川沿いのベンチで目を閉じ、肺に含んだ空気は尖ったガラスのように冷えていた。その夜から私はスタンダードを追い求めるのをやめた。
ちっとも共存できそうにないふたつの要素がぶつかり合う混乱に乗じて、ついでに自分の中に明るい亀裂を作りたいとき、私は今でもエンジェルに頼る。持っているたったひとつのリソースを接着して何とか塗り固めようとしている、その両腕を引っ張られ、胸に一筋の亀裂が入る。流星の尾のような裂け目に新しいものを詰め込めるだけ詰め込んだら、得体の知れない天使がはっとするほど熱い手で頬を包んでくれる。
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