1987年兵庫県生まれ。小学校の半分をドイツで暮らす。同志社大学卒業後はテレビ局で記者として働き、その後退職。転勤族の夫と結婚して2013年、2015年に2人の男の子を出産し、2016年からウェブライターとして活動。趣味はドラマ鑑賞とお酒と食べ歩き。女性向けのサイトで、主にママ向けの情報を発信しています。
赤ちゃんや子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」が起こったとき、親はどうすればいいのでしょうか?病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごとを「教えて!ドクター」にお聞きします。
「子どもを自由にのびのび育てたい」と望んでも、「勉強したくない」「ゲームしたい」と子どもが言ったときに、なかなか100%自由にはさせられないもの。星野源さんなど多くの著名人を輩出し、点数評価にとらわれない学校がある。子どもと自由のバランス、そしてこだわりの学食について話を聞きました。
「熱中できる生きがい」を子ども、そしてママにも持ってほしいと話すのは「全米最優秀女子高生」の母で、「ワシントンの美しい25人」として紹介されたボーク重子さん。これからの時代、幸せに生きられるための最強ルールをお聞きしました。
女優の樹木希林さんが不登校などについて生前語った言葉と、その娘である内田也哉子さんがその思いを受けて語った内容がつづられてた『9月1日 母からのバトン』という書籍が発売されました。そこで不登校新聞の石井志昂編集長とともに、不登校で悩む親子に対する樹木さんからのメッセージを読み解きたいと思います。
水の事故で死亡したり行方不明になったりする子どもは後を絶ちません。なぜこのような重大な事故が起きてしまうのでしょうか。水の事故が起きる理由や予防方法や対処法を水難学会会長・斎藤秀俊教授に教えてもらいました。
結婚して子どもができると、毎日慌ただしい日々が訪れます。結婚前はときめいていたパートナーへの想いは、どのように変化していくものでしょうか? 今回は、パートナーに対するときめきについて、アンケートからひもときたいと思います。 ■「パートナーにドキドキする」3割は意外に多い!? アンケートでは、パートナーにドキドキすることがあるか聞きました。その結果、「全くない」、「ほとんどない」、「以前はあった」という回答をあわせると7割にものぼることがわかりました。 もっとも多かったのが、「全くない」で3割近く。しかし一方で、「たまにある」、「よくある」という回答は約26%と、「ない」との間に大きく差が開く結果になりました。 しかし見方を変えると、結婚して子どもがいる家庭の3割は、パートナーにドキドキしていることになります。これは意外に多いという気もしますが、実態はどうなのでしょうか? Q.パートナーにドキドキすることある? 全くない 29.2% 以前はあった 21.4% ほとんどない 19.8% たまにある 19.2% よくある 7.2% その他 3.2%" ■ラブラブな夫婦の意見「毎日大好きが止まらない!」 まずは「ドキドキする」と答えた人が、どんなタイミングでときめきを感じているのか、アンケート結果から読みとりたいと思います。 読むだけで、「ごちそうさまです!」と言いたくなるほどのラブラブっぷりが伝わってくるコメントからご紹介します。 「主人が単身赴任なので、会うたびに毎回毎回ドキドキします。会える日程が決まっただけで、 ドキドキワクワクがとまりません 。日に日に愛情が増しています」(宮崎県 30代女性) 「普段は穏やかで優しくて、友だち感覚の人だけど、私が困ったときやつらいとき、主人の男気を感じた時は、すごくドキドキして、さらに好きになります。25年間、私の 大好き指数は更新 し続けています」(大阪府 40代女性) 「付き合って10年、結婚して9年。毎日大好きが止まらないです。毎日ハグもキスも必ずしますし、基本的には家の中ではずっと一緒。家事も一緒だし、一緒にテレビやゲーム、休みは一緒に出かけます。子ども2人いても、 いつまでも恋人気分 です」(東京都 30代女性) ほかにも、「買い物中、遠目にカッコイイ人いたなぁと思ってよくよく見たら旦那だったことが何回かある」といううらやましくなってしまうような声も寄せられていました。 「25年間ずっと大好き」というコメントもあるように、どうやらドキドキを感じ続けるかどうかは、いっしょにいる「時間の長さ」が必ずしも影響を与えるわけでもなさそうです。 ■ギャップ萌え夫婦の意見「たまに見せるしぐさにドキッ!」 さらに、パートナーのどんなところにときめくのか、意見をみていきましょう。 「 ふいに優しく されたり、予想外のタイミングで家事をさっと先にやってくれたとき、ときめきます」(千葉県 30代女性) 「旦那の忘れ物を届けに会社へ行ったとき、旦那が 仕事モードでキリッと していてちょっとドキっとした」(宮城県 30代女性) 「たまに ドキッとするしぐさや行動 をされると、新鮮さを感じて、気持ちも若返ります」(神奈川県 40代女性) 「常に頑張ってる妻には感謝。子どもが生まれてパンツスタイルが多くなったけど、たまのスカートにはぐっときます」(神奈川県 30代男性) 家での姿と仕事中の姿とのギャップや、そのしぐさや行動にドキドキを感じている人が多いようですね。 さらに、「子育て真っ最中は旦那のことはスルーしていたが、子どもたちが成長して私の心の負担が減り、ドキドキの瞬間を最近たびたび感じている」というコメントも。ドキドキする要素の一つには、「 心の余裕 」度合いもあるのだと、納得です。 ■幻滅サイン発信する夫婦の意見「ドキドキよりイライラ」 一方、「ドキドキしない」と答えた人からは、元はドキドキしていたものの、結婚生活を送るうちに パートナーに幻滅 したという声が多く寄せられました。 「付き合い初めの頃は大好きすぎて夫に引かれるくらいでしたが、いまではドキドキ感はまったくなく、 亭主関白な夫にイラっと きています」(神奈川県 50代女性) 「まったくない。モラハラな旦那なんで。いつリビングに来るか、いつ帰ってくるかという 嫌なドキドキ は常にある」(東京都 30代女性) 「瞬間湯沸かし器のようにいきなり怒るから、会話もできない。結婚10年目だけど、なんで一緒になったんだろうって思うこともある。人に厳しく自分に甘いからムカつく。 ドキドキより、イライラ 」(神奈川県 30代女性) そのほかにも、「何を話しても上の空で、聞いてくれない」というコメントもありました。結婚して、長い時間いっしょにいるうちに、お互いの生活態度や性格などに相いれない部分を感じてしまう人は少なくないようです。 ■夫婦は運命共同体の意見「ドキドキはしないけど家族」 さらに、ドキドキしなくなった理由として、 “空気のような家族” という存在に変わったという声も多く寄せられました。 「空気みたいな感じでドキドキはなくなった」(徳島県 40代男性) 「付き合っているときはドキドキすることはありましたが、いまはまったくなし。父親としては文句はなく感謝の気持ちはありますが、ドキドキする 男としては見られないなぁ 」(千葉県 40代女性) 「ずっと『凪(なぎ)』でいられるからこそ結婚生活が続けられるのかな、と。 つまりドキドキはしない」(千葉県 30代女性) 「ないない! 子どもを育てあげる運命協同体 です」(神奈川県 40代女性) また、「20年一緒にいて、他人ではなくなり家族になったので、ドキドキは一切ない」とか、「育児が忙しすぎて、旦那をそんな目で見る余裕がない」といった、家族であるこそのドキドキが感じられない理由をあげる人も。 たしかに、子どもが増えると育児に家事に、または仕事と、忙しい日々が訪れて、以前よりもゆとりのある時間は格段に減る傾向にあります。そうした際に、「ドキドキなんか感じている余裕もない!」と思うのは無理もなさそうです。 ■ドキドキって必要? みんなが出した答えやいかに? ここまで夫婦間でのドキドキについて考えてきましたが、なかには、そもそも「ドキドキは必要はないのでは?」という意見も寄せられていました。一方で、「ドキドキはやっぱり大切」だと感じている人もいて、ドキドキにまつわる考えは大きく二分されているとも言えそうです。 ▼あなたはどっち? 「ドキドキは大切派」 まずは、ドキドキすることが夫婦にとっては大切だと考えている人たちの声を紹介します。 「付き合って9年、結婚して8年。子どもにも恵まれましたが、いまだに恋人のように仲良しで、ドキドキもあります。コツは、 お互い感謝の気持ちを忘れず 、言葉にも態度にも出すのと、家族のときでも、二人のときでも 楽しむこと でしょうか」(埼玉県 30代女性) 「最近では夫の帰りが遅く私が寝てから布団に入ることがほとんど。たまに夫が早くベッドに入ったときはドキドキしています。夫の声を聞くと落ち着きます。なんだかんだありましたが、 夫が私の一番の理解者 だと思っています」(鳥取県 30代女性) 「相手への思いやりとコミュニケーション努力」、これがドキドキする理由のひとつなのかもしれません。ドキドキする気持ちは相手の性格や考え方、ひいては生き方にも共感し、尊敬できるなどの土台の上に立っているとも考えられそうですね。 ▼あなたはどっち? 「ドキドキ不必要派」 では、ドキドキはしなくても円満な家庭を作っているという人たちは、どういった思いからそのように考えているのでしょうか。 「ドキドキはないです。でも 家族みんなが笑っている楽しい家庭 です。それだけで十分!」(北海道 30代女性) 「たまに手を握ってみたり、そばでゴロゴロしてみたりします。ドキドキはしませんが、落ち着きます。好きで一緒になって家族になったのだから 死ぬまでそばで落ち着ける存在 であってほしいです」(大阪府 30代女性) 「20年たち、 正真正銘の家族であり、同志 になっている感じ。ドキドキなんかまったくしないけど、 絶対に必要な存在 となっている」(東京都 40代女性) 「ドキドキする時期は終わりました。結婚して16年、付き合ってから30年近くたつので、もうお互いに知り尽くした感があります。何年たっても相手を大切に思う心は変わりませんが、相手に対する気持ちって 付き合いを重ねるごとに変わっていく ものなんですね」(北海道 40代女性) ほかにも、「結婚して子どもが生まれるまではあったドキドキ感、いまは家族として何があっても味方してくれるという 安心感に変わった 」という声も寄せられていました。 ここまで、パートナーへのドキドキする気持ちについて見てきました。ドキドキしているという人たちの声には、「すてきな関係だな」と感じさせられるものも多くあり、一方でドキドキ不必要派の方の意見を読んでいると、「ドキドキしていない夫婦で大丈夫?」といった心配が薄れていくように思えます。 夫婦になっても恋人同士のようにドキドキするカップルや一緒に子育てをする戦友のようなカップル、または師弟みたいな関係ながらも釣り合っているカップルなど、多様な夫婦のカタチがあります。長くいっしょにいるうちにその関係性がどんどん変わっていく場合や、出会ったころから関係性が変わらない夫婦もいるでしょう。 そのどんなカタチだとしても、夫婦がお互いに認め合っていれば、それがその家庭でもっとも落ち着く理想的なカップルなんだろうと思います。自身やパートナーの変化や子どもの成長などの日々を積み重ねながらお互い年を重ねていけたらステキですね。 Q.パートナーにドキドキすることある? アンケート回答数:4976件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年07月07日元号が平成から令和に変わりましたが、生活や気持ちに変化はありましたか? 昭和や平成の時代を生きてきたパパママにとって、令和は子どもたちが生きていく新たな時代だという印象もあるかもしれません。 そんな 令和時代を生きる子どもたち に対して、親たちはどのようなことを望むのか、今回は少し未来に目を向けてみたいと思います。 ■令和時代に親が子どもに望むこととは? アンケートでは、令和時代を生きる子どもに親が望むことについて聞きました。その結果、1番多かったのは 「失敗しても立ち直れて成長できること」 、2位は 「自分の力で道を切り開けること」 でした。 パパやママたちの8割以上が、子どもたちに「失敗しても立ち直る力」と「切り開く力」をつけてほしいと期待しているようです。 Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは? ・失敗しても立ち直れて成長できること 46.0% ・自分の力で道を切り開けること 38.9% ・世界の人とつながり協同できること 5.6% ・AIに負けない考える力を持つこと 3.3% ・その他 3.0% ・特にない 3.1% ■令和キッズに望むこと1、「失敗しても立ち直る力」 4割を超える親たちは、「失敗しても立ち直れて成長できること」と答えました。パパやママたちがもっとも重視している「失敗しても立ち直る力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。 「新しい時代こそ、失敗してもいいのでいろいろなことに 挑戦してほしい 。そして、失敗してもリカバリーしやすい時代になってほしい」(三重県 40代男性) 「今後、失敗だけでなく壁にぶち当たったり、試練もあると思います。それを 乗り越える力 をつけてもらいたいです」(神奈川県 40代女性) 「自分で道を切り開いていってほしいけど、その途中で失敗もあるでしょう。そのまま沈むのではなくて、 立ち直る過程で成長 してくれたらきっと宝物になるはず」(和歌山県 40代女性) 「失敗や挫折をしても、それを糧にできるような大人になってくれたらいいなと思います。 『人生楽なことばかりじゃない』 って自分なりに学んでほしい」(岩手県 40代女性) 小学生ぐらいになると、失敗を恐れる子どもが多くなるように感じます。さらに、親たちもできるだけ子どもが傷つかないようにと行動しがち。どんなに親が先々の不安を取りのぞいたとしても、子どもが成長していけば、そうもいかなくなるでしょう。 筆者自身も、小学校に入学した長男が徐々に親と離れて過ごす時間が増え、それと同時に失敗して落ち込み乗り越える様子を、できる限り見守らなければと考えているところです。 「『レジリエンス』という困ったことが起こっても負けない折れない心を持つことが大事」と最近よく耳にします。同じように、子どもが失敗して、そこから どう乗り越えて自分の学び としていくかを重視している親は多いようです。 「自分で考える。失敗をこわがらずにチャレンジをする。そうして、自分でやったことに責任を持ってほしい」という声も寄せられました。子どもがいつか自立するときのために、「失敗することの大事さ」そして「失敗から立ち直る力」を願う親たちの思いが伝わってきます。 ■令和キッズに望むこと2、「自分で道を切り開く力」 2番目に多かったのは、「自分の力で道を切り開けること」でした。 「子どもたちには、何でもいいので『これ!』と見つけたら、遠回りでもいいから貫いてほしい」(愛媛県 30代女性) 「なんでも チャレンジしてほしい 。親としては、心配になるところをぐっと我慢し、子どもを信じて見守っていきたい。でも、困ったことがあったら相談してほしい」(富山県 40代女性) 「考えて実行して、評価してまた実行してと、自分の力で 前に進む勇気と決断力 を持ってほしい」(神奈川県 40代女性) そのほか、「周りに流されることなく、 自分の思いを貫ける ような強い人になってほしい」という意見もありました。 親からみて「こんな人になって欲しい」という願いはもちろんあるでしょう。でもその願いと同じ、もしくはそれ以上に、「自分はどうしたいのか」をしっかり考え、そして行動する人になってほしいという思いがあるようです。 また、「勉強ができる頭がいい子ではなく、 生き抜いていける頭のいい子 になってほしい」という声も。自分の進むべき道を見つけ、その道を切り開いていく、そうした強さを子どもたちに身に付けてほしいと思っているパパやママが多いようですね。 ■令和キッズに望むこと3、「他人と協調して生きる力」 「人は1人では生きていけないから、必ず人との関わりは出てきます 『見極める目』 を持ってほしい。いい仲間を作ってほしいですね」(神奈川県 50代男性) 「仲間と協力すること、 人を思いやる心 を持てる優しい人間であってほしい。自分だけでじゃなく、誰かが失敗したら助けてあげれる人になってほしいです」(北海道 30代女性) これまで見てきた回答とは異なり、自分だけでなく、周りの人とのかかわりを重視している親からのコメントが多くありました。 ■令和キッズに望むこと4、「多様性のある社会で活躍できる力」 「これからの子どもは世界と対等に戦っていく必要があるので、いい意味で ズルく立ち回れるスキル を身に付けてほしいと思います」(神奈川県 50代男性) 「日本国内に留まらず、いろいろな世界を見てほしい。価値観や文化の違いなどがあるなかでも 自分を見失わず信じる未来 に向かってくれたらと思っています」(神奈川県 40代女性) またほかには、「これから進むAI化をうまく使い、日本だけでなく世界の一員として大きく羽ばたいてほしい」という声もありました。「グローバル社会」という言葉を聞くようになり、もう何年もたちます。これからの子どもたちは、さらに海外でも活躍できる力を身に付けてもらいたいという思いを抱く親もいるようです。 ■令和キッズに望むこと5、「あたり前の幸せな社会」 寄せられたコメントには、「平成が終わったから」、「令和になったから」ではなく、子どもたちにはいつの時代でも元気いっぱいでいてほしいという内容も多く見られました。 「幸せになってほしい、幸せでいてほしい。時代は変わっても親が子どもの幸せを願う思いだけはずっと変わらない」(神奈川県 40代女性) 「健康で平和に暮らしていってくれれば、それでいいです。これだけで充分です」(福島県 40代女性) 「いまを精一杯生きてもらいたいです。今ある平和を大事にしてもらいたい。当たり前に感じていることがあたり前ではなくなることもあるのだから」(奈良県 40代女性) 「子どもたちが健康であること。世の中が平和であること」、いまさらながらあたり前で、そしてとても大切な願いに気付かされるとともに、あまりに多くを子どもに求めすぎてないかという戒めにもなりそうな声です。あらためて身が引き締まる思いになります。 ■令和ママ、パパはどう子どもと向き合うべきか それでは、親自身はどのようにあるべきなのでしょうか? 「子どもにどうのこうのではなく、まずは 親、大人が変わらない限り子どもも変わらない 。親の背を見て子どもは育つと言うように、自分も含めて大人がもっとちゃんと生きたい」(三重県 40代女性) 親が生きてきたなかで大切に培ってきた価値観、そして変わりゆく時代に対応するために親自身も変化していく必要があると感じる価値観。AIの登場によって、今後はますます時代の変革が激しくなり、親が子ども時代に常識だったことも、変わっていく可能性があります。 そんなときにはガチガチの頭で子どもを押さえつけるのではなく、多様性を受け入れながら、従来の考え方にしばられずに、柔らかい頭で対応していきたいとも思います。 ワンオペ育児だったり、三歳児神話といった昔ながらの価値観がまだ残っている育児、そして男性の育児休暇取得が進まない会社といった価値観については、いまの親世代が子どもに残さないようにしたいことのひとつではないでしょうか。 最後に、こちらのコメントも紹介したいと思います。 「健やかに、豊かに、人生を生きてほしい。そのために、自分を磨く努力をし、結果を残し、人生の終わりに『良かった』と言える人生であれば、それでいいと思う」(愛媛県 40代女性) はたして、自分は子どもにどんな人生を送っていってほしいのか…。時代が変わっても変化しない思い、そして新しい時代だからこそ親も見つめ直したいこれからの子どものこと。「令和キッズが大人になったとき、どんな社会になって欲しいのか」未来に思いを馳せてみること。それは、もしかしたら親も今一度、自分の生き方も考えてみるチャンスになるのかもしれませんね。 Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは? アンケート回答数:4908件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月30日子どもが親の意見に対して口答えしたり、反抗的な態度を取ったりするようになると、「もしかしたらうちの子、反抗期?」と思うパパママは多いことでしょう。 今回、 「子どもの反抗期」 についてアンケートを取ったところ、「反抗期の時期」や「反抗期がある、ない」については、必ずしも一律ではなく、子どもによって異なってくることがわかりました。 まだ子ども自身が小さくて反抗期はまだ先と思うパパママも、なんとなく気になるこの話題。すでに突入している人たちからお子さんの反抗期の態度、親が取った対応などを聞きながら、乗り越えるコツについて考えてみたいと思います。 ■「子どもの反抗期」7割以上があると回答 アンケートでは、子どもに反抗期があったかどうか聞きました。その結果、「小学校低学年から高校生までの間に反抗期があった」と答えた人はあわせて74.4%となり、 7割以上の親が子どもの反抗期を経験している ことがわかりました。 また、「まだ反抗期になっていない」と答えた人は23.3%で、その回答の裏には「これから反抗期を迎えるだろう」という予測も含まれていると考えられそうです。 一方、「反抗期はなかった」と答えたのはわずか6.2%で、多くのパパやママたちが子どもの反抗期を経験しているか、もしくはこれから迎えるだろうと考えているといえそうです。 Q.子どもに反抗期あった? 小学校低学年であった 15.1% 小学校高学年であった 18.4% 中学生であった 20.5% 高校生であった 20.4% まだ反抗期になっていない 23.3% 反抗期はなかった 6.2% わからない 8.2% その他 5.1% ■反抗期の特徴1、暴言、暴力 「反抗期」と一口に言っても、実際に子どもとの具体的なやり取りは、家庭によって異なります。今回いただいたエピソードから多かった反抗期で起こる子どもの態度を3つにまとめました。まずは、親にとってもっとも過酷と思える暴言、暴力に関するエピソードです。 「中学のとき喜怒哀楽が激しくなって、 私に対していつも怒っていましたね 。『お母さんにしかあたれないんやな』と理解していました」(三重県 50代女性) 「高校受験前は反抗期が一番ひどかった。朝、『おはよう、今日はゆっくりだね』と言っただけで 『死ね』 と言われていました。最高に険悪でしたが、高校になったら落ち着きました」(東京都 40代女性) 「高校生の息子とバトル。ああ言えばこう言う、みたいな 言葉戦がエンドレス 。口だけは達者!」(神奈川県 40代女性) 「小学校5年生くらいから中学3年生までありました。一番ひどかったのは中学生のときで、 『食器棚のガラスは割る』、『ドアに穴を開ける』、『壁に足跡のへこみをつける』 など大変でした」(千葉県 40代女性) 理由もないのに「死ね」と言われたり、家の中を壊されたりという、驚きの体験談が寄せられていました。ほかにも、「高校生になった娘とは毎日口ゲンカが絶えなかった」というコメントもあり、 反抗期の子どもたちはなかなか手ごわそう です。 ■反抗期の特徴2、会話が成立しない 暴言、暴力はなくても、話してくれない、会話にならないといった、「子どもとのコミュニケーション」がスムーズにできなくなったという声も多く寄せられました。 「次男が中学3年のときに突然反抗期が始まり、いつもニコニコして明るかったのに 一切しゃべらなくなり 、その変貌ぶりにとても悲しい思いをしました」(大阪府 50代女性) 「娘が小5から中2までひどかった。 何もかもにつっかかり、文句をつけて人のせいにする 、そして無視される日々。『人が真面目に話してるんだから聞けー』って叫びながら戦ったこともあります」(青森県 30代女性) 「中3の反抗期は最悪。受験の大事な時期なのに、志望校を決める話し合いすらできませんでした」(千葉県 50代女性) こうした子どもの変化は、親としてもなかなか認めたくないと感じてしまうもの。また受験、進路を決める時期といった子ども自身の将来を考える上で大切なときに、話さえできなくなると、親も焦ったり、追い詰められたりと言った気持ちになるのかもしれません。 ■反抗期の特徴3、親の言うことを聞かない 「こうしなさい、ああしなさい」など、親が子どもに対して指示したことは、かえってやりたくないというのは、子どもの反抗期の特徴的な態度と言えるかもしれません。 「男の子ですが小5で反抗期に。 怒られるとわかっている ことをして、怒られるとふてくされる」(千葉県 30代女性) 「上の子は小2ですが小1から反抗期。毎日の宿題や家庭学習、日々の最低限の片付けや生活習慣などについてケンカばかりで、情けないですが 母親をやめたいと思ってしまうほど です」(北海道 40代女性) 「うちの子は『うん、わかった』と返事はいいのですが、 言ったことはやらず、行動は反抗的です 。いろんな反抗期があるんだな~と勉強になりました」(茨城県 40代女性) 自分が子どもだった頃を思い返してみれば、その気持ちも理解はできそうですが、親となってみると自分の話をまったく聞いてもらえないと、悲しく感じたり、イライラしてしまったりするものですよね。 ■反抗期はいつから? いつまで? また、「反抗期の時期」については、「小学生」と答えた人があわせて3割余り、「中高生」と答えた人が約4割という結果になりました。アンケートの選択肢にはありませんでしたが、期間をまたいで 反抗期が長期に渡って続いた という声も多くありました。 「長女は、 年長 で2人目ができてからずっと反抗期だった気がします。高校生になって少し落ち着いたかな」(広島県 50代女性) 「 小学校高学年から高校3年 のいまに至るまで、ずっと反抗期が続いています。家庭に平和はいつ訪れるのでしょう…」(静岡県 50代男性) 「14歳の息子、もともとあまのじゃくで言うことを聞かないし、ああ言えばこう言うので、 いつが反抗期なのか わかりません」(千葉県 40代女性) そもそも、反抗期とそうではない時期というのは、子どもの性格の違いや親自身の感じ方の違いなどもあるため、明確に線引きできるものではありません。 ただ、そのなかでも長期間にわたって反抗期が続いていると感じている親たちは多かれ少なかれ、 「いつ終わるかわからない」 というストレスを抱えていることは想像がつきます。 さらに、「兄弟間でも反抗期の有無や反抗期の時期が異なっているため、回答はしぼれない」というコメントも複数ありました。 子どもの反抗期を一括り にして説明することの難しさをあらためて感じるとともに、兄弟間でもまったく異なる成長をしていくのだと気づかされます。 ■反抗期は必要!? 「反抗期はない」も不安 一方で、反抗期がないがゆえの悩みを持つ親もいるようです。 「長男が高校生、次男が中学生、長女が小学生のとき、私にガンが見つかった。みんなで落ち込み、見つかった当初は私は泣いてばかり。主人は自分の仕事が一番で、手術日以外は病院に来てくれませんでした。それを見ていた子どもたちだから、もしかしたら 反抗する機会 がなかったんじゃないかとも思います」(神奈川県 40代女性) 「4年生、2年生、年長の三兄弟がいますが、まだ反抗はなく、それどころか言い返すことさえしないので心配。私は愛情を注いでいるつもりですが、『怖いのかな』とか、仕事で帰りが遅かったりするので『甘えたいのかな』とか。逆に悩みどころです」(島根県 40代女性) 「反抗期は子どもが親にきちんと気持ちをさらけ出せているということ」、「愛されていることがわかっている証拠」などと言われることもあります。こうした考えを聞いてしまうと、「反抗期がないことが心配」と、悩みを抱えてしまう場合もあるのかもしれませんね。 あればあるで大変な反抗期、されどなければないで心配な反抗期、つくづく子どもの反抗期とは、親の悩みのタネだと言えそうです。 ■反抗期を経験した親たちから学ぶこと それでは、子どもの反抗期をどのように乗り越えればいいのか、コメントをもとに考えてみましょう。 ▼子どもとあえて距離をとる 「何を話しても無視でしたが、中学に入ったらピタッと反抗期が終わった。反抗期の子どもには かまわないのが1番 だと思います。その方が早くその時期を抜け出せる気がしています」(新潟県 40代女性) 子どもたちがコミュニケーションを拒否する場合、親は干渉せずに、 あえて距離をとる 。子どもが中学、高校生といった場合には、この対処を選択する人は多いかもしれませんね。 子どもが自立を考えるような気もちでの反抗期の態度であれば、この対処もある一定の効果が期待できそうな気はします。ただもし、子どもが学校などで悩んでいる場合に起こっている感情の不安定さだったことを考えてしまうと、親としても決断するのは難しそう。 また「子どもには子どもの人生がある」と十分わかっていても、親がはたして距離を取ってしまうことが本当にいま現在良いことなのか、悩む親が多い気がします。 ▼根気強く子どもと向き合う 「息子がちょっとづつ反抗し始め、いつか笑って話せるようにと思いつつ、子どもの間違ったところには 命懸けでぶつかり合う覚悟 で向かっています」(千葉県 50代女性) 「長女とは中学生のときに取っ組み合いのケンカをしました。社会人のいまはお互い1番信頼できる関係です。ストレス解消として、『家に帰ってあたれるところがある』というのはいいのではと思います。取っ組み合いでも大ゲンカしてでも子どもがそれで発散できたらいいと思います」(埼玉県 50代女性) 「根気強く子どもと向き合って話し、 体ごと真剣に受け止めてあげる ことが大切。親になるための試練でもあるので、親子としての絆を深めるためには必要な過程だと思う」(北海道 50代男性) 子どもがいくら反抗的な態度だったとしても、「間違っていることは間違っている」とはっきり言葉で伝える。ときには体でぶつかって、子どもと向き合うと心がけている。という真正面から子どもと向き合う親からのコメントもありました。 子どもとぶつかり合うのは、親の時間、体力、精神力が必要となってきます。場合によっては、真正面からぶつかり合うことで、お互い消耗してしまうこともあるかもしれません。それでも、「子どもとは向き合う」を重視している声が聞かれました。 ▼「命令」ではなく「提案」をする 「『~しなさい』という指示ではなく、 『~しよう』と提案 するよう意識しました。提案だと、受け入れるかどうかを子どもに委ねることになり、子どもは『やるかやらないかを自分で選んだ』という気持ちを持てるし、結果の責任も自分になります。 そして、うまくいかなかったときに、 『だから言ったじゃない』と言わない ようにしています。そうすると、子どもなりに次から気を付けるようになります」(埼玉県 30代女性) 子どものためだからと、ついつい「あれしなさい、これしなさい」と、命令口調になってしまう。これは日々自覚しながらも、あらためようと思っている親も多いのではないでしょうか? 自分が子どもの立場になってみると、命令ばかりされては、なかなか行動に移せないとわかります。さらに「子どものため」と言いつつ、それは「親の都合」「親の責任転嫁」だったりすることも…。 コメントのように、「提案」とすることで、「決めるのは子ども」と実感させることは、とても大切なことだと思えます。ただ、どこまで任せられるのか、結局何もしなかった場合にどこまでなら「子どもの決めたこと」を通せるのか。親としての度量の深さも問われていると言えそうです。 ▼子どもに寄り添う 「自己主張できるのはすばらしいこと。本人の言い分をまずは聞いてあげたいです」(東京都 40代女性) 「まずは言い分を聞いてあげたい」、「子どもにとっていい距離を模索している」など、子どもに寄り添いたいと考えているパパやママからの声が集まりました。 反抗期とは言っても、これまで親子で築いてきた時間がなくなってしまうわけではありません。たしかにその関係性が変わることもあるかもしれませんが、それも 子どもの成長の証 と認められると、あらたな親子関係を模索していくことができるのかもしれません。 ここまで、子どもの反抗期について考えてきました。子どもによって反抗期の有無、その大小や種類は異なっていて、大変な思いを抱えているパパママがたくさんいることがわかりました。そして同じだけ、いえもっと多くの子どもが自分の感情のゆれや大人になっていく体と精神のギャップに悩んでいるのかもしれません。 記事中では反抗期について種類を分類して、対処法についても考察しましたが、目の前にいる子どもにはここで挙げたような方法がうまくいかない場合も多いことでしょう。そして日々の摩擦で、悩んでいるパパやママもいるかもしれません。 最後に、こちらのコメントもご紹介します。 「反抗期の娘、なかなか毎日がハードです。お母さんだって人間だもの、参考書どおりの対応がいつもできるわけじゃない。その代わり自分に余裕があるときは思いきり甘やかすし全力で一緒に遊ぶ! 子どもの心の成長 に寄り添えていたらいいな」(岩手県 20代女性) 日々、トゲトゲした感情に触れていて、疲弊してしまっているパパママもいるでしょう。「反抗期の親のNG行動」「反抗期のやってはいけない接し方」といった情報をみながら、日々格闘している人も。そんなときには、一度パパママも子どもと真正面から向き合うことを横に置いてしまってもいいかもしれません。 家のなか全体がギスギスして、金切り声だけが響いている環境というのは、やっぱり親も子も苦痛でしょう。それならまずは自分の元気を取り戻すことに注力して、日々をリセットしてみるのも悪くはないのではと思います。 反抗期は、親子関係をあらためて考えなおす「試練の時」という気もします。寄せられたエピソードのなかには、「子どもが巣立つときが必ず来るから、いま一緒にいる時間を大切にしたい」といったコメントもありました。もう一度、親子関係を構築することで、子どもはより自立した大人へ、親も手を繋いで守ってきた子どもとの子離れへと進んでいかれるのかもしれませんね。 Q.子どもに反抗期あった? アンケート回答数: 5324件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月23日子どもができると、それまでの暮らしから一変したという人も多いのではないでしょうか。家族への思いや、生活態度、金銭感覚など、さまざまな面で変化が訪れる人生の転換期と言えるかもしれません。パパやママたちに具体的にどのような変化が訪れたのか、見てみたいと思います。 ■9割以上の親は変化を感じている アンケートでは、「自分が親になって一番変わったと思うこと」について聞きました。 その結果、「家族への思い」と答えた人が4割を超えてもっとも多く、「生活態度」や「金銭感覚」、「働き方」という回答をすべてあわせると、じつに回答した親のうち、 9割以上が「変化があった」 と考えているようです。 Q.自分が親になって一番変わったと思うことは? 家族への思い 44.9% 生活態度(食事、掃除、片付け) 24.2% 金銭感覚 12.6% 働き方(仕事への考え方) 8.3% 特に変化はない 6.4% その他 3.7% ■親になった変化1、「子ども第一」タイプ もっとも多い「家族への思い」という回答。ただ、その思いの先にあるのは、自分自身の感情や健康だったり、自身の親だったりがあるようです。 まずは、「 この世に自分よりこんなに大切なものが存在するとは知らなかった 」といったコメントにあるように、子どもが存在することへの感情の変化をご紹介します。 「自分はそんなに子煩悩にはならないと思っていましたが、産んでから ものすごい子煩悩 ということに気づきました。何事も子どもが優先で自分は二の次」(茨城県 40代女性) 「子どもが1人で遠くに遊びに行くと心配だし、帰りが夜遅くなると心配だし、 こんなに誰かの心配をすること は、親になるまではなかった」(三重県 40代女性) 「疲れていても、やる事があっても、 子どもの笑顔 を見られるならがんばれる」(三重県 40代男性) 「買い物していても、仕事の休憩中も、 気づけば子どものことを考えている 。ご飯のメニューも子どもの好きなもの、ものを買うときも子どものばかりで自分のことは一番最後。でも、幸せ」(徳島県 30代女性) そのほか、「子どもの存在は言葉にできないくらい大きい」などと、しみじみ考えるようなコメントもありました。 ■親になった変化2、「自分の親は偉大だった」発見タイプ 子どもができて親になると、「自分自身の親がどうだったか」を参考にすることが増えます。そうして同じ立場になってみて、初めて親の気持ちを理解するという境地に至る人が非常に多いようです。 「親になって初めて、自分の親に相当心配かけていたんだなと思い知りました。自分の子育てを通じて 親への感謝 があふれてきて、当時の自分を殴ってやりたい気分です」(神奈川県 50代男性) 「自分が学生だった頃は、親に甘えておねだりしたり、学費や部活費などあたり前のことだと思っていましたが、親になったいま、 お金を工面する大変さがわかりました 」(鳥取県 40代女性) 「親がフルタイムで働いていたため、寂しい時期もあり、『自分の子どもにはそんな思いはさせない』と思っていましたが、教育や将来のためを思うと働かざるをえない。親も同じ複雑な気持ちだったんだなと今になって気がつきました」(神奈川県 40代女性) ただなかには、「お弁当すら作ってくれなかった親。わが子には絶対同じことはしない」といった、親を反面教師にするといったエピソードも寄せられました。子どもを持つことで、もう一度自分自身と親との関係を見つめなおすことになるのかもしれません。 ■親になった変化3、「健康第一へのシフトチェンジ」タイプ 子どもという守るべきものができたことによって、『大きくなるまでは健康でいなければ』という気持ちが沸きあがる人も多いようです。 