温活を担う要素として欠かせない、日々のファッション。お出かけ時はもちろんのこと、おうち時間も抜かりなくしっかりあたためたい。でも、可愛さも諦めたくない!そんな欲張りが叶う“温活”ファッションとして、おしゃれも機能性も抜群の着こなし術をご紹介。今季は“暖冬”といわれている中、どのように備えるのが正解なのでしょうか。スタイリスト・番場直美さんに教えていただきました。気軽に羽織れてあたたかいキルティング&ボアが本命。冬のファッションでまず悩みの種となるのが“アウター問題”。暖冬予報の今季は分厚いコートや機能性重視の本格ダウンというよりも、もっと気軽な素材のアウターに注目が集中。「本命は、ソフトな着心地のキルティングやボア素材。特にキルティングコートは柄が特徴的なものや、面白いデザインのアイテムが多く登場しています。カジュアルにも上品にも着こなせるのでおすすめです」(スタイリスト・番場直美さん)装いをぱっと華やかに演出するソフトピンクが魅力的。リサイクルポリエステルを使用したキルティング素材で軽やかに羽織れるうえ、襟までボタンを留めれば首まわりもしっかり防寒できる。アウターと同素材のストールもあり。キルティングコート¥47,300(ジャッキー)ブーツ¥20,900(モリーニ)共にジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL:03・3401・5001ニットボレロ¥23,100(マチュアリー/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)イヤリング¥4,290(ビームス ボーイ/ビームス ボーイ 原宿 TEL:03・5770・5550)レーストップス¥24,200(エストネーション TEL:0120・503・971)レイヤードスカート¥18,920(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660)異なる素材をミックスした透け感レイヤードが気分。厚いニットを着込んで出かけたら、室内で汗だく状態に…なんて経験がある人もいるのでは?「実は、厚手のニットを1枚着るよりも、薄いニットを何枚も重ねたほうが、あたたかいし調整しやすいんです。今季は薄手ニットをはじめ、シアーアイテムがとにかく豊富なので、インナーをあえて透けさせてレイヤードしたり、異なる質感のアイテムをミックスさせても今っぽいスタイルに。薄手なので着膨れも気になりません」(番場さん)4アイテムを重ねても、こんなに軽やか。一番上のカーディガンは、トゲのある立体的な編み地がユニーク。カーディガン¥35,200ワンピース¥46,200(共にオープンセサミクラブ TEL:03・6822・2147)シアーニット¥30,800(グリードインターナショナル/グリードインターナショナル トウキョウストア TEL:03・6721・1310)ハイネックニット¥35,200(ベイジ,/オンワード樫山 お客様相談室 TEL:03・5476・5811)右耳のイヤカフ¥41,800(コールムーン)リング¥51,700(アサミフジカワ) 共にショールーム セッション TEL:03・5464・9975ソックス¥3,080(ホイサム TEL:070・3791・3529)シューズ¥18,700(ル・ベルニ/キャセリーニ TEL:03・3475・0225)シーズンムードをUPする冬小物でパーツ温活。例年に比べて寒さの穏やかな今冬こそ、手袋やマフラーなどの小物が大活躍。「たとえば秋に着ていた服のままでも、小物を足せばある程度寒さをしのぐことができます。特に首まわりと手足の防寒はマスト。帽子は耳までしっかりガードできるタイプのものがおすすめです。シンプルな装いに小物で色をプラスして遊んでも、もこもこの見た目でボリューム感を出してもアクセントに」(番場さん)きれいめのジャケットスタイルを小物でカラフルにデコレート。サックスブルーが美しいストール&ベストは、やわらかなウールファーが贅沢な着心地。ルーズシルエットのブーツは、全面ボア素材でつま先まで冷え知らず。