2022年12月19日 18:30
神崎恵「一過性のブームで終わらせてはいけない」 フェムケアとの向き合い方
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「私とフェムケアの話」。常に新しいライフスタイルや生き方を私たちに示してくれる神崎恵さんは、フェムケアとどのように向き合っているのか、お話を伺いました。
難しく考えなくていい。まずは知る、そこから。
「私は生理が軽い方で、20代、30代の頃は生理痛やPMSに悩まされたことはほとんどありませんでした。ただ、身近に悩んでいる人もいましたし、10代の頃に水着の撮影をしたときには、生理をピルでコントロールしなければならず、その不便さ、不快さは常に感じていましたね。当時は今よりもっと、生理にまつわるストレスは仕方ないこと、我慢するしかないものだったので、どうすることもできませんでしたが…。
その後40代になった頃から、生理前に気分が鬱々としたり、だるくなるといった変化を感じるように。そこで改めて、こんなにもPMSに悩む女性はしんどいのか、これは社会全体で考えていかなければいけない問題なのだと強く思うようになりました」
日本のフェムケア全般に関して、海外と比べ、その遅れを歯痒く思うことも多いそう。
「海外の友人たちは当たり前のようにデリケートゾーンのケアや生理を快適にするケアを取り入れていて、その差に驚いたのがもう14~15年前。