ステラ マッカートニー ランジェリー(STELLA McCARTNEY LINGERIE)より、2018年春夏コレクションが発表された。2018年春夏レディ・トゥ・ウエアコレクションのキーアイテムとプリントにインスパイアされた今シーズンは、繊細なレースを使ったフェミニンなブラやボディスーツ、ラグジュアリーなシルク製のスリープウエアなどがラインアップ。モダンなステラ ウーマンに向けた多様性あふれるコレクションとなっている。「フルール ダンシング」シリーズのソフトカップブラやビキニブリーフは、ストレッチメッシュ素材の上に、ベルベットのような手触りのウルトラフェミニンなフローラルプリントを施し、スポーティーなゴムのディテールを加えたシックなルックス。「フローレンス フラタリング」シリーズには、ネイビーを基調に、ゴールドのドットとハードウエアを施したデザインが新たに登場。デリケートなピコでストレッチメッシュを縁取った、快適でありながらボディラインを美しく引き立てるブラやビキニブリーフ、ボディスーツがそろう。魅力的でラグジュアリーなスリープウエア「ポピー スヌージング」シリーズは、ブランドを象徴するマスキュリンなテーラリングにインスピレーションを得て、美しいシルク生地でリフレッシュ。落ち着いたレッドのドット柄やダークカラーのマッチプリント、ネイビーやシャツブルーのタイプリント、グリーンのペイズリープリント、ヌードカラーのドッグプリントなど、多種多様なプリントがそろい、ロング丈およびショート丈のパジャマセット、レースをあしらったオールインワンやキャミソールが展開される。価格帯は、ブラが7,000円から1万8,000円、ビキニブリーフが4,000円から9,000円、ボディスーツが9,000円から1万5,000円、キャミソールが2万2,000円、オールインワンが3万3,000円、スリープウエアセットが5万3,000円。同コレクションは、ステラ マッカートニー ストアと公式オンラインストア、一部の百貨店と専門店にて順次発売。
2018年03月10日マウジー(MOUSSY)は、2018年3月16日(金)に2018年春のカプセルコレクションをマウジー国内全店舗、シェルター(SHEL’TTER)国内全店舗にて発売する。コレクションのテーマは、人生を美術品の美しさに見立てた「ART OF MY LIFE」。身に着けるだけで穏やかな空気を感じられるような、春らしいワンピースやブラウスといったウェアやバッグが揃う。ストレッチ性のあるカットソー素材を使用したジャケットは、ラフに羽織ることのできる気軽さが魅力。カーディガン感覚で着ることもできるが、ベルトでウエストマークすれば、メリハリのあるスタイリングも楽しめる。また、メンズライクなジャケットを元に作られたリネンのワンピースは、開襟のレトロな雰囲気が印象的だ。ウエストから裾にかけてふわりと広がるフレアなシルエットが上品さを演出。コートのように前を開けて着ることもできる。パフスリーブのフェミニンなブラウスは、ボタンアップのバックスタイルがカジュアルな1着。シンプルながらも存在感のある、幅広いスタイリングが可能なデザインだ。リネンならではのドレープがやわらかな、フロントボタンのフレアスカートも登場。トップスをインした涼しげなコーディネートや、フロントボタンを開けてパンツと組み合わせたレイヤードスタイルを楽しめる。【詳細】2018 MOUSSY Spring Capsule Collection発売日:2018年3月16日(金)※3月8日(木)よりルミネ全店、大宮アルシェ店、3月9日(金)に金沢フォーラス店にて先行販売。取扱場所:マウジー 国内全店、シェルター 国内全店、オンラインストアアイテム例:・カットジャケット 10,800円+税・フロントボタンフレアスカート 8,980円+税・パフスリーブブラウス 5,980円+税・タックウエストドレス 10,800円+税
2018年03月10日ビューティフルピープル(beautiful people)2018年秋冬コレクションがフランス・パリにて2018年3月6日(火)に発表された。ブランドが向き合ったのは、相反する要素としての「男女」。ジェンダーを隔てるものとは何だろうか?make/female(男女)で共通しているのmaleを抜き取ったときに現れる「/fe」。交わらない二つのものを結ぶことができる対角線と、顕現する女性性。今シーズンのクリエーションでは、この「/fe」をテーマに男性性をフェミニンに表現する。マスキュリンな印象を持つ装いがバイアスカットを用いることによって女性的なラインを獲得する。フロックコート、テーラードジャケット、レザージャケットの直線は、裁断の遊びによってグラスのような柔らかなシルエットに代替された。服のパーツが装飾の一部として使われていたことにも注目。装飾として2重に重ねられたトレンチコートの襟や、大きく強調されたフードやカラー。肩の印象を強めることでウエストの細さを際立たせ、曲線的なシェープラインを表現することにも一役かっている。全体的にレングスは長め。大きな布を巻いて止めただけのように見えるボトムスや、深くスリットが入ったスカートも、インナーにロングレングスのものを取り入れることで露出が抑えられ、より上品な印象に仕上げられている。小物使いにも注目したい。三角形のころんとしたシェイプのバッグは、持ち手を長めにしたことで歩くたびに揺れ動き、ルック全体に動きを加えている。マフラーはコートやシャツの襟に巻き込ませることでまるで服の飾りの一部であるかのように演出されている。
2018年03月10日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで2018年3月4日(日)に発表された。今季追い求めたものは女性のロマンティシズム。可愛らしく同時に強いこの気持ちを驚くほど大きくそして随所に散りばめられた花々が詩的に表現する。アネモネ、ポピー、パンジー。数種類揃えられた花々は、ヴァレンティノの繊細なテクニックによって洋服の上で命を宿す。印象的に取り入れられた大きなフードのケープ。ストンと落ちるシルエットの上には、職人の手仕事を感じさせるインターシャによって、ベルベット、ウール、サテンなど異素材が共存し、生き生きとした花々の形が描かれている。イブニングとして提案されたロングドレスの上では、スパンコールなどを細かく配したエンブロイダリーによって花々が色付き、ドレスの裾や袖口などには花びら(ペダル)のような丸みのあるカーブディテールが取り入れられている。カラーパレットは、先に発表されたオートクチュールコレクションと連動し、ルネッサンス時代からインスピレーションを得たもの。弾けるような赤、トーン違いのグリーン、優しいピンクといった個性的な色彩が、ヴァレンティノが得意とするドレープをより華やかなものへと昇華させる。今季はファーコートは1点のみ。明るいカラーパレットの力もあるが、レースなどを用いたドレスが多く並び軽やかな印象が強い。ボトムスにロングパンツを合わせた着こなしも新鮮だ。なお、ショーミュージックにはビョーク(Björk)が採用されていた。このランウェイショーのために製作された明るい光の差し込む会場と、彼女のサウンドも心地よくマッチしていた。
