“街場のレストランで当たり前の食体験”を再現今の感覚を大切にしながらフランスの古典料理を伝えるナチュールワインを幅広くセレクト“街場のレストランで当たり前の食体験”を再現麻布台ヒルズ タワープラザ3階のザ・コンランショップ 東京店に併設される形で誕生した【Orby Restaurant】。店名は創業者のテレンス・コンラン氏のミドルネームに由来。かつてのロンドン本店にレストランを設けるなど、食に対しても情熱を捧げていたサー・テレンス・コンランの想いを東京店に繋いだということだ。「モダンクラフトダイニング」を提唱する【Orby Restaurant】。自然光が降り注ぐ店内には、都会的で洗練された雰囲気が漂っているヘッドシェフとして白羽の矢が立ったのは、東京・三軒茶屋【uguisu】と西荻窪【organ】を営む紺野真さん。カジュアルなフレンチをベースに、ザ・コンランショップの本店がある英国のエレメントを加えた料理を提供するというのだが、仕込みはけして“カジュアル”ではない。例えば、フォン・ド・ヴォーやフォン・ブランなど、フランス料理の基本となる出汁は、一から作る。食材の仕入れについても、同様。ほぼ毎日、シェフが自ら豊洲に足を運ぶ。思わぬ食材との出会いがあれば、メニューに積極的に反映するそうだ。紺野真さん。1969年生まれ。ナチュールワインへの造詣も深い「僕が今までやってきた、街場のレストランのやり方を持ち込みたい」と、紺野さん。街場のレストランのやり方とは、つまり、マニュアル化されていないサービスのことである。46席の【Orby Restaurant】でそれを実践するのは並大抵ではないはずだが、「“人対人で料理とサービスを行う”街場の店のあり方に魅力を感じているからこそ、此処でも同じようにやってみたい。実現に向けて挑戦したい」と語る。いつかは、コースの利用が2回目以降のゲストには前回のお料理とかぶらないものを出すといったことにも対応したいそうだ。店内には左官仕上げのカウンターなど手仕事が光る今の感覚を大切にしながらフランスの古典料理を伝えるこの日のディナーコースのメニューには、「Chaud-Froid(ショーフロア)」という料理名がプリントされていた。ショーフロアとは、加熱した肉や魚をいったん冷ましてソースで表面を固めた冷たい料理のことだ。主に鶏の胸肉が使われるが、紺野さんは旬のホワイトアスパラガスを用い、それをイカ墨のソースでコーティングする。古典料理を愛し、今に伝えたいという紺野さんの熱い思いとクリエイティビティが発揮された一品だ。13,200円のディナーコースの料理の一例、『ホワイトアスパラガス ヤリイカ 卵 カラスミ』。器は陶芸家・伊藤環さんが紺野さんのリクエストに基づいて益子焼のプロダクトとして特別に作ったもの【Orby Restaurant】のシグネチャーメニュー『ヴェニソン・ウェリントン』にも、“古典料理を再構築して伝える”という姿勢が端的に表れている。『ヴェニソン・ウェリントン』、4,620円(税込)。メニューに載っていない場合もあるので、予約の際に確認するのが賢明英国の伝統料理“ビーフ・ウェリントン”をフレンチの技で洗練させた一品で、エゾ鹿のモモ肉をキノコのデュクセル、生ハム、パセリ風味のクレープで巻き、彩り豊かなパイ包みに仕立てている。また、フランスの古典菓子のひとつ『クレープ・シュゼット』も、バターの使用量を控えめにすることで軽やかな仕上がりを実現。くちどけのいいトンカ豆のアイスがすっきりとした後味を助長する。13,200円のコースのデザートの一例。『オレンジ クレープ トンカ豆』ナチュールワインを幅広くセレクトさて、紺野さんといえば、ナチュールワインの火付け役的存在としても有名だが、【Orby Restaurant】では【uguisu】や【organ】とはひと味違ったセレクトが楽しめる。フランス産に加え、オーストラリア産や日本産などニューワールドのワインも充実させているのだ。【Orby Restaurant】で味わえるナチュールワインの一例料理と同様に、ワインも顔ぶれがどんどん入れ替わる。バーカウンターもあり、スタンディングで気軽にドリンクと軽食を楽しむことも可能。開店して数ヶ月だが、リピーターが多いのも納得だ。紺野ワールドのファンの方はもちろん、はじめて体験する方も好奇心を刺激されて、再訪を望むに違いない。Orby Restaurant【エリア】麻布十番【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5500円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】神谷町駅
2024年04月19日ハンバーグ【らいむらいと 麻布台ヒルズ】担々麺【希須林 麻布台】カレー【The Yellow Company TOKYO】ハンバーガー【SHOGUN BURGER 麻布台ヒルズ店】とんかつ【とんかつ 河むら 麻布台ヒルズ店】ハンバーグ【らいむらいと 麻布台ヒルズ】数々のメディアで取り上げられる人気のチーズハンバーグは必食気軽に通える雰囲気のレストラン創業38年、メディアで度々取り上げられるレストラン【らいむらいと】。市ヶ谷に本店を構える行列の人気店が、麻布台ヒルズに出店しました。オーナーシェフは都内のホテルで西洋料理を経験し、都内のフレンチレストランなどで修業した川上健司氏。ステーキやハンバーグは口溶けがよく、あっさりとした脂質が特徴で、食べ飽きないと評判です。『らいむらいと風チーズハンバーグ』。ランチはライス・サラダ付で1,680円(200g)と、お得に楽しむことができる人気No.1メニューは、綺麗な小判型のハンバーグにニュージーランド産チーズを上からとろりとかけた熱々の『らいむらいと風チーズハンバーグ』。ここでしか味わうことのできないオリジナルソースを絡めているのもポイントです。ほかにもフレンチ出身のシェフが和風にアレンジした牛ロース肉の『特製レア焼き丼』や『牛ロース肉のチーズはさみ揚げ』などのメニューも。らいむらいと 麻布台ヒルズ【エリア】芝公園/東京タワー周辺【ジャンル】ハンバーグ【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】4,000円 ~ 4,999円担々麺【希須林 麻布台】青山の名店中華【希須林】のクリーミーな担々麺モダンな雰囲気のカウンター席青山の中華の名店【希須林】が、赤坂、軽井沢に続き麻布台にもオープン。本店のモダンな雰囲気はそのままに、店内は落ち着いたムードが漂います。ライブ感あるキッチンを見渡せるカウンター席は特等席。一人でも入りやすいのでデイリーユースに最適です。また、落ち着いた雰囲気の個室も完備。ランチには『担々麺』1,480円のほか、セットメニューなども充実ランチ時に行列をなす人々のお目当ては名物の『担々麺』。クリーミーなゴマの風味とラー油などの刺激がしっかり効いているのが特徴です。また、追加トッピングの排骨も人気。注文ごとに揚げているため、熱々なのはもちろん、サクサクの食感がクセになります。希須林 麻布台【エリア】芝公園/東京タワー周辺【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】5,000円 ~ 5,999円カレー【The Yellow Company TOKYO】東京にある札幌スープカレーを代表する名店店内はグリーンがアクセントに東京恵比寿と新宿にある【The Yellow Company TOKYO】は、北海道スープカレー専門店。オーナーシェフの大竹雅人氏は、本場の北海道出身。札幌にいた頃お店で提供していた、人気メニューのスープカレーを引っ提げて東京に来たのが始まりで、麻布台ヒルズが3店舗目です。麻布台店限定の特別メニュー『ザ イエカン スペシャル スープカレー“TOKYO”』(2,500円)は特に人気のメニュー北海道産を中心とした15品目の野菜と、漢方を含む30種類以上のスパイスを使用し、深みがある絶品のスープカレーを提供しています。大きめにカットした新鮮な野菜は、それぞれの旨みを出すために調理法を変えるというこだわりも。辛さはレベル1(微辛)から5(激辛)までは無料で選べます。The Yellow Company TOKYO【エリア】神谷町【ジャンル】スパイスカレー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】神谷町駅ハンバーガー【SHOGUN BURGER 麻布台ヒルズ店】焼肉屋が本気でつくった“和牛ハンバーガー”を堪能ロゴは将軍が着用する兜がモチーフ創業37年の【焼肉ハウス 大将軍】が本気でつくった和牛ハンバーガー専門店。2017年4月、富山に1店舗目をオープンさせて以来、店舗数は拡大。いまはベトナムを含め15店舗に。麻布台ヒルズ店は、大きなキッチンを真ん中に構えた造りが特徴になっています。『ベーコンチーズエッグオニオンバーガー』独自製法で焼くオール国産小麦のバンズは、力強い食感が特徴。そして主役となる和牛100%のパテは、主に牛スネ肉を使用し和牛のおいしさにこだわった独自の配合に。ツナギ不使用で、パテにあらかじめ自家製和牛ソースを塗ることで“焼肉屋のハンバーガー”の味わいを完成させています。オリジナルの焼印も目を引きます。SHOGUN BURGER 麻布台ヒルズ店【エリア】芝公園/東京タワー周辺【ジャンル】ハンバーガー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】2,000円 ~ 2,999円とんかつ【とんかつ 河むら 麻布台ヒルズ店】素材と技にこだわった、ジューシーなとんかつ和の雰囲気で落ち着きのある店構え【とんかつ河むら】は、千葉県産の銘柄豚「林SPF」を使用したこだわりのとんかつが楽しめるお店。厳選したパン粉や揚げ油、高い技術によって、上質な肉を一番おいしい状態に仕上げて提供しています。『リブロースかつ定食(260g)』3,800円定食はご飯、豚汁、キャベツ、ぬか漬け付きで、ご飯、キャベツは1回のおかわりが可能というのもうれしいところ。メニューは一度は食べたい『極厚ロース』をはじめ、限定メニューのメンチカツ定食、ロースとヒレを同時に楽しめるセットなども。一口目は塩で食べてみると、肉本来の甘さが際立ちます。とんかつ 河むら 麻布台ヒルズ店【エリア】芝公園/東京タワー周辺【ジャンル】とんかつ【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】3,000円 ~ 3,999円
2024年04月12日“グリーン&ウェルネス”をテーマに昨年誕生した麻布台ヒルズ。プラントベースのレストランやオーガニック素材を使ったスイーツショップ…美と健康への意識が高い人も満足できる、話題のスポットが目白押し!ウェルネスの最新トレンドは“麻布台ヒルズ”をチェック。栄養バランス抜群!西海岸発のブッタボウル。8ablish(エイタブリッシュ)/ガーデンプラザA 2F“地球にも人にも、体にもやさしく”がコンセプトのヴィーガンカフェ。Ome Farmの有機野菜を使ったランチやアペリティフ、グルテンフリーのマフィンやベーグルなど、朝から晩まで一日中ヘルシーなメニューが味わえる。上・色とりどりの季節の野菜や豆腐のマリネの下には雑穀が。ブッタボウル¥2,420。TEL:03・6432・02889:00~20:00(19:30LO)プロテイン入りソイラテに豆乳きな粉アイスをオン!Esthe Pro Labo AZABUDAI(エステプロ・ラボ 麻布台)/ガーデンプラザB 2Fエステサロンやスパを運営する会社が手がけるインナービューティサロン。カウンセリングをベースに、その人に合わせた食事やサプリメント、ファスティングの指導を行っている。上・テイクアウトでオリジナルのヴィーガンドリンクも。プロテインソイラテフロート(左から、ココア、オーツ黒ごまきな粉、抹茶)各¥980。TEL:03・5843・721511:00~20:00生野菜の栄養をたっぷりと、さまざまな食感で。ALCHEMY(アルケミー)/タワープラザ4Fバリ島でオーガニックのジュースバーからスタート。肉、魚、卵、乳製品、グルテン、白砂糖、化学調味料は一切使わない、プラントベースの食事が大人気のレストラン。サラダをはじめ、サンドイッチや麺料理、ローチョコレートなどのスイーツも楽しめる。上・ボリュームたっぷりなサラダのアルケミーラバー¥1,980。TEL:03・6230・966811:00~20:00(19:30LO)野菜やフルーツの濃密な栄養をチャージ。TOKYO JUICE(トーキョージュース)/タワープラザ1F野菜とフルーツのみで作った、無添加、無加水のフレッシュプレスジュースが看板メニュー。このジュースを食事がわりに飲むクレンズプログラムも人気。上・ロウジュース・ボトル 475ml 各¥1,560。下・朝食にも人気のアサイーボウル¥1,700。TEL:03・6441・24248:00~18:00(土曜~19:00、日・祝日9:00~)薬膳のフォーはイートインだけのお楽しみ!CO’ME by Stand Banh Mi(カム バイ スタンドバインミー)/ガーデンプラザC B1麻布台ヒルズマーケット人気のベトナム料理レストランが手がける惣菜&米麺料理店。こちらの看板メニューが、国産の生米麺を使ったフォー。新潟県産の無添加の高アミロース米を独自の配合で仕立てた麺は、もちもちでツルッとした喉越しが自慢。野菜からとったスープに、白きくらげや揚げ蓮根など6種類の薬膳をトッピングしたフォーは、あっさりとしながらも滋味深い味わい。ショーケースに並ぶ惣菜はテイクアウトだけでなく、店内のイートインスペースで食べることもできる。上・薬膳のフォー¥1,630。TEL:03・6277・688710:00~20:00(イートイン11:00~19:30LO)6種類の味わいが楽しめるヴィーガンチョコレート。shodai bio nature(ショウダイ ビオナチュール)/ガーデンプラザB B1フェアトレードのチョコレートや、オーガニックの小麦粉や卵などを使った焼き菓子、動物性ミルク不使用のアイスクリームなど。厳選素材を用いた洗練された味わいのスイーツが話題。上・花びらをイメージしたヴィーガンチョコレート。麻布台ヒルズ、公式オンラインショップ限定のペタルマニフィーク 120g¥6,400。TEL:03・5843・704011:00~20:00店舗の休みは施設に準ずる※『anan』2024年4月10日号より。写真・田尻陽子取材、文・野尻和代(by anan編集部)
2024年04月10日俳優の佐藤瑠雅が初の写真集『佐藤瑠雅ファースト写真集 新路-SHINRO-』(幻冬舎コミックス)を17日に発売する。佐藤は、昨年夏まで放送された『仮面ライダーギーツ』で仮面ライダータイクーン/桜井景和役で俳優デビュー。11日からスタートするBLドラマ『彼のいる生活』(TOKYO MX/ABEMA/TVerほか)では主演するなど、注目作への出演が続く。待望の1st写真集は、23歳の誕生日である今年4月17日に発売される。ロケは出身地・千葉ですべて撮り下ろし。海で、山で、そして地元・津田沼の街で、すい星ように現れたがゆえに、これまで誰にも見せることのなかった「素顔」が満載の一冊が完成したオーディション番組で注目を集めながら落選。その後に参加したユニットのコロナ禍での解散劇など、挫折を経験しながらも、俳優経験ゼロから人気俳優の登竜門である仮面ライダー作品で役を勝ち取るまでを語ったロングインタビューを、幼少時代のかわいらしい写真とともに掲載する。■佐藤瑠雅コメント佐藤瑠雅です!ついに発売が目前に迫ってきました、僕の1st写真集『新路-SHINRO-』が皆さんの元に届きます!撮影は僕の地元でもある千葉県の海、山、そして僕が育った津田沼でのロケでした!久しぶりに地元に帰った時は、やっぱり懐かしい思いでいっぱいになりました!特に僕が慣れ親しんだ場所での撮影も行いましたので、僕の思いや歩んだ日々が皆さんに伝わったらいいなと思います!僕もいつかは写真集とか出したいな…と心の中で思っていた夢が、こんなにも早くかなえられることができたのは、支えてくださる皆さんがあってからこそだと思います!そんな皆さんへの感謝とともに、僕もまたここから新しい路(みち)を一歩ずつ歩んでいこうと思います!
