「ピル」について知りたいことや今話題の「ピル」についての記事をチェック! (1/4)
■これまでにない絶不調…、原因は!?こんにちは、エェコです。今回は婦人科に関するお話です。とにかく倦怠感がひどくて眠れないくらいでした…。おまけに微熱…。そしてそれに引っ張られる形で片頭痛も頻発して…、とにかく苦しい夏でした…。でも仕事に行かなくてはならないので栄養ドリンクを毎日何回も飲んで…。栄養ドリンクを飲むと一時的に動けるようになるんですよね。でも最初は安いのを飲んでいたんですが、だんだんと効果がなくなり、どんどん高い栄養ドリンクに手を出し始め…。そして私は考えつきます。この症状って…時々「ホットフラッシュ」みたいな顔がカ~っと赤くなるような症状もありました。ネットで調べた症状に似ているし、これ以上自力でどうにかできる気がしない!!ってことで婦人科へ…。■予想外の結果にビックリ!なんと更年期ではなく、重いPMS(月経前症候群)でした。PMSって若い人がなる症状だと思っていたのでビックリしました。「年齢が進むと若い頃よりホルモンバランスの上下が激しくなるので、その影響じゃないかな?」と医師が言っていました。そして40歳過ぎるとピルが使いにくくなる…!?「血栓のリスクが高くなるのでなるべくなら使いたくない」と医師。ピルにそんなリスクがあるとは知らず、ビックリしました。そういうわけで漢方で徐々にホルモンバランスを整えていこうということになりました。あれから半年近くたちましたが、徐々にではありますが改善していっています。40歳すぎると女性は一気にガタがくると聞いていましたが…、まさに体感中です。健康って大事ですね!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2025年03月16日エムティーアイが提供する「ルナルナ おくすり便」は、3月1日・2日に原宿で開催される国際女性デーイベント「Be Me〜ご自愛市spring〜」(主婦の友社、毎日新聞社共催)に出展します。■オンラインで処方可能な低用量ピルという選択肢を「ルナルナ おくすり便」は、医師とのオンライン診療から低用量ピルの処方までをスマートフォンで完結できる、医療機関と利用者をつなぐプラットフォームサービス。今回の出展では、生理や女性の健康についてのアンケート企画の実施や、「ルナルナ おくすり便」のサービス紹介を通じて、月経困難症などの症状に悩む女性や避妊を希望する女性が、オンラインで処方可能な低用量ピルという選択肢を知るきっかけとなることを目指しています。■専門家らのトークセッションやワークショップなども実施毎年3月8日は、女性の地位向上やジェンダー平等の実現を呼びかけるための記念日「国際女性デー」として定められています。今回のイベント「Be Me〜ご自愛市spring〜」は、毎日新聞社が2025年の国際女性デーに向けてスタートした「Be Meプロジェクト」の一環として開催されます。女性のココロとカラダの悩みに寄り添った商品・サービスのブース出展のほか、著名人によるトークセッションや専門家によるワークショップなども実施予定です。「Be Meプロジェクト」は、ビジョンとして「性別や障害の有無、年齢にかかわらず、誰もが「私らしさ」(Be Me)を誇れる世界にしようーー。」を掲げ、報道キャンペーンにとどまらず、イベントや広告を通じて、あらゆる女性が自分らしい人生を歩むための選択肢を提供しています。■イベント概要「Be Me〜ご自愛市spring〜」日程:2025年3月1日、2日・DAY1: 2025年3月1日 11:30〜19:00・DAY2: 2025年3月2日 10:30〜18:30会場:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-30WITH HARAJUKU 3F HALL & LOUNGE参加費用:無料URL:※トークセッション、ワークショップは事前に申し込みが必要です(エボル)
2025年03月01日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部年齢を重ねると、ライフステージがそれぞれ変化し、悩みを相談したくてもすぐに発散できないことが増えていきます。恋愛のこと、性のこと、カラダのこと。SNSで吐き出すのもいいけれど、本当は誰かに聞いてほしいし、受け止めてほしいーー。昨今、そんな様々なモヤモヤを抱える女性のためのオンラインコミュニティが増えてきています。中でも今回注目したのは、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」が運営するコミュニティ「25時のスマルナ」。コミュニティを覗いてみると、生理やピルをはじめ、性や恋愛に関する悩みや相談など、幅広いテーマでユーザー同士の交流が盛んに行われていました。なぜオンライン・ピル処方サービスを手がける会社がこのようなコミュニティを運営しているのか、そこではどんな交流が行われているのか。25時のスマルナ運営担当で助産師でもある後 未央(うしろ みお)さんに、コミュニティの魅力を聞いてみました。■「ピルや生理のちょっとした不安」を横のつながりでケアーーまずは「25時のスマルナ」がどんなコミュニティなのかを教えてください。「25時のスマルナ」はスマルナで無料会員登録していれば誰でも閲覧・書き込みができるオンラインコミュニティです。コンテンツにもよるのですが、閲覧だけであれば会員登録していなくても「なんでも相談ルーム」「発散ルーム」などの掲示板などを覗くことができます。ーー後さんがスマルナで働くまでの経緯を教えてください。もともと高専を卒業して自動車メーカーに就職したのですが、そこで男性と女性の働き方の違いに驚いたのが、助産師を目指すことになった最初のきっかけでした。技術職で採用されたのですが、その職場には女性がほとんどいなくて、任されるのは簡単な事務作業ばかりでした。自分のキャリアにも疑問を覚え始めて、男女の違いについて考えるべく、助産師の資格を取りたくて看護の大学に進学しました。卒業後は看護師・助産師として臨床経験を積んだのち、ウィメンズヘルスに興味を持っていたこともあり、フリーで活動する道を選びました。その活動の発信を目に留めてくれたスマルナに声をかけてもらったのが2020年のことでした。ーースマルナでのキャリアを教えてください。最初は助産師として、スマルナ内の相談サービスの回答を担当しました。「スマルナ医療相談室」という、ピルの処方に関することや、生理や避妊のことを専門家に質問・相談ができるサービスです。その後、2021年に「25時のスマルナ」の前身となるコミュニティが立ち上がり、運営に携わるようになりました。ーーオンライン・ピル処方サービスでコミュニティを立ち上げた経緯を教えてください。日本女性のピルの服用率はここ最近一気に上昇していますが、それでも「ピルって太るの?」「どのピルを飲めばいいの?」など、素朴な疑問を持つ方の数は多いです。スマルナ内の相談室では医療従事者が回答するのですが、当時の相談内容の多くはピルや生理に関するちょっとした不安や疑問がほとんどだったんです。医療従事者の回答だけでは心理的なケアやサポートはしづらいので、同じくピルを検討している人や、すでに服用している人との横の繋がりがあれば安心してもらいやすいのではないかと考え、コミュニティを運用することになりました。■「身近な人には相談できないこと」「本当は気になる性のこと」を求めてユーザーが交流ーー「25時のスマルナ」のメインコンテンツに発散・相談ルームなどの掲示板がありますが、どんな投稿が多いですか?ピルのことに限らず、生理や恋愛、性のことなど、テーマに幅があることが特徴かなと思います。現在掲示板で投稿数やコメント数が多いのは、避妊に失敗してしまったという相談やセックスレスの改善方法などパートナーとのコミュニケーションに関する相談、不正出血などの相談ですね。病院に行くか悩んでいるという段階の方や、そこまでではないもののモヤモヤを抱えている状態の方が投稿を行い、同じ状況になったことがある方や共感した方が、いいねやコメントをしてくれています。ーーどの内容もモヤモヤしやすいだけでなく、相談相手も悩みそうですね。そうですよね。スマルナユーザーは20〜30代の女性がボリュームゾーンとなっているのですが、優しくて真面目な方が多くて、掲示板でも真摯なコメントに多くのいいねが集まっています。お悩みの内容的に、ユーザーさん自身が自分の意見や状況を客観的に認識する場になっているようにも感じます。身の回りの友人に相談するよりも距離があるし、上から目線感がないのもいいのかもしれません。女性の性や恋愛に関する悩みって、解決したい場合ばかりでなく「安心したいだけ」の時があるじゃないですか。医療従事者の事実に基づいた回答より、同じ悩みを抱えたことがある先輩からの「分かる」の一言の方が嬉しい時もありますよね。ーー他にコミュニティの中で盛り上がっているコンテンツはありますか?最近「ご自愛ルーム」という写真投稿が可能なコンテンツを運用し始めたのですが、こちらも盛り上がっています。相談系のルームよりもゆるい投稿が多いのですが、SNSのストーリーのような気軽さがいいみたいですね。あとは、スマルナが独自の調査を行って集計している「性アベレージ」というアンケートの結果が閲覧できるコンテンツも人気です。日常的な内容から、ディープな性癖系のテーマまで幅広く扱っているのですが、人気なのはディープなテーマですね。自分の意見が多数派かどうかも気になるでしょうし、リアルではなかなか聞かない性の話そのものに興味がある人も多いことを実感しています。ーー後さんが特に興味深いと感じたアンケート結果についても教えてください。たとえば「おりものシート使ってる?」というアンケート調査で“使っている”が多数派だったことには驚きましたね。みんな当たり前に使っているものなんだ、と。あとは「失恋からの立ち直り方は?」という調査で、一番多かったのが“すぐに次の出会いを探す”だったのも面白かったです。女子ってやっぱり強いなあ、と思いましたね。それに、性感染症系のテーマのインプレッションが高かったのも印象的でしたね。エンタメっぽいものだけでなく、しっかり自分の健康に対して意識している方が集まってくださっているんだなと、嬉しく思いました。■安心できるコミュニティづくりで、リアル以上に優しい世界へーー「25時のスマルナ」は2024年の3月にローンチしたばかり。なぜここまで盛り上がったと思いますか?相談ルームや発散ルームを見ていると、今の若い女性たちってものすごく冷静に自分を分析しているんだなと思います。自分の状況や、今いる場所が安全なのかどうか知るために、客観的な意見を求めているし、他の人の相談を目にすることも、自己分析のきっかけになるんだと思います。「25時のスマルナ」は完全にクローズドなコミュニティではないので、性について発信するにあたってブランディングにはかなりこだわりました。安心感を持ってもらえるように明るいポップな印象のイラストを採用するなどの工夫をしました。ユーザーの方に安心感を持っていただけたことで、投稿内容がよりリアルなものになり、ユーザー交流が盛り上がっている一因になっていると思います。それ以外にも、交流を活発に行っていただくためにポイント制度を導入しています。投稿やコメントを行うとポイントが溜まっていき、オリジナルノベルティをゲットできます。ですが運営側のサポート以上に、自発的にコミュニティを楽しんでくれるユーザーさんが自然と集まってきてくれたことが大きかったと思います。ーー改めて「25時のスマルナ」ならではのコミュニティの魅力を教えてください。SNSなど他のサービスと大きく違うのは、ユーザーさんユーザーさん同士が思いやりを持って親身に交流し、自然とつながりが深まっていく点だと思います。真剣な相談に対して、不安や不快に感じるようなコメントがつくことがなく、同年代のユーザーさんが寄りそってくれること。日記のように吐き出して終わりではなく、受け止めてくれる方がいることが最大の魅力だと思っています。今後はコアユーザーさんとの連携を強めて、さらにユーザー目線のコミュニティとして成長させていきたいと思っています。親和性の高いインフルエンサーさんとのコラボも積極的に行っていく予定なので、モヤモヤを抱えている時にはぜひ、コミュニティを覗いてみてほしいです。25時のスマルナURL:
2025年01月22日エムティーアイと大塚製薬は、エムティーアイが運営する女性の健康情報サービス『ルナルナ』を活用した片頭痛の疾患啓発における連携を開始しました。■自身の症状を把握できる片頭痛チェックシートやセルフチェックを掲載12月18日から、『ルナルナ』を通じて片頭痛情報コンテンツの提供を開始します。内容は、片頭痛のリスクを確認できるチェックシート、頭痛のセルフチェック、片頭痛がテーマの記事の配信、医療機関検索(外部サービス)。今回の連携により、女性が片頭痛について正しく理解し、自身の症状を把握することで医療機関への受診など適切な対策をとるきっかけになることを目指します。■生理前~生理期間中、片頭痛に悩む女性が多数日本の片頭痛患者は疑いを含め約840万人※1、男女で比較すると、片頭痛は女性に多く男性の約3.6倍で、女性の片頭痛患者の約半数は生理前から生理中に頭痛が起こっています。女性は月経周期に伴ってさまざまなホルモンが変動しますが、特に生理前のエストロゲンの急激な低下が頭痛を起こすと考えられています※2。『ルナルナ』の利用者に実施した調査※3でも、「どのような時に頭痛が起きやすいか(複数回答)」という質問に対して、「生理の前」を選択した人が51.6%と3番目に多く、「生理中」を選択した人も31.9%おり、生理前から生理中にかけて頭痛が起きやすいと感じている人が多いことがわかりました。このような背景を受け、生理をはじめ女性のあらゆる健康課題に寄り添う『ルナルナ』と、「頭痛の悩み.jp※4」にて頭痛の疾患啓発を行う大塚製薬が連携し、『ルナルナ』を通じて片頭痛に悩む女性に向けたサポートを実施します。◇【片頭痛情報コンテンツの内容】・片頭痛のリスクチェック:頭痛に伴う症状(吐き気、光がまぶしく感じる、においが嫌だと感じる、など)について回答し、片頭痛のリスクをチェック。・頭痛のセルフチェック:頭痛の頻度や日頃の対処について回答し、日常生活への影響度をチェック。・片頭痛に関する記事掲載:「片頭痛とは」「片頭痛と女性」「片頭痛のセルフケアと治療」の3つをテーマに記事を掲載。・医療機関検索:頭痛症状に悩む人に向けて、頭痛外来のある病院や頭痛専門医による診療が受けられる病院の検索が可能(外部サービスに遷移します)。※1 頭痛の悩み.jp:※2 頭痛の悩み.jp:※3:2023/11/29~12/6に以下サービス内で利用者に向けて実施したアンケート有効回答数:6,607人『ルナルナ』アプリ/Web、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナ ベビー』(各サービス妊娠中ステージ利用者は除く)※4 頭痛の悩み.jp:■サービス概要ルナルナ生理日管理をはじめ、初潮前後の心身のサポートから、妊活・妊娠・出産・更年期、ピル服薬や医療機関の受診支援まで、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス 。URL:(フォルサ)
2024年12月27日オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは、オンライン診療を担当している産婦人科医を対象に「卵子凍結に関する意識調査」を実施しました。また調査結果を踏まえ、岡田有香先生(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長)のコメントを加えた調査レポートとして公開しています。■卵子凍結への正しい認知と理解はまだまだ不十分「卵子凍結について、正しく認知されていると思いますか?」という質問に対し、7割が「思わない」と回答し、「正しく認知されている」という回答はありませんでした。世の中の卵子凍結への一般的な認知と理解は不十分であり、専門医の視点からも懸念として感じられている状況が読み取れます。◇▶︎岡田先生コメント「今回の調査結果では、卵子凍結に対する社会的な認知度や理解がまだ不十分であると認識している産婦人科医が多くいるように思います。ただ、実際に卵子凍結を行っている患者様を身近で見ている産婦人科専門医としては卵子凍結を行う決意をしている方々は卵子凍結に対して過度な期待はしていません。高齢妊娠/出産のリスクについても理解はしていますが、現時点でパートナーが見つからないためにできることの一つとして慎重に選択しています。だからこそ、東京都の卵子凍結助成金の説明会を約9,100人が受講しても、受講した中で実際卵子凍結を行っている方は全体の約15%程度の1,500人と報道されています。もちろん一部には不妊治療や受精卵凍結との違いをご理解されていない方もいますので、パートナーがいらっしゃる方には今すぐの妊娠で宜しければ不妊検査等からをお勧めし、今すぐの妊娠がどうしても難しいという方は高齢妊娠や高齢出産でのリスク上昇を説明した上で受精卵凍結についてお話しております。」■卵子凍結で、より広く周知されるべきポイントは?卵子凍結に関して重要だと考えられる情報として、以下の回答が挙げられました。・成功率・失敗率・適正年齢・プロセスこれらの情報は、卵子凍結を検討する女性にとって必要不可欠であり、より広く周知されるべきポイントだと考えられます。■正しい知識とともに卵子凍結は認知されるべき「世の中で誤認されており、正すべき点」として、以下の回答が寄せられました。・リスクや副作用があること・受精卵凍結と卵子凍結の違い、体外受精の違い・凍結しておけば何歳でも産める、卵子凍結しているから安心だと思うこと・(凍結しておいた)卵子が必ずしもすべて受精し着床するわけではないということ・高齢妊娠はハイリスクであり、卵子凍結であっても必ずしも全てが着床するわけではない卵子凍結を検討する際に、そのリスク・副作用・年齢との関係など、女性自身が正しい知識を持った上で選択できる状況が望ましく、社会全体としても正しい知識を必ず含めた形で卵子凍結に関する発信が必要であると言えます。◇▶︎岡田先生コメント「産婦人科医の中でも周産期に携わる医師と不妊治療に携わる医師の間に意識の乖離があるのは事実です。すでに卵子凍結は国際的に認められている選択肢ではあるため、プレコンセプションケアの中で伝えられる必要はあると考えています。現在のインターネット社会の中で個人個人がどれだけ情報を正確に集めて判断できるかという部分の確認は、最終的に卵子凍結を施行するクリニックが果たす役割と考えております。また、卵子凍結に関連する情報収集やクリニック選びにおいても、信頼できる医療機関や専門家からの情報を得ることが不可欠です。クチコミやインターネット上の情報だけでなく、ぜひ実際病院に足を運び、専門医とお話する機会を持っていただくことを推奨します。当院では個人個人の背景の疾患や、年齢、AMH値などから個人に合わせたカウンセリングを行うことで本当に卵子凍結という選択肢で良いのか、その他の選択肢がある場合はより確率が高い選択肢をお伝えしています。卵子凍結を行いたいと来ていただく方の一人ひとりが明確にメリットデメリットを考えられるようサポートしております。また、卵子凍結は施行して終わりではなく、プレコンセプションケアの一環で提供されるべきものであり凍結後も継続して婦人科にかかり続ける必要があります。現在日本の卵子凍結では卵子凍結後のフォローまで含めてできていない場合もありますので、しっかり全ての人がかかりつけの婦人科を持てるようにしていくべきだと考えます。」■卵子凍結にはメリットとデメリットがあり、どちらも理解される必要あり卵子凍結のメリットへの回答として、女性のライフプランを考える上でのメリットが強調されました。・選択肢が増えること・自身のキャリア設計が考えやすくなる一方、卵子凍結のデメリットとしては、リスク面が挙げられました。・コストに見合う妊娠成功率なのかが不明・卵子を受精させて妊娠できても、本人の年齢が高ければ妊娠時の合併症などのリスクは上がるためハイリスク妊娠が増加する◇▶︎岡田先生コメント「個人個人の状況に合わせたカウンセリングを行った上で、施行した卵子凍結であれば将来卵子を使用しなかったとしても施行したことに後悔は少ないと言われています。もちろんメリットはアンケートにあります通り「選択肢が増えること」「自身のキャリア設計が考えやすくなる」ということはありますが、一番重要なのは「その後の妊娠の計画に寄与する」ことだと思っています。卵子凍結をしなければ知り得なかったご自身の情報を得ることはでき海外の論文でもその後の妊娠の計画に卵子凍結が役立っています。」■本音は「自分自身だったら卵子凍結するかどうかわからない」「自分自身が当事者だった場合、卵子凍結をすると思いますか?」という質問に対して、「わからない」という回答が最も多く、「はい」「いいえ」は同等の回答数となりました。「わからない」と回答した専門医の理由としては「置かれている状況で異なるため」が挙げられました。また、「卵子凍結をすると思う」と回答した専門医の理由としては「お金がある場合はキャリアプランを考える上で選択肢に入る」という声が寄せられました。「卵子凍結はしないと思う」と回答した専門医の理由としては「必ずしも妊娠につながるとは限らず、採卵術が痛いため」という意見がありました。■十分な情報を踏まえた施行判断とクリニック選びがポイント卵子凍結を検討する際の情報収集方法として、以下のアドバイスが挙げられました。・卵子凍結の経験者からのクチコミを参考にする・リスクや成功率について医療機関で専門医に尋ねる・クリニックのWebサイトやYouTube、治療経験者のYouTubeなどを視聴する・日本産婦人科学会の動画をまずは視聴する加えて、卵子凍結を実施するクリニック選びにおいて最も重視すべき点は、以下のポイントが挙げられ、専門医の見解や経験者のクチコミを踏まえて女性自身が判断することが大切だとわかりました。・経験豊富な医師や専門スタッフがいるかどうか・卵子凍結および妊娠成功率の実績・設備や技術の充実度◇▶︎岡田先生コメント「卵子凍結施行を検討される方は、かかりつけの婦人科がない方が半数です。卵子凍結をいざ施行しようと思われた際に初めて病気が見つかるということも多くあります。まずは、婦人科かかりつけ医をつくるようにしましょう。20歳からは1年に1回は婦人科受診をして定期的なチェックが不可欠です。卵子凍結を検討する女性たちが、適切な知識とサポートを得ながら、自身のライフプランを実現していけるよう、今後も正確な情報提供と患者教育に努めてまいります。」■まとめ今回のアンケート結果から、世の中における卵子凍結への正しい認知と理解がまだ不十分である状況が浮き彫りになりました。調査結果を受け同社では、「mederiでは、今後も卵子凍結に関する正しい情報提供を通じて、女性のライフプランニングをサポートしてまいります」とコメントしています。◇【コメント医師プロフィール】岡田有香先生(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長)2014年聖路加国際病院に入職。出産や手術、不妊治療の全てに携わる。2021年から杉山産婦人科にも所属。聖路加国際病院では子宮内膜症や低用量ピルの診療とがん治療前の卵子凍結などにも携わり、杉山産婦人科では不妊治療を学ぶ。不妊治療に多くの方が苦しむのを見て、不妊治療に進む前から定期的に婦人科にかかり不妊予防を行う重要性を改めて認識し、グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長に就任。生理の知識や妊活、卵子凍結についてInstagramでも発信している。■調査概要産婦人科医を対象とした卵子凍結に関する意識調査調査対象:mederi Pillにてオンライン診療を行う産婦人科医調査方法:アンケートフォームを用いた調査(エボル)