2018年03月09日アニエスベー(agnès b.)の2018年秋冬コレクションが、フランス・パリにて2018年3月5日(月)に発表された。イメージしたのは、常にフレンチシックでありつつ、自分らしいスタイルを保つ術を知っている知的な女性。今季のアニエスベーは、ブランドのテイストを日々の様々な場面に合った形で発揮することに挑戦した。序盤はリラクシングなオフホワイトのルックから始まる。ゆるめのシルエットやフラットシューズによってくつろいだ印象を演出し、首元のスカーフなどの小物によってエレガンスが加えられている。ストリートライクなキャップやスウェット、オフィスにも向かえそうなテーラリング、旅スタイルに合わせたくなるスーツケースにウエストバック、エスニカルなターバン。中盤ではあらゆるオケージョンに合うルックをいかにフレンチシックに着こなすかが提案された。後半に集中して登場したのは、美しい風景が毎季取り入れられるプリントテキスタイル。今季は光の美しさを切り取ったような意匠が用いられた。水面に反射する陽光、南国で眺めるサンセット、夜の海に映る街のネオン。光の踊るようなイラストは見るものの気分まで高めてくれそうだ。ラストに向けてルックの華やかさが増していく。裾絞りのパンツでさえもサテンの輝きとはためく布の演出により優雅に仕上げられた。フィナーレを飾ったのは男女のペア。春の訪れを告げるようなペールピンクのドレスを纏った女性が、タキシードを着た男性と連れ立って歩いていく。ウェディングを見ているかのような絢爛なルックでショーは締めくくられた。
2018年03月09日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。今シーズンのテーマは「リラックスド・グラマー」。昨シーズンの「アンコンシャス・グラマー」の進化版として、アーティザナル2018年春夏コレクション同様のテーマで進行する。クリエーションの対象となったのは、メンズのワードローブだ。テーラードジャケットやトレンチコート、またスポーツアイテムも男性のユニフォームの代表としてピックアップされている。それらは「ドレッシング・イン・ヘイスト(Dressing in haste)=急いで服を着る」のジェスチャーがシルエットに落とし込まれ、上下逆さまに着る発想や、洋服の構造を露わにする「デコルティケ」の技法など、ブランドらしい発想を持って新しい形で解釈され、ユニークなスタイルで登場している。トレンチコートは、ライナーに光に反応して色が変化するリフレクション素材を採用した。カメラのフラッシュなどを浴びると、テキスタイルがじんわり色づく。テーラードジャケットやカウボーイジャケットは、オーバーサイズに。ウールジャケットには、3Dプリンターでアランニットのパターンを象ったディテールが施されている。さらに、スポーツウェアに代表されるナイロンパーカはバイアスカットのドレスへと昇華。カジュアルであるという概念を壊すように予想外のアプローチで取り入れられている。着こなしは、ウィンドブレーカーの上にランジェリーがのっていたり、ジャケットの上からニットを着ていたり…。本来インナーに着るはずの服がアウターとして現れ、ここにもまた「ドレッシング・イン・ヘイスト」のジェスチャーがユニークなレイヤースタイルで登場した。新アクセサリーは、レインコートのようにすっぽりバッグを包み込むクリアカラーのポーチ。ディテールにリフレクションをあしらったシューズやバッグもラインナップしている。
2018年03月09日ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)の2018年春夏コレクションが、全国取り扱い店舗にて順次発売。今季のビューティフルシューズは、エレガントに着こなしたい日、カジュアルに着こなしたい日……日常の中で感じる、“こんなシューズがあったらいいな”という願いを叶えてくれるアイテムが揃った。SINGLEMONKSHOES丸みをおびたトゥから柔らかな印象を受ける「SINGLEMONKSHOES」。フォルムにあわせて製作されたバックルは細めに設定され、ミニマルなデザインを控えめに飾る。少しマニッシュに着こなしたい、そんな日には最適の1足だ。素材は木目が細かくしなやかな北米産のキップレザーを採用。履けば履くほど足を包み込むような、柔らかな履き心地を叶えてくれる。MARYJANE1900年代初頭のラスト(木型)のフォルムを踏襲し、大人の女性に向けて制作した「MARYJANE」。その風貌はレトロで、エレガンスとかわいらしさの両方を持ち合わせている。アッパーに用いた革は、しっとりとした質感のベビーカーフ。コロンと丸みを帯びたフォルムとは好相性だ。また、ヌメ革から裁断し、ひとつひとつ木型になじませて作られる踵芯は、細部に配された布芯など、各パーツとも昔と変わらぬ手法を用い、ハンドメイドで製作している。BALLETSHOESバレエシューズをモチーフにした「BALLETSHOES」は、気軽なお出かけに。口周りにはゴムを配し、返りのいいレザーソールを採用した、まるでルームシューズのようなラフな履き心地が魅力だ。また、ライニングに用いられたのはシープレザー。優しく、そして柔らかく足を包み込む。MIDDLECUTSIDEGORE「MIDDLECUTSIDEGORE」は、その名の通りサイドゴアブーツをくるぶしの高さでカットし、すっきりとした印象に仕上げた1足。足首周りをすっきりと見せてくれるので、コーディネートの幅も広げてくれることだろう。また、底周りはグッドイヤーウェルト製法で製作しており、丈夫かつ安定感がある。そうでありながら、返りもよく、履くほどに足に馴染んでくれる。【問い合わせ先】GALLERY OF AUTHENTICTEL:03-5808-7515
