ニコラス・ケイジ主演の最新作『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』の公開を記念して、同じSpectreVision製作による『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』をシネマート新宿にて一夜限り再上映することが決定した。日本では2018年11月に公開されたパノス・コスマトス監督『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』。イライジャ・ウッドらによる製作プロダクションSpectreVisionが主演にニコラスを迎えて作られた本作は、米有名レビューサイト「ロッテン・トマト」では最高値98%フレッシュをマーク。サンダンス映画祭、カンヌ国際映画祭への出品や第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭での監督賞(パノス・コスマトス)、名誉賞(ニコラス・ケイジ)をW受賞、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロらが2018年のベスト10ムービーに選出するなど、ジャンルムービー界を大いに沸かせたカルト的名作。上映時間等は決定次第、シネマート新宿ホームページほか、『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』公式Twitterにてアナウンスされる。また、『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』オフィシャルグッズとして公開時に販売した、劇中でニコラス着用の「お気に入りTシャツ」着用者への割引や座席の抽選で非売品ピンズが当たるプレゼントも実施される。『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』は7月31日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開。『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』は7月30日(木)シネマート新宿にて一夜限り再上映。(text:cinemacafe.net)
2020年07月20日先週金曜日(現地時間)、『ロード・オブ・ザ・リング』&『ホビット』シリーズでビルボ・バギンズ役を演じたイアン・ホルムが亡くなったことが発表された。同シリーズで監督を務めたピーター・ジャクソンは、Facebookにイアンに宛てた長文メッセージを投稿。イアンとの『ホビット』の撮影秘話を明かした。『ロード・オブ・ザ・リング』に引き続き、ビルボ役としてイアンに出演を依頼するため、監督はイアン夫妻をディナーに招いた。イアンは思いがけず「本当に申し訳ないけど、受けることはできない」と出演オファーを断ったという。驚いた監督が理由を尋ねると、パーキンソン病を患い、セリフを記憶することもできない。歩くことも難しく、撮影地のニュージーランドに行くことも困難で、「引退しているようなものだ」と言われたという。監督の母親とおじもパーキンソン病で何年も闘病していたため、この病気に理解のあった監督は、イアンの自宅近くで身体に負担がかからない撮影を提案。監督は「それなら、できそうだ」と承諾してくれたイアンの手を握り、涙ながらに感謝を述べたとのこと。「彼からは本当にたくさんのことを学んだ」と綴っている。同シリーズでレゴラスを演じたオーランド・ブルームは、インスタグラムのストーリーズで「伝説の人を失った。彼は『ロード・オブ・ザ・リング』のキャラクターの中では最も小さな(身体の)役の1人を演じたけれど、ぼくにとってはとても大きな存在だった」と追悼。イアン演じるビルボの甥で主役のフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドは、ツイッターで「非凡で才能豊かで活気に満ちていたサー・イアン・ホルムが亡くなった。さよなら、おじさん」と別れのメッセージを送った。(Hiromi Kaku)
2020年06月22日プレミアムランニングシューズブランドHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)では、スムースな走り心地の革新的なロードランニングシューズ「CLIFTON EDGE(クリフトン エッジ)」を6月15日よりホカ オネオネ公式サイトにて先行予約販売受付、7月1日より新発売します。独自のテクノロジーによって極上の履き心地を実現する HOKA ONE ONE(R) ホカ オネオネ(TM)(a division of Deckers Brands/NYSE:DECK)は、革新的なプレミアムランニングシューズブランドです。このたび、ホカ オネオネは、これまでに培ったフットウエアイノベーションの集大成として、あらゆるレベルのランナーの可能性を限界まで引き出せるよう設計された革新的で全く新しいロードランニングシューズ、「CLIFTON EDGE」を新発売します。6月15日よりホカ オネオネ公式サイトにて先行予約販売受付、7月1日より公式サイトおよび全国の取扱店舗にて順次販売開始予定です。「CLIFTON EDGE」は、後ろへ伸びたかかとの形状により、アウトソールの接地面を広げることで着地の衝撃を和らげて、かかとからつま先へスムースな体重移行を可能にし、楽でスムースな走り心地を実現しました。ソールにはホカ オネオネで最も柔らかく軽い最新のフォームと立体構造を採用し、クッション性と反発力を両立。これまでになかった最高にスムースな走り心地を実現し、さらに楽に長く走ることができるように設計されています。まさにホカ オネオネのイノベーションの頂点といえるシューズです。この「CLIFTON EDGE」の発売を記念し、ソーシャルディスタンスを保ちながら参加できるバーチャルイベント「HOKA Ekiden Strava チャレンジ」を、6月29日~7月26日の期間で開催します。日本発のリレー式ランニングレース「駅伝」にちなんで名付けられた「HOKA Ekiden Strava チャレンジ」は、人との距離を保つことが重要な今だからこそ、チャレンジを通じて人とのつながりを実感しながら、安全に楽しんでいただけるバーチャルイベントです。さらに、7月にはホカ オネオネのSNS公式インスタグラムアカウント(@hokaoneone_jp)では、「CLIFTON EDGE」が当たる懸賞キャンペーンを行います。いずれも詳細は近日中に改めてご案内させていただきます。商品の詳細は以下の通りです。CLIFTON EDGE(クリフトン エッジ)ホカ オネオネの代表シリーズに軽さと反発性をプラスした革新的な新モデルが登場数々の業界賞を受賞し、軽さと極上のクッション性を兼ね備えたホカ オネオネのベストセラーモデル「CLIFTON(クリフトン)」シリーズを進化させた、これまでにない最高にスムースな走り心地と軽さを兼ね備えたロードランニングシューズの新モデル「CLIFTON EDGE」 が登場。クリフトンシリーズの性能を限界まで押し広げ、最新のフォームと立体構造を取り入れることでイノベーションをさらに進化させました。超軽量で復元力の高い新しいフォームを採用したソールが、ホカ オネオネならではのクッション性と走り心地に軽さと反発性を両立させました。サポート力のある独特のフレア(裾広がりの)アウトソールを搭載し、かかと部分のソール面積を広げることで、着地の衝撃を和らげ、かかとからつま先へスムースな体重移行を可能にし、楽でスムースな走り心地を実現しました。価 格:2万円+税(税込 2万2,000円)発売日:2020年7月1日(先行予約受付:2020年6月15日より開始)・ スポーツ・アウトドア専門店 [取り扱い店舗一覧]・ ホカ オネオネ公式サイト [Men’s]サイズ:25.0cm – 30.0cm ・ 2色 ・ 252g/27cmソールスペック:オフセット5mm/ヒール29mm/フォアフット24mmCol:Nimbus Cloud/Lunar Rock, Moonlit Ocean/Evening PrimroseNimbus Cloud, Lunar RockMoonlit Ocean, Evening Primrose[Women’s]サイズ:22.0cm – 25.0cm ・ 2色 ・ 204g/24cm)ソールスペック:オフセット5mm/ヒール26mm/フォアフット21mmCol:Nimbus Cloud/Lunar Rock, Anthracite/Evening PrimroseNimbus Cloud, Lunar RockAnthracite, Evening Primrose【TECHNOLOGY】[テクノロジー] Midsole Volume / Meta Rocker Geometry / Active Footframe[素材]アッパー:テキスタイル ソール:ラバーEVA・TPU糸を高級感のあるデポス形状に配し、前足部とハトメの周囲を補強・履き口に優しく足首を包む形状記フォームのアンクルパットを搭載し足首を快適に固定・新しい垂直な履き口一体型プルタブで着脱が簡単・かかと付近から始まるメタロッカーで弾むような走り心地・復元力の高い新しいフォームが、ホカ オネオネならではのクッション性と走り心地に軽さと反発性を付加しました・新しい形状のヒールが着地の衝撃を和らげ、かかとからつま先へスムーズな体重移動を実現・ラバーEVAブレンドのアウトソールが中速部を包むようにサポートし、快活な感覚を提供【About HOKA ONE ONE】HOKA ONE ONE(R)(ホカ オネオネ(TM))は、スポーツを楽しむすべての人に向けた上質なパフォーマンスフットウエア製品を手掛けています。 アウトドアフィールドで生まれたホカ オネオネ(TM)のシューズは誕生当初、特徴的な分厚いミッドソールでその名が知られました。現在は、ランニングを主としてウォーキング、フィットネス、アウトドアにおける様々なユーザーの問題を解決するという発想のもと、独自の機能性とデザインを融合したシューズを開発しています。ホカ オネオネは、大胆で、時には想像を超えるような手段で、本格的なランナーからフィットネス愛好家まで、スポーツを楽しむ様々な人々に地球を駆け巡る喜びを伝えていきます。詳しくは 、もしくは @hokaoneone #timetoflyをご覧ください。【About Deckers Brands】Deckers Brandsは、イノベイティブなフットウエア、アパレル、ファッション小物のデザイン、販売、卸売を行うグローバルリーダーとして、カジュアルなライフスタイルで日常的に使うアイテムと、ハイパフォーマンスな活動にふさわしい製品の両方を手掛けています。ブランドポートフォリオには、UGG(R)、Koolaburra(R)、HOKA ONE ONE(R)、Teva(R)、Sanuk(R) があります。Deckers Brandsの製品は、50を超える国と地域において、特定のデパートおよび専門店、当社が所有・運営する小売店、当社所有のウェブサイトを含む特定のオンラインストアで販売されています。Deckers Brandsは、フットウエアのニッチブランドを世界中から何百万人もの愛用者を引きつける市場屈指のライフスタイルへと成長させる、40年にわたる実績を持っています。詳しくは をご覧ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月16日ライアン・ゴズリングが、フィル・ロード&クリス・ミラーの監督コンビと組むことになった。タイトルは『Project Hail Mary』。原作は『火星の人』(『オデッセイ』の原作)を書いたアンディ・ウィアーが来年出版する、宇宙を舞台にしたスリラーだ。ゴズリングが演じる主人公は宇宙飛行士。MGMが製作する。ロード&ミラーは、『レゴ(R)ムービー』などで知られる。アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は、オスカーを受賞した。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督にも抜擢されたが、撮影途中にして降板させられ、ロン・ハワードが引き継いでいる。ゴズリングは、『ハーフネルソン』と『ラ・ラ・ランド』でオスカーに候補入りした。最近作はニール・アームストロングの伝記映画『ファースト・マン』。文=猿渡由紀
