米国を代表する、そして世界最大級の資産運用会社であるバンガード社が、日本では残念ながらあまり一般的に知られていないその最大の理由は、当時バンガードのファンドを取り扱う販売会社がなかったからです。なぜ扱う証券・銀行がなかったかと言うと、バンガード社が販売手数料の徴収を販売会社に一切認めないからなのです。バンガード社は米国において販売会社を介さない、直接販売するモデルで成長してきました。そして同社は直販という形態にこだわるとともに、販売会社には販売手数料のみならずびた一文のフィーの配分を認めないという企業ポリシーを貫いてきたのです。これは日本でのビジネスについても同様です。となると、バンガードの運用商品を扱いたいとアプローチする大手証券や銀行は多々あったでしょうが、いくら頑張って販売したところで販売手数料が得られない、そして信託報酬から販売会社へのキックバック(代行報酬と言います)も貰えない、ということでは結局取り扱う意味がなく、バンガードのファンドはながらく日本の個人投資家に馴染む機会がほとんどなかったのです。とはいえ、1500兆円近くの個人金融資産を有する日本のリテール市場に、バンガード社が決して無関心なはずはありません。同社日本代表の加藤さんとは、日本の投資信託業界が抱える構造的問題を私としっかり共有してくださっていましたから、会合を重ねながらバンガード社の最も得意とするインデックスファンドを活用した長期投資ポートフォリオでの、新たな個人投資家を創って行くコンセプトでガッチリと意気投合し、双方のメンバーで商品設計の議論を進めると共に、米国本社への説得へと奔走して下さいました。そしてこちら側では、同社との交渉を並行させながら、金融庁への認可申請のアプローチを開始しました。さて、かくも米国で大きな成功を収めてきたバンガード社が、日本で個人の投資信託市場へ参入を得られぬ理由を述べてきましたが、現在にも至る業界事情の大枠を整理してみましょう。日本の公募投資信託残高は現在50~60兆円規模ですが、そのうち投信会社が直接販売する割合は1%にも満たず、販売会社経由がほぼすべてと言っても過言ではありません。それもかつては証券会社のみが販売の担い手でしたが、1998年に銀行窓販が解禁となり、今では販売シェアは証券会社経由と銀行経由でほぼ半々になっています。つまり個人投資家が投資信託を購入しようと思えば、証券会社か銀行に買いに行くことが当たり前の慣習となっており、顧客マーケットをガッチリと抱えている銀行・証券という販売会社がこのビジネスのイニシャティブを握る構図が鮮明です。販売会社はあくまでも投資信託を販売する小売業ですから、とにかく商品を売ることによって手数料収入を得ることが商売の目的になります。とりわけそのメイン収入は販売手数料ですから、それをいかに効率良く稼いでいくかに注力するビジネスモデルとなってしまいます。特に証券会社は、株式手数料自由化以降ネット証券にその主役を奪われ、既存証券会社の主たる収入源は投資信託の販売に拠るところとなり、窓販解禁で参入してきた銀行も、日本の経済成長が止まって以降本業で業務純益を維持することが困難になって来るとともに、投資信託の販売にその代替収益を求め、今やそこに血道をあげるようになりました。そうした金融業界の環境変化の結果、販売会社にとっての投資信託が販売手数料を稼ぐための道具に成り果てて、日本の投資信託市場を極端な姿に歪めてしまいました。バンガード社が日本での投資信託販売の業界構図を是とせず参入機会を逸してきたという事実に鑑みたとき、私が先方に示した既存業界のヒエラルキーから埒外でそのアンチテーゼとなる提案に、バンガード社のポジティブな手応えのみならず、それは同社のスタンスそのものであって、私たちと一緒に行動することを絶好の機会ととらえてくれる蓋然性を備えていると確信する背景があったのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日バンガード日本法人(バンガードインベストメンツジャパン)の事務所は渋谷駅から10分ほど歩いた閑静な場所にひっそりとありました。世界最大級の運用会社としては正直びっくりするほど質素なオフィスです。加藤隆さんはその頃同社の代表に就任されたばかりで、実は紹介して下さった外資系投信会社の社長さんと加藤さんは元同僚、彼曰く加藤さんがバンガード日本のトップに就かれたことが、千載一遇の機会の到来だと直感して、私を連れて行って下さったわけです。3人で各々自己紹介などしつつ、私が温めて来た事業構想と目指す目標を思いを込めて加藤さんにお伝えしました。加藤さんは終始冷静にしっかりと話を聞いて下さりましたが、だんだんとにこやかになり、我が国における既存金融業界の現状認識と問題意識が共有されていくとともに、加藤さんご自身の思いも熱く語られました。