2018年03月08日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。今季は、フラワーアーティストの東信とコラボレーション。ノワール ケイ ニノミヤの漆黒の世界に花々がヘッドピースとなって色彩の命を宿し、美への探求心をより感じさせられるシーズンである。クリエーションのキーワードは、様々な要素を融合させること。テキスタイルを縫うのではなく、パズルピースのようなバーツをハトメを使って留め合わせることで服を作るデザイナーの二宮啓。ブランドのカラーは黒と決まっていて、制約がたくさんある中で、素材、組み合わせ方などを変えて、一つひとつのピースから個性を引き出している。キーワードとなったのは通常だとミックスされることのない“レアなパートナー”と同居させること。例えば、秋冬シーズンに多く用いられる温かみのあるフェザーを、春夏っぽいオーガンザと組み合わせて一つにしたり。アコーディオンや扇子のようなジャンバラ型のシースル素材に毛足の長いファーを取り付けたり。洋服の原型となるパーツそのものを異素材で融合。作り上げたパーツをパズルのように組み合わせて出来たドレス、ジャケット、コートといった装いは、ふわふわ、ひらひらととにかく動きまわり躍動的。漆黒で染まっているのに軽さがありエレガントだ。ボリューミーで存在感抜群なピースが揃うなか。ボトムスも負けじと重量感のあるピースを組み合わせた。象徴的なのは、フェイクレザーのキルティングやオーガンザなどで仕上げたフレアなスカートの起用だ。
2018年03月08日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。キーワードは、ベーシックになっているものを新しく構築すること。新しい着眼点から洋服と向き合うことで洋服そのものにより豊かな表情をもたらしているように映る。テーラードジャケットやトレンチコート、MA-1、ダウンジャケット、スカジャンなど男性的な要素の強いピースが主役。かっちりとしていて知的、またはスポーティーでワイルド。そういったアイテムそのものの印象は壊れていないが、シルエットそのものは原型を維持することなくアレンジされる。アームはストンと落ちるストレートなラインは消え、テキスタイルをふんだんに使ったドレープ、フレアなシルエットといったフェミニンなスタイルで登場する。かと思えばボディよりずっと長くアームをとってシャープに決めたもの、斜めにカットアウトしてフレンチスリーブ風にしたものもある。ジャケットと相性のよい白シャツ。クラシックなピースは、昨シーズンもブランドが取り組んでいたプリーツ加工によってベーシックから距離をとる。アームラインとボディの一部分にランダムにプリーツを配して、アシンメトリーなフォルムとアンバランスなシルエットを構築させた。テーラードのピースが多い中、印象的に差し込まれたフラワーファブリック。どこか懐かしみを感じさせるレトロなフラワープリントは、ソフトな質感のワンピースに取り入れられた。やはりここでも定番を崩すことがキーワードに。本来は首下~胸元で止まっているはずの襟口がデコルテを強調するように、大きく開かれている。今季のニュースは2つのブランドとのコラボレーションシューズの登場だ。ドイツのバッファローとのコラボレーションでは厚底スニーカーを提案。リアルパイソンで仕上げたシューズはエッジの効いた仕上がりだ。またリーボック(Reebok)とは、スタッズ付きのハイカットスニーカーをデザインしている。
2018年03月08日バーバリー(BURBERRY)の2018 February コレクションが、イギリス・ロンドンで発表された。本コレクションは、2002年にクリエイティブ・ディレクターに就任後、長きに渡ってバーバリーのブランドイメージを刷新してきたクリストファー・ベイリーによる、最後のショーとなった。テーマは、過去を振り返り、現在に喜びを見出し、未来に向かうことを意味する「Time」。過去のアーカイブから取り出した要素を再解釈してデザインされたワードローブは、デザイナー自身が、これまでの誇らしい仕事を幸福な気持ちで見つめ直したであろうことを伝えてくる。クリストファー・ベイリーはバーバリーに就任後、ブランドの象徴であるバーバリーチェックをコレクションから一掃することで新たなブランドイメージを築き上げてきた。過去に目を向けたラストコレクションでは、バーバリーチェックの存在感が再び増し、テキスタイルの様々な箇所にまるでコラージュのように挟み込まれた。伝統的なチェック柄は、60年代ヒッピームーブメントで流行したダイダイ染めや、ストリートの壁にペンキで殴り描きしたようなカラフルな模様、そして、LGBTQ+コミュニティのシンボルとされるレインボー柄などと組み合わされた。若者の反抗的な文化や、多様性を讃える運動、そうしたカルチャーを背景に持つデザインを敢えて伝統的な柄と組み合わせることで、ポジティブで寛容な精神を伝えている。柄や模様だけではない。1990年代のアーカイブから復刻したクラシカルなカーコートは、ショートパンツとサンダルの組み合わせでスポーティに着こなされているし、バーバリーチェックを裏地に使用した伝統的なトレンチコートは、レインボーカラーに染まったアヴァンギャルドなロングファーコートに生まれ変わっている。過去の要素を再解釈して刷新させる彼の手腕は、最後まで光り輝いた。軽やかだった前シーズン2017年秋冬コレクションに登場したシースルーワンピースを彷彿させるようなピースも登場。重厚感のある全体のムードに、スマートなセクシーさを与えた。かと思えば、シースルーの布地を大量に用いたスカートで、下にいくほどボリューミーになるユニークなシルエットも創り出す。アイテム一つ一つのボリュームもさることながら、コートにコートを重ねたり、オーバーサイズのパーカーにムートンジャケットを重ねてはち切れそうなスタイリングをしたり、コーディネートも複雑で重量感たっぷり。クリストファー・ベイリーの有り余る創造力と、ブランドが積み重ねてきた膨大な歴史を改めて提示したようなコレクションだった。
2018年03月07日アンダーカバー(UNDERCOVER)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年3月2日(金)に発表された。コレクションピースの中で「TOTAL YOUTH」「GENELATION」といったワードが飛び交う今シーズンは、明るくフレッシュな仕上がり。ラインナップしたのは、スウェットパーカー、スタジャン、デニムパンツなどカジュアルなものが多く、それらを素材とデコレーションで遊びを加えてオリジナリティをもたらした。印象的に取り入れられていたのは、異なる要素のドッキング。共通項のないピースが身を寄せ合うように一緒になり一つの洋服となって登場している。前身頃はポロシャツであるが、後ろを振り返ると作業着のようなオールインワンになっていたり、ボアジャケットの外側からコルセットのディテールが浮き出ていたり、テーラードジャケットの襟元からフーディが顔を出していたりする。また、数種類の洋服を重ね着しているようにみえるトロンプルイユのピースも登場。ダウンの下のニット、Tシャツ、さらにスウェットスカートまで一色丹になったピースは、ユーモラスで個性的に映る。デイリーワードローブも個性的なファブリックを用いて、定番のカテゴリーから脱している。プリント付きのスウェットトップスは、くしゃくしゃとした紙のようなファブリックで立体的にフォルムで展開。ステンカラーコート、ミリタリージャケット、Uのロゴ入りコートも同様に、このくしゃっとした素材でアップデートされている。赤、緑、黄色…鮮やかなカラーがひしめき合っていたランウェイも、フィナーレに向けてモノトーンカラーで統一されて落ち着きのある雰囲気に。ドッキング、パッチワーク同じ手法で作られている洋服であるのに、色彩が違うと放つ印象も大きく変わる。
