重い生理痛に悩まされているという方も少なくありません。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじ昔から酷いPMSと生理痛に悩まされていたぴおっぷさん。ある日突然、お腹に針で刺されたような激痛が走り倒れてしまいます。生理痛を改善するため、ピルを服用し始めたぴおっぷさん。最初はPMSとピル副作用のダブルパンチに苦しみますが、しばらく経つと”ある変化”に気づいて……?その変化とは……最も大きな変化……ピルの効果を実感!もともと重い生理痛だったぴおっぷさん。ピルを服用したことで効果を実感したようですね。ぴおっぷさんが服用したピルとは?低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを合成した錠剤です。副作用をおさえるため、女性ホルモンの量を抑えたものを低用量ピルといいます。主な働きは「排卵の抑制」「子宮内膜の増殖抑制」など。また女性ホルモンのバランスをコントロールすることで、PMS緩和や生理不順の改善、経血量の改善やニキビの改善などに役立つ場合もあるそうです。そのため生理痛がつらい方や経血量が多いと悩む女性が婦人科へ行くと、「低用量ピルを飲みますか?」と医師から処方され服用している方も多いでしょう。(MOREDOOR HPより引用)ぴおっぷさんはその後その後は、倒れるほどつらい生理痛やPMSは改善していき、快適な日々を過ごすことができるようになったのでした!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年09月03日重い生理痛に悩んでいる方も少なくないはず。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじ昔から酷いPMSと生理痛に悩まされていたぴおっぷさん。お腹に針で刺されたような激痛が走り倒れてしまい、救急搬送されてしまいます。その後、生理痛改善のためピルに興味を持ったぴおっぷさんは、婦人科へ行くことに。採血中に、看護師からピルの服用方法について聞いていると……。いつの間にか採血終了……説明が終わり……励ましの言葉が……ついにピルユーザーに……心が折れそう……数ヶ月後、体調の変化を自覚!婦人科受診の末、ピルの服用を開始したぴおっぷさん。服用を開始してすぐの頃は、ピルの副作用に悩まされていたようですね。その後、婦人科を受診したことをきっかけに、倒れるほどの痛みはなくなり快適な日々を過ごすことができるようになったのでした。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年08月30日mederiは8月8日、「低用量ピルで生理ケアの日」制定を記念し、公式LINEスタンプ「生理をたのしむピーちゃん」の販売を開始しました。■スタンプの売上金は女性の健康を支える団体に寄付スタンプに登場する「ピーちゃん」は、mederiのオリジナルによるキャラクター。生理中の“あるある”をポジティブに楽しむことをテーマに誕生しました。収録スタンプ数は8個で、販売価格は120円。50LINEコインでの購入も可能です。また、売上金による収益は、国際協力NGO「ジョイセフ(JOICFP)」に寄付し、世界の女性の命と健康を守るための活動を支援します。■LINEスタンプ概要mederi初公式LINEスタンプ価格:120円(税込)または、50LINEコイン収録スタンプ数:8個購入方法:LINEアプリ内「スタンプショップ」または「LINE STORE」から購入URL:(フォルサ)
2024年08月26日オンラインピル診療サービス『mederi Pill(メデリピル)』は、毎年7月28日を『低用量ピルで生理ケアの日』として、日本記念日協会より正式認定されました。記念日制定を記念して、モデル・タレントのゆうちゃみさんが、産婦人科医の郡詩織先生とともにトークイベントショーに登壇。自身の生理ケア、ピル体験を交えたトークを披露しました。■野外ロケでは「漏れも痛みも心配」低用量ピルを服用中、ゆうちゃみの生理ケアギャルモデルのゆうちゃみさんは、今月発表された「2024年上半期TV番組出演ランキング」の女性部門で18位にランクインするほど、さまざまな番組で引っ張りだこ。身体を張ったロケに参加することも多いとのことで「野外ロケの日に生理が被っていると、やっぱり漏れとか痛みが心配で」と不安を漏らしました。そんな時は低用量ピルを飲むだけではなく、生理用ナプキンを2重にするなどの工夫をしているそう。その他「痛み止めや鉄分サプリ、鉄分入りのヨーグルトなど、体調に合わせて摂取するものを変えている」と、自分なりの生理ケア方法についても話してくれました。また生理の諸症状の一つであるPMSに関しても「さっきまでハッピーだったのに、急に落ちたりする時も。この情緒(の落差)がしんどいです」と語り、ジェットコースターになりがちなメンタルについてもぼやきました。ゆうちゃみさんと一緒にトークショーに登壇した産婦人科医・郡先生は、ゆうちゃみさんのセルフケア方法を絶賛。「食事を気をつけるだけでなく、足りない分はサプリで補うことも大切。身体を冷やさないこと、リラックスして過ごすことも大事なので、我慢せず周囲や産婦人科医に相談してほしい」と、専門家への相談を促しました。郡先生によれば、生理の悩みで産婦人科に来院する女性は多いのだそう。PMSや腹痛、頭痛、情緒不安定など、生理に関する知識の広がりとともに、症状を自認する人も増えているのだといいます。ゆうちゃみさんもこれまでは産婦人科に通院しながらピルを処方してもらっていたそうですが、ごく最近オンラインピル処方サービスに切り替えたのだそう。「電話相談だったけど、女性の先生で優しかった。翌日から届くし、ラクだしすごく良かった」と、オンラインピルサービスへの満足度を語りました。低用量ピルは、生理痛やPMS症状の緩和、経血量の減少、避妊などさまざまな効果が見込めるもの。しかし、その副作用に関しては間違った認識も広まっているのだそう。ゆうちゃみさんからの「ピル飲むと太るって本当ですか?」という質問に対し、郡先生はこう回答しました。「ピルの副作用にむくみがありますが、飲みはじめの2〜3カ月に体感される人が多いです。一時的に体重が増えたと感じる人もいるのですが、薬に慣れていくうちに元の体重に戻る人がほとんどなので、安心して飲んでください」という先生の答えに、ゆうちゃみさんも安心した表情でした。同じくトークショーに登壇したmederi株式会社の代表取締役・坂梨亜里咲さんも「ゆうちゃみさんのような著名人の方が新たな健康の選択肢を発信してくださっているのを目にする機会が増えた」と、オープンな社会が実現しつつあることに喜びの表情を浮かべました。■低用量ピルを服用する女性は増加傾向にイベントの前半には、慶応大学名誉教授で産婦人科領域生殖医療の第一人者でもある吉村泰典先生から「生理ケアの重要性」に関する話も。昔と比べて、生涯における妊娠回数が減りつつある現代の女性は、閉経までの月経回数も大幅に増えているのだそう。そのことから、子宮内膜症をはじめとする婦人科系の疾患を抱える人の数も増えており、低用量ピルはそういった病気の予防としても効果的なのだそうです。2022年にmederi株式会社が行った調査によれば、低用量ピルを服用する女性の数は近年増加傾向にあります。ゆうちゃみさんも最後に「アイツ(生理)は月イチで必ずやってくるけれど、自分と戦いつつケアも頑張って、周りに相談しながら少しでもラクに過ごせるようになればいいな」と、生理ケアへの意気込みを語りました。(取材・文:ミクニシオリ)
2024年07月28日オンラインピル診療サービスのmederi Pill(メデリピル)を展開するmederiはこのほど、7月28日が「低用量ピルで生理ケアの日」として日本記念日協会より正式認定されたことを発表しました。■毎月28日を生理ケアに寄り添う機会に!今回の正式制定は、生理ケアにおける低用量ピル服用への理解促進と啓蒙を目的としたもの。7月28日は、低用量ピルの多くが1シート28錠、7日間ごとに錠剤が配置されており、毎日1錠ずつ服用することになぞらえての指定となりました。また、同社では、生理ケアや低用量ピルの服用に取り組む女性たちに最新の正しい情報を提供するほか、“毎月28日”が女性たちを取り巻くあらゆる人々にとっても生理ケアに寄り添う機会となるための取り組みを実施。取り組み内容は、オリジナルドリンク(「ベリーオーツミルクラテ(アイス・ホット)」)の期間限定提供&先着1,500人への1杯無料プレゼントキャンペーン、特設ページでの特別インタビューコンテンツ公開、記念日オリジナルグッズおよびLINEスタンプの販売と売上金の寄付の3点となります。■プロジェクト概要低用量ピルで生理ケアの日プロジェクト【3つの取り組み】①mederiオリジナルドリンクの期間限定提供&先着1,500名様に1杯無料プレゼントキャンペーン②特設ページでの特別インタビューコンテンツ公開③記念日オリジナルグッズおよびLINEスタンプの販売と売上金の寄付『低用量ピルで生理ケアの日』特設ページURL:(フォルサ)
2024年07月28日酷い生理痛やPMSに悩まされているという方も多いもの。今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』をご紹介します。※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※本作品には症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。あらすじピルを飲み始めて3年のぴおっぷさん。昔から酷い生理痛に悩まされていたぴおっぷさんが、ピルを飲み始めたきっかけとは……?ピルを飲み始めた理由衝撃的な事件とは……食欲は健在……体調は変わらず……突然の激痛が!?3年前のある日、いつも通り生理痛が酷かったぴおっぷさん。食後に激しい腹痛と頭痛に襲われ衝撃の事態に……?!監修:医学博士、医師横倉恒雄(よこくら・つねお)婦人科、心療内科、内科横倉クリニック・健幸外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『今朝の院長の独り言』『病気が治る脳の健康法』『脳疲労に克つ』『ハッピースイッチの入れ方』他。日本産婦人科学会認定医 /日本医師会健康スポーツ医/日本女性医学学会 /更年期と加齢のヘルスケア学会ほか。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月05日生理不順やPMSなど、頼もしいサポートをしてくれるピル。中には、オンラインピルという選択をしてよかったと思った方もいるようです。そこで今回MOREDOORでは、「オンラインピルを使ってみた」エピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Rさんの場合婦人科を毎回受診することに抵抗を感じていたため、オンライン処方を利用しました。実際の診察とどんな違いがあるのかわからなかった点が少し不安でした。いざ使ってみたら、スマホで好きな時間にお医者様と面談ができ、わざわざクリニックに行くという手間が掛からなかったのがよかったです。しかも話をするだけで処方されるのがすごく嬉しかったです。挫折しそうになったけど……決まったセット回数で飲まないと効果が出なかったので、2か月目あたりで挫折しそうになりました。この不安を担当ドクターに伝えると、「一緒に頑張りましょう」と励ましてくれたため続けられました。