2014年12月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて「SEMICON Japan 2014」が開催されている。今年は従来のような半導体製造装置と材料メーカーによる展示に加え、特別展「World of IoT」など様々な新たな取り組みに挑んでいる同展示会。半導体露光装置を中心に展開するニコンは、2014年4月より受注を開始したArF液浸スキャナ(露光装置)「NSR-S630D」を10nmプロセス世代まで対応させるロードマップなどを提示している。NSR-S630Dは投影レンズ性能の向上とレチクルステージ位置計測のエンコーダ化、温空調システムの改良により、MMO(Mix and Match Overlay:同一機種間の重ね合わせ精度)を2.5nm以下にしつつ、毎時250枚以上(96shots)のスループットを実現した露光装置。1Xnmクラス向けに開発されたものだが、レチクルや照明系の改造により10nmプロセスにも対応できるめどがついているという。また、10nmプロセスを実現する際のパターニング回数も6回という話もあるが、ブース説明員によれば、その回数は現状では考え難いとのことで、おそらくクアッドパターニング(4回)で実現されることになるのではないかとしていた。なお、同社ブースでは、露光装置の紹介のほか、ニコン熊谷製作所にて行われた450mmウェハに実際に露光を行った実物の展示も行われている。この450mmウェハ対応露光装置は2015年4月にAlbanyに出荷される予定だという。
2014年12月03日2014年12月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて「SEMICON Japan 2014」が開催されている。今年は従来のような半導体製造装置と材料メーカーによる展示に加え、特別展「World of IoT」など様々な新たな取り組みに挑んでいる同展示会。半導体テスタ大手のアドバンテストは、さまざまな種類の半導体デバイスに向けたテスタの紹介を行っているほか、先端技術を活用した新たなソリューションの紹介などを行っている。テスタ関連として注目なのが、2014年12月中に受注活動を開始する予定とするエンジニアリングラボ用ハンドラ「M4871ES」。従来、半導体デバイスの開発において、試作チップの温度特性などを計測したいと思っても、小型のハンドラがなかったため、工場に持ち込んで、そこに設置されているハンドラを使って特性の評価を行う必要があるといった手間が発生していた。同装置は、そうした課題を解決することを目的に開発されたデスクサイズの小型ハンドラで、これで測定した特性をそのまま量産ラインに用いられているハンドラに反映させることが可能となるという。なお、価格は未定とのことだが、数百万円程度になるとのことであった。また、こうしたテスタ以外に同社が近年力を入れているのがテラヘルツ波の活用。ブースでは、テラヘルツ波を活用することで、半導体パッケージのモールド厚の測定を可能とする「TS9000」の展示も行われている。テラヘルツ波は可視光と電波の間の適度な電磁波帯といった波長で、若干の透過性を持っているため、数mm程度の半導体パッケージであれば、非破壊で内部を撮影することが可能だ。今後、3D実装のニーズが増えることが予想されており、そうした先端技術で生じる課題の解決に向けたソリューションになるという。さらに同社ブースでは、同社子会社であるCloud Testing Service(CTS)が提供する好きなタイミングで好きなだけ使えて、しかもコストがあまりかからないテストソリューション「Cloud Testing Service」の紹介も行われている。これは専用のハードウェアモジュール「CloudTesting Station」と行いたいテストを実現する計測ソフトウェア群「CloudTesting Lab」を組み合わせることで、半導体や組み込み基板などのテストを実現しようというもの。オシロスコープや各種アナライザといった使い方も可能だ。こちらについては、弊誌にて使い方に関する連載もしているので、気になった方はそちらもお読みいただければと思う。
2014年12月03日Amazon.co.jp(Amazon)は12月2日、2014年の年間ランキングを発表した。同特集では、2013年12月1日~2014年11月16日間における売上の集計結果を、和書やKindle本、ミュージック、カメラ、おもちゃ、ファッション、食品&飲料、日用雑貨・消耗品などのカテゴリ別に紹介したもの。同ランキングによると、和書の部門において総合1位に輝いたのは、アドラーの思想を説いた岸見一郎の「嫌われる勇気」。「妖怪ウォッチ」ブームの影響で、ゲーム攻略本となる「妖怪ウォッチ オフィシャル攻略ガイド」が6位、「妖怪ウォッチ2元祖/本家 オフィシャル攻略ガイド」が8位と、同アニメより2作品がランクインした。昨年のランキングでは、小説が中心にランクインしたが、今年は、トップ10のうちゲーム関連本とエクササイズ本で半数を占める結果に。エクササイズ本では、「TRF イージー・ドゥ・ダンササイズ DVD BOOK ESSENCE」が5位、「長友佑都体幹トレーニング20」が7位、「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」が11位となった。ミュージック分野では、ディズニー映画「アナと雪の女王」のサウンドトラック「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック - デラックス・エディション-(2枚組ALBUM)」が1位を獲得。デジタルミュージックストア部門でも、同映画の挿入歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」が1位となり、サウンドトラックや楽曲含む「アナと雪の女王」関連曲が上位を占める結果となった。なお、そのほかのランキングは、2014年の年間ランキングにて公開されている。
2014年12月03日2014年12月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて「SEMICON Japan 2014」が開催されている。今年は従来のような半導体製造装置と材料メーカーによる展示に加え、特別展「World of IoT」など様々な新たな取り組みに挑んでいる同展示会。その特別展「World of IoT」には、半導体製造装置や材料とは異なるさまざまな分野の企業がブースを出展している。中でも多くの人の注目を集めていたのが「ログバー」のブース。同社の社名に聞き覚えが無くても、同社が提供する指輪型ウェアラブルクラウドコントロールデバイス「Ring」は、ITガジェットに興味があれば、かなりの人が見た、もしくは聞いたことがあるのではないだろうか。どういったものかというと、Ringを指にはめて、ジェスチャーをすることで、その動きに応じてスマートフォンなどの操作を行えるようにするといったもの。対応OSはAndroid/iOSで、用意されている専用アプリをインストールして、Bluetoothで通信することで、さまざまな機器を動かすことが可能になる。なお、サイズはS/M/L/XLの4種類で、価格は269.99ドル。現在、表参道ヒルズにも期間限定で店舗を展開している。また、半導体デバイス企業最大手のインテルもブースを出しているほか、ネットワークの雄であるシスコシステムズもブースを出している。インテルは組み込み業界でおなじみのEdisonやGalileo Gen2の展示を行っているほか、アクティブリンクが開発した2015年に量産予定のパワーアシストスーツと、搭載されているモータードライバー「SCI-CA-SEN-BAY」なども展示をしている。一方のシスコは同社が提唱するフォグコンピューティングの紹介や、農業へのICT活用といったソリューションの紹介を行っており、センサーネットワークモジュールやM2Mゲートウェイなどの実機の展示も行っている。このほか、トヨタ自動車ブースでは、デンソーなどが協力して開発を進めるSiCパワーデバイスの紹介を行っている。SiCトランジスタやSiCダイオードのウェハの実物や、シリコンPCU(Power Control Unit)に比べて1/5のサイズに小型化されたSiC PCUなどの実物を見ることができるので、ハイブリッド車や次世代パワー半導体の動向が気になる人は立ち寄ってみると良いかもしれない。
2014年12月03日2014年12月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて「SEMICON Japan 2014」が開催されている。今年は従来のような半導体製造装置と材料メーカーによる展示に加え、特別展「World of IoT」など様々な新たな取り組みに挑んでいる同展示会。そんな会場で、ひときわ人だかりができているブースが「ミニマルファブ技術研究組合」だ。同組合は、産業技術総合研究所が設立し、2012年度から3年間の研究開発期間にて、ハーフインチウェハを製造基板単位とした新たな半導体製造生産システムの実現を目指すことを目的としている。昨年のSEMICON Japan 2013ではクリーンルームがない会場にて、実際にPMOSトランジスタの製造を達成していたが、今年はPMOSとNMOSを組み合わせたCMOSトランジスタの製造を3日間の会期中に実現しようという試みを進めている。プロセスとしては1μmと、現在の最先端プロセスに比べれば太いものの、まずは技術を確立させることが目的であり、これにより、日本はもとより、アジアでも東欧でもどこでも手軽に半導体デバイスを製造することが可能になる。電源も各装置ともにAC100Vを用いており、各装置の内部を局所的にクリーン化しているため、クリーンルームが不要となるため、究極な話をすれば、家庭内でもICの製造が可能となる。今回のCMOSトランジスタの製造はそうした夢の実現に向けた一歩であり、将来的には電子ビーム(EB)による直接描画などを活用することで微細化にも対応ができるようになるとのことであった。
