ロックバンド・Mr.Childrenが、25日に発売するライブDVD&Blu-ray『Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』のジャケットビジュアルが解禁となった。「“Against All GRAVITY”=すべての重力に対峙する」をテーマに、全国5大ドーム・沖縄での全11公演で約40万人を動員した同ツアー。今回の映像作品では、ファイナルのナゴヤドーム公演が完全収録される。また、ライブDVDから「everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~」のライブ映像もYouTube上で公開されている。
2019年12月04日ロックバンド・Mr.Childrenが、ライブDVD&Blu-ray『Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』を12月25日に発売する。「“Against All GRAVITY”=すべての重力に対峙する」をテーマに、全国5大ドーム・沖縄での全11公演で約40万人を動員した同ツアー。今回の映像作品では、ファイナルのナゴヤドーム公演が完全収録される。さらに、スペシャル特典として、5月20日に行われた東京ドーム公演のライブ音源が、CD2枚組で同梱される。また、本作のトレーラー映像も公開された。『Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』収録内容01. OPENING02. Your Song03. Starting Over04. himawari05.<S.MC>06. everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~07. <MC>08. HANABI09. Sign10. <MC>11. 名もなき詩12. <MC>13. CANDY14. 旅立ちの唄15.<MC>16. ロードムービー17. addiction18. Dance Dance Dance19. Monster20. SUNRISE21. Tomorrow never knows22. Prelude23. innocent world24. 海にて心は裸になりたがる25. SINGLES26. Worlds end27. <MC>28. 皮膚呼吸29. END ROLL
2019年10月30日トッズ(TOD’S)から、“ユニコーン”チャームがセットになった新作バッグ「トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング」が登場。2019年6月26日(水)より、トッズ 表参道、伊勢丹新宿店、銀座三越、阪急うめだ本店より発売される。「トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング」は、中国のファッションブロガーMr. Bagsとの最新コラボレーションバッグ。Mr. Bagsお気に入りのスカイブルーで彩ったアイコンバッグ「D スタイリング」に、彼がデザインした“ユニコーン”チャームをセットにしている。「D スタイリング」は1997年に発表された「D バッグ」を、独特なカーブを描くクラシカルなハンドルと共に、モダンなシルエットにアップデートしたバッグ。“モカシンステッチ”と呼ばれる特徴的な縫製技術やトッズの伝統的なレザー製作技術はそのままに、今シーズンはより柔らかなレザー素材を用いて仕上げている。コラボレーションバッグはそんな「D スタイリング」のマイクロサイズをスカイブルーに染め上げ、丁寧にハンドペイントしたホワイトのエッジでアクセントを効かせたデザインだ。【詳細】トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング発売日:2019年6月26日(水)販売店舗:トッズ 表参道、伊勢丹新宿店、銀座三越、阪急うめだ本店価格:263,000円+税サイズ:H14×W22×D10.5(cm)素材:カーフレザー【問い合わせ先】トッズ / トッズ・ジャパンTEL:0120-102-578
2019年06月29日みはる「新婚だし、とにかく1人は寂しいから、どんなに遠方の仕事でも、2人とも日帰りすることが多いよね」Mr.シャチホコ(以下・シャチホコ)「明日の仕事は北海道で、スタッフさんには『おいしいお店がある』と言われたけど、『妻が待っているので日帰りで』って」そんな仲むつまじいやり取りをみせるのは、ものまね芸人のMr.シャチホコ(26)とみはる(49)。シャチホコは和田アキ子、みはるは天童よしみのものまねを得意とし、互いに“クオリティが高すぎる”と話題になっている。2人は、’18年の10月17日に結婚した“年の差夫婦”。交際がはじまったきっかけは’16年5月。ものまね界の大御所・コロッケから「得意のネタでデュエットしてみては?」という提案があった。シャチホコがMr.Childrenの桜井和寿、みはるが中島みゆきになりきり、『糸』を歌うことに。その後「お付き合いしましょう」と告白することなく、自然と同棲がはじまったという2人。当時、シャチホコは仕事が全くなく、バイト生活を送る日々だった。友達や両親からも「お前はヒモ状態だ」と言われ続けるなかで、シャチホコは“結婚”への意思を固めていく。シャチホコ「警備員のバイトをしているとき、ぼくは朝の4時半起きだったけど、みはるさんは毎朝、僕よりも30分早く起きて、お弁当を作ってくれた。みはるさんもステージ仕事で忙しかったのに」みはる「ある日、『バイトをやめさせてくれ。1年間ものまねやって、全く芽が出なかったら芸人をやめて、普通に働くから結婚してくれ』とプロポーズされて」シャチホコ「『芸で成功したい』という思いと、『みはるさんと一緒にいたい』という気持ちを天秤にかけたときに、後者が勝った。でも、ものまねもめちゃくちゃ好きだったから、この芸だけでみはるさんを幸せにするためには、“人生でいちばんの本気でものまねに打ち込まなきゃ”と思って。プロポーズの言葉は、自分にプレッシャーをかけるためのものだったのかもしれない」みはる「でも、そこからの集中力はものすごかった。食事と睡眠以外は、ずーっとドラマやバラエティ番組のDVD見て、高橋克典さんとか所ジョージさんのものまねを研究して」シャチホコ「思えば、和田アキ子さんのネタも、2人でDVDを見ているときに思いついたネタだった。アッコさんにめちゃめちゃ詳しい先輩芸人さんに、アドバイスをもらったりして」研究に明け暮れた成果もあって、’18年5月『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演。「君は何をされてる方なの?」と、和田アキ子の語り口の特徴を見事に捉えたものまねを披露したところ、大ウケ。これをきっかけに番組出演も増え、今年に入ってのテレビ出演数は150本以上に、多忙を極めるシャチホコだが、夫婦のすれ違いは全く感じさせないラブラブな会話を繰り広げる。みはる「ケンカも、付き合っていたときから全くしていないもんね」シャチホコ「僕は服を脱ぎっぱなしにするから、それで怒られるいっぽうだけど……。あるとすれば、芸についてのことくらいかな。自分で“これはいいかも!”と思ってみはるさんにネタを見せたら、『しっくりこないなあ』なんて」みはる「ハハハ。でも、『ダメだよ』とか否定はしないでしょ。『私の経験を踏まえて、こういうふうにしたらどうですか?』と、たまに言っちゃうけど(笑)」シャチホコ「でも、みはるさんは、僕のネタが似てるときは『あっ、いいじゃん』、似てないときは『うん。なるほど』って言うことに最近気づいたよ」みはる「バレバレだね(笑)。それにしても、シャチホコのものまね研究は“イマドキ”だよね。ユーチューブで桜井さんが歌っているのをスロー再生にしたりして。私たちの世代はビデオを再生しては戻して、の繰り返しだもん」シャチホコ「スロー再生すると、その人の特徴もわかりやすいからオススメだよ。ステージ音楽も、僕はパソコンで編集してUSBメモリに保存するけど、みはるさんはいまだにMDを持ち歩いているよね。MDって、もう絶滅したものだと思っていたよ(笑)」みはる「ベテランの音響さんは『MDのほうがわかりやすい』と言ってくれるからいいの!」シャチホコの活躍は和田アキ子の耳にも届き、’18年9月『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)にて初共演。以来、“本人公認”として、和田主催の飲み会にも参加するなど、プライベートでも付き合いがあるようだ。みはる「入籍は、アッコさんの50周年イベントの『WADA fes』当日、会場に向かう前に手続きしたんだよね。終演後、アッコさんに挨拶にうかがったときは緊張して、『今日入籍したんです!』とは言えなかったけど」シャチホコ「でも、その日にアッコさんから靴をいただいて、“結婚祝い”として重宝してますよ。ヒロミさんとフットボールアワーの後藤輝基さんに婚姻届の保証人になってもらったことがアッコさんの耳に入ったのか、ラジオで『ヒロミと後藤に書いてもらっておまえ、それ、絶対に浮気できへんで。ほんまに』って(和田アキ子の声をまねながら)」売れっ子になったいまでも、和田になりきるときに着る白いジャケットは1着のみ。毎日、みはるが洗濯しているという。シャチホコ「夜中に帰ってくると、近所迷惑なので洗濯機を回せないから、そうすると手洗いしてくれて……ありがたいなぁ。アッコさんも、僕に、衣装をあげようとおっしゃってくださるんだけど」みはる「でも、体がデカすぎて入らないよ。アッコさん、めちゃめちゃ細いもん。20キロくらいは痩せないと入らないかも」シャチホコ「アッコさんのドレスをいただけるように、ダイエット企画をどこかでやってくれないかな!?でも、みはるさんの料理がおいしいから食べちゃうんだよ」みはる「忙しくなって、家でご飯を食べる時間も遅くなってきたから、それで太っちゃったのかな?ダイエット、がんばろうね!」終始みはるに“ベタぼれ”状態だったシャチホコ。ものまねではなく、“ホンモノ”の愛であふれていました。
2019年06月21日「君は何をされている方なの?」。和田アキ子の“口癖”を見事にとらえ、大ブレークしたMr.シャチホコ。大活躍の原動力は、23歳離れた姉さん女房への無限大の愛情だった!Mr.シャチホコ(以下・シャチホコ)「今日はみはるさんの故郷の茨城県で、ものまねショーの仕事だった。みはるさんのご両親が、いちばん前の席で見てくれていたよ」みはる「あら!驚かせようと、私に内緒でチケットを買ったのかしら?」シャチホコ「楽屋にも挨拶に来てくださって。『これ、持って行って』と、渡されたのがまさかのお米5キロ(笑)。ぶっちゃけ重かったけど、ありがたいね」みはる「ハハハ、次は送ってもらおうか。明日からさっそく食べようね!」そんな仲むつまじいやり取りをみせるのは、ものまね芸人のMr.シャチホコ(26)とみはる(49)。シャチホコは和田アキ子、みはるは天童よしみのものまねを得意とし、互いに“クオリティが高すぎる”と話題になっている。2人は、’18年の10月17日に結婚した“年の差夫婦”。交際がはじまったきっかけは’16年5月。ものまね界の大御所・コロッケから「得意のネタでデュエットしてみては?」という提案があった。シャチホコがMr.Childrenの桜井和寿、みはるが中島みゆきになりきり、『糸』を歌うことに。シャチホコ「2人でカラオケボックスに練習しに行ってから仲よくなったのを覚えてる」みはる「何回か会うたびに、『あ、ちょっと好きかも』と思うようになって。何かと、“好き好きビーム”を出していたの(笑)」シャチホコ「初めて“大先輩”からの好意に気づいたのは、ショーパブでのステージからの帰り。急に雨が降ってきて、傘を持っていない僕に『私の傘を、持っていって大丈夫だから』って渡してくれたんだよね」みはる「『私は、そこのコンビニで買うから。じゃ!』って」シャチホコ「大学時代(日本体育大学出身)の友達に“これって好かれてるのかな?”と相談したら、『大先輩の女性をぬれたまま帰らせるなんて、ありえないぞ!』とむしろ怒られたけど(笑)」みはる「東京で家を探しているあなたに『ないんだったら、決まるまでウチにいたら』と、話したのがダメ押しだったかな」「お付き合いしましょう」と告白することなく、自然と同棲がはじまったという2人。当時、シャチホコは仕事が全くなく、バイト生活を送る日々だった。友達や両親からも「お前はヒモ状態だ」と言われ続けるなかで、シャチホコは“結婚”への意思を固めていく。シャチホコ「警備員のバイトをしているとき、ぼくは朝の4時半起きだったけど、みはるさんは毎朝、僕よりも30分早く起きて、お弁当を作ってくれた。みはるさんもステージ仕事で忙しかったのに」みはる「ある日、『バイトをやめさせてくれ。1年間ものまねやって、全く芽が出なかったら芸人をやめて、普通に働くから結婚してくれ』とプロポーズされて」シャチホコ「『芸で成功したい』という思いと、『みはるさんと一緒にいたい』という気持ちを天秤にかけたときに、後者が勝った。でも、ものまねもめちゃくちゃ好きだったから、この芸だけでみはるさんを幸せにするためには、“人生でいちばんの本気でものまねに打ち込まなきゃ”と思って。プロポーズの言葉は、自分にプレッシャーをかけるためのものだったのかもしれない」みはる「でも、そこからの集中力はものすごかった。食事と睡眠以外は、ずーっとドラマやバラエティ番組のDVD見て、高橋克典さんとか所ジョージさんのものまねを研究して」シャチホコ「思えば、和田アキ子さんのネタも、2人でDVDを見ているときに思いついたネタだった。アッコさんにめちゃめちゃ詳しい先輩芸人さんに、アドバイスをもらったりして」
