2020年末、高橋一生主演で大きな反響を呼んだ荒木飛呂彦原作のドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作(第4~6話)が、12月27日(月)~29日(水)22時より放送決定。各エピソードが発表された。漫画家の岸辺露伴「今、心の扉は開かれる――」相手を本にして、生い立ちや秘密を読み、さらに指示を書き込むこともできる力“ヘブンズ・ドアー”。そんな特殊能力を備えた漫画家の岸辺露伴(高橋一生)が、遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かっていく本作。露伴の担当編集・泉 京香役で飯豊まりえが続投、第4話ゲストに笠松将、第5話ゲストに市川猿之助、第6話ゲストに内田理央を迎えることが発表されている。第4話「ザ・ラン」「岸辺露伴は動かない」より露伴は会員制のスポーツジムで橋本陽馬という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、「走り」に対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にマシーンを使った「あるランニング勝負」を提案する…。第5話「背中の正面」「ジョジョの奇妙な冒険」より露伴の家に、リゾート開発を請け負う会社の営業部に勤める乙雅三が尋ねてきた。家の中に招き入れると、男は背中を壁につけたまま這いずるようにして入ってくる。靴を脱ぐときも、椅子に座るときも、紅茶を飲むときも、愛想笑いは返しても、男は決して露伴に背中を見せようとしなかった。その奇妙な行動に猛烈に好奇心をかきたてられた露伴は策を弄して無理やり男の背中を見てしまう。すると背中を見られた乙を異変が襲い、その異変はやがて露伴にも…。第6話「六壁坂」「岸辺露伴は動かない」より露伴は妖怪伝説を取材するためだけの理由で「六壁坂村」の山林を買い破産してしまう。「財産よりもネタが大事」な露伴は妖怪伝説の謎を追って京香と村を訪れるが、手掛かりは見つからない。そんなとき露伴の前に現れたのは、村一番の名家の跡取り娘、大郷楠宝子だった。楠宝子は露伴が村を訪ねた理由を探ってくるが、自らも何かを隠しているようだ。楠宝子の記憶をヘブンズ・ドアーで読んだ露伴は、楠宝子と六壁坂にまつわる驚がくの真実を知ることになる。「岸辺露伴は動かない」第4話は12月27日(月)、第5話は12月28日(火)、第6話は12月29日(水)それぞれ22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年11月12日岸井ゆきのと高橋一生がW主演する、NHK総合月曜のよるドラ「恋せぬふたり」が2022年1月10日より放送スタートすることになった。“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしている咲子(岸井ゆきの)。ある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見にスーパーへ訪れた際、店員の高橋(高橋一生)から「恋しない人間もいる」と言われ、ハッとする。咲子は結婚を急かす母親のいる居づらい実家を出て、親友とのルームシェアを計画するが、その親友が元カレとヨリを戻したことでドタキャン。心が折れそうになった咲子は、ネットで「アロマンティック・アセクシュアル」という言葉と出会い…。人を好きになったことがない、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会い。恋人でも、夫婦でも、家族とも違う。アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく。アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人は、アロマンティック・アセクシュアルと呼ばれる。岸井さんは、演じる咲子について「まわりの人たちとの関係になじめず、とまどいながら生きています。でも人は好きだしひとりは寂しい、恋愛抜きで家族を作ろうとがんばります。人は、誰にもわかりっこないと思っている人もみんな、本当は自分のことをわかって欲しいと思います」と語り、「性格が違う、価値観が違う、それでも同じ社会で生きてます。その中でこんな生き方もあるのだと感じていただければ幸いです」と思いを寄せてコメント。また、高橋さんは、「誰かにとってのあたりまえが、別の誰かにとっては当てはまらず、理解しにくいことなのかもしれません。今回参加させていただく作品を機に改めて自分の『あたりまえ』を見つめ直してみたいと思います」と期待を寄せて語っている。「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「声春っ!」などの吉田恵里香がオリジナル脚本を手掛けた。よるドラ「恋せぬふたり」は2022年1月10日より毎週(月)22時45分~NHK総合にて放送スタート(全8回)。(text:cinemacafe.net)
2021年10月25日高橋一生扮する漫画家・岸辺露伴が、奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かう新作ドラマ「岸辺露伴は動かない」。この度、本作の放送日が年末に決定し、高橋さんからコメントも到着した。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、さらに指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた露伴を描く本作。昨年末放送された第1~3話に続き、今回は第4~6話を3夜連続で放送。ゲストには、笠松将、市川猿之助、内田理央が決定している。去年の撮影の最中、続編が決定していないにも関わらず、「続編が出来るのならば…」と考えていたという高橋さんは、「俳優部の一人としては、一つの役を長く演じることが出来る幸福感を噛み締めると同時に、『次に出来ること』を楽しみながら、その時出来ることを詰め込みました」と思いを明かす。そして「益々洗練されたこの奇妙な世界をご一緒に、冒険しましょう」と放送を待つファンへメッセージを寄せている。また、露伴を写した本作の新ビジュアルも到着した。「岸辺露伴は動かない」は12月27日(月)22時~NHK総合にて3夜連続放送。(cinemacafe.net)
2021年10月14日お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)が10日、東京・渋谷区で実施されたコンテスト「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター」小学生の部 最終選考会・表彰式に玩具コレクターの北原照久氏とともに出席。2日に開催された『キングオブコント2021』を振り返り、「また来年出て、バチボコ分からせないとダメですね。バチボコ分からせます」と雪辱を誓った。初開催となる同コンテストは、日本トイザらスの日本上陸30周年記念イベントの一環。子どもたちの創造性と想像力を最大限に引き出すことを目的に、夢のおもちゃのアイデアを募集。マヂカルラブリーの2人は、特別審査員として、小学生の部で総勢2031作品の中から選ばれた10組の最終選考作品を選考した。本イベントにちなんで、誰に何のグランプリをあげたいか問われた野田は、『キングオブコント』に言及。「チャンピオン以外にもグランプリをあげたい。(あげるなら)ザ・マミィですかね。あんなに吉本(の芸人)がいる中で、吉本の芸人7組をブチ倒している。『吉本倒したで賞』をあげたい」と述べた。『M-1グランプリ』を制し、『キングオブコント』で2冠を目指したマヂカルラブリー。野田は『R-1ぐらんぷり』でも優勝しており、3冠を狙っていた。だが、決勝戦ファイナリストに名を連ねるも、2本目のネタを披露できる上位3組には選ばれなかった。野田は「歴代の中でも相当レベルが高かったとまわりが言ってくれた。それにまざれたことがうれしい。でも僕は、あの出場者の中で一番先輩だった。今も悔しい。来年までずっと悔しいと思う。この悔しさをなくすには、また来年出て、バチボコ分からせないとダメですね。バチボコ分からせます」と雪辱を誓った。ゲームクリエイターとしても活躍する野田。創造力の育み方、クリエイターに大切なことを問われて「一番大事なのは熱量。とにかく熱意が大事。『知識不足』だの『そんなの実現できるか~い』だの、大人たちにたくさん言われると思う。そんなこと言ってくるやつはバイ菌だと思ってください。実現できるかどうかはそいつに分からない。妄想を止めないでほしい」とエールを送った。
2021年10月10日NAPPOS PRODUCE 舞台『トリツカレ男』が、10月16日(土)に開幕する。初日を約1ヵ月後に控えた稽古前の想いを、キャストの野田裕貴(梅棒)、畑中智行、原田樹里の3人に尋ねた。いしいしんじの小説(新潮文庫)を演劇集団キャラメルボックスが舞台化し、好評を博した本作。2009年にはアトリエ・ダンカンプロデュースによる音楽劇も上演された。レストランでウェイターとして働くジュゼッペは、何かを好きになると寝食を忘れて没頭することから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳びに熱中した結果、世界新記録まで出すほどの彼が次に取り憑かれたのは、外国から来た少女ペチカだった──。初演(2007年)・再演(2012年)とジュゼッペを演じた畑中を横に、2021年版で同じ役に扮する野田は「先輩が偉大すぎて自分でよろしいんでしょうか……」と不安げ。すると畑中はすかさず「野田くんが楽しんで演じれば、おのずとオリジナリティは発揮されるから大丈夫!」と背中を押す。聞けば野田自身には“アイドルオタク”な一面があるらしく「何かに“トリツカレ”てしまうジュゼッペに共感しながら演じられそう」という。劇中で、ジュゼッペは原田演じるペチカに恋をする。その恋路を応援するのが、畑中扮するハツカネズミのトトだ。同じ作品内での役替わりを、脚本・演出を務める成井豊から「主人公の幸せをいちばんに願うバディ役は、これまでジュゼッペを演じて気持ちを掴んでいる畑中が演じるにふさわしい」と語られたエピソードを明かした畑中は、「とにかく野田くんが楽しんでくれるよう“給水”します」と稽古場での女房役も買って出る。二人の様子を微笑ましく見守っていた原田は、本作の初演を観てキャラメルボックス入団を決意し、再演にはジュゼッペ幼なじみのカメラマン・イザベラ役として出演している。人生の岐路を左右したこの作品の魅力について聞くと、「出番の多寡を問わず、登場人物すべてに存在意義があるんです」と熱っぽく語る。原田は続いて「中にはジュゼッペの気質をバカにする人もいると思うけど、ペチカを想って懸命にひた走る彼を周りのキャラクターが全力で支える姿を見たら『欠点含めて、ありのまま生きていいんだ』と肯定されます」と作品が発するメッセージにも踏み込む。野田と畑中も「迷いや葛藤している人が観たら励まされるよね」と同意し、インタビューを結んだ。公演は10月24日(日)まで、東京・こくみん共済coopホール / スペース・ゼロにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年09月22日俳優の高橋一生が出演する、ジョンソン・エンド・ジョンソン「ワンデー アキュビュー オアシス 乱視用」の新CM「乱視」編が、きょう17日より全国で放送される。「ACUVUE 瞳思いラボ」という研究所を舞台に、高橋演じる所長と部下の研究員たちが登場するシリーズの最新作。休憩中、ラボの片隅で卓球を始める所長の高橋。高橋がサーブを打つと、受け手側の研究員には球がブレながら迫ってくるように見えて「うわっ!」と避けてしまう。そこで相手が乱視だと気づいた高橋は……というストーリーだ。卓球のシーンについて「うまくできるか心配」と不安げな表情を見せていた高橋だが、指導役のコーチとのわずかな練習時間で感覚をつかみ、本番ではラケットの握り方からサーブの打ち方、返球まで自然な美しいフォームを披露。部下の研究員と激しい打ち合いを繰り広げる場面では、球をCGで合成するため息の合ったパントマイムのアクションを行うという難しい演技が求められたが、高橋はコーチに相談しながら練習を繰り返し、臨場感あふれるラリーを展開した。