2014年12月03日12月3日より東京ビッグサイトにてマイクロエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2014」が開催されている。1977年より毎年開催されており、38回目の開催となる今回は、会場を昨年までの幕張メッセから東京ビッグサイトへと移し、装いも新たに、さまざまな試みを取り入れた新たな展示会としてスタートを切った。初日の朝には、開会式としてSEMIジャパン代表の中村修氏らによるテープカットが行われた。テープカットに先立ち登壇した中村氏は、「東京ビッグサイトでの開催は悲願であった。また、特別展『World of IoT』の開催により、SEMICON Japanはこれまでの半導体製造装置、材料のみならず半導体のデバイスベンダやユーザー企業なども参加する半導体のエコシステムすべてを網羅した展示会となった」と今年のSEMICON Japanを表現。工業高等専門学校(高専)や若手エンジニアなど、これから日本の半導体業界を担っていく人に向けたイベントも用意したことにも触れ、「日本の半導体産業がさらに発展し、世界からさらに注目を集める存在になることを信じている。ぜひ、業界関係者のみならず半導体に興味がある人も来場してもらい、見て、聞いて、感じてもらえる3日間にしてもらえれば幸いだ」とした。また、SEMI役員会会長でSOITECのCEO&ChairmanでもあるAndre-Jacrues Auberton-Herve氏は、「半導体業界はムーアの法則の持続に向け、さまざまな課題の解決が求められているが、SEMIのメンバー企業のその解決に向けて協力している。その一方で、新しい市場が生み出されており、その最たるものがIoTだ。そうした新たな半導体の活用方法を見せるのもSEMIの役割であり、SEMICON Japanでは、そうした将来に向けた業界の新たなセグメントを見ることができる。SEMICON Japanは世界でも最大級の規模の半導体関連の展示会。工夫が施されたさまざまな展示を見てもらいたい」とした。なお、同展示会の会期は12月3日~12月5日までの3日間。開催場所は東京ビッグサイトで、開催時間は各日ともに10:00~17:00となっている。また入場は無料だが、完全登録制のため、SEMICON JapanのWebサイトもしくは会場での入場登録を行う必要がある。
2014年12月03日メンター・グラフィックス・ジャパン(以下、メンター・グラフィックス)は、2014年12月2日に名古屋、12月5日に東京で「IESF 2014 Japan」を開催する。IESF(The Integrated Electrical Solutions Forum)は、ワールドワイドで13回の歴史を持つ「ワイヤハーネス」を主軸とした専門イベント。今回のテーマは「コネクテッドエンジニアリング」である。○東京・名古屋で「IESF 2014 Japan」開催メンター・グラフィックス・ジャパン(以下、メンター・グラフィックス)は、2014年12月2日に名古屋、12月5日に東京で「IESF 2014 Japan」を開催する。IESF(The Integrated Electrical Solutions Forum)は、ワールドワイドで13回の歴史を持つ「ワイヤハーネス」を主軸とした専門イベント。今回のテーマは「コネクテッドエンジニアリング」である。自動車の開発はエンジンをはじめとするメカの設計が中心だが、現在、メカの世界は電子化が進み、組み込みソフトウェアがなければ動かないなど、電子制御ユニット(Electronic Control Unit: ECU)の対象範囲が増える傾向にある。いまや自動車は大きな1台のコンピュータであり、近い将来にはロボットになるとも言われている。そうした状況下で、メカだけでなく、エレキやソフトウェアの分野と連携して開発しなければ不具合が発生し、リコールにつながることもある。こうした課題を解決するために、異なる設計ドメインを連携し、クルマ全体を1つのプラットフォームとして設計するのがコネクテッドエンジニアリングというコンセプトである。○カーエレクトロニクスが差別化の鍵自動車1台の製造にかかるカーエレクトロニクス部分のコストの割合は、2014年現在で40%程度であり、2030年には50%になると予測されている。一方、現在のリコール発生原因の第3位が電気システムである。マーケティング部 ディレクターの三橋明城男氏は、「40%のコストをかけてカーエレクトロニクス部分を製造しても、そこがリコールの原因になっているのが現状です。カーエレクトロニクスは、クルマづくりのコアコンピタンスとなっています」と話す。一般的な自動車の開発は、要求仕様からフィーチャー、機能、論理設計、物理コンテキスト、物理実装、部品設計まで、V字フローに基づき、さまざまなドメインで工程が進む。このときの問題は、1つのV字フローが終わるまでほかのドメインを統合できないことだ。三橋氏は「車載ソフトウェアやワイヤハーネス、電気・熱テスト、ECU・マイコンなどでV字フローが同時に発生するため、実機やテスト車両を作って初めて問題を把握できます。そこで複数のV字フローを同じ抽象度で連携させることが重要になります」と話す。メンター・グラフィックスではコネクテッドエンジニアリングに基づいて、機能、ソフトウェア、ECU、電気アーキテクチャ評価から、AUTOSAR、Linuxベースの車載アプリ開発、熱解析、電磁界解析まで、一連のソリューションをパートナーとともに提供する。○自動車業界のいまを知る情報交換の場IESF 2014 Japanでは、基調講演にメンター・グラフィックス・コーポレーション IESD事業部 プロダクトマーケティングディレクターのNigel Hughes氏およびESD事業部 自動車ビジネス部門 ディレクターのAndrew Patterson氏が登場する。Hughes氏は「デジタル継続性の重要性とコネクテッドエンジニアリングの実現に向けて」をテーマに、Patterson氏は「コネクテッドカーに向けたIVI、クラスタ、ADASの集約」をテーマにそれぞれ講演する。また特別講演には、ジャーナリストの桃田健史氏が登場し、『アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾンに自動車産業が乗っ取られた後、「どんなクルマ」が売れるのか?』と題した講演を行う。そのほか、「電気システムアーキテクチャ」「電装部品のエンジニアリング」「組込み車載アプリケーション」の3つのフォーカスエリアで、ユーザー企業やパートナー企業、メンター・グラフィックスのエンジニアが自動車業界の現状や最新情報を紹介する。例えばマツダは、電装システムとハーネスを設計するための高機能ツールセットであるCapitalをコアにした「MAZDA Generative Flow」の構築と今後の展望を紹介。またパートナーと構築する”三方よし”の車載電子機器設計環境についてデンソーが講演する。三橋氏は、「IESF 2014 Japanでは、コネクテッドエンジニアリングを実現するためのツールや方法論、事例などの情報を幅広く提供します。また各セミナーの会場や展示コーナー、レセプションなどを情報交換の場として大いに活用してほしい」と語る。IESF2014イベント概要今年の開催テーマは「コネクテッドエンジニアリング」かつてメカが中心だった自動車にも電気化、電子化の波が押し寄せ、電気、メカ、電子部品、熱、組込みソフトウェアなどの複数ドメインを含む車両システム開発が求められています。そして最先端のテクノロジを用いた開発支援ツールやフローによるコストと質の最適化が求められています。メンター・グラフィックスはパートナーとともに、機能、ソフトウェア、ECU、電気アーキテクチャ評価に始まり、AUTOSAR、Linuxベースの車載アプリケーション開発、熱解析、電磁界解析に至るまで、幅広いソリューションを提案イベント情報・開催日:2014年12月2日(火)[名古屋]| 2014年12月5日(金)[東京]・時間:10:00~19:00(受付9:30~ / レセプション17:10~)・会場:ミッドランドホール[名古屋]・ステーションコンファレンス東京[東京]・参加:事前登録制、無料⇒ ・主催:メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
2014年11月26日日本AMDは2014年11月19日から21日にパシフィコ横浜で開催された、組込み総合技術展「Embedded Technology 2014(ET2014)」に出展。2014年に発表した組み込み向けプロセッサ第2世代「R」シリーズや、「G」シリーズを使ったデモを中心に、同社の組み込み向けソリューションを展示した。AMDでは、従来のPC向けビジネスを中核としつつも、組み込み市場をはじめとする成長市場にリソースを集中する戦略を取り始めている。今回は組み込み市場の中でも、デジタルサイネージやゲーミング、画像処理といったAMDが特に重要だととらえている分野にフォーカスして、強みを打ち出している。また、実際の展示に関しては、プロセッサ単体ではなく、パートナー企業各社のソリューションを軸に、APUやGPUを取り巻くエコシステムをアピールする姿勢を見せた。ブースでまず目に飛び込んできたのが、デジタルサイネージを意識したマルチディスプレイのソリューションだ。フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイを4枚使った4K表示のデモでは、第2世代「R」シリーズ(開発コード名:Bald Eagle)を使用して、H.264のデコードを行っていた。また、ブースの上には5枚のディスプレイを使ったデモも紹介。こちらはBald Eagleと組み込み向けのディスクリートGPUを使って表示していた。AMDの強みであるグラフィックスを生かせる分野として、欠かせないのがゲームだ。Bald Eagleの発表に合わせて2014年5月に開催した記者説明会では、組み込みビジネスとして、カジノの機器やアーケードゲーム機、特に日本ではパチンコやパチスロといった遊戯機器も重要なターゲットであることが説明された。デモではBald Eagleを使って、AMDの非公式応援キャラクター「愛真田心」の3Dモデルをリアルタイムでレンダリング。1,280×720/30fpsの背景ムービーの上で、103体におよぶ3Dモデルの描画処理を行う。3Dモデルの外見は同じなので、一見分かりにくいが103体それぞれで別々に処理を行っている。ゲーム関連ではUnity 5の動作デモも披露。こちらもAPUはBald Eagleだが、Radeon R7 260X相当のグラフィックスカードも合わせて使用している。グラフィックス性能が必要な分野として、画像処理も挙げられる。OpenCLを使った、JPEG2000のロスレスウェーブレット変換のデモでは、CPUによる処理(C言語)とGPUによる処理(OpenCL)を比較。負荷が高い処理では10倍以上の差となったという。画像処理では、カメラで撮影した映像から背景抽出処理を行い、ロボットの動きを検出するという事例も紹介。CPUによる処理(C言語)とGPUによる処理(OpenCL)を比較していたが、OpenCLを使用した場合、5分の1から20分の1の処理時間になるという。このほか、会場では組み込み向けプロセッサ「Gシリーズ」(GX-415GA)とSTマイクロ製TPM 1.2チップを組み合わせたボードと、ミドルウェアやライブラリを組み合わせたセキュリティソリューションを紹介した。また、非営利の開発ボード・コミュニティ「GizmoSphere」が発表した開発者向けボード「Gizmo 2」でMentor Embedded Linuxを動作させるデモを展示。「Gizmo 2」は"x86版Raspberry Pi"ともいえるボードで、DIYで物作りを行う「Maker」をターゲットとする。現状、日本国内ではGizmosphereおよびElement14といったコミュニティを通じての購入となるが、要望が大きければ販路の拡大など、検討したいとのことだった。