使用するか悩んでいる人へオンラインピルは負担のないサービスだなと思いました。(37歳/会社員)選択肢の一つとして不安な点があったものの、実際にオンラインピルを使ってみたら続けられたというRさん。オンラインでのピル購入に興味はあるけれど踏み出せないでいる人にとって、こうしたリアルな声は貴重ですよね。みなさんも、「使ってみてよかった」という経験はありませんか?注意事項■初めて低容量ピルを使用をされる方は、まず直接婦人科・産婦人科・レディースクリニックなどで医師に相談しましょう。必要な検査を受けることが大切です。なお「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月)(令和4年1月一部改訂)において、オンライン診療で緊急避妊に係る診療を行うことについて、一定の要件に加え、産婦人科医又は厚生労働省が指定する研修を受講した医師が、初診からオンライン診療を行うことは許容されうることとしています。(厚生労働省HPより引用)緊急避妊に関する研修を修了した医師の一覧も紹介されています。■ピルの使用は個人の健康状態によって効果や副作用が異なるため、必ず医師の診断とアドバイスに従い、自分に合った方法を選択してください。■オンラインクリニック利用時は、信頼できる医療機関を選び、診察や処方が適切に行われているか確認しましょう。また、プライバシー保護の対策が取られているかも重要です。■ピルは正しく使用することで、高い避妊効果を発揮します。指示に従い、忘れずに毎日同じ時間に服用してください。ピルには副作用のリスクが伴います。頭痛、吐き気、体重変化などの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。■ピルは避妊だけでなく、生理痛の軽減や生理周期の調節など他の効果もありますが、血栓症のリスクなどの健康上の注意も必要です。自分にとってのメリットとリスクを十分に理解しましょう。■ピルは性感染症(STD)からは保護しません。STDのリスクがある場合は、コンドームなど他の保護策を併用することが推奨されます。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2024年06月03日楽しみにしている親友との旅行に、生理が被ってしまうことが判明。旅行を楽しむために、生理日をズラそうと低用量ピルを服用し始めたのですが……。 旅行に被っちゃう!数カ月前から立てていた親友との旅行計画。旅行の日が近づいてきたころ、このままだと生理予定日が被ってしまうかもしれない!と私は気が付きました。 旅行中に生理になって、おなかが痛くなったり、何か親友に迷惑をかけてしまったりしたら嫌だなと思った私。ネットで調べると、低用量ピルを飲むと生理日をズラすことができると書いてあったので、思い切って婦人科へ行くことに。そして、医師と相談して、低用量ピルを処方してもらい飲み始めました。 低用量ピルを飲み始めると…しかし、飲み始めると、医師から説明があったように副作用が……。吐き気が止まらず、気持ち悪さで立ち上がれないほどだったのです。副作用は薬の種類によって異なると思いますが、このとき処方された低用量ピルは私にはまったく合わないようでした。 このままでは旅行に行くことすらできないと思い、医師に相談して服用をやめることに。結果、生理がきて旅行の日と被ってしまいましたが、それでも思いっきり楽しむことができました。そもそも、女の子との旅行だったのでそこまで気をつかう必要もなかったのかもしれません。 やはり生理を止める薬というのはそれだけの副作用があるのだと勉強になりました。体質や使い方によってはとても便利かもしれませんが、このとき処方された薬は私には合いませんでした……。親友に迷惑をかけてしまうと気にしすぎていましたが、結果として生理を忘れるくらい楽しい時間を過ごせたのでよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/北野唯作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年03月26日オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは、「mederi Pill」のユーザー515名を対象に、「痛み(生理痛)」に関する調査を実施しました。■必要以上に痛みを我慢したり、その場しのぎではない対応策を低用量ピルを継続的に服用することで、生理痛をはじめとしたさまざまな生理に関連する症状の改善に効果があると言われています。同社では、低用量ピルの服用が生理痛改善につながるということをより広く周知させていくことで、必要以上に痛みを我慢したり、その場しのぎの対応策を取るのではなく、ひとりでも多くの女性が根本的な対策を行い、より快適な日常を送ることのできるっかけとなることを願って、今回の調査を実施しています。■多くの人が、生理痛で「仕事や日常生活に大きな影響を受けている」調査の結果、ピル利用者の約96%が服用前に「生理痛を感じていた」と回答しました。また、約60%が「我慢できないほどの痛み」を感じており、「普段の業務を行うことができない」(17.9%)、「普段の活動を行うのにかなり問題がある」(40.2%)と回答。生理痛が仕事や日常生活にも大きな影響を与えていることがわかりました。■生理痛を感じたとき、9割近くが「痛み止め」を飲んでいる生理痛を感じたときには、「ほぼ毎回痛み止めを飲む」(55.5%)、「時々痛み止めを飲む」(30.3%)と、多くの人が生理痛対策として「痛み止め」を使用していることが明らかになりました。痛み止めの選択理由としては、「その場しのぎでの解決」「痛み止めを服用する以外の方法がわからない」といった回答が多く集まっています。また、全体の4割以上が「痛み止めを飲むことに抵抗感がある」と回答しました。■約7割が、ピル服用後「痛みに関する考え方が変わった」と回答今回、回答してくれた人の半数以上が「自分は痛みに強い方だ」と回答。「自分は痛みに強く、我慢できる」という、潜在的な意識を持っている女性が多いことがわかりました。さらに7割近い66.4%がピル服用後、「痛みに関する考え方や捉え方が変わった」と回答。変化した意識として、ピル服用により「痛みは我慢せず根本的な解決をすべきだということ」(44.4%)、「今まで痛みを我慢してしまっていたこと」(33.3%)に気づいたと回答した人が多い結果となりました。※痛み止めは用法・用量を守り、痛みが強くなる前にすぐに服用することが推奨されています。■【調査概要】・調査テーマ:mederi Pill利用後の痛み(生理痛)に関する調査・対象人数:515人・調査対象:6ヶ月以上mederi Pillを継続しているユーザー・調査期間:2024年2月16日〜2月18日・調査方法:アンケートフォームを用いたインターネット調査・mederi:(エボル)
2024年03月26日さまざまなメリットのあるピル。生理日をコントロールできたり、避妊効果があったり……うまく活用することで、毎日を快適に過ごすことができます。一方で、ピルには副作用もあることを知っていますか?この記事を通して知識を深めましょう!監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。問題です!解説!ピルの副作用にはさまざまなものがあります。気持ち悪さや頭痛、不正出血など……これらは個人差があり、すべての女性に必ず起こるわけではありません。しかし、一部の女性には影響を及ぼすリスクがあり、ピルを別の種類へ変更することもあります。副作用を理解したうえで、服用することが大切でしょう。脳が誤解する?ピルには「エストロゲン」「プロゲステロン」というホルモンが含まれています。そのことによって、脳は「妊娠した」と誤解してしまいます。その結果、気持ち悪さや頭痛、胸が張る、浮腫みやすくなるといった副作用が生じることも。いずれの副作用も、最初の数ヶ月間に現れ、徐々に軽減することが多いでしょう。ただし症状が重い場合や長期間続く場合は、産婦人科に相談することが大切です。ピルの種類を変更すると、副作用が軽減するケースもあるでしょう。ピルのメリットは?ここで、ピルのメリットも見てみましょう。ピルには下記のような効果があります。・生理痛の緩和や月経不順の緩和・生理前のイライラなど不調の改善・生理の経血量が軽くなる・91〜99%の避妊効果(正しく使用した場合)・ホルモンバランスが保たれることでニキビが改善することもメリットとデメリット、どちらも理解したうえで服用することが大切です。医師との相談を!今回、ピルには副作用があることをお伝えしました。しかし副作用はすべての人に起こるわけではありません。個人によって程度や頻度は異なります。他人と比較するのではなく、自分自身の経験を重視することを大切にしましょう。またピルを使用する際には、医師との相談が非常に重要です。副作用のリスクや適切な使用方法について、情報を正確に得ることを意識していきましょうね。ライター草案助産師:MellowingCokeめい※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※イラスト:性教育いらすと/ちり(MOREDOOR編集部)
2024年03月15日さまざまなメリットのあるピル。生理日をコントロールできたり、避妊効果があったり……。ピルの服用に興味がある人も多いのではないでしょうか。ただ、服用するうえで大切なのは、メリットとデメリットの両方を把握すること。クイズを通して、ピルへの知識を深めましょう!監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。クイズ!解説!ピルを使用することで、体内の血液が凝固し血管を詰まらせるリスクが上がります。血液が正常に流れなくなることで起こる症状で、重篤な合併症を引き起こすことも。とくに40代以上では血栓症のリスクが高まります。ただし、ピルを使用している多くの女性は問題なく使用できており、発症する確率は非常に低いです。こんな人は、要注意下記に当てはまる人は、注意が必要です。・喫煙者であること・糖尿病や脂質異常症であること・高血圧や循環器系の疾患を抱えていること・肥満であること・家族に血栓症の既往があること・前兆を伴う片頭痛があること当てはまる人は、血栓症を発症するリスクがあります。ピルの服用は控えましょう。ピルのメリットもちろん、ピルにはメリットもたくさん。生理痛の緩和や月経不順の改善、PMSの改善、生理の経血量が軽くなる、などの効果があります。また、ホルモンバランスが保たれることで、ニキビの改善につながるケースも。医師の指示に従って服用することで、安心してメリットを享受できるでしょう。血栓症のリスクが低く、定期的に受診している場合、数年〜数十年単位で服用可能です。疑問や不安がある場合は、遠慮せずに産婦人科に相談を。ライター草案助産師:MellowingCokeめい※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※イラスト:性教育いらすと/ちり(MOREDOOR編集部)