その話し振りは至極ロジカルで、投資信託の本来在るべき考え方についてもはっきりとご自身の理想を持っておられる、そしてそのベクトルは私のそれと合致していました。期待以上と言える意気投合でした。帰り際には優しい笑顔で「素晴らしい出会い」だと言って下さいました。私にとっても本当に素晴らしいご縁でした。何より私が尊敬するバンガード社の日本代表から共感を得られた喜びは、自分の思いが決して間違っていないということの自信にもつながって、忘れられない日となりました。もっともその日は意気投合が得られたに過ぎず、運用業界のエスタブリッシュメントであるバンガード社への具体的事業提案はこれからです。理想のパートナーであることは確信できても、気宇壮大とも言えるこの取り組みは勿論やさしくないことはわかっていました。バンガードは世界最大級の運用会社でありながら、日本では一般的にあまり知られた存在ではありませんでした。私もそれまでバンガードについては憧れ尊敬してはいましたが、インデックスファンドの元祖であり、チャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」やバートン・マルキール氏の「ウォール街のランダムウォーカー」に在る運用理論を実践して、独自の地位を築いた特異なる運用会社である、という程度の知識でした。ところが加藤さんからその成り立ちから今に至るまでのレクチャーをいただき、深く知れば知るほど、既存の運用会社とは全く違う、独自の価値観と正義を堅固に貫く、良い意味での非常識極まりない、されど本来在るべき理想の運用会社だとわかりました。バンガードは1975年にジョン・ボーグル氏が創業した米国の独立系運用会社で、現在の運用資産総額は1兆6千億ドル超と世界最大級で、日本の公募投資信託全体の倍以上もの規模を誇っています。そして同社の運用哲学は「長期・分散・低コスト」。この理念を徹底して貫いています。とりわけコストは業界他社の追随を全く許さない低水準で、ボーグルさんは運用資産が積み上がって利益が出るようになる都度、どんどん運用報酬を引き下げていったのです。それを可能にしたのは会社の所有構造です。バンガード社は株主が自社のファンドなのです。各ファンドがちょっとずつバンガード社の株式を保有している、つまり顧客である投資家が株主であることと等しい仕組みを作ったのです。従って顧客=株主ですから、利益相反なく低コストが実現できたわけです。これは画期的で、まさに運用会社として顧客志向を実践出来る理想的な形態です。今もって他に例を見ないスタイルの会社なのです。バンガードはインデックスファンドを中心に、運用資産が増えるたびコストを下げ続けて、圧倒的な低コストで顧客支持を拡大させ、とうとう世界最大規模の運用会社になりました。私が目指したいのは本当に顧客・投資家のための運用会社ですが、バンガードはまさにその理念を実現させ、驚異的ビッグビジネスになったのです。「バンガードのような運用会社を日本に創りたい!」。私の目指す先にハッキリと理想的な”お手本”が見つかりました。さてその後、加藤さんと2度・3度と会合を重ねるにつれ、加藤さんというリーダーの人間性に触れて信頼が積み上がりました。同時にバンガード社の企業哲学・理念が把握できて行くうちに、このパートナーシップはきっと実現できるという確信が強くなってきました。それはバンガード社の日本におけるビジネス展開の実状と、その理由をはっきりと理解したからです。実はバンガードが日本でのプレゼンスが決して高くないのは、同社が頑なに貫く美徳とも言えるある企業ポリシーゆえだったのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日世の中に数多く存在するビジネスマナー。私はかつて広告代理店で営業職についていましたが、ビジネスマナーに対しては日々「これって必要なの?」という思いを感じていました。本記事では個人的な価値判断からビジネスマナーの必要性を判定したいと思います!■名刺交換編「名刺交換はエライ人順に」「テーブル越しはNG」など、名刺交換にまつわるビジネスマナーは多いですよね。中でも私が一番気になっていたのが「名刺交換の相手が目上だった場合、自分の名刺は相手より下に出す」というもの。早速、某有名証券会社に勤める5歳上の女性と交換してみたところ……。目上にも関わらず、私より下に出しました。私にとっては、あえて上に出す手間も省けて都合が良かったのでそのまま上で交換してみましたが、相手は何だかムッとした様子……? 個人的には、先に下に出したのそっちじゃん! と、釈然としない気分になりました。【結論】名刺交換でルール以外のことをすると、その後何かとやりにくくなる。また時々明らかに年上の人が、名刺を下に出すトラップをかますので、注意が必要。■電話マナー編電話にまつわるビジネスマナーでは「かけた方が先に切っちゃダメ!」