2014年11月26日楽天は25日、「楽天 2014年 年間ランキング」を発表した。それによると、楽天市場の2014年年間売れ筋ランキング(2013年9月25日~2014年9月24日)では、DVD「アナと雪の女王 MovieNEX」(楽天ブックス)が1位を獲得した。以下、2位「アンファー スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー[脂性肌用] 」(アンファーストア)、3位「クリスタルガイザー」(爽快ドラッグ)と定番商品が続いた。このほか、消費増税の影響を受け、30位以内には生活用品などのまとめ買い商材が例年以上にランクインしたという。○楽天市場「2014年 年間売れ筋ランキング」楽天ブックスでは、楽天市場同様「アナと雪の女王 MovieNEX」が1位となり、CDも7位にランクイン。また、6位にゲーム「妖怪ウォッチ2 真打」が入った。楽天Koboでは、2013年から引き続き『進撃の巨人』が上位を独占した。集計期間はともに2014年1月1日~2014年10月31日。楽天トラベル(2013年11月1日~2014年10月31日)では、熱海温泉(静岡県)が初の首位を獲得。最近の円安傾向や観光ビザの緩和を受けて訪日外国人の数が増えており、上位の温泉地を訪れる外国人もみられたという。
2014年11月25日カシオ計算機は、開発中のミュージックアプリ(スマートフォン/タブレット向け)を3種類、2014楽器フェアに参考出展する。2014楽器フェアの開催期間は2014年11月21日(金)から同年11月23日(日)、会場は東京ビッグサイト。同社は2013年10月に、ミュージックアプリの第一弾を公開。2014年11月の時点では、曲のコード進行を自動検出する「Chordana Viewer」と「Chordana Tap」、テンポや音程を確認しながら楽器演奏を録音できる「音楽練習ツール」という、3種類のアプリを公開している。2014楽器フェアでは、さらに3種類のミュージックアプリ(開発中のもの)を参考出展。○簡単自動作曲アプリ(スマートフォン向け)作曲や楽器の知識がなくても、オリジナル曲を簡単に創作できるアプリ。思いついた2小節のメロディーを歌って録音するだけで、一曲まるごとアプリが自動作成してくれる。2小節のメロディー入力には、画面上の鍵盤を使う方法や、音符を直接指定する方法が用意されている。○音楽遊びアプリ(スマートフォン向け)日ごろスマートフォンで聴いている曲に、楽器音などを重ねて楽しめる音楽プレーヤーアプリ。画面上のパッドを叩く簡単な操作で、お気に入りの曲に"参加"できる。内蔵の楽器音だけでなく、自分で録音した音も使えて、音程や速度などを変化させることも可能。○CZアプリ(タブレット向け)CZ-101(1984年発売)など、カシオ計算機がリリースしたシンセサイザーのベストセラー「CZシリーズ」を再現するとともに、新機能を付加したアプリ。4パート分のPD(Phase Distortion)音源を内蔵しており、33種類の波形を駆使した多彩な音創りが楽しめる。作成した音色は、MIDI対応楽器でも演奏可能。
2014年11月21日ラトビアに本社を持つZabbix SIA社が開発・リリースしている監視ソリューション「Zabbix」は、フルオープンソースでありながら、しっかりとしたサポート体制を整えていることで高い人気を誇っている。そのユーザーやパートナー企業がZabbixの情報を共有するために集まるイベントがZabbixカンファレンスだ。本国ラトビアでは、9月に4回目のカンファレンスが盛況のうちに終了した。東京での開催は、2014年11月21日で、昨年に続き2回目となる。Zabbix Japan代表の寺島 広大氏に、この1年のZabbix事情と、今回のカンファレンスの見所を聞いた。○国内でのZabbix需要の高まりと、その理由寺島氏によれば、昨年のカンファレンス時に発表したハードウェア・アプライアンス「ZS-5220」とプロキシサーバー「ZP-1220」は、出荷台数が右肩上がりとのことで、当時22社だった国内のパートナー企業も、30社へと増えている。現在、Zabbix社のパートナー企業は世界全体で80社ということを考えると、日本でのZabbix人気の高さが分かる。この人気は、Zabbixが日本語に対応していることやZabbix Japanを通じて日本語でサポートを受けられることによるところが大きい。また2005年、寺島氏が他社のSE時代に個人的に立ち上げたZabbixコミュニティサイト(日本語)も、まだ現役でその約割を果たし続けている。日本語による技術情報が豊富で、しかも無料で利用できるということが、日本の技術者にZabbixの使用を促す地盤を築いているのだ。もちろんそこでの評価が高かったからこそ、現在の需要が生まれている。さらに日本は、ユーザーやパートナーが東京のような都市部に集中しているため、Zabbix Japanのスタッフが直接出向いて話をする機会をつくりやすく、より具体的なニーズや、ユーザーが直面している課題を吸い上げやすい。「こうした状況は本社でも把握していて、日本には特に高い期待感を持っており。当社が日本ユーザーの要望を本社に送ると、対応が速く、今年リリースされた『Zabbix 2.4』では、日本企業からのニーズで加えられた修正点が多くありました。主にユーザビリティに関する修正なのですが、使っている人にとっては、『かゆいところに手が届いた』と感じていただけていると思います」(寺島氏)○国内での活用事例紹介のほか、新製品・サービスの発表も前回のカンファレンスでは、エンジニアがZabbixに関連する技術を取り上げるセッションが中心だったが、この1年でZabbixの導入件数は大幅に増え、Zabbix Japanと国内ユーザー、パートナーとのつながりも深まった。その結果、今回のセッションには実際のユーザーによる導入事例紹介が盛り込まれ、具体的な活用方法が見える内容になっているとのこと。大規模な仮想基盤の監視事例、公共・自治体での活用のほか、広域デジタルサイネージの遠隔監視に活用している事例のように、ネットワークやシステムの監視以外にZabbixを役立てているという、興味深い活用例も展開される。当日は、Zabbix SIAの創設者でありCEOをつとめるAlexei Vladishev氏から、今後の取り組み、開発の方向性について語られるほか、寺島氏からは日本市場向けの新製品・新サービスの紹介も予定されている。残念ながら今年のカンファレンスは既に定員に達し、参加申し込みは締め切られているが、この記事を読んでZabbixについて関心を持たれたという方は、ぜひZabbix Japanのサイトを訪問してみてほしい。定期的に無料のwebセミナーを開催し、Zabbixの紹介のほか、Zabbix社によって提供されているサービス、日本国内のパートナー企業などについての情報も提供している。なお12月初旬頃には、カンファレンスの模様を抜粋してお届けする予定なので、そちらもご覧いただきたい。
2014年11月17日メンター・グラフィックスは、「IESF 2014 Japan」を12月2日(火)は名古屋で、12月5日(金)は東京で開催する。同イベントでは自動車業界における幅広いソリューションを紹介。ゲストスピーカーやパートナー各社の講演に加え、デモ展示なども行われる予定だ。メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供する多国籍企業である。今回行われる「IESF 2014 Japan」(IESF:Integrated Electrical Solutions Forum)の開催テーマは、同社が自動車開発手法のコンセプトとして提唱する「コネクテッドエンジニアリング」。オープニングでは、同社のゼネラルマネージャーであるMartin O’Brien氏が登壇。『デジタル継続性の重要性とコネクテッドエンジニアリングの実現に向けて』と題した基調講演を行う。さらに、ゲスト講師としてジャーナリストの桃田健史氏も登場。『アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾンに自動車産業が乗っとられた後、「どんなクルマ」が売れるのか?』と題し、今の「クルマ作り」に求められているものは何かを探る特別講演も予定されている。また本フォーラムは、以下の3つのフォーカスエリアによって構成され、それぞれ多彩なゲストとパートナーによる講演が行われる。「電気システムアーキテクチャとワイヤ・ハーネス」では、高い品質のプロセスやコスト高なリコールを防ぐための最新技術を、「増え続ける機能を支えるECU/電装部品のエンジニアリング」では、電気部品の側面を仮想化しマルチドメインに渡ってコンピュータ上で定量的に評価するための最新技術を、ユーザー事例を交えて紹介。そして「快適で安全な車創りに向けた組込み車載アプリケーションとAUTOSAR」では、車載組込みアプリケーションやAUTOSARによる開発の最適化などについて講演が実施されるという。なおセッションを行う企業には、デンソー、ルネサス エレクトロニクス、ヤマハ発動機、シーメンスPLMソフトウェア、Spansion、IDAJ、ヴィッツ、マツダなどが予定されている。「IESF 2014 Japan」の概要は以下の通り開催日:2014年12月2日(火)[名古屋]、2014年12月5日(金)[東京]時間:10:00~19:00(受付9:30~/レセプション17:10~)会場:ミッドランドホール[名古屋]、ステーションコンファレンス東京[東京]参加:事前登録制、無料主催:メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