ストール付きベスト¥198,000(エストネーション)帽子¥25,300(フミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240)フィンガーレスグローブ 参考価格¥23,100(アルポ/アマン TEL:03・6805・0527)ブーツ¥23,100(イエロ TEL:03・6804・8415)ジャケット¥90,200パンツ¥50,600(共にカレンテージ/メルローズ TEL:03・6682・0054)レーストップス¥13,200(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)デザイン性、あたたかさ、着心地の3要素は必須!ちょっとした外出にも着ていける“ワンマイルウェア”。ルームウェアとしての役割もあるため、気分の上がるデザインなのはもちろん、ストレスフリーな着心地であるのが理想的。「締め付けがない、あたたかいけど重くない、チクチクしない、というのは大事ですね。リラックス感のあるデザインでも、質のいい素材を選ぶと“部屋着っぽさ”をなくすことができます。足元の防寒も忘れずに!」(番場さん)カシミアをブレンドしたフォックスのレザーヤーンを使用したニットは、包み込まれるようなあたたかさと、素肌の上にも着られる極上のやわらかさが特徴。プルオーバーは左側のデコルテから肩が大胆に覗くワンショルダーデザインで、縫い付けられたハンドクラフトのポンポンも愛らしい。サロペットは前後を逆転させても着用できる2WAY仕様。プルオーバー¥38,500サロペット¥42,900(共にナイスナイス モーメント/ショールームリンクス)ラメニット¥46,200(カレンテージ/メルローズ)リング¥14,300(リフレクション/ザ・PRinfo@theinc-pr.com)ソックス付きシューズ¥22,000(イエロ)番場直美さんスタイリスト・白男川清美氏に師事したのち、2005年に独立。本誌の「Antenna」ページをはじめ、様々な雑誌や広告などで活躍。また、俳優やアーティストなど著名人のスタイリングも数多く手がける。※『anan』2023年12月6日号より。写真・Sakai De Junスタイリスト・番場直美ヘア&メイク・茂木美鈴モデル・Ando Hiromi(mille management)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2023年12月02日舞台はオフィス、演者はスーツ姿のサラリーマン2人。YouTubeチャンネル「けーさんとたろー」には、日常のささやかな、いや時に行きすぎたイタズラ動画が満載だ。上司と部下の関係を、こんなにも楽しいものにする秘訣とは?二人の長所を組み合わせ、最適解を一緒に考える。上司のネクタイを冷凍したり、部下のマスクを臭くしたりと、お互い全力でドッキリに励むけーさんとたろー。その仲良しの謎を探りに、収録現場のオフィスへ。――お二人が知り合ったのは?けーさん:地元が一緒で同い年で、大学時代に下町ネットワークで繋がったんです。大勢で飲むと大体いる。遊ぶことはなかったけど。たろー:いわゆる“成人式にいる人”(笑)。けーさんは成人式、二日酔いで来なかったですけど。けーさん:人生イチの後悔。僕は新卒でYouTuberやインフルエンサーのプロダクションに。たろー:僕は防犯カメラの営業してました。「防犯カメラから最も遠い男」と呼ばれて(笑)。けーさん:そのあと二人で同じ会社に転職して同期になって。さらに僕が今の会社に移り、1年後にたろーが入社して、上司と部下に。たろー:そこで敬語になりました。――友達から上司になると、態度を変えるのも難しかったのでは?たろー:でも、僕らの仕事は人材派遣なので、アルバイトさんが事務所に来ることがあるんです。そこで部下が上司にタメ口で話してたら「友達同士で働いてるの?」って不審がられるじゃないですか。そこはしっかりしようと思って。――なぜYouTubeを?けーさん:拘束時間が長くて、合間にいたずらのやり合いしてたんで、動画にしてみようかって。たろー:もともと二人とも地元の友達と「へそ納豆」ってグループでYouTubeチャンネルをやってたんです。今とは方向性が違って過激でしたけど。けーさん:へそ納豆かコムドットかって言われてたよね。たろー:それはないです。――(笑)。経験があったんですね。