本誌連載「社会のじかん」でもお馴染み。NHKを退局後、フリージャーナリストとして、世界を飛び回りニュースを届けている堀潤さん。素顔は現場が大好きな生粋のテレビマンでした。朝の報道番組の放送直後に即刻成田に向かい、香港日帰り取材なんていうのもお手のもの。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」をベースに、あらゆるメディアを使い、独自のニュースを発信し続けているジャーナリストの堀潤さん。このたび、2本目の映画『わたしは分断を許さない』が公開された。シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、福島、沖縄を5年かけて追ったドキュメンタリーである。――進行中の社会問題を映画にしようと思ったのはなぜですか?いま起きている社会課題の根本には「分断」があると気づいたんです。映画ならば、尺も潤沢に使えますし、刹那的なわかりやすさを追求しなくてもいい。また、映画をもとに観客のみなさんと対話をしたいと思ったんですね。――堀さんは、去年から全国のギャラリーで、取材してきた写真や映像を公開して、観客と積極的に交流の場を作っておられますね。みなさん、「本当のことが知りたい」と思っていらっしゃるようで、とくに若い方がたくさん来てくださいました。これまでのニュースは、誰がどういう意図で出しているのかわからないのが当たり前でした。でも、いまはどういう思考を持った人が切り取ったニュースなのか、そういうトレーサビリティ(追跡可能性)のあるものが求められているのではないか。誰もがどこでも発信できる時代だからこそ、ものすごく泥くさいリアルな現場を、目の前で握るお寿司のように直接手渡す方法に価値があるんじゃないかと思いました。――『わたしは分断を許さない』は、香港の民主化デモ、沖縄の基地問題、ガザ地区の難民、原発後の福島など、それぞれでも一本の映画が撮れるくらい濃い内容が、ランダムに構成されているのが斬新でした。たいていのドキュメンタリーはひとつの現場に迫りますが、そうでなければいけない理由はありませんよね?ニュースも、日本のものと海外ニュースを分けがちですが、どちらも同時代に起きている。個人にフォーカスしてみれば、異なる環境の出来事も共感できます。「別のもの」という思い込みが分断を生み、そこから差別や排斥が生まれて、自分には関係のない問題と放置されてしまいます。映画をきっかけに、そういうことに気づける場を作りたいと思いました。時間も場所もバラバラな事柄が並ぶSNSのタイムラインのような感覚で編集したんです。――堀さんはNHKの採用試験でも、これからはメディア発信のニュースと個人発信の双方向が大事になると提案なさったそうですね。20年前ですね(笑)。デジタル放送時代は、放送局と個人が双方向にやりとりすれば、プロパガンダに加担することなく、誠実な報道ができると主張しました。僕はいま、『モーニングCROSS』(TOKYO MX)や『JAM THE WORLD』(J‐WAVE)などの自分の番組では、スタジオに対して異を唱えるような意見がSNSに上がれば、積極的に紹介するようにしています。――否定されることに怖さはないのですか?ないですね。メディアのなかに個人の意見が流れたら楽しいじゃないですか。小さいころに漫画誌やラジオ番組に投稿した原体験もベースになっています。誰かに何か言われて心がざわつくのは、その意見に核心を突かれているからなんですよね(笑)。被害者側にいることには敏感でいられるけれど、加害者側にいる感覚は自分では気づくことが難しい。自分も誰かの脅威になっているかもしれないという目線がない限り、分断は生まれ続けるだろうと、世界各地を訪ね歩いて気づきました。何事も、両極端の意見を比べてみないと真実は認識できないと思います。――堀さんはジャーナリストとして活躍される一方で、ワークショップや著書を通して、発信者の育成も積極的になさっています。それは単純に、僕一人ですべての現場をカバーするのが無理だからです。仲間を増やしたいんです。災害取材などは顕著ですが、写真1枚、たった一言でもいいので、SOSの出し方を知っておけば、きっと誰かが助けに来てくれます。そういう信頼感を作ることが現代の報道の役割なんじゃないかと考えています。――堀さんは、「使命」を感じて、活動をなさっているのですか?使命感はないですね(笑)。ただ、受信料で育てていただいたので、世に還元したいという思いはあります。NHKは視聴率や営業利益を気にせず必要な現場に駆けつけることができました。いまでも自分のことを「フリーの公共放送人」と言っています。僕の取材スタンスは何も変わっていません。――災害や貧困、弾圧など、目を覆いたくなるような現場にたくさん行かれています。しかも、「(国や地域など)大きな主語ではなく、小さな主語で真実を捉えよう」と、堀さんは渦中の個人に迫った取材をしています。悲惨な現実にしんどくなることはないのでしょうか。もちろん、なりますよ。映画も泣きながら編集していました。辛いから、「もっと何かいい解決法があるんじゃないか」と、次の現場に出かけているのだと思います。でも、どこの現場でも、課題解決を模索し奮闘している人がいらっしゃいます。映画に出てくる、北朝鮮やパレスチナも地域に根ざしたNGOの方々と一緒だったから入ることができました。ジャーナリストでは入れてもらえなかったと思います。僕は「GARDEN」という会社でNGOの発信を支援する活動を行っているので、一緒に行くことができました。――なるほど!テレビマンとして、まだ誰も見たことのない、最前線の映像を見せたいという思いもあります。内戦の映像や、アフリカの開発途上国で起きていることなどは日本のニュース番組では、なかなか取り上げられません。でも、それは作り手がそこに価値を見出していないだけ。それならば僕が腕まくりして、みんなが関心ないと思われている映像をクローズアップしてやろう!と思いました。実際に訪ねて回ると、ニュースの宝庫なんですよ。――ニュースのネタを見つけたときが一番高揚しますか?はい。「オレの現場、キター!」と思いながらやっています(笑)。月~金曜は朝7時から『モーニングCROSS』のMCを務めながら、映画『わたしは分断を許さない』の編集直前まで、激化する香港の民主化デモの取材に日帰りで出かけていた。「日帰りで行けるとわかったら行かないわけにはいかないですよね。魚がいると知っているのに漁に出かけない漁師さんと同じですから」。映画はポレポレ東中野にて公開中。3月14日以降、全国順次公開。公開を支援するクラウドファンディングは3月25日まで受付中。最新刊『わたしは分断を許さない 香港、朝鮮半島、シリア、パレスチナ、福島、沖縄。「ファクトなき固定観念」は何を奪うのか?』(実業之日本社)では、映画に出てくる分断問題にも触れている。ほり・じゅん1977年生まれ、兵庫県出身。2001年にNHKに入局。’12年にドキュメンタリー映画『変身 Metamorphosis』を製作したのち、’13年に独立。自ら立ち上げた市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」を拠点に報道活動を行う。’17年に株式会社「GARDEN」を設立。著書に『SNSで一目置かれる 堀潤の伝える人になろう講座』など。※『anan』2020年3月18日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月16日CA4LA(カシラ)と、BiSHなどのアイドルグループを手掛ける渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)のコラボレーションハット第3弾が登場。2020年3月13日(金)より、CA4LAと、東京・渋谷のマルチプルマニアックスにて販売される。CA4LA×渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ渡辺淳之介は、BiSHやBiS、ギャングパレード(GANG PARADE)、エンパイア(EMPiRE)、豆柴の大群などの人気グループを輩出するWACKの代表を務めるアイドルプロデューサー。そんな渡辺が手掛けるファッションブランド・ネグレクトアダルトペイシェンツは、アイドルたちがランウェイに登場することでも毎シーズン注目を集めている。CA4LAのコラボレーション第3弾では、2型のキャップを用意。ブランドロゴを刺繍したツバに大きく穴を開けたモデルは、ブラックとホワイトの2色を取り揃える。個性的なデザインながら、モノトーンでまとめることでミニマルな雰囲気に仕上げた。ブルーとレッドの2色を展開するタータンチェック柄キャップは、クラウンをクロス型にデザインしたアバンギャルドなアイテム。クラウンを取り外せば、サンバイザーとしても活躍してくれる。BiSHらをビジュアルに起用なおネグレクトアダルトペイシェンツとCA4LAのコラボレーション第3弾のために撮り下ろしたビジュアルには、BiSHのセントチヒロ・チッチやリンリン、ギャングパレードの月ノウサギ、豆柴の大群のカエデ・フェニックスらを起用。購入者限定で、このビジュアルを使用したポストカード5枚セットがプレゼントされる。【詳細】ネグレクトアダルトペイシェンツ x CA4LA コラボレーションキャップ発売日:2020年3月13日(金)販売場所:CA4LA、マルチプルマニアックス(東京都渋谷区道玄坂2丁目20−0 道玄坂柳光ビル B1)・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA CROSS CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブルー、レッド・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA NOBRIM CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブラック、ホワイト【問い合わせ先】CA4LA ショールームTEL:03-5775-3433
2020年03月16日ジャパンデニム(JAPAN DENIM)は、カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)やクロ(KURO)、クルニ(CULLNI)など、計16の日本のデザイナーブランドとコラボレーションしたアイテムを発表。日本国内では、2020年3月末より直営セレクトショップ、パリゴ(PARIGOT)全店にて販売する。16ブランドと日本の“デニム”がコラボレーションジャパンデニムは、日本のデニムの技術力の高さや付加価値を世界に広めるため、国内外で活躍するデザイナーが織りなすデニムコレクション。国産デニムの80パーセント以上を製造している広島県福山市、 岡山県井原市を中心とする備中・備後地域をデニムの「聖地」とブランディングすることで、日本のデニム産業を活性化することを目的として作られた。ジャケットやワンピースなど注目アイテム計28型2020年のコレクションでは、ジャケットやパンツ、スカート、シャツ、ワンピースなどの新アイテムを展開する。上記2ブランド以外のコラボレーションブランドには、アタッチメント(ATTACHMENT)、チノ(CINOH)、コーヘン(Coohem)、デンハム(DENHAM)、ラシュモン(Lâchement)、マーカウェア(MARKAWARE)、ミュラー オブ ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)、ミュベール(MUVEIL)、パリゴ(PARIGOT)、レッドカード(RED CARD)、ウジョー(Ujoh)、アンスリード(UN3D.)、ヤヌーク(YANUK)がラインナップ。ウィメンズが18アイテム、メンズが10アイテムと幅広いアイテムが揃う。カズユキ クマガイカズユキ クマガイからは、ジャケットとパンツがラインナップ。ジャケットは、幅広のオーバーサイズで、ポケットもデフォルメされたシルエットで、パンツは股上深めのワイドストレートで登場する。クロクロが提案するのは、パッチワーク状にすることでデニムの表裏を活かし、個性的なデザインへと昇華したジャケット。濃淡の合わせ方、さらにその表裏の違いで360度表情の異なる1着に仕上げた。また、タイトなストレートデニムパンツも展開する。ミュベールミュベールからは、さくらんぼや四葉のクローバーをあしらったフェミニンなダークインディゴのワンピースがお目見え。さくらんぼのワンピースは、パフスリーブで、四葉のクローバーのワンピースは、ティアードでそれぞれ女性らしさを出している。クルニクルニから登場するのは、ベルト式のラップジャケットとロングベルト付きのテーパードパンツ。ダークインディゴとインディゴの2パターンで展開する。いずれもほんのり緩めのクルニらしいサイズ感が魅力だ。