2019年06月21日ロックバンド・Mr.Childrenのライブツアー「Mr.Children Dome Tour 2019 "Against All GRAVITY"」が、6月1日、2日の沖縄公演で終わりを迎えた。ここでは、5月19日に行われた東京ドーム1日目のライブをレポートする。オープニングでは、田原健一によるギターから始まり、続けてサポートメンバーのSUNNYと世武裕子、そして鈴木英哉(JEN)、中川敬輔といったメンバーも登場。しかしまだ桜井和寿の姿はステージにはない。スクリーンには、桜井がステージへと歩いていく後ろ姿が映し出され、そのままステージ前方に伸びた花道から登場すると、会場からは大きな歓声があがった。1曲目は「Your Song」。前回のツアー「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸」では、大トリを飾った曲がいきなり演奏され、会場のボルテージはさらに高まった。続いては、「Starting Over」。イントロで桜井は「さあ、行くよ! 東京ドーム!」と呼びかけ、スクリーンにはMr.Childrenメンバー4人の姿が大きく映された。「himawari」では桜井が鬼気迫る表情を見せ、さらにはステージの端から端までダッシュするなど、序盤からトップギアのパフォーマンスを見せる。続いてJENのドラムが鳴る中、桜井が「いいぞー、その感じ! もっとちょうだい! サイコー、東京ドーム! 準備はいいですか、ついてきて!」とファンを煽り、「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」のイントロが鳴らされる。MCでは、桜井が「どうもありがとう」と感謝を述べた後、「元気そうじゃないか、東京ドーム! 5万人だぞー! 広いからね、後ろの人はすごい遠いでしょ。だけどちゃんとそこまで届くようにやりますから」と宣言。そして「平成のヒット曲をやります。もう1回、もう1回、もう1回!」と叫び、「HANABI」を演奏。さらには、こちらも"平成のヒット曲"である「Sign」を続けて披露した。「Sign」が終わると、メンバー全員がいったんステージを降り、その後桜井だけが登場した。今回のツアータイトル「Against All GRAVITY」について、「すべての重力に抵抗していこう」という意味で、ここで言う"重力"はただの重力のことではなく、願っているものと逆に働くエネルギーのこと。それと闘っていこうという意味だと説明した。「年はとりたくないわよねー(笑)。そう思っている人はたくさんいると思いますけど、その場合は、時間というものが"重力"なんです」とも話していた。「令和になりました。変わっていった方がいいものと変わらない方がいいものがありますが、Mr.Childrenはそのどちらなんでしょう。そういったことを自問自答しながら、この曲をお届けします」と言い、「名もなき詩」をアコースティックギター1本で演奏し、歌い始めた。曲の途中からJEN、中川、田原が登場し、花道へと歩いていき、1番のサビから3人のドラム、ベース、ギターの音も加わった。2番に入ると、メンバー 4人がお互い向き合って演奏する様子が印象的だった。左から田原健一、鈴木英哉、中川敬輔その後のMCで、「続いての曲は2005年にリリースしたアルバムに入っている曲です」と桜井。「2004年にBank Bandという、Mr.Childrenとは違うバンドで演奏、ライブをしました。素晴らしいミュージシャンたちのすごい実力、演奏技術に圧倒されました」とリスペクトを込めた前置きの後で、「でもなんかちょっと違う。サッカーで例えるなら、僕は1個のボールに10人ぐらいがぐちゃぐちゃ集まっている小学校のサッカーが好きなんです。技術よりも思いの方が強くなりすぎて、うまく伝えられない。そんな様が大好き」と明かした後、「CANDY」を歌った。「旅立ちの唄」の後、「ロードムービー」を披露したのだが、桜井は「ロードムービー」が「僕が1番好きな曲」という。その理由を、ミレニアム問題で揺れていた2000年の元旦にできた曲で、明け方、頭の中に歌詞がパーッと浮かんできて目が覚めたという。浮かんだ歌詞を書いていくと、新しい世紀に歓迎された気分で、「まだまだ21世紀も音楽を続けていていいぞ」と言われたような気分になったから、とMCで明かした。「addiction」では、花道がせり上がり、JEN、中川、田原が一段高いところから演奏。「Dance Dance Dance」の後の「Monster」でも、花道が上がり、その上で桜井が熱唱していた。次は、Mr.Childrenの大規模ツアーでの演奏は初となる「SUNRISE」。「Sunrise brightens up」と歌う後ろのスクリーンには、地平線から太陽が昇る映像が映し出された。Mr.Children史上最大のヒット曲である「Tomorrow never knows」が歌われた後、桜井は「いつもステージ上で思っていること。音楽という船に乗せて、悲しみや苦しみ、退屈から、みんなをできるだけ遠い場所に運んで行きたい」と語りかけ、「Prelude」を奏でた。ライブ終盤だが、「さあいくぞ!まだまだ!まだエネルギーはあまってますか?」と観客を煽り、「innocent world」を。そして「海にて、心は裸になりたがる」で締めくくった。「innocent world」の大サビでは、スクリーンに観客の顔が映し出されたが、みな歌詞を口ずさんでいた。改めて、Mr.Childrenの残し続けた曲の知名度、影響度を感じる。アンコールで再びステージに現れたのち、「SINGLES」「Worlds end」を届けた。桜井は「最後の曲の前に、少しだけ話をさせてください」と切り出し、最近の朝起きた後の日課がネットニュースを見ることだと明かす。そして「『あの人、お亡くなりになったんだ』、『あの人、大きい病気にかかっちゃったんだ、闘っているんだ』、『あの選手、ちょっと前までめちゃくちゃカッコ良くプレーしてたのに、引退してしまったんだ』とか、そういうニュースが目に飛び込んできて、ついつい自分もいったいあとどのくらいできるのかなと考えたりします」と心境を吐露した。続けて「でも結論は、もし明日声が出なくなっても、バンドがどうにかなっても、きっと後悔はしないだろうなと思っています。なぜなら、こんなに長くやっているのに、いまだにこんなに多くのリスナーが足を会場に運んでくれて、一緒に歌を歌ってくれて、こんなに幸せなことはないと思っています。日本一幸せなバンドじゃないかと思っています」と語ると、会場からは大きな拍手が起きた。さらに桜井は、「だから、これ以上多くのことを求めるとバチが当たるんじゃないかと思っています。でも、バチが当たるかもしれないけど、歌えなく、続けられなくなる前に、少なくともあと10曲は、この5万人を1つにできるようなすげえ歌をつくりたい」と思いを語った。「僕らはこのツアーが終わったら、ロンドンにレコーディングに行ってきます」と明かし、「みなさんに再会できることを心から願って最後にこの曲を送ります」と言い、「皮膚呼吸」を最後に歌い上げた。時代は平成から令和へと変わった。平成を彩ったスーパースターの中には、平成の終わりとともに現役を退いた者もいる。Mr.Childrenもまた、平成を代表するスーパースターであるが、平成の時代の終わりとともに、総括される気はさらさらなさそうだ。Mr.Childrenにとっての"重力"は「年齢」や「時間」といったものであり、だからこそ桜井もMCで「自分もいったいあとどのくらいできるのかなと考えたりします」という心境を明かしたのだろう。しかしMr.Childrenは、これからもすべての"重力"に抗い、さらなる新しい音楽を追求し続けるのだろう。「Mr.Children Dome Tour 2019 "Against All GRAVITY"」は、ロックバンド・Mr.Childrenが、令和になっても第一線で闘い続ける決意表明であると感じたライブだった。(撮影:渡部伸)
2019年06月07日●モノマネ誕生秘話「ひどいなと思いながらも…」2018年に歌手・和田アキ子のモノマネで大ブレイクしたお笑い芸人・Mr.シャチホコ。和田の"歌モノマネ"ではなく、「何をされてる方なの?」などといったフレーズが印象的な"しゃべりモノマネ"で、数多くの番組に出演した。そんなシャチホコの、ブレイクに至るまでの経緯や和田本人との交流、そして2018年に印象的だった仕事などについて明かした。○■YouTube投稿がきっかけだった初テレビ出演――経歴を拝見しましたら、日本体育大学を卒業されているんですね。中高はバレーボールや水泳、テニス、柔道など色々とやっていました。体育教師を目指していたので、日体大に進学し、大学ではボクシング部に入りましたね。――それでは、大学入学までは芸人さんになりたいと思ってなかったのですね。まったく考えてなかったです。大学のボクシング部を途中で辞めて、バレーボールのサークルに入ったんですが、部活と比べると味気ないなと思って、YouTubeへの投稿を始めました(笑)。1本目にアップしたのが、Mr.Childrenと桑田(佳祐)さんの「奇跡の地球」を1人2役でモノマネして歌う動画だったんですが、それがきっかけで日本テレビの特番に呼ばれました。モノマネをやっている素人を集め、『ニコ生』のユーザーが似ているかどうか審査するという内容だったんですが、本気でモノマネ芸人をやりたいと思ったのはその番組がきっかけでしたね。――その番組に出演された後、プロとして活動されるまでどのような経緯があったのですか。大学4年生になった頃に、(ものまねショーパブの)『そっくり館キサラ』のオーディションを受けたんですが、落ちてしまいました。どうやったらプロになれるのかと考えた結果、音響のアルバイトを始めたんです。モノマネ芸人さんが営業でネタをするときに、照明やマイクの手助けしながら、ネタを見て勉強していました。その後、大学卒業してすぐに、『キサラ』のオーディションに合格して、ミスチルの歌モノマネをずっとしていました。「Mr.シャチホコ」の"Mr."はMr.Childrenからですし、"シャチホコ"は「Tomorrow never knows」の仮タイトルである「金のシャチホコ」からとっています。――そうなんですね。プロになってからの初テレビ出演はいつだったんですか。1年後の2016年春、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』(フジテレビ系)ですね。当時は今より20kgくらい痩せていたので、ミスチルの桜井(和寿)さんに見た目もかなり寄せて出演したんです。今は嫁のみはるの料理が美味しいこともあり、幸せ太りの限度を超えてしまっています(笑)。○■"しゃべりモノマネ"誕生の影にあった想い――Mr.Childrenのモノマネが中心だったわけですが、現在の代名詞ともいえる和田アキ子さんのモノマネをやり始めたのは何がきっかけだったんですか。みはるとは昨年に結婚しましたが、それ以前もずっと婚約状態が続いていました。桜井さんのモノマネでモノマネ番組には呼んでもらっていましたが、歌モノマネだったので、バラエティ番組には呼ばれるわけではなく…。そういった状況で、「俺はこのままだったら収入も少ないし、この先、みはるを支えていけるのかな」と。そこで「売れたい」という気持ちがさらに強くなり、しゃべりのモノマネを極めて、その人でずっとトークができる状況を作りたいと思ったんです。だから、根底には誰かのしゃべりモノマネをやりたいという理想があって、「アッコさんのモノマネをしよう」という決め打ちではなかったんですよ。2017年の年末にSNSで「結婚します」という発表をしたこともあって、2018年は自分の中で新しいMr.シャチホコの年にしたいと思いました。――実際に2018年に大ブレイクされたのですから、その言葉通りになりましたね。2018年は殻を破りたいという思いが強かったです。そんな折に『アッコにおまかせ!』(TBS系)を見ていたら、確かガンバレルーヤさんがゲスト出演したときに「ちょっとごめんなさいね、君らってさ、そもそも何をされてる方なの?」とアッコさんがおっしゃって、ネタをやらせた後に「あーはいはい。それは見たことあるから分かってんねんけど」と(笑)。そのときにひどいなと思いながらも、これを取り上げてモノマネしたら面白いんじゃないかなと思いました。――では和田さんのモノマネはたまたま生まれたんですね。そうですね。そして、まちゃまちゃさんのお店によく飲みに行くんですが、まちゃまちゃさんがアッコさんにすごく詳しくて、昔のCDを貸していただいたり、「番組でこういうことを言ってたよ」と教えていただきました。――そこから本格的に和田さんのモノマネをスタートされたんですね。まずは『キサラ』などで試したんですが、実は最初は反応があまり良くなかったんです。そんなウケないので、「やっぱり違うのかな」と思っていたところ、ステージに一緒になった芸人の皆さんが「普段のアッコさんのモノマネをする面白いヤツがいる」とすごく広めてくれて。そういう口コミのおかげもあり、『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)に出させていただき、そこから『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出させていただきました。