2021年09月17日俳優の高橋一生が出演する、ブルボン・アルフォートの新CM「アルフォート、ある?」編、WEBCM「アルフォート、ある?WEB限定版」編が、7日より公開された。新CMでは、楽屋の高橋が真剣な表情でアルフォートミニチョコレートを両手で持ち、目の前にあてたり、同商品を頬張ったりと飾らない姿を披露する。Web限定版では、我慢できずにパッケージに手を伸ばし最後の一個を食べてしまい、ヘアメイクに「アルフォート、ある?」と小首をかしげながら問いかける姿も。また、Web限定ムービー「アルフォート×Vaundy Special Movie 『出会い』編」も公開。アルフォートを食べていている高橋の想像の中で繰り広げられる物語で、互いを求めて旅をするミルクチョコレートと全粒粉入りビスケットの姿を描いたストーリーになっている。採用楽曲のVaundy「napori」の歌詞とリンクするシーンやコマ撮りで撮影された映像にも注目だ。■高橋一生インタビュー――今回の新CM撮影はいかがでしたでしょうか?とても力が抜けた状態で、日常的なシーンの切り取りをしていただけたようで、楽しかったです。――今回は楽屋設定のCMでしたが、 普段どのように過ごされていますか?今回のCMのようにさせていただいています。メイクさんとかスタイリストさんとお話ししたり、本を読んだり。用意してくださっている本が、 結構面白くて。(好みを)すごいリサーチしてくださっているんです。山の本とか。あまり僕は雑誌を読まないので、夢中になって読みますね。――チョコと全粒粉入りビスケットの丁度いい関係がテーマのCMですが、高橋さんにとって丁度いい関係のものはありますか?お芝居ですかね。ますます、年々、いい関係、いい距離感(になっている)というか。(昔は)ある意味(お芝居と)恋愛しているみたいなところはありましたが、最近は、お芝居といい関係を築けているなとつくづく思います。――普段からアルフォートを食べますか?(CM出演の)お話をいただいてみなさんとお会いした時に、まず「いつも食べています」とお話ししました。大好きなので結構はしゃいでいました(笑)やったー! と。チョコとビスケットの組合せがすごく好きで、本当によく食べています。――一度にどのくらいの量を食べますか?この間、2箱一気にいただきました。友人と話している間に、2箱出したんです、常備しているので。並べて、開けて食べようと言って、話している内に(食べました)。結果、友人は一口も食べていなかったみたいです。友人は怒っていました(笑)。――新発売のストロベリーのご感想をいただきたいです!ではストロベリー味、いただきます。美味しいですね、しっかりイチゴで。地域限定のイチゴは食べたことがあって、そのイチゴはちょっと酸味があったんですけれど、これは甘いイチゴな感じで。これはこれでまた美味しいですね。と言いながらもう2個食べているので、 抑えます。美味しいです。――最後にCMをご覧の方に一言お願いします!この度アルフォートの新しいCMをやらせていただくことになりました。日常の中に僕がアルフォートを取り入れていると言うと大袈裟かもしれませんが、僕はアルフォートが日常にいつもあるので、その雰囲気をCMを通じて皆さんに感じていただきたいです。そしてよかったら手に取って食べていただけると嬉しいなと。そんなCMに出来上がっていると思います。ぜひ、食べてみて下さい。
2021年09月08日●「無限にゲームはできる」アイデア続々お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが、ゲーム開発やパーソナルジムの立ち上げなど、多才ぶりを発揮し注目を集めている。ゲーム作りを趣味とし、お笑いのネタにも用い、今年4月には自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。その続編「スーパー野田ゲーWORLD」の開発も先日発表された。7月にはパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」をオープンし、趣味だった筋トレも仕事にしている。NBAのバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)では声優に初挑戦。バスケットボールとゲームの趣味が仕事に結びついた。「かみ合いすぎていて、この仕事がなくてもこの映画は見ていましたね。レブロンも好きですし」と言うほど、自身にぴったりの作品で声優デビュー。ただ、「芸人が吹き替えをやると怒られがち」という印象があるようで、オファーを受けたときは「世間に怒られないように」と気が引き締まったという。低音ボイスが魅力の野田が吹き替えを担当したのは、NBA・WNBAの選手たちが演じる敵チーム[グーンスクワッド]の一人、クレイ・トンプソン選手/ウェット・ファイヤー役。アフレコで意識したことを尋ねると、「映画の邪魔にならないようにと、それ一つでした。俺1人でこの映画をぶっ壊すわけにはいかないので」と話した。eスポーツバトルを描いた本作に参加し、ゲームクリエイターとして刺激を受けたという。「バスケのゲームを作りたいなと思いました。作りたいゲームは、この映画のゲームみたいなもの。バスケの域を超えた、芸術点などで点をとっていくのは、いいなと思いました」。本作でレブロンらが戦うバスケのゲームは、ゲーム開発者を夢見るレブロンの息子ドムが作り出したもの。野田は「ドムに先にやられました(笑)」と悔しがった。声優決定が発表された際、「アフレコ自体をゲームにできるんじゃないかと思いました」とコメントしていた野田。「常にアンテナを張っているわけではないですが、『今のゲームにできるな』と思うことはあります」と言い、取材メンバーを見て「カメラマンもゲームにできますから。『ベストショットを撮れるかゲーム』。取材もゲームにできるかもしれない。どれだけ話を引き出せるか。一番難易度が高いのはスーパーベテラン俳優で、何もしゃべってくれないとか、面白そうですね(笑)」とアイデアが続々。「無限にゲームはできますね」と笑った。ゲーム好きになったきっかけを尋ねると、「幼稚園に行く前に毎日ゲームをやらせてもらっていました。兄弟も親父も全員ゲームをやっていたので」と説明。最初にゲームを作ったのは、小学生の時。ゲームを作れるソフト『RPGツクール』で作ったそうで、「すごく衝撃的でした。主人公に『うんこ』って言わせたんですけど、感動しすぎて泣きそうに。僕がやってきたゲームの主人公はそんな言葉絶対言わなかったですから。それを僕が『うんこ』って文字を入力したら、『うんこ』って言うんですよ! その衝撃が忘れられないです」と当時の興奮を振り返った。そして、芸人になってから本格的にゲーム制作に取り組み、ネタにも使用。『R-1ぐらんぷり2020』では「自作ゲームの実況」というネタで優勝をつかんだ。ついに今年4月、自身が制作したNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売され、月間ダウンロードランキングにランクインするなど話題に。「僕が作ったミニゲームがたくさん入ったものが発売されたらうれしいなとずっと思っていました。Switchから出すのはハードル高いと思っていましたが、実現するもんだなと(笑)。でも、出して終わりではないですね。これからも僕のゲームは続くので」野田は「ゲーム自体、お笑いだと思っている」と語る。「ゲームはゲーム、お笑いはお笑い、という考えではなく、笑いの取り方の一個としてゲームがある」。どちらも目的は「人を楽しませること」。野田としては同じ括りなのだ。●「やることは決まっている」今後を語る『スペース・プレイヤーズ』ではバスケットボール選手の声を演じたが、野田は小学2年生でバスケを始め、中学でもバスケ部に所属。吉本興業のバスケ部にも所属し、芸人仲間とバスケを楽しんでいる。筋肉芸人としても知られているが、「ダンクがしたくて筋トレを始めました」とバスケがきっかけ。2015年にジェラードン・かみちぃがアップした動画で野田のダンク成功を見ることができる。成功したもののまだ満足していないそうで、もっとジャンプ力をアップさせて豪快なダンクができるようになりたいと考えている。「中学生の時もジャンプ力が高いと言われていて、自分でもジャンプ力を鍛えまくって、もう伸びしろなくなったと思っていた現役時代よりも20センチ高く今、跳べているので、まだまだ跳べる。トレーニング次第で伸びると思います」筋トレに励む理由はもう一つ。憧れの松本人志の影響もある。「まっちゃんが鍛えていたので。マッチョ順に面白いのだと(笑)。松本さんはいまだにマッチョなので、あの年齢までは僕も鍛えようと思います!」今年7月に野田のパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」が吉本興業の運営でオープン。野田をはじめとする筋肉自慢の芸人たちがトレーナーを務めている。純粋な芸人としての仕事に加え、ゲーム作り、ジムと大忙しだが、「つらくはないです。楽しいです」と充実した表情。「仕事にしないと筋トレする時間がないと思ってジムを作りました」と、筋トレできる時間が確保できて喜んでいるようだ。仕事とプライベートの境界線が曖昧だが、「最終的には、プライベートが全部仕事になっている状態になったらいいな」と理想を述べ、「すべてはお笑い。ゲームもお笑いだし、筋トレもお笑い。クリスタルジムは面白いですから」と強調。さらに、「やることは決まっています。ゲームに関しては、自分が作ったゲームの発展と、自分自身がゲームをたくさんやれる状況。筋トレに関しては、ジムの発展と、自分自身が筋トレをたくさんして豪快なダンクができること。そして、のんびり漫才とかネタをやる」と今後について語った。また、「何事も面白くすること。お笑い芸人はそれがすべて」と、自身の軸となっている考えを説明。「ネタがすべったのも面白いとしようよって。お笑いに限らず、何か嫌なことがあっても、それも面白いとしようよって。それができたら芸人だと思う」すべてを面白くするために、野田は2006年から日記を書き続けている。「現場で嫌なことがあっても、日記に書くことでその日一日を面白いとする。ブラックに書くのではなく、面白く書く! 嫌なことを乗り越えるには、それを面白いとするしかないですから」。すべて面白いことに変換することは精神的に「大事なこと」だと実感しているそうで、「みんな日記を書いたらいいのに」と勧める。何事も面白くする、日々の心がけも野田の活躍につながっているのかもしれない。■野田クリスタル1986年11月28日生まれ、神奈川県出身。2007年に村上とお笑いコンビ・マヂカルラブリーを結成。『M-1グランプリ2017』の決勝で審査員の上沼恵美子が酷評し最下位になるも、全国区の知名度を得て、『M-1グランプリ2020』では悲願の優勝を果たした。野田は『R-1ぐらんぷり2020』でも優勝した。ゲーム開発も行っており、2021年4月に自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。また、野田のパーソナルジム「クリスタルジム」も吉本興業の運営で7月にオープンした。