【詳細】ジャパンデニム販売日:2020年3月末より各ブランド随時発売取扱店舗:パリゴ全店アイテム例:■ヤヌーク・MIDRISE STRAIGHT PANTS ブラック 21,000円、インディゴ 22,000円・BIG VOLUME SLEEVE JACKET インディゴ 33,000円、インディゴ ダーク 32,000円・LIGHT SHORT JACKET インディゴ ダーク 28,000円■レッドカード・VINTAGE LIKE STRAIGHT PANTS インディゴ 19,000円・EASY TAPERED SLIM PANTS ブラック 19,000円■チノ・NO COLLAR PIPING JACKET 45,000円■ミュベール・BALLOON SLEEVE BIJOUX DRESS ダークインディゴ+ホワイト チェリー 39,000円・FLARE NO SLEEVE BIJOUX DRESS ダークインディゴ+緑クローバー 39,000円■コーヘン・TWEED FRINGE NO COLLAR JACKET インディゴ 38,000円・TWEED FRINGE SLIT PANTS インディゴ 28,000円■クルニ・TIELOCKEN JACKET ダークインディゴ 32,000円、インディゴ 34,000円・LONG BELT TAPERED PANTS ダークインディゴ 23,000円、インディゴ 25,000円■クロ・REMAKE PATCH WORK JACKET インディゴ 65,000円・SLIM TAPERED PANTS インディゴ 22,000円■カズユキクマガイ・TRACKER JACKET ダークインディゴ 38,000円・ROLL UP JEANS ダークインディゴ 28,000円■アタッチメント・ANATOMIC CURVE PANTS インディゴ、ブラック 各27,000円■パリゴ・BACK SLIT FLARE PANTS インディゴ、ブラック 各19,000円・CORSET SKIRT インディゴ、ダークインディゴ 各16,000円■アンスリード・TIERED MAXI SKIRT ライトインディゴ 32,000円■ラシュモン・BACK DESIGN FLARE DRESS 33,000円■デンハム・CROSS BACK TAPERED PANTS インディゴ(クロスバック) 58,000円、生(ダークインディゴ) 45,000円・SKIN SLIM TAPERED PANTS インディゴ(スキン) 55,000円、リンス(ダークインディゴ) 43,000円【問い合わせ先】パリゴ銀座店TEL:03-6228-5928
2020年01月23日1月11日東京・かめありリリオホールにて、舞台 KERA CROSS第二弾『グッドバイ』が初日を迎えた。演劇界を牽引する劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の過去の名作戯曲を、才気溢れる演出家たちが演出するシリーズ企画の第二弾となり、今回演出を担当するのは、映像、舞台問わず活躍する人気俳優でもある生瀬勝久である。【チケット情報はこちら】生瀬が、「KERA作品を演出するならば、是非この作品を手掛けたい」と熱望した『グッドバイ』は、太宰治の未完の遺作小説をベースにし、初演時には数々の演劇賞を受賞した傑作コメディだ。物語の舞台は終戦直後の東京。混乱期の中、田島周二(藤木直人)は、文芸雑誌の編集長でありながら、闇商売で大儲けし、妻(真飛聖)や娘たちを地方に疎開させたまま、何人もの愛人を渡り歩くという不埒な放蕩生活をしていた。しかしそんな田島も、愛人たちとの関係を清算しようと思い始めるもののうまい方法が見つからない。そんな折、文士の連行(生瀬)がある策を田島に提案する。それは愛人たちのもとに、とびきりの美女を「妻」として同伴し、関係をあきらめさせる、という奇策であった…。田島はその策を実行すべく、ひょんなことで知り合った女・キヌ子(ソニン)に、「妻」役を頼み込むが、キヌ子は無類の大喰らいで怪力、がめつい女で、何かと金を要求してくる。このふたりが、愛人たちを訪ね歩き、どのような顛末が待っているのか…。一見、優男でそつが無さそうに見え、その実、常人とはかけ離れた倫理観の持ち主である田島という男を、藤木は絶妙な多面性で表現し、不思議な魅力を放つ。ソニン演ずるキヌ子は、言動が粗野な中にピュアさと人情味を覗かせ、その逞しさは、終戦間もない混乱期に東京で力強く生きた人々の空気を運んでくるようだ。真飛演ずる静江は、田島という厄介な男の妻として、また、幸子(MIO)と福子(YAE)という娘たちを持つ母としての、酸いも甘いもかみ分けた度量の深さを感じさせる。大櫛を演ずる朴?美は、医者としての冷静沈着さと、その奥に見え隠れする田島への想いを、口跡鮮やかに演ずる。美容師の青木(能條愛未)、挿絵作家の水原(長井短)、百姓の娘・よし(田中真琴)、愛人それぞれの個性が際立ち、そのひとりひとりと、田島とキヌ子が絡む“攻防”には目が離せない。男性達のキャラクターも必見だ。文芸雑誌の編集部員・清川(入野自由)の仕事への情熱と田島への崇拝はどこまでも熱く、挿絵作家・水原の兄・健一(小松和重)は妹を気遣う優しい兄でありながら危うさを孕み、そして、“偽装妻”企ての張本人、連行の人を食ったような軽薄さも油断ならない。公演は、1月11日かめありリリオホールを皮切りに、山形、新潟、広島、大阪、香川、愛知、福島、2月4日(火)~16日(日)の東京・シアタークリエまで、全国9か所を巡演。
2020年01月23日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲を、さまざまな演出家がそれぞれの色合いで上演するプロジェクト「KERA CROSS」。2019年に鈴木裕美が『フローズン・ビーチ』を上演したのに引き続き、第二弾となる今回は生瀬勝久が『グッドバイ』を手がける。『グッドバイ』はもともと、太宰治による未完の遺作『グッド・バイ』をもとにKERAが描き出した作品。2015年に仲村トオル、小池栄子らをキャストに迎えて上演され、読売演劇大賞の最優秀作品賞等も獲得している。コミカルでスピーディな会話の応酬とスタイリッシュな美術や振付。演劇の面白さが詰まった名作舞台だ。さらに今年2月には成島出監督による今作の映画化作品も公開を控えている。闇の商売で儲け、たくさんの愛人をもつ色男の雑誌編集者・田島は、心を入れ替えて愛人たちと別れる決意をする。そのために怪力で大食いの美女・キヌ子と手を組むが……。今作では藤木直人が田島を、ソニンがキヌ子を演じる。さらに真飛聖や入野自由、小松和重といったバラエティに富んだキャストが顔を揃え、生瀬自身も出演する。『橋を渡ったら泣け』『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜』といった作品で演出を務めてきた生瀬。KERA作品には『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜』や『陥没』など、いくつも出演している。役者として体感してきたKERAの作品を、演出家としてどのように料理するのか、その手腕に期待したい。本日1月11日・12日(日)に東京・かめありリリオホール、1月16日(木)に山形市民会館 大ホール、1月18日(土)に新潟・長岡市立劇場 大ホール、1月21日(火)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、1月23日(木)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、1月28日(火)に香川・レクザムホール 小ホール、1月30日(木)・31日(金)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、2月2日(日)に福島・パルセいいざか、2月4日(火)から16日(日)まで東京・シアタークリエにて上演。文:釣木文恵
2020年01月11日LUNA SEAが12月21日から2日間に渡り、さいたまスーパーアリーナで「LUNATIC X’MAS 2019」を行う。LUNA SEAは今年で結成30周年を迎え、5月6月にはこれを記念した「LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days-」を開催し、3万人以上の動員を記録した。先日は2年ぶりとなる10thアルバム『CROSS』を発売するなど、話題に欠くことがない。クリスマスシーズンのライブは毎年恒例のこととなっているが「LUNATIC X’MAS」というタイトルでは昨年から引き続いて2年目。さいたまスーパーアリーナの2デイズ公演は4年連続の開催となる。前回のセットリストは2日間でそれぞれメジャーデビューアルバム『IMAGE』と、メジャー第2弾にして通算3枚目のアルバム『EDEN』をフィーチャーしたものであった。今年は前述の新作発表から間もないタイミングということもあり、収録曲も多く聴けるのではないかという見方もある。チケットは両日ともにソールドアウトが発表され、追加席の販売も開始されるほどの人気ぶり。成熟を迎えるLUNA SEAのサウンドをぜひ現場で体感してほしい。■公演情報「LUNATIC X’MAS 2019」さいたまスーパーアリーナ12月21日(土)開場15:30/開演17:0012月22日(日)開場14:30/開演16:00
2019年12月21日大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人の「嵐」メンバーがゲストとトークやゲームで盛り上がる「嵐にしやがれ」。その12月14日(金)今夜放送回に、俳優の藤木直人、声優の木村昴がゲスト出演。藤木さんはデスマッチ企画に、木村さんは隠れ家企画に登場する。大学時代に映画『花より男子』花沢類役に抜擢され俳優デビュー。その後本格的に芸能活動を開始し、99年にはCDデビューも果たすなど、活動の幅を広げるなかで月9「ラブ・レボリューション」や「高校教師」でブレイク。主演映画『g@me.』で第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年は「イノセンス 冤罪弁護士」や連続テレビ小説「なつぞら」などのドラマをはじめ日本テレビ系「おしゃれイズム」などのバラエティ番組でもそのトーク力を発揮、魅力を増し続ける藤木さん。今回藤木さんはデスマッチ企画に初登場。2019年に流行したグルメをかけて嵐とクイズ対決に挑む。連発される“恥ずかし解答”にも注目。大野さんが主人となる「隠れ家ARASHI」には数多くの人気アニメで声優を務める木村さんが来店。ライブチケットが即完売するなどいま話題のプロジェクト「ヒプノシスマイク」では作詞も手掛け、大のラップ好きでもある木村さんからラップを学び、大野さんが自己紹介ラップに挑戦する。また「櫻井翔○○へ行く」では、全国大会で8年連続金賞を受賞した幕張総合高校合唱部を訪れ、その強さの秘訣を潜入調査する。今夜のゲスト、藤木さんは来年1月上演の舞台KERA CROSS「グッドバイ」に出演が決定。こちらは太宰治の原作を2015年にKERA・MAP作品として上演し数々の演劇賞を受賞した恋愛狂騒劇(スクリューボール・コメディ)で、藤木さんは主人公の田島周二役を演じる。生瀬勝久が出演だけでなく演出も手掛け、ソニンらも出演。2020年1月11日(土)~13日(月・祝)に、かめありリリオホールで上演されたのち、シアタークリエほか全国で公演が行われる。木村さんが登場キャラ・山田一郎(MC.B.B)の声優を務める「ヒプノシスマイク」のユニット、イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」の新CD「Buster Bros!!! -Before The 2nd D.R.B-」は12月25日(水)発売。「嵐にしやがれ」は12月14日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月14日近年少しずつ意欲作が増えてきてはいるものの、海外産の作品に比べると成功例はまだまだ少ない日本オリジナル・ミュージカル。その理由のひとつとして挙げられるのが、クリエイションにかけられる時間・手間暇・予算の圧倒的少なさだ。そんな現状に一石を投じるプロジェクトであるミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』が、明日11月15日(金)に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて「1stプレビュー公演」の幕を開ける。特筆すべきは、2期に分けたプレビューを行い、ブラッシュアップ期間を設けた後に本公演の幕を開けることと、その本公演を含めた全体をトライアウト公演と位置づけ、将来的にさらに大きな劇場での上演を目指している点。また、創作プロセスとしてはそのようなブロードウェイ式のやり方を踏襲する一方で、内容としては「日本人特有の身体感覚・言語を素直に使って表現する」ことを標榜している点にも期待が持てる。脚本・演出の西川大貴、音楽の桑原あいとも、ミュージカル作家としては未知数。だが、だからこそ、プロジェクトにスーパーバイジング・ディレクターとして参加している演出家ダレン・ヤップ(『ミス・サイゴン』『ゴースト』)や、今回のトライアウト公演の観客からの感想に素直に耳を傾けることができるのは確かだろう。“観に行く”というよりも、クリエイションに“参加する”、未来の大作を“育てる”ような気持ちで劇場に足を運びたい。ミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』は、11月15日から18日(月)まで1st プレビュー公演、11月23日(土)から26日(火)まで2nd プレビュー公演、11月30日(土)から12月15日(日)まで本公演を行う。文:町田麻子