『ウチガヤ』で披露したところ、共演した芸人さんにめちゃくちゃウケましたね。――芸人さんは一般の方よりも和田さんに関する前提知識があるので、より面白さが伝わったんでしょうね。そうだと思います。あとはスタッフさんも面白がってくれましたね。アッコさんの芸能界における繋がりのすごさが今の自分を作り上げてくれたと言いますか、周りの芸人さんが面白がってくれたのが、自分にとっては1番大きいです。○■和田アキ子との初共演はドッキリ「泣いちゃいました」――その後、多くの番組に出演されることになりますが、印象に残っている番組はありますか。やはり9月に『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)でアッコさんと共演したことですね。収録後にはアッコさんが僕との2ショット写真をインスタにあげてくれて、周りも「公認になったんだ」と。それ以降は、ありがたいことに出演オファーがさらに増えました。――『初耳学!』では、シャチホコさんは「和田さんがモノマネを認めずに怒っている」というドッキリを掛けられていましたね(笑)。いや~、怖かったですよ、あれは(笑)。まさか初対面でドッキリだとは思いませんでしたし。アッコさんが振り切って、「お前、テレビ出さへんからな!」と言ってくだされば、おかしいなと気づいたかもしれませんが、僕があまりに怯えすぎてしまって。アッコさんは本当はすごく優しい方なので、そんな僕の表情を見て、怒りながらも「でも優しそうな顔してるよね」などとちょくちょく挟んできたんですよ(笑)。――(笑)。和田さんも心の葛藤があったんでしょうね(笑)。ネタばらしの後、アッコさんからは「せやから私、やりたくないって言うたんや。ホンマごめんな」と言っていただきましたが、怖すぎて泣いちゃいました。●和田アキ子からのプレゼント――そんな和田さんから言われてうれしかった言葉はありますか。22日に放送される『ウチガヤ』の収録の際に、攻めたネタをやったんです。収録後に「わたし、あんなこと言う?」とおっしゃったので、「ヤバい、怒られる」と思って謝ったところ、「いやいや、めっちゃおもろいわ」と褒められて、ホッとしましたし、うれしかったですね。最初の頃はアッコさんに「シャチホコ、ちょっと惜しいのはイントネーションがね、違うんですよ。ずっと聴いてたら、私は大阪にいましたから、分かるんですよね」と言われていましたから(笑)。――モノマネも快く認められていますし、和田さんはやはり器が大きいんですね。「モノマネをやっていいよ」と認めてもらえているのが、自分にとってすごく後押しになっていますし、本当にありがたいです。10月の『WADA fes』(和田フェス)で館内放送を担当させていただいたのですが、そのときに靴をいただきました。「サイズ合わへんかったやろ。無理して履かんでいいからね。ちっちゃいと思うから」とおっしゃっていたんですが、ピッタリでした。ただ、そのオーダーメイドの靴には26.5cmと書かれていたのですが、僕の足のサイズは27cm。アッコさんは女性ですので、もしかしたらサイズを小さく書いていたのではと思ってます(笑)。――とはいえ、足のサイズがピッタリというのも何かのご縁ですよね。アッコさんも照れ隠しで「別に私、あげようと思って用意したとかじゃなくて、見てみたら私が履かへんタイプの靴やったから。あんた、靴ださかったからさ、ちょっとあげるわ」とおっしゃって。本当に大事に履かせていただいています。○■手ごたえがあった『サンジャポ』『脱力タイムズ』――その他に、2018年のお仕事で手ごたえがあったものはありますか。いくつかありますが、まず1つは『サンデー・ジャポン』(TBS系)が大きいですね。アッコさんに自分の存在を知ってもらったきっかけとなった番組です。アッコさんいわく、普段テレビを見られないそうですが、『サンジャポ』は『おまかせ!』前ということもあり、楽屋で絶対にご覧になっていて。『サンジャポ』のスタッフさんは、アッコさんをよく知る方が多かったので、ワードの引き出しもそこで増えました。――ワードの引き出しというと、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)でのよゐこ・濱口(優)さんとの掛け合いも印象的でした。「ずっとしゃべることもできるんだ」と他の芸人さん方からの評価も上がったので、この回も自分の中では印象に残っていますね。濱口さんも途中で「いつまでやってるんだよ」ということもなく、ずっと最後までアッコさんとして接してくださって、ありがたかったです。――シャチホコさんを見ていて感じることですが、その場のアドリブにもかかわらず、和田さんが言いそうなことでずっと会話を続けられるのがすごいですよね。題材がアッコさんじゃなかったら、アドリブであそこまでしゃべれないと思います。毎日研究していく中で、アッコさんの要素が自分の中に潜在的に入っていて、自然と出ているような感じです。○■先輩芸人とのやり取りは「いまだに緊張」――そういったやり取りの中では、シャチホコさんは"和田アキ子"として接するため、先輩にもひどいことを言う場面もありますよね(笑)。その点についてはいかがですか。やはり不安やドキドキはあります。でも僕がものすごく若いということもあってか、先輩方にはすごく可愛がっていただいていますし、面白がってくれていますね。――確かにシャチホコさんはまだ25歳ですので、共演するほとんどの芸人さんは年上ですよね。いまだに緊張はしますが、大前提として「振り切ってやらないと面白くならない」という覚悟があります。初めてお会いする方に対しては、嫌な気持ちになるんじゃないか、「アッコさんになりきって調子に乗ってる」って思われたらどうしようと頭をよぎることもあります。でも自分が折れてしまったら、芸人さん方にも救ってもらえないだろうし、実力ある方だらけなので、せめて振り切ってやっちゃおうと。そこで変な空気になってしまっても、本当に皆さんに救っていただいています。○■妻・みはるとの"掛け合い"で「応用力がついた」――プライベートでは昨年、みはるさんと結婚されました。みはるさんはモノマネ芸人の大先輩でもありますが、やはり助けられている点はありますか。それこそアッコさんのしゃべりモノマネも、最初はどういう風にやっていくかのイメージもわかず、自分1人でしゃべって完結させるという"自己完結型"の枠しかありませんでした。誰かとの掛け合いでの面白さというのは、家で僕とみはるがモノマネの掛け合いをするなかで応用力がつき、身についたものです。――それでは、自宅での掛け合いが練習となり、テレビ等の実践の場で活かされたんですね。そうですね。みはるはこれまでに何度もテレビにも出ていたこともあり、教えてもらって助けられた部分はかなり大きいです。――それでは最後に、2019年の抱負をお聞かせください。まずは、アッコさんのモノマネをさらに掘り下げて追求したいと思います。それに加えて、アッコさん以外で、新しい形でのモノマネの出し方、「これとこれを組み合わせたら、こういう出し方ができるんだ」という実験を重ねていきたいですね。アッコさんのしゃべりモノマネのように、王道のネタの中でも新しい着眼点で出していくことをMr.シャチホコのカラーにしたいです。■『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系 毎週火曜23:59~)22日の放送では、「芸能生活51年! 和田アキ子のTV初体験SP!」と題して、和田アキ子のテレビ初体験をガヤ芸人が奪う。「アッコとシャチホコが入れ替わり!和田アキ子ひな壇初体験でまさかのモノマネ披露!」「ガヤ恒例ビリビリマシンvs和田アキ子人生初体験」など。
2019年01月21日●あまり語られてこなかったMr.Children昨年発売された書籍『日本代表とMr.Children』(2018年11月28日発売/ソル・メディア)。この本は、1998年のワールドカップ初出場を機に国民的コンテンツとなったサッカー日本代表と、モンスターバンドとして90年代から席巻し桜井和寿が大のサッカー好きでもあるMr.Childrenの関係性を、音楽・映画ジャーナリストの宇野維正氏と音楽ブロガー・ライターのレジー氏が読み解くという内容だ。共著者の1人であるレジー氏に、桜井和寿とサッカーとの出会いや、ミスチルの楽曲がサッカー選手に支持される理由などについて聞いた。○■『日本代表とMr.Children』書籍化の経緯は――まず、書籍化の経緯をお聞かせください。『日本代表とMr.Children』というタイトル通り、サッカー日本代表とMr.Childrenの関係性を分析する内容となっています。ロシアワールドカップのベルギー戦が終わり、キャプテンを務めてきた長谷部(誠)が代表引退を表明して、あの世代の日本代表が一区切りついた感がありました。そして、大のミスチルファンでもある長谷部がキャプテンに就任した2010年くらいから「自分たちのサッカー」というのが日本代表を取り巻くキーワードになっていて、それがミスチルの歌ってきた「自分らしさ」とつながる部分があるなと。そんな話をツイッターでつぶやいたところ、共著者の宇野(維正)さんと話が広がり、そのやり取りを見ていたソル・メディアの方からお声がけがあって、結果的に書籍化に至りました。――本書では、長谷部キャプテンを中心とした日本代表を「ミスチル世代」と呼んでいますね。レジーさんご自身もミスチルがお好きとのことですが、ミスチル好きになったきっかけをお聞かせください。最初は小学生のときに聴いた「CROSS ROAD」ですね。今まで自分が聴いてきた音楽とは雰囲気の違うことをやっているバンドが出てきたなと思いました。決定的だったのは、「innocent world」です。中学校のクラスの友達もみんな聞いていましたね。それに関連して言うと、今回の本を書く上でのモチベーションとして、90年代に世間の人が最も接しているコンテンツのひとつとしてミスチルがあるはずなのに語られることが少ない、そういう状況に風穴をあけたいという思いが個人的にはありました。――確かに「小室ファミリー」などについてはよく語られていますが、ミスチルについてはあまり語られてこなかった印象です。人気が落ちておらず、いまだに"現役"であるがゆえに、振り返られないんでしょうね。今回の本の大きなテーマでもある「自分探し」に関連する文脈だと、『エヴァンゲリオン』が90年代の精神性を語るうえでよく話題に挙がるじゃないですか。でも僕の体感としては、『エヴァ』を見ていた人より、ミスチルを聴いて影響を受けていた人の方がたくさんいるような気がするんです。○■重要だった桜井和寿とサッカーの出会い――書籍化にあたり、過去のインタビューなども多く調べたそうですが、なにか発見はありましたか。桜井(和寿)さんがサッカー好きであることはもちろん知っていましたが、こんなにいろんなところでサッカーの話をしてるんだ!というのは改めて驚きました。本の作業を始めた当初は長谷部や名波(浩)といった代表選手がミスチルから影響を受けている、いう話が中心になるのかなと思っていたんです。でも、今まで思っていた以上に桜井さんのサッカーへの思い入れは強烈でしたね。桜井さんのインタビューでは、「サッカーをやっているときは色んなことから解放され、普通の人になれる」という話題がたびたび出ていました。周りが考えるよりもずっと、ご本人の中ではサッカーが大事なものなんだなと。アルバム『深海』『BOLERO』を経て、ミスチルが活動休止したタイミング、ある意味で1人の人間としての"桜井和寿"をやり直そうというタイミングでサッカーと出会ったのは、すごく重要だったんだろうなと思います。――その一方で、サッカー選手をはじめとしたアスリートには、ミスチル好きが多い印象です。レジーさんはその理由をどのように分析されますか。いろいろ理由はあると思いますが、特にアスリートがよく好きな曲に挙げる「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」という歌詞への共感が強いんだろうなと思います。実際はミスチルはあの時点で高い壁に登った後であり、上に上に目指していこうという歌ではないのですが、アスリートの多くが競技を極めるうえで必要な上昇志向に読み替えて受け取っているのではないでしょうか。また、「終わりなき旅」の本来のメッセージは上昇志向というよりも「自分の中にあるものに対して打ち勝っていく」という話だと思うんですが、それもアスリートの「最大の敵は自分」という考え方とリンクして鼓舞されるんでしょうね。――特にサッカー選手はミスチル好きが多いですよね。これまでの日本代表選手のなかで、桜井さんと似ている面があると感じる方はいますか。やはり長谷部じゃないですかね。一見すると、良い人そうで真面目そうだけど、強烈なエゴのようなものがあり、どちらも天才的というよりはバランスの良さを感じます。桜井さんもすごいソングライターであり、ボーカリストですけど、たとえば宇多田ヒカルのようなアーティストと比べると“天才”というよりも“普通感”があるなと。長谷部も天才肌のプレーヤーというよりは「バランス」「努力」といった言葉が似合うと思うので、そういう部分が共通しているかなと思います。○■2010年以降のMr.Children――確かに桜井さんは、『モヤモヤさまぁ~ず』や『ゴッドタン』を見ていることを明かしたりと、“普通感”がありますよね。そんな長谷部選手は2010年から日本代表キャプテンを務めていましたが、レジーさんは2010年以降のミスチルをどうとらえていますか。