2021年08月27日東京芸術劇場芸術監督・野田秀樹の戯曲に、国内外の演出家が挑むシリーズ企画。その第5弾は、2000年にNODA・MAPで初演された『カノン』を野上絹代の演出で上演。新型コロナウイルスの影響で昨年は公演中止、そして今年も初日延期となったが、いよいよ8月25日(水)にシアターイーストにて開幕する。野上絹代は、社会性とポップなユーモアを併せ持つ作品をアップデートする劇団「快快(ファイファイ)」のメンバーで、2015年に「演劇系大学共同制作Vol.3」で『カノン』を演出。これを目にした野田が「冴え渡った演出に吃驚し、再演をすれば、更に磨きがかかるのではないか」と、その才能を見込み再演を希望。そこから企画が動き出し、今回、野上演出での『カノン』再演が実現することに。物語は、牢番の太郎が囚われの身の沙金に心奪われ、牢から逃してしまうことから始まる。その罪の放免の為に、太郎は権力者・天麩羅判官に沙金率いる盗賊団のアジトで“ある事”を探る密偵を命じられる。窃盗に対して弱腰の太郎だったが、思想犯で捕らえられた弟・次郎を助けるために人を殺め、罪を重ね、更に沙金への想いを募らせていき……。太郎を演じるのは、舞台出演は今回が2度目となる中島広稀。「1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに今回もう一度稽古から始まる事に少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの皆様のお顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」と明かしていたが、新たな稽古を経てどんな太郎を体現してくれるのかに注目。そして沙金役のさとうほなみは「“前へ行くよ、前へ”。わたしが演じさせて頂く沙金の作中での台詞です。このひとことにわたしはすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会を頂けたこと、心より感謝しております」とコメント。「ゲスの極み乙女。」のドラマ―としての活躍ほか、演技でも注目される彼女の新たな魅力にも期待だ。また、天麩羅判官役は野田作品にも多く出演してきた渡辺いっけいが務める。役者たちが縦横無尽に舞台上を走りまわり、その疾走感がスペクタクルに昇華する名作『カノン』。野上絹代の演出と新たなキャスト陣でどのように再構築されるのか注目を。文:伊藤由紀子『カノン』作:野田秀樹演出:野上絹代出演:中島広稀 / さとうほなみ名児耶ゆり / 永島敬三 / 大村わたる / 山本栄司 / 長南洸生 / 緒形敦 / 川原田樹手代木花野 / 佐々木美奈 / 前原麻希 / 本多遼 / 湯川拓哉 / 小田龍哉 / 村田天翔 / 竹内蓮 / 田坂歩木津誠之 / 家納ジュンコ / 佐藤正宏渡辺いっけい2021年8月25日(水)~2021年9月5日(日)会場:東京芸術劇場 シアターイースト※公演関係者の新型コロナウイルス感染により、8月25日(水)~8月28日(土)公演が中止となりました。最新の公演情報は公演公式サイトよりご確認ください。
2021年08月25日お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上が19日、オンラインで行われた吉本興業の新サービス「FANY GAMES」発表記者会見に出席。終了後に報道陣の取材に応じた。吉本興業は、「面白い」に特化したゲームを提供する新サービス「FANY GAMES」を開始。第1弾プロジェクトとして、世界中の人とオンライン対戦できるユーザー共創型オンラインゲーム『スーパー野田ゲーWORLD』の開発が決定した。同ゲームの開発資金調達のため、19日22時より「FANY Crowdfunding」でクラウドファンディングが開始された。前作『スーパー野田ゲーPARTY』のクラウドファンディングでは、目標額400万円に対して達成率339%となる13,573,000円が集まり、約2000人の支援者と共にゲームを制作。今回も、前作の支援額13,573,000円を目標額に設定し、制作資金の支援と共に、実際にゲームに登場する素材やアイデアをリターン品(特典)として支援者から提供してもらう。“社長”として会見に登場した野田は、「野田ゲー世界進出」「みんなが喜ぶ」など同じフレーズを繰り返し、村上からツッコまれていたが、取材会で「リハーサルでは、5分で終わってしまうんじゃないかと全員が焦り、5分で終わる記者会見なんてやっていいのかということで相当パニックになりました。しかし、いざ本番を迎えてみたら、やはり芸人の力、16分まで延ばすことができました。全員でなんとか遅延行為。何度も同じことを繰り返し、みんなの力で記者会見を乗り切ったと思います」と話して笑いを誘った。そして、「FANY GAMESの“社長”ということで、吉本の新しい若社長、野田クリスタルが、吉本のゲームを背負い、ゲーム界のてっぺんを目指そうと思っております。てっぺんです!」と意気込んだ野田。“社長”の役割を聞かれると、「優秀な部下たちがたくさんいますので、基本的には部下たちの言いなりという形をとらせていただこうかなと。言いなりの社長。言われた通り動く。矢面に立って矢が刺さる。そんな社長でありたい」と答えた。村上は「(会見は)すべった空気が流れていた。新しいゲームを作るということなので、そちらはすべらずに成功させてほしい」とコメント。自身の関わり方を聞かれると、「しっかり入り込むのはやめておこうと。すゑひろがりずみたいに100万円出して自分のゲームを作ってもらうとか、そういう関わり方はやめておこうと思います」と話した。
2021年08月19日お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上が16日、都内で行われた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)の公開直前イベントに登場した。NBA史上最強のプレイヤーと呼び声の高いバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、壮大な無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた本作。イベントでは、レブロンの前に立ちはだかる敵チーム、グーンスクワッド“最強の殺し屋軍団”の声優を務める、田中直樹(ココリコ)、中澤佑二、野田クリスタル、丸山桂里奈、村上佳菜子が勢ぞろい。また、村上がMCを務めた。冒頭、村上がMCとして挨拶すると、野田が「お前関係ないだろ~!」とツッコんで笑いを誘い、村上は「関係ないことはないです。相方が出ているんですから。一心同体なので」と返した。オールスター常連のクレイ・トンプソン選手役/ウェット・ファイヤー役を担当した野田は、声優陣5人の顔ぶれに「すごい変なメンツだなと思いました。この5人でバスケやったらそこそこ強いんじゃないか」と話し、完成した映画を見た感想を聞かれると「自分の声の場面が近づくにつれて緊張します。俺の声だって。みんなの邪魔にならなきゃいいなと思っています」と答えた。相方の村上もすでに本作を鑑賞。「(野田が)どこで出るかわからずに見ていて、野田の声はわかるので野田だと思って、そこから集中できなくなりますね。恥ずかしくもなりますし、大丈夫かな、ちゃんとできてるかなって、親みたいな気持ちにもなります」と語った。イベントでは声優を務めた5人が2つのゲームに挑戦。本作の魅力を30秒で伝えるプレゼントークバトルと、30秒でどれだけゴールを決められるかを競うバスケットボールシューティングゲームに挑戦し、2つの結果から村上佳菜子がNo.1プレイヤーに決定した。
2021年08月16日高橋一生が岸辺露伴を演じたドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作3エピソードがこの冬、放送されることが決定した。本作は、荒木飛呂彦の作品を原作にしたサスペンス・ホラードラマ。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、さらに指示を書き込むこともできる力“ヘブンズ・ドアー”を備えた漫画家・岸辺露伴が、遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に、女性編集者・泉京香と立ち向かっていく。2020年末、初めて映像化された際には、大きな反響を呼んだ本作。新作では、高橋さんが岸辺露伴を、飯豊まりえが泉京香を引き続き演じるほか、ゲストとして第4話に笠松将、第5話に市川猿之助、第6話に内田理央が参加することも決定した。「岸辺露伴は動かない」新作(第4~6話)は12月、総合テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月15日おいしいうどんが安くて早く食べられることで有名な『はなまるうどん』。全国に店舗を構えており、海外にも出店するなど幅を広げています。国内外の旅行情報などをYouTubeに投稿しているSU channel(@channel_su)さんは、沖縄県の那覇空港で『はなまるうどん』を見つけました。しかし、看板をよく見ると一般的なものとは違いがあったのです。この写真を見て、その違いに気付くことはできますか。那覇空港のはなまるうどんは「なはまるうどん」って知ってた?? pic.twitter.com/lfHnqIFirs — SU channel @現在国内メインに活動中(JGC修行中) (@channel_su) August 11, 2021 看板が『はなまるうどん』ではなく、那覇だけに『なはまるうどん』になっていたのです!ちょっとした遊び心で利用者をクスッとさせた、はなまるうどん。看板には、シーサーも描かれていて沖縄らしさが満載です。味は、ほかの店と変わらないおいしさだったといいます。投稿を見るまで知らなかった人が多かったようで、「3回読んでやっと気付いた!」「ここで食べたのに知らなかった!」「いわれなければ一生気付かない」などと驚きの声が相次ぎました。那覇空港で食事をとる時は、ぜひ看板にも注目してみたいですね。YouTubeの『SU channel』では、旅行情報や、エアライン関連、空港やホテル、グルメなどの情報を発信しているとのこと。気になった人はチェックしてみてくださいね!SU channel[文・構成/grape編集部]
