生理前のイライラには、タンパク質+鉄&ビタミンB6を! 生理前後の悩み別、摂るべき栄養素
生理前後の食生活を見直せば、気持ちも体も軽くなる。ホルモンバランスの乱れと食生活には大きな関係が。必要な栄養素や食品を参考に、悩みと向き合うのもオススメ。
まずは鉄とカルシウムを積極的に摂る習慣を。
「薬とは異なり、食事は即効性があるわけではありません。ですが、食生活を見直し、必要な栄養素を摂取することで、体を“底上げ”することは可能です」と語るのは、管理栄養士の浅野まみこさん。
「特に、若い女性は鉄とカルシウムが慢性的に足りていません。ヘモグロビンの値は正常値でも、体内の貯蔵鉄が減少し、フェリチンの値が低下している“隠れ貧血”になっている人も多くいます。
『自分は貧血だ』と思って鉄を積極的に摂取するだけで、改善することはたくさんありますよ」
生理中は特に、鉄を多く含むレバーや赤身肉の他、大豆製品やタンパク質を意識して食べよう。
「体を温めることも大切なので、しょうがチューブを持ち歩いて外食時にスープなどに加えるのも。また、生理前に甘いものを食べたくなったら、タンパク質を摂ると満足感が上がり、爆発的な食欲を抑えられます。自炊をする時間がなくても、そういったことを知っておくだけで、不調とのつきあい方は変わるはずです」