2020年05月18日《人気のツーブロック》大人の刈り上げ爽やかメンズショートふくらみがちなハチまわりをサイドのソフトな刈り上げでカバーしています。前髪とトップは長さを残し、立ち上げたり後ろに流したときにきれいなシルエットをつくりやすくしています。刈り上げで耳まわりをすっきり見せているのもポイントです。大人の刈り上げ爽やかメンズショートを見るアダルトアップバングショートメンズの大人アップバングショートスタイルです!カジュアルでもビジネスにも、どちらにも対応できる万能なショートスタイルです。サイドと襟足は刈り上げて、ツーブロックになるように少し被さる長さを残してあります。耳周りをスッキリさせ、前髪を立ち上げることにより爽やかな雰囲気を作り出しています!アダルトアップバングショートを見る《ツーブロックにパーマをプラス》ツーブロックウェーブショートサイドからネープにかけて刈り上げをし、トップはその刈り上げ部分に少しかぶるくらいの長さを残したツーブロックショートです。パーマはトップは立ち上がるように根元からしっかりかけて、サイドや後ろのつながりは毛先にニュアンス程度の動きが出るようにかけています!ツーブロックウェーブショートを見る大人かきあげパーマ【ビジネスショート】根元からゆるめにランダムで巻いた無造作パーマで、スタイリングが簡単です。前髪をかきあげる事で顔立ちをすっきりと爽やかに見せます!ツヤ感と色気を兼ね備えたヘアスタイルです!大人かきあげパーマ【ビジネスショート】を見る《おでこを出した大胆なスタイル》ワイルドアップバングショートサイドの内側を刈り上げて膨らみがちなハチまわりをカバーさせて、後ろの刈り上げには自然につなげてソフトツーブロックデザインにしています。フロントは長さを残し、後ろに流した時にきれいなシルエットを作りやすくしています。ワイルドアップバングショートを見る透けない刈り上げツーブロックスタイル"頭皮の色が透けない刈り上げ"と"行き過ぎないツーブロック"をかなえたスタイルです。30代、40代のビジネスマンからも人気で、ツーブロック初心者にもおすすめです!透けない刈り上げツーブロックスタイルを見る《センターパートで知的な雰囲気》大人カーリーセンターパート毛先のラインは重く残してグラデーションにカットし、ツーブロックとのバランスを作っています!パーマはランダムに巻いて無造作に動きが出るように簡単に仕上げられます!大人カーリーセンターパートを見る*いかがでしたか?気になるヘアスタイルがありましたら、お気軽にご相談下さい☆
2020年04月21日オーストリア人フードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロスが、日本各地をキッチンカーで巡りながら、食品ロスの問題を楽しく解決していくロードムービー『もったいないキッチン』が公開決定。併せて、場面写真が解禁となった。本作は、日本が世界に誇る精神“もったいない”について考える珠玉のドキュメンタリー。元々は仏教思想に由来する言葉で、ケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイが、世界共通の合言葉として掲げたことでも世界中から注目を浴びた。無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。このもったいない状況を変えるため、オーストリアから“もったいない精神発祥の地・日本”にやってきたのは、フードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロス。実は日本でも、国民ひとりあたり毎日お茶碗1杯分に値する年間643万トンもの食料が廃棄されており、この量は世界の食料援助量の約2倍。東京オリンピックの30年後、2050年には世界人口が90億人に達し、食べ物が足りなくなると言われているのにも関わらず、日本の食品ロスは世界トップクラスなのだ。ダーヴィドは、旅のパートナーのニキと一緒にオリジナル・キッチンカーで日本全国を巡る4週間の旅に出る。道中、もったいないアイディアを持つユニークな日本人シェフたちと出会った2人は、捨てられる運命にある食べ物を美味しい料理に生まれ変わらせる“もったいないキッチン”を日本各地でオープン。食品ロスの問題を美味しく楽しく解決していく2人は次第に、“もったいない”の先に食品ロス解決のヒントだけではない、たくさんの幸せを見つけていく。今回解禁された場面写真には、ダーヴィドとニキがキッチンカーの中から顔を出して微笑む姿や、目隠しをして味覚だけで食べ物を味わう姿、旅先で出会った人たちと料理を囲む姿などが切り取られている。ダーヴィド監督は観客に向けて、「日本は、もったいない精神という類まれな考えにより、未来をよりサスティナブルにする革新的な“レシピ”を持っています。もったいないは、日本だけでなく、世界中にひらめきを与えることのできる考え方です。その始まりは、あなた自身の態度と、キッチンから始まります!」とメッセージを送っている。『もったいないキッチン』は8月、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月28日10月25日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、川村元気による人気小説を佐藤健と高橋一生のW主演で映画化した『億男』を地上波初放送する。本作は『モテキ』『君の名は。』など数多くのヒット作を世に送り出してきた映画プロデューサーの川村氏による小説を原作に、『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』などの大友啓史監督がメガホンを取って映像化した作品。宝くじで3億が当たり、そのお金で人生をやり直そうとするも親友に持ち逃げされてしまう主人公の一男には、「天皇の料理番」や朝ドラ「半分、青い。」に「義母と娘のブルース」といったドラマから、大友監督の『るろうに剣心』や川村氏原作の『世界から猫が消えたなら』、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などでいまや演技派として知られる佐藤さん。一男の大学時代の親友で億万長者ながら、一男の3億円を持ち逃げする九十九には「カルテット」や「僕らは奇跡でできている」、先日まで放送され好評を博した「凪のお暇」から、大友監督作『3月のライオン』をはじめ『シン・ゴジラ』から『嘘を愛する女』『引っ越し大名!』など出演作がいずれも大きな話題を呼ぶ高橋さん。2人を中心に、一男の妻・万佐子役には「天皇の料理番」で佐藤さんと、「凪のお暇」では高橋さんとそれぞれ共演している黒木華。また池田エライザ、北村一輝、藤原竜也、沢尻エリカらも出演。兄が残した3,000万円の借金を返済し続ける図書館司書の一男は、妻・万佐子と娘・まどかにも家を出て行かれ、踏んだり蹴ったりの日々を過ごしていたが、突然3億円の宝くじが当選。これで借金を返し家族の絆を修復することができるはずだと思ったものの、ネットを見ると宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり。怖くなった一男は大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九にアドバイスを求めるのだが、3億円と共に九十九は姿を消す。一男は九十九の行方を探すため、あきら(池田さん)の紹介で、以前九十九と共に会社を立ち上げた百瀬(北村さん)のもとへ。百瀬との出会いをきっかけに千住(藤原さん)や、十和子(沢尻さん)と会うことになる一男。九十九はどこに消えてしまったのか?3億円を取り戻すことは出来るのか――という物語。佐藤さんが鈴木亮平、松岡茉優、佐々木蔵之介、田中裕子らとの共演で、ある事件で別々の道を歩み15年ぶりに再会する家族を描いた映画『ひとよ』は11月8日(金)より全国にて公開。金曜ロードSHOW!『億男』は10月25日(金)今夜21時~地上波初放送。(笠緒)■関連作品:億男 2018年10月19日より全国東宝系にて公開©2018映画「億男」製作委員会
2019年10月25日Amazonのドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」のキャストに、「ゲーム・オブ・スローンズ」でベンジェン・スタークを演じたジョゼフ・マウルが加わるようだ。「Deadline」が報じた。主演のウィル・ポールターが演じるベルドー、マーケラ・カヴェナーが演じるタイラの敵で悪役のオーレン役を演じるという。※以下、「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレがあります。ご注意ください。ジョゼフは「ゲーム・オブ・スローンズ」でエダード・スターク(ショーン・ビーン)の弟で、ロブ・スターク(リチャード・マッデン)やジョン・スノウ(キット・ハリントン)らの叔父にあたるベンジェンを演じた。最終章でジョンを助けるために自らがホワイト・ウォーカーのおとりとなり、命を落とした人物…といえばピンと来る視聴者も多いだろう。「ゲーム・オブ・スローンズ」では涙を誘う死を遂げた正義感溢れる役柄だったが、「ロード・オブ・ザ・リング」では敵役のリーダーに。BBCドラマ「バードソング」ではBAFTA賞の助演男優賞にノミネートされた経験を持つ。なお、「ロード・オブ・ザ・リング」の製作陣には、「ゲーム・オブ・スローンズ」を手掛けたスタッフが数名参加している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月23日ランドロード ニューヨーク(LANDLORD NEW YORK)は、2020年春夏コレクションを「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」3日目の2019年10月16日(水)に発表。渋谷・SOUND MUSEUM VISIONで、コウザブロウ(KOZABURO)との合同ショーにて発表した。大胆なペインティングけたたましい雷鳴とともにスタートしたランドロード ニューヨークのショー。ファーストルックは、血しぶきを思わせる大胆なペイントをべったりと施したフーディーとパンツのスタイリング。物々しい空気が会場内を覆う。コレクションの随所に用いられたペイントは、サイケデリックな配色が印象的。オレンジのコーチジャケットとパンツには、ホワイトとブルーが入り混じったようなペイントが配されており、カーキのコーディネートにはパープルとライトブルーのペイントが施されている。オーバーシルエットのデニムジャケットとパンツは、元の生地を覆いつくす程に、様々な絵の具を塗りたくったデザイン。隣り合った色同士が溶け合いながらも、それぞれの色の痕跡を残して作り上げるカオスなマーブル模様は、個の主張の強さを表現するかのようだ。剛柔のコントラスト物々しさとともに始まったショーだが、柔らかなファーのフーディーやジャケットが登場した辺りで、ファンタジーでゆるいBGMに切り替わりモデルの表情も柔らかくなる。ホワイトのファージャケットに身を包んだモデルの首には、おもちゃをたくさん連ねたようなネックレスが提げられており、黄色のジャケットにフーディー、ショートパンツを組み合わせたティーンエイジャーのようなルックには、「ハローキティ」のリュックをスタイリング。エッジを効かせた“硬質”な雰囲気と、キャラクターやファーといった“柔らかさ”のコントラストがコレクションに遊びと奔放さをもたらしている。金とセレブへのパロディまた、札束をピンでとめたネックレスに、紙幣を模したグラフィックのTシャツ、また、素手に紙幣を持ち、ヴィヴィッドなピンクのジャケットに身を包んだモデルなど、「金」や「セレブリティ」のパロディともとれるようなルックも登場。ラストを飾ったのは、ブルーのコートにイエローのファーを配したパーカー、オレンジのショートパンツを身に着けたモデル。どことなくセレブリティのような雰囲気を漂わせているが、手には紙幣ではなくテディベアを持ち、空のショッパーにはビニールがかけられているなど、あえて“抜け”を作り出すことでユーモアを効かせた。尚、ランウェイにはラッパーのTohjiなどが、モデルとして登場した。
2019年10月19日映画『エキストラ・バージン〜世界一のオリーブオイル〜』が、2019年12月6日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。世界最大のオリーブ畑が舞台“おいしいドキュメンタリー映画”映画『エキストラ・バージン〜世界一のオリーブオイル〜』は、オリーブ生産高世界一を誇る、スペイン アンダルシア州・ハエン県を舞台にした<おいしいドキュメンタリー映画>。2018年スペイン・サンセバスチャン国際映画祭のキュリナリー部門(食をテーマにした映画を集めた部門)で初演された際には、世界中のテーブルカルチャーの関係者から注目を集めた作品だ。祖国のプライドをかけた<オリーブオイル革命>本作が迫るのは、ハエン県の若者たちが巻き起こす<オリーブオイル革命>。古くから皇帝にオリーブを献上し、ブランド力にも勝るハエン県のオリーブオイルだが、近年の大量生産の波に乗った結果その質は著しく低下。この危機に立ち向かうため、一度原点に立ち返った次世代の起業家たちが、“最高のオリーブオイル”と称される<ピクアル種>を使用した究極のオリーブオイルを作り出すことに挑戦する。オリーブオイルの未知なる可能性映像を通して伝わってくるのは、ワイン文化に匹敵するほどのオリーブオイルの“大きな可能性”。次世代を担う若き生産者たちや、巻き起こるオリーブオイル革命を見守るシェフたち、この革命に敏感に反応しはじめた起業家、そして消費者の目線で、世界一のオリーブオイルの秘めたる魅力を伝授する。監督にホセ・ルイス・ロペス・リナーレなお監督は、スペインのアカデミー賞と言われる“ゴヤ賞”受賞経験をもつベテランドキュメンタリー作家ホセ・ルイス・ロペス・リナーレが務める。【詳細】『エキストラ・バージン〜世界一のオリーブオイル〜』公開日:2019年12月6日(金)YEBISU GARDEN CINEMAほか 全国順次公開監督・撮影:ホセ・ルイス・ロペス・リナーレ編集:パブロ・ブランコ/ヴァレリア・ジェンタイル音楽:ヨルゲ・マガツ
