「春色ブルーが熱いんです」ヌード肌×ブルーのアイメイク×マットリップが今期の最大トレンド!特に、ブルーのアイシャドウ&アイライナーはマストハブ。鮮やかなブルーで作る初夏のバカンスモードから、ネイビーブルーで作る冬を名残惜しむようなミステリアスな印象まで、幅広く取り入れたいカラーです。シャドウやライナーの入れ方にも、個性が光ります。こちらは、バカンスブルーラインが光る、最先端フェイスです。メイクのコツ・ポイントアイラインは明るめのブルーを目のキワに。下まぶたの目頭、上まぶたの目尻にそれぞれ入れるのが今年っぽい!マスカラはブラウンでラインが主役!シャドウ・チークなしでヌーディーに。リップメイクも控えめでヌーディーに。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年03月01日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)が2月28日、16-17AWウィメンズコレクションを発表した。今シーズンは、“Every woman wants to be a princess”というメッセージのもと、「Fashion Fabulous Fantasy」をテーマにおとぎ話の世界をシンボリックに表現した。ショーの音楽には、ディズニー映画『シンデレラ』より「“A Dream Is a Wish Your Heart Makes” by Lily James」、「“Bibbidi-Bobbidi-Boo (The Magic Song)” by Helena Bonham Carter」、シーア(Sia)の『This is Acting』より「Unstoppable」「Cheap Thrills」「Move Your Body」「Sweet Design」などを使用。全95ルックを締めくくるフィナーレには、76体のスパンコールドレスが飾り煌びやかに幕を閉じた。動画引用元: (ドルチェ&ガッバーナオフィシャルYouTube:
2016年03月01日ビューティーナビ最新のランキングヘアスタイルは毎週更新。今、注目のヘアスタイルをアクセス順にランキング形式でご紹介します。スタイルチェンジの参考にしてみてはいかがですか?今回はボブスタイルの最新ランキングをご紹介します。集計期間:2016年02月22日 ~ 2016年02月28日■1位:大人かわいい小顔・絶壁解消ショートボブ似合わせカットでアゴのラインをカバー!後ろもふんわりさせ絶壁解消! どの角度からも綺麗なシルエットです。■2位:大人も似合うカジュアルボブ肩にあたってハネやすい長さの方にオススメのスタイル!■3位:耳かけ☆ナチュラルボブ小顔に見せてくれる、ツヤ感のある柔らかいナチュラルなボブです!段の入っていないボブなのでスタイリングもラクちん♪■4位:★迷ったらコレ!イノセントボブ★誰もが似合う、可愛くなれる定番のボブスタイルです。 朝のスタイリングが楽なところも魅力ですよね!■5位:グロッシーラウンドボブカラートリートメントでツヤのある上品ボブに☆目尻にかかる前髪がポイントで小顔効果抜群! ・美容室検索サイト「ビューティーナビ」 毎週月曜更新:週間ヘアスタイルランキング ※掲載協力:ビューティーナビ
2016年03月01日2月29日、錦織圭、マリア・シャラポワ、ウィリアムズ姉妹、アンドレ・アガシらを輩出した米国のアスレチックトレーニング施設による合宿プログラム『TBS presents 第1回 IMG ACADEMY in JAPAN』の記者発表が行われた。1グループ36名・4グループ合計144名定員の少人数制で2泊3日みっちりとIMGアカデミーのメソッドに触れられる。【チケット情報はこちら】IMGアカデミーは、米国・フロリダ州にある教育施設も併設された世界最大級のスポーツ施設。東京ドーム約43個分の広大な敷地に、55面のテニスコートをはじめ、ゴルフ、サッカー、野球、バスケットボールなど種目ごとに最新かつ充実した施設を備える。そのIMGアカデミーが送るテニスプログラムは、10名の世界ランク1位のプレイヤーを育成した創設者・ニック・ボロテリーが監修する。コーチひとりに対して少人数の生徒が教わることが特徴で、今回の日本合宿でもコート1面につき生徒4名が練習し、IMGアカデミーコーチ、日本のテニススクール・GODAIテニスカレッジのコーチングスタッフから指導を受けられる。今後の成長を左右する重要な年代と言われる、新小学校3年生~新中学校3年生を対象に行われる合宿では、オンコートでの練習のほかに、メンタルコンディショニングや元テニス選手でアナウンサー・石井大裕の特別講座、IMGアカデミー監修のアスリート向け食事メニュー(一部)など、米国で実施されているテニスキャンプと同様のプログラムを体験できる。また、最優秀者にはIMGアカデミーへの1週間の合宿参加権が用意されており、4月5日(火)の午前中にはニック・ボロテリーによる保護者向けセミナーの実施を予定している。『TBS presents 第1回 IMG ACADEMY in JAPAN』は、3月31日(木)~4月2日(土)、4月3日(日)~4月5日(火)・エストーレホテルアンドテニスクラブ(千葉県)にて開催される。参加申し込みは、3月6日(日)午後11時59分まで抽選にて受付中。「第二の錦織」を目指す子どもたちにとって貴重な機会になることは間違いない。
2016年03月01日2月29日、錦織圭、マリア・シャラポワ、ウィリアムズ姉妹、アンドレ・アガシらを輩出した米国のアスレチックトレーニング施設による合宿プログラム『TBS presents 第1回 IMG ACADEMY in JAPAN』の記者発表が行われた。1グループ36名・4グループ合計144名定員の少人数制で2泊3日みっちりとIMGアカデミーのメソッドに触れられる。【チケット情報はこちら】IMGアカデミーは、米国・フロリダ州にある教育施設も併設された世界最大級のスポーツ施設。東京ドーム約43個分の広大な敷地に、55面のテニスコートをはじめ、ゴルフ、サッカー、野球、バスケットボールなど種目ごとに最新かつ充実した施設を備える。そのIMGアカデミーが送るテニスプログラムは、10名の世界ランク1位のプレイヤーを育成した創設者・ニック・ボロテリーが監修する。コーチひとりに対して少人数の生徒が教わることが特徴で、今回の日本合宿でもコート1面につき生徒4名が練習し、IMGアカデミーコーチ、日本のテニススクール・GODAIテニスカレッジのコーチングスタッフから指導を受けられる。今後の成長を左右する重要な年代と言われる、新小学校3年生~新中学校3年生を対象に行われる合宿では、オンコートでの練習のほかに、メンタルコンディショニングや元テニス選手でアナウンサー・石井大裕の特別講座、IMGアカデミー監修のアスリート向け食事メニュー(一部)など、米国で実施されているテニスキャンプと同様のプログラムを体験できる。また、最優秀者にはIMGアカデミーへの1週間の合宿参加権が用意されており、4月5日(火)の午前中にはニック・ボロテリーによる保護者向けセミナーの実施を予定している。『TBS presents 第1回 IMG ACADEMY in JAPAN』は、3月31日(木)~4月2日(土)、4月3日(日)~4月5日(火)・エストーレホテルアンドテニスクラブ(千葉県)にて開催される。参加申し込みは、3月6日(日)午後11時59分まで抽選にて受付中。「第二の錦織」を目指す子どもたちにとって貴重な機会になることは間違いない。
2016年03月01日grinが運営するオリエンタルレシピカフェ(東京都渋谷区)は3月1日、季節限定「春の高カカオ美腸メニュー」を提供開始した。「春の高カカオ美腸メニュー」は、チョコレートに含まれるカカオが持つ 「便通改善効果」と「腸内環境の変化を促進する効果」に着目して開発したもの。高カカオチョコレートに多く含まれる「カカオプロテイン」は、カカオの成分の一種。食品メーカーの明治と帝京大学の共同研究では、カカオプロテインは消化されにくい難消化性であるため、小腸では消化されずに大腸に届くことが判明。そのため、便の基材となってかさを増したり、腸内細菌のエサとなって腸内フローラを変化させたりといった便通改善につながる働きがあると考えられている。さらに同研究では、便秘がちの女性にチョコレートを摂取させる実証実験を行った。その結果、カカオ成分をほとんど含まないホワイトチョコレート摂取群は摂取前と数値がほとんど変化しなかったのに対し、高カカオチョコレート摂取群は排便回数、便量が2倍以上に増加し、腸内の菌叢(きんそう)の変化も見られたとのこと。今回のメニューには3品がラインアップ。「レッグチキンと春野菜の山椒(さんしょう)チョコソース添え」(1,000円)は、参鶏湯(サムゲタン)風に煮込んだチキンレッグと、新じゃがいも、そら豆、菜の花の春野菜を、山椒入りのチョコソースに絡めて食べるメイン料理。チョコのビターな甘さは、山椒の香りと相性が良いという。ソースにはそのほか、シナモンやクローブ、オリーブオイルといった整腸効果が期待できる材料をブレンドしている。「タバスコチョコソースのピザサラダ」(800円)は、素焼きした薄いカリカリのピザ生地に生ハム・サニーレタス・ミニトマト・パプリカ・カッテージチーズ、リコッタチーズを乗せ、タバスコ入りのチョコソースで仕上げた。ソースにはヨーグルトを混ぜ、まろやかさをプラスしている。「自家製チョコ桜餅」(1個300円)は、チョコの甘さと桜の葉の塩味がマッチした和洋折衷デザート。小麦粉と白玉粉を水で溶かし、クレープ状に焼いた皮に、生クリーム入りの高カカオチョコあんを包み、桜の葉の塩漬けで巻いた。注文を受けてから1個ずつ調理するため、作りたての味と食感を楽しめるという。※価格はすべて税別