と、かつて上司に怒られた記憶があります。本当にそうなの? ということで、ライターの先輩は先に切らないかを確認してみたところ……あろうことか、先に切られました。この先輩のマナーがなっていないのかと思い、今度は別の人で検証。外車のディーラーをしている知人に電話しました。今度は私が先に切ってみて、気分を害していないか確認する作戦です。数分後、「今先に切ったんだけど、どうでしたか?」と聞いてみたところ、「え?何が?」とのこと。あまり気にしていないようでした。【結論】電話を先に切ったかどうかなんて、相手は確認していない。■座席の座り方編「エラい人は出入り口から遠くに」、「タクシーの助手席には下っ端が座る」など、座席順にもさまざまなルールがあります。特に注目したいのは、「応接間で1人がけソファと3人がけソファがあった場合、エラい人は3人がけに座る」というもの。ほかの人がいた場合、3人がけに座るなんて窮屈では?と思うのですが……。長いすに通されることの多い貿易商の社長に聞きました。社長「できることなら1人がけがいい」。そりゃそうだろ、と言いたくなる結果でした。【結論】長いすに通されたエラい人は嫌々座っている可能性がある。気にかけてあげると喜ばれるかもしれない。大人社会では「実は必要ないんじゃないの?」なんて誰もがうすうす感じていることもなかなか口に出せなかったりします。意味の無さそうなビジネスマナーには徹底して「NO!」を突き付けていきたいものですね。(山本莉会/プレスラボ)
2012年04月30日今の時代に合った全く新しいビジネスモデルを構築資生堂は3月29日、ウェブを活用した新ビジネスモデルを4月からスタートし、新たな需要の創造や既存店舗網の活性化を目指すことを発表した。国内化粧品市場が成熟化し、インターネットや通信機器の飛躍的発展による流通や情報伝達手段が多様化するなか、ウェブだからこそ実現可能なサービスと既存の店舗網でのサービスを組み合わせ、今の時代に合った全く新しいビジネスモデルを構築するとしている。*画像はニュースリリースより美と健康に関する企業28社と専門家のコラボサイト新しいビジネスモデルは、美と健康に関する企業と専門家によるコラボレーションサイト「Beauty & Co. (ビューティー・アンド・コー)」と、資生堂の企業サイトである「watashi+(ワタシプラス)」の二つのサイトと既存店舗網で構成。「Beauty & Co. 」は、様々な業界から信頼できる28社もの企業(2012年3月29日時点)が参加、連携。4月2日よりスタート。美と健康に関する総合的なプラットフォームサイトとして、美しく豊かな人生を送りたいと願う「お客さま」、それをサポートする「企業」、そして中立的立場から専門的な情報を発信する美容ジャーナリストや編集者などの「専門家」の三者がウェブ上で一同に会して魅力的な価値提案を行う。「watashi+」は、これまでの資生堂公式ウェブサイトに、美容に関する要望に応えるために新しく開発したコンテンツを追加し、内容を強化した総合美容サービスとして、4月21日よりスタート。この名称には「お客さま」に豊かな化粧生活を提案するために、一人ひとりのニーズにあわせて開発した「プラスになるサービス」を提供したいという思いを込めたという。コンテンツの「オンラインショップ」では、 地理的、時間的な制約からお店に行けない人や気軽に商品を購入したい人に向け、一部商品を除いた約2、600品の資生堂化粧品を取り扱い、限定品や先行販売品も順次発売する予定としている。また、「店舗の活性化に向けて」では、顧客の購買行動分析(CRM)やお店独自のメール案内などの機能を強化。店舗のファン層の拡大を目指す。元の記事を読む
2012年03月30日不使用チケット費用補償保険チケットぴあ「チケットガード」が、11月17日よりサービス対象エリアを拡大。現在の関東で開催される公演から北海道・東北・中部・中国・四国・九州の公演についても対象となる。チケットぴあ「チケットガード」概要チケットぴあ「チケットガード」とは、ライブや舞台、スポーツなどのチケット購入者が券面金額に応じて一定の保険料を支払うことで、急な病気やけが、家族の入院、交通機関の遅延・運休、出張(宿泊)など、一定の事由により公演を観覧出来なかった際にチケット券面金額を補償するというもの。同伴者にこれらの事由が発生し、購入者、同伴者ともに観覧出来なかった場合も補償の対象となる。同サービスは、チケット事業を展開するぴあが保険代理店業務を担い、ミレア・モンディアル株式会社の100%出資子会社であるチケットガード少短(株)を引受保険会社として提供する。契約の申込はチケットぴあサイト(PC・MB)でチケット購入後、72時間まで。※日本国内初は2011年5月。単独損保商品。チケットガード少短(株)調べ※対象エリア内でも一部、保険引受対象外のイベントチケットがございます
