2018年8月9日 16:00
骨粗しょう症を防ぎ“死ぬまで歩く”ための50歳からの4習慣
「症状の進行を止める薬物治療がメインとなります。たとえば、骨吸収を抑制するビスホスホネート製剤には、毎日服用するもの、月イチでよいもの、年に1度約15分の点滴で効果があるものなど、いくつか種類があります」(矢吹先生)
とはいえ、つえやシルバーカー(高齢者用の押し車)が必要になる生活は少しでも遅らせたいもの。
「50歳からでも間に合います。毎日の食事や運動など、これまでの生活スタイルを改善して、骨粗しょう症を予防しましょう」(矢吹先生)
そこで、矢吹先生と管理栄養士のコーゲヨーコさんに、具体的な4つの対策を教えてもらった。
【対策1】運動
「刺激を加えると骨形成が促進されます。手軽なところではウォーキングが効果的。背筋をまっすぐにして、おなかに力を入れてテンポよく歩きましょう」(矢吹先生)
“1日8,000歩”など明確な目標を立てたほうが続けられる。
「ストレッチにジョギング、ダンス。
これらはジムでレッスンを受けてもいいでしょう。ただ水泳は、心肺機能や筋力を高めるにはよいのですが、浮力により骨への刺激が軽減されるため、骨粗しょう症対策には向いていません」(矢吹先生)
【対策2】食事
「骨といえばカルシウム。