2024年12月13日美容や健康にまつわる情報を発信する「Kirei Style(キレイスタイル)」の運用を行うビズキは、全国の女性2,000人を対象に生理に関するアンケートを実施し、年代別等の特徴についてまとめました。■全体全国の20代〜50代の女性を対象に、「整理による症状を解消するためにどのような対策を行っていますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「とにかく安静にする」で22.9%となりました。次いで、「鎮痛剤を飲む」が21.8%、「お風呂にゆっくり浸かる」が14.1%で続く結果となりました。一方、生理による症状を感じていながらも「何もしていない」という人は11.5%いることがわかりました。■年代別年代別に見ると、多くの項目において30代・40代の方の回答率が高くなる結果となりました。何度も生理を経験するうちに、自身に合った対処法を理解しているということなのかもしれません。「低用量ピルを服用する」という人は20代が最も多く、9.4%が利用しているということがわかりましたが、30代と40代は4.6%、50代に至っては0.8%しか利用していないということが明らかになりました。つまり、年齢と低用量ピルの利用率は反比例の関係にあることがわかります。20代で回答率が最多となったのは、メディアやSNSを通じた情報発信、オンライン診療の規制緩和などにより、スマホなどを使って気軽に相談や処方を受けられるようになったことが影響している可能性がうかがえます。低用量ピルを服用することで、月経痛や生理不順、PMSなど月経トラブルを軽減させる効果があるため、生活の質を向上させる手段の一つとして選択されているようです。■子どもの有無子どもの有無で見ると、「とにかく安静にする」「鎮痛剤を飲む」「ナプキンをこまめに替える」などの項目で差がつき、「子どもなし」の回答率が上回る結果となりました。子どもがいない場合、比較的自分の時間を確保しやすく、生理中の体のケアに時間をかけやすい傾向があるのかもしれません。また、鎮痛剤に関しては、授乳中の方などは子どもの体への影響に配慮し、服用を控えている可能性がうかがえました。症状を感じていながらも「何もしていない」という人は「子どもあり」が上回る結果となり、自身の体と向き合うよりも、子育てや家族の予定を優先している人が多いことが推察されました。生理による症状は個人差が大きく、一人ひとりに適した対処法が異なるため、定期的に自身の体と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょう。症状が重い場合や不安がある場合は我慢せず、医療機関を受診することも大切です。「キレイスタイル」では、健康や美容にまつわる情報を発信。日々の悩みを解決したい人や、より美容を楽しみたいという人は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。■調査概要対象者:20歳〜59歳の女性サンプル数:2,000人居住地:全国調査方法:ネットリサーチアンケート実施日:2024年10月16日出典元:(エボル)
2024年12月11日KADOKAWAは11月5日、コミックエッセイ『生理前モンスターだった私が産婦人科医に聞く PMS・PMDD攻略法』(著:なおたろー、監修:高橋怜奈)を発売しました。■PMS・PMDDで苦しんだ時、私が本当に知りたかったこと“全部”聞きます月経のある女性の約70~80%はPMSの症状があると言われています!イライラ、急な落ち込み、情緒不安定でモンスターのようになってしまう生理前。「仕方ない」と諦めていませんか?実はそれ「PMS(月経前症候群)」「PMDD(月経前不快気分障害)」と呼ばれ、対策ができるんです!!PMDDに苦しんだ経験を持つコミックエッセイ作家・なおたろーさんが、当時知りたかったことを産婦人科医の高橋怜奈先生に“全部”聞きます。「PMS・PMDDの判断基準は?」「具体的な症状は?」「セルフケアはどんなことができるの?」「生理は病気じゃないのに病院に行っていいの?」「診察はどんなことするの?」「治療はどんな方法があるの?」「費用はいくらかかるの?」「ピルって体に悪くないの?」etc……この1冊で、原因から対処法まで丸わかり!初歩的な質問から実用的な内容まで、自身の体験を織り交ぜながらコミックでわかりやすく説明しています。◇著者プロフィールなおたろー『うつだと思ったら生理が原因でした』で第16回新コミックエッセイプチ大賞受賞。2児の母。ブログやXにも自身のPMDD体験記や子育てについての漫画をアップしている。◇監修者プロフィール高橋怜奈山王ウィメンズ&キッズクリニック大森院長。医学博士、産婦人科専門医、指導医、女性ヘルスケア専門医、性教育認定講師、がん治療認定医。■書誌概要生理前モンスターだった私が産婦人科医に聞く PMS・PMDD攻略法著者:なおたろー監修:高橋怜奈発売:2024年11月5日※電子書籍同日配信定価:1,430円発行:KADOKAWAKADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ:(エボル)
2024年11月13日LeoSophiaはこのほど、低用量ピルの服用状況に関するマーケティングリサーチを行いました。■低用量ピルのイメージは「避妊効果」を認識低用量ピルの効果について、アンケート調査の結果「避妊できる」という回答が最も多く、全体の約80%にあたる399人が低用量ピルの避妊効果を強く認識していることがわかりました。また、次に多かったのは「生理痛を軽減できる」(329人)、そして「生理周期が変更できる」(314人)と、低用量ピルが生理に関連する様々な悩みの解決策として認識されていることも明らかです。一方で、「副作用がある」(252人)、「お金がかかる」(190人)といったネガティブなイメージも見受けられました。特に「副作用」への懸念は、服用をためらう要因の一つと考えられますが、「怖いイメージ」(42人)も挙げられ、これは単に副作用の懸念だけでなく、誤解や不正確な情報によるものが背景にあると考えられます。「低用量ピルを飲むと妊娠しにくくなる」「低用量ピルをやめてからしばらく妊娠できない」など、根拠のない情報が一部で広まっていることが原因で、将来の妊娠に対する不安感が「怖い」というイメージにつながっている可能性があります。しかし、医療の観点からは、低用量ピルの服用が将来の妊娠率を下げるという科学的根拠はありません。このような正しい情報を身に着けることで、誤解や不安を解消できるでしょう。また、「ニキビや肌荒れの改善」(74人)や「子宮内膜症などの治療」(95人)といった、特定の症状に対する低用量ピルの治療効果も一部の人々に認識されていますが、避妊や生理関連の効果と比べると利用目的としては少数派のようです。調査結果から、低用量ピルは避妊効果以外にも様々な生理やPMSの症状を緩和するために広く認識されている一方で、副作用やコストに対する懸念が依然として存在していることが浮き彫りになりました。■約2人に1人が低用量ピルを服用した経験がある!低用量ピルの服用状況を把握するために質問をしたところ、約50%(247人)の女性が現在・過去に服用したことがあると回答。全体の約半数が低用量ピルを一度は服用していることになり、低用量ピルの利用が多くの女性にとって現実的な選択肢であることがわかりました。また、低用量ピルの服用を検討している人が約10%いることから、将来的にはさらに多くの女性が低用量ピルを選択肢として考慮する可能性があると考えられます。低用量ピルは避妊だけでなく、生理痛やPMS、ホルモンバランスの調整など、多岐にわたる効果が期待されているため、その利用が広がる余地があると言えます。■年代別の低用量ピルの服用率は20代が最も高い年代別に低用量ピルの服用状況を整理しました。調査結果から、20代の女性は低用量ピルを現在服用している人が34人、割合では24.6%と最も高く、また過去に服用したことがある人も23.9%(33人)に上ります。これにより、20代の約半数の女性が低用量ピルの服用経験があることがわかります。20代は生理痛やPMSの軽減、避妊目的での利用が多いと予想され、低用量ピルがライフスタイルや健康管理の一部として広く取り入れられていることがうかがえます。一方、30代では現在服用している割合が12.8%と下がる一方で、過去に服用していたことがある人が35.8%と増加しており、30代の女性も低用量ピルを一時的に使用しているケースが多いことが示されています。これは、妊娠・出産やライフステージの変化が影響している可能性があります。■なぜ20代の服用率は高いのか?なぜ20代の服用率が高いかを調査するために、「低用量ピルの服用を始めた一番の目的は何ですか?1つだけ選択してください。」と質問しました。調査結果から、20代女性が低用量ピルを服用し始めた最も大きな理由は「生理痛を緩和/軽減したい」というもので、35.29%と最多の回答を占めました。これは、低用量ピルが生理痛の緩和に有効であることが広く認識されているためと考えられます。20代の多くの女性にとって、生理痛の軽減は生活の質を向上させる重要な目的であり、そのために低用量ピルを利用する傾向が強いことがわかります。次に多い理由として「PMSを軽減したい」(20.59%)が挙げられ、PMSに悩む女性も多く低用量ピルをその解消手段として利用しています。また、「美容目的(ニキビや肌荒れの改善)」(8.82%)や「生理不順の改善」(8.82%)といった理由も見られ、低用量ピルが幅広い用途で使用されていることがうかがえます。20代女性にとって低用量ピルは単に避妊のための薬というだけでなく、生理痛やPMSなどの不快な症状を軽減するための重要な手段として認識され、使用されていることがわかります。■ピルの服用理由は「生理痛の緩和/軽減」が多いアンケート結果から、低用量ピルを服用する主な理由として、「生理痛を緩和/軽減したいから」という回答が最も多く、117人が選択していることがわかりました。この結果は、女性の多くが生理痛に悩んでおり、それを軽減するための手段として低用量ピルを利用していることを示しています。次に多かった理由は、「生理不順の改善」(79人)や「PMSの軽減」(68人)で、低用量ピルが生理に関連する様々な症状の改善に寄与していることがうかがえます。また、「過多月経の緩和」(50人)や「生理周期の変更」(43人)といった具体的な生理関連の理由も多く見られ、低用量ピルが生理の悩み全般に対する効果的な手段として認識されています。避妊目的で低用量ピルを服用している人も少なくはなく、「結婚や出産を考えておらず避妊したいから」(42人)や、「すでに妊娠・出産を経験し避妊したいから」(20人)という回答も一定数見られましたが、避妊が主な理由というよりは、生理や健康管理のために低用量ピルを利用しているケースが多いようです。また、「ホルモンバランスの調整」(29人)や「ニキビや肌荒れの改善などの美容目的」(22人)といった、健康や美容面での低用量ピルの効果を求めている人も一定数存在しています。さらに、医師の勧め(33人)や家族・友人知人の影響(9人)による低用量ピル服用のきっかけも確認され、周囲からの影響で低用量ピルを利用し始めたケースもあります。この結果から、低用量ピルが単なる避妊薬としてだけでなく、生理痛の緩和や美容面、さらには健康管理の手段として幅広く利用されていることが明らかになりました。■ピル服用を始めた目的は「生理痛の緩和/軽減」が多数先程の質問では、低用量ピルを服用し始めた理由で当てはまるものを全て回答してもらいましたが、次の質問では低用量ピルを服用し始めた一番の目的のみを回答してもらいました。注目すべきは、【質問(3)】で多くの人が低用量ピルを服用する理由として「生理痛の緩和/軽減」を挙げている一方で、【質問(4)】でもこの理由が最も多く選ばれていることです。この結果から、生理痛の軽減が低用量ピル服用における最も重要な目的であり、日常生活の質を向上させるために低用量ピルが広く利用されていることがわかります。避妊目的も一定数見られますが、低用量ピルは避妊薬としてだけでなく、生理に関する問題やPMSの症状改善、ホルモンバランスの調整など、多機能な薬として認識されていることが今回の調査で明らかになりました。■調査概要対象人数:女性500人年齢:10〜60代居住地:全国調査方法:インターネットアンケート調査、街頭アンケート調査アンケート調査実施期間:2024年9月15日〜9月30日引用:LeoSophia ( )(エボル)
