2019年8月23日 11:00
専門医警告「70以上は要注意!脈拍の速さは突然死のサイン」
じつは脈拍が速いことも突然死の大きなリスクなのだ。
小さい動物は脈拍数が多く寿命が短い。大きい動物は脈拍数が少なく寿命が長い。たとえば、1分間に600〜700回の脈を打つハツカネズミの寿命は1.5〜2年。ゾウの脈拍は1分間に20回程度で、寿命は50〜70年だとか。
これが人間にあてはまるとすると、脈が速い人は短命、遅い人は長寿ということになる。これを「大迫研究」は裏付けた結果だ。
なぜ脈拍が速いと、命に直結する脳卒中や心筋梗塞になりやすいのか?
「心臓をポンプ、血管をゴムホースにたとえましょう。
脈拍が速いと、ゴムホースが膨らんだり縮んだりする回数が増えるため、ゴムホースが傷みやすくなるんです」
ずっと脈拍が速い状態が続くと血管が傷つき、動脈硬化を起こす。これによって血管が狭くなり、詰まりやすくなる。
「さらに、ストレスなどで自律神経のバランスが乱れていると、起床時の血圧は高くなりやすい。こうした体の不調はホルモンの分泌にも影響し、血栓ができやすくなります。これも脳卒中や心筋梗塞の原因になります」
これほど重要な脈拍だが、あなたは自分の正確な脈拍数をご存じだろうか?
「家庭用の血圧計があれば、血圧と同時に測定できます。