2019年10月03日『黒い暴動』『サラバ静寂』の宇賀那健一監督の最新作であり、童貞が魔法使いになるラブコメファンタジー『魔法少年☆ワイルドバージン』から、斎藤工と芹澤興人の衝撃の場面写真が解禁となった。本作は、「童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになる」という都市伝説から繰り広げられるラブコメファンタジー。宇賀那健一監督による最新作で、保険会社に勤めるうだつのあがらないサラリーマン役を前野朋哉と芹澤興人、2人の働く会社にやってくるOL役を佐野ひなこ、そんな3人の上司役を濱津隆之、前野と芹澤に助けられる女性役を田中真琴、伝説の童貞魔法使い高橋役を斎藤工が演じる。今回解禁された場面写真には、斎藤工さん演じる高橋がほうきで空を飛んでいる姿と、芹澤興人さん演じる月野がマントヒヒに変身している姿が収められている。パッと見だと誰だか分からない、作品のカオスさがより深まる場面写真となっている。ファンタジー感満載なタイトルとシュールな設定から、すでに面白さを予感させる本作。童貞たちがどのように大暴れするのか、是非スクリーンでチェックしてみて。『魔法少年☆ワイルドバージン』は2019年、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔法少年☆ワイルドバージン
2019年05月31日死ぬ時に、たった1人だけ思い浮かぶ顔があるとしたらそれはきっと、彼の顔だ。たったひと時だけを共にして、生涯忘れることができない、あの男の顔だ。■消せない記憶バージンロードを歩くとき、涙を流す花嫁が、幸せだから泣いていると思うのは早計だ。和紗は、まるで他人事のようにそんな風に考えて、自分の足元にまといつく純白のレースをうるさげに払った。心の中に、どうしたって、消せない顔がある。その男を想うことは二度と許されてはいないのに、どうしてか、今朝から、彼の顔ばかり浮かぶ。日に透ける明るい茶色の髪。なで肩の少し大きめな身体。まぶしそうに細めてこちらを見る、あの意志の強い瞳。「カズ」、と彼は呼んだ。低い甘い声で。無骨な長い指を髪に差し入れ、信じられないくらいやさしい仕草で、頭を撫でてくれた。思い出すのは、あの、鮮やかなオレンジ。まるで太陽をそのまま溶かして塗ったような、オレンジの屋根と、まぶしい白い壁。家々を、街路樹を圧倒するように咲き誇る、赤やピンクの花々。からりと晴れあがったあの空気と、むせかえるような甘い花の香り。そのすべてを思い出すだけで、胸が苦しくなり、涙が零れ落ちそうになる。あの場所、あの風景、あの空気、すべてが、彼なのだ。彼そのものを表しているのだ。だから、記憶の中のほんの一端に触れただけで、彼をリアルに思い出し、彼が恋しくてたまらなくなる。あの時、そこにいた自分に、今すぐにでも飛んで戻りたくなるのだ。たったひと時の恋だったのに。その恋は、自分を、体の隅々、細胞ひとつひとつまですっかり変えてしまった。バタン、と戸が開き、新郎である男が入って来た。「かずさ」とにこやかに笑うその自信に満ちた顔を見ていると不思議な気持ちになる。ずっと知っているはずの顔なのに、なんだか知らない人のようだ。亮平は、和紗の腰に手を回し、軽くハグをした。この男を、誰よりも好きだと思っていたことが、確かにあったはずなのに。その時のあの胸の高鳴りを、思い出すことがどうしてもできない。和紗は、微笑んで、少し距離を取る。そんな仕草に、亮平の瞳の中に不安の色が差す。そうだ、彼だって怖いのだ。あのとき、和紗の心を失った時に感じた喪失感を、きっと彼は忘れることはできないだろう。きっと、一生。和紗は、少しおかしくなった。「私たちは、似たもの同士、結婚するんだ」そんなふうに、ふと思った。本当に焦がれる人はきっと一生手に入れられない。だけど、ともに生きるしかないのだ。さあ、歩こう。晴れがましい道を。和紗は、立ち上がった。―――――――葬送のメロディを、かき鳴らして。■変わっていく彼、離れていく心学生時代の付き合いは、社会に出るともろくも崩れてしまう、とは聞いていたが、どこか他人事のように思っていた。まさか、自分と亮平が変わってしまうなんて、想像もしていなかったと言っていい。亮平は、和紗と同じ大学を卒業後、多忙なうえに派手に遊ぶことで有名な大手商社に入社し、たった数ヶ月ですっかり人が変わってしまった。もともとは、ただ物静かな学究タイプの男だったのが、メガネをはずすと無駄に美形だったことが災いしてか、商社に入社してからは動機や先輩社員に連れられて、毎日合コン、合コン、合コン、の日々になった。会社内でも、一般職女子の熱い視線を浴び、夜は夜で様々な職種の女性たちに取り囲まれて、黄色い声を上げられていれば、人間なんてあっけないものだ。すぐに、身に着けているものは垢抜けて、その容貌には華やいだ自信が満ち溢れ、口調も滑らかに、饒舌になって行った。人間は、扱われ方でどうとでも変われるのだ。とくに、野心に満ちた若い男だったら。和紗は、何度も繰り返されるドタキャンに、ほとほとうんざりしていた。亮平はまるで、カーニバルの熱狂に浮かされている道化師のようだ。あれほど冷静沈着で、歳より落ち着いて見えた亮平が。和紗の好きだった、静謐な湖のようだった亮平が。いまでは、世俗に暴かれ、狂乱し、食い散らかされてしまった。和紗は、虚しさを覚えるとともに、自分の中に沸き起こる亮平への嫌悪感に戸惑っていた。まだ、亮平のことは、好きだ。誰よりも好きだと思う。女性たちに囲まれ、なれなれしく触れられているのかと思うと、虫唾が走るほど嫌だと思う。それは、まだ亮平を愛している証拠だと思った。亮平と離れようと決めたとき、和紗は社会人3年目になっていた。何度も何度も別れ話を切り出そうとしたけれど、実際に亮平と顔を合わせ、昔から変わらない人懐こい笑顔を向けられると、どうしても言い出すことができなかった。合コンは相変わらず止むことはなかったし、時差をものともせずやり取りする苛烈な職場で、忙しさはひどくなる一方だった。化粧品などのプロダクトデザインを手掛ける小さなデザイン事務所に入社した和紗と亮平との間には、もはや埋めようのない溝が広がっていた。そんな時に、「パリにデザインを学びに行かないか」と雇い主であるデザイナーの師匠に話を持ちかけられたのだった。パリは、デザイナーにとっては憧れの地だ。迷うことなく、ふたつ返事で行くと答えた。亮平に相談はしなかった。そして、3か月後には住居を畳んで、パリに飛んでいた。亮平は、出国の見送りには結局、遅刻してたどり着けず、空港から車で約15分ほどの地点から、最後のメッセージを飛ばしてきた。「ごめん、もう間に合わないからここから。あっち行っても元気で。着いたらまた連絡して」その言葉を、空港のゲートをくぐりながらケータイの画面で確認した。さすがに心細くて、最後に亮平の顔を見たかった和紗は、そのメッセージに落胆して、ちょっと泣いた。亮平にとってはよくある海外への渡航で、なんてことはないのかもしれないが、和紗にとっては、大事件だ。出発くらい見送ってほしかった。これが、最後になるだろう・・・・・・。和紗は、そう思った。亮平とは、はっきり別れられなかったけれど、物理的に距離を開ければ、きっと離れてしまうだろう。それは、2人にとって、きっと良いことなのだ。自分から手を放すには、和紗はまだ亮平のことを好きでいすぎたから。■パリでの生活パリに着いてから、しばらくは、語学学校へ通ったり、師匠の知り合いのフランス人デザイナーのもとでインターンのような仕事を始めたりして、目が回るほど忙しかった。見るものすべてが新鮮で、行きたい場所、見たいものが次々現れ、毎日寝る間も惜しいくらいだった。パリの街は、見るもの見るものきらびやかで、細部まで精緻で美しく、和紗はすぐにこの街に恋をした。亮平への連絡も、ふと気づけば1か月過ぎて、亮平からのご機嫌伺いメールを見るまで本当に忘れていた。物理的な距離と時間と言うのは恋を上手に風化させてくれる。和紗は、亮平からのメールを受け取っても、ちっとも胸が躍らない自分に気づいていた。まるで日本を離れたとたん、自分を捕えていた重苦しい磁場から逃れ出ることができたように。心の底から、亮平のことがどうでもよくなっていた。だから、亮平へのメールも、もらってから1週間以上経ってから、形式的に返しただけだった。「毎日忙しく元気にやってます」それだけ書いて送った。亮平は、それが不満だったのか、むっつり黙り込んだまま、メールも電話も寄こすことはなかった。パリは、花盛りの春から、いよいよ夏へと向かうところだった。日々日差しが強まり、街路樹の緑は濃く生い茂って、深い青空にあおあおとした匂いをまき散らしていた。フランス人デザイナーの雇い主が、夏のバカンスは、ニースに避暑に出かける、と言い出したので、和紗も、用はないが南仏のほうへ旅行することにした。パリの街も刺激的で面白いが、やはりフランスは、大いなる田舎の国だ。パリを電車で少し走れば、すぐに田園風景に取り囲まれる。まるで、小さな石の街を、大きな田舎で取り囲んでいるようなものだ。いま取り掛かっている新しい化粧品のパッケージのインスピレーションをもらいに、南仏へ旅することは素晴らしいアイディアに思えた。あの夏のことは、たぶん、一生忘れることはないだろう。車窓から眺めるどこまでも続く豊かな田園。その背景に突如そそり立つ岩山の地肌に、まるでミニチュアのように可愛い街並みが、中央のキリスト教寺院を取り囲む形で、所狭しと軒を並べている。空も畑も、昔見た印象派の絵画そのままの色合いで、むしろ写真のようにこの風景を切り取っていたのだと言うことに驚いた。■一瞬の隙に奪われたもの和紗は、フランス人のデザイナーとは途中で別れ、1人で南仏の観光地を回ることにした。小さなシャトーホテルに宿を取り、ゴッホが生きた街でカフェを飲み、ゴッホの跳ね橋の前で、しばし佇んでみた。徐々に日が長くなり、夜はいつまでも白々と明るい夏への日々。まだ明るい通りのカフェでワインを飲み、ボーっとしていると、これまでの心の中に溜まった澱が、ゆるゆると溶け出していくようだった。「おい、あんた」突然かけられた日本語に、一瞬反応が遅れた。「・・・・・・?」咄嗟に、何語で返していいか思考がもつれて、振り返った時には、その背の高い男に腕をつかまれて、椅子から引きずり上げられていた。「バッグどうした?やられてないか?」親指でくいっと後ろを指す。見れば、椅子の背に引っかけてあったハンドバッグがない。「あーーっ!」驚いて、周りを見回したが、和紗のハンドバッグは煙のように消え失せていた。和紗の腕をつかんだまま男は、呆れたようにため息をついた。「あんた、日本の旅行者か。いくら田舎だって、背中にバッグ引っかけておく馬鹿がどこにいる?持ってってくださいって言ってるようなもんだろ」背が、ずいぶん高い。浅黒い肌に漆黒の髪。でも、その口から滑り落ちるのは、耳になじむ数か月ぶりの日本語だ。「すられた・・・・・・?まさか・・・・・・」呆けたように和紗は言って、自分の服の内側に忍ばせたポシェットに手をのばす。大丈夫、そこに財布とクレジットカード、パスポートは入っている。「だ、大丈夫です。貴重品はあります。バッグは・・・・・・油断してましたけど」たしかに、パリの街なかではつねに警戒してバッグは抱えて放さないのに、ここでは田舎である安ど感からか、つい日本にいる時のように椅子の背に引っかけてしまった。貴重品を分けて、いつものように身体に身に着けていて正解だった。男は、それを聞くとふん、と鼻を鳴らし、少し目つきを和らげた。「それはよかったな。でも気をつけろよ。女1人で酔っ払ってボケッとしてると、危ないぞ。ここは日本じゃないんだから」男は、そう言い捨てて、去って行こうとした。呼び止めたのは、多分、数か月間の間飢えていた日本語に突然触れたから。久しぶりに、心から安心して語れる相手を見つけてしまったから。和紗は、自分がずいぶん孤独で弱っていたことに今さらのように気づいた。「あの、・・・・・・すみません。日本の方ですよね。この辺にお住まいですか?よかったらいっしょに、1杯飲みませんか?」男はじろりと、和紗を見る。「あんたのおごりか?」和紗は、あわててポシェットを引っ張り出す。「はい!おごりで。1杯だけですが!」男は、それを見てふわっと、氷が解けるように笑った。心の底からの笑顔というのは、まるでその人の中を覗き込んでしまうような錯覚を覚える。あ、・・・・・・と思った。この感覚は、確かに覚えがある。「いいよ。1杯奢ってもらおう」男は目の前の椅子に座り、メニューをさっと見ると、店員に合図を送り、流ちょうなフランス語で白ワインを注文した。「座れよ。いつまで突っ立ってるんだ?」和紗は、痛いほど音を立てる自分の心臓の音を聞いていた。そうだ、これは、きっと、恋だ。和紗は、出会った瞬間から、マサシに恋に落ちていたのだった。マサシと出会って、その夏の色合いはすべてがらりと変わってしまった。こんなに、すべての景色が輝き出して、色彩が鮮やかに浮き立ってくるとは思わなかった。もともと素晴らしいと思っていた南仏プロヴァンスの風景が、急速に現実のものとして自分を取り込んでいくのを感じた。■オレンジ色の夢マサシは、マルセイユの港で働いているエンジニアで、たまたま休日に友人に会いにアルルの町を訪れていたのだった。いつ、そしてなぜフランスに来たのか、はっきりは聞かなかったけれど、昔は日本企業の現地法人に勤めていたらしかった。マサシは、次の日マルセイユに帰る予定だったのを、急きょ変更して、小さな村のホテルに宿を取った。「ちょうど長期休暇を取るところだった」と言っていたが、本当のところはどうだったのかわからない。マサシは、和紗の観光に1日中付き合ってくれた。そして夜になると2人は、村のビストロのテラスで、夜風に吹かれながら、ワインを飲んだ。マサシは、迷うことなく和紗の横に席を取り、手慣れた調子で和紗のグラスにワインを注いだ。一度お返しに、とボトルに触れようとしたら、さっと指をつかまれてしまった。「ダメだ。女が酒のボトルに触るもんじゃない。こっちで、酒をつぐのは、商売女だけだ」マサシは、そう言って、捕えた和紗の指を静かにテーブルの上に置いた。触れられた指先が燃えるように感じた。マサシは無口なほうだったけれど、2人はいろいろな話をした。今年のワインの出来の話、パリのテロやデモの話、生活のこまごまとした不便の話。そして、フランスの素晴らしい文化と美意識について。