2014年11月14日2014年10月17日(金)、東京国際フォーラムにおいて「Executive HR Seminar 2014グローバル展開における人事の挑戦」セミナーが開催された。同セミナーは、グローバル展開が加速している日本企業において、世界で活躍する人材の育成とマネジメントについて考察するというもの。グローバル展開を進める企業のビジネスマンや人事担当者など、約150名が参加した。まず最初に登壇したのは、日立総合経営研修所 取締役社長 山口岳男氏。山口氏は、約900社、32万人にもおよぶ日立グループのビジネス戦略や人材戦略、今後の人材マネジメントなどについて語った。ビジネス戦略については、日立グループの2015中期経営計画を紹介。2013年度売上高実績は9兆6,162億円だったが、2015年度には10兆円を目標とし、営業利益率を現行の5.5%から7%超を目指すとした。この目標のためには、海外売上高比率の引き上げが必須となるとし、グローバルな事業展開を行える人材の確保が重要になると語った。具体的な人材戦略については、これまで同じグループ内であっても、個社個社で行ってきたパフォーマンスマネジメントを、グローバルベースでプラットフォーム化。日立のコアバリュー、人材ポリシーなどを共通化することにより、組織の競走優位を図るとしている。さらに人材のダイバーシティを目指し、外国人や女性を積極的に管理職として任用、多様な人材が活躍できる組織にするとしている。続いて登壇したのは、アルー 代表取締役社長 落合文四郎氏。「戦える“グローバルマネージャー”の育て方」と題した講演では、おもにグローバルで活躍できる人材の資質やそうした人材をはぐくむための育成フローなどについて語った。まずグローバル人材については、「主体的に物事を考える」「多様なバックグラウンドを持つ同僚、取引先、顧客等に自分の考え方をわかりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って理解」「そうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果や新しい価値を生み出す」といった定義を紹介。こうした定義に当てはまるには「社会人的基礎力」「外国語によるコミュニケーション力」「異文化理解・活用力」の3つの能力が必要になるとした。また、グローバル人材の育成フローについても触れた。グローバル人材については、国内での業務内容から新人や若手層の資質を見極めることが肝要とした。そうした人材を「グローバル人材予備軍」とし、業務上の経験や先輩上司の薫陶、外部の研修などによりグローバルマネージャーへと育成。その際、経験が70%、薫陶が20%、研修が10%の割合で重要になるという。こうしたグローバルマネージャー論を展開したのち、アルーの「人材育成ソリューション」を紹介。インドやインドネシアなどに受講者を派遣し、英語を話す現地スタッフ2名(英語人材)をマネジメントすることでグローバルにおける実務能力を身につける「Servant Leadership Program」や、2カ月間、フィリピンでビジネス英語を学ぶ「ALUGO BOOT CAMP」などを解説した。最後に講演したのは、IHI顧問 昼間祐治氏。昼間氏は、IHIがブラジルやロシア、アメリカで展開する事業を解説。実際の海外事業について紹介することで、グローバルで活躍できる人材がいかに大切かを説いた。また、IHIのグローバル人材の育成方法についても語った。ビジネス英語の講師を社内に常駐させ、海外事業に関わる従業員の英語力を向上させる「英会話ブース研修」や、毎年6週間にわたり若手社員をインドに派遣する取り組みなどを紹介した。なお昼間氏は、講演の後にアルーの落合氏と、これからのリーダー像やグローバル人材の育成などについて対談を行った。また、この対談では参加者からの質問にも対応。人事担当者が抱えているグローバル人材における課題などについて答えた。
2014年11月13日旅行のクチコミサイト「フォートラベル」は、は、2014年冬に見ることのできるプロジェクションマッピングイベント情報をまとめた特集「この冬行きたい!注目のプロジェクションマッピング」を公開した。○東京スカイツリータウン プロジェクションマッピング2013年に続き開催となった、東京スカイツリータウンの3Dプロジェクションマッピング。全幅約140メートルの壮大な規模感で、今年は東京スカイツリー塔体の下部にも、マッピングに連動した映像を投影するプログラムを初めて開催する。開催期間:12月12日~12月25日会場:TOKYO SKYTREETOWN 4階 スカイアリーナ○大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションこちらも、2013年に引き続き開催が決定した「大阪城3Dマッピング」。夜の天守閣に映し出されるのは、桜をはじめ日本を感じさせる映像。バージョンアップした広大なイルミネーションと、プロジェクションマッピングにより命を吹き込まれた大阪城が見どころだ。開催期間:12月13日~2015年3月1日会場:大阪城 西の丸公園○神戸イルミナージュ関西でも屈指の規模を誇るイルミネーションイベント「神戸イルミナージュ」。まばゆい光に包まれた会場内で、3Dプロジェクションマッピングが上映される。2014年は、嵐の相葉雅紀が主演する11月22日公開映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』のイルミネーションロケセットが会場内に再現される。開催期間:開催中(2015年2月1日まで)会場:神戸フルーツ・フラワーパーク○ハウステンボス「全国イルミネーションランキング」にて2年連続1位に輝いたというイベント「光の王国」が開催中のハウステンボスでは、1,100万球を超える輝きのイルミネーションと共に、4カ所でバラエティに富んだ3Dプロジェクションマッピングが上映される。開催期間:開催中(2015年4月13日まで)会場:ハウステンボスなお、この特集では全8件のイベントが紹介されており、その他の催しについてはフォートラベルの特集ページにて見ることができる。
2014年11月12日アバックは、ホームシアターを体感できる展示会「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER~ホームシアターの全てがここにある!~」を行う。東京都・池袋のサンシャインシティにて11月22日と23日に開催し、入場料は無料だ。HOME THEATER JAPAN 2014 WINTERでは、国内AVメーカーによるホームシアター視聴ルームを数多く用意する。120型のスクリーンで人気のホームプロジェクター6モデルを比較できるブースやホームシアターについて相談できるブースも設置。そのほか、ホームシアターのトレンドやハウツーを紹介するイベント・セミナーを開催し、ビギナーからマニアまで楽しめる内容となっている。一部のセミナーには、特別講師として麻倉怜士氏、潮晴男氏、堀切日出晴氏を迎える。開場時間は11月22日が10時から19時まで、23日が10時から18時30分まで。会場は池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5Fのカンファレンスルームとなっている。
2014年11月12日2014年12月3~5日の3日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催される世界最大級の半導体産業イベント「SEMICON Japan 2014」。出展企業による最新技術の展示のほか、会場各所にて開催される多彩なセミナー&イベント、ワークセッションやレセプションなど、多種多様な催しが予定されている。その中でも、特に注目を集めているものが特別展「World of IoT」に関連したコンテンツが満載のカンファレンスイベント「SEMICON Japan Super THEATER」だろう。国内外のリーディング企業や研究機関に所属するトップエグゼクティブやエキスパートを招き、9つのテーマについて語り尽くす同カンファレンス。開催前に、その見所を紹介しよう。○女性エグゼクティブによるパネルディスカッションからスタート!開会式直後に行われる「オープニングセッション」は「Women in Business」と題して、国内外主要企業に所属する女性エグゼクィブによる、ダイバーシティ戦略についてのパネルディスカッションが行われる。少子高齢化が進む日本において、今後の半導体産業を担う労働力を確保するためにも「女性の活躍」は欠かせない。ダイバーシティ推進のグローバルスタンダードを理解するためにも有効となるだろう。続いて行われる「オープニングキーノート」では、IoT技術によって環境、医療、教育、交通などの生活領域がどのように変わるか、その未来展望を各分野からトップエグゼクティブを招きディスカッションを行う。初日の最後を飾るプログラムはSEMICONらしく、半導体産業のこれからを探る「半導体エグゼクティブフォーラム」。変化の激しい半導体業界の、SEMICON開催時点における最新情報を多数紹介する予定だ。○Super THEATER Pick up12月3日(水)10:20~12:00「Women in Business」Axcelis Technologies,Inc.CEO May Puma日本アイ・ビー・エム株式会社 日本基礎研究所 IBM Fellow 浅川千恵子インテル株式会社 代表取締役社長 江田麻季子独立行政法人 情報通信研究機構 監事 土井美和子(敬称略)インテル(株)代表取締役社長江田 麻季子日本アイ・ビー・エム株式会社日本基礎研究所 IBM Fellow浅川 智恵子独立行政法人 情報通信研究機構監事土井美和子○米国大使館全面協力! 日米のITトップ企業が集うITフォーラムが、大好評につき今年も開催2日目には、昨年の「SEMICON Japan 2013」において開催され、大好評を博した「ITフォーラム」が登場。日米のITトップ企業が、クラウド、ビッグデータなど、今が旬のキーワードについて語り尽くす同フォーラムは、米国大使館商務部が全面協力によるもの。フォーラムの後半には、TechCrunchJapan編集長をモデレーターに迎え、ITベンチャーによるトークセッションも実施される。午後からは、新時代に向けた技術/経営戦略についてのフォーラムが続く。「IoTフォーラム」では、IoT時代に向けた事業・技術戦略について、「SEMIマーケットフォーラム」では半導体チップの大量消費時代に向けた市場の分析・予測について、各分野の最前線からの声が届けられることになっている。○Super THEATER Pick up12月4日(木)10:20~12:00米国大使館協賛「ITフォーラム」日本マイクロソフト株式会社 マイクロソフトテクノロジーセンター センター長 澤円グーグル株式会社 エンタープライズ部門 日本代表 阿部伸一LINE株式会社 代表取締役 出澤剛AOLオンラインジャパン株式会社 TechCrunch Japan編集部 編集長 西村真(敬称略)○会場内で開催される100時間を超える多彩なセミナー&イベント3日目のプログラムは、量産への期待が高まる2.5D/3D ICについて、現在の状況と各装置メーカーの取り組みについて、リーディング企業の技術トップが解説する「2.5D/3D ICフォーラム」、IoT時代に向けた異業種コラボレーションについての議論が行われる「GSAフォーラム」、高性能・高機能かつ安価な半導体を実現する製造イノベーションを語る「製造イノベーションフォーラム」が予定されている。なお、「Super THEATER」は会議棟1FのレセプションホールAにて開催され、参加は全て無料となっている。席には限りがあるので、興味のあるセッションやフォーラムについては、早めの申し込みをお勧めする。また、「SEMICON Japan」の展示会場となる東展示棟にも4つのステージが設けられ、SuperTHEATERとあわせて、100時間を超えるセミナー&イベントが開催予定となっている。SEMICON Japanのスケジュール詳細についてはこちら(をご確認いただきたい。これから続々と登場する最新情報は、SEMOCON Japanの公式Twitter(@semicon_jpn)で随時発信予定とのことなので、興味がある方はフォローしてみてはいかがだろうか?