桜井さんはあるインタビューで、「『彩り』はあの歌詞があるからあの曲になるけど、『エソラ』はあの歌詞じゃなくても曲のメッセージが伝わるはずだ」というようなことを言っていました。この発言が象徴的だと思いますが、2010年代のミスチルは言葉と音楽の融合について試行錯誤していたフェーズだと思うんです。歌われるテーマについても、「自分探し」は終わり、大量消費されるスーパーマーケットであっても良い(=アルバム『SUPERMARKET FANTASY』)というレベルまでいった後に震災があったりして、ミスチルとして何を歌うかというピントが定まり切らない時期だったんだろうなと。――桜井さんも雑誌『MUSICA 2015年1月号』のインタビューでは「(曲を)当てにはいっているが、難しい」「投げてもすり抜けていく感覚がある」と告白していましたね。そうですね。ただ、10年代の後半の楽曲、「ヒカリノアトリエ」や「himawari」からは何かを掴んだのかなという印象も受けました。今はバンドとして過渡期だと思うので、まだまだもっとすごいのが来るんじゃないかなと期待しています。――最近、Mr.ChildrenはRADWIMPSやくるりなどと対バンをやったり、ホールツアーを行ったりしましたよね。そういった活動でなにか掴んだものがあったんでしょうね。きっとそうなんでしょうね。「大会場で弾けるミスチルが見たいのに何で今さらホールツアーなんてやるんだろう?」とか文句を言ったりもしたんですけど(笑)、ミスチルにとって必要なプロセスだったんだなと思います。●批評することの難しさと重要性○■プロデューサー・小林武史から離れたMr.Children――そして2010年以降のミスチルで大きな出来事といえば、ブレイク前からの関係であるプロデューサー・小林武史から離れたことだったと思います。その点についてはいかがでしょうか。もちろん良し悪しあるんでしょうけど、バンドとして新しい一歩を踏み出すきっかけにはなったんだと思います。個人的には、今のような状況だからこそ「小林武史っぽい曲」をセルフプロデュースでやってみてほしいなと。ちょっと話が逸れますが、最近サザンオールスターズのアルバムをすべて聴いたんですけど、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音の多くは80年代後半~90年代前半に作られていて、それらの楽曲をプロデュースしていたのが小林武史なんですよね。つまり、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音は「小林武史っぽい音」でもあると言えると思います。――「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」などは小林武史プロデュースですね。歌謡曲からJ-POPに時代が移り変わるタイミングを小林武史と乗り切ったのは、サザンとしても本当に大きかったんだなと実感しました。小林武史は、桑田佳祐のブルース的というか、土着的な感覚を華やかなものに落とし込むのが得意だったんだと思います。それと同じように、浜田省吾や甲斐バンドに影響を受けていた桜井さんの音楽性をよりポップな方向に開花させたのが小林武史と言えるのかなと。――確かに小林武史はミスチルの初期には、桜井さんに楽曲制作のイロハをマンツーマンで教えていたそうですしね。はい。今のミスチルはそういう「小林武史的なもの」ではない、より生々しいバンドサウンドをやりたいんだと思うんですけど、桜井さんの根底には小林武史とともに培ってきた「ポップソングを作るセンス」みたいなものが今もあると思います。バンドとして身軽になった今だからこそ、僕としては「エソラ」とか「Marshmallow day」のような、ストリングスやホーンががっつり入ってメロディも派手な曲、いわゆる「小林武史っぽい曲」であり「ミスチルっぽい曲」をやったらどうなるのか聴いてみたいです。――色んな経験を積んだ今、改めての「ミスチルっぽい」ですね。そうですね。きっとまたこれまでのミスチルとは違う、でもミスチルらしい、素晴らしい曲ができるんじゃないかなと。桜井さんは『MUSICA』(2018年11月号)のインタビューで、「2020年の東京オリンピックの時に日本を代表するミュージシャンとしてもし僕らの名前が挙がった時に…」と、東京オリンピックに関する話をしていました。五輪のことを挙げるということは、時代の真ん中で色んなものを背負うことに対して自覚的なはずなので、またそういうモードが前面に出てきたときにミスチルがどういう曲を生み出すのか楽しみです。○■ワールドカップ直前に監督交代したサッカー日本代表――2月にミスチルは台湾で初の海外単独公演も予定していますし、新たなステージに進もうとしているのではという感じはありますよね。そして本書のもう1つのテーマ、日本代表の話題でいいますと、今年はワールドカップ直前で監督が交代するというゴタゴタがありました。しかし決勝トーナメント進出を果たしたことで「結果良ければすべて良し」となっている感もありますが、こちらについてはいかがでしょうか。一言でいうと、ちゃんと引き継いでほしいなと思っています。ポジティブな面では、森保一監督は西野ジャパンでコーチをしていた人なので、ワールドカップ後の監督人事としては今までで一番継続性がある人選になっていると思います。ロシアワールドカップでは結果を残して、日本はこういうサッカーをやれば良いんだと見えたものもあったので、それを森保監督がさらに発展させてくれるといいなと思っています。その一方で、大会直前という意味の分からないタイミングでハリルホジッチをクビにして、本来は監督を評価すべき西野(朗)技術委員長が監督になるというおかしなことが起きました。にもかかわらず、16強に進出したことで、そういった経緯が不問になってしまっているようにも思います。その点については、「森保ジャパンいいよね」という話とは別に、引き続きウォッチして何かあれば声をあげなければ、また同じことが起きてもおかしくないなと思います。――「声をあげる」ということはすなわち、「批評する」ということだと思います。しかし、レジーさんは宇野さんとの対談で、「(世の中が)批評が機能しない構造にどんどんなっている」と話していました。「批評が機能しない構造」というのをもう少しかみ砕くと、「本人の発言以外は興味ない」というような風潮、そして何かについて掘り下げて語ること自体への忌避感ということになると思います。前者については、当事者がSNS等で直接発信できるから、当事者の言葉が教典化してしまう。後者は脊髄反射的に反応しがちなツイッターと考察という行為の相性の悪さを感じます。「何難しいこと言ってるの、感じることが一番だよね」とか「本人が話してないから考えても仕方ないよね」というような意見はよく目にしますし、一方でそういうことを言う人たちのことを考察する側の人たちがバカにするような構造もあると思います。そういった分断を少しでもつなぐことはできないものか、というのは文章を書くうえでいつも考えていることです。テーマがメジャーで多くの人にとって自分ごと化しやすい本書を通して、いくつかの出来事を結びつけて考察を深めることって面白いんだなと感じてくれる人が1人でもいればいいなと思っています。いわゆる「批評」を読んだことがなかった人が、論じるって楽しいと思ってくれたらうれしいですね。■レジー1981年生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、その後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。著書に『夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー』。
2019年01月09日ロックバンド・Mr.Childrenは今年10月、アルバム『重力と呼吸』をリリースし、10月6日から『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』と題したツアーを実施している。12月23日の大阪城ホールがアリーナツアー国内最終公演となり、来年2月にはバンド初の海外単独公演となる台湾公演も予定している。(総動員数は約20万人を予定)。ここでは、11月29日に行われた神奈川・横浜アリーナ2日目のライブをレポートする。Mr.Childrenのライブオープニングでは、ビジョンに趣向を凝らした映像が流れることが多い。しかし今回はシンプルなSEが流れる中、サポートメンバーのSUNNYと世武裕子、そして鈴木英哉、中川敬輔、田原健一に続いて桜井和寿が登場し、会場から大きな歓声があがった。1曲目の「SINGLES」のイントロが流れると、会場のボルテージはさらに高まり、それにつられるかのように、桜井も手を上に広げ、「来い来い」という仕草で煽っていった。2曲目の「Monster」の後、早くも「himawari」を披露。荒々しいサウンドと桜井の熱唱に、会場は聴き入っていた。そして「幻聴」のイントロが流れると、桜井は「さあ始まったぞ、横浜アリーナ! ついてきて! Mr.Childrenです!」と叫び、そして「さあ、横浜アリーナ! でっかい声を聴かせて」と桜井が呼びかけると、会場は「オーーオーー!」の大合唱となった。MCでは、桜井は会場の横浜アリーナについて「Mr.Childrenが1番、ライブをしている会場です。なので、ホームグラウンドだと思っています」と明かす。そして「(Mr.Childrenのライブに来たのが)初めての人いる?」と問い、手が挙がると、「そういう人を大事にしていきますよ」と話した。そして「何回も来ている人も初めての人も、僕らと皆さんの出会いを祝してこの曲を送ります」と「HANABI」が演奏された。映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の影響もあり、改めて注目された同曲。今回、ステージの床にもライトや映像が映っており、ビジョンにはステージ真上からの映像が流れるなど、演出面で新たな試みがあった。続いて桜井が「Mr.Childrenの骨格の音です」と評するJen(鈴木英哉)のドラムソロから、「NOT FOUND」を披露。次にSUNNYのピアノから始まる「忘れ得ぬ人」をしっとりと歌い上げると、会場は水を打ったように静かに。これに対して、桜井は「すごいシーンとしている。なにかの事故かと思いました。楽しんでる? 大丈夫? 聴き入ってたということ? ありがとうございます」といじり、さらに観客について「今日は荒々しい、男の声がすごい飛んでる」と漏らし、「その力をキープしておいて」と呼びかけた。そしてサポートメンバーのSUNNYと世武を紹介。世武はMr.Childrenのツアーに今回から参加しており、「新たなすごい才能を見つけてしまいました。"セビー"と呼んでいます」と桜井から紹介された。「花 -Mémento-Mori-」では、Mr.Childrenのメンバー4人が花道の縦に並んで演奏。さらに花道の中央には幕が降り、そこにも映像が映し出される。MCでは、1994年に大ブレイクした後、人気が"下り坂"になることへの恐怖があったことを告白し、その恐怖を払拭するかのように音楽制作に没頭していた中で完成した曲だと明かされた。「addiction」でJenのドラムと世武のピアノの掛け合いによる、2人の"セッション"で盛り上げたのち、田原のギターフレーズが印象的な「Dance Dance Dance」へ。次の「ハル」では一転して、空中にカーテンのようなものがフワフワと揺れ、桜の吹雪が舞う演出で、幻想的な雰囲気を誘う。さらに「and I love you」「しるし」を、しっとりと歌い上げた。「さっきの男、荒くれ者ども出番だぞ!」という桜井の煽りで始まった「海にて、心は裸になりたがる」は新曲ながら、会場の盛り上がり・一体感はかなりなものになった。曲中の「Oh~! Oh~!」では桜井が中川にマイクを向け叫ばせ、その後の「可愛げのないあなたにも」という歌詞を中川を指さしながら歌って笑顔を浮かべるなど、仲の良さがうかがえる場面も。そして、「擬態」「Worlds end」を演奏後、MCで「僕らはまだまだやりたいこと、憧れ、理想がある。まだたどり着いてないけど、今からでも遅くない。1歩ずつたどり着いていきたい」とアルバム『重力と呼吸』制作の想いを語り、「ティーンエイジャーじゃなくても、まだ伸びしろがあると信じています」と、「皮膚呼吸」で締めくくった。アンコールで再びステージに現れたのち、「here comes my love」「風と星とメビウスの輪」と立て続けに披露。アンコールに感謝しつつ、「この季節(秋)が大好きです。公園のベンチに座るような気持ちでこの曲をお届けします」と「秋がくれた切符」を歌った。「僕らの情熱と愛情をこの歌にのせてお届けします。みんなの、みんなへの歌です!」と最後に演奏されたのは「Your Song」。全曲を終えると、メンバーとサポートメンバーはファンに深々と頭を下げた。そして桜井は「どうもありがとね~~! ちょっと早いけど良いお年を~! バイバイ!」とファンに別れを告げ、去っていった。撮影:渡部伸