これまで誰とも共有できなかった、驚きや感動を、伝える相手がいると言うのは素晴らしいことだ。そして、マサシは、いい聞き役でもあった。和紗の話す話を静かに聞いて、うなずき、必要な時だけボソッと意見を言った。「もう敬語とかわからなくなってんだ」という言葉通り、マサシは、つねにぶっきらぼうな口調ではあったけれど、相手の話をちゃんと聞いて、しっかり考えて答えてくれるところには、生来の几帳面さが窺えた。マサシと話していると、自分の言葉が、深い湖の中にポーンと投げ込まれ、波紋を広げながら深く沈んでいくような気がした。そこには、全面的に肯定して受け止めてもらえている、という安心感があった。初めて会うのに、懐かしく、触れ合っていなくても、相手の体温をつねに生々しく感じた。初めてキスをしたのは、マサシのほうからだった。「また明日」と和紗が言い、名残惜しそうに見上げると、マサシの目が唐突にうるんで、サッと抱き寄せられた。そして、顎を片手でとらえると、まるで騎士がするような完璧な仕草で、斜めに和紗の唇にキスをした。抗えるわけはなかった。遠くに、村で奏でられるバイオリンやオルガンの音が聞こえた。マサシの唇は、深い夜の匂いがした。一度触れ合ってしまえば、もう歯止めは利かないだろう。そんな予感はもとよりあった。和紗は、離れていくマサシの頭を両手で抱きかかえると、自分のほうから深く唇を重ねた。もっと、もっと近づきたい。心の底から湧き上がる、奇妙な情熱が、身体じゅうを満たしていた。「・・・・・・いいのか?」低い、吐息のようなマサシの声が耳元にささやかれて、和紗は必死に頭をマサシの肩口にこすり付けた。ただマサシともっと抱き合いたい、というシンプルな欲望だけがそこにあった。夜中まで灯火がキラキラと輝き、終わらない祭りの中にあるようなその小さな村のホテルで、和紗は初めてマサシと一夜をともにした。過去の日々を思う時、人は大概セピア色だったりモノクロームの映像を思い浮かべる。それは、実は不思議な話だ。色あせていくのは物理的なフィルムや紙焼きの話であって、記憶の中の映像は決して色あせることなどない。マサシを思う時、真っ先に浮かぶのは、鮮やかなオレンジ色だ。それは、南仏の街並みを彩る石造りの家の色。朝、ホテルの朝食に並ぶオレンジの果実の色。そして、田園ににじんで落ちていく夕陽の色だ。マサシのいた風景は、いつまでもその場所の空気をまとっている。そして、ちょっと記憶をたどればすぐに、その場所に飛んで帰ることができるのだ。たとえば、ホテルの小さな木製のベッドでマサシとともに目覚めた時、そのベッドに敷きつめられた真っ白なシーツの色。ほのかに香るラヴェンダーの香り。それは、まるで昨日のような生々しさをつねにまとっていて、和紗の心を締め付けるのだ。マサシと過ごした夏の日々は、夢の中のできごとのように過ぎて行った。毎日が愛おしく、毎日が文字通り、太陽の光の中で輝いていた。自転車を借りてサイクリングして廻った美術館。岬から見た深い深い海の色。花が所狭しと咲き乱れる小さな城塞の街の路地に落ちる濃い日陰。視界の先にはマサシがいて、手をのばせば、その太い腕に、日に焼けた茶色い髪に触れることができた。2人で野原にひっくりかえり、お互いの身体の上に自分の一部を重ねて、ただ日の光を浴びるだけの午後もあった。黙っていても、マサシの胸の鼓動が手のひらの内側に感じられて、いつまでもそうしていたいと思った。時にワインを傾け、夜が更けるまで様々な話をしたけれど、なぜか2人とも、パリとマルセイユに戻ってからの話は触れなかった。それはお互いに暗黙の了解のようなものだった。本当は、聞きたかった。また、会えるのか?いつか、またともに日々を過ごせるのか?でも、あまりに毎日が明るく輝いていて、聞きたい言葉は最後まで飲みこまれたままだった。たぶん、マサシも、同じように感じているのだろう、と和紗は思った。■遠ざかる季節1か月の休暇を終えパリに戻る日、マサシはマルセイユの自分の職場に帰って行った。駅で、黙ってしばらく抱き合った。どちらも、次に会う日の話はしなかった。ただ、じっとお互いの目を見つめ、この時間が永久に続けばいいのに、と思った。これで、もしかしたら2度と会うことはないのかもしれない。そう思うと、手を放すことができなくなりそうだったから、「またね」とだけ言った。マサシは黙ってうなずいた。一度、離れてホームに向かおうとして足を止め、踵を返してマサシに駆け寄り、抱きついた。最後に、一度だけ、長い長いキスをした。列車の窓からホームは振り返らなかった。あまりにあっけなく列車は出発し、スピードを上げて、懐かしい景色を後ろに吹き飛ばして行った。すぐに、恐ろしい喪失感に、打ちのめされた。目に飛び込んでくる車窓の風景が、まだ南仏の懐かしい夏の色をそこに宿していて、ただそこにいないただ1人の人間の不在を大声で告げているようだった。どうして、私は、彼と別れて来てしまったんだろう?和紗は喪失感に押しつぶされそうになりながら、考えた。どうして、あのまま彼についていかなかったんだろう。もうここに、彼はいない。彼は、永久に、失われてしまったのに。窓の外を流れていく、日を受けて黄金色に輝くなだらかな丘陵を見ながら、和紗はただただ静かに涙を流した。パリに着いた時は、正直少しホッとした。田舎の風景の中にいたら、否が応でも思い出してしまう、この夏の日々のことを、せめて街中では思い出さず済むだろうからだ。だが、そう思ったのは早計だった。一晩開けて、窓を開けると、石造りの街並みを見ても、やはり、そこにはない田園風景の幻を追ってしまう。そこにはいない男の影を追ってしまう。そして、ただただ切なくて胸が苦しくなるのだった。どうしようもなくて、ケータイで、1日に1度はマサシにメールをした。内容は他愛もないことだった。そして、最後に必ず、jtbと記した。フランス語の略語で、「キスを、あなたに」。マサシからの返事は、ほとんどなかった。きっと、メールは苦手なんだろう。ぶつくさと言う彼の低い声が聞こえてくるようだった。それでも、送らずにはいられなかった。マサシと離れていることがつらく、毎日が砂をかむように虚しかった。■秋、突然の再会気づけば、パリが1年でもっとも美しくなる季節、秋がやって来ていた。街を歩いても空気が冷たく、街頭で焼栗の焼ける香ばしい匂いが漂っていた。会社のデスクに戻ると、事務の女の子が妙にニコニコしながら近づいてきた。「カズ、あなたのボーイフレンドが来てるわよ。隣の部屋に」ハッと心臓が掴まれたような気がした。たぶん、飛ぶように、部屋を出て行ったと思う。それくらい、心が跳ね上がっていた。「マサシ!!」ドアを大きく開けて、部屋に飛び込んだ。彼は、隣の部屋の窓に向かったテーブルの椅子に腰かけていた。突然飛び込んだ和紗の勢いに押されて、飛び上がってこちらを振り向いた。驚きのあまり、目を見開いて。何もかもが、一瞬で、彼には分かったようだった。「かずさ・・・・・・」亮平は、呆けたような顔で立っていた。「突然、ごめん。出張でパリまで来て、それで、驚かせようと思って」一生懸命笑顔を貼りつけて説明しようとする亮平を見ながら、みるみるあからさまな落胆が襲ってくるのを、和紗は感じていた。なんと返事をしていいのか分からず、和紗はただ黙って、亮平の横の椅子に腰かけた。亮平は、必死でその場を繕おうとしていた。自分でも何かを打ち消したいという様子だった。「いつぶり?日本出る時も間に合わなかったし、あ、あんときはごめんな。仕事はどうなの?順調?」「うん、・・・まあ、なんとか」和紗は、言葉少なに答える。正直、今さらどうしてここに亮平がいるのか、ちょっとわからなくて頭が混乱していた。亮平とのことは、もうとっくに終わったつもりでいた。たまたま出張で訪れたから、別れた女に異国の地をアテンドでもしてほしいと言うのか。和紗から立ち上る冷ややかな空気に、亮平は完全に気圧されている様子だった。「や、ホント、突然で悪かった・・・。でも、俺、お前に会いたかったから・・・・・・」少し甘えたような口調が、ほんの少し懐かしい。でも、驚くほどに心は動かず、ただただ、その場にいてほしいのは亮平ではない、ということだけが明白だった。「亮平。私、もう亮平とは終ったと思ってる」和紗は、唐突に切り出した。「いま好きな人がいるの」いくら持って回ったことを言っても仕方ない。亮平のすがるような目を振り払うように、和紗は乱暴に言い放った。「せっかく会いに来てくれて悪いけど・・・・・・」そう口にした途端、亮平の顔がみるみるゆがんだ。あっという間に、顔が真っ赤になっている。「誰?好きな男って、どこにいんの?いっしょに住んでるの?」見ると大きな目が涙目になっていた。亮平が泣くのを、長く付き合っていて初めて見た。「俺、和紗が好きだから、別れたくない」「亮平・・・・・・でも、」「俺が、会社入ってからひどい態度だったのは、反省してる。和紗がフランスに行っちゃって、それで、連絡も途絶えて、すごい不安で、それで分かったんだ。俺、やっぱり和紗じゃなきゃダメなんだって。俺・・・・・・」今さら、だ。和紗は、亮平の言葉に心の中で苦笑する。男の反省って、いつも的外れだ。失ってからその存在の大切さを知る、なんて古今東西の男の歌詞にしょっちゅう出て来るけど、女からしたら、迷惑極まりない。女の恋は、上書き型だ。新しい恋に書き替えられたら、もう古い恋などどうだっていい。傷つけられたことすら、どうだっていいのだ。謝ってもらったからって、過去の自分は救われやしない。大事なのは、いま、この時だ。そして、いま、この時、目の前にいてほしいのは、恋を語ってほしいのは、この男ではない。和紗は、冷ややかな目で、亮平を見た。「ごめん、もう帰ってくれる?私、仕事あるから」亮平は、何度も、「また会いに来る」と言いながら和紗の会社を後にした。和紗はそれを、わずらわしく思いながら見送った。亮平が割り込んでくると、マサシとのひと夏の美しい思い出が、汚されていくような気がして嫌だった。あの恋は、特別なものだ。そう思いたいのに、まるで一時だけのラブアフェアのような気がしてくる。和紗は、その日、何度もマサシにメールを送った。どうか何か返事がほしい。「会いたい」、と言ってほしい。そう祈るような気持ちで送ったけれど、マサシからの返事は、「元気です」とかそんな感じの、そっけないものだった。冬になって、雪が街を覆い隠す頃、亮平が再び訪れた。またしても事前に何も連絡もなく唐突に現れたので、和紗は友人と教会の手伝いに出かけていて留守だった。亮平は、近くのバールでしたたかに酔い、そのまま橋のたもとで寝込んでしまったらしく、和紗が迎えに行ったときには熱を出してフラフラの状態だった。仕方ないので部屋に泊め、一晩看病した。亮平は赤い顔で、ガタガタ歯で音を立てながら、うれしそうに和紗の手を握った。そして、また数か月後、亮平は仕事でもなく、たった3日間の休暇を使ってパリに姿を見せた。その時は、2人で、パリのレストランで食事をした。久しぶりに、日本の様子を聞いたりしながら、ゆっくりとした時間を過ごした。相変わらず亮平に対する気持ちはもう残っていなかったけれど、何度も会いに訪れる情熱にほだされつつあった。だけど、別れ際に、抱きすくめられ、キスをされそうになったときは、あわてて身をよじって逃れた。やはり、そういう気持ちにはなれなかった。それでも亮平はめげることもなく、「次は日本で」と言い残し、笑顔で去って行った。■バラの花とメール1年の約束だったパリでの生活は、春の訪れとともに終わりを告げた。最後の1週間は、現地で仲良くなった人々との別れの会で埋め尽くされ、引越しの支度やお土産の準備で、あわただしく過ごした。「最後に、もう一度会えない?」と、マサシに送ったメールには、やはり返事はなかった。シャルル・ド・ゴール空港から日本へ発つ飛行機の時刻だけを、メールに送った。あの夏の日は、もうずいぶん過去のことになりつつあった。だけど、忘れた日は1日たりともなかった。本屋に並ぶガイドブックの表紙の写真に、南仏の明るいオレンジ色の家並みを見かけるだけで、あの日々のことが胸によみがえり、切なくて涙が零れ落ちそうになった。「空港まで迎えに行く」そのメールは、出発の1週間前に亮平から届いた。てっきり日本の空港だと思っていた和紗は、パリの空港に現れた亮平を見て驚いて立ちすくんだ。亮平は手にバラの花束を抱えていた。「1年、お疲れ様。和紗」亮平は、そう言って、はにかんだように笑った。「これ、今もらっても困るんだけど」和紗が呆れたように言うと、亮平は口をとがらせて言った。「これ、わざわざここに届けてもらったんだよ。今だけでいいから、受け取って」和紗は、花束の中に刺さったカードの封筒に気づいた。中に、カードと一緒に、ダイヤモンドの指輪が入っていた。「これって・・・・・・」「俺といっしょに日本に帰ってほしい。いらなかったら、花束ごと捨てて」真面目な顔で亮平が言った。それは、大学時代に好きになった、亮平のまなざしそのままだった。もう、ここでの日々は終わりなんだろうか。和紗は思った。日本に帰れば、何もかも夢だったように終わってしまう。パリでのワクワクするような毎日も、あの忘れがたい夏の日々も、そして、そこから送った失意の日々も。和紗は、迷いながら、指輪をつまみ上げ、そして、自分の指に通した。亮平が涙ぐみながら、和紗を抱きしめた。もう、搭乗時間が迫って来ていた。その時だった。ケータイの着信音が鳴った。ハッとしてケータイを見ると、短いメッセージが画面上に浮かんでいた。「しあわせに」その5文字を見て、頭にカッと血が上った。身をひるがえして、周りを見た。雑踏の中に、ただ1人の人の姿を探して。ガラス向こうに、その人はいた。手にケータイ電話を持っていた。しっかり和紗と目と目を合わせた。そして、口元にふっと笑顔を浮かべると、おもむろに彼はメッセージを書き足した。その文面を見たとたん、和紗は狂ったようにガラスに駆け寄った。「マサシ!待って!!!」マサシは、後ろ手に手を軽く振り、そのまま雑踏の中に消えて行った。