2024年04月07日オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)は、新たな旗艦店を麻布台ヒルズのガーデンプラザCに2024年4月1日(月)にオープンする。新旗艦店が麻布台ヒルズの中央広場に麻布台ヒルズの中央広場に、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの新ブティックが登場。特徴的なキューブ状の店舗の中に足を踏み入れると、フランスの建築文化を支える伝統的な職人技を結集させたエレガントな空間の中にオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの独自に開発した化粧品や世界から集められた美容道具がずらりと並ぶ。また、店内の対面式カウンターでは、アルコールやエタノールを一切使用していない水性香水「オー・トリプル」の香りを自由に試すことが可能。フローラルやグリーンノート、グルマンなど、多彩な香りから自分のお気に入りを発見することができそうだ。【詳細】オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 麻布台店オープン日:2024年4月1日(月)住所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1階TEL:03-5545-5512営業時間:11:00~20:00【問い合わせ先】オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーTEL:0120-09-1803
2024年04月04日タレント・野々村真(59)と野々村俊恵(60)夫妻の長女・香音(22)が1日、自身のインスタグラムを更新。香音は「この度、私、香音は、2024年3月31日をもちまして13年お世話になったスターダストプロモーションを退社し、ホリプロに所属させて頂くことになりました」と伝え「ここまで自分の道を共に歩んでくださったスターダストの社員の皆様、たくさんのことを学ばせて頂いた数々の先輩方には心から感謝しております」とつづった。続けて「これからも女優として、芝居を追求し、モデルとして、自分の創り出す世界観を伝えられるよう、より一層精進してまいります」と決意を新たにし「これからも応援よろしくお願いします!」と呼びかけている。
2024年04月01日カルティエ(Cartier)は、東京・麻布台ヒルズに新たなブティックを2024年3月27日(水)にオープン。カルティエ ブティックが麻布台ヒルズに2024年、日本に最初のブティックをオープンしてから50年目を迎えるカルティエ。今回、麻布台ヒルズに新たにオープンするブティックは、まるで隠れ家のような店舗となり、唯一無二のラグジュアリー体験と極上のサービスを提供するハイエンドブティックとなる。カルティエのアイコニックなジュエリーなどを展開メインエントランスから続くグリーンを基調としたエリアでは、カルティエのアイコニックなジュエリーやメンズアイテムを販売。壁面には竹林が描かれており、日本ならではの装飾となっている。曲がりくねった道を進むと、桜のシャンデリアによる優しく穏やかなピンクに彩られたウィメンズエリアが。ここでは、タイムレスなデザインを常に生み出し続けるカルティエのハイジュエリーの数々を見ることができる。なお中央のアートウォールには、カルティエにとっても親しみがあり、若さの象徴でもある「藤」がグラフィカルに表現されている。2階には完全予約制サロン2階には、日本初の完全予約制サロンをオープン。ランタンのように開放的な店内は、ティーハウスやヨーロピアンバーなど、ゲストの要望に沿って異なる表情を見せゲストを迎え入れる。部屋の左右には2つのオープンテラスも用意。色彩豊かな自然溢れるテラスと、藍色とのコントラストが印象的なテラスの2つを設ける。店舗外観は建築家の永山祐子が担当また、麻布台ヒルズの街並みに溶け込む柔らかな印象のファサードは、東急歌舞伎町タワーなどのデザインを手掛けた建築家の永山祐子が担当。3色のゴールドや、伝統的なギヨシェ模様に着想を得て、異なる3本のラインをずらし、スケールが小さめのパターンを重ねることで、モアレや揺らぎを創出。それにより、カルティエがジュエリーデザインにおいて大事にしている「動き」を表現した。昼と夜で異なる表情を見せるのもポイントだ。【詳細】「カルティエ ブティック 麻布台ヒルズ店」オープン日:2024年3月27日(水)住所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F営業時間:11:00~19:00※19:00~20:00はアポイント制の営業時間となる。定休日:月曜日(祝日の場合は営業)【問い合わせ先】カルティエ カスタマー サービスセンターTEL:0120-1904-54© DAICI ANO
2024年03月30日ディオールは麻布台ヒルズのガーデンプラザCにブティックをオープンしました。©Yukiko Suzuki/Courtesy of DIORメゾンの創設当初から築かれるディオールと日本の絆は、ファッションショーや展覧会といった機会を重ねるたびに深められてきました。創設者クリスチャン・ディオールの日本とその魅力的な文化に対する深い憧れを継承します。©Yukiko Suzuki/Courtesy of DIORオートクチュールドレスにほどこされたプリーツを思わせるファサードには、幾重にも重なる繊細な糸が流麗にあしらわれており、それは卓越性への讃歌そのものです。隈研吾建築都市設計事務所によるこの驚くほど洗練された建築は素材と色彩が詩的に共鳴し、魅惑的なホワイトの色合いに照らされています。©Yukiko Suzuki/Courtesy of DIORこの建築の内部では、魔法のような日本の職人技がこの唯一無二の空間を昇華させています。儚い自然の美へのオマージュとして花びらが無限の芸術性で空間を彩り、壁には名人技と言われる「なぐり」の技法で彫られた優美なパネルや、織物の技巧を彷彿とさせる「和紙」があしらわれています。このたぐいまれな場所の屋上には、ムッシュ ディオールが自然への愛を育んだグランヴィルのレ リュンブ邸を彷彿とさせるガーデンがひろがります。©Yukiko Suzuki/Courtesy of DIORこの上なくエクスクルーシブなこの場所では、マリア・グラツィア・キウリが手掛けるウィメンズ コレクションと、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによるファイン ジュエリー & タイムピーシズにスポットライトを当て、アイコニックな「レディ ディオール」に加え、2024年春夏 コレクションのプレタポルテやアクセサリーが限定アイテムとしてラインアップします。©Yukiko Suzuki/Courtesy of DIORディオール 麻布台ヒルズ〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目2番4号 ガーデンプラザC営業時間:11:00 - 20:00定休日:月曜@DIOR#ディオール #ディオールファインジュエリー #ディオールタイムピーシズお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2024年03月28日ディオール(DIOR)は、麻布台ヒルズに新たなディオール ブティックをオープンする。ディオールが麻布台ヒルズに新ブティックをオープンこれまでファッションショーや展覧会といった機会を重ね、日本との絆を深めてきたディオール。そんなディオールにとって特別な場所でもある日本に、新たな大型ブティックをオープンする。来店者を迎えるファサードは、幾重にも重なる繊細な糸があしらわれた、オートクチュールドレスのプリーツを思わせる美しい佇まい。まるでアートのような花びらによって彩られた店内には、「なぐり」の技法で彫られたパネルや、織物の技巧を彷彿とさせる「和紙」など、日本の職人技が散りばめられており、落ち着いた和の雰囲気を感じさせる。また、屋上にはグランヴィルのレ・リュンブ邸を彷彿とさせるガーデンを設けた。なお、建築は隈研吾が担当した。限定ウェアやバッグを販売店舗を彩るラインナップの中でも、まず注目したいのは2024年春夏 コレクションから登場する限定ウェアとバッグ。パリの街並みを配した「プラン ドゥ パリ」プリントのコート&スカートコートとスカートには、クリスチャン・ディオールが最初のブティックをオープンした、当時のパリの街並みをモノトーンで配した「プラン ドゥ パリ」のプリントを採用している。また、エッフェル塔をモチーフとした「ブラート パリ」プリントのリネンニットも登場する。“星座”モチーフが煌めく「レディ ディオール」人気のアイコンバッグ「レディ ディオール」は、ピュアなホワイトを基調に、占星術を愛したクリスチャン・ディオールへのオマージュを捧げる星座のモチーフをゴールドカラーで散りばめた。フェミニンでポエティックなデザインは、ひときわ特別感が感じられる。2024年春夏シーズンの新作シューズやファイン ジュエリーそのほか、2024年春夏シーズンのバッグ、シューズ、さらにファイン ジュエリーの充実したラインナップに注目だ。四季を彩る花にフォーカスした「ブックトート」など新作バッグバッグの新作には、イタリアのアーティスト、ピエトロ・ルッフォが描く、四季を彩る花にフォーカスしたデザインの「ブックトート」が登場。さらに、ラグジュアリーな魅力にあふれた「レディ ディオール」や、メゾンを象徴する幾何学的な“カナージュ(格子)”パターンを繊細なキルティングで表現した「ディオール カロ」など、豊富なバリエーションが取り揃えられている。人気パンプス「ジャディオール」はフェミニンなホワイトでシューズでは、人気パンプスの「ジャディオール」や、エンブロイダリーをあしらった「カプチュール ストラス」が、柔らかなホワイトの色味でラインナップ。特に「ジャディオール」は、繊細なパール刺繍をアッパーに使用し、アイコニックな「ジャディオール」のストラップもホワイトのワントーンで統一した、女性らしい1足となっている。「ローズ デ ヴァン」などファイン ジュエリーうっとりするほど美しいディオール ファイン ジュエリーも見逃せない。クリスチャン・ディオールが大切にしていたという占星術を思わせるミステリアスなモチーフや、スターを模った「ローズ デ ヴァン(ROSE DES VENTS)」のリングやブレスレット、ネックレスの他、煌びやかな装飾を施したウォッチなどがラインナップする。【詳細】ディオール 麻布台ヒルズオープン日:2024年3月23日(土)住所:東京都港区麻布台1-2-4 ガーデンプラザC営業時間:11:00~20:00限定アイテム:ブラードパリプリントコート 1,150,000円ブラードパリプリントスカート 1,350,000円トゥールエッフェルリネンニット 300,000円「レディ ディオール」ゾディアックスタッズ 920,000円
2024年03月24日ベーカリー「コム・ン(Comme’N)」の麻布台ヒルズ店が、2024年3月13日(水)よりオープンする。自由が丘ベーカリー「コム・ン」「コム・ン」は、パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で日本人初の総合優勝を果たした大澤秀一率いる人気ベーカリー。東京・自由が丘に構えるフラッグシップショップでは、素材にこだわった焼きたてのパンやサンドウィッチがずらりと並び、連日多くの客が列をなしている。新店舗が「麻布台ヒルズ マーケット」にオープンそんな「コム・ン」の新店舗が、麻布台ヒルズ内にグランドオープン。世界に誇る日本の食文化を発信するべく日本を代表する専門店34店舗が集結する、「麻布台ヒルズ マーケット」の中に軒を連ねる。定番人気や“サクラ×日本酒”まで80種新店舗「コム・ン トウキョウ 麻布台ヒルズ店」では、オーナーシェフが得意とするクロワッサンやバケットなどの上質な定番人気の品から、桜と日本酒のブレッドなど、日本ならではの味わいを楽しめるオリジナルパンまで、約80種のメニューが常時ラインナップする。併設店舗■子どもが主役の「コム・ン キッズ」また、ベーカリーに併設された2つの店舗にも注目だ。「コム・ン キッズ(Comme’N KIDS)」は、“子どもが主役”のパン屋さん。子どもが親と離れて洞窟をくぐりぬけると、たくさんのパンと麦畑にお出迎えされる…というコンセプトのもと、「めろんぱん」や「コロネ」、「クロワッサンキッズ」、「コーンロール」など、子どもも大人も楽しめるパンが展開される。■伝統焼き菓子が揃う「コム・ン メレンゲ」「コム・ン メレンゲ(Comme’N MERINGUE)」は、フランスの伝統菓子“メレンゲ”にフォーカスしたスイーツショップ。日々のパン作りの中で生まれる大量の余剰な卵白を、ふわっとした優しい甘みとサクサクした食感が魅力のメレンゲに生まれ変わらせた。色とりどりのトッピングをのせたフレーバーなど、多種多様なメレンゲを味わうことができる。【詳細】コム・ン トウキョウ 麻布台ヒルズ店オープン日:2024年3月13日(水)住所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC営業時間:10:00~20:00
2024年03月14日赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』が、3月7日(木) に東京・本多劇場で初日を迎えた。本作は、劇作家・演出家・俳優であり、近年では映画監督としても高い評価を得ている赤堀雅秋の新作書き下ろし公演。赤堀と幾度もタッグを組んできた田中哲司が主演を務めるほか、共演には安達祐実、でんでん、村岡希美、水澤紳吾、元乃木坂46の樋口日奈、薬丸翔、井上向日葵が名を連ねている。開幕に際し、赤堀は「他者から見たら“いつもと変わらないじゃないか”と笑われるかもしれませんが、今作は自分にとってかなりの挑戦でした。暗中模索で、どこに辿り着くか判然としないままの作劇でしたが、それでもワクワクしながら歩みました」とコメント。また田中は「心を揺さぶりながら、ミスを恐れずギリギリのラインで攻めの演技を心がけて挑みたいと思います。いっぱいいっぱいで生きている様々な人の人生の一コマが、一晩、狭い街角でほんのひと時交錯する。この素敵な物語りを繊細に丁寧に1カ月一緒に頑張った仲間たちと紡いでいきたいです」と意気込みを寄せた。『ボイラーマン』は、3月20日(水・祝) まで同所で上演される。■作・演出・出演:赤堀雅秋 コメント他者から見たら「いつもと変わらないじゃないか」と笑われるかもしれませんが、今作は自分にとってかなりの挑戦でした。暗中模索で、どこに辿り着くか判然としないままの作劇でしたが、それでもワクワクしながら歩みました。心強いスタッフ・キャストの皆さんの力を借りて、いよいよ開幕します。正直、開幕しても、どこに辿り着くかはいまだにわかりません。だからとても怖いし、同時に楽しみでもあります。是非劇場に目撃しに来て下さい。■田中哲司 コメント心を揺さぶりながら、ミスを恐れずギリギリのラインで攻めの演技を心がけて挑みたいと思います。いっぱいいっぱいで生きている様々な人の人生の一コマが、一晩、狭い街角でほんのひと時交錯する。この素敵な物語りを繊細に丁寧に1カ月一緒に頑張った仲間たちと紡いでいきたいです。因みに好きな台詞は「8位の人です」「我々のおでん」です。■安達祐実 コメントいよいよ初日です。稽古が始まってから今日まで、ずっと楽しくて、苦しさすらも楽しくて、初日を迎えられたことをとても嬉しく思っています!私にとってボイラーマンは、ひこうき雲みたいな存在。あ、ひこうき雲だって薄ぼんやり眺めるけど、触ることも留めることも出来ない。作品の中の登場人物たちは、みんな生きていて、はち切れそうになりながらもちゃんとそこに居る。愛おしいです。心をパンパンにして、劇場でお待ちしてします。■でんでん コメント赤堀作品に参加すると、鍛えられます。それがどこの方向に鍛えられてるのかはわからないけど。開幕の心境としては、食欲が失せ、気力もなえ、不安のカタマリです。線が細いのです。とても小学生が遠足を待っているような気持ちではなく、はっきりいって戦場にむかうような感覚です。本当に肚が座るのは、出番直前ですので、力をいれて、力まずに(エネルギッシュに)臨みたいと思っています。「なんか久しぶりに楽しいなあ」ってセリフがあるのですが、はやくそのような気持ちになりたいなぁです。■村岡希美 コメント稽古を終えた今、本多劇場の今回のこのセットのなかでボイラーマンの世界に浸ることがとにかく楽しみです。登場人物1人1人の心の奥底が静かに、そして時に激しく揺さぶられ、その振動がお互いに連鎖しながら紡がれてゆく作品です。初日の緊張感はもちろんあると思いますがその静かな振動の連鎖に敏感に、そして丁寧に向き合ってゆきたいです。稽古場では皆さんそれぞれの繊細な表情の変化に釘付けでした。