胃がんはバリウムより胃カメラ、がんの早期発見で知るべきこと
そう話す中川医師。それでも見つかる確率は、最大で8割という。
「子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因。海外では主流になっている、HPVに感染しているかどうかをチェックする検査も、検診とあわせて行うといいでしょう」(中川医師)
どうやら“見落とし”も多い、がん検診。とはいえ、「受診しないのは間違いです」と中川医師。
「がん検診はそもそも“受診者個人のがんと向き合い、死亡リスクを下げる”ためのものではなく、“国民全体のがん死亡率の減少”が目的。でも、だからこそ公的な補助があるわけで、受けなければ損だと思います。そのうえで、自分の家系に多いがんや、生活習慣病の既往歴など、抱えているリスクに応じて、自己負担での検査も受けることが重要です」(中川医師)
検診に頼りきらず、“自分に合った”がん対策を始めよう!