和紗は、ガラスをダンダン!と叩いた。「待って!マサシ!行かないで!」亮平があわててその腕をつかんで、やめさせるまで、和紗は、泣きながらガラスをたたき続けた。足元に転がったケータイを、拾い上げて、亮平は和紗の手に握らせた。声を絞り出して泣き崩れる和紗を抱きしめて、亮平もまた、泣いていた。「一生分の、キスを」ケータイの画面に、白く浮かび上がった文字が、視界の端で揺れた。■本当に愛しているのは「誓いの言葉を」神父の声に、ハッと我に返る。和紗は、いま、最後に空港でマサシを見た時のことを思い出していた。あの時、どれほど苦しかったか。息ができなくて、胸をかきむしったか。放心状態で日本に帰国後は、何ものどを通らず、眠れない日々を過ごした。目の前にいる亮平は、よどみなく誓いの言葉を口にしている。和紗は重ねてつつましげに「誓います」と言った。亮平が、うれしそうなやさしい目で和紗を見る。あの日、空港で踏みにじられたバラの花束にもめげず、亮平は帰国後も和紗のそばにい続けた。その愛情を、疑ったことはない。だけど、・・・・・・和紗は思う。今でも、愛しているのは、あの男なのだ。どうにもこうにも、あの恋は、自分の中から消せないのだ。たぶん、一生。「誓いのキスを」神父に促され、ベールを上げる。亮平の顔が近づいてくる。和紗はそっと目を閉じた。目を閉じればそこには、いつも広がる風景がある。視界の続く限り一面の田園。夕陽の中で黄金色に輝く葉の1枚1枚。その中にいるのは、誰?本当に愛しているのは、誰?一生分のキスを。誰よりも、ずっと、愛してる。和紗は涙を流して、目を開けた。そして、ゆっくり首を左右に振った。そうだ、消すことなんか、できやしないんだ。どれだけ遠回りしても、きっと、想いは彼に戻って行ってしまう。何度やり直しても、きっと、あの夏に戻って、私は、彼に恋をする。和紗は、呆然とした表情で両手をおろした亮平に、背を向けた。もう一度、帰ろう、あの場所へ。2度と手に入らなくてもいい。あきらめと思い出だけで終わらせるには、人生はずっと長いのだから。和紗の手からベールがするりと滑り落ちた。記憶の中で、海にキラキラと太陽が反射していた。(恋愛部長/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年05月24日映画『黒い暴動』や『サラバ静寂』の宇賀那健一監督の最新作にして、“童貞が魔法使いになる”ラブコメファンタジー『魔法少年☆ワイルドバージン』。この度、キャストたちが登場するメイキング特報が解禁となった。本作は、「童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになる」という都市伝説から繰り広げられる、異色のラブコメファンタジー。若きバイプレイヤーとして知られる前野朋哉と芹澤興人は、保険会社に勤めるうだつのあがらないサラリーマン役、ヒロインの佐野ひなこは2人が働く会社にやってくるOL役。『カメラを止めるな!』で第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した濱津隆之は前野さん、佐野さん、芹澤さんの上司役に。田中真琴は前野さんと芹澤さんコンビに助けられる女性役、そして斎藤工は伝説の童貞魔法使い役を演じるという。今回届いた映像は、現場の空気も伝わってくるメイキング特報。斎藤さん演じる伝説の童貞魔法使い・高橋による、「自分の○○と話し合えよ!」という衝撃の叫びからスタートする。各キャストのコメントと共に、前野さんと芹澤さんの“正体”が見え隠れし、シニカルなユーモア溢れる雰囲気が伝わる内容となっている。企画・脚本・監督を務めるのは、俳優として映画『着信アリfinal』、大河ドラマ「龍馬伝」などに出演後、初監督した映画『発狂』が数々の国際映画祭に出品され、続けて監督した3作品がカンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに入選するなど、注目を集める気鋭・宇賀那健一。ガングロギャル映画『黒い暴動』が2016年に公開、娯楽が失われた世界を描いた吉村界人主演『サラバ静寂』が2018年に公開されている。『魔法少年☆ワイルドバージン』は2019年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年03月26日12月14日(金)今夜放送の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、“平成のイチオシ名作クリスマス映画”として1990年に公開され世界的ヒットとなった『ホーム・アローン』をオンエアする。本作の主人公・ケビンはイタズラが大好きな少年。クリスマスに家族と親戚一同でヨーロッパ旅行に行くことになったケビンだが出発前日、ケビンの家に総勢15人が集まって準備にディナーにと大騒動。大はしゃぎする子どもたちだがケビンは兄姉やいとこたちとケンカ、屋根裏部屋に閉じ込められてしまう。翌朝、寝坊してしまった一家はケビンのことを忘れ大慌てで空港へ。全員そろって旅行へ出発…したところ機内で母・ケイトがケビンを家に置き去りにしてしまったことに気付く。とんぼ返りで自宅に戻ろうとするもホリデーシーズンで飛行機の空席はあるはずもない。その頃ケビンは誰もいない自宅でやりたい放題。食べたいものを好きなだけ食べられると大喜びでスーパーに向かうが、兄から殺人鬼だと聞かされていた隣人のマーリーから逃げようとして車にひかれそうになってしまう。その車を運転していたのは、クリスマスの旅行で留守になる豪邸からお宝を奪おうと計画していた、まぬけな泥棒・ハリーとマーブ。2人の狙いが自分の家だと知ったケビンは泥棒たちから家を守るための大作戦に着手。一方ケイトもなんとかアメリカ行きの飛行機に乗りこみ遠く離れた空港から陸路自宅へ。そして教会でマーリーと会ったケビンは彼の意外な一面を知ることに…という物語。ケビンには本作をきっかけに『マイ・ガール』などに出演、大スターとなったマコーレー・カルキン。泥棒ハリー役には『リーサル・ウェポン』シリーズや『グッドフェローズ』のジョー・ペシ、マーブには『ベリー・バッド・ウェディング』などのダニエル・スターン、ケイト役には『フランケンウィニー』などで声優としても知られるキャサリン・オハラ、マーリー役には『未知との遭遇』などのロバーツ・ブロッサムといったキャスト。(笠緒)
2018年12月14日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では「秋はハリポタ&ファンタビ!」と題して「ハリー・ポッター」&「ファンタスティック・ビースト」シリーズを3週連続オンエア。11月16日(金)今夜は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』をお届けする。J.K.ローリングが生み出した「ハリー・ポッター」シリーズはファンタジーの金字塔として小説、そして映画ともに大ヒットシリーズとなり、その世界観を受け継いだ新たな魔法シリーズとして誕生した「ファンタスティック・ビースト」も2016年公開の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』も大ブームを巻き起こしたのは記憶に新しい。同シリーズの最新作となる『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が11月23日(金・祝)から公開されることを記念した今回のシリーズ連続放送、第1夜を飾る『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は2010年公開、「ハリポタ」シリーズ最終章の前半となる作品。ホグワーツ魔法魔術学校の校長、ダンブルドア(マイケル・ガンボン)がスネイプ(アラン・リックマン)に殺され、闇の帝王・ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)はハリー(ダニエル・ラドクリフ)への本格的な攻撃を開始。ヴォルデモートに対抗するため不死鳥の騎士団のメンバーたちは自在に姿を変えられる“ポリジュース薬”を使ってハリーを逃がそうとするが、そこでもまた新たな犠牲が出てしまう。ヴォルデモートの魂を収めた「分霊箱」を破壊しない限り彼を倒すことができないと知ったハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の3人は「分霊箱」を探し出そうと決意。「分霊箱」を盗み出すもロンが大けがを負ってしまう。極限に近い状況の中でハリーとロンは激しい口論に。3人の絆は引き裂かれてしまうのか…というストーリー。今夜の『死の秘宝 PART1』に続き、次週11月23日(金)には『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』、11月30日(金)には『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が待望の地上波初放送となる。そして『死の秘宝 PART2』放送日の11月23日(金)には待望のシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開。最新作の公開を前を改めて「金ロー」で「ハリポタ」ワールドを復習してみては!?金曜ロードSHOW!『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月16日(金)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2018年11月16日10月19日(金)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本、水田伸生監督でおくる“謝罪師”という架空の職業の男を主人公にしたコメディ『謝罪の王様』を地上波初放送する。本作の主人公である“謝罪師”とはヤクザとのトラブルにセクハラ訴訟、息子の暴行事件を受けての大物俳優夫婦の会見に外交問題まで、様々な謝罪のレパートリーを駆使して解決へと導く職業。“謝罪師”の黒島譲を阿部さんが演じ、ケンカの仲裁から政府を巻き込んだ国家存亡の危機にいたるまで大小様々なトラブルを「東京謝罪センター所長」の黒島が謝罪のテクニックを駆使、和解へと導いていく姿を描いていく。黒島のもとに現れる司法書士を目指す倉持典子には井上真央。謝るのが苦手な典子は、車の追突事故の処理をこじらせにこじらせ400万円もの借金を背負っていたが、やりすぎなほどの誠意を見せた黒島のお陰で見事に示談が成立し、それがきっかけで典子は黒島のアシスタントとして働くことになる。典子が最初に担当することになるのが、岡田将生演じる下着メーカー勤務の沼田卓也。沼田は仕事相手の宇部美咲にセクハラで訴えられていたが、典子がどれだけ作戦を練っても“誠意ある謝罪”をすることができない。一方黒島も息子の傷害事件で謝罪会見を開くことになった大物俳優・南部哲郎に会見のいろはを伝授するものの、会見でマスコミから猛攻撃を浴びてしまい、仕方なく元妻で大物女優の壇乃はる香が代わりに謝罪するのだが、2人が謝罪すればするほど事態は収拾のつかない状況になっていく。さらに依頼人として現れた映画プロデューサーの和田耕作が謝りたい相手はなんと国家を揺るがす大物だった…というストーリー。美咲役には尾野真千子、南部役には高橋克実、はる香役には松雪泰子、和田役には荒川良々、そのほか竹野内豊、濱田岳らも共演する。阿部さんは主演最新作『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が現在大ヒット公開中。阿部さんのほか吉岡里帆、千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、ふせえり、田中哲司、松尾スズキらが出演、4オクターブの音域と全ての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シンと、対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうかの2人が織りなすハイテンション・ロック・コメディとなっている。金曜ロードSHOW!『謝罪の王様』は10月19日(金)21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開© 2013「謝罪の王様」製作委員会