2014年11月12日10月29日から30日にかけて、幕張メッセにおいて「2014 Japan IT Week 秋」が開催された。複数のIT関連展示会が一堂に会するこのイベントの「第5回 クラウドコンピューティングEXPO 春」には、各種クラウドサービス事業者が集結。GMOインターネットグループでビジネス向けパブリッククラウドサービスを展開するGMOクラウドも出展し、個性的なブースと新サービスの解説で多くの人を惹きつけていた。○安心のお届けを印象づける「マチルダ中尉」がブースを演出GMOクラウドのブースでは、サービスに関する展示を行うとともに約15分程度で各サービスを紹介するプレゼンテーションも実施していた。このプレゼンテーションステージにおいて、繰り返し流れていたのが、アニメ「機動戦士ガンダム」のオープニングテーマだ。通路で資料を配付するスタッフは作中で主人公たちが着ていた連邦軍の衣装に身を包み、さらにブースの壁には大きくマチルダ中尉が描かれている。こうした装飾は単なる遊びではなく、GMOクラウドが安心や安全を企業に提供するというメッセージを込めたものだという。マチルダ中尉は作中で補給部隊長なのだが、GMOクラウドも企業に対して「快適と安心」を補給するというイメージのようだ。2013年秋から行ってきたプロモーションを、今回の展示会でも大きく行った形だ。○500円からはじめられる「ALTUS Basicシリーズ」に注目ユーザー企業向けサービスとして紹介されていたのは、GMOクラウドが提供するパブリッククラウドサービス「GMOクラウド ALTUS」シリーズだ。特に注目を集めていたのが、10月に発表された新プラン「ALTUS Basicシリーズ」だ。キャッチコピーは「500円からはじめる本格クラウド」。わかりやすくキャッチーなフレーズに惹かれてブースを訪ねる人が後を絶たない状況だった。「ALTUS Basicシリーズ」は2つのサービスで構成されている。1vCPU、512MB、ルートディスク20GB、1IPという構成で初期費用0円、月額利用料金が税別500円という価格になっているのが「Basicシリーズ ミニサーバー」だ。vCPUとメモリ容量は固定サイズだが、ディスクとバックアップストレージ、IPに関しては必要に応じて従量課金制でリソースを追加できるようになっている。もう1つのサービスが、1vCPU、1GBメモリ、ルートディスク・データディスクが20GBの「Basicシリーズ リソースパック」だ。こちらはvCPU、メモリ、ディスク、バックアップストレージ、IPの全てが従量課金で拡張することができる。つまり、リソースサイズを自由に指定できるのがポイントのパッケージだ。検証・開発を含めたWebサーバとしての利用をターゲットとしたプランとなっており「Basicシリーズ ミニサーバー」から「Basicシリーズ リソースパック」へはデータ移行の手間をかけずに移行可能だ。つまり、月額500円で検証・開発を行い、実際のサービス提供時には必要に合わせてリソースや台数を増強してスムーズなサービスインができるという仕組みになっている。従来から提供されてきた「ALTUS Isolateシリーズ」は、「ALTUS Basicシリーズ」ではセキュリティ面での不足を感じるユーザーが選択するものという位置づけになった。仮想ルータによる専用セグメント構築やVPNにも対応し、パブリッククラウドではあっても、かなりのセキュリティを確保できる。そして両シリーズからのデータ転送が行えるバックアップ・アーカイブ向けの「ALTUS オブジェクトストレージ」も用意。1GBが1時間あたり0.0108円という低額なディスク利用料金が特徴となっている。30日間、720時間で換算すると1GBあたり7.776円だ。そして、データ転送料金はインターネット経由だと1GBあたり8円になるが、ALTUSシリーズと組み合わせて利用した場合はデータセンター内のローカル接続となり、転送料金は無料になる。容量制限もなく、バックアップ場所に苦労しているユーザーには魅力的なサービスだ。この3サービスの特色と活用方法について、ブース内のパネルやプレゼンテーションステージで紹介。安価ながら24時間/365日のサポートがついたサービスであることや、安価にスタートした後には必要に応じて細かな単位でリソースの拡張が行えることなど、中小企業やスタートアップ企業でも導入しやすいサービスであることがアピールされた。○充実した提案を後押しする新たなビジネスパートナー制度も紹介7月にスタートした「新パートナー制度」についても紹介が行われ、パートナー募集の看板も掲げられていた。「新パートナー制度」は、従来から存在した「セールスパートナー」に、構築・保守・運用を行う「ソリューションパートナー」と、開発行う「アプリケーションパートナー」を加えたものだ。従来はGMOクラウドが直販するだけでなく、SIerからGMOクラウドのサービスを購入して利用できるというタイプのものだったパートナー制度だが、新たなビジネスパートナー制度によって、販売だけでなく開発から運用までをトータルにパートナーが扱えるようになったことになる。これにより、クラウドをクライアント企業に展開するSIerがより幅広い提案が可能になった。エンドユーザー向けとパートナー向け、双方への「使いやすいビジネス向けクラウド」のアピールが十分に行われているブースという印象だった。
2014年11月12日今年も「シーバイクロエ(See By Chloé)」から待望の2014クリスマスコレクションが登場!POP-UP BOUTIQUEイベントも開催予定ピンクゴールドのレザーを使用した日本限定カラーのバッグや財布に、ギフトにも最適なブレスットやキーチャームなど、ハッピーなアイテムがクリスマスの華やかなパーティシーンを彩る。アイコンライン「ネリー(NELLIE)」、イブニングラインの「ノラ(NORA)」のスペシャルコレクションからは日本限定カラーが展開。グラマラスに輝くピンクゴールドのメタリックグレインレザーがクールフェミニンな仕上がりに。これらのクリスマスコレションは、2014年11月12日(水)より全国の「シーバイクロエ(See By Chloé)」ブティックにて展開予定。また、「POP-UP BOUTIQUE」イベントも順次開催される。【アイテム概要】(右から)■NELLIE2way Small Tote Bag(日本限定カラー) [18.5×20×13cm]価格:60,000円(税抜)2way Medium Tote Bag(日本限定カラー) [23×25×16cm]価格:66,000円(税抜)Medium Wallet [10×15.5cm]価格:24,000円(税抜)Zipped Wallet [11×19cm]価格:32,000円(税抜)■NORASmall Clutch(日本限定カラー)[13 ×21×7cm]価格:38,000円(税抜)チェーンを中に入れてクラッチバッグにも。(右から)ブレスット価格:各9,000円(税抜)Christmas Ballチャーム価格:13,000円(税抜)Letters チャーム価格:7,000円(税抜)【POP-UP BOUTIQUEイベント開催予定店舗】■伊勢丹立川店 2Fギャラリースクエア期間:2014年11月25日(火)~12月9日(火)■大丸札幌店 1Fステージ前特設会場期間:2014年12月3日(水)~12月16日(火)■新潟伊勢丹店 2Fステージ期間:2014年12月3日(水)~12月25日(木)■ラフォーレ原宿店 1Fエントランススペース期間:2014年12月5日(金)~12月25日(木)■金沢フォーラス店 1Fエントランス期間:2014年12月5日(金)~12月25日(木)■そごう広島店 MCスペース期間:2014年12月9日(火)~12月25日(木)■西武池袋本店 2Fギャラリースクエア期間:2014年12月10日(水)~12月25日(木)■小田急百貨店新宿店 本館3Fプロモーションスペース期間:2014年12月10日(水)~12月25日(木)■いよてつ 高島屋店 1Fプロモーションスペース期間:2014年12月10日(水)~12月25日(木)【問合せ先】クロエ インフォメーションデスク電話番号:03-4335-1750元の記事を読む
2014年11月10日梅田スノーマンフェスティバル2014実行委員会は、11月22日~12月25日の計34日間、大阪府大阪市・梅田にて、「梅田スノーマンフェスティバル2014」を開催する。○一般客も一緒にクリスマスソングを合唱同イベントは、行政や民間事業者、地域活動団体、来街者等と連携し、まちのポテンシャルの拡大・深化を図り、梅田の新たな魅力づくりに向けた取り組み。第5回目の開催となる今年は、「想いがつながる。梅田でつながる。」をテーマに、梅田各所でさまざまなコンテンツを展開する。会期中は、59施設でのスノーマン装飾に加え、20店舗が参加するスノーマンにちなんだフード販売を展開。巨大なスノーマンがどこかに登場する可能性がある。また、梅田地区の3 つのエリアに分かれたラリーポイントを回ってスタンプを集めるスタンプラリーを実施。シークレットスタンプやスノーマンのメッセージなど、土日祝日のみの特典も用意する。詳細な情報はWebサイト「梅田コネクト」等で適宜公開する予定。さらに、スマートフォンやデジタルカメラで、梅田の街にいるスノーマンを撮影した写真を応募するフォトコンテストを実施。入賞者の作品は「梅田コネクト」にて発表するとともに、賞品をプレゼントする。開催初日の11月22日にはオープニングイベントとして、5会場を次々と巡りながら音楽で梅田をつなぐコンテンツを展開。プロのゴスペルシンガーをはじめ、学生、社会人、地域住民と、当日来街した一般客が一体となった「梅田コネクト(つなぐ)聖歌隊」を結成し、5会場でゴスペルライブを披露する。ライブの開催日時は11月22日、14時30分~18時15分(予定・小雨決行)。会場は14時30分頃より「ディアモール大阪会場(ファッショナブルストリート)」、15時頃より「ホワイティうめだ会場(サニーテラス)」、15時30分頃より「梅田阪急ビル会場(阪急サン広場)」、16時30分頃より「グランフロント大阪会場(うめきた広場)」。17時45分頃より「大阪ステーションシティ会場(時空の広場)」。オープニングイベントは17時から開始。
