ビューティ情報『実は防げる病気!? 20代にも増加傾向の「子宮頸がん」について医師が解説』

2022年10月30日 18:30

実は防げる病気!? 20代にも増加傾向の「子宮頸がん」について医師が解説

初期は無症状の場合も多いですが、検診をきちんと受けていれば比較的見つけやすいがんだと思います」

若い世代は検診を敬遠しがちだが、性交の経験があるならば年齢を問わず受診した方がいいそう。

「国の推奨は2年に一回ですが、発症リスクが高い20~40代は毎年受けるのがオススメ。実は私自身も毎年受けていた検診で、がんの前段階だと診断された経験があるんです。発見が早く治療後に妊娠・出産も経験しましたが、進行によっては子宮摘出の可能性も。自覚症状はまったくなかったので、検診の重要性を再確認しました」

検診では、ハイリスク型のウイルスに感染しているかをチェックするオプションなどもあるという。

「性交経験があってもその段階で感染していなければ、子宮頸がんワクチンを打つことでその後の感染を予防できます。ワクチンは17歳未満で打つと感染によるがんを90%近く防げるといわれており、接種率が約8割のオーストラリアでは実際に発症数が減っています。30~40代でも感染予防効果はありますし、ヒトパピローマウイルスは肛門がんや咽頭がんなどの原因でもあるので、男性が打っても有効。
誰もが感染しうるありふれたウイルスだからこそ、検診やワクチン接種で自らを守る意識をすべての人に持ってほしいですね」

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