2019年11月14日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)の戯曲を、多彩な演出家たちの手で再構築するシリーズ“KERA CROSS”。その第2弾として、太宰治の未完の遺作小説『グッド・バイ』をモチーフにした、2015年の舞台『グッドバイ』が決定した。そこで演出・出演の生瀬勝久と、主人公・田島周二役の藤木直人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】実は当初、別の作品も候補に挙がっていたというが、この『グッドバイ』を推したのが、何を隠そう生瀬本人だったという。「KERAさんの作品は何度か出演もしてるし、たくさん観ていますが、中でも一番印象深く、好きだったのが『グッドバイ』なんですよね。基本的に僕はハッピーエンドが好きですし、自分自身も『あー、楽しかった!』と言って死にたいタイプ(笑)。生きていればいろいろ辛いこともありますけれど、やっぱり観た人が、明日からまた頑張ろうって思えるような作品をやりたいと思ったんです」物語は雑誌編集者の田島が、妻子とやり直すため、妻役に扮したキヌ子を連れて、複数の愛人たちのもとを訪ねることから始まる。田島役の藤木は、「コンプライアンス的に現代ではなかなか成り立たない人物ではありますが…(笑)」と前置きした上で、「家庭がありつつ、あれだけ大勢の愛人を対等に愛してあげるっていうのは、相当難しいと思います」と分析。すると生瀬が「難しいし、体力もいるんだけど、田島は全員のことが本当に好きで、全部が本心。僕も昔はよくそういうこと言っていたので、共感出来ますよ」と笑うと、「田島の役作りについては、生瀬さんに指導していただきます。」と藤木も笑う。事務所の先輩でもある生瀬の演出を受けることに藤木は、「それは楽しみですよ。後輩として、生瀬さんの快進撃をずっと見てきたわけですから」と切り出すと、すかさず生瀬から「“怪”進撃だけどね(笑)」とツッコミ。「そんなことないですよ!」と返しつつ、「やっぱり僕もいい歳になってきて、最近はお芝居に関してどうこう言われることも少なくなってきた。そんな中で生瀬さんにいろいろ教えてもらえるのは非常に心強いですし、これでまた自分の引き出しがひとつ増えるのであれば、これほど素晴らしい経験はないと思います」と語る。逆に生瀬に、演出家として藤木に期待していることを聞くと…。「これがステップアップになる、なんて言うのはおこがましいですけれども、僕としては『藤木の田島も抜群だったよね』ってところまでもっていきたいと思っていて。だから僕を信じて、疑わずにやっていただけたらと思います」公演は2020年2月4日(火)から16日(日)まで東京・シアタークリエにて。2月6日(木)にはチケットぴあ半館貸切公演も実施。現在先着先行実施中。また、10/30(水) 11:00までぴあ半館日程以外の東京公演の抽選先行受付中。取材・文:野上瑠美子
2019年10月28日HYKE(ハイク)の2020年春夏コレクションが、2019年10月15日(火)東京・晴海のCROSS DOCK HALLで発表された。ミリタリーウェアをベースにミリタリー、ワーク、アウトドアといった、HYKE が原点に持つ要素は今季も健在だった。まずトップバッターを飾ったのは、軍服に着想を得たロングジャケット。淡いカーキで優しく染め上げられたアウターは、ふんわりと膨らむスリーブや、ベルトでキュッとウエストマークされた女性らしいシルエットが印象的。本来男性が着用するアーミー服の力強さを排除するかのように、フェミニティに近づけるアプローチが見て取れる。女性らしさを香らせるアプローチ続くアウターや、ロングワンピース、プルオーバーといったピースも然り。大胆にあしらわれたスリットや、バックに入るカッティング、胸元に編み込まれたリボンなど、女性らしいディテールを組み合わせている。また単色で統一されたミニマルな表情ながらも、シースルーやブランドの得意とするプリーツ素材を多用することで、素材からも女性らしさを引き出していく。特筆すべきスタイリングは、毛足の長いフリンジをあしらったロングスカートを差し込んでいること。アウターやワンピースの隙間から顔を覗かせるそれらのスカートは、モデル達が歩みを進める度に、ゆらりゆらりと柔らかな曲線を描き、女性らしさ溢れるしっとりとした動きを強調している。ユニフォームを再解釈したピースも中盤に差し掛かると、ミリタリーの要素は弱まり、その代わりに、ユニフォームを再解釈したユニークなピースが現れる。デニムジャケットは、細身のモデルをすっぽりと覆うビッグサイズ、プレッピーライクなニットベストは、踝まで伸びるロング丈にアレンジ。またブラウスとスカートを合わせたフォーマルライクなオフィスワーク着には、シースルーを差し込んで軽やかに仕上げた。カラーパレットカラーパレットは、例年通りのアースカラーに加え、パステル調の鮮やかなパープルやピンクも登場。また縦縞・横縞といったボーダー柄が多く散見されたのも特徴的だった。アディダスとコラボレーション!毎年多くのブランドとのコラボレーションで注目を集めるHYKEだが、今年は前シーズンで終了したザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)に代わって、アディダス(adidas)とのコラボレーションウェアを発表。2020年秋冬と合わせた2シーズンで展開されていくが、初お披露目となる今季は、“ランニング”をコンセプトに、スポーツウェアらしい機能的なテクニカル素材を起用。けれどやはり女性らしさを忘れたくはないから、プリーツをのせたり、スカートとスタイリングしたりして、日常で楽しめるウィメンズウェアへと変身させている。人気ブランドとコラボした、バッグ、シューズ、アイウェアもそのほか前シーズンに続く、人気ブランドとのコラボレーションアイテムも続出。足元には、ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES) とタッグを組んだミュールやベアフットサンダルを、手にはチャコリ(CHACOLI)とコラボレーションしたビッグサイズのトートやショルダをチョイス。また前季に続く、2シーズン目となるアイウェアブランド・ジュリアス タート オプティカル(JULIUS TART OPTICAL)とのコラボレーションモデルも登場。テンプルを太めに設定した存在感溢れるアイウェアは、バイカラーでアレンジされていた。
2019年10月18日歌舞伎の演出家で振付師の藤間勘十郎が演出を手掛ける音楽劇『ハムレット』(作:ウィリアム・シェイクスピア)が10月22日(火・祝)に開幕する。主演・ハムレット役を務める韓国の人気ボーカルユニットCROSS GENE(クロスジン)のキム・ヨンソクに話を聞いた。【チケット情報はこちら】「シェイクスピア作品は初めてで、むちゃくちゃドキドキします!」と日本語で語ってくれたキム。本作への出演を「とても光栄です。『ハムレット』は俳優なら誰でもやりたい作品ですよね。僕は、シェイクスピア作品の中でも『ハムレット』が一番好き」と喜ぶ。本作で特に楽しみにしていることは「やっぱり音楽。『ハムレット』の重いストーリーも、音楽で届けることで、お客さんに届きやすくなるんじゃないかと思うので」。その音楽に演出を手掛ける藤間勘十郎ならではの発想で、生演奏の和楽器の鳴物を加えた上演になるという。「特に心配はしていないです。僕は音楽が大好きだし、自信もありますから。キム・ヨンソクならではの歌を届けられたらと思います」日本では数本の舞台に出演。「シェイクスピア作品はもともと台詞が多いですし、日本語の発音やイントネーションが難しいだろうなと思っています」と明かしながらも、それでも出演を決めた理由は「挑戦です」と笑顔。「僕は俳優として、韓国と日本を行ったり来たりできるようになりたいと思っています。そしていつかはブロードウェイにも出たいです」と言うキムだが、今年8月の日本での舞台(『マイ・バケットリストSeason5』)での経験は「正直言うと大変でした。台詞を覚えるのも一苦労ですし、発音を間違うと相手に届かない。すごく苦労しましたね。でも、公演が終わって、韓国に帰ったら、『もっと成長したい。もっと上手になりたい』と思ったんです。“もう嫌だ”とは全く思わなかった。だから次はもっとレベルアップした僕の姿を見せたいと思っています」。そういう志もあり、実はこのインタビューでも、通訳者は同席していたのだが、基本的にはキムが日本語で話してくれた。舞台で大切なのは「チームワーク」だそう。「皆さんとは初共演ですが仲良くなりたい。チームワークは客席に伝わりますから。ハムレットは寂しい人だし、辛い思いをする役で、僕は役を引きずりがちですが、稽古の休憩時間は『珈琲をどうぞ』と言って(笑)、仲を深めたいです」。がんばれるのは「お客様の反応がもらえるから」。「それが俳優としても歌手としても命です」と明かす彼が主演を務める音楽劇『ハムレット』は、10月22日(火・祝)から25日(金)まで東京・天空博劇場にて上演。
2019年10月09日金沢駅西口の複合施設「クロスゲート金沢(CROSS GATE KANAZAWA)」が、2020年8月1日(土)にグランドオープン。施設内には、金沢初のハイアットブランドホテル「ハイアット セントリック 金沢」と「ハイアット ハウス 金沢」が開業するほか、分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」、商業施設を内包する。JR金沢駅西口の複合施設「クロスゲート金沢」「兼六園」や「近江町市場」などの観光スポット、そして伝統的な加賀料理や日本海の海の幸など、見どころがいっぱいの石川県金沢市。「クロスゲート金沢」は、日本国内だけでなく国外からも人やモノが集う、魅力あふれる金沢の玄関口として地域の発展に貢献したい、という想いのもと名付けられた。館内は、ハイアットブランドのホテルを核としながら、緑溢れる空間も演出。3階には、屋上庭園「みらいの丘」を設置する。金沢初のハイアットブランドホテルが誕生「クロスゲート金沢」の核を担うテナントが、「ハイアット セントリック 金沢」と「ハイアット ハウス 金沢」。ハイアットブランドにとって金沢初進出となるこれら2館では、北陸の中心都市である金沢駅前の新しい賑わいを演出し、交流の場を提供するようなホテルを目指す。ハイアット セントリック「ハイアット セントリック」は、全国の好立地に展開するフルサービス・ライフスタイルホテル。ロビーではゲスト同士の交流の場を提供するほか、館内のバーやレストランでは、地元の味覚にインスピレーションを得たメニューやシグニチャーカクテルを味わうことが出来る。ハイアット ハウス「ハイアット ハウス」は、自宅で過ごすような利便性を客室に備えた、連泊ゲスト向けのホテル。モダンな住宅のようなデザインの客室には、キッチン、リビングルーム、ベッドルームを備え、旅行中でも普段通りの仕事やルーティンがこなせるような空間を演出する。商業施設エリアには飲食店を中心に34店舗が出店1階、2階部分に位置し、約3,124㎡の面積を有する商業施設エリアには、飲食店を中心とした34店舗が出店。“プレミアムフード&レストラン”をコンセプトに、地元金沢の店舗から金沢初進出、新業態店舗まで様々なジャンルのショップ&レストランが集結する。1階は、日常にも便利なフードマーケット「エムザ デリマーケット クロスゲート プレミアム(M’za Deli Market CROSS GATE Premiun)」をはじめ、スターバックス(Starbucks)などのカフェやスイーツの専門店14店舗で構成。2階は、金沢や東京の名店料理を楽しめるフードホール「フードクラブ(FOODCLUB)」が登場するほか、富山の焼肉店が手掛ける人気ハンバーガー専門店「ショウグン バーガー((SHOGUN BURGER))」や石川県初の寿司屋「のとめぐり」をはじめとする北陸の山海の幸、能登牛、地酒など地元ならではの食材を堪能できる19店舗が揃う。【詳細】クロスゲート金沢開業時期:2020年8月1日(土)住所:石川県金沢市広岡1-8周辺主な施設:ハイアット セントリック 金沢、ハイアット ハウス 金沢、ザ・レジデンス金沢、商業施設※ハイアット セントリック 金沢、ハイアット ハウス 金沢は5月15日(金)より予約受付中。【予約・問い合わせ先】ハイアット セントリック 金沢:076-256-1360ハイアット ハウス 金沢:076-256-1460<商業施設エリア出店店舗>・1階エムザ デリマーケット クロスゲート プレミアム、スターバックス コーヒー、菓ふぇ MURAKAMI、パンのセレクトショップ&カフェ(仮称)、ハナ シュプリーズ(HANA surprise)、ストック(stock)、WAFLA/W・CAFE(仮称)、広重 TEA マジック、ザ ギフト(THE GIFT)、ドルミール(DORUMIRU)、マンハッタンロールアイスクリーム、クロネコジャック(KuronecoJack)、カフェ プレスタ(Café PRESTAT)、コムクレープ(comcrepe)・2階フードクラブ、熟成和牛焼肉 エイジング・ビーフ、うなぎ四代目菊川、スタンレー ダイニング(STANLEY DINING)、ディンズ バイ ジンディンロウ(鼎’s by JIN DIN ROU)、まっとう福喜寿司、ディネト(DINETTE)、のどぐろ料理 あ才、ラグジュアリー インディア ルビーナ(Luxury India Rubina)、ダイジュウテイ(DAIJUTEI)、和牛割烹 だいすけ、ととと、ヴァンナムール(vin amour)、ビストロ オリエンタル(Bistro Oriental)、ショウグン バーガー(SHOGUN BURGER)、能加万菜 市、あまつぼ、喜久や、焼鳥 松葉ともみじ、のとめぐり※ショウグン バーガー、のとめぐりは2021年4月1日(木)オープン。
