スキンケアオタク・安本彩花も愛用中! 美容皮膚科医オススメ「ビタミンC」化粧品8つ
安本:よく聞く、ピュアビタミンCとビタミンC誘導体は何が違うのですか?
山田:どちらもビタミンCとして総称されることもありますが、ピュアビタミンCはビタミンCそのもののことで、一般的に、即効性は高いものの、還元作用があるため、酸化しやすいという弱点も。そんな弱点をカバーするために、ピュアビタミンCを元に化学的に修飾した物質がビタミンC誘導体です。この修飾によって、安定性や浸透性、効果の強弱を変化させることが可能になります。また、ビタミンC誘導体にもいくつか種類があり、水溶性、脂溶性、両親媒性などがあげられます。
安本:それぞれどんな作用があるのですか?
山田:水溶性は、肌へすっと浸透し、即効性があります。また、皮脂分泌抑制作用が強いので、ニキビ予防にも効果的。ただし、濃度が高いと刺激や乾燥を感じる場合も。脂溶性は、水溶性に比べ、ゆっくりと浸透するので、即効性には期待できませんが、肌の奥まで作用することが可能。
また、刺激が少ないため、乾燥肌や敏感肌でも使いやすいのが特徴です。両親媒性=APPSは、水溶性と脂溶性それぞれの性質を併せ持つバランスのいい成分です。その分、高価なことも。