2019年1月19日 16:00
薬の処方にかかる意外なお金、調剤明細書で自分の負担知ろう
43日以上は一律660円)。
【区分:薬学管理料/項目名:薬剤服用歴管理指導料(手帳なし)】
毎回おくすり手帳を持たずに薬局に行き「大丈夫です。次は持参してください」と、薬剤師に言われた経験がある人も多いだろう。
「『大丈夫』というのは、持参しなくても処方はできますという意味。調剤明細書に『手帳なし』と書かれ、40円が請求されています」
【区分:薬学管理料/項目名:かかりつけ薬剤師指導料】
かかりつけ薬剤師を指名すると最大100円高くなる。
【区分:薬学管理料/項目名:重複投薬・相互作用等防止加算】
自分の手元に残っている薬を申告して、薬剤師が医師に照会して処方が変更になると90円高くなる。
親切に思えるサービスも、それぞれ負担額が上乗せされているのだ。
おくすり手帳を持たずに、ジェネリック薬を多く扱う「調剤基本料1」の薬局で、かかりつけ薬剤師を指名して、1カ月以上分の薬を1包化してもらい……などの加算が重なると、1回の支払いで1,000円近くの差が出ることも!
「けっして薬局が悪徳というわけではなく、薬剤師が専門性を発揮して医師の処方ミスを防いだり、患者の薬歴管理をして副作用等を防ぐため厚労省が定めたものです。