2019年09月06日1980年から1990年代の小劇場ブームを牽引した劇団「自転車キンクリート」の代表作のひとつ、『絢爛とか爛漫とか』。若い4人の小説家の泣き笑いを通して、普遍的な人生の命題を浮き彫りにする名作だ。初演の演出を手がけたのは、同劇団を旗揚げした鈴木裕美。戯曲を深く掘り下げ、活き活きとした人物像を描き出す手腕で、これまでに多くの演劇賞を受賞している。8月20日(火)に幕を開けた今回の公演は、花も実もある若手俳優4人の競演はもちろん、鈴木が1998年の再演以来、21年ぶりに演出を担当する点も話題だ。【チケット情報はこちら】昭和初期の東京。処女作のあと2作目が書けずに悩んでいる小説家・古賀(安西慎太郎)の書斎に、批評家志望のモダンボーイ・泉(鈴木勝大)と、女性賛美の耽美小説家・加藤(川原一馬)、破天荒な小説が注目を集める諸岡(加治将樹)がやってくる。あるダンサーに恋心を募らせる加藤のために、みんなでダンスホールに繰り出そうというのだ。“小説を書かなければ”と焦る古賀に、「人生修業は、すなわち文学修業だ」とうそぶく諸岡。四者四様の文学への想いは、彼らの人生そのものを模索する姿に重なり……。「カンパニー全員で過ごしてきた時間を信じ、手を取り合い、とにかく楽しんでやっていきたいと思っています」と言う安西は、自意識と現実のはざまで葛藤する古賀を熱演。その姿は小説家という枠を超え、いつの時代にも見られる“何かをしたいのに、何をしたらいいのか分からない”若者像そのものを表わしているかのようだ。批評家として他の3人とは少し異なる立ち位置の泉役・鈴木勝大も、「観劇にいらしてくださる皆様には、舞台上の4人と過去の自分が結び付くような素敵な瞬間がきっとあると思います」とコメント。物事を斜めに見ているかのようで、言葉や表情の端々に誠実さがにじむ泉像を作り出している。一方、女性賛美が過ぎて、仲間から“エロ・グロ・ナンセンスな小説を書いている”と揶揄される加藤を演じる川原。「部屋に置いてあるものから細かい動作、4人の中で繰り広げられる会話まで、ひとつひとつを楽しんでいただけたら」との言葉通り、端正なたたずまいと丁寧な役づくりで“芸術家の業(ごう)”に説得力が出た。その“作家としてのいずまい”は、加治も同様。豪放磊落ながら、なにげない言葉に作家らしい知性がにじむ諸岡を、自然体で演じている。「四季折々の音や匂いと共に今を懸命に生きる若者の姿をご覧いただき、今作が皆様の明日への活力となれば」というコメントも、本作の魅力を伝えて的確だ。「彼らの息遣いや体温まで感じていただけるような親密な劇場。私の古くて新しい友人たちに、どうぞ会いに来てください」という鈴木裕美の言葉の意味を、劇場でぜひ実感してほしい。公演は9月13日(金)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。文:佐藤さくら
2019年08月26日脚本の背景を丁寧にたどり、血肉の通った人間像を描き出す手腕で、数多の演劇賞を受賞している演出家・鈴木裕美。彼女が日本女子大在学中に劇作家の飯島早苗らと旗揚げした劇団「自転車キンクリート」は、1980~90年代の小劇場ブームを牽引したことで知られる。中でも1993年に初演された『絢爛とか爛漫とか』は、4人の小説家の春夏秋冬を通して、笑いの中にも普遍的な人生の命題を浮き彫りにする名作。26年間、多くのカンパニーで演じられてきた本作が、本日8月20日、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて、いよいよ初演演出の鈴木の手で幕を開ける。舞台は昭和初期の東京、純和風住宅の一室だ。この部屋の住人で、処女作のあと2作目が書けずに悩んでいる小説家・古賀(安西慎太郎)と、批評家志望の泉(鈴木勝大)、耽美小説家の加藤(川原一馬)、さらに破天荒な小説が売れ始めている諸岡(加治将樹)がことあるごとに集い、軽口をたたき合いながら物語は進む。友情や恋を楽しむ一方で、理想と現実の間で悩み、己の道を模索する4人。誰にでも覚えのある、ほろ苦くてどこか温かい日々が、美しい四季の中で展開してゆく。1993年の初演から26年、女性4人が演じる『~モダンガール版』を追加してオリジナルの男性版『~モダンボーイ版』と併せて上演された1998年からでも21年ぶりに本作の演出を手がける鈴木。改めて初演の思い出を聞いてみると、「この作品は脚本の飯島が“書きたいことがある”と言って持ってきたんです」との答えが返ってきた。「当時の自転車キンクリートは、テーマやモチーフを飯島と私で考えながらつくっていたんですけど、この作品は別でしたね。そういう意味では主人公の古賀はもちろん、他の登場人物にも飯島自身の心情を託したところはあると思います」と鈴木は話す。「ただ、魂の叫びをそのまま書いたものではなくて、一個の作品として成立させるというのは、意識していると思います。あるクリエイターの言葉で、“ケガをして血が出ているところを見て見て!”というのは子供の、素人の表現で、こう治しましたよ、とかさぶたを見せるのが大人の、プロの表現だというのがあるんです。この作品がある種エンタテインメント作品に成り得ているのは、そういうところかもしれないですね」と振り返る。毎年4~5本の作品を演出し、そのどれもが高い評価を得るなど精力的に活動を続けている鈴木だが、本作にはやはり特別な想いがあるという。「たくさんの作品に携わってきましたが、この作品に関しては不思議なことに、古賀や泉、加藤、諸岡は“会ったことがある人”という感覚なんです。だから今回新しい俳優さんたちとやる稽古場は、旧知の友人が新しい肉体を得て生まれ変わったかのようで、“また会えた”という気持ちなんですよね」と笑う鈴木。キャストについて問うと、「4人とも“他の仕事もできたけど、たまたま役者をやっている”のではなく、“この世に〈演じる〉という仕事があってよかったよね”と感じる人たち。そういう人じゃないとこの作品の役は演じられないと思っていました。稽古が終盤を迎えた今も、それは間違っていなかったなと感じています」また演出に関しては、「初演のつもりで」向き合っていると鈴木は言う。「むしろ初演より、戯曲に忠実にやっていますね。初演当時の小劇場演劇華やかなりし頃は、アドリブを差し挟んで、役者と役の線引きが曖昧なほうが、お客様に、より“真実”を感じていただけたという実感があります。でも今は、役の後ろに役者さんがぴったり寄り添うことで、お客様に“真実”が伝わると感じます。だから今回は戯曲に描かれていることを深く掘っていくことで、役者4人の魅力を際立たせるアプローチをしているところですね」創作で苦悩する傍ら、“フロイライン”をナンパするために策を練ったり、みんなでダンスホールに繰り出したりと、男子ならではのにぎやかなシーンも魅力だ。「男性の、まっすぐで純情で、かわいらしいところ……愛すべき“おバカ”なところも楽しんでいただきたいと思います。女性はもちろん、幅広い世代の男性にもぜひ観ていただきたい」と意気込む。「登場人物は小説家だけど、“オレは才能がないんだ”とか“アイツのほうが上手い”なんていう感情は、きっとどなたでも感じたことがあると思うので。まぁ、俳優さんは、だいたいそう感じてますけども(笑)」と、辛口ながらもコメントには愛情がこもる。“真実”はいつも甘くはないが、ウィットと知性で着陸するのが鈴木演出の妙味。たくさんの観客に愛されてきた本作を、改めてじっくりと味わいたい。取材・文:佐藤さくら
2019年08月20日俳優の山本裕典が5日、都内で行われた韓国発ヒューマンバディミュージカル『マイ・バスケット Season5』の制作発表に出席した。この作品は、不良少年カングと余命宣告されたヘギが出会い、ヘギの死ぬまでにやりたい100個のバケットリストを2人で埋めていく感動のストーリー。昨年2月の初上演からこれまで4回に渡って日本で上演され、今回はSeason5となる。カングとヘギはトリプルキャストで、山本はカング役を演じる。2017年3月に当時の所属事務所を契約解除となり、2018年12月に芸能活動を再開した山本にとって本作復帰作となるが、「お話をいただいてやるかやらないか決めかねている段階でSeason4を見て、歌があって断ろうかなと思ったんですけど、見ていたらとても感動していまい、不覚にも泣いてしまい、やりたいなと。ハードルを乗り越えてもこの作品に触れ合えたらなと思ってオファーを受けました」と出演を決めた理由を明かした。そして、2年半前の前事務所からの契約解除について「事務所社長との意思のすれ違いがあり、決して法に触れるようなことではなく、ちょっと遊びすぎました。それが事務所の社長さん的には仕事に対して本気じゃないんじゃないかっていうすれ違いがあって」と反省し、「まさかあんなに大きく取り上げられると思ってなくて」と回顧。「この世界に戻るつもりはなかったんですけど、舞台、映画、CMのオファーが重なって何かの縁かなと。背中を押してくれているんじゃないかと。世間は知らないですけど、応援してくれているファンは『戻ってきて』って言ってくれていたので、その人たちのためだけにでも戻ろうと思いました」と復帰を決意した思いも語った。また、今は遊びすぎていないか聞かれると、「ご想像にお任せします」と笑顔で返し、「ただし、平成はスキャンダルありました。ちょうちょい載っていました。令和、今のところ0です。追わないでください」とスキャンダル0をアピールした。ミュージカル 『マイ・バスケット Season5』は、8月9日から19日まで東京・浅草花劇場にて上演。この日の制作発表には、カング役のドンヒョン(元BOYFRIEND)、キム・ヨンソク(CROSS GENE)、ヘギ役のキム・キュジョン(SS501)、ミヌ(元BOYFRIEND)も出席した。
2019年08月05日紫綬褒章をはじめ数々の演劇賞を受賞しているケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA・56)。彼の戯曲を連続上演するシリーズ「KERA CROSS」の第一弾『フローズン・ビーチ』(7月31日~8月11日、東京・シアタークリエにて。以降、8月31日まで大阪、静岡、愛知、高知、高松でも公演)に出演する鈴木杏(32)は、子役の時代から芝居に魅了された実力派だ。「手を伸ばしても届きそうもない憧れの演出家や共演者、ハードルが高い戯曲……ワクワクしすぎて稽古が始まるまで台本を手に途方に暮れていたほどです(笑)」(鈴木・以下同)本作は、’87年から8年ごとの夏の日に焦点を当て、16年にわたる4人の女たちの心の内をあぶり出すミステリー・コメディ。複雑に絡み合ったそれぞれの運命が予期せぬ結末へと向かっていく、スリリングな会話劇だ。「私の役は、ブルゾンちえみさんが演じる友人・市子に振り回され、いろんな壁にぶつかりながら生きていく女性。自分というものが定まっていなくて、周りの人の支えがないとふわふわしてしまう。密室劇で、それぞれの本性がむき出しになっていくさまは激しいけれど、現実的だと思います」吸い込まれるような大きな瞳。32歳になり、最近、絵画を始めたという。「絵は安定剤みたいな感じです。写経に近いかな。生活の中の娯楽ってすべて女優という職業につながってしまう。本を読んでも演劇を見ても、感性の点で職業と切り離せなくなってしまって。だから絵を描くのは息抜きのようなものです」30代になって、“以前より楽になった”と語る。「無駄に頑張らなくなりました。20代は自分じゃないものになろうと必死だった。だから空回りしたり自分をイヤになったり……でも、そんな自分と向き合って生きていくんだなと悟ったときに、ダメな部分もあってもいいかな、と。すると、その時々に頑張りたいことに、肩に力を入れずに立ち向かえるようになったと思います。たとえば、『それ、できないんだよね』と正直に言うのが恥ずかしくなくなって」キャリアが長い彼女。KERAや演出の鈴木裕美とも10代で知り合ったそうだ。「安心できる親戚のおじちゃんとおばちゃんみたい(笑)。裕美さんは15歳の私を演劇の世界に引きずり込んでくれた大事な存在なんです。萎縮したり緊張したりすることなく、カッコつけずに思いっきりトライできそうです」