2018年03月07日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリにて2018年3月2日(金)に発表された。コレクションノートに記されたテーマは「サイレント エナジー」。厳しい冬に息を潜めていた命が再び芽吹いていくエネルギーを、螺旋を思わせる有機的なディテールのニット、徐々に力強さを増して行くカラーパレットにより表現した。一面の銀世界を想起させる、オールホワイトのルックからショーは始まる。柔らかなモヘアははらはらと舞い積もる繊細な新雪を思わせた。雪解けを示すかのように、重く重ねられていたレイヤードは徐々に薄くなって行き、ホワイトルックの終わりには大地の色であるオレンジかかった茶が現れた。雪解け水が大地を奔る。カラーパレットにはブラウンと深い青が足され、水の流れを感じさせる曲線が織りや縫製によって立体的にピースに落とし込まれた。多く登場したニッカポッカのように下部が膨らんだパンツは、テキスタイルの錯視効果により、ライン以上に大胆なシェイプに見える。ショーの終盤にはエナジェティックなネオンカラーが花のようにルックに綻んで行く。染め上げられた糸によるステッチは横のラインを強調し、相反するテキスタイルの縦の模様が見るものの目を惑わせる。混沌とした状態をあえて作ることで、自然の制御できない力強さを表現しているようにも感じられた。
2018年03月06日アンリアレイジ(ANREALAGE)が、2018年秋冬パリコレクションにて、アシックスが展開するブランド「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」とコラボレーションしたスニーカー「オニツカタイガー×アンリアレイジ タイガーエムエイチエスシーエル(Onitsuka Tiger×ANREALAGE TIGER MHS CL)」を発表。今季のアンリアレイジのコレクションのテーマは“PRISM”。オニツカタイガーのオリジナルモデル「TIGER MHS CL」をベースに、光を分けて虹色を生み出すプリズム現象を応用して、光源の位置と視る角度により、青〜緑〜黄〜赤と変化する特徴を持つプリズムテキスタイル(分光素材)を新開発。光を虹色に変えて、色が移ろうマルチカラーを発色し、歩いたり、走ったり、日常的な動作によってアッパーに施されたプリズムテキスタイルが変化して多様な表情を魅せるシューズは、今回のショーのために特別に製作された。コラボレーションモデルのデザインは、「MEXICO 66」のアイコンを取り入れながら現代的なデザインへとアレンジされたもの。オニツカタイガーストライプを使用しない代わりに、大胆なラインをデザインへ取り込み、クリーンなイメージに。また、レザーの質感やステッチ加工にこだわり、カジュアルとフォーマルをシームレスに対応できる現代人のためのスニーカーに仕上げている。クラシカルなシャークソールをアップデートして快適な履き心地を追求し、中敷にはオーソライトを採用し足入れ時のクッション性を高めている。
2018年03月05日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年3月1日(木)に発表された。昨シーズンより大きな方向転換を行ったように見えるオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー。スーツ、ドレス、スカートと幅広いピースを抱えて、「ラグジュアリーなストリートウェア」といったコンセプトを脱ぎ捨てるようにウィメンズウェアに一途に向き合っていた。今季もその姿勢を感じさせるが、さらにスタート当初のストリートウェアの要素も含ませてより幅広い選択肢を持たせたようにみえる。ドレッシーなテーラードジャケットやホワイトのシャツ、アンダーウェアのように短いパンツでオリジナリティを持たせたジャンプスーツ、フリルをあしらったシースルドレス、ロゴ入りブラトップ、フード付きポンチョ。オフ-ホワイトのピースを全て揃えれば、日常生活のあらゆるシーンをこなせてしまうほどバリエーション豊富なのが特徴だ。アイコニックに登場したのは2つのパターン。一つはファーストルックにも用いられた淡いブルーとホワイトの総柄だ。水辺を描いているのか穏やかな佇まいの模様は、ベアドレスや極短パンツなど、セクシーなピースに起用されている。そしてもう一つは、馬をモチーフにした柄。緑広がるのどかな地で馬を走らせる人々を描いたパターンである。また、ランダムに上に向けた矢印(↑)を並べたパッチを何かの印であるように添えている。ひざ下丈のタイトスカートやワンショルダードレスも、このパッチがあれば、上品さから脱皮しシティライクなピースへと表情を変える。フットウェアはスニーカーが気分のようだ。繰り返し展開されたナイキ(NIKE)のシューズには赤いタグが取り付けられている。
2018年03月05日マルベリー(MULBERRY)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。先日のロンドンコレクションで2018年春夏コレクションのショーを発表し、see now buy nowに取り組んだブランドが、パリに渡り新作を披露。テーマは「エキセントリックな感性」だ。ジョニー・コカの探求は、今季も引き続きマルベリーが生まれた英国に向けられ、さらに英国らしさを追求することとなる。イメージしたのは、貴族社会とそれと相反する反逆者。クラシックで保守的な側面と破天荒な側面を融合させ、遊び心あふれる英国女性の姿を完成させた。貴族社会からインスピレーションを得て生まれたのは、伝統的なスーツスタイル。王族が纏っていそうなフォーマルなスカートスーツには、サックスブルーや深みのあるチョコレートブラウンといったカラーがよく似合う。しかし、クラシックに着こなすのではなく、カラーフェザーを部分的にデコレーションしたり、ダンスシューズから着想したデコラティブなミュール・パンプスなどを組み合わせたりして、遊び心あふれるスタイルを構築する。イブニングとして提案されたのは、ベビードールをモチーフにしたドレス。ふわりと八の字に広がったシルエットの裾には、ふわふわのフェザーがのっている。並んで登場するのはパジャマからインスピレーションを得たシャツとパンツのセットアップスタイル。柔らかなシルク素材の上には、1950~70年代に見られたレトロな花模様を綴って、ヴィンテージ風の温かみのあるピースに仕上げた。新作バッグは、トップハンドルにスカーフを巻き付けた「ハーロウ」、そしてハート型のキルティングレザーを使った「ウィットニー」。パールでハート型を象った大振りピアスやカラフルビジューのリングなどとコーディネートすれば、プレイフルでキッチュな世界観が完成する。
