老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)
■特徴:いわゆる「日焼けによるシミ」で、長年紫外線対策を怠ってきた30代以降の方に多いのがこのシミです。老人性といっても10代から出始める人もいます。若いころから日焼けをしてきた人ほどできやすい傾向があります。おでこや頬など紫外線を受けやすい部位に多く見られ、段々と色が濃くなっていきます。
■対処方法:初期の薄い段階であれば、美白化粧品が有効です。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
■特徴:皮脂分泌が盛んな顔や頭に多くでき、老人性色素斑が何年も経つうちに盛り上がってくることもあるようです。その状態のシミを脂漏性角化症といいます。このシミは表面が平らではなく少しデコボコしてイボのようになっているのが特徴です。手の甲などにも出来ることが多いようです。
■対処方法:美白化粧品は、ほとんど効きません。一般的な改善方法は、レーザーによる除去です。
雀卵斑(じゃくらんはん)
■特徴:一般的にソバカスといわれているシミです。小さく茶色いシミが鼻や鼻の周りに点々とできるのが特徴で、ほとんどが遺伝的なものです。
色白の人に多く、両親どちらかにソバカスのある人は、10歳ごろから思春期にかけてできてきます。