2019年08月05日舞台『フローズン・ビーチ』の公開初日会見が31日に東京・シアタークリエで行われ、鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブが登場した。シアタークリエ連続上演シリーズ『KERA CROSS』の第1弾となる『フローズン・ビーチ』は、ケラリーノ・サンドロヴィッチが1998年に作・演出を担当し、劇団「ナイロン100℃」公演として新宿・紀伊國屋ホールで初演された。女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として第43回岸田國士戯曲賞を受賞したナイロン100℃の初期代表作とも言われている。大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランドにある別荘の一室で繰り広げる女たちの姿を描く。いつもと髪型&メイクが違うブルゾンは「そうなんです。女優やってます」と胸を張る。初舞台について「長い期間同じことを何回も練習したこともなかったし、セリフもこんなに長いことがなかったので、ふだんのブルゾンちえみとはキャラクターが違う。姿勢悪くなっちゃったりとか、太っちゃったりとか……それ(太るの)は関係ないけど、いい女感は、抜けてると思います」と明かした。ブルゾンの変化に、鈴木は「ありますあります。まず姿勢は変わっちゃいます」と同意し、シルビアも「高貴な役やってたら姿勢が良くなったり、逆に足元がだらしなくなったりとか、目つきが違うとか」と"女優あるある"という様子だった。女優・ブルゾンについて、鈴木は「最高です。演劇界で引っ張りだこになると思います」、花乃とシルビアも「チャーミング」と絶賛。鈴木が「繊細だし、でもエネルギーもあって、すごい素敵な女優さんだと思います」とさらに褒めると、共演者陣の言葉に「なにも出ねーぞ!」と牽制するブルゾン。また公演中に誕生日を迎えることから「祝ってもらおうなんて思ってないですけど、タイミングよく誕生日なんかはさんじゃって。新しい29歳の自分で、またパワーアップして舞台を迎えたい」と意気込む。誕生日プレゼントについては「もう買ってもらいました」というブルゾンは、鈴木が舞台で使う衣装のシャツを欲しがり、もらう予定だという。また「with B」の観劇予定について聞かれたブルゾンは、「それなんですよ! 今のとこ連絡きてないんですよ」と憤慨。花乃が「サプライズ」、鈴木が「誕生日じゃない?」と予想すると、ブルゾンは「そんなに気がきくやつらだと思ってます? これで来なかったらびっくりですよね」と苦笑する。「ノーwith B」とからかう鈴木だが、ブルゾンは「彼らの自主性に任せるため、様子見てます。一応やっぱ、私が頑張ってる姿は見とくべきだろって思ってますけどね」と語った。舞台『フローズン・ビーチ』は今後、7月31日~8月11日(8月5日は休演)に東京・シアタークリエ、8月16~18日に大阪・サンケイホールブリーゼ、8月21日に静岡・静岡市清水文化会館マリナート、8月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、8月28日に高知・須崎市立市民文化会館 大ホール、8月31日に高松・レグザムホール(香川県県民ホール)小ホールにてそれぞれ公演される。
2019年07月31日複数の本業を同時に持つ働き方“パラレルキャリア”を始めるには、まず、本当にやりたいと感じるものを見つけることが第一歩。そのために不可欠な考え方や視点、やるべきことを紹介。また、実際にスタートしたキャリアを成功へと導くためのテクニックもピックアップ。早速、実践してみよう!新しい居場所を見つける8つのTIPS1:自分のことを棚卸しする。「新しいことを始めたいと思ったら、まずは自分自身と対話をする、棚卸し作業をしましょう。“こんなキラキラした考えを持っていたんだ”“昔、こういうことをしたいと思っていたな”と、自分が好きなものを再認識でき、モチベーションも刺激されて、一歩を踏み出しやすくなります。また、“大勢で飲むことは苦手だけど、サシ飲みには向いているタイプ”のように自分を細かく分析することで、これまで気づいていなかった得意分野や、自分が楽に取り組める方法も見えてくる。それは、新しい居場所を選ぶ時の、大事な指針となります」(ジャーナリスト・堀潤さん)2:WILLとCANを整理する。「『WILL』は、今はできていないけど自分がやりたいこと。『CAN』は、過去の経験や得意分野からわかる、自分の持つスキルです。その両方を書き出し、重なるところをもとに新しく始めることを決めましょう。というのも、『WILL』は、やりたいことゆえにモチベーションを高く維持しやすい半面、スキルアップが必要となる。また、『CAN』は今できることだからすぐ始められるけれど、モチベーションが上がりづらい。そんな、両者のネガティブな面を補い合える部分にこそ、楽しく取り組めるテーマのヒントが隠れています」(パラレルワーカーの三原菜央さん)3:NEEDの視点で見る。「『WILL』と『CAN』を整理して、自分が取り組むことが明確になったとしても、それが世の中から必要とされていなければ新しい居場所は生まれづらく、仕事であれば報酬に繋がりません。“世の中にどんな需要があるか?”を書き出してみるなど、一度、必要とされていること=『NEED』の視点から考えてみる。それを忘れないようにするのがポイントです。『WILL』『CAN』『NEED』の3つが重なる部分が見つかることが理想ですし、それを複業にすることができたら、きっと、天職になるのではないでしょうか」(三原さん)4:キーワードを3つ持つ。「“私といえばこれ”というキーワードや肩書を決めて発信することで、“このテーマといえばさんだよね”と、声をかけられやすい状況が生まれます。周りの人に対して、“察して”と受け身で待つのではなく、自発的に伝えていくようにしましょう。キーワードが3つあると、その掛け合わせによって代わりのきかない人材になりやすいです。でも、最初は1つでも構わないので、決めて発信しましょう。また、キーワードを決めることで、そのキーワードに関連する情報が目に留まり、スキルアップにもつながります」(三原さん)5:尊敬できる人を手伝う。「どうしてもやりたいことがすぐには見つからない、という人もいると思います。そんな時は、尊敬できたり、共感ができる人、企業、団体などを探してみましょう。見つかったら、その活動のお手伝いをすることから始めてみてください。応援したいとか一緒に何かをしたいと思える人たちの行動の中には、自分がやりたいことのヒントが隠されていることが多く、お手伝いを通じてそれが見つかることがあります。たとえ、求める居場所が明確になっていなくても、少しでもいいから、アクションを起こすことが大切なのです」(三原さん)6:時間管理をしっかりする。「パラレルキャリアを始める人に気をつけてほしいことの一つが、時間の管理です。本業に加えて新しいことを始めるわけですから、当然忙しくなるし、そのためにバーンアウトを起こして挫折する人も少なくありません。防止策として、一度、自身の時間の使い方を書き出し、見直してみてください。これまで無駄に過ごしていた時間がきっと見つかるはずです」(三原さん)「好きなものなら歩きながらでも何かが生まれるし、隙間時間での作業も頑張れる。そういう意味でも、自分にとって無理のないテーマを選ぶことが大切」(堀さん)7:描写力を磨く。「自分のビジョンを実現するには、人を巻き込むことがカギになります。その時に大事なのが、思いを人に伝える表現力と、言語化できる能力です。ふんわりとしたイメージで話しても人は共感してくれません。たとえば、『キラキラした社会にしたい』と言うより、『困っている人に“大丈夫?”と声をかけられる、温かい社会にしたい』と具体的に伝える方が、描くものが共有しやすいですよね。まずは、見えているものや音、匂い、感触などを素直に言葉にしてみてください。それだけでも情景を可視化することができ、描写力も磨けます」(堀さん)8:いろいろなコミュニティに参加する。「なんとなく生活をしていると、職業や年齢などバックグラウンドが似ている、属性の近い人たちが集まりやすく、環境がタコツボ化する傾向が。新しい自分の居場所を見つけたいなら、人の流動性が高い場所に身を置きましょう。普段の生活では出会えない人が集うコミュニティに参加して話すことで、新しい着想や刺激を得られる可能性は高くなります。また、自分では当たり前だと思っていたことが、知り合った相手にとっては求めていたスキルであることも。思ってもいなかったような、自分の得意分野を知るためにも有効な方法です」(堀さん)みはら・なお2016年からパラレルワーカーとなり、今では本業であるPRのほか、3つの肩書を持つ。著書に『自分らしく働く パラレルキャリアのつくり方』(秀和システム)。ほり・じゅんジャーナリスト。NPO法人「8bitNews」代表。『モーニングCROSS』(TOKYO MX)ではMCを担当。小誌にて「堀潤の社会のじかん」を連載している。※『anan』2019年7月31日号より。イラスト・そで山かほ子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年07月28日今いる場所で努力するのも大切だけど、モヤモヤした現状を打破するためには一度、居場所を変えてみるのも手。たとえば、今注目されているのが“パラレルキャリア”という、複数の本業を同時に持つ働き方。メリットや始め方を詳しく紹介します!もう一つの新しい居場所を見つける。パラレルキャリアという生き方。今の会社や職種で行き詰まりを感じている人の中には、転職すべきか迷っている人も多いはず…。「状況を変えるには、職場や働き方を変えてみることも選択肢の一つ。その一つとして最近増えているのが、私も実践している“パラレルキャリア”という働き方です。本業を持ちながら、自分の好きなことに関係のあるコミュニティや非営利活動に参加したり、本当にやりたいことを複業として始めるなど、新しい居場所を見つける、もしくは作るというもの。今までにない経験や知識を手に入れることでスキルアップでき、その結果、ほかの人にはない魅力や、代わりのきかない人材になれます」と、パラレルワーカーの三原菜央さん。これからの時代を生き抜く上でも、パラレルキャリアは役立つ。「今は、AIに仕事を代替されたり、人生100年時代といわれて定年後の暮らしもシビアに考える必要がある。だから、自分にしかできないことや価値を作ることが大事になります。複業をよしとする企業も増えているし、SNSの普及によって自己の発信や多くの人とつながることは、すごく簡単になりました。二兎を追って二兎を得る生き方は、より主流になっていくはずです」(三原さん)パラレルキャリアを始めるには、本当にやりたいものを選ぶことが一番のカギになると言うのは、ジャーナリストの堀潤さん。「誰かが作ったシステムの中で生きる本業とは違うので、本当に好きだったり、無理なくできるものを選びましょう。そのためには、自分自身と対話をして、何をするのが楽しいのか、本当に興味があるものは何かなどを考え、見つけることが不可欠になります」実際にパラレルキャリアを成功させた2人が、そのメリットと始め方を伝授します!新しい居場所を持つメリットって?これまでとは違う居場所を持つパラレルキャリアを実践することで生まれる、ポジティブな影響を解説!スキルアップや、より良い未来を切り開けるなど、今の自分をアップデートできるものばかり。現状に不満を抱えていたり、モヤモヤしている人は挑戦を。【1】“選択肢にあふれた未来”を作ることができる「自分で一から始めたパラレルキャリアで得た成果は、すべてが個人としての成果になります。そうしてキャリアや成功体験を積み重ねていくと、不確かな未来に立ち向かう自信が芽生え、自分の武器となる強みが手に入る。結果、将来に持てる選択肢が広がります」(三原さん)「本業という幹があるうちに、新しい取り組みや複業といった枝葉を広げておくことが大切です。というのは、本業をやめたいと思った時に、ほかに何もないと怖くて動きづらいもの。あらかじめ、セーフティネットをいくつか作っておくと思い切って行動できます」(堀さん)【2】新しく得た知識や経験を生かし“スキルアップできる”「複業や新しいコミュニティでの活動を始めることで得た経験や知識は、自分の新たなスキルとなり、また、本業にフィードバックされることも少なくありません。