症状が出ては消え、出ては消え…20代女性に急増中の「梅毒」とは?
あまり自分ごととして考える機会がない性感染症ですが、この数年、特に若い世代の女子に大流行中…。20代女性に急増中の梅毒ってどんな病気?
性感染症の「梅毒」が流行中。正しい知識を味方につけて。
1967年以降減少していた性感染症の梅毒。しかし一転、2011年からは増加傾向にあり、’19年から’20年にかけていったんは減少したものの、再び増加。昨年の報告件数は1万件を超えた。とくに女性は20代で突出して感染者が多いので注意が必要だ。
梅毒は、主にセックスやオーラルセックスなどにより、口や性器などの粘膜や皮膚から感染。
感染すると性器や口の中にしこり、手のひらや体中に発疹ができる。治療せず放置してしまうと、数年~数十年後には血管や神経の障害など全身に多様な症状をきたし、時には死に至ることも。ただ、コンドームを正しく使えば感染リスクを減らせるほか、早期治療で治癒できるので、必要以上に恐れず、適切な対応をとることが大切。
※2021年は、第1~52週2022年10月8日時点集計値(暫定値)、2022年は第1~44週2022年11月9日時点集計値の報告を対象。厚生労働省のホームページを元に作成。