2016年03月01日沢口靖子や、長澤まさみ、上白石萌歌、上白石萌音、山崎紘菜らを発掘してきた“東宝シンデレラオーディション”が5年ぶりに開催されることが発表になった。今回は、書類審査を廃止して、全国10都市で応募者全員と面接を行うなど、これまで以上の規模と熱意で、明日の映画界を担う才能を発掘する。その他の情報“東宝シンデレラオーディション”は、1984年に東宝創立50年を記念してスタートし、今回が8回目になる。実行委員長を務める市川南氏は「世間にはたくさんのプロダクションのオーディションがありますが、我々は映画会社なので、映画会社らしい派手なものにしていこうと考えています」とコメント。グランプリ受賞者は、2017年撮影予定の作品でのスクリーンデビューが約束され、300万円(推薦者には別途100万円)の賞金が贈られる。また、集英社賞の受賞者には雑誌デビューが、アーティスト賞(仮)の受賞者には“アニソン”アーティストのデビューが約束される。さらに市川氏は「東宝の映画作りを支え、近年のヒット作を手掛けている現役プロデューサーが審査員として加わり、映画女優の発掘・育成を行ってまいります。一次審査から書類ではなく、可能な限り直接お会いすることで、多くの輝きを持った方とお会いできることを楽しみにしております」と説明。通常のオーディションのような“書類審査”を廃止し、7月中旬から順次、札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、沖縄で応募者との面接を実施する予定。エントリーは3月5日(土)から7月10日(日)まで公式サイトで行われ、審査を経て、11月上旬にグランプリが決定する。また、前回に続いて、女優の長澤まさみが、本オーディションの告知ポスターに登場。女優、モデル、アーティストと3つの違った才能を発掘したいというコンセプトをにちなんで、3つの長澤をコラージュしたデザインになっている。第8回 東宝シンデレラオーディション応募期間3月5日(土)0時00分~7月10日(日)23時59分応募資格9歳から18歳(7月10日時点)までの健康で明朗、個性豊かな魅力ある女性東宝芸能株式会社と専属契約を結べる方応募方法公式ホームページおよび公式モバイルサイトからのデジタル応募
2016年03月01日アメリカで大ヒットを記録しているサスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』のDVDが明日2日(水)からリリース&レンタル開始になるのを記念して、本作の未公開シーンの映像が解禁になった。本作の主人公は、どんな手段を使ってでも裁判で勝利を掴み取る辣腕弁護士で、映像でも相手を巧みにコントロールしていく主人公の姿が描かれる。解禁された未公開シーン本作で、演技派女優ヴィオラ・デイヴィスが演じる主人公アナリーズ・キーティングは、ロースクールの教授も務める弁護士で、生徒たちに、あらゆる手段を使って法廷闘争に勝ち抜く術を教えこんでいく。彼女は勝利のために盗聴、ハッキング、偽装工作などあらゆる手を尽くし、タイトル通り、殺人すら無罪にしてしまう。このほど公開になったのは、主人公アナリーズが実務経験を積む生徒に、これまでの厳しい指導を謝罪するシーン。いつもは鬼気迫る表情で生徒たちを指導しているアナリーズの表情は穏やかで、生徒を称え、生徒が依頼人と恋愛関係にあることをほのめかして、彼がそれを認めると、さりげなく彼に頼みごとをする。アナリーズは本当に生徒に謝罪したかったのか、それとも彼をコントロールして利用したいだけなのか……アナリーズの策略に観る側も巻き込まれてしまうような場面だ。本シリーズは、依頼人すら信用せずに、使えるものであれば身内すら利用するアナリーズが、生徒たちを激励しながら指揮をとっていくドラマと、そんなアナリーズに隠された繊細な一面や苦悩を描いており、主演のデイヴィスの演技に好評が寄せられている。『殺人を無罪にする方法』シーズン13月2日(水)より DVDレンタル/デジタル配信 開始
2016年03月01日プライム・ストラテジーは2月29日、WordPressプラグインのPHP実行環境、セキュリティなどの対応状況を調査・検証して、一定の水準をクリアしているプラグインやテーマを公表する「KUSANAGI Ready プロジェクト」を3月より開始すると発表した。WordPress.ORGの公式ディレクトリには、4万を超えるプラグインと2000を超えるテーマが登録されているが、どのプラグインやテーマが各PHPの処理系に適合しており、一定のセキュリティチェックを受けているかなどを判断することが難しいという。そこで、同社は新プロジェクトにおいて、エンタープライズ領域の実務でよく利用される主要なプラグインを中心に、PHP 7、HHVM、PHP 5の各PHP処理系への適合状況、一定のルールでのセキュリティチェックの結果、パフォーマンステストの結果、日本語、英語などの言語の対応状況などを調査検証して、一定水準をクリアしたプラグインやテーマの一覧を公表する。同社はWordPress実行環境「KUSANAGI」を提供しており、同プロジェクトへの取り組みは、「KUSANAGI」のマネージド・サーバ・ホスティングサービスを中心とする事業にとってもプラス要因となるとしている。同日、新プロジェクトをはじめとする戦略の実現を推進するため、HASHコンサルティング代表取締役の徳丸浩氏を顧問に、PHP技術者認定機構代表理事の吉政忠志氏を取締役に迎えたことも発表された。
2016年03月01日インターネット上で見かける「これ、本当? 」などと感じる健康に関する「都市伝説」の真偽に迫る本連載。今回のテーマは「しゃっくりと体調の関係」だ。横隔膜のけいれんとして知られているしゃっくり。ある日突然やってきて、「ヒック、ヒック」と私たちに言わせるだけ言わせ、いつの間にか去っていく。気になる人はほんの数分出ただけでもイライラするだろうから、自分なりの「止め方」を持っている人も多いはずだ。そうでなくても、大半は自然とおさまる。ただ、感覚的に「もうそろそろ止まるだろう」と思っている頃になっても一向にやむ気配がないと、「いつ止まるのか」と不安にかられることも少なくない。そんなとき、ネット上に流れているこんな都市伝説を目にしたら不安な気分になるだろう。「しゃっくりを100回すると死ぬ」。仮にこの伝説が本当ならば、「岡崎さ、この間急逝しちゃったじゃん? 死因はしゃっくりらしいぜ。最後の1時間はなんとか止めようと、泣きながら必死にいろいろ試していたみたい」などと言われる可能性があるってこと? なんかそれ、悲しい……。というか、100回って意外とすぐにカウントできてしまうのでは?いてもたってもいられなくなったので、高島平中央総合病院脳神経外科の福島崇夫医師に「このうわさ、本当なんですか? 」と直撃してみた。すると、「よほどのことがない限り、しゃっくりだけで死ぬというのはありえないですね」との回答があった。どうやら、この都市伝説は「嘘」らしい。ほっと一安心……。「ただですね、吃逆(きつぎゃく: しゃっくりのこと)が脳幹の機能障害である可能性はあります」と続ける福島医師。うん? 脳幹??「脳幹は脳の生命維持装置とも呼べる大切な場所です。吃逆が出ているだけで『脳の病気です』というのは乱暴ですが、嚥下(えんげ: 食べ物を飲み込む作業)障害や物が2重に見えるなどの眼球運動障害、さらにはろれつが回っていないといった症状を伴う場合は、脳梗塞や脳腫瘍が隠されている可能性があります」。マ、マジ……!? ということは、あくまで脳の病気の複合要素の一つではあるものの、しゃっくりが何かしらの脳疾患の"サイン"という可能性があるということか……。今後しゃっくりに襲われた場合は、すぐに止めようと躍起になる前に、その他に「いつもの自分」と違う点がないかをしっかりと見極めるようにしよう。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 福島崇夫(ふくしま たかお)日本大学医学部・同大学院卒業、医学博士。日本脳神経外科学会専門医、日本癌治療学会認定医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医。大学卒業後、日本大学医学部附属板橋病院、社会保険横浜中央病院や厚生連相模原協同病院などに勤務。2014年より高島平中央総合病院の脳神経外科部長を務める。
2016年03月01日OpenSSLプロジェクトチームは2月25日(ドイツ時間)、「[openssl-announce] Forthcoming OpenSSL releases」において、、OpenSSLに複数の脆弱性が存在すると伝えた。脆弱性は次に公開される「OpenSSL version 1.0.2g」および「OpenSSL version 1.0.1s」で修正される見通しで、修正版は協定世界時で3月1日の13時から17時の間に公開される予定。今回発表された脆弱性は重要度が高いと位置づけられており、公開後は迅速にアップデートを適用することが望まれる。脆弱性の詳細についてはまだ明らかにされておらず、アップデート版の公開とともに説明がなされると見られる。OpenSSLに脆弱性「Heartbleed」が発見されて以来、OpenSSLは度々重要度の高い脆弱性が見つかっている。OpenSSLはさまざまなソフトウェアで安全な通信を実現するための基盤技術として活用されているが、単体での利用が見えにくいことからアップデートされずに古いまま使われ続けていることがあり注意が必要。なお、OpenSSL 1.0.1系のサポートは12月31日で終了することになっている。OpenSSL 1.0.1系を使用している場合には早期の段階でOpenSSL 1.0.2以降にアップグレードすることが推奨される。