2024年03月08日皆さんはピルがどのような用途で使われるか知っていますか?実は避妊のためだけではなく……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関するエピソード」をクイズ形式でご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。47歳、会社員Oさんの場合……ピルに対してずっと間違った考えを持っていました。私は高校生時代に先輩からピルは避妊目的で服用するためだけのものだと聞いたことがあり、それを真に受けていました。ここでクイズです!先輩から教えられたピルの誤情報をずっと信じていたOさん。ある日、医師からピルの処方をもらった際に、避妊以外の使用目的を教わりました。避妊以外の使用目的とは一体なんでしょうか?ヒントとして、治療目的でつかわれることがあるようです……。避妊以外の使用目的とは?成人してから婦人科でピルの処方を頼んだ際に医師から、ピルの使用目的は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」だと教わりました。大人でもピルという名称を知っていても、その実態を知っている人はとても少ないと思います。ピルの使用目的や婦人科系の病についてなどが記載された冊子を薬局などに置いてあると、学べるのでありがたいなと思いました。(40代/会社員)正解は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」ピルについての知識がなく、誤った認識をしていたエピソード。ピルには避妊以外にも婦人科疾患の疾患の治療、生理前症候群(PMSなど)の緩和、生理不順の改善などの用途があります。服用の際は必ず医師に相談してください。(参考:ソフィ)皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年10月26日シアンの運営する「ユアケア」編集部は、女性100名を対象にオンラインでアンケートを実施し、アフターピルの市販化について調査。独自の結果を発表しています。■87%がアフターピル市販化に賛成!アフターピルの市販化に関して、アンケートを実施したところ、87%の女性が「市販化に賛成」と回答。9割近い女性は薬局でアフターピルが手に入ることを歓迎していることがわかりました。市販化に賛成している理由について、以下のような意見が集まりました。・「避妊に失敗してしまった、けれど親などに相談したくない未成年の方は多いと思います。望まない妊娠をして将来ずっと苦しむよりも、妊娠を望まないのであれば利用するべきだと思うから」・「病院が休みの日はアフターピルを手に入れるまでに時間がかかるからです。アフターピルは時間がかかるほど避妊できる確率が下がるので、近くの薬局で手に入れられる方がいいと思うから」・「性暴力被害者支援センターでお手伝いしていたのですが、病院で感染症の検査をすることも大切なのですが、まず、すぐにアフターピルを服用できれば、心の負担が一つ減るのではと思う。ただ認知度がそんなにないと思うので、世間にアフターピルがあると言うことをもっと認知させたほうがよいと思うから」また少数ではあるものの、10%の女性はアフターピルの市販化に反対しています。その理由として、以下のような意見が集まりました。・「あまりに手軽に買えすぎると、正しくない使い方が広まりそう。正しい知識をつけるだけの教育がまだ足りていないように感じるから」・「ピルは副作用があるので、処方箋がなくても購入できる様になってしまったら副作用に対応出来なくなるのではないかと思うから」・「薬を悪用する人が増えそうなのと、若者を中心に避妊の意識が低くなりそうだから」■半数以上の人が薬局でアフターピルを買いたいと思っている「病院・オンライン診療・薬局のうち、あなたはどこでアフターピルを手に入れたいですか?」と質問したところ、63%が薬局を選ぶと回答。3人中2人は薬局で購入したいと考えていることがわかりました。実際に以下のような意見が集まりました。◇【薬局で購入したいという人の意見】・「望まない妊娠を避けるためには、素早い対応ができる機関(薬局)であるべきだから」・「病院は診察時間が限られており、オンライン診察にしても感情的なハードルは高いと思うから」・「ピルの効果が得られる時間は限られており、薬局や24時間営業のドラッグストアがベストだと思うから」オンライン診療や病院を選ぶという人は、過半数以下という結果に。しかし、アフターピルの市販化に賛成している人が87%だったことを考えると、薬局でアフターピルを買えるようになることには賛成なものの、自分自身は薬局で処方箋をもらいたいという人が10%以上いるということがわかりました。実際に以下のような意見が集まりました。◇【オンライン診療で処方されたいという人の意見】・「薬局で手に入れられるのもいいとは思うが、何かしら診察は受けたいから。ただ、緊急時に慣れない婦人科も不安な方がいると思うのでオンラインでだといいなと思いました」・「病院に行くのは時間がかかり、仕事などの関係で、必ずしもすぐに受診できるとは限りません。また、薬局だと購入しているところを万が一知り合いに見られると嫌だから、オンライン診療がいいです」・「オンラインならわざわざ病院に出向かなくても良いし、プライバシーも守られると思うからです」◇【病院で処方されたいという人の意見】・「私自身は産婦人科に行くことにあまり抵抗がない。また薬剤耐性が弱いので、一通り副作用などの説明をうけて処方してもらった方が安心できるから」・「やはり副作用などや飲み方などもあるためきちんと説明や診断を受けたうえで手に入れたいから」■手に入りやすくなることで、避妊への意識低下を懸念アンケート回答者に、「気になることや懸念点を教えてください」と聞いたところ、避妊への意識の低下が一番の懸念点となっていることがわかりました。ほかにも「いくらでアフターピルが販売されるのか」といった値段に関する点や、「副作用が出たときの対処法がどうなるのか」といったアフターフォローに関する懸念点が多く挙がりました。◇【強い不安がある人の意見】・「低用量ピルに副作用があるように、血栓などのリスクがあるのか、基礎疾患によっては避けるべき場合があるのかといったことを薬局では確認しにくいのではないか」・「知り合いに会ってしまったときなどどこから話しが広がるかわからないリスクがある」・「薬剤師の介入が必要な販売方法だとしても、公の場所での聞き取りや説明ではなく、個室のようなプライバシーの守られた空間でやりとりができるとよいが可能なのかが気になる」一方で、懸念点や不安なことはないという意見も多数集まりました。◇【特に不安がない人の意見】・「薬剤師さんの説明をしっかり聞いて、納得の上で購入するので、気になることはないですかね。あったら買わない」・「対面する人との気まずさ位だと思いますがそんなこと言っている場合ではないかもしれません」・「コンドーム同様、誰にでも必要なものだと思います」■薬剤師には正しい知識と誠実な説明が求められているアンケート回答者に、「薬剤師には何を期待しますか?」と聞いたところ、丁寧で誠実な説明をしてほしいといった意見が多く集まりました。ほかにも、アフターピルを手に入れる際に唯一接することとなるので、プライバシーを守ることや、薬に関する正しい知識など幅広い要望があることがわかりました。■【調査概要】調査方法:インターネットアンケート調査対象:20代~40代の女性実施:2023年9月29日~10月1日調査実施主体:ユアケア編集部調査会社:シアンユアケア編集部URL:(エボル)
2023年10月21日子宮筋腫の原因と症状子宮筋腫は、子宮を形成する筋肉の細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。女性にとっては身近な病気で、成人女性の4~5人に1人がかかっているとされています。筋腫は発生する場所によって3つの種類にわけられます。「筋層内筋腫」は子宮の筋肉の中にできる筋腫で、大きくなると子宮内膜に影響して子宮の収縮をさまたげます。「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」は子宮の表面をおおう漿膜(しょうまく)の下にできて、子宮の外側に飛び出すように成長します。「粘膜下筋腫」は子宮内膜のすぐ下に発生し、子宮の内側に向かって発育します。筋腫は複数の種類が同時にいくつもできることが多く、大きさも米粒ほどのものからメロン大のものまでさまざまです。子宮筋腫の原因子宮筋腫ができる原因は判明していませんが、女性ホルモンのエストロゲンが子宮筋腫の発生や成長に影響しているといわれています。そのため、エストロゲンの分泌がさかんな30代以上に多くみられ、閉経後は腫瘍が小さくなります。子宮筋腫の症状症状は筋腫の種類や大きさによってさまざまですが、主なものは、生理の量が多くなる過多月経や、生理の期間が長引く過長月経、不正出血、生理痛、貧血です。また、筋腫が卵管を圧迫したり、子宮を変形させたりすることで、不妊の原因になることもあります。粘膜下筋腫は筋腫が小さくても症状が強くでやすい一方、筋層内筋腫と漿膜下筋腫は大きくなっても自覚症状がまったくないことも珍しくありません。子宮筋腫の治療法子宮筋腫は良性の腫瘍で、命を脅かすものではないため、基本的には治療を行わないで「経過観察」とします。しかし、症状が強くでている場合や筋腫が急速に大きくなっている場合には「手術療法」や「ホルモン療法」を検討します。手術療法手術療法には、子宮を全部取り除く「単純子宮全摘術」と、筋腫部分だけを取り除く「筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅつ)」があります。子宮筋腫を完全に治し、再発を防ぐには単純子宮全摘術を選びますが、子宮を残さないため妊娠が望めなくなります。一方、将来妊娠を望んでいて、子宮筋腫が不妊の原因になっていると考えられる場合には、筋腫核出術を選択します。しかし、筋腫核出術での治療は将来再発するリスクがあります。ホルモン療法ホルモン療法は、Gn-RHアゴニストというホルモン剤を使ってエストロゲンの分泌を抑える療法です。ホルモン剤により閉経の状態になり、それに伴い筋腫が小さくなります。更年期障害のような副作用と骨粗しょう症になりやすくなるリスクがあるため、6ヶ月以上は治療できません。また、ホルモン剤の投与をやめると筋腫の大きさが元に戻ってしまいます。そのため、ホルモン療法は手術前の準備として筋腫を少しでも小さくしたいときに行うことが多いです。対症療法筋腫そのものを治療する手術療法やホルモン療法とは別に、子宮筋腫によって起こる症状を薬で改善する対症療法を行うことがあります。対症療法で使われるのは、鎮痛剤や増血剤のほか、漢方薬や経口避妊薬のピルです。手術が必要なほど症状が強くない場合や、筋腫が小さい場合に、対症療法で様子をみることが多いようです。ピルの子宮筋腫への効果は?ピルは一般的には避妊薬として知られていますが、女性ホルモンのバランスを整え、生理周期を安定させる働きがあることから、子宮筋腫の症状の改善に使われることがあります。ピルで改善が期待できる症状は、過多月経や過長月経のほか、生理痛、貧血といった月経困難症の症状です。子宮筋腫に効く仕組みは?ピルはエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンに似た成分が含まれています。ピルを服用すると血中のホルモン濃度が上がり、その情報が脳の視床下部に伝えられます。視床下部は排卵後のホルモン状態だと勘違いを起こし、本来卵巣から分泌されているエストロゲンとプロゲステロンの分泌を抑制します。すると、子宮内膜が厚くならないため、生理として剥がれ落ちる子宮内膜が減り、経血の量や生理痛が軽減されます。ピル服用中も定期的な検査をピルは対症療法のため、痛みや経血が減ったからといって、子宮筋腫がなくなったり小さくなったりするわけではありません。