2018年10月19日9月21日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、シリーズ最新作『ザ・プレデター』の公開を記念して、2010年に公開されたシリーズ第3作『プレデターズ』をオンエアする。『プレデター』シリーズはアーノルド・シュワルツェネッガー主演、ジョン・マクティアナン監督による第1作が1987年に公開され世界的に大ヒット。その後ダニー・グローバー主演の第2作、さらにクロスオーバータイトルとして『エイリアンVSプレデター』と『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』の公開と世界観を広げていった。そして2010年に公開されたシリーズ第3作、クロスオーバーを含めると5作目となるのが本作『プレデターズ』である。突如謎の惑星に連れてこられた傭兵ロイス(エイドリアン・ブロディ)。そこには自分のほかにもメキシコの暗殺集団の一員クッチーロ(ダニー・トレホ)、ロシア特殊部隊所属のニコライ(オレッグ・タクタロフ)、CIAの天才スナイパー・イザベル(アリシー・ブラガ)、アフリカの戦士・モンバサ(マハーシャラルハズバズ・アリ)、FBIの最重要指名手配犯である死刑囚スタンズ(ウォルトン・ゴギンズ)、日本人の殺し屋・ハンゾー(ルイ・オザワ)ら戦闘のエキスパートたちと謎の医師のエドウィン(トファー・グレイス)たちが集められていた。イザベルは目撃した様々な状況から“敵”がかつてアメリカの精鋭部隊をほぼ全滅させた究極の戦闘種族だと気づく。周囲の色に同化、人間の体の熱を察知して巧みな攻撃をしかけてくる“敵”によって次々と犠牲になっていく仲間たち。この惑星に集められた人間たちは最強の戦闘種族=プレデターが“狩り”を楽しむための“獲物”だった。そんな中、ロイスたちは長きに渡りこの惑星で戦い続けてきたノーランド(ローレンス・フィッシュバーン)に惑星とプレデターに関する情報を教えてもらい、惑星から脱出しようと計画を立てる…というストーリー。シリーズのリブート的作品となる最新作『ザ・プレデター』では異種交配したことでさらなる進化を遂げたプレデターたちが登場。巨大な“アルティメット・プレデター”まで登場。ボイド・ホルブルック演じる傭兵の父が息子と世界を守るために壮絶な戦いを繰り広げる。金曜ロードSHOW!『プレデターズ』は9月21日(金)21時~日本テレビ系でオンエア。『ザ・プレデター』は大ヒット公開中。(笠緒)■関連作品:プレデターズ 2010年7月10日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOXザ・プレデター 2018年9月14日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2018年09月21日映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』が、2018年11月10日(土)より新宿シネマカリテ他にて公開される。主演はニコラス・ケイジ。妻を殺された男によるリベンジホラー『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』は、愛する妻マンディを理不尽に殺された男、レッドの復讐物語。妻を殺したバイク集団への復讐に燃えるレッドが繰り広げる、ウルトラバイオレンスなリベンジホラーだ。第71回カンヌ国際映画祭の監督週間や、サンダンス映画祭2018ミッドナイト部門に出品され、話題を呼んだ。主演はニコラス・ケイジ主演を務めるのは『ゴーストライダー』『コン・エアー』などに出演するニコラス・ケイジ。彼の 愛する女性マンディは、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のアンドレア・ライズブローが演じる。監督は、『ランボー/怒りの脱出』『コブラ』のジョルジ・パン・コスマトス監督の息子である、パノス・コスマトス。音楽は今年急逝した『ボーダーライン』『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞ノミネートのヨハン・ヨハンソンが手掛けている。ストーリー過去のある男レッドは、愛する女性マンディと人里離れた場所で静かに暮していた。しかし、マンディに固執する狂気の集団によって、彼女は炎につつまれレッドの目の前で惨殺される。怒り狂ったレッドは、オリジナルの武器を携え復讐に向かう。しかし、彼の前には、得体のしれない姿をしたバイク軍団が立ちはだかった――。詳細映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』公開日:2018年11月10日(土)監督・脚本:パノス・コスマトス音楽:ヨハン・ヨハンソン出演:ニコラス・ケイジ、アンドレア・ライズブロー、ライナス・ローチ原題:MANDY
2018年09月16日マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』の公開を記念して9月7日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」ではシリーズ第1弾となる『アントマン』を地上波初放送する。『スパイダーマン』や『アベンジャーズ』など数々の最強キャラクターを擁するマーベル・スタジオが生み出した「わずか1.5cmの体長」「意表を突く特殊パワー」「ヒーローになるためハンパない努力が必要」というユニークなヒーロー・アントマン。主人公は仕事も人間関係も空回りばかりの主人公スコット・ラング。仕事も家族も失い、別れた妻と暮らす最愛の娘の養育費を払えないせいで会うことすら許されない…絶体絶命の彼にオファーされた唯一の“仕事”。それは、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、未知なる潜在能力を持つ“アントマン”となることだった。最愛の娘のために猛特訓を開始した彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか?そして、アントマンに託された決死のミッションとは…という物語。『ウォールフラワー』『40歳の童貞男』などのコメディで知られるポール・ラッドがスコットを演じ、『ウォール街』や『危険な情事』など数々の作品で知られる名優マイケル・ダグラスがスコットを導く謎の男ハンク・ピムに扮するほか、『リアル・スティール』『ホビット』シリーズのエヴァンジェリン・リリーがピムの娘ホープを演じる。また日本語吹き替えの声優として「ブラックマヨネーズ」小杉竜一がマイケル・ペーニャを担当、小杉さんの声の演技にも注目だ。『アントマン』シリーズの続編にして最新作となる『アントマン&ワスプ』は現在絶賛公開中。スコットの前に新型スーツの力を手に入れた完璧ヒロイン“ワスプ”ことホープと、“アントマン”スーツを開発したピムが「チカラを借りたい」と現れる。“アントマン”の秘密を狙って謎の敵“ゴースト”がピム博士とホープを追っているという…この強敵にアントマンたちはどう立ち向かっていくのか?今作でもポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラスらが続投、前作を上回るエキサイティングな映像に釘付けになること必至だ。金曜ロードSHOW!『アントマン』は9月7日(金)21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:アントマン 2015年9月19日より全国にて公開© Marvel 2015アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018
2018年09月07日『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』の両シリーズでエルフのレゴラス役を演じたオーランド・ブルームが、同シリーズのキャストと再会を果たした。オーランドは魔法使いのガンダルフ役のイアン・マッケラン、ドワーフのオーリ役のアダム・ブラウンと3人で撮った写真をSNSに投稿。「ドワーフ、魔法使い、エルフがバーの中に入っていくよ…#lotr」とキャプションを添えた。立ち位置は向かって左がアダム、真ん中に年長のイアン、右にオーランドで、3人ともニコニコの笑顔で写真に収まっている。オーランドは1週間前にも、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで共演したアルウェン役のリヴ・タイラーとも再会。リヴはロンドンで行われていたオーランド主演の舞台「KILLER JOE」を観劇したという。オーランド、リヴ、オーランドの愛犬のマイティと映った写真に「エルフのペアとわんこ」と綴り、ファンを喜ばせたばかりだった。シリーズ第1作目から17年経ったいまもキャストの友情の絆は固く、時折プチ同窓会を開いては誰かがSNSで知らせてくれている。2015年にはホビットのメリー役のドミニク・モナハンが、主人公フロド役のイライジャ・ウッド、ピピン役のビリー・ボイド、そしてオーランドと4人で会食している写真をSNSに掲載した。昨年はこの4人のメンバーにアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンを加えてつるむ様子が報じられた。『ロード・オブ・ザ・リング』の主要キャストたちは仲が良く、9人でおそろいのタトゥーを身体に刻んだことでも知られている。(Hiromi Kaku)
2018年08月15日8月3日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、リドリー・スコット監督&マット・デイモン主演のサバイバル・アドベンチャー大作『オデッセイ』を地上波初放送する。先月7月31日(火)に15年ぶりに地球に大接近した火星。夜空に赤く輝く姿に目を奪われた人も多いのではないだろうか。今夜は火星大接近を“記念”して火星を舞台にしたサバイバル超大作をお届けする。『ブレードランナー』で退廃的な近未来を圧倒的な映像美で描き出し、『エイリアン:コヴェナント』に至る『エイリアン』シリーズを生み出すなど、映画界に大きな影響を与えてきたリドリー・スコット監督が『オーシャンズ11』や『ボーン・アイデンティティー』から始まるジェイソン・ボーンシリーズなどで知られるマット・デイモンを主演に迎えた本作。マット演じる植物学者のマークは、火星の有人探査ミッション<アレス3>のクルーの一員だが、ある日火星の大嵐に遭遇、退避中に通信アンテナが大破。クルーはマークが死んだと判断し火星を飛び立ってしまう。NASAの長官・サンダースはマークの死亡を発表。葬儀も執り行われるが、マークは奇跡的に命を取り留めており、居住施設に戻り大嵐の際に負った傷を自力で治療。次の探査機が来る4年後まで生き延び地球に還ることを決意。一方、マークの生存を知った火星ミッションの責任者・カプーアは救出に向けてNASAと行動を開始するのだが…という物語。本作でゴールデングローブ賞に輝き、アカデミー主演男優賞にノミネートされたマット・デイモンの迫真の演技と圧倒的な映像は必見だ。『オデッセイ』は8月3日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送。(笠緒)
2018年08月03日食べられる石鹸がついに日本でも生産開始!食べられる石鹸として15年前から販売されているバージンオリーブオイル石鹸が日本でも生産されることとなった。この石鹸はシュバイツアー高橋株式会社において販売されている石鹸で、食用オリーブオイルを100パーセント使用していることで知られている。このたび、エーゲ海産の食用オリーブオイルを日本に輸送することで、日本国内での生産が可能となった。国内産になったことでこれまで以上に安心感のある商品へと生まれ変わった。「100%バージンオリーブオイル石鹸BC4000」食用バージンオイルを100%使用した石鹸「100%バージンオリーブオイル石鹸BC4000」は、保存料、添加剤を一切使わず、エキストラバージンオリーブオイルのみを使用。石鹸自体は脂肪酸塩であるため、石鹸でありながら食べることができる。本来、食用として作られていないため食べることは好ましくないものの、食べられる成分でできているという意味で安心感は強い。しっとりと突っ張らない肌へ元々は皮膚科や薬局から販売を始めた「100%バージンオリーブオイル石鹸BC4000」は肌に優しく、しっとりと突っ張らない肌へ導いてくれる商品。人にも肌にも優しい成分でできているので、肌の弱い人でも安心して使用することができる。肌が弱くて悩んでいる人には、ぜひ試して欲しい商品となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※シュバイツアー高橋株式会社のプレスリリース
2018年06月25日安田顕主演、吉田恵輔監督映画『愛しのアイリーン』が9月14日(金)に全国公開されることが決定。衝撃的なポスタービジュアルも解禁され、さらに、共演に木野花、伊勢谷友介、“花嫁”アイリーン役にはフィリピン人女優のナッツ・シトイを迎えることが分かった。ドラマ「宮本から君へ」が放送され、再び脚光を浴びている新井英樹の傑作漫画が初めて映画化。監督は原作「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言し、『ヒメアノ~ル』で日本を震撼させた吉田恵輔が務める。主演は稀代のカメレオン俳優、安田顕。現在公開中の『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』とは一転、伝説漫画の主人公を渾身の力で怪演する。■あらすじ寒村の地。久方ぶりに岩男(安田さん)が帰省したその日は、死んだことすら知らなかった父親の葬儀中だった。しかも岩男はフィリピンで買って来た嫁、アイリーンを連れていた!42歳まで恋愛を知らずに生きてきた岩男に無邪気にまとわりつくアイリーン。騒つく参列者たちの背後から現れたのは、ライフルを構えた喪服姿の母親ツル。いま、戦慄の来訪記が幕を開けるーー。ラストの瞬間まで怒涛のように押し寄せる行間なしのエモーション。日本映画の枠を超える、感動のラブ&バイオレンスがここに誕生する!今回解禁となった共演陣には、岩男の母にして強烈な愛憎でアイリーンを追い詰める姑ツル役を、名女優・木野花が恐るべき迫力で演じる。作品にサスペンスフルな重圧を与える深遠なるヤクザ塩崎役には伊勢谷友介。そして、本作のヒロインであるアイリーン役、新星ナッツ・シトイはフィリピンオーディションで見い出された。また、本作のために書き下ろされた主題歌「水面の輪舞曲(ロンド)」を、数々のCMソングを手がける大阪出身の新世代ミュージシャン・奇妙礼太郎(きみょう れいたろう)が歌うことも決定した。■10万発のパチンコ玉風呂にヤスケン&フィリピンの花嫁が!そして、本作の衝撃のポスタービジュアルも初解禁。ピンクと紫に彩られ、あやしい雰囲気をかもし出すラブホテルのバスルーム。浴槽の中には、岩男が働くパチンコ店を想起させるパチンコ玉が10万個敷かれており、その中で“地獄のバージンロード”を象徴するかのように、白いタキシード姿の安田さんとウェディングドレスのナッツ・シトイが寄り添っている。作品への期待が高まるビジュアルが完成した。『愛しのアイリーン』は9月14日(金)より全国にて公開。(注:吉田恵輔監督の「吉」は土よし)(text:cinemacafe.net)