2016年03月01日fossBytesに2月27日(米国時間)に掲載された記事「21 Top Programming Languages On GitHub And Stack Overflow」が、GitHubおよびStack Overflowにおいて使われているプログラミング言語をベースにしたプログラミング言語人気トップ21を発表した。RedMonkで発表された「The RedMonk Programming Language Rankings: January 2016|tecosystems」のデータを引用する形で取り上げている。発表されたトップ21は次のとおり。1 JavaScript2 Java3 PHP4 Python5 C#5 C++5 Ruby8 CSS9 C10 Objective-C11 Shell12 Perl13 R14 Scala15 Go15 Haskell17 Swift18 Matlab19 Clojure19 Groovy19 Visual BasicWebアプリケーションにおいてJavaScriptとJavaが人気を誇っており、この2つのプログラミング言語は同じWebアプリケーションに応じて適材適所で使い分けられていることなども言及されている。fossBytesではこれらの人気を引き合い出した後、これからプログラミング言語などを学ぶ場合に推奨できる次の学習コースを挙げている。JavaPythonJavaScriptRubyC#CSSSwiftRuby On RailsAngularJSHTML5 & CSS3プログラミング言語人気ランキングはベースとするデータや判断基準などによって結果が異なる傾向がある。今回掲載されたランキング(RedMonk発表)はプログラマーに人気の高いプロジェクト・ホスティングサービスおよびコミュニティサービスの結果を利用しており、従来の代表的なランキングよりもWebアプリケーション開発の最新トレンドに注力した内容になっていると見られる。
2016年03月01日女優のメイミー・ガマーが、実の母メリル・ストリープと共演した映画『幸せをつかむ歌』が公開になる。母が誰もが知る大女優であることを「まさに乗り越えようとしているところ」と語るガマーは、本作にどのように取り組んだのだろうか?その他の写真ガマーは大学を卒業後、舞台の世界で活躍し、映画やドラマの世界に進出。ラッセ・ハルストレム監督の『ザ・ホークス』や、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・サイドエフェクト』などに出演。本作で彼女は、ストリープが演じるロック・ミュージシャンの母リッキーに幼い頃に出て行かれ、数十年ぶりに戻ってきた母に反発する娘のジュリーを演じている。ガマーはかつて『いつか眠りにつく前に』で、母が演じた役の若い頃を演じたことがあるが、母と娘を“演じる”のは初めての経験だ。「この脚本が来たときには、突然のことで母も私も驚いたけど、私たちが語ることのできるストーリー、語りたいと思うストーリーであることは、はっきりしていたわ」。監督を務めたのは名匠ジョナサン・デミで、ふたりには撮影中は可能な限り、別々にいるようにリクエストしたという。「最初の頃は、それぞれのキャラクターや、彼女たちの関係性を確立する上で役に立ったわ。ストーリーを理解するにつれて、それほど厳密に守る必要はなくなったけれどね」。「母の仕事ぶりや、彼女が演じることにどれほどの喜びを感じているか、どれほどこの仕事を愛しているのかをずっと見ていたから、影響や刺激を受けた」というガマーは、本作で、久々に再会した母に対して反発し、悪態をつくも、いつしか母の歌とギターに救われる娘ジュリーの心情を見事に演じており、「ずっと演じ続けていたいわ。使ってもらえる限りね。後は、電話を待っている立場ではなく、自分からいろいろな人に声をかけていく仕事もできたら嬉しいわ」と今後の展望を語った。『幸せをつかむ歌』3月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2016年03月01日アポロの月面着陸、火星探査機の活躍、国際宇宙ステーション――。数々の華々しい成功に彩られている宇宙開発だが、その栄光の影には、失敗の歴史が連なっている。多くの人から望まれるもさまざまな事情により実現しなかったもの。あるいはごく少数からしか望まれず、消えるべくして消えたもの…。この連載では、そんな宇宙開発の"影"の歴史を振り返っていく。国際宇宙ステーション(ISS)に約141日間滞在した油井亀美也宇宙飛行士が、2015年12月11日に地球に帰還した。油井さんの滞在中、ISSは宇宙飛行士の滞在開始から15周年、また最初の打ち上げから17周年を迎えた。地球上では何かと対立している米国とロシアだが、ISSの運用には影響なく、平和の象徴として今日も地球のまわりを回っている。だが、米国とソヴィエトが対立していた1960年代。宇宙ステーションが平和の象徴としてではなく、宇宙の軍事利用の象徴として使われる可能性が存在した。本連載の第1回では、米国が1960年代に計画していた、軍事目的の有人宇宙ステーション「MOL」(モウル)を取り上げる。○宇宙から敵を見下ろす冷戦の中で、米ソの間には常に緊張の糸が張りつめていた。お互いに相手に負けじと、新しい飛行機や核兵器、そして大陸間弾道ミサイルの開発を推し進めた。米国もソ連もそれぞれ相手の状況を知りたがったが、飛行場もミサイル基地も、相手が支配する空の下にしかない。そこを飛行機で飛行し、写真を撮影して帰ってくるのは至難の業だった。実際、1960年には、米空軍のU-2偵察機がソ連領内を偵察中、対空ミサイルで迎撃されるという事件が起きている。そんな中、1957年10月4日にソ連は、世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功。続いて1958年1月31日には、米国も初の人工衛星「エクスプローラー1」の打ち上げに成功する。これをきっかけに両国は、次々と新しい人工衛星や月・惑星探査機、有人宇宙船を打ち上げ、人間を月に送り込むことを目指した競争を繰り広げることになるわけだが、それと同時に、人工衛星という新しい道具には、軍や諜報機関も大きな興味を抱いた。人工衛星は飛行機が飛べる限界よりもはるかに高いところを飛び続けることができる。そこから地球の表面を見れば、戦闘機や対空ミサイルに邪魔されることなく、相手を自由に観察することができるということになる。それに気付いた米ソは、宇宙から地表を監視する衛星、今でいう偵察衛星の開発を始めた。だが、当時はまだ技術が浅く、見たいところにカメラを向け、撮影して地上に送るという、今なら1kgぐらいの超小型衛星でもできることが難しかった。そこで米国では、「無人の衛星では難しいならば、人間を宇宙に滞在させれば良いではないか」という考えが生まれた。人間の脳と目、手は、ある意味では最強のコンピューターであり、カメラであり、ロボット・アームである。人間ならその目で直接地上を監視することができるし、手でカメラを自由自在に動かすこともできる。何か緊急事態が起きれば、すぐに地上の軍隊に指令を出す判断もできる。そして1962年、米空軍と米国家偵察局(NRO)は「MOL」(Manned Orbiting Laboratory、モウル)と名付けられた、「宇宙の司令所」を造る計画を立ち上げた。○宇宙の司令所実はMOL計画が立ち上がる前から、米空軍は宇宙を軍事利用することに興味を抱いていた。宇宙は空の向こうにある。ならばそこを支配するのは空軍の役目である、というのがその理屈だった。米空軍の動きは早く、1957年にはすでに、小型のスペースシャトル「X-20 ダイナソア」の開発計画を立ち上げている。1957年というと、米航空宇宙局(NASA)が最初の宇宙船「マーキュリー」を開発するよりも早く、さらに米国が初の人工衛星を打ち上げるよりも前のことだった。X-20は1963年に開発中止となるが、そのころNASAでは、すでに有人月着を目指したアポロ計画がスタートしており、その中で必要となる、宇宙船同士のランデヴーやドッキング、長期間滞在、船外活動などの技術や経験を得ることを目的とした新しい宇宙船「ジェミニ」を開発していた。米空軍はジェミニにも早い段階から秋波を送っており、まだNASAで初飛行すらしていない1962年に、すでに軍用ジェミニとも言うべき、「ブルー・ジェミニ」という計画が立ち上げている。人が乗って宇宙に行って帰ってこられるだけの単なるカプセルだったマーキュリーとは違い、ジェミニは軌道上で長期間滞在でき、また軌道を変えたり、機体を自由自在に動かしたりできる、本格的な宇宙船として最低限の能力をもっていた。NASAにとってジェミニはアポロへの通過点に過ぎなかったかもしれないが、米空軍にとっては宇宙の軍事利用の嚆矢として、まさにうってつけな宇宙船だったのである。しかし、ブルー・ジェミニもまたX-20同様に1963年に中止され、X-20とブルー・ジェミニの仕切りなおしとして始まったのが、MOLだったのである。MOLの計画は完全に秘匿されていたわけではなく、1963年12月10日にはロバート・マクナマラ国防長官によって開発の開始が発表され、計画の存在は公のものとなっている。ただ、このときは「米空軍による宇宙の軍事利用の有効性を試験する」というあいまいな名目のみが掲げられ、NROによる地表の偵察という目的は明らかにされなかった。ちなみにNROでは「KH-10 ドリアン」というコードネームで呼ばれていた。○恐るべき船底の穴MOLは、宇宙飛行士が打ち上げと帰還の際に搭乗する「ジェミニB」と、宇宙飛行士の滞在場所となり、また地上を監視するための大きな望遠鏡を装備する宇宙ステーション部分とで構成される。宇宙ステーション部分は円筒形をしたシンプルなもので、ミサイルや宇宙ロケットとして活躍していた「タイタンII」というロケットの第2段を流用して造られている。内部は宇宙飛行士が生活するための区画や、実験などの活動を行うための区画などに仕切られている。ジェミニBはジェミニを改造した宇宙船で、外見や大きさにはあまり大きな変化はない。ただその内部は大きく改修されており、NASAのジェミニとは異なっている。この宇宙ステーションとジェミニBとの間をどう行き来するかはひとつの課題となった。ジェミニには側面にしかハッチ(扉)がなく、いったん宇宙空間に出て、外側を伝ってMOLに乗り移らなければならなかった。かといって、アポロ宇宙船やロシアのサユース宇宙船のように、上面にハッチを造ろうにも、ジェミニの上部には機器が入っているため難しく、また上部にMOLを装着して打ち上げることはできないため、宇宙空間で反転させてドッキングするといった面倒な手間がかかる。そこで編み出された結論が、「宇宙船の下部にハッチを設ける」ということだった。ただ、宇宙船の下部には、大気圏再突入時に熱を受け止める耐熱シールドがある。そこにハッチを設けるということは、たとえばハッチが壊れ閉められないと帰還できなくなるし、また耐熱シールドに穴を設けるということは構造的に弱点ができるということを意味しており、これは非常に挑戦的なことだった。宇宙ステーション部分とジェミニBは結合された状態で打ち上げられ、帰還時には宇宙ステーションからジェミニBのみ切り離され、地球に帰還する。宇宙ステーションは基本的に使い捨てで、ISSのように何度も訪れることはできず、次のミッションではまた新しい宇宙ステーションとジェミニBが打ち上げられることになっていた。ただ将来構想として、ドッキング・ポートを設け、ジェミニBに乗った宇宙飛行士が何度も訪れることができる、長期的な宇宙ステーションにする案もあったようだ。【参考】・江藤巌. 宇宙の傑作機 No. 2.5 ジェミニ宇宙船. 風虎通信, 2008, 56p.・The DORIAN FILES REVEALED: A COMPENDIUM OF THE NRO’S MANNED ORBITING LABORATORY DOCUMENTS・NRO - Declassified Records: GAMBIT and HEXAGON Histories・On The Shoulders of Titans - Ch6-2・NASA - Spacesuits Open Doors to MOL History