「一人の時は『いつ死んでも別にいいや』って思ってましたが、子どもができたら、 『私がいま死んだら困るだろうなぁ』 と思うようになりました。健康でありたいと」(鳥取県 50代女性) 「家族はもちろん、自分も健康に気をつけるようになった。いつまでも元気で、 子どもたちのそばで成長を感じたい 」(宮崎県 20代女性) 「自分の体調管理に気をつけるようになりました。 育児に休みはない し、体調不良でもご飯を食べさせなくてはならないので」(千葉県 30代女性) 「年をとってからの子どもなので、健康に注意するようになった」と、最近の出産年齢が上がっていることも、健康への気遣いを言及する人が多くなる要因のひとつかもしれません。 ■親になった変化4、「だらしない自分からの脱却」タイプ 食事や掃除、片付けなどの家事全般を含む「生活態度の変化」を実感しているという人も、2割を超えていました。 「昔は好きなときに食べて、夜は眠くなったら寝る感じでしたが、 朝起きてご飯を食べる時間から寝る時間まで、すべて子ども中心 にまわっています」(鳥取県 30代女性) 「朝起きられるようになりました。若い頃は遅刻ばかりでしたが、 子どもができてから5分前行動はあたり前 」(岩手県 30代女性) 「子どものことを叱る場面でしっかり叱れるように、 まずは自分の行動、生活を律するようになったこと 」(埼玉県 40代男性) ほかにも、「アイロンがけや裁縫、お菓子作りなど、子どもがいなかったらできないままだった」というコメントも寄せられていて、家族のために家事の必要性や大切さに気づくようです。 「子どもがうまれてからすてが規則正しくなり、 そんな自分に私が一番驚いている 」という声も。 筆者も独身や夫婦だけのころは、夕食をかなり遅い時間にとったり、休みの日は昼前まで寝て朝ご飯をとらなかったりと、生活リズムはかなり乱れていました。しかし、子どもが生まれてからは、どんなに前の日の夜が遅くなっても 朝は必ず7時までには起きる ようにしています。そうした変化に自分自身が一番驚いているというコメントには共感できます。 ■親になった変化5、「投資先の配分変更」タイプ 買い物に出かけても、自分の洋服よりついつい子ども服ばかり見てしまう…そんな方も多いのでは? アンケート結果でも、約2割の方は、金銭感覚や働き方、仕事への考え方が変わったという人がいました。 「結婚して、子どもを授かった時点で、 お金に対する意識が変わり、使い道をシビアに考える ようになった」(千葉県 40代女性) 「以前は旅行に行ったり、高価な物を買いあさったり、自分にかけるお金が多かった。子どもが生まれてからは、 自分より子どもにかける出費が多く 、『この子たちのためならば』と思える自分が一番変わったところだと思う。そんな母親の自分も好きです」(東京都 40代女性) 無理に節約しているばかりではなく、「必要でないものは買わなくなった」と、自然に金銭感覚が変わっていったという人が多いようですね。 ■親になった変化5、「仕事人間から家族優先チェンジ」タイプ 働き方についても、「仕事優先」から「家族優先」へと大きく考え方が変わっているようです。 「 仕事は定時で上がる ようにし、残りは持ち帰ってやったり休みにまとめてやったりするようになりました。子どもと一緒にご飯を食べたり、話したり、お風呂に入ったりと、 家族が最優先 になりました」(埼玉県 30代女性) 「子どもがいることで手を抜いていると思われたくない。時間も限られていますが、 以前より責任とかクオリティとかの意識は高くなった 」(神奈川県 40代女性) 「独身の頃は好きなことを仕事に。 今は家族で生きるための仕事 」(東京都 30代女性) 子育てと両立できるように、「転職した」、「福利厚生を重視するようになった」という声もありました。さらに、子育てとキャリアを両立できるように、 短い時間でも効率アップして仕事量を減らさない ように努力しているという声もあり、それぞれ子育てと仕事との兼ね合いに工夫しているようです。 ■親になった変化6、「新世界発見」タイプ 回答の選択肢にはなかったものの、自分自身の性格や考え方、価値観などの変化を実感しているというコメントが多く寄せられました。 「 涙もろくなった 。子どもにまつわる番組を見れば涙がポロポロ出るし、動物が子どもを愛おしむ姿を見ても涙がポロポロ」(神奈川県 50代女性) 「諦めることを覚えました。部屋が汚いこと、子どものテストの点数が悪いこと、一生懸命作ったご飯を『食べない』と言われること。旦那がなんにもしないこと。 その都度気にしていたら子育てはやっていけません 」(佐賀県 40代女性) 「過保護にならない程度に子どもをサポートするために、周りの人たちと積極的に会話して、 コミュニケーション力 は上がりました」(徳島県 30代女性) 「子どもたちの趣味のおかげで、今まで見ることもなかった世界をともに体感できることはとても有意義で、未来への活力になる。何にでも感動できるアンテナさえ持っていれば 新しい世界が開ける と思いました!」(千葉県 40代女性) どれも、子どもができたことによる変化で、新たな自分を発見したり、新しい世界に足を踏み入れたりと、前向きな思いを感じることができますよね。 ほかにも、「今までは嫌な事から逃げてたけど正面から受け止められるようになった」、「自分がやった方が早いことも子どもにやらせて、じっくりと待つ 忍耐力が養われた 」など、その人の考え方や生き方という、根幹にかかわるような部分にも変化をもたらしていることがわかります。子どもの力は偉大ですね。 しかし一方で、マイナス面での変化についてのコメントも寄せられていました。 ●子どもを叱るために 言葉遣いが悪くなった ●4人子どもがいて余裕がなく、 短気になってしまった ●温厚な性格、のはずでしたが、親になったらしょっちゅう怒ってる ●体重が、一人産むたび増えていく また「我慢」「忍耐」「自制」といったキーワードをあげる方も多くいました。 たしかに、子育ては楽しいことばかりではなく、思いどおりにいかなかったり、自分の時間がなかなかとれなかったりと、パパやママたちは大なり小なり我慢をしながら行うこともあるでしょう。 ■親になって変化したことの意味するところは? さらに、すべてにおいて変わったというコメントを寄せた人もいました。 「すべてにおいて変わりました! 親のありがたみがわかり、お金の使い方が変わり、子ども中心の生活に。大変なことも多いけど、それ以上に楽しいこと、うれしいことをたくさん経験できますよね! 子どものおかげで成長させてもらっています !」(山形県 40代女性) 「すべてが変わった」としながらも、その変化を前向きなっものとして捉えている人が多いように思います。本当は意図していない変化だったとしても、その変化含めて、子どもが生まれてきたことによるもので、「子どもがいない生活は想像ができない」という思いを抱く人がほとんどなのではないでしょうか。 ここまで、親になって一番変わったことについて、見てきました。子どもがいる生活は、 多くの人が何かしらの変化を実感する ことになるようです。 変わりたいことと変わりたくないこと。それぞれどんなことがあるのか、自分自身で認識してみると、この先の人生での大事にすることの取捨選択ができるようになるかもしれませんね。 「親になって起こった変化」は、おそらくプラス面ばかりではなく、大なり小なりのマイナス面もあるかもしれません。でもプラスもマイナスも見つめつつ、家族と過ごしていくなかで、家族の形も、そして自分の中にある「親としての想い」もどんどん変化していき、家族の歴史の1ページとなっていくのかもしれません。 そして今回のアンケートにもあるように 「親から子へ、そしてまたその子へ」 と想いはつながっていくことがわかります。「親の子どもへの想い」は、この先子どもが大きくなったとき、彼ら自身を支える自分の軸の要素の1つとなるのではないかなと思います。だからこそ、何を伝えていけばいいのか、子どもと接するときに考えてみてはいかがでしょうか。 Q.自分が親になって一番変わったと思うことは? アンケート回答数: 4400件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月16日「オーディオブック」 という言葉、近頃よく耳にするという人も多いかもしれません。書籍を朗読した音声データをもとにしたコンテンツやソフトのことをいい、最近では、スマートフォンのアプリで手軽に聞けるようになったことなどから、その利用者は年々増えています。 このオーディオブック、家事や育児などで手を離せないママたちにうれしいポイントがたくさんあります。今回は、オーディオブックについてご紹介したいと思います。 ■オーディオブックってなに? オーディオブックとは、書籍の内容を音声で伝えるサービスのことで、耳で聴く本のことをいいます。そもそも30年以上前から、小説を読み上げてカセットテープに収録されたものは販売されていました。 2000年代にスマートフォンのアプリでのサービスの提供が始まったことなどによって、より手軽で利用しやすくなり、 利用者数は年々増加 しています(※)。現在、おもにCDや動画サイト、アプリなどの媒体でオーディオブックは聴けます。 その大きな魅力は、耳から情報を得られるため 「ながら読書」 ができること。 手や足を止めることなく、知識を身につけることができるという点で、忙しい人たちのニーズに合わせて人気を集めています。その書籍のジャンルは、ビジネス本や語学書など実用的なものから、小説や雑誌などの娯楽的なものまで、多岐に渡り、だれでもお気に入りの1冊を見つけることができるという点でも、大きな魅力となっているようです。 ■子育てママがオーディオブックにハマるワケ とくに子育て中のママから支持を集めているオーディオブック、その人気の秘密はどこにあるのでしょうか? ▼ママがハマる理由1、「~~しながら聞ける」 育児に家事に、さらには仕事と、とても忙しいママたち。一人でお茶を飲みながら優雅に読書をできるという人は少ないでしょう。 そんなママたちにとって、「ながら読書」ができるオーディオブックは大きな味方です。たとえば授乳しながら、洗い物をしながら、または通勤しながらなど、さまざまなシチュエーションで手軽に読書を楽しめることが大きなメリットのひとつだと言えそうです。 ▼ママがハマる理由2、体を休ませることができる 本を読んだり、スマホを見たりすると、目や首、腕などがどうしても疲れてきてしまいます。そうしたときに、オーディオブックであれば、目を閉じても本を読むことができます。 体は休ませたい、でも読書は楽しみたいというママたちにとっては最適な方法と言えるかもしれません。 ▼ママがハマる理由3、子どもの寝かしつけに使える さらにうれしいのは、ママだけでなく子どもたちにとっても耳で読書ができることです。 筆者自身も、寝かしつけの読書には毎晩苦労していて、電気の加減をどうすればいいか、どんな読み方をすれば子どもにきちんと伝わるのか、悩みが尽きません。そうした困りごとは、オーディオブックの使用によって解決できる部分があると感じます。 ■ママの生活シーン別、オーディオブックの使い方 それでは、このオーディオブック、子育て中のママは生活の中でどのように使えばいいのでしょうか。 ▼ママの生活シーン1、子どもの読み聞かせ 子どもから「本を読んで」と言われて、「これからご飯を作るところなのに~!」という経験があるママも多いのではないでしょうか。 筆者自身も、小学1年生の子どもから分厚いハードカバーの本を手に「これ読んで、全部!」と言われたときに、途方に暮れた経験があります。 もちろんそばで親が読んであげることに大きなメリットがあるのは重々承知のうえ。でも、どうしても時間がないときには、だれかの手を借りたくなるのも事実です。 オーディオブックには、大人向けの本だけでなく、子ども向けの本もあります。筆者が調べたところ、『大きなカブ』や『ジャックとまめの木』などの絵本から、『星の王子さま』や『不思議の国のアリス』などの児童書もオーディオブックとして販売されていました。 絵がなく、耳から入ってくる音だけなので、情景を想像できて子どもたちの想像力も広げられるかもしれません。 ▼ママの生活シーン2、赤ちゃんの寝かしつけ なかなか子どもが寝てくれず、苦労しているという人も多いでしょう。そんな人にとっては、寝かしつけにオーディオブックを試してみるという選択肢もあります。 「子どもが10分で寝る!」 と話題になり、75万部以上のベストセラーとなった 『おやすみ、ロジャー』 が記憶に新しいという人も多いかもしれませんね。こちらの本はCDつきのものも販売されていて、プロの声優によるオーディオブックが録音されています。 筆者も寝かしつけにオーディオブックを利用したことがあります。 <寝かしつけにオーディオブックを利用する方法例> 1、まずは電気を消してスマホを再生 2、オーディオブックが流れたら子どもの体をトントンと優しくなでながら聴く 暗い部屋でも本を読んであげることができ、さらにママが読まなくてもいいため子どもの様子を見ながら寝かしつけできることが大きなメリットだと筆者は感じました。 ▼ママの生活シーン3、車の中の赤ちゃんのぐずり対策 車での長時間移動 が必要な場合、子どもたちの過ごし方が大きな課題となります。車に備えつけのテレビがある場合でも、長時間見せっぱなしにするのには抵抗がありますし、おもちゃだけでは時間が持ちませんよね。 そうした場合に、オーディオブックを利用するという人もいるようです。音楽の代わりに、子どもの楽しめる本を収録したオーディオブックを流してはいかがでしょう? ▼ママの生活シーン4、家事をしながら趣味が楽しめる 子育てによって、趣味の時間がなかなか取れなくなったという人も多いかもしれません。 読書が好きだった人 は、オーディオブックを通じて趣味の時間を作ることができそうです。 洗濯物を畳みながら、食器を洗いながら、そして子どもを寝かしつけながらなど、さまざまなシチュエーションで、安らぎの時間を得ることにより、憂鬱な家事にも前向きに取り組めるかもしれませんね。 ▼ママの生活シーン4、自分の資格取得やスキルアップ 忙しい毎日の中、自分の資格取得やスキルを上げるための勉強時間はなかなか取れません。でも「ながら読書」ができるオーディオブックなら、それが可能になる場合も。 育児休暇中の筆者の知り合いは、料理中や洗濯物をたたむとき、子どもたちの寝かしつけをするときなどに、ビジネス書などを聞いているそうです。みずからのスキルが下がることへの不安を解消するために、家事をする間に情報を得られるのは一石二鳥だといえそうですね。 ■オーディオブックを利用するツールは それでは、実際にオーディオブックを使いたいという場合、どのようなツールがあるのでしょうか。 ▼CDでオーディオブックを楽しむには 先ほどご紹介した『おやすみ、ロジャー』のように、CDが付属している書籍や、そもそもCDで発売されているオーディオブックがあります。 このような商品を購入した場合は、CDをPCに取り込み、そのデータをスマートフォンに入れて使用することができます。CDプレイヤーなどを使わず、機器は必要ないため利便性が高そうですね。 ▼動画でオーディオブックを楽しむには YouTubeなどの動画再生サイトでも、オーディオブックの入った動画はたくさんアップされています。 読み聞かせの専門チャンネル もあるため、お気に入りの読み手を探してみるのもいいかもしれませんね。 ▼アプリでオーディオブックを楽しむには ●「Audible (オーディブル)」 (Amazon.com) 約20万冊、20カテゴリー以上の豊富なラインアップが特徴で、月額1500円のサービスを使えば、ひと月ごとにもらえるコインと好きな本一冊を交換することができます。世界の9カ国で展開していて、海外では一般的なコンテンツとして広まっています。 ≫ 「Audible (オーディブル)」 ●「audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)」 (株式会社オトバンク) 2007年から株式会社オトバンクが配信を開始した「FeBe」はオーディオブックの先駆的存在で、2018年3月から「audiobook.jp」のサービスを開始。 約27,000本のコンテンツを配信し、オーディオブックのカテゴリー普及に向けてプラットフォームの拡大を目指しています。1万冊以上が対象となる月額750円で聴き放題のサービスも。 ≫ 「audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)」 ●「森のえほん館」(株式会社アイフリーク モバイル) 「森のえほん館」は500冊以上の多彩な絵本が定額で読み放題のサービスです。 『しらゆきひめ』や『シンデレラ』などの世界の童話や、『うらしまたろう』や『ももたろう』などの日本昔話、そしてオリジナルの絵本もあるそうです。絵本は毎月更新されているため、長く楽しめるのもポイントです。 ≫ 「森のえほん館」(株式会社アイフリーク モバイル) ■オーディオブックを利用するには、注意点もある! ここまでオーディオブックのメリットを見てきましたが、使い方にはいくつかの注意点もありそうです。 ▼「ながら読書」に注意! 耳で聞いているからと言っても、「ながら読書」である以上は、読書だけに集中できるわけではありません。家事をしながら、子どもの様子を見ながら、さらに読書をするというのは結構ハードルが高いことでもあります。「ながら読書」をする場合には、わかりやすい内容の本を選んだほうがいいのかもしれませんね。 また「ながら読書」となるので、子どもを見守るとき、料理するときなど、より気を配る必要があるといえそうです。つい熱中しすぎてしまい、思わぬ事故にも注意しましょう。 ▼読み聞かせはママの声も 子どもへの読み聞かせが、子どもの発達においてたくさんの効果をもたらすことはよく言われています。 また親子にとっても大事にしたい時間。このためオーディオブックだけに頼らずに、ママやパパの声での読み聞かせの時間もぜひとってあげたいですね。 ▼オーディオブックでの寝かしつけには相性もある? 商品として発売されているオーディオブックは、声優などプロの声によって読まれていることがほとんどです。子どもによっては、「ママの声じゃないとヤダ」などと、声が受け入れられないという場合もあります。また子どもによっては、静かな中のほうがよく眠ってくれるという可能性もあります。 ここまで、子育て中のママにオーディオブックがおすすめできる理由について見てきました。 家にいる間は、家事や育児だけで一日が終わってしまう…というママも多いとは思います。でも自分自身のスキルアップに、そして息抜きに、さらに子どもたちのためにと、オーディオブックが役立つシーンもあるかもしれません。もしかすると、普段の毎日が少しだけよりよいものになるかもしれません。 <参考サイト> ・日本電子出版協会: 「いまさら聞けない電子出版のABC~ebookpedia~」 ※「株式会社オトバンクプレスリリース: 「audiobook.jp」会員登録者数、60万人を突破!
2019年06月02日小学生の子を持つ親にとっては、子どもたちが放課後をどう過ごすか、気がかりな人も多いことでしょう。また、これから小学生になる未就学の子を持つ親にとっても気になるところかもしれません。 今回は、放課後にどんなトラブルが起こるのか、またパパママがしている対策について考えてみたいと思います。 ■放課後トラブル経験ありは5割 アンケートでは、放課後トラブルを経験したことがあるか聞くと、「よくある」、「たまにある」、そして「以前はあった」と答えた人があわせて49.5%。約半数の親たちが放課後トラブルを経験したことがあることがわかりました。 一方、「ほとんどない」、「全くない」と答えた人も46.9%と、同じく約半数程度という結果でした。 Q.放課後トラブル経験ある? よくある 5.1% たまにある 18.5% 以前はあった 25.9% ほとんどない 29.1% 全くない 17.8% その他 3.6%" ■親がみていないところで起きる子ども同士トラブル 放課後トラブルとは、具体的にどのような内容なのか、いくつかのテーマに分けて見ていきたいと思います。まずは親が関与していないところで起こる、子ども同士の間でのささいなやり取りからトラブルにつながってしまったケースを紹介します。 「『放課後に遊ぼう!』と約束してきても、(その子は)他の子と遊んでいたり、『誕生日会をやろう!』って約束した日にプレゼントを持って行けば、もう他の日にやってしまっていたり。その度に 母は心が折れそうになります 」(神奈川県 50代女性) 「息子がブランコの柱に登る友だちを注意したけど、無視されたことに頭に来てブランコをその友達にぶつけてしまったらしい。ケガもなかったので何事もなく済みましたが、『 禁止されていることをした友だちが悪いのに 、なんで僕が怒られなきゃいけないんだ?』と息子はまったく納得しなかった」(徳島県 40代女性) 「息子が友だちにいきなり雪の塊を頭にガンガンとたたきつけられ、やり返さず我慢したと涙。次の日『謝ってきた』と報告がありました」(北海道 40代女性) 「目の上を傘でたたかれば、 あと1センチずれていたら失明していたかも しれない」という親としても気が気ではないトラブルの体験談も寄せられていました。 ほかにも「クラスの男の子二人につけ回されて、 『学校に行きたくない』 と娘が言い出した」といったトラブルは、学校生活自体に黄信号がともりかねない深刻なトラブルといえそうです。 また低学年であるほど、きちんとした“待ち合わせ”ができないことから起こるトラブルは多いようです。時間、場所をお互いにきちんと把握しているか、親が許可しているかなど、意外に待ち合わせは高度なテクニックが必要といえそうです。 ■「勝手に食べる」遊びに来た子が引き起こすトラブル また、家に招待したり、招待されたりといった自宅への「お呼ばれ」にまつわるトラブルも多いようです。 「 家に居座って帰らない子、勝手に入ってくる子、勝手にものを食べる子 、いろいろいた。私から『ダメだよ』と注意したら家に来なくなった。わが子にはよその家に行ったときのお行儀のしつけだけはかなりしつこく言い続けてる」(神奈川県 40代女性) 「よく遊ぶお友だちが 昼食どきに遊びに来る 。おなかが空いていたのか、出したドーナツ8個入りを2個食べ、残りを全部ポッケに入れて、『他の子と遊ぶ約束があるから』と、遊ばず帰って行ったそうです。何しに来たのか、どうしたものか、考えさせられる出来事でした」(千葉県 30代女性) 「わが家が長男の友だち達のたまり場に。あるとき 部屋で柔道して壁に大穴があいた 。その子たちを呼んで叱ったけど、その親に伝えるかどうか迷ったなぁ。全額わが家が修理して、8万円かかった。自分の子や他人の子、ともにいい経験になったと思う」(東京都 40代女性) ほかにも「毎回夕飯を食べていく子」「毎週土日に遊びに来る」「『家に帰っても1人だから帰りたくない』と泣かれる」などの声が。 パパママにとっても子どもの友だちにどこまで厳しいことを言っていいものか、また大人として放り出せないジレンマもあります。 さらにこれからますます両親ともに働く家庭が増え、大人の目が届きづらくなっていく世の中で、子どもが放課後をどう過ごしているのかが把握しきれないという悩みが増えていくのが現状かもしれません。 ■「帰ってこない」放課後の子どもの行方 さらに、放課後に子どもが家になかなか帰ってこないという不安の気持ちを抱える親も多いようです。 「低学年のころ、 暗くなっても帰らず探し回ることがあった 。一緒にいたお友だちがお家に入れなくて一緒に待っていたようです」(神奈川県 30代女性) 「 自宅に着く予定時刻から1時間過ぎても帰らず 、心配したことがあります。学校の帰りにお友だちと一緒に寄り道をして迷ったり、公園で遊んでしまったり。 携帯を持たせていないのですが、こういう時はやはり持たせる方がいいのか悩みます」(千葉県 40代女性) 「公園で遊んでいたら同じクラスメイトの子が通って『遊びにおいで』とのこと。行ったはいいが 帰り道がわからなかったそう 」(神奈川県 30代女性) 「小1のころ、 学童から来ていないという連絡 。友だちと外を歩いているところを、探しに出た学童のスタッフさんによって確保された」(神奈川県 40代女性) 帰宅時間に子どもが帰ってこないと、親としては本当に心配してしまいますよね。もしかしたら事故にあったか事件に巻き込まれたか、迷子かもしれないと、さまざまな可能性を思い浮かべてしまうこともあるでしょう。 筆者もこの春小学校に入学した長男が、「友だちと子どもだけで公園に行きたい」と言ってきました。ただ、その公園までの経路は車が多く、子どもの足で10分程度かかるため、「まだもうちょっとしてからね」と我慢させてしまったのですが…。いつから許そうか、もし許可したらきちんと時間どおりに帰ってこれるのか、心配は尽きません。 ■「ゲームソフトがない!?」物やお金を巡るトラブル 「ゲーム本体とソフトを持って遊びに行ったら、 ソフトを一つなくして帰ってきました 。あとで一緒に遊んだ子が返してくれましたが、その子の家に行ってないし、ソフトのネームシールも剥がされていました。お友だちを疑いたくないけど…」(宮城県 30代女性) 「カードゲームのカード、わが家は『あげるのはダメ』と決めているんですが、しょっちゅうもらってきて不安になり、相手の親に把握してるのか確認しました。一応ダブってるやつみたいだったけど、もらいすぎだったのでストップさせました」(神奈川県 30代女性) 「低学年の頃、6年生に 『現金を持って来い』と脅されて帰ってきた 。すぐ学校に連絡して6年生たちは親子で謝罪に来ましたが、言い訳ばかりでした」(神奈川県 40代女性) 物やお金を巡っては、子どもだけでなく親も巻き込んだトラブルに発展します。子どもたちにとって、もっとも大事なことは「持っているか」「持っていないか」になりがち。だからこそ「持っている」差がトラブルを生んでしまうのかもしれません。 ■放課後トラブルは、子どもにとって自立の1歩 それでは、こうした放課後のトラブルを回避するためにはどうすればいいのでしょうか。いくつか、参考になるコメントがありました。 ▼親の責任とは 「元気に育っていく上で、何かしらトラブルが起きてしまうのは仕方のないこと。親としてできることは、責任を取ることも含めて、 子どもと一緒に最後まで解決に向けて行動すること だと思います。 誰かを傷つけたり、何かを壊したり迷惑をかけるようなことがあれば、一緒に頭を下げにいく。逆にわが子が困っているなら本人がどうしたいのか、そのためには何が必要か一緒に考えてやってみる」(北海道 40代女性) 「子ども同士のけんかはあってもいいと思います。けんかした後に逆に仲良くなれること事もあるのは事実。小さいときにいろいろと経験するのがあたり前。 大人になるためのプロセス だと思って、子どもと真正面で受け止めてあげるようにすることが、親としての役目だと思いますね」(北海道 50代男性) ▼子どもは信じる。でも本質を見極めるには? 「子どもは自分の都合が悪いことは言わないことがあるので、わが子の言うことだけ信じるのも危険かなと思います。 子どもの言うことを信じるのは基本。だけど、うちでは『あなたの話だけでは決められないから相手の話も聞かないと。もし自分がなにもしていないのに、相手があなたを悪く言っていて、その親がそれを信じて、あなたが悪者にされたらイヤでしょう?』と言っていました」(神奈川県 40代女性) 「自分の子の話だけが正しいと考え、よその子の意見や気持ちをないがしろにする親子には悩まされました。そこで学んだことは、他人を変えることは難しいので、 自分の意識を変えるよう努力すること 。いまでも子どもに友だちとのいざこざがあったらそのように話してます」(神奈川県 50代女性) もちろん、仕事で放課後の子どもの様子がわからないという親も多いと思います。でも、帰宅後に話を聞いたり、ちょっとした変化に気づけるようによく子どもを見たりなど、子どものSOSに気づけるような体制づくりは、日ごろから親としては意識したいところですね。 ▼家庭で約束事を話し合う 今回寄せていただいたアンケートから、家庭で話しあって決められそうな約束事もありそうです。 ●外に遊びにいくときの約束事(一例) ・遊ぶ場所、相手、帰る時間の確認 ・移動するときの対応 ・約束した時間を守る対策 ●家に遊びにくる(遊びに行く)ときの約束事(一例) ・家で遊べる日、時間 ・ゲームなどの貸し借り ・おやつなどをどうするか 現代は、学校の連絡網がないこともあって、同じクラスでも親の連絡先がわからないことが多々あります。そうした状況で起こる「すれ違い」も、家庭での話し合うことで少しは防げる部分もあるように思います。また話し合うことで、子どもの意見の食い違いなども見つけることができるのではないでしょうか? 最後にこんな意見をご紹介します。 「小学生の時はいろいろありましたが、それも子どもが成長する過程で仕方ないと思います。 親が子どもをほったらかしにしないで見守っていれば 、その都度対処できます。今では懐かしい思い出です」(茨城県 40代女性) ここまで、子どもの放課後トラブルへの対処の仕方について考えてきました。さまざまな体験談と、対処法を紹介してきましたが、最後にご紹介した「親が子どもをほったらかしにしない」というのはとても大切なことに感じます。 子どもが成長する過程において、トラブルがまったくないということはないでしょう。「トラブルをどう解決するか?」は子どもたちが自立していくために大切な力となっていくはず。 もちろん、その内容や程度によっては、親が介入した方がいい可能性もあるでしょう。そして、いつでも相談できるように受け止める体制を親自身が作っておくと、子どもの安心にもつながるかもかもしれません。 放課後は、子どもたちにとっては、初めてひとりで判断して動く時間。そこで起こったトラブルをどう乗り越えるかは、子ども自身の学びにつながるといいですね。 Q.放課後トラブル経験ある? アンケート回答数:5154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月02日「がんは今や珍しい病気ではなくなった」とよく言われます。だからこそ 「もし自分ががんになってしまったらどうしよう」 と、頭を悩ませてしまう人は多いでしょう。とくに、子を持つパパやママの場合、 子どもの将来 のことが何よりも気になるだろうと思います。 そこで、子育て世代のがん患者を対象にした調査をもとに、親ががんになったときに子どもの教育計画にどう変化が起こったのか見ていきます。 ■子育て世代がん患者の教育費への影響は? 「子育て世代のがん患者における教育費に関する調査」報告書(「一般社団法人キャンサーペアレンツ」と「ライフネット生命保険」共同調査)によると、最初のがん告知を受けたときに不安に感じたこととして、「家族への影響」と答えた人が8割以上となりました。 またがんり患による子どもの教育費に影響があると答えた人は、 5割強近く となりました。 Q.がんに罹患したことで、子どもの進路など教育計画に影響はあったか? 影響があった 22.1% 今後影響があると考えている 31.7% 影響はなかった 53.5% ■収入減でも「教育費は抑えたくない」思い がんにり患したときに、教育費への影響があると答えた人が5割いますが、別の質問では、実際に 「教育費を抑えた」と回答したのはわずか2割足らず でした。コメントからも、親たちが教育費を抑えずに、試行錯誤している様子が伝わってきます。 「本当は公立に行ってほしかったが、受験対策や入ってからの役員などフォローが難しいと思い、私立の学校を選びました。教育費は抑えられなかった」(46歳女性) 「教育費、本当は抑えるべきなんだろうけど、中学受験に向けて必死に頑張っている子どもに、 塾を辞めてほしいとは言えなかった 」(39歳女性) 「子どもたちの教育費用だけは抑えたくなかったので、 学費や塾代などは貯蓄から回しました 」(45歳女性) また調査によると、がんのステージによって教育費への影響は異なっており、ステージ1の人の場合では、支出を抑えたのは9.7%。一方、ステージがあがってくると、2割を超えるようになります。 ■「進路への影響」に不安を抱える親たち 子どもへの影響を少なくしたいと考える親は多いでしょう。しかし、教育費は子どもを持つ世帯すべてにとって、大きな課題です。 調査によると、がん告知後、 平均して2割程度、世帯収入が下がる とあります。がんになったことで「子どもの進路などの教育計画に影響があった」という人たちの具体的な声を紹介します。 「都立高校を受験させ、予備校も行かせず、学費保険を中途解約して治療費に充てた」(52歳女性) 「がんにならなければ、パートから正社員へと考えていた時期でした。手術、抗がん剤治療の期間が長かったため、 正社員で働くことは諦めました 。子どもの大学進学については、自宅から通える範囲の公立校を目指してもえるようにと話をしました。塾にも通っていません」(41歳女性) さらに、「今後影響があると考えている」人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。 ●塾に入れてあげられない ●私立進学は難しい ●進学時期の教育費が貯蓄ではまかなえず、体調がどこまで働ける体に戻れるか不安 ●今後のお金がどれくらいかかるかわからず、子どものための貯蓄ができるか不安 「教育費を抑えたくない」という気持ちの一方で、実際には経済的な理由からなかなか思うようにいかないという親の歯がゆさが感じられます。 ■もし、がんになったときお金は? それでは、がんになった場合、どのような支援を受けて、収入の減少を補えばいいのでしょう。 Q.がんにり患したことで、金銭面の支援を受けたものは? ※複数回答あり 1位 民間の保険会社からの給付金 72.6% 2位 親からの金銭的な援助 35.7% 3位 傷病手当金 31.4% ~以下略~ 全体の7割の人たちは、民間の保険会社からの給付金を利用し、 親(祖父母)からの支援を受けた人も約35% と、2番目に多い結果となりました。 保険の給付金というと、「治療費に使う」というように考えてしまいますが、実際には自身や家族の生活水準を保つために使ってもいいものです。例えば、家事代行を頼むために使うなど、使い道の観点を変えてみてもいいかもしれません。 ■子育て世代ががんと教育費に向き合うには お金、治療法、家庭内の貯蓄など、情報を知っていることで対応が変わってくることもあります。万が一のときについて、家族や夫婦間でも話しあっておくことだけでも違ってくるのではないでしょうか。たとえば、貯蓄、生活費、保険など、さまざまな観点で家計を見直したり、場合によってはファイナンシャルプランナーに相談してみたり。 もし、病気になったときには家族だけで抱え込まずに、祖父母や周りの人たちの力を借りることが大切なのだと、今回の調査結果をみて思いました。もしもがんになって途方に暮れてしまったら、子育て世代のがん患者を支援する団体や仕事面や精神面など、さまざまな支援の窓口があります。 ここまで、子育て世代ががんになった場合に教育費とどのように向き合っていくべきか考えてきました。実際に病気と闘いながら子育てをするのは大きな苦労があるのだと身につまされるとともに、今自分にもきっとできることがあるのだと、気づかされます。「もしそうなったらどうするのか」といった不測の事態への対応を考えながらも、日々子どもたちとの生活を大事にしていきたいですね。 「子育て世代のがん患者における教育費に関する調査」 キャンサーペアレンツの会員(子どもをもつガン患者)398名へのインターネットによる調査(一般社団法人キャンサーペアレンツ×ライフネット生命保険共同調査) <参考> キャンサーペアレンツ:こどもをもつがん患者同士でつながるためのSNS
