2014年5月27日 06:00|ウーマンエキサイト

外見からはわからないハンディキャップにも優しくできたらいいね!


外見からはわからないハンディキャップにも優しくできたらいいね!

自閉症のみならず、外見からはわからないけれど、周囲の理解を必要とする病気や障害、症状はたくさんあると思います。難病の初期もそうですし、たとえば、ハンディキャップでなくても妊娠初期、不妊治療中なども。「おなかに赤ちゃんがいます」というマタニティマークをつけていて殴られたり蹴られたりした、というニュースを知って愕然としました。シルバーシートの前にいる時だけ着用、と指導する産婦人科もあるそうです。おなかが大きくなくても大きくても、赤ちゃん連れの人に対しても、笑顔を向けられるといいですね。

三浦春馬さんの熱演が話題になったテレビドラマ「僕のいた時間」で描かれたALS(筋委縮性側索硬化症)への認知度は、上っているでしょうか。三浦さんも読んだというALS患者、藤田ヒロこと藤田正裕さんの著書「99%ありがとう ALSにも奪えないもの」(ポプラ社)は感動的ですが、4年前、30歳で発病してから車椅子になるまでの期間、周囲が難病とわかるまでは、別の意味で大変だったろうと思います。そういう人に対して、サボッている、なまけている、という視線を向けてしまう状況って必ずあると思うから。


目が見えなくて白い杖をついている人が、杖を手で持ち上げたらSOSの合図。周囲にいる人は声をかけてあげてほしいです。そんなことも実は知りませんでした。知らないことがいっぱいあります。知ることで変われることはたくさんあるけれど、でも、重要なのは知識ではないと思うのです。

ちょっとした気遣いや周囲への視線の向け方、感じ方ではないでしょうか? だから逆に、ハンディキャップのある人の独特の動きを見ないふりしたり、知らんぷりしてあげたりすることのほうが優しい場合もあるかもしれませんね。

もちろん自分が疲れていたら、電車で席を譲らなくていいと思うんです。無理して犠牲的になる必要はないし、かといって、お節介になりたくないし、エラそうなこと言いたくないし、何にでも首を突っ込むのがいいわけではないでしょう。
でも、世の中が世知辛い、人が冷たくなった、と言われる昨今、周囲の理解を必要としている人たちがいるのなら、せめて、あたたかい視線を持てる自分になれるといいなあ、と思います。

世界自閉症啓発デー公式HP
藤田ヒロのブログ

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