劇場空間の中で日々お客様と共にじっくりとこの世界観を味わいつくしたいです。■水澤紳吾 コメント舞台ならではの緊張感にヒリヒリしております。目の前の相手、状況をしっかり感じて生々しく立てているようにしたいです。なかなかうまく生きていけない人達の、ダメで、不格好で、切実で、懸命な姿は、おかしく、もの悲しいです。赤堀さんの作品に出てくる人物に、私は共感することが多く、ですので、必死でやって、なんとか何か心に残るものを捻出できればと思います。よろしくお願いいたします。■樋口日奈 コメント自分が抱くイメージを「逸脱すること」、新鮮な気持ちで舞台の上に立ち「実存すること」を大切に毎公演臨みたいです。今回始めて赤堀さんの作品に参加させて頂きます。赤堀さんの描く世界に登場する人物は、なぜだかわからないけど、どこか愛おしく思える瞬間があると、お稽古場で皆さんのお芝居を拝見しながら感じておりました。私が演じる"若い女"にもそんな瞬間があるのでしょうか……。見に来てくださった皆さまの心に、どのような感覚が残るのか、すぐさま感想を教えていただきたいほどに楽しみです!■薬丸翔 コメント身が引き締まる思いで、開幕を待ち構えています。まだやらなきゃいけないことが多くあると思っています。自分を疑い、慢心せず、本番になったら色んなものを脱ぎ捨てられる柔軟さを持って本番に臨みたいと思っています。誰か特定の人が“ボイラーマン”なのだと思っていましたが、“誰か”がではなく、“誰しも”がボイラーマンなのではないかと今はそう思っています。生きる希望とかそういうものではなく、それでも生きていくという決意を感じる作品なのだと個人的には思っています。■井上向日葵 コメントこの作品をお客さんの前で演じる時、どのような反応があり、作品の空気がどう変化していくのか全く予想が出来ません。だからこそ日々の違いを新鮮に感じながら楽しんで演じていきたいです!登場人物たちがどこから来てどこに向かっていくのかは、観る人によって応えが変わってくるのではないでしょうか。舞台上の一瞬一瞬を、ただぼんやり眺めてみたり、時には細部に注目してみたり、ぜひいろいろな視点でお楽しみいただけたらと思います。撮影:引地信彦<公演情報>赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』作・演出:赤堀雅秋出演:田中哲司安達祐実でんでん村岡希美水澤紳吾樋口日奈薬丸翔井上向日葵赤堀雅秋日程:2024年3月7日(木)~20日(水・祝)会場:東京・本多劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年03月08日岸谷香デビュー40周年の記念イヤーの始まりを告げる『岸谷香 感謝祭2024』が2024年2月23日、東京のEX THEATER ROPPONGIで開催された。この『感謝祭』は2020年から毎年2月に開催されている岸谷主催のイベントで、毎回豪華なゲストを招き、その夜にしかないスペシャルなコラボレーションを行うところに特色がある。5回目の開催となる今回は、岸谷の同級生でもあるトータス松本(ウルフルズ)と永井真理子という豪華なゲストを迎えての開催となった。『感謝祭』の趣旨は大きくふたつある。ひとつ目は観に来た人へ感謝の気持ちを音楽にして届けること、ふたつ目は参加するゲストに楽しんでもらうこと。つまり観る側も演奏する側も大いに楽しむことが最大の目標なのだ。この日、目標をはるかに越えて、楽しすぎる夜となった。『ポップンルージュ』(1989年から放送されていたラジオ番組)のジングル(番組の始まりで流れる短い音源)が流れて、ポニーテール姿で岸谷が登場すると、大きな拍手が起こった。2024年から一気に1989年にタイムトラベルしたかのような粋な演出だ。「まさか57になって、『ポップンルージュ』をできるとは思わなかったな。ラジオの前のみなさん、最後まで楽しんでいってね。本日のゲストは月曜日担当の永井真理子ちゃんです!」と岸谷の紹介で永井が登場すると、歓声が起こった。実は1989年当時の『ポップンルージュ』の月曜担当が永井、水曜担当が岸谷で、同じ帯番組のパーソナリティー同士という接点があったのだ。ラジオ番組という設定のもと、永井が1989年のヒット曲「ミラクルガール」を歌い始めると、さらに1989年ムードが色濃くなった。永井の伸びやかな歌声に、岸谷がキーボードを弾きながらハモっている。演奏はUnlock the girlsのメンバーで、下手側からYuko(Gt/Cho)、Yuumi(Ds/Cho)、HALNA(Ba/Cho)、そしてセンターには岸谷(Vo/Gt/Key/Cho)。懐かしさがありつつも、今の瞬間のキラキラとした輝きもある。観客がシンガロングする場面もあった。歌もコーラスも演奏も、そしてこんな空間が存在していること自体もミラクルと言いたくなる。ステージ上にはラジオのブース風のスペースがあり、テーブルを挟んでふたり向き合ってのトークコーナーもあった。「懐かしいなあ。超うれしいんだけど」と永井。「まさかこんな年になって、同じステージで歌える日がくるなんてね。真理ちゃん、あのころと全然変わってないよ」と岸谷が言うと、「香ちゃんこそ。ポニーテール、かわいい!」と永井。客席からも「かわいい!」の声。ふたりの息の合った会話が楽しい。当時のラジオリスナーにとっては、たまらない演出だろう。いや、当時を知らない人にも、この楽しい空気は届いたに違いない。永井のエネルギッシュな歌声とロックテイストあふれる演奏が会場内を揺らした「ハートをWASH!」では、永井のかけ声に合わせて、会場内が一斉にジャンプする場面もあった。「23歳のころをがむしゃらに生きた自分たちを振り返って、愛おしさも込めて、アレンジしました。真理ちゃんへのプレゼントです」との岸谷の言葉に続いて、永井の「23才」が披露された。23歳の頃の自分たちへのエールを送るような、温かさといとしさが詰まった歌と演奏だ。当時の思いと現在の思いとがミックスされた深みのある世界を堪能した。23歳以上の人の中には、もれなく今も23歳だったころの自分は存在しているだろう。演奏メンバーの3人は30代。多面的な「23才」の歌の世界が出現した。「ZUTTO」は永井の歌と岸谷のピアノとコーラスだけでの披露。ひとつひとつの歌詞を丁寧に紡ぐような、永井の丹念な歌声と、岸谷のたおやかなピアノが印象的だ。「ZUTTO」と「ミラクルガール」の作詞は亜伊林。2023年11月に逝去した作詞家の三浦徳子の別名義である。さまざまな思いが交錯するような歌声が深い余韻をもたらした。「感無量です。涙が出ちゃいそう」と永井。永井のゲストコーナーの最後は、「真理ちゃんにぴったりなナンバーを選んでみました」とのことで、プリンセス プリンセスの「だからハニー」が披露された。永井が歌い、Unlock the girlsのコーラスが加わると、会場内がドリーミーな空気に包まれた。1コーラス目のリードボーカルは永井、2コーラス目は岸谷で、かけあいコーラスもあり。永井と岸谷が並んでいる構図のなんと絵になることか。このふたりを観ているだけで、こちらの体の中にもエネルギーがあふれてきそうだ。夢のような共演だが、夢ではなく現実。「呼んでくれて、ありがとう」と永井。「こんなふうに出会えた奇跡に感謝だね」と岸谷。『ポップンルージュ』の「明日に乗り遅れないでね」という定番のフレーズをふたり一緒に発して、永井のゲストコーナーを締めくくった。続いてはUnlock the girlsのコーナーだ。岸谷はポニーテールから一転して、ミディアムヘアで登場。まずは、2023年のツアーでも披露している新境地を開拓した新曲「Beautiful」を演奏した。エレクトロ・テイストのあるダンスミュージックを、高揚感と浮遊感の漂うバンドサウンドとビビッドなコーラスワークで鮮やかに表現。Yuumiの自在なドラムに体が揺れる。岸谷がハンドマイクを持ち、ステップを踏みながら歌う姿が新鮮だ。セスナのエンジン音を連想させるHALNAの骨太なベースで始まったのは、プリンセス プリンセスの「世界でいちばん熱い夏」。この日は肌寒い天気だったが、冬から夏へ一気にワープするようなホットな演奏だ。「感謝祭、今年で5回目です。毎年毎年、なんでこんなに次から次へと楽しいことが出てくるんだろう、音楽って楽しいことがいっぱいあるんだなと、毎回思い知らされています」と岸谷。「また恋ができる」では、開放感と広がりのある歌声と演奏の中でたゆたっているのが気持ち良かった。この曲はラブソングであると同時に、音楽への愛の歌とも解釈できそうだ。岸谷とYukoのチャーミングなかけあいが楽しかったのは「Wrong Vacation」。メンバーそれぞれのソロプレイもあり、バンドの楽しさも伝わってきた。スケールの大きさと深遠さとを兼ね備えた歌と演奏が圧巻だったのは「Signs」だ。岸谷とYukoのエモーショナルなギター、YuumiとHALNAの伸びやかなコーラスも印象的だった。個々の声の特性を活かした自在な組み合わせのコーラスワークもUnlock the girlsの魅力のひとつだろう。Yuumiの力強いドラムとともに2人目のゲストであるトータス松本が登場すると、キャーという歓声。「エブリバディ・セイ・イエイ!」とトータスが叫び、客席とのコール&レスポンスが起こった。そのまま挨拶替わりに「ガッツだぜ!!」へ突入。トータスのパワフルな歌声に女性コーラスが加わる構図が新鮮だ。「紅一点」ならぬ「黒一点」。エネルギッシュなボーカルに応えるように、バンドの演奏もガッツにあふれている。<男も女も盛り上がってgo!>というフレーズが、この日のこの場面にぴったりだ。赤紫色のスーツ姿のトータスは、野に咲く花々を照らす朝陽のようでもあった。「呼んでくさってありがとうございます」とトータス。「同い年だけど、プリプリとウルフルズ、一緒になったことないんですよね」と岸谷。「ないですよ。だって(プリプリは)大先輩ですから」とトータス。ふたりがイベントで一緒になり、岸谷が『感謝祭』への出演を依頼し、トータスが快諾した経緯がある。Yuko、Yuumi、HALNAにとっては、多感な時期に出会ったのがウルフルズの音楽だった。演奏したい曲を挙げていったら、10曲(メドレーは8曲)になってしまい、どの曲も外せないとのことで、岸谷がアレンジして完成させたのが、このスペシャルメドレーだ。「ウルフルズメドレー、本邦初公開、前代未聞!」というトータスの紹介に続いて、メドレー1曲目の「笑えれば」が始まった。トータスのアコースティックギターの弾き語りに、Unlock the girlsのコーラスが加わる意外性のある構成だ。トータスの明朗な歌声と流麗なコーラスの組み合わせがいい。後半はバンドサウンド全開。観客全員をもれなく笑顔にする「笑えれば」だ。メドレーの曲名を挙げていくと、「笑えれば」~「かわいいひと」~「それが答えだ!」~「いい女」~「大阪ストラット」~「バカサバイバー」~「サムライソウル」~「ええねん」という8曲、16分あまり。次から次へと繰り出される名曲の数々に身を任せているのは、至福のひとときだった。いい歌、いい演奏、いい男、いい女たち。音楽的なアイディアも豊富で、工夫を凝らしたアレンジも見事だった。ぬくもりのある歌と演奏が染みてきた「かわいいひと」、爽快感あふれる「それが答えだ」、岸谷の歌声で始まり、トータスのハープが入る「いい女」、岸谷のクラビネット風キーボードと合いの手のようなキュートなコーラスが入り、途中で“六本木ストラット”へワープする「大阪ストラット」、フリ付きでの演奏となった「バカサバイバー」などなど。原曲の持ち味を生かしながらも、Unlock the girls風味も加えつつ。ゴスペル色のある岸谷のピアノとトータスの凜としたな歌声で始まったのは「サムライソウル」。ここではトータス、岸谷、Yukoのトリプルギターも実現。会場も一体となって歌ったのは「ええねん」だ。かつてトータスへの取材時に、「“ええねん”のもとになったのは“エーメン(アーメン)”という言葉の響き」と語っていたことがある。祈りと許容と肯定の思いの詰まったヒューマンな歌声は、時空を越えて今の時代にも真っ直ぐに届いてきた。ウルフルズの楽曲の素晴らしさを再認識するとともに、ウルフルズの音楽への愛とリスペクトにあふれるUnlock the girlsの演奏とコーラスにも胸が熱くなった。笑顔と涙を同時にもたらすステージだ。「こんな壮大なメドレーを作ってくれて、ありがとう」とトータス。トータスのコーナーの最後は「バンザイ~好きでよかった」。トータスと岸谷の歌声のハモリでの始まり。曲に込められた愛に、さらにこれでもかと愛を詰め込んでいくような歌と演奏だ。ウルフルズの音楽の根底には、愛とガッツが流れている。“人が人を思うことのかけがえのなさ”を描いた歌がたくさんある。そうしたウルフルズの音楽の根幹にある要素を、Unlock the girlsが見事に消化して表現していた。ルーツの音楽のジャンルは違うが、それぞれの音楽の核にある感情や衝動は、重なるところが大いにあるのだろう。本編最後のコーナーは再びUnlock the girls。ワイルドなシャウトで始まったのはファイティングスピリッツあふれる「WAR」だ。岸谷とYukoのユニゾンのギターもあり。YuumiとHALNAの生み出すグルーヴもダイナミックでエネルギッシュだ。戦火がモチーフになっていると思われる「And The Life Goes On」では、聴き手の意識を覚醒させるよう印象的なリフを織り交ぜながら、硬質なバンドサウンドを展開。終わりなき青春賛歌と表現したくなったのは「STAY BLUE」だ。最新のロックなUnlock the girlsの姿が見えてくる演奏の連続。岸谷の切れ味の鋭いテレキャスター、Yukoのニュアンス豊かなレスポールスペシャルというタイプの異なるツインギターを軸としたバンドサウンドも、Unlock the girlsの魅力のひとつだ。本編ラストはTRICERATOPSの和田唱との共作曲「ミラーボール」。ミラーボール型LEDの放つ七色の光が輝き、観客のハンドクラップも加わり、会場内にハッピーな空気が充満していく。演奏が終わった瞬間、客席から盛大な拍手とともに「最高!」との声がかかった。アンコールで、岸谷がシニヨンの髪型で登場して、Unlock the girlsのメンバーを紹介。さらにトータス、永井というゲスト陣も再登場して、プリンセス プリンセスの「Diamonds<ダイアモンド>」を全員でにぎやかに披露した。トータス、永井、岸谷が順番にリードボーカルを取ったのだが、トータスのパートでは、<悪いことしてへんで><ダイアモンドやね><オレを動かしている そんな気持ち>など、関西弁・男子バージョンになっていた。永井バージョンはキュート&カラフル。会場内が「フーッ」と一緒に歌っている。岸谷と永井がハモると、ワクワク感が倍増していく。同級生トリオとUnlock the girlsの放つ音楽という光が、会場内をキラキラ照らしていた。「世の中、いろいろなことがある中、コンサートができて、一緒に歌える世の中が戻ってきたことに感謝しながら、そして、私たちの音楽が何かの力になって届けばいいなと思いながら、ステージに立っていました」との岸谷の言葉もあった。アンコールの最後を締めたのは、Unlock the girlsによるプリンセス プリンセスの「HIGHWAY STAR」。この曲の<時を越えて旅は続いてく>というフレーズは、次のツアーの予告にも当てはまりそうだ。バンドは日々進化し続けている。それぞれの個性がさらに際立ち、より深いところで化学変化が起こっていると感じた。6月からUnlock the girlsでバンドツアーを行うことも発表された。40周年記念ツアーということで、プリンセス プリンセスのアルバムを1枚丸ごと演奏する企画もあるとのこと。観客が口々にアルバム名を叫んでリクエストする場面もあった。この企画は懐かしさとともに新鮮さをもたらすことになるだろう。どのアルバムが演奏されるかはツアー当日のお楽しみだ。『感謝祭』は、岸谷が聴き手への感謝を表す趣旨のイベントだが、「こちらこそ、おおきに」と感謝したくなるような、貴重な瞬間の連続だった。関西弁になったのは、もちろんトータスの影響である。ミラクルとガッツとキラキラが満載のスペシャルな感謝祭。令和の時代に昭和の空気をもたらし、冬に夏を到来させ、大阪から六本木へワープする。音楽とは時間も季節も空間も越えて届くものであることを実感した夜でもあった。時を越えて音楽の旅は続いていく。Text:長谷川誠Photo:MASAHITO KAWAI<公演情報>『岸谷香 感謝祭2024』2月23日 EX THEATER ROPPONGIセットリスト■w/永井真理子01.ミラクル・ガール02.ハートをWASH!03.23才04.ZUTTO05.だからハニー■Unlock the girls06.Beautiful07.世界でいちばん熱い夏08.また恋ができる09.Wrong Vacation10.Signs■w/トータス松本11.ガッツだぜ!!12.メドレー「笑えれば」~「かわいいひと」~「それが答えだ!」~「いい女」~「大阪ストラット」~「バカサバイバー」~「サムライソウル」~「ええねん」13.バンザイ ~好きでよかった~■Unlock the girls14.WAR15.And The Life Goes On16.STAY BLUE17.ミラーボール■ENCOREw/永井真理子、トータス松本18.Diamonds<ダイアモンド>■Unlock the girls19.HIGHWAY STAR<ツアー情報>岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 20246月14日(金) 神奈川・CLUB CITTA’6月16日(日) 宮城・仙台Rensa6月29日(土) 福岡・福岡トヨタホールスカラエスパシオ6月30日(日) 広島・CLUB QUATTRO7月13日(土) 北海道・札幌ペニーレーン247月20日(土) 大阪・心斎橋BIGCAT7月21日(日) 愛知・名古屋DIAMOND HALL7月27日(土) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)■ぴあアプリ先行受付:3月3日(日)23:59まで■岸谷香公式サイト:
2024年03月01日岸谷香が、「元気に楽しく音楽をやれていることに感謝し、お客様に喜んでいただけるように毎回ゲストを迎えて特別なセッションをする」恒例のコラボイベント『岸谷香感謝祭2024』を2月23日に東京・六本木のEX THEATERにて開催した。今回のゲストは、永井真理子とトータス松本(ウルフルズ)。永井真理子とは、曜日違いでお互いパーソナリティーをしていたTBSラジオ『ポップン・ルージュ』をオマージュし、ラジオ番組調にライブを展開。簡易スタジオブースも作り、当時の番組表などを紹介したり、トークでは架空のハガキも読む、徹底ぶり。「曲紹介し、そのまますぐにステージで演奏」というトーク&ライブ形式で展開。当時リスナーでもあった観客も多く、フロアを大いに盛り上げた。「昨年出会ったイベント現場で今回の参加を口説いた」と嬉しそうに岸谷が説明したトータス松本とのステージ。ゲスト決定後、自身のバンドUnlock the girlsメンバーとのミーティングで「あの曲はやりたい!」と意見が飛び交い収拾がつかず、結果、8曲を入れ込んだ大メドレーをリハーサルで固めデモ音源とし、ダメもとで共演スタイルを打診。トータスは「スタッフから話だけ聞いていたときは(8曲のメドレーは)『長いな』とは思いましたが、届いたリハ音源には岸谷さんとバンドの熱意がしっかり詰まっていて、それを聞いたら断る理由も全くなく、喜んでお受けしました」とMC。満員の会場からは惜しみない、割れんばかりの拍手を一手に受けとめた。アンコールでは、ステージ上の岸谷から、2024年の周年ツアー『岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 2024』の開催が発表に。しかも内容は「プリンセス プリンセスのアルバム、どれか1枚をフルカバーする」という周年ならではのもの。デビュー40周年。いつも前向きに音楽活動を続ける岸谷香に今年も大きな注目が集まりそうだ。40周年ツアーのチケットは、3月3日(日)までぴあアプリ先行を受け付けている。<ツアー情報>岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 20246月14日(金)神奈川・CLUB CITTA’open18:15 start19:006月16日(日)宮城・仙台Rensaopen16:15 start17:006月29日(土)福岡・福岡トヨタホールスカラエスパシオopen16:15 start17:006月30日(日)広島・CLUB QUATTROopen16:30 start17:007月13日(土)北海道・札幌ペニーレーン24open16:30 start17:007月20日(土)大阪・心斎橋BIGCATopen16:15 start17:007月21日(日)愛知・名古屋DIAMOND HALLopen16:15 start17:007月27日(土)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)open16:15 start17:00■ぴあアプリ先行受付:3月3日(日)23:59まで
2024年02月24日昨年11月にオープンした麻布台ヒルズには初上陸や限定チョコレートが多数。また“Green & Wellness”をテーマにカラダ思いの最新チョコレートも集結!ヴィーガン、プラントベース…麻布台ヒルズのチョコが熱い!CRIOLLO(クリオロ)トレゾー・タタン¥3,078人気のタルト・タタンを濃厚なチョコレートケーキに。パティスリーの名店『クリオロ』は、毎年バレンタインシーズンに、チョコレートケーキ「トレゾー」シリーズの新作を発売。今年登場したのは、店で人気のりんごのケーキ「タルト・タタン」をモチーフにした「トレゾー・タタン」。自家製のキャラメルで煮込んだりんごが印象的で、シナモン風味のガナッシュとのコンビネーションは抜群。シャキッとしたりんごと、なめらかなチョコレートという食感の違いも楽しめる。ほんのり大人な味わいで、お酒にも合いそう。東京都港区虎ノ門5‐9‐1麻布台ヒルズ ガーデンプラザ B B1TEL:03・6432・4660Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)Mr. CHEESECAKE Petit Chocolat Framboiseテイクアウト¥1,296イートイン¥1,320カカオとベリーどちらも際立つチーズケーキ。チーズケーキブランド『Mr. CHEESECAKE』からは、初のカップ入り「Mr. CHEESECAKE Petit」が新登場。麻布台ヒルズ店のみの展開で、なかでも「Chocolat Framboise」はバレンタイン限定フレーバー。そもそも相性のいいチョコレートとフランボワーズの組み合わせをさらに際立てるべく、フルーツの香りの胡椒をプラス。カカオとベリー、それぞれの特長が鮮やかなチーズケーキに。Mr. CHEESECAKE LIMITED STORE 麻布台ヒルズ店/東京都港区麻布台1‐2‐4麻布台ヒルズ ガーデンプラザ C B1麻布台ヒルズ マーケットTEL:03・5545・5883MATTE(マッテ)手前・コルテッチャ、奥・コルテッチャ ネーロ40g各¥1,400薄さ0.03mmだからこそ表現できる究極の口どけ。白金のイタリア輸入食材店&カフェ『ドロゲリア サンクリッカ』。その初のチョコレート工房が近日オープン予定。店の象徴はチョコレート菓子「コルテッチャ」。“世界一薄いチョコレート”をテーマに、カカオ40%のミルクチョコレートを専用のマシンで0.03mmという極薄の層にし重ねた繊細な一品。「コルテッチャ ネーロ」は、カカオ66%のダークチョコレート。どちらも食べると瞬時にほろりととろけ、チョコレートの風味が口いっぱいに広がる。ガーデンプラザC B1麻布台ヒルズマーケットドロゲリア サンクリッカ TEL:03・3444・0516デリーモ(DEL’IMMO)ボンボンショコラアソート6個入り¥2,549セイロン、アールグレイ…。紅茶のフレーバーを存分に。チョコレートの奥深さを探究し続けるシェフショコラティエの江口和明さんが手がける「ボンボンショコラアソート」は、定番の「モンブラン」「フレジエ」「アップルパイ」に、新作3種を加えた6個入り。右手前「ショコラティエへの贈り物」と左手前「エリザベス」は、江口さんが東インド会社のシェフパティシエに就任した縁から生まれた紅茶フレーバーのボンボン。右奥「オードリーフィグ」は、イチジクと紅茶を使用した『デリーモ』のシーズナルパフェをボンボンにアレンジ。パティスリー&カフェ デリーモ/ガーデンプラザ B B1TEL:03・6809・20308ablish(エイタブリッシュ)ガトーショコラ¥1,100カカオポッドを模したフォルムもかわいい。体にも地球にも人にも“やさしい”をテーマにしたヴィーガン、グルテンフリーのカフェ。代表を務めるのはこれまでもヴィーガンカフェ『カフェエイト』などを手がけてきた、クリエイティブディレクターの川村明子さん。「ガトーショコラ」のおもな素材は、有機アガベチョコレートと有機ココアパウダー。チョコの濃厚さとしっとりとした食感に、ブランデーのアクセントが効いている。カカオポッドを模したという、コロンとした楕円形のルックスも目を引く。東京都港区虎ノ門5‐8‐1麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 2FTEL:03・6432・0288ALCHEMY(アルケミー)右・アリゲーターバー¥660左・ラッキーチャーム¥280植物の力がギュッと詰まったプラントベースチョコレート。インドネシアのバリ島発。完全菜食のプラントベースのレストランを展開する『ALCHEMY』が海外初進出。プラントベースにこだわりながら、植物だけでもおいしさを損なわない料理やスイーツを提供している。チョコレートの販売もあり、「アリゲーターバー」はヴィーガンキャラメルとヌガーの2層をダークチョコレートでコート。「ラッキーチャーム」は精製された甘味料を使わず、ドライフルーツやロードライナッツ、ローカカオバターなど素材を活かしたチョコレート。東京都港区麻布台1‐6‐19麻布台ヒルズ タワープラザ4FTEL:03・6230・9668shodai bio nature(ショウダイ ビオ ナチュール)ヴィーガンホワイト 島原茶と薔薇¥2,400ライスミルクを使った、乳成分不使用のタブレット。福岡県福岡市に本店を構える『shodai bio nature』が、新店舗をオープン。ここではオーガニック素材や自然由来の素材のスイーツを提供しているが、麻布台ヒルズ店ではヴィーガン、グルテンフリーにも力を入れる。チョコレートの注目株は、ヴィーガン対応のタブレット。なかでも「ヴィーガンホワイト 島原茶と薔薇」は、ライスミルクを使用した有機ホワイトチョコレートで作られているのがポイント。島原の煎茶の香ばしさが際立つ、やさしい甘さ。タブレットの表面にちりばめられた薔薇の花弁も粋。ガーデンプラザ B B1TEL:03・5843・7040※『anan』2024年1月31日号より。写真・山口 明スタイリスト・荻野玲子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年01月26日このように、動向目まぐるしかった2023年のレストラン事情をしめくくるかのように、この12月、銀座でリスタートを切ったのが、ここ【麻布室井】だ。2022年7月、麻布十番にオープンするも再開発のため、2023年6月に惜しまれつつ閉店。一年にも満たない営業ではあったものの、その実力は周知のものとなり、あっという間に予約の取れない人気店の仲間入りを果たしたことは記憶に新しい。それだけに、再開を楽しみにしていたフーディらもきっと多かったことだろう。銀座の真新しいビルの10階。カウンター席のほかゆったりとした個室も用意されているそれも、ご主人室井大輔さんの経歴を見れば頷ける。両親共に食べることが大好きという家庭に育った室井さん、食の感度が高い環境に導かれるように自然と料理人への道を選んだという。食物科のある高校に進んだ後は、ミシュランの三ツ星に輝く神楽坂の名店【石かわ】で9年、同じ神楽坂の【紀茂登】で4年間研鑽を積み、独立。双方で培った知識と経験をベースに、薪と炭の二刀流で独自の料理を切り開こうとしている。背中側の窓からは銀座の夜の景色を見下ろすことができる深い臙脂(えんじ)色の左官壁が、シックで落ち着きのある趣を醸し出す店内は、麻布十番時代に比べ、グッとゆとりのある空間に。一直線に伸びたカウンター席は10席。あえて檜は使わずに、堅く耐久性のある栗の木を使用。なるほど、燃え盛る炎を眺めながらならのディナーには、白木よりも暖かな風合いの栗の木がよく似合う。室井大輔さん32歳。茶目っ気たつぶりのフレンドリーなサービスの反面、火の前に立つ姿は真剣そのものカウンターの目の前には、炉窯が以前より増えて2つ備え付けられている。「窯が2つになったことで、片方を薪、もう片方を炭と分けることができ、火の扱いがやり易くなりましたね。」とは、室井さん。基軸とする熱源が、薪と炭であることは特徴の一つではあるものの、それはあくまで手段にすぎない。薪焼き(或いは炭焼き)料理を全面に押し出すのではなく、その立ち位置は畢竟(ひっきょう)日本料理だ。手前から間人蟹(たいざがに)に北海道の月光百合根、ほくほく感と粘りが特徴の富田林の海老芋、ハルキャビアなど室井さんが厳選食材たち。ハルキャビアは静岡県春野町で作られている国産キャビア。塩分控えめなところも気に入っているそう産地にこだわり、四季の味覚を随意に取り入れたお任せコースは45,000円(サービス料別)0で、取材日は、季節柄今が最旬の松葉蟹がコースの主役。数ある松葉蟹の産地の中でも、室井さんが好んで使っているのは、食通垂涎の間人(たいざ)の蟹。抜群の鮮度と厳しい選別により選定されたブランド蟹だ。京都の丹後市にある間人漁港は小型船しか入れない小さな港。加えて漁場も沖合い約30040kmと203時間で行ける近さゆえ、日帰りで港まで戻って来られるメリットも鮮度の高さに繋がっている。『香箱蟹のすっぽんジュレがけ』は、12月のコースの一品。コースの内容は毎月変わるコースでは、この間人蟹が八面六譬(はちめんろっぴ)の大活躍。先附の『香箱蟹のすっぽんジュレがけ』を始め、焼き蟹、蒸し蟹、お椀の蟹真薯に蟹味噌の甲羅焼き等々バリエーション豊かに楽しませてくれる。食欲をそそる焼き蟹の香ばしさも去ることながら、蟹の持ち味が最も舌に伝わるのは、やはり蒸し蟹だろうか。「間人の蟹は味が綺麗。それでいて旨みが濃いんです。」と語る室井さんの一言を得心する一品。蒸したてを何もせずにそのまま出す潔さは、まさに【紀茂登】譲り。上質な食材だけが持つポテンシャルを最大限に引き出すことだけを注視すればこそのシンプルさだ。お椀の蟹真薯(かにしんじょ)にしても、真薯とはいえ繋ぎはなし。間人蟹100%の贅沢さだ。薪は楢の木と杉を使用。炭は、火力の強い紀州備長炭閑話休題。薪と炭の使い分けについて室井さんは「基本的に皮目などをパリッと焼きたい食材は炭火、ジューシーに焼き上げたいものや薫香をつけたい時は薪というようにしている。」そうで、蟹は、その風味を邪魔しないよう炭火で焼く一方、薫香を纏わせたい牛ヒレ肉は薪火で、と焼き分けている。牛は埼玉の深谷牛。きめ細やかで滑らかな舌触りが特徴の牛肉だ実はこのヒレ肉、オープン当初は炭火と薪火の両方で焼いていたものを、最近では薪火のみにチェンジ。「その方がよりしっとり仕上がるから」がその理由とか。確かに、厚さ約3cmにカットされたヒレ肉は、真紅の断面も美しく、見るからにしっとりと潤っている。塩のみでシンプルに焼き上げた後、だし醤油をかけて提供。薪の香りとだし醤油があいまった肉汁は、白飯を呼ぶ旨さ!と思っていたら、グッドタイミングで炊き立ての土鍋ご飯が登場。フーディらのツボを突くこうしたピンポイントの配慮も、自身が食いしん坊であるがゆえだろう。コース終盤に炊き立てのご飯と一緒に供される『黒毛和牛ヒレ肉の薪焼き』緩急をつけたコースの流れも然り。間人蟹というメイン食材を全面に打ちだしながらも、合間合間に昆布だしでシンプルに炊いた蕪や富田林の海老芋の唐揚げのようなシンプルでいて一手間かけた野菜料理が胃を和ませる。中でも逸品は、昆布だしご飯に北海道の月光百合根をあしらった一皿。昆布だしで炊いた白飯に月光百合根をあしらい、国産キャビアを乗せたお凌ぎ昆布の旨みをたおやかに含んだ米に幻の百合根と呼ばれる月光百合根の驚くほど濃いあまみが絶妙にマッチ。そこに優しい塩味の優しいハルキャビアを添えて、銀座らしさを演出している。写真左がご主人の室井大輔さん。右はソムリエの花嶋一平さん最後は薪火で薫香をつけ、余分な脂を落としたのどぐろご飯で〆。デザート2品を含めてコースは全14品。お客様との打ち解けた会話を楽しみながら、淀むことなく料理を出していく手際のよさもさすがだろう。グラスワインは2,500円0、グラスシャンパンは3,000円0、日本酒は1,800円0お酒は、40種余りが揃う日本酒を始め、ソムリエが厳選したワインも充実。グラスワインも泡から赤、白合わせて10種ほどを常備している。麻布室井【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】60000円【アクセス】銀座駅 徒歩3分