2016年03月01日Softpediaに2月26日(米国時間)に掲載された記事「90 Percent of All SSL VPNs Use Insecure or Outdated Encryption」が、SSL VPNの9割ほどが古い暗号化技術や安全ではない暗号化技術を使っているために適切なセキュリティレベルを提供していないと伝えた。セキュリティファーム「High-Tech Bridge」の調査結果を引用する形で紹介されている。SSL VPNは従来のIPsecベースのVPNと異なり、Webブラウザからサーバに接続して利用するタイプのVPN。WebブラウザはSSL VPNサーバのインストールされたホストにアクセスし、ブラウザを経由してVPNの機能を利用することになる。この方式はクライアント側に専用のソフトウェアをインストールする必要がなく簡単に利用できるという特徴がある。通信経路やSSLやTLSを使って暗号化されることになる。High-Tech Bridgeの調査によれば、ランダムに選択した10,436のSSL VPNサーバを調べたところ、それらのうち77%がすでに利用の停止が推奨されているSSLv2またはSSLv3が使われていたと指摘。また、使われているSSLのバージョンに関係なくSSL VPNサーバの76%が検証できないSSL証明書を使用しており、中間者攻撃に利用されるおそれがあることも指摘されている(証明書の期限が切れているにもかかわらず更新されていないことが主な原因だとされている)。さらに証明書の74%がSHA-1シグネチャでサインされているほか、5%に関してはMD5ハッシュでサインされているとも指摘されている。どちらもすでに安全とは言えないとして利用の停止が呼びかけられている方式だ。さらに悪いことに、SSL VPNの1割ほどはOpenSSLの脆弱性「Heartbleed」を抱えたままだと指摘されており、深刻な状況にあることが指摘されている。調査したSSL VPNのうち、PCI DSSの要求に準拠していたものは3%、NISTガイドラインに沿っていたものは1つも存在しなかったとしている。SSL VPNは簡単に使い始めることができるため人気があるが、運用状況がセキュリティ面で好ましい状態とは言えないことが示されたことになる。SSL VPNのサービスを利用している場合はセキュリティの状況をチェックするとともに、必要に応じてよりセキュリティレベルの高いサービスへの移行を検討することが望まれる。
2016年03月01日●急成長を遂げる日本のe-Sports市場とその沿革近年、新しいスポーツエンタテインメントとして脚光を浴びるe-Sports(エレクトロニックスポーツ/イースポーツ)。このe-Sports市場は、北米や欧州はもちろんのこと、特にアジア圏において著しく増大した。SuperData Research社がまとめた2015年のレポートを見ると、e-Sportsは今や世界で7億4000万ドルを超える市場に成長しており、海外ではすでに“競技としてビデオゲームを観戦する”というエンターテインメントが形成されている。さらに2018年までには、19億ドルもの巨大な市場へと成長を遂げると予測されており、企業や投資家による投資活動も盛んに行われるようになった。○e-Sports専用施設「e-sports SQUARE」誕生のきっかけ日本においての広義のe-Sportsには、古くはハドソン社のファミコンキャラバンなどがある。しかしそれはあくまで販促イベントの延長にあるものであって、ユーザー同士がしのぎを削るイベントの先駆けは、格闘ゲームといってよいだろう。一方で海外では、PCの普及にともない、FPS(First Person shooter)やRTS(Real-Time Strategy)といったジャンルが隆盛する。特に韓国では、PC房(バン)という一種のネットカフェの誕生により「STARCRAFT」などのRTSを中心に人気が爆発、e-Sportsの概念がいち早く浸透することとなる。こういった海外のe-Sports文化に触れ、日本でのe-Sports導入を決意したのが、株式会社SANKOの鈴木文雄氏だ。鈴木氏は2011年に、千葉県市川市に国内初のe-Sports施設「e-sports SQUARE」を開店した。日本でのネットカフェと異なり、e-sports SQUAREはPC房にならってオープンスペースを重視。ゲームをプレイするユーザー同士が交流できる作りを旨とした。e-Sports文化の日本導入を決意した経緯について、鈴木氏はこう話す。「2009年にアメリカのe-Sports市場の特番を視聴したことがきっかけですね。FPSのプロゲーマーの生活を追うという内容だったのですが、『ゲーマー=アスリート』と当たり前のように捉えてる姿に衝撃を受けました。当社は広告代理店でありスポーツ関係のマーケティングにも携わっていますので、自分たちの強みを活かして、まだ日本に浸透していない新しい市場を創り出すことができるのではないかと考えたのです」。「しかし最終的な目標はあっても、主役となる国内ゲーマーの素顔や実態がわかりませんでした。そこでまず韓国の物まねをしてみようということで、プレイヤーが“部室”のように集まれる場所を目指し、e-sports SQUAREを立ち上げたのです。e-Sportsを志すあらゆる人たちを繋げる場所、メーカーにもスポンサーにもメディアにもチームにも属さないフラットなスペースです」と鈴木氏は続けた。さらに「e-Sportsがほかの競技と違うところは、健常者と障碍者が同等に競える点にあるのではないかと考えています。フィジカルスポーツにおけるオリンピックとパラリンピックの扱いはまったく性質の違うもので、それぞれに出場する選手を互いに競争させることはできません。しかしe-Sportsであれば、ある程度の肉体的ハンデを負っていても健常者と同じ舞台に立つことができるのではないでしょうか」(鈴木氏)と指摘する。●スポンサー企業の出現がe-Sportsの可能性を感じさせた○e-Sportsの広がりと「League of Legends」国内リーグ設立e-sports SQUARE開店当初のPCはわずか20台。営業開始後2週間はまったく客足が無く、スタッフがゲームで遊んでいる状態だったという。しかし1年後には毎週のようにイベントや大会を開くまでに成長。この空間に集まったユーザーから、現在の日本のe-Sportsシーンを支えている人材が輩出されていくこととなる。この盛り上がりを分析し、名乗りを上げたスポンサーのうちのひとつが、ライフカード「∨プリカ」だ。これは、「League of Legends」プレイヤーの中で「∨プリカ」の愛用者が多かったためだという。またe-sports SQUAREの動画配信において、「League of Legends」の視聴者数はほかのゲームと比べても格段に多かった。こういった状況を踏まえ、鈴木氏は「League of Legends」が日本のe-Sports文化誕生のきっかけに成り得ると感じたという。2013年、鈴木氏はついに渡米。RIOT Gamesにビジネスの打診を行い、承諾を得、ここに「League of Legends」国内リーグの設立が決定した。そして2014年1月、PCゲームの中心地ともいえる東京・秋葉原に「e-sports SQUARE AKIHABARA」が開店された。現在、イベントプロデューサーやディレクター、技術スタッフ、そしてアルバイトなどが業務に携わっており、またSANKOの営業や広報など多種多様なスタッフが店舗経営を支える形となっている。しかし、鈴木氏は「まだ日本にはe-Sportsを支える人材が足りていない」と語る。「イベントの経験がありますというだけでは、e-Sportsの大会は開催できないでしょう。イベント運営、配信技術、多重化映像技術、ゲーム管理、選手管理、顧客対応、審判、実況、解説など、その業務は多岐にわたります。将来、日本でも1万人を超えるビッグイベントは必ず開かれます。その時に備え、e-Sportsの舞台を創れる人材を育成していきたいと思っています」と、人材育成がe-Sports普及のカギになると、鈴木氏は語る。では、肝心の“選手”育成についてはどうか……後編でレポートする。○移ろいゆく日本のレジャー産業●急拡大するe-Sports市場 - 日本のゲームシーンは新たな興行を呼び起こすか?【後編】●急拡大するe-Sports市場 - 日本のゲームシーンは新たな興行を呼び起こすか?【前編】●進化を遂げる映画館、生き残りの策とは●山ガールはどこに消えた? 高齢登山者の遭難増加! 1000万人が楽しむ登山の姿●1990年代をピークに衰退してきた日本のスキー産業に再浮上はあるのか?●かつて「潜在需要3,000万人」といわれた巨大レジャー産業……今、その姿は?