2014年11月07日●クリスマスまでの限定イベント東京都・銀座のソニービルでは、2014年11月7日から2014年12月25日までの期間に「サウンド・プラネタリウム 2014」を開催する。光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR-II」を使用し、「月への旅」をテーマとした上演を行う。本稿では、その試写会の様子をお届けする。○とにかく体験してほしい"至福の15分"サウンド・プラネタリウムは今回で2回目の開催。4台のソニー製プロジェクター、最上位に位置づけられるスピーカー「SS-AR1」と「SA-NA9ES」、マルチチャンネルインテグレートアンプ「TA-DA5800ES」など、豪華な機材を使用してプラネタリウム映像とハイレゾ音楽を楽しめる。1回の上映は約15分だ。プラネタリウムの投影には、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏が開発した「MEGASTAR-II」を使用。MEGASTAR-IIは、普段見ることのできない1,000万個の星を映し出す。試写会には、ソニー ブランド戦略部 ゼネラルマネージャー 清水徹氏、本プラネタリウムの制作・監修を務めた大平貴之氏が登壇した。清水氏は「ハイレゾという言葉の認知度が向上してきていることもあってか、昨年の開催では非常に大きな反響を得られた。映像も音楽もディテールにこだわったもので、いいコラボだと思う。ハイレゾ音楽の良さは実際に聞いてみないとわからないので、心地良い"至福の15分"をとにかく体験してほしい」と述べた。プラネタリウムの制作・監修を務めた大平貴之氏も登場。大平氏によると「映像は1回目よりパワーアップした内容になっており、ソニーのプロジェクター4台を使ってより鮮明に映し出される」とのことだ。ハイレゾ音楽については「怖いくらい細かくて、質感まで伝わってくる」と評した。元ソニー社員でもある大平氏は「かつていた場所の方々と一緒に何かを作り上げられて感慨深い」という。●藤井フミヤさんの語りが月へ誘う○ハイレゾ音楽と月へ本編のナビゲーターは歌手の藤井フミヤさんが務める。藤井さんのナレーションとともに、上映中には、L’Arc~en~Ciel「READY STEADY GO」、マイケル・ジャクソン「Love Never Felt So Good」、藤井フミヤ「Another Orion」の3曲がハイレゾ音源で再生される。サウンド・プラネタリウムはソニービル8Fの「OPUS(オーパス)」にて上映される。OPUSの最前列にはビーズクッションが用意されており、あいていれば寝転がってプラネタリウムを鑑賞することも可能だ。天井にも満天の星空が広がるので、筆者も寝転がって鑑賞することにした。"月への旅"は、藤井さんの語りからスタート。音質が良いせいで、すぐそばに藤井さんがいて語りかけてくるような錯覚に陥るくらいの臨場感がある。疾走感のある「READY STEADY GO」とともに、地球から月へひとっ飛びだ。月に到着してから流れる曲は「Love Never Felt So Good」。繊細な息づかいが聞こえてくる。英語の発音独特の、空気の音がしっかりと聞き取れるくらい緻密な音となっていた。月から地球へ帰ってくる際に流れるのは「Another Orion」だ。バックで演奏しているオーケストラの弦楽器の音が濃密に感じられ、特に低音がしっかりと鳴って心地よい。○"体験してナンボ"のサウンド・プラネタリウム 2014プラネタリウムの鮮明な映像もさることながら、どの楽曲も歌い手が"その場にいるみたい"な感覚で臨場感たっぷりだ。ハイレゾ音楽については、イベント冒頭で清水氏が述べた通り、"体験してナンボ"といった部分があるので、この機会に銀座の街で月への旅を体験してみてはいかがだろうか。「サウンド・プラネタリウム 2014」は入場無料で、開館時間は11時から19時までとなっている。なお、再生される楽曲はイベント開催期間の前半と後半で異なる。11月7日から11月30日までのイベント前半ではL’Arc~en~Ciel「READY STEADY GO」、マイケル・ジャクソン「Love Never Felt So Good」、藤井フミヤ「Another Orion」の3曲、12月1日から12月25日までのイベント後半ではユニコーン「Feel So Moon」、平井堅の最新楽曲、藤井フミヤ「夜明けのブレス」の3曲だ。
2014年11月06日米NetAppは、先週米国ラスベガスで開催した同社イベント「Insight 2014」で、オールフラッシュアレイ「FlashRay」の実物を展示した。「FlashRay」は、オールフラッシュ ストレージ アレイで、フラッシュ ストレージ専用に開発された「Mars OS」を搭載している。Mars OSはLinuxをベースに開発され、フラッシュに最適化されており、ワークロードが増えてもレイテンシーが1/1,000秒以下に抑えられ、ほとんど上がらないのが特徴。シングルノードでは25万のIOPS(1秒あたりのI/O回数)を実現する。また、ディスクに書き込む前に重複排除を行うインライン重複排除機能を搭載し、フラッシュの寿命を延ばす工夫がされている。4Uシャーシ1台にコントローラ1台を搭載可能で、16Gbのファイバ・チャネル(FC)を4ポート搭載。SANストレージとしての利用を想定している。ストレージとしては480GBのcMLC(クライアントマルチレベルセル)を24台搭載(DS2246の場合、ユーザーが利用できるは7.71TiB(1TiB=1,099,511,627,776バイト))可能。容量を追加する場合は、コントローラを含めたノード単位で追加する、スケールアウト型テクロノロジーを採用する。同社では、今後Mars OSとData ONTAPを緊密に統合する予定で、互いのデータの移行をサポートする予定だ。「FlashRay」は、9月から一部顧客に限定出荷され、一般提供開始は2015年の予定だ。なお、価格などの詳細は、一般提供が開始時に発表する予定。一般提供に向けては、ハードウェアはすでに完成しており、今後ソフトのブラッシュアップを図っていくという。すでに日本でも2社(顧客とパートナー)に出荷され、導入に向けたテストを実施している段階だという。主に、データベースとVDIの高速化に利用される予定だ。○静音タイプのFlexPodまた、会場には、CiscoのUCSサーバ、Nexusスイッチ、NetAppのストレージを組み合わせたクラウド基盤「FlexPod」において、シュナイダーエレクトリックのラックを利用した静音タイプの「FlexPod Express with Schneider Electric」を展示、中堅企業やブランチオフィス向けの製品で、学校なのでの人気が高いという。○展示会場で「Cloud ONTAP」をデモ展示会場では、米NetAppが10月27日(現地時間)に発表した「Cloud ONTAP」のインストールデモを見ることができた。ただ、リリース前のため、画面の撮影は許可されなかったので、ご了承いただきたい。「Cloud ONTAP」は、「NetApp OnCommand Cloud Manager」というツールをインストールする。このツールは、AWS MarketplaceおよびNetAppのサポートページからダウンロードできるようになるという。価格はリージョンにより、異なる。インストールは、名前や説明、サイト、セキュリティオプション、ライセンス、サポートオプション、シンプロビジョニング、スナップショットの頻度やサイクル、重複排除の有無などを選択してインストールする。担当者によれば、最大25分程度かかるという話だったが、デモでは数分で完了した。「Cloud ONTAP」は、数週間以内に利用可能になる予定だという。○NetAppはクラウドサービスをどのように強化しているのか?同社は「Cloud ONTAP」をはじめ、クラウド環境全体のデータ管理を簡略化する新しいソフトウェア、サービスを先月末に発表したが、どのようにサービス強化を図っているのか、サービスプロバイダ向けサービスの強化を担当する米NetApp Global Senior Director Emerging ChannelsのChris Morgan氏に話を聞いた。Q:NetAppはサービスプロバイダ向けに、どのようなサポートを行っているのか?A:サービスを新たに開発する面では、NetAppのSE、Professional Service、ラボを提供して、開発を手伝っている。サービスの販売においては、Market Development Funds(MDF)を使った資金を提供しプロモーションを行ってもらったり、NetAppの営業がオンプレミス向け製品だけでなく、クラウド製品を販売しても、インセンティブを支払制度を作っている。サービスプロバイダからは、ネットアップが一緒に売ってくれるという安心感があると好評だ。