私の場合は、イベントを主催することで得た集客の知見が、本業のPRの仕事に生かせました。パラレルキャリアは、それぞれの仕事のパフォーマンスが上がるという、うれしい相乗効果も期待できるのです」(三原さん)「新たなコミュニティでの出会いから想像もしていなかった人脈が広がり、自分を高めるために必要な、求めていた人材やツールに出会えることもあります」(堀さん)【3】本当にやりたいことができて、“好奇心が満たされる”「“本当はこんなことやりたくない”“挑戦したいことがあるけど、部署が違うから私にはやらせてもらえない”といった不満は、閉塞感を生み、精神的にも健全ではないですよね。自分がやりたいことは何かを見極めて、実践することが大切です。その点、パラレルキャリアは生計のかかった本業ではなく、自分一人のために始めるもの。だからこそ、やりたくないことを我慢してやる必要は一切ありません。本来やりたかったことや、興味のあるものをとことん追求して、好奇心を満たすことができる、そんな素晴らしい体験を得られます」(堀さん)【4】ほかを知ることで“今いる場所の良さを再確認できる”「“他を見て己を知る”ではないですが、本業とは違う環境に身を置くことで、本業の良さがわかるということも。また、離れたところから見ると、現状の何が嫌かということに気づきやすい。それを改善し、今の環境を居心地のいいものに変えることもできます(三原さん)「ずっと同じ環境にいると、知らないうちに幸福の価値を押し付けられていたり、思考が凝り固まりやすくなる。大切なのは、さまざまなコミュニティに参加し、いろいろな人に会って多様な視点を持つこと。現状の見方が変わり、いい発見ができるかもしれません」(堀さん)【5】時代が変化しても“代わりのきかない人になれる”「複業やコミュニティに参加することで、“私はこういう人です”“これが好きです”という、新しいキーワードを持つことができます。すると、自分を象徴するキーワードが1つしかない時にくらべ、世の中に必要とされるシーンが増えます。また、キーワードをいくつか持ち、掛け合わせることによって、“その人だからできること”が生まれるのも大きなメリット。たとえば、“北欧が好き”と“PRに詳しい”が掛け合わさり、北欧に関する仕事が舞い込むことも。自分にしかできないことを身につけると、代わりのきかない存在に」(三原さん)みはら・なお2016年からパラレルワーカーとなり、今では本業であるPRのほか、3つの肩書を持つ。著書に『自分らしく働く パラレルキャリアのつくり方』(秀和システム)。ほり・じゅんジャーナリスト。NPO法人「8bitNews」代表。『モーニングCROSS』(TOKYO MX)ではMCを担当。小誌にて「堀潤の社会のじかん」を連載している。※『anan』2019年7月31日号より。イラスト・そで山かほ子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年07月27日大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランドの別荘に集う女たちを描いた密室劇『フローズン・ビーチ』。’98年に初演され、岸田國士戯曲賞を受賞したケラリーノ・サンドロヴィッチさんの傑作、KERA CROSS 第一弾『フローズン・ビーチ』で、初舞台を踏むブルゾンちえみさん。友情と愛情と憎しみが絡み合う女たちの16年間の結末とは。「まだ稽古段階で本番も始まっていないのに、終わっちゃう時のことを考えると寂しくて仕方ないんです」それほどにいま充実している模様。「毎日がトライ&エラーの連続で、昨日できなかったことが今日できるようになっていたり、何かしらの経験値が上がっていたりする。私は性格的に、自分が止まっているんじゃないか、何も成長できていないんじゃないかって思うと、モゾモゾと焦ってしまうタイプなので、いまの自己肯定感を持てる環境が、すごく健全というか、ありがたいです」じつは演劇経験者のブルゾンさん。芸人を目指す前、大学中退直後、地元岡山の劇団に所属していたことが。「小中高大ずっとベーシックなレールの上を走ってきたのが、突然、エンターテインメントの世界に携わりたいと思って、最初に始めたのが演劇でした。その後に歌とダンス、そして芸人の勉強をして、いま再び演劇に出合えている。いろんなことに挑戦し続けてきたここまで、全部無駄じゃなかったのかなと思います」本作で演じるのは、鈴木杏さん演じる千津に崇拝に近い感情を抱く、エキセントリックな性格の市子。「最初は全然理解できなくて、冒頭からマックスなテンションの市子に自分をどう持っていくかすごく悩んだんです。でも、(演出の鈴木)裕美さんと話していたら、奇想天外だと思っていた行動が、千津を思うあまりのことなんだと腑に落ちて、市子を好意的に見られるようになりました。演出家ってすごいなって感動したりして」16年にわたる女たちの物語は、サスペンス的要素も加えながら複雑に絡み合い、予想外に展開していく。「性格的に嫌な部分がある人たちだけど、それが憎めない愛嬌になっていたりもするんです。この作品を観終わった後、コンプレックスがあったり、嫌な部分を持った自分を愛せるようになっている気がします」ブルゾンちえみ1990年8月3日生まれ。岡山県出身。2017年頃から、キャリアウーマンネタなどで数々の番組に出演し、人気を博す。近年はドラマ出演を果たすなど女優としても活動中。KERA CROSS 第一弾『フローズン・ビーチ』双子ながら、姉の萌(花乃)を疎ましく思っていた愛(花乃・二役)。ある日、愛の旧友の千津(鈴木)を崇拝する市子(ブルゾン)が、はずみで愛をベランダから突き落とし…。7月31日(水)~8月11日(日)日比谷・シアタークリエ作/ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出/鈴木裕美出演/鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブ全席指定9000円(税込み)ほか東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777(9:30~17:30)7/25に新潟、7/28に福島公演あり。東京公演後、大阪、静岡、愛知、高知、高松公演も。※『anan』2019年7月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月19日7月12日に神奈川でプレビュー公演が開幕した、KERA CROSS第一弾『フローズン・ビーチ』。ケラリーノ・サンドロヴィッチが岸田戯曲賞を受賞した戯曲を、鈴木裕美が演出する。出演は、鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブ。これから25日(木)に新潟公演のち、28日(日)に福島、31日(水)から東京・シアタークリエ、その後、大阪、静岡、愛知、高知、香川にて上演される。ひと足先に開幕したプレビュー公演では、その丁寧に手がけられた作品に大きな拍手が起こった。【チケット情報はこちら】物語が起こるのは、大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランド。1987年にはようやく電話がひかれたばかりだった島の、海の音が聞こえる別荘に、女性達が集まってくる。別荘の持ち主である資産家・梅蔵の娘、萌(花乃)は心臓が弱い。その双子の妹・愛(花乃/二役)を訪ねてきた親友の千津(鈴木)とその友人の市子(ブルゾン)。ふたりはバカンスに来ているようでもあるが、なにやら思惑があるようで……。軽快な会話に、客席からは笑い声があがる。一見コメディだが、女達それぞれが不穏な思いを抱えている。みんなでリビングにいる時にはニコニコ笑っていても、誰かと誰かがふたりきりになると実は……と隠されていた思いが垣間見え、まるで覗き見しているような気持ちになる。そこに、遠出をしていたはずの萌と愛の義理の母・咲恵(シルビア)が予定より早く帰ってきたことで、それぞれの思惑が予想外の方向へ走り出す。5人の女はどうなっていくのか。1987年、1995年、2003年と、彼女たちの8年毎の変化を、観客は追っていくことになる。舞台中央に、大きなバルコニーがある。そこから聞こえる波の音、そしてブルーと白を基調にしたこぎれいな部屋が、カリブの海を思わせる。美しく落ち着いた場所だからこそ、女達の情念がコントラストとなり際立つ。また、場面が変わるごとにスクリーンに映し出される絵本のようなイラストも、彼女達の滑稽さとコミカルさをつのらせる。生々しい感情を抱えた登場人物たちが、愛しいキャラクターに思えてくる。4人の女優のバラバラな個性が、鈴木の丁寧な演出のうえで互いにぶつかり合う。動きだしてしまった運命は止められない。憎んだり、愛したり、心配したり、救われたりしながら交差する女達の16年はとてもスリリングで愛しい。いろんな面を持つ彼女達を見て、人間って面白いなと思えてくる、不思議で魅力的な舞台だ。撮影:桜井隆幸
2019年07月17日女優のシルビア・グラブが、2日に都内で行われた舞台『フローズン・ビーチ』の稽古場公開に登場し、鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、鈴木裕美とともに取材に応じた。2005年に俳優の高嶋政宏と結婚し、おしどり夫婦としても知られるシルビア。6月26日に義父である高島忠夫さんが老衰で亡くなったことについて、「自分が子供の頃から見てた大大大スター。義理のお父さんでもありますが、業界での大先輩が1人いなくなったのはすごく寂しいことですし、当然家族としても寂しいところです」と心境を吐露する。「お顔を見たときにすごく穏やかな顔されてたので、『お疲れ様でした』と言いたいです」と様子を明かしたシルビアは、夫・政宏について聞かれると、「突然というわけではなかったので、心の準備はできてたのかなという様子でした」と説明する。義父との思い出について、シルビアは「初めて実家でご両親と会うときに、うつ病であまり人と会ってなかった時期なのに、パジャマから着替えて髪の毛をとかして私と会ってくれたらしいんです。家族の中で明るくなった瞬間があったのかなと思うと、すごく思い出深いです」と振り返る。「結婚式も来てくれたし、嬉しかったです。穏やかで朗らかで、なんでも受け止めてくれるようなお父さんでした」と故人を偲んだ。義理の母である寿美花代について聞かれると、「ずっと一緒にいたので、こちらも心配ですけど、大丈夫だと思います」ときっぱり。改めて「いろいろありがとうございました。そしてお疲れ様でした。I hope you have a wonderful after life.」とメッセージを送った。シアタークリエ連続上演シリーズ『KERA CROSS』の第1弾となる『フローズン・ビーチ』は、ケラリーノ・サンドロヴィッチが1998年に作・演出を担当し、劇団「ナイロン100℃」公演として新宿・紀伊國屋ホールで初演された。女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として第43回岸田國士戯曲賞を受賞したナイロン100℃の初期代表作とも言われている。大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランドにある別荘の一室で繰り広げる女たちの姿を描く。
2019年07月02日舞台『フローズン・ビーチ』の公開稽古が2日に都内で行われ、鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブ、鈴木裕美が登場した。シアタークリエ連続上演シリーズ『KERA CROSS』の第1弾となる『フローズン・ビーチ』は、ケラリーノ・サンドロヴィッチが1998年に作・演出を担当し、劇団「ナイロン100℃」公演として新宿・紀伊國屋ホールで初演された。女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として第43回岸田國士戯曲賞を受賞したナイロン100℃の初期代表作とも言われている。大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランドにある別荘の一室で繰り広げる女たちの姿を描く。いつものメイクとの違いを指摘されたブルゾンは、「よく気づきました! ブルゾン感を残しつつ、ブルゾンでもいけないという」と苦労を明かし、本番では「これより薄くなるかもしれないけど、(稽古では)一応これくらいにしてみた」とメイクの塩梅について語る。さらに鈴木裕美は「稽古場にも、”ブルゾン”で来て、”ちえみ”で帰っていくときがある。仕事が終わってフルメイクでやってきて、すっぴんで帰っていくから、来たとき違う人」と笑い、鈴木杏は「こないだは、帰りの車の中でメイクを落としてた」と暴露した。舞台初挑戦となるブルゾンについて、鈴木杏は「なんとも言えない面白さがある。真剣にやってればやってるほど、面白すぎて破壊されちゃう。笑っちゃって稽古にならない瞬間があって、これをどうやって本番までに克服していけばいいのか」と課題を感じている様子。またブルゾンは、演出の鈴木裕美について「文字だけじゃ気づかないことがある。4人同時にガチャガチャやってることを読み解く、同時に大音量で演奏してるものの楽器を聞き分けてるというか」と驚きを表す。体調不良で降板となった朝倉あきの代役を務める花乃は、途中参加となったが「できるようになるまで絶対に続けてくださる方なので、正直に頑張りたいと思っています」と演出に感謝していた。「現在の点数は?」と聞かれたブルゾンは、「35億点……と言いたいところですけど、本番までに35億点になれるように頑張りたいです」と真剣に回答。周囲から「何点満点!?」とつっこまれていた。舞台『フローズン・ビーチ』は、7月12~14日(プレビュー公演)に神奈川・社のホールはしもと・ホール、7月25日に新潟・長岡市立劇場 大ホール、7月28日に福島・いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール、7月31日~8月11日(8月5日は休演)に東京・シアタークリエ、8月16~18日に大阪・サンケイホールブリーゼ、8月21日に静岡・静岡市清水文化会館マリナート、8月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、8月28日に高知・須崎市立市民文化会館 大ホール、8月31日に高松・レグザムホール(香川県県民ホール)小ホールにてそれぞれ公演される。