2018年06月15日6月15日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、2週連続ディズニー映画オンエアの初週として2016年洋画No.1ヒット作にしてアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ズートピア』を“地上波最速初放送”する。動物たちが人間のように暮らす楽園“ズートピア”の危機に、「夢を信じる」ウサギと「夢を忘れた」キツネがコンビを組み大奮闘する本作。製作総指揮には『アナと雪の女王』や『ベイマックス』などで知られるジョン・ラセター。監督には『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと、『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアを迎えた。日本版の声優陣としてヒロイン・ジュディ役に上戸彩、ニック役にはトム・クルーズ、ウィル・スミス、キアヌ・リーブスなどの吹き替えで知られる森川智之、またジュディの同僚クロウハウザー役に「サバンナ」高橋茂雄が起用されている。さらに主題歌「トライ・エヴリシング」を担当したDream Amiもガゼル役で出演。田舎町で育った明るく元気なウサギの女の子ジュディは、誰もが夢を叶えることができる街・ズートピアで立派な警察官になるのが夢だが、警察官になれるのは大きな動物だけだった。それでもジュディは夢を諦めず警察学校をトップの成績で卒業し憧れのズートピアへ。ズートピアでは動物の連続行方不明事件が発生しており、事件解決のため活躍できると思ったジュディだったが、署長のボゴから駐車違反の取り締まりを命じられる。驚異的な仕事ぶりを見せるジュディだったが取り締まり中に出会ったキツネの詐欺師・ニックに騙されてショックを受けてしまう。その後イタチの泥棒を捕まえるも大騒動を巻き起こしボゴ署長から叱られたジュディはすっかり落ち込む。ある日、ヒツジの副市長・ベルウェザーの後押しもあり、ジュディは行方不明になっているカワウソ・オッタートンの捜査を担当することに。1枚の証拠写真から手掛かりを見つけたジュディは、早速ニックの元へ。ジュディに弱みを握られ渋々捜査に協力したニックだったが彼の情報網のお陰で、ある車からオッタートンの免許証を発見する。しかしその車の持ち主はニックの宿敵でもある闇のボス“ミスター・ビッグ”(山路和弘)のものだった・・・という展開。2週連続ディズニー映画企画、来週6月22日(金)は『ファインディング・ドリー』をオンエア。こちらもお楽しみに。金曜ロードSHOW!『ズートピア』は6月15日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月15日ペリーロード散歩の休憩に。ホッと一息できるカフェ下田条約締結の際、ペリー率いる黒船艦隊が了仙寺まで歩いて向かったペリーロード。平滑川沿いに柳並木が連なり、石畳とガス灯、柳橋と下田の風物詩・なまこ壁、伊豆石造りの蔵や古民家が立ち並び、今ではレトロな街並みとして、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。そんなペリーロードをお散歩中に、少し休みたくなったら、カフェでコーヒーブレイクはいかがでしょうか?カフェ「irori」でまったりコーヒーブレイクをコーヒーブレイクにおすすめしたいカフェ「irori(イロリ)」の店先ではハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーの香りが漂います。その名も「黒船ブレンド(400円)」。開国の街、下田をイメージした、力強いキレと深いコクを感じる味わい。テイクアウトもできます。コーヒーと一緒に食べたい濃厚ブラマンジェコーヒーのおともには、手作りの「ブラマンジェ(350円)」がおすすめです。アーモンドミルクと生クリームを合わせて、ほんのりコーヒー風味。濃厚でありながら、さっぱりとしていて、ぺろりと食べられてしまいます。地元の食材を使った絶品とろとろオムライスiroriでは、地元の食材を使ったお食事メニューも充実。一番人気は、下田市場の赤玉の卵を使った「とろけるオムライス(980円)」。とろとろの卵にかかった、酸味もありさっぱりとした甘みのあるデミグラスソースが絶品です。また、中伊豆のワイナリーから取り寄せたワインなど、お酒も充実! 夜はガス灯が灯り、昼とはまた違ったロマンチックな雰囲気のペリーロードを通って、お酒と手作りの美味しいお食事目当てに通いたくなるお店です。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:irori住所:静岡県下田市3-10-12電話番号:090-7401-4850
2018年06月04日Amazonが1,000億円以上をかけて製作するドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」は、若きアラゴルンが主役となるようだ。ピーター・ジャクソン監督の映画版『ロード・オブ・ザ・リング』では、ヴィゴ・モーテンセンが演じたアラゴルン。原作者J.R.Rトールキンや『指輪物語』に詳しい「TheOneRing.net」は、シーズン5まで決定している同ドラマのうち、少なくともシーズン1は若い頃のアラゴルンに焦点が当てられると報じている。このニュースを受け、同ドラマを楽しみにしているファンたちの意見は割れた。「ますます期待が募る」という声や、映画版で当初アラゴルンを演じる予定だったスチュアート・タウンゼントに「やっとアラゴルンを演じられるんじゃない?」と推す声など、SNSにはポジティブなコメントが寄せられている一方、「トールキンは原作で若い頃のアラゴルンにはほとんど触れていないのに、どうしてドラマ化できるのか?」と疑問を呈するファンも。「TheOneRing.net」は、「指輪物語」の「追補編」に若きアラゴルンが登場すると主張したが(「アラゴルンとアルウェンの物語」)、この物語はわずか12ページほどだという。たった12ページを元にドラマ展開するためには、原作からかなりの脚色が予想されるとして「不安だ」というファンもおり、現在のところはまさに賛否両論だ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2018年05月18日4月5日に82歳で逝去した高畑勲監督の集大成にして遺作となった『かぐや姫の物語』が、5月18日(金)の「金曜ロードSHOW!」でオンエアされることになった。1935年、三重県伊勢市に生まれた高畑監督は東京大学仏文科卒業後、東映動画(現在の東映アニメーション)に入社「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」「じゃりン子チエ」などの演出、監督を担当。物語の世界のなかに生きる人々の営みを的確に捉えた繊細な日常描写でキャラクターの内面を浮かび上がらせる演出技法は、後の日本のアニメーションの表現、技術に大きな影響を与えた。東映動画の後輩でもある宮崎駿らとスタジオジブリを設立すると、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』といった作品を監督、プロデューサーとしても『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』などいまだに愛される名作を世に送り出した。そんな高畑監督の遺作となった『かぐや姫の物語』は、誰もが知っている日本最古の物語「竹取物語」を全く新しい解釈で映画化。水彩画がそのまま動き出したような美しさとダイナミックさを併せ持ったその映像は日本のみならず。第87回アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされるなど、海外の多数の映画賞を席巻したのは記憶に新しい。「かぐや姫」という一人の女性が誕生し、少女時代を経て美しい姫に成長していく物語を日本の原風景ともいえる美しい景色とともに描くことで、命の輝きと“生きる喜び”というテーマを表現。感動のラストへとつながっていくこの超大作を今回完全ノーカットで放送。かぐや姫役の朝倉あきをはじめ高良健吾、宮本信子、田畑智子、宇崎竜童、上川隆也、朝丘雪路ら豪華声優陣による声の共演も注目だ。今回の放送にあたり本作のプロデューサー・西村義明(スタジオポノック)は「かぐや姫はなぜ、数ある星の中から地球を選んだのか。この地で何を思い、どう生きたのか。かぐや姫は、なぜ地球を去らねばならなかったのか…高畑勲監督の3つの問いから、映画『かぐや姫の物語』の企画が始まりました。8年間という長期の制作期間を経て完成した映画ですが、ジブリ第7スタジオのスタッフ達とともに、とても楽しそうに映画を作っていた高畑監督を思い出します。残念なことに高畑監督は亡くなってしまいましたが、最後の長編映画『かぐや姫の物語』を、この機会にぜひ日本中の皆さんに楽しんでいただければと思います」とコメントを発表。高畑監督と日本アニメ界最高のスタッフたちによる渾身の名作『かぐや姫の物語』は5月18日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で完全ノーカット放送。また5月15日(火)には監督を偲ぶ「お別れの会」が東京・三鷹の森ジブリ美術館にて執り行われる。(笠緒)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開© 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2018年05月04日あなたが結婚するなら、どんな結婚式が理想ですか?高級ホテルに友人や同僚を招いて盛大に、それともハワイの浜辺でリゾート婚…考え出すときりがないですね。結婚式は将来を誓い合うふたりが家族になるための儀式。今まで家族と共に歩んだ道のりを振り返り、そして新しい家族の幸せな未来を願う日です。だからこそ家族が笑顔になれる結婚式が一番!今回は、結婚式にまつわる映画『ばぁちゃんロード』をご紹介します。4月14日(金)に公開の本作は、家族の絆を描いた心温まるストーリーに思わず涙する1本です。■気になるストーリーは?主人公は、結婚を間近に控えた根っからのばぁちゃんっ子の孫娘、夏海。そして、足を怪我して施設で暮らす祖母、キヨ。「ばぁちゃんと一緒にバージンロードを歩きたい」という夏海の願いが、施設に引きこもったまま心を閉じかけていたキヨを動かし、ふたりでその目標に向けてリハビリを重ねて奮闘していく――といったお話です。物語の中では、孫娘の夏海とばぁちゃんの関係はもちろん、夏海と婚約者の大和、夏海の両親と夏海をとりまく家族の絆について描かれています。自然でリアルな家族の風景に思わずグッとくるシーンがたくさん!中でも、筆者のお気に入りのポイントをご紹介しますね。■バージンロードの意味は…「バージンロードは、新婦が生まれた日から今日までの道のりを意味している」式場の見学に出かけた夏海が「ばぁちゃんとバージンロードを歩きたい」と強く意識するようになったのはこの言葉があったから。バージンロードを人生の道のりに例えるなんて、なんだかステキですね。結婚は人生の節目だからこそ、ずっと見守ってくれた家族に感謝の気持ちを伝えるべきときなのです。■それぞれの家族の絆…◎夏海と大和ばぁちゃんのリハビリに付き添う夏海を応援する大和。いつも明るく楽しい雰囲気のカップル。ケンカをしてもお互いを想いやるふたりの関係にほっこりさせられます。◎ばぁちゃんとじぃちゃんばぁちゃんがじぃちゃんとの思い出を語るシーン。歳を重ねて体が不自由になったじぃちゃんとばぁちゃんは互いが互いの杖として寄り添いながら一緒に歩いていた、そんなばぁちゃんの言葉に「結婚っていいものかもしれないな」とホロリとさせられます。◎夏海の両親単身赴任で家を離れていた父、仕事が忙しく家を空けることが多かった母。一緒に居る時間は少なくても娘を大事に想っていることが伝わる両親の姿にもグッときます。■プレミア試写会&記者会見映画の完成を記念して、篠原哲雄監督と主演の文音さん、草笛光子さん、そして三浦貴大さんの記者会見が開かれました。今回、『ばぁちゃんロード』を演出するにあたって、篠原監督はその場で起きることを自然に、ある意味2人の歩みをドキュメンタリーのように撮ることを意識していたと言います。さらに、文音さんと草笛さんが共演するのは今回が2度目ということで、プライベートでも親交があり仲が良いそう。そんなふたりの関係が役柄に重なり、映画の中でも孫娘と祖母の自然体な雰囲気を作り上げることができたみたいです。草笛さんは、“芝居”することを止め、どんなシーンであっても、孫娘である文音さんを愛して愛し抜いて、温めているような気持ちを持ち続けることで“孫を大事に想うばぁちゃん”の姿を表現しているそうです。『ばぁちゃんロード』では、監督、俳優陣ともに、自然体な家族の姿を描いています。