2018年12月23日ミュージシャンの世武裕子が、29日に都内で行われた『Yahoo!検索大賞2018』プレ・イベントに出席し、ロックバンド・Mr.Childrenに対して感謝の気持ちを述べた。「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、製品を発表・表彰する同大賞。12月5日の開催に先がけて、プレイベントでは「流行語部門賞」と、検索データから現在のトレンドや今後の傾向を分析した「Yahoo!検索トレンドマップ2018」から「ネクストブレイク」が発表された。ミュージシャン篇の「ネクストブレイク」として選出された世武は、「なんで私が選ばれているんだろうと思ったんですけれど」と本音を漏らしつつ、「映画のサントラを8本やったりとか、Mr.Childrenさんの影響力もあったりとか、広島カープ戦で国歌斉唱したりとか、色々やっていたので、おかげさまでありがとうございます」と感謝した。世武は現在開催中の、Mr.Childrenのツアー「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸」にキーボードで参加している。ヤフーの検索トレンドアナリスト・池宮伸次氏は「自身のTwitterをやられていて、Mr.Childrenのツアーに参加される発表をしたタイミングで検索が非常に伸びました。さらに年間通して非常に検索されており、10月のニューアルバム発売の際にも、検索が伸びました」と分析した。また、世武は「普段仕事をやっていく中で、出会う人から影響されるというか、尊敬するところがあります。一緒に仕事していると、立ち振る舞いや哲学など、深いところまで見ることができるので育てられています」と明かし、「ネットとかでは、リスナーの方とコミュニケーションをとれるような場になればと思っていたので、うれしいです」と受賞を喜んだ。「ネクストブレイク」のお笑い芸人篇はジソンシン、アイドル篇はKissBeeが選出され、「流行語部門賞」には「大迫半端ないって」が決定した。
2018年11月29日Mr.Childrenが本日11月17日と明日18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』を開催する。本ツアーは、10月6〜7日の広島公演を皮切りに、全13カ所25公演を行うアリーナツアー。ツアーが始まる直前の10月3日には、前作『REFLECTION』以来、約3年4カ月ぶりとなるニューアルバム『重力と呼吸』を発売した。本作には、『himawari』(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)、『here comes my love』(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、『SINGLES』(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)を含む全10曲を収められた。昨年のドームツアーをはじめ、ここ数年は毎年ツアーを開催するなど、積極的にライブに取り組んでいるMr.Children。楽曲も、鍵盤やストリングス、ホーンなどのアレンジを取り入れながらも、バンドサウンドを生かした作風が特徴的だ。5月には過去にリリースしたシングル全37枚、アルバム全21枚の収録曲全曲が各配信サイトにてダウンロード配信およびサブスクリプション配信され話題になったMr.Children。また『重力と呼吸』と同時に、詩集『Your Song』(文藝春秋刊)も発売された。この詩集には、1992年のデビューアルバム『EVERYTHING』から最新作まで、すべての楽曲の歌詞を収録。2018年、あらためてMr.Childrenのこれまでの楽曲を振り返ることになり、その魅力に注目が集まった。ツアーは、このあと12月に国内公演を終え、2月には、初の海外単独公演となる台湾公演を開催。アルバム収録曲、そして往年の名曲たちが披露されることにも期待だ。公演情報『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』会場:さいたまスーパーアリーナ11月17日(金)開場/16:00開演/17:0011月18日(土)開場/15:00開演/16:00
2018年11月17日今週発表された最新10月29日付オリコン週間アルバムランキング(集計期間10月15日~10月21日)において、Mr.Childrenのオリジナルアルバム『重力と呼吸』が週間2.1万枚を売り上げ、10月15日付、22日付に続き3週連続の1位を獲得した。アルバム同一作品による3週連続1位は、今年度(17年12月25日付よりスタート)のオリコンランキングでは初となる。また、Mr.Childrenとして3週連続1位を獲得するのは、ベストアルバム『Mr.Children 2005-2010』(12年5月10日発売)以来、6年5か月ぶりとなる。『重力と呼吸』には、「here comes my love」(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、「SINGLES」(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)、「himawari」(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)のタイアップ曲3曲に加え、「docomo 25thanniversary キャンペーン CM」で"未発表曲 DEMO"として採用された楽曲の完成型「皮膚呼吸」などが収録されている。
2018年10月23日オーガニックカフェ「Mr.FARMER」木更津にオープン「美と健康は食事から」をテーマに、産地直送の新鮮野菜を使ったヘルシーメニューを提供するオーガニックカフェ「Mr.FARMER」が、2018年10月26日(金)、千葉県・三井アウトレットパーク木更津店にオープンする。2014年に1号店としてオープンした原宿店をはじめ、新宿、六本木など都内に5店舗を構える同カフェ。今回6店舗となる木更津店で、千葉県への初進出となる。こだわり野菜たっぷりのヘルシーメニュー同カフェの料理には、全国に約100軒ある契約農家から仕入れる、自慢の新鮮野菜がたっぷりと使われている。またドリンクや調味料なども極力オーガニックのものを採用。化学調味料は一切使用せず、素材本来の美味しさを活かした、身体が喜ぶメニューを楽しむことができる。一番のおすすめは看板メニューでもある「サラダ」。季節毎に新メニューが登場し、飽きが来ないよう工夫されている。たっぷり野菜でボリュームも満点。手作りドレッシングと合わせてどうぞ。また植物性食材を使用しない”ビーガン”や、小麦を代表するグルテンを含まない”グルテンフリー”にも対応している。ダイエット中の方やアレルギーに悩む方でも、安心して楽しめるのが嬉しい。「Mr.FARMER」のこだわりメニューで、身体の中からキレイを目指してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社クリエイト・レストランツのプレスリリース※「Mr.FARMER」公式サイト
2018年10月20日ロックバンドのMr.Childrenが、10月3日より台湾版Spotifyでも楽曲を配信した。Mr.Childrenはメジャーデビュー日にあたる2018年5月10日、国内で全シングルと全アルバムのダウンロード配信、サブスクリプション配信を開始。各ランキング上位を席巻した。2019年2月に台北で開催するライブに先駆け、日本以外の国や地域では初めてストリーミング配信を台湾で開始。SpotifyからSNSにシェアされた再生数を指標化したバイラルチャートの台湾版では、1位の「HANABI」を筆頭にトップ50内に15曲がランクインした。台湾での人気も追い風となり、代表曲を集めたプレイリスト「This Is Mr.Children」の再生数も増加。月間リスナーは前月比24%増となっている。
2018年10月19日Mr.Childrenが、3日に発売されたアルバム『重力と呼吸』から3本のMVを公開した。公開されたのは、「Your Song」MVフルバージョン、「Your Song(Original Story)」、「SINGLES」MVショートバージョン。今回新たに公開となった「Your Song(Original Story)」MVと新曲「SINGLES」MV(Short ver.)は、映像作家・林響太朗監督による"都会を舞台にした若者達の人間ドラマ"。 「Your Song(Original Story)」MVには、林遣都・村上穂乃佳が出演しており、「SINGLES」MVには、井之脇海・阿部純子が出演している。「Your Song(Original Story)」MVには、Mr.Childrenメンバーも全員出演しており、林と村上はメンバーと共演する形となった。また過去には、02年に発売された「君が好き」のPVに俳優の窪塚洋介が出演している。3日発売の『重力と呼吸』には、「here comes my love」(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、「SINGLES」(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)、「himawari」(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)のタイアップ曲3曲に加え、「docomo 25thanniversary キャンペーン CM」で"未発表曲 DEMO"として起用された楽曲の完成型「皮膚呼吸」などが収録される。
2018年10月03日シンガーソングライターのスガシカオが22日、自身のツイッターで、ロックバンド・Mr.Childrenの新アルバムについての印象を明かした。Mr.Childrenのヴォーカル・桜井和寿と親交が深いスガは、ツイッターで10月3日発売の新アルバム『重力と呼吸』について、「だいぶ前に音源を聴かせてもらった」と明かし、「方向がはっきりしてるアルバムだよ」と印象を語る。そして「今バンドが目指したい、こうなりたいっていう思いが全部の曲に、全部のメロに現れてるアルバム!」と振り返っていた。ファンからは「スガさんの言葉を聞いてますます楽しみになりました」との声の他、「そんなシカオさんのアルバム待ってます」とスガの新アルバムに期待する声も寄せられた。『重力と呼吸』には、「here comes my love」(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、「SINGLES」(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)、「himawari」(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)のタイアップ曲3曲に加え、「docomo 25thanniversary キャンペーン CM」で"未発表曲 DEMO"として起用された楽曲の完成型「皮膚呼吸」などが収録される。
2018年09月26日ロックバンドのMr.Childrenが、10月3日に発売するニューアルバムの詳細を発表した。アルバムタイトルは『重力と呼吸』で、収録曲は10曲。また、ジャケットと新アーティスト写真も合わせて発表された。Mr.Childrenがアルバムをリリースするのは、前作『REFLECTION』以来、3年4カ月ぶり。また、アルバムタイトルに漢字が使用されるのは、『深海』(96年発売)以来だ。『重力と呼吸』には、「here comes my love」(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、「SINGLES」(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)、「himawari」(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)のタイアップ曲3曲に加え、「docomo 25thanniversary キャンペーン CM」で"未発表曲 DEMO"として起用された楽曲の完成型「皮膚呼吸」などが収録される。また、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(16年度下半期)の主題歌に起用された「ヒカリノアトリエ」は今回収録されず。桜井和寿は「思いっきり大口を叩きます。最高のアルバムが出来ました!!」とコメント。さらに「後輩ミュージシャンがこのアルバムを聴いたら、音楽をやめたくなるような、また、もう僕らを目標にするなんて思わないくらい圧倒的な音にしたいと、熱い気持ちでアルバム制作に向かいました」と力強く語っていた。さらに、アルバムタイトル決定により、10月からスタートするアリーナツアーのタイトルも『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』に決定した。『重力と呼吸』01. Your Song02. 海にて、心は裸になりたがる03. SINGLES04. here comes my love05. 箱庭06. addiction07. day by day (愛犬クルの物語)08. 秋がくれた切符09. himawari10. 皮膚呼吸