2019年07月02日alpha PRが、soe(ソーイ)、カレンウォーカー(KAREN WALKER)などのブランドを対象にした2019年春夏コレクションのサンプルセールを、2019年5月25日(土)・26日(日)に、東京・神宮前で開催する。当日は、上記以外にもアレッジ(ALLEGE)、ザ ナーディーズ(THE NERDYS)、パイン(PINE)など、30を超えるブランドのサンプルアイテムが登場。また今季からは、アナログ ライティング(ANALOG LIGHTING)、ボストンクラブ(BOSTON CLUB)、キャン ペプレイ(CAN PEP REY)、シャルル アナスタス(Charles Anastase)、メイデンノアール(Maiden Noir)といった、新ブランドラインナップも追加され、通常よりも一足早いセール価格で販売される。【詳細】alpha PRサンプルセール開催日:2019年5月25日(土)、26日(日)時間:11:00〜19:00 ※26日(日)は16:00まで場所:alpha PR 6F住所:東京都渋谷区神宮前2-6-7 神宮前ファッションビル 6F<ブランドリスト>アレッジ(ALLEGE)、アナログ ライティング(ANALOG LIGHTING)、ALICE ROI × CROSS CO、ベスト パッキング ストア(BEST PACKING STORE)、ブレス(BLESS)、ボストンクラブ(BOSTON CLUB)、ブラームス(blurhms)、キャン ペプレイ(CAN PEP REY)、シャルル アナスタス(Charles Anastase)、ディアドラ(DIADORA)、エド ロバート ジャドソン(ED ROBERT JUDSON)、エフィレボル(EFILEVOL)、フリストフィア(FLISTFIA)、グラフペーパー(Graphpaper)、カッパ コントロール(KAPPA KONTROLL)、カレンウォーカー(KAREN WALKER)、リノ(LENO)、ジャックムス(JACQUEMUS)、マルコモンド(MARCOMONDE)、マーカウェア(MARKAWARE)、マリ マロ(MARIE MAROT)、メイデンノアール(Maiden Noir)、ミキ フカイ(Miki Fukai)、オルフィック(ORPHIC)、パイン(PINE)、ロアー(roar)、リュ ドゥ ベルヌイユ(RUE DE VERNEUIL)、ソーイ(soe)、ソーイ シャツ(soe shirts)、ザ ナーディーズ(THE NERDYS)、トムセン(THOMSEN)、ティエリー コルソン(Thierry Colson)、ヤシキ(YASHIKI)ほか・現金および各種クレジットカードが利用可能(クレジットカード利用の場合は、3万円から)・来場の際は、案内状画像の提示必要・会場の都合により入場制限をさせていただく場合有り・駐車場なし※特別販売につき、購入後の商品の返品、交換、各ショップへの修理品の持ち込みは不可※再販目的の購入は不可【問い合わせ先】alpha PRTEL:03-5413ー3546
2019年05月16日ナンセンス・コメディをベースに、多様な作品を世に送り出してきた劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)。近年は『グッドバイ』『百年の秘密』など、現代文学ともいうべき厚みのある作品群も続々と発表、高い評価を得ている。そんなKERAが、1998年に主宰する劇団ナイロン100℃で上演し、第43回岸田國士戯曲賞を受賞した作品が『フローズン・ビーチ』だ。今回の再演は、シアタークリエ連続上演シリーズ「KERA CROSS」の第1弾。KERAと、演出を担当する鈴木裕美、そして出演者の鈴木杏、ブルゾンちえみ、朝倉あき、シルビア・グラブがそろった制作発表に足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語は海外のリゾート地で展開。バカンスにやってきた千津(鈴木)と友人の市子(ブルゾン)は、島を開発している資産家の娘・愛(朝倉)の別荘を訪ねる。そこへ愛の父と、後妻の咲恵(グラブ)が旅行から帰宅。咲恵を憎む愛は、父の愛を独占する病弱な妹・萌(朝倉の2役)のことも気に入らない。そんななか、市子がはずみで愛をベランダから突き落としてしまう……。8年後、再び同じ別荘に集まった4人は、ある衝撃の事実を目の当たりにする。人物像を丁寧に描くことに定評のある鈴木裕美は、「(女優陣は)剛の者がそろっていて、絶妙な取り合わせ。一緒にKERAさんの世界に冒険できれば」と期待する。一方、映画・舞台ともに多くの賞を受賞している鈴木杏にとっても、ナイロン100℃の手練の女優陣が演じ、伝説となった本作は大きな挑戦のようだ。「読めば読むほど途方に暮れています(笑)。稽古場でとことん苦しんで、楽しんで、私たちの新しい『フローズン・ビーチ』をお届けしたい」と語った。これが初舞台で、鈴木裕美から「かなりの演劇少女で驚いた」と明かされたブルゾンは、「KERAさんの作品で、裕美さんの演出でと、本当に私でよかったんだろうかと思ってしまうのですが、今はもう100%の力でぶつかるしかないという気持ち。再演を楽しみにしている方たちの期待に応えたいです」と高揚した表情を見せた。また朝倉は、「私も作品に、共演の皆さんに立ち向かわなければと緊張していましたが、本読みを経て、自分に何が出来るのか見つけていきたいという気持ちに。今はとてもワクワクしています」と頼もしい発言。そして意外にもKERA作品初参加となるグラブは、「今回は(得意の)歌……ない、と(笑)。焦りしかないのですが、この年でこういう機会を与えていただくのは幸せなこと。なにより女性だけの4人芝居は最近では珍しいので、世の女性たち、ぜひ楽しみにしていてください!」と力強く語った。サブカルチャーの出自をもつKERAの作品が、日比谷の真ん中に位置するシアタークリエで上演されるのも今回が初めて。KERA は「信頼できる方とだったら、いつでもやります(笑)。今回は初演から21年経って、当時の“未来”が今ではどう映るのか、僕自身楽しみにしています」と言う。動き出した「KERA CROSS」に、今後も注目だ。7月12日(金)神奈川公演を皮切りに全国を巡演。取材・文/佐藤さくら
2019年05月15日7月25日(プレビュー公演は7月12~14日)より公演される舞台『フローズン・ビーチ』の制作発表が13日、東京・日比谷シアタークリエで行われ、鈴木杏、ブルゾンちえみ、朝倉あき、シルビア・グラブ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、鈴木裕美が出席した。シアタークリエ連続上演シリーズ『KERA CROSS』の第1弾となる『フローズン・ビーチ』は、ケラリーノ・サンドロヴィッチが1998年に作・演出を担当し、劇団「ナイロン100℃」公演として新宿・紀伊國屋ホールで初演された舞台。女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として第43回岸田國士戯曲賞を受賞したナイロン100℃の初期代表作とも言われている。その傑作が、人間群像を深く描き切る人気演出家・鈴木裕美の演出によって再演。大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾートアイランドにある別荘の一室で繰り広げる女たちの姿を描く。この日まで何日かにわたり本読みを重ね、数日前に配役が決まったというキャスト陣。千津役の鈴木杏は「まさか自分が『フローズン・ビーチ』の世界に入る日が来るなんて思ってもいなかったのですごく不思議な気持ちです。オリジナルキャストの女優さんの皆さんを尊敬してやまないので、すごく光栄であるのと同時に大きな挑戦だと思っています」と話し、「台本を読めば読むほど途方に暮れてしまって、泣き出してしまいそうなので、この作品でしか出会えないキャストの皆さんととことん苦しんでとことん楽しみ、私たちの見える新しい『フローズン・ビーチ』の景色を探したいと思っています」と意欲を見せた。本作で初舞台となるブルゾンちえみは、市子を演じる。「お話を聞いてシンプルにうれしくてワクワクしたのが一番最初でしたが、いろんな事を知れば知るほど『私で良かったのかな?』と思いました。生まれたての赤ちゃんに高級料理を食べさせるような有り難みが分かるのかという状況で贅沢だと思っています」と恐縮しきりだったが、「逆に知らない分、100%何も知らない状態でぶつかって行こうという気持ちなので、しがみついていきます。本当に頑張るしかないという感じですね」と意気込んだ。劇中ではブルゾンちえみ扮する市子に振り回される千津役の鈴木は、ブルゾンちえみの印象について「この人に頼って行こうと思えるぐらい頼りがいのある方なんです。どっしりと構えてくださる方で、鈴木裕美さんに怒られたらブルゾンさんの後ろに隠れようと思っています」と話し、朝倉も「本当にすごく素敵で可愛いんです」と称賛。するとブルゾンは「皆さんブルゾン推しで(笑)」と照れ笑いを浮かべながら「本当にネタの方で持ってきた刀で戦うしかないですね」と決意をにじませると、鈴木は「その強さってありますよね。1人で見られる、with bも含めて3人で見られる経験があれば、舞台でも全然大丈夫だと思いますよ」と太鼓判を押していた。舞台『フローズン・ビーチ』は、7月12~14日(プレビュー公演)に神奈川・社のホールはしもと・ホール、7月25日に新潟・長岡市立劇場 大ホール、7月28日に福島・いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール、7月31日~8月11日(8月5日は休演)に東京・シアタークリエ、8月16~18日に大阪・サンケイホールブリーゼ、8月21日に静岡・静岡市清水文化会館マリナート、8月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、8月28日に高知・須崎市立市民文化会館 大ホール、8月31日に高松・レグザムホール(香川県県民ホール)小ホールにてそれぞれ公演される。
