2022年12月19日 18:30
神崎恵「一過性のブームで終わらせてはいけない」 フェムケアとの向き合い方
先日、とあるフェムケア関連のイベントに登壇させていただいたのですが、同じイベントの昨年3日間の総来場者数を、今年は1日で上回ったそうです。それだけ、知りたいと願う人が増えたってことですよね。こうやって注目が高まってきたこと自体はとても喜ばしいことですが、一過性のブームで終わらせてはいけないとも考えています。フェムケアというと、新しいもののように聞こえるけど、女性特有の悩みは、最近になって急に出てきたものではなく、ずっとあったのに“ないもの”のように扱われてきたもの。生理にまつわるストレスはまさにその代表格で、人によっては動けなくなるほどつらいのに、なかなか理解してもらえない。それどころか、甘えるなと非難されることすらある。その認識を変えて、つらい人がいることを社会全体で共有し、当たり前のこととして助け合える。それが理想だと考えています」
生理用の吸水ショーツや月経カップ、デリケートゾーン用のソープやマッサージオイルなど。
見慣れないアイテムに戸惑う女性たちの声が彼女の元に届くことも多い。
「例えば吸水ショーツ。興味はあるけど洗うのが大変なのでは?とか、漏れが心配…なんて声をよく聞きますが、実際使ってみると驚くほど快適なんです。