も、昭和の喫茶店さながらの店内は50代から団塊の世代で埋め尽くされ、熱気でムンムン。歌集を手に童謡や往年のヒット曲を合唱する、その元気な歌声は、連日の猛暑を吹き飛ばす力強さ!そこに満を持して、平均年齢41歳のベイビー・ブーが登場。高音と低音のやわらかいハーモニーで、ピンキーとキラーズの『恋の季節』をアカペラで歌うと、『夏の思い出』『かもめの水兵さん』など夏にピッタリの童謡を披露。神戸で誕生したグループはトークでも観客のハートをつかみ、黄色い声ならぬ「ヒャーッ!」と奇声が(笑)。クライマックスでは、お客さんがリクエストする“歌いたい曲”ランキングで現在1位に輝く、彼らのオリジナル曲『花が咲く日は』を感情豊かに歌い上げました。「優しさや愛、いろんなものが詰まっている」という曲紹介どおり、じんわりくる素敵なラブソングです。2時間半にわたる初の歌声喫茶体験を通して、カラオケともまたひと味違う楽しさを発見。すっかり夏バテを解消した記者でした。
2018年08月06日銀座に本店を構える老舗「銀座ウエスト」。文化人にも愛されてきた喫茶室のほか、おみやげの定番として有名な洋菓子が人気です。今回はワンランク上のおみやげを選ぶお店としてふさわしい、「銀座ウエスト」についてご紹介します。文化人にも愛された「銀座ウエスト」の昔と今レストランより喫茶室へ銀座ウエストの歴史は昭和22年(1947年)にさかのぼります。船旅が最盛期だった当時、郵船のシェフを招いてワンランク上の洋食を提供するレストランとして、銀座に開店しました。コーヒーの値段が10円だった当時、1,000円のコースを提供する超高級レストランです。ところが半年後、条例によって「75円以上のメニューの提供」が禁止。レストランではなく喫茶室として再出発することになってしまいました。文化人にも愛された喫茶室喫茶室となった「銀座ウエスト」は、定時になるとクラシックレコードを店内に流す「名曲の夕べ」を開催するようになりました。ただ単に音楽を流すだけでなく、解説を付けるという当時としては画期的な試み。高い飲みものだけでなく、プラスアルファのある特別なお店として名を馳せ、「文化人」が集う喫茶室へと成長していったのです。現在でも「銀座ウエスト」本店の喫茶入り口左手キャビネットには、昭和20年代に店内で演奏されていたSP盤クラシックレコードを収納。当時のクラシカルな雰囲気を店内に運んでいます。洋菓子の原点「缶入りクッキー」が誕生昭和37年(1962年)、お店にとって困ることが起きました。西銀座地下駐車場の工事が始まったのです。お客さんの足が遠のき、生菓子の売上は激減。苦しみをバネにして生まれたのが、日持ちのする「缶入りクッキー」です。料亭などに売り歩くビジネススタイルも同時に誕生しました。缶入りクッキーこそ、現在の「銀座ウエスト」を代表する洋菓子「ドライケーキ」の原点。時代を超えて、今でも多くの方々の贈りものやおもたせとして愛されています。銀座ウエストでしか味わえない画期的かつ上品な喫茶メニュー着色料を使わない無色透明な「クリームソーダ」無色透明のクリームソーダは、「銀座ウエスト」の誠実さの証です。透明な液体のなかを静かにのぼっていく小さな泡を見ているだけで癒やされます。着色料だけでなく、甘味料も加えないクリームソーダは、ガムシロップを入れてお好みの甘さで楽しめます。安心の水からできたホンモノのソーダ水を味わってください。こだわりのあるシンプルさは「ケーキ」に生きているショートケーキやチョコレートケーキ、プリンなどの定番や「かぼちゃのモンブラン」「桃パイ」など旬の食材を使った季節限定メニューまでそろった「銀座ウエスト」のケーキ。天然素材に対してのこだわりがあればこその、シンプルなデザインです。素材が持つ力を引き出した数々のケーキは、伝統を受け継ぎながら上品さも兼ね備えています。ひとつひとつのケーキの輝きが集まったとき、まばゆい光を放ちます。全種類席に持ってきてくれるため、目でも楽しみながらゆっくりケーキを選んでください。「銀座ウエスト」のケーキを楽しむなら、「ケーキセット」がおすすめ。