止まった人生を動かしたメイクレッスン。美の余白は無限に続くのだ
このマイナスをどうにかしたい。そんなことを思いながら久しぶりにしっかりメイクをしてみたところ、悲しいことに、メイクの知識が「大学デビューしたくて一瞬メイクにハマった90年代末」で止まっていた。
わたしは中高生の頃に空前のコギャルブームが来た世代。当時のメイクと言えば、とにかくアイメイク。みんな眼力の強調に命をかけており、目の周りが黒かったりバサバサしたりしていたものだ。しかし、それを現代のアラフォーがやると、当たり前だがなんかおかしい。顔が古い、とでも言えばいいのか。とにかくコレジャナイ感がすごい。
■わたしの場合、きっかけはメイクレッスン
眼力を強調するにしても、今はもっと違うやり方があるのではないか?というか、ベースメイクからして時代遅れな可能性があるぞ?そう思ったわたしは、美容雑誌を読み込むのでも、デパコスのカウンターを訪れるのでもなく、メイクレッスンに行くことを選んだ。メイクに関するアップデートができていなさすぎて、自分ひとりでどうにかするのは無理だと思ったのだ。多少お金がかかっても、プロに頼りたかった。
あとはその当時ちょうど『40歳までにオシャレになりたい!』という本を作っていて、コンサバファッションを猛勉強しているところだったので、そこにメイクのことをプラスできたらうれしいと思ったことも、メイクレッスンへの意欲を高めた。