2019年05月30日子育てをするなかで、子どもにとって祖父母にあたる親の手を借りる人もいるでしょう。家事に仕事に忙しいパパやママたちにとって、祖父母が助けてくれることは、ありがたい援助の力となります。 ただ、祖父母と子育てにおいて意見の食い違いが発生してしまうことも。今回は、子育てにおける祖父母との関わりについて考えてみたいと思います。 ■6割のパパママが祖父母と子育ての意見の食い違いを感じている アンケートでは、親や義理の親と子育ての意見の食い違いがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が31.2%、「少しある」と答えた人が30.9%となり、6割以上の親が子育ての意見に食い違いを感じていることがわかりました。 Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある? ある 31.2% 少しある 30.9% ほとんどない 21.2% ない 11.0% その他 5.8% ■将来大成するかで習い事決める? 祖父母のトンデモ発言 まず、祖父母と親との間で子育てについて意見の食い違いがあると答えたパパとママたちの声をご紹介します。 「習い事をさせようとしたら、すぐに 将来大成するかどうかを基準に出した のにはびっくりした」、「生後1週間のときに『インターナショナルスクールに通わせる』と義父母に言われて驚いた」などと、教育方針を巡るトラブルについて多くの意見が集まりました。 「 習い事や幼稚園選び など、チクチク言われました。その後も高校選びについて、『近くないとダメ、近所の私学でいいんだ』など、その都度意見を言われてウンザリします」(神奈川県 40代女性) 「息子がミニバスケットボールでけがしたら、『辞めさせたほうがいい』と言うし、娘がピアノを習いはじめたら、『将来音大に進んでも何にもならない』といちいちうるさい!」(千葉県 40代女性) 子どもをどう育てていきたいか、子ども自身がどうなりたいかというのは、親としての最大の課題であり、もっとも悩むところですよね。そもそも親と子どもの間でも考えが一致しないことが多いのが現実。 そういったもっともデリケートで芯の部分に祖父母が入ってきて、意見を押しつけられた場合はたしかに困ってしまうでしょう。 ■子どもの体調は親がみているのに… 子どもの健康管理については、病院の受診、薬、保育園や学校を休ませるかなど、その都度、親も判断を迫られる難しい問題です。 「子どもが少しでもせきをしたり微熱があったりすると、 『病院に行かせた方がいい』 と言う。私は子どもを3人を育ててきて、いますぐ病院に行ったとして医者になんて言われるかなんてわかるのに」(神奈川県 30代女性) 「熱が出たら、『なんで調子が悪いのに気がつかないの。すぐお薬で熱を下げさせないとかわいそうだ』など。“高熱が出ても、菌と戦ってる証拠だから大丈夫”と育児書などではよく見ますが…」(茨城県 30代女性) 医療は日々発達しているため、祖父母世代が子育てしたときとは 対処法の常識が変わっている場合も あります。それがゆえに、さらに反発心を持ってしまう人も少なくないのかもしれません。 また、一人目育児中のパパやママにとっては、その判断がはたして正しいのかどうか、不安でいることも。そんな親としても悩んでいるときに、異なる意見を祖父母から言われてしまうと、より戸惑ってしまうという気持ちはとても理解できます。 ■子ども自身の価値観に影響する発言はやめて! 生活のなかでの祖父母のささいな発言が気になるというパパやママは多数。 「実母は 『女の子なんだから』とか、『お姉ちゃんなんだから』 という言い方を娘にします。私はそういう言い方を子どもにはしたくない」(北海道 30代女性) 「妹や弟が兄を名前で呼んでいて、義母に注意された。『 弟妹は長男を敬いなさい! 呼び捨てなんて言語道断!』と。義母の言っていることも理解はできるけど、私の子育て。今さら変えようとは思いません」(神奈川県 40代女性) 子ども自身の価値観を作っていくことにも影響しそうな内容なだけに気になるという人は多いようです。現代は、昔に比べて性別や立場などで格差をつけることの影響が問題となり、またそうした比較を良しとしない傾向にあります。大きく社会環境も変わっている背景も、祖父母の発言に納得できないと感じる人が生まれやすいのかもしれません。 また親が子どもを自立させたいという気持ちと裏腹に、祖父母が孫を甘やかして困るという声は多数聞かれました。 ■「働くママは愛情が足りない」説をいまだに言われるママたち 祖父母世代が子育てしていたときに比べて働くママが増えたというのも、大きな社会の変化のひとつです。 「 親に仕事するのを我慢させられた 。1人目が3才になるまでは親の言うことを聞いて我慢したけど、2人目のときは1才から働いた。それに対して 『愛情が足りないんじゃない』 と何かにつけて言ってきた」(愛知県 30代女性) 祖父母世代の時代では専業主婦が多く、働くママに対して「愛情が足りていない」といったつらい言葉はいま以上にかけられたのだろうと思います。昔も今も自分の常識が正しいとして発せられた言葉は、心にモヤモヤしたものを感じてしまいそうです。 ほかには、「義父母とは文化や習慣の違いが多々あって、 自分たちの尺度でしか物事を判断しなくて困る 」という、そもそもの価値観の違いに苦しんでいるという声も。 ■義理の親との関係に悩むパパやママが多数 また寄せられた意見の多くは、実親よりも「義理の親との意見の食い違い」でした。 「喜んで子どもを見てくれるのはありがたいけど、 テレビをずっとつけっぱなしにするのはやめてほしい! 義理の親だから言えないけど、毎回イライラしてしまう」(静岡県 30代女性) 「2歳、3歳のときはなるべくチョコや炭酸を与えたくなかったけど、 デビューは義母。 はっきり『やめてください』と言えなかった 」(神奈川県 30代女性) 「うちは義理の両親と同居なのですが、意見が合いません。 子どもは自由に育てたい私 と、 厳しくしつけたい義理の両親 。無視もできないし、主人は『我、関せず』で本当に困り果てています」(東京都 50代女性) 「義両親には 『母親失格』とまで言われた 。ダメな母親だと洗脳されているみたいなので、相談できません」(神奈川県 40代女性) 義理の親の場合には、遠慮して本音がいいにくいというところが多分にあります。また、そもそも別の家庭で、育った場所も環境も異なるという場合も多いため、その価値観もまったく違うということも多くありますよね。 ■「意見の食い違いはない関係」は距離感が影響? ただなかには、親とは意見の食い違いはないと答えた人もいました。 「義理親は勝手には進めず、 『どうしたらいい?』と聞いてくれました 。また実親は感覚が同じなのか、とくに言われることもないです」(千葉県 40代女性) 「義理の両親は子育てについて、私自身についても文句はもちろん否定的なことも押し付けがましいことも何も言わず すべて受け入れてくれます 。相談すればアドバイスをくれ、とても良くしてもらっています」(東京都 30代女性) 祖父母と円満な関係を築けているという人たちは、意見の食い違いはないと感じているようですね。ただなかには、円満というより「離れて暮らしていること」が結果的には意見の対立をうまないといった声もありました。 筆者も実の親とも義理の親とも離れて暮らしているため、年に会える機会は数回。せっかく会えたときには、お互いに意見をぶつけ合おうとも思わないので、食い違いを感じる間もないというのが実情です。 また「口を出さない、金も出さない」といった淡白なタイプ、孫に関心がない義両親などもいて、「それはそれで『孫がかわいくないのか?』と寂しい」という意見も。 言われても困る、けれど言われなさ過ぎても心配になる、子育てに関して祖父母の関わり方がいかに難しいか、伝わってきます。しかしそれはもしかしたら同じように、祖父母側にとっても頭を悩ませている問題なのかもしれません。 ■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」 それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。 ▼衝突を恐れずにきちんと話し合う 「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、 『私が言い過ぎた。ごめんね』 と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは 無駄なもめ事はなくなりました 」(北海道 30代女性) 「 ためになるアドバイスは盛大に感謝 して、違うと思ったら我慢せず けんかになってでも『違う』と反論する 。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性) 祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。 お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。 ▼祖父母の意見も認める 「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、 親のやり方を受け入れられるように なりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性) 「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは 子育てはいろんな答えがあるものなのだ と理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性) 昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。 「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、 他の人のアドバイスだ と言うようにしてました」(茨城県 40代女性) 祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。 ▼聞き流す、我慢する 「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、 子育てをねぎらってくれるので我慢 できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性) 「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、 ともかくスルー です」(神奈川県 40代女性) 「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。 ▼まずは自分の意見をしっかり持つ 「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、 実行するかは内容次第 。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性) 「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、 自分たちなりに子どもたちを見守りながら 、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性) 祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、 柔軟に回りの意見を取り入れていく ことが理想」と考える人の意見には納得させられます。 最後にこんな意見も紹介したいと思います。 「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに 子どもの意思を尊重 したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性) 一番大切なのは、 主役である子どもたちの意思 ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。 だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。 子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。 子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じ はずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。 Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある? アンケート回答数: 5107件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月26日子どもが成長してきて親と離れて行動することが増えると、事件や事故に巻き込まれないか、心配になります。ニュースなどで子どもが巻き込まれてしまったり、被害に遭った事件には心痛める人も多いことでしょう。 今回は、不審者への対策についてのアンケート調査から、子どもたちの身の安全を守るために、親である私たちには何ができるのか、考えてみたいと思います。 ■不審者対策を子どもに伝えている親は7割 アンケートでは、子どもに不審者の見分け方を教えているかどうか聞きました。その結果、「とにかく逃げる・ついて行かないように教えている」、「教えている」と答えた人があわせて69.8%となり、約7割が不審者への対処を子どもに伝えていることがわかりました。 一方で、「不審者の見分け方がわからない」と答えた人も13.8%いて、その対策に難しさを感じている親も一定数いるようです。 Q.お子さまに不審者の見分け方を教えていますか? とにかく逃げる・ついていかないように教えている 40.3% 教えている 29.5% 不審者の見分け方がわからない 13.8% 教えていない 11.3% 子どもに任せている 3.9% その他 1.3% ■「逃げる、ついていかない!」これに尽きるのか? 子ども自身が身の危険を感じた場合に、「とにかく逃げる、ついていかない!」と伝えているという4割の人たちの思いを聞いてみましょう。 「 『知らない人にはついて行かない』 と教えてます。変だなって思ったら、防犯ブザーを鳴らして逃げるように伝えてます」(東京都 30代女性) 「『お菓子をあげるからおいで』などと言われても近づかないのはあたり前で、それでもしつこく、手などを捕まれたりした場合などの とっさの対処の仕方、逃げ方 を小学校に入学する前から教えています」(北海道 40代女性) 「いきなり名前を聞かれる、道を聞かれて案内させるなど、自分の体験をもとに子どもに危険性を伝え、『全速力で人がいっぱいいる所や交番に逃げろ!』と教えています。 相手はこちらの善意を逆手に取ってくる ので、『知らない人には善意は持たないでいい』と、悲しいですが教えました」(神奈川県 30代女性) 「 『こういう人が不審者だよ』と、固定観念 を植えつけるのも逆に心配です。知らない人にはついていかない、人通りが少ない所には行かない、何か起こりそうになったら大きな声を出して逃げる。これに尽きるかと思います」(神奈川県 40代女性) 不審者への対策として、「ついていかないこと」「危ないと思ったらとにかく逃げること」、この2つは小学校でもよく言われていることですね。 ただどんな人が不審者なのか。どんな行動が危険なのか。これを子どもが理解することはとても難しいだろうと思います。 ■「親以外は信用するな!?」不審者の見分け方に戸惑う親たち そこで 「どんな人が不審者なのか伝えている」 という意見を見ていきましょう。 「最近は不審者だけに気をつければいい訳じゃないので、 『不審な感じじゃなくてもついていかない』 ように言ってあります!」(徳島県 30代女性) 「子どもが遊びに夢中になっているときは、周りのことを気にもしていないので、一緒に公園にいるときに、親なりに注意してほしい人を、理由を伝えて教えます。怪しい人は、目の動きなど、人と違う行動をとるので、自然とわかるようになります」(茨城県 40代女性) 「 『基本的に親以外は信用するな』 。親以外の大人と二人きりになるな。自分が少しでもモヤッと感じたら、その人からすぐに離れろ。知っている人でも、ご近所さんでも、仲良しの近所のおじさんでも一緒など、細かに教えています」(東京都 40代女性) 「かわいいおもちゃや犬を見せてくれる人、ゲームの話やプレイをしてくれる人、あいさつしてくれる近所の顔見知りの人など、 優しそうな人のなかにも悪い人はいるんだよ ということ。車に乗せようとする、一緒についてくる、どこかへ連れていこうとする 、すぐそばに近づいてくるという場合は逃げるようにということ」(東京都 40代女性) どの意見も、不審者がどんな人か断定するということではなくて、 親の経験にもとづく情報や肌で感じる危機感 によって、慎重に判断するよう促していることがわかります。 このほかにも、「知っている人でも親の許可なくついていかない」という声もあり、面識のあるなしに関わらず、できるだけ広範囲の人に警戒するように伝えている親は多いようです。 たしかに、これまで子どもが犠牲になった悲しい事件の中には、もともと面識のあった人や近所の人による犯罪もあるため、用心を重ねる親たちの気持ちにも、納得できます。 また「顔だけで不審者だとは判断はしないように伝えている」という声も見られました。「夫が作業着で公園にいたら、不審者と間違えられた」など警戒しすぎたことによる誤解が招いたエピソードも複数あり、なかなか 簡単に不審者を見分けることが難しい現状 が伝わってきます。 ■「不審者の見分け方を子どもに教えない」その背景とは? 「教えていない」、「子どもに任せている」と回答したのは、約15%の親たち。そして、「不審者の見分け方がわからない」と答えた人も、約14%という結果でした。あわせて 約3割の人たちが、積極的に不審者の見分け方を教えていない という現状ですが、危機感を抱いていないというわけではないようです。 「知っている人でも犯罪を犯す嫌な世の中ですので 不審者の見分け方などどうやって教えて良いのかわかりません 」(千葉県 40代女性) 「娘は小学生の頃、知らない人に声を掛けられて逃げてきたことがありますが、パッと見ただけで怪しい人だって判断できた訳ではなかった」(神奈川県 30代女性) 「『人を見かけで判断する』っていうことではなく、 “不審な行動での見分け方”があるのなら学びたい 」(鳥取県 40代女性) 「娘が不審者に会いました。それまで、『知らない人に声をかけられたら逃げなさい』としか教えていなかったが、 最近の不審者は不審者には見えない 。また、『人には親切にしなさい』と教えているのに、『これからは疑って生きなさい』とも言えず、 どうやって教えたらいいのか悩みます 」(千葉県 40代女性) どうやら、多くの親は不審者への対策を教えたいが、どう教えていいかわからないという悩みを抱えていることがわかりました。たしかに、黒づくめの服にサングラス、怪しい行動といった“いかにも”の人だけが危ないわけではありません。 どちらかというと、多く寄せられた 「大人の自分でも不審者の見分け方なんてわからない」 というのが本音だろうと思います。子どもにとって警戒心を抱かせない人、よく見かける人がじつは…といった場合には、親としてどう子どもにどう教えればいいのか本当に悩みます。 じつは筆者も小学1年生になったばかりの子どもに、不審者に関する話をまだしていません。それでなくても、親と初めて離れて一人で行き帰りする登下校を、不安にさせたくないという気持ちもあります。そして、素直な気持ちで道行く人たちにあいさつをしている今の様子を見ると、 はたしてその子どもの良さを奪ってもいいのか と、悩む気持ちもあります。 人を信じ、親切にすることの大切さも教えたい、一方で、そうした子どもたちの善意を悪用した事件が起きているのも事実なので、悩みは深まるばかりです。 ■子どもの防犯対策、親子でできることは? それでは、子どもの安全を確保するために、親にできることとはどのようなことなのでしょうか。いくつか、コメントから得られたヒントをご紹介します。 ▼不審者に出会ったら店や家に逃げこむ 「知らない人に話しかけられても、むやみに話をしない。ついてきたら 近くのお店や家に入る 」(福島県 40代女性) 「子どもでは悪い人の見分け方はわからないので、とりあえずついていかない、追いかけられたら逃げる、それは教えています。もし追いかけられたら、 どこでもいいから近くの家に逃げ込んで助けてもらう ように言ってあります」(徳島県 40代女性) 逃げると言っても、自宅や学校まで離れた場所で不審者に遭遇してしまう場合もあります。店や民家に逃げこむことができるという選択肢も教えてあげると、子どもも安心できそうですよね。 全国的には 「こども110番の家事業」 という、子どもたちが事件や事故に巻き込まれないように、学校やPTA、町内会など地域の人たちが行っている活動もあります。事件に巻き込まれそうになったり、危険を感じた子どもが逃げ込んできたときに、安全に保護し、警察などの関係部署に連絡してくれます。 <こども110番の家事業とは> 「こども110番の家事業」に参加している家、参画しているお店(コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、郵便局など)にはステッカーが店先や玄関に貼られています。 子どもには、「子ども110番の家」という役割、どんなことをしてくれるのかを伝え、通学路、散歩しているときなど、普段から子どもたちにステッカーが貼られているところを教えておくことも1つの子どもを守る策だと思います。万が一というときに子どもが行動できるかもしれません。 ちなみに「子ども110番の家」ではこんなことを聞かれるそうです。もちろん焦っていたり、緊張していたりですべて話せる子は少ないでしょう。でも日常生活のなかで伝えておけば、心に少しだけでも留めておけるのではと思います。 こども110番ってなぁに?「なにをはなしたらいいの?」 ●どんなことがあったのか ●時間 場所 ●犯人(不審者)の年齢 身長 体格 髪型 服装 ●車 バイク 自転車等の乗り物 ナンバー 色 ●どちらの方向に逃げて行ったのか ●自分の住所 名前 学校 学年 連絡先の電話番号 警察官が来るまで「子供110番の家」の人が守ってくれますので ゆっくり落ち着いて話しましょう。 出典: 静岡警察署 ▼不審者に出会ったときの対処法を細かく伝えておく 「知らない人が道を訪ねたら『知りません』と答えてその場を去るよう言っています。あと、『お母さんがけがをしたから病院まで連れていってあげる』などと言われてもついていかないように言っています」(愛媛県 20代女性) 「犬がケガをしているから一緒に助けて」といった子どもの純粋で優しい心を利用することも考えられます。具体的にどのように話しかけられるか想定して、対処法を細かく伝えるというのも、親にできることかもしれません。 不審者がどのように近づいてくるかはわからないものの、 よくあるケースを想定して子どもとやり取りしておく と、子どもにも伝わりそうですね。 ▼停まっている車の側は通らない 「『停まっている車のすぐそばは通るな』と言ってあります。連れ込まれたりするかもしれないので」(神奈川県 40代女性) 駐車している車に近づかない ということは、簡単に伝えることができます。交通安全の面からも、停まっている車は突然動いて危険なので、普段から近寄らないことを徹底して教えたいところ。 ▼できるだけ一人で歩かない 「とにかく知らない人は、見ない、近付かない、怪しいと思ったら、逃げる。 できるだけ1人で歩かない 」(千葉県 40代女性) 筆者の子どもも小学校に入学してから、同じマンションの同学年の子たちと一緒に登下校しています。ただ、場合によっては、無理にだれかと一緒に行動するのは難しいこともあるでしょう。そうしたときも、子どもに普段から声掛けをして、 できるだけ1人にならないように意識させておく ことが大切かもしれませんね。 ▼子どもの行動をできるだけ把握する 「子どもには『どこに出かけるか』は必ず言ってもらい、何時に帰るかも聞いておく。心配だと思ったら、 親バカだと思われるかもしれないけど迎えにいく 」(大阪府 40代女性) 「1ヶ月くらい前に近所で不審者が出たので、ほぼ毎日迎えに出ています。何かあってから、私自身が後悔したくないし、 子どもに嫌な思いをさせたくないので 、できる限り迎えにいこうと思っています」(兵庫県 40代女性) 子どもが大きくなってくると自立心も芽生え、親も安心感が根付いてくるため、 どこまで子どもの行動を管理するかどうか というのは難しいところです。親自身の気持ちと、子どもの気持ちにもよるため、親子で話しながら、どのように見守るかそれぞれの家庭で個性が出るポイントかもしれません。 ▼対処法を一緒に考えて話し合う 「子どもには『こういう人には気を付けなさい』とは教えていません。とにかく知っている人も含め、だれにもついていってはいけないと教えています。あとはいざ怖い目に遭いそうになったとき、遭ってしまった時の 対処法を教えたり一緒に考えたりしています 」(千葉県 30代女性) 不審者への対策は、親自身も手探りで行っている現状がありそうです。子どもに降りかかる危険をすべて、親が取りのぞいてあげることは難しいかもしれません。 ただ、パパやママにもできることはありそうです。おそらく、その対策法は子どもの性格や生活環境、親の仕事や祖父母の存在の有無など、各家庭によって大きく異なると思います。 自分たちは子どもの防犯についてどのように対策をするのか、一度家族で話し合ってみるのもいいかもしれません。いつかは子どもも大人になり、自分でじぶんの身を守るすべを考える日が訪れますが、その日まで、しっかりと子どもたちを守ってあげたいですね。 Q.お子さまに不審者の見分け方を教えていますか? アンケート回答数: 6453件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月19日毎日食べる食事について、「パートナーとその好みが合うかどうか」を重要だと考える人は多いのではないでしょうか。好き嫌いや味付けの種類など、食の好みには、その人が育ってきた環境や地域性など、さまざまなものが反映されると言っても過言ではありません。 今回は、食の好みについて、アンケート結果をもとに考えてみたいと思います。 ■パートナーとの食の好み、半数以上は「合っている」と回答 アンケートでは、パートナーと食の好みが合っているかどうか聞きました。その結果「どちらかというと合っていると思う」と答えた人が39.2%で、もっとも多いことがわかりました。 また「合っている」と答えた人とあわせると約55%となり、半数以上の人たちは、多かれ少なかれ、「パートナーとの食の好みは合っている」と考えているようです。 Q.パートナーと食の好みは合っている? どちらかというと合っていると思う 39.2% どちらともいえない 18.7% 合っている 16.6% あまり合っていないと思う 7.6% 合わないと思う 7.6% その他 3.0% ■結婚において食の好みは大切なキーとなる? 「どちらかというと合っていると思う」、「合っている」と答えた半数以上の人たち。どのような点で、食の好みが合うと感じているのでしょうか。 「結婚して16年、 付き合っているときから味の好みは同じ 。だから、いまも奥さんの料理は好き。最近自分が料理することが増えたが、『おいしい』と言ってくれてとても作りがいがある」(神奈川県 40代男性) 「作った夕飯を見ていつも、 『これ! 今日食べたかったやつ!』 と言われたりする。 結婚の決め手が食の好み というのもありましたが、正解でした」(岩手県 30代女性) 「食へのこだわりはもとより、 食の相性は大切な要素 だと考えています。私は食事を残すことがタブーと考えていますが、妻も同じ考えです」(埼玉県 40代男性) 「 これほど好みが同じな男性と出会ったことがない というほど合っています。好きな物から嫌いなものまで同じです」(千葉県 30代女性) そのほか、「趣味や嗜好(しこう)は違うが、 食の好みだけは合うから結婚生活を続けてこられた 」としみじみ振り返るような声も寄せられました。 たしかに、食事は生活と切っても切り離せないもの。好みが合えば、毎回お互いに合わせる、合わせないといった ストレスがない食生活を送ることができる でしょう。 半数以上のパパやママたちが、パートナーとの食の好みが合っていると答えたということは、それだけ結婚において「食事」がキーとなっていくることがわかります。 ■「食の好みが違いすぎて疲れた…」つらい声も それでは、「合わない」と答えた約15%の人たちの声を見ていきたいと思います。 「旦那は食わず嫌いなので、 作るメニューや外食はほぼ決まって います。せめて子どもには好き嫌いなく何でも食べてもらいたいと思っていますが、旦那が食べないので微妙。やっぱり 食の好みが合わないと大変 ですね」(茨城県 40代女性) 「旦那は味が濃いもの、私は薄味が好きなので、夜ご飯は毎度子どもたちの分、旦那の分、私の分と みんながバラバラでおかずも違い ます」(茨城県 40代女性) 「旦那は料理人です。小さい頃からおいしいものをぜいたくに食べていたせいか、農家出身の私とは違い、舌がこえていて、私がおいしいと思う田舎料理など食べません。結婚前になんとなく好みが違うのはわかってたけど、 こんなに苦労するとは思わなかった 」(神奈川県 40代女性) 「私は薄味、旦那は濃い味。私は甘い方が好き、旦那はしょっぱいのが好き。 すべてが違い過ぎて私は疲れています 」(栃木県 40代女性) 多かったのは、ご飯を作る側から寄せられた、食の好みが合わないつらさを訴える声でした。「からい物好きな夫が味見をせずに 何にでも一味をかけるのでイライラする 」という意見もあり、作った料理を前にモヤモヤとした気持ちを抱く妻とそれに気がつかない夫の様子が目に浮かびます。 食の好みが合わないと、たしかに食事のたびに同じようなことが起こりかねないため、それをストレスだと感じる人もいるでしょう。 ■夫婦で食生活を楽しむためのヒントは 夫婦でうまく食生活を楽しむためのヒントを「好みが合わない」という人から寄せられたコメントから探してみたいと思います。 ▼パートナーがいないときに好きなものを食べる 「旦那は好き嫌いが多いので、普段はそれに合わせて料理を作っています。子どもたちは私の好みと合っているので、 旦那がいないときに好きなものを作って食べて います」(福島県 40代女性) 夫婦といっても、四六時中いっしょにいるわけではないため、お互いが別々に過ごす時間に、自分が好きな食べ物を楽しむという声は多く寄せられました。「好きなものを食べずに我慢する」ということより、自分の好きなものを食べる機会を設けることでお互いにストレスが減るかもしれません。 パートナーの作る料理の薄味に物足りないと思っているときは、ランチをガッツリ、こってり系にするなども食の楽しみのひとつです。ただ健康的問題で食生活を見直している場合には、どのくらいまでなら許容なのか確認しないと、せっかくの家での努力が無駄になるかもしれないので注意したいところですね。 ▼健康のために食生活を見直した 「結婚当初は、私は濃い味付けが好みで、妻が作ってくれる食事は私からすると薄味でした。しかし、妻から 『濃い味付けの食事を食べ続けると体に良くない』 と言われ、少しずつ薄味にしてもらい薄味に慣れていきました」(千葉県 50代男性) 年齢とともに食生活の見直しが必要と考える人は多いでしょう。もしパートナーの濃い味付けやこってりした料理が好きなことが気になる場合には、健康診断の数値も夫婦で相談する1つの材料として役立つこともありそうです。 ▼最初は夫婦の好みが合わなくても… 「 合ってきた!!って感じです 。 濃い味付けだった私が、主人の好みのダシしっかりの薄味になり、甘いものを食べなかった主人が、私が甘味を大好きなせいか、甘味が好きになりました」(神奈川県 30代女性) 夫婦は、最初は別々の家庭で育ってきた二人が、一つの家庭を作っていきます。長年一緒にいることで、合わなかった食の好みも次第に合ってきたと考える人は多いようです。 筆者も、結婚当初は甘い物が大好きな夫に合わせて、自分が好きな味付けに少し砂糖を加えて調整していました。しかし、結婚して7年目となった近頃では、自分の好みの味が「わが家の味」になってきたと感じています。自分が変わったのか、相手が変わったのか、それともお互いが歩み寄ったのかはわかりませんが、毎日同じ食卓を囲むことで、積み重ねていけるものがありそうです。 また「合う合わないより、 お互いに合わせようとする気持ちが大事 」という方、なかには「食の好みが違うから食べ物の取り合いにならなくて快適」と考える方も。お互いに食事の時間が窮屈ではなく楽しめていれば、食事の好みが合わなくても問題ないように思えます。 また、最後にこんなコメントも紹介したいと思います。 「主人が母子家庭だったので、母の帰りが遅いため夕食は一人で市販のお弁当を食べてたみたいです。家に帰ると妻と子どもがいて 手料理がある幸せが、当たり前ではないと知っている 主人は、私が作る料理は好き嫌いなく食べてくれます」(沖縄県 30代女性) 「お互いに好き嫌いはあまりないですが、ごはんを残す人はお互いに嫌いなので 食の好みというより、価値観は近い かと思います。子どもたちにもごはんは残さないということを徹底して伝えています」(東京都 30代女性) これらのコメントからは、食生活や食に対する考え方には、その人が人生で大切にしていることが影響しているとも考えられそうです。 たしかに、毎日食事を用意するかげには、食材の準備から調理、配膳まで、たくさんの工程があり、手間がかかっています。まずは、そのことに感謝することの大切さをあらためて感じさせられます。 食事にとてもこだわる人、作ってくれるだけでありがたいと思う人、おいしければ何でもいいという人、そしてこだわりがないという人。さまざまでしょう。もしパートナーと食事の好みが合わないという場合には、お互いに相手の価値観を認めて、自分なりのおりあいをつけることも必要となってくるかもしれません。食生活を豊かにするという方法は各家庭ごとに違っていると思いますが、楽しい食事時間が過ごせるといいですね。 Q.パートナーと食の好みは合っている? アンケート回答数: 4602件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月12日子どもが大きくなってくると、少しずつ社会性を身に付けていって子ども同士の関わりが増えていきます。その関わり合いのなかで、ときには子ども同士が喧嘩することもあるでしょう。 そんなとき、親としては関与すべきかどうか、するとしてもどこまで関与すればいいのか、悩ましいところです。今回は、子ども同士の喧嘩について考えてみたいと思います。 ■子どもの同士の喧嘩。「親子で話し合う」が6割 アンケートでは、子ども同士の喧嘩にどこまで関与するか聞きました。その結果、「子どもと話し合う」と答えた人が6割となり、子どもと話し合って解決を促している親が多いとがわかりました。 また、「学校・園の先生などに話を聞く」、「相手のお子さまや相手の親と話し合う」と答えた人も2割を超えていて、親以外が介入する場合もあるようです。 Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する? お子さまと話し合う 60.0% 学校・園の先生などに話を聞く 22.4% 関与しない 8.0% 相手のお子さまや相手の親と話し合う 5.4% その他・わからない 4.2% 一方、「関与しない」や「その他・わからない」と答えた人はあわせて約12%にとどまり、9割近くの親が何らかの形で子ども同士の喧嘩に関わっているようです。 ■「まずはわが子の話を聞く」その裏にある親の思いは? 6割の親は、まずは子どもと話し合うと回答しました。その思いはどんなところにあるのでしょうか。 「口を挟まず、 まずはわが子の話をじっくりと聞きます 。そして信じてあげること。 親子の信頼関係 がちゃんと築けていると、 子どもは悪い事も含め正直に話してくれます 」(千葉県 40代女性) 「話を聞くことは大切。ただ、言い分を100%信じたり偏った見方をしたりはしないように心がけています」(千葉県 40代男性) 「普段からの子どもの様子を見て少しおかしかったら話しかける。または向こうから話しかけてきたらじっくり聞いてあげる」(茨城県 40代女性) 親がまずしていることは、「子どもから事情を聞く」ということ。とくに小さいうちは、「親に自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちも強いように感じます。だから気持ちに共感したり、ただ話を聞いてほしいだけということも多いかもしれません。 このほか、「“おはよう、ごめんねをセットにすると素直に謝れるよ”などとアドバイスする」、「子ども同士で解決できそうなら首を突っ込まない」という意見もありました。 もちろんそれでは解決しないこともあるでしょう。親としては、その話の内容を踏まえて、その次にとる対処の仕方を決めているようです。 子どもの話だけを聞くと、「うちの大切な子が…」と、つい守りたくなってしまう気持ちが沸きあがるのはどの親も同じ。ただ、そうなると喧嘩の本質や解決は難しくなってしまうときもありそうです。子どもの話だけを無条件に信じるのではなく、 客観的な視点 をもつことも親には求められているように思います。 ただ、子どもの年齢や性格によっては、子どもから喧嘩の内容を話してくれないことも。普段と様子が違っていたら声をかけるなど、子どもだからと言って無遠慮に聞くのではなく配慮も必要となってくるようです。 ■「学校に中に入って欲しい」親が期待していること 喧嘩になったら、子ども以外に話を聞ける相手として、子どもの通う保育園や幼稚園、そして学校の先生たちがまず頭に浮かびますよね。さらには、当事者である相手の子どもや親と話し合いをするという人もいるようです。 まずは喧嘩について園や学校に話を聞くという親たちの声を聞いてみましょう。 「子どもの喧嘩に親が入ると、 親同士でこじれる 。子どもの受け止め方や相手の意見も聞くため先生に中に入ってもらいました。子どもの言い分と相手の言い分は違うことが多いので」(宮崎県 50代女性) 「わが子はやられる方で、帰り道にカバンを引っ張られることが続いたので、学校の担任へ連絡をしました。次の日、担任からその子へ注意してくれておさまりました。まだ1年生なので、 小さい事でも耳を傾け対処 できることはしています」(北海道 40代女性) 「息子が幼稚園のとき、3~4人のグループからいじめられていました。ある日顔に大きな傷をして帰ってきました。そこで幼稚園の先生に、 『息子も含めて園児たちの行動を良く見てほしい』 とお願いに行きました」(千葉県 50代男性) 「子どもの話を聞いて、場合によっては先生に報告します。嫌なことを言われてからかわれたのが、本人にとってはとてもつらかったようです。先生方も、 すぐに対処してくれて本当に感謝の気持ちで一杯 でした」(福島県 40代女性) どの親も、いきなり園や学校へというよりも、事実を把握したあとで学校に事情を聞き、関与の必要があればお願いするという対応をとっているようです。「親が介入することで問題を大きくしてしまうのではないか」、「でも子どもだけでは解決は難しい」といった揺れる思いを抱えた親たちが、園や学校に対応を希望しているという状況がわかります。 