2024年01月22日岸谷香が、1月14日、六本木のBillboard Live TOKYOでビッグバンドを従えた特別なライブツアーのファイナルを敢行。満員の観客を大いに沸かせた。本公演は横浜、大阪、東京と3カ所(全6公演)を回るBillbordツアー。ピアノ兼バンドマスターに岸谷の盟友Sugarbeansを迎え、ドラム、ベース、トランペット×2、トロンボーン、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスの豪華編成に。セットリストも大好きなElla Fitzgeraldのジャズナンバーを盛り込み、PRINCESS PRINCESS、奥居香、岸谷香、それぞれの時代からも選曲。岸谷香のヒストリーを垣間見れる凝縮されたステージ内容となった。MCでは「こんな風に豪華な演奏陣に囲まれて大好きな歌を歌えて、そしてそれを聴きに来て下さる皆さんがいて。本当にしあわせです」と感無量な笑顔を見せた岸谷。終演後も、満員の観衆からの惜しみない大きな拍手を全身で受け嬉しそうに応えていた。来月開催される、毎回ゲストを迎える恒例自主企画『岸谷香感謝祭 2024』(ゲスト:トータス松本、永井真理子)もソールドアウト。今年、デビュー40周年を迎え、ますます勢いに乗る岸谷香。今年も大きな注目を集めそうだ。<公演情報>『岸谷香 KAORI PARADISE 2024 新春スペシャル @Billbord LIVE TOKYO』1月14日(日) 東京・Billboard Live TOKYO【セットリスト】01. Mack The Knife (Ella Fitzgerald)02. Lullaby of Birdland (Ella Fitzgerald)03. Honeysuckle Rose (Ella Fitzgerald)04. ROLLIN’ ON THE CORNER (PRINCESS PRINCESS)05. 奇跡の時(奥居香)06. Ice Age ~氷河期の子供たち~(岸谷香)07. ジュリアン(PRINCESS PRINCESS)08. ある朝魔女になってたら(奥居香)09. VANISHING(奥居香)10. Diamonds〈ダイアモンド〉(PRINCESS PRINCESS)11. 台風の歌(PRINCESS PRINCESS)※()はオリジナルアーティスト<イベント情報>『岸谷香 感謝祭 2024』2月23日(金・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGI開場 16:45 / 開演 17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:トータス松本(ウルフルズ)永井真理子岸谷香 OFFICIAL SITE:
2024年01月15日セリーヌ(CELINE)は、「麻布台ヒルズ」に新店「セリーヌ 麻布台」を2024年2月10日(土)にオープン。限定バッグ・パジャマを発売する。ウィメンズのフルラインアップが揃う「セリーヌ 麻布台」「麻布台ヒルズ」の商業施設が揃う「ガーデンプラザB」に、エディ ・ スリマンが自身でデザインを手掛けた新店舗「セリーヌ 麻布台」がオープン。レディ・トゥ・ウェア をはじめ、シューズ、レザーグッズ、アクセサリー、オート パフューマリー コレクションを展開し、ウィメンズのフルラインアップを揃える。ペールブルーのバッグ「16(セーズ)」&シルクパジャマを限定発売注目したいのは、「セリーヌ 麻布台」限定アイテム。フラップデザインと丸みを帯びたフォルムが特徴のアイコンバッグ「 16(セーズ)」は、ミニバッグが新色ペールブルーをまとって店頭に並ぶ。また、シルク素材を用いたパジャマシャツとパジャマパンツも限定発売。上品な光沢感と、淡く優しい色味が魅力だ。24年夏の新作アイテムもなお、「セリーヌ 麻布台」ではオープン時、この他にも2024年夏コレクションの新作アイテムを豊富に展開。限定アイテムとあわせて要チェックだ。【詳細】セリーヌ 麻布台オープン日:2024年2月10日(土)住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 1FTEL:03-5414-1401営業時間:11:00~20:00 ※不定休限定アイテム:・16 ミニ(W18.5 x H15.5 x D9cm) 500,500円・シルクパジャマトップ 253,500円・シルクパジャマパンツ 214,500円※価格はいずれも予定価格【問い合わせ先】セリーヌ ジャパンTEL:03-5414-1401
2024年01月15日赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』が、3月7日(木) から3月20日(水・祝) にわたって東京・本多劇場にて上演されることが決定した。時に無様な、時に滑稽な姿をみせる人間たちの機微を独自の観点から描き出し、独特のユーモアを交えながら、あたかも観客が登場人物たちの日常を覗き見しているような不思議な空間へと誘う、劇作家・演出家・俳優の赤堀雅秋が新作を書き下ろした。主演は赤堀と幾度もタッグを組み、その存在感と演技力で赤堀作品を支えてきた俳優・田中哲司。また、田中との本格的な共演は初となるヒロインには近作の舞台『劇団た組「綿子はもつれる」』、ドラマ『大奥』『うちの弁護士は手がかかる』など多岐に渡り活躍の安達祐実。意外にも演劇経験は少ないが赤堀ワールドで田中哲司とどう絡みどんな新ヒロインを演じるのか注目が集まる。そして、唯一無二の存在感を放つでんでんとは『神の子』に次ぎ赤堀と2度目のタッグを組む。ナイロン100°C、阿佐ヶ谷スパイダースでの活動やNODA・MAPなど数多くの舞台に出演の村岡希美。他に、赤堀作品『鳥の名前』『パラダイス』、など4度目の出演となる水澤紳吾。今回、赤堀作品初参加になる元乃木坂46の樋口日奈、そして薬丸翔。赤堀作品『蜘蛛巣城』に続き2度目の出演となる井上向日葵とフレッシュなメンバーが揃った。<出演者 コメント>■赤堀雅秋新作の最初の一歩はタイトルで、今回降ってきた言葉は『ボイラーマン』でした。実在する職業名ながら発音すると妙にバカバカしく、ヒーローの名に連なるものにも思え、今はひたすらその言葉をいじくり回しています。とはいえ自分が書く以上、登場人物が特殊能力を持っていたり宇宙から来たりする訳はない。市井に生きる凡庸なブルーカラーの人々。けれど感染症以降、凡庸な日常の表面は変わらず淡々と過ぎながらも、その根底がひどくもろく、足元がいつ崩れ去ってもおかしくないことに僕らは気づいてしまった。そんな現実に向き合うほど、作家でもある自分は大きな虚無・虚脱を感じ、益々何を書き創ればいいものか悩み苦しむことになる。ですが自分にそれしかできない以上、なるべく正直に創り続けるしかありません。そんなもがき続ける自分の芝居に、今回も安達祐実さんをはじめとする初めましての方から田中哲司さん、でんでんさんら僕の作品を熟知する仲間までが集まってくれました。皆さんの存在を力に変え、今ここでしか創り得ない芝居を突き詰めようと思っています。■田中哲司数年に一度の赤堀君との芝居づくり。大森君が欠席の今回は少々寂しいけれど、同時に僕だけが出演し続けられている光栄さと嬉しさは特別なものだと感じています。タイトルの『ボイラーマン』。どんな職業なのか、思わず検索してしまいました(笑)。結果、水蒸気を噴出するようなボイラーの激しい様子と、それを管理する人のうら寂しい佇まいという真逆のイメージが浮かびました。今回はどんな台詞を吐き、どんな「人間」を演じさせてくれるのか。最強の客演・安達祐実さんを筆頭に仲間と共に今回もたっぷりと赤堀ワールドに浸りたいと思っています。■安達祐実演劇経験がまだ少ない私にとって、舞台に立つことには修行のような意味合いがあります。その意味でも、人間の心の深いところを暗部も含めて描き、作品へと昇華させる赤堀雅秋さんの舞台に参加させていただくことは、特別な修行になりそうな予感がしています。強い存在感を放つ先輩方に加え、私と同様に初めて赤堀さんの作品に挑む若い方々もいらっしゃる座組は心強い限り。そのうえ赤堀さんは劇作・演出に加えて共演者でもあるんですよね。未知のことが多過ぎて、今は稽古の様子も本番も想像するのは難しいです。だからこそ全てを委ね、作品の一員になれるよう思い切りよく赤堀ワールドへ飛び込んでいきたいと思っています。■でんでん他人には見せない心の奥底にある醜悪な部分。自分の内面を抑えかねて歪む表情とひりつく心。そんな人間のどうしようもなさを描き続ける、赤堀雅秋君の作品を演じることは、役者である自分の業の部分を堪らなく刺激される体験です。タイトルしかない今から、舞台で生きる時間が楽しみでなりません。ま、好きにやらせてもらえればと(笑)。『ボイラーマン』と聞いて、敵と敵、悪と悪とを焚きつけて戦わせ、イイところで両方を潰す男のイメージが湧きました。地位の高い連中ほど偽善と欺瞞にどっぷりで、腹立たしいことばかりの昨今。自分も、そんなヒーローが居ればいいなと思う一人です。でも赤堀君が書くんだから、ただの正義漢ではないですね、きっと(笑)。■村岡希美舞台に呼んでいただくのは『鳥の名前』以来ですが、その間も赤堀雅秋さんのシリーズは拝見しており、赤堀ワールドが深く広く広がっていくようで嬉しく思っていました。タイトルを聞いて思い浮かんだのはヒーロー物のイメージ。昔テレビ放送していた『アメリカンヒーロー・スーパーフライト』という海外ドラマがあり、宇宙人から特殊スーツをもらったのに取説をなくし(笑)、主人公がドジを踏みつつも必死で闘ってどうにかこうにか困っているヒトを救う物語が大好きで。あのダメさと愛おしさは赤堀作品にも通じるもの。正統派ヒーローは登場しないと思いますが、今回も赤堀ワールドを生きる、人間というどうしようもない生き物に目一杯愛情を注ぎつつ、その物語の世界を生きられるのが待ち遠しいです。■水澤紳吾2017年の『鳥の名前』以降も舞台へ声をかけてくださり、申し訳ありません。近年、本当に赤堀さんの作品しか出演していないので、演劇の師匠です。赤堀作品への出演は周りの俳優仲間からも「いいよなぁ」と重圧をかけられます。毎回緊張しっぱなしですが、“真剣に真摯に”と、当たり前なのですが食らいついていくしかありません。タイトルを聞いて浮かんだのは、建築現場で時折見かけるボイラー技士さんの姿。赤堀さんの脚本ではどうなるのでしょうか。新作のイメージメモの中に「ヒーロー」という言葉がありましたが、ヒーロー然としていなくても、誰かのために自分の仕事を命懸けでするような人が、今の混沌とした世の中には必要だと思います。■樋口日奈『ケダモノ』を通して出会った赤堀雅秋さんの作品世界。そこには私がこれまで経験したことのない、でもそれこそが真実なのではないかと思えてしまうほどの、リアルな言葉と人間の姿が溢れていて衝撃を受けました。仕事をする中で、苦労すればするほど自分の殻を破る機会になると私は思っているのですが、赤堀さんの創作に参加することで、今まで以上に特別な殻を破る体験をさせていただけそうな予感がしています。実際にお会いした赤堀さんから感じたのは、“全てを見透かされている”ような怖さと、「だからこそ自分でも気づかない自分を引き出していただけるのではないか」という大きな期待。そして素晴らしい先輩方の多い座組ですから、全てを吸収するスポンジのような状態で稽古と本番を過ごし、是非とも成長しなければ!と思っています。■薬丸翔僕にとって赤堀雅秋さんの作品への入口は、映画『その夜の侍』と舞台『葛城事件』。どちらも「これでもか!」というほど人間に深く切り込み、荒々しくも真実を語る言葉に満ちていて衝撃を受けました。以来、憧れ続けていた赤堀作品にお声がけいただいた今回。嬉しさと同時に、劇作・演出に加えて俳優としても超絶上手い赤堀さんや錚々たる先輩方と、舞台上で向き合うことを考えると正直怖さも感じています。芝居で同じことをしても、敵うことは絶対にないとわかっている。では自分にできることは何か、何が武器になるのかを妄想たくましくヒリヒリするくらい、日々考えているんです。今は戦場に向かう兵士の心境。あとは思い切りよく稽古場に飛び込むしかないですね。■井上向日葵2023年年頭の舞台『蜘蛛巣城』に続き、赤堀雅秋さんとご一緒させていただくのは二度目になります。でも前回は原作映画があったので、赤堀ワールドにどっぷり浸るのは初めて。どこか影のある人々が、じめっとした世界を蠢くような赤堀さんの作品世界は私にとって経験したことのないもの。少し怖くもありますが、俳優としては得難い挑戦の機会になる予感がしています。俳優の赤堀さんは、悪事を企みながら優しい表情を見せたり、野卑なことを言いながらふと寂しげな目になったりと、予測できない面が不意にこぼれてくる魅力的な存在。前回も、間近にすると吸い込まれるように感じる瞬間がありました。劇中でどんな関係性になるかはわかりませんが、再びの共演を心から楽しみにしています!<公演情報>赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』ビジュアル作・演出:赤堀雅秋出演:田中哲司安達祐実でんでん村岡希美水澤紳吾樋口日奈薬丸翔井上向日葵赤堀雅秋【公演日程】3月7日(木)〜20日(水・祝) 東京・本多劇場※3月13日(水) 収録用カメラ入ります。※開場は開演の30分前。※未就学児童のご入場はお断り致します。【チケット料金】(全席指定・税込)一般席:8500円U-25席:3800円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書)■先行発売1月16日(火) 12:00()公式HP:
2024年01月09日チームラボと森ビルが共同で手がける『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』が、2024年2月9日(金) に麻布台ヒルズにオープンすることが決定。併せてティザー動画が公開された。東京・お台場から移転し、新たにオープンするチームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による“地図のないミュージアム”。チケットは2024年1月16日(火) より公式サイトにて販売予定で、開館時間、チケット料金、展示作品などの詳細は随時アナウンスされる。『チームラボボーダレス』ティザー動画<施設情報>森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス2024年2月9日(金) ~麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1公式サイト:
2023年12月25日岸谷香のデビュー40周年のタイミングで開催される主催イベント『岸谷香感謝祭2024』のゲストは、トータス松本と永井真理子というバラエティーに富んだ組み合わせとなった。3人とも同学年という共通点がある。今回も、このイベントでしか観られないスペシャルな共演が実現するだろう。ここでは、岸谷と永井との対談をお届けする。このふたりは同学年である以外にも、いくつかの共通点がある。80年代末から90年代前半にかけての大きなムーブメントを乗り越えてきたこと、子育てのために約10年にわたる休止期間を経て、音楽活動を再開していること、『ポップン・ルージュ』というラジオ番組で、それぞれ曜日違いのパーソナリティーを務めていたことなどだ。当時の懐かしい話、音楽の再開の仕方、さらには『感謝祭』のアイデアまで、さまざまな話題に話が及んだ。――おふたりは同学年なんですね。永井そう、同学年なんですよ。生まれた年は私のほうが1年早いんですけどね。岸谷えっ、そうなの?ごめんなさい(笑)。私、ずっと自分が年上だと思ってた。80年代の時のイメージがあったから。永井私、あの頃って、子供みたいだったもんね。岸谷そう(笑)。ショートカットで、いつもタートルでジーンズで。そのイメージが強かったからね。そうか、同学年なんだ。永井そうなの。一緒なんですよ。――2024年の「感謝際」のもうひとりのゲストであるトータス松本さんも同学年なんですよね。永井そうか。岸谷この学年って、「ROOT 66」にちなんで、「66年の会」というのがあって、みんなで集まって、ライブをやっているんだけど、私は67年生まれだから、入ってないのね。永井私、66年生まれだけど、呼ばれたことがないよ。――ほぼ男性ミュージシャンの集まりのようです。岸谷66年生まれのミュージシャン、たくさんいるのよ。永井でも丙午(ひのえうま)だから、女性の人口は少ないんだよね。“この年に生まれた女が強い”と言われている世代だから、産むのを控える傾向があったから。でも実は女性アーティストは、多いんですよ。渡辺美里さん、中村あゆみさん、みんな一緒だよ。岸谷そうか、でもみんな、強そうだよね(笑)。――おふたりは同学年という以外にも、いろいろな共通点があります。80年代末から90年代にかけての大きなムーブメントを経験し、ともに武道館など大きなステージに数多く立っています。また、子育てもあり、10年ほどブランクがあったうえで、音楽活動を再開していることも共通します。岸谷ラジオも共通点ですね。『ポップン・ルージュ』という同じ番組をやっていて、真理ちゃんが月曜日、私が水曜日だったんですよ。永井そうそう。――まず、永井さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷ふたりの共通の友人であるチエちゃん(長井千恵子さん)というギタリストがいて、昔から真理ちゃんと一緒にやっていたんだよね。