2018年09月20日次世代MRエンターテインメント施設「ティフォニウム シブヤ(TYFFONIUM SHIBUYA)」が、2018年11月23日(金)にオープンする。「ティフォニウム」は、リアルとバーチャルを融合させた“MR=Mixed Reality(複合現実)”という技術を駆使した、新感覚のエンターテイメント施設。2017年7月から8月にかけて赤坂サカスにて体験イベントが行われた際には、約5,000人が来場するなど好評を博し、同年10月に東京・お台場のダイバーシティ東京 プラザに常設店舗をオープンしている。今回新たにオープンする「ティフォニウム シブヤ」でも同様に体験出来るのは、ゲーム型ではなく、体験を重視するアトラクション型のMRという新ジャンルのエンターテインメント。体験者はMR用のヘッドマウントディスプレイを装着し、ハイクオリティのCGで作られた仮想空間内で、自分と同伴者の実際の姿が見えるという感覚とともに圧倒的な没入感が楽しめる。オープン時点では、廃墟となった洋館コリドールの中を歩いて巡るホラーアトラクション「マジックリアリティ:コリドール(Magic-Reality: Corridor)」と、船に搭乗し、目眩く異世界を旅するVRファンタジーアトラクション「マジックリアリティ:フラクタス(Magic-Reality: FLUCTUS)」の2つのアトラクションが用意されている。【施設情報】「ティフォニウム シブヤ(TYFFONIUM SHIBUYA)」オープン予定日:2018年11月23日(金)所在地:東京都渋谷区宇田川町 27-4 喜山ビル 6〜8階営業時間:10:00〜23:00
2018年09月08日家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える、最高の一家団結アドベンチャー『インクレディブル・ファミリー』が現在日本でも大ヒット公開中。そんな本作から、ブラッド・バード監督がアニメーションの魅力を語るコメントがシネマカフェに到着した。■実写を撮ったからこそ分かる、アニメにしか出来ない演出とは?全米では、『アナと雪の女王』、『トイ・ストーリー3』を抜き去り全米アニメーション作品史上歴代興行収入No.1を記録し、日本でも“インクレディブル”な大ヒットが期待されている本作。監督を務めたブラッド・バードは実はアニメーションだけでなく、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』や『トゥモローランド』など実写作品でもその手腕を見せている。アニメーションと実写作品の経験があるからこそ、“アニメーションにしか出来ないこと”を考えるようになったバード監督は、アニメーションの利点について「実写映画が出来ないことも確かにあって、それは物事の本質を要約してを伝えるということだ。強調するものと捨てるものを選択するという要素があり、それをアニメーションではいつもやる事が出来た。それが本当に実写から僕達アニメーションを分けているものなんだ。“本質を見つけて強化する”ということなんだよ」と力強く語った。また、本作は前作の直後から物語がスタートするという、実写映画ではできない、アニメーションならではの表現も魅力といっていいだろう。■実写の要素をアニメに取り入れると「たくさんのことが失われる」しかし現在は、アニメーションの動きも「モーション・キャプチャー」で現実の役者の動きを取り入れて製作することも出来る。そのような質問に対してバード監督は「演技がとても良い時、アニメーター達にそれらを見直させて、実際に役者の動きを取り入れる時もある。しかし演技をモーション・キャプチャーから直接取って、アニメーションに入れると、たくさんのことが失われる」と語る。アニメーターは実際にそのシーンの演技を自ら行い、その映像を実際に見てアニメーションに命を吹き込む作業をしている。事実モーション・キャプチャーの表現と、アニメーターの表現では、言葉では表せなくても、確かに動きに違いを感じることが出来る。アニメーションには、アニメーションならではのアクションが存在するのだ。「アニメーションというのは素晴らしい芸術なんだ」とバード監督が語る、その魅力が炸裂する様子を是非スクーリンで確かめてみて。『インクレディブル・ファミリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年08月10日ピクサー・アニメーション・スタジオ最新作『インクレディブル・ファミリー』(8月1日公開)は、前作『Mr.インクレディブル』(04)をさらにパワーアップさせた最強の続編となった。Mr.インクレディブルこと、パパのボブ役の声優を続投した三浦友和にインタビューし、ボブと自身のイクメンぶりについて語ってもらった。Mr.インクレディブルたちヒーロー一家は、正義のために戦ってきたが、戦闘で街を破壊してしまったことで、活動を禁止されてしまう。そんななか、ヒーロー復活を懸けた任務を命じられたのは、ボブではなく、建物を壊す心配がない妻のヘレンだった。ボブは仕方なく、ヘレンから子どもたちの世話を頼まれ、イクメンとして大奮闘していく。日本版では、ボブ役の三浦をはじめ、ママ・ヘレン役の黒木瞳、長女ヴァイオレット役の綾瀬はるかも続投した。○演じたボブのイクメンぶり――またMr.インクレディブルことボブ役をオファーされた時の感想から聞かせてください。すごくうれしかったです。もしかして別の人がやるのかな?と思っていたら、同じメンバーで続投できたので。今回は、より“ファミリー”を描く映画となっていましたが、本当に面白かったです。――ピクサーの作品は、どれも前作を上回るようなクオリティの作品になるのは、なぜだと思いますか?取り組み方が素晴らしいと思います。よく「2匹目、3匹目のドジョウを狙う」というけど、「ヒットしたからもう1本作る」とか、「スケールが小さくなっても絶対に客が入るからやっちゃおう」とか、そういう考え方ではなく「前作よりもいいものを作らないとお客さんに申し訳ない」というスタンスで作っているところです。だから続編の方がさらに膨らみ、面白いものになるのではないかと。――今回、ボブ役を演じてみて、彼のイクメンぶりはいかがでしたか?前作ではそういうエピソードが全くなかったのですが、今回はイクメンパートが多くて、その分、ボブの台詞量が多くなっていました。前作のアフレコは確か3日間くらいで終わった気がしたけど、今回のスケジュールは1週間もとってありましたが納得です。最初に、女房(ヘレン)が活躍する話だと聞いていたから、そんなにボブの台詞はないと思っていたけど、ちょっと予想外の分量でした(苦笑)。――活動禁止令が出たあとで、街を救うミッションを任されたのは妻のヘレンでした。その時、内心ショックを受けながらも、妻を明るく送り出すボブが健気でした。まあ、強がりなんだけどね(笑)。「育児なんて簡単だよ」と言いながら、実際にやってみるとこんなに大変なことだったのかと思い知らされる。家事全般含めて、奥さんの大変さが初めてわかるんです。○実生活でもイクメンだった!――三浦さんにも祐太朗さんと貴大さんという息子さんがいらっしゃいます。三浦さんは、お子さんがまだ小さかった頃、イクメンでしたか?実はけっこうやっていました。女房が料理をする時は、横に並んで手伝ったりするし、洗い物もたまにはします。まだ子どもが小さかった30代の頃は仕事があまりなくて、けっこう暇だったので、すごくイクメンでした。――では、ボブより三浦さんの方がイクメンだったのですね。僕は何年もイクメンをやっていました。お風呂に入れたり、オムツ替えはもちろん、離乳食を作ったりもしていました。世間的には何もしないタイプだと思われているかもしれないけど、子育てはけっこう参加したほうです。今回のボブはジャック・ジャックに振り回されるので、昔のことを思い出しながら演じました。――ボブとヘレンは、お互いに助け合う素敵な夫婦だと思いました。ヘレンも外に出ていながら家庭のことやだんなのことを気にしていますよね。ああいう気持ちもすごくよくわかります。子育ては本当に大変なので、僕に限らずみんなそう思うと思いますよ。○2人の息子との親子関係――ティーンエイジャーのヴァイオレットとパパとの関係性も実にリアルでした。三浦さんは、父親と娘の関係性についてどう思われましたか?僕は娘がいないので「娘がいたらこんな感じかな?」と思って、そこはちょっと興味深かったです。でも、実際には娘がお父さんに恋愛相談をすることってあまりないんじゃないかと思いますが。うちは姉がいるけど、姉が親父に何かを相談している姿なんて見たことがなかったし。やっぱり相談するとしたらお母さんにするんじゃないですか。――三浦さんは息子さんから相談ごとをされたりしますか?自分が振り返ってもそうですが、男は親に相談なんてしないですよ。決定した時は言うけど、それまでは口にしないし、全部事後報告です。自分の時もそうだったから、親は大変だったんじゃないかなと。今、親になってそのことを思い知らされています。――三浦さんも事後報告派だったということですね?はい。だから今思えば、親に対して悪いことをしたなと思っています。自分が芸能界に入る時も、最初に「テレビでのデビューが決まったよ」とだけ言いに行きましたし、結婚する時も、本当にギリギリまで言わなかったんです。僕は18歳で家を出て、何年も家に帰らなかった時期もあったから、男はだいたいそういうものだなと思っています。もちろん、いろいろなタイプの子がいるとは思いますが、うちの子もそういう感じなので、まあいいのかなと。――そんなふうにおおらかに構えてらっしゃったから、息子さんたちはそれぞれの道を力強く歩むことができたんじゃないですか?いや、おおらかというよりは「そういうもんだよな」という諦めに近いです(苦笑)。次男坊(三浦貴大)なんて、最近全然会ってないけど、まあいいかと。○子供の才能とDNA――今回、ボブが一番手こずっていたのが、末っ子ジャック・ジャックの子守です。ボブはだんだん疲弊していきますが、そのへんも共感できましたか?うちは、あんなすごい力を持った子どもじゃなかったですが、気持ちはよくわかりました。でも、子どもは大人が忘れているようなパワーを間違いなく持っていると思います。僕も親として、子どもの能力を伸ばせられればいいなと思いながら子育てをしてきました。――三浦さんの息子さんたちはすでにひとり立ちされて、それぞれの才能を発揮されていますね。息子たちは、歌い手と俳優になったけど、僕は親として反対することはもちろんできなかったし、する必要もないと思っていました。彼らが本当に向いてないと思ったら、前もって言ったかもしれないですけど。例えば、ものすごく足が遅いのに「オリンピックに出たい」と言われたら「それは無理だな」と思うじゃないですか。でも、そうじゃなかったら、好きな道へ進んでいいんじゃないかと。――三浦さんも若き頃、音楽の道を志していらしたし、今は俳優として活躍されています。息子さんたちも素晴らしいDNAを引き継がれているのではないかと。自分がいいとか悪いとかではなくて、DNAというものはきっと関係すると思います。のちのちどうなるかはわからないけど、向き不向きはきっとあるのではないかと。それは、世襲制度の歌舞伎役者さんたち一家を見ていても思いますが、やっぱり見ていてDNAが濃いなあと思います。○幸せな家庭を作り上げる秘訣――ボブたち一家も三浦さんたち一家も、とてもいいファミリーだと思います。幸せな家庭を作り上げる秘訣は、どんなところでしょうか?秘訣というのは特にはないのですが、簡単に言えば「人と比べないこと」かなと思っています。他の家族や夫婦と自分のところを比べて、良いことを学ぶのならいいけど、劣等感やひがみ、そねみ、嫉妬などが出ると、ろくなことにならない。自分たちは自分たちでしかないよねと、思うことが大切なのかなと。もちろん、なかなかそうはいかなくて、今はいろんな情報が入ってくるし、隣の芝生は真っ青に見えるけど、そういうことは気にしない。「自分は自分」と思うことが一番いいのかなと思っています。■プロフィール三浦友和(みうら・ともかず)1952年1月28日生まれ、山梨県甲州市出身の俳優。70年代に二枚目俳優として活躍し、後に妻となる山口百恵と共演した主演映画やドラマを次々とヒットさせる。主な出演映画に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『沈まぬ太陽』(09) 『アウトレイジ』(10)、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11)、『葛城事件』(16)など■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年08月08日全米歴代アニメーションでNo.1の興行収入という大偉業を成し遂げた、ディズニー/ピクサー第20作『インクレディブル・ファミリー』が日本でも公開に! 14年ぶりの続編となる本作では、愛すべきヒーロー家族の新たな試練の物語が幕を開けるが、そのメガホンを握った監督が、前作の『Mr.インクレディブル』同様ブラッド・バード監督だ。ファン待望の一家団結アドベンチャーが、これだけのメガヒット街道を爆走し続ける理由の分析をお願いするとともに、カリフォルニアのディズニーランドとの積極的なコラボレーションの事情、愛すべきエドナ・モードへの思いなどを聞いた。――本作は記録的な大ヒットをしていますが、ある程度予想はされていたとはいえ、何が一番観客に響いたと分析しますか?家族のひとりだけではなく、そのそれぞれに、いろいろなカタチで共感してもらえていることが大きいだろうね。つまり、それぞれの人生では、さまざまな役割を果たしていくと思うけれど――たとえば子どもがいて、兄弟がいて、親がいて、またその関係など、家族の形態はさまざまだ。いろいろなカタチがあるために共感できる、という意味で響いていると思う。それと意外かもしれないが、時間が経っていることがプラスに作用しているとも思う。