2016年03月01日MMD研究所が2月29日に発表した「2016年スマートフォンの利用料金に関する調査」の結果によると、スマートフォンのユーザーが適正だと考える月額料金の平均は4,066円であり、実際に支払っている額とは2,500円以上の開きがある。調査は同社が15歳以上のスマートフォンを所有する男女1,105人を対象として、2月19日から23日にかけて実施したもの。通信会社別の内訳は、大手3キャリア(NTTドコモ/au/ソフトバンク)のユーザーが973人、格安SIMユーザーが106人、その他が26人。スマートフォンの月額料金を尋ねると、全体の平均月額料金は6,823円(「わからない」という回答者を除く平均、以下同様)だった。通信会社別では、格安SIMユーザーは2,067円であり7,000円以上支払っているユーザーはいなかったのに対して、大手3キャリアのユーザーでは平均月額料金が7,433円であり、7,000円以上と回答した人は半数を超えた。スマートフォンの月額料金をどう感じるか聞いたところ、全体では「とても高いと思う」が45.2%で最多だった。通信会社別では、大手3キャリアのユーザーでは49.5%が「とても高いと思う」と回答して最多だったのに対して、格安SIMユーザーの最多は「妥当だと思う」の45.2%だった。スマートフォンの適正だと思う月額料金を尋ねると、全体の平均額は4,066円であり、実際に支払っている月額料金とは2,757円の開きがある。大手3キャリアのユーザーは平均4,371円、格安SIMユーザーは平均1,723円が適正だと回答しており、現在支払っている月額料金と比較すると、大手3キャリアのユーザーでは3,062円、格安SIMユーザーでは344円の開きがあった。現在利用しているスマートフォンの端末代金を聞くと、全体の平均額は5万2,369円だった。全体の9.1%が「0円」と回答し、18.3%が「わからない」と回答している。スマートフォン端末代金についてどう感じるかを尋ねたところ、「とても高いと思う」が全体の53.0%を占める。スマートフォン端末に支払ってもよいと思える金額を尋ねると、全体の平均額は2万6,450円だった。通信会社別では、大手3キャリアのユーザーでの平均金額は2万7,450円、格安SIMユーザーの平均金額は2万990円だった。
2016年03月01日東北新社は、女性声優ユニット育成プロジェクト「キミコエ・プロジェクト ~supported by ファミリー劇場」を発足し、3月1日よりオーディションの募集を開始することを発表した。応募資格は14歳~25歳の女性。本オーディションは、東北新社の映像・音響制作・プロモーションなど各セクションの強みと、CS放送局ファミリー劇場での番組というグループの総力を駆使し、声優・歌手として様々なジャンルで活躍できる新世代のヒロイン声優たちを発掘・育成するのが目的となる。審査員は、映画『ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』の伊藤尚往監督、『ルパン三世』新TVシリーズや『アクエリオンロゴス』の音響監督・清水洋史氏、『ラブライブ』(μ’s)のプロデューサー・木皿陽平氏(ランティス)が務める。オーディション合格者は東北新社関連が運営する事務所と専属契約となる。さらに、合格者にはプロによる研修・レッスンを無料受講、ユニットを結成し、テレビ・雑誌・ラジオなど各種イベント等への出演、東北新社制作のオリジナルアニメーションへの出演、大手レコードレーベルより歌手デビューの決定などがある。そして、オーディションからデビューまで、CSファミリー劇場が完全密着し、デビュー前にレギュラー冠番組への出演などの特典も。エントリー応募方法詳細は公式サイトを参照。応募は3月1日~4月30日まで。(C)2016キミコエ・プロジェクト
2016年03月01日カスタマイズバッグブランドのニューニュー(newneu.)は、3月2日から15日まで、イラストレーターのチョコムー(Chocomoo)とコラボレーションしたコレクションを伊勢丹新宿店本館3階イーストパーク/リ・スタイルギフトのポップアップストアで先行発売する。今シーズンからニューニューとチョコムーは、共にブラックをメインカラーとして1stアートピースコレクション「BLACK NEW MODE」をスタート。同ストアはこの第1弾となるもので、コレクションアイテム23型(2,000円から)が先行販売される。また、同時期に20周年を迎えるリ・スタイルを記念し、チョコムーデザイン限定アートピースも発売。その他、3月12日15時からは、チョコムーによる20周年記念ライブペインティングも実施される。チョコムーは京都出身のイラストレーターで、ポップで独創的な作品を全てモノトーンで描くのが特徴。日本をはじめ、GAP、JOYRICH、H&M、Macy’sなど海外ブランドや流通企業などとのコラボレーションやアートショーで活動の幅を広げている。
2016年03月01日2016年1月より放送開始となったTVアニメ『僕だけがいない街』のニコニコ生放送が、本日3月1日(火)の21時00分(開場:20時50分)より配信される。本作の登場人物である藤沼悟と雛月加代の誕生日が3月2日であることにちなみ、『「悟と雛月の誕生日」前夜祭』として配信される本ニコ生。雛月加代役の悠木碧と片桐愛梨役の赤﨑千夏をゲストに迎え、作品の魅力や見どころなどが伝えられる。さらに、2月29日(月)に正式オープンしたばかりのKADOKAWAとはてなが運営する新・小説投稿サイト「カクヨム」についても特集されるので、こちらもあわせてチェックしておきたい。(C)2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会
2016年03月01日慶應義塾大学と日立製作所は2月29日、サイバーセキュリティ分野の共同研究を開始すると発表した。東京都内で開催された記者会見には、両者の関係者が参加した。初めに、慶應義塾大学 環境情報学部長の村井純氏が、今回の共同研究の狙いについて説明した。同氏はサイバーセキュリティの構造的課題として、「国家を守る政府」と「個人の利益を追求する企業と個人」の2者が分離していることを挙げ、「品質」「信頼」「先端技術」「運用」「人財・教育」といった分野において両者が共同研究を行うことで、国家と企業・個人を結び付けていきたいと述べた。村井氏は「これまでプロジェクトに取り組んできたなかで、日立製作所は技術によって品質と信頼を作っていると感じている。また、人財・教育において日立の力を借りたい」と、共同研究のパートナーとなる日立に対する信頼感を語った。一方、日立製作所の執行役常務CTO兼研究開発グループ長を務める小島啓二氏は、慶應義塾大の魅力について、「技術、法制度、社会制度、政策、デザインなどの多岐にわたる研究分野をカバーしているとともに、分野を横断する組織によって取り組むための枠組みを持っている」と説明した。小島氏は、共同研究のフレームワークとして、「IoTや人工知能といった先端技術の研究開発を行い、その成果を現場で運用することで、ブラッシュアップし、知識として体系化していく」と説明した。さらに、日立としては「共同研究を活用して、セキュアな社会イノベーション事業を世界で展開していきたい」と、同社のビジネスにも積極的に絡めていく意気込みを示した。今回、慶應義塾大では、2015年に先導研究センターに設立されたサイバーセキュリティ研究センターが中心となって研究に取り組む。サイバーセキュリティ研究センターにおいては、技術・運用・社会制度を含むセキュリティに関する研究を担う。サイバーセキュリティ研究センター長大学院メディアデザイン研究科 教授の砂原秀樹氏が、共同研究のテーマである「SOC(セキュリティオペレーションセンター)」の連携技術について説明した。昨今、企業や組織でSOCを運用するケースが増えているが、「1つのSOCではインターネットを守りきれない。そこで、SOC間で情報を共有することで、防御のレベルを上げることができるが、SOCは企業・組織情報を抱えているため、SOCの連携は難しい」と砂原氏。共同研究では、さまざまな利用者がいる複数の大学キャンパス間でのSOCを連携させることで、インシデントへの対応を強化していく。同大学にはさまざまなIoT機器が設置されており、IoT時代のセキュリティ研究のフィールドとしても適しているそうだ。砂原氏によると、最終的には国際標準への採用を視野に入れているという。共同研究の期間はオリンピックイヤーを越えることを踏まえ、5、6年を想定しており、立ち上がり時は両者から10人程度の人材を投入する。成果としては、論文、政策への提言、カリキュラムの作成といったことが予定されている。小島氏は共同研究のゴールについて「大きなテーマを掲げるというよりは、日常のすべてにセキュリティを組み込んでいきたい」と述べた。砂原氏も「メディアでは『セキュリティの人材が足りない』と報じているが、そうではない。『セキュリティを理解する人が足りない』と訂正をお願いしたい。インターネットを前提とした社会においてセキュリティを高めるには、いわゆる普通の人に自分の活動の中でセキュリティを理解してもらうことが大切」と、今回の取り組みではITエンジニアに限らず、幅広い層の人を対象としていることをアピールした。村井氏によると、大学教育においてサイバーセキュリティに関するオペレーションを経験する機会を増やしていくことで人材を育成していく一方、近いうちに、100人規模の社会人に対し、セキュリティの教育に携わることが計画されているという。
2016年03月01日クラウドワークスが2月29日に発表した「シニア世代のクラウドソーシング利用動向調査結果」によると、50代以上のシニア世代の8割弱が働くことに生き甲斐を感じており、6割近くが定年後も働きたいと考えているという。同調査は、同社の登録ユーザーのうち仕事経験がある50代以上の全国の男女を対象として、2015年11月20日から30日にかけて実施したものであり、有効回答数は480人。「クラウド・ワーキング」をする理由を尋ねると、「老後の趣味・生きがい」と「自分磨き・自己成長」の合計が65%に達した。一方で、16%の回答者が「年金受給のつなぎ収入の確保」のためにクラウド・ワーキングを利用すると回答している。PCのスキルを尋ねたところ、PCを使えないという回答者は1%未満であり、「メールやインターネットが少し使える」という回答者が20%、「オフィス系ソフトが使いこなせる」いう回答者が最も多く50%、「専門的なソフトまで使いこなせる」という回答者は30%で、「メールやインターネットが少し使える」という回答者よりも10ポイント多い。PCスキルを伸ばすために学習をしているかという質問に対しては、半数以上となる54%が「はい」と回答している。現在の生活費が十分と感じるかという質問に対して、「余裕がある」「普通」との回答は計37%だったのに対して、「必要分より不足」「不足しすぎている」との回答は計63%と、現在の収入が不十分だという結果になった。これを補う手段として、アルバイトやパートタイムで働くという回答者が最も多く、全体の25%を占める。定年後に働きたいかという質問に対し、57%が定年後も働きたいと回答しており、「あまり働きたくない」は39%、「全く働きたくない」は最も少なく4%だった。働くことに生きがいを感じているかを問うと、78%が「感じている」と回答しており、残りの22%が「感じていない」と回答した。