ピルを服用しているあいだも定期的に検査を受け、子宮筋腫の状態をチェックする必要があります。根本的に解決したい場合は手術を検討します。子宮筋腫の治療に使うピルの種類は?子宮筋腫の治療には低用量ピルピルは女性ホルモンの含有量によって「中用量ピル」と「低用量ピル」にわかれますが、子宮筋腫の症状の改善には一般的に低用量ピルが使われます。低用量ピルはエストロゲンの含有量が50μg未満で、中用量ピルと比較すると5分の1から10分の1の量と極めて少ないため、副作用も軽いです。低用量ピルはさまざまな種類がありますが、子宮筋腫の治療には、保険が適用される「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」を使うのが一般的です。ルナベルルナベルは日本新薬株式会社が販売している低用量ピルで、月経困難症の治療に使われます。ホルモン含有量が異なる「ルナベル配合錠LD」と「ルナベル配合錠ULD」の2種類があります。「ルナベル配合錠ULD」は「ルナベル配合錠LD」よりエストロゲン含有量が6割少ない超低用量タイプで、副作用がより軽くなっています。フリウェル「フリウェル配合錠LD」は「ルナベル配合錠LD」の後発薬品(ジェネリック)として持田薬品株式会社から発売されました。成分は「ルナベル配合錠LD」と同じです。ヤーズ「ヤーズ」は、バイエル薬品株式会社が月経困難症の軽減を目的に発売した、超低用量タイプのピルです。従来の低用量ピルよりもエストロゲンの量がさらに少ないほか、体内で自然に生成されるプロゲステロンの働きにかなり近い、合成プロゲステロンが含まれています。そのため、副作用がでにくいとされています。2017年4月には「ヤーズフレックス」が発売されました。成分はヤーズとまったく同じですが、定期的な休薬期間が必要なく、国内で初めて連続投与が可能となりました。ピルの服用方法ピルの服用を始めるタイミングは?ピルの服用開始時期は、避妊が目的ならば生理1日目が一般的ですが、子宮筋腫の症状の緩和を目的とする場合は、生理開始日に関係なく服用を始めることができます。ルナベルの服用方法ルナベルは1シートが21日分です。1日1錠を毎日一定の時刻に21日間服用し、その後7日間服用をやめます。この28日間を1周期として、次の周期の分は29日目から服用し、以後同様に繰り返します。ヤーズの服用方法ヤーズは1シート28錠で、4錠は成分が入っていない偽薬(プラセボ)です。従来の低用量ピルでは休薬期間が7日間ですが、ヤーズは4日間と短くなっています。ヤーズは1日1錠を毎日一定の時刻に28日間服用します。この28日間を1周期として、29日目から次の周期の服用を始め、以後同様に繰り返します。ヤーズフレックス配合錠は最長120日間連続で服用でき、その後4日間服用を中止します。ただし、服用25日目以降に連続3日間の出血があった場合は、その翌日から4日間休薬します。ピル治療の副作用軽度な副作用低用量ピルを飲み始めてしばらくのあいだは軽い副作用がでることがあります。ホルモンバランスの急激な変化によるもので、代表的な症状は「吐き気」「胸が張る」「不正出血」「頭痛」「むくみ」です。2~3ヶ月間服用を継続すれば、こうした症状は次第に治まるため、過度に心配する必要はありません。血栓症ピルには血液を固めやすくする働きがあるため、まれに「血栓症」を引き起こす場合があります。血栓症は血管内にできた血の塊が血管に突然詰まる病気で、脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがあります。アナフィラキシー低用量ピルの種類によってはアナフィラキシーがあらわれることがあります。ピルを飲んだ直後に呼吸困難やじんましん、くちびるの腫れといった症状がでた場合は、アナフィラキシーの疑いがあるため、ただちに服用を中止し、病院で適切な処置を受けてください。ピル治療ができない人は?人によっては、副作用のリスクがあるため、低用量ピルが服用できません。低用量ピルが絶対に飲めない「禁忌(きんき)」となるのは、主に以下のケースになります。35歳以上でタバコを1日15本以上吸っている人血栓症のリスクが高まり、心筋梗塞などの心血管系の障害が発生しやすくなります。乳がんや子宮体がん、子宮頸がんがある人腫瘍が悪化することがあります。コレステロールや中性脂肪の値が高い人血栓症のリスクが高まります。また、ピルが脂質代謝に影響を与える可能性があり、症状が悪化することがあります。前兆のある片頭痛がある人片頭痛の人の中で、目の前に閃光が走ったようになる「閃輝暗点(せんきあんてん)」といった前兆がある人は、前兆がない人に比べて脳卒中が発生するリスクが高いとされています。ピル治療で子宮筋腫が大きくなる?子宮筋腫は、エストロゲンが筋腫の発生や成長に関わっているとされています。そのため、エストロゲンを含むピルを飲むと、筋腫が大きくなるのではないかと不安になるかもしれません。子宮筋腫の治療に使われる低用量ピルは、エストロゲンの含有量が少ないため、筋腫が大きくなることはないとされています。ただし、いつまでピルの服用を続けるかは医師とよく相談する必要があります。ピルの費用は?保険適用できる?本来、低用量ピルは保険適用外ですが、子宮筋腫に伴う月経困難症の治療薬として使う「ルナベル」「フリウェル」「ヤーズ」は保険が適用されます。ルナベルやヤーズの1シート当たりの処方の費用は、自己負担3割の場合、約2千~3千円です。後発薬品(ジェネリック)のフリウェル配合錠LDの場合は約1千~2千円となっています。子宮筋腫の治療法は慎重に検討して低用量ピルは、子宮筋腫に伴うつらい症状を和らげるのに効果的です。しかし、子宮筋腫自体を治療するものではないため、服用をやめると再び症状があらわれる可能性が高いでしょう。また、ピルの服用が子宮筋腫にどんな影響を与えるか、はっきりわかっているわけではありません。ピルはあくまでも子宮筋腫の症状を一時的に抑えるものです。子宮筋腫は閉経になるまで長期的に付き合っていく病気のため、治療法は慎重に検討しましょう。
2023年10月04日生理が遅れるとは?生理は、健康な女性であれば約1ヶ月ごとに繰り返し起こります。生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間を生理周期と言い、およそ25~38日ならば正常の範囲内です。毎月ほぼ安定したリズムで来る生理が遅れると不安になってしまいますよね。しかし、生理は体調の変化などの影響を受けやすく、数日早まったり遅れたりするのは珍しいことではありません。数日のずれであれば問題ないので、心配し過ぎないでくださいね。ただし、生理開始予定日を1週間以上過ぎたら「生理が遅れている」と考えられます。生理が遅れている原因を探り、原因に対処する必要があるでしょう。生理が1週間遅れると妊娠の可能性がある?生理が1週間遅れると「妊娠したのかな」と思うかもしれません。生理とは、妊娠の準備のために分厚くなっていた子宮内膜が、受精卵の着床が起こらなかったため不要となり、剥がれ落ちることです。妊娠すると、子宮内膜が受精卵のベッドとして維持され続けるため、生理が止まります。最後の生理から次の生理予定日までに一度でも性交渉があれば、妊娠している可能性がないわけではありません。生理周期が28日の女性がもしも妊娠していた場合、生理予定日から1週間経過したころは妊娠5週目ということになります。生理予定日前から妊娠初期症状が出ることも妊娠していると、早い人であれば生理予定日の約1週間前から妊娠初期症状があらわれるようです。生理が1週間遅れていて、妊娠が疑われる場合、妊娠初期症状に当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。まず、生理予定日の少し前に、少量の出血をすることがあります。これは受精卵が子宮壁に着床する際の「着床出血」で、真っ赤な鮮血の場合もあれば、ピンクや茶色いおりものとして出ることもあり、量も人それぞれ異なります。また、女性の基礎体温は排卵を境に「低温期」と「高温期」にわかれて、交互に繰り返しているのですが、妊娠すると高温期が続きます。通常、排卵期を過ぎると、体温を上昇させて妊娠を維持させる作用のあるプロゲステロンというホルモンが盛んに分泌されます。妊娠が成立しなければプロゲステロンは減少し、生理開始とともに低温期になりますが、受精卵が着床するとプロゲステロンが分泌され続け、基礎体温が高いままになります。妊娠初期症状としては、この他に胸の張り、吐き気、腰痛、腹痛、おりものの増加、頻尿などがあらわれる場合があります。ただし、妊娠初期症状は生理前や風邪の症状にも似ていることから、妊娠しているかどうかは妊娠検査薬や産婦人科を受診して判断することになります。生理予定日の1週間後から妊娠検査薬が使える妊娠している心当たりがあり、生理予定日から1週間以上経過しても生理が来ない場合、市販の妊娠検査薬で妊娠判定をしてみましょう。妊娠検査薬の使用期間は、多くの場合「生理予定日の1週間後から」です。したがって、生理が1週間遅れたタイミングで妊娠検査薬を使えば、妊娠している場合は陽性反応が出る確率が高いでしょう。ただし、排卵日が何らかの原因で遅れていて、自分が想定している生理予定日とずれてしまった場合、妊娠していても検査薬では陰性の結果が出てしまうことがあります。妊娠以外で生理が1週間遅れる原因は?生理が1週間遅れる原因は妊娠以外にもいくつか考えられます。ホルモンバランスの乱れ生理は、脳の視床下部、下垂体、卵巣が連携し合い、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量を調節することでコントロールされています。これらの女性ホルモンの分泌のバランスがなんらかの原因で乱れると、生理周期が不安定になり、生理が遅れてしまうことがあります。また、バセドウ病のような甲状腺の病気によって、甲状腺ホルモンの分泌量が異常になることでも生理不順は引き起こされます。ホルモンバランスの乱れの原因の多くはストレスです。対人関係や環境の変化などによって強い精神的ストレスを一時的に感じただけで、生理周期が変わってしまうことは珍しくありません。また、無理なダイエットや睡眠不足、激しい運動、疲労などからくる身体的なストレスが生理不順を引き起こすことも考えられます。婦人科系の病気子宮や卵巣に異常があると、生理不順になることがあります。生理が遅れたり、来なかったりする婦人科系の病気としては、以下のものが代表的です。生理不順以外の自覚症状があらわれない場合も多いため、生理の異常が続く場合は病院で検査を受けたほうが良いでしょう。□多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)卵子の元となる卵胞が多数育つものの、十分に成熟せず、正常に排卵されないまま卵巣内にたまってしまいます。多嚢胞性卵巣症候群の原因は明らかになっていませんが、インスリンの分泌と関連があるといわれています。□アッシャーマン症候群過去の流産や人工妊娠中絶の後遺症として、子宮内膜が癒着してしまい、剥がれにくくなる病気です。□早発閉経通常、50歳前後で迎える閉経を40歳未満で迎えることを早発閉経(早期閉経)と言います。早発閉経の兆候として生理の遅れがみられ、やがて卵巣機能が完全に停止して、生理が来なくなります。自己免疫疾患や遺伝、卵巣手術の影響などが原因と考えられています。薬の副作用胃薬や抗うつ薬、ピルなどの副作用として、プロラクチンというホルモンの血中濃度が高くなる「高プロラクチン血症」を発症することがあります。プロラクチンは乳腺を発達させて母乳の分泌を促したり、排卵を抑制したりする作用があることから、高プロラクチン血症は生理の遅れや無月経を引き起こします。