ビューティ情報『50歳以上だと60%以上が該当…「下肢静脈瘤」の恐ろしさ』

2019年10月14日 11:00

50歳以上だと60%以上が該当…「下肢静脈瘤」の恐ろしさ

心臓から足に向かって血液を送る動脈に対し、老廃物を含んだ血液を足から心臓に向かって押し上げるのが静脈だ。静脈は重力に逆らって血液を戻すために、血管内の弁が、血液が逆流しないように働いている。

ところが、なんらかの理由でこの弁の機能が弱まると、血液が逆流して足にたまり、足がむくんだり、だるくなる。その状態が長い間続くと足の静脈は徐々に太くなり、曲がりくねったり、こぶ状にふくらんで下肢静脈瘤となる。典型的な症状は、足がむくむ、重だるく感じる、かゆみ、ほてる、就寝中のこむらがえりなど。これらの症状が長時間の立ち仕事の後や午後から夕方にかけて出る。

「クモの巣状の場合、見た目が悪いだけで症状が出ませんが、伏在型静脈瘤は、不快感を伴う症状が出ることが多く、徐々に進行します。進行すると、色素沈着、湿疹、脂肪皮膚硬化症といった皮膚や脂肪の炎症が足に起こります。
これらはうっ滞性(血流が静脈内で滞っている状態)皮膚炎と呼ばれています。さらに進行すると、皮膚が壊死して穴が開く潰瘍が起こることもあります」

うっ滞性皮膚炎へ進行するのは、血管がボコボコと出る伏在型静脈瘤に多く、こうなると根本的な治療が必要になるという。

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