2019年05月14日東京・青山の国連大学にて、ワインのイベント「One Love, Wine Love 05」が、5月25日と26日の2日間に渡り開催される。本イベントは、料理とワインによる食体験を通じ、各地の風土に触れ、作り手たちが紡ぐ風土とその背景を知るきかっけを作るイベント。 第5回目の開催となる今回も様々なコンテンツが用意され、純粋なフィーリングを大切にしながら気軽にワインを楽しむことができる。恒例となった人気コンテンツのワインの飲み比べでは、 チケット(4杯 2,000円〜)を購入すると、国内外から集めた約180種以上のワインを楽しむことができる。前回開催時に好評だった、木村硝子店×One Love, Wine Loveオリジナルグラス も数量限定で販売。今回は爽やかな印象のグリーンとブルーの2色がラインアップ (グラス購入の場合は、4杯 2,500円〜※グラスの種類により価格は変動)。また、飲み比べの一環として行われる「WINE LOVE Tasting Bar」も必見だ。ワインの作り手やソムリエといったプロをはじめ、ワインを深く愛する生業の人など多様なバックグラウンドを持つメンバーが、国内外のワインを幅広く扱う「いまでや」サポートのもと、ありとあらゆるワインを 銘柄を見ずに、香りと味だけで好みのワインを探求できるテイスティングバーを開催。 ワイン好きはもちろん、ワインにあまり親しみがない人でも、自分の感性を生かしながら、お気に入りの1本を見つけることができる。その他、 ファーマーズマーケットで調達した野菜を中心とする食材を使用し、目の前で料理人・森枝幹が調理を行う「森枝幹シェフ&木村硝子店presents Farmer’s Market LIVE LUNCH 」の開催や、ボトルワインの販売コーナーなども設けられ、ワインの魅力を存分に感じられるイベントと内容となっている。出店予定の店舗は以下の通り。【ワイナリー・インポーター】・25日CROSS WINES、株式会社グレープリパブリック、エスポア しんかわ、(株)スコルニ・ワイン、トレジャーフロムネイチャー、 クラシワインズ、深川ワイナリー東京、株式会社 MONACA、有限会社ココ・ファーム・ワイナリー、37ワインセレクションズ、 株式会社シバタ通商、有限会社タケダワイナリー、(株)イーストライン、YU Corporation モルドバワイン、株式会社Down Under、 カナダ産ワイン専門店ヘブンリーバインズ、eVino エヴィーノ、Fattoria AL FIORE、winy.tokyo、山辺ワイナリー、リンゴリらっぱ ・26日domaine tetta、株式会社グレープリパブリック、エスポア しんかわ、トレジャーフロムネイチャー、クラシワインズ、 深川ワイナリー東京、株式会社 MONACA、有限会社ココ・ファーム・ワイナリー、37ワインセレクションズ、 株式会社シバタ通商、有限会社タケダワイナリー、(株)イーストライン、YU Corporation モルドバワイン、株式会社Down Under、 カナダ産ワイン専門店ヘブンリーバインズ、eVino エヴィーノ、Fattoria AL FIORE、winy.tokyo、山辺ワイナリー、リンゴリらっぱ【フード】・25日 OJAS pure raw chocolate、きりのさか by Chuoken Senbei、CHEESE STAND、Quindi ・26日 fato.、OJAS pure raw chocolate、きりのさか by Chuoken Senbei、Bricoler、CACAO HUNTERS Goods 【グッズ】・ 25日aco wrap、CERANIS、(株)nakato、One noble novel 、MARIEREI・26日aco wrap、CERANIS、(株)nakato、grün【イベント情報】One Love, Wine Love 05会期:5月25日、26日 会場:国連大学 中庭 時間:11:00〜17:00 住所:東京都渋谷区神宮前5‒53‒70国際連合大学前広場
2019年05月13日存在感あふれるレディムードなワンピースは、一枚で絵になるから手放せません。ただセクシーであったり、女度が高いだけじゃなく、どこかにアーティスティックな魅力があるのがポイント。相手に自分を印象づけたい場面や、アピールしたいデートなどでも重宝します。 エレガントなIラインに惹かれてPlage - キュプラキャミワンピース ¥18,360(税込)ボリュームを抑えたフレアシルエットで、エレガントなムード漂うキャミソールワンピース。 落ち感ある素材に華奢な肩紐、ニュアンスを感じるブラウンが、大人の女性らしさをひき立ててくれます。ワンピースとしてセンシャルに着こなすのはもちろん、デニムやレギンスに重ねたレイヤードスタイルも楽しめます。 こだわりを感じるドラマチックな一着AERON - フェイクスエードワンピース ¥63,720(税込)美しいドレープと大胆なロング丈、ヘルシーな肩出しデザインが、ドラマチックな表情を見せるワンピース。フェイクスエードの質感もムーディ。バックスタイルには大きなポケットがあしらわれて、遊び心を感じさせてくれます。トレンド関係なく楽しめるモードなスタイルで、長く大切にしたい一着です。 「いい女」を気取るなら白のドレスをGOUT COMMUN - ダブルクロスウエストシェイプフォルムワンピース ¥18,360(税込)ウエストにタックを寄せたシェイプシルエットが、パッと目をひく「いい女」をつくる膝丈ワンピース。立体的な袖のシルエットもまた、女性ならではの華やかなディティール。シンプルなデザインだから、小物でイメージチェンジしやすく、オケージョンシーンで幅広く活躍します。大人に似合うオフホワイトで、顔が明るく見えるのも嬉しいポイント。 ドレープの織り成す陰影をまとってBELPER - CROSS BELT DRESS ¥36,720(税込)さらっとしたウール地の織りなすドレープが、印象的な陰影をつくるブラウンのドレス。身頃の一部がベルトになっていて、その結び方によってシルエットを変えて楽しめます。トップス部分は2枚仕立てだから、ベルトの締め方によっては、セットアップを着こなしているかの様なスタイリングも。アレンジしがいのあるデザインが通好みです。 透明感あふれる女性像を演出JEAN NERET - コットンボイルレースコンビドレス ¥31,320(税込)フェミニンに透けるレースに、思わず視線を奪われるコットンドレス。エアリーな素材感やたっぷりとしたシルエットが、透明感あふれる女性像を演出してくれます。2018年からスタートした新ブランド『JEAN_NERET』は、デザイナー・バイヤー・ディレクター・グラフィックデザイナーといった多彩なデザイン集団がつくる、感度の高いアイテムが魅力。これからも目が離せません! 女性らしい着こなしがトレンドでもある今年、同じレディな着こなしでも、ひと味違うと思われるスタイルを楽しみたいと思いませんか。そんなときはトレンドだけにこだわらず、個性を持ったアイテムを選ぶことで、自分らしさを主張してみて。特別な一着は、特別な自分をつくる手助けをしてくれるから。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】 ※ 格段におしゃれ見え!長時間つけても疲れない「大振りピアス」5選 ※ 春トレンドは「リネン」。今っぽい着こなしが叶う秀逸コート5選 ※ 旬カラーをプラス!コーデが今っぽくなるイエローアイテム特集
2019年04月12日ネ・ネット(Né-net)が、パリ発のウォッチブランド「ラプス(LAPS)」と初コラボレーション。腕時計を2019年4月10日(水)より、全国のネ・ネットショップ、ユーモア ショップなどで販売する。「ラプス」のウォッチは、ダイアルに独創的な素材とグラフィックを採用したアーティスティックなデザインが魅力。今回はそんな「ラプス」の腕時計に、ネ・ネット2019年春夏コレクションのオリジナルテキスタイルを落とし込んだ。展開されるモデルは、ダイアルに兵庫県西脇で作ったオリジナルテキスタイル「刺し子チェック」を起用したものと、「クロスカットジャガード」を採用したタイプの2型。生地は「ラプス」のデザイナーの感性で自由に切り取られており、同じテキスタイルのモデルでも1本1本異なるデザインが生み出されている。それぞれのモデルに組み合わせるベルト、長針、短針、秒針、フェイスのカラーは、ネ・ネットのデザイナー髙島一精がセレクトした。フェイスは35×26mmの1サイズで、年齢、性別を超えて楽しめるデザインに仕上げている。「刺し子チェック」は、カラフルな糸色がアクセントを添えた、刺し子のようなチェック柄。バリエーションは3種類を用意し、それぞれに相応しいキャメル、グリーン、グレーのストラップを組み合わせた。「クロスカットジャガード」は、様々な織物を組み合せてクロス柄を表現したジャカード生地。カットして仕上げたフリンジのような表情も楽しめる。柄は2種類で、それぞれにネイビー、ボルドーのベルトをセットした。【詳細】ネ・ネット×ラプス コラボレーションウォッチ発売日:2019年4月10日(水)展開店舗:全国のネ・ネットショップ、ユーモア ショップ、公式オンラインショップ ユーモア、ZOZOTOWN・「SASHIKO CHECK」24,000円+税ベルト:キャメル/グリーン/グレー・「CROSS CUT-JAQUARD」24,000円+税ベルト:ネイビー/ボルドー※4月10日(水)~23日(火)の期間中、ネ・ネット 新宿ミロード店、ユーモア ショップ 東急プラザ表参道原宿店、相鉄ジョイナス店の3店舗にて、Né-net×LAPSのコラボを記念した展示を行う。【問い合わせ先】ネ・ネット(A-net Inc.)TEL:03-5624-2638
2019年03月29日想像以上に幅広いボランティアの世界。踏み込んでみると、自分の新たな世界もぐんと広がっていきそう!「自分に何ができるか」を考えた後は、「どこで活動できるか」「ボランティアについて理解する」にすすみましょう。【どこで活動できるか探す。】ボランティア活動の募集先を見つけるなら、まず各地のボランティアセンターへ!ボランティア情報を探すなら、まずは全国各地にある「ボランティア(市民活動)センター」にアクセスしてみよう。センターには、ボランティアの募集やイベントなどのチラシがたくさん置かれている。地域によって情報量に差はあるが、都市部は比較的種類も豊富。「定年退職された方や主婦向けの、平日の活動が多めなのですが、受け入れ側は常にボランティアを歓迎しています。興味のあるところが見つかれば、『週末なら行けるのですが』『こういうことならできるのですが』と提案してみると、募集が出ていなくても、ぜひ!ということが」と、東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)の河村暁子さん。また、ボランティアには相性があるので、一度見学や体験をしてから始めるといい。募集先が安心できるところかどうか、HPなどをよくチェックしてか ら参加を決めるように。また、年間数百円で加入できるので、対人対物の賠償責任が付加されているボランティア保険には入っておくと安心。「イベントやセミナーなどに参加して、興味のある団体を見つけるのもひとつの方法です」民間のポータルサイトでも見つけられる。Yahoo! ボランティア3万件以上の全国のボランティア情報を掲載。環境、地域・人権、医療・介護など9つのカテゴリーや地域から選べて便利。ボランティアプラットフォーム海外支援活動をしているNGOが運営する、海外のボランティアプログラムを紹介するサイト。短期から長期、国や予算で選べる。「東京ボランティア・市民活動センター」ボランティアや市民活動に関する相談事業を行う。夏には体験ボランティアのキャンペーンを開催。東京都新宿区神楽河岸1-1飯田橋セントラルプラザ10FTEL:03・3235・11719:00~21:00(日曜~17:00)月・祝日休河村暁子さん東京都社会福祉協議会東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)主任。多様な団体の活動を知るエキスパート!CSRの一環で、企業からのボランティア研修の相談も増えているとか。【ボランティアについて理解する。】ボランティアとは?詳しい2人に聞きました。「知ることだけでもボランティアです。」特定非営利活動法人「両育わーるど」理事長・星野勝太さん線維筋痛症って聞いたことありますか?原因不明の激しい痛みが起こる難病で、日本では59人に1人いるといわれていますが、あまり知られていません。ボランティアって、まずこういうことを“知る”ことからスタートするのだと思います。僕は8年ほど知的・発達障がい児の福祉施設でボランティアをしています。障がいのある子どもたちは、様々な人と接することが成長に繋がる。でも実は、出会う機会は少ない。健常者には、“福祉ボラ”って縁遠いですよね?だから、“障がいってこんなに身近なんだよ”と知ってほしくて、〈THINK UNIVERSAL〉という活動を始めました。みんなにとって居心地のいい社会にするために、興味を持ってくれたらうれしいです。星野勝太さん知的・発達障がい児と育成者が共に学び合える社会作りを目指す、特定非営利活動法人「両育わーるど」理事長。「ボランティアに参加する動機って?」ジャーナリスト・堀 潤さんボランティアを始めるきっかけや目的は、有名になりたい、実績を積みたい、評価されたい、そんなエゴまみれでも何でもいいんです。なぜなら、例えばそういうモチベーションで災害ボランティアに参加して、成果を上げるためにすごく頑張ったとしますよね。その結果、被災地では誰かが救われるんですから。要は“ウィンウィン”の関係です。僕はこれができる。君は僕にこれをくれた。お互いにとっていい関係ができあがることに意味があるんです。自発的に関わるということをボランティアと呼んでいるだけで、決して無償の愛ではないですから。だから、誰かの役に立つことも重要かもしれませんが、自分のためになる、成長に繋がるアクションを大切にしてください。堀 潤さんジャーナリスト。「GARDEN」CEO。NPO法人「8bitNews」代表理事。TOKYO MX『モーニングCROSS』キャスターほか、様々なメディアで活躍中。ウェブサイト「GARDEN Journalism」でもボランティア情報を発信中。※『anan』2019年3月13日号より。写真・大澤千尋(by anan編集部)
2019年03月08日