また、妊娠・出産していないのに乳汁が出る場合もあります。1週間遅れの生理は化学流産の疑いがある?生理予定日を1週間過ぎても生理が来ず、やきもきしているところに出血がみられたら「遅れていた生理が来た」と考えますよね。単なる生理の場合ももちろんあるのですが、化学流産を起こした可能性もゼロではありません。化学流産とは、受精卵が着床したものの、エコー検査で赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」が子宮内に確認される前に妊娠が終わってしまうことです。近年、妊娠検査薬の精度が向上し、生理予定日当日から判定できる早期妊娠検査薬も販売されています。通常、胎嚢が確認できるのは妊娠5~6週頃ですが、妊娠4週頃には妊娠に気が付けるようになったため、化学流産も認識されるようになりました。化学流産が起こると、普段の生理と同じような出血がみられることがあります。そのため、生理が遅れがちな人や、妊娠検査薬を使わなかった人は、化学流産とは気付かず、単なる生理と思ってもおかしくないでしょう。化学流産が起こっても身体への負担は小さいとされ、特に治療の必要はありません。妊娠した状態だったため、ホルモンバランスが乱れることがありますが、次第に正常に戻っていきます。化学流産の原因は明らかになっていませんが、染色体異常など赤ちゃんの側に異常がある場合がほとんどだといわれています。化学流産が判明したとしても、自分を責ないでくださいね。なお、子宮外妊娠の場合も、妊娠検査薬で陽性反応が出ますが子宮内に胎嚢が確認できません。「いつもと違う」に敏感になろう女性ホルモンが複雑に影響し合って起こる生理は、女性の心身の健康のバロメーターです。生理が1週間以上遅れるのは、妊娠以外にも、ストレスや病気など、さまざまな影響が考えられます。大きな問題になる前に異常を発見するためには、普段から基礎体温をつけるなどして、生理周期や体調の変化に敏感になることが大切です。「いつもと違うな」と心配になる点があれば、できるだけ早く婦人科で相談してみてくださいね。
2023年10月03日オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは、2023年9月26日の「世界避妊デー」に合わせて、メデリピルのユーザー684名へ、避妊に関する意識調査を公開しました。■世界避妊デー(World Contraception Day)とは意図しない妊娠を減らし、全ての妊娠が望まれたものであることを目指して、9月26日に制定されました。避妊に対する意識向上に繋がる様々なアクションやキャンペーンが世界中で行われています。■大多数が避妊を行う一方で、84%以上が「正しく避妊できているか不安を感じた経験あり同調査は、2023年9月26日の世界避妊デー(World Contraception Day)に合わせて、避妊に関する意識向上を図ることを目的に、メデリピルの診療後、ピル処方が完了したユーザーを対象に実施しました。ピルを服用していない期間の主な避妊法については、「男性用コンドーム」と回答した人が約85%。今まで行ったことのある避妊法(複数選択可)に関しては、1位「男性用コンドーム(48.9%)」、2位「低用量ピル(48.6%)」が上位を占めました。■避妊したい理由「自分自身が妊娠を望んでいないから」が最多に避妊したい理由として、「自分自身が妊娠を望んでいないから(28.6%)」という回答が最も多く、続いて「将来のライフプランを考えた上で妊娠したいから(15.3%)」「結婚してから子づくりをしたいから(14.7%)」という結果に。自身のライフプランを考慮して女性が主体的に子づくりを計画している様子がうかがえました。■「パートナーと避妊について話したい」人は7割超に「パートナーと避妊について話したいと思いますか?」という項目については、「話したい」と回答した人は約74%。一方で、「話したいけど話しづらい(22.4%)」と感じる人も2割以上を占めるなど、パートナー間で避妊に関するコミュニケーションに課題を抱えている層も一定数存在します。■「たまに不安」「常に不安」が合わせて約84%以上また「正しく避妊できているか不安を感じたことはありますか?」という項目について、「たまに不安を感じることがある(65.1%)」「常に不安を感じている(19.3%)」が合わせて84%以上を占めいます。男女ともに避妊に対する正しい知識を得て意識向上を行うことで、より安心できるパートナー関係を構築できると考えられます。■低用量ピルの服用で、以前より「安心している」人が約9割に低用量ピルを服用して、以前より避妊に対して安心「している」と回答した人が約88%。また、いままでアフターピル(緊急避妊薬)を「利用したことはない」と回答した人は約59%に上っています。■低用量ピルの避妊率低用量ピルとは「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つが女性をホルモンを含み、1日1錠正しく女性が服用することで、99.7%(※)以上の避妊効果が得られる薬です。またホルモンバランスを整える効果があるため、避妊だけではなく、月経痛を軽減する、ニキビを改善する、月経周期をコントロールするなどのメリットがあり、世界中で1億人の女性が使用している女性の生活改善薬です。コンドームと違って主体的な避妊が可能となり、性行為時トラブルなどに影響されることなく、確実に避妊ができます。※一般的なデータであり効果を保証するものではありません■調査概要調査テーマ:避妊に関する意識調査対象人数:N=684人調査対象:メデリピルのユーザー 定期継続中の23歳~35歳調査期間:2023年9月13日~9月20日調査方法:アンケートフォームを用いたインターネット調査(エボル)
2023年10月02日オンライン診察でピルを処方するサービス「スマルナ」を運営するネクイノは、世界避妊デー(9月26日)、国際セーフアボーションデー(9月28日)※に合わせ、スマルナユーザーを対象に、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のうち、特に妊娠・避妊・出産・中絶など生殖に関わる「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について意識調査を実施しました。※国際セーフアボーションデー:安全な妊娠中絶のための権利の日※このレポートで記載している「女性」とは生物学的女性を指しています。■<妊娠について>半数以上が今後妊娠を希望していないまず、今後の妊娠意向について調査したところ「今後妊娠を希望している」と回答した人は26.3%、「希望していない」と回答した人は52.5%となり、半数以上が今後妊娠を希望していないことが明らかになりました。今後妊娠を希望していない理由として最も高かったのは、「子どもを産み育てること自体に不安があるから」(49%)次いで「経済的に余裕がないから」(43.3%)、「自分自身のことに時間やお金を使いたいから」(41.3%)でした。また、約3人に1人(29.9%)が「子どもを欲しいと思ったことはないから」を理由に挙げていることがわかりました。続いて、今後妊娠を希望していないと回答した人に「もし予期しないタイミングで妊娠がわかった場合、あなたならどうするか」と聞いたところ、「まずはパートナーに相談し、話し合ってから決めると思う」(38.6%)、「中絶を選ぶと思う」(28.6%)、「妊娠を受け入れ子どもを出産することを選ぶと思う」(18.8%)でした。予期せぬ妊娠が起こった際、妊娠を希望していない人においては約3人に1人が「中絶を選ぶと思う」と回答していることがわかりました。また、「中絶を選ぶと思う」と回答した人を年代別で見てみると、10〜20代と45歳以上で高い傾向にあることが明らかになりました。10〜20代の若い世代では「子どもを産み育てる不安から」「今後のライフプランを考えて」、45歳以上では「自身の年齢的な理由から」が理由として高く挙がっています。■<避妊について>半数以上が避妊法として低用量ピルを選択続いて、「今後妊娠を希望していない」または「未定」と回答した人がどんな避妊法を行っているかを調査すると、最も高かったのは「低用量ピルのみ」(28.6%)、次いで「コンドームのみ」(25.2%)「低用量ピルとコンドームを併用」(22.2%)となりました。今回の調査では半数以上が避妊法として低用量ピルを選択しており、そのうちコンドームと併用している人も2割以上いることがわかりました。さらに、性行為後72時間以内に服用した場合、約85%の妊娠阻止率があると言われている緊急避妊薬(アフターピル)について知っているか質問したところ、「知っている」と回答した人は90.6%でした。しかし、「知っている」と回答した人に緊急避妊薬の効果や飲み方について質問したところ、半数近くの人が「定期的な避妊法として効果が得られる」「避妊に失敗した日から1週間以内に服用すれば良い」「服用することで100%妊娠を防ぐことができる」「将来の不妊に繋がる」「健康への影響がある」など緊急避妊薬の服用方法や効果について誤解していることがわかりました。緊急避妊薬の服用によって重篤な副作用が引き起こされたり、将来の不妊に繋がったりすることはないとされています。(※1)どの避妊法も100%の避妊効果があるわけではないため、避妊が失敗したときや不安なときに備えて、緊急避妊薬に関する正しい知識を身につけておくことが必要です。■<中絶について>10代〜24歳で初めて中絶手術を行った人が約7割続いて「中絶」について調査したところ、今回の調査では妊娠の経験がある人のうち中絶手術を受けたことがある人は46.5%と約半数に上ることがわかりました。初めて中絶手術を行った年齢は、10代が最も高く35.6%、次いで20〜24歳が34.2%となり、10代〜24歳で初めて中絶手術を行った人が約7割を占めています。中絶手術を決めた理由のうち最も高かったのは「子どもを育てられる環境ではなかったから(経済面や生活面などから)」が45.8%で約半数を占め、次いで「パートナーや親などに産むことを反対されたから」(15.1%)、「やむを得ない事情による妊娠だったから」(13.3%)でした。中絶手術に至るまでの事情について聞いてみると「相手の協力が得られず避妊できなかった」と回答した人が24.9%、「避妊していたが失敗した」と回答した人が21.3%に上り、約半数のケースで本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって妊娠が起こっていることがわかりました。また、「避妊していたが失敗した」と回答した人にどのような避妊法を行っていたか聞いたところ、「コンドームのみ」が89.6%と多くを占める結果となりました。日本では避妊法としてコンドームを選択する人が約70%(※2) と多いですが、コンドームを使用した避妊法は失敗率が高く、男性主体の避妊法と言えます。女性の一人ひとりが自身の身体や環境、ライフプランにあった避妊法を選ぶために、女性主体での避妊法(低用量ピルの服用や子宮内避妊具の使用など)の普及は大きな課題と言えます。続いて、中絶手術を決めたときの意思決定について聞いてみると、最も高かったのは「パートナーと話し合った上で自分で決めた」(51.6%)、一方で「(自分は産むことを希望したが)パートナーや親など自分以外の人の意志を優先した」が16%いることもわかりました。