日本人女性がかかる割合は9人に1人!? 乳がんの基礎知識を医師が解説
【クーパー靭帯】主にコラーゲンなどでできている膜状の組織。乳房内のほかの組織を埋めるように広がり、大胸筋などとともに乳房を支える役割。
【大胸筋】乳房の大部分がのっていて、乳房を支えている大きな筋肉。胸の土台である大胸筋を鍛えると胸の形や見た目のサイズにも影響する。
【問題2】乳がんは、日本人女性のおよそ20人に1人がかかっている。
部位別がん罹患数(女性)
乳房…97,142人、大腸…67,753人、肺…42,221人、胃…38,994人、子宮…29,136人
(5位まで。厚生労働省「全国がん登録 罹患数・率報告2019」より抜粋)
答え…×9人に1人がかかるといわれています。
「9人に1人」と聞くと、どれほど身近な病気かを実感できるのでは?上のグラフでも、女性がかかるがんの中で乳がんがもっとも多いのが見てとれる。
2019年の罹患数は9万7142人。世界的に増えているなか、日本での罹患数もこの20年ほどで倍増している。原因ははっきりとはわかっていないものの、ライフスタイルの変化や出産年齢の高齢化なども一因ではないかといわれている。
「間違いなく、日本人女性がもっともかかりやすいがんです。