2016年03月01日3月に入り、スギ花粉シーズンの真っただ中になったと言っていいだろう。毎年のように目のかゆみや鼻水に苦しむ人たちにとっては、その症状を緩和させるための対策をしっかりと講じることが大切となってくる。その際、同じく花粉症で困っている人たちがこれまでに実践してきた"体験談"は、何よりも参考になると言えるだろう。このほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「これまでに試したことがある花粉症対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください(複数回答可)1位: マスクを着用する(81.7%)2位: 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(30.3%)3位: 外出をなるべく控える(27.3%)4位: 市販の内服薬を使用する(25.0%)5位: 病院で処方された内服薬を使用する(23.7%)■マスクを着用する・「立体式のマスクを試したら、例年よりもひどい症状が出なかった」(36歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「お茶や目薬は効果を感じられなかった。毎年風邪を併発するので、ガーゼマスクの内側にティッシュを重ねて鼻水を吸収させつつ、のどが乾かないように気を付けている」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「気分的なものもあると思うが、マスクは顔も隠せるし安心する」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)・「立体マスクは耳が痛くならないし、フィットしててくしゃみが断然減った」(41歳女性/情報・IT/技術職)・「マスクは常にする。あと、病院で毎年注射してもらい、症状を抑えている」(25歳男性/情報・IT/技術職)■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する・「点鼻薬や目薬は、即効性があるから便利」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「目がゴロゴロすることもあるので市販の目薬を使っている。劇的に効くというわけではないが、ちょっとは視界がクリアになる感じ」(24歳女性/食品・飲料/専門職)・「点眼薬をさして、メガネをつけるだけでもかなり違います」(31歳女性/その他/その他)■外出をなるべく控える・「外に出ない日は体調が良かった」(27歳女性/食品・飲料/営業職)・「外出を減らすことで花粉症はあまりでなくなった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「育休中であまり外出しなかったら無事だった」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■市販の内服薬を使用する・「花粉症を治す薬はないので優先的に止めたい症状を薬剤師と一緒に検討し、それに合った薬を服用するようになった」(33歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)・「何種類かの市販薬を試して、一番自分に合うものを使っている」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)・「新しい成分の市販の内服薬を試したら、眠気がほとんど出ず驚きました」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)■病院で処方された内服薬を使用する・「病院で処方された内服薬を使用すれば寝れる」(44歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「市販の薬よりも、お医者さんに処方してもらった薬のほうが、効き目がある。しかし、副作用もものすごくある」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「病院で漢方を処方してもらったら、外出はできるようになった」(30歳女性/その他/その他)■総評8割以上が支持した1位は「マスクを着用する」だった。安価かつ手軽にできるという点が人気の理由で、「とりあえずマスク」というようにマスクは最低限やるべき対策と考えている人が多数見られた。2位は「市販の点眼薬・点鼻薬を使用する」となった。クリティカルに症状が緩和されるわけではないが、看過できないほどの効き目を感じている人も少なくなかった。また、手軽に購入できるのも人気要因の一つだろう。3位には「外出をなるべく控える」が入った。2014年4月からの増税が家計を圧迫する中、外出を控えるのはある意味、「最もエコノミーな対策」と呼べるかもしれない。「目がかゆい時に眼科へ行ったら、いい目薬をくれた。てきめんに効いたがヒリヒリ痛くなって副作用が出た」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)、「病院で処方してもらった内服薬は、はじめは効果があるが、後々効果が薄くなる」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)などに見られるように、薬の効果や、どの薬が自分に最適かは人によって異なる。副作用の問題もあるため、服用・使用する際は十分に注意してほしい。※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年03月01日●なぜ電子帳簿保存法は導入が進まなかったのか?電子帳簿保存法におけるスキャナ保存制度の規制緩和が施行されたのが2015年秋。領収書を電子化してしまえば紙媒体とはおさらばできる制度として注目されたが、タイムスタンプの付与が必要なことと、読み取りデバイスがスキャナのみという点で、結局ハードルが残ってしまった格好となっているのが実情だ。しかし、今回この残ったハードルも低くなるという噂が聞こえてきた。出張・経費管理のクラウドソリューションで世界的なシェアを持つConcurの日本拠点であるコンカーの代表取締役社長を務める三村真宗氏に真偽について話を伺ってきた。○導入が進まない電子帳簿保存法「電子帳簿保存法は、10年前からある法制度ですが、適用しているのが130数社。それらの会社も請求書や領収書以外の用途で使っていて、領収書で適用させているという会社を、私は聞いたことがありません」(三村氏)2015年秋、話題となった電子帳簿保存法の規制緩和だが、すぐに導入する企業も少なく、様子見状態だったのが実情だ。「2015年9月に始まった規制緩和ですが、実際にはそれでも高いハードルが残ったままだったのです」と三村氏は言う。このハードルと呼ばれるものは、施行当初は、現金3万円の上限、電子証明書の添付、タイムスタンプ、スキャナ対応という大きく4つに分けられる。前回の規制緩和によって、前者2つが取り除かれたが、実際にはタイムスタンプの必要性と、スキャナのみが読み取りデバイスとして許可されるという点が残った。「タイムスタンプは提供業者も少なく、自社システムに導入するとなると使用料のほかに、システム対応もしなくてはなりません。また、スキャナでの読み取りですが、そもそも領収書がより多く必要になる部署は社外で活動する営業部門であったりするわけですから、わざわざ会社に戻ってから読み取らなくてはならないのです」と語る三村氏。規制緩和といいつつも、実情に沿っているとは言いがたい部分が残ってしまったゆえに、一気に広まる気配がなかったのもうなずけるところだ。「ですが今回、さらなる規制緩和によって、残りの2つも考えずに済むようになります。これによって電子帳簿保存法に対応しようという企業は劇的に伸びると思われます」と笑顔をみせる三村氏。昨年に続く、新たな電子帳簿保存法の規制緩和とはどのようなものなのだろうか?●スマホで撮影した領収書はその場で捨てられる時代へ○技術の進歩と政府の動きが合致「私どもが国政に訴えかけたところ、非常に前向きに意見を聞いてもらえました。その結果、電子帳簿保存法のハードルとなっていた残りの2つである、タイムスタンプの付与、そしてスキャナのみの読み取りという部分も緩和されることがほぼ決定したのです」と語る三村氏は、自身が各関係省庁と対話してきたまさにその本人なのだ。タイムスタンプについての付与は省かれないが、これはサービス提供ベンダーが工夫をすることでリーズナブルに提供できるのだという。「私たちが提供しているクラウドサービスを例にすれば分かりやすいと思いますが、自社でタイムスタンプを導入するのはコスト面でもシステム面でも負担が大きいですが、クラウドサービスなら私たちサービス提供者がタイムスタンプを導入すればよいのです。利用者がシステム改修を行う必要がありませんし、1件当たり幾らといったように費用を分散徴収することで、コスト面でもかなりの削減が期待できます」と三村氏は語る。例えばコンカーの場合、現在500社以上の契約があるが、年度を経るごとにこの数は増加傾向にあるため、契約企業をまとめてディスカウントすることで、タイムスタンプ1枚当たりのコストを無理なく下げることができるというわけだ。もちろんこれはクラウドサービスならではの特長となるが、現在会計経理システムをクラウドに持つ企業も年々増えている現状をみれば見逃すことができないメリットとなるはずだ。また、スキャナのみが読み取りデバイスだった件についてはスマートフォンやデジタルカメラでの撮影も許可されることになる。「これは大きな前進です。これを認めてくれるだけでも大きなインパクトとなり得ます」と三村氏。以前は、領収書のオリジナルサイズを重要視していたため、スキャナがクローズアップされていたが、領収書のOCR読み取りなどをモバイル環境で可能にする技術力がすでに存在することなどを理由に、紙サイズに固執することを廃止したのだ。○「経費精算は会社で」がなくなる「試算したのですが、領収証の整理に一人当たり月30分ぐらいは使っているわけです。これはバカにできない数値です。モバイルワーカーを増やそうと、ワークスタイル変革などといわれている割には、領収書の手続きは既存のままというのは、なんとももったいない話だと思います」と三村氏。タイムスタンプについては正当性、妥当性の担保にどうしても必要ということで廃止には至らなかったが、クラウドサービスの普及によって、使いやすい土壌が育っていることに間違いはない。この規制緩和については平成28年度税制改正大綱でも触れられており、2016年3月末に公示、9月末に施行、9月30日から申請が開始され、2017年の1月1日から本格的な運用が始まる予定になっている。「今回はかなりの企業が前向きに対応することが予想されます。すべての企業、すべての働く人が恩恵を受けられる制度になりますから、非常にインパクトは大きいはずです」と三村氏は言う。領収書の原本を長期間保存しておくというのが当たり前だった領収書の取り扱いが、経費管理クラウドがあれば、画像として撮影してそれを経費担当部署へ送信するだけになる電子帳簿保存法。話の中でも触れたとおり、会計・経理におけるクラウドサービスの活用が前提にはなるが、いよいよ現実のものにできるというわけだ。負担の大きかった制度だけに、解放されるメリットの大きさもまた計り知れないだろう。「弊社の製品ですと、『Concur Expense』に領収書をスマートフォンで撮影して記録する機能が備わっています。これに加え法改正に合わせるための製品開発を現在進めています」と三村氏は言う。もともと、モバイルデバイスを使って領収書を撮影、自動取り込みによって経費計算ができる仕組みや、クレジットカード、交通系ICカード連携ができる、いわば経費計算に特化したサービスだっただけに、改正後の電子帳簿保存法への対応も素早く行えるのだ。「これまで把握しづらかった経費の見える化にもつながりますし、使用する社員らにとっても負担を大きく削減することができるはずです。メリットが大きい法改正ですから、早くに取り組むほど、その恩恵も受けやすくなります」と三村氏は語る。今年中に施行されることが予定されている電子帳簿保存法のさらなる規制緩和。早期から同社のConcur Expenseのような改正後の電子帳簿保存法に対応するクラウドサービスを活用することで企業の経費計算に大きく改革をもたらすはずだ。