2024年11月10日啓発活動を通じ、女性のヘルスリテラシー向上をサポートする大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」は、20〜59歳の女性を対象に「大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2024年度)」を実施しました。■全ての女性が取り組むべき“本当のヘルスケア”とは?政府が決定し、2024年7月9日に内閣府から発表された「女性版骨太の方針2024」では、女性活躍・男女共同参画を推進するため、「人材の育成」に取り組むことが横串に据えられ、女性たちのさらなる活躍が期待されています。一方で、その活躍を妨げている一因としてライフステージ毎の女性特有の健康問題(PMSや更年期の諸症状など)への対応が求められています。同社は、女性たちの持つ力を最大限発揮させるためには、女性ならではの健康課題に正しく対処するための「ヘルスリテラシー」が重要であると考えています。その現状を探ることで、女性たちが自分自身のからだと向き合うきっかけにして欲しいという想いとともに、世の中全体で「女性の健康」について考える機会とするべく、今回の調査結果※を発表しています。※20〜34歳、35〜59歳の集団に分けて解析■TOPIC(1)女性たちの健康管理の実態は?女性ホルモンのサイクルや年齢によって変化する女性のからだ。その変化は年齢と共に移り変わり、ライフステージ毎に様々な心身の不調をもたらすこともあります。そんな女性特有の不調に対し、医療機関などは利用していないと回答した人は両年代で約6割に及びました。(赤枠)■TOPIC(2)婦人科検診の受診をしている人はどれくらい?自身の健康状態を知るために重要な婦人科検診。しかし、婦人科検診を受診していない人は、20〜34歳で5割以上、35〜59歳では4割いることが今回の調査でわかりました。(赤枠)また、積極的に受診している人は、両年代とも約半数ということが明らかになりました(赤枠)。◇婦人科検診を受診する理由とは?婦人科を受診している人に、その理由を聞くと、「受診すべき年齢になったから」に次いで、「自分の健康について知っておくべきだと思うから」や、「自分の健康に不安を感じるようになったから」など、健康意識によるものが両年代で上位となりました(赤枠)。ただし、20〜34歳においては、ライフステージの変化や、両親からの受診の勧めが、受診の理由として30〜59歳よりも回答割合が高くなる結果に(青枠)。■TOPIC(3)かかりつけ婦人科医がいる人はどれくらい?女性の身体は、女性ホルモンの変動によって、日々変化していきます。かかりつけ婦人科医をもつことは、普段からの自身の状態を客観的に把握することにつながり、疾病・疾患の早期発見だけでなく、健康の維持にもつながります。しかし、調査の結果、そんな「かかりつけ婦人科医がいない人」が20〜34歳で約5割、35〜59歳では約6割もいることが明らかになりました(赤枠)。◇かかりつけ婦人科医がいる人の理由とは?かかりつけ婦人科医がいる人に、その理由を聞いてみると、20〜34歳で多いのは、月経や妊娠・出産についての相談・検診・治療のためという回答。一方、35〜59歳では、女性特有のがん、月経・更年期・女性特有のがん以外の症状・不調、そして、更年期症状についての相談・検診・治療のためという回答割合が高い結果となり、かかりつけ婦人科医がいる理由は、年代によって異なることがこの調査から明らかとなりました(青枠)。■TOPIC(4)女性ホルモンに関する知識と対処・対応PMS(月経前症候群)や更年期の諸症状など女性特有の健康問題は、女性ホルモンの変化が原因で起こりますが、その根幹とも言える女性ホルモンについて、両年代ともに7割以上の人が「知識がない」と回答しました(赤枠)。◇女性ホルモンについて知ってることは?女性ホルモンに関して知っていることについて、月経・妊娠・PMSに関する知識は両年代で共に多いものの(赤枠)、その他の知識は30〜59歳の方が高く、特に更年期症状・障害に関する知識は3倍もの差がありました(青枠)。■TOPIC(5)女性ホルモンのための対処・対応として行っていることは?女性ホルモンのためにどのような対処・対応を行っているかを聞いたところ、両年代共に「納豆・豆腐などの大豆食品をよく食べる」が最も高く、次いで「栄養バランスの良い食事」「質の良い睡眠」「適度な運動」という健康三原則が続く結果に(赤枠)。ただし、その他の対処・対応を見てみると、35〜59歳よりも20〜34歳の方が、アプリや体温測定によって自身の女性ホルモンの変化を把握していたり、処方医薬品・漢方薬の活用や、ピルやホルモン補充療法の活用をしていることがわかりました(青枠)。■TOPIC(6)女性における健康管理と生活への満足度には密接な関係が日々の生活について聞いたところ、両年代共に、一般的なセルフケアに加えて医療機関も利用している人は、「自然体で過ごせる」「人に対して思いやりが持てる」「心に余裕が持てる」など、現在の生活に対する満足度が高いことがうかがえます。■【調査概要】調査対象:全国の日本人女性 20-34歳 1,174人、35-59歳 2,826人調査時期:2024年4月調査調査方法:インターネット調査調査レポート:※同調査は、2022年から継続して実施しており、女性の健康推進プロジェクトのWEBサイトでは、2年前と差があった項目の紹介や、女性の健康に関して、家族・職場といった周囲環境に関する年代比較の調査結果も公開しています。(エボル)
2024年10月20日オンラインピル診療サービスのmederi Pillを展開するmederiはこのほど、現役の産婦人科医が監修するLINE相談サービス「mederi生理相談室」の提供を開始しました。■登録不要で24時間いつでも相談できる同サービスは、現役の産婦人科医が監修しています。ユーザー登録なしで気軽に利用開始ができ、生理に関する悩みを24時間いつでも相談できます。これまで「mederi Pill」に寄せられてきた、PMSや生理痛などの相談とそれに対する産婦人科医たちの回答をもとに、幅広い悩みに寄り添うコンテンツを用意。また、一部では独自の生成AIを導入し、最適な回答をスピーディに届けています。最適な回答をスピーディーに提供し、生理に関するあらゆる悩みに対応します。■サービス概要mederi生理相談室 LINE公式アカウント(フォルサ)
2024年10月10日生理痛に悩んだ経験がある方も多いはず。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじ昔から酷いPMSと生理痛に悩まされていたぴおっぷさん。ある日突然、お腹に針で刺されたような激痛が走り倒れてしまいます。生理痛を改善するため、ピルを服用し始めたぴおっぷさん。最初はPMSとピル副作用のダブルパンチに苦しみますが、しばらく経つとピルの効果を実感するように。快適な日々になったと思いきや、ぴおっぷさんには少し気になることがあって……?平穏は長くは続かず……様子を見るも……婦人科に行くことに……医師からの提案……別のピルを処方されることにやっと快適な生活を手に入れたと思ったのもつかの間、しばらく出血が続いたぴおっぷさん。婦人科に行くと、別の種類のピルを処方されることになりました。その後は、倒れるほどつらい生理痛やPMSは改善していき、快適な日々を過ごすことができるように。生理の悩みで処方されるピルにもさまざまな種類があり、自分にあったものを医師と相談しながら決めていけることを覚えておきたいですね。ぴおっぷさんが服用したピルとは?低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを合成した錠剤です。副作用をおさえるため、女性ホルモンの量を抑えたものを低用量ピルといいます。主な働きは「排卵の抑制」「子宮内膜の増殖抑制」など。また女性ホルモンのバランスをコントロールすることで、PMS緩和や生理不順の改善、経血量の改善やニキビの改善などに役立つ場合もあるそうです。そのため生理痛がつらい方や経血量が多いと悩む女性が婦人科へ行くと、「低用量ピルを飲みますか?」と医師から処方され服用している方も多いでしょう。(MOREDOOR HPより引用)監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年09月16日重い生理痛に悩まされているという方も少なくありません。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじ昔から酷いPMSと生理痛に悩まされていたぴおっぷさん。ある日突然、お腹に針で刺されたような激痛が走り倒れてしまいます。生理痛を改善するため、ピルを服用し始めたぴおっぷさん。最初はPMSとピル副作用のダブルパンチに苦しみますが、しばらく経つと”ある変化”に気づいて……?その変化とは……最も大きな変化……ピルの効果を実感!もともと重い生理痛だったぴおっぷさん。ピルを服用したことで効果を実感したようですね。ぴおっぷさんが服用したピルとは?低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを合成した錠剤です。副作用をおさえるため、女性ホルモンの量を抑えたものを低用量ピルといいます。主な働きは「排卵の抑制」「子宮内膜の増殖抑制」など。また女性ホルモンのバランスをコントロールすることで、PMS緩和や生理不順の改善、経血量の改善やニキビの改善などに役立つ場合もあるそうです。そのため生理痛がつらい方や経血量が多いと悩む女性が婦人科へ行くと、「低用量ピルを飲みますか?」と医師から処方され服用している方も多いでしょう。(MOREDOOR HPより引用)ぴおっぷさんはその後その後は、倒れるほどつらい生理痛やPMSは改善していき、快適な日々を過ごすことができるようになったのでした!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年09月03日重い生理痛に悩んでいる方も少なくないはず。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじ昔から酷いPMSと生理痛に悩まされていたぴおっぷさん。お腹に針で刺されたような激痛が走り倒れてしまい、救急搬送されてしまいます。その後、生理痛改善のためピルに興味を持ったぴおっぷさんは、婦人科へ行くことに。採血中に、看護師からピルの服用方法について聞いていると……。いつの間にか採血終了……説明が終わり……励ましの言葉が……ついにピルユーザーに……心が折れそう……数ヶ月後、体調の変化を自覚!婦人科受診の末、ピルの服用を開始したぴおっぷさん。服用を開始してすぐの頃は、ピルの副作用に悩まされていたようですね。その後、婦人科を受診したことをきっかけに、倒れるほどの痛みはなくなり快適な日々を過ごすことができるようになったのでした。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年08月30日mederiは8月8日、「低用量ピルで生理ケアの日」制定を記念し、公式LINEスタンプ「生理をたのしむピーちゃん」の販売を開始しました。■スタンプの売上金は女性の健康を支える団体に寄付スタンプに登場する「ピーちゃん」は、mederiのオリジナルによるキャラクター。生理中の“あるある”をポジティブに楽しむことをテーマに誕生しました。収録スタンプ数は8個で、販売価格は120円。50LINEコインでの購入も可能です。また、売上金による収益は、国際協力NGO「ジョイセフ(JOICFP)」に寄付し、世界の女性の命と健康を守るための活動を支援します。■LINEスタンプ概要mederi初公式LINEスタンプ価格:120円(税込)または、50LINEコイン収録スタンプ数:8個購入方法:LINEアプリ内「スタンプショップ」または「LINE STORE」から購入URL:(フォルサ)