そのほか、「子どもの話は聞くが、 自分に都合の悪いことは言わない し、話も曖昧(あいまい)なので、学校や園に状況を聞く」という声もありました。子どもがまだ幼い場合や、本当のことを言っているかわからない場合に、先生たちの助けを得たいと考える親は多いようです。 実際に筆者の小学1年生の長男が、弟と兄弟喧嘩をしたときに自分に都合のいいように嘘をつくことが最近あります。それも成長の証、そうした知恵がついてきたのだなと思います。しかし反面、友だちと喧嘩になったときには注意して様子を見なければと思いました。 自分の子どもの言葉を信じたい気持ちはもちろんありますが、 「一度先生の意見を聞いてみる」 もモヤモヤを抱えたままよりは、ひとつの策として有効かもしれません。 ■喧嘩した相手の子や親との話し合いで解決するためには また、なかには喧嘩相手の子どもやその親と直接話をしたという方もいました。 「 喧嘩した子同士に話を聞いてから 、親としてアドバイスを出してあげる。解決しないときは、お互いに謝らせる」(北海道 40代女性) 「子どもは嘘をつくものです、そして素直です。基本的に “喧嘩は両成敗” と思っているので、相手と相手の親も交えてみんなで話をするべきだと思います。 親なら『自分の子どもがされたこと』だけでなく、 『してしまったこと』 も知っておくべきだと思います」(徳島県 30代女性) 「親がすぐに出て行ってもわからないことばかりなので、両方の話を聞いてから考えます! 子ども同士の話し合いも大切 だと思うし、仲直りがしたければ話し合いのなかで、素直に“ごめんなさい”と言う言葉が出ると思います。だから見守る気持ちも大事だと思います」(神奈川県 30代女性) 多かったのは、「自分の子どもと相手の子どもの両方の意見を聞いて、解決に導く」という声でした。相手の親子との関係によってはそれができない場合もありますが、普段から交流があれば、そうした機会を持つのもひとつの選択肢ですよね。 お互いに言い分は違っていても、意見をすりあわせることができていけば、 仲直りに向かう道しるべ となるかもしれません。 ■「子どもの喧嘩は子ども同士で解決」関与しない親たちの思いとは 一方、子ども同士の喧嘩には関与しないという親の声も寄せらました。 「 木の上から立って見ると書いて“親” です。のこのこ木の上から降りて手をかけるような真似はしません。話くらいは聞いてあげます」(埼玉県 40代男性) 「 子ども同士の喧嘩は、子ども同士で解決させる 。それも勉強です。何でもかんでも親がしゃしゃり出て解決しないと困るようじゃ、情けない」(北海道 40代女性) 「基本子どもの揉め事には関与しません。『手を出されても、自分から出すことは絶対しない』ということだけ徹底しています」(鹿児島県 30代女性) 「子ども同士の喧嘩は、自分たちで解決するようにさせています。大人が関わると話が大きくなったり揉めたりするし、大人にばかり頼ってしまうと困るので。 自分で考え解決できる力 を身につけてほしいです。その後のフォローはきちんとします」(石川県 40代女性) 関与しないという親も、その多くが子どもたちのために、 「あえて喧嘩に介入しない」 と決めていることがわかります。また、基本的には関与しないが、 「内容や年齢、怪我の度合いや相手の親による」 という声もありました。けがをしたり、させてしまった場合、相手の親が介入してきた場合などは、対処法を考えるという親もいるようです。 また、 「子どもの社会が構築されているところに親が出ていくと、子どもが迷惑する」 という声も寄せられていて、子ども自身の生きていく道をあえて邪魔しないという考えをもとに、喧嘩の行く末を見守る親の愛情が感じられます。 ■「いじめ」と「喧嘩」の違いは? 親はどう関わればいいのか さまざまな意見が寄せられた、子どもの喧嘩にどこまで親が介入するかという今回のテーマ、正解はあるのでしょうか。 「 いじめと喧嘩は別物 です。喧嘩や子ども同士のトラブルだったら、まずはわが子の話を聞いて、その上で学校担任へその日のうちに電話して、相手の子にも事情を聞いてくれるようお願いします。 いじめだったら逆に最初から親が入らないと解決しません。ただ、いずれにせよ冷静に対応しないと。わが子を信じることも大事ですが、相手の子の話も聞かないで 自分の言い分ばかり押し付けてはいけない と思います」(山形県 40代女性) 「基本は子どもの話を聞きながら、そっと怒りを鎮めたりアドバイスをしたりして、極力本人が解決できるように後押しですね。話を聞くだけだと、 “自分が100%正しくて間違っていなかった”と、思い込んでしまう からです。また、親同士は、普段から話しやすいように顔を合わせたら挨拶をして、雑談できるくらいに心掛けています。これも何かあったときに相談や話し合いをしやすくするためです」(神奈川県 40代女性) 「子ども同士の問題は、子ども同士で解決できるようになるのが一番いいと思います。ただ、トラブルがあったときには、 わが子以外からも情報を集められるように注意 しています。普段から、子どもの友だちや、お母さんたちとも気軽に話せる関係をつくっておくこと、わが子がほかの子に何かしてしまったときには、些細なことでも早めに相手に連絡を取っておくように心がけています。『こんな事があったみたいなんだけど、聞いてる~?』などの事実確認をすることで、 双方の情報を共有できたり親同士で子ども同士のやりとりを見守る ことができると思います」(北海道 40代女性) ここまで、子どもの喧嘩への親の関わり方について考えてきました。さまざまな声が寄せられていて、同じ親とはいえ、いろいろな価値観が存在しているのだと実感させられます。まずはそうした価値観の多様性を認めたうえで、子ども同士の喧嘩をどう受け止めてあげればいいのか考える必要性がありそうです。 また、喧嘩に関与する場合には、「喧嘩の当事者はあくまでも子どもたち」というスタンスを持つことが必要ということがアンケートのコメントから伺えます。子どもがどう解決してほしいと願っているのか、また親が出る場面なのかなどは、慎重に見定めることも大切な要素なのかもしれません。 ただし、喧嘩といじめはあくまで別物。いじめだったときは、さらに慎重に、でもできるだけ早く、子どもが親の助けを必要としているかどうか、学校に相談に行くかなど見極めないといけないでしょう。 子どもたちが今後社会に出ていくとき、意見が異なる人、嫌なことをする人にはきっと出会うでしょう。そんなときにどう解決すればいいのかを子ども時代で学べていることも、大人になって対処するときに役立つと思います。スルーしてやりすごす力、自分の気持ちを言う力など、対応は子どもの個性によっても異なるでしょう。社会に子どもを送り出すために何ができるかは、親としても大事な課題となりそうですね。 どのレベルであれば親は関与した方がいい、もしくはそもそも介入するべきなのかは、はっきりとした答えは導き出せないのだろうと思います。でも喧嘩になる、ならないといった状態の前から、子どもに寄り添うこと、何かあったときは相談体制が取れるということを感じていてもらうことが、普段から親にできることなのかもしれませんね。 Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する? アンケート回答数: 10932件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月28日大型連休など、家族で旅行を楽しみたいと思う親は多くいるでしょう。しかし旅先では、想定外のことも起きやすいため、万全な準備をしたいと考えるもの。何に注意し、どのような対策をとればいいのか、親子で楽しく旅行するためのポイントを見つけましょう。 ■子連れ旅行で気をつけていることは? アンケートでは、子連れ旅行の準備で気をつけていることについて聞きました。「体調管理」と答えた人が約35%ともっとも多い結果に。「洋服など持っていくもの」と「移動手段/移動時間の過ごし方」と答えた人もそれぞれ31%と約28%となり、回答が3つに分かれる結果となりました。 Q.子連れ旅行の準備で気をつけていることは? 体調管理 35.6% 洋服など持っていくもの 31.0% 移動手段/移動時間の過ごし方 28.1% 特になし 3.7% その他 1.7% ■旅行前の体調管理はどうしてる? 子どもたちが体調を崩してしまったら、せっかく前もって予定していた旅行がキャンセルになってしまうことも。直前キャンセルの場合には、 宿泊料やツアー代など費用がかかる 可能性が高くなります。パパやママたちはどのような点に注意して体調管理に注意しているのでしょうか。 「私自身が旅行日前日もしくは当日に必ず熱を出していたので、子どもたちには、 前日に“明日旅行に行くよ” と伝えておきます」(北海道 30代女性) 「子どもたちが体調を崩しやすいので、 小さいうちは近場 に行っています」(岩手県 30代女性) 「旅先で何とインフルエンザ発症! あっという間に高熱になるし、道中でおう吐するし、とにかく急いで帰途に着きました。車で行っていたことが不幸中の幸いだったかな。それ以来、子どもが小さい間は、 冬に旅行は行かなくなりました 」(三重県 30代女性) このほか、「旅行前は数日間外出を避ける」というコメントもあり、それぞれの家庭で体調管理に注意していることがわかります。 ■子連れ旅行必需品は、体調不良に備えたグッズ 子どもがいるとついつい増えがちな荷物。子どもの年齢や性格、旅行の行き先などによってもその中身は変わってきます。それぞれに「わが家の必需品」があると思いますが、その一部をのぞいてみましょう。 まずは、旅先で急に体調が悪くなった場合を想定して、持ち物を準備するという人たちのコメントを紹介します。 「 風邪薬や体温計などは必ず持参 する。前もって体調管理していても旅行先で熱が出たりするので、解熱剤も必ず入れています」(東京都 40代女性) 「 母子手帳を忘れない ようにしている」(宮崎県 30代女性) 「アレルギー体質なので、薬をたくさん持っていきます。 喘息(ぜんそく)からアトピー、口内炎、風邪薬 。日帰りが一番いいです。泊まりは大変」(茨城県 40代女性) 「長女が1歳の頃、一泊二日で旅行に行き、ホテルで宿泊中、深夜に何度も目覚め、ぐずった時に突然激しいけいれんを起こしました。みるみるうちにチアノーゼや口から泡を吹いていたので、すぐに救急車を呼び夜間外来へ。診断は、熱性けいれんでした。 健康保険証を持っていてよかった です。やっぱり備えは必要ですね」(千葉県 30代女性) 起こっては欲しくないけれど、旅先で、病気になったり、ケガをしたりといったことを想定して準備する人が多くありました。ほかにも常備薬、湿布、絆創膏、冷却シート、虫よけスプレーといった子どもが普段使っているものや行き先に応じて用意するといいかもしれません。 また健康保険証以外にも旅行先、帰省先の総合病院、小児科、休日当番医を調べておくといった情報を事前に集めておくことも、何かあったときに親ができることのひとつとなりそうです。 ■旅行では子どもの洋服はどれくらい用意すればいい? 予想外の行動をとり、すぐに着ているものを汚してしまうという子どもも多いですよね。旅行のときには、どんな洋服をどれくらい用意すればいのでしょうか。 「子どもが2歳くらいの時に実家に帰省。汚れてもいいように洋服の替えはたくさん持っていったけど、 汚したものは予想外に靴 。それからは替えの靴も準備して旅行や帰省をしました」(神奈川県 40代女性) 「絶対汚すから、 必要な量の倍以上の洋服 を持って行きます」(埼玉県 30代女性) 「5歳と7歳の女児二人ですが、洋服、かばん、おもちゃに靴、 なんでも汚して次のものが必要になる ので、必ず予備をいくつか持っていきます」(東京都 30代女性) 「 まだおもらしの心配がある ので、着替えは多め」(三重県 40代女性) また、「 暑さ対策、寒さ対策がとれるよう に、何種類かの洋服を持っていく」というコメントもありました。着替えや靴を多めに持っていくことで、親自身も安心して旅行中過ごせそうですね。防寒、嘔吐などいろいろに使えるタオル、ビニール袋なども持参すると便利です。 また、「荷物を減らすために、ぎりぎりサイズアウト前の洋服を持っていって、 汚れたら捨てていた 」というつわものも! 帰りに着ていた洋服を捨てるとはなかなか思いつきませんが、たしかに増えがちな荷物を減らすひとつの方法になるかもしれません。 ■子連れ旅行、移動を快適にするには 旅行先までの移動は、どのような手段でするか、どうやって時間をつぶすか、無理なく移動するかというのも、子連れ旅行の懸念のひとつですよね。親たちの工夫について見ていきましょう。 ▼子連れ旅行で飽きさせない工夫いろいろ 飽きがちな移動の時間を少しでも楽しく過ごさせるため、パパやママたちのアイデアが寄せられました。 「移動中のひまつぶしに、 DVDやシールブック 。100均でそろうから助かります」(神奈川県 30代女性) 「車で長時間移動する際はポータブルDVDを車に取り付けて過ごしています。子どもがおとなしいと運転してくれている夫も落ち着いて運転できるので、そこは抜かりなく。電車の場合は、うちの子たちは鉄ちゃんなので、気持ちを盛り上げたり、電車の本を持って行ったりしています」(埼玉県 30代女性) 「 車の色探し をします。“次のサービスエリアに着くまで、●●色の車を●台見つけよう”といったように。家路に着く時は 時間当てクイズ もします。何時に家に着くか、子どもたちみんなが見覚えのある場所に差し掛かったあたりから開始です」(神奈川県 40代女性) 筆者自身も、1年間で4~5回は実家や義実家へ長時間の移動をしますが、長男と次男では好みが異なるため、それぞれに必要なものを持っていくようにしています。また年齢によってひまつぶしのグッズが変わるため、毎回、一筋縄ではいかない苦労を感じてきました。 子どもの好みを知っている親だからこそ、どうやって飽きさせずに移動するかは、手腕が試されそうですね。ただ普段とは異なる雰囲気に、よけいぐずってしまったり興奮してしまったりということもあるので、親の悩みはつきないのですが…。 ▼子どもの乗り物酔い、移動疲れの対策は? 乗り物に酔いやすい子どもだと、その対策も必要になってきます。また、長い移動が続く場合、とくに小さな子どもの場合は疲れてしまわないか心配となりますよね。 「車酔いしないように、車内の過ごし方に気をつけている。 ちょこっとつまめるお菓子やパックの飲み物 などを手の届くところに置いたり、気がそれるようにしりとり遊びなどみんなが楽しめる遊びを考える」(神奈川県 40代女性) 「子どもが小さいときは、 車の中で寝かして夜間移動 して実家に着くといった行動をしていました。今は大きくなってきたので、食事のタイミングを考えて移動しています」(鳥取県 40代男性) 「大人だけのときに比べると 休憩をこまめに多く取って います。せっかくの旅行だからあれもこれもと欲張ってしまいがちですが、余裕を持って大人も子どももイライラせず、ときには予定を削る位の決断で、 気持ちも体力的にも無理のないスケジュール にしています」(岩手県 50代女性) 筆者も、家族で旅行したとき、当時1歳だった次男が 宿泊先のホテルで突然おう吐 したことが。突然のことにかなり驚き、「旅の工程に無理があったかな」と、後悔したことを覚えています。さいわいそれ以上悪化することなく、無事に帰途につけましたが、それ以来 旅行の工程はできるだけ余裕を持つ ようになりました。 子どもとの旅行では、ついつい「あれも見せたい」「ここにも連れて行ってあげたい」と思ってしまいます。でも移動は、余裕を持って無理のない移動スケジュールを組み、子どもたちの様子を見ながら行動できる柔軟さが親には必要となってくるのかもしれません。 ■子連れ旅行でもっとも大切なこととは それでは、子連れ旅行で親が心がけたいことはいったいどんなことなのでしょうか。 「気をつけているのは、 旅行先では絶対に親の元を離れないよう何度も注意する ことです。非日常空間にうかれて事故や事件に遭うのが心配です」(茨城県 40代女性) 「7歳と11歳なので、 自分の支度は自分でしてもらう ようにしています」(東京都 40代女性) 「電車やバスツアーなど、とにかく 帰ってきた時に“楽しかった、また行こうね” と言ってくれるように心がけました。自分が疲れ果てることも多かったけど、楽しく行って帰ることにに命をかけていた感じ」(神奈川県 50代女性) 「必ず家族旅行は、 子どものリクエストに応える形 で行ってきました。上の子どもがもう成人していますが、とてもいい思い出の数々。みなさんも良い思い出をたくさん作ってください」(北海道 50代女性) ここまで、子連れの旅行で気をつけたいことについて、考えてきました。大変なことはたくさんあり、親の苦労は数知れず…ではあるものの、やはり旅先での家族の思い出はほかに代えがたいものがありそうです。 アンケートからは、子どもが小さいうちは、親がいろいろと想定して準備することが、結果として子どもたちが過ごしやすくなり、親自身の過ごしやすさにもつながることがわかります。 旅行で大切なのは、「きっと楽しく行って無事に家に帰ってくること」。どんな場所にどんな手段で、どんな日程で行くにせよ、その旅が家族のかけがえのない思い出になるといいですね。 Q.子連れ旅行の準備で気をつけていることは? アンケート回答数: 4691件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月21日子どもの学校生活では、登下校時の交通安全が心配だという家庭もあるでしょう。また、すでに学校に通っているという子どもたちについても、ニュースなどの事故や事件を見ると、登下校時の交通安全対策が不安になったりします。 子どもたちが安心して通学するために、どのような安全対策が必要なのか、親たちの声から考えてみたいと思います。 ■8割近くが地域の交通安全対策が「ある」と回答 アンケートでは、登下校時の交通安全について、地域の取り組みがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が約8割で、多くの地域では交通安全の取り組みが行われているようです。 ただ、「ない」や「わからない・どちらとも言えない」と答えた人も2割近くいて、地域間で取り組みの有無は異なるようです。 Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは? ある 79.6% ない 7.6% わからない・どちらとも言えない 12.8% ■ボランティアによる見守り活動とは 「ある」と答えた人の声を見ると、 登下校時に子どもたちを見守るボランティア が多く存在するようです。どのような活動をしているのでしょうか。 「下校時に、 高齢者のボランティアさんで構成される“地域の見守り隊” が、交通量が多くて見通しの悪い場所に立って注意してくれています。よく言い聞かせてくれているようで、この間息子に“自転車乗っている時は並列しちゃダメ”と私が注意されました」(千葉県 40代女性) 「町内会の人や、学校の生活の委員会、先生たちが月に1~2回交差点に立ってくれています。あとは毎日みどりのおばさん、おじさんも立ってくれています。 雨の日、雪の日、風の日も毎日感謝 です」(北海道 40代女性) 「毎朝、学校がある日は車の通りが多い場所に、ボランティアのおじさんが毎日立ってくれています。奥さんも亡くなって、それが生きがいなんだとお聞きしたことがあります」(福島県 40代女性) 「私の住んでいる町は、小学校1〜2年生の下校時には、必ず 見守り隊という大人の方が、家まで送って 下さいます」(島根県 40代女性) ほかにも、「 ボランティアが生徒の名前を覚えていてくれて安心できた 」という意見など、その存在に心から感謝する親の声は多く寄せられていました。 一方で、 ボランティアが高齢者 で構成されていることも多いため、その体力を心配する声も。活動があくまでボランティアである以上、 継続可能な取り組み かどうか、懸念する人もいるようです。 たしかに、地域の子どもたちのために、無償で通学ルートの見守り活動を行うというのは、なかなか簡単にできることではありませんよね。多くの地域では、そういった人たちの 善意によって、安全な登下校が可能 になっていて、パパやママたちは感謝の声を寄せていました。 ■保護者による見守り活動、負担に感じる声も… また、保護者自身による取り組みがあると答えた人も多くいました。 「 保護者の“パトロール当番” がある。登校時は、危ないところなどで旗を持って立ちます」(茨城県 30代女性) 「小学校のお母さんの役が毎年選出されて、朝と下校時に立ってくれています」(神奈川県 40代女性) 「 登校班で親が当番で引率 しています」(神奈川県 40代男性) 旗を持って危ない道に立つ、登校時に引率するなど、保護者による当番制で子どもの登下校時の安全を守る取り組みをしている地域も多いようです。 同じエリアに住む子どもたちをまとめて、代表の親が見守ることで、協力体制が取れているようで、「 子どもとの触れ合いを楽しみながらやっている 」という前向きな意見も寄せられていました。 ただ、一方でその 当番を負担に感じる人 も少なからずいるようです。 「朝は 保護者が順番で旗振り 、帰りは週三日、保護者が順番で学校の門から子どもたちのあとについて指導しながらついていきます。自分はシングルで頼れる家族もなく、 仕事は休みをもらわなければならない 。月に1回だけど、年間にすると10万以上収入が減る。だれが決めたか知らないが、保護者が過保護になり過ぎていないか?」(茨城県 40代男性) 「保護者、教員、地域の見守り隊が、登校する道の各所に点々と立って、生徒の登校を見守る。必要なのはわかるが、寒いなか、乳児を抱えてまるで雪だるまのようになって、1時間近く立つのは正直つらかった。ほかの小学校は、ほとんどがボランティアと教員。同じ市内にあって、 この差は何だ? と思ってしまう」(愛知県 40代女性) 「PTAで毎週見守りをしていて、家から微妙な場所に立たなくてはならない。仕事にも行かないといけないので、 毎週は負担が大きすぎ ます」(広島県 40代女性) どれも切実な声で、保護者が自分の仕事や育児など、多くのタスクに追われている様子がわかります。 同じ市内でも、保護者の当番の有る無しが異なるという意見も多く、「なぜうちの子どもの学校だけ?」と思ってしまう気持ちも理解できますよね。「自分たちの子どもは自分たちで守らなければ」と思う気持ちはあるものの、現実ではなかなか難しいということがわかります。 ■「登下校が心配」という切実な声 「取り組みがない」と答えた人たちをはじめとして、登下校に関するさまざまな心配の声も多く寄せられました。 「一応見守り隊の人がいますが、車で通るだけで危ないところに立ってくれないので 意味があるとは思えない 。同じ町の違う地域ではちゃんと横断歩道や下校時についてくれているのに、残念です」(島根県 30代女性) 「登下校を見守るボランティアを募集しているが、 うちの地区は協力をしてくれる人がいない 。隣の地区は協力をしてくれる人がたくさんいて、地域の温もりを感じる」(静岡県 30代女性) 「団地に囲まれていて高齢者が多く人通りが少ないので、不審者などの連絡は頻繁にあります。ただ、個々の家庭で“1人で出歩かない”などと子どもたちに言うしかないのが現状です」(千葉県 40代女性) 「小学校の立地周辺にスクールゾーンがない学校です。大きなトラックが子どもスレスレに通っています。登校時間の20分だけでも通行止めにしてほしい。 事故が起きないと改善されない現実 がもどかしいです」(埼玉県 40代女性) ほかにも、「人の少ない地域に引っ越したら、見守り活動をしていなかったので驚いた」という意見も。登下校の安全対策が、どうしても地域の高齢者や保護者によるボランティアに頼りがちとなっているため、 地域ごとの取り組みの格差 が出てしまうようです。 ■小学校への親の送り迎えは過保護なのか? 子どもの通学は毎日のことなので、保護者の心配は募ります。なかには、みずから送り迎えをしているという人もいるようです。 「 3km近い山道を一人で 帰ってくるので、お迎えにいっています」(島根県 30代女性) 「歩道がないところがあり、道幅も狭く危険な場所が多いので、毎朝見守りのために 途中まで一緒に登校 します。『過保護かな?』と思うときもありますが、同じ班の子どもたちもみんなかわいいし、大人の目線で危険を察知して未然に防いであげることが大事かなと思います」(神奈川県 40代女性) 「最近圏央道が学校の近くを通ってますが、歩道橋ができただけで、とくにガードレールもない道を30分かけて登下校しています。朝も帰りも集団登下校なので 娘が一人になる所まで迎えに行っています 」(茨城県 30代女性) ほかにも「ひとりで下校してくる時もあるので、 GPSを付けて途中まで迎えに行っている 」という声もありました。 筆者も4月から小学1年生になる長男が通う小学校では、人ひとりが通れるかどうかという狭い通学路を使うため気になっています。子どものギリギリ横を大きなトラックが通ることもあり、大人でもヒヤヒヤする場所なので、しばらくは筆者も送迎する予定。ただ仕事との両立もあるので、いつまで続けるかは悩みのタネです。 ■子どもの安全を守るために親にできることは? 地域の取り組みがある人もない人も、それぞれ子どもたちの登下校について悩み、考えていることがわかりました。そんな私たち保護者に、できることとは一体なんなのでしょうか。 ▼子どもに普段からしっかり交通ルールを教える とくに多かったのは、 子どもにしっかりと交通ルールを教えることの重要性 を訴える声でした。 「うちの娘には、『横断歩道の信号機が青になってもすぐ渡らないで、まず車が来ないか、来たにしてもちゃんと停まってから渡るように』と言って聞かせています」(北海道 40代女性) 「大切なのは 親がきちんとしつけているかどうか 。広がって歩いたりとか道に走って飛び出たりとかは、普段から親が注意して諭さないとダメだと思います」(愛媛県 30代女性) 「 子ども本人の意識が大事 だと思います。学校だけでなく普段から家庭での教育が欠かせないと感じています」(徳島県 50代女性) ほかにも、「 登下校ルートの危険な場所 を口をすっぱくして教えるしかない」という意見もあり、親の方も努力が必要だということがわかります。 子どもが1人で登下校するとき、危険なルートを通りそうになったときに、「はっ」と親の声を思い出せるよう、根気強く注意喚起することが必要そうです。 ▼親自身がしっかりと行動して教える さらに、親自身が行動で示すことも大切だという声も。 「 子どもの安全は親の仕事 だと言いますが、横断歩道のない所を子どもの手を引いて渡っている親はどうなんでしょう。歩道を歩いていても、事故に巻き込まれるこのご時世です、少しでも減らせていけたらと思います」(愛媛県 40代男性) 「朝の旗降りなど面倒だとは思いますが、やっぱり子どもの安全を思うと仕方ないことだと思います。子どもたちにも『道で広がらない、ふざけない、何かあったら助けを求める』ように言い聞かせています」(神奈川県 30代女性) 親自身が交通ルールをきちんと守ったり、交通安全活動に参加したりして、 子どもたちに対して行動で示す ことが大切だという意見もありました。 筆者自身、急いでいるときに信号が点滅してから慌てて走って、子どもに「信号が赤になるよ」と諭されて恥ずかしい思いをしたことがあります。 言葉では「右左を見てから道を渡ろうね」などと簡単に言えますが、もしかして子どもの心に一番響くのは、 親の立ち居振る舞い なのかも。普段からみずからが行動で示して、子どものお手本となるのが大切なのかもしれませんね。 ここまで、登下校時の地域の取り組みと、親にできることについて考えてきました。交通の状況や、地域の人口や世代など、それぞれに特徴があるため、なかなか一概に答えを出すことは難しいテーマだと思います。 地域ボランティアの減少や共働きが多くなり親の登下校見守りが難しくなるなか、最近では不審者情報がメールやSNSを使って情報が入ったりします。今後はもしかしたらスクールバスなども日本でも導入されるかもしれません。国でも「登下校防犯プラン」として対策をまとめ出しています。国、警察、学校などの取り組みも期待したいところです。 ただどんな状況であれ、交通安全について親が子に伝え、さらに行動で示すことが、まずは基本の第一歩となるだろうと思います。口で交通ルールを守るように言ったとしても、自身が信号を無視したり、スマホ片手に歩いていては、子どもにも伝わらないでしょう。 ほかにも一緒に通学路を歩いて危険場所を確認する、車移動の激しい場所をチェックする、不審者への対応方法などを教えるなども必要となってきます。多くの子どもが持っている防犯ブザーもいざというときに使えるように練習するなど、親にできることは多くあるだろうと思います。 筆者を含め、不安な気持ちを抱えながら登下校させているパパやママもいるでしょう。それでも自分自身にできることを小さなことから積み重ねて、子どもの登下校を見守っていきたいですね。 <参考> 内閣府: 登下校防犯ポータルサイト 警察庁: 登下校防犯プラン Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは? アンケート回答数: 8469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月17日子育て真っ最中に迎えた実の母親の死、そんなときにどうやって自分の生活を続けていけばいいのでしょうか。母親が亡くなってつらいけれども、子どもとの日常はとめどなくやってきます。 昨年出版された 『さよならわたしのおかあさん』 。前回の記事、 「“母は助けてくれてあたり前”と信じてた『さよならわたしのおかあさん』(前編)」 では、作者・吉川景都(よしかわ けいと)さんに、母親との日々や亡くなった後の生活について教えていただきました。 今回は4歳になった娘のえっちゃんとの日々や、将来目指したい親子像などについて吉川景都さんに話を伺いました。 ■母の死と娘の誕生はセットで考える ――おかあさんが闘病している中でのえっちゃんの誕生は、大変なこともあったのかなと思うのですが…。 おかあさんがしんどい時期に自分もしんどくてダブルパンチのように感じることもありました。ただ、新しい命の誕生というのはあきらかにいいことで、おかあさんもそのときはすごく喜んでくれたし、私も子どもに対して親がこう思うんだっていうのを、おかあさんがいるうちに感じられて、すごくよかったですね。 ――なるほど、同時にあったことにも意味があるということなんですね。 「おかあさんの死」 と 「えっちゃんの誕生」 は、私の中ではセットになっているんです。娘が生まれてきてくれて、そこの開いたドアにおかあさんが入っていった。向こう側に行ったおかあさんは新しく生まれてきたえっちゃんのことを見守っていてくれているんだなと捉えています。 ■子どもと向き合う自分の中に見る「おかあさん」 ――今、えっちゃんを育てるなかで、おかあさんの存在を感じることはありますか。 自分自身がえっちゃんに対して言うこととかやることが、ほぼおかあさんのままみたいなんですよね。 「これ、言われたことある!」 って言ってから思い出すこともよくあって。 この間、えっちゃんとお菓子作りをしたんですけど、もうずいぶん作っていなかったのに、基礎の動きを体が覚えていたんです。おかあさんが教えてくれたことが、ポンって出てきた。 きっと、自分の中にはまだ思い出し切れていないことがあって、これからどんどん思い出していける。すごく心強くて、ここまで 育ててもらったから、これからも育てていけるんだ って感じています。 ――「自分が生きていること自体が、お母さんの形見」というあとがきの言葉が印象的です。 子育ての中で、子どもと付き合い向き合っているうちに、母の考え方とか教えてくれたことが、自分の中にあるなって何回も思いました。そういう経験が積み重なると、「おかあさんって消えていないな」って実感ができますよね。 姉妹と話していても、「おかあさんだったらこうするだろうな」って想像できる。それってもう 「いなくてもいる」っていうのと一緒だな って思います。 ――えっちゃんは、おかあさんのこと覚えているんですか。 きっと本人は覚えていないと思うんですけど、たまに気を使って、こっちに話題を振ってくれるんですよね(笑)。あとは、最近「天国ってどこにあるの?」とか、急に聞いてくるときとかあって、「お空の上だよ。いつも見ているんだよ」と言っています。 ■家族の闘病と子育ての両立 ――おかあさんの闘病と子育てを両立するのは大変だったと思います。どうやって乗り切ってきたのでしょうか。 がんばりすぎないことは大切だと思います。私自身も、おかあさんが小康状態のときに、自分の仕事を進めたり子どもを保育園に行かせたりと、 日常に戻る時間を確保 していました。 おかあさんがいなくなったあとも生活は続く、だからこそ、自分自身や子どもの生活を端の方でちゃんと維持しつつ、そこに戻れるようにしておくことは大切だと思います。 ――ホスピスで最期を過ごしたからこそ、きっとそうした無理のないみとりができたのでしょうね。 おかあさんは、体調の波があったときすぐに相談できる場所にいたい、家にいるとみんなに迷惑かけるから嫌だと言って、ホスピスに入りました。 入院したとき、本人は晴ればれとした顔をしていて、「もうこれで大丈夫だ」と思ったんだと思うんです。無理に自分たちがなんとかしなきゃって思わないほうがいいと思うし、思う必要はないと思います。 ■母から受け継いだもの、自分なりに作る娘との関係 ――どういう親子関係を目指していきたいのか、吉川さんなりにどう考えているのでしょうか。 私はおかあさんに何でも話してきたので、えっちゃんにとってもできれば、 私が一番の相談相手でありたい し、友だちや恋人ができたりしても、最後は「お母さんがいるからね」って言える存在でありたい。 おかあさんにしてもらったように、ベッタリするのではなくうまくサポートしていってあげられたらいいなと思います。 ――ほかにおかあさんのようになりたいと思うところはありますか。 私は心配性なので、つい先回りしていろいろと心配してしまうんです。でも、おかあさんは私が「芝居がやりたい」とか「音楽がやりたい」と言ったとき、いつもまずは「やってみれば」と言ってくれました。 だから、私も将来えっちゃんのことを あまり心配しすぎずに見守りたい ですね。たとえ「ユーチューバーになりたい」とか言われても(笑)。本人に任せて、もし失敗しちゃったときは受け止めてあげたいです。 ――おかあさんが弱音を吐かなかった、そうした姿も目標になりそうですよね。 おかあさんがまったくつらい面を見せなかったというのは立派だと思うし、自分もそうありたいと思うけれど、とてもできないなあと。いまとなっては、 もっと弱音を言ってほしかった という思いもあるし、自分だったらもうちょっと弱音を言っちゃうと思いますね。 そういうところを、 おかあさんの要素も入れつつ自分なりの母親 になっていきたいです。ただ、本当に自分がそういう風になったら「お母さんは大丈夫だよ」って言っちゃうのかもしれないですけどね(笑)。 ■「命のバトンをつないでいく」吉川さんのメッセージ インタビューでは、吉川さんが言葉ひとつひとつを丁寧に選びながら話をしてくださり、おかあさんとえっちゃんを大切にする思いが伝わってきました。そして、まさに子育てとは「命のバトンをつないでいく」ことなのだと、書籍とインタビューをとおして強く実感しています。 筆者自身も2年半前に実の母親を大腸がんで亡くし、喪失感がなかなか埋められずにいました。そんなときにこの本に出会って、心のささくれていた部分にそのメッセージが染みこんできました。母親から私に確実に命のバトンは受けつがれていて、きっと次は自分がそれを子どもに渡す番なのだと感じています。 おそらく書籍を読み終えると、「お母さん」のことを深く知りたい、どう思っているのか感じたいと願うのではないかと思います。親、自分、子ども、そのずっとつないでいく命のバトンのなかに、何を込めていけばいいのか。そんなことを考える機会となりそうです。 ■今回のお話を伺った吉川景都さんのご著書 『さよならわたしのおかあさん』 (吉川景都/新潮社 ¥1,080(税込)) ■吉川景都(よしかわ・けいと)さん 神奈川県出身。漫画家。2003年少女誌「LaLa」でデビュー。『24時間サンシャイン!』で初の単行本を上梓。多岐に渡る作風が特徴的で、テンポのいい会話でみせるストーリー、エッセイコミックなどで人気を博す。著書に『片桐くん家に猫がいる』『子育てビフォーアフター』(新潮社)、『モズ』シリーズ(集英社クリエイティブ)、『鬼を飼う』(少年画報社)などがある。 Twitterアカウント: @keitoyo