中絶という選択は、人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。自分の決定を自分自身が尊重できるように、あらゆる選択肢を検討し、必要があれば周囲の人や専門のサポート機関に相談しながら、最終的な決定は自分自身で行えることが望ましいと思われます。そして「あなたの経験から、中絶に関して感じていることを教えてください」という質問には中絶手術を経験したことのある人から多くの回答がありました。◇あなたの経験から、中絶に関して感じていることを教えてください・本当は産みたかったが、金銭的な事情や生活面で産むことができなかったのを後悔している(20代)・心身共にかなりの負担がある。生まれてこれなかった子どもへの罪悪感、自分を責める気持ちでいっぱいだった。体調もなかなか元に戻らず、精神的にも不安定な毎日だった(30代)・普通の産婦人科で中絶手術をしたため、周りから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたときに凄く悲しく、中絶した赤ちゃんに対してごめんねと思った。妊娠は望まれる環境でしなければならないと思うので、ピルは手軽な方法だと思う(40代)・中絶を決断した日から何日も涙を流す日が続いた。中絶の決断をしなくてはいけないと分かった時、医師が一緒に泣きながら決断を聞いて、いたわりの言葉をかけてくれた。その後は真剣に向き合ってくれた夫と、優しく声をかけてくれて寄り添ってくれた友人がいたから、私は乗り越えることができたと思う(30代)・何年経っても産んであげられなかった赤ちゃんへの罪悪感は消えない。私が健康でいられたなら…と自分を何度も責めた。だから望まない妊娠をしないように気をつけなくてはならない。これからの未来のためにも(30代)また、他にも当事者を含めた多くの人に中絶について感じていることを回答してもらいました。◇中絶について感じていること・いろんな事情で選択する人がいる。安易にするべきことではないけれど産んで終わりではないからこそ選択肢として必要だと思う(30代)・自身は経験がないが、中絶=避妊をさぼった上に産む覚悟もない無責任な人、みたいなマイナスイメージを持ってる人が多いなと思う。性犯罪とか、知識がなかったとか、相手に嫌われたくなくて断れなかったとか、色々事情があるのだからもっと積極的に認めてあげてほしい(30代)・身体的にも精神的にもダメージを受けるのはどのような理由であれ女性だと思う。中絶へのハードルが下がるからという理由で経口中絶薬の認可に否定的な人がいるが、喜んで中絶をして中絶をしたことを簡単に忘れられる女性はどのような理由にせよいないと思う(20代)・早く薬で中絶が出来るようになってほしい。子どもを産む・産まないを決めるのは権利だし、中絶する・しないを決めるのも権利だと思う。たとえ中絶したとしても、理由があってのことなはず。それが責められる世の中であってほしくないと思う(20代)・アフターピルがもっと身近なものになれば悲しい思いをしなくて済むと思う(40代)・友人が中絶を経験し心身ともにつらい思いをしていた姿を見ているので、病院でカウンセリングなどの精神的な面でのサポートもできるといいと感じた(30代)・パートナーシップに問題があったり、同意が無い状態で起こることが多いと感じているため、性教育や同意の大切さ、妊娠や出産の女性への心身への負担をもっと男女ともに知るべきだと思う(20代)性行為は相手とのコミュニケーションや関係性を築く上でお互いにとっての重要な要素です。そして、中絶をするために性行為をする人はいないでしょう。やむを得ない事情での妊娠や、自身の置かれている環境を深く考えた上で決定した選択は「人生において必要な選択」と受け止められる社会になって欲しいと思います。■経口中絶薬を「聞いたことはあるがよく知らない」は43%続いて、今年4月に承認された「経口中絶薬」について調査しました。経口中絶薬は内服薬を用いて行われる中絶方法で、2種類の薬を順番に服用する薬です。妊娠9週0日までが対象となっています。経口中絶薬を「知っている」と回答した人は34.2%、「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した人は43%でした。経口中絶薬を知っていると回答した人のうち、76.1%が正しい知識を持っており関心の高さがうかがえる結果となりましたが、中には「100%中絶できる」「1錠服用するだけで中絶することができる」「どこの病院でも産婦人科医から処方してもらうことができる」など誤解もあることがわかりました。最後に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに含まれる「子どもを産む・産まないを決める権利」について、どのように感じるか聞いたところ400件以上の回答がありました。その一部を紹介しています。◇「子どもを産む・産まないを決める権利」について、どのように感じる?・産むことに比べて産まない選択がマイナスイメージであると感じている。権利であるという意識がもう少し浸透するといいなと思う(40代)・私自身は子どもを産み育てたいという意思があまりないため、権利であってほしいと思う。それ以前に子どもが欲しい人達が、経済などの何らかの事情で諦めてしまう方が問題だと思う。子どもを産むことを決める権利があっても、実際にパートナーがいなかったり経済的に余裕がなかったりすると、実際子どもを産むのは難しい(20代)・女性が主体的に子どもを持つ・持たない生き方を決められるのは良いと思う。少子化は人数ばかり叫ばれているが今いる子に愛情をかけてあげる必要性も考えると養子や里親制度ももっとハードルが低くなって欲しいなと思う(30代)・その人、そのカップル、その夫婦が考え抜いて出した答えに正解も間違いもないと思う。誰もが意見なんてせずに背景を考え受け入れるべき(30代)・妊娠出産のために仕事を辞めたり休んだりすることでキャリアが止まるのは女性だけ。そんな友人たちをたくさん見てきた。「産む産まないの選択」というより「どう生きたいかの選択」。それを自分だけの意思で決められない仕組みには違和感しかない(30代)・子どもを産む・産まないを決める権利はあるべきだが、望まない妊娠を少なくするための対策も同時に必要(20代)・望まない妊娠や身体的な事情での中絶は認められるべきだと思う。ただ避妊に対する知識は全人類持っていて欲しい。妊娠というものが喜ばれるものであって欲しい(30代)■調査結果まとめ今回の調査により、今後妊娠を希望していない人が多くいることやその背景、そして中絶手術を経験している人の約半数が本人の意志とは別の要因や避妊時のトラブルによって妊娠したことなどが明らかになりました。また、1,337名ものスマルナユーザーから寄せられた想いや体験から、妊娠、中絶を経験した人が、その決断に際して苦悩する理由は多岐にわたり、その選択を容易に行えなかったことや自身の意向だけでなく身体的・精神的な健康、家族や周囲の人との関係性、社会的な要因などが深く関係していることがわかりました。リプロダクティブ・ヘルス/ライツという観点から「子どもを産む・産まない」は個人の権利であるという一方で、その選択に関する情報提供や支援体制の充実が社会的な課題として存在します。同社では、「今回の調査が、その社会課題の解決に向けた対策や支援策を導く一助になることを願います」とコメントしています。■調査概要調査対象:スマルナユーザー1,337名(女性)実施期間:2023/07/13~07/27調査方法:インターネット調査回答者年齢分布:10代(18~19歳) 2.6%、20代 42.5%、30代 38.6%、40代 15.1%、50代以上 1.2%回答者の低用量ピル服用率:55.3%(※1)(※2)参照:アフターピルファクトブック(エボル)
2023年09月29日ピルについて間違った知識を持っている方は多いと思います。学校や普段の生活でピルについて学ぶ機会がなかなかないのが、現状です……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。47歳、会社員Oさんの場合……ピルに対してずっと間違った考えを持っていました。私は高校生時代に先輩からピルは避妊目的で服用するためだけのものだと聞いたことがあり、それを真に受けていたわけです。ところが成人してから婦人科でピルの処方を頼んだ際に医師から、ピルの使用目的は「婦人科系の疾患を治療するためのお薬」だと教わりました。自分が無知ですごく恥ずかしかったです。大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?大人でもピルという名称を知っていても、その実態を知っている人はとても少ないと思います。ピルの使用目的や婦人科系の病についてなどが記載された冊子を薬局などに置いてあると、学べるのでありがたいなと思いました。(36歳/会社員)日常に適応した性教育を……ピルについての知識がなく、誤った認識をしていたエピソード。正しい知識を持つために、大人でも学べるようピルについてや婦人科系の病について記載された冊子を薬局などに置いてほしいと考えるOさん。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月27日生理痛が重くピルを使っていて、妊娠を希望するから使用を中止したら……生理がこない!?今回はそんな実体験を描く漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さん漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで』のワンシーンをご紹介します!※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。妊娠を望んでいて……結婚前、妊娠を望んでいたおかゆさんは、処方されていたピルの服用を止めます。すると、生理が3ヶ月も来なくなり、病院に向かい……。病院に行き……エコーしてもらうと……?排卵できていない……!?そして医師からは、「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」であると告げられてしまうのでした。この漫画に読者からは?「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)というのは初めてききました」(43歳)「来ない理由がショックな理由だったのでパニックになる気持ちわかります」(52歳/会社員)「私も忙しくて病院に行くまでになかなか時間がかかってしまったので、病院に行ってきちんと診断を受けて治療をしていく姿が参考になりました」(37歳/専業主婦)「生理のことはだいぶん知られるような時代になったけれど、排卵に関してはまだ知らない人が多そう」(42歳/自営業)などさまざまな声が寄せられました。生理が来ないのには理由がある一般的にピルの服用をやめると3ヶ月以内にもどるのが一般的です。ピルの服用をやめた時、3ヶ月以内に生理が来なかったり何か異変に気づいたら、必ずかかりつけの婦人科医に相談してくださいね。皆さんはこの漫画を、どう感じましたか?監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月23日シアンが運営するユアケア編集部が女性100人に向けて実施した、PMSが日常生活に及ぼす影響や対策についての調査の結果が発表されました。まず、PMSが日常生活に支障をきたしていると感じているか尋ねたところ、76%が「感じている」と回答。4人のうち3人は生理時のPMSによる腹痛や気分の落ち込みで悩まされていることが分かりました。PMSの具体的な症状についても聞いてみると、最も多かったのは「イライラ」で73人が回答。次いで、「頭痛」「下腹部痛」「不安・うつ」が続きますが、2番目に多かった「頭痛」の回答は50人以下にとどまっています。PMSに関して日常生活で対策しているか尋ねたところ、「している」の回答は59%でした。「したことがある」の18%を合わせると、77%がPMS対策の経験があるという結果となっています。また、PMS対策をしている・したことがある77人に対し、対策の満足度を聞いてみると、「非常に満足している」の回答はわずか3人でした。「満足している」「少し満足している」の回答数も合わせると45人で、対策の経験がある人のうち、58.44%が満足していることが分かりました。具体的なPMS対策の方法を尋ねると、「命の母ホワイト」が15人で最も多く、以下「低用量ピル」「漢方」「サプリ」が続きました。低用量ピルでのPMS対策については、25%が経験があることも分かりました。低用量ピルでのPMS対策をしている人は9人、したことがある人は16人という結果となっています。毎月やってくる生理。自分にはどんな対策が、PMSに効果があるかなどを知ることで、少しは快適に過ごせるのかもしれませんね。■調査概要調査方法:インターネットアンケート調査対象:低用量ピル利用者100名実施日:2023年8月調査実施主体:ユアケア編集部()調査会社:シアン(フォルサ)