永井やってた。20年くらい前からかな。岸谷それで、チエちゃんに会うと、いつも「真理ちゃんがね」という話はよくしていました。だから私もつい、「真理ちゃん」ってなれなれしく言っちゃうんだけど。チエちゃんを通してのつきあいで、真理ちゃんとは個人的に遊んだりはしてなかったけれど、同じラジオ番組だったから、横のつながりはあったんですよ。たまに特番があって、月曜から金曜までのパーソナリティーが全員集まったりしていたのね。永井そうそう。岸谷当時のラジオ番組は活気があったから、どこかで飲んでいて、「今日って、月曜日だから真理ちゃんの日じゃない?」って言って、酔っ払ったまま菓子折りを持って、真理ちゃんの番組に顔を出したり(笑)。そんなことができる番組だったんですよ。それで89年から90年まで一緒にすごしてきて、久しぶりに再会したのも、チエちゃんを通じてだったよね。永井そう。岸谷「真理ちゃんがオーストラリアに移住して、日本に戻ってきて、音楽を再開するにあたって、聞きたいことがあるみたいよ」「香ちゃんがボイトレどうやっているのか、知りたいみたいよ」って、チエちゃんが話していたのね。それで、3人で会ったんだよね。永井それがもう6年前のことだよね。私が復帰したころのことです。岸谷その時は、「イベントやフェスで会ったら楽しいよね。じゃあまたどこかで」って、バイバイしました。『感謝祭』が恒例になってきて、ふたりゲストがいるなら、ひとりは女性がいいなあと思っていたのね。それも一緒にいろいろやってくれる人が良くて、「ここをこう変えてもいい?」って言ったときに、一緒に楽しんでくれる人がいいなあって。それで温めていた隠し球にお願いしました(笑)。――永井さんは岸谷さんの誘いをどう感じましたか?永井とてもうれしくて。最初、チエちゃんを通じて聞いたんですよ。それでチエちゃんのLINEに、「うれしい!」「めちゃくゃ光栄!」って書きこみました。逆に、「こっちこそお願いします」って返事したのかな。岸谷いいお返事をいただけて、こちらこそ、ありがたかったです。私たちのファンって、長年応援してくだっている方も結構いらっしゃるので、そういう方にはツボなんじゃないかな。永井私も発表したときに、ファンの方が大喜びで。“あのラジオが流れていた頃の青春が蘇ってくる”そんな気持ちになったみたいなのね。岸谷私はその『ポップン・ルージュ』の時の作家の方ともまたご縁もあって、『オールナイト・ニッポン』の作家もやってもらっているのね。だから新しい試みとして、ラジオ的な演出をやるのもおもしろいかなって考えています。会話だけ、当時のラジオ風にしてみるとか。一瞬、観に来た人たちが、ラジオを聞いている感覚になるのもありかなって。永井それはおもしろそう!――当時のラジオを聞いていた人にも感涙のイベントになりそうです。永井きっと喜び、そして泣いちゃうと思います(笑)。岸谷もしかしたら、スタッフが当時のジングル音源とか、持っているかもしれない。「月曜日の永井真理子です」「水曜日の奥居香です」って、そんなことを言いながら、ジングルを使ってもいいし。永井それは最高にいい!(笑)岸谷曲紹介をラジオ風にやるのもおもしろいかも。話をしていると、いろいろアイデアが湧いてきます。やっぱり、当時の本物がふたりいるって素晴らしい!(笑)『感謝祭』って、お招きするアーティストの方にも楽しんでもらうのが大きなテーマなので、気楽に楽しんでください。永井良かった!おおいに楽しませてもらいます。うれしいです。――話が戻ってしまいますが、80年代にそういう形で出会って、お互いについて、どんな印象を持っていたのですか?岸谷しつこいようだけど、真理ちゃんと言えば、ショートカットで黒いタートル、ジーンズのイメージ(笑)。白いTシャツもあったね。黒いタートルか白いTシャツ。永井そうそう、あれは全部自前なの(笑)。――永井さんから見た岸谷さんは?永井もうピカピカしていましたね。そして、プリプリしていました(笑)。忘れられないのは、テレビで共演させていただいたことがあって、大きな楽屋で一緒になったときのこと。香ちゃんは覚えてないと思うけれど、「あっ、プリプリさんがいる!」と思って、楽屋のすみっこのほうで固まっていました。面と向かっては見られないんですが、鏡越しに見えちゃうわけですよ、そのピカピカが(笑)。ドキドキしちゃって、挨拶もうまくできなかった。岸谷えー、なんで?同い年でしょう。永井いやいやいや、先輩です。だって1年、プリプリのほうがデビューも早かったしね。で、鏡越しに見ていると、「なんだか、テレビを観ているみたいだぞ」って、「ダイアモンドだね~♪」ってつい口ずさみそうになって、ダメだ、今は本人がいるぞって(笑)。岸谷真理ちゃんはヨーグルトのCMやってたでしょ。永井やってた(笑)。岸谷そういうのを断片的に覚えているんだよね。――80年代末から90年代前半には、それぞれ大きなムーブメントを体験された共通点もあります。“ガールポップ”という言葉も生まれました。当時のそうした流れをどう感じていましたか?岸谷“ガールポップ”という言葉は強烈に覚えていますね。私たちはバンドだったから、その“ガールポップ”の仲間に入っていたのか、入れてもらってなかったのか、ちょっとイメージはわからないんだけど、真理ちゃんとか、あと、千里ちゃん(森高千里さん)とか、谷村有美ちゃんとか、女性アーティストがたくさん出てきた時代でもあったよね。永井そうだね。わりとソロの人が多かったのかな。岸谷華やかな時代というか、“ガールポップ”のイベントもあったよね。永井イベントもあったし、雑誌もあった。私としては、かなりボーイッシュだったので、「“ガールポップ”に入っていいんですか」みたいな感覚だったんだけどね。岸谷確かに髪は短かったけど、そこまでボーイッシュでもなかったというか、そんなに強そうでもなかったよね。永井うん。ちっちゃかったしね(笑)。岸谷真理ちゃんは、“ガールポップ”の象徴みたいなイメージがあるよね。私たちは、バンドのイメージが強かったんだと思うけど。あと、当時はイカ天から始まって、バンドブームもあったから。永井いろいろなブームが入り混じっていたと思います。――そうしたムーブメントの中で、おふたりともとても忙しいハードな日々を送っていたと思います。どのようにして、自分のペースを作り、乗り越えてきたのでしょうか?永井忙しかったでしょう?岸谷忙しかったと思うけど、若かったし、どっちかというと、“やった~! お客さんが増えたぞ”みたいな気持ちのほうが強かった気がする。会場がどんどん大きくなっていったことについても、まだ子供だし、怖い物知らずなところがあった気がする。不安もそんなになかったんじゃないかな。今とは時代が違うし。今は忙しくなると、メンタルが辛くなって、お休みするアーティストもたくさんいると聞くけれど、私たちの時代って、そっちに行かなかったんですよ。むしろ、「忙しくなってきた。やったぜ!」みたいな。永井それはバンドだからというのはあると思う。岸谷真理ちゃん、しんどかった?永井私はソロだから、まわりから、「もっとこっちがいいんじゃないか」「いや、あっちがいいんじゃないか」っていろいろと言われることがたくさんあるわけ。岸谷そうなんだ。永井そう。バンドは全部自分たちで作品を作るじゃない?で、「これしかないし」って言えるじゃない。でもソロだと、いくらでも味付けの仕方はあるわけで。だから、気がつくと、“えっ、こんな番組、私できないよ”みたいなことがあふれてしまって、気持ちがバーンと落ちてしまう時があったのね。“私は本当に自分を出せているのかな。苦しい苦しい苦しい”って。岸谷そっか。そこはやっぱりソロとバンドの違いなのかもしれないね。バンドだと、5人一緒になって、誰かの悪口を言って、発散することもできたしね。「なんだよ、アレ!」みたいな(笑)。永井私の場合は、そういうことを言ったら、逆に「いや、今は頑張りなさい」「走りながら悩みなさい」みたいな。岸谷ええっ!そうだったんだ。永井当時は葛藤があったけれど、そういう時があったから、今は何がやりたいとかやりたくないとか、しっかり選択できるようになったんだよね。あの時は若かったがゆえの苦しさでもあったし、今はそうした経験も良かったのかなと思っている。岸谷真理ちゃんにとってはハードな時代だったかもしれないけれど、当時は世の中もバブルだったし、なんでもかんでもキラキラしていた気がする。番組に出れば、誰か知っている人がいて、気安くしゃべっていたし。私としてつらい時があったとしたら、バンド内で、音楽の方向性について意見の違いが出た時かな。永井バンドはそこは難しいところだね。岸谷一長一短なんだよね。外部に対しては、みんなで一緒になって、悪口も言えるけれど、バンドの内部で意見が割れたときは、深刻だったし、解散することになったわけだし。そういう意味では、真理ちゃんは今も昔も永井真理子だよね。私の場合は、バンドだったのがひとりになり、休憩があって、またひとりだし、名前も変えちゃったしね。だから“ゼロから再出発”という感覚があった気がする。永井私はハタから見ていて、そういうところがかっこいいなと思っていた。ちゃんと名前も変えて、新しくゼロからスタートしているんだな、素敵だなって。岸谷あまり深く考えずに、子供ができた時に、名前も変えちゃったのね。離婚したらどうするんだろうと、ふと思ったんだけど、どうせプリンセス プリンセスじゃないんだったら、奥居香じゃなくたっていいやぐらいに考えていたというか。それはそれで良かったのかなと思いながら、今に至っています。永井ふたつ違う形で音楽ができるってことだしね。岸谷求められるものはそんなに変わらないというか、昔のものを求められることも多いんだよね。とは言え、やりたいことはぶっちぎってやっていこうと思っている。母親になると、少し視点が変わってくるから、昔のようなラブソングは書けなくなるのね。 書いてるつもりでも愛情の対象がずれてきたりするし、描くものが変化してきているし。でもそれは自分の中の自然の変化だからね。もう前とは名前も違うし、許してね、みたいな。そこは楽だったかもしれない。逆に真理ちゃんはずっと永井真理子だから、大変なところもあったんじゃない?永井いや、そんなにはないかな。――おふたりとも、子育てで10年ほど音楽活動を休止していたという共通点もあります。以前、岸谷さんが「自分の中からドレミファソラシドが消えた気がする」とおっしゃっていました。永井さんはお休みの間、音楽との関係は、どんな感じでしたか?永井私は真っ白になりました(笑)。とくに私はオーストラリアに行っちゃったし、子育てもしたかったし、1回真っ白になって、今までのことを見つめ直そうかなと思ったんですね。でも、海外に行くと、まったく日本の音楽を聴かなくなるから、自分は何者だったのかもわからなくなっちゃうの。岸谷そうだったんだ。永井立ち位置もわからなくなるし、自分なんか全然必要がないものなのかな、本当にステージに立っていた人間なのかなってところまで、いっちゃった。岸谷へぇー。永井気持ちが離れすぎちゃって。だから、そこからまた音楽に戻るエネルギーがなかなか湧いてこなかった。岸谷確かにエネルギーがいるよね。永井すごいいるでしょ。特にお休みした後なんかは、なかなか戻れない。だから、10年以上あいちゃった。――その間は、音楽を聴いたり、楽器にふれたりというのは?永井普通に一般人として、ラジオから聴こえる音楽にふれたりはしてました。洋楽だけですけど。これ、かっこいいなとか、そういう感じ。岸谷なぜオーストラリアだったの?永井本当はアメリカとかイギリスとか、音楽がいっぱいあるところに行きたかったんだけど、子供を抱えていくから、子供のいちばん過ごしやすいところがいいわけで、オーストラリアがいちばん受け入れ体制があったの。子供に優しくて、教育もとても良かったから。岸谷言葉は?永井言葉は全然わからなかったので、辞書を抱えて勉強した。岸谷学校に行ったの?永井子供はオーストラリアの地元に学校に行って、私も英語学校に通ったよ。全然うまくならなかったけどね。向こうで英語で仕事をしていれば、うまくなるけど、家の中では日本語を話しているから、一向にうまくならない(笑)。――休止期間があったことについて、岸谷さんはどう思っていますか?岸谷子育てをして、音楽から丸々離れちゃったことを、私は良かったなと思っています。1回違うことをすることで、リフレッシュするというか。私たちって、さんざん子育てやったわけじゃない?永井やったやった(笑)。お弁当を作って、学校に送ってね。岸谷“もう後悔はない”“うんざりしたよ”“疲れたよ”っていうくらい、子育てしたじゃない?そうやって子育てをやりきって、“はい、もうお終い!”ってとこまでやったから、「そろそろお母さんも好きなことをやっていい?」ってことで、音楽に戻ってこれたところはあるのね。永井それはとてもいいね。だったら、迷いなんてないよね。岸谷だから逆に、子供を産んですぐ仕事をしている子を見ると、“もったいないなあ”と思うことがあります。“初めて子供が立った瞬間を見逃しちゃうじゃん”って。永井私も休んでいる間は、完全におかあさんだけやっている日々でした。学校の送り迎えをしたり、お弁当を作ったり、子供のスポーツの試合に行って応援したり。――それぞれ音楽活動を再開するきっかけを教えてください。岸谷大きなきっかけになったのは、プリンセス プリンセスの再結成ですけど、その前に、夫が年に1回、AAAというエイズチャリティーのコンサートを武道館でやっていて、そこに参加していたことも大きかったと思っています。子育て中とはいえ、チャリティーだし、1日ぐらい出かけてもいいのかなって、年一だけで武道館に歌いにいってたのね。その時にイントロを聴いても、普通に歌い出せない瞬間があったの。ドレミファソラシドを確認したいなって。それまでは“パブロフの犬”じゃないけど、イントロが鳴ったら、黙っていても、歌が勝手に出てくるみたいな感じだったのね。それがシンガーだと思っていたんだけど、ドレミファソラシドを探さなきゃって思ったときに、私は本当に音楽家じゃなくなったんだなって悲しくなっちゃって。それで、リハビリみたいなことをバンドと始めたのが、音楽を再開するきっかけ。永井ああ、そうなんだ。震災がきっかけなのかと思っていた。岸谷震災がきっかけでもあるんだけどね。年1くらいで集まって、リハビリと称してライブをやっていたからこそ、震災が起こったときに、“自分たちのできることをやるために、プリンセス プリンセスを再結成しよう”って、決断できたんだと思う。真っ白なままだったら、あんなふうにはやれてなかったと思う。だって、かつてやったことのなかった東京ドームまでやったんだから、すごい道のりじゃない?永井そうだね。少しずつやることって大切だね。岸谷本当にそうなの。“3歩進んで2歩下がる”を繰り返して、“気づいたら5歩ぐらいは進んでた”っていうところで再結成を決めたのね。で、再結成して活動していったら、やっぱり音楽って楽しいなあって、改めて感じたのね。永井音楽を休んでた時間があるから、余計にやりたくなったんだよね、きっと。だから、休んでいた間もすごくいい時間だったんだと思う。岸谷真理ちゃんは再結成とか、そういうことではないじゃない?ボイストレーナーの先生を紹介した時が、音楽を再会する時期だったと思うけれど、なんでまたやろうと思ったの?永井あの時はちょうどデビュー30周年を迎える年で、年齢も50歳になる年だったのね。かと言って、声も体力も、今まで休んでいたところから、急にやれるようになるわけはないじゃない?岸谷どちらかというと、あちこちガタがくる年頃だしね(笑)。永井そうそう。でもそのタイミングで不思議と、今までお付き合いのあったミュージシャンとかファンの人が、“なにかまた始まるんじゃないか”って、私の背中をワイワイ押してくれたのね。私はそういうつもりじゃなかったんだけど、まわりが私の気持ちを底上げしてくれて、だんだんその気になってきたんだよ。逆にこれが最後のジャンプなのかもしれない、もしかしたらエネルギーが吹き上がるかもしれないと思って、香ちゃんにボイトレの先生を紹介してもらったの。でも、紹介してもらって良かった。岸谷本当に?永井本当に良かった。私、女性が年齢とともに高い音域が出なくなることを知らなくて、自分の声がちゃんと出なくなって、もう終わったと思っていたのね。発声を変えていかなきゃいけないということも知らなかったから、すごく悩んだんだけど、ボイトレの先生から喉の筋肉を鍛えることを教えていただいて、半年かけて、ライブをやったのね。岸谷オーストラリアは引き払ったの?永井そう。岸谷じゃあ行くのも転機だけど、引き払って戻って来るのも転機だね。永井そうなの。日本に帰ってきてから、2、3年あってから、音楽活動を再開したんだけど、自分でもよく始めたなと思う。10年休んでいたから、復帰するのに10年かかると思っていた。休んでいる期間が長ければ長いほど、若い時とは違うから、リハビリも長くかかるかなって。岸谷私も同じボイトレの先生に習っていて、最近も結構かよっているんだけど、我々の年代、女性は更年期もあるし、いろんなことが変わるじゃない。だから昔に戻ろうとしなくなったかな。永井あ、そうそう。それはある。岸谷だから、新しいプチシニア世代の自分になればいい、みたいなことは思った。