この映画を観れば、心がホッとするような、あたたかな気持ちになれるでしょう。◎文音さん、草笛さんからのメッセージ・文音さんこの映画を観た後は、大切な人に改めて思いを馳せるような気持ちになるはずです。大切な人にメールをしたり、電話をしたり、映画を観てくださったみなさんの心が優しさであふれてくれれば嬉しいと思っています。・草笛光子さん色の濃い油絵のような映画が多い中で、この作品は墨絵のように柔らかい作品です。役者として一番難しい普通をやらせてもらえました。それをどう受け取ってもらえるのかが楽しみであり、心配でもあります。もちろん劇中での泣くシーンは、目薬は使いませんでした。そのままでやりました。皆さんにも涙がちょっと出るくらい感動してもらえたら嬉しいです。最近、気持ちがトゲトゲしている、感動が足りていない…そう感じているなら、映画館に足を運んでみませんか?『ばぁちゃんロード』があなたにやさしい気持ちを思い出させてくれるかも。【STORY】ガソリンスタンドで働く夏海(文音)は、父の跡を継ぎ一人前の漁師を目指す高校時代からの友達・大和(三浦貴大)にプロポーズされる。結婚を決めたことを報告するため、2人はまず、夏海の両親のもとへ、そして施設で暮らす夏海のばぁちゃん・キヨ(草笛光子)のもとへ出向く。夏海は、両親が共働きだったことで、幼い頃からキヨに育てられたばぁちゃんっ子だった。自宅の庭で足を骨折してしまったことで歩けなくなってしまい、車椅子の生活をしているキヨ。久々に施設で再会した夏海は、なんとかキヨを励まし、元気を取り戻してほしいと悩む。そんな彼女が思いついたこと、それは「結婚式のバージンロードをばぁちゃんと歩く」ということ。ひたむきな夏海の想いが、キヨに“歩く”という目標を与え、次第にその目標がキヨの希望へと変化していくのだった・・・。2018年4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー出演:文音草笛光子/三浦貴大桜田通鶴見辰吾他監督:篠原哲雄脚本 上村奈帆音楽 かみむら周平製作:「ばぁちゃんロード」製作委員会(オフィスレン/セントラル・アーツ/東北新社)配給:アークエンタテインメント(C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会2018年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/89分
2018年04月14日今春、誰もが大切な人に会いたくなるハートウォーミングな映画が公開される。タイトルは『ばぁちゃんロード』(4月14日公開)。海沿いの田舎町を舞台に、結婚を間近に控えた根っからの“おばあちゃんっ子”の孫娘・夏海(文音)が、足をケガして施設で暮らす祖母・キヨ(草笛光子)と一緒にバージンロードを歩くためふたりでリハビリに奮闘する物語。女性自身は、本作でヒロインを務めた文音に独占インタビュー。W主演を務めた草笛との共演秘話をはじめ、女優デビュー10年目、30歳という節目を迎えた心境を聞いた。 ――完成した作品の感想から聞かせてください。 最色で言ったらパステルカラー。とても爽やかで、透明感のある作品だと思いました。篠原哲雄監督が得意とするジャンルだと思いますが、日常生活の一コマを上手に切り取った作品だなあ、と。 ――富山県氷見市で撮影されたんですよね。 とにかく、絵がとてもキレイなんですよ。花、空、海……さまざまな実景が美しくて。どこを取っても絵ハガキになるような写真の連続のようです。 ――撮影期間は昨夏に2週間ほどだったと聞きました。撮影中の思い出は? 2週間の撮影期間で1日だけ撮休があったので、その日、スタッフとキャスト総出のバーベキュー大会をやりました。地元の人たちが氷見牛などの特産品を提供してくださったり、監督自ら焼きそばを作ってふるまってくれたりと、とても和やかな会で。スタッフと役者がそんなふうに交流するって、映画の撮影現場ではかなりめずらしいことだと思います。地方ロケということがみんなの絆を深めたのかもしれないし、篠原監督のお人柄のせいなのかもしれない。役者同士が仕事の現場以外で話すことが作品自体に生きることもありますし、こういうことは貴重だし、もっとやらなきゃダメだなって思いました。 ――今作は、祖母役の草笛光子さんとのW主演ということもあり、ご自身がリーダーシップを発揮しなきゃという思いもあったのですか? “主演だから”ということは、逆に、あまり考えないようにしていたと思います。プレッシャーになるだけですし。その点で言えば、映像の現場よりも舞台のときのほうが意識的にみんなを引っ張っていこうとしますね。作品自体が座長のカラーになりますから。でも、主演かどうかに関わらず、私自身、日ごろから自分が関わる人と積極的に話しかけよう、コミュニケーションを図ろう、と心がけているほうだと思います。それは、私のデビュー作を撮ってくださった佐々部監督の教えのおかげです。 ――デビュー作は、2008年公開の映画『三本木農業高校、馬術部』ですね。佐々部清監督からどのような指導があったんですか? 映画というのは、「役者だけで作っているわけではない」と。照明や録音という撮影部がいて、いろいろな人たちがいて一つの作品が作られているということです。だから、「主演がやらなきゃいけないことは、みんなの名前を覚えることだ」と佐々部監督に言われて、それはもう、私の体にしみっついていますね。「照明さん!」とか呼ばず、スタッフさんは必ずお名前で呼ぶというのは意識的にやっています。 ――今作で文音さんが演じる田中夏海の魅力は? 脚本を読んだときは、“夏の海”だから、名前のとおり太陽のような女のコというイメージでした。元気で、明るくて、28歳という年齢にしてはちょっと落ち着かないというか、いつも動き回っていて、子供っぽい。でも、演じていくうちに、「夏海って、めちゃくちゃ甘え上手だな」という印象が強くなりました。草笛光子さんが演じるキヨばぁちゃんがとてもお茶目でかわいらしいので、そういう部分を受け継いでいる感じもします。 ――具体的にはどういうところが甘え上手だと思ったんですか? とにかく、台風の目のような女のコなんですよ。夏海が動くと周りの人間がみんな巻き込まれる。「ばぁちゃんとバージンロードを歩きたい!」という彼女の思いつきに、キヨばぁちゃんをはじめ、両親、恋人の大和(三浦貴大)、病院の人たち、みんなが振り回されることになるわけですから。それって、信念があるといえばそうだし、純粋に、まっすぐに育ってきたんだなあと思いました。計算がないぶん、魔性の女ですよ(笑)。 ――文音さんご自身はそういう魔性的な部分はないんですか? 全くない、ない!(笑)。私自身は、まったく甘えられない女なので、彼女のように甘え上手になりたいですよ。夏海みたいな女のコだから、大和のような優しい男性がそばにいてくれるんだろうなあって羨ましくて。「バイトはやめていい。俺が働くから、おばぁちゃんのそばにいてやれ」と言ってくれる恋人なんて、よくないですか!演じながら、「彼女、マジで無意識に甘えてる!」と思いましたもん(笑)。私自身は、まだ結婚できないですね。「家事は全部僕がやるから、君は思う存分仕事をしていいよ」と言ってくれる人が現れてくれたらわからないけど(笑)。 ――草笛さんと共演されるのは、『SAKURA~事件を聞く女~』(’14年)以来、3年ぶり。一緒にお仕事されて、改めて草笛さんから学んだこと、影響を受けたことはありますか? いちばん勉強になったのは、本番前のお稽古ですね。草笛さんは、2人のシーンの前には必ず、セリフ合わせをするんです。「ヨーイ、スタート」でいきなり演技に入るのではなく、呼吸を合わせてから本番に臨むというやり方がとても勉強になりました。また、草笛さんは、役に対して良い意味でわがままというか、「ここはどうしても譲れない」というところをしっかり持っていらっしゃる。相手が監督でも決して妥協しない。そういうお姿を間近で見て、私も、もっとわがままなってもいいんだなあと思いました。 ――草笛さんは、最近、着こなし術の本を出版されるほど、ふだんからオシャレに気を遣われる方だと聞きましたが。 富山に滞在期間中、草笛さん、ホテルのご自分のお部屋にワードローブを運び入れて、ダンボールで5~6箱のお洋服を持ってきていました。私、ロケ先でタンスを買われた方を初めて見て(笑)。あと、ツインベッドルームのベッドを1つ取り外してエクササイズスペースを作られて、ストレッチや筋トレをされていました。「さすが、一流の女優さん!」とホレボレ。 ――文音さんご自身のこだわりは?新作に入るとき必ずされることとか? 私、役のかけもちができないんです。器用じゃなくて。あまり作品が縫わないようにしてもらうことはしていますね。 ――器用にこなすところは? 運動は得意です!バレエもやりますし、アクションのお稽古もしていますし、ヨガもやって、とにかくつねに動いていないと気持ち悪い。運動は何でも器用にこなすと思います。 ――ちょうどデビューして10年。振り返って、女優のお仕事についてどう思っていますか? 私にとっての20代の10年の月日は、本当にいろいろなことがありました。落ち込むこともあれば、もう1回頑張ろうと思ったこともあったし。今回、10年という節目で、『ばぁちゃんロード』のような作品をできたことは本当によかったなあと思います。何よりも、「私は、やっぱり映画がいちばん好きだ!」って再認識できたことがうれしくて。映画を作る現場が大好きなんです。これまで、何度となく“将来、どういう女優になりたい?”って問われてきて、これまでは、サイコパスや殺人鬼などインパクトのある役をやりたい、と。そのほうが役者として成長できると思っていたんです。でも、『ばぁちゃんロード』をやり終えて、リアリティーのあるお芝居というものにもっと寄り添っていきたいと思うようになりました。等身大な役ほど、掘り下げれば掘り下げるほど、どんどん追求できるような気がするし、もしかしたら、そっちのほうが難しいのかもしれない、と。ようやく答えが見つかったような気持ちです。 ――昨年から出演作品が続いていますし、30代に向けて運気が上向きな感じですね。 よくなっていればいいなって思います。でも、自分自身のなかでは、よくなっている実感は全くないですね。主演が続いたからって安心できるわけでもないし、本当、この世界っていつ仕事がなくなるかわからないですから。そのなかで自分にしかない武器を持つということはすごく大切ですし、そういう意味でも、もっともっと成長しなきゃいけないと思います。役の幅を広げたいし、アクションもやりたいし、そこは貪欲になっていきたいです。実は私、“ネクストブレーカー”と言われて数年経つんですよ。「いつ本当にブレークするんだろう? 」って思っています。 【文音(あやね)プロフィール】’88年3月17日生まれ。東京都出身。’08年、映画『三本木農業高校、馬術部』で女優デビュー。同作で第33回報知映画賞新人賞、第32回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。近年の出演作品は、映画『八重子のハミング』、『イタズラなKiss THE MOVIE』 シリーズ、舞台は、『熱海殺人事件 NEW GENERATION』ほか、ディスグーニーpresents Vol.4 『GOOD-BYE-JOURNEY』にジャンヌダルク役で主演、ネットニュースの裏側を描いた『Fake News』ではジャーナリスト役で主演をはたした。 【公開情報】映画『ばぁちゃんロード』4月14日(土)、有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー出演/文音、草笛光子、三浦貴大、桜田通、鶴見辰吾ほか監督/篠原哲雄脚本/上村奈帆配給/アークエンタテインメント (C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会
2018年04月14日サイクルホリック運営委員会はこのほど、4月21日にロードバイク専用トレーニングジムを備えた「サイクルフィットネスバー CYCLE:HOLIC(サイクルホリック)」を東京都千代田区神田淡路町に新規オープンさせる予定であることを明らかにした。同施設では、「トレーニング」「スポーツリラクゼーション」「トレーニング後の飲食」という自転車乗り向けの3つのサービスを1つの店舗内で提供する。自転車に詳しい"サイクルジャージ女子"が接客を担当するという。トレーニングは、大画面のロードバイクシュミレーターや、スマートトレーナー「Tacx NEO Smart」を備えたロードバイク専用トレーニングジムで行える。ロードバイクはレンタル可能(10速・11速対応予定)であるため、仕事帰りでも気軽に利用できるとのこと。自転車の設置や操作方法などはスタッフがサポートする。また、ローラー台の上で走行したデータをリアルタイムでオンライン上のアバターに反映し、世界中のユーザーとサイクリングを楽しむことができるオンラインゲーム「Zwift」も取り入れる。壁面に映し出される「Zwift」の臨場感あるプレイ画面を見ながら、トレーニングやゲームに打ち込めるという。トレーニング後は、自転車乗りに効く部位を中心に、身体をほぐすリラクゼーションを受けられる。カフェ&バーコーナーでは、自転車に詳しいスタッフとコミュニケーションしながら、ドリンクやフードが楽しめるとのこと。このほど、店舗立ち上げに先立ち、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にてクラウドファンディングプロジェクトを公開した。募集期間は2018年4月20日まで。支援者には、お試し体験チケットやオープニングパーティへの参加権などのリターンが用意されているという。
2018年02月26日