が欠かせません。
■外反母趾だから幅の広い靴を選ぶ。これって正解?
「私は外反母趾だからゆったりした幅広靴を履いているんです」「靴屋さんでも、3E(幅広靴)を勧められました」
これらは本当によく聞く言葉です。
靴に足が当たらないことで、問題が解決するのでしょうか?さまざまな女性の足を見てきた私の経験上、むしろ悪化することのほうが多いです。
横幅の広い靴を選ぶことで、足はどんどん横に広がっていきます。
扇状に広がった足は、次の段階で足指が内側に曲がって、外反母趾や内反小趾(小指側が内側に曲がる状態)を引き起こします。加えて、大きい靴の中で足は横揺れをし、常に地震を起こしているような状態に。
これでは、 足の痛みは治りません。
まずは、小さすぎず、大きすぎない靴を選ぶことが大切です。
自分の足にぴったり合う靴を選ぶには、正しい足長だけでなく足囲(幅)も測り、縦も横も合わせていく必要があります。
眼鏡を買うときに眼科で処方箋をもらうように、 靴を買うときも自分の感覚で選ばず、「足の実寸を数値で知ること」で、足のトラブルに繋がる靴選びを卒業しましょう。
次回は、「外反母趾とおしゃれ靴」をテーマにコラムをお届けします。
2017年8月31日公開
2019年6月14日更新