永井それは私も思っている。岸谷昔のようにはできないわけだし、昔のようにやれたところで、やりたいことはそれじゃないかもしれないなって思う。休んでいた分、変身していいんだよねって。永井そう。私もまた新しく始められる気がした。声もやっぱり、少し下に下がったのね。でも上が減った分、下が広がったので、音域の広さ自体はそんなに変わっていないの。今の声って、嫌いじゃなくて。今の自分の言いたいことには、そっちの声のほうが合ってるっていうか。若い時にはピーピーした声が若い時の気持ちに合うのかなって。だったら、逆もいいのかもって思う。岸谷コンスタントに続けている人も、それなりにつらい時もいっぱいあるだろうしね。私たちはたまたま与えられた“子育て”という最高の理由があったから、気分を変えて、また戻ってこれたところはあるかもしれない。永井そういうところはあるね。岸谷私は子育て中は、外国のアーティストをまったく聴かなかったのね。来日しても観にいく時間がないから、2000年から10年、15年は洋楽の知識もぽっかり空いている。『感謝祭』で一緒にやるバンド、Unlock the girlsの若い子たちに教えてもらって、新たに今いろいろ聴いているところなの。それはそれでとてもいいものだなって。永井そうなんだ、すごい!しかもまた下の世代から教わるのが新鮮だね。岸谷バンドの子たちって、みんな89年生まれだから、私たちの当時の活動なんて、知らないのよ。だから曲の解釈も全然違うし、そこがおもしろいなって感じている。真理ちゃんの「ミラクル・ガール」もあの子たちだったら、全然違う解釈になるし、楽しくできたらいいなって思っています。永井あっ、それは私も楽しい。一緒に何か新鮮なものを作っていきたいな。岸谷結構極端にやるかもよ。永井極端にやってほしい(笑)。きっと観ている方も楽しいと思う。岸谷『感謝祭』はいつも、バンドの子たちとみんなで練りに練って、「これ、イエスと言ってもらえるかなあ」っていいながら、あれこれアレンジするのが楽しいんだよ。永井楽しみ。なんだかうれしいプレゼントみたい(笑)。――永井さんは久々に音楽活動を再開して、日本の音楽シーンについて感じたことはありますか?永井もう完全に浦島太郎状態ですね。全然わかりません。音楽のことも芸能界のこともわからないので、ポカーンです(笑)。岸谷日本のJ-POPだって独特の発展の仕方だしね。浦島太郎、わかる。日本に住んでいたって浦島太郎だよ。永井音楽は変わったと思いました。配信が主になったしね。私たちのころはCDしかなくて、下手したらアナログの時代だから。岸谷『感謝祭』の時にいつも思うのは、私たちの世代を知っていて、しかもこの世代を観ることをうれしく思ってくれる人が観にくるわけじゃない?今って、個人でチョイスする時代だから、こういう音楽が好き、ああいう音楽が好きって、チョイスして、そのグループの中ではよく知っているけれど、他のグループに行くと、誰もしらないという時代でしょ。だから『感謝祭』も、80年代の匂いやラジオを一緒に楽しくやっていた時代の匂いを楽しみたい人が来ると思うのね。そういう人たちに喜んでもらえるように、しっかり考えたい。永井そこにバンドのメンバーの若い子たちも入ってくるから、おもしろいよね。岸谷しかも、そこにトータス松本さんも参加するんだから、楽しいよね。トータスさんは、同学年だけど、デビューした時期が遅いから、私たちの世代のアーティストではないわけじゃない?――ウルフルズの「バンザイ」がヒットした頃って、おふたりとも活動を休止する時期ですもんね。永井そうなの。だから私は共演したことがないです。岸谷トータスさんとイベントで一緒になった時に、「『Diamonds』をバイトで皿洗いしながら、聴いていた」って言うから、「えっ、年は一緒じゃない?」って言ったら、「デビューが遅かったんだよ」って。あ、そうなんだと思ったことを覚えている。永井私は初めてお会いするんですよね。岸谷私もそんなに共演したことはないんだけど、トータスさんって、存在感があるし、私がやっている音楽とはちょっとジャンルも違うし、そういうところも楽しみ。あと、同い年でありながら、先輩風も吹かせられるしね(笑)。永井そっか。それは楽しみすぎる。――トータスさんが今回の『感謝祭』に参加される経緯は?岸谷トータスさんとは、今年3月に両国国技館で開催されたギターの弾き語りのイベント『J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2023 supported by 奥村組』で一緒になったのね。参加者全員が土俵のあるセンターステージで弾き語りをするイベントで、出番が最初のほうだったの。自分のステージが終わって、メイクも落として帰ろうかなという時に、トータスさんがやってきたので、「久しぶり~」って挨拶したんですね。その時に、「私はこういうイベントをやっているんだけど、良かったら出てよ?」って言ったら、「えっ、なんか目が怖いな」って。「怖くないよ、優しいよ。出てよ」って言ったら、「いいよ」って言ったんですよ。「今、いいよって言ったよね」って。それで本当に出てもらうことになりました。いい男だな、素敵な人だなと思って感激しました。同級生だけど、同級生じゃないみたいな不思議な感じ。――先ほどもラジオの話が出ましたが、『感謝祭』について、現時点で考えていることはありますか?岸谷今考え中ですね。真理ちゃんは女の子バンドとやったことはあるの?永井女の子バンドでは3年前くらいに『女祭』という企画イベントでやったことがある。若い子たちと一緒に。岸谷そっか。とにかく女の子バンドで一緒にやったら楽しいこと、考えます。まずともかくラジオがらみだね。永井懐かしいものとか、歌おうかな。岸谷曲に関してはご相談だけど、みんなが知っている曲は盛り上がるから、それもやって、一緒にやったら楽しい曲とか、考えます。――最後に観にくる人にメッセージをいただけますか?岸谷2020年からだから、『感謝祭』も5年目になるのかな。毎年、「今年は最高だったな。これ以上おもしろいことできるかな?」って思うんですけど、やりたいこと、やれることって、アーティストの数だけあって、ゲストが違うと、毎回カラーも変わるから、その中に入っていくのがすごく楽しいんですよね。今回は本当に同世代で、一緒に時代を駆け抜けた真理ちゃんだから、そこにヒントがある気がします。こうやって会って話しているだけで、どんどんアイデアが出てきているし。今後、ある時からちょっと気持ち悪いファンみたいに、ずっと真理ちゃんのことを考えるモードに入る予定です。寝ても覚めても、夢の中でも、ずっと真理ちゃんのことを考えて、アイデアを練ると思います。永井そうかそうか。私はまず、その仲間に入れていただけて、うれしいな。だから、できることはなんでもやります。岸谷言ったな(笑)。永井言ったよ。でも大丈夫(笑)。岸谷じゃあ、当時の私物のTシャツとジーンズ、持ってきてください(笑)。永井入るかな。っていうか、もう持ってないし(笑)。岸谷でも真理ちゃんはルックスの強烈な印象もあるし、例えば、みんなで真似したらおもしろいよね(笑)。みんなでお揃いのデニムとか、何か考えよう。私も衣装、探さなきゃ(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香感謝祭2024』公演日:2024年2月23日(金・祝) 16:45開場/17:30開演会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香/Unlock the girls/トータス松本(ウルフルズ) /永井真理子料金:全席指定9,000円※ドリンク代別途必要★チケット情報はこちら()関連リンク岸谷香 オフィシャルサイト:永井真理子 オフィシャルサイト:
2023年12月23日看板のない扉の奥に広がる上質な別世界座り心地のいい革張りの椅子がゆったりとした間隔で8席並びます今秋開業した麻布台ヒルズでにぎわいをみせる話題の麻布台。日本料理店【朔旦冬至】は、六本木、六本木一丁目、神谷町、麻布十番の駅の中心にあり、いずれの駅からも10分前後歩くとたどり着く飯倉片町の交差点にあるビルの地下に店を構えます。2006年12月のオープンから17年、ひっそりと紹介制のスタイルで営んできました。眩く輝く東京タワーを横目に、看板のない白い扉を開けて、階段を下ります。初めて訪れると「本当にここであっているのかな?」と不安になってしまうかもしれません。地下の扉の先には、樹齢180年の欅のカウンターが1m近い奥行きで鎮座。カウンターに立つ店主・下枝正幸氏が笑顔で出迎えてくれます。4名が広々と座ることができる個室は接待などにも重宝しそう客席は、カウンターの他に、プライベートを大切にした個室を用意。4名まで利用できる個室は、木目が美しいデザインを成す橡の木でつくったテーブルが印象的。掘りごたつ式なので、靴を脱いで寛いだ時間を過ごすことができます。個室専用のトイレを完備しているのも嬉しいところ。他に、2名まで利用できる小さな個室には樹齢200数十年の松の木が用いられています。店主は、好きが高じて材木屋に足~kく通った経験があるほど。口にすればわかる「説明が要らない料理」が信条仕上げにのせた柚子の皮が爽やかに香る毛蟹の一品名刺代わりに登場するのは、季節を伝えてくれるこちら。噴火湾で獲れた毛蟹を贅沢に使用し、昆布や鰹、お酢、醤油などからつくったジュレを合わせています。下枝氏の料理は、無駄をそぎ落とした潔い佇まいが特徴です。「説明が要らない料理」を信条にしていると語る通り、口へと運べば、思わず息を呑むような味わいに納得。烏賊や鮪などを、店主が好む織部の器に盛り合わせたお造りお造りで出される鮪は、豊洲市場の卸し「やま幸」から。名のある鮨屋がこぞって仕入れをしていますが、まだ現在ほどその名が有名ではなかった20年以上前からの付き合いです。相性のいい山芋の千切りや芽葱を添えて提供しています。のどぐろの炭火焼は、鬼おろしと自家製の醤油を添えて艶やかなのどぐろは、揚げたかのような心地よい歯ざわりの皮目と、煮魚のようなとろりとした身のコントラストに驚かされる逸品です。特定の漁場で獲れるのどぐろの中でも目の大きさや尾びれのかたちに至るまで、下枝氏が納得のいく形状のものだけを厳選。数日寝かせた後、醤油や味醂などに漬け込み、炭火で火を入れ、のどぐろ自身の脂を纏わせています。こちらを目当てに来店する常連客も非常に多いそう。羽釜で焚き上げる、福井県産の自然栽培米「あきさかり」羽釜で焚き上げるご飯は、福井県の棚田で湧き水を引き込んで自然栽培米しているお米「あきさかり」を使用。どこか懐かしいお日さまの匂いを感じ、噛むほどに味わいが深まっていきます。1膳が少なめの量ではありますが、2膳3膳、いや4膳5膳とお代わりしてしまうほど。炊き立てのご飯のお供として登場するのは、自家製の塩、鰹節、明太子、漬物。そして、卵は卵かけご飯にしていただきます。まさに箸が止まらなくなってしまうでしょう。料理は、8~9品前後で構成されるおまかせコースのみで2万5300円~(サービス料なし)。内容は季節や入荷の状況によって異なります。店主の下枝正幸氏は、1967年、茨城県生まれ。自身がお酒好きなこともあり、和酒洋酒ともに良質なセレクトで、良心的な価格で提供麻布台という地にある隠れ家かつ紹介制の日本料理店、と聞くと肩肘張るイメージを持つかもしれませんが、それを破ってくれるのが、店主である下枝氏の人柄です。厨房でひとり次々と鮮やかに料理を仕上げていきますが、ゲストとのトークも見事。ご紹介した通り、余計な説明がなくともその本物を追求したおいしさを体感できますが、なぜおいしいのか?を尋ねると、店主が料理人として経験や知識、感性によって、目の前の一皿に辿り着いたその理由を語ってくれます。ちなみに、聞きなれない店名【朔旦冬至】とは、陰暦11月1日が冬至にあたる日のこと。19年と7カ月に1度だけ巡ってくることから瑞祥吉日とされ、古来より盛大に祝われたおめでたい日と伝えられています。寛ぎながらも極上のおいしい食事に舌鼓を打つこと、まさに大人の贅沢ではないでしょうか。2023年の美食納めにも、2024年の美食始めにも、最適な一軒となるに違いありません。電話にて「ヒトサラMAGAZINEを見た」とお伝えいただければ予約が可能になりますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。朔旦冬至【エリア】麻布十番【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20,000円 ~ 29,999円
2023年12月18日2023年11月24日についにオープンとなった麻布台ヒルズ。今年は初のクリスマスマーケットが開催されるなど、今とっても話題のスポットです。そんな麻布台ヒルズには、日本初出店となった店舗や大人気スイーツ店など注目の飲食店が集結!ここでしか味わえない限定グルメも登場しています。そこで今回は麻布台ヒルズに行ったら食べたい編集部注目のグルメを5つピックアップ!これを見れば、最新のグルメを満喫できること間違いなし。ぜひ動画でチェックしてみてください!ぜひ麻布台ヒルズで人気グルメを堪能してみてはいかがでしょうか。■紹介店舗・メニュー概要①クリオロ場所:ガーデンプラザB B1F「ミルキーソフトクリーム」600円「ショコラソフトクリーム」600円②ペリカンカフェタワープラザ1F「醤油レーズンあんバターサンド ゴルゴンゾーラ入り」1,200円(店内)「エビフライサンド」1,400円「フルーツサンド」1,200円③アラビカ東京(2店舗)場所:タワープラザ4F/ガーデンプラザB B1「% ARABICA Caffe Latte」550円~600円「% ARABICA Matcha Latte」550円~600円④ヒサヤ キョウト場所:ガーデンプラザB 2F「丹波栗のモンブラン」2,000円(単品)⑤RACINES(ラシーヌ)場所:タワープラザ 3F「Wreathe Salad 魚介のスペシャルリースサラダ」2,800円※クリスマス時期を除く12/30まで※最新の情報は各店舗の公式サイトをご確認ください(マイナビウーマン編集部)
2023年12月14日岸谷香のライブイベント『岸谷香 感謝祭2024』が、2024年2月23日(金・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催されることが決定した。『岸谷香 感謝祭』は、「日ごろの活動に感謝して特別な一夜をお見せしたい!」という岸谷の想いから、毎年2月に行われている自主企画ライブ。2024年は岸谷のデビュー40周年となる記念イヤーでもあり、その幕明けを飾る第1弾として開催される。今回はゲストにトータス松本(ウルフルズ)と永井真理子を迎え、この日限りのコラボレーションをそれぞれ披露する。チケットはぴあアプリ先行を12月10日(日) まで受付中。『岸谷香 感謝祭2024』ぴあアプリ先行の詳細はこちら!()<イベント情報>『岸谷香 感謝祭2024』2024年2月23日(金・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGI開場16:45 / 開演17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:トータス松本(ウルフルズ) / 永井真理子【チケット情報】全席指定:9,000円(税込)※ドリンク代別途必要■ぴあアプリ先行:12月10日(日) 23:59まで詳細は こちら()岸谷香 オフィシャルサイト:
2023年12月04日京都の老舗お香専門店「松栄堂(しょうえいどう)」から「お香のカードゲーム くんくんくん」が登場。2023年12月1日(金)より、松栄堂各直営店などで発売される。京都のお香専門店「松栄堂」から“香り”のカードゲームが登場京都に創業して300年、宗教用の薫香から、茶の湯の席で用いられる香木や練香、手軽に使えるインセンスに匂い袋まで、様々なお香を作り続けている「松栄堂」。そんな老舗が新たに提案する「お香のカードゲーム くんくんくん」は、“香りでつながる”新感覚のカードゲームだ。ルールは全部で4種類カードゲームとして遊べるルールは、香りを頼りに同じカードを揃える「くんくんトレーニング」、3種の違う香り1枚ずつ揃える「ちがそろ! くんくんくん」、同じ香り3枚先に揃える「おなそろ! くんくんくん」、そして、香りについての質問を通して主役と同じ香りを当てる「しつもん! くんくんくん」の全4種類。自身の嗅覚を頼りに香りを揃えるシンプルなあそびかたから、質問形式で香りの表現を嗜むコミュニケーションゲームまで、様々な形で香りを楽しめるルールが用意されている。また、セットにはない追加のカードパックを購入すれば、香りの種類を増やしてゲームの難易度を上げることも可能だ。嗅覚のトレーニングキット、カードタイプのお香としてもこのほか、神経衰弱のように香りを判別することで嗅覚を鍛えるトレーニングキット、お気に入りのカードを名刺入れやお財布に入れて香りを楽しむカードタイプのお香としても利用できる。商品情報「お香のカードゲーム くんくんくん」発売日:2023年12月1日(金)価格:3,300円セット内容:お香カード3種(ピンク・黄・青 各3枚 保存袋入)/遊び方説明書/紙箱入販売場所:・松栄堂各直営店・香老舗 松栄堂 ウェブショップ・「ゲームマーケット2023秋」会場ブース日程:2023年12月9日(土)・10日(日)会場:東京ビッグサイト