2011年11月17日拝啓……その次には何を書けば良いんだっけ?ビジネスマナーは、ビジネスにおけるコミュニケーションの潤滑油とも言われています。新人社員や若手社員のうちは、接する人の多くが目上の人ですから、特に気を付けたいものですよね。でも、いまいち自信がなくって……という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は20代女性561名にいまだに身に付いているかどうか自信がないビジネスマナーについて聞きました。>>男性編も見るQ.いまだに身に付いているかどうか自信がないビジネスマナーを教えてください(複数回答)1位ビジネス文章の書き方38.9%2位敬語の使い方38.0%3位酒席でのマナー33.7%4位時候のあいさつ33.3%5位お茶の出し方など来客応対33.0%■ビジネス文章の書き方……・「拝啓とか敬具とか言い回しが分からない」(23歳/学校・教育関連)・「ビジネス文章の冒頭のあいさつなど、まだ分かりません」(24歳/建設・土木/技術職)・「仕事で使う機会が少ないから、身に付いていないと思う」(23歳/自動車関連/事務系専門職)・「上手な人のを見ると自信がなくなる」(26歳/アパレル・繊維/事務系専門職)・「公文書の書き方がいまいち理解できていない」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■敬語の使い方……・「メールや話し言葉で、相手によって丁寧さのレベルの調整が難しい。丁寧にしすぎて、逆効果(距離を置いていると思われる)の場合もあると思うので」(29歳/情報・IT/技術職)・「敬語がうまく使えない。中途半端にため口まじりの丁寧語になるので、困る」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「電話口で慌てると敬語が乱れる気がする」(23歳/学校・教育関連/事務系専門職)■酒席でのマナー……・「自分がお酒を飲まないので、お酒をつぐタイミングなどがいまだに分からないい」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「お酒を飲むと、ついつい上司のグラスが空になっているかのチェックを怠ってしまう」(25歳/医療・福祉/秘書・アシスタント)・「先輩がやっている通りにやっているので、それが正解だと思ってしまっているので」(23歳/金融・証券/専門職)■時候のあいさつ……・「いつもネットで確認してから書いています」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「正式な文書を書くときは、よく迷う」(27歳/食品・飲料/事務系専門職)・「めったに使用しないからです。季節の節目の時期が特に自信がないです」(27歳/金属・鉄鋼/技術職)■お茶の出し方など来客応対……・「今まであまりそのような機会がないままだったが、転職したらお茶を出す機会が増えた。お茶を運ぶお盆は机に置く場所がない場合は、持ったまま片手でお茶を置いていいものか自信がない」(27歳/商社・卸/営業職)・「座る位置によって、お茶を出す場所が変わったりするのに、臨機応変にできない」(27歳/学校・教育関連)・「お茶をどっち側においていいのか、偉い人が並んでいたらどっちからまわりこめばいいのか、悩む」(24歳/自動車関連/事務系専門職)総評1位は「ビジネス文章の書き方」でした。ビジネス文章では前文、主文、末文に簡潔にまとめることが求められますが、前文のところで迷ってしまう女性が多いようです。前文には、主に時候のあいさつ、安否のあいさつ(例えば取引先相手なら…『いよいよご発展のこととお喜び申し上げます』)、感謝のあいさつ(『毎々格別のご厚情をいただき誠にありがとうございます』)が入ります。こうした前文を入れることにより、全体が丁寧なイメージになり、文章の格も高めることができますので、ひとつ自分なりのフォーマットをつくり、TPOによって変更を加えるのが良いかもしれませんね。5位「お茶の出し方など来客応対」は、女性のみランクイン。お茶を出す場所が分からないという意見が多く寄せられました。相手の右後方に回り、右側から両手で茶たくを持って出すのが良いようです。「ほとんど全部自信がない。研修したばかりの新入社員に確認してしまう」なんて人も。ビジネスマナーに自信を持つには、まずは基本マニュアルをしっかり押さえることです。そして、失敗してしまったとき、「もっと~すれば良かったんだ」と改善点を明らかにすれば、次はきっと良い対応ができるはずです!(文・ペンダコ)調査時期:2011年5月25日~6月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性561名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】入社して最初に注意されたこと【ランキング女性編】新人のころにしてしまった苦い失敗【ランキング女性編】メールでかいた赤っ恥・間違い完全版(画像などあり)を見る