2023年09月17日みなさんは「ピル」にどのような効果があるかご存知ですか?実は避妊以外にも、月経に伴う症状を緩和するために服用している方も。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「ピル飲んでるから避妊しなくていい?」をご紹介します。避妊のためじゃない……この漫画に読者は……『ピルとか生理について何も知らなかった彼氏に内膜症について説明したら常に体調心配してくれたりアラーム鳴った瞬間にピルとお水準備してくれるようになって本当にありがたい。』『私の場合、生理周期や精神状態が安定したから本当にピルは助かる』『ピル飲んでるって言うと「避妊のため」と思われること私もあります。周期合わせるために飲んでるのに勝手に避妊目的と思われるのは悲しいです』『男性だけでなく、女性も誤った認識している人いるから、授業に取り入れてほしい!』と、さまざまなコメントが寄せられました。この漫画にもあるように、ピルは避妊以外にも用途があります。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※実体験をもとに漫画化したものです※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※こちらの記事・漫画は男女の分断を助長するという意図はございません。あくまで一例として、それについて考えるきっかけ作りになればと思います。■作画:原ぱらこ(MOREDOOR編集部)
2023年08月13日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。劇的に痛みが改善されるも、今度は生理が止まらなくなってしまいました。新しいピルを服用し始め、元の体調に逆戻り。種類が変わると効果が“リセット”されることを学び……。効果に違いはあれど……ピルには感謝……ピルは生活の一部……人並程度の症状に……このように、さまざまなピルを服用して生理痛、PMS、副作用と戦ったぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。ピルを外出や旅行先などで忘れがちな場面ではどのように対策を?『飲み忘れ防止のため、毎日決まった時間にアラームを設定していました。外出や旅行先に忘れた際は、次の日飲み忘れに気づいた時に服用していました。』ピルの服用を続けている中で、なにか気になること、新たな不安などはありましたか?『これから妊娠を望むとなれば、ピルを飲み続けていたことは影響ないのだろうか……と今でも考えています。生理周期が2ヶ月に一度になっていた時期があったので、排卵周期もバラバラになりそうだな……と気になっています。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?『何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……!』ピルは妊娠に影響する……?完全にとは言わないものの、生理中の体調不良が気にならなくなったぴおっぷさん。今は「ピルを飲んでいることが妊娠に影響はないのだろうか」と気になっているそうですが、長期間ピルを服用していても、やめてから9割の人がだいたい3ヶ月くらいで生理・排卵が戻ってきますので、安心してくださいね。ピルのやめ時についてまずピルをやめる時は、必ずかかりつけの婦人科医にタイミングを相談しましょう。生理周期が安定するまでには約半年と言われています。ぴおっぷさんのように元々生理痛緩和の目的で服用していた人は、ピルをやめた後にその症状が強くでる場合もあります。そしてピルの服用と中止を繰り返すことは、血栓症のリスクを高めますので、ピルのやめ時は妊娠希望の有無や自分自身のピルの副作用の重さなどを考えて相談してみてくださいね。ピルのメリットデメリットを理解しよう『副作用がひどい』『避妊目的で飲むもの』等、マイナスイメージで嫌厭されがちなピル。しかしぴおっぷさんと同じように、重い生理痛やPMSで苦しむ方にとって、婦人科医に相談して自分に合った治療薬として考えるのもとても大切な1つの手段です。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月02日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。すると最初は吐き気などの副作用に苦しむものの、次第にPMSも生理痛も緩和され快適生活を送ります!ですが今度は生理が1ヶ月も止まらなくなってしまい、出血を止めるため新しいピルを“2種類”処方されるも、数週間後再び“異変”がおきて……?前のピルの効果はどこへ……?気が重い……地獄の日々に耐え……ピルの知識が増える……このように、さまざまなピルを服用して生理痛、PMS、副作用と戦ったぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。ピルの種類を変えると元の月経困難症のような症状が出ること、身の回りで似た経験をした人はいましたか?『自分の身の回りにはいなかったです。』ピルの副作用とPMSと生理痛がおさまるまで、数ヶ月…その間生活や仕事は?『副作用と生理痛が酷く、仕事はたまにお休みをいただいていました。休日は動けない日もありましたね。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?生理痛もピルの副作用も十人十色です。生理で悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMSについて理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……服用するピルを変えたことで再び副作用が発生するという事を身をもって経験したぴおっぷさん。辛い副作用の期間を乗り越え、数か月するとピルの効果を実感するようになっていきました。ピルの副作用は、インタビューでぴおっぷさんがおっしゃっていたように、ピルの種類によっても人によっても違うので、周りの人には相談しづらい悩みですよね。辛いときは心身ともに無理をせず、不安なことがあったらすぐに婦人科医へ相談できるといいですね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月30日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。快適生活を手に入れた矢先、体に異変が……。心配になったぴおっぷさんは婦人科へ行くことに……。新たなピルを処方……これで出血止まる……?早速、服用してみると……再び異変が……このように婦人科で処方されたピルを飲み始めて数ヶ月後、生理痛もPMSも副作用も緩和されたぴおっぷさん。でも今度は生理が止まらなくなり、別の2種類のピルを処方されることに。さまざまなピルを服用したぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました。若い頃、ピルについて教えて欲しかった知識はどんなことですか?『ピル=避妊薬のイメージがとても強かったので、そうではないと。月経困難症や子宮内膜症などの治療にも使用されているということを早めに知りたかったですね。』この時、ピルをきちんと飲めるか以外になにか不安はありましたか?『3種類あるピルの飲む順番を間違えないか不安でした。また、ピルの副作用が出ないかも心配でした。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……!そして、生理も十人十色です。生理で悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMSについて理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……生理痛が重いことやPMSがつらいことはなかなか人と比べないので自分では気づかない場合が多いですよね。出血が続き婦人科を受診したぴおっぷさんは新たなピルの服用を提案されます。インタビューの中でも、飲む順番等に不安を抱えていたことを教えてくださいました。ピルの服用方法については、自分の体調に直結することなので不安な方も多いでしょう。ピルの服用や自分の体調に少しでも疑問を感じた人はなるべく早めに医師に相談してみてくださいね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月27日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。ピルの効果を実感し、長年苦しんでいたPMSと生理痛が改善され喜んでいましたが……。平穏は長くは続かず……様子を見るも……婦人科に行くことに……医師からの提案……このように婦人科で処方されたピルを飲み始めて数ヶ月後、生理痛もPMSも副作用も緩和されたぴおっぷさん。でも今度は出血が1ヶ月以上も続いてしまう羽目に。そんなぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました!少量の出血が1ヶ月続いたとのことですが、どんな状態でしたか?『漫画では省略していますが、実は2週間程度で婦人科を受診していて、そのとき医師に「もう少し様子を見ましょう」と言われました。様子見をしていたら1ヶ月も続いたので流石に……と思って2度目の受診をしました。』少量の出血がずっと続いていた時、「今だったらこうしているのに」と思うことはありますか?『少量の出血については2週間程度で一度婦人科を受診しているので「早めの受診をしておいてよかったな」とは思います。何かおかしいと思ったら、早めの受診が大切です。』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?生理の症状やピルによる副作用は十人十色です。悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……ピル服用によって1か月の出血が続き、婦人科を受診したぴおっぷさん。その後、医師に「他のピルの服用」を勧められ、再び副作用との闘いが始まってしまいます。皆さんはピルの服用で辛い経験をしたことはありますか?少しでも体調に違和感を感じたら、ぴおっぷさんのようにすぐに婦人科へ足を運べると安心ですね。今回は『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります…