2018年03月05日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年3月1日(木)に発表された。今シーズンは漆黒に染まったシーズン。間に差し込まれのはほんの少しの白だけで、あとはブラック一色。レザー、シフォン、ムートン、モヘア、スウェット、様々なファブリックを用いて1つの色彩から様々な表情を引き出す。今季のユニフォームのように登場したのは、膝上までのサイハイブーツと肘上までのびた長いグローブ。そして2重・3重に重ねたベルト、コルセットを用いたウエストマークもほぼ全てのルックで統一して取り入れられ、レギンスのようなタイトフィットパンツと組み合わされている。トップスは、テーラードジャケット、レザージャケット、ロングコートなどオーセンティックなピースにシルエットで遊びを持たせた。繰り返し登場するのはヘムラインをドレスのように広げたボリューミーなカットソー。へその辺りでカットアウトしたショート丈アウターのインナーとして差し込んで、楽し気なフォルムを完成させている。唯一差し込まれたホワイトはすべてトップスで統一されていて、シワ加工をしようなくしゃっとしたコットンやシフォンなどが使用されている。黒のピースに比べ柔らかな質感のホワイトのピースは、ドレープやギャザーなどが細かく施されていて、単体でみても豊かな表情を持っている。
2018年03月04日アシックスから、桜をイメージしたランニングシューズ「サクラコレクション(SAKURA collection)」が登場。2018年3月2日(金)から、アシックス直営店各店、公式オンラインストアで順次販売される。桜をイメージした3モデル発売されるモデルは、メンズ・ウィメンズの各3タイプ。いずれのスニーカーもアッパーやソールに、桜をイメージした淡いピンクカラーやデザインを採用している。ランニングシューズとしての機能性も重視している。シンプルなデザインに高いテクノロジーが融合した「ロードホーク FF SP」は、メッシュのアッパーにクッション性の高い中敷きを合わせることで、足を包み込むような履き心地を実現。ミッドソールには、軽くクッション性に優れた独自のスポンジ素材"フライトフォーム"を採用した。ランニング初心者から長距離ランナーまで、幅広くおすすめなのが「ゲルニンバス 20 SP」だ。ミッドソールは、"フライトフォーム"に反発性とクッション性を兼ね備える素材"スピーバ"を重ねた2層構造。ラテン語で雲を意味する"NIMBUS"が名前に入っている通り、まるで雲の上で走っているかのように軽やかな履き心地を体感することができる。「ゲルケンウン SP」は毎日のスタイリングに気軽に取り入れ、シティユースしたい1足。もちろんランニングやジムでの運動にも最適だ。アッパーの縫い目を無くすことでフィット感を高め、かかとの周りに大型の衝撃緩衝材"ゲル"を配した。【詳細】アシックス「サクラコレクション」発売日:2018年3月2日(金)取扱店舗:アシックス直営店各店、公式オンラインストアアイテム:・ロードホーク FF SP 12,000円+税・ゲルニンバス 20 SP 16,500円+税・ゲルケンウン SP 15,500円+税【問い合わせ先】アシックスジャパン お客様相談室TEL:0120-068-806
2018年03月04日アディダス オリジナルス by アレキサンダー ワン(Adidas Originals by Alexander Wang)の限定カプセルコレクションが、2018年3月10日(土)よりアディダス オリジナルスとアレキサンダー ワンのフラグシップショップなどで発売。今回のコレクションは、アレキサンダー ワンの2018年春夏のランウェイでも発表されていた、6ピースからなる特別なもの。クラシックなアディダスのトラックスーツに、アレキサンダー ワンが得意とする斬新なシェイプと大胆なボリュームを取り入れたアイテムを揃えた。トラックジャケットやテニスショーツは、ウエスト部分に服を縛って巻いているように見えるスリーブの要素をプラスした。また、トラックパンツ解体と再構築によってフルレングスのスカートへと姿を変え、バイカーパンツはランニング用レギンスとドッキングされることで新たなパンツへと導かれている。これらを構成するカラーはブラックとホワイト。よりモード感を強めるカラーリングだ。【詳細】アディダス オリジナルス by アレキサンダー ワン 限定カプセルコレクション発売日:2018年3月10日(土)取り扱い:アディダス オリジナルスとアレキサンダー ワンのフラグシップショップ、アディダス オンラインショップ※アイテム詳細は追って公開される。【問い合わせ先】アディダスお客様窓口TEL:0570-033-033
2018年03月04日ジバンシィ(Givenchy)は、2018-19年秋冬コレクションを、日本時間の2018年3月4日(日)18:00にパリで発表する。ファッションプレスではその模様をライブ配信。前シーズンは、元クロエ(Chloé)のクレア・ワイト・ケラーを新アーティスティック・ディレクターに迎えた初のコレクション。メンズ・ウィメンズを同時に披露した。メンズとウィメンズが呼応するように寄り添う形で作られたウェアが目を惹く。ウィメンズはショルダーラインを大きく広げると、メンズは反対にストレートなラインを描き、結果的には双方ともシャープなスタイルに。トレンチコートなどの英国文化の要素や、伝統的な「4G ロゴ」の復活など、ジバンシィの新たな幕開けを印象付けるコレクションが展開された。最新コレクションも、メンズ、ウィメンズ合同ショーで発表される。どのようなスタイルがランウェイを飾るのか、期待が高まる。【詳細】ジバンシィ(Givenchy) 2018-19年秋冬コレクション開催日時:日本時間 2018年3月4日(日)18:00現地時間 2018年3月4日(日)10:00