2019年04月10日子育てする中で実の母親というのは、お手本ともなり、頼れる存在ともなりえます。そんな母親がもし死を迎えることになったら、娘である自分たちはどうすればいいのでしょうか。 漫画家の吉川景都(よしかわ けいと)さんは、昨年肝臓がんを患い母親との別れをつづったコミックエッセイ 『さよならわたしのおかあさん』 を出版されました。 いつも笑顔で冗談を言い続けたおかあさんとの日々や、3年間の闘病、そして亡くなった後の生活について描かれた作品は、連載中からSNSでも話題を集め、出版後も多くの反響を呼んでいます。 母親と過ごした日々や、別れの乗り越え方などについて、吉川景都さんに話を伺いました。 吉川景都(よしかわ けいと)さん 神奈川県出身。漫画家。2003年少女誌「LaLa」でデビュー。『24時間サンシャイン!』で初の単行本を上梓。多岐に渡る作風が特徴的で、テンポのいい会話でみせるストーリー、エッセイコミックなどで人気を博す。著書に『片桐くん家に猫がいる』『子育てビフォーアフター』(新潮社)、『モズ』シリーズ(集英社クリエイティブ)、『鬼を飼う』(少年画報社)などがある。 Twitterアカウント: @keitoyo ■一番の相談相手のおかあさんが病気になったとき ――吉川さんとおかあさんはどんな関係性だったのですか? 私は3姉妹の真ん中なのですが、将来やりたいことを見つけるまでにも時間がかかったので、姉妹の中でも一番心配をかけたんじゃないかと思います。 でも、どんなときもおかあさんは 「しょうがないよ、まあ、やってみたら?」 と言って受けとめて、伴走してくれました。私にとっても、 一番の相談相手はおかあさん でしたね。 ――ガンだとわかったとき、おかあさんはどんな様子でしたか。 おかあさんはC型肝炎からガンに進行したのですが、それがわかったときに送られてきたメールは、いつもどおりの絵文字が盛りだくさんの、おもしろいメールでした。 私は驚いて、すぐに電話でわーって泣きながら、 「どうするの、ガンなんて!?」 と、言ってしまって。 おかあさんは「いまは治る病気だし、大丈夫」と言ってくれた。ただ、母が亡くなったあとで、父から「病気がわかったときは、おかあさんは泣いて『どうしよう』と言っていたんだ」と聞きました。 ――あくまでも母親として心配をかけまいとしたんですね。 私は、おかあさんの不安を聞いてあげようって気持ちよりも先に、自分がおかあさんを失う不安を取り除きたい気持ちが来てしまいました。 「おかあさんはまあ治るだろう」と、現実感がなくて。同時に私は不妊治療をしていたので、「急がなきゃ!」という焦る気持ちが急に湧きあがってきました。 ■おかあさんのガンがわかってから迎えた妊娠と出産 ――産前に里帰りしたときは、どんな気持ちでしたか。 出産は自分にとって、思っていたよりも 前代未聞なことで自分の生活が根底から変わることへの不安 がすごく大きかったんです。 自分だけがその立場に立たされていて、こんなに大変なんだと思ったら、 今まで築きあげてきた「大人っぽい自分」という外側 がなくなって、わがままな自分が出てきました。そのときにおかあさんがちょうど病気で、甘えるに甘えられない、不安な気持ちもぶつけるにぶつけられないと感じた時期でしたね。 ――お互いにつらかったでしょうね…産後はどうでしたか。 産後1~2ヶ月で仕事を再開したのでいっぱいいっぱいで、同時におかあさんの病状がだんだん悪くなっていって。 おかあさんの状態を受け入れられない自分と初めての子育てで大変な自分 というのがごちゃごちゃになっていて、余裕がありませんでした。 「その時期もっと実家に帰ればよかった」って今は思うけど、当時はそれどころじゃなかったですね…。 ■みんな後悔を抱えながら生きていく ――最期の日々、おかあさんはどんな様子でしたか。 ホスピスに入ってからも、私たちには つらい表情はほとんど見せなかった です。ただ、一度だけ「くるしい」って電話を掛けてきたことがあって、よっぽどやりきれなかったんだろうって思います。 大急ぎで病室に行ったら、やっぱりまたいつも通り 「大丈夫。さっきはごめんね」 って言うんですよね。 ――おかあさんとの最期の日々について、今思うことはありますか。 私は実家から少し距離があったところで暮らしていたので、 「もっと会いに行けばよかった」 という思いは、亡くなってからずっとありました。ただ、後悔って家族全員に何かしらあって、一番近くにいた父も、姉や妹たちもそれぞれ「もっとできることがあった」と思っているんですよね。 そう考えてみると、「全部やりきったぞ」と言って終われることなんてないんだろうなとは感じています。 みんなある程度の後悔を抱えながら生きていく のかなって。 ■母との別れは、生のままの傷が残っていてほしい ――おかあさんが亡くなってから、どれくらいで気持ちに区切りがつきましたか。 まずお葬式が終わったときに、 おかあさんとの間にある扉が閉まった感じ はしました。 さらに、亡くなってから1年くらいしてから、母の地元の大分県に分骨に行ったのですが、その道中が家族旅行みたいで。母はいないけど、 家族としての形をなんとか保っていける と感じられて、少し気持ちに区切りがついたように思います。 あと、私にとっては『さよならわたしのおかあさん』を描いたことがすごく大きかったですね。 ――読者からの反応はどうでしたか。 同じ経験をした方から、 「同じような気持ちだった」、「書いてもらえてよかった」 と言ってもらえることがあって、描いてよかったなと思いましたね。 あとは、 「この本を読んで、今日母親に電話しました」 とか、「先延ばしにしていた帰省を来月に決めました」というような声もいただいて、 描くのはやっぱりしんどかったけどやってよかったな と感じています。 ――母親の死をどうやって乗り越えればいいか、少しでも気持ちが楽になる方法はないでしょうか。 漫画を描くまでは、おかあさんにまつわるさまざまな事柄がそれぞれバラバラに自分の中にありました。しかし思い返してみると、 すべてにつながりがある のだと見えてきたんです。 母が亡くなったあとは、悲しいシーンばかり思い出しがちでしたが、つなげて考えるとその間に 笑えることや楽しいこともあった なと。起きた出来事を書き出して時系列順に並べてみると、気づくことがあるんじゃないかと思います。 ――今でもつらいときもありますか。 すごくしんどい時は、今も 「おかあさんがいない」 って泣いてしまいますね。けどそれって頻度が減っていくだけで、多分これからもずっとそうなるときはあるんだろうなって。 そこは別に整頓しないで、 いつまでも泣ける自分でありたい し、忘れずにいたいですね。生活の中では落ち着いて整頓はされているけれど、おかあさんとは遠く離れたくないし、 生のままの傷が残っていてほしい って思っています。 ■母から見た子ども、子どもから見た母親像とは インタビューでは、吉川さんのおかあさんへの深い愛情が伝わってきました。そして、自分自身のつらい経験を漫画という媒体をとおして伝えてくれた思いを、ママという立場だからより強く共感することも多々あるように思います。 本書での最期までほとんど弱音を吐かず、娘を支えた「おかあさん」の姿には、母親のあり方とは何か考えさせられるものがありました。その一方で子どもから見た母親像というものも強く印象付けられ、自分と母との関係、そして自分と子どもとの関係について深く思いを馳せる良い機会にもなりえると感じました。 「どんな最期だとしても、何も後悔が残らないことはない」という吉川さんのメッセージには、経験した人だからこそわかる言葉の重みがあります。 家族とのつらい別れは、避けたくてもきっといつか必ずだれにも訪れますが、そのとき少しでも自分の心を楽にできるようなエッセンスが、吉川さんの漫画にはところどころに散りばめられていました。 次回は、現在の娘さんとの生活、これからの親子関係について、引き続き吉川さんにお話をお伺いします。 ■今回のお話を伺った吉川景都さんのご著書 『さよならわたしのおかあさん』 (吉川景都/新潮社 ¥1,080(税込))
2019年04月09日親になってみると、「一人の時間がなくなった」と感じる人が多くいることでしょう。そして、自分のやりたいことがなかなかできないと、「我慢をしながら生活している」と感じるようになってきます。 パパやママはどんなところで我慢をして、その生活についてどう感じているのでしょうか。今回は、親になってからの我慢について考えてみたいと思います。 ■「我慢」していると感じる理由にはバラつきがみられる結果に アンケートで、「親になってからの一番の我慢」を聞いたところ、もっとも多くの回答が集まったのは、「睡眠時間」。しかし10%を超えた答えが6つとなる結果からは、「我慢」していることはバラツキがあることがわかります。 Q.親になってからの一番のがまんは? 睡眠時間 17.8% 交友関係 16.3% おしゃれ 14.7% 趣味 12.7% 買い物 12.1% とくにない 11.2% 見たいテレビ番組 6.3% その他 6.2% 食べたいもの 2.8% ■授乳、オムツ替え、弁当、朝練…エンドレスな睡眠不足 子どもが生まれると、授乳やオムツ替えなどでゆっくり寝られない日々が始まりますよね。そんな寝不足の日々に対する声が、もっとも多い結果になりました。 「 小さい頃の授乳から始まり 、大きくなっても朝練、部活、塾や予備校に行く子どもたちに時間差で食べさせる。そして大量の洗濯物…。 母は睡眠不足です 」(神奈川県 40代女性) 「仕事、家事、育児、 やる事が多くて睡眠時間が足りない 。とくにお弁当を作るために朝早く起きなければいけないのがつらい。ああ、 朝寝坊したい 」(東京都 40代女性) 「高校生から保育園児の3人の子育てで時間に追われ、寝るのは12時をこえ、次の日は早起きをして、 エンドレスな毎日です 」(香川県 40代女性) 子どもが赤ちゃんのときだけではなく、大きくなっても寝不足が続くというコメントからは、子育て中の親たちは 長い期間なかなかゆっくりとは眠れない という実情が伝わってきます。 ほかにも、「子どもがお昼寝をしなくなり、朝から夕方まで外遊びをするので休む暇がない」や、「子どもの寝相が悪くて熟睡できない」という声も。 子どもが小さいうちは、親の睡眠は、子ども次第というところもありそうです。 ■夫婦関係や義実家との付き合いが一番の我慢? 結婚しているからこその悩みでもある、夫婦間や義実家との付き合い。「うんざり」「イライラする」など、もっとも辛辣なコメントが寄せられました。 「 本当は行きたくない旦那の実家 に、我慢して行っています」(神奈川県 40代女性) 「姑への我慢に尽きる子育て。頼れる実家も保育園もないなかでの仕事。姑には感謝しつつも、 教育ママとしての手柄話にうんざり 」(神奈川県 40代女性) 「 旦那に対する不満が増えた 。中途半端な手伝いやらアドバイス、おいしいところ取りなどにイライラする」(千葉県 40代女性) 「旦那との関係でけんかや不満の言い合いなど、子どもの前でしないようにして、私が言い返さず問題を大きくさせないこと。負担が大きすぎて 体と心に障がいが出ています 」(神奈川県 30代女性) そのほかにも、「夫に子どもを預けるのも、かえってストレスになる」という声も寄せられていて、家族間の信頼関係ができているかによって、それぞぞれのストレス度合いは異なってくるようです。かなり深刻な状況のコメントもあり、その代償の大きさが見え隠れします。 ■交友関係に我慢はつきもの? 友人関係については、異なった2種類の「付き合い方」からくる我慢があるようです。 ▼仲の良い友だちと“遊べない”我慢 まずは、これまで仲が良かった友だちと付き合いができなくなって我慢をしているという声から。 「結婚や出産をしていない友だちと夜遊びに行けなくなった」(東京都 30代女性) 「子育てが終わった友人と子育て中の自分では、同じ事はできないと思う」(埼玉県 50代女性) 「夜出歩くこともできないし、 友だちと旅行やお出かけも無理 」(大阪府 40代女性) 子育てをしていると、 出かけられる場所や時間帯が制限される ため、それまで仲の良かった友人と会える機会が減ることもありますよね。また、結婚を機に引っ越しなどをした場合にも、近くにいっしょに遊べる友だちがいなくて、つらい思いをすることもあるかもしれません。 ▼PTAにママ友…「親同士の付き合いは我慢の連続」という声も 一方で、保護者同士が付き合ううえでの我慢の存在を訴える人もいます。 「子ども関係で付き合わざるを得ない人たちの空間に笑顔でいること」(神奈川県 40代女性) 「本当の自分自身の意見を押し殺しながら、出会う人によっては自分の引き出しを選びながら付き合っています。 親になってからは広く浅く付き合う こともしばしば」(北海道 30代女性) 「居心地がいい友だちとの時間はなくなり、子どもをとおしてのママ友ならまだしも、役員やら育成会やら… 関わりたくない人とも子どものために我慢して付き合っている 」(埼玉県 40代女性) 保護者同士の人間関係においては、自分の好き嫌いだけで付き合いをすることはできませんよね。とくにPTAや役員などの場では、苦手な人がいたとしても、付き合わなければならない場合もあります。そうした状況に我慢をしているパパやママたちは多いようです。 ■オシャレ、趣味、食事…自分のことはすべてあと回し? 子育てをしていると、 自分で使える時間もお金も減る 傾向にあります。そうなると、毎日少しずつ自分のしたいことを我慢する傾向にあるようです。 ▼化粧品代が高い! おしゃれ我慢 「 1番の我慢は化粧をやめたこと かなぁ。化粧品代を子ども費にまわしていました」(神奈川県 40代女性) 「子どもが 小さいときは時間がない 、 大きくなってからはお金がない から、おしゃれは我慢が多い」 筆者も子どもができてから、自分の洋服や化粧品、美容代にかける金額はかなり下がりました。さらに、時短のためにネットショッピングを利用することが増え、「着てみたらいまいちだな」と思いながらも、その洋服を身につけることも。 ▼子どもに迷惑をかける? 趣味我慢 「大好きなツーリング。時間ができても、 “もし事故にでもあって子どもに迷惑をかけたら…” と考えてしまい、250ccの小さなバイクで関東近郊を日帰り程度するだけ」(神奈川県 30代女性) 「好きなCDを買ってライブに参加することがなくなった」(鳥取県 40代男性) 「熱帯魚が趣味でしたが、 息子の誕生とともに水槽をたたみました 」(石川県 40代男性) このほか、 「好きな映画を観に行けなくなった」 という声も。子どもと離れる必要があったり、お金がかかったりするような趣味は、どうしても我慢せざるを得ないようです。 ▼ゆっくり食べられない…食事我慢 「子どもが好きな物は自分の分も食べさせてしまう。子どもが増えると外食もお金がかかるので、 自分は食べたい物じゃなくて1番安いものを選ぶ 」(宮崎県 40代女性) 「座ってゆっくり食べたいけど、 流し込むように食べている 」(徳島県 40代女性) 「私はものすごく偏食で、でも子どもがいるとそういうわけにはいかない。嫌いな料理もしなきゃいけないし、バランスも考えないといけない。 毎日の献立を考えるのは正直苦痛 です…」(山口県 40代女性) ほかにも、「晩酌に合うおつまみが好きなので、子ども用のメニューを考えるのが大変」というコメントもありました。食事については、毎日必ず準備しなくてはならないもので、小さな我慢が積もり積もって大きな我慢となっているようです。 ■我慢、我慢、我慢の積み重ね? 今回の回答結果にバラつきがあったように、「我慢していることは複数ある」というコメントは数多く寄せられました。 「 すべてに我慢しています 。お金もないから自分は後回し。さすがにボロボロです。手が離れるまでまだしばらく我慢ですが、 正直、自分で自分がどんな人間なのかわからなくなりました」(神奈川県 40代女性) 「順位なんてつけられない、全部です。 我慢、我慢、我慢の積み重ねで日々の生活が成り立っている ようなもの」(神奈川県 40代女性) 「親になってからは全てが我慢と忍耐、それにつきます! この我慢をいつまで続けられるのか 、心が折れそうになりながらも、やっぱり頑張ってみようと思う日々の繰り返し」(大阪府 40代女性) ■我慢とは? 育児をとおして見えてくるもの コメントからは、「問題を工夫して解決していくことが好きなタイプなので、我慢一筋ってのがないかも」と分析する人も。「我慢」について考えるとき、 性格や考え方も大きく影響 しているようですね。 「自分のために使える時間がなくなりました。でも、 子どもといられる時間は限られている と思うと、お母さんでいられる時間はありがたいなと思います」(島根県 40代女性) 「すべてを我慢したと言うのはたやすい。たしかに自分の欲につながるものは全部制限されたけど、ひきかえに なにが大切かを自覚できた 」(東京都 40代女性) 「我慢という風に思うのではなく、 一緒に人間力をつけ、ともに成長させてもらっている と考えるようにしています」(鹿児島県 40代女性) 「妻が子どもを妊娠した時から子どもが成人するまで、それまでの自分の人生はいったんお預け、子どもの人生に全力、それが新しい自分の人生。成人した今、私は元の自分の人生を満喫しています」(千葉県 60代男性) 「 子どものいる生活になった わけだから、一人の時とは違う。気持ちもリセットされて変わる。朝早く起きるし、スカートとヒールは買わないし、美容院もいつしか1000円カットになった。 でも、充実しています 」(神奈川県 40代女性) 「子どもがいる生活に変わった以上、何かしらの我慢はつきものだ」という意見には、大きくうなづく部分があります。でも反面、子育て中の生活を「我慢」と言ってしまうのも、どこか抗いたい気持ちもあります。 子育てをしているパパやママたち自身の人生 は、子どもの人生と同時並行しながら継続していきます。何をつらいと感じるのか、どこまで耐えられるかは、それぞれ人によって違いますよね。 「これだけは譲れない」という趣味がある人、「おしゃれだけは絶対に我慢できない」という人、それも個性であり、そういった考えを誰かが否定するものではないと思います。また「子育てに全力で取り組みたいから、今はこれでいい」という場合も、それ自体がその人のこだわりになりえるのかもしれませんね。大好きな仕事を子育てしているからと言ってあきらめたくないという人も多いだろうと思います。 こだわりを貫くことは、日々忙しいパパママには厳しい面もあるでしょう。でも、 自分がどういった子育てをしたいか 、そして どういった人生を歩んでいきたいか ということを考え続けるきっかけとなるかもしれません。 きっと、子どもがいる生活に、「我慢」はあるかもしれません。でも「我慢していること」の正体がわかれば、それはもしかしたら何を大切に思っているかを知ることにもつながるかも。その何かは、子どもの環境、夫との時間、仕事に専念できる環境、友人との時間など…、個人で異なってくるでしょう。そこから日々を充実させるヒントが見つかるかもしれませんね。 Q.親になってからの一番のがまんは? アンケート回答数:5319件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月07日毎日作るお弁当は、どんなおかずを入れようか、どんなおかずなら子どもたちが喜んでくれるのか、悩んでしまいますよね。今回は、お弁当作りをラクにするためのコツについて考えてみたいと思います。 ■お弁当に必ず入れるおかず、9割以上が「ある」と回答 アンケートでは、お弁当に必ず入れるおかずがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が9割を超え、多くのパパやママには、「定番おかず」が存在していることがわかりました。 Q.お弁当に必ず入れるおかず、ある? ある 93.2% ない 6.8% ■最強おかずはコレ! ダントツ人気は… まずは、多数派の「ある」と答えた親たちの声を、答えの多かったメニューを中心にご紹介します。 多くの支持が集まったのは彩りも映え、栄養もとれる卵料理。とくに、卵焼きは大人気で、たくさんのコメントが集まりました。 ●卵焼き 「父親が唯一作れる卵焼き。 お弁当に父の味が我が子の定番 」(千葉県 40代女性) ●だし巻き卵 「だし巻き卵。ないと息子が呆然(ぼうぜん)とします。 名脇役 」(神奈川県 50代女性) ●しらす、青のり、枝豆、きれいな色合いの卵焼き 「卵焼きは、卵だけの時もあるけれど、しらすや青のり、ゆでたニンジンや枝豆、ブロッコリーなどを細かくして入れて作ります。ほかのおかずとの色合いを考えて卵焼きも作ります」(神奈川県 40代女性) ●1週間の卵料理レパートリー 「卵料理は飽きないように毎日レパートリーを変えています。月曜日は卵焼き、火曜日はゆで卵、水曜日はオムレツ、木曜日は目玉焼き、金曜日は炒り卵など。彩りも良くなりますね」(宮崎県 40代女性) 卵焼きにさまざまな具材を入れて、 味や栄養、色のバリエーションを豊かに しているという声は多く寄せられていました。 また、家族の中でもそれぞれの味の好みに合わせてだしの味と砂糖の味など、同じ卵焼きでも味を変えて作りわけている人もいるようです。卵料理って奥が深いですね。 ■肉肉肉! ガッツリ派最強リクエスト また、男の子の親を中心に、肉料理は絶対欠かせないという声も。 ●から揚げ 「子どもたちのリクエストはいつもから揚げです」(北海道 40代女性) ●骨付き肉 「最近は子供たちも大きくなってきたので、骨付きお肉を希望されていつも入れています。私も母に作ってもらったお弁当にそれが入っている日は、得した気分でうれしかったことを思い出します」(愛媛県 30代女性) ●から揚げとタコさんウインナー 「自分も嫁も子どもの頃はから揚げとタコさんウインナーを作ってもらっていたから子どもにも必ず入れています」(徳島県 40代男性) ●焼き肉、しょうが焼き、煮豚 「肉肉肉! 焼き肉かしょうが焼きか煮豚かから揚げかハンバーグか、とにかく肉を入れないと、“肉が入っていない!”ってずっと言われる」(三重県 40代女性) 成長期の子どもたちから「お肉が食べたい」とリクエストされたら、自然と肉料理が増えそうですよね。「から揚げは弁当のスペースにもちょうどいいし、液だれせず入れやすい」などの声も寄せられていて、多くの親子から支持を集めているようでした。 ■野菜で彩りと栄養をプラス! 苦手な子どもも多いとよく聞く野菜。お弁当にはどのように入れているのでしょうか。 ●ほうれん草とハムのバター炒め 「ほうれん草とハムのバター炒め。子どもたちの大好物です。彩りもきれいなので毎回入れています」(佐賀県 40代女性) ●煮豆 「煮豆 黒豆、金時豆、大豆など毎日変えて入れています」(神奈川県 50代女性) ●ブロッコリーとミニトマト 「ブロッコリーとミニトマト。おかずがどんなに貧弱でもこの2つを入れれば、なんとか見栄えのいいお弁当になります」(千葉県 50代女性) ●枝豆 「枝豆を5粒ほどつまようじに刺したものを入れています。“全部食べきれんかった~”と持ち帰るときも枝豆だけはしっかり食べています」(徳島県 40代女性) 「野菜が嫌いな子どもたち全員が完食してくれるので、きんぴらごぼうを入れる」という声もありました。野菜が苦手な子どもだと、毎日のお弁当から、どうやってきちんと栄養をとらせるか、親たちの工夫が見られますね。 ■傷みにくくするための工夫を定番おかずで! 朝から昼まで保管してから食べるお弁当ならではの、食の安全を意識したおかず選びをしているというコメントもありました。 ●自然解凍OKの冷凍食品 「解凍していない冷凍食品は必ず入れます! カバンの中にお弁当を入れっぱなしなので、傷まないか心配で」(神奈川県 40代女性) ●梅干し 「防腐を兼ねて梅干し」(千葉県 40代男性) ●蜂蜜を使った料理 「蜂蜜。栄養価も高いが、何より抗菌作用があるといわれているため、頻繁に使って調理している」(千葉県 50代女性) たしかに、気温や湿度が上がる時期のお弁当作りは、衛生上の不安もありますよね。保冷剤を一緒に入れるという対策をしている声も。おかずの作り方、選び方、入れ方などは、親としては一番注意していきたいと考えるところではないでしょうか。 ■おかずセットで栄養+色合いも兼ね備えた合わせ技! なかにはいくつかのおかずを組み合わせて定番メニューとしている人もいるようです。 「 茶色の肉、赤のミニトマト、黄色の卵焼き は必ず入れる」(神奈川県 40代女性) 「彩りで 赤・緑・黄色は意識して 入れています。毎日なのでなかなか頭の痛い所です」(三重県 50代女性) 「 卵、ブロッコリー、ミニトマト 。三色さえ欠けていなければ、 肉のおかずの茶色も映える!」(千葉県 30代男性) 筆者も、子どものお弁当のおかず選びでは、色を重視して、できるだけ多くの色があるようにと思っていますが、茶色ばっかりのお弁当になってしまうことも。 彩りと栄養両面から、いくつかのメニューを定番としてセットしてしまえば、おかず選びに悩むことがなくなり、その負担を軽減することができそうですよね。 ■お弁当作りをラクに乗りきるコツとは 定番おかずがないと答えた約7%の方たちからは、「前日の残り物を入れる」といった意見もあり、それもひとつのラクする知恵ですね。それでは、お弁当作りをラクに乗りきるコツとは一体どのようなことなのでしょうか。 「いまは冷凍食品もおいしく、自然解凍だからそのまま入れられるなど、すごく便利で助かっています。でも、少なくても 一品は手作りのおかずを入れる というのを、ちょっとした 自分ルール にして、楽しんで作っています」(愛媛県 30代女性) 「ミートボールとウズラの卵かウインナーをピックに指したのは必ず入れます。私がお母さんに入れてもらっていたものを、息子も必ず入れてほしいと言ってくれて、 親子で好きな物が同じでうれしい です」(愛知県 40代女性) 「たこさんウインナーは、5年間切らすことなく入れ続けています。 幼稚園を卒園した長男が、卒園文集で “お弁当の一番好きなおかず”をたこさんウインナー と書いてくれて、作り続けたかいがあったとうれしく思いました」(奈良県 30代女性) 「 お母さんの卵焼きが一番 だと言われているので、必ず入れます。自分が親になったら、子どもに言われたかった言葉でした」(北海道 50代女性) 自分の親が作ってくれたものを子どもに引き継ぐという人、定番おかずがある人、少しでも負担を軽くするために工夫する人など、お弁当という小さい箱のなかにもいろいろな想いが詰まっている気がします。お弁当には、作るために費やせる時間や、パパやママの考え、子どもの好物などによって、家庭ごとのルールが自然とできあがってくるのかもしれません。 幼稚園、学校によっては毎日のお弁当作りが日課となっている家庭もあることだと思います。また共働きの場合、学校の長期休暇中にはお弁当が必須となり、負担も増えてきます。 子どもの「おいしかった!」という声を張り合いに、毎朝がんばろうとするパパママ。定番おかず、おかずセット、冷凍食品、前日の残り物など、ラクできるコツも取り入れながら、乗り切っていきたいですね。 Q.お弁当に必ず入れるおかず、ある? アンケート回答数: 7180人件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月02日子どもの習い事では、送迎やスケジュール管理など、親の協力が不可欠なことが多いですよね。かわいい子どものためとは言え、その大変さに苦労しているパパやママは多いのではないでしょうか。 今回は、習い事のどんなことに親が苦労しているのかを調査したアンケート結果から、パパやママが子どもの習い事とどのように付き合っていけばいいのか、考えてみたいと思います。 ■約8割の親は子どもの習い事を大変だと感じている! アンケートでは、子どもの習い事で、保護者が大変なことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が78.3%となり、8割に迫る親が習い事において大変なことがあると感じていることがわかりました。 Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある? ある 78.3% ない 6.2% 習い事をやっていない 15.0% その他 0.5% パパやママたちは具体的にどんなときに子どもの習い事での大変さを感じているのでしょうか。いくつかの悩み別に分けて、見ていきましょう。 ■兄弟、試合など送迎に悩む親たちは多数 送迎の大変さについては、多くのコメントが集まりました。 「送迎が大変です。5才差の兄妹ですが、同じ習い事でも教室の時間差や曜日、幼稚園と小学校からの帰宅時間も違うので、先に妹を連れて行って置いてきて、次に兄を迎えに行って連れて行く ピストン送迎 になっています」(東京都 40代女性) 「時短で仕事しています。 兄妹で日時調整して 、下の子は常に上の子の送迎に連れて行かないといけないので、送迎中に眠ってしまったら運ばなきゃならない。それなのに旦那はさらに上の子を学習塾に入れて、送迎しろと言う。何の協力もしない人に言われたくない、 私が倒れる 」(茨城県 40代女性) 「兄弟でそれぞれの習い事をして居ますが、 曜日も時間もバラバラ なので送迎が大変です」(神奈川県 40代女性) サッカーや野球など試合が行われるスポーツにおいては、「車を持っていないので、 試合場所が遠いとき は送迎がとても大変」という声も見られました。 習い事をしている場所が遠いことや、 子どもの安全のため に、小学生になっても送迎をしているという人も多いようで、送迎の大変さは長年に渡り、保護者にとっての負担になっているようです。 ■夕方は息をつく暇もなし! スケジュール管理ができない 最初は余裕がある曜日に習い事を入れていたはずが、気が付いたらスケジュールがいっぱいになってしまった…。こんな経験がある人も多いのではないでしょうか? 曜日が決まった習い事のはずが発表会や試合などの日程が入ると、とたんにスケジュールがくずれていきがちです。さらに小学校でも学年があがるごとに授業時間も増え、宿題も多くなってきます。だからといって子どもにスケジュール管理を任せるわけにもいかず、親がかなりドタバタすることに…。 「週2で柔道をやっていますが、8時半に終わるので、帰ってきたら9時。それからご飯やら次の日の準備にお風呂。バタバタで、 私が寝るのはいつも1時を過ぎる 」(石川県 40代女性) 「大会や遠征、BBQ。もちろん練習もあるし、 家族での予定が立てられない 」(徳島県 20代女性) 「仕事が17時15分終わりなのに、習い事は17時から。車で片道20分かかるところなので、学校が終わったら電車で行かせています。練習は週6日、4時間。帰宅後の夕食、入浴、宿題、翌日の支度など、精神的な部分も合わせて、 子どものフォローをするのが大変 」(三重県 40代女性) 「小学1年生なので、サッカーと空手は送迎が必要。水泳はバスで送迎ですが、忘れ物や乗り遅れなどある。通信教材はわからないとふてくされるため、おだてながら一緒にやる必要あり。仕事と下の子の世話もあり、 夕方から息をつく暇もなし 」(神奈川県 30代女性) そのほか、「幼児の体操教室で 親の付き添いが必須 なのが大変」という声や、「中学生になり、 部活と予定の調整 が難しくなった」という声もありました。 パパやママたちは、忙しい自身のスケジュールの合間を縫って、子どもたちの習い事の送迎や付きそいに時間を割いているようですね。また、子どもの毎日の生活を考えて、習い事を含めたスケジュール管理をしていることがわかります。 ■お茶出し当番にコーチまで…親の負担が大きすぎる! 習い事のなかには、親自信の負担が大きいものもあり、そこに大変さを感じている人も。とくに「スポーツ少年団」と言われる、学校や地域ごとに野球やサッカーなどのスポーツ活動をしているチームに入った場合、「 親の参加が必須となっている場合が多い 」という意見が聞かれました。 「グラウンド当番、コーチへのお茶やお菓子出し、大会への子どもの引率など、いろいろと大変なことは多いです」(広島県 30代女性) 「空手を習わせていましたが、合宿や大会のたびに同伴しないといけないし、ルールを覚えて、 審判のジャッジを点数として記す作業 もしなくてはいけない。 間違えたらと不安でいっぱい で、耐えきれず辞めさせてしまいました」(宮崎県 40代女性) 「娘がバレエを習っていますが、母の会があり、先生のためにやることも多いです。発表会の手伝い、先生の舞台のお手伝い、レッスン場兼先生のご自宅のお掃除当番、草むしりなど…」(埼玉県 30代女性) なかには「親が経験者であるばっかりに、知らないうちにコーチにされた」という声まで寄せられていて、こうなると、生活の中でかなり多くの時間をそこに費やさなければならないことが想像できます。 「先生やコーチのために、なぜここまで?」と疑問に感じてしまうと、負担感だけが強く感じられるようになるのかもしれません。 ■習い事にひそむ見えない出費がつらい… 習い事を始めるにあたって、まずは月謝などの金額はもちろんチェックする人は多いことでしょう。「毎月●●円ならOK」と思って始めたのに、気が付いたら出費が増えてしまっている。 「見えない出費」 はどんなときに発生しているのでしょうか? 「サッカークラブチームでしたが、遠征なども多く、 毎月の交通費が月謝以上 にかかり悲鳴あげていました。また春夏冬と合宿があり、冬と春が5万円、夏は8万円でした」(神奈川県 40代女性) 「文系の習い事で、講師の方にこだわりがあり、 道具の買い替えを要求 してくる。家庭によって 経済状態はまちまち なのだから強制はやめてほしい」(愛知県 40代女性) 「お楽しみ会から、祝勝会、差し入れ、応援の交通費。うちだけ行かないのは、子どもがかわいそうなので、なんとかやってきました」(神奈川県 40代女性) ほかにも、「送迎のコインパーキング代なども地味にきつい」といった意見も。ジワジワと負担がのしかかってくる「習い事の見えない出費」、これはかなり親としてはきついし、怖いですよね。 出費がつらい親の気持ちと反比例するように子どもがその習い事で楽しんでいると、親としては余計悩みの種となっていきそうです。 筆者の6歳の長男もサッカーを習っているのですが、毎年秋に日帰り合宿があり、通常の月謝に加えて約1万円がかかります。「日帰りにしては高いな」と内心思いつつ、「みんな行くし、いっしょにサッカーやりたい!」と言われると、 「高いからダメ」とはなかなか言えない のが実情です。 ■習い事の成績も影響する…? 親同士の微妙な関係 習い事では嫌でも周りと比較するシチュエーションは多く出てきます。また全員が出場できないようなチームプレーの場合などでは、自分の子どものフォローもしつつ、周囲へのアンテナをたてている人も多くいました。 「 “うちの子はうまい、あの子は下手だ” と、親同士が集まれば嫌なことばかりの会話。そんななかに入るのも嫌で、常に一人でいる私。そうするとわが子に嫌な目が向けられます」(三重県 40代女性) 「“仕事で送り迎えしかできない”と最初に話していたにもかかわらず、 “ちゃんと手伝ってもらわないと困る” と言われてかなり腹が立ちました。体験だけで終わりましたが、続けていたら何を言われていたのか考えると、ぞっとします」(奈良県 40代女性) 「小さいうちはまだいいが、だんだん 『選ばれた』、『選ばれない』 が出てくる。熱心な親の子が選ばれたらいいけど、そうでなければ陰口や悪口を言われて、嫌な思いをする。正直、 『選ばないでくれ』 と思ったこともある」(東京都 50代女性) そのほかにも、「ダンスでのセンター争いに親子でおびえていた」、「陸上で足の速い子自慢に疲れた」、「親子でボスに気に入られなければと気を使った」など、習い事だからこその 親同士の微妙な関係性 が見えてきます。子どもが選ばれるのは本来は喜ばしいことのはずなのに、「選ばないでくれと思っていた」というコメントは胸に突き刺さりますね。 ■やめるタイミングが難しい 練習が大変だったり、他にやりたいことが出てきたりと、習い事を続けていくなかで、子どもが「やめたい」というときが来るかもしれません。そんなときに、 親としてどのようにふるまうべきか 、悩んでいる人もいるようです。 「 やめ時が難しい 。その子の向き不向き。意欲やほかのことへの新しいチャンスなど、周りに流されないように判断したい」(神奈川県 40代女性) 「子どもが楽しんでいるときはいいけど、やめたくなっちゃったときは悩みました。“せっかくここまでやったんだから、まだがんばろうよ~”と 引き延ばし作戦 。やめるタイミングって、難しい!」(新潟県 50代女性) これまでに親子で費やしてきた時間とお金のことを考えると、強制させたくもない、しかしすぐに辞めさせたくもないと悩んでしまう気持ちは理解できますよね。 ■宿題、仕事の関係、お金…習い事をしていない理由 アンケート結果によると、 「そもそも習い事をやっていない 」と答えた人も15%いることがわかりました。 「下の子がいるなかの付き添い、学校の宿題と復習をする時間がいる、8時半には寝かせたいことなど、 ネックが多くて 、習い事はさせたいけど踏み出せません」(千葉県 30代女性) 「英会話を習わせようと申し込みにいったら、習い事の時間が15時半とか16時から。親が 仕事していたらそんな時間には無理 でしょって諦めました」(鳥取県 40代女性) 「母娘2人暮らしで、仕事もフル勤務で帰宅は遅い。予算もなければ送迎もできない!」(千葉県 40代女性) ほかには、「子どもに“学校の宿題があるのにこれ以上やる事が増えたら大変だ”と言われた」というコメントもありました。無理して習い事をさせず、 親子のキャパシティを踏まえて 、それぞれが暮らしのなかで「習い事をしない」という選択をしている人もいるようです。 ■習い事とどうつきあえばいいの? 「習い事のことで悩みはない」と答えた人は、約6%。親子で習い事と楽しく付き合うためにはどのようにすればいいのでしょうか。 「子どもがやりたいこと、今しかできないことだったりすると、応援したくなります! うちは子どもが4人いますが、 それぞれが好きな習い事を1つ やらせてあげています。みんなが別々の事をしていて、やはり大変は大変。でも、この大変なのは今だけなのだと思うと、 貴重な時間を体験させてもらっている んだと実感しています」(神奈川県 30代女性) 「子どもが一生懸命ならそれも親の務め。子どもは高3で10年そのスポーツをやり続けて、ついこの間引退しました。いろんなことがあって大変だったけど、なんだか寂しくなる。 親も子どもと一緒に成長 しましたよ」(千葉県 40代女性) 習い事は、 子どもたちの人生をより豊か にしてくれるものでもあり、それをサポートする親にとってもかけがえのない子どもの姿を見る機会でもあります。子どもによってはその習い事は一生の支えとなる場合もあるでしょうし、心や身体を磨く時間にもなります。 