けーさん:で、TikTokがすこしバズって、会社にバレて。社長に「お客さんに見られちゃうんじゃない?」と詰められて、「見ると思います」って答えました。たろー:普通の回答(笑)。けーさん:でも続けたんだよね。撮るのは業務時間外だし、仕事は仕事でちゃんとやってるからって。たろー:今では撮影場所も貸してくれて。会社には感謝しています。――元友達とはいえ、ここまでツーカーな間柄って珍しいですよね。けーさん:たろーが入社した頃は一日中話しまくったんですよね。サッカー見た、見てない、あの選手が好き、嫌い……全部話してきたから、こういうときこう思うだろうなってすぐわかる。お互い知らないことがないんですよ。たろー:今も何でも話しちゃう。だから生配信とかできなくて(笑)。けーさん:喋りすぎて、去年の忘年会も全然盛り上がらなかったし。たろー:ほんと(笑)。ただ「頑張っていきましょう!」って叫んだ。――(笑)。仕事面でコミュニケーションを円滑にするルールは?けーさん:お互い負けん気が強いので、意見が割れることもあります。でも、揉めたり怒鳴ったりはないです。何かあったらいったんストックして、冷静に話すタイミングを待ちます。たろー:距離が近いぶん、つい自分の意見を言いすぎてしまうこともあるんです。でも「一回やってみたら」と機会をくれるし、ダメでも時間を作って説明してくれる。嫌々仕事をすることはないですね。けーさん:たろーは最終的に上司を立ててくれる感じがあるよ。たろー:経験値は上司のほうがありますから。信頼してます。――上司と部下の関係で悩む人に、伝授できるコツはありますか?たろー:うーん、「適度に生意気になる」ですかね。最初は取り繕いつつ上司を観察して、趣味を聞き出しながら、ちょけたりふざけたり。リアクションが来たら、もう関係性はうまくいってます。けーさん:僕は「まず相手のデータを取る」。先入観で相手を決めつけず、分析材料を集める。すると、言われたら嫌だろうな、というポイントを避けられる。部下がいないと仕事にならないですから。――お互いのいいところってズバリどこだと思いますか?たろー:僕にとっての優しい上司は、“見てくれる人”。けーさんは僕らをちゃんと見てる。だから頑張ろうって思えるんです。けーさん:(嬉しそうに)そう?たろーは、もうパワーが圧倒的。たろー:そこ!?(笑)けーさん:詰んでるエンジンがズバ抜けてて、能力値のペンタゴングラフでいうとパワーだけぶっ飛んでる。だから他のことは許せるし、人としてすごいなと思います。たろー:じゃサンシャイン池崎さんでもよかったってことですか?けーさん:そうかも(笑)。けーさん(写真右)、たろー(写真左)共に1995年、東京都生まれ。人材派遣会社「LINE CAST SUPPORT」に勤務しながら、2020年3月にYouTubeチャンネル「けーさんとたろー」を立ち上げる。登録者数は約53万人(2月17日現在)。※『anan』2023年3月8日号より。写真・Sakai De Junインタビュー、文・飯田ネオ(by anan編集部)
2023年03月06日体を寄せ合って笑う姿は、まるで姉妹のよう。大の仲良しで知られるアーティストのiriさんと鈴木真海子さんに、二人の出会いや関係性を保つコツについて聞きました。大人になって出会えた親友同士。飾らず、遠慮せず、何でもシェアできる関係。――初めて会った日のことは覚えていますか?iri:7~8年前にライブハウスのイベントでchelmicoと共演したのが最初かな?鈴木真海子(以下、鈴木):そうそう。でも、ほとんど話さなかったよね。iri:私はまみちゃんとRachelが楽屋でキャーキャー自撮りして騒いでるのを見て「絶対に仲良くなれないだろうな」って思ってた(笑)。鈴木:直接は話せなかったけど、帰りにスタッフさんが「この曲好きだと思うよ」ってiriのCDを渡してくれたんです。聴いてみたらめっちゃかっこよくて、SNSをフォローしちゃいました。iri:それから、お互いのライブを観に行ったりして。初めてちゃんと会話した時に二人とも逗子に縁があることが発覚して、「今度、逗子か横浜で飲もうよ!」って約束したんです。――2021年に鈴木さんがリリースした『じゃむ(feat. iri)』はどういう経緯で生まれたんですか?