2021年08月14日山田洋次監督が手がける松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』に野田洋次郎が出演している。野田はRADWIMPSのメンバーとして活動するだけでなく、俳優や映画音楽の制作など様々な分野で活躍しているが、その際、単に“映画をつくるためのメンバー”として参加するのではなく、自身と映画のつくり手の間に起こる化学反応を重視しているという。野田は音楽活動を続けながら、俳優として松永大司監督の『トイレのピエタ』や、豊田利晃監督の『泣き虫しょったんの奇跡』などに出演してきた。「単純に“その役を演じてみたい”という気持ちは非常に大事なことだと思っています」と語る野田は「その一方で、その作品に出演するかどうかはいつも冷静に判断している部分もあります」と説明する。「その役を自分が演じることが一番良いと思えるか?は考えます。演じている時は常に自分をなくす作業なんです。映画の劇伴をつくっている時も同じで、いつも“その映画にとって一番大事なものは何か? 音楽で何ができるのか?”を考えているんですけど、役者でいる時も気持ちは同じかもしれないですね。だから良い意味で“我がない”というか、監督が旗振り役をしてくれますから、自分がいかに誠実にそこに向き合うかを考えていると思います」野田にとって俳優や映画音楽を手がけることは、作業や出演の一部を担うだけでなく、自身が映画のつくり手の“伴走者”になることなのかもしれない。「そういう部分は間違いなくあると思います。僕がその映画に関わることによって、そこに良い意味での変化が起きるべきだと思うんです。僕が参加したことによって明らかに良い変化が起こる。でなければ僕がそこにいる価値はないと思いますし、いかに変化を起こせるのか、どうすれば作品の輝きを増すことができるのかをいつも意識していますし、そうあり続けたいなと思っています。だから僕は“監督と俳優”として、めまぐるしく過ぎていく日常の中で刹那的にすれ違うみたいに参加することは、これからもない気がしていて、やっぱり監督とじっくりと話したり、面白いと思っているものについて話したり……これまでもそうやってきたんです。僕は俳優をやることがメインではないというのもあるとは思うんですけど、いかにして面白いものを世の中に出していくのか……自由研究みたいな部分があるのかもしれないです(笑)。だからこそ自分をとことんまで突き詰めてやっている部分もあります」「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」そんな野田が本作で伴走するのは、日本映画史に残る作品を数多く手がけてきた山田洋次監督だ。「常に燃えたぎっていて情熱があるし、つねに新しいものをつくろうとするし、すごく研究熱心で新人たちの映画も観ている。あそこまで表現を愛し続けている人に出会うことは本当に励みになりますよね。だけど山田監督からもらってばっかりだとダメだし、自分としても与えたい。だから思考し続けたいし、映画に出続けることのできる人間でいたいなと思います」自身の役を全うするだけでなく、少し離れた位置や、様々な視点から作品を眺め、自分だけでなく“作品そのもの”が輝く方法がないか探る野田の姿勢は、本作で演じた役と重なる部分がある。映画『キネマの神様』は、現在はギャンブル漬けで借金まみれのダメ親父・ゴウと妻の淑子、その娘の歩、孫の勇太のドラマから始まる。かつてゴウは映画撮影所で汗を流す助監督で、いつかは自分で映画監督になる日を夢見ていた。そんなゴウと同じ撮影所で映写技師として働き、友人であるゴウを見守り、彼の才能を信じ続ける心優しい男、それが野田が演じるテラシンだ。「テラシンはめちゃめちゃいいヤツですよね」と語る野田は、テラシンがゴウの才能を信じる強さがこの映画の土台になる、と分析する。「僕としてはこの映画はあくまでもゴウの物語であってほしいんです。その時にテラシンは、ゴウの才能を心の底から100パーセント信じ続ける男の役だから、そのシーンがどれだけ強いかによってこの物語の土台というか強さみたいなものは決まるなと。やっぱり才能を持ち合わせた人は大事だし必要だけど、そのことに気づかせてあげる人は同じぐらい世の中には必要だし、両者は同じぐらい価値があると思うんですね。才能のある人を心の底から全身全霊で信じて、なにかをつくる人が心が折れそうになったりとか、才能に気づけなかったり、自分自身がすごく平凡なものに感じてしまう瞬間がある時に全身全霊でそれを支えて、愛し続ける。その構図がブレてしまったら、この物語はどこかに嘘が含まれてしまう。だから演じる上では、ゴウを支え続ける覚悟をするべきだなと思いました」野田が演じた若き日のテラシン、名優・小林稔侍が演じる現代のテラシンはどちらもゴウを信じ、映画を愛する心優しい男として描かれており、もし“キネマの神様”が存在するのだとしたら、テラシンはその神様がつかわした天使のような役目を担っている。そういうと野田は「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」と笑顔を見せる。「改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います」ゴウの才能と未来を信じ、撮影所で奮闘する日々を通じて生まれた想いや、コロナ渦で撮影が中断してしまったこと、当初、映画に主演予定だった志村けん氏がこの世を去ったことなど様々な想いが積み重なり、野田はひとつの曲を書いた。「アイデアのようなポツポツと浮かぶものは撮影中にも台本に書いたり、携帯にメモしたりしていたんですけど、だんだん撮影が中断し、志村さんが倒れ、その後にお亡くなりになり、映画の撮影が長期でとまった時に、“あれ?あれだけの時間が幻に終わっちゃうのかな”という雰囲気さえ感じるようになって。だから自分の中ではあの時の美しかった経験を残したかったですし、志村さんのことも含めて、現実とフィクションの境界線が曖昧になっていて、あの世界だけは自分の手で何とかして残したいという気持ちが起きて、撮影が終わって1ヶ月後だと思うんですけど自粛期間中にデモをつくって、プロデューサーの方にお渡ししました」野田がプロデューサーに渡した楽曲『うたかた歌』は、その後にRADWIMPSと本作に出演した菅田将暉によってレコーディングされ、映画の主題歌になった。「だから改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います。そこでいただいた感情、通過した感情だったり、経験した想い、触れてきた人々みたいなものをやっぱり自分は音楽で残したい人なんだなと。それが映画と結びついて主題歌になってくれるパターンもあるとは思うですけど、そうじゃないパターンもあって、やっぱり僕にとっては通過した上で曲を作って、音楽にすることで、ひとつの区切りになるのかな、という気がしましたね」映画そのものと伴走し、演技し、結果として主題歌を手がけることになった野田洋次郎。観客は、彼が本作の制作を通じて感じたものや、想いを映画『キネマの神様』の随所に観て、感じることができるはずだ。『キネマの神様』8月6日(金) 公開(c)2021「キネマの神様」製作委員会撮影:杉映貴子
2021年08月02日NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』のWOWOWでの放送が決定した。待望の新作公演が話題を呼んだNODA・MAPの『フェイクスピア』は、“フェイク”があふれる現代社会と、劇作家ウィリアム・シェイクスピアをかけた斬新な舞台。 同作品は、先ごろ発表された「第29回読売演劇大賞」の上半期ベスト5に作品賞、男優賞、演出家賞、スタッフ賞でノミネートもされた。「演劇の力」を体現する仕掛けと熱量に満ちた作品で、野田秀樹の緻密な脚本と大胆な演出、そして高橋一生の真摯に響く台詞としなやかな演技体に加え、橋爪功と白石加代子が醸し出す圧倒的な存在感が観るものを魅了し続けている。そんな新作『フェイクスピア』を鑑賞した方も、まだ鑑賞していない方もぜひ自宅から楽しんでほしい。【番組情報】NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』放送日:未定収録日:2021年6月12日(土)収録場所:東京芸術劇場プレイハウス作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 伊原剛志 前田敦子 村岡希美 / 白石加代子 野田秀樹 橋爪功番組URL:
2021年07月26日「一生懸命な女性」と聞けば、基本的に性格が良くて、男性からモテるイメージがありませんか?好きな男性に好かれるためにも、「一生懸命さをアピールしたい!」という女性も多いでしょう。でも逆に、一生懸命すぎて引いてしまう……というパターンもあるみたい。そこで今回は、一生懸命な女性の「ちょうどモテる」ボーダーラインをご紹介します。■ 必死に頑張っていて守ってあげたくなる仕事や勉強など、一生懸命に取り組んでいるとつい頑張りすぎて、から回ってしまったり、失敗してしまったりすることもありますよね。失敗して落ち込んでいる姿を見ると、男性は慰めてあげたくなってしまうもの。さらには「俺が守ってあげたい!」と男心をくすぐられることも。逆に一生懸命すぎて、自分だけでやりとげようと人の手も借りたくないオーラが出ているとNG!男性は「俺の出る幕はなさそうだ」と引いてしまうよう。頑張りアピールもいいけど、頼れるところは男子に頼ってみることも必要ですよね。■ 一途な感じがする男性は、女性の「一生懸命」な部分を見ると「きっとこの子は、まじめなんだろうな」と好感を抱く人も多いです。なにごとも真面目に考えていて、恋愛に関しても「一途な女性」だとわかると、さらに好印象です。ただし、逆に一生懸命すぎて、男性にとってはあまり嬉しくない空回りな行動をされると、引いてしまうことも!たとえば、他の人と会話が盛り上がっているのに、やたら「飲み物大丈夫?」とできる女性をアピールしてくる、なんでもないのに無駄にお土産やプレゼントをくれる……。一生懸命をやりすぎていると、周りからも「痛い子」と思われがち。まじめで一途だけど、スキがある、肩ひじ張っていないなどリラックスポイントがあると、男性は、きゅんとしやすいです。■ ポジティブに取り組む姿が好印象そもそも、「一生懸命やろう!」という女性の気持ちが伝わってくると、男性は「愛おしい」と感じやすいのだとか。課題をやり遂げるのに厳しそうなものでも「やってみなきゃわからない!」「できなくても挑戦しよう!」