年間12万件を超える“人工妊娠中絶”。知っておきたい、自分の身を守る新しい選択肢とは
に関する課題が日本には山積みです。新たな選択肢が増えることで、女性が自分の意思で心身を守れる社会になってほしいと願っています」
知っておきたい!自分の身を守る新しい選択肢について
緊急避妊薬の薬局購入をめぐる動き
緊急避妊薬は排卵を遅らせる作用があり、性交後48時間以内に服用すれば85%、24時間以内なら95%の妊娠阻止効果がある。世界約90か国では医師の処方箋不要で購入が可能。日本でも薬局購入を望む声が高まっており、パブリックコメントが4.5万件以上集まるも実現には至っていないが、ホットなトピックに。
経口(のむ)妊娠中絶薬に関する議論
服用によって妊娠を止め、子宮を収縮させ、子宮の内容物を排出する経口妊娠中絶薬。日本では認められていないため、身体への負担が大きい古い手術法で中絶が行われている。厚生労働省は3月中にも薬事分科会を開き、承認の可否を示す見通しだ。
※3月17日現在。
そめや・あすかNPO法人ピルコン理事長。大学在学中にピルコンを設立。卒業後、民間企業を経て、現職。若者や保護者向けの性教育や講演活動などに注力。公衆衛生学修士、公認心理師。
※『anan』2023年4月5日号より。イラスト・REDFISH取材、文・音部美穂
(by anan編集部)
指原莉乃「数年後の自分に、ちょっとでも感謝してもらえるような行動をしようと常に心がけています」