2024年08月26日オンラインピル診療サービスのmederi Pill(メデリピル)を展開するmederiはこのほど、7月28日が「低用量ピルで生理ケアの日」として日本記念日協会より正式認定されたことを発表しました。■毎月28日を生理ケアに寄り添う機会に!今回の正式制定は、生理ケアにおける低用量ピル服用への理解促進と啓蒙を目的としたもの。7月28日は、低用量ピルの多くが1シート28錠、7日間ごとに錠剤が配置されており、毎日1錠ずつ服用することになぞらえての指定となりました。また、同社では、生理ケアや低用量ピルの服用に取り組む女性たちに最新の正しい情報を提供するほか、“毎月28日”が女性たちを取り巻くあらゆる人々にとっても生理ケアに寄り添う機会となるための取り組みを実施。取り組み内容は、オリジナルドリンク(「ベリーオーツミルクラテ(アイス・ホット)」)の期間限定提供&先着1,500人への1杯無料プレゼントキャンペーン、特設ページでの特別インタビューコンテンツ公開、記念日オリジナルグッズおよびLINEスタンプの販売と売上金の寄付の3点となります。■プロジェクト概要低用量ピルで生理ケアの日プロジェクト【3つの取り組み】①mederiオリジナルドリンクの期間限定提供&先着1,500名様に1杯無料プレゼントキャンペーン②特設ページでの特別インタビューコンテンツ公開③記念日オリジナルグッズおよびLINEスタンプの販売と売上金の寄付『低用量ピルで生理ケアの日』特設ページURL:(フォルサ)
2024年07月28日オンラインピル診療サービス『mederi Pill(メデリピル)』は、毎年7月28日を『低用量ピルで生理ケアの日』として、日本記念日協会より正式認定されました。記念日制定を記念して、モデル・タレントのゆうちゃみさんが、産婦人科医の郡詩織先生とともにトークイベントショーに登壇。自身の生理ケア、ピル体験を交えたトークを披露しました。■野外ロケでは「漏れも痛みも心配」低用量ピルを服用中、ゆうちゃみの生理ケアギャルモデルのゆうちゃみさんは、今月発表された「2024年上半期TV番組出演ランキング」の女性部門で18位にランクインするほど、さまざまな番組で引っ張りだこ。身体を張ったロケに参加することも多いとのことで「野外ロケの日に生理が被っていると、やっぱり漏れとか痛みが心配で」と不安を漏らしました。そんな時は低用量ピルを飲むだけではなく、生理用ナプキンを2重にするなどの工夫をしているそう。その他「痛み止めや鉄分サプリ、鉄分入りのヨーグルトなど、体調に合わせて摂取するものを変えている」と、自分なりの生理ケア方法についても話してくれました。また生理の諸症状の一つであるPMSに関しても「さっきまでハッピーだったのに、急に落ちたりする時も。この情緒(の落差)がしんどいです」と語り、ジェットコースターになりがちなメンタルについてもぼやきました。ゆうちゃみさんと一緒にトークショーに登壇した産婦人科医・郡先生は、ゆうちゃみさんのセルフケア方法を絶賛。「食事を気をつけるだけでなく、足りない分はサプリで補うことも大切。身体を冷やさないこと、リラックスして過ごすことも大事なので、我慢せず周囲や産婦人科医に相談してほしい」と、専門家への相談を促しました。郡先生によれば、生理の悩みで産婦人科に来院する女性は多いのだそう。PMSや腹痛、頭痛、情緒不安定など、生理に関する知識の広がりとともに、症状を自認する人も増えているのだといいます。ゆうちゃみさんもこれまでは産婦人科に通院しながらピルを処方してもらっていたそうですが、ごく最近オンラインピル処方サービスに切り替えたのだそう。「電話相談だったけど、女性の先生で優しかった。翌日から届くし、ラクだしすごく良かった」と、オンラインピルサービスへの満足度を語りました。低用量ピルは、生理痛やPMS症状の緩和、経血量の減少、避妊などさまざまな効果が見込めるもの。しかし、その副作用に関しては間違った認識も広まっているのだそう。ゆうちゃみさんからの「ピル飲むと太るって本当ですか?」という質問に対し、郡先生はこう回答しました。「ピルの副作用にむくみがありますが、飲みはじめの2〜3カ月に体感される人が多いです。一時的に体重が増えたと感じる人もいるのですが、薬に慣れていくうちに元の体重に戻る人がほとんどなので、安心して飲んでください」という先生の答えに、ゆうちゃみさんも安心した表情でした。同じくトークショーに登壇したmederi株式会社の代表取締役・坂梨亜里咲さんも「ゆうちゃみさんのような著名人の方が新たな健康の選択肢を発信してくださっているのを目にする機会が増えた」と、オープンな社会が実現しつつあることに喜びの表情を浮かべました。■低用量ピルを服用する女性は増加傾向にイベントの前半には、慶応大学名誉教授で産婦人科領域生殖医療の第一人者でもある吉村泰典先生から「生理ケアの重要性」に関する話も。昔と比べて、生涯における妊娠回数が減りつつある現代の女性は、閉経までの月経回数も大幅に増えているのだそう。そのことから、子宮内膜症をはじめとする婦人科系の疾患を抱える人の数も増えており、低用量ピルはそういった病気の予防としても効果的なのだそうです。2022年にmederi株式会社が行った調査によれば、低用量ピルを服用する女性の数は近年増加傾向にあります。ゆうちゃみさんも最後に「アイツ(生理)は月イチで必ずやってくるけれど、自分と戦いつつケアも頑張って、周りに相談しながら少しでもラクに過ごせるようになればいいな」と、生理ケアへの意気込みを語りました。(取材・文:ミクニシオリ)
2024年07月28日酷い生理痛やPMSに悩まされているという方も多いもの。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじピルを飲み始めて3年のぴおっぷさん。昔から酷い生理痛に悩まされていたぴおっぷさんが、ピルを飲み始めたきっかけとは……?ピルを飲み始めた理由衝撃的な事件とは……食欲は健在……体調は変わらず……突然の激痛が!?3年前のある日、いつも通り生理痛が酷かったぴおっぷさん。食後に激しい腹痛と頭痛に襲われ衝撃の事態に……?!監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月05日生理不順やPMSなど、頼もしいサポートをしてくれるピル。中には、オンラインピルという選択をしてよかったと思った方もいるようです。そこで今回MOREDOORでは、「オンラインピルを使ってみた」エピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Rさんの場合婦人科を毎回受診することに抵抗を感じていたため、オンライン処方を利用しました。実際の診察とどんな違いがあるのかわからなかった点が少し不安でした。いざ使ってみたら、スマホで好きな時間にお医者様と面談ができ、わざわざクリニックに行くという手間が掛からなかったのがよかったです。しかも話をするだけで処方されるのがすごく嬉しかったです。挫折しそうになったけど……決まったセット回数で飲まないと効果が出なかったので、2か月目あたりで挫折しそうになりました。この不安を担当ドクターに伝えると、「一緒に頑張りましょう」と励ましてくれたため続けられました。使用するか悩んでいる人へオンラインピルは負担のないサービスだなと思いました。(37歳/会社員)選択肢の一つとして不安な点があったものの、実際にオンラインピルを使ってみたら続けられたというRさん。オンラインでのピル購入に興味はあるけれど踏み出せないでいる人にとって、こうしたリアルな声は貴重ですよね。みなさんも、「使ってみてよかった」という経験はありませんか?注意事項■初めて低容量ピルを使用をされる方は、まず直接婦人科・産婦人科・レディースクリニックなどで医師に相談しましょう。必要な検査を受けることが大切です。なお「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月)(令和4年1月一部改訂)において、オンライン診療で緊急避妊に係る診療を行うことについて、一定の要件に加え、産婦人科医又は厚生労働省が指定する研修を受講した医師が、初診からオンライン診療を行うことは許容されうることとしています。(厚生労働省HPより引用)緊急避妊に関する研修を修了した医師の一覧も紹介されています。■ピルの使用は個人の健康状態によって効果や副作用が異なるため、必ず医師の診断とアドバイスに従い、自分に合った方法を選択してください。■オンラインクリニック利用時は、信頼できる医療機関を選び、診察や処方が適切に行われているか確認しましょう。また、プライバシー保護の対策が取られているかも重要です。■ピルは正しく使用することで、高い避妊効果を発揮します。指示に従い、忘れずに毎日同じ時間に服用してください。ピルには副作用のリスクが伴います。頭痛、吐き気、体重変化などの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。■ピルは避妊だけでなく、生理痛の軽減や生理周期の調節など他の効果もありますが、血栓症のリスクなどの健康上の注意も必要です。自分にとってのメリットとリスクを十分に理解しましょう。■ピルは性感染症(STD)からは保護しません。STDのリスクがある場合は、コンドームなど他の保護策を併用することが推奨されます。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2024年06月03日楽しみにしている親友との旅行に、生理が被ってしまうことが判明。旅行を楽しむために、生理日をズラそうと低用量ピルを服用し始めたのですが……。 旅行に被っちゃう!数カ月前から立てていた親友との旅行計画。旅行の日が近づいてきたころ、このままだと生理予定日が被ってしまうかもしれない!と私は気が付きました。 旅行中に生理になって、おなかが痛くなったり、何か親友に迷惑をかけてしまったりしたら嫌だなと思った私。ネットで調べると、低用量ピルを飲むと生理日をズラすことができると書いてあったので、思い切って婦人科へ行くことに。そして、医師と相談して、低用量ピルを処方してもらい飲み始めました。 低用量ピルを飲み始めると…しかし、飲み始めると、医師から説明があったように副作用が……。吐き気が止まらず、気持ち悪さで立ち上がれないほどだったのです。副作用は薬の種類によって異なると思いますが、このとき処方された低用量ピルは私にはまったく合わないようでした。 このままでは旅行に行くことすらできないと思い、医師に相談して服用をやめることに。結果、生理がきて旅行の日と被ってしまいましたが、それでも思いっきり楽しむことができました。そもそも、女の子との旅行だったのでそこまで気をつかう必要もなかったのかもしれません。 やはり生理を止める薬というのはそれだけの副作用があるのだと勉強になりました。体質や使い方によってはとても便利かもしれませんが、このとき処方された薬は私には合いませんでした……。親友に迷惑をかけてしまうと気にしすぎていましたが、結果として生理を忘れるくらい楽しい時間を過ごせたのでよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/北野唯作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年03月26日さまざまなメリットのあるピル。生理日をコントロールできたり、避妊効果があったり……うまく活用することで、毎日を快適に過ごすことができます。一方で、ピルには副作用もあることを知っていますか?この記事を通して知識を深めましょう!監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。