2011年08月21日AIU保険会社は、小規模のIT・コンテンツ事業者向け賠償責任保険「IT・コンテンツビジネスガードPack」を、11月1日より販売する。この保険は、同社が従来から販売している業務過誤賠償責任保険「ITビジネスガード」や「コンテンツビジネスガード」の補償や特約をパッケージにして加入手続きを簡素化し、小規模の事業者(法人)に対して、従来より安い保険料で国内での賠償責任リスクに対する補償を提供するもの。バグや不正アクセスなどに起因する賠償リスクも補償この特長は、以下となっている。1.システムやソフトウェア等の納品直後から補償し、納品後30日間等の免責期間がない。2.保険期間開始前に既に着手、または納品しているサービスのミスを原因とする損害賠償請求も補償の対象となる。3.人的なミスだけでなく、ウィルスや不正アクセスなどのコンピュータアタックを原因として発生した損害賠償責任も補償。4.IT事業者が労働者派遣法に基いてエンジニア等を派遣した場合の、エンジニア等の設計ミス、プログラミングの不具合などでの派遣先に対する損害賠償責任を補償。なお同商品に関する問合わせは、下記までとのこと。メールアドレス: aiupack@chartis.co.jp
2010年11月04日IT・コンテンツビジネスガードPackAIU保険会社は28日、小規模のIT・コンテンツ事業者向け賠償責任保険「IT・コンテンツビジネスガードPack」を11月1日から販売開始することを発表した。小規模の事業主にも補償を「IT・コンテンツビジネスガードPack」は、AIUが従来から販売している業務過誤賠償責任保険「ITビジネスガード」や「コンテンツビジネスガード」の補償や特約をパッケージし、加入手続きを簡素化したもの。小規模の事業主が従来よりも低廉な保険料で国内の賠償責任リスクに対する補償を受けられるようにした。賠償請求を受けるリスクに対応本保険商品では、サービスを受注した事業者が提供したサービスの欠陥や不備により発注者等に損害が発生した場合に、賠償請求を受けるリスクに対応する。なお、システム納品直後の事故にも対応、保険期間の開始前に行った業務も補償の対象となる。また、ウィルスや不正アクセスを原因とする損害賠償責任や、IT派遣での損害賠償責任についても補償されるとのこと。
2010年10月30日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月23日から6月28日にかけて「ビジネス書の購入に関してのアンケート」を実施した(N=1,011)。■20代のビジネス書の1年以内の購入率。わずか19.5%「最近1年間でビジネス書を何冊くらい購入しましたか?」と聞いたところ、1冊以上購入している人は19.5%(199人)だった(図1)。以下、最近1年間にビジネス書を1冊以上購入している、199名の回答をまとめた。購入した冊数を男女別で比較すると、女性では「2~5冊」が56.6%と男性を12.7ポイント上回った。男性においては「6~10冊」が29.3%と女性を13.4ポイント上回り、「10~15冊」、「16~20冊」、「21冊以上」の回答でもそれぞれ男性が女性を上回り、男性の方が購入数が多いことが伺えた(図2)。なお、年収別にも比較した。「1冊」と回答した人が年収200万円未満の層では多く、年収500万円以上の層では少なくなった。また、年収500万円以上の層では、「10冊以上」と回答する人が他の層よりも多かった(図3)。■ビジネス書の値段。1,500円以上になると高いと感じる「ビジネス書を購入するとき、「高いな」と購入を迷う金額はいくら以上ですか?」との問いに、85.6%が1,500円以上の価格を上げた(図4)。また、「ビジネス書の購入を検討したとき、大体いくら以下だったら即決で購入できますか?」との質問には、「1,500円未満」と答えた人が71.3%となり、購入の一つの目安となっているといえそうだ(図5)。なお、「普段ビジネス書を買うときのポイントは何ですか?」という質問では以下の回答順となった。1位テーマ2位価格3位本屋で平置きなどでオススメされている4位著者5位知人のオススメ6位ネット、本屋などのランキング7位著名人のオススメ8位新聞、車内などの広告9位その時の新刊10位その他COBS ONLINE会員アンケート「ビジネス書の購入に関してのアンケート」より抜粋(期間:2009年6月23日~6月28日、集計人数:1,011名/1年以内にビジネス書を購入した:199人)完全版(画像などあり)を見る
2009年07月17日