首の後ろには「後頭下筋群」という大後頭骨筋、小後頭骨筋、上頭斜筋、下頭斜筋という筋肉のグループがありますが、これらは目の動きにも関与しています。そのため目を酷使すると、後頭下筋群の緊張も強くなり、その結果肩こりを起こすと言われています。
出典:byBirth肩こり解消に効く5つのストレッチ
それでは肩こり解消に有効なストレッチをご紹介しましょう。
肩こりは僧帽筋や肩甲挙筋、後頭下筋群など首まわりの筋肉の過度な緊張が、痛みやこわばりとなって現れた状態です。そのためまずはこれらの筋肉へのストレッチが必要となります。
しかしこれだけではまだ不十分と言えます!なぜなら肩こりをもたらす猫背の姿勢がリセットされていないからです。
猫背の姿勢は、大・小胸筋が短縮し肩甲骨が外に開いた状態です。そこで大・小胸筋へのストレッチも合わせて行うようにします。
そして肩周りの血流を促進させるために、「肩回しストレッチ」を行います。
(1)僧帽筋上部線維への静的ストレッチ
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片手を後頭部に添えて、もう一方の腕はだらんと下ろすことで肩を下げます(写真赤矢印参照)。後頭部に添えた手で頭を下ろした腕と反対の方向に倒し、更に頭を前に倒すことで首の付け根にある僧帽筋上部線維がストレッチされます。