問題です!解説!ピルの副作用にはさまざまなものがあります。気持ち悪さや頭痛、不正出血など……これらは個人差があり、すべての女性に必ず起こるわけではありません。しかし、一部の女性には影響を及ぼすリスクがあり、ピルを別の種類へ変更することもあります。副作用を理解したうえで、服用することが大切でしょう。脳が誤解する?ピルには「エストロゲン」「プロゲステロン」というホルモンが含まれています。そのことによって、脳は「妊娠した」と誤解してしまいます。その結果、気持ち悪さや頭痛、胸が張る、浮腫みやすくなるといった副作用が生じることも。いずれの副作用も、最初の数ヶ月間に現れ、徐々に軽減することが多いでしょう。ただし症状が重い場合や長期間続く場合は、産婦人科に相談することが大切です。ピルの種類を変更すると、副作用が軽減するケースもあるでしょう。ピルのメリットは?ここで、ピルのメリットも見てみましょう。ピルには下記のような効果があります。・生理痛の緩和や月経不順の緩和・生理前のイライラなど不調の改善・生理の経血量が軽くなる・91〜99%の避妊効果(正しく使用した場合)・ホルモンバランスが保たれることでニキビが改善することもメリットとデメリット、どちらも理解したうえで服用することが大切です。医師との相談を!今回、ピルには副作用があることをお伝えしました。しかし副作用はすべての人に起こるわけではありません。個人によって程度や頻度は異なります。他人と比較するのではなく、自分自身の経験を重視することを大切にしましょう。またピルを使用する際には、医師との相談が非常に重要です。副作用のリスクや適切な使用方法について、情報を正確に得ることを意識していきましょうね。ライター草案助産師:MellowingCokeめい※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※イラスト:性教育いらすと/ちり(MOREDOOR編集部)
2024年03月15日さまざまなメリットのあるピル。生理日をコントロールできたり、避妊効果があったり……。ピルの服用に興味がある人も多いのではないでしょうか。ただ、服用するうえで大切なのは、メリットとデメリットの両方を把握すること。クイズを通して、ピルへの知識を深めましょう!監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。クイズ!解説!ピルを使用することで、体内の血液が凝固し血管を詰まらせるリスクが上がります。血液が正常に流れなくなることで起こる症状で、重篤な合併症を引き起こすことも。とくに40代以上では血栓症のリスクが高まります。ただし、ピルを使用している多くの女性は問題なく使用できており、発症する確率は非常に低いです。こんな人は、要注意下記に当てはまる人は、注意が必要です。・喫煙者であること・糖尿病や脂質異常症であること・高血圧や循環器系の疾患を抱えていること・肥満であること・家族に血栓症の既往があること・前兆を伴う片頭痛があること当てはまる人は、血栓症を発症するリスクがあります。ピルの服用は控えましょう。ピルのメリットもちろん、ピルにはメリットもたくさん。生理痛の緩和や月経不順の改善、PMSの改善、生理の経血量が軽くなる、などの効果があります。また、ホルモンバランスが保たれることで、ニキビの改善につながるケースも。医師の指示に従って服用することで、安心してメリットを享受できるでしょう。血栓症のリスクが低く、定期的に受診している場合、数年〜数十年単位で服用可能です。疑問や不安がある場合は、遠慮せずに産婦人科に相談を。ライター草案助産師:MellowingCokeめい※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※イラスト:性教育いらすと/ちり(MOREDOOR編集部)
2024年03月08日皆さんはピルがどのような用途で使われるか知っていますか?実は避妊のためだけではなく……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関するエピソード」をクイズ形式でご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。47歳、会社員Oさんの場合……ピルに対してずっと間違った考えを持っていました。私は高校生時代に先輩からピルは避妊目的で服用するためだけのものだと聞いたことがあり、それを真に受けていました。ここでクイズです!先輩から教えられたピルの誤情報をずっと信じていたOさん。ある日、医師からピルの処方をもらった際に、避妊以外の使用目的を教わりました。避妊以外の使用目的とは一体なんでしょうか?ヒントとして、治療目的でつかわれることがあるようです……。避妊以外の使用目的とは?成人してから婦人科でピルの処方を頼んだ際に医師から、ピルの使用目的は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」だと教わりました。大人でもピルという名称を知っていても、その実態を知っている人はとても少ないと思います。ピルの使用目的や婦人科系の病についてなどが記載された冊子を薬局などに置いてあると、学べるのでありがたいなと思いました。(40代/会社員)正解は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」ピルについての知識がなく、誤った認識をしていたエピソード。ピルには避妊以外にも婦人科疾患の疾患の治療、生理前症候群(PMSなど)の緩和、生理不順の改善などの用途があります。服用の際は必ず医師に相談してください。(参考:ソフィ)皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年10月26日子宮筋腫の原因と症状子宮筋腫は、子宮を形成する筋肉の細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。女性にとっては身近な病気で、成人女性の4~5人に1人がかかっているとされています。筋腫は発生する場所によって3つの種類にわけられます。「筋層内筋腫」は子宮の筋肉の中にできる筋腫で、大きくなると子宮内膜に影響して子宮の収縮をさまたげます。「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」は子宮の表面をおおう漿膜(しょうまく)の下にできて、子宮の外側に飛び出すように成長します。「粘膜下筋腫」は子宮内膜のすぐ下に発生し、子宮の内側に向かって発育します。筋腫は複数の種類が同時にいくつもできることが多く、大きさも米粒ほどのものからメロン大のものまでさまざまです。子宮筋腫の原因子宮筋腫ができる原因は判明していませんが、女性ホルモンのエストロゲンが子宮筋腫の発生や成長に影響しているといわれています。そのため、エストロゲンの分泌がさかんな30代以上に多くみられ、閉経後は腫瘍が小さくなります。子宮筋腫の症状症状は筋腫の種類や大きさによってさまざまですが、主なものは、生理の量が多くなる過多月経や、生理の期間が長引く過長月経、不正出血、生理痛、貧血です。また、筋腫が卵管を圧迫したり、子宮を変形させたりすることで、不妊の原因になることもあります。粘膜下筋腫は筋腫が小さくても症状が強くでやすい一方、筋層内筋腫と漿膜下筋腫は大きくなっても自覚症状がまったくないことも珍しくありません。子宮筋腫の治療法子宮筋腫は良性の腫瘍で、命を脅かすものではないため、基本的には治療を行わないで「経過観察」とします。しかし、症状が強くでている場合や筋腫が急速に大きくなっている場合には「手術療法」や「ホルモン療法」を検討します。手術療法手術療法には、子宮を全部取り除く「単純子宮全摘術」と、筋腫部分だけを取り除く「筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅつ)」があります。子宮筋腫を完全に治し、再発を防ぐには単純子宮全摘術を選びますが、子宮を残さないため妊娠が望めなくなります。一方、将来妊娠を望んでいて、子宮筋腫が不妊の原因になっていると考えられる場合には、筋腫核出術を選択します。しかし、筋腫核出術での治療は将来再発するリスクがあります。ホルモン療法ホルモン療法は、Gn-RHアゴニストというホルモン剤を使ってエストロゲンの分泌を抑える療法です。ホルモン剤により閉経の状態になり、それに伴い筋腫が小さくなります。更年期障害のような副作用と骨粗しょう症になりやすくなるリスクがあるため、6ヶ月以上は治療できません。また、ホルモン剤の投与をやめると筋腫の大きさが元に戻ってしまいます。そのため、ホルモン療法は手術前の準備として筋腫を少しでも小さくしたいときに行うことが多いです。対症療法筋腫そのものを治療する手術療法やホルモン療法とは別に、子宮筋腫によって起こる症状を薬で改善する対症療法を行うことがあります。対症療法で使われるのは、鎮痛剤や増血剤のほか、漢方薬や経口避妊薬のピルです。手術が必要なほど症状が強くない場合や、筋腫が小さい場合に、対症療法で様子をみることが多いようです。ピルの子宮筋腫への効果は?ピルは一般的には避妊薬として知られていますが、女性ホルモンのバランスを整え、生理周期を安定させる働きがあることから、子宮筋腫の症状の改善に使われることがあります。ピルで改善が期待できる症状は、過多月経や過長月経のほか、生理痛、貧血といった月経困難症の症状です。子宮筋腫に効く仕組みは?ピルはエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンに似た成分が含まれています。ピルを服用すると血中のホルモン濃度が上がり、その情報が脳の視床下部に伝えられます。視床下部は排卵後のホルモン状態だと勘違いを起こし、本来卵巣から分泌されているエストロゲンとプロゲステロンの分泌を抑制します。すると、子宮内膜が厚くならないため、生理として剥がれ落ちる子宮内膜が減り、経血の量や生理痛が軽減されます。ピル服用中も定期的な検査をピルは対症療法のため、痛みや経血が減ったからといって、子宮筋腫がなくなったり小さくなったりするわけではありません。ピルを服用しているあいだも定期的に検査を受け、子宮筋腫の状態をチェックする必要があります。根本的に解決したい場合は手術を検討します。子宮筋腫の治療に使うピルの種類は?子宮筋腫の治療には低用量ピルピルは女性ホルモンの含有量によって「中用量ピル」と「低用量ピル」にわかれますが、子宮筋腫の症状の改善には一般的に低用量ピルが使われます。低用量ピルはエストロゲンの含有量が50μg未満で、中用量ピルと比較すると5分の1から10分の1の量と極めて少ないため、副作用も軽いです。低用量ピルはさまざまな種類がありますが、子宮筋腫の治療には、保険が適用される「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」を使うのが一般的です。ルナベルルナベルは日本新薬株式会社が販売している低用量ピルで、月経困難症の治療に使われます。ホルモン含有量が異なる「ルナベル配合錠LD」と「ルナベル配合錠ULD」の2種類があります。「ルナベル配合錠ULD」は「ルナベル配合錠LD」よりエストロゲン含有量が6割少ない超低用量タイプで、副作用がより軽くなっています。フリウェル「フリウェル配合錠LD」は「ルナベル配合錠LD」の後発薬品(ジェネリック)として持田薬品株式会社から発売されました。成分は「ルナベル配合錠LD」と同じです。ヤーズ「ヤーズ」は、バイエル薬品株式会社が月経困難症の軽減を目的に発売した、超低用量タイプのピルです。従来の低用量ピルよりもエストロゲンの量がさらに少ないほか、体内で自然に生成されるプロゲステロンの働きにかなり近い、合成プロゲステロンが含まれています。そのため、副作用がでにくいとされています。2017年4月には「ヤーズフレックス」が発売されました。成分はヤーズとまったく同じですが、定期的な休薬期間が必要なく、国内で初めて連続投与が可能となりました。ピルの服用方法ピルの服用を始めるタイミングは?