「糖尿病とは無縁」と思っている人も注意! 妊娠糖尿病のリスクとは
食事の際はまず野菜、次にタンパク質、炭水化物の順で食べるように指導します。間食も、甘いものはなるべく避けスティック野菜などに切り替えることも必要」
血糖値は出産後に自然と落ち着くそうだが、妊娠糖尿病を経験した女性はその後も糖尿病を発症するリスクが高いという。
「妊娠糖尿病を経験した女性のうち産後5年間で20%、10年間で30%の割合で糖尿病になったというデータがあります」
そのため妊娠糖尿病になった人は出産後も検査が推奨されているが、実際に検査を受けた人は3割ほどという調査結果も。
「産後は赤ちゃんの世話で忙しく、自分のことは後回しになりがち。でも妊娠糖尿病になったということは生活習慣病になりやすい体質ということ。それを妊娠によって発見できたと前向きに考え、産後も健康管理に注意して検診を続けていくことが大切です」
まだ妊娠していない人でも心がけてほしい対策としては、
「妊娠前から定期的に検診を受けましょう。そしてバランスのよい食事を摂り、ストレスをためないなど心身のケアを心掛けたいですね」
妊娠糖尿病はどんな人がなるの?
誰でもなる可能性はある!
「なりやすい人の特徴は、肥満、前回の妊娠で妊娠糖尿病だった人。