だからこそ多くの親は、「子どものやりたいことをサポートしたい」という思いを抱くのでしょう。しかし、時間的にも経済的にも自分のキャパシティにも、限りはあるという現実もあります。親が習い事によって疲弊しすぎてしまい、毎日の生活に支障をきたしてしまっては、子どもにもそのマイナスが降りかかります。 もし何らかの問題を抱えているのであれば、夫婦でまずは対策をとることができるか話し合うことが必要かもしれません。そして習い事との関わり方などについては、当事者でもある子どもの意見がもっとも大事。親子で習い事にどう向き合っていくかなどを話す時間を設けることは、子どもの熱意だったり、夢だったりといった大切なことを一緒に考える良い機会となるかもしれませんね。 Q. 子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある? アンケート回答数: 7273人 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年03月24日子どもができると、同時にその親同士のママ友、パパ友付き合いもスタートします。その付き合い方は人それぞれですが、まったく交流しないというのは難しいかもしれません。子どもに見せる側面からもあいさつはきちんとしたいと考える人も多いことでしょう。 今回は、ママ友やパパ友との関係性について、考えてみましょう。 ■ママ友・パパ友について7割近くが困ったことあり! アンケートでは、ママ友やパパ友で困ったことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が 7割近く を占めていて、ママ友、パパ友間でのトラブルの多さが見えてきます。 Q.ママ友、パパ友で困ったこと、ある? ある 67.6% ない 28.8% その他 3.6% ■ママ友やパパ友で困るのはどんなとき? それでは、具体的にどのようなタイミングで、ママ友やパパ友に対して「困ったな」と感じるのでしょうか? アンケートに寄せられたエピソードを、いくつかのタイプに分けて見てみたいと思います。 ▼「旦那さん、どこにお勤め?」詮索好きタイプ 「なんでもかんでも 根掘り葉掘り聞いてくる 人がいる。知っていないと気が済まないんだろうけど、これ以上話をしたくないのに突っ込んで聞いてくる人ってすごく苦手。空気読めないのかなって」(静岡県 30代女性) 「“旦那さん、どこで働いているの? どんな車に乗っている?”とか、いちいち聞かないで欲しい」(千葉県 20代女性) 「 子どもを頻繁に預けてくる 人に困りました。こちらの予定も聞かずにゲリラ的にやってきて、強引に子どもを置いていったこともありました。しかもその子に熱があったのに、携帯に何度電話しても連絡がとれなかった」(神奈川県 50代女性) また、「保育園のママ友から 毎日何度もメールが来たり 、頻繁にランチの誘いがあったりして、疲れて距離を置いた」というコメントも。 ママ同士やパパ同士の場合、お互いに家庭があるため、 どこまでプライバシーに立ち入るか というのは時に難しい判断が必要そうですよね。1対1ではないお付き合いだからこそ、より注意が必要そうです。 ▼悪口は蜜の味…共通の敵を作り仲良しするタイプ 「良いお母さんだと思っていたら、 陰で私の悪口を言ったり 、私と一緒のときは他のお母さんの悪口を言ったりしていた」(兵庫県 50代女性) 「人の文句だけでつながっている親たちがいます。授業参観の時にも 子どもの授業はそっちのけで悪口 。ずっとターゲットを変えて人の文句や仲間外れを繰りかえしています」(兵庫県 40代女性) 「いろいろ相談に乗っていたら、仲良くなった途端に依存されて、ちょっともめたら私の悪口を言う最低な人でした」(大阪府 30代女性) 仲が良いと思っていた友だちに、陰で悪口を言われるというのは、つらく悲しい経験です。自分が学生時代ならまだしも、子どもの親同士の関係性においても、悪口がついて回ることがあるようです。心当たりのないような内容で悪口を言われるとしたら、こんなに理不尽なことはありませんよね。 ▼「利用されていただけ?」自分の利益優先タイプ 「“化粧品のセールスを始めたから練習台になってほしい、お金は取らないから”と頼まれた。しぶしぶ行ったら、商品購入を 猛プッシュで勧められた 」(茨城県 50代女性) 「おうちに誘われて喜んでお邪魔したところ、 突然宗教の勧誘が始まった ときは困りました。何とか断ったけれどその後は疎遠に」(神奈川県 40代女性) 「すごく仲良くしてもらったのに、 ねずみ講の商品を買わされて 、挙げ句の果てには友だちを紹介してと言われたのでショックでした」(静岡県 40代女性) 「子どもの同級生のママが保険外交員になり、 家まで来て保険の勧誘 をされたときは困りました。身近なところで成績を上げようと考えたその人とは、みんな距離を置くようになっちゃいました」(山形県 40代女性) 寄せられたエピソードのなかでも結構多かったのが、勧誘で困ったというコメント。なかには、「何度も断ってもしつこく勧誘されて、いま思い出してもつらい」という声もあり、勧誘という行為によって、 「利用されていた」 と感じ、ショックを受けているママたちもいることがわかります。 ママ友やパパ友という、子どもを介した友だちという微妙な関係のなかで、よく起こりうるトラブルの1つのようですね。 ▼「ウチの子は正しい」子ども同士のトラブル口出しタイプ 「公園で息子のおもちゃを奪われて手を出したら、その子のママが飛んできて、うちの 息子は乱暴だ と言われました」(神奈川県 40代女性) 「子ども同士のもめごとなのに、親が出てきて、自分の子どもの味方をする。うちの子どもが間違っていたとしても、それを子どもたちに直接言うのは、どうかと思う。そのせいで 子ども同士の関係が壊れて しまいました」(愛知県 30代女性) 「子ども同士がケンカしたときに、いかに『 自分の子供には非はない 、相手が悪い』ということを、周りに言い回る人。“ケンカを見ていた訳でもないから判断できない”と私が言ったら、それ以来、その人との付き合いはなくなりました」(千葉県 30代女性) 子どもがまだ幼く、ケガをした、させたといった理由がない場合でも、 子ども同士のケンカに介入する親 に対して、困ったと感じている人もいるようです。たしかに、子ども同士のケンカにどの程度親が介入するかは、その家庭によって考え方が違いますよね。 筆者自身も、長男の友だち親子と公園に行くと、ケンカになったときの対応にいつも難しさを感じます。ケンカになった瞬間なのか、危険そうな場合なのか、子どもに呼ばれたらなのか、 介入のタイミング の選択肢はいくつもあり、また相手もいることのため臨機応変な対応が必要だと感じています。 ■ママ友、パパ友でトラブルがない人たちの付き合い方 それでは、「ない」と答えた約3割の人たちは、どのようにして困りごとを避けているのでしょうか。 ▼ママ友、パパ友と助け合って付き合う 「ママ友やパパ友と 良好な付き合い をしていて、困ったことなどない」と答えた人もいました。 「困ったことはありません。反対に ママ友に助けてもらったり 元気をもらったりしています」(奈良県 30代女性) 「とても仲良くなった人がいます。子ども同士もウマが合うようでそろそろ6年。子育ての相談や旦那の愚痴を言える人がいて、 とても助かっています 」(岩手県 40代女性) 「 ママ友には恵まれたなぁ と思います。嫌なことはなにもありません」(徳島県 30代女性) これらのコメントを寄せた人たちは、ママ友やパパ友たちととても理想的な関係を築いているようです。子どもを通じた出会いにより、本当の友だちと呼べるような付き合いにつながっていく人もいるようですね。 ▼「深入りしない」子どもと親は別人格と考える 「 あえて深入りしない 。必要な時に話すけど、友だちと呼べる人は作りません」(神奈川県 30代女性) 「子どもの友だちのお母さんは友だちではない。あくまで、友だちのお母さん。私の友人は、子ども同士が友だちだろうがなかろうが、友人です。気が合わないのに、 無理に仲良くなろうとは思いません 」(東京都 50代女性) 「『子ども同士の仲が良いので、親も仲良くしなくては』という圧力。 子どもと親は別人格 なので、放っておいてほしいと思った」(千葉県 40代女性) ほかにも、「広く浅く付き合い、 面倒なことに巻き込まれない ようにしている」という意見は多く見られました。また、「必要以上にLINEでつながるのを避けている」といった声も。 ママ友、パパ友といった付き合いには、「子どもの友だちの親だから付き合わないといけない」「子どものためにも親同士も仲良くならないと…」といったプレッシャーがかかる側面は少なからず存在します。 しかしそこに必要性を見出せなければ、付き合うことで生じる可能性のあるトラブルから、自分なりの防御策を立て、 ママ友やパパ友との距離感 を大切にすることもひとつの付き合い方だと思います。 ■ママ友、パパ友とうまく付き合うためのヒントとは それでは、ママ友やパパ友とうまく付き合っていくために、どのようなことを心がけたらいいのでしょうか。ママやパパたちがどんなことに工夫しているのか、参考にしてみたいと思います。 「 ママ友、パパ友って概念が違う 気がします。 大人だろうが子どもだろうが、人間だから“合う”、“合わない”はあるでしょう。無理したって限界があるし、合わない人に合わせていたら全ての人と仲良くしてなきゃならない」(神奈川県 30代女性) 「 子どももいろいろ、親もいろいろ です。怪しいなと思ったら、それ以上深入りはしません。仲良くなっても一定距離を保ちます」(福島県 40代女性) 「子どものことを思うと、ママ同士の関係も多少は必要だけど、プライベートがママ友の付き合いだけになるのは違うと思う」(千葉県 40代女性) 「学生時代とは違い、育ってきた 環境や年齢がバラバラ なので、付き合うのはなかなか難しいです。まったく思いつかなかった考え方や、常識などがありビックリします。ただそのなかでも、とても気が合う人もいたりして。そういう方とは、 子どもが関係なくなっても付き合い続けていきたい なぁと思います」(神奈川県 40代女性) 「付き合っていくなかで、“合う”か“合わない”かがわかってくる。合わないと自然に離れて行く」という意見もありました。子どもがつながっている上に成り立つ関係と考えると、とても複雑に考えがち。ですが、「人との付き合い」というように考えると、どういったタイプの人と付き合っていきたいのか、どういったタイプの人とは距離を置きたいのかという自分なりの判断基準を持っている人も多いでしょう。 ママ友、パパ友における、もっとも重要なポイントとなるのが、子どもを介した付き合いであるということ。だからこそ、「子どものママ同士やパパ同士は友だちになる必要があるのか」といった疑問の声も聞かれることも理解できます。また、一方「気が合うママ友とは子どもは関係なくなっても付き合い続けたい」という声もあるように、ママ友やパパ友から本当の友だちにつながることもあります。 子どもたちが大きくなり学校、社会へと出ていったとき、人との付き合い方はとても大切で重要なものとなってきます。ママ友、パパ友とは、そんな子どもの目の前でつながる関係性だからこそ、どう付き合いたいのか、極度のストレスがかかりすぎない関係性とはどういったものなのか考えて、自分の芯をもった付き合い方をすることも大切なことかもしれませんね。 Q.ママ友、パパ友で困ったこと、ある? アンケート回答数: 3660人件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年03月17日「友だち親子」というと、どんなイメージを抱きますか? 親子がいっしょに買い物や遊びに出かけたり、下の名前で呼びあったりするなど、まるで友だち同士のようなこの関係。理想的だという声や、批判的にとらえる声など、さまざまな意見が聞かれます。 今回は「友だち親子」について、パパやママたちの考えをご紹介します。 ■「賛成」が4割超え、しかし「反対」も3割を超えた アンケートで、「友だち親子」についての考えを聞きました。「賛成」と答えた人が40.8%で4割を超え、もっとも多い結果となりました。ただ、「反対」も32.5%と3割を超えていることから、「友だち親子」についてはパパやママの中で正反対の考えが存在しているようです。 さらに「わからない」と答えた人も26.7%あり、親子のあり方について悩んでいる親も一定数以上いることがわかります。 Q.「友達親子」について、あなたはどう思う? 賛成 40.8% 反対 32.5% わからない 26.7% ■「”友だち親子”は子ども目線の考え方が理解できる!」 まずは「賛成」と答えた4割以上の親の意見をのぞいてみましょう。 「普段お互いに気を抜いているときは、友だち感覚でもいいと思います。その方が 子ども目線の考え方 も理解しやすいので」(神奈川県 40代女性) 「主人と娘たちはまさに “友だち親子” です。主人も『友だちだもんな』と、うれしそうに言っています。私以上に主人のほうが娘たちの情報は多いです」(福島県 30代女性) 「高校生の子どもは、暇なときにメールや電話してきたり一緒にカラオケに行ったり、 仲良し です。なんでも気楽に相談してきてくれるし、私も楽しいし、良いことだらけだと感じています」(東京都 30代女性) 「友だちのように 趣味や悩み を素直に話してくれる親子関係は良いと思います。 親も子どもからさまざまなことを教えてもらい楽しいです」(神奈川県 40代女性) そのほかには、「 一人っ子 だから親でも友だちでもありたい」という声もありました。さらに、「自分自身と母親も友だちのような関係なので、子どもともそんな関係を築き何でも相談してもらいたい」という意見は非常に多く見られました。 「友だち親子」に賛成する親たちのなかには、「子どもと 何でも相談できる関係 を築きたい」と考える人たちが多いようですね。 2015年に政府がまとめた調査によると、「悩みや不安がある」と答えた中学1年生の男女のうち6割以上が、相談相手は 「母親」 だと答えています。ともに「友だち」と答えた数を上回っていて、子どもたちにとって「母親」は相談相手として大きな役割を担っているようです。そんな子どもたちの気持ちを受け取るという形としても、「友だち親子」というスタイルは効果があるのかもしれません。 ■「友だち親子」でも名前で呼びあうのはあり、なし? 「賛成」と答えた人たちのなかでも意見が分かれたのが、親子が 「名前で呼び合うこと」 でした。「賛成」と「反対」、両方の意見を見ていきましょう。 ▼「使いわければ名前で呼びあってもOK!」賛成派の意見とは 「親として話を聞いて欲しいときは“ママ”、友だちのように相談や遊びに行っているときは“名前”と、子どもたちのなかで分けてそのときどきで呼ばれています。呼び方も含めて、子どもたちからは『この関係だから 隠し事をしなくていられる 』と言われています」(千葉県 40代女性) 「名前で呼びあっていますが、 外ではきちんと“お母さん” と呼びます。親としてやるべきことはやっているし、普通のご家庭と変わらないと思います。ただ“お母さん”と呼ぶのが名前であるだけ」(神奈川県 40代女性) 「名前で“ちゃん付け”で呼ばれています。学校や友だちの前ではちゃんと“お母さん”ですし、敬われてないと感じることはないです。 きちんと使い分ける ことができればいいかなと思います」(鹿児島県 30代女性) 名前で呼びあう親子間においても、その 家庭ごとにルール があるようですね。家と外などのシチュエーションに応じて呼び方を使いわける、親としての責任はしっかり果たすなど、それぞれの家庭の個性が見られました。 ▼「”友だち親子”でも名前を呼びあうことには抵抗がある…」という声も 一方反対派の意見はというと…。 「ちゃんと“お母さん”って呼ぶことやお手伝いをしたりすることは大事。でも、学校での嫌なことや恋の悩み、友だちのこと、友だちには言えない愚痴を話したり、子どものことをできる限り受けとめたいです」(静岡県 40代女性) 「親を名前で呼ぶのはダメだけど、大きくなっても一緒に出掛けるのはいいんじゃない? 義務教育の間は、いろんなとこに一緒に出掛けて、いろいろ学ばせる期間だと思うから」(三重県 40代女性) 「親と友だちは違うけど、家族それぞれの“好きなかたち”があってもいいのかなぁ~と思います。何でも話せて、どこでも一緒に行ける仲でありたい。でも親を名前で読んだりするのは違う気がするし、呼ばれたくないです」(静岡県 40代女性) 「友だち親子」を肯定している親のなかでも、名前で呼ぶことに抵抗のある人は結構多いようですね。それぞれの家庭によって、親子間で許容できる行為の ボーダーライン があり、「名前で呼びあうこと」は、意見が分かれる大きな境目のひとつになっているといえそうです。 ■「賛成、反対、どちらともいえない…」悩める親たちの意見も アンケートでは、「わからない」と答えた人も25%を超えていて、親子のあり方の難しさに悩む親たちの存在も見えてきました。 「なんでも話せる関係がいいけど、やっぱり親子は親子だから つかず離れずの関係 も自分的には良いなって思う。だから賛成もできないし反対もできない」(神奈川県 30代女性) 「“友だち親子”だろうがなんだろうが、 親子関係が良好 で立派に子どもが育てば問題ない。親子のあり方を一辺倒にする必要はないし、型にはめる必要もない」(青森県 30代女性) 「“友だち親子”の定義が何だかぼやけているので、賛成も反対もしかねます。親でも子でも、基本的にひとりの人間として対等という意味では当然です。肝心なのは、 親自身の成熟度 だと思います。子育ては自分の未熟さとの静かな戦いです」(東京都 40代女性) たしかに、そもそも「友だち親子」ってどういう定義なのか、はっきりとした答えはありません。そうした曖昧(あいまい)な言葉そのものに対して疑問を抱き、「よくわからない」と考えている人たちもいるということがわかります。 ■「親子はあくまで親子!」、「友だち親子」に批判的な意見も集まる 次に「反対」と答えた親の気持ちを見ていきたいと思います。 「仲が良いのは良いことだと思うけど、 親としての一線は引くべき だと思う。じゃないと、何か問題が起きたとき向かい合って話せなくなるような気がするから」(愛媛県 40代女性) 「親と子は友だちにはなれない。親は子どもの最大の理解者だが、礼儀礼節を教え、悪い事をしたら心を鬼にしてでも叱らなければならないときもある。友だち関係よりも濃い絆を持っている反面、 一線は絶対に引かれるべき存在 であると思う」(神奈川県 50代男性) 「親が親らしくあることは、子どもにとって大切なことだと思います。友だちのような親は一見楽で楽しいように思えますが、子どもが親に甘えたり、頼ったりすることができなくなる場合も。親は 親の役割 を果たさなければならないのではないでしょうか」(神奈川県 50代女性) そのほか、「家庭は上下関係を最初に教える場所だ」という意見や、「子どもを育てる親と子どもの目線が一緒なのはおかしい」、「“仲良し”と“友だち”をはき違えてはいけない」といった意見も寄せられました。 「反対」という意見のなかにもさまざまな理由があって、「友だち親子」というあり方については、さまざまな疑問の声が集まっていました。あくまでも「親子の関係」は「親子の関係」であることを重視する親たちの、真剣な思いが伝わってきます。 ■理想の親子の形とは? それでは、理想の親子関係とは、どのようなものなのでしょうか。 キーワードとして多くでてきたのは、 「信頼関係」 や 「思いやり」 という言葉。どんな親子の形であれ、信頼関係を築くことの大切さを感じている親は非常に多いようです。また、「その家庭それぞれに、正しいと思うことを子どもにつたえるべき」という意見も多く寄せられていました。 「ちゃんと、“親”“子”と分別をわからせていれば、外でもちゃんとマナーも守って、人様にも礼儀正しくしてくれている。話しやすい環境をつくってあげられるのは、結局 信頼関係 ではないかな」(広島県 40代女性) 「親は、自分の人生でしてきたたくさんの 成功や失敗を伝えて導く存在 でありたいです。けっして押しつけでもなく、 背中を見てほしい 」(神奈川県 40代女性) 「子どもが悩んだり困ったりしたときに、 どんな事でも相談できる 相手である方が大切だと思う。親の威厳を守りたい、尊敬してもらいたいのは親側の思いであって、 親と子の間に信頼関係 が築かれていれば、気にならないと思います」(兵庫県 40代女性) 「親子は友だちみたいな関係になってはいけないけど、友だちみたいに何でも話せて 互いを思いやれる関係 が、“友だち親子”なんだと自分は理解しています」(岩手県 40代女性) 親と子それぞれの個性に基づき、その親子関係も千差万別(せんさばんべつ)です。それぞれの関係性に正解を見つけることは難しく、また親子のカタチは各家庭によって異なるでしょう。でも、親が願っているのは、子どもが将来自立して生きていかれること。 「『友だち親子』といった関係性について自分だったらどう思うか」を頭の片隅で少し考えてみるだけでも、自分の子どもとの信頼関係の築き方について考える良い機会になるような気がします。 Q.「友達親子」について、あなたはどう思う? アンケート回答数: 6708人件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ 【参考】 ・厚生労働省: 21 世紀出生児縦断調査 [pdf]
2019年03月10日出産して子育てが始まると、それまでの生活と比べて、一人で趣味を楽しめなくなったという人は多いでしょう。子どもが生まれると同時に、親たちは自分で自由に使える時間やお金が減るという一面もあるため、なかなか趣味に没頭することは難しいかもしれません。 今回は、パパやママの趣味との付き合い方について、考えてみたいと思います。 ■一人で楽しむ趣味がある人は6割超え アンケートでは、一人で楽しむ趣味があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が6割を超え、もっとも多くなりました。ただ一方で、「ない」という回答も3割近くを占めていて、一人で楽しむ趣味を持たない親も一定数いることがわかります。 Q.一人で楽しむ趣味、ある? ある 61.2% ない 29.3% わからない・どちらとも言えない 9.5% ■自宅で楽しめる趣味とは それでは、まずは自宅で趣味を楽しむパパやママたちのコメントをご紹介します。 「早朝、家族が起床する2時間前、カフェ気分にひたりコーヒーを飲み、好きな雑誌を読む、 静かな時間を優雅に過ごします 」(千葉県 30代男性) 「水槽で魚を飼っているので、世話したり見たりする時間が幸せ」(大阪府 30代女性) 「 ドラマの鑑賞 。日本に限らず、アメリカ、イギリス、韓国、中国も。この時間を確保したいので、家事も頑張れます!」(京都府 40代女性) 「 趣味は昼寝 です。ソファに布団を持ってきて、テレビを見ながらぬくぬくして、そのまま眠りに入ります。 最高に幸せな時間 です」(神奈川県 40代女性) 「 ベランダで野菜作り! きゅうり、ミニトマト、レタス、大根、人参、ほうれん草、枝豆など、プランターだって何でも作っちゃう、そしておいしい」(神奈川県 40代女性) そのほかには、「スマホゲーム」や「読書」、「映画鑑賞」「漫画をレンタル」、「ネットショッピング」、「懸賞に応募」、「家で晩酌」など、インドアで楽しめるさまざまな趣味が挙げられていました。 子どもが寝静まったあとの夜間や、子どもが起きてくる前の朝に趣味の時間をとっているという声が多く見られました。とくに、まだ小さな子どものパパやママたちからは、 家の中でなら趣味を楽しめる と考える人が多いようです。 ■家から飛び出して趣味を楽しむパパママ 家から飛び出し、外出先で趣味を楽しむパパママもご紹介します。 ▼スポーツ 「犬の散歩を兼ねたウォーキング。あと、週一回のジム通いです。 仕事のストレスを家に持ち込みたくない から適度に運動して発散させています」(山梨県 40代男性) 「フラダンス。初ステージに立ったら、意外にもスポットライトが快感でした。 適度な緊張感は大事 ですね!」(神奈川県 40代女性) そのほか、「バレーボール」、「サイクリング」、「クラシックバレエ」、「マラソン」などの趣味をあげる人もいました。スポーツをしている人たちからは、「子どもがある程度大きくなってきて、時間が取れるようになってから始めた」というコメントも寄せられました。 ▼ドライブ 「一人でドライブ。子どもと主人を送り出してから、子どもが帰ってくるまでの間に、片道100kmくらいの所へ高速道路を使って行って、おいしいものを食べて帰ってきます」(兵庫県 40代女性) ほかにも「バイクに乗る」、「車で県外まで日帰りで行くこともある」というアクティブな日常も垣間見えてきます。 ▼映画や買い物などお出かけ 「 カフェでの読書 。家事育児の合間の、ささやかなぜいたくなひとときです」(千葉県 40代女性) 「 映画 です。1人だと真剣に内容と向き合えるし、真っ暗な空間から外に出たら、何かスッキリしています」(福島県 40代女性) 「たまに1人で 山に登ったり 、 映画を見たり 、 城巡り したりしています。最近、息子が城に目覚め、城巡りは息子と一緒に行くようになりました!」(神奈川県 50代男性) 「ランチ」や「買い物」と答えた人が多く、さらに 「一人カラオケ」 と答えた人は非常にたくさんいました。「選曲も気を使わず、順番待ちもないのがいい」という意見も多く、パパやママたちのストレス発散に一役買っているようです。また、スポーツ、登山などは、子どもが興味を持ってくれたら一緒にお出かけを楽しむことができるというのもメリットかもしれませんね。 ■家事の延長線上に趣味があるパパやママたちも 家事につながるような内容の趣味 があるという声は多く見られました。 「 ミシンをかける事 。子どもの服を作ったり、バッグを作ったり。完成すると達成感で幸せな気持ちになる!」(千葉県 40代女性) 「掃除機をかけるときに、多少大声を出しても構わず 歌って発散 しています。無料の一人カラオケで、部屋も気分もスッキリ!」(神奈川県 40代女性) 「 料理しながらYouTube を見て、笑ってストレス発散! ここだけが、私の時間」(神奈川県 30代女性) 「お菓子を作ります。焼いている間、甘い香りに包まれて幸せで、帰宅した家族にもよろこばれます」(神奈川県 50代女性) 料理や裁縫などが趣味だという人たちの多くは、 「趣味をとおして、自分だけでなく家族も喜ぶ」 ことにメリットを感じているようです。自分もストレス発散できるうえに、家族にまで喜んでもらえるという最高のおまけがついていて、多くの親たちがこうした趣味を選んでいるというのはよくわかる気がします。 ただ、裁縫が大の苦手という筆者からしてみたら、ミシンやハンドメイドが趣味だという人の姿は、それだけでキラキラと輝いて見えます(笑)。 ■趣味を持たない親たちの本音 それでは、 「一人で楽しむ趣味がない」 というパパやママたちの本音とは、どのようなものなのでしょうか。 「ないというのか、その 時間も暇もない というのか。やりたいことは頭の中にぐるぐる渦巻いていますが、現実は、家事、育児、仕事などなどでいまは難しいです」(北海道 40代女性) 「いまは 時間もお金も余裕がない から、趣味どころじゃない」(茨城県 40代女性) 「誰かと一緒にいるのが好き。予定いっぱいで忙しくて、 一人の時間がないほうが楽しい と思ってしまいます」(神奈川県 40代女性) 時間が取れないことや経済的な難しさから、趣味を持てないという人もいる一方で、 あえて趣味を持たない という選択をしている人もいるようですね。「忙しすぎると趣味もストレスになる」という意見もあり、趣味を持たずに日々の生活を守る様子が目に浮かびます。 さらに、 「趣味は子ども」 と割り切った意見も多く見られました。 「子どもが8時すぎには寝るので、寝顔を見ながら横にひっついて寝るのも 私だけの趣味 」(宮崎県 20代女性) 「いまは子どもたちの 野球、習字、ピアノの習い事 に夢中になっています。いまは趣味を作れないけど、これが一番の楽しみ」(千葉県 40代女性) 「子どもが寝ているときに、今度の休みどこ連れていってあげようかなとか、いろいろ考えるのが楽しいです」(愛知県 30代女性) 子どもの存在によって、パパやママたちの世界も広がり、一緒にさまざまな体験ができますよね。子どもとどう過ごすか考え、子どもが何を思って生活しているか思いをはせることは、まさに 「趣味は子ども」 だと言えそうです。 筆者自身も、虫好きな長男のためになるかなと、これまで体験したこともなかった「キャンプ」に興味を抱き始めた今日この頃です。まさに、 子どもをとおして自分の趣味も広がっている と感じていて、これも「趣味は子ども」だと言えるのかもしれませんね。 ■パパやママは趣味を持つべき? 最後に、このような意見もご紹介したいと思います。 「“子どもが生きがい”となると、 子どもにとっても息苦しく なりそうなので、何かしらの“楽しい自分の時間”を持てる方がいいな」(奈良県 30代女性) 「子どもが小さい間は自分の時間もなく、ただただ追われる毎日でしたが、大きくなるにつれて少しずつ時間も余裕ができました。いまでは趣味のお菓子作りにも、余裕と愛情を持って作れるようになりました。若いママたち、必ずそんな日が来るからね」(神奈川県 50代女性) 「子どもが趣味」だという人がいる一方で、 「自分の時間を持った方がいい」 と考えている人もいるようで、どちらの意見もうなずけるポイントがあります。趣味と一口に言っても、これまで紹介してきたように多種多様な選択肢があり、そこに割く時間もお金も、各家庭によってさまざまでしょう。 仕事、家事、育児で毎日フル回転のパパママにとって、息抜きできる時間は何よりも大切なものとなります。とくに子どもが小さいうちは、外出や時間の確保はかなり難しい場合も。そんなときには、パパやママが協力し合って、時間を作りリフレッシュしたいものです。 ただ趣味は「やらなければいけないもの」ではありません。もし負担になったときは「一旦やめてみる」ということもアリだと思います。コメントにもありましたが、子どもの年齢によって時間の使い方ややりたいことも変化していくのだろうと思います。自分らしくいられる時間やストレスを発散できる方法も、何かに没頭できる大切な場所など、変化する日々の中でも見つけられるといいですね。 Q.一人で楽しむ趣味、ある? アンケート回答数:10034件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年03月06日春を迎え、来月から新年度が始まります。小学校入学を迎える子どものパパやママの中には、「小1の壁」に対する不安を抱いている人もいるかもしれません。 今回は先輩パパやママたちがどのような「小1の壁」を経験したのか、アンケート結果をもとに見ていきたいと思います。そして、どうすれば壁を乗りこえられるのか、子どもたちが小学校入学を迎える前に、その解決の糸口を探してみましょう。 ■「小1の壁」で大変だと思ったことは? アンケートでは、「小1の壁」で大変だと思ったことについて聞きました。その結果、「子どもの環境の変化」や「夏休みなどの長期休み対応」など、それぞれの回答数はどれも3割を超えず、バラついた結果になりました。 Q.「小1の壁」で大変だと思ったことは? 子どもの環境の変化 26.5% 夏休みなどの長期休み対応 17.5% 勉強のサポート 14.4% 子どもの安全の確保 14.2% 預け時間の変化 7.8% 特になし 15.5% その他 4.1% 「小1の壁」とは、保育所と比べて学童保育の開所時間が短いため、子どもが小学校に入学するとこれまでの働き方を見直す必要が出たり、保護者の負担がかかってくることを指した造語でした。 ただ、現在その意味は限定されず、子どもの小学校進学に伴うさまざまな変化や、親子が一般的に経験する環境の変化のことを指して使われることもあるようです。 ■「毎朝泣きながら登校…」環境の変化に戸惑う子どもたち アンケート結果でもっとも多かったのは、26.5%の「子どもの環境の変化」でした。これまで保育園や幼稚園に通っていた子どもたちが、新しく小学校という場に入っていくということで、心配してしまうパパやママも多いかもしれません。具体的なエピソードを見ていきましょう。 「学校へ歩いて行くという不安からなのか、夏休みごろまでは 毎朝泣きながら登校 していました」(神奈川県 40代女性) 「自由にのびのび育てる保育園だったので、硬い椅子にじっと座ることや、重くて大きなランドセルを毎日持っていくことなどに苦戦。小学1年の息子が “学校って大変なんだね” と言い、ちょっと泣きそうになりました」(山梨県 50代女性) 「拘束時間が長く、帰ってきてもほとんど遊ぶ時間がないのが本人にはかなりストレスみたいです」(千葉県 30代女性) 小学校に入ると、登下校や学習、遊びなど、時間の配分が大きく変わりますよね。その変化に対して子どもたちが不安な気持ちを抱え、その対応にまた親も大変さを感じるという状況がわかります。 そのほかにも、「小学校ではこちらから質問しない限り何も連絡がなく、 園時代とのギャップ を感じた」というコメントも寄せられていて、小学校での子どもたちの様子がよくわからないことも親にとっては不安要素のひとつになっているのかもしれません。 ■「夏休みが長い!」共働き家庭の悲痛な叫び とくに共働きの夫婦にとって大きな壁となるのが、夏休みなどの長期休み中の対応です。例えばどのようなことに悩み、大変だと感じているのでしょうか? 「長期休みに子どもが1人でいるのは心配で、 児童館に毎日 行ってもらいました。自由な時間がなく、子どもはとってもイヤがるし疲れるし、かわいそうになりました」(広島県 30代女性) 「保育園と違い学童保育には給食がないので、1年生の入学前から春休み期間は お弁当生活が開始 。娘より私が壁にぶち当たりました」(東京都 30代女性) 「パート勤務の私は学童保育に入るポイントが低くて、優先順位から外れ結局入れず、長期休みが心配で 仕事を辞めて しまいました」(東京都 40代女性) このほか、「仕事に出る時間が学童保育の開始時間より早かったので、子どもには学童が開くまで校庭で待ってもらっていた」という意見もあり、長期休暇中の預かり時間の短さに悩む親は少なくないようです。 また、 お弁当作りの大変さ を訴える声は本当に多く寄せられていました。多くの保育園では、毎日給食が出されていたことと比べると、毎朝お弁当を作る親の苦労は想像に難くありません。 学童によっては、給食を出したり宅配弁当を出したりといった対応をしているところもあるようですが、地域によってバラつきがあり、多くの学童が長期休暇では弁当に頼ることが現状のようです。 ■働き方、勉強サポート、安全の確保…さまざまある「小1の壁」 それでは、集まったさまざまな意見について紹介していきたいと思います。 ▼預け時間の変化で働き方を変えたり仕事を辞めたりする人も 保育園に比べると預かり時間が短くなった変化により、ママたちが働き方を変えたり、仕事を辞めたりしているという現状も見えてきました。 「保育園は20時まで見てくれたが、小学生になると残業はできなくなりました。そのタイミングで昇格してしまい、 仕事と育児で悩んだ 」(鳥取県 40代女性) 「保育園のときは正社員でずっと続けてきました。小学校にあがり、勤務時間に間に合わなくなり パートに切り替え ました」(神奈川県 40代女性) 「預け先がないため 仕事を辞めました 。子どもは中2になり、いまはパートしていますが、経済的にかなり厳しい」(新潟県 50代女性) そのほかにも、「朝の出勤時間がこれまで通りにいかなくなった」という意見も。小学1年生になったばかりの子どもを家に残して出勤するのはやはり不安な気持ちになりますよね。 こうした働き方を見直さざるをえなくなってしまうというのは、まさに「小1の壁」にぶつかってしまったといえます。さらに、仕事を辞めた結果、人生設計が変わってしまうというのは、なんとも切ない話です。 ▼「仕事から帰ってから勉強を見る時間がない!」 「毎日のプリントの確認と宿題のチェックと直しが大変で、仕事から帰って 時間がない 中でパニックになりそうでした」(広島県 30代女性) 「長期休暇時の宿題のサポート。国語や算数のほかに日記や工作、作文、ポスター、標語など。 夏休みは毎年恐怖 です」(福島県 30代女性) 小学校で初めて出される宿題や学習のサポートに対して、不安な気持ちを抱くパパやママもいるようですね。また小学校ではプリントが大量にあり、重要度の判断、親がフォローすべき持ち物、提出物など、1枚ずつ読んでいるだけで、時間がかかると聞いたこともあります。 そして保育園、幼稚園と小学校の最大の違いは「勉強」があること。宿題のチェックや学習サポートが必要となり、親自身もアタフタしてしまいます。子どもにとっても「宿題」という存在に拒否反応を起こし、親子そろって家庭学習という壁にストレスを感じてしまうことも起こりそうです。 ▼子どもの安全の確保 「自宅から学校が遠かったので、 車の事故や不審者 の心配がありました」(北海道 40代女性) 「学区の一番端に自宅があり、下校では最後1人になってしまうことがとくに不安でした」(神奈川県 40代女性) 保育園や幼稚園を卒園すると、親から離れての登下校が始まります。筆者も来年度から1年生の長男の登下校がいまから心配でたまりません。何か対策しようと考えていますが、ずっと張りつくわけにもいかないし…と悩んでいるところです。 ▼学級閉鎖、外遊び、荷物… そのほかにも、いろいろと意見が集まっていました。 「保育園ではなかった 学級閉鎖 。仕事をする親にとっては死活問題!」(神奈川県 40代女性) 「学童保育に入れたものの、芋洗い状態、外遊びがほとんどできない、つまらない、意地悪な上級生がいるなどの理由で、 年度途中で辞め ました」(東京都 30代女性) 「夏休みや冬休み明けの 荷物の多さ ! 