ピルの服用開始時期は、避妊が目的ならば生理1日目が一般的ですが、子宮筋腫の症状の緩和を目的とする場合は、生理開始日に関係なく服用を始めることができます。ルナベルの服用方法ルナベルは1シートが21日分です。1日1錠を毎日一定の時刻に21日間服用し、その後7日間服用をやめます。この28日間を1周期として、次の周期の分は29日目から服用し、以後同様に繰り返します。ヤーズの服用方法ヤーズは1シート28錠で、4錠は成分が入っていない偽薬(プラセボ)です。従来の低用量ピルでは休薬期間が7日間ですが、ヤーズは4日間と短くなっています。ヤーズは1日1錠を毎日一定の時刻に28日間服用します。この28日間を1周期として、29日目から次の周期の服用を始め、以後同様に繰り返します。ヤーズフレックス配合錠は最長120日間連続で服用でき、その後4日間服用を中止します。ただし、服用25日目以降に連続3日間の出血があった場合は、その翌日から4日間休薬します。ピル治療の副作用軽度な副作用低用量ピルを飲み始めてしばらくのあいだは軽い副作用がでることがあります。ホルモンバランスの急激な変化によるもので、代表的な症状は「吐き気」「胸が張る」「不正出血」「頭痛」「むくみ」です。2~3ヶ月間服用を継続すれば、こうした症状は次第に治まるため、過度に心配する必要はありません。血栓症ピルには血液を固めやすくする働きがあるため、まれに「血栓症」を引き起こす場合があります。血栓症は血管内にできた血の塊が血管に突然詰まる病気で、脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがあります。アナフィラキシー低用量ピルの種類によってはアナフィラキシーがあらわれることがあります。ピルを飲んだ直後に呼吸困難やじんましん、くちびるの腫れといった症状がでた場合は、アナフィラキシーの疑いがあるため、ただちに服用を中止し、病院で適切な処置を受けてください。ピル治療ができない人は?人によっては、副作用のリスクがあるため、低用量ピルが服用できません。低用量ピルが絶対に飲めない「禁忌(きんき)」となるのは、主に以下のケースになります。35歳以上でタバコを1日15本以上吸っている人血栓症のリスクが高まり、心筋梗塞などの心血管系の障害が発生しやすくなります。乳がんや子宮体がん、子宮頸がんがある人腫瘍が悪化することがあります。コレステロールや中性脂肪の値が高い人血栓症のリスクが高まります。また、ピルが脂質代謝に影響を与える可能性があり、症状が悪化することがあります。前兆のある片頭痛がある人片頭痛の人の中で、目の前に閃光が走ったようになる「閃輝暗点(せんきあんてん)」といった前兆がある人は、前兆がない人に比べて脳卒中が発生するリスクが高いとされています。ピル治療で子宮筋腫が大きくなる?子宮筋腫は、エストロゲンが筋腫の発生や成長に関わっているとされています。そのため、エストロゲンを含むピルを飲むと、筋腫が大きくなるのではないかと不安になるかもしれません。子宮筋腫の治療に使われる低用量ピルは、エストロゲンの含有量が少ないため、筋腫が大きくなることはないとされています。ただし、いつまでピルの服用を続けるかは医師とよく相談する必要があります。ピルの費用は?保険適用できる?本来、低用量ピルは保険適用外ですが、子宮筋腫に伴う月経困難症の治療薬として使う「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」は保険が適用されます。ルナベルやヤーズの1シート当たりの処方の費用は、自己負担3割の場合、約2千~3千円です。後発薬品(ジェネリック)のフリウェル配合錠LDの場合は約1千~2千円となっています。子宮筋腫の治療法は慎重に検討して低用量ピルは、子宮筋腫に伴うつらい症状を和らげるのに効果的です。しかし、子宮筋腫自体を治療するものではないため、服用をやめると再び症状があらわれる可能性が高いでしょう。また、ピルの服用が子宮筋腫にどんな影響を与えるか、はっきりわかっているわけではありません。ピルはあくまでも子宮筋腫の症状を一時的に抑えるものです。子宮筋腫は閉経になるまで長期的に付き合っていく病気のため、治療法は慎重に検討しましょう。
2023年10月04日生理が遅れるとは?生理は、健康な女性であれば約1ヶ月ごとに繰り返し起こります。生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を生理周期と言い、およそ25~38日ならば正常の範囲内です。毎月ほぼ安定したリズムで来る生理が遅れると不安になってしまいますよね。しかし、生理は体調の変化などの影響を受けやすく、数日早まったり遅れたりするのは珍しいことではありません。数日のずれであれば問題ないので、心配し過ぎないでくださいね。ただし、生理開始予定日を1週間以上過ぎたら「生理が遅れている」と考えられます。生理が遅れている原因を探り、原因に対処する必要があるでしょう。生理が1週間遅れると妊娠の可能性がある?生理が1週間遅れると「妊娠したのかな」と思うかもしれません。生理とは、妊娠の準備のために分厚くなっていた子宮内膜が、受精卵の着床が起こらなかったため不要となり、剥がれ落ちることです。妊娠すると、子宮内膜が受精卵のベッドとして維持され続けるため、生理が止まります。最後の生理から次の生理予定日までに一度でも性交渉があれば、妊娠している可能性がないわけではありません。生理周期が28日の女性がもしも妊娠していた場合、生理予定日から1週間経過したころは妊娠5週目ということになります。生理予定日前から妊娠初期症状が出ることも妊娠していると、早い人であれば生理予定日の約1週間前から妊娠初期症状があらわれるようです。生理が1週間遅れていて、妊娠が疑われる場合、妊娠初期症状に当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。まず、生理予定日の少し前に、少量の出血をすることがあります。これは受精卵が子宮壁に着床する際の「着床出血」で、真っ赤な鮮血の場合もあれば、ピンクや茶色いおりものとして出ることもあり、量も人それぞれ異なります。また、女性の基礎体温は排卵を境に「低温期」と「高温期」にわかれて、交互に繰り返しているのですが、妊娠すると高温期が続きます。通常、排卵期を過ぎると、体温を上昇させて妊娠を維持させる作用のあるプロゲステロンというホルモンが盛んに分泌されます。妊娠が成立しなければプロゲステロンは減少し、生理開始とともに低温期になりますが、受精卵が着床するとプロゲステロンが分泌され続け、基礎体温が高いままになります。妊娠初期症状としては、この他に胸の張り、吐き気、腰痛、腹痛、おりものの増加、頻尿などがあらわれる場合があります。ただし、妊娠初期症状は生理前や風邪の症状にも似ていることから、妊娠しているかどうかは妊娠検査薬や産婦人科を受診して判断することになります。生理予定日の1週間後から妊娠検査薬が使える妊娠している心当たりがあり、生理予定日から1週間以上経過しても生理が来ない場合、市販の妊娠検査薬で妊娠判定をしてみましょう。妊娠検査薬の使用期間は、多くの場合「生理予定日の1週間後から」です。したがって、生理が1週間遅れたタイミングで妊娠検査薬を使えば、妊娠している場合は陽性反応が出る確率が高いでしょう。ただし、排卵日が何らかの原因で遅れていて、自分が想定している生理予定日とずれてしまった場合、妊娠していても検査薬では陰性の結果が出てしまうことがあります。妊娠以外で生理が1週間遅れる原因は?生理が1週間遅れる原因は妊娠以外にもいくつか考えられます。ホルモンバランスの乱れ生理は、脳の視床下部、下垂体、卵巣が連携し合い、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量を調節することでコントロールされています。これらの女性ホルモンの分泌のバランスがなんらかの原因で乱れると、生理周期が不安定になり、生理が遅れてしまうことがあります。また、バセドウ病のような甲状腺の病気によって、甲状腺ホルモンの分泌量が異常になることでも生理不順は引き起こされます。ホルモンバランスの乱れの原因の多くはストレスです。対人関係や環境の変化などによって強い精神的ストレスを一時的に感じただけで、生理周期が変わってしまうことは珍しくありません。また、無理なダイエットや睡眠不足、激しい運動、疲労などからくる身体的なストレスが生理不順を引き起こすことも考えられます。婦人科系の病気子宮や卵巣に異常があると、生理不順になることがあります。生理が遅れたり、来なかったりする婦人科系の病気としては、以下のものが代表的です。生理不順以外の自覚症状があらわれない場合も多いため、生理の異常が続く場合は病院で検査を受けたほうが良いでしょう。□多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)卵子の元となる卵胞が多数育つものの、十分に成熟せず、正常に排卵されないまま卵巣内にたまってしまいます。多嚢胞性卵巣症候群の原因は明らかになっていませんが、インスリンの分泌と関連があるといわれています。□アッシャーマン症候群過去の流産や人工妊娠中絶の後遺症として、子宮内膜が癒着してしまい、剥がれにくくなる病気です。□早発閉経通常、50歳前後で迎える閉経を40歳未満で迎えることを早発閉経(早期閉経)と言います。早発閉経の兆候として生理の遅れがみられ、やがて卵巣機能が完全に停止して、生理が来なくなります。自己免疫疾患や遺伝、卵巣手術の影響などが原因と考えられています。薬の副作用胃薬や抗うつ薬、ピルなどの副作用として、プロラクチンというホルモンの血中濃度が高くなる「高プロラクチン血症」を発症することがあります。プロラクチンは乳腺を発達させて母乳の分泌を促したり、排卵を抑制したりする作用があることから、高プロラクチン血症は生理の遅れや無月経を引き起こします。また、妊娠・出産していないのに乳汁が出る場合もあります。1週間遅れの生理は化学流産の疑いがある?生理予定日を1週間過ぎても生理が来ず、やきもきしているところに出血がみられたら「遅れていた生理が来た」と考えますよね。単なる生理の場合ももちろんあるのですが、化学流産を起こした可能性もゼロではありません。化学流産とは、受精卵が着床したものの、エコー検査で赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」が子宮内に確認される前に妊娠が終わってしまうことです。近年、妊娠検査薬の精度が向上し、生理予定日当日から判定できる早期妊娠検査薬も販売されています。通常、胎嚢が確認できるのは妊娠5~6週頃ですが、妊娠4週頃には妊娠に気が付けるようになったため、化学流産も認識されるようになりました。化学流産が起こると、普段の生理と同じような出血がみられることがあります。そのため、生理が遅れがちな人や、妊娠検査薬を使わなかった人は、化学流産とは気付かず、単なる生理と思ってもおかしくないでしょう。化学流産が起こっても身体への負担は小さいとされ、特に治療の必要はありません。妊娠した状態だったため、ホルモンバランスが乱れることがありますが、次第に正常に戻っていきます。化学流産の原因は明らかになっていませんが、染色体異常など赤ちゃんの側に異常がある場合がほとんどだといわれています。化学流産が判明したとしても、自分を責ないでくださいね。なお、子宮外妊娠の場合も、妊娠検査薬で陽性反応が出ますが子宮内に胎嚢が確認できません。「いつもと違う」に敏感になろう女性ホルモンが複雑に影響し合って起こる生理は、女性の心身の健康のバロメーターです。生理が1週間以上遅れるのは、妊娠以外にも、ストレスや病気など、さまざまな影響が考えられます。大きな問題になる前に異常を発見するためには、普段から基礎体温をつけるなどして、生理周期や体調の変化に敏感になることが大切です。「いつもと違うな」と心配になる点があれば、できるだけ早く婦人科で相談してみてくださいね。