続編を作るには、意外かもしれないけれどね。――どうしてですか?今の時代は、すぐ満足感を得たい時代だよね。でも、逆に待ったことで“よりおいしい”ということがあったのではないかな。――ところで、2017年夏の「D23 Expo」でジャック・ジャックが無数にパワーを持っていることが明かされて以来、そのシーンが話題でしたが、あれは赤ちゃんだから、なのですか?そうだね。赤ちゃんって、そういうものだろう(笑)?――つまり、大人になったらパワーが減る?かもね(笑)。赤ん坊は実際、複数の言語を学べる能力があるそうだが、歳を重ねるにつれそれを失っていくそうだ。面白いよね。ひとつの言語を優先してしまうと、せっかく学べるほかの言語を忘れてしまうわけだ。――また、あるキャラクターのセリフで「時代にあわせなきゃ」みたいなフレーズがありましたが、どういう思いを込めましたか?夢を持っている者は、現状維持をしようとする人たちのせいで、それが叶わないこともある。僕たちにとって今よりもいい世界が、その角を曲がれば、ちょっとしたことをすればたどり着けるはずが、そこに行くまでが大変だと感じている。ちょっとだけ変化を起こせば世の中がよくなるのにということが見えているけれども、そこに行くまでが大変だと。そういうじれったい感情が表現されているセリフだと思う。――話は変わりますが、最近では宣伝のノウハウも変わりましたよね。カリフォルニアのディズニーランドには本作がモチーフのジェットコースターが出来て、監督が演じるエドナ・モードが初めてパークに登場するなど、連動プロモーションも奏功している気がします。善かれ悪しかれかな。『アイアン・ジャイアント』(99)など、ほぼ宣伝してくれなかったけれどねえ(笑)。良質なマーケティングはもちろんするべきだとは思うよ。『レミーのおいしいレストラン』(07)の時などはアイデアが尽きたのか、良質な作品ということで、僕は反対したけれど最初の12分間をオンラインで公開したことがあったね。今回はパークとの連動ということでジェットコースターに乗った人が、わくわくしてくれたら僕はうれしい。実はシナジーという言葉が好きではないけれど、最初にそのコンセプトを見出した人は、何を隠そうウォルトその人だからね。パークでの商品との連動などというものも、発明した人は彼だ。後の時代のそれは、皆彼の模倣だからね。――その意味では、カリフォルニアのディズニーランドにおけるピクサーの世界観を再現したエリア、「ピクサー・ピア」の新登場(6月23日)は成功なのでは?そこには自ずと限界があり、すべての世界観をマッシュアップしてはいけないとは思う。たとえばマーベルと『インクレディブル・ファミリー』のコラボが見たいという人がいるけれども、僕はそれはとんでもないアイデアだと思うし、ディズニーランドのピクサーのエリアにはピクサーのキャラクターだけがいてほしいと思う。でも、お偉方の中には「いいアイデアが浮かんだぞ! ルークとアイアンマン、ウッディとバズをダンスパーティーに一緒に出したらどうかな?」などという人もいて、僕は絶対反対だね(笑)。感謝祭には七面鳥のディナーが出て来るけれど、ああいうものを全部ひとつにして混ぜてグレーになったような状態だよ。それを食べる人もいるだろうけれど、僕はそういうものを美味しいとは思わないのでね(笑)。――監督とエドナ・モードの2ショットくらいはいいですよね?(笑)だって家族だからね。ピュアだ。そのアイデアはいけてると思う(笑)。■プロフィールブラッド・バード監督1957年生まれ。アメリカ、モンタナ州出身。14歳でウォルト・ディズニー・スタジオに注目され、“アニメ界の神童”と称される。入社後、『きつねと猟犬』(81)にアニメーターとして参加した後、退社。さまざまな作品を手掛けた後、1999年、『アイアン・ジャイアント』で監督デビュー。旧友ジョン・ラセターの誘いで『Mr.インクレディブル』(04)の監督と脚本を手がけ、2007年には 『レミーのおいしいレストラン』を監督。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)、 『トゥモローランド』(15)などの実写作品の監督も。前作に続いて『インクレディブル・ファミリー』 でも、エドナ・モードの声を演じている。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年08月06日シリーズ最新作『インクレディブル・ファミリー』の公開を記念して、8月4日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」ではシリーズ第1作となる『Mr.インクレディブル』を本編ノーカットで放送する。数々のCGアニメ作品を世界的にヒットさせてきたディズニー/ピクサーが『トイ・ストーリー』『バグズ・ライフ』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』に続いて世に送り出したキャラクターであるMr.インクレディブルと妻、そして子どもたち。Mr.インクレディブルことボブ・パーと妻のヘレンは、かつては世の中の平和を乱す悪と闘い人々を危機から救い出す大活躍をしていたものの、15年前のスーパー・ヒーロー制度廃止を機に一般市民として暮らすことを余儀なくされて、ヴァイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックの3人の子どもたちと共に“普通”の家族生活を送ろうと努力する日々を送っていた。しかし、再び世界を救うことを夢見続けるボブのもとに謎の手紙が届いたことから、ボブとその家族が想像を絶する冒険に巻き込まれていく…。監督は最新作『インクレディブル・ファミリー』のほか、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』や『トゥモローランド』などを手がけたブラッド・バード。製作総指揮を『アナと雪の女王』や『ベイマックス』『ズートピア』など数々のディズニー/ピクサー作品で知られるジョン・ラセターが務める。日本語吹き替えの声優には、Mr.インクレディブル役に三浦友和、インクレディブル夫人に黒木瞳、そのほか宮迫博之、綾瀬はるか、小倉智昭、高田延彦ら個性的なキャストが集った。本作に続くシリーズ最新作『インクレディブル・ファミリー』は現在大ヒット全国公開中。ディズニー/ピクサー長編アニメーション第20作目という記念すべき作品でもある同作は、全米で公開されると『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』『ファイディング・ドリー』を超え、アニメーション史上全米興収歴代No.1を記録。日本でも大人気となっている。『Mr.インクレディブル』は8月4日(土)21時~フジテレビ系「土曜プレミアム」で本編ノーカット放送。(笠緒)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.Mr.インクレディブル 2004年12月4日より全国にて公開©Disney/Pixar
2018年08月04日ロックバンド・Mr.Childrenが、10月3日に新アルバムをリリースし、さらに初の海外単独公演を含むアリーナツアーを開催することが明らかになった。Mr.Childrenがオリジナルアルバムをリリースするのは、15年6月発売の『REFLECTION』以来。アルバムタイトルや収録曲はまだ発表されていない。アリーナツアー「Mr.Children Tour 2018-19」は、10月6日から全13カ所25公演を予定。19年2月2日には台湾・台北アリーナで初の海外単独公演を行う。また、アルバム発売日と同じ10月3日には、デビューアルバム『EVERYTHING』から最新アルバムの収録曲まで、26年間の全曲の歌詞を収録した詩集『Your Song』も発売される。■Mr.Children Tour 2018-192018 年 10 月 6 日(土)・7 日(日) 広島グリーンアリーナ2018 年 10 月 13 日(土)・14 日(日) セキスイハイムスーパーアリーナ2018 年 10 月 20 日(土)・21 日(日) 和歌山ビッグホエール2018 年 10 月 27 日(土)・28 日(日) 函館アリーナ2018 年 11 月 3 日(土・祝)・4 日(日) 北海道立総合体育センター 北海きたえーる2018 年 11 月 10 日(土)・11 日(日) サンドーム福井2018 年 11 月 17 日(土)・18 日(日) さいたまスーパーアリーナ2018 年 11 月 23 日(金・祝)・24 日(土) 別府ビーコンプラザ2018 年 11 月 28 日(水)・29 日(木) 横浜アリーナ2018 年 12 月 5 日(水)・6 日(木) 日本ガイシホール2018 年 12 月 15 日(土)・16 日(日) マリンメッセ福岡2018 年 12 月 22 日(土)・23 日(日) 大阪城ホール2019 年 2 月 2 日(土) 台北アリーナ
2018年08月02日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない! 今回、ご紹介するのは、ディズニー/ピクサー最新作『インクレディブル・ファミリー』。全米では『アナと雪の女王』と『トイ・ストーリー3』を越えて、歴代アニメーションNo.1の興行収入記録を更新しました。本作の日本版で、スーパーパワーを持ったヒーロー家族の父親・ボブの声優を務めた三浦友和さん。日本を代表する名優・三浦さんの素顔に迫ります。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 7幅広い役柄を巧みに演じ分ける実力派俳優・三浦友和ディズニー/ピクサー作品として初めて人間社会を舞台にし、アカデミー賞2部門に輝いた『Mr.インクレディブル』。その最新作『インクレディブル・ファミリー』では、スーパーパワーを持ったヒーロー家族の母親・ヘレンがイラスティガールとしてヒーロー活動をすることに。外で大活躍中のヘレンの代わりに家事・育児を任された父親・ボブは、イクメンになろうと大奮闘! 家族がそれぞれのスーパーパワーを活かし、“一家団結” で新たな敵に打ち勝つ姿を描いています。ーー前作が公開されたのは2004年です。今回、声優続投のオファーがあったとき、どう思いましたか?三浦さん もう声が掛からないと思っていたので、嬉しかったです。ーー前作『Mr.インクレディブル』は、ご家族でご覧になりましたか?三浦さん 観ました。自分がやっているように感じないところが楽しかったです。普段、いろいろな役をやっていますが、どんなに役を作っているつもりでも結局は自分のほうに役を持って来るんです。この映画ではボブという全くの別人にならなければならない。もともと声を入れている方がいて、その人に近づけて成りきる必要がある。できあがったものを観たとき、不思議なことに自分の声だと思えなかったんです。そのおかげで、映画を客観的に観ることができ、すぐにストーリーに入っていけました。ーー最新作の『インクレディブル・ファミリー』をご覧になった感想は?三浦さん 何か月後、何年後ではなく、前作からつながっていることに驚きました。ーーボブが家事と育児に悪戦苦闘するシーンをどう思いましたか?三浦さん 今、イクメンという言葉がありますが、30年近く前に僕はそれをやっていたので、昔はこういうことがあったなと懐かしい気分になりました。ボブのようなスーパーパワーはありませんが、自分の子どもたちがかわいくて世話が焼ける頃を思い出しながら、アフレコをしていました。ーーボブを演じる三浦さんご自身もイクメンをされていたのですね!三浦さん お風呂に入れたり、おむつを替えたり、寝かしつけをしたりしていました。僕はそういうことが苦にならず、自分からやりたいタイプだったんです。ーー寝かしつけはどのような方法で?三浦さん 子どもをひたすら抱いていました。抱くのを止めると、目が覚めてしまうので。特に長男はものすごく敏感でした。イクメンしているとはいえ、母親が9割以上の子育てをしているわけで。母親は睡眠時間が少なくなりがちですから、自分ができる範囲で寝かしつけをやって、「たまには早く寝て」と言っていました。そんなに珍しいことではないと思っています。ーー日本版完成披露舞台挨拶イベントの際、「欲しいスーパーパワー」として、“瞬間移動のパワーが欲しい” とおっしゃっていました。その理由は?三浦さん 瞬間移動のパワーがあれば、どんなことがあっても遅刻せず、ギリギリまで寝ていられる。夢のようなパワーだと思います。ーー『インクレディブル・ファミリー』の見どころを教えてください。三浦さん この映画はスーパーパワーを持っている家族の物語ですが、どこの家族や子どもたちにもパワーがあり、団結する力がある。その両方のパワーを楽しんでもらいたいですね。ーー三浦さんのご家族もインクレディブルなご活躍をされています。僕の家族に限らず、どこの家族でも何かあったときに、団結してパワーを発揮するものだと思います。年齢を問わず、誰でも楽しめる作品ですから、ぜひ多くの方に観ていただきたいですね。インタビューのこぼれ話猛暑にも関わらず、涼しげな佇まいが印象的だった三浦さん。夏バテ対策はしていないと語るいっぽう、「エアコンの設定温度を間違えて、暑くて眠れなかった」と明かすお茶目なところも! スタッフ一同、包容力たっぷりな三浦さんに癒された取材でした。