Q:日本のサービスプロバイダの特徴は?A:全体的に保守的なイメージがあるが、AWSに対するニーズは非常に高く、新しいことに積極的にチャンレンジする面もある。AzureやAWSは日本を重視しており、積極的に投資している姿勢がうかがえる。私は、アジアパシフィックでは、日本とオーストラリアに注目しおり、日本は、東日本大震災の影響でクラウドの注目がより高まっており、それが日本でのクラウドの立ち上げを早めた要因だと思っている。Q:クラウドサービスを強化すると、オンプレミスを中心にストレージを販売してきたリセラーが、売上げが減ると心配するのはないか?A:これまでリセラーに対しても、クラウドビジネスはどういうもので、どのように販売していくかのトレーニングを行ってきた。また、サービスプロバイダ向けのサービスをリセラーさん経由で販売する取り組みも行っている。そのため、ネットアップではワークショップを通して、サービスプロバイダとリセラーの橋渡し役も行っている。Q:現在、サービスプロバイダが注目しているサービスは?A:これまでは、IaaSが中心だったが、最近はPaaSが注目されており、AWSはそこに強みがある。AzureもAWSの動きを見て、PaaSを強化している。Q:オープンソースに対する取り組みは?A:我々は、ストレージを管理するという面において、オープンソースに積極的に参加している。特にOpenStackに注目しており、CiscoやIBMとも連携を強めていきたい。また、OpenStackにはHPが積極的なので、今後はHPとの関係も強めていきたいと思っている。Q:御社の強みは?すでにパートナーが270社もおり、他社がこれまで大きなコミュニティを作り上げるのは容易ではないだろう。
2014年11月04日ヤフーは10月28日、「Yahoo! JAPAN アド・クリエイティブ・ハッカソン2014」を11月1日に開催する。同イベントは、広告主・クリエイター・メディアが一堂に会し、広告クリエイティブの表現の可能性を議論することで、新しいアイデアや表現を創造し、広告テンプレートの魅力を最大限に引き出すことを目的とする。今回は、サントリービジネスエキスパート(サントリー)と、インタラクティブ領域のインターネットコンテンツ制作に関わるプロダクション団体となるインタラクティブ・コミュニケーション・エキスパーツ(I.C.E)との共催。イベントにおいて、ヤフーは新たな広告テンプレートを提供し、サントリーは同社商品のブランドメッセージを提供する。それを受け、I.C.Eのクリエイターや、サントリーと取引のある広告会社から選出されたクリエイターが、広告クリエイティブを制作・発表し、厳正な審査のうえ優秀な作品を表彰するほか、表彰作品の中から1作品を選出し、実際にYahoo! JAPANのトップページにおいて掲載する。ヤフーは今年度、広告領域において「アート&テクノロジー」をテーマに掲げており、今後もこれまでにない広告表現と商品化を目指していく考えだ。
2014年10月29日スウォッチから、2014シーズンのスペシャルモデル『HOLIDAY TWIST(ホリデー ツイスト)』が登場。11月15日より発売する。再ブームの兆し!『動物占い』初の年度版発売(14年10月25日)同商品は、文字盤に光り輝くゴールドのスノーボールが描かれ、ストラップにも空を舞い落ちる小さなスノーボールが施されているなど、きらめく世界をデザイン。また、文字盤上のクリスマスツリーをかたどった小窓からは、毎日、雪だるまなどホリデーシーズンのシンボルたちが登場する。レッド、グリーン、ゴールドの3色のツリーが描かれたスペシャルなパッケージにセット。今年のクリスマスはスペシャルなアイテムでHAPPYに!【商品詳細】『ホリデー ツイスト』販売価格:1万3300円(税込)
2014年10月27日販売間近!人気ブランド2014年クリスマス・ホリデイコフレ特集、限定やコラボなどスペシャルなラインナップ! \2014年11月1日(土)発売/⇒シュウウエムラクリスマスコフレシュウウエムラ(shu uemura)クリスマス限定コレクション「シュペット by ラガーフェルド for シュウ ウエムラ」。カールラガーフェルドの愛猫で一躍有名となった「シュペット」パッケージデザインとなって登場。 \2014年11月7日(金)発売/⇒ジルスチュアートプリマグレースコレクション今季発売されるクリスマス限定「プリマグレースコレクション(Prima grace collection)」は、センシュアルなバレリーナをイメージ。プリマドンナが舞台に立つ時のキラキラと輝く表情や、幕が上がる時の高揚感を表現。 \2014年11月1日(土)発売/ ⇒『ジバンシイクリスマスコレクション』大丸セレクトキット⇒「ジバンシイクリスマスコレクション」アイテム一覧ジバンシイクリスマスコレクション2014「フォリ・ドゥ・ノワール(Folie de Noir)~ブラックの遊び心~」究極なまでに洗練を極めたインテンスでミステリアスなカラー”ブラック”に、独自の色彩感で新たな息吹を吹き込む。 \2014年10月2日(木)~29日(水)まで先行予約受付中/⇒ジョンマスターオーガニックス公式HPクリスマスにお届けするコフレのテーマは『LOVE ORGANICS』。暖かな気持ちで大切な方と過ごすシーズンをより心地よく彩る限定コフレ。\2014年11月7日(金)発売/⇒ルナソルクリスマスコフレ クリスマスの景色に澄んだ光を灯すオーナメントの輝きにインスパイアされたパーティコフレ \2014年11月7日(金)発売/⇒アディクションクリスマスコフレちょっとレトロなムードを奏でるTokyo Jazz。モダンで神秘的、ADDICTION のホリデーコレクション。リボンをかたどったクラッチを小脇に抱えた、小粋なモガがテーマ。\2014年11月21日(金)発売/⇒RMKクリスマスコフレベースメイクキット透明感あふれるツヤ肌をかなえる、限定のベースメイクキット\2014年11月1日(土)発売/⇒RMKクリスマスコフレビルの谷間を舞い降りる粉雪。幻想的な青い光を放つイルミネーション。まるで魔法にかかったようなマンハッタンの雪景色からインスパイアされたスペシャルなクリスマスメイクアップセット。\2014年10月24日(金)/⇒ランコムクリスマスコフレ今年一番の輝きがあなたを包み込む。ランコムのベストアイテムがつまった、夢の限定セット\2014年11月7日(金)発売/⇒イプサクリスマスコフレ自らの肌にまるでキラキラとした宝石のような輝きをまとい、クリスマスシーズンの気分を高めるメイクアップキット。\2014年10月30日(木)発売/⇒エスティローダークリスマスコフレ クリスマスを彩る、美のすべてがここに。贅を極めたコレクション。一年を華やかにしめくくる、エスティ ローダーからの贈り物。聖なる季節に、パーフェクトなメークアップを叶えるアイテムの数々を、エスティローダーのシンボルカラー、ネイビーのバニティケースに。今年は美容液とクリーム、さらには新作フレグランスまでとびきり豪華なコレクション。 \2014年11月1日(土)発売/⇒アユーラクリスマスコフレドレスを纏ったようなきらめきオーラを~一瞬にして魅力をひき上げるクリスマスコフレ元の記事を読む
2014年10月24日Teradataユーザーグループ主催の年次カンファレンス「TERADATA 2014 PARTNERS CONFERENCE & EXPO」(以下、TERADARA 2014 PARTNERS)が開幕した。開催29回目となる今年は、米国時間10月19日~23日の5日間、カントリーミュージックで有名なテネシー州ナッシュビルの「Gaylord Opryland Resort & Convention Center」を舞台に行われている。初日19日から多くのセッションが始まり、日本からは千趣会がベルメゾンの会員を対象としたビッグデータの活用事例を紹介した。そして翌20日午前中には、マイク・コーラーCEOらが登壇するオープニング・ゼネラルセッションが行われ、本格的な開幕を告げた。PARTNERS 2014の特徴は、従来エンジニアを対象としたテーマのセッションが多かったところを、ビジネス部門やマーケティング部門向けにシフトしていること。テクニカルな話はわりと少なく、データ活用における多くの先進企業が、成功体験から得た知見やそこにいたるまでのプロセスを紹介している。ユーザー企業およびTeradataによるセッション数は実に200を超える大イベントだ。○テーマは「データドリブン」ゼネラルセッションに登場したマイク・コーラーCEOは、同カンファレスを「ユーザー企業が他のユーザー企業に情報共有をする非常にユニークな機会だ」と紹介。2014年は既に4000人強が参加し、本年から開始したオンライン配信の参加者も含めるとさらに多くの人々が注目していることがうかがえる。2014年のテーマは「データドリブン」。データ駆動型のビジネスに関するベストプラクティスを議論する場を意味している。現在はあらゆるものがオンライン化され、顧客は外部のデータをいつでもどこでも利活用できるようになった。企業はこの変化に対応し、短期間でより多くの価値をもたらすことが求められている。Teradataはこの機会を非常に好機と捉え、顧客、製品、プロセス、市場を分析することで、競争優位性を出すべきだ、と提唱している。コーラーCEOは、データドリブンに対応し、ビジネス効率を上げた事例としてある自動車メーカーの話を取り上げた。その企業では、車のデータ分析を行うことで、タイヤの不具合を早期に発見。顧客への影響を最小限にとどめ、コストも低減。