コーヒー・ティー・ハーブティー・オーレ・ココア・ミルクなど好みの飲みものと好きなケーキが選べるセットは、飲みもののお代わりも可能です。贈りものとして最適な「銀座ウエスト」の焼き菓子モザイクケーキココアスポンジとバタースポンジをモザイク状に組み合わせた、味わい深い濃厚なチョコレートケーキです。2種類のスポンジにそれぞれ味がついているので、スポンジを分けて個別で食べたり、クリームと合わせて周りのチョコレートと一緒に食べたりと、さまざまな食べ方を楽しむことができます。リーフパイパイのサクサク感に白いザラメがアクセントとして楽しめる「リーフパイ」。東北地方の原乳より作られたフレッシュバターと小麦粉生地を使用。熟練した職人の手が丁寧に256層に折りたたみ、手間暇かけた美しい木の葉型のパイです。ヴィクトリア「銀座ウエスト」を代表するドライケーキのなかでも、ベストセラーとして今も多くの方に愛されている「ヴィクトリア」。フリル状のタルト型に敷かれたクッキー生地にケーキ生地を絞り込み、さらに国産イチゴを使った特製のイチゴジャムを絞り込みました。ケーキとクッキーの両方の食感に、イチゴジャムの上品な甘さのアクセントが楽しめます。チーズバトンフレッシュバターを使用したパイ生地に、オランダ産のエダムチーズクランチを混ぜて焼き上げた「チーズバトン」。甘みのない焼き菓子のため、甘いものが苦手な方や男性、お酒を嗜む方へのおみやげとしても愛されています。大切なお誕生日や記念日にふさわしい「オーダーケーキ」ケーキの種類やサイズも豊富バターケーキやショートケーキ、チョコレートケーキなど定番ケーキが好きなサイズで注文できる「オーダーケーキ」を「銀座ウエスト」では注文できます。好きなサイズが選べて、ケーキへの文字入れも可能。丸型と角型デザインがあるので、いろいろなシーンで喜ばれます。シンプルで上品なデザインは、幅広い年齢層の方の誕生日や記念日などの大切な日をしっとりと彩るでしょう。「クッキー」は東京みやげとしても人気!店舗だけでなく駅や空港でも販売中「銀座ウエスト」の代表的な焼き菓子、クッキーは店舗だけでなく東京都内の百貨店や主要な駅、羽田空港でも販売しています。急な帰省や出張などで、日持ちのする「銀座ウエスト」のクッキーは、ワンランク上のおみやげとして人気です。すべての製品に共通のシンプルな上品さは、クッキーにも息づいています。原材料の持ち味を引き出したクッキーは、定番の東京みやげとしても人気です。クラシカルな「銀座ウエスト」の洋菓子で至福のときを昭和22年より現在まで愛され続けている「銀座ウエスト」の喫茶や洋菓子についてご紹介しました。すべてのベースにあったのは、シンプルさと上品さ。文化人も愛したクラシカルな銀座本店の喫茶で、ゆったりコーヒーを飲んだり、ワンランク上のおみやげとしても愛される、焼き菓子をぜひ楽しんだりしてください。スポット情報スポット名:銀座ウエスト住所:東京都中央区銀座7-3-6電話番号:03-3571-1554
2018年08月04日●アルバム『Ultra Worker』はコンセプトから映像や舞台など、様々なシーンで活躍する俳優・加藤和樹。ミュージカル界では『1789~バスティーユの恋人たち』『レディ・ベス』などの大作で美声を聴かせることが多いが、2006年のCDデビュー以来、アーティストとしても精力的に活動している。そんな加藤が自身名義では9年ぶりのフルアルバム『Ultra Worker』を7月18日に発売する。アーティスト活動10周年を経て、ますます波に乗る加藤がテーマとして選んだのは「働くこと」。自ら作詞した3曲も含め、すべてが思い入れのある曲になったという。今回は加藤に、アルバムに込めた思いや働くことについてインタビューした。○「初心を忘れない」ことを大切に――シングル、ミニアルバムは発売されていましたが、自身名義ではフルアルバムは9年ぶりなんですね。ちょっと時間が空いてしまいました。自分が自信をもって出せるアルバムを作れるタイミングが合わず……今回はがっつり長い時間をかけて、レコーディングもできましたし、「Ultra Worker」というコンセプトにいろいろな楽曲が集まり、非常にバラエティに富んだ内容になりました。――アルバムタイトルの「Ultra Worker」には、どのように決まったのですか?以前から働いている人たちに向けて、何かメッセージを歌で届けられないかなと考えていた。コンセプトありきで楽曲も集めていきましたし、どういうことを歌いたいかとかというビジョンは明確にあったので、非常に充実したレコーディングになりました。――働く人に対しての寄り添う空気をすごく感じるアルバムでした。自分自身こうやって働いている中で、楽しいこともあれば、立ち止まったりすることもあります。全ての人たちの支えになり、自分を見つめ直すきっかけになるような楽曲があったらいいな思いながら選びました。――うちもマイナビという働く人を応援する会社なんですが、加藤さんご自身が働いてる時に心がけているのことをぜひ教えてください。「初心を忘れない」ということと、「楽しむ」ことは常に考えています。忙しくて、時間に追われることってすごく沢山あるじゃないですか。その中でもやっぱり、自分の意志や想いを込めないと、仕事をこなすだけになってしまう。僕自身、見失いそうになった時期もあります。そんな自分に対して、「良くないな」と見つめ直すこともできた、今の自分だからこそ作れたアルバムだと思います。●前回のアルバムから9年の間に「人が好きになった」○自分にとってはなくてはならない場所――今回はアルバムツアーも行われる予定で、ミュージカルなどステージで歌う機会も多いと思うのですが、やはりライブで歌う時とは感覚が違いますか?舞台やミュージカルは役を表現するものですから、どうしても立っているのが自分自身ではないんですよね。だからこそ、音楽で自分の思いを表現してお客さんとつながれるライブは、自分にとってはなくてはならない場所です。――歌い方や意識も変わったりするのでしょうか?ミュージカルでは、自分の得意な歌い回しや癖を抜いていかなけれないけないので、最初は難しいと思っていましたけど、役に入ることで、自然とできてくるようにはなりました。逆にミュージカルを始めてからは、発声の仕方や声帯のコントロールも出来るようになって、自分の楽曲を歌う時に活かされることも多くなってきました。「こういう風に声を出したい」という自分の中のイメージを、技術的な面で支えられようになったことは非常に大きいです。――今回のアルバムも、制作は『1789』公演と被っているんですか?そうですね、合間でレコーディングを行っています。でも歌い続けているという意味では、そんなに大変なことではなかったです。昔はやっぱり、公演中にレコーディングなんて、考えられなかったですよ。歌い方が戻らなかったですし、バラードを歌っていた時に「ミュージカルの歌い方になってるよ」と言われて、自分では全然気づかなくて(笑)。でも、声帯のコントロールができるようになった、今のタイミングだからこそ出すことのできたアルバムだと思います。――アルバムの中では、どの曲に思い入れがありますか?全部です(笑)。強いてあげるなら、今回のリード曲になっている「HERO」、そしてタイトル曲の「Ultra Worker」は自分の素直な想いを書いていますし、思い入れがあります。「Ultra Worker」の「Ultra」には、「超越する・越えていく」と意味があるので、今ある自分を越えていくということや、自分の仕事に誇りをもって充実して働いてる人たち、目標に向かって頑張ってる人たち、というイメージを託しています。「HERO」には、誰もが自分の人生の主人公であるという意味を込めました。歌詞の中にもあるように「想い描いたヒーローじゃなくても、自分の道を歩んでいく」ということに気付けると、いいなと思います。つい人のせいにしたり、自分は悪くないと擁護してしまうことも多い時代かもしれないですけど、自分の人生は自分しか歩んでいけないということを忘れたくない、という思いを込めて書きました。――加藤さん作詞曲でいうと、「Butterfly」は夜のイメージもあるようで気になりました。まさに、夜のイメージです。この曲を選んだ当初は働く人たちの大人な恋愛を描こうと思ってたのですが、アレンジがあがってきた段階で、自分の中でガラリとイメージが変わってしまいました。職種にも色々あるので、夜の街で働く人たちにスポットを当てて描いてみようと思い、蝶というイメージになりました。――「お、色っぽい!」と思ったんですけど、夜の街で“働く”というのは、アルバム全体のテーマにもかかっているんですね。そうですね、そのテーマは一貫しています。○ステージの前にいる人はみんな味方――前回のアルバムから今回のアルバムまでの9年間で、自分の内面や生活が変わったな、と思ったところはありますか?昔は喋るのも苦手でライブでもMCが苦手でしたが、年を重ねるごとに、人がすごく好きになりました。握手会も何を喋ったらいいのか、と思ってましたけど、今は自分にとって必要な時間で、直接ファンの方の顔が見えて声を聞けることが、自分にとってどれだけ力になっているか、よくわかるんです。自分が相手から力をもらうようになったと思います。ただ、今度は自分がやっぱりもっと強く引っ張っていかなきゃとも、思うようにはなりました。共に成長していきたいと思いますが、自分がアーティストとして導いていく存在、一歩先へ行かなければいけないという意識は持つようにはなりました。――ファンの方の反応で、印象的なことはありますか?やっぱり楽しそうに笑ってくれていることが一番です。それが自分の笑顔の源だと思います。――すごく通じ合っているようで素敵ですね。もう、ライブっていつもすごく緊張するんですよ。「怖い」とか「逃げ出したい」とか思うんですが、ステージの前にいるお客さんたちはみんな味方で、笑顔で待っているから、その姿を見た瞬間に、怖いという気持ちは全部なくなっちゃうんです。不思議な感覚だなあと思います。それだけ、自分の場所が出来たということなんだと思います。●ミュージカル『テニスの王子様』への思い○後輩の道しるべになりたい――ライブには普段俳優として接している共演者の方も来られると思うんですが、どういう感想が多いんですか?「楽しかった」という感想が多いです。かっこいい、とかではなく「楽しかった」と言ってくれることがなんか……嬉しいですね。Tシャツを買って、一緒になって騒いでくれたとか、お芝居の現場だけだとなかなか見えない部分だし、わざわざ足を運んでくれて非常に嬉しいことですし、もし自分が刺激をあたえられる存在になっていたら良いなと思いました。僕も共演者の作品を見に行くことも多いので、刺激を受けています。先日はミュージカル『モーツァルト!』を観に行きまして、『1789』でも共演してた古川雄大が帝劇の主演。テニス時代(ミュージカル『テニスの王子様』)から一緒に戦ってきた仲間でもあるし、そんな彼が、『モーツァルト!』という大きな作品で主演をしていたのは、非常に感慨深いものもあったし、すごく刺激になりました。そうやって競い合える仲間が身近に沢山いるので、嬉しいですし、「負けらんないな」とも思います。――最近は、『ミュージカル「テニスの王子様」15周年記念コンサート Dream Live 2018』や、『許斐 剛✮パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~』にもゲストで出られたんですよね。ちょうど、ミュージカル『テニスの王子様』が15周年で、『テニスの王子様』自体は来年20周年。元々作品のファンなので、感慨深いですし、やっぱり「ここが自分の原点なんだ」ということをすごく感じました。音楽やりたいと言って初めて立った舞台でしたし、初めて人前で歌った作品でした。10年以上経っても、握手会に来た若い子が「『テニスの王子様』で知りました」と言ってくれて、「何歳の時だったんだ」と思うんですけど、DVDで観てくれているみたいです。こうやって受け継がれているからこそ、初代の時に戻ってくれるんだなと、すごくありがたくて。自分たちがやってきたことが礎になり、積み上げてきたのだと感じます。やっぱり僕らがそれぞれの活動をしていく中で、後輩たちが歩く道しるべになればいいなと思うんです。先輩たちに言われたことを、今度は伝えていく側にならなければならない年齢にもなってきている。一番難しい年齢でもあると思うんですが、残せるものを残していきたいです。――本当に、学校みたいですね。それだけの人数もいますしね。僕は、もともとミュージカルは少し苦手だなと思っていたんですが、『テニスの王子様』をやってから、ミュージカルをやるようになったし、音楽活動にもつながっています。本当にきっかけはどこに落ちているか分からないので、それぞれの道を見つけて欲しいと思います。■加藤和樹1984年10月7日生まれ、愛知県出身。2005年、ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE "GIG" TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「"KK−STATION" TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。俳優としても活動しており、ドラマ『仮面ライダーカブト』『ホタルノヒカリ』『乾杯戦士アフターV』、映画『真田十勇士』などに出演するほか、アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN』『義風堂々』、ゲーム『戦場の円舞曲』『イケメン戦国」などで声優としても活躍。近年はミュージカル『ロミオ & ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。○アルバム「Ultra Worker」(7月18日発売)初回限定盤(CD+DVD) TECI-1591 ¥3,704+税通常盤(CD) TECI-1592 ¥2,778+税・CD収録曲(初回・通常 共通全10曲)1.HERO2.Ultra Worker3.knock knock knock!4.L∞P5.魂6.Calling Me7DIAMOND8.stay by your side9.Butterfly10.BLUE MONDAY・初回限定盤DVD収録内容「HERO」ミュージックビデオ+メイキング映像
2018年07月20日書籍『純喫茶とあまいもの』が、2018年7月3日(火)より全国の書店、およびネット書店にて展開される。日本全国1700軒以上の純喫茶を訪問した著者、難波里奈による純喫茶の魅力が詰まった書籍が発売。都内近郊の純喫茶30店舗を紹介する。パフェ、プリン・ア・ラ・モード、ホットケーキ、フルーツサンド、ケーキ、クリームソーダなど、純喫茶ならではの甘いメニューの歴史や秘密を探る内容だ。『純喫茶とあまいもの』では、それぞれの純喫茶の創業当時から続く製法、厳選した食材、手作りメニューなど、店主の味へのこだわり、その他にも食器、盛りつけ方、色合いなど見た目に関する情報も紹介。さらに、食材や作り方など今回初めて明かされる情報も掲載される。そして、創業当時の建物、メニュー表など貴重で価値のある記録も特別に公開される。さらに、店主の経歴を交えた純喫茶にまつわるエピソードやお店の内装のこだわりも満載。店内の貴重な美術品、職人技が手掛けたテーブルや椅子、照明などが紹介されている。純喫茶を知るには完璧な一冊。本書を片手に、純喫茶に足を運んでみては。【詳細】書名:『純喫茶とあまいもの』著者:難波里奈発売日:2018年7月3日(火)定価:1,600円+税仕様:B5変判、208ページ取扱店舗:全国の書店、およびネット書店(紀伊國屋書店、楽天ブックス、ヨドバシ.com、Amazon、honto、オムニ7 ほか)目次抜粋:パフェ / プリン・ア・ラ・モード / ホットケーキ / フルーツサンド・トースト / ケーキ / 飲み物【問い合わせ】株式会社 誠文堂新光社 東京都文京区本郷3-3-11
2018年06月25日