Information映画『インクレディブル・ファミリー』8月1日より日本公開日本語版吹き替え声優/三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、髙田延彦ほか監督/ブラッド・バード配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月31日世界中の観客を魅了した『Mr.インクレディブル』の待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』 がいよいよ公開される。この度、ボブたち家族が暮らすことになる大邸宅の映像が解禁された。■本作の重要なコンセプトはミッドセンチュリー本作の世界観のコンセプトは、ミッドセンチュリー(20世紀半ば)。キャラクターと同じくらい重要な役割を果たしているその時代を反映させた世界観は、ボブたち家族が暮らすことになる、郊外に建つ家にも反映されている。その豪邸は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の建築を参考にしたほか、かつてハリウッド・スターたちが豪邸を建て、いまなおモダンな雰囲気が漂う砂漠リゾートの街、カリフォルニア・パームスプリングスの家々や、『北北西に進路を取れ』のジェームズ・メイソンの家にも影響を受けている。オシャレな椅子からフロアランプ、天井や床に至るまで一から作り上げられているが、ジャック・ジャックがちょこんと座ったりする床は、異なる素材に伴う反射の違いまでが計算され、自然に見えるように、そこに汚れも加えるという徹底したリアルを追及している。■キャラクターの背景まで語る衣装作りミッドセンチュリーが意識されている点は、エキストラを含むキャラクターたちの衣裳デザインのアイデアにも。ちょっぴり反抗的なヴァイオレットは60年代のファッション、元気なダッシュはいつもTシャツとジーンズという服装のほか、ジャック・ジャックはほとんど“おむつ”姿だが、それは服を着せる余裕がないほどボブが疲れ切っているという背景があるから。その証拠に、ジャック・ジャックが服を着ているシーンには必ずヘレンが自宅にいるという細かい設定も。■豪邸の様子が丸分かり!公開直前にスペシャルな映像が解禁!そして、ここまで紹介した内容がよりよく分かる、ボブたち家族が暮らすことになる大邸宅の映像が解禁となった。映像ではあまりの部屋の広さに困惑するヘレンや、庭にある森やプールに大興奮するダッシュの姿が映し出されている。興奮冷めやらないダッシュが家の壁に設置されたリモコンを押すと天井から水のカーテンが現れ、暖炉に火がついたり、ソファやテレビが現れたりと、まさに夢のような大邸宅である。しかし、色々なボタンを押し続けた結果、ソファが水に浸水し大パニックに陥る様子もあり、本作のユニークさも伺える映像だ。『インクレディブル・ファミリー』は8月1日(水)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月31日世界中の観客を魅了した『Mr.インクレディブル』待望の最新作『インクレディブル・ファミリー』が、いよいよ8月1日(水)より日本公開となる。 この度、前作のラストにも登場した、いまだ謎の多い赤ちゃん、ジャック・ジャックの誕生に迫る情報をシネマカフェが独占入手した。ピクサー・アニメーション・スタジオが贈る、長編アニメーション作品20作目となる本作は、どこにでもいる普通の家族…ではなくパパもママも3人の子どもたちも、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族。超人的なパワーをもつパパ:ボブ、伸縮自在なゴム人間のママ:ヘレン、超高速移動できる長男ダッシュと、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット。さらに、スーパーパワーに目覚めたばかりの赤ちゃん、ジャック・ジャックだが、その潜在能力は未知数だ。本作では家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える“一家団結アドベンチャー”が描かれる。本作から本格的にスーパーパワーを覚醒させ、多彩な能力と愛らしさで観客を魅了しているジャック・ジャック。その誕生には監督であるブラッド・バード自身が大きく関わっているという。実は監督の息子であるニック・バードが赤ちゃんだったころの呼び名がジャック・ジャックであり、ちょうどその時期が『Mr.インクレディブル』のアイディアを抱いた時期と重なっていたのだ。さらにジャック・ジャックと呼ばれたニック・バードは、いまでは本作のアート部門でブラック・バードと共に仕事をしている。また、ジャック・ジャックが鬼に変身した際の声もニックのもの。本作で使われた声は前作時に録音していた声を使用している。プロデューサーのジョン・ウォーカーは「僕はジャック・ジャックのシーンが全部好き。あのクレイジーな赤ちゃんにみんなが振り回されている様子が好きなんだ。あれはまさに、僕の娘と義理の息子のいまの状況のメタファーだ」と語るほど、本作にはバード監督を始めとしたスタッフのパーソナルな経験がいかんなく反映されているのだ。その中でも監督は、彼や彼の家族の物語そのものを盛り込んだと言っても過言ではないほど、作品に人生を投影している。ジャック・ジャックがファミリーの誰よりも圧倒的に多くの能力を持つ理由も、無限の可能性に溢れた“赤ちゃん”という存在を象徴したい監督の考えによるもの。監督は彼の能力について「アイディアの出どころは、赤ちゃんはどういうものかということ。何のパワーも持たないかもしれないし、ただうるさくて不快なのかもしれないし、将来がんを治療できることになるのかもしれない。わからないんだよ」と語っており、多種多様な能力は、そんな赤ちゃんを体現するために必然だったといえる。監督自身の家族の関係性が盛り込まれることによって、よりリアルで共感を生むストーリーができ上がった本作。スーパーパワーも無限大(?)のジャック・ジャックの活躍にも注目していて。『インクレディブル・ファミリー』は8月1日(水)より全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月22日『Mr.インクレディブル』の最新作で、ディズニー/ピクサー長編アニメーション第20作目となる『インクレディブル・ファミリー』が、この夏、日本でも公開。この度、本作と同時上映される“肉まん”を主人公にした短編アニメーション『Bao』の映像が公開された。スーパーパワーを持ったヒーロー家族の物語を描く『インクレディブル・ファミリー』と同時上映される『Bao』は、ディズニー/ピクサー作品では初となる“食べ物”を主人公にした作品。ホカホカのせいろの中で生まれた肉まんの赤ちゃんと、人間の優しいお母さんとの心温まる物語が描かれている。本作は、中国生まれ、カナダ・トロント育ちのドミー・シーが、自身の母親との関係を基に手掛けたアニメーション作品。ディズニー/ピクサー作品初の女性監督であり、初のアジア人監督が誕生した記念すべき作品でもある。元々、ディズニー/ピクサー作品としてではなく、シー監督自らの創作活動としてスタートした本作。シー監督は「私は食べ物にまつわる昔話も好きです。例えばキュートでちょっと奇妙なジンジャーブレッドマン(ヒト型のクッキーまたはビスケット)。その中国版をやってみたいと思ったのです。そもそも、中国の文化では、家族と食べ物はいつも一体で、中国人は必ず『お食事はされましたか?』と聞くのです。そこで私が大好きなもの、つまり食べ物と、私が個人的に経験したことを盛りこんだものにしようと決めました」と製作経緯を語っている。彼女が個人的に盛り込んだ経験というのは、彼女と母親との関係。父親が仕事で家を離れがちだったため母親と一緒にいる時間が多く、人生においてお互いがとても大きな存在だったという。到着した特別映像を見ると、女性が赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる蒸しせいろを恐る恐る覗き込むと…小さな肉まんに手が生え、そして足が生えてきて…と、何とも不思議な映像に仕上がっている。笑う肉まんの赤ちゃんを、女性が愛おしそうに抱き寄せるのも印象的だ。『インクレディブル・ファミリー』同様、本作も“家族の絆”を描いた感動の物語が描かれる。すでに本作を鑑賞した人たちから、「泣ける」と絶賛の声が上がっているのは、家族について描いているから。子どもを持つ親はもちろん、子どもを持たない人たちも、母親から大事に育てられ、自分が注がれてきた愛情を改めて感じることができる作品になっている。『インクレディブル・ファミリー』同時上映『Bao』は8月1日(水)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月20日ディズニー/ピクサー長編アニメーション第20作目という記念すべき作品『インクレディブル・ファミリー』。8月1日(水)の日本公開より一足早い6月15日(金)に全米で公開された本作が、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』『ファイディング・ドリー』を超えて、アニメーション史上全米興収歴代No.1を記録したことが分かった。6月15日(金)から17日(日)の3日間、全米4,410劇場で公開された本作は、約201億9614万円と大ヒットスタートを切り、世界的大ヒットとなった『ファインディング・ドリー』の成績を上回る全米歴代アニメーション作品No.1の週末オープニング記録を樹立。また全米累計興収は、公開からわずか24日間で556億8886万円を突破(7月8日時点)し、『アナと雪の女王』(443億159万円)や『トイ・ストーリー3』(458億7879円)を抜き、アニメーション歴代1位の興行収入を誇っていた『ファインディング・ドリー』(537億5997万円)を抜き、早くも20億円も上回る記録を達成。全米ではアニメーション作品歴代1位として初の5億ドル超えも果たした。また作品への評価も高く、「観る者を楽しませてくれ、心からゾクゾクさせてくれる」(ヴァニティ・フェア誌)、「純粋に実際的な視点から言えば、この映画はおそらく史上最高のアニメーション・アクション映画ではないだろうか」(米フォーブス誌)、「この夏必見の映画!」(ヒューストン誌)などと大絶賛。観れば誰もがスカッとした気分になる爽快アクションが満載な上に、子育ての難しさをユーモアも交えながら丁寧に描いた本作は、子どもだけでなく大人も楽しめる作品になっており、それが大ヒットの要因になっているようだ。本作の日本公開は8月だが、全米公開に合わせて日本最速試写会が行われ、「最高だった!」「目が離せなかった!」と絶賛の声のほか、「とりあえずジャック・ジャックーーーーーって叫びたくなる!! もうジャック・ジャック大好き!」「本当かわいい…大好きなジャックジャック大活躍で嬉しい」と、能力未知数の赤ちゃん、ジャック・ジャックの活躍に魅了される人々も。この夏は、ジャック・ジャック旋風が吹き荒れる予感?『インクレディブル・ファミリー』は8月1日(水)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月10日ジャンスポーツ(JanSport)から、ディズニー/ピクサー最新映画『インクレディブル・ファミリー』の公開を記念して『インクレディブル・ファミリー』バックパックコレクション「Incredibles2 | JanSport」が、2018年7月20日(金)より発売される。『インクレディブル・ファミリー』バックパックコレクションには、映画に登場するキャラクターたちを起用。個性的な特殊能力を持つあの“スーパーファミリー”が、鮮やかなパレットを使ってミッドセンチュリーモダンなタッチで描かれる。一家の大黒柱であるMr. インクレディブルことボブのパワーパンチはマルチプリントで再現。また、Mr.インクレディブルの古くからの友人で、家族ぐるみの付き合いをしているフロゾン。彼の能力フローズンストリームは、バックパネルやフロントポケット内部にまで描かれ、ユーモアあふれるデザインに仕上げた。ラインナップは全12モデル。「スーパーブレイク」「ハイステークス」のバックパックに加え、機能性に富んだ「ハチェット」、キッズも使いやすいミニリュック「ハーフパイント」、ウエストポーチ・ヒップバッグとして使える「フィフスアベニュー」がラインナップする。また、発売を記念して7月20日(金)から8月19日(日)まで、東京・渋谷ロフトで期間限定ショップをオープン。『インクレディブル・ファミリー』バックパックコレクションを一堂に展示販売する貴重な機会となる。【詳細】ジャンスポーツ『インクレディブル・ファミリー』バックパックコレクション「Incredibles2 | JanSport」発売日:2018年7月20日(金)<数量限定発売>※7月5日(木)より公式ページ内に特設ページオープン※7月18日(水)より予約開始取り扱い店舗:ジャンスポーツ全国の取り扱い店舗、公式オンラインショップ<アイテム例>・インクレディブル ハチェット 12,000円+税・インクレディブル ハイステークス 8,000円+税・インクレディブル スーパーブレイク 7,000円+税・インクレディブル ハーフパイント4,000円+税・インクレディブル フィフスアベニュー 3,200円+税■渋谷ロフト期間限定ショップ期間:7月20日(金)~8月19日(日)会場:渋谷ロフト5F住所:東京都渋谷区宇田川町21-1
2018年07月07日