鈴木:前々からiriと曲を作りたいと思っていたんですが、なかなか実現できず。ソロアルバムを作ることになった時に「今しかない!」ってお願いして。iri:私の家でケーキを作りながら、ギターを弾いて……こう言うとおしゃれですね(笑)。鈴木:改めて言葉にするとなんかかっこいいね(笑)。お互いにメロディや歌詞を持ち寄って作ったんですが、二人の好きなものが似ているからか、想像以上にスムーズに完成しました。――さすがです!これまでの、二人の一番の思い出は?iri:ありすぎて迷うな~。一緒に海外に行った時のことはよく覚えています。イタリアでまみちゃんがお腹を壊したりね(笑)。鈴木:カプリ島で食べた牡蠣にあたっちゃって……。私が寝込んでいる間にiriが優しい野菜スープを作ってくれて、そのおかげで翌日には回復しました(笑)。iri:ニューヨークも楽しかったよね。海外に行くとお互いに完全オフの状態になれるから、それがとても好きなんです。――旅先でずっと一緒に行動していると、離れたくなったりすることはないですか?鈴木:全然ない!こんなに長時間一緒にいられる人は珍しいかも。iri:私たち、人と一緒にいるのが苦手なタイプだもんね(笑)。遊ぶ時もだいたい二人っきりだし。鈴木:人といるのが好きなわけではないんだけど、iriとは長く過ごしたい。一緒に料理をするのが好きだから、どこか部屋を借りて泊まりで遊ぶことが多いですね。――会った時はどんな話で盛り上がるんですか?鈴木:まあ、音楽のことが90%……(笑)。っていうのは冗談で、もちろん恋バナとかもしますよ。iri:恋バナと仕事のことが半々くらいかもしれません。鈴木:将来のことについてよく話すんですけど、最終的にいつも「うちらのペースでやってこ!」って乾杯して終わります(笑)。――時には喧嘩も……?iri:お互いに忙しくなると、たまにすれ違いが起きちゃいます。会う時間が減った分、コミュニケーションが足りなくなって。鈴木:近況報告がLINEだけになると、ちょっとギスギスしちゃう。やっぱり会わないとダメ!最低でも月に1回は会いたいです。iri:よく会って、よく話すことが私たちの仲良しの秘訣かも。鈴木:「こう言ったらこう思われちゃうかな」とか考えすぎずに、何でも話します。辛い時にはちゃんと辛いと言うし。iri:あとは、ハグと乾杯?鈴木:それも大事!一緒にお酒を飲んでハグすればだいたい仲直りできちゃう(笑)。――これから先、どんな二人になりたいですか?鈴木:年を重ねても二人で笑っていたいですね。公園のベンチで話したり、ギターを弾いたりして。iri:いいね。そんなかっこいいおばあちゃん2人組になりたい。近い将来だと、一緒にキューバに行きたいな。鈴木:あと、曲は絶対にまた作りたい!二人でやりたいことはきっと一生尽きないですね。(写真左)すずき・まみこ1996年生まれ、東京都出身。2014年にRachelと共にchelmicoとして活動を開始し、’21年にソロアルバム『ms』をリリース。パーソナリティを務める『橋本直と鈴木真海子のCROSSPOD』がニッポン放送にて放送中。すべて本人私物(写真右)イリ1994年生まれ、神奈川県出身のシンガーソングライター。2016年に1stアルバム『Groove it』でメジャーデビュー。近年は海外フェスやブランドのショーでもライブを行う。5月から、全国8会場を巡る初のホールツアーを開催予定。トップス¥26,400(ティー/O代官山 本店 TEL:03・6416・1187)パンツ¥31,900(ロドリリオン/ネペンテス ウーマン トウキョウ TEL:03・5962・7721)※『anan』2023年3月8日号より。写真・Sakai De Junスタイリスト・服部昌孝(iriさん)ヘア&メイク・クジメグミ(L&Co./iriさん)ナリタミサト(鈴木さん)インタビュー、文・大場桃果(by anan編集部)