2016年03月01日米Microsoftは2月29日(現地時間)、拡張現実(AR)ヘッドセットPC「HoloLens」の開発者向けエディション「Microsoft HoloLens Development Edition」の出荷を3月30日に開始すると発表した。米国およびカナダのWindows Insidersメンバーを対象に予約受け付けを開始している。価格は3,000ドル。HoloLensは昨年1月に発表したゴーグル型のAR端末で、PCのアクセサリではなく、独立したWindows 10 PCである。本体は透過型ディスプレー、センサー、小型カメラなどを内蔵し、頭部の動きや周囲の環境を検出して、現実世界に仮想空間を重ね合わせたAR体験を提供する。製品版に先駆けて、HoloLens向けの各種アプリケーションやゲーム、サービスを開発したい開発者向けに提供するのがHoloLens Development Editionだ。本体のほか、Clicker、ケース、充電器、Micro-USB 2.0ケーブル、マイクロファイバークロスなどが同梱される。Clickerは片手で操作できるコントローラアクセサリで、選択、ダブルクリック、ホールド、スクロールといった操作をサポートする。Microsoftは、HoloLens Development Editionのスペックも明らかにした。プロセッサは、Holographicプロセッシング用にカスタマイズされたIntel製の32-bitプロセッサ「Holographic Processing Unit (HPU 1.0)」。RAMは2GB、ストレージは64GBフラッシュだ。ワイヤレス機能は、802.11ac対応のWi-FiとBluetooth 4.1。環境認識用カメラ×4、深度用カメラ×1、写真/動画用2メガピクセル・カメラ×1、マイク×4、環境光センサ×1、スピーカー、3.5mmオーディオジャック、音量調整、明るさ調整、バッテリーステータスLEDなどを備える。バッテリー動作時間は、アクティブ使用で2~3時間、スタンドバイ時間は最大2週間。冷却ファンを備えないファンレスデザインで、重量は579グラムだ。1人が購入できる台数は最大2台。要件を満たした申込者に対して、Microsoftはウエーブ番号を記した招待メールを送付する。 ウエーブ番号とは発送グループの番号で、3月30日にウエーブ1の発送を開始し、1つのウエーブの発送完了に2~3カ月かかるという。開発者向けサイトではガイドやチュートリアルなど関連ドキュメントの提供が始まっており、出荷開始のタイミングでVisual StudioやHoloLensエミュレータなど開発ツールをリリースするという。
2016年03月01日●リストバンド型ウェアラブルの普及状況近年、スマートウォッチとともに注目を浴びてきたリストバンド型デバイス。スマホのコンパニオンデバイスとして、国内外のメーカーが多数の製品を発表し、携帯キャリアも販売に力を入れてきた。しかし、話題の割には奮っていないのが現状だ。それはなぜか。打開策はあるのか。○リストバンド型デバイスとは?手首につけて使用するリストバンド型デバイス。各種センサーを搭載し、歩数や距離、消費カロリー、睡眠モニタリング、心拍数の測定ができるのがおおよその共通機能だ。海外からはナイキの「FuelBand」、ジョウボーンの「UP」、サムスンの「Gear Fit」、国内ではソニーの「SmartBand」、東芝の「Actiband」などといった製品が販売されている。いずれもスマホと連動して測定データをアプリで閲覧・管理できるのが特徴で、最近では、時刻表示を可能にしたものもあり、スマートウォッチも同様の機能を備えることから、両者の区別はあいまいなものになりつつある。こうしたリストバンド型デバイスは、スマホ連動の機器として、市場の拡大が見込まれたが、実際は厳しい。MM総研が昨年3月に発表した「日米におけるウェアラブル端末の市場展望」で時計型・リストバンド型の販売台数(予測)によると、2013年度は21万台、2014年度は37万台の販売台数。2015年度はApple Watchの販売開始により73万台に急増と予測、2016年度は94万台と拡大傾向にある。上記の数値は、いわゆる"スマートウォッチ"も含むが、スマホが国内人口の6割に行き渡り、2013年度から2015年度まで時計型・リストバンド型の販売台数を120万台とみても、60人に1人が購入したに過ぎない。いずれにせよ、足元は100万台程度の市場を少なくとも数十のメーカーが複数の商品をもって売り込む激戦状態にあるといえるだろう。●何が普及を阻害するのか○普及の阻害要因とは話題の割に、なぜ伸びが緩やかなのか。その理由を一言でいえば、特定の利用者にしか、大きなメリットがないからだ。搭載されている機能は、スマホともダブる。心拍数の測定(一部の機種には同機能も搭載されている)はさておき、歩数、歩行距離はスマホで計測できてしまう。あるメーカー担当者は、消費者へのメリット訴求の限界を指摘する。健康面でのメリットを訴求しようにも「歩数、距離、心拍数が測定できても、それが何を意味するのかを伝えにくい。歩数などの測定項目からの効果の有無については、法律上表現が規制されている。効果については謳えない。医師と連携するなどメリットを強く出せないと厳しい」(某メーカー担当者)と話す。リストバンド型ウェアラブルの位置づけは、あくまでもフィットネス機器。医療機器としてのポジションを確立したいというメーカーの思惑も見えてくるが、実際には厳しい。「デバイスの能力は問題ないが法規制の壁が高い」(医療機器に詳しい大学教授)のが現状で、医療機器としての販売にこぎつけるには「コスト・時間が多大にかかってしまう」(デバイス認証機関)という。そこで現状、各社が訴求を図るのが、機能との親和性が高いスポーツ分野だ。スポーツにおいては、心拍数の測定でトレーニングの負荷・強度が測ることができ、利用者にとってのメリットを見出しやすい。しかし、市場拡大、普及という観点から、スポーツ用途のみを想定していたのでは、伸び代は限られてしまうだろう。●活路は意外なところに?○法人向けに活路普及に向けては大胆な意見もある。先とは別のメーカー担当者(輸入代理店)は、「日本の医療費負担が上がれば、"予防"に意識が向き、一般層への普及もありえる」と話す。リストバンド型ウェアラブルは欧米で普及が進んでいるが、それは医療費負担と切り離せない問題があるからだ。同氏の意見は正論だが、販売側がどうこうできる問題でもないのが痛いところ。しかし、同氏は続けて、法人向けに活路があると話す。「2014年は7法人に販売したが、2015年になってから販売先は40法人に膨れ上がった。一法人あたり100~200個程度出荷している」(輸入代理店担当者)。当の担当者によると、リストバンド型デバイスの機能を利用して、睡眠時間などを把握し、従業員が規則正しい生活送れているか否かのチェックに役立てたいというニーズが高まっているという。最近では、従業員の健康を重要な経営資源ととらえる「ウェルネス経営」という手法が注目されており、リストバンド型デバイスは、それを実現するデバイスとも位置づけられそうだ。個々人のログの取得が別の問題をはらむ恐れはあるが、普及・拡大に向けたひとつの道にはなるだろう。○万人ウケする動機付けが必要さらなる普及拡大に考えを巡らせるなら、もっと意外なものが答えになるかもしれない。それは生命保険だ。たとえば、リストバンド型デバイスから得られるバイタルデータを生命保険の保険料負担と連動させる仕組みについてだ。業界関係者は「どういったバイタルデータをどう保険に反映するのかという課題はあるが、そうした保険商品の実現の可能性としてはありえる」と話す。現状、リストバンド型デバイス普及の課題は、万人ウケする購買動機が弱いことだ。生命保険のようにお金に絡むメリットは、多くの人にとって明確な利用メリットになりえるため、普及に向けた弾みとなる可能性はありそうだ。日本よりも米国でリストバンド型デバイスが普及しているのは、医療費負担が高いという事情は先に説明したとおり。リストバンド型デバイスの普及には、いままでにない利用者にとっての新しい価値と仕組みが求められそうだ。
2016年03月01日ジェムアルトは2月29日、データ漏えいの深刻度を指標化した「2015 Breach Level Index(BLI)」の結果を発表した。これによると、2015年は世界で1673件のデータ漏えいが発生し、漏えいしたデータの件数は7億700万件にのぼったという。BLIでは、データ漏えいの深刻度を、データの種類やデータ件数、漏えい源、暗号化処理されていたかなどから数値化し、深刻度ランキングとして公開している。この統計調査によると、「外部の悪意ある第三者によるデータ漏えい」の件数が最も多く964件で、データ漏えい全体の58%、データ件数の38%を占めた。続いて、「事故による紛失・漏えい」が36%、「内部犯による漏えい」が14%、「国家の支援による攻撃」が2%となっている。漏えいデータの種類では、個人情報がトップで53%を占め、データ件数では40%にのぼった。業種別では、政府機関からの漏えいが16%で、データ件数では43%となった。これは、米国とトルコにおける大規模なデータ漏えいによる影響が大きく、2014年の調査から476%の増加となる。その他業種では、医療業界の漏えいが23%(データ件数で19%)、小売業は10%(データ件数は6%)、金融サービスは15%(データ件数は0.1%)だった。なお後者2業種は2014年よりデータ件数が大幅に減少しており、小売業は93%減、金融サービスは99%減となっている。
2016年03月01日東京大学(東大)と分子科学研究所(分子研)は3月1日、細胞内輸送に関わる分子モーター「キネシン」が二足歩行運動する際の片足の動きを、従来よりも100倍以上高い時間分解能で一分子観察することに成功したと発表した。同成果は、東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻の大学院生(研究当時) 磯島広氏、分子科学研究所 岡崎統合バイオサイエンスセンター 飯野亮太 教授、東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻・量子相エレクトロニクス研究センター 新谷大和 特任助教、東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 野地博行 教授、 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 富重道雄 准教授らの研究グループによるもので、2月29日付けの英科学誌「Nature Chemical Biology」に掲載された。キネシンは二つの足を交互に動かして、歩くようにして運動する分子モーターと呼ばれるタンパク質で、これまでに一分子計測法によってキネシンがステップ状に運動することが示されてきた。しかし、従来の手法では時間分解能が低いため、ステップの途中の動きを直接観察することは困難だった。今回、同研究グループは直径40nmの金ナノ粒子を観察用の目印としてキネシンの片足に結合させ、その動きを全反射照明型の暗視野顕微鏡を用いて観察し、従来より100倍以上高い55μ秒という時間分解能と1nmの位置決定精度で、片足の動きを可視化することに成功した。観察の結果、キネシンの片足がレールである微小管から離れた後、浮いた足はブラウン運動で激しく揺らいでいることが示されたが、予想外なことに、揺らぎは前後左右に等方的ではなく進行方向に対し右側に偏っていたという。この右側への偏りは、キネシンの両足を繋ぐ「脚」(リンカー)が足の右側から生えているため、そこから伸びたリンカーは自由に揺らぐのではなく、足にぶつかって右に押し出されるということを示している。また、この片足を浮かせた状態は2つのステップからなり、微小管に結合した足へエネルギー源であるATPが結合するのを待つステップと、ATPが結合した後その足の形が変化して浮いた足が前に着地するステップからなることがわかった。さらに、両足を繋ぐリンカーを人工的に長くすると、ATPが結合するまで片足を浮かせた状態を維持することができなくなり、後ろ足が浮いた後すぐに後ろや前に着地するようになった。また後ろに戻るだけでなく左右にも頻繁に移動し、酔っ払いの千鳥足のような無駄な動きをするようになったという。この結果は、リンカーが最適な長さであることが、エネルギーを無駄に消費することなく効率的に二足歩行するために重要であるということを示している。今回の観察手法について同研究グループは、今後さまざまな分子モータータンパク質に応用されることで、多様な生体分子機械の動作機構の解明に役立つと説明している。