とポジティブに捉えて一生懸命に取り組もうとする姿に、癒やされてしまう男性も多いようです。ただし、あまりにもはりきりすぎて、皆がついていけないテンションの一生懸命さは、引かれることも。一生懸命でも、周りの空気感を読むことは大事!■ 一生懸命になりすぎない程度が◎一生懸命な女性は、基本的には男女問わず好印象です。ただし「一生懸命すぎて、ウザい」など、同性からの妬みなどから、よく思われない場合も多々。男性が好きな一生懸命な女性のポイントは押さえつつ、自分のなかでの一生懸命さを大事に、物事に真摯に向き合うことが一番。きっと男性も、見てないようで見ています!思わぬ場面で好きになられちゃっているかもしれませんね。(麻生アサ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月18日作・野田秀樹、演出・野上絹代の舞台『カノン』が、8月19日(木)〜9月5日(日)に東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。2009年、野田の芸術監督就任以来、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する「芸劇eyes」シリーズを上演している東京芸術劇場。今回の『カノン』は、野田の戯曲に国内外の演出家が挑むシリーズ企画。きっかけとなったのは2015年、演劇系大学共同制作Vol.3で上演された本作『カノン』に遡る。野上演出の舞台を目にした野田が「再演をすれば、さらに磨きがかかるのではないか」と言葉を残し、さらなる進化を遂げた『カノン』の熱気をシアターイーストに蘇らせる本企画へと至った。しかし、新型コロナウィルスの影響で本番直前に中止が決定。この度、1年半を経て、野上演出版2021年『カノン』がシアターイーストの舞台に戻ってくる。『カノン』の物語は、牢番の太郎(中島広稀)が、囚われの身の沙金(さとうほなみ)に心奪われ牢から逃すことから始まる。その罪から放免されるため、太郎は沙金率いる盗賊団のアジトに潜り込んで探ることを、都の権力者・天麩羅判官(渡辺いっけい)に命じられる。太郎役の中島広稀は、「時を経てご覧になっていただけること、才能溢れるキャストとまた時間をともにできることを嬉しく思っています。1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに、もう一度稽古から始まることに少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」とコメント。また、沙金役のさとうほなみは、「“前へ行くよ、前へ”。私が演じさせて頂く"沙金"の作中での台詞です。このひとことに私はすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会をいただけたこと、心より感謝しております」と語った。チケットは7⽉17⽇(⼟)10:00から発売。『カノン』2021年8月19日(木)~9月5日(日)東京芸術劇場シアターイースト作・野田秀樹、演出・野上絹代出演:中島広稀、さとうほなみ、名児耶ゆり、永島敬三、大村わたる、山本栄司、長南洸生、緒形敦、川原田樹、手代木花野、佐々木美奈、前原麻希、本多遼、湯川拓哉、小田龍哉、村田天翔、木津誠之、家納ジュンコ、佐藤正宏、渡辺いっけい
2021年07月13日人気バンド・RADWIMPSのボーカルを務める野田洋次郎(36)がまん延防止等重点措置が適用される東京で、明け方まで誕生パーティをしていたと7月10日に報じられた。厳しい声も上がるなか、ファンの間では擁護する声も多いようだ。『NEWS ポストセブン』によると野田は4日、自身の誕生日を記念し焼肉店を貸し切って食事会を開催。二次会はカラオケバーへと向かい、のちにカラオケ店も訪問。参加したのは10人ほどで、明け方には泥酔した様子で仲間からのハグされる場面もあったという。当日の東京都はまん延防止等重点措置が敷かれており、飲食店には営業時間の時短要請が。また酒類の提供は1グループ2人までで90分以内などのルールもあった。野田や彼の出向いた店々はそれに反しているといえそうだ。野田は8日に自身も出演する予定だった『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021(以下・RIJF)』が新型コロナウイルスの影響で中止すると発表されたばかり。その際、Twitterに《効果があったのか分からない3度目の緊急事態宣言の考察や反省も見えません》と投稿。そこには《“自粛に疲れた若者たち”がどこか悪者になっている空気を最近感じます》《「ふざけんな」という気持ちです》ともあり、反響を呼んでいた。そのためネットでは、野田の矛盾を指摘し《ライブやりたいけど中止になりました、誰のせい?こいつ特大ブーメランかましてんじゃん》《野田さん特大ブーメランくらっちゃった》など“ブーメラン”との批判が集まることに。しかし、一部ファンの間では《ブーメランではなくない?》《一貫性がある気がする》といった声が上がっている。■「五輪がいいなら他のイベントもOKでは?」というスタンス野田のTwitterを振り返ると『RIJF』の中止が発表された際、彼は《五輪に対して反対の立場ではありません》と明言。いっぽう「東京五輪はOKにもかかわらず、フェスが中止になるのはおかしい」「成人式や修学旅行といった貴重なイベントの機会も奪われ、なぜ黙っていなければいけないのか」といった趣旨のことをつづっている。「つまり野田さんは『五輪がいいなら他のイベントもOK』というスタンスなんです。ファンはそれを知っているため、『ブーメランでも何でもない』との声が。また新型コロナの影響で長らく音楽産業が停滞しているため、『RIJFの中止に怒りの声を上げたからといって、パーティを批判するのは筋違いでは』といった意見もあります」(音楽ライター)いっぽう「ブーメランじゃない」との擁護の声に対して、こんな声も上がっている。《「自分たちは感染対策を考えてるのにフェスが中止になった」っていうことに対して、不要不急な外出と酒を伴う飲食の自粛っていう最低限の感染対策すらしてなかった。ってところがブーメランなんやで》《ブーメランじゃないって人いるけど、気をつけて気をつけてフェスをしようとしてたんでしょ?》《野田さんのやつ、単純にめちゃくちゃダサいじゃん 擁護するポイントが“特大ブーメランか否か”って部分しかない》6日、誕生パーティで撮影されたであろう写真とともに《こんな厄介でめんどくさいけど、たまにとてつもやく素敵な世界に産みおとしてくれた父さん母さん、ありがとう》とツイートしていた野田。論争が論争を生んでいることは、彼にとって“めんどくさい”のか“素敵”なことなのかーー。
2021年07月11日映画、ドラマ、演劇と出演作が常に高いクオリティを保ち、話題を呼んできた高橋一生さん。新たに挑んでいるのは演劇界を牽引する野田秀樹さんの最新作『フェイクスピア』。初タッグを組む野田さんとの創作活動、そして、いま高橋さんが考える「演じるということ」について知りたく、稽古場を訪れた。膨大な言葉と美しく抽象性の高い演出で、観客の想像力を最大限に刺激。演劇の面白さを提供し、その世界の第一線を走り続ける演劇人、野田秀樹さん。その野田さんが率いるNODA・MAPの最新作『フェイクスピア』に高橋一生さんが出演中。かつて野田さんのワークショップに参加したこともあるというが、意外にも出演は初。さぞや強い意気込みが…と思いきや、静かな口調で「思ってもみなかったので、光栄なことだなと思いました」と淡々と。そして「基本的に僕は、舞台でも映像でも、自分で“やりたい”ということを持たないようにしているんです」と続けた。「恵まれていると思いますけれど、お芝居として自分がやってみたいことは、この5年ほどですでにやれてしまっているんです。だからといって熱意や情熱がなくなったという意味ではなくて“離見の見”といいますか…。お芝居でもそういうアプローチが、少なくともいまの自分には心地いいんです」“離見の見”とは、演じ手が自己の視点から離れて自分の演技を客観的に見つめること。そんな境地にある高橋さんから見たNODA・MAPの稽古場とは?「とても純度が高いなかでお芝居を作っていっている感覚があります。ワークショップに参加させていただいていた時から感じていたんですが、野田さんは、ある種の変なプライドを持たない方で。若い方たちの意見にも『それもいいよね』と耳を傾けられるので、誰でも意見しやすい雰囲気が稽古場にあるんです。一緒に劇団をやっている青年みたいに思えて、昔、同期とエチュード(即興の芝居)を作っていた時のような、しばらくぶりの感覚を味わっています。ただ、あまりにもスムーズに進んでしまうものだから、作っていくことに没頭しすぎて視野が狭くなってしまうかもしれない。観ている側の人たちの存在を忘れないよう、少しだけ意識してみようといま思っているところです」自身のことを「人の顔色を窺うのは得意なので(笑)」と皮肉めいた言葉で語る。だからこそ「制作側から“一生さんのここを期待しています”と言われることは、なるべく聞かないようにしている」とも。それを意識してしまえば「作品世界にいろんな雑味が入ってしまう気がして」。これまでもきっとそうやって、つねに主観と客観を行き来しながら作品や役をとらえ、表現を精査してきたに違いない。今回の作品は、“フェイク+シェイクスピア”というタイトルから“偽物”と“演劇”がテーマだと推察される。俳優という仕事は、まさに作り物の嘘を“まこと”にしていく仕事だけれど…。「僕らは“まこと”にするつもりは最初からありません。演技だとわかってやっていますから。どれだけ熱量を持ってやっていたとしても、僕らはどこか引きで見ている部分があって、今日のお客さんは緊張しているなと思うと、それをほぐすように少し匙加減を変えてみたりするわけで。目の前の嘘をまことにするかは、僕はお客さま次第だと思っています。“あの俳優が演じている”と思って観ていたとしたら、それはやっぱり嘘でしかないわけですから」それでも高橋さんの演技には、どこか嘘であることを忘れさせてくれる“まことしやか”がある。「もしあるとしたら、それは観客の方々を騙すためではなく、自分を騙すためだと思います。舞台でも映像でも、自分を騙さないと演技なんてできません、恥ずかしくて(笑)。自分を騙すには、自分の芝居を自分がちゃんと納得できるまで腑に落ちるものにしないといけない。そうなれば、お客さまにもきっと嘘がまことしやかに見えてくるだろうと信じています」野田作品の面白さは、ひとつの言葉やひとつのセリフが視点を変えることでさまざまな意味に解釈でき、ひとつの物語からあらゆる方向へと想像力が豊かに喚起させられるところ。「ご自身が書かれたものですから、野田さんなりの解釈はあると思いますが、僕らにもそれは明かさない。あえて添え木を外して、俳優の自由な解釈に委ねている。そこが心地いいなと思うんです。もちろん演じる側は自分なりの最適解を持っていないといけないとは思いますが、観る側はもっと自由でいいと思っています。なんか面白かったとか、なんか悲しかったとか、泣けちゃったとか。