2018年03月04日ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)の2018年秋冬コレクションがフランス・パリにて2018年2月28日(水)に発表された。ブランド25周年を迎えるツモリチサト。今季のインスピレーションは中米・グアテマラから。咲き誇る花々の鮮烈な赤、かつて栄えたマヤ文明に馳せる思い、暑さの中で自然とともに生きる人々。デザイナーの津森千里が出会った全てのものがプレイフルなコレクションを形作る。ショーはジャングルを模した小島にモデルが順に立ち止まり動いていくという、特徴的な形式で行われた。荘厳な宮殿から雑然とした市場、神秘的な岩肌の山々にまで背景が変化していくプロジェクションマッピングによる演出も魅力的だ。古代から残る石像やピラミッドは抽象化され、円や三角の集合パターンがプリントされたテキスタイルに姿を変えた。鮮やかな色彩は生命力溢れる草花やアティトラン湖に反射する光の変化が齎したものだ。体を締め付けず、涼やかで機能的な民族衣裳に影響を受けつつも、シルエットはモダンな女性らしさを保っている。
2018年03月04日『Shinzone(シンゾーン)』といえば、リアルクローズでありながら、上品なアイテムをミックスした華のあるスタイルが人気のブランド。 そんな『Shinzone』の今シーズンのテーマは、前シーズンに引き続き「ELEMENTS OF JEANS」。『Shinzone』のデニムスタイルに欠かせないELEMENTSを丁寧につくりあげたコレクション。着ることで感じられる細部のこだわりと、着こなしで醸しだされる上品さで、大人の女性ならではのスタイリングを提案する。 そんな『Shinzone』2018 SS collectionより、気になるアイテムをピックアップしてご紹介! COLLARLESS JACKET ¥48,000+taxE.L.M.T T-SHIRT ¥9,800+taxGENERAL JEANS ¥19,000+tax 今年らしさたっぷりの、チェック柄ジャケットを主役に。衿がついているジャケットをカットしたようなフォルムが魅力のカラーレスジャケットはオリジナルのチェック生地を使用。Tシャツ+デニムの上にさっと軽く羽織れば、上品な雰囲気は残しつつもこなれた印象に。 NO SLEEVE KNIT ¥15,800+taxSHIRT SKIRT ¥26,800+taxLAVER CHAIN BRACELET ¥58,000+tax 思わず目を惹くあざやかなカラーリングのチェック柄スカートは、デニムのアイテムと相性抜群。インナーにネイビーを挟むことで、上品さをプラス。パンチのあるチェーンブレスレットで全体をピリッと引き締めて。 NO COLLAR CARDIGAN ¥26,800+taxGENERAL JEANS ¥19,000+taxLAVER CHAIN BRACELET ¥58,000+tax 赤×デニムの組み合わせは永遠の定番。サングラスとレザーバッグをプラスして、映画のワンシーンのようなスタイルに。カーディガンの並んだ金ボタンが、ヴィンテージライクなムードを加速させる。 NO SLEEVE FRILL CUT ¥12,800+taxHOP SACK PANTS ¥16,800+taxLAVER CHAIN BRACELET ¥58,000+tax フリル×リボンをあしらったブラウスは、アースカラーで甘さを抑えて。リネンのような素材感が上品な印象のパンツは、空気をはらんだような通気性の良さと快適な着心地が特徴。春夏の定番パンツとしておすすめしたい一着だ。 COLLARLESS JACKET ¥48,000+taxONE SHOULDER TANK ¥8,400+taxTHE DRESS PANTS ¥32,000+taxLAVER CHAIN BRACELET ¥58,000+tax セットアップのインナーには、トレンドのワンショルダーのタンクトップをチョイスすればぐっと今っぽい表情に。 スラブ糸を用いた薄手のワッフル生地で、表面に凹凸があるので独特の表情があり、 カジュアルになりすぎない印象。 シンプルに一枚でデニムに合わせても。 COTTONLACE DRESS ¥26,000+taxEMT CAP ¥9,800+taxSHOES ¥21,000+taxPEARL NECKLACE ¥23,000+taxLAVER CHAIN BRACELET ¥58,000+tax 特殊な機械で編み立てた立体的なレースと、長めの着丈と袖口に向かって広がるベルスリーブがポイントのドレス。ドレッシーになり過ぎないようコットン素材を採用しているので、デイリーシーンでも楽しめる。キャップと合わせて新鮮な雰囲気に。 RIB TEE ¥9,800+taxMONKEY PANTS ¥17,000+tax シンプルなリブTは今季もマストハブ。こちらは糸にシルケットをかけているため、洗いにかけても生地本来の風合いを損なうことなく長く着用することができる、贅沢な素材を使用。 細すぎず程よいゆとりがあり綺麗なシルエットがポイントだ。 着丈も十分にあり、パンツにインしても着やすいため、ハイウエストのパンツとの合わせがおすすめ。 IRREGULAR HEM FLOWER OP ¥34,000+tax ヴィンテージライクなフラワープリントは裾のイレギュラーヘムがポイント。スニーカーやウエストポーチ等、スポーティー小物とのミックススタイルを楽しんで。 2018 SS collectionのテーマの背景となる「This season’s story」も合わせて読みたい。 <This season’s story – 2018 HOLIDAY – > 2018 SS collection一覧はこちらから。
2018年03月03日プーマ(PUMA)とザ・ウィークエンド(The Weekend)のコラボレーションライン「PUMA x XO」から、2018年春夏コレクションが登場する。今回の「PUMA x XO」は、ブーツタイプのシューズ「PUMA XO Tactical」と2回に分けて発表されるアパレルで構成。第一弾は、2018年3月8日(木)からプーマストア、プーマ取扱いの限定店舗、プーマオンラインストアにて発売される。ザ・ウィークエンド自身の世界各地の旅からインスピレーションを得た今回のコレクションのテーマは「東洋と西洋文化の融合」。モダンな雰囲気を纏ったストリートウェアには、豊かな色彩や、ハンドメイドの素材を取り入れた。第一弾のアパレルのデザインコンセプトとなったのは、チベットの民族衣装。チベットらしい刺繍やブラックジャカードのテーピングなどのパターンが巧く落とし込まれたアイテムたちは、東洋文化のエッセンスを含みながらも、あくまで現代的なストリートウェア。都会的な装いに絶妙にマッチする。2017年秋冬シーズンに発売された「PUMA XO Parallel」の新作として登場する「PUMA XO Tactical」は、アッパーをソフトスウェードとスムースレザーの2層構造にすることで耐久性を向上。ブラックのハイカットデザインのアッパーには、相性の良い分厚いガムソールが採用された。【詳細】PUMA x XO 2018年春夏コレクション 第一弾発売日:2018年3月8日(木)アイテム価格例:PUMA XO Tactical 23,000円+税販売店舗:プーマストア、プーマ取扱いの限定店舗、プーマオンラインストア