2023年10月03日ピルについて間違った知識を持っている方は多いと思います。学校や普段の生活でピルについて学ぶ機会がなかなかないのが、現状です……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。47歳、会社員Oさんの場合……ピルに対してずっと間違った考えを持っていました。私は高校生時代に先輩からピルは避妊目的で服用するためだけのものだと聞いたことがあり、それを真に受けていたわけです。ところが成人してから婦人科でピルの処方を頼んだ際に医師から、ピルの使用目的は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」だと教わりました。自分が無知ですごく恥ずかしかったです。大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?大人でもピルという名称を知っていても、その実態を知っている人はとても少ないと思います。ピルの使用目的や婦人科系の病についてなどが記載された冊子を薬局などに置いてあると、学べるのでありがたいなと思いました。(36歳/会社員)日常に適応した性教育を……ピルについての知識がなく、誤った認識をしていたエピソード。正しい知識を持つために、大人でも学べるようピルについてや婦人科系の病について記載された冊子を薬局などに置いてほしいと考えるOさん。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月27日生理痛が重くピルを使っていて、妊娠を希望するから使用を中止したら……生理がこない!?今回はそんな実体験を描く漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さん漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで』のワンシーンをご紹介します!※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。妊娠を望んでいて……結婚前、妊娠を望んでいたおかゆさんは、処方されていたピルの服用を止めます。すると、生理が3ヶ月も来なくなり、病院に向かい……。病院に行き……エコーしてもらうと……?排卵できていない……!?そして医師からは、「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」であると告げられてしまうのでした。この漫画に読者からは?「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)というのは初めてききました」(43歳)「来ない理由がショックな理由だったのでパニックになる気持ちわかります」(52歳/会社員)「私も忙しくて病院に行くまでになかなか時間がかかってしまったので、病院に行ってきちんと診断を受けて治療をしていく姿が参考になりました」(37歳/専業主婦)「生理のことはだいぶん知られるような時代になったけれど、排卵に関してはまだ知らない人が多そう」(42歳/自営業)などさまざまな声が寄せられました。生理が来ないのには理由がある一般的にピルの服用をやめると3ヶ月以内にもどるのが一般的です。ピルの服用をやめた時、3ヶ月以内に生理が来なかったり何か異変に気づいたら、必ずかかりつけの婦人科医に相談してくださいね。皆さんはこの漫画を、どう感じましたか?監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月23日みなさんは「ピル」にどのような効果があるかご存知ですか?実は避妊以外にも、月経に伴う症状を緩和するために服用している方も。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「ピル飲んでるから避妊しなくていい?」をご紹介します。避妊のためじゃない……この漫画に読者は……『ピルとか生理について何も知らなかった彼氏に内膜症について説明したら常に体調心配してくれたりアラーム鳴った瞬間にピルとお水準備してくれるようになって本当にありがたい。』『私の場合、生理周期や精神状態が安定したから本当にピルは助かる』『ピル飲んでるって言うと「避妊のため」と思われること私もあります。周期合わせるために飲んでるのに勝手に避妊目的と思われるのは悲しいです』『男性だけでなく、女性も誤った認識している人いるから、授業に取り入れてほしい!』と、さまざまなコメントが寄せられました。この漫画にもあるように、ピルは避妊以外にも用途があります。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※実体験をもとに漫画化したものです※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※こちらの記事・漫画は男女の分断を助長するという意図はございません。あくまで一例として、それについて考えるきっかけ作りになればと思います。■作画:原ぱらこ(MOREDOOR編集部)
2023年08月13日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。劇的に痛みが改善されるも、今度は生理が止まらなくなってしまいました。新しいピルを服用し始め、元の体調に逆戻り。種類が変わると効果が“リセット”されることを学び……。効果に違いはあれど……ピルには感謝……ピルは生活の一部……人並程度の症状に……このように、さまざまなピルを服用して生理痛、PMS、副作用と戦ったぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。ピルを外出や旅行先などで忘れがちな場面ではどのように対策を?『飲み忘れ防止のため、毎日決まった時間にアラームを設定していました。外出や旅行先に忘れた際は、次の日飲み忘れに気づいた時に服用していました。』ピルの服用を続けている中で、なにか気になること、新たな不安などはありましたか?『これから妊娠を望むとなれば、ピルを飲み続けていたことは影響ないのだろうか……と今でも考えています。生理周期が2ヶ月に一度になっていた時期があったので、排卵周期もバラバラになりそうだな……と気になっています。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?『何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……!』ピルは妊娠に影響する……?完全にとは言わないものの、生理中の体調不良が気にならなくなったぴおっぷさん。今は「ピルを飲んでいることが妊娠に影響はないのだろうか」と気になっているそうですが、長期間ピルを服用していても、やめてから9割の人がだいたい3ヶ月くらいで生理・排卵が戻ってきますので、安心してくださいね。ピルのやめ時についてまずピルをやめる時は、必ずかかりつけの婦人科医にタイミングを相談しましょう。生理周期が安定するまでには約半年と言われています。ぴおっぷさんのように元々生理痛緩和の目的で服用していた人は、ピルをやめた後にその症状が強くでる場合もあります。そしてピルの服用と中止を繰り返すことは、血栓症のリスクを高めますので、ピルのやめ時は妊娠希望の有無や自分自身のピルの副作用の重さなどを考えて相談してみてくださいね。ピルのメリットデメリットを理解しよう『副作用がひどい』『避妊目的で飲むもの』等、マイナスイメージで嫌厭されがちなピル。しかしぴおっぷさんと同じように、重い生理痛やPMSで苦しむ方にとって、婦人科医に相談して自分に合った治療薬として考えるのもとても大切な1つの手段です。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月02日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。すると最初は吐き気などの副作用に苦しむものの、次第にPMSも生理痛も緩和され快適生活を送ります!ですが今度は生理が1ヶ月も止まらなくなってしまい、出血を止めるため新しいピルを“2種類”処方されるも、数週間後再び“異変”がおきて……?前のピルの効果はどこへ……?気が重い……地獄の日々に耐え……ピルの知識が増える……このように、さまざまなピルを服用して生理痛、PMS、副作用と戦ったぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。ピルの種類を変えると元の月経困難症のような症状が出ること、身の回りで似た経験をした人はいましたか?『自分の身の回りにはいなかったです。』ピルの副作用とPMSと生理痛がおさまるまで、数ヶ月…その間生活や仕事は?『副作用と生理痛が酷く、仕事はたまにお休みをいただいていました。休日は動けない日もありましたね。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?生理痛もピルの副作用も十人十色です。生理で悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMSについて理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……服用するピルを変えたことで再び副作用が発生するという事を身をもって経験したぴおっぷさん。辛い副作用の期間を乗り越え、数か月するとピルの効果を実感するようになっていきました。ピルの副作用は、インタビューでぴおっぷさんがおっしゃっていたように、ピルの種類によっても人によっても違うので、周りの人には相談しづらい悩みですよね。辛いときは心身ともに無理をせず、不安なことがあったらすぐに婦人科医へ相談できるといいですね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月30日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。快適生活を手に入れた矢先、体に異変が……。心配になったぴおっぷさんは婦人科へ行くことに……。新たなピルを処方……これで出血止まる……?早速、服用してみると……再び異変が……このように婦人科で処方されたピルを飲み始めて数ヶ月後、生理痛もPMSも副作用も緩和されたぴおっぷさん。でも今度は生理が止まらなくなり、別の2種類のピルを処方されることに。さまざまなピルを服用したぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。若い頃、ピルについて教えて欲しかった知識はどんなことですか?『ピル=避妊薬のイメージがとても強かったので、そうではないと。月経困難症や子宮内膜症などの治療にも使用されているということを早めに知りたかったですね。』この時、ピルをきちんと飲めるか以外になにか不安はありましたか?『3種類あるピルの飲む順番を間違えないか不安でした。また、ピルの副作用が出ないかも心配でした。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……!そして、生理も十人十色です。生理で悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMSについて理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……生理痛が重いことやPMSがつらいことはなかなか人と比べないので自分では気づかない場合が多いですよね。出血が続き婦人科を受診したぴおっぷさんは新たなピルの服用を提案されます。インタビューの中でも、飲む順番等に不安を抱えていたことを教えてくださいました。ピルの服用方法については、自分の体調に直結することなので不安な方も多いでしょう。ピルの服用や自分の体調に少しでも疑問を感じた人はなるべく早めに医師に相談してみてくださいね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月27日