朝はパン、昼は麺、慢性疲労… 「どんどん老化していく人」の特徴と対策
ということで、今週は老化を早める習慣を改め、美容の土台となる食薬習慣を紹介していきます。
今週は、老け顔の対策となる食薬習慣
夏本番の90%の紫外線量が降り注ぐ日もあるといわれている5月になりました。お肌の老化は、加齢によるものだけではなく、年々積み重なっていく紫外線による光老化によるものが大きいとされています。お肌の問題は、体の内側からと外側からのエイジングケアの両方が必ず必要となります。紫外線対策や保湿をしっかりとしているからOKと考えるのではなく、体の中から老化の原因となる糖化や酸化を防いでいくことも考えていかなければなりません。
漢方では若々しく健康でいるためには、加齢にともない失われる水分保持能力である『腎陰』を保持し、体の炎症により生じる『虚熱・実熱』を防いでいくことがよいと考えられています。そして、これらは睡眠不足や砂糖、小麦製品などの糖質過多、ストレス過多などによって状態を悪化させていきます。
まずは、紫外線対策とともに睡眠時間の確保をしつつ、甘いものやパンや麺などの小麦製品をなるべく控えるようにし、体の基礎を作っていくことがおすすめです。
とくに、『虚熱・実熱』を生じるときには、体の炎症を抑えるためにコルチゾールが副腎から分泌されます。