持ち帰るのは少しずつなのに、休み明けには大量に持っていかなくてはいけないのがかわいそうだった。学校で一番小さい子だったので」(神奈川県 40代女性) 家庭によって、さまざまな壁が立ちはだかったということがわかります。子どもの個性によっても、感じる壁は人それぞれ違うのでしょう。 ■子どもの成長によって壁は厚くなったり、薄くなったりする それでは、壁に当たったときの対処法は、どのようなものがあるのでしょうか。先輩ママ、パパたちの意見を聞いてみましょう。 「学校自体があまり好きではないわが子たちでしたが、そのうちに友だちを作り、先生の声かけのおかげで徐々に慣れてきて、やっと大丈夫だなと思ったのは高学年になった時でした。愛情をかけて 時間をかけて見守る ことが大事だなと今でも思います」(神奈川県 40代女性) 「小1に限らず、子どもの人数や成長過程によって、壁も厚くなったり、薄くなったりしています。子育ては楽しいことだけでなく、 苦労も悩みも付き物 だと痛感しています」(宮城県 30代女性) 「成長とともに、少なからずいろいろな変化はあるのは当たり前。小1の壁、それはいろいろな意味でいろいろな壁があって、どの壁に打ちあたって成長していく。 大変だと思うのは親ばかりではない 」(茨城県 40代女性) 本来、小学校入学は子どもの成長の証で、親としては心から喜んで送りだしてあげたいもの。ただパパやママたちにとっては、子どもの環境を守りながらも、仕事やら各家庭の事情などによって、多方面に気を配り、対処方法を探していかなければいけないというのが現状です。 ただ、どんなに親の事情があっても、おそらく一番不安な気持ちを抱いているのは、環境が変わる子ども自身だろうと思います。仕事、預け先、通学などで親も焦る気持ちがあると思いますが、まずは子どもの様子を見守る心の余裕を持ちたいところ。筆者自身も、もうすぐ小1の子どもを目の前にすると、親の不安をまずは後ろに置いて、向き合っていきたいなと強く感じています。 さらに今後増えるだろう共働きの親のリアルな現状が社会や会社に理解され、そして工夫された働き方ができるようになればいいなと思います。 生きていく上ではいろんな壁が目の前に立ちふさがることでしょう。そんなとき夫婦でサポートしあったり、話し合ったりしながら、ひとつずつ壁を乗り越えていきたいもの。そして子どもも小学校という新たな場所でつまずいたり、転んだりもしながら、きっと成長していくと信じたいですね。 Q.「小1の壁」で大変だと思ったことは? アンケート回答数:4588件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月24日子どもが成長するに従い、あいさつや言葉づかい、食事のマナーなど、生活におけるさまざまなルールをどうやって教えればいいか、悩むことはありませんか。 子どもの年齢にもよりますが、さまざまな状況によってしつけの必要性を感じる人は多いかもしれません。ただ、家庭や親によって考え方はさまざまで、さらに子どもの個々の性質もあるため、正しいしつけの方法を見つけるのは難しいですよね。今回は、子どものしつけについて、パパやママの助けとなるヒントを探してみたいと思います。 ■半数以上の悩みは「あいさつや言葉づかい」、「電子機器の時間」 アンケートでは、子どものしつけで一番悩んでいることについて聞きました。その結果、「あいさつ/言葉づかい」と答えた人が31.9%でもっとも多く、2番目は20.9%の「TV、動画、ゲームの時間」と答えた人でした。 これら2つの回答だけで全体の半数を占めていて、親の悩みにはある程度の偏りがあるようです。ただ、残りの約半数は全部で8つの回答に分かれていて、 しつけの悩みは多種多様 であることも読み取れました。 Q. お子さまのしつけで一番の悩みは? あいさつ/言葉づかい 31.9% TV、動画、ゲームの時間 20.9% 片付け 15.0% 食事のマナー 13.5% 寝る、起きる 3.7% 特になし 2.9% トイレトレーニング 2.4% 交通ルール 1.8% 歯みがき/着替え 1.4% その他 6.4% ■言葉づかいの悪さで悩む親が多数 「あいさつや言葉づかい」で悩んでいると答えた3割の親たちの思いをのぞいてみたいと思います。 「 あいさつを当たり前にできない のが情けない。子どもらしく、元気にあいさつができるようになればうれしいです」(神奈川県 40代男性) 「小学校で広い年齢層での生活をしていると、 変な言葉づかい をまねしちゃうのが一番の悩み」(三重県 40代女性) 「言葉づかいが気になる。兄弟の影響か、言葉づかいが男の子みたいな時があります」(三重県 40代女性) 「幼稚園で覚えてほしくない言葉を覚えてきて、“お友だちはいいのに自分はどうして使ってはだめなの”と聞かれると、納得してもらえる説明ができない」(千葉県 30代女性) 保育園や幼稚園、小学校などでの集団生活、または兄弟間のやりとりによって、子どもたちは新しい言葉をたくさん覚えていきますよね。そんな 「言葉づかいの変化」 に心配を抱える親は多いようです。ただ、こんな意見も寄せられていました。 「上の子が、下の子に注意するときの言い方が、 私そっくり 。命令口調だったり、下の子が嫌だろうなぁと思うような言い方をしていたりすると、客観的に見てあの言い方はやめようって反省しています。正に 『子は親をうつす鏡』 だなと思います」(神奈川県 30代女性) 筆者も、長男が次男に「そんなことするならおやつあげないよ!」と意地悪そうに言っているのを見て、情けないような恥ずかしいような気持ちになったことがあります。 子どもたちは親から言われた言葉を本当によく聞いているのだと、あらためて気づかされました。子どもたちの言葉づかいの悪さの原因にはもしかすると、 親自身の話し方 もあるのかもしれません。 ■テレビや動画、ゲームの時間が長すぎる! 2番目に多い回答が集まったのは、テレビや動画、ゲームに使う時間についてでした。 「4歳の子が、テレビが見たくて仕方がないらしい。市の検診では“テレビは1時間まで”と厳しく言われましたが、 ルールを作るのも難しい 」(徳島県 30代女性) 「テレビを見ながら、ゲームをやりながら、携帯で音楽を流し、タブレットで動画を流している。“目と耳はいくつあるの?”と不思議でたまりません」(千葉県 40代女性) 「中学生で ずーっとゲーム をしていて、本当に困ります。休みの日は1日中家で友だちとオンラインゲーム、勉強は宿題だけで心配です」(新潟県 50代女性) 「少し前はテレビばかり、最近はスマホの動画ばかり見ています。 さすがにテスト前は取り上げますが、自分も仕事をしているので 管理しきれません 」(神奈川県 40代女性) 「ゲームの時間を決めていても、日に日に長くなる」というコメントもあり、時間を決めて電子機器を使わせることの難しさが伝わってきます。またゲームや動画に使う時間が長くなりすぎて、「一日の時間をどう管理するか」といったしつけがうまくいかないことを心配している人が多くいました。 ■家庭環境や子どもの個性によってしつけの悩みはさまざま… そのほか、片付けや食事のマナー、寝起きなど、日々の生活を過ごすうえで、守ってほしいこと、身に着けて欲しいことなど、しつけの悩みは細かく分かれました。それぞれどんなことで悩んでいるのでしょうか。 ▼「片付けができない子どもにイライラ」 「最初の遊びに飽きると次の遊びが始まる。最初に使ったおもちゃは片付けることなく次から次へと出しまくり、結局片付けられずに終わります」(東京都 40代女性) 「整理整頓ができなくて、どこに何があるかわからなくなってしまう。机の引き出しも、何をしまうか決めても時間がたつとグチャグチャで、 “あれがない、これがない” と騒ぎます」(茨城県 30代女性) ほかにも「使ったら戻すよう、何回も注意しているができない」という意見もありました。片付けが苦手な筆者自身も耳が痛い話で、子どもたちに対して「片付けなさい」と言っても説得力がないなと反省する日々です。 ▼食事のマナーが守れない子どもに悩む親も 「とにかく息子は食事中に 機関銃のように しゃべりまくる」(茨城県 40代女性) 「手や机を大きくたたいて“おいしい”と表現するのが、クセになってしまって直らない。外食すると周りの目が気になる」(千葉県 40代女性) 「食事中、肘をついたり後ろにもたれ掛かったりする。あとは食事中にトイレに行くのも、何度言っても直らない」(神奈川県 30代女性) 食事中のマナーが気になっているという声は多いようですが、なかには「小さい頃は食事させるのに必死で、しつけどころではなかった」という意見も寄せられていました。 忙しい日々を送るパパママにとって、子どもに毎日の食事を作って食べさせるだけでも大変という現実がありますよね。そうした日々のなかでは、マナーまで気にすることは難しいというのも、本音なのかもしれません。 ▼「朝全然起きてくれない…」 「寝る時間になるとテンションが上がって、お布団の上でふざけてしまい、いくら注意しても言うことを聞きません」(茨城県 20代女性) 「朝起きることが苦手で、目覚まし時計の音も聞こえないようです。光の目覚まし時計、爆音の目覚まし時計などいろいろ試しましたが、ダメでした」(愛媛県 50代女性) 「子どもがなかなか寝ない」、もしくは「起きない」というのも、毎日繰り返されることなので、親としてはイライラが募ってきます。とくに、寝つきや寝起きが悪い子だと、その苦労は相当なものでしょう。 ■しつけできない原因はパパにあり!? ここまで、さまざまなしつけの悩みを見てきましたが、しつけできない理由について、 パパに一因がある と考えている人も多く見受けられました。 「“ゲームはダメ”と言っても、夫がご飯以外の時間ずっと スマホでゲーム しています。そこを直さないと子どもだけ直すのはムリ!」(岩手県 40代女性) 「 子は親の背中を見て育つ 。例えば、“片付けなさい”と言えば“パパだって出したら出しままだよ”と返ってくる。“洗濯物ちゃんとカゴに入れて”と言えば“パパだって入れていないよ”と言ってくる。まずは 夫をしつけ ます」(大阪府 30代女性) 「子どもは親や身近な大人を見て、自然と学んでいる。まずは親や大人たちがしっかりしないとね。パパ、頼むからちゃんとしてくれ」(神奈川県 40代女性) ママからパパに対する切実な思いが伝わってきますよね。なかには、「夫が家事をやらないから私がやるのが当然と子どもたちも思っている」というママからの意見も寄せられていました。 アンケートからわかるのは、子どものしつけにおいては、 夫婦が同じ思いで 協力して行っていかないと、子どもが混乱してしまうということでした。 ■しつけで一番重要なこととは? それでは、子どものしつけでもっとも大切なこととは何なのでしょうか。 「あいさつの大切さは、口が酸っぱくなるくらい言って教え、自分も一緒になってやりました。家族も“ありがとう”を言うようになり、いま 夫婦円満 です。感謝は大事だと、この歳になって知りました」(神奈川県 30代女性) 「“子どもは、親が言ったようにではなく 親がしたように育つ ”と聞いて、まずは自分が示さなければと思うようになった」(東京都 40代女性) 「“しつけ”と言うと、親が決めているように感じられますが、話し合って決めていくことで、自分の子どもであっても 人格は別 だと考えれば、おのずと答えが見つかると思います」(神奈川県 40代女性) 「一番大切なのは “人としてどうか” ということに尽きると思っています」(神奈川県 40代女性) 「今はできなくても、大人になったときに“母ちゃん、 しつけてくれてありがとう! ”と少しでも思ってもらえたらそれでいい」(千葉県 40代女性) ここまで、子どものしつけについてアンケートをもとに考えてきました。「しつけ」とは、家族や社会で自分も周りも過ごしやすく、秩序やマナーを守っていくうえで大切なふるまいを学んでいくことだと思います。そう考えると、子どものためだけのものではなく、親自身もわがふりを見直すきっかけにもなりそうです。 忙しい毎日の中で、何もかも完璧にこなすことは親でも難しいこと。まずは夫婦で、どんな風に育ってほしいのか、自立するためにどういったことを教えたいのか、どう伝えると理解しやすいのか、夫婦で話し合ってみるといいかもしれませんね。 そして「あるべき姿」を、言葉で言うだけでなく、親が行動で表すことにより、きっと子どもたちが人として一番大切なことを学ぶのではないでしょうか。そのためには、親としても直していきたいところがあるときは、夫婦間で「あなたには、子どものお手本になってほしい。だから●●については見直してもらえないか」と感情的にならず、伝えられるといいかもしれません。 子どもが大きくなってきたときには、親子でも「どんな自分になりたいのか」を考えることも、ひとつのしつけの道筋と言えるかもしれませんね。 Q.お子さまのしつけで一番の悩みは? アンケート回答数:4622件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月17日子どもが成長する中で、自分の性別を認識し、異性との違いを把握するなど、「性」への目覚めを実感する人もいるでしょう。そうなってくると、悩ましいのが「性教育」の方法。そもそも必要なのか、先生か親どちらがするべきなのか、どこまで教えるべきなのか、難しいところですよね。 今回は、パパやママ自身が子どものころに教えてほしかった性教育について聞いたアンケート結果をもとに、考えてみたいと思います。 ■「教えてほしかった性教育」がある人は半数以上 アンケートでは、性教育について子どものときに教えてほしかったことがあるかどうか答えてもらいました。 Q.性教育について、子どものときに教えて欲しかったことはありますか? ある 56.8% ない 38.9% その他 4.3% その結果、「ある」と答えた人が56.8%となり、半数以上の人は子どものころに受けた性教育に、何らかの物足りなさを感じているようです。一方で、「ない」と答えた人は38.9%と4割を切る結果になりました。 ■「妊娠、出産、不妊」正しい知識を教えてほしい それでは、アンケートに「ある」と答えた親たちのコメントについて、具体的に知りたかった性教育の内容別に見ていきましょう。 ▼詳しい避妊方法や性感染症の予防方法について 「生理中は妊娠しないと思っていたので、避妊しなかったら妊娠してしまいました。 排卵と妊娠しやすい時期 について教えてほしかった」(神奈川県 40代女性) 「初めてできた彼氏が避妊してくれなくて病気をもらったりして、1人で悩んだことがある。 もっと知識があればよかった と後悔した」(千葉県 30代女性) 知識がなかったせいで、心や体が傷つく経験をしてしまったママも実際にいるようです。ほかにも「無計画で授かり婚をして、その後離婚してしまった」という声も寄せられていました。 こうした経験から、「避妊の方法についてしっかりと教えてほしかった」と考えるのも無理はないのかもしれません。 ▼不妊について 不妊治療を経験したママたちからは、女性の体の機能についてきちんと教えてもらいたかったという意見が集まりました。 「学生の頃からもっと自分の体のことを知っていれば、 不妊治療で苦労しなかった かもと、少し後悔しています」(神奈川県 30代女性) 「年齢とともに卵子も衰えて妊娠しづらくなることや、 高齢出産のリスク については無知すぎたので、今かなり後悔している」(東京都 40代女性) 「 男性の不妊 についても知りたかった」という声もあり、不妊にまつわるさまざま知識について教えておいてほしかったという思いが大人になってから生まれているようです。 ■子どもが性犯罪に巻き込まれないようにするために 子どもが性暴力の被害者となるニュースが流れるたびに、怖い思いをしている親も多いことでしょう。被害者、加害者になるために、性教育でできることはあるのではないかと考えるパパママもいるようです。 ▼性交渉による精神的・身体的な苦痛について 性交渉による身体的・精神的な負担について教えてもらいたいという意見も多く見られました。とくに男の子に、性交渉によって女性は心と体が傷つきやすいものであること、女性を大切に扱うことを伝えてほしいという声は多いようです。 「女の子は 自分の身体を大切にすること を、男の子は 相手を大切に扱うこと を、もっと伝えてほしい」(奈良県 40代女性) 「安易な性交渉が女性に与える精神や身体への影響や、男性の責任など、リアルなところを教えてもいいんじゃないかな」(北海道 30代男性) また最近は、一番最初にインターネットで過激な動画や画像に触れてしまう場合もあり、その結果それが正しいと思いこんでしまうことへの心配の声もありました。 筆者も2人の男の子のママですが、 女性を大切にする心 は小さいうちから少しずつ養っていきたいなと感じているところです。 ▼性犯罪について 性犯罪は女の子に限らず、男の子も被害にあう可能性があります。また、時には加害者にもなりうるため、子どものときからの教育が必要だと感じるパパやママから意見が寄せられていました。 「 性犯罪の危険性や対処方法 など、必要なことは教えてほしい。私の頃はさらっと流す感じでしか教わらなかったので」(茨城県 40代女性) 「小学校低学年の時に、近所の中学生にレイプまがいなことをされてトラウマになりました。性教育をするのであれば、間違った方法を取ると相手は どれだけ傷つくのか 教えてほしい。性犯罪をするとどうなるのか、された方の 恐怖心 を教えていただきたいです」(鳥取県 30代女性) 子どもは知識がなく、それが犯罪だとわからないうちに巻き込まれてしまうこともあるため、問題意識を持つ親は少なくないようですね。 ■性教育、その裏に隠された思いとは 一方、教えてもらいたかったことは「ない」と答えた人も約4割いましたが、その人たちはどのような思いを抱えているのでしょうか。 「性に関することは プライバシーの最たるもの 。そんなことを他人から、ましてや親から教えてほしいなんて思わなかった。今は性教育を親がするものと言われるけど、なんか釈然としません」(茨城県 30代女性) 「女性ですから、たくさん嫌な思いを経験してきました。でも、小中学生の時にそんな教育をされることも ストレス です」(東京都 40代女性) 「性に関しては学校じゃなく各家庭で 教えるべきでしょう。なんでも教育現場に押し付ける考えや風潮はおかしい」(徳島県 40代男性) 性教育への思いは本当にさまざまで、教育をされること自体が本人の苦痛につながることもあるようですね。ほかには、 「時が経てば自然とわかった」 という意見も寄せられていました。 筆者は、子どものときに親から性教育を受けた記憶はなく、ドラマのラブシーンになると気まずくなるような家庭で育ちました。しかし、「教えておいてほしかった」と思うことは不思議とありません。私自身はあのとき、性教育については話したくなかったと思うとともに、それが 自分の家族の形 だったのだと納得しています。 おそらく、ここで「ない」と答えたパパやママの多くも同じような思いでいるのかもしれませんね。 ■学校での性教育の現状とその課題 そもそも、現在学校ではどのように性教育が行われているのでしょうか。 中学生の保健体育の学習指導要領によると、中学1年生は「心身の機能の発達と心の健康」について学びます。この学習では、次のように明記されています。 受精・妊娠までを取り扱うものとし、 妊娠の経過は取り扱わない ものとする 出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「保険体育編」 つまり、妊娠に至る過程については取りあつかわないことが明記されているのです。 また、3年生では「健康な生活と疾病の予防」について学ぶのですが、エイズなど性感染症の予防については次のように記載されています。 その主な感染経路は性的接触であることから、感染を予防するには 性的接触をしないこと、コンドームを使うこと などが有効であることにも触れるようにする 出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「保険体育編」 ただし、「性的接触」の具体的な内容や、コンドームの使い方については言及されておらず、細かい指導内容は現場に任されている現状です。 2016年度の未成年者の人工妊娠中絶件数は14,666件で、1,000人あたりに5人の女子が、 望まない妊娠による中絶 を経験していることがわかっています。さまざまな要因があるのでしょうが、適切な性教育を行うことの大切さを実感します。どの親にとっても性教育については、他人事とは言えない現状があるようです。 ■子どもにはどんな性教育を受けてほしい? 親たちは自分の経験をもとに、子どもたちにどのような性教育をしてほしいと考えているのでしょうか。いくつか、パパやママたちの意見をご紹介したいと思います。 「 男女別に教えるのをやめたらいい と思います。その時々の体や心の変化を双方が理解し合わないと」(千葉県 30代女性) 「当時の担任の先生が “この人とならと思える人とだけしてください” と、とても真剣な顔で言ったので、興味本位でしてはいけないんだと小学生ながらに感じました。大人は大事な子どもを守るために、ちゃんと教えなきゃいけないんですよね」(千葉県 30代女性) 「子どもへの性教育は難しいですが、 相手の気持ちを考えることが大前提 だと言う事は伝えたいです」(千葉県 40代女性) 「今の時代は、情報に溢れた時代。我が子には、自分で学び、自分で正しい判断をしてほしいです」(青森県 40代女性) 理想の性教育については、 多種多様な考え があるようです。どの意見が正しいという正解はわかりませんが、性教育について、親として子どもにどう向き合うか考えるうえで、ヒントになるかもしれませんね。 ここまで、性教育について、パパやママたちの思いを探ってきました。「教えてほしかったことがある」と「ない」とで意見が分かれ、どのような性教育が理想かという答えもさまざまでした。このような 「多様性」 こそが、性教育のあるべき姿なのかもしれません。 また今回のアンケートではあまり触れられませんでしたが、「性」としての教育は、LGBTといったセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)も今後議論が進んでくることでしょう。 そもそも、「性」についての認識は人それぞれ細かに異なっています。そうした多様性を認めたうえで、子どもへの性教育の方法についても考えてみるとスムーズに進められるかもしれませんね。 また家庭で性教育をする場合での最大のメリットは、子どもの特性を見定めて最適な時期を選ぶことができることかもしれません。なかには性教育に対して拒否反応を持つ子どももいるかと思うので、そういった子どもの場合にはより慎重さが求められるでしょう。 家族でどのように性教育と向き合うか。まずは、日ごろから家族間のコミュニケーションを適度にとるなどして、 相手の気持ちを考えること を教えることからなのかもしれません。性別や年齢にかかわらず、相手を思いやって行動することの大切さを子どもたちにも伝えていきたいところですね。 【参考】 ・文部科学省: 中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 保健体育編 (PDF:3130KB) ・厚生労働省: 平成28年度衛生行政報告例の概況 (PDF:360KB) Q.性教育について、子どものときに教えて欲しかったことはありますか? アンケート回答数:4268件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月10日保育園や幼稚園、学校などで見かける子どもたち、その様子は普段と比べていかがでしょうか。家での姿との違いに驚いた経験のある人もいるかもしれませんね。 子どもたちもある程度の年齢になると、自分の性格を使いわけ、時と場所に応じて高度なやり取りができるようになってきますよね。今回は、家と外での子どもたちの性格の違いについて、考えてみたいと思います。 ■子どもの性格が違うと答えた親は7割超え アンケートでは、子どもの性格が家と外で違うか聞きました。その結果、「少し違う」と答えた人が43.6%、「かなり違う」と答えた人が28.9%となり、 7割以上の親が「違う」と考えている ことがわかりました。 Q. お子さまの性格、家と外で違う? 少し違う 43.6% かなり違う 28.9% あまり違わない 19.3% 家でも外でも同じ 6.6% わからない・どちらとも言えない 1.6% 一方で、「あまり違わない」、「家でも外でも同じ」と答えた人はあわせて25.9%となり、2割以上の親は、違わないと感じているようです。 ■外での“いい子”は、家では品切れに!? まずは「違う」と答えた親たちのコメントから、子どもたちの性格がどのように違うのか見ていきたいと思います。まずはかなり多くの意見が寄せられた、 “家と違って外ではしっかり者” という親たちの声を聞きましょう。 「家では“パパ、ママ”と言って甘えん坊だけど、 外では“父、母” ときちんと言えて、大人ぶっているところが笑っちゃいます」(東京都 40代女性) 「初めての個人面談のときは、あまりに“いい子”で先生が 人違い をしているのかと思いました。家にその“いい子”を持ちかえれないか聞いたら、品切れになるそう」(茨城県 40代女性) 「うちの長男は小さくて 泣き虫で甘えん坊 。クラスでもそうだと思っていたら、友だちから“しっかりしていて意見が言えるし、 頼りになる ”と聞いてびっくりしました」(三重県 50代女性) 「いつも学校の先生に“娘さんのおかげで、クラスにいじめがない”とほめられる。ケンカは止めるし、みんなが嫌がる子でも仲間に入れてあげるらしい。でも、家では弟がイジメられていますから~!」(広島県 40代女性) 家での姿とあまりに違い、 まるで別人 のように感じている親もいるようですね。なかには自分自身や母親の呼び方を家と外とで変えている、また、友だちの前ではかっこつけたふるまいをしているというコメントもありました。子どもたちなりに、外ではしっかりしようと考え、行動している様子が伝わってきますね。 ■外ではクール、家ではお笑い芸人 また、 “家だとひょうきんだが、外だと無口” というコメントも多く寄せられていました。 「うちの娘は学校ではおとなしい感じの女の子ですが、家では お笑い芸人のモノマネ をよくしています」(千葉県 30代女性) 「娘は家では盛り上げて笑わせてくれるタイプ! でも外では、 無口で人を寄せつけない ようにしているらしいです。ばかにされるのが嫌だとか」(千葉県 40代女性) 「家では活発女子。4つ上のお兄ちゃんも泣かせちゃうくらい口が立つけど、外に行くと 借りてきた猫 。あいさつもまともにできず、私の後ろに隠れている」(千葉県 40代女性) 家ではハイテンションで、歌ったり、踊ったりしているという声も寄せられました。子どもたちも、家族だけの空間では、気を使わずに思ったままに行動できるのかもしれませんね。 うちの5歳の長男もまさにこのタイプで、家ではふざけて変顔をしてきたりするのですが、 外では常にポーカーフェイス です。参観の日などにその様子を見ると、「少しくらい愛想よく過ごせばいいのに」なんて思ってしまうのですが、その表情は恥ずかしい気持ちを隠すためかなと想像しています。 ■性格が違うことがトラブルの原因にもなりうる? ここまで紹介してきた家と外での性格の違いについては、どれも思わずクスッと笑えるようなかわいいものばかりでした。しかし、コメントを寄せた親の中には、子どもの 性格の違いがもたらすトラブル の存在を訴える人もいました。 「子どもの友だちは、子どもの前と先生と親の前とで、かなり 態度や話し方が違う 。大人の目が届かないときに 性悪なこと をするのはやめてほしい」(兵庫県 40代女性) 「幼稚園バスの添乗員をしていたことがあります。バスに乗ってお母さんが見えなくなると、途端に同じバスの子に 意地悪をしたり仲間はずれにしたり というお子さんが多いです。その後、被害に遭った子が訴えたけど、乱暴な子の親は信じてくれなかった」(神奈川県 40代女性) 大人の目が届きにくい子ども同士のやり取りにおいて、ときにトラブルが存在しているようです。親の知らないところで子どもが意地悪や、仲間外れをしているというのは、性格が違うということとはもはや別問題な気さえします。 本来は子どものやることは大らかに見守りたいところですが、もし子どもの言動によって周りの子が傷ついているという状況があれば、大人として何らかの介入した方がいい場合もあるかもしれません。 一方、トラブルによって本来の性格を外では出せなくなってしまったという子もいるようです。 「家ではハキハキした元気な女の子ですが、学校では何も言えない内気な子です。1度クラスの子からヒドイ言いがかりをつけられて、 自分の気持ちをぶつけるのが怖く なってしまったみたい」(北海道 40代女性) トラブルを経験して、本当に言いたいことを 外では我慢して無理をして いるというのは、つらい話です。ただ、外でつらい思いをしていたとしても、せめて家のなかだけでは無理せずにありのままで過ごせるといいなと思います。 もし家のなかで努めて明るく振舞っている気がするなど、何か感じ取った場合には少し注意しながら様子を見てあげたほうがいい場合もあるかもしれません。 ■家でも外でも変わらない子ども。大物? リラックスしすぎ? 一方で、家でも外でもあまり性格は違わないという子は約2割。親はどう感じているのでしょうか。 「もともと裏表のない性格なので、学校の先生や習い事の先生からも家庭と同じことを言われます。 外ではもう少ししっかりしてほしい ですけど」(神奈川県 40代女性) 「家でも外でも 天真爛漫(てんしんらんまん) 。何も考えてないだけか?」(愛媛県 30代女性) 「小6の息子はまったく変わらないです。たまに先生に学校での話を聞いても、家での様子とほとんど変わらない。 自由な男、リアルのび太 です」(神奈川県 40代女性) 家でも外でもリラックスして過ごす様子が目に浮かびますよね。本来の性格もあるでしょうが、どこの場でも、 自分らしく過ごせるタイプ なのかもしれません。もしかしたら将来、大物になったりして。 ただ、“外ではもう少ししっかりしてほしい”という声も寄せられていて、リラックスしすぎている子どもの様子にやきもきしてしまう気持ちも理解できますよね。 ■子どもなりに社会に適応しようとしている それでは、家と外での子どもの性格の違いには、親としてどう向き合えばいいのでしょうか。参考になる意見をご紹介したいと思います。 「一緒にいる相手や場所によって違いますが、 どの性格もひっくるめてわが子の性格 なんだなと最近は思うようになりました」(千葉県 30代女性) 「持って生まれた性格にもよりますが、年齢が上がれば周囲を見るようになります。大人だって家と外の場面によって対応を変えますよね。 子は子なりに社会に対応 しているんだなと思います」(千葉県 40代女性) 「先生やママ友には『みんなに優しく、しっかりしているし、小さい子たちの面倒やまわりのお友だちに気配りができてうらやましい』とよく言われますが、家では完全赤ちゃんです。でも外でがんばり屋さんな娘がかわいくて仕方ありません! だから家では思いっきり愛情を注いで、また明日 外でがんばれるようにパワーをチャージ してあげています」(千葉県 30代女性) 「 違って当然、それが自然 」(愛知県 50代女性) そのほかにも、「大人も子どもも外ではある程度の緊張感を持って過ごしているから、家と外では違っていてあたり前」という意見もありました。たしかに、対応する相手によって自分の性格を変えていけるのは、 子どもが社会化 していることの現れだと考えられるかもしれませんね。 ここまで、家と外での子どもの性格について考えてきました。性格が違う、違わない、どちらがいいというものではなく、子ども1人ひとりによって性格も違えば、振るまい方もさまざまです。 立ち返ってみれば、親である自分も、家と外では性格が違っていて、やり取りをする相手やその立場、場所や時間、環境によって、少しずつ対応の仕方を変えていますよね。そうした対応ができるようになったのは、子どもの成長のひとつだと考えることもできます。 子どもも外の世界では、とてもがんばって過ごしていることでしょう。親としては、家では温かい自分の居場所を作ってあげたいですね。 Q. お子さまの性格、家と外で違う? アンケート回答数: 6740件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月03日子どもの勉強については、さまざまな家庭の方針がありますよね。子どもの成長や習得、意欲の度合いに合わせて、その都度親が対応していかなければならないこともあるでしょう。 自宅での学習においては、「親が子どもに勉強を教える」か、「教えないほうがいいのか」、または「教えるならどの程度なのか」悩むパパママは多いのではないでしょうか。今回は、親が子どもに勉強を教えるべきか、考えてみたいと思います。 ■子どもに勉強を教えているパパママは8割以上 子どもに勉強を教えているかたずねたアンケートでは、「質問されたら教えている」という回答が60.8%でもっとも多い結果になりました。「教えている」と答えた23.7%を加えると84.5%となり、8割以上の親は子どもに勉強を教えているようです。 Q. 子どもに勉強、教えてる? 質問されたら教えている 60.8% 教えている 23.7% 教えることができない 9.9% 親は教えないようにしている 2.9% その他 2.8% 一方で、「教えることができない」、「親は教えないようにしている」という正反対の回答も1割以上寄せられていました。 ■「自分で考える力」を身につけてほしい親たちの内情 もっとも多い6割以上が「質問されたら教えている」と回答したのは、なぜなのでしょうか。 「基本的にリビングで勉強しているので、 聞かれたときだけ教えたり 、いっしょに調べたりしています」(滋賀県 30代女性) 「わからないときだけ教えています。まずは 自分で十分に考えること が必要だと思うので」(三重県 40代男性) 「勉強の中身を教えるというより、 勉強の仕方 を教えるようにしています。やり方や考え方が身に付けば、後々役立つと思います」(徳島県 40代男性) 寄せられたコメントでは、 「聞くまでは自分で考えてもらいたい」 という意見が多く寄せられました。また、なかには「教科書を読んだりインターネットで調べたりして、聞かれたときに困らないように予習しておく」という熱心なパパママからの声もありました。 筆者の長男もまもなく小学生。たまに自宅で勉強をしているのですが、すきあらば「わからない、答え教えて」と言ってくるので、その都度「もうちょっと考えなさい」と諭しているのが現状です。もしかしたら、「質問されたら教えている」と答えた多くのパパママが、同じような経験をしているのかも。そのうえで、子どもたちの考える力を伸ばしたいと思い、行動しているのかもしれませんね。 ■勉強を教えることは「親子のコミュニケーション」? 勉強を「教えている」と答えたパパやママは23.7%という結果に。具体的にはどのように子どもたちの学習に関わっているのでしょうか。 「塾に入れる余裕なんてありませんから、 教科書を先読み して学習してから積極的に教えています」(東京都 40代男性) 「日々の学校の教科書とノートを私がチェックしています。書き間違いや、きれいに書けているところに絵やコメントなどを入れてあげると子どもが喜んで“もっと書いて!”と励みになるようです」(東京都 40代女性) 「小学生の頃は手取り足取り教えていたが、中学生になったらかえって私の方がことわざや計算問題を教えてもらっていました。わからないことを いっしょに考える のはとても楽しいですし、高校生の今も時事問題を出し合ったりしています」(神奈川県 40代女性) 読解問題や算数など、子どもが苦手な教科を中心に毎日教えているという声には、「すごすぎる!」と脱帽しかありません。教える親側にとっても、学習内容を理解し、子どもたちに教える時間を捻出するのには、大変な苦労もあるだろうなと思わずにはいられません。 ただ、「一方的に教える」というよりは、勉強の時間を 親子のコミュニケーション として捉えている側面もあるようです。親が勉強している姿を見せるということも、もしかしたら大切な要素の一つなのかもしれません。 ■勉強を教えないパパママたちの思いとは 一方で、「勉強を教えない」理由に関するコメントも集まりました。まずは、「教えられない」という回答に隠された思いをのぞいてみましょう。 ▼親の状況で教えたくても教えられない 「教えることができない」と答えた9.9%の親たちのコメントからは、そのつらい現状が垣間見えてきます。 「母子家庭でフルに働き、帰るのが19時を過ぎます。夕飯とお風呂に入れるので手一杯ですが、週に1度はいっしょに勉強するようにしています。ただ、その間も下の子が騒いだりちょっかいを出してきたりで、なかなか進みません」(千葉県 40代女性) 「 共働きで忙しく 、帰ってから家事に追われて宿題を見てあげる時間がありません」(神奈川県 40代女性) 「子どもが反抗期で教えられない」という声もあり、仕事や子どもとの関係から、教えたくても教えられないというつらい思いを抱えた親もいるようです。 教えたくても、自分が教えられないという場合には、家族で対策を話し合ってみるのもひとつのてかもしれません。学校や塾での宿題でわからないことがある場合には、子どもから先生に質問するという方法もあります。子どもは、「宿題でわからないことを聞くのは恥ずかしい」と思っていることも多いので、子どもに声掛けしてもいいかもしれませんね。 ▼「あえて教えない」とする真意は? また、2.9%のパパやママは「親は教えないようにしている」と回答しました。 