使わない表情筋は弾力の低下、皮下脂肪の肥大化、筋肉の質の低下につながり、結果としてたるみの原因になってしまいます。なので、意識的に表情筋を動かすことが大切なんです。意識して笑ったりして、表情筋を動かすことで、お顔のたるみ防止の効果があります。
4.免疫力の強化
笑顔でいることや笑うことは、免疫力を強化することにつながります。人間の体は、毎日絶えずさまざまな種類のウイルスや細菌が侵入しています。それなのに、そう簡単に病気をにかかることがないのは、免疫の働きによるおかげです。
笑顔にはNK細胞やB細胞が活性化するのを促進する効果があります。NK細胞やB細胞とは、人間の体の中にある免疫細胞として代表的なもので、NK(ナチュラルキラー)細胞と、B(ボーン)細胞と呼ばれています。
NK細胞は、体に侵入してきたウイルスや細菌を攻撃し殺す働きを持ち、B細胞は骨髄内部にて作り出され、細菌やウイルスに対する抗体を作り出す働きを持っています。
笑顔や笑いには、体内の免疫システムをコントロールする脳の部位である間脳に興奮刺激を伝えることができます。すると間脳は刺激が引き金となり、神経ペプチドという物質を分泌し、全身に存在するNK細胞の表面に付着して活性化させるのです。