2016年9月14日 13:15
タンポンの長時間使用や出し忘れに注意! "トキシックショック"の症状と対策
まれにしか起こらない病気とはいえ、発症すると、重とくな症状が出る場合もあれば、時には死に至ることも。タンポンを使う女性は特に注意が必要です。
○虫さされから起こる場合もある!?
タンポンを使用している女性が発症する例が多いことから、別名「タンポンショック」とも呼ばれるTSSですが、実は、タンポンを使っている女性だけがなるわけではありません。例えば、火傷(やけど)や虫さされ、外科手術などがきっかけとなって、男性や子どもなど、誰でもなる可能性があります。ただ、TSSを引き起こす毒素に対する抗体は年齢とともに増加するため、年齢が若いほどリスクが高いといえるでしょう。
○タンポンは定期的に交換し、ナプキンと併用を
TSSを予防するには、タンポンの説明書に記載されている使用時間を守り、定期的に交換することが何より重要です。使用時間の限度は商品や経血量によっても異なりますが、長くても8時間に1度は必ず交換を。くれぐれも入れっぱなしにして忘れることのないようにしてください。
加えて、タンポンを使う前には、必ず手を洗いましょう。なお生理中は、ずっとタンポンを使うのではなく、自宅で過ごすときや寝るときなどにはナプキンも使うようにすると、TSSの発症リスクを下げることができます。