2018年03月02日ラコステ(LACOSTE)は、2018年秋冬コレクションをパリにて日本時間2018年2月28日(水)18:00より発表する。ファッションプレスでは、その模様をライブ配信。前回の2018年春夏コレクションは、85周年を機に再びパリへ帰還してショーを開催。創業より大切にしてきた"タイムレスでヘリテージ"をキーワードに、スポーツをインスピレーションの源としつつもストリートを意識した現代化を図り、新たなラコステワールドを築き上げていた。前シーズンから引き続き、パリで発表される最新コレクション。ラコステがどんな新しい世界を魅せてくれるのか、注目したい。【詳細】ラコステ 2018年秋冬コレクション開催日時:日本時間 2018年2月28日(水)18:00現地時間 2018年2月28日(水)10:00
2018年03月02日トッズ(TOD’S)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。テーマは「イタリアン アティテュード」。レザーから多彩な表情を引き出し、日常の中にあるエレガンスを追い求めている今季のトッズ。今シーズンは、ワックス加工を施したスプリットグレインレザーと、ニスのような光沢感を持つポリッシュ加工のバーニッシュレザーを加え、レザーから艶っぽい雰囲気を引き出している。さらにはニットの上にレザーをのせてプレスし、リブのような細かな立体模様を配したクラフツマンシップが光るものも。トッズの秋冬の定番といえばバイカージャケット。その男性的なムードを受け継ぐ、ムートン仕上げのライダースやフード付きのロングコートなどがアウター群にラインナップ。また、革と布帛の組み合わせを楽しむトレンチコート、アウター代わりになりそうなほど重量感のあるバルキーニットなども、トッズの秋冬を彩るピースとして登場している。カラーはブラック、ホワイトとモノトーンカラーの中に、トーンの異なるイエローやブラウンなどのオータムカラーをなじませ、色遊びを楽しんだ。注目のレザーグッズは、アレンジ次第で様々なコーディネートが楽しめるウエストバッグ「カプセル ベルト」。ベルトと数種類のポーチが用意され、組み合わせ次第で自分好みのスタイルにチェンジが可能だ。アイコンシューズ「ゴンミーニ」は、かかとまでラバーぺブルを配した冬仕様「ウィンター ゴンミーニ」へとアップデートされ、ルーズソックスのように量感を楽しむロングブーツも揃っている。
2018年03月02日サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)がメンズ・ウィメンズの合同ショーを開催。2018年2月24日(土)、メンズ・ウィメンズ共に2018-19年秋冬コレクションがイタリア・ミラノで発表された。ウィメンズは、これまでシューズに携わっていたポール・アンドリューをクリエイティブ・ディレクターに迎えたファーストシーズン。自身でもシューズブランドを手掛けているほど靴に熱心なポールはシューズとの相性を考えクラシックなピースを製作。基軸となるのは、見慣れたフォルムをアップデートすること。イタリアンウールやカシミヤのニット、ソフトコットンなど上質なファブリックで仕上げた、コードやドレス。中にはアーカイブのスカーフから着想したシルクドレスもある。共通するのはどれも丈が長くあえてルーズにみせていることだ。襟付きのロングドレスは生地を贅沢に使い、丈とともに量感もとり、優雅なドレープを描くように設計した。また、差し込まれたフード付きのケープコートは、驚くほど薄いレザーでロング丈を作り、歩みに合わせてふわりと広がる優美な姿を演出した。また、メンズと合同で新作を披露することで、男性服に見られる要素をウィメンズに落とし込む方法がとられている。象徴的なのは、カフスやピンなど紳士のアクセサリーを、襟や袖口に配していること。またスーツ生地で作られたピースもある。新シューズは、ブロックヒールシューズ。艶っぽく輝くメッキ部分は車の工場で仕上げられているという。ヒールの高さは全3パターン。度々登場したクロップド丈のパンツからは新シューズがよく見える。
2018年03月02日アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月26日(月)に発表された。ネオクラシックーブランド誕生以来追い求めてきた一つのテーマであるが、今季はよりクラシックの部分にフィーチャーしてクリエーションを進めたと、デザイナーの中島篤は話す。中島が考えるクラシックのイメージ、それは過去に生まれ、人々の生活スタイルの変容に合わせて変化しながら現代に残る本当にいいもの。軍服として生まれ現代はファッションとして愛されるミリタリージャケットやモッズコートといったピースを、日本人ならではの“より良い状態にしよう”という発想のもと調理を加えてモダンなデザインに生き返らせた。ショーに登場したモッズコードは、ポストカードがボディ、アームなどあらゆるところに散りばめられたようなデザイン。一見ワッペンなどを張り付けているように見えるが、実は一枚織りのジャカード地で、カッティングを加えることで上から張り付けているような立体感を生み出したという。また、クラシックのイメージからスーツも提案。museとのコラボレーションによるセットアップスタイルは細身でシャープな印象だが、鮮やかなイエローを取り入れたりフラップポケットを大きく配置するなどして、遊び心を加えている。ミラノデビューより音楽を担当している堂本剛。今季はサウンドだけでなく、コレクションピースでもコラボレーションした。堂本剛が音楽活動をする「ENDRECHERI」のロゴがサスペンダーやプリントTシャツに配されている。この「ENDRECHERI」は古代魚を意味することから、魚をモチーフにしたトップスも登場させた。なお、今回アツシ ナカシマは、ショー終了後1時間後から最新コレクションを公式オンラインショップにて販売をスタート。クリエーションのみならず、洋服の届け方にも変化をもたらし、新たなチャレンジを進めている。