2023年07月24日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診し、ついにピルユーザーに。しかし最初は“PMS、生理痛、副作用のトリプルパンチ”に耐える日々でしたが、数ヶ月後……?その変化とは……最も大きな変化……効果を身をもって実感……このように婦人科で処方されたピルを飲み始めて数ヶ月後、生理痛もPMSも副作用も緩和されたぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました!この間に生理痛もPMSも全体的に改善されたということですか?『そうですね!ピルにより生理が2ヶ月に1度しか来なくなり、経血量も少なくなり、PMSの鬱な気分も生理中の腹痛も改善されました。しかし、それでもまだ生理前にお腹が緩くなることや眠気などはありましたが……。』引越しに伴い婦人科が変わったとのことですが、婦人科選びで重要だと思う点は?『当たり前ですが、悩みに真摯に向き合ってくれる婦人科ですね。今通っている婦人科の先生は、私の質問に対してとても詳しく説明してくれて安心できます。また、近い所がいいですね。今の婦人科は電車で5駅以上かかる所で、通うのが大変です……(笑)』ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは?『何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。また、先ほども言ったように、きちんと自分自身の悩みと向き合ってくれる婦人科を見つけることができれば安心して通うこともできます。ぜひ少しでも違和感を感じたら婦人科へ行ってみてください。』ピルのメリットデメリット皆さんは、ピルの副作用によって辛い経験をしたことはありますか?ピルは生理痛やPMSの緩和に有用ですが、ぴおっぷさんのように1か月ほど吐き気が続く人もいるなど、副作用も人それぞれ。服用してから少しでも体調に違和感がある方は、別の種類のピルに変えるなどもできます。はやめに婦人科へ相談に行ってみてくださいね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月21日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診することに……。採血を怖がるぴおっぷさんにピルの説明を始める看護師。複雑な投薬方法を集中して聞いていると……。説明が終わり……励ましの言葉が……ついにピルユーザーに……心が折れそう……このように婦人科で処方されてはじめてピルを飲み始めたぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました!最初の1ヶ月が生理痛とPMSと副作用があったとのことですが、生理はどのくらいで来ましたか?うろ覚えですが、1ヶ月半ほどで来たと思います。最初はまだピルの効果がなく、いつも通りの生理痛でしんどかったです……。副作用で特に辛かったのは?吐き気です。最初の1、2ヶ月は吐き気で体調を崩し、仕事も度々お休みしていました……。治療のためにピルを飲んでいるのに、自分は何をしているんだろうと思っていました(涙)同じような症状の方に、特に伝えたいことは?何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……!そして、生理も十人十色です。生理で悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMSについて理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……ピル服用の最初の1か月間は、PMS、生理痛、副作用のトリプルパンチで苦しんだぴおっぷさん。しかし、数か月経過すると、生理痛が軽減していることに気が付きました。みなさんは、ピル服用による副作用で辛い経験をしたことはありますか?生理痛が重いことやPMSがつらいことはなかなか人と比べないので自分では気づかない場合が多いです。もしぴおっぷさんのように生理痛がつらかったり、ピルの副作用がきつい場合は、無理せず婦人科医に相談してみましょうね。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月18日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。生理痛改善のため婦人科を受診することに……。緊張の採血……ピルの説明を受け……ちょっと混乱……いつの間にか採血終了……このように婦人科ではじめてピルについて詳細を知ったぴおっぷさんへ、当時の様子や感想をインタビューしました!はじめてピルの説明を聞いた時は、どのように感じましたか?最初は、服用の仕方が難しくてあまり理解できていなかったです(笑)看護師さんが「分からないとこがあったら電話してね」と言ってくださったので、分からないことは電話で聞いて、ピルのことを徐々に理解していきました。今思えば、ピルについて「もっとこれ教えといて欲しかったな…」と感じることは?副作用のことですね。副作用の症状も人それぞれですが、私の場合吐き気がとても酷く、想像していた倍はしんどかったです……。副作用が酷く、ピルの服用を断念したという方もいらっしゃるので、このはじめての説明の時に副作用のことをもう少し説明して欲しかったなという思いはあります。ぴおっぷさんのような症状の方に、特に伝えたいことは生理やピルによって起きる副作用は十人十色です。悩んでいる方の家族やパートナー、友達の方も生理やPMS、ピルの副作用について理解を深め、辛い時は寄り添ってあげてください。このお話では……勇気を出してついに婦人科へ足を運んだぴおっぷさん。最も恐れていた採血の際に看護師さんからピルについて説明をされることに。その後ぴおっぷさんはピルの副作用と闘いながらも、生理痛改善に向かっていきます。もし、同じように生理痛で悩まれている方は、ぜひ1人で我慢せずに、婦人科へ足を運んでみてくださいね。今回は、『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月15日生理痛やPMSはどれだけツライ……?今回は、そんな体験談を描いた『ピルユーザーになった話』の作者ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんにインタビューしました!【生理痛がひどすぎて救急車に!】生理痛が酷すぎて救急車で運ばれるほどの過呼吸になったぴおっぷさん。同じ事を繰り返さないため“月経困難症”について調べてみると……。母を思い出し……以前ピルを勧められ……当時はスルー……母に相談すると……このように生理痛による耐えられないほどの激痛が走ったぴおっぷさんは、月経困難症について調べるうちに婦人科への診察をすすめられます。MOREDOOR編集部では当時の心境などをインタビュー。なかなか人と比べることがない生理に関する話をお伝えします。母親が最初にピルを勧めてくれたのは何歳くらいの時でしたか?18歳くらいの時です。副作用で太るなどのピルに対しての偏見があり、処方まで至りませんでした。ピル=避妊薬という強い印象もあり、処方してもらうのが恥ずかしいという思いもありました。「太る、副作用強い」という当時のピルの印象は、どんなところからそう思っていましたか?「太る」に関しては、SNSで得た情報を鵜呑みにしていました。後に間違った情報と気がつきました。また、実際に母がピルの副作用で体調が悪くなり苦しんでいたのを見ていたので、あまりピルに対して良いイメージはありませんでした。読者へ伝えたいことは?何か少しでも生理に対して悩みがある方は、婦人科の受診をおすすめします。私のように極限まで生理痛を我慢して救急車で運ばれることがないように……。このお話では……月経困難症を調べていくうちにピルの存在を知ったぴおっぷさん。この後ピルを処方され、副作用との戦いを経てずっと安定した生活を送れるようになるのでした。ぴおっぷさんは、18歳の頃にも一度ピルを勧められるも、SNSの誤った情報を鵜呑みにしてしまい婦人科には行かなかったそうです。このように、生理や婦人科などはデリケートな話題なので、ネットで調べて1人で自己判断しがちですよね。ですが、誤った情報が広まっている場合もあります。もしぴおっぷさんのように生理やPMSで辛い思いをしていたら、ぜひ早めに婦人科へ相談してみてくださいね。何より婦人科は、そうした悩みに最も理解のある場所ですから。今回は『ピルユーザーになった話』の作者、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんのインタビューをご紹介しました!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月09日ピルを使うと、生理の時期をコントロールすることができますよね。でもその仕組みまでは知らない人も多いかも?クイズを通して、ピルや生理の仕組みについて学びましょう!早速クイズ!ヒント!正解は…【そもそも生理とはどういう仕組みで起こる?】生理は、女性の体内で卵巣が卵子を排出する際の過程で起こるものです。卵巣から排出された卵子が受精しなかった場合、子宮内膜が剥がれることにより、生理として出血が起こります。【低容量ピルってなに?】低容量ピルは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンを含む経口避妊薬の一種です。通常のピルよりもホルモンの量が少なくなっており、妊娠を避けるだけでなく、生理周期を調整する効果もあります。【どうやって生理周期をコントロールできるの?】低容量ピルを服用することで、女性ホルモンのバランスが整い、卵巣からの卵子の排出が抑制されます。生理予定日の5日前くらいから始めて、生理が来てほしくない期間に服用すると、「卵巣から卵子の排出がないので、生理が来ない」という仕組みです。これにより、生理周期を正確にコントロールすることができます。【低容量ピルをやめたら生理が戻るの?】低容量ピルを中止すると、通常は数日後〜4ヶ月程度で生理周期が戻ってきます。ただし、個人によって異なる場合もありますので、婦人科医の指示に従うことが重要です。【低容量ピルのメリットとデメリットは?】低容量ピルのメリットは、避妊効果だけでなく生理周期の調整や生理痛の軽減、PMSの軽減、ニキビの改善などがあります。一方、デメリットとしては、副作用や忘れるリスク、医師の処方が必要な点が挙げられます。【低容量ピルはどこでもらえるの?】低容量ピルは、婦人科医やクリニックで処方されます。オンラインでも入手可能です。このようにピルは役立つアイテムですが、デメリットもあります。旅行やイベント、試験などで生理周期のコントロールを考えている方は、早めに婦人科へ相談してくださいね!監修医ライター草案助産師:MellowingCokeめい(MOREDOOR編集部/イラスト:性教育いらすと)
2023年06月30日