へんに分析したりすることは必要なくて、感覚的に楽しんでいただけたら、俳優として幸福だなと思います」たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ。東京都出身。近作にドラマ『岸辺露伴は動かない』や『天国と地獄 ~サイコな2人~』などがある。6月4日公開予定の映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』に桂小五郎役で出演。ジャケット¥94,000シャツ¥41,000パンツ¥56,000靴¥66,000(以上ルメール/スクワット/ルメール TEL:03・6384・0237)NODA・MAP 第24回公演『フェイクスピア』演劇というエンターテインメントを通して、世の中の矛盾や歪みに警鐘を鳴らし続けてきた野田秀樹さん。新作は、霊魂を自らの身体に憑依させるイタコが登場する恐山を舞台に繰り広げられる。7月11日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中。7月15日(木)~25日(日)には大阪公演あり。作・演出/野田秀樹出演/高橋一生、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美、白石加代子、野田秀樹、橋爪功ほかS席1万2000円ほか問NODA・MAP03・6802・6681※『anan』2021年6月2日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(マービィ)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月26日NODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」の東京公演が5月24日に東京芸術劇場プレイハウスで開幕。併せて、主演を務める高橋一生と作・演出を務める野田秀樹からのコメント、および舞台写真が到着した。本作は、過去『野田秀樹の十二夜』『野田秀樹のから騒ぎ』『野田秀樹の真夏の夜の夢』や『三代目、りちゃあど』など、ウィリアム・シェイクスピアの作品をモチーフとした戯曲を生み出してきた野田が率いるNODA・MAPの最新公演。演劇の神様とも言えるシェイクスピアの名をタイトルのパーツに据え、イタコが登場する恐山を舞台に、野田自身が「コトバ」と正面から向き合い、私たちが生きる現代を鮮烈に、そして挑発的に描き出す。舞台はもとより、ドラマ、映画、音楽、CMを多方面で活躍する高橋が主演としてNODA・MAPに初登場。そして、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美。さらに、白石加代子、橋爪功。ここに野田を併せ、総勢8名の豪華俳優陣が一堂に会する。東京公演は7月11日(日)まで開催。その後、7月15日(木)〜7月25日(日)まで新歌舞伎座にて大阪公演が行われる。■高橋一生劇場で稽古できる期間が結構しっかりあったこともあって、稽古でやってきたものをブレずにそのまま出すことができたかなと思います。カーテンコールでたくさんの拍手をいただいて、白石加代子さん、橋爪功さんと手を繋いだ瞬間、温かかったんです。人と人との繋がりの素敵さを改めて実感した気がします。劇場でみんなで分かち合うその一体感も、肉体があってこそ。仮想の世界では味わえないものだと思います。ぜひ劇場で、この夢がまた夢に繋がっていくような複層的な不思議な世界を体感していただけたら。できることなら、僕も客席で観たいくらいです。劇場で初めて共有するという本来の楽しみ方で、味わっていただけたらと思います。■野田秀樹ほっとしたというのが、初日を終えたいちばんの感想です。久しぶりにストーリーを捨て置いたようなところがあるこの芝居がどう受け入れられるのか、いつも以上に全く見当がつかなかったので。お客さんの集中力がどんどん高まっていくのがわかって、非常に嬉しかったですね。一生をはじめ、みんなよくやってくれたので、とても感謝しています。稽古初日に「演劇の底力を見せてみたい」と言ったんですが、それに近いことがやれたのかなと感じることができました。たぶん、あまり観たことのない芝居だと思うので、SNSの感想をチェックしたりしないで、なるべく無で観てください。できれば、シェイクスピアすら知らずに観に来て欲しい(笑)。演劇の観客は、第三者ではなく当事者です。劇場でお待ちしています。【公演概要】NODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 伊原剛志 前田敦子 村岡希美 / 白石加代子 野田秀樹 橋爪功 / 他★チケットは、チケットぴあにて販売中!●東京公演開催日:2021年5月24日(月)〜7月11日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス●大阪公演開催日:2021年7月15日(木)〜7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月25日野田秀樹率いる NODA・MAP の新作『フェイクスピア』が5月24日(月)、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。野田戯曲の特徴として必ず取り上げられるのは、巧妙に仕掛けられた“言葉遊び”だが、今作はいきなり言葉遊びを思わせるタイトル。シェイクスピア?フェイク?その意味、意図は何も明かされていないが、野田はこれまでシェイクスピア作品に関連する多くの作品を手掛けている。前回作『「Q」:A Night At The Kabuki』では、『ロミオとジュリエット』の2家間の争いを源平の時代に置き換え、もし、ふたりが生きていたらという着想のもと“2組のロミジュリ”を描いている。また、過去には『野田秀樹の十二夜』や『野田秀樹のから騒ぎ』、『野田秀樹の真夏の夜の夢』など、シェイクスピア作品をモチーフ、または潤色した戯曲もある。さらに、シェイクスピアに掛け合わせたタイトル頭の“フェイク”。これは今や世界中に“フェイクなコトバ”がはびこる中、野田は正面から“コトバ”というものと向き合ってみようという思いで挑んでいるという。そして、現在明かされている物語の設定は、あの「恐山(おそれざん)」を舞台にイタコが登場するとのこと。一体どんな世界が出現するのか?主演は野田作品初参加となる高橋一生。昨年はシェイクスピア全作の要素が盛り込まれた井上ひさしの大作『天保十二年のシェイクスピア』に出演した彼だが、謎に包まれた今作ではどのようにシェイクスピアに絡むのか? さらに、ミュージカルのみならず、今年は『藪原検校』でもその個性を発揮した川平慈英、AKB48での活躍後も映像や舞台で高い評価を得ている前田敦子も初参加。ほか、伊原剛志、村岡希美、そして野田作品への参加は27 年ぶりとなる白石加代子、6年ぶり8度目となる橋爪功という豪華布陣に野田を併せ、総勢8名が出演。近年のNODA・MAP作品において欠かせないアンサンブルキャストも出演する。先の見えない不安漂う現在の世で、野田は一体どんな“シェイクスピア”と“フェイク”を取り入れた劇世界を描き出すのか。幕が開く瞬間までのドキドキも含めて楽しみにしてほしい。文:伊藤由紀子NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他★チケットは、チケットぴあにて販売中!【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月24日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日人気脚本家、坂元裕二の作・演出による 「坂元裕二朗読劇 2021」が、4月13日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕。初回公演となった高橋一生×酒井若菜の「忘れえぬ 忘れえぬ」のオフィシャルレポートが到着した。この春スタートしたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、『カルテット』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元が作・演出を手掛ける「坂元裕二 朗読劇 2021」。今回は、過去にさまざまなキャストが演じてきた「カラシニコフ不倫海峡」「不帰の初恋、海老名 SA」の2作に、本公演のために書き下ろされた「忘れえぬ 忘れえぬ」を追加し、1公演につき3つの物語から1つを上演する。高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演が、4月13日によみうり大手町ホールで幕を開けた。初回は、高橋と酒井による「忘れえぬ 忘れえぬ」を上演。問題を抱える少年の最里(もり)と少女の木生(きお)が、とある場所で出会い、いくつかの夏を越えていく様子を描いた作品で、彼らを取り巻く環境や登場人物の雰囲気は、そのやりとりから知ることとなる。時間が経つにつれてキャラクターの輪郭がくっきりと浮き出て、彩度があがっていくような物語を、ステージ上で台本を手にした高橋と酒井が、純粋かつ巧みに演じていく。さまざまな出来事を通じて起こるふたりの変化や成長を声だけ伝えることで、聞き手の想像を掻き立て、ラストへと繋いでいく姿が印象的だった。主人公である最里と木生は舞台の上のふたりが紡ぐ言葉によって誕生し、1時間半をかけて進んでいくが、演じる役者によってその印象はがらりと変わっていくだろう。そこが「坂元裕二 朗読劇 2021」の面白さであり、奥の深さなのだと改めて感じずにはいられなかった。東京・よみうり大手町ホールでは、4月25日(日)までの期間中に全6組のキャストが日ごとに出演。続く4月28日(水)~5月2日(日)の大阪・松下 IMP ホールには風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花が、5月7日(金)と8日(土)の北海道・道新ホールには、風間俊介×松岡茉優が登場する。東京公演は現在上演中。大阪、札幌のチケットの情報はオフィシャルサイトで確認してほしい。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月15日山田洋次監督が原田マハの小説を映画化する『キネマの神様』。この度、主人公ゴウ役の菅田将暉と、盟友テラシン役の野田洋次郎が「RADWIMPS feat.菅田将暉」として主題歌「うたかた歌」を歌唱することが分かった。劇中では、撮影所で働く盟友として熱い絆を結んだ2人。野田さんが作詞作曲を務め、ゲストボーカルとして菅田さんを迎えるという形となり、劇中のゴウとテラシンの役柄と重なり合うよう、歌詞に合わせて歌い分けされているという。今回の主題歌について野田さんは「最初は主題歌になるとかならないとかそういう話は全く無く、撮影中に歌の言葉の断片みたいなものをちょっとずつためていました。全部の撮影が終わった時に、感謝の気持ちを込めて『監督にこのデモをお渡しください』という感じで贈ったのが一番最初です」と明かす。