2018年03月02日ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2018-19年秋冬コレクションが、2018年2月25日(日)にイタリア・ミラノで発表された。今シーズンは、モデルではなくバッグが宙を舞ってランウェイに登場する新感覚の演出から幕明け。ライゾマティクスとのコラボレーションにより、赤、黒、白3色のバッグがドローンにつるされキャットウォーク。ターンをしたり上下に動いたり。その姿はモデルがポージングしているようにチャーミングで、近未来のファッションショーを見ているようだった。モデルたちによるランウェイショーもまた、パワフルなピースが揃い明るい未来を感じさせる。特に、10代など若い世代がデイリーワードローブとしているデニムジャケットやTシャツといったピース、またヒップホップやスポーツスタイルといった要素を感じさせるカジュアルウェアが、ドルチェ&ガッバーナらしい煌びやかな装いに姿を変えているのが印象的である。デニムジャケット、モッズコート、スカジャンは、ビジューやファー、刺繍をたっぷりとあしらってデコラティブなアウターにチェンジ。フーディはシースルー素材を、サイドラインパンツはベルベット地を用いることでラグジュアリーな表情に変化させた。様々なパターンを詰め込んだスウェットトップスには“AMORE"というメッセージ忍ばせて、愛に溢れたドルチェ&ガッバーナらしいスタイルに。また、ブラックのレースドレスやシフォンワンピース、イタリアのモチーフを乗せたプリントドレスなど得意とするドレスルックも、コーディネートを変えてモダンにアップデート。カラータイツを合わせたり、ネオンカラーのパンプスを合わせたり…と、ポイントカラーを足元に添えパンチの効いた着こなしを提案している。
2018年03月01日ミッソーニ(Missoni)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月24日(土)に発表された。たくさんの色柄が溢れたガーメンツ。ボーダー模様、チェック柄、ジグザグラインなどあらゆるパターンがパッチワークされるように掛け合わされている。柄と柄がひしめき合うように組み合わされたニット地は、ボディラインを露わにするロングドレスや、リラクシングなガウン、肉厚なカウチンニットなどに姿を変える。ミックス柄ニットの世界にアクセントとして取り入れられたのは、ラメを混ぜ込んだ煌めきのあるニット地と肌を透かしてみせるほど薄手のニット。網目の荒いクルーネックトップスやワイドパンツ、ロングドレスなどになって登場し、コレクション全体にリズムをもたらしている。また、ソフトなニット地の上にのった細かなディテールも特徴的だ。トグルまた石のようなボタンがアウターを飾り、またパンツのサイドには、レッド、イエロー、ブラックのマルチカラーのボーダーテープが配された。メンズはニットにスムースレザーやスエードのピースを混ぜ込む。革パンツはタフなスパイスとなり、パッチのついたスエードジャケットは暖かみをもたらす存在に。ウィメンズはシアリングのボリュームコートを足している。
2018年02月28日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月24日(土)に発表された。ルーシー&ルーク・メイヤーの2度目となるランウェイショーは、人類の未来を示す「ヒューマン ヒューチャー」がテーマだ。彼らが示す未来は、ほっこりと安心感に溢れている世界のようだ。ルレックスのニットオールインワンや、アームカバーのついたジャケットなど神秘性をははらんだウェアを揃えフューチャリスティックな部分を魅せつつも、身体を保護してくれる暖かみをもたらすアクセサリーたちが主役となっている。ロングな丈感がポイントのコートやジャケット。その小脇には、ふわふわとソフトな質感の中綿入り枕風のアクセサリーを抱えている。また、クロスボディバッグのように取り付けられた幅広のアクセサリーは、ブランケットのようにボディを包み込んでいる。ファブリックは、コレクション発表に向け約200通り試した中からこだわりのものを厳選。長いものをコンパクトに凝縮する、この作業がルーシー&ルークの心を掴んだようで、たっぷりと取った生地をぐっと圧縮させたニット地をワンピースなどに変換させ、ストレッチ性の高いドレスを提案している。また、シルクを編みこんで麻のような質感に仕上げたストライプ模様のファブリック。さらに糸を色付けしてチェック模様を作り、さらにその上からプリントを施して和風の格子柄をあしらったテキスタイル、アーカイブのキャンペーンビジュアルから着想したジャカードなど、こだわりの素材が縦長なフォルムの中に落とし込まれている。
2018年02月28日ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI beauty)から、2018年春夏メイクアップコレクション「TOKYO GARDENS」が3月7日に発売される。同コレクションは、ジョルジオ・アルマーニが愛してやまない日本へのトリビュート。日本の春の繊細な美しさからインスパイアされ、春のフレッシュな歓喜と日本の美しさ・エレガンスを融合させて誕生したメイクアップコレクション。「アイ ティント アクア」#33 Rose Reflection(4,700円)ホログラフィックな煌めきを宿す繊細なパステルトーンのアイシャドウ「アイ ティント アクア」(4,700円)は、ウルトラシアーでみずみずしく濡れたようなアクアティックな仕上がりを叶える。新色の「#32 Blue Reflection」、「#33 Rose Reflection」に、限定色の「#34 Copper Reflection」、「#35 Jade Reflection」を含むパステルトーン全4色と、ブーストカラーとしても使える「#30 Night」、「#31 Day」の2色がラインアップ。「エクスタシー シャイン」#302 Camelia(4,400円)リップスティック「エクスタシー シャイン」(4,400円)は、満開の花のように弾けるポップなカラー3色が新登場。バームのような潤い、グロスのような極上の輝き、鮮やかな発色を誇り、リキッドピグメントとエモリエントオイルが柔らかく唇の上でとろけ、心地よい潤いが長時間持続する。繊細な印象から、重ねづけすることでよりドラマティックな仕上がりに。幅広い演出を楽しめる。「エクスタシー ラッカー」#100 Acqua(4,500円)鮮やかな花々のカラーや光を受けて輝くシャイニーなヌードカラーリップ「エクスタシーラッカー」(4,500円)には、光と煌めきのニュアンスを与える新色2色を追加。マザーオブパールを配合しながらも、同製品の特徴的なカバレッジとテクスチャーを残すためにピグメントの含有レベルを下げている。美しさを引き立たせるだけでなく、プレイフルで印象的なルックも自由自在に表現できるようデザインされている新コレクション。ロマンティックなパステルカラーの新しい使い方を体感してみて。
2018年02月28日