「簡単には教えません。まずは自分で調べさせます。教科書や辞書、ノートは、そのためにあるんだということもわかってほしいですし、自分で調べて、 答えを得たときの達成感や喜び などをもとに、その情報をしっかり自分の物にしてほしい」(愛知県 40代女性) 「基本的に勉強は教えておらず、まずは先生や友人に聞くように話しています。おかげで長女は先生に躊躇(ちゅうちょ)せず聞けるようになり、先輩や友人と勉強会をしているようです」(佐賀県 40代女性) 「内容が難しいし、教え方が学校と違っては困ること。そして一番は親だからどうしても感情が入り、 熱くなって説教 となってしまうので教えない!」(神奈川県 40代女性) 「勉強を教えることで、子どもとけんかになる」 という声が多く寄せられ、親子での勉強には“距離が近すぎる”という難しさがあることが見えてきます。 さらに、自分が教わったときと学習内容や考え方が変わっているため、子どもを混乱させないようにあえて教えないというパパママも多いようです。たしかに、数十年前に習った方法が現代でも通用するのかはわからないところ。 今の時代に即した教え方や考え方があることから、親が教えることで、子どもが恥ずかしい思いをしてしまっては、心苦しいですよね。 ■子どもの勉強に親はどうやって関わるのか 最後に、高校生の子どもを持つパパとママから寄せられた意見を紹介したいと思います。 「高校生なので具体的な勉強は教えていませんが、勉強するときには集中するよう、たびたび言っています。また、勉強と遊びにはメリハリをつけること、そしてテスト前にはテスト勉強のスケジュールを必ず立てて、進捗(しんちょく)状況を確認しながら調整することの重要さを教えています」(千葉県50代男性) 「教える、教えないに関わらず、子どもを持つ以上は彼らが習う教育の内容はフォローして、自分でも情報更新していきたいと思っています。日本の教育内容やシステムに関心を持ち改良していくのは大人の責任ですから」(東京都 40代女性) これまでの子育てをとおして、それぞれの家庭でどのように勉強と向き合ってきたかが見えてくるような気がします。わが家も、4月から小学生になる長男と年少になる次男とともに、長い長い学習の道がまもなく始まろうとしていますが、どのような勉強方法が子どもにとって一番いいのか、これから探していきたいと思います。 家庭での勉強スタイルについては、子どもの個性、親の事情などが複雑に絡み合ってきます。ときには大きく衝突することもあるでしょうし、成長、進学に伴って、どんどんその関わり方は変化していくことだと思います。その都度、その答えをそれぞれの家庭で話し合い、見つけていくことが、子どもの勉強とうまく付き合っていく鍵なのかもしれませんね。 Q.子どもに勉強、教えてる? アンケート回答数:4638件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年01月29日成長とともに子どもにかかる費用は増えていくため、将来に向けて積み立てをしたいと考えているパパママは多いでしょう。ただ、子育て中は何かと出費が多く、コツコツ貯金するのは容易なことではありません。 どのように積み立てをすれば、子どもの将来のためにうまくお金をためることができるのでしょうか。今回は、子どもにかかるお金のため方について考えてみます。 ■パパママは子どもの積み立てどうしてる? アンケートでは、子どもの将来のための積み立てをどのように行っているか質問しました。 Q. 子どものため積み立てはどうやって行っている? 学資保険 40.9% 子ども名義の口座 37.3% 積み立てを行っていない 14.2% 親名義の口座 3.9% その他 3.1% タンス預金 0.7% 回答のうち、もっとも多い40.9%のパパママが 「学資保険」 と答えました。また、「子ども名義の口座」が37.3%、「親名義の口座」が3.9%となり、 口座での積み立て をすると回答した人は合わせて41.2%。 「学資保険」、「口座」で積み立てすると回答した人がほぼ同じくらい、さらに合わせて82.1%ということからこの2つが多数を占めていることがわかります。 ■なぜ学資保険に支持が集まるのか? 回答した人がもっとも多かった学資保険は、なぜこんなに支持されているのでしょうか。 「自分ではなかなか 積立できる自信がなくて 、引き落としされる学資保険にしました」(青森県 40代女性) 「2人分、学資保険をしています。 児童手当をその費用にあてています 」(千葉県 30代女性) 「3人の息子たちが大学に行くことを考えて、公立の小学校に通っている間に倹約してためて、 全期全納で学資保険 に入りました」(東京都 50代女性) 「学資保険、やっていてよかった。高3からの1年間で、受験、入学金に授業料、引っ越しなどで、18年積み立てた200万が1年で消えたが、このおかげでほかから回さないで済んだ」(茨城県 40代女性) コメントを読むと、「自分で積み立てる自信がない」という意見が多く寄せられました。毎回、貯金する金額やためる頻度など、自分で管理する口座での積み立てと比べると、学資保険はすでにある商品から自分たちの希望に合ったものを選べるというメリットがありますよね。 また多くの保険は自動で支払いされるように設定できるため、最初からその分の金額がなかったものとして考えられる、自然にためられるといった点もパパやママの支持を集めているようです。 ■口座での積み立てを選ぶメリットとは アンケート結果では、約4割の人たちが「子ども名義の口座」もしくは「親名義の口座」で積み立てすると回答しました。 「生まれてすぐに口座を作り、毎月の誕生日に自動送金しています。ずぼらな性格だから、 先取り貯金 しないとたまらないとわかっていたので」(静岡県 40代女性) 「子ども名義の口座に、 祝い金やお年玉などを貯金 しています。上の子の授業料は、この口座でまかなっています」(愛媛県 40代女性) 「 児童手当 は全額子どもの貯蓄へ。このほかに、毎月定額を貯蓄しています。それでも大学進学となると足りません」(神奈川県 40代女性) 「長女が産まれたときに、「学資保険を」と思ったが、どこもいいと思えず、月々の支払いもきつかったのでやめた。まとまったお小遣いやお年玉などのお金、ボーナス、お祝い金などをためておく個人名義の通帳を作りました。毎年たまっていくのを楽しみにしていて 子どもが独り立ち するときに渡したいと思っています」(神奈川県 40代女性) 口座での積み立てと一口に言っても、先取り貯金や親口座から子ども口座への自動送金など、自分たちの生活に合わせた方法をとっているようです。 「毎年たまっていくのが楽しみ」というコメントからもわかるように、お金がたまっていく様子が目に見えてわかることも口座で積み立てるメリットなのでしょうね。 また、学資保険と比べたうえで、自分たちの希望したようなものがないという理由から、口座積み立てを選択している人たちもいることがわかります。まとめてお金が入ったタイミングで積み立てたいなど、自由度が高いことから、自分たち流で積み立てをしたいという人にはピッタリの方法かもしれません。 ■いくら積み立てれば正解なのか? アンケートでは積み立ての方法を一つだけ選択してもらいましたが、複数の方法で行っているというパパママからのコメントも集まりました。 「両親や周りの人たちが『 中学生からお金がかかる からそれまでにためておきなさい』と口をそろえて言うので、学資保険をして、さらにお祝い金やお年玉を子ども名義の通帳へ貯金しています。 お金の不安は夫婦げんかの元 になるので、今からがんばってためています」(千葉県 30代女性) 「 子ども名義の口座・学資保険・子どもの年金 、できる限りしておきたい! うちは子どもが1人なので、毎日がんばって働いて何とかできています」(埼玉県 40代女性) 「学資保険と子ども保険、掛け捨ての子ども傷害保険、子ども名義の毎月積立と、全国どこでも使える郵貯の口座を作りました。まだ親が管理していますが、そのうち銀行など利用の仕方を教えるつもりです」(神奈川県 50代女性) 「大学進学を諦めた私は、子どもの夢を諦めさせる親になりたくなかったので、子どもが生まれてからの祝金、お年玉も含めすべて子ども名義で預金してきました。 学資保険も加入し、毎月積み立てもコツコツ入金しました。はっきり言って 積み立て貧乏 (笑)。それでも十分とはなりませんでしたが、子どもの夢を応援できる親にしてもらえました」(大阪府 40代女性) 「子ども手当てやお年玉などを少しずつ。あと学資保険も! いくらためても安心できないのが貯金 」(広島県 40代女性) さまざまな方法を併せづかいして、もはや積み立ての達人ではないかと思えるようなコメントも多く見られました。 「いくらためても安心できないのが貯金」という言葉、本当にごもっともで、いくらためればいいのか正解がわからないのが子どものための積み立てですよね。必要になるタイミングを見極めて、そこに向かってコツコツためる貯蓄上手なパパママたちの意見は参考にしたいところです。 ■「積み立てる余裕がない…」パパママの切実な懐事情 うまく積み立てる人がいる一方、なかなかできないというパパママたちの切実な懐事情もわかってきました。 「積み立てをしたいけど生活に余裕がなくできない。今月は少し余裕があるかなと思っても、何かしら急な出費がある」(奈良県 30代女性) 「死活問題ですね。老後の貯金どころでもなく、 毎月自転車操業 です。学資保険などでいいプランがあっても、かけられるお金のない世帯なので、考えるだけ不安で見ないようにしています」(愛知県 40代女性) 「 お義父さんの施設にかかる費用、家のローン で余裕がまったくない。貯金するどころではない。毎日やっと生活している」(静岡県 40代女性) パパママたちの中には、自身やパートナーの親の生活費や家のローンの支払いなどに追われて子どものためだけに貯蓄ができない人もいるという実情が見えてきました。なかには「今の生活費でいっぱいいっぱいなのが現実」というコメントもあり、切実な懐事情がわかります。 子どもが将来どのような学校に行き、どのような職業に就くとしても、あらゆる可能性を見据えて積み立てをしておきたいというのは、多くのパパやママが願うことでしょう。ただ家庭の事情や価値観はそれぞれに異なっていて、さまざまな家庭があります。 たしかに将来のための貯蓄は大切ですが、「今」を生きることは何よりも大切。積み立てをしたくてもできないという現状があるのであれば、その先どうすればいいのかをしっかりと夫婦で話し合うことも必要となってくるでしょう。 夫婦が同じ方向に進むことができれば、よりスムーズな資金計画ができるかもしれません。もしかしたら、すでに何らかの貯蓄を行っている場合でも、定期的に見直して、修正していけるとよりその家族にとって理想的な積み立てが見つかるかも。 そうすると、この先いくら必要となってくるのか、親ができる範囲はどこまでなのか、などこれまで漠然と考えていた自分たちや子どもの将来がリアルに考えられるのではないでしょうか。場合によっては、パパママの働き方、子どもの進学についてなど、お金だけではないそれぞれの家庭にあったスタイルが見えてくるかもしれませんね。 Q. 子どものため積み立てはどうやって行っている? アンケート回答数:4903件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年01月20日祖父母や親せきからのお年玉は、子どもにとって楽しみのひとつかもしれません。ではそのお年玉、親から自分の子どもにはあげるべきなのでしょうか。 そしてもしあげるとすれば、いくらあげればいいのでしょうか。今回は自分の子どもへのお年玉について、アンケート結果から考えてみたいと思います。 ■今時のお年玉相場は、「年齢に応じてあげる」が6割強! アンケートで自分の子どもにあげるお年玉の金額について聞いたところ、「年齢に応じて」と答えた人が65.1%ともっとも多い結果になりました。また、2番目に多かったのは「あげる予定はない」で、19.4%となりました。 Q. 自分のお子さまへのお年玉、金額はどう決める? 年齢に応じて 65.1% あげる予定はない 19.4% 毎年同額 8.1% お金ではなく物をあげる 2.7% その年の頑張りに応じて 2.4% その他 2.0% 本人の希望額を考慮 0.3% さまざまな回答が集まりましたが、具体的にはどうやってお年玉の金額を決めているのでしょうか。集まったコメントから、その実態について見ていきたいと思います。 ■お年玉の金額、どうやって決める? 相場は? コメントを見ると、金額の決め方にはそれぞれ微妙に違いがあるものの、大体の相場には共通点が見られました。 「 小学生は3,000円、中学生は5,000円、高校生は1万円 と決めています。親戚付き合いがほとんどなくてお年玉をもらえるところが少ないので、主人が子どもたちに渡しています」(愛媛県 40代女性) 「自分の子どもたちだけではなく 甥や姪にも年齢に応じてあげています。 0~3歳は1000円、4~6歳は2000円、小学生は3,000円、中学生は5000円、高校生以上は1万円 。決めているので悩まなくていいし、準備もしやすいです」(青森県 50代女性) 「小学3年生で3,000円です。 昨年までは1,000円でした。普段お小遣いをあげていないし、お年玉は縁起物なので毎年あげています」(岩手県 50代女性) 年齢によって金額を決めておくことにより、お年玉の準備がしやすいという意見も寄せられていて、忙しい年末には助かりそうですよね。 また親戚同士で金額をあらかじめ決めておくという意見も寄せられました。筆者にも長男より1つ年下の甥がいるのですが、毎年姉夫婦と相談して金額を決めています。金額に大きく差が出てお互いにモヤモヤした気持ちにならないためにも、事前の家族間での打ち合わせは重要だと感じています。 ■お年玉の兄弟差はどうしてる? 一方、毎年決まった金額のお年玉をあげると答えた人も8.1%いました。 「1年に1度の子どもの楽しみなので、 0才からずっと毎年1万円 と決めてあげています。お金の管理は親がしていますが、自分で欲しいものを買ったり貯金したりしています」(山口県 40代女性) 「毎年1,000円です。ほかにもらったお年玉も一緒に子どもの預金口座に貯金しています。高校卒業する頃に通帳を渡して、無駄遣いはしないように話しながら渡したいです」(東京都 40代女性) 「子どもが3人いて歳も離れているので、 1番平等で文句が出ないように、生まれた時から1人5,000円 で20歳までです。私自身が末っ子で、年齢で差をつけられていたことに、子どもながら納得できなかった思い出がありまして」(神奈川県 40代女性) 毎年同額のお年玉をあげている人の中でも、「貯金をしておいてまとまったらあげる」、「自分でお金の使い道を決めさせる」など、さまざまな工夫を凝らしているようです。また、兄弟間の不平等感を防ぎたいという意見は、なるほどと思いました。さらに、次のようなコメントも。 「わが家には高1、中1、小1と3人の子どもがいますが、毎年お年玉は全員同額の1万円です。両親以外からのお年玉は年齢による差が大きいので、パパが “君たち全員に持つ期待も、今年もみんな元気でありがとうの気持ちも同じだよ” と伝える行事にしています」(東京都 40代女性) お年玉をあげること自体に、そうしたメッセージを込めるとは目からうろこです。 ■「お年玉をあげない」親の裏事情 約2割の親は、 「自分の子どもにお年玉をあげる予定はない」 と回答。どういった理由から、「あげない」としているのでしょうか。その裏事情に迫ります。 「子どもたちにお年玉はなしです。おじいちゃんおばあちゃん、おじさんやおばさんがくれるので、 親も渡せば高額になってしまいます 」(北海道 40代女性) 「親戚が多いのでもらう方もあげる方もかなりの額になり、親の出費も大きいです。親からのお年玉はありませんが、子どもたちも理解してくれています」(神奈川県 40代女性) 「上の男の子2人は、本人たちの強い希望でサッカークラブに通わせていますが、月謝や遠征費用などで出費が多いので、お年玉をあげるつもりはないです。親戚からもらった分も基本的には“サッカー費用の足しにするから”と、全額預かっています」(宮城県 40代男性) 親戚からお年玉をたくさんもらうため、親からはあげないという意見が多く見られました。親戚からもらえるのはとてもありがたいことですが、逆に言えばこちらからもお年玉をあげる必要が出てきます。 そうなると、自分の子どもにまであげる余裕はないといった意見や、教育上あまりお年玉を高額にしたくないという考えが出てくるのもよくわかりますよね。また、子ども自身の希望でお金の使い道が決まっているため、子どもたちも納得したうえでお年玉をあげていないという人もいました。 なかには、自分自身が小さかったころに親からお年玉をもらっていなかったため、わが子にあげる習慣がないという人も。「 お金の価値が分からない人に育って欲しくない 」というコメントから、お年玉には各家庭でのお金教育という側面もあるのだなとわかります。 ■お年玉袋だけではない!? おもしろアイデア コメントの中には、ポチ袋にお金を入れて渡すのではなく、少し変わったあげ方をしているというものもありました。パパママのアイデアが詰まった、その一部をご紹介したいと思います。 「幼稚園ぐらいまではクリスマスプレゼントなしで、 正月明けにプレゼントのおもちゃ をあげていました。クリスマスが終わると値段が下がるので」(徳島県 40代女性) 「1年生なので、1,000円札1枚、500円1枚、100円1枚、50円1枚、10円1枚、5円1枚、1円1枚をあげて、計算できるようにしています!」(千葉県 30代女性) 「うちは自営業なので、中学生になると年末年始は働いてもらって バイト料 としてお年玉を渡します」(千葉県 40代女性) 「 100円玉のつかみ取り制 です。チャンスは一回! 手のひらの大きさに比例しますが、子どもたちは毎年楽しみにしています」(鹿児島県 40代女性) あえてさまざまな種類のお金を混ぜてあげて、計算させるというのは勉強にもなっておもしろそうですよね。また、つかみ取りをさせるというのは、ただ渡すだけでなくゲーム制もあり、子どもたちが楽しくできるというメリットもありそうです。 筆者自身は、お年玉と言えば小さいころに書道の先生だったおばあちゃんの達筆で書かれたポチ袋を思い出します。「麗しのグランドマザーより」と書かれた差出人のコメントには毎年笑わされていました。お年玉は家族の個性が詰まった大切なイベントにもなるのかもしれませんね。 お年玉をあげる、あげない、金額はどれくらいにする…これらは各家庭ごとのお金の方針が込められているのかもしれません。親からすれば、子どもには「お金の大切さ、稼ぐことの大変さ、やりくりする計画性」などを育んでほしいもの。そしていずれ子どもが自立するときに、必要となってくる知識です。 子どもがお金を手にする機会が多いこの季節に、親も「わが家のマネー教育」を考えてみるチャンスかもしれませんね。 Q.自分のお子さまへのお年玉、金額はどう決める? アンケート回答数:4469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年12月30日新しい2019年を迎えましたが、年越しはみなさんどこで何をしながら迎えたでしょうか。自宅や実家で過ごす、家族で出かけるなど、さまざまな過ごし方がありますよね。今回は、パパやママならではの年越しの過ごし方について、考えてみたいと思います。 ■どこで年越しを迎える? 年越しをどこで迎えるかについて、2018年に聞いたところ、もっとも多い74.1%は「自宅でゆっくり」と答えました。また、「帰省・親戚の家」と答えた16.8%と合わせると90.9%となり、9割を超える人たちは自宅か実家や義実家、親戚の家で年越しを迎えているようです。 Q. あなたは年越しをどこで迎えますか? 自宅でゆっくり 74.1% 帰省・親戚の家 16.8% 近所の神社やお寺・イベント 3.3% その他 2.4% 国内旅行 1.6% 遠方の神社やお寺・イベント 0.8% 知人・友人の家 0.6% 海外旅行 0.4% それでは、パパやママたちが具体的にどのような場所でどのような思いで年越しを迎えているのか、見ていきましょう。 ■自宅派の年越しの過ごし方は? もっとも多い結果となった「自宅でゆっくり」するという答え。実際にどのような過ごし方をしているのでしょうか。 「自宅が一番! 主人の実家なんて行っても仕事行くよりも疲れるし、 大みそかと元旦くらい自宅でゆっくりしたい 」(神奈川県 30代女性) 「15時からお風呂に入り、紅白とともに飲み始める。 自宅でゆっくりする特別な日 にしています」(神奈川県 40代女性) 「家族4人でダラダラとテレビを見ながら年越し! 家族でバカみたいに笑って過ごせる、ん~幸せ です! まさに笑う門には福来る」(神奈川県 40代女性) 「正月はどこにも行かず、のんびりしています。子どものころはそれが退屈極まりないことだったけど、今はこの 何もない幸せ をゆっくり噛みしめて穏やかに過ごしています」(徳島県 40代女性) 自宅でゆっくりと過ごす、その時間は家族が一緒というだけで貴重なものだというコメントが多く寄せられていました。どこにも行かなくても、家族でいっしょに自宅で迎える年越しは、じんわりと幸せを感じられるような時間になりますよね。多くのパパママたちが同じような思いで、年越しを迎える場所として、自宅を選んでいるようです。 ■自宅が盲点だった!? “ゆっくり”できない理由 「自宅でゆっくり」過ごすという人が回答の中には多かったのですが、その“自宅で過ごす”ならではの大きな落とし穴もあるようです。 「大みそかだろうがお正月だろうが、 毎日の家事をするだけ です。 休みなし! 」(千葉県 40代女性) 「自宅で過ごしますが、のんびりとは行きません。 どこで過ごしたところでお母さんは忙しいまま です」(愛知県 40代女性) 「31日は朝から煮物作って、夜は年越しそばを用意して、三が日は神棚に毎日お供えして…と昭和な年末年始です。 1年で一番忙しい です!」(神奈川県 40代女性) 「年末年始は通常より忙しくなる」といった意見や、「お母さんは常に忙しい」という意見が多く寄せられました。 「自宅でゆっくり」と回答していても、実際は“ゆっくり”はできていないパパやママは案外多いのかもしれません。子どもたちも冬休みで家にずっといるため、育児、家事がまとめてのしかかる可能性も高く、もしパパ、ママのどちらかに負担が偏るのであれば、それはかなりのストレスとなりそう。コメントにもある「休みなし」という言葉にも重みがありますよね。 ただ、普段から夫婦で家事を分担できていたり、休日に労働が減っている家庭であれば、もしかしたらスムーズに家事、育児をこなすことができるかもしれません。 ■義実家への帰省。暗黙の了解にモヤモヤ 16.8%の人たちは、帰省先や親戚の家で年越しを過ごすと答えました。帰省先でゆっくり過ごしているのかと思いきや、寄せられたコメントからは、ママたちから不満の声。そこには、ママの納得感がないまま帰省しているという問題点があるようです。 「 暗黙の了解的な感じ で、旦那の実家に2泊3日。おいしいものを食べられなくても自宅でゆっくりしたい…」(東京都 40代女性) 「自分の家でゆっくりしたいのが本音だが、旦那の実家で過ごします。しかも 6泊7日 。旦那の実家には盆休みと正月休みしか帰れず、孫を見せる機会も少ないということで1回の滞在が長くなります。お手伝いしたいけど、 勝手がわからない ものが手を出すと時間がかかって迷惑かけることもあるから、どうしたらいいかいつもわからず」(埼玉県 30代女性) たしかに、義父母がどんな人であっても、配偶者の実家では自宅や自分の実家以上にはくつろげないですよね。 筆者と夫も、お互い離れたところに実家があるのですが、年末年始に夫の休みが取れれば夫の実家、休みが取れなければ私の実家というように、なんとなくルールを決めています。お互いが納得感のある答えを見つけられるといいかもしれませんね。 ■「年越しはお出かけ派」の外出先は? アンケートに「近所の神社やお寺・イベント」、「国内旅行」「遠方の神社やお寺・イベント」、「知人・友人の家」、「海外旅行」と答えた人は、あわせて6.7%という結果に。回答した人たちは、具体的に一体どこへお出かけしているのでしょうか。 「毎年紅白が終わったと同時に身支度をして家族で初詣に出かける。途中で息子の友人と合流し、みんなで列に並び、 年越しは境内 というのが毎年の過ごし方ですね」(神奈川県 40代女性) 「毎年、 家族で氏神さまの年越しのお詣り に並びます。11時半くらいから並んで、0時にお詣りして甘酒をいただいて、神社の方と新年のごあいさつをして、帰って少し寝ます。その後、 初日の出を見に海にダッシュ します」(三重県 40代女性) 「いままでずっと自宅でしたが、今年は思いきって 大みそかから海外旅行へ 。南の島で新年を迎える予定です」(茨城県 40代女性) 神社に行ってから仮眠をとって海に行くというアクティブなコメントには驚きましたが、家族の共通の思い出ができて、記憶に残るお正月になりそうです。 ■年末年始も仕事で休みなしという意見も 選択肢にはなかったものの、「年末年始は仕事で休みはない」という意見が多く寄せられていました。 「仕事なので患者さんと年越しです」(東京都 40代女性) 「ファミレスで深夜のパートをしているので、 毎年仕事中に年越し です。子どもたちと旦那は家でまったりしていますが…」(千葉県 40代女性) 「うちは、 お寺なので正月は休めません! がんばります」(新潟県 40代女性) 「正月が1年で一番忙しい 観光地で自営業 を営んでいます。年末の準備からすでに倒れそうです。1月いっぱい休みなしで働きます」(千葉県 40代女性) お寺や観光地で働く人たちにとっては、年末年始はまさに忙しい時期にあたります。また、病院など365日対応が必要な場所では、年末年始でも、いつもどおりの仕事をこなさなければなりませんよね。 筆者の夫も年末年始は毎年仕事で、家族でいっしょに新年を迎えられたことはほとんどありません。ただ、いっしょにいられなくても、日にちが変わる瞬間は心を同じくして迎えられるように、毎年必ずメールで新年を祝いあうようにしています。 また、筆者自身も年末年始関係なく、パソコンと向き合い仕事の予定です。仕事も、仕事場所も多様化が進み、同じ時期に一斉に休みを取るといことは、もしかしたら今後減少傾向となるかもしれません。世の中の働くパパママたち、おつかれさまです! ■家族で年越しを迎えるということとは 年越しの過ごす方法について、もしパパとママどちらかにモヤモヤしている場合には、思い切って打ち明けてみるといいかもしれません。それぞれが「こう過ごすもの」と思い込んでいて、相手が不満を持っていることを知らない可能性もあります。 大掃除する、おせち料理を作る、実両親、義実家に挨拶行く…これらはどれも大切なことでしょう。でも、大掃除をしない年があったり、市販のおせち料理を買ったり、旅行に行ってしまうなど、その年ごと、家族で過ごし方を考えていかれればいいですね。 新しい年を迎えるときというのは、かけがえのないものだということに変わりはありません。どうやって年越しを行うかは、各家庭の事情や考え方によっても異なるでしょう。そしてその過ごし方も年を重ね、子どもが成長するごとに変化していくものなのだろうと思います。 でも「今年1年も仲良く」「健康で過ごそうね」など、それぞれが今年1年の家族について思いを馳せることができれば、きっとすてきな年が過ごせると信じたいものです。 Q.あなたは年越しをどこで迎えますか? アンケート回答数:4158件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年12月28日仕事や家事、育児に忙しくしているパパママにとって、毎日のご飯作りは悩みのタネにもなりますよね。帰りが遅くなってしまう日や体調を崩してどうしてもご飯が作れないという日でも、おなかを空かせた家族のことを考えると、「なんとかしなくては!」と思ってしまう。 そんなパパママたちは、どうやって日々のご飯作りをこなしているのでしょうか。 手抜きご飯 について聞いたアンケートから、ママやパパたちの本音を探っていきたいと思います。 ■手抜き料理で利用率が高いのは… アンケートの回答ではレトルト食品や冷凍食品を使うという意見がもっとも多く、さらに缶詰や乾麺を使った即席調理をするという回答と合わせると約7割になりました。 Q.いそがしい時の手抜きご飯、どうしてる? レトルト食品、冷凍食品 40.8% 缶詰や乾麺などを利用した即席調理 29.1% 出前、デリバリー 9.5% その他 17.3% 特にない 3.3% 普段からストックできる食材を用意しておいて、忙しい日に使用しているという人が多いようですね。それでは具体的に食卓に並ぶのは、どのようなご飯なのでしょうか。 ■レトルト、冷食がおいしい時代で助かる! アンケート結果によると、冷凍食品やレトルト食品を使うという回答は約4割ともっとも多く、多くのパパママたちから支持を集めていることがわかります。その理由として、味のおいしさをあげる人が多くありました。 「冷凍庫にはチンするだけの非常食が保管されています。働いているので子どもたちがおなかが空いて困ったり、残業で急きょ遅くなったりしたときにもこれでしのぎます」(神奈川県 30代女性) 「冷凍食品を食卓に出すことは、若い頃は何だか “ダメ主婦” みたいで嫌だったのですが、いまは働きながらの生活なので、時間がないときはありがたく利用してます! 『無理なく家事をする』 が、私のモットーです(笑)」(埼玉県 40代女性) 「温めてご飯にかけるだけのレトルト食品が多いですかね。牛丼や中華丼、カレーなどバリエーションが選べて子どもも喜びます」(福島県 30代女性) 「冷凍食品を手作りのように何食わぬ顔で出すと、息子に『手作り?』と聞かれます。レトルトも冷凍食品もおいしい時代で助かります!」(埼玉県 30代女性) なかにはそのまま使うわけではなく、一工夫加えて使うという声も多く見られ、そこにはママたちの知恵が隠されていました。 「本当は、手作り料理をサッサッと作ると良いんでしょうが、気持ちはあるが体がついていかないときは簡単にチンできるものに、自分なりの隠し味をプラスしてOKとしています」(青森県 40代女性) 「最近は便利な “●●の素” が多いのでそれを何種類か常備しています。でも味が濃い物が多いので野菜をたっぷり使って調整しています」(茨城県 40代女性) 冷凍食品やレトルト食品は野菜不足や栄養の偏りが心配になりますが、子どもたちの体のことを思い、ママたちもうまくバランスをとりながら時短調理をしているようですね。 ■すぐに作れて、栄養もバッチリの手抜きレシピ 全体の約3割は、即席調理をすると答えていますが、具体的な料理の内容についても、多くの情報が集まりました。 ●サバ缶のミートグラタン 「ご飯に市販のミートソースとサバの水煮缶のほぐしたものをかけて、とろけるチーズを乗せてオーブンでチン。3歳の娘が大好きな手抜き『サバ缶のミートグラタン』です」(三重県 20代女性) ●ピーマンなめたけおかか和え 「ピーマンを二つ割りにして種を除いて、トースターで3~5分くらい焼く。冷めてから、細切りにしたら、なめたけとおかか、塩昆布を和えます。バリエーションもあって便利です。お弁当にも良いですよ」(神奈川県 40代女性) ●野菜たっぷり山豚汁 「事前に具沢山の豚汁を大量につくり、数日食べ続けます。これでもかというくらい野菜を入れるので、あとはお肉か魚を焼くだけにしますが、野菜不足を心配する気持ちがちょっとマシになります」(徳島県 30代女性) ●サバ缶の炊き込みご飯 「缶詰めのサバ缶を使って炊き込みご飯! 炊き込みご飯だと、おかずがあまりいらないので(笑)」(島根県 30代女性) ●トマトリゾット 「トマトリゾットですかね。冷凍ご飯をレンジでチンして、みじん切りした玉ねぎ炒め、トマトジュースで煮て冷凍ご飯を入れて作ります。チーズを入れたら、手抜きご飯には見えないのに、すぐにできる手抜きご飯です」(千葉県 50代女性) やはり“手抜き”で一番気になるのが野菜不足。しかし野菜を補えるアイデアメニューがたくさんありました。 ■子どもたちが大好きな麺料理は野菜をプラス しかし忙しい日や体調が悪い日が続くと、炊飯器でご飯を炊くことさえも、ときには重荷となるときがあります。そうしたときの味方として、なかでもとくに人気なのは、一品で野菜や肉、炭水化物がとれる麺料理で、コメントも多く寄せられていました。 「焼きそばが一番簡単で、早く安く済むので 焼きそばを作ります」(茨城県 30代女性) 「わが家の手抜き料理といえば、うどん。子どもたちも麺類が大好きなので、手抜きでも大喜びして食べてくれるので母も大喜び~」(三重県 30代女性) 「手抜き料理で作った 松茸の味お吸い物の粉末を使ったパスタが大好評で、 忙しくない日でも『あのパスタがいいー!』とリクエストされるように」(東京都 30代女性) 「冷凍うどんは常にストックしているので、それをよく使います。ただおみそ汁はできるだけ飲ませたいので、極力具をたくさん入れて味噌うどんにしちゃいます」(千葉県 30代女性) 一品作るだけで、野菜もたっぷりとれておなかもいっぱいになる点で人気を集めているようですね。子どもたちも大好きでよく食べてくれるというのもうれしいポイントのようです。 インターネットには、缶詰、レトルトなどを使ってひと工夫するだけのレシピもたくさんあふれています。それらを活用してみると、意外な発見もあるかもしれません。 ■洗い物もしたくない! そんな日は外食やデリバリー 栄養のことが心配とはいえ、一工夫さえできない、忙しすぎてもう何もできないという日はやってくるもの。デリバリーや出前を頼むという人、そして外食にしてしまうという声も寄せられていました。 「手抜きするくらいなら外食へGo!」(北海道 40代女性) 「近所に安いラーメン屋さん、牛丼屋さん、コンビニがそろってるので気分でどれかをチョイス(笑)」(千葉県 40代女性) 「デリバリー(笑)。高くつくけどもういいやってなります」(神奈川県 30代女性) 「外食すると、 洗い物さえしないですむ 」(東京都 50代女性) 値段が高くつくというデメリットはありますが、たまにはデリバリーや外食をうまく使ってママたちのお休みの日を作ってみるのもいいかもしれませんね。 ■手抜き料理「ごめんね」という声も 寄せられたコメントのなかには、「手抜きで申し訳ない」という意見も見られました。ご飯作りを手抜きすることの罪悪感と闘うママたちもいるようです。 「『ごめんね、今度おいしいもの食べに行こうね』と言って子どもたちに許してもらいます。 主人にも」(宮崎県 40代女性) 「疲れているときは、カレー率が高いです。 多めに作り、途中で取り分けておいて、次の日シチューになる事も多々あります。 『家族のみんな、ごめんなさい』 という感じです」(千葉県 40代女性) 自分の仕事の忙しさなどが原因で手抜きのご飯が続いてしまうと、たしかに子どもやパートナーに申し訳ない気持ちが湧いてきてしまいますよね。ただ、このような意見もありました。 「作っているのに“手抜き”って言われたくないな。たまにデリバリーやインスタントになったからって“手抜き”ではなくて、毎日作ってる分の “息抜き” と言って欲しい。しっかり作り込むのが当たり前じゃないぞっ!」(鳥取県 30代女性) 「妻が平日とても忙しいので、土日はなるべくゆっくりしてもらおうと、土日の夕食はレトルトカレーにサラダかミートソーススパゲティーにサラダを作るようにしています。食後の後片付けも私がやるようにしています」(千葉県 50代男性) 「仕事が忙しくて帰りが遅くなるようなときは作っていきますが、急きょ残業になったときは子どもたちがご飯を作ってくれます。感謝ですね」(栃木県 30代女性) 「どうしても作りたくないときは、息子にカレーライスを作ってもらってます。それが、私にとっての手抜きごはん! 息子に感謝」(千葉県 40代女性) ご飯作りは、「だれが作るもの」と決まっているわけではありません。パートナーや子どもに食事の準備を任せてしまうのも、ひとつの手かもしれませんね。 ■手抜き料理だって構わない! 大切なことは 子どもたちも大きくなってくると、簡単なものから徐々にカレーなども作れるようになってきます。「息子に作ってもらうのが私にとっての手抜きごはん」という言葉にもあるように、家族に頼るというのも選択肢のひとつなのだと気づかされますね。 最後に、こちらのコメントも紹介したいと思います。 「手抜きだっていいと思います。 家族みんなで楽しく食べる事が大事 です! 手間をかけたって、寂しい食卓だったら意味ないと思うのです」(千葉県 50代女性) とくにママは、お惣菜を買ったり、レトルトを使うことに「母親失格なのかも」と罪悪感を持ちがち。しかし料理するときには、栄養が偏らないように、子どもたちに喜んで食べてもらうようにと頭はフル回転。そこに仕事や育児、さらには体調不良が重なってくると、食事の用意はさらに大変な労働となってしまいます。 親だって「助けて」と思ってしまうことは罪ではありません。その「助けて」と手を伸ばす先には、レトルトだったり、パートナーだったり、子どもだったりと、たくさんあります。何よりも大切な「みんなが笑顔でいられる食卓」にするためには、助けられるものには頼ってほしいと思います。 食事において、どこで手を抜けて、どうやって息抜きするかは、人それぞれ異なるでしょう。罪悪感を持たない方法を模索しつつ、今日も楽しい食卓になりますように! Q.いそがしい時の手抜きご飯、どうしてる? アンケート回答数:13597件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年12月23日