2023年03月02日職を失い、妻に捨てられた中年男・治と、母親から伯父である男の元に押し付けるように預けられた少女・優子。長崎でのひと夏の同居生活を軸に、ふたりを取り巻く人々を描いた舞台『夏の砂の上』。本作で舞台デビューを果たす山田杏奈さん。出演を知らされたのは、約2年前だったという。日本を代表する演出家との初舞台。「努力でどうにかなることは全部したい」「前々から舞台を観るのは好きで、やる方々のすごさを実感するからこそ、自分が立てるとは到底思えない。だからこの2年、ずっと心に“この時期に舞台をやるんだ”っていうのが引っかかっている感じでした。でも、ずっとドラマをやってきて、自分の芝居の仕方が固まってきちゃっているのを感じるんです。それを一回リセットする意味でも自分のコンディション的にも、今すごくモチベーションを持って臨めるタイミングなのかなと思います」主人公の治に田中圭さん、姪の優子に山田さんが扮するが、ふたりの過ごす日々は、大きな事件が起こることなくたんたんと過ぎてゆく。「戯曲を読んでも、すべてが文字で説明されている作品ではないんですよね。演出の栗山(民也)さんからは、『みんな話していることの半分嘘だから』と言われました。嘘をつきたくてついているわけじゃないときもあれば、じつはそんなに考えてしゃべってないと感じる場面もあって、いくらでも解釈の仕方ができるのが難しいです」登場人物たちはみな、どこか閉塞感や心の渇きを抱え、何気なく交わされるセリフの数々から、微細に揺れる心情が漏れ出す。「共演の先輩方のお芝居から長崎の情景とか、天気や湿度、温度とかそういうものを感じるときがあって、すごいなぁと思っています。全体的に喉の渇きとか暑さとか“渇き”が出てくる作品なのですが、最後の方に、渇きが満たされた瞬間のセリフがあって。それが伝わるように私もちゃんと表現できたら、このホンの素晴らしさを伝えられるのかなと思っています」初めての挑戦に戸惑いながらも、「頑張ってどうにかなることならば、全部やろうと思う」と、まっすぐな努力家の一面をのぞかせる。「この役を私でいこうって決めてもらったからには、私しかやる人がいないんです。頑張って近づけたりレベルアップができるなら、それも含めて私の仕事で、自分がやるべき最低限のことだと思っています」今作に限らず、映画『ひらいて』のこじらせた恋心を狂気に変え衝動的な行動に奔る主人公など、容易には理解が追いつかない行動をとる役もリアルに演じてきた。「自分の理解できる範囲から少しずつ役を構築してはいくのですが、それでもわからない場面は身を任せてみるようにしています(笑)。ただ、現場で“わからない”とは言いたくないんです。それって“私にはできません”“そこまで芝居できません”って言っている気がして、悔しいじゃないですか。『ひらいて』を撮っていたとき、母親に“なんでこんな行動するのかわかんない”って言ったら“私はわかるよ”って言われて、悔しくて仕方がなくて…」その負けん気が、心強く逞しい。「私が演じた役が観る人にとってはすべてになるわけですよね。観てくださる方に失礼のないよう、100%のベストを尽くすのは当然のことなんです」舞台『夏の砂の上』造船所の職を失い、妻・恵子(西田尚美)にも去られた治(田中圭)。そこに治の妹がやってきて、娘の優子(山田杏奈)を預ける。治と優子の同居生活が始まって…。11月3日(木)~20日(日)世田谷パブリックシアター作/松田正隆演出/栗山民也出演/田中圭、西田尚美、山田杏奈ほかS席8500円A席6500円(高校生料金、U24チケット、友の会会員割引、せたがやアーツカード会員割引あり)世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515(10:00~19:00)兵庫、宮崎、愛知、長野公演あり。やまだ・あんな2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。近作にドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』。11月に主演ドラマ『早朝始発の殺風景』(WOWOW)がスタート。来年には主演映画『山女』も控える。ドレス¥48,400フーディーシャツ¥30,800(共にコトナ/アルファ PR TEL:03・5413・3546)ネックレス¥6,500(グレイ)※『anan』2022年11月2日号より。写真・Sakai De Junスタイリスト・中井彩乃ヘア&メイク・菅長ふみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年10月30日