企業ブランドへの影響も抑制できたという。この事例から、データドリブンの決断は早ければ早いほどよく、山ほどあるデータを分析し、知見を得ることで意思決定に反映していくべきだとしている。○Teradataが提唱するユニファイドデータアーキテクチャとはTeradataは、データ分析プラットフォーム、ビジネスアプリケーション、コンサルティングサービスを提供するグローバル企業として、2008年から投資を拡大。大きな話題としては、2011年にAster Dataを買収し、ビッグデータ分析基盤を大幅に強化したことが記憶に新しい。そんな同社が提唱するのが、多様化するデータ構造を包括的に管理し、分析に活用するアーキテクチャ「Teradata Unified Data Architecture(Teradata UDA)」である。統合データウェアハウス「Teradata」と、非構造化データの分析が可能かつ洞察の発見に優れたディスカバリープラットフォーム「Aster」、そしてデータプラットフォーム「Hadoop」という3つの並列処理プラットフォームを有機的に結合し、データの形式を問わず分析できる環境を提供している。さらに直近では、2014年7月16日にメタデータ管理技術を備えたビッグデータ向け情報管理製品を扱うRevelytix(レベリティックス)を、7月17日に、経験豊富なビッグデータ技術者と知的財産を含むHadapt(ハダプト)を買収。UDAの拡張機能をより強固なものにした。加えて、コンサルティング事業にも注力しており、2014年9月にはコンサルティング企業Think Big Analyticsを買収。アナリティクスエコシステムを活用するためのコンサルティングが重要であると捉え、Hadoopのコンサルティングに強い同社をグループ傘下に加えたようだ。Teradataは今度も、UDAを中核にすべてのデータ分析分野においてトップリーダーを目差すとしている。なお、「TERADATA 2014 PARTNERS」で行われた各セッションについては、後日あらためて掲載していく。
2014年10月22日(画像はプレスリリースより)テーマは「LaBeauteCeleste~天空のような無限の可能性を秘めた美しさ~」資生堂は「クレ・ド・ポーボーテ」から、“2014ホリデーコレクション”として、リップグロス、メーキャップコフレ、フェースパウダーの限定品、全3品目を、資生堂インターナショナルより11月21日に発売する。2014年秋冬のメーキャップテーマは「LaBeauteCeleste(ラボーテセレスト)~天空のような無限の可能性を秘めた美しさ~」。ロンドンに拠点を置くアパレルブランド「SWASHLondon(スウォッシュロンドン)」とコラボ。「ジュエル(宝石)」、「ラビリンス(迷宮)」、「コスモス(宇宙)」と、「SWASHLondon」のブランドのアイコンとしても知られる愛犬の「Candy(キャンディー)」をモチーフとし、今までにない「クレ・ド・ポーボーテ」の世界を表現する。深く吸い込まれるようなまなざしと官能的な唇を演出するメーキャップコフレリップグロス「クレ・ド・ポーボーテグロスアレーブルトリオ」(限定1種3本セット)は、高い透明感と星屑をちりばめたような煌めきが、みずみずしく輝く唇を演出するリップグロスのセット。異なる3つの色彩で、さまざまな表情が楽しめる。メーキャップコフレ「クレ・ド・ポーボーテコフレドクルール」(限定1種)は、口紅「ルージュアレーブ2」(特製サイズ)、マスカラ「マスカラシルトルフェ1」(特製サイズ)、アイシャドー「オンブルクルールt」(限定色)、チークカラー「ブラッシュクルールt」(限定色)のセット。深く吸い込まれるようなまなざしと官能的な唇を演出するホリデーシーズンのメーキャップを楽しむコフレ。フェースパウダー「クレ・ド・ポーボーテプードルコンパクト」(限定1種)は、肌の内側から透明感と輝きを放つ魅了肌に変えるフェースパウダー。パウダー表面にも「SWASHLondon」の繊細で流麗なデザインがほどこされた特別仕様となっている。【参考】・資生堂プレスリリース
2014年10月21日CEATEC JAPANの主役は製品や技術。それは間違いない。だが、華と癒やしはやっぱりコンパニオンのお姉さんたち。取材の合間に我々を元気づけてくれるお姉さんたちに今年も感謝なのです。(サムネイルをクリックすると、拡大表示とスライドショーが可能)
2014年10月12日CEATEC JAPAN 2014も無事に閉幕。記者会見とプレスデーだった10月6日が台風の影響で中止になったものの、10月7日から11日までの5日間は多くの来場者で賑わった。CEATEC JAPAN 実施協議会の発表によると、5日間の総来場者数は150,912人(出展関係者や報道関係者を含む)。これは昨年のCEATEC JAPAN 2013と比較して、9,564人増(6.8%増)とのことだ。ここでは、エレクトロニクスの総合展らしい技術展示を、写真を中心にお届けしたい。実際のカタチになった製品に目が行きがちだが、近未来の技術、実用化が間近な技術が数多く展示されている。明日のPC、明日のスマートフォン、明日のタブレット、そしてまだ見ぬ明日のデバイスを創る、日本のテクノロジーの底力を感じ取っていただきたい。
2014年10月12日CEATEC JAPAN 2014では、ウェアラブルデバイスが多く展示されていた。その中でもメガネ型デバイスに関しては、技術デモから製品まで幅広い。それらをまとめて紹介しよう。展示のメガネ型デバイスで唯一発売中なのが、エプソンのスマートグラス「MOVERIO」だ。同社のスマートグラス製品はすでに第2世代となっており、エプソンブースではMOVERIOが大々的に扱われていた。MOVERIOはAndroid端末の表示装置として提供されているので、アプリによってさまざまな使い方を提供できる。ブースでは表示装置としてだけでなく、ステージスクリーンの一部を見ると画像が浮き上がる仮想現実の仕掛けも用意されていた。MOVERIOは一般的なメガネの上からかけることや(メガネ オン メガネ)、度付レンズの利用も想定されているので、普段からメガネを使っている人でもまずまず扱いやすい。東芝は製品化を前提とした「東芝グラス」をデモ。こちらはコンセプトデモの段階だが、山本光学「SWANS」ブランドとの共同開発によって、3種類のサンプルが展示されていた。サンプルは右側のフレームにプロジェクションユニットが搭載されており、これをレンズのハーフミラーに投影する仕組みとなっている。左右にユニットを搭載すれば、立体映像にも対応可能だという。ただし、ミラー投影の関係で現在はメガネに度付レンズを入れることができない「伊達メガネ」形状となる。ミツミは同社が製造するMEMSミラーを使い、ベンチャー企業のQDレーザーと開発した網膜走査型ディスプレイを展示していた。ミツミのMEMSミラーは小型のレーザープロジェクター用で発売されており、720p相当の映像を投影できる。レーザー光は外部から供給するものの、MEMSミラーをメガネ内に組み込んだものを、実際に利用できるかたちでデモしていた。他社の機器とは異なり、画像を直接網膜に投影するため、視力に関係なくクリアに投影できるというメリットがある。と、ここまでは映像を投影する機能が付いているデバイスだが、入力デバイスとしてALPSが参考展示していたものを紹介しておきたい。1つはJINSと提携して作成したJINS MEME(ジンズ・ミーム)で、眼電位センシングセンサー、6軸センサー(3軸の加速度・ジャイロセンサー)が取り付けられている。まばたきや眼の動き、動作を把握し、BluetoothでスマートフォンやPCに転送。本人が気付かない疲れや、動作をはじめとした活動量を計測できる。もう1つがALPSのセンサー類を活用した、「マルチセンサーネットワークモジュール」の技術デモだ。小型基板に6軸センサー(3軸の加速度・ジャイロセンサー)、光、温湿度、気圧センサーとBluetooth Smartのモジュールを組み合わせ、メガネに付けることでライフログ計測を行う。残念ながら市販化の計画はないようだが、センサーモジュールが販売されれば、日ごろ使っているメガネに取り付けることも可能だろう。
2014年10月11日CEATEC JAPAN 2014、NTTドコモのブースでは、東京オリンピック前に商用サービス開始を目標とした5Gの動向を大きく扱っていた。「5G」は、LTE Advance(4G)の次世代とされている移動通信システムの仮称だ。2014年はより具体的になったロードマップと、他社とともに取り組んでいる技術の一端を紹介していた。202x年では、移動通信に求められる速度が2010年の1,000倍と見積もられており、現在までの移動通信技術では達成できない。また、周波数の割り当て問題もあり、現在のような2GHz程度の周波数帯だけでは、これ以上の周波数割り当ては難しい。そこで5Gでは、高い周波数と低い周波数を組み合わせ、低い周波数で広いエリア(マクロセル)を確保する。一方、高い周波数を使うことによって、多数の端末が集中するエリアにおいても、個々の機器に広い通信帯域を割り当てる近距離専用のマイクロセルを組み合わせる。さらに、複数のアンテナを使用するMIMOを積極的に利用し、データ転送速度の向上を目指す。ステージ上では、ルーセント、富士通、NEC、エリクソン、サムソン、ノキアの6社と共同で実験を開始したことや、各社との役割分担について解説していた。2013年のCEATEC JAPANではコンセプト展示のみだったが、今年はより具体的に5Gの計画が動き出した様子が感じ取れた。
2014年10月11日