2019年4月25日 16:00
歯を抜きたがる医師にご用心!危ない歯科医には共通点が
斎藤氏が解説してくれた。
冒頭のとおり、まず斎藤氏が憤るのは「がん化する」などと言い、むやみに脅かすケース。
「常識ではありえない話ですが、患者さんの口の中をマイクロスコープなどで鮮明に見せ、『こんなに汚い!』と脅かし、怖がらせる医師は1人や2人ではありません。北海道や九州から私のところに駆け込んできた患者さんが、まさにこうした脅かしを受けていました」
その意図は、抜歯をすすめるため。では、なぜ歯科医は抜きたがるのか。
「第1に、現在の歯科の医療保険制度に問題があります。歯を温存する治療より、抜歯という外科的処置を施すほうが、診療報酬点数がより高く設定されており、歯科医の利益につながるのです」
また同様の理由で、問題なくかめている親知らずも「抜くのが常識」と、頭ごなしに抜歯をすすめるケースもあるという。
「親知らずだからといって、イコール不要な歯ではありません。
使える歯をむやみに抜きたがる歯科医は、患者さんより自分の利益を優先しているのです」
保険で「よい義歯は作れません」と言い切る歯科医も要注意だ。
「保険診療で作るプラスチックの義歯は、腕のよい技工士であれば良質なモノができます。