2016年03月01日サイボウズは2月29日、2015年12月期(2015年1月1日~12月31日)の決算および2016年の事業戦略に関する説明会を開催した。2015年の同社の売上高は70億1300万円(前年比17.6%増)、営業利益は-3億8100万円、経常利益は-3億3800万円、当期純利益は-2億1700万円となり、「創業以来初の赤字となった」と、同社代表取締役社長の青野慶久氏はコメントした。とは言え、もともと2015年の業績予想は、営業利益・経常利益・当期純利益が-8億円と赤字設定されていた。この結果について青野氏は、「-8億円と設定したことで、思い切ってクラウドに投資した。長期的にみると、十分な利益」とした。同社は昨年、積極的にクラウド関連サービスの広告宣伝を行い、前年比2億6600万円増の17億4600万円を広告費に投下している。また、青野氏は「裏目標」として、自身が社長であるうちに「赤字を出したかった」とも語った。「サイボウズは創業からずっと黒字の堅い経営をしてきた。このまま黒字体質のままバトンタッチしたら、サイボウズは黒字にしないといけないという神話ができてしまうと嫌だったので、創業者も普通に赤を出すという実績をつくっておきたかった」(青野氏)○2015年はクラウド事業が加速2015年の同社の活動方針には、「クラウド事業の加速」「エコシステムの推進」「企業基盤の強化」が挙げられていた。クラウドについては順調に推移し、現在売上全体の39%を占め、クラウドサービス「cybozu.com」の売上は約27億円(前年比160%)で、有料契約者数は1万3000社を超えているという。エコシステムについては、現在公式パートナーは230社となり、前年から26社増加しているとのこと。2015年は「クラウド事業の成功者をつくること」が目標とされており、シダックスのレシピ管理ツールや京王電鉄バスの遺失物管理ツールなど、大手企業における実績をパートナー企業であるジョイゾーが成果を残した。企業基盤の強化については、東京・大阪でオフィスを移転し、今年の3月上旬にはベトナム支社の移転も予定されている。そのほか、「新しい働き方」の実践企業として情報発信を進めてきた1年となった。○2016年は「多重下請け構造」の変革に挑戦2016年の業績予想は、売上高80億円、営業利益・経常利益・当期純利益1億円が示された。2016年の注力サービスとしては、業務アプリケーション構築クラウド「kintone」が挙げられた。同サービスは、プログラミングすることなく、業務に必要なアプリがつくれるクラウドサービスとなっている。これにより、従来のシステム開発工程で必要とされてきた、仕様書作成やハード・ソフトの手配などを省いて、すぐ開発に着手できるものとなっている。このkintoneで、青野氏が「仕掛けたいこと」としたのが、「日本の多重下請け構造の変革」だ。従来、システムを開発する際は、大手SIerが受注し、下請け企業に仕事が流されてきた。これにより、下請け企業は費用や環境などが厳しい状況で、仕事が続けられてきた。「これはまさに日本のIT業界の大きな問題。しかし、皆問題だと思っているのに、誰も解決できずにきた。これをわれわれは技術で解決したい。これまでプロセスをふまないとつくれなかったようなものを、お客さんと話しながらつくって、すぐ使ってもらい、気に入らなければ直していく、これをぐるぐるまわしていくプロセスに変えていけたら、多重下請けがなくなる時代をつくれるのではないだろうか」(青野氏)そのほかにも、kintoneを活用して、「クラウド&IoT時代への社会変革」「日本発グローバル・ソフトウェア企業」も目標に掲げられた。青野氏は、「クラウド&IoT時代にふさわしい価値」として、企業の中だけでなく、地域での情報共有など、地方創生のインフラとして、kintoneを提供していくとしている。またグローバルでは、現在USでの導入事例が増えていることから、「kintoneをUSで販売できる手ごたえを実感している」という。事例の中には、某グローバルIT企業が、店舗のマネジメントシステムとして、アメリカ、日本、オーストラリア、韓国、シンガポールで導入していたり、某日系大手商社が、アメリカ拠点間での社内情報システムのサービスデスクで導入していたりするとのことだ。「kintoneをリリースした約4年前にも言っているが、私の残りの仕事人生はkintoneにかかっている」(青野氏)
2016年03月01日20世紀末までの日本の半導体産業は非常に勢いがあり、世界最先端の開発が活発に行われていたが、21世紀の現在、国内で最先端デバイスを開発し生産する半導体メーカーはわずか数社に減ってしまった。さらに、先端半導体製造プロセスの開発費が高騰している中、中国や韓国などは国のサポートを得て半導体製造装置メーカーが育ってきており、我が国の製造装置業界にとって脅威となりつつある。日本半導体製造装置協会(Semiconductor Equipment Association of Japan:SEAJ)は、このような状況を踏まえ、「2020年以降においても日本の半導体製造装置業界が世界で戦い、勝つための新しい戦略」を2015年度の30周年の記念行事の一環として検討した。そのいきさつはこうだ。2014年11月に開催されたSEAJ理事会で、半導体産業および製造装置業界の将来性への危惧から活動方針「2020年以降の半導体製造装置産業の進むべき方向 - 勝ち残るために何をなすべきか」が議論のうえ承認され、活動組織として「2020年プロジェクト」という名称が決まった。同プロジェクトには、アドバンテスト、荏原製作所、キヤノン、シバソク、SCREENセミコンダクターソリューションズ、ディスコ、東京エレクトロン、東京精密、ニコン、ニューフレアテクノロジー、日立ハイテクノロジーズの国内半導体企業11社が参加し、各社より、長期市場予測担当および2020年戦略提案担当の各2名が参加、合計22名によるチームが1年をかけてさまざまな調査分析や議論を行った。そして去る2月8日、その活動状況を報告する会合が東京都内で開催され、SEAJ会員企業の参加者に2020年以降も日本の半導体製造装置メーカーが勝ち残るための戦略やビジネスモデルの提案が行われた(図1)。まずは、SEAJの「長期市場予測チーム」が15年先の2030年までの半導体デバイスおよび製造装置需要予測を行い、それを基に、「2020年プロジェクト」が最先端世代(22nm以下)、先端成熟世代(32~65nm)、成熟世代(90nm以上)ごとにそれぞれ異なるさまざまな具体的な戦略やビジネスモデルを提案した。その概要を以下の順に紹介しよう。戦略構築のための2030年までの市場予測半導体製造装置の3つの新戦略(最先端市場での戦略、先端成熟市場での戦略、成熟市場での戦略)まとめ○戦略構築に向けた2030年までの市場予測2015年の世界人口73億人のうち、約19億人が電子機器を利用し、8.5ZB/年のデジタルデータが生成されていると推定される。そして15年後の2030年の世界人口は、現在の1.2倍の84億人になり、電子機器を利用する人口割合の増加やIoTの普及により生成されるデジタルデータ量も急激に増加し、約52倍の440ZBになると予測される。 このため、大量に発生するデータ(ビッグデータ)とその保管、そして保管されたビッグデータの分析、解析による有効利用を支える半導体デバイスの中心として、SSDなどのメモリやFPGAなどのロジックICの需要は格段に高まることが予想される。2020年~2030年のメモリIC市場成長率(年平均)は、NAND市場が8%、DRAM市場が3.7%、メモリ全体では6.0%と推定される。一方、IoTで生じる膨大なデータ処理のためには、情報通信網と情報通信機器の性能向上やデータ転送速度の向上が必要である。また、データセンターではクラウドサービスの拡大でサーバPCの台数が数十万台規模で増大するため電力消費量も膨大となる。したがってデータセンター向けには処理速度などの性能向上に加え、低消費電力化が求められる。さらに、基地局やゲートウェイなどの通信インフラでは、通信規格の継続的進化に対応するため、通信状態を保ったままプログラムを書き換えられる事ができるデバイスが必要となる。このような背景から低電力で動作し、かつプログラムの書き換えが可能なFPGA市場の成長を加味すると、2020~2030年のロジックICの成長率は7.2%に伸びると推定される。半導体販売高全体としては、2015年の3,670億ドルに対し、今後はメモリ、ロジックICを中心とする最先端世代デバイスの伸びが牽引し、2030年には7,360億ドルと約2倍の増加が期待される。○半導体製造装置売り上げは2030年に810億ドルと倍増へこのように試算した世界半導体販売高を基に、半導体製造装置の販売高が予測された(図2)。過去の実績を参考にすると、半導体販売高の20%が設備投資に、さらにその50%が半導体製造装置に投資されている。そこで、平均として半導体販売高の11%が半導体製造装置に投資されるとすると、世界半導体製造装置販売高は2015年の400億ドルに対し、2030年には810億ドルと約2倍の成長が見込まれる。○最先端世代のファブ生産能力は2030年には2015年比で13倍増に将来の半導体製造装置市場を見通すためのもうひとつの視点として、ウェハファブキャパシティ(生産能力)について、調査会社による2019年までの推移データを基に検討が行われた結果、2015年から2030年にかけての生産能力は、最先端世代で13倍、成熟先端世代で3倍、成熟世代で1.5倍、全体では3.3倍の成長になると予想された(図3)。2015年および2030年の世界中のデータ生成量、世界半導体販売額、世界半導体製造装置販売高、ファブ生産能力およびそれぞれのこの間の成長率予測を総括したのが表1である。2015年から2030年までの15年間にデジタルデータの生成量は52倍、半導体販売高は2倍、製造装置販売高は2倍となり、ウェハ・ファブ全体では3.3倍の生産能力が必要となる。表1最下段に示したように、過去15年間(2000年~2015年)におけるファブ生産能力の増加は2.3倍だったことを考えると、今後の15年ではそれ以上の投資が必要になると見込まれる。同プロジェクトではNANDのファブ生産能力の試算も行ったが、微細化のペース(3年~4年)に応じてファブ生産能力の増加は3.4~8.4倍、SSD向けに限ると19倍もの生産能力増加が必要である。ここで試算した半導体製造装置販売高の増加は、ファブ生産能力の増加に比べて控えめであるが、これは過去の投資比率をもとに予測しているためである。IoTの拡大によるデジタルデータ生成量の増加に伴い、全体的には半導体デバイス需要とその製造装置需要は明るいが、特に最先端世代においてはファブ生産能力および装置供給が需要に追い付かない可能性が示唆される。微細化の継続、または新しいデバイス構造などの技術革新によるビットコストダウンの継続的な追求に加え、半導体製造装置の生産性向上も必要である。一方では、デバイス種の多様化により、成熟先端世代や成熟世代のファブ・キャパシティ増加のための投資も期待できるために、これらのセグメントでのビジネスチャンスも増えることが期待できるが、中堅、小規模の半導体メーカーにとっては設備投資の負荷が大きくなることが懸念される。
2016年03月01日