2023年12月01日11月24日、6万3900平方メートルという広大な敷地を誇る大型複合施設「麻布台ヒルズ」がオープンした。地下鉄日比谷線神谷町駅に直結するこの施設は大手不動産会社森ビルによる再開発プロジェクトの一貫として建設されたもので、約300名の地権者との調整を重ね、着工までに35年を費やしたという。同施設には高さ330メートル、現時点で日本一の高さのタワービル、森JPタワーがそびえ、“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 - Modern Urban Village -”をテーマにオフィスビルや商業施設、ブリティッシュスクールなど多様な施設が入居している。パブリックアートジャン・ワン《Artificial Rock. No.109(2015)》この施設内でも目を引くのがアート施設の充実だ。緑豊かな中央広場と森JPタワーには、奈良美智の《東京の雪の子》をはじめ、施設のシンボルとなるようなパブリックアートが点在している。パブリックアート曽根裕《石器時代の最後の夜》そんな麻布台ヒルズの名前を冠したギャラリー、麻布台ヒルズギャラリーも同日にオープン。開館記念展として『オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』が開催されている。オラファー・エリアソンは、環境問題や自然をテーマにした大規模なインスタレーション作品などで知られるデンマーク生まれのアーティスト。展覧会タイトルは、麻布台ヒルズ森JPタワーに設置されたエリアソンの新作パブリックアートにちなんだものだ。なお、《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》は再生金属を使用した作品だ。オラファー・エリアソン《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》麻布台ヒルズギャラリー エントランスオラファー・エリアソン《蛍の生物圏 (マグマの流星)》2023年展示はオレンジの光が美しい《蛍の生物圏 (マグマの流星)》からスタート。多面体と同心円を組み合わせた形の作品はゆっくりと回転し、作品に透過、あるいは反射する光は万華鏡のように変わり続ける形を壁に投射していく。非常に幻想的な作品だ。《終わりなき研究》2005年《終わりなき研究》2005年《終わりなき研究》は、ハーモノグラフという自動的にドローイングを描く機械と、その機械が描き出すドローイングで構成されている。希望する鑑賞者はこの機械を操作し、描かれたドローイングを持ち帰ることも可能だ(有料)。《瞬間の家》2010年そして、大型インスタレーション《瞬間の家》は、本展のハイライトの一つ。暗闇空間にストロボを点滅させ、水が描く軌跡を照らし出すシンプルな作品は、エリアソンの幾何学形体や自然素材への探究心から生まれたものだ。同展では、CO2排出の抑制策として作品輸送に海上輸送を採用。《瞬間の家》は日本で制作することで輸送量を大幅に減らしている。また、展覧会の会期中限定で、麻布台ヒルズギャラリーカフェではベルリンの「スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン」のシェフと共同開発した特別メニューを提供。和食や発酵文化を取り入れたオーガニックなメニューなど食の面からも彼らの環境問題への姿勢や取り組みを感じることができる。チームラボ《Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》2023年なお、麻布台ヒルズには「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」が2024年2月にオープン予定。麻布台ヒルズオープンにあたり、内覧会で作品の一部が先行公開された。こちらもオープンが待ち遠しい。取材・文:浦島茂世<開催情報>麻布台ヒルズギャラリー開館記念『オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』2023年11月24日(金)~2024年3月31日(日) 麻布台ヒルズギャラリーにて開催
2023年11月30日カフェやギャラリースペースなどを併設した書店「大垣書店 麻布台ヒルズ店」が、2023年11月24日(金)、虎ノ門・麻布台の麻布台ヒルズのタワープラザにオープンする。カフェやギャラリースペースを備えた複合型書店1942年に京都で創業し、書籍を中心に様々な文化を発信し続けている「大垣書店」が、東京へ初進出。“本と人とをつなぐ書店”をコンセプトにした「大垣書店 麻布台ヒルズ店」では、一冊一冊選び抜かれたこだわりの選書に加え、カフェやアートギャラリーを併設する。本に纏わるイベントや、カフェ・アートゾーンとの連動企画を開催するなど、書籍の新しい楽しみ方を提案する書店を目指す。約1,000㎡の広々とした店内、4つのギャラリースペース約1,000㎡の広々とした店内は、小説や文学の「栞」をはじめ、実用書の「匠」、洋書やアートブックの「遇」など、それぞれのジャンルにおける本との出会いに込められた願いを1字で表現したユニークな分類で構成。店内に設けられた4つのギャラリースペース「ニュートラル(NEAUTRAL)」では、約3週間ごとに展示やイベントを開催する予定だ。カフェを併設、こだわりのコーヒーやフードメニューまた店内には、ぬくもりある空気感が魅力のカフェ「スローページ(Slow page)」を併設。サイフォン式で淹れたこだわりのコーヒーをはじめ、ビールやウイスキー、京都産の茶葉を使用した抹茶などが揃う。またフードメニューとして喫茶店風のカレーを用意するなど、隣接する書店で購入した本を片手に、ゆっくり過ごすにはぴったりの場所だ。フリースペースでは体験イベントや読書会もこのほか店内にはイベント開催や、本を読むためのフリースペースを複数設置。読書会や講演会、クラフト制作など、本を通じた発見や交流を生み出す多彩な「体験イベント」にも注目したい。詳細「大垣書店 麻布台ヒルズ店」オープン日:2023年11月24日(金)場所:麻布台ヒルズ タワープラザ 4F住所:東京都港区麻布台1-3-1営業時間:11:00〜20:00【問い合わせ先】大垣書店 麻布台ヒルズ店TEL:03-5570-1700
2023年11月30日今月24日に開業する麻布台ヒルズの一角に、麻布台ヒルズギャラリーがオープンする。その開幕を飾るのが注目のアーティスト、オラファー・エリアソンの展覧会だ。光と水、幾何学形態が描く、自然が秘める美をこの目で。「本展のねらいは、敷地内にある森JPタワーのオフィスロビーで公開されるパブリックアート、《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》のコンセプトを探求することにあります。ぜひパブリックアートを観賞してからご来館ください」と森美術館アソシエイト・キュレーターの德山拓一さん。本作は小さな11面体が連なる作品で、リサジュー曲線と呼ばれる数式が導き出す図形を立体にしたもの。環境問題を扱ったテーマで知られるエリアソンだが、幾何学的な形態の研究を長年続け、その集大成ともいえる。会場ではこの作品が生まれたバックグラウンドとして、新作を含む日本初公開の15点が展示される。エリアソンの名を一躍有名にしたのは、2003年、ロンドンのテート・モダンで発表した大型のインスタレーション《ウェザー・プロジェクト》だ。「夕焼けを再現した作品で、それ以降も身の回りにある自然現象や光、水などを使い、見る、聞くといった知覚に訴えかける作品を制作しています。非常にシンプルですが、強いインパクトを与えるのが特徴です」今回も水を使った大規模なインスタレーションや光の反射を用いた作品が展示されるほか、ドローイングマシンを体験できるコーナーも。「美しさとは人の感覚に直接訴えかけるもので、美しさが人の意識を変えることができると信じている」とは、德山さんが作家にインタビューした際に印象に残った言葉だとか。「彼の作品は、光はこんなにきれいなんだ、水でこんなに複雑な表現ができるんだと、その本質的な姿を出現させてくれます。そうした個々の気づきを意識の変革につなげるのが素晴らしい。本展もそういう観点から観てもらえれば嬉しいです」《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)2023年展示風景:麻布台ヒルズ森JPタワーオフィスロビー、2023年撮影:木奥恵三小さな11面体の特定の面と面をつなぎ合わせることで、リサジュー曲線を描く立体作品。1つでも面がずれると全く異なる形になってしまうとか。《蛍の生物圏(マグマの流星)》2023年撮影:Jens Ziehe3重に重なるガラスの多面体を通過した光の乱反射が七色に変化する。イマーシブル(没入型)な体験ができる美しい作品。《瞬間の家》2010年撮影:Christian Uchtmann展示会場の半分を占める、水を使った大型インスタレーション。自在に形を変えられる水の特性を生かした表現に注目を。スタジオ・オラファー・エリアソン キッチンでの昼食の様子(2017年)撮影:Maria del Pilar Garcia Ayensa会期中、麻布台ヒルズギャラリーカフェでは、ベルリンにあるスタジオ・オラファー・エリアソン キッチンとのコラボレーションメニューを味わえる。麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期麻布台ヒルズギャラリー東京都港区虎ノ門5‐8‐1麻布台ヒルズガーデンプラザA MB 階11月24日(金)~2024年3月31日(日)10時~19時(火曜~17時、金・土・祝前日~20時。入館は閉館の30分前まで)1月1日休一般1800円ほかazabudaihillsgallery@mori.co.jp※『anan』2023年11月29日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年11月28日ベトナムにて誕生したピザレストラン「ピザフォーピース(Pizza 4P’s)」が、2023年11月24日(金)に開業を迎える虎ノ門・麻布台の「麻布台ヒルズ」にオープン。ピザレストラン「ピザフォーピース」が麻布台ヒルズに「ピザフォーピース」は、2011年ベトナムにて日本人オーナーが立ち上げたピザレストラン。ベトナム全土、カンボジア、インドなどで32店舗を展開している人気店だ。ピザを通して笑顔溢れる世界を創るべく、レストラン運営を中心に、子どもたちに向けたピザワークショップなど様々なプロジェクトを展開している。そんな「ピザフォーピース」が、森ビルが手掛ける新しい街「麻布台ヒルズ」内に日本初上陸となる店舗をオープン。新店となる東京店では、「地球から人々へ-ワンネス-(Earth to People -oneness-)」をコンセプトに、こだわりの食材で作るピザやパスタ、サラダ、デザート、ドリンクといった日本独自のメニューを展開する。フレッシュチーズは、店内工房で作る自家製なのもポイントだ。展開されるメニューは、「すじ青のりとおかひじき あさり」のピザや「季節のフルーツマリネとブッラータチーズ」など。またデザートには、「仁井田とMAROU 甘酒アイスとフォンダンショコラ」がラインナップする。いずれも、日本ならではの食材と文化に着想を得たメニューとなっている。【詳細】「ピザフォーピース」オープン日:2023年11月24日(金)所在地:東京都港区虎ノ門5-10-7 麻布台ヒルズ ガーデンプラザD 1階営業時間:11:00~15:00(L.O. 14:00)、17:00~22:00(L.O. 21:00)定休日:なし座席数:カウンター12席、テーブル38席、テラス10席メニュー例:・「季節のフルーツマリネとブッラータチーズ」2,280円・「Earth to People バーニャカウダー」1,780円・「すじ青のりとおかひじき あさり」2,380円・「仁井田とMAROU 甘酒アイスとフォンダンショコラ」1,180円・「できたてモッツァレラとアメーラトマト カプレーゼ」1,380円
2023年11月25日ミオ ハルタカ(MIO HARUTAKA)の初となる旗艦店「ミオハルタカ トーキョー(MIO HARUTAKA Tokyo)」が2023年11月24日(金)、麻布台ヒルズ レジデンスAに誕生する。ミオ ハルタカ、初となる旗艦店が麻布台ヒルズにミオ ハルタカ初の旗艦店となる「ミオハルタカ トーキョー」では、華やかなフラワーモチーフのジュエリー「マーガレット」をはじめとする植物や動物、音楽などにインスピレーションを得た新作を含むフルコレクションがラインナップする。またショップスペースの奥にあるサロンでは、原石からの軌跡を辿れるダイヤモンド“サリネダイヤモンドジャーニー”を用いた特別オーダーを行うことも可能だ。遊び心と匠の物づくりによる個性豊かなジュエリーオープンを記念して、ダイヤモンドとオニキスでピアノの鍵盤をかたどったツーフィンガーリングや、ダイヤモンド輝くシロクマモチーフのブローチなどの新作ジュエリーも登場。ブランドの真骨頂である、遊び心にあふれたモチーフと匠の技が融合した唯一無二のデザインに注目だ。なお店舗のデザインは、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」が担当。沖縄の石灰岩「琉球トラバーチン」を使用した内装は、リュクスなムードの中にも温かみを感じさせる空間となっている。詳細「ミオハルタカ トーキョー」オープン日:2023年11月24日(金)場所:麻布台ヒルズ レジデンスA 1F住所:東京都港区麻布台1-2-3営業時間:11:00〜20:00アイテム例:・ピアノフォルテ 3,408,900円(K18WG、ダイヤモンド、オニキス)・ナヌーク(ブローチ) 2,662,000円(K18WG/YG、ダイヤモンド、イエローサファイア、ブラックダイヤモンド)【問い合わせ先】ミオハルタカ トーキョーTEL:03-6277-7866
2023年11月24日中村藤吉本店(NAKAMURA TOKICHI)の新店舗「中村藤吉麻布台店」が、2023年11月24日(金)に虎ノ門・麻布台の「麻布台ヒルズ」にオープン。麻布台ヒルズにテイクアウトショップ「中村藤吉麻布台店」がオープン国内最高峰の茶産地・宇治市にて、1854年に創業した老舗日本茶専門店・中村藤吉本店。麻布台ヒルズに新たにオープンする「中村藤吉麻布台店」は、テイクアウト主体の店舗となり、日本茶各種を様々な飲み方で楽しめるほか、定番から限定まで幅広いスイーツを提供する。日本茶をテイスティングして好みのドリンク選択大きな暖簾がかかった店内に足を踏み入れると、日本茶が注がれたポットがずらりと並ぶ。ポットが並ぶカウンターはテイスティングスペースとなっており、煎茶や玉露、ほうじ茶などの飲み比べが可能だ。そこでお気に入りのお茶を見つけたら、ストレートやライトアレンジのお茶、もしくはクリームや抹茶ゼリイなどと合わせたデザートドリンクなどをアレンジメニューから選ぶことができる。期間限定ドリンクには“抹茶×栗”店頭では、季節に合わせた期間限定ドリンクも用意。オープン以降は、「まるとドリンク[抹茶栗]」と「煎茶[藤吉]フルーツティー」がラインナップする。中でも「まるとドリンク[抹茶栗]」は、抹茶ラテと栗のコンビネーションを楽しめる特別な1杯となっている。パフェやクッキーなど限定スイーツもパフェやクッキーなど、麻布台ヒルズ店限定スイーツも勢揃い。たとえば「おうちでまるとパフェ」は、中村藤吉本店で人気の「まるとパフェ」をカップスタイルにアレンジした1品だ。クリームや抹茶ゼリイ、あんこなどが重なり合う贅沢な味わいを、自宅でも堪能することができる。また、お茶の種に見立て、飴掛けしたピーカンナッツを抹茶チョコレートでコーティングした「オチャノタネ 抹茶ピーカン」、抹茶クッキーや「オチャノタネ 抹茶ピーカン」などを詰合わせた限定のクッキー缶なども取り揃える。【詳細】「中村藤吉麻布台店」オープン日:2023年11月24日(金)場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 地下1階住所:東京都港区虎ノ門5-9-1営業時間:11:00~20:00商品例:・「まるとドリンク[抹茶栗]」1,100円※期間限定、期間は追って告知。・「抹茶(薄茶)とミルク」Cold 580円、Hot 630円・「ミクスチャ 抹茶ゼリイとクリーム」Cold 780円・「ミクスチャ ほうじ茶とミルク」Cold 580円、Hot 630円・「おうちでまるとパフェ」1個 700円※麻布台店限定
2023年11月24日