一方、菅田さんは野田さんと一緒に主題歌を担当することについて「いやびっくりしました。謎でした。こんなありがたいことはないです。クランクアップした少し後に、野田さんから感謝の気持ちとして『こんなのできたから』ということでこの曲のデモを送ってもらって、それを聴いて『わぁ~!』と思っていたので、なんだか不思議な気持ちでした」と驚きを隠せなかった様子。また、2人で一緒に主題歌をレコーディングした際のことをふり返り、野田さんは「レコーディングは楽しかったですね。菅田君が色んな表情や色んなテイクを見せてくれたので」と語り、菅田さんは「二回レコーディングしたんです。それが良かったですし、今思えば、山田組っぽいですよね(笑)。良い作品にするためにリテイクするって。1日やって本当に難しくて表現しきれなかったこともたくさんあって、もう一回やることになりました。すると野田さんが『こういう風なリズムでやると歌いやすくなるかも』といったメールをくれて。それがとても良かったです。主題歌では野田さんが演出家で僕が演者みたいな気持ちでした」とその様子を語った。なお、主題歌の音源は近日中に公開予定。野田さんは「僕自身本当に大好きな曲ですし、『キネマの神様』があったから生まれた曲で、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていって欲しいという願いがずっとあったので、本当に心から嬉しく思っています」と思いを述べ、菅田さんは「完成版の楽曲は、映画のエンディング版とは曲の尺が違うので、フル尺でもぜひ聴いてもらいたいですね」と楽しみに待つ方へメッセージを寄せている。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年04月09日女優として活躍している高橋由美子(たかはし・ゆみこ)さん。2021年4月2日に結婚したことを発表し、ファンを驚かせました。そんな高橋由美子さんの結婚相手や、これまでの経歴についてご紹介します!高橋由美子が結婚!相手はどんな人?サンケイスポーツによれば、高橋由美子さんの夫は一般男性のようです。女優の高橋由美子(47)が1日に結婚したと所属事務所が2日、明らかにした。事務所は相手の男性を「一般の方と聞いている」としている。サンケイスポーツーより引用そのため、名前や年齢、顔写真といったプライベートな情報は明かされていません。1990年代には『20世紀最後の正統派アイドル』と呼ばれるほど人気を博していた高橋由美子さん。そんな高橋由美子さんの心を射止めた男性はどのような人物なのか、気になりますね。高橋由美子のこれまでと現在の活動は?高橋由美子さんは1990年に放送されたアニメ『魔神英雄伝ワタル2』の主題歌『Step by Step』で歌手デビュー。同曲をきっかけに、アイドル活動に重きを置くようになります。その後、女優としての才能も開花させ、1994年に放送されたテレビドラマ『南くんの恋人』(テレビ朝日系)に出演。ある日、突然身長が縮んでしまったヒロイン・堀切ちよみ役をキュートに演じ、ブレイクしました。以降、数々のドラマからオファーがくるようになり、正統派アイドルから女優に転身。1998年にはドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)でメインキャラクターの1人を演じ、その人気を確実なものにしています。近年は舞台を中心に活躍を見せ、2020年には主演も務めました。結婚し、高橋由美子さんがこれからどのような姿を見せてくれるのか、多くの人が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月02日ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が、大塚製薬・カロリーメイトの新CM「この世界で考えつづける人へ」編のために楽曲「鋼の羽根」を書き下ろし、自身も出演することが31日、分かった。新CMは2日から全国で放送される。サラリーマンやクリエイター、シェフ、バレリーナ、チェロリストなど、さまざまな職業の人々が、日常の変わった世界でも立ち止まらずに考え、行動し続ける姿を描いたCM。野田自身も出演し、思いを巡らせながら楽曲制作に取り組む様子や、「鋼の羽根」をファンに届けるかのように歌うシーンが収められている。撮影は、野田が実際に楽曲を制作するスペースを想定し、キーボードやアンプ、スピーカーなどの音楽機材を配置したセットで行った。キーボードを弾いたり、口ずさんだりしながら創作活動に励む野田の真剣な表情や美しい歌声が見どころだ。野田が壮大なステージでライブをしているイメージのシーンでは、実際に歌っている場面を撮影。霧がかかった幻想的なステージで、マイクスタンドを前に歌う様子は、本物のライブのような臨場感にあふれる映像に仕上がった。野田は提供した楽曲について「『この時期をどうやって生きていこう、この先どうやって自分で自分を鼓舞して希望を持って生きていこう』と、僕自身がもがきながら書き溜めていたものが、いただいたオファーの内容と重なっていたので、そこからさらにビルドアップして歌詞をどんどん詰めて完成した作品です。とても好きな曲になりました」と手応えを見せる。また、CMのメッセージである“この世界で、考えつづける人へ。”について、「考えつづけるということは、僕ら人間が持ちうるすごく美しい能力ですし、とても人間らしい行いだと思います」と共感し、「『今日じゃない自分になりたいんだ』というその意思を持つ人々は、同志として励みになりますし、この世界を、この国を、一緒に考えつづけて少しでも豊かにしていきたいなと強く思います」と思いを語った。
2021年03月31日RADWIMPSの野⽥洋次郎がバランス栄養⾷「カロリーメイト」の新CMに出演することが決定し、CM楽曲にRADWIMPSの新曲「鋼の⽻根」が起用されることが発表された。『この世界で考えつづける⼈へ』篇と題された今回のCMでは、⽇常が変化しても、何かできることはないかと、⽴ち⽌まることなく考えつづける⼈々の姿と希望が描かれている。そして本CMのために書き下ろした新曲「鋼の⽻根」は、この時代をどのように⽣き抜いたら良いのか、と野⽥⾃⾝が考えつづけてきたメッセージが詰まった楽曲となっており、今回のCMで初公開となる。考えつづける⼈の背中を押す歌詞にも注目してほしい。撮影はまず都内某所のスタジオで、野⽥の楽曲制作風景を想定しキーボードやアンプ、スピーカーなどの機材を配置して⾏われた。時折カロリーメイトリキッドを⼝にしながら、キーボードを弾いたり⼝ずさんだりして楽曲制作をつづけるシーンを撮影し、その後はライブをイメージしたセットにて、霧がかかった幻想的なステージでストレートなマイクスタンドを前に歌う様⼦が撮影された。カロリーメイト新CM『この世界で考えつづける⼈へ』篇より今回のCM出演にあたって、野田洋次郎からのコメントが到着している。――今回のタイアップが決まったとき、どのようなお気持ちでしたか。野田:このコロナ禍を⽣きるほぼすべての⼈が苦難に直⾯している世の中で、「背中を少しだけでも押せるような楽曲を作っていただけませんか。そういうCM にしたいんです」というお話をいただき、ぜひご⼀緒したいという気持ちが強くありました。こういう時期だからこそ、伝えられるものがあるのではないか、ここから少しでも光に向かっていけるような作品にできたらなと思いました。――本CM のメッセージである「この世界で、考えつづける⼈へ。」に共感する部分はありますか。野田:⾮常に共感します。⼀筋縄ではいかない世の中になっているので、ただ何かレールに乗ったり、世の中の⼀つの空気に乗っかるだけではすまされない世の中ですし、⾃分で⾃分の意思を確かめつづけて確認しながら前に進まなきゃいけない、選択の連続だと思います。そういう意味では、すべての⼈たちにとって本当に困難ではあるなと思いますが、惰性で⽣きるよりも⽣き甲斐のある世の中だなと思うので、たくましく⽣きなければいけないと、僕⾃⾝も強く思います。――今回の楽曲には、どのような想いを込めましたか。野田:この時期をどうやって⽣きていこう、この先どうやって⾃分で⾃分を⿎舞して希望を持って⽣きていこう、と僕⾃⾝がもがきながら、書き溜めていたものが、いただいたオファーの内容と重なっていたので、そこからさらにビルドアップして歌詞をどんどん詰めて完成した作品です。とても好きな曲になりました。――この世界で考えつづけているすべての⼈へ、メッセージをお願いします。野田:考えつづけるということは、僕ら⼈間が持ちうるすごく美しい能⼒ですし、とても⼈間らしい⾏いだと思います。「今⽇じゃない⾃分になりたいんだ」というその意思を持つ⼈々は、同志として励みになりますし、この世界を、この国を、⼀緒に考えつづけて少しでも豊かにしていきたいなと強く思います。歌詞(一部)とCM動画一覧■ 「鋼の⽻根」歌詞(⼀部)一人だけで生きていける強さを早く 手に入れる訓練の最中にあなたは物音ひとつなく現れて 今までの成果台無しにした怖くないとでも思ったかよバカ そんなわけでも怖さでは止められないこの胸の 高鳴りは揺るぎないものがほしかった 壊れない意志がほしかった容易い言葉はいつだって 賞味期限は持って3日枯れない夢がほしかった 「僕」という意味がほしかった宇宙にぽつんと咲いている 静かな理由がほしかったそれを君と探せるなら 遠回りでもいいと思えた『この世界で考えつづける⼈へ』篇 15秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 30秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 60秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 105秒ver.本CMは4月2日(金)から放映開始。また、4⽉5⽇(⽉)からはカロリーメイトリキッドやオリジナルグッズが当たるTwitterプレゼントキャンペーンもスタートする。キャンペーン特設サイト: Official HP:
2021年03月31日野田琺瑯のキッチンアイテムをご紹介1934年創業の老舗、野田琺瑯。扱いやすくて丈夫な琺瑯(ホーロー)製品を作り続けていて、特にキッチンアイテムは既に使っているという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな長く愛用できる野田琺瑯のキッチンアイテムをピックアップして、新生活にもおすすめのラインナップをご紹介いたします。ぜひご覧になって下さいね。日々の調理シーンに役立つ琺瑯容器レクタングル浅型Sサイズ軽くて扱いやすい琺瑯素材の「レクタングル浅型」。酸や塩分に強い琺瑯は、食材や薬品の保存に適しているという実用性が特徴的。Sサイズのこちらのタイプは、このまま器として使える程よい大きさになっています。レクタングル浅型Mサイズ直火やオーブンで使える特性を持つ、琺瑯製品。こちらの浅型Mサイズは、直接火にかけながらコーヒーゼリーを作る際にも活躍してくれます。レクタングル浅型S・Lサイズ肉屋魚の下ごしらえにもあると重宝するレクタングル浅型シリーズ。下味を終えた後は、冷凍庫や冷蔵庫に保存ができます。別売のシール蓋を組み合わせても◎。作り置きや食材の保存にも便利レクタングル深型Mサイズ×シール蓋こちらのレクタングル深型は、作り置きの容器としても最適なアイテム。食材のにおい移りや型崩れがなく、汚れもつきにくいという万能な容器。別売のシール蓋と合わせて冷蔵庫へ。レクタングル深型Mサイズ×密閉蓋深型の琺瑯容器は、コーヒー豆などの保存にも優れている頼りになるキッチンアイテムです。密封性に優れている「密封蓋」と組み合わせて、鮮度を一段とキープしてくれそう。レクタングル深型Sサイズ×琺瑯蓋サイズのレクタングル深型に琺瑯蓋を組み合わせてバターケースとしても活用できます。このままテーブルに運んでも様になる、清潔感のある風合いが特徴的ですね。サイズ違いであると助かるバットとボウルオーブン調理もOKサイズのラインナップが展開されている琺瑯バット。サイズ違いでストックしておくと日々の効率がアップしそうですね。大きめなバットを使ってオーブン調理に活用し、そのままテーブルに出せます。お菓子作りにも重宝する清潔感のあるホワイトカラーの琺瑯キッチンアイテム。バットを使っておお菓子作りの一時置き場所を確保。琺瑯のボウルと一緒に使って、お菓子作りがスムーズに運びそう。野菜をまとめて洗える琺瑯ボウルは5サイズが展開されていて、卵を混ぜたりお菓子作りにも活躍してくれそう。一番大きなサイズのボウルに野菜をざっくりと入れて、まとめて洗える実用性がポイントに。持ち手が付いていて使いやすい持ち手付ストッカー角型L×密封蓋扱いやすい持ち手付のストッカー。冷蔵庫での保存ができる琺瑯容器なので、密封蓋と組み合わせて味噌の保存場所としても活躍してくれます。持ち手付ストッカー角型Lこのまま火にかけることができる琺瑯のストッカーは、ジャムやコンポートを作るときにも役立ってくれます。持ち手の部分は熱くなるので、火を使うときは鍋つかみと合わせて使うと◎。持ち手付ストッカー角型L×シール蓋砂糖や塩などの調味料入れとしても活躍してくれるストッカー。シール蓋と組み合わせて使ってキッチンに並べてみると、スッキリとした見た目になりますね。あると重宝するキッチンアイテムろ過式オイルポット一つあると重宝する琺瑯製オイルポット。放浪の持つ特性によって、油の質や風味の変化を防ぎながら保存できるという実用性のあるキッチンアイテムです。ぬか漬け美人冷蔵庫で低温保存できる「ぬか漬け美人」は、ぬか漬けをこれから始めたいという方にもおすすめ。サイズはSとLがあるので、お好みに合わせた大きさが選べる一面も◎。白い水切りかごステンレス素材の水切りカゴに、琺瑯トレイがセットになった機能的なキッチンアイテム。清潔感のある白い水切りかごは、どんなキッチンインテリアにも馴染んでくれそうです。野田琺瑯のキッチンアイテムまとめ今回は、日常シーンに活躍してくれる野田琺瑯(ホウロウ)のキッチンアイテムにスポットを当てて、おすすめのラインナップをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。軽くて扱いやすい琺瑯製品は、シンプルで清潔感のある見た目もポイントに。琺瑯製品が気になるという方は、ぜひチェックして下さいね。
2021年03月28日綾瀬はるか主演、高橋一生共演による究極の入れ替わりエンターテインメント「天国と地獄~サイコな2人~」の最終回が3月21日放送。北村一輝演じる河原に絶賛の声があふれるとともに、高橋さんの“完落ち”演技にも「すごい」「鳥肌」などの反応が続出している。努力家で正義感も、気も上昇志向も強いが慌てん坊な刑事・望月彩子を綾瀬さんが、海外から帰国し日本で起業、成功したやり手経営者だが、実は生き別れの兄の殺人に協力していた日高陽斗を高橋さんがそれぞれ演じ、2人のほか、彩子の恋人で事件にも絡んでいく渡辺陸に柄本佑。彩子のバディ、八巻英雄に溝端淳平。独自に捜査を行ってきた刑事、河原三雄に北村一輝。日高の兄で“真犯人”だった東朔也に迫田孝也。捜査一課の管理官、五十嵐公平に野間口徹。日高の秘書・五木樹里に中村ゆり。河原のバディ、幅健太郎に谷恭輔。鑑識の新田将吾に林泰文。日高の妹、優菜に岸井ゆきのといった顔ぶれも出演した本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では、逮捕された日高が全部の犯行を自分が単独でやったと供述。自分を守るために日高が自らを犯人と供述してると感じた彩子は必死に朔也の犯行である証拠を探す。陸が朔也が持っていたSDカードを発見、そこには朔也による自白動画が保存されており、それによって日高が実行犯でないことが証明され、日高は3年の実刑。彩子と八巻は警察学校に異動となる。それから時を経て彩子のもとに日高から連絡が来て、2人は入れ替わった歩道橋で再会、日高は犯行の凶器となった石を彩子に渡すと…というストーリーが展開した。日高の取り調べを終え、供述調書にサインを求める河原。そこで取調室に入ってきた幅から書類を受け取った河原は、朔也の生い立ちを読み上げていく。人間としての尊厳を奪われた朔也が、あまりにみじめでかわいそうだったと話す日高に「じゃあまたなぜ奪う。この殺人はお兄ちゃんの声じゃないのか」と返し「立場の弱い人間がいかにたやすく奪われ続けるか。そして立場の強いやつらも最後はこういう風に自らが奪われることにもなる。そんなことが言いたかったんじゃないのか。やってることは人殺しだ」と続け、「お前にその声を奪う正義はあるのか」と迫る。今までのイメージを覆す刑事としての熱さに満ちた河原に「河原さんがだんだんすてきにみえてきた」「殺人は殺人だけど兄からの声だろって本質を見抜いた」など、河原を絶賛する声がSNSに溢れた。そこに朔也の自白動画を入手した彩子が乱入、10歳の時、学校で濡れ衣を着せられた自分が、日高の濡れ衣を見過ごしたら「私は私の正義をなくす」と涙ながらに語り「私に私の正義を守らせて」と説得。彩子の言葉を聞いていた日高は涙を一筋流し、自分が実行犯ではないことを認める…。河原から取り調べられている時のサイコパスを“演じる”姿から、彩子の言葉に“完落ち”するまでの日高の表情の変化に「徐々に表情が変わっていく演技がすごいな」「高橋一生すげぇ、としか言えない…すげぇ」「「いや!!高橋一生!顔ー!!!!!演技!!!!」「マジで鳥肌だった、、役者ってすごすぎ、高橋一生本当すごい」などと絶賛の声が殺到。特に彩子の言葉に対し流す一筋の涙には「涙の流し方プロ過ぎるやろ」「すごい、すごいシーンだ、、、」などの反応が続々。一方、そんな彩子と日高の関係性を見た陸は、帰宅した彩子を抱きしめ「1つだけお願いしていい?ナッツは駅の向こう側のスーパーのほうがお買い得だから。面倒でもこっち側のスーパーで絶対買わないで」とお願いし、「行ってきま~す」と手を振りそのまま彩子のもとを去る。そんな陸に「陸行ってきまーすじゃなくて、それバイバーイじゃん」「気付いちゃったんだね。日高を想ってる彩子に」「陸ー!最後までいい奴だった」という声が上がる。そして数年が経ち出所した日高から連絡をもらった彩子は、2人が入れ替わった歩道橋で再会。日高から犯行の凶器になった奄美の石を受け取るのだが、それによって2人は再び入れ替わる…このラストに「コレって続編?アリ?」「2できますな」「第二部は入れ替わりドタバタラブコメだな」「次は望月さんと日高のラブストーリー」など続編希望の声も多数上がっている。(笠緒)
2021年03月21日綾瀬はるかがTBS日曜劇場初主演で、初となる刑事役に挑戦し、サイコパスな殺人鬼を演じた高橋一生との入れ替わり演技や考察などがSNSを中心に話題沸騰となった「天国と地獄 ~サイコな2人~」。先ほど最終回を迎えた本作のBlu-ray&DVD‐BOXが9月29日(水)に発売されることになった。努力家で正義感が強く、上昇志向もあるが先走りがちな警視庁捜査第一課の刑事・望月彩子を綾瀬さんが演じ、TBS日曜劇場初主演。そして、彩子と魂が入れ替わるサイコパスな殺人鬼・日高陽斗役を「凪のお暇」以来のTBSドラマ出演となる高橋さんが演じた本作。入れ替わった2人とスリリングに絡み合う自由すぎる同居人に柄本佑。犯人を追い詰める天敵刑事に北村一輝。さらに、“ゆとり八巻”と呼ばれて人気となった溝端淳平、中村ゆり、木場勝巳、岸井ゆきのら実力派俳優陣も出演。脚本は、「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN-仁-」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」など、綾瀬さんとのタッグ作も多く、数々のヒットドラマを手掛けてきた森下佳子によるオリジナルストーリー。また、主題歌は手嶌葵の透明感溢れる歌声が印象的なバラード「ただいま」で、物語を盛り上げた。あらすじ警視庁捜査第一課の刑事・望月彩子(綾瀬はるか)は、思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられている。そんな彩子はある朝、出勤時間ギリギリに起床。朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付く。すると、偶然乗り合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだというマスクを譲り受ける。そんな中、とある殺人事件が発生。管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示するが、なんとそのとき、捜査第一課に居合わせたのは過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。彩子は、刑事として挽回する願ってもないチャンスの到来に、「絶対に手柄を立ててやる!」と息を巻いて現場へ急ぐ。向かった先には、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた、猟奇的殺人現場が広がっていた。しかし、その猟奇的惨状の反面、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚える彩子。そんな彩子の違和感を解消したのは、彩子の能天気な同居人・渡辺陸(柄本佑)。清掃現場でアルバイトをしている陸によると、匂いのない業務用の特殊洗浄剤がこの世に存在することが分かる。その洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社。あろうことか、そのコ・アース社、社長の日高陽斗は、なんと数日前彩子に電車内でマスクをくれたあの男だったーー。自分だけが知る重要参考人に、何か運命めいた物を感じた彩子は早速日高のもとへと会いに行く。しかし、そのときはまだ、表向きは若くしてベンチャーを立ち上げた敏腕経営者・日高が、裏の顔は類まれな頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼であることは知る由もなかったーー